JPH0798986B2 - 高周波スイッチング回路用Co基非晶質磁性合金 - Google Patents

高周波スイッチング回路用Co基非晶質磁性合金

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JPH0798986B2
JPH0798986B2 JP5093788A JP9378893A JPH0798986B2 JP H0798986 B2 JPH0798986 B2 JP H0798986B2 JP 5093788 A JP5093788 A JP 5093788A JP 9378893 A JP9378893 A JP 9378893A JP H0798986 B2 JPH0798986 B2 JP H0798986B2
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alloy
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▲迪▼雄 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可飽和リアクタを用い
た磁気増幅器を具備する電圧共振形等の高周波スイッチ
ング回路に用いられる非晶質磁性合金に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子計算機の周辺機器や
一般通信機用の安定化電源は仕様として小電圧、大電流
を要求するが、近年このような用途に小形、軽量、高効
率という利点を持つスイッチング式電源が多く使われて
いる。電圧あるいは電流共振波形を用いたスイッチング
電源はトランジスタやサイリスタ等の主スイッチング素
子のスイッチング効率が良く、且つ低雑音で動作する等
の長所がある。しかし、共振波形を保持しながら制御で
きる出力電力の範囲が狭い等の欠点もある。従来共振波
形を利用したスイッチング回路の代表的なものとして、
特にシングルエンデイドスイッチング回路では準E級ス
イッチング回路がある。これは外部回路を工夫してスイ
ッチング素子の端子電圧波形が共振の弧を描くようにし
たものでその場合、スイッチング周期、導通幅および外
部回路定数を所定の条件に設定する必要がある。この電
圧共振波形を利用した準E級スイッチング回路の電力変
換効率は動作周波数100KHzで90%以上得られ
る。
【0003】一方、ハーフブリッジスイッチング回路で
はスイッチ素子を流れる電流波形が共振の弧を描くよう
に周辺回路を工夫してある。この電流の共振波形を利用
するスイッチング回路はスイッチ素子がサイリスタの場
合強制転流回路が省略でき有効である。しかしながら、
上述の共振形スイッチング回路において、共振周波数は
外部回路の素子値の組合せで決まる。このため、共振波
形を利用したスイッチング回路を安定化電源や電力増幅
器に応用した場合出力電力の制御をするのが複雑にな
る。例えば、通常のフォワード形スイッチ回路では単に
スイッチングの導通幅を変えるだけで容易に電力制御で
きるのに対し、共振波形を利用したスイッチ回路では導
通幅を変えると同時にスイッチング周期も所定の関係で
変えなければ共振波形を保ちながら電力制御はできな
い。即ち、出力電力を増大するために導通幅を広げると
共振の弧の軸は一定なので、結果的にスイッチング周期
も長くする必要がある。したがって、その制御構成も複
雑となる。また、たとえその複雑な制御回路を作って出
力電力の制御ができても可変範囲が狭く、安定化電源や
電力増幅器を構成するには不十分である。
【0004】上記欠点を解決する一つの方法として、出
力回路には電圧制御形の磁気増幅器を用いる方式があ
る。この磁気増幅器を構成する主要部は可飽和リアクタ
であり、可飽和リアクタの鉄心の磁気に関するヒステリ
シス曲線の角形性が磁気増幅器の性質を左右することは
言うまでもない、磁気増幅器を正しく動作させるために
は通常直流における角形比90数%のものを用いる。し
かし、従来の如く角形比が85〜95%程度のパーマロ
イ等をそのまま100KHz程度の高周波スイッチ回路
に適用すると、うず電流損失により発熱を生じ磁気増幅
器の機能を損うことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
み、可飽和リアクタを用い高周波でも高効率で安定に動
作する磁気増幅器を備え、高周波領域での良好なスイッ
