JPH079917B2 - 樹脂封止型半導体装置の製造方法 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置の製造方法

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JPH079917B2
JPH079917B2 JP62259043A JP25904387A JPH079917B2 JP H079917 B2 JPH079917 B2 JP H079917B2 JP 62259043 A JP62259043 A JP 62259043A JP 25904387 A JP25904387 A JP 25904387A JP H079917 B2 JPH079917 B2 JP H079917B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電力用トランジスタ、ダイオード等の樹脂封
止型半導体装置の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
半導体チップを固着する支持板の上面側と共に下面側も
薄く樹脂被覆することは、特開昭57−147260号公報、特
開昭60−257529号公報、特開昭60−175433号公報、特開
昭61−51836号公報等に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
支持板の下面側の樹脂層は、放熱作用を妨害するので、
必要な絶縁耐圧が得られる範囲で可能な限り薄いことが
望ましい。支持板の両側にリードを設け、支持板を金型
で両持ち支持すると、成形空所(キヤビテイ)内に支持
板が正確に位置決めされ、支持板の下面側絶縁層の厚み
の均一性が向上する。しかし、支持板上側の成形空所が
下側の成形空所よりも広いために、注入された樹脂は上
側で多く、下側で少なくなり、例えば上側が下側よりも
先に充填され、下側に空気の巻き込みが生じ、下側に未
充填部分やボイドが発生することがあつた。特開昭60−
257529号に開示されている方法を採用すれば、上記問題
点は大幅に解決される。しかし、上記公報には支持板を
金型で両持ち支持した場合における位置決めリード(ガ
イドリード)を樹脂成形後に除去する構造に適用する具
体的な方法が開示されていない。
そこで、本発明の目的は、支持板を金型で両持ち支持す
る方法において支持板の下側に樹脂層を良好に形成する
ことができ、且つ成形後に除去した位置決めリード部分
の耐圧を高めることができる樹脂封止型半導体装置の製
造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明は、実施例を示す図面
の符号を参照して説明すると、支持板2と、前記支持板
2の一方の側から導出される外部リード3bと、前記支持
板2に非接続の外部リード3a、3cと、前記支持板2の他
方の側から導出されている一対の位置決めリード4とを
有するリードフレーム1を用意し、前記支持板2に半導
体チップ8を固着し、前記半導体チップ8を前記非接続
の外部リード3a、3cに接続してリードフレーム組立体を
得る第1の工程と、前記支持板2の一方の主面側に位置
する第1の主面21aと、前記支持板2の他方の主面側に
位置する第2の主面21bと、前記外部リード3a、3b、3c
が導出されている第1の側面21cと、前記第1の側面21c
に対向する第2の側面21dと、前記第1の側面21cと前記
第2の側面21dとの間の第3及び第4の側面21e、21fと
を有して前記支持板2、前記外部リード3a、3b、3cの一
部、前記半導体チップ8及び前記半導体チップ8の前記
外部リード3a、3b、3cに対する接続部を被覆する樹脂封
止体21を形成するためのものであり、前記樹脂封止体21
に対応する成形空所19を有すると共に、前記外部リード
3a、3b、3cと前記一対の位置決めリード4とを挟持する
ように形成された第1及び第2の成形用型13、14から成
り、樹脂注入口18は前記一対の位置決めリード4が導出
されている前記第2の側面21dに対向するように設けら
れ、前記樹脂封止体21の前記第1の主面21aと前記第2
の側面21dとの境界部分の中間領域に凹部22を生じさせ
るための凸部15を有し、前記凸部15は前記一対の位置決
めリード4に接触すると共に前記一対の位置決めリード
の相互間にも存在するように形成されていると共に前記
樹脂封止体21の前記第3及び第4の側面21e、21fと前記
凹部22との間に壁部22a、22bを生じさせるように形成さ
れ、前記樹脂注入口18は前記凸部15の支持板厚み方向先
端面と前記第2の主面21bを得るための成形空所底面と
の間に相当する高さ位置を有して前記一対の位置決めリ
ード4の中間位置の近傍に配設され、前記支持板2の一
方の主面と前記第1の主面21aとの間の樹脂層の厚みが
前記支持板2の他方の主面と前記第2の主面21bとの間
の樹脂層の厚みよりも大きくなるように前記成形空所19
が形成されている成形用型12を用意し、この成形用型12
に前記リードフレーム組立体を配置し、流動性を有する
樹脂を前記樹脂注入口18から前記成形空所19に注入し、
固化することによって前記樹脂封止体21を形成する第2
の工程と、前記一対の位置決めリード4の破断面25が前
記凹部22内又はこの凹部22よりも前記支持板2側にそれ
ぞれ位置するように前記一対の位置決めリード4を除去
する第3の工程とから成る樹脂封止型半導体装置の製造
方法に係わるものである。
[発明の作用及び効果] 本発明は次の作用効果を有する。
(イ)凸部15は複数の位置決めリード4を露出させると
共にこれ等の間にも存在して樹脂封止体21に凹部22を生
じさせ、且つ樹脂封止体21の第2の側面21dの両端に壁
部22a、22bを生じさせるように形成されている。また、
樹脂注入口18は凸部15の先端面と成形空所19の底面との
間に配置され且つ一対の位置決めリード4の中間に配置
されている。従って、樹脂注入口18から注入された樹脂
の流動が、注入口18のすぐ上に配置される成形用型の凸
部15によって制限される。即ち、樹脂の支持板2の一方
の主面側(半導体チップ固着側)への流入が制限され
る。これにより、支持板2の他方の主面側(底面側)へ
の樹脂の流入が良好に達成され、支持板2の底面側に未
充填部やボイドのない良好な樹脂層を形成できる。ま
た、凸部15は樹脂封止体21の第2の側面21dの両端には
達しないように形成されているので、樹脂注入口18から
注入された樹脂は凸部15の両側から支持板2の一方の主
面側(半導体チップ固着側)に流入し、一方の主面側の
樹脂層も良好に形成される。
(ロ)凸部15を有して樹脂封止体21を形成すると一対の
壁部22a、22bが生じ、この一対の壁部22a、22bの間の凹
部22の中に位置決めリード4の樹脂26による被覆を良好
に形成することができる。
[実施例] 次に、本発明の第1の実施例に係わる樹脂封止型トラン
ジスタ及びその製造方法を第1図〜第7図に基づいて説
明する。
第1図に示す完成したトランジスタを製造する際には、
まず、第2図に示すリードフレーム1を用意する。リー
ドフレーム1は支持板2、外部リード3a、3b、3c、位置
決めリード4、外部リード3a、3b、3cを並列に連結する
タイバー5、細条6及び位置決めリード4を並列に連結
する連結体7から成る。なお、実際は多数のトランジス
タを同時形成するための多連リードフレームであるが、
1つのトランジスタ分のみ示されている。支持板2の一
方の主面にはトランジスタチツプ8が半田(図示せず)
にて固着されており、トランジスタチツプ8上の電極
(図示せず)と支持板2に連結されていない外部リード
3a、3cとはAu細線から成る内部リード9にて電気的に接
続されている。また支持板2は位置決めリード4の導出
側で肉薄部となり、外部リード3a、3b、3cの導出側(チ
ツプの固着部分を含む)で肉厚部となつており、肉薄部