チング特性を有する高周波スイッチング回路用Co基非
晶質磁性合金を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、可飽
和リアクタを用いた磁気増幅器を具備する高周波スイッ
チング回路用Co基非晶質磁性合金において、原子%で (Co1-a-b-c Fea Nib c 1-d d 0.04≦a≦0.15 0≦b≦0.10 0.005 ≦c≦0.10 0.15≦d≦0.30 Mは、Nb、Cr、Mo、V、Ta、Ti、Zr、Wか
ら選ばれる少なくとも一種の元素 Xは、BまたはB+Si ただしSiを含有する場合のSi量は25原子%以下で
示され、かつ20〜100KHzで磁気ヒステリシス曲
線のBr /B10が85%以上、保磁力Hc が0.35Oe以
下の特性を有することを特徴とする高周波スイッチング
回路用Co基非晶質磁性合金である。
【0007】本発明は非晶質合金の高周波特性を見出し
たことを基本とするものである。すなわち低周波領域で
は、他の材料に比べ優れていることはなくとも、高周波
領域では格段に優れた磁気特性を示すことを見出し、そ
の非晶質合金をスイッチング回路に適用し、スイッチン
グ周波数の高周波化、電源効率の向上などの効果を実現
したのが本発明である。以下に本発明に用いる非晶質合
金の組成限定理由を詳細に説明する。本発明に用いる非
晶質磁性合金は前記の如く、 (Co1-a-b-c Fea Nib c 1-d d 0.04≦a≦0.15 0≦b≦0.10 0.005 ≦c=0.10 0.15≦d≦0.30 Mは、Nb、Cr、Mo、V、Ta、Ti、Zr、Wか
ら選ばれる少なくとも一種の元素 Xは、BまたはB+Si ただしSiを含有する場合のSi量は25原子%以下で
示され、かつ20〜100KHzで磁気ヒステリシス曲
線のBr /B10が85%以上、保磁力Hc が0.35Oe以
下の特性を有するCo基非晶質磁性合金である。
【0008】磁気特性に直流特性と交流特性(高周波特
性)があることは周知のことであり、非晶質磁性合金の
角型比の向上に磁場中熱処理が有効であることは知られ
ていたが、これは直流特性に関してであり、磁場中熱処
理により高角型比を実現した非晶質磁性合金の高周波領
域における磁気特性は、角型比こそ高いもののヒステリ
シスループが歪み、かつ保磁力が大きくなるため、損失
が大きく到底実用には耐えられるものではない。この傾
向は特にFe基非晶質磁性合金の場合に顕著である。本
願発明者らは磁場中熱処理なしで交流特性、特に高周波
領域での磁気特性の向上を実現できないかと研究をすす
めた。その結果、Co基非晶質磁性合金において熱処理
時に磁場を印加しないと、直流特性こそ磁場中熱処理に
比較して劣るものの高周波領域ではその特性が逆転し、
非常に良好な磁気特性、すなわち高角型性及び低保磁力
を実現できることを見出したのである。
【0009】Feは高角型性及び低保磁力を達成するの
に必須の元素であり、その含有量aは0.04≦a≦0.15の
範囲に限定する。a<0.04ではFe添加の効果が表われ
ず、a>0.15ではかえって角型性及び保磁力特性が低下
してしまう。
【0010】Niの少量の添加は、キュリー点の調整、
磁気特性の向上に有効であるが、余り過剰の添加は飽和
磁束密度の低下、キュリー点の低下などの不具合を生じ
るおそれがあるため、Ni含有量bはb≦0.10とする。
【0011】Nb、Cr、Mo、V、Ta、Ti、Z
r、Wから選ばれる少なくとも一種の元素であるMは高
周波領域における低保磁力化などの磁気特性向上に有効
な元素であり、高角型性及び低保磁力を製造性良く実現
するために必須の元素である。その含有量cは0.005 ≦
c≦0.10とする。余り少ないとM元素添加効果が表われ
難く、過剰な添加はかえって高周波領域の保磁力増加、
角形比の低下などの高周波領域における磁気特性を低下
し、更には脆くなって取り扱い難くなってしまうためこ
の範囲とする。
【0012】次にX(BまたはB+Si)であるが、こ
れは非晶質合金を得るために必要な元素である。この含
有量dは0.15≦d≦0.30とする。この範囲外では非晶質
化が困難となるばかりか高周波領域における磁気特性の
向上の効果を得ることが困難である。またSiの過剰添
加は磁気特性の低下を招くため全体の25原子%以下と
する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0014】図1において、11は直流電源であり、こ
の電源11の正極はスイッチング素子例えばトランジス
タ12のコレクタに接続される、このトランジスタ12
のベースには所定周期、所定導通幅のスイッチングパル
スPが供給され、これにより周期的に開閉作動される。
このトランジスタ12のエミッタは変成器13の一次巻
線131 を介して前記電源11の負極端に接続される。
この変成器13の一次巻線131 には共振用コンデンサ
14が並列接続され、前記トランジスタ12のコレク
タ、エミッタ間にはダンパダイオード15が図示極性で
接続される。これらトランジスタ12、変成器13、共
振用コンデンサ14、ダンパダイオード15はシングル
エンデイドスイッチング回路16を構成している。
【0015】一方、前記変成器13の二次巻線132
132 (一次巻線と二次巻線との巻線比はn:1)の一
端部にはコイル133 を介して可飽和リアクタ17の一
端が接続され、このリアクタ17の他端は環流ダイオー
ド18のカソードに接続される。このダイオード18の
アノードは可変抵抗19を介して前記二次巻線132
他端部に接続される。これら二次巻線132 、コイル1
3 、可飽和リアクタ17、環流ダイオード12、可変
抵抗19はレミー形と称される電圧制御磁気増幅器20
を構成している。
【0016】また、前記可飽和リアクタ17の他端部に
は整流ダイオード21のアノードが接続され、このダイ
オード21のカソードは負荷22を介して前記変成器1
3の二次巻線132 の他端部に接続される。この負荷2
2には平滑用コンデンサ23が並列接続され、このコン
デンサ23とダイオード21によって平滑回路24を構
成している。
【0017】尚、シングルエンデイドスイッチング回路
16はトランジスタ12の両端にかかる電圧が正弦波の
弧になるような動作をするようにトランジスタ12のス
イッチング周期および導通幅、共振用コンデン14の容
量値、変成器12の励磁インダクタンス等の値が相互に
定められている。さらに、磁気増幅器20は自己帰還が
かかるように変成器13の二次側の正負の出力電圧に対
応させて可飽和リアクタ17のアンペア・ターンが設定
されている。
【0018】上記構成において、仮に、磁気増幅器20
を除去し、変成器3の二次側を直接整流平滑回路24に
接続すると、シングルエンデイドスイッチング回路16
の二次側、つまり変成器13の二次側に誘起され、平滑
回路24に印加される電圧波形は、図2bに点線で示す
ようになることが知られている。即ち、トランジスタ1
2が時刻t=0において導通されると、入力直流電源1
1から変成器13の励磁インダクタンスL1 と洩れイン
ダクタンスL2 (図3参照)との並列合成インダクタン
スに電流が供給される。このとき、上記合成インダクタ
ンスに流れる電流は、図2aに点線で示すように直接的
に増加する。そして、所定時間経過後、時刻t=ton
でトランジスタ12が急激に非導通になると、上記の合
成インダクタンスに流れていた電流は慣性を持っている
ため、そのまま共振用コンデンサ14に流れ込む。しか
し、この流れ込む方向は入力直流11に対し負方向にな
るため、充電が進めば共振用コンデンサ14の端子電圧
は入力直流電源11の電圧+Einの値から徐々に減少
してやがて負となり、負の最大値を経て再び+Einに
戻ってくる。この様子を変成器13の二次側電圧波形と
して示したのが図2bの点線である。この共振用コンデ
ンサ14の端子電圧波形の変化の特徴は、正電位の時と
負電位の時との面積(電圧×時間)の比が0.5 〜2と比
較的少ないことである。
【0019】以上の点を念頭において、図1の動作を説
明する。なお図2bの実線は磁気増幅器に印加される電
圧を示し、図2cは平滑回路に入力される磁気増幅器2
0の出力電圧(E´out )を示している。先ず、トラン
ジスタ12が導通になった時、変成器13の極性を考え
ると整流ダイオード21も導通になる。そして、定常状
態になると平滑用コンデンサ23と負荷22との並列回
路は一つの電池と等価になる。これらのことから図1の
等価回路は図3aに示すようになる。尚、Tは理想変成
器であり、30は前記等価的な電池である。この場合、
トランジスタ12の導通初期において、可飽和リアクタ
17は飽和しないため、このインピーダンスは非常に高
い。したがって、入力直流電源11から流れ出す電流は
ほとんど変成器13の励磁インダクタンスL1 にだけ流
れる。この様子を示したのが図2aに示す実線のt=0
〜tc の期間である。その後、可飽和リアクタ17が飽
和すると、そのインピーダンスはほとんど零になるた
め、図1の等価回路は図3bに示すようになる。この図
3bの状態においては、入力直流電源11から洩れイン
ダクタンスL2 を経由して電池30に流れ込む電流が急
激に励磁インダクタンスL1 に加えられるため、入力直
流電源11から流れ出る電流の傾斜は大きくなる。この
様子を示したのが図2aに示す実線のt=tc 〜ton
の期間である。この期間では、可飽和リアクタ17の端
子電圧はほとんど零になる。
【0020】次に、トランジスタ12が非導通になる
と、入力直流電源11は切り離され、しかも可飽和リア
クタ17は飽和しているため図1の等価回路は図3cに
示すようになる。この場合、t=tonにおいて変成器
13に流れていた励磁電流と負荷22に流れる電流との
和は慣性を持っているため、共振用コンデンサ14に流
れ込むようになり、このコンデンサ14の端子電圧を正
から負へ共振の弧を描きながら図2bに示す点線のよう
に変化させようとする。しかし、この状態になると帰還
ダイオード18が順バイアスを与えられて導通し、可飽
和リアクタ17にはこのダイオード18と可変抵抗素子
19を介して上記とは逆向きの電流が流れ始める。即
ち、上記洩れインダクタンスに溜っていた電流と上記可
変抵抗素子19に流れる電流は向きが逆で、重畳して可
飽和リアクタ17に流れる。洩れインダクタンスに溜っ
ていた電流が流れている期間は図2bに示すt=ton
〜tmであるが、この電流が零になる過程と可飽和リア
クタ17の磁束の変化との対応は図4に示す如く飽和磁
束密度Bsから徐々に活性に戻り、残留磁束密度Brま
で移行する。この飽和磁束密度Bsから残留磁束密度B
rまでの磁束密度の変化は通常ほとんど平坦に近いので
可飽和リアクタ17の端子間インピーダンスは極端に低
い。その結果、図2bt=ton〜tmに示すように可
飽和リアクタ17の端子間にはすでにリセットパルスが
かかっているのにもかかわらず電位が低い。この洩れイ
ンダクタンスに溜っていた電流が流れ切った後、可飽和
リアクタ17のコア内の磁束密度は単に変成器13の二
次側に誘起しているフライバックパルスで残留磁束密度
Brより更に低くなり、活性領域内を変化する。そして
一番低くなる磁束密度Bominは図2bの電圧波形で
時刻t=tonからtdまでの面積Bを可飽和リアクタ
17の巻回数μとそのコアの断面積Sで割った値であ
る。また、時刻t=td以後可飽和リアクタ17には正
の電位がかかるため、可飽和リアクタ17の磁束密度は
再び上昇し始める。そして、図2bに示す時刻t=td
からT+tcまでの電圧面積Aが上記の面積Bと等しく
なった時可飽和リアクタ17のコアは飽和し、この端子
間インピーダンスはほとんど零になる。したがって、図
1の等価回路は図3bのようになり、負荷22に電力が
供給される。
【0021】以上の説明で明らかなように、可飽和リア
クタ17のコアのヒステリシス特性が図4に示すように
矩形であればある程図2bの時刻t=tc、tm、td
での波形の時間変化が急岐になり良好な動作が得られ
る。したがって、スイッチング回路の動作周波数でも図
4のヒステリシス特性が保持されていることが絶対の条
件になる。しかしながら、通常のセンデルタ等の角形比
の大きな材料では確かに直流でヒステリアス曲線を描か
せると図5aに示すようなヒステリシス曲線になるが、
これを100KHz程度の高い周波数で同様にヒステリ
シス曲線を描かせると図5bのように肩が張ってくると
ともに、保磁力が極端に大きくなる。これはコアの板厚
を10μm程度まで薄くしても改善できない材質のその
ものの性質である。このような特性のコアを用い、10
0KHz程度の高周波スイッチング波形を制御した場
合、図2bに示すような電圧波形を得ることは困難であ
る。即ち、同図の時刻t=te、tm、tdで各々波形
が尾を引きやがては制御不能になる。
【0022】一方、非晶質磁性合金等の磁性材料を用い
ると直流時の角形比Br /B10は図6aに示すように4
0〜50%程度とセンデルタ等には及ばないが50KH
z程度の高い周波数では94%と角形比が大きくなり、
磁気増幅器を構成することが可能となる。また、更に重
要な要素は保磁力Hc である。この点について直流での
角形比の大きな従来のセンデルタ等の磁性材料は直流の
保磁力Hc は小さいが、高周波ではうず電流損が増大
し、見かけ上の保磁力Hc ´は非常に大きくなる。セン
デルタ等はこのうず電流損の発熱だけで20KHz以上
では使用不能となる。これに対して、非晶質磁性合金は
うず電流損の重畳分を含んでも未だ磁気増幅の機能を失
なわない。図7に従来の代表的な磁気増幅器用磁性材料
センデルタiおよび本発明に係る(Co 0.90 Fe0.06
0.0477Si1013からなるCo系非晶質磁性合金k
について、角形比Br /B10の周波数依存性を示す。ま
た、図7中点線は測定不能になる周波数で磁気増幅器の
機能をしなくなることを示す。上記Co系非晶質磁性合
金kは直流時の角形比Br /B10が29%でしかなかっ
たものが100KHzで94%にも達し、十分磁気増幅
器として使用できる。同様に、図8に、従来例としての
センデルタi、および本発明に係る(Co0.88Fe0.06
Cr0.03Ni0.0375Si1015非晶質合金l、比較例
としての(Fe0.45Ni0.5578Si1012非晶質合金
mの保磁力Hc の周波数依存性を示した。ここでセンデ
ルタは20KHzでも保磁力Hc が0.9 Oeもあり、し
かも20KHz以上では測定不可能な程大きな値を示し
た。
【0023】また他の本発明に係る非晶質磁性合金を用
いた場合の各種磁気特性を次表に示す。
【0024】
【表1】 なお以上説明した非晶質磁性合金はいずれも溶湯急冷で
非晶質合金薄帯製造後、無磁場中熱処理を施したもので
ある。例えば表中のCo基非晶質磁性合金(Co0.88
0.06Ni0.04Nb0.0275Si1015に対しては、非
晶質合金薄帯に、420℃×30分の無磁場中熱処理を
施した後、急冷(空冷)の条件の熱処理を加えてある。
次に本発明に係る非晶質磁性合金の製造性を評価するた
め、本発明に係るCo 0.92 Fe 0.06 Nb 0.02 75 Si 10
15 非晶質合金、及び比較例としてのCo 70 Fe 5 Si
10 15 非晶質合金について、300mmφのFeロール
を用いて幅5mm、板厚20μmの薄帯を製造後、この
薄帯を巻回してそれぞれサイズの異なるトライダル形の
磁心を作製し、さらに440℃、30分の窒素雰囲気中
熱処理を施し急冷して高周波磁気特性を測定した。この
とき磁心のサイズとしては、平均径7.5mm(外径8
mm、内径7mm)、平均径10mm(外径12mm、
径8mm)、平均径12.5mm(外径15mm、内
径10mm)、平均径15mm(外径18mm、内径1
2mm)、平均径17.5mm(外径21mm、内径1
4mm)及び平均径22mm(外径26mm、内径18
mm)の6種類の試料をそれぞれの非晶質磁性合金につ
いて作製し、交流磁気特性評価装置により100KHz
での保磁力と角型比を算出した。結果を、得られた磁心
のH c 、B r /B 10 のサイズ依存性として図11に示
す。 図中実線で表したのが、本発明に係る(Co 0.92
0.06 Nb 0.02 75 Si 10 15 非晶質合金を用いて作製
された磁心のH c 、B r /B 10 であり、いずれも作製さ
れた磁心のサイズにはさほど依存せず、本発明に係る非
晶質磁性合金は製造性が良く、高角型性、低保磁力を安
定して実現することができた。これに対し、比較例であ
るCo 70 Fe 5 Si 10 15 非晶質合金においては、磁心
のサイズがその100KHzでの保磁力と角型比に及ぼ
す影響が大で、特に高周波領域で保磁力は著しく増大し
ており製造性の点で大きく劣ることが判る。
【0025】以上より、高周波スイッチング回路に用い
る磁気増幅器用の磁性材料としては本願組成で20〜1
00KHzの動作周波数で保磁力Hc が0.35Oe以下、
且つ角形比Br /B10が85%以上のものが望ましいこ
とが分かる。即ち、図9に示す点A、B、C、Dで囲ま
れた領域の非晶質磁性合金がよい。尚、図9は周波数を
パラメータとしてBr /B10、Hc を示したもので、×
印は直流○印は10KHz、□印は20KHz△印
は50KHz、*印は100KHzである。その他、図
7、図8と同一部分には同一符号を付する。
【0026】また、上記のような磁性特性を持った磁気
増幅器の適用回路は図1に限られるものではなく、図1
0に示すように負荷回路に電流平滑用チョークコイル5
0および還流用ダイオード51が設けられたスイッチン
グ回路にも適用できることは勿論である。また、図10
において、図1と同一部分には同一符号を付する。
【0027】図1に示した回路を用い、スイッチング周
波数を50KHzとし、非晶質合金として表の上から3
番目の組成の合金を用いた場合について電源効率を測定
したところ約85%と高効率であった。比較のための本
発明の組成範囲外の非晶質合金(Co0.82Fe0.06Nb
0.1275Si1015[20KHzの保磁力1.3 Oe、B
r/B10=0.99]を用いた場合は電源効率が約67%と
低いものであった。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、可飽和リアクタを用い高周波でも高効率で安定に動
作する磁気増幅器を構成でき、高周波領域での良好なス
イッチング特性を有する高周波スイッチング回路用Co
基非晶質磁性合金を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる電圧共振形高周波スイッチ
ング回路の一実施例を示す回路構成図。
【図2】 図1の動作を説明するための波形図。
【図3】 図1の各動作期間における等価回路図。
【図4】 代表的な磁気増幅器用磁性材料のヒステリシ
ス曲線を示す図。
【図5】 直流と交流とで変化するヒステリシス曲線の
例を示す図。
【図6】 直流と交流とで変化するヒステリシス曲線の
例を示す図。
【図7】 各磁性材料の角形比の周波数依存性を示す
図。
【図8】 各磁性材料の保磁力Hcの周波数依存性を示
す図。
【図9】 Br/B10、Hcを周波数をパラメータとし
て各材料別に示す図。
【図10】 他の実施例を示す回路構成図。
【図11】 各磁性材料を用いて作製された磁心のH
c 、Br /B10のサイズ依存性を示す図。
【符号の説明】
11…入力直流電源、12…トランジスタ、13…変成
器、14…共振用コンデンサ、15…ダンパダイオー
ド、17…可飽和リアクタ、18,21,51…ダイオ
ード、19…可変抵抗、22…負荷、23…平滑コンデ
ンサ。
フロントページの続き (56)参考文献 IEEE INTELEC(1979) R.HIRAMATSU, K.HARA DA AND T.NINOMIYA " SWITCH MODE CONVERT ER USING HIGH−FREQU ENCY MAGNETIC AMPLI FIRE” P.282−288 日本応用磁気学会誌、VOL.5 N O.2(1981−3.)P.165−168

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可飽和リアクタを用いた磁気増幅器を具備
    する高周波スイッチング回路用Co基非晶質磁性合金に
    おいて、原子%で (Co 1-a-c Fe a c 1-d d 0.04≦a≦0.15 0.005 ≦c≦0.10 0.15≦d≦0.30 Mは、Nb、Cr、Mo、V、Ta、Ti、Zr、Wか
    ら選ばれる少なくとも一種の元素 Xは、BまたはB+Si ただしSiを含有する場合のSi量は25原子%以下で
    示され、かつ20〜100KHzで磁気ヒステリシス曲
    線のB r /B 10 が85%以上、保磁力H c が0.35Oe以下
    の特性を有することを特徴とする高周波スイッチング回
    路用Co基非晶質磁性合金。 【請求項】可飽和リアクタを用いた磁気増幅器を具備
    する高周波スイッチング回路用Co基非晶質磁性合金に
    おいて、原子%で (Co1-a-b-c Fea Nibc1-dd 0.04≦a≦0.15 0<b≦0.10 0.005 ≦c≦0.10 0.15≦d≦0.30 Mは、Nb、Cr、Mo、V、Ta、Ti、Zr、Wか
    ら選ばれる少なくとも一種の元素 Xは、BまたはB+Si ただしSiを含有する場合のSi量は25原子%以下で
    示され、かつ20〜100KHzで磁気ヒステリシス曲
    線のBr /B10が85%以上、保磁力Hc が0.35Oe以下
    の特性を有することを特徴とする高周波スイッチング回
    路用Co基非晶質磁性合金。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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日本応用磁気学会誌、VOL.5NO.2(1981−3.)P.165−168

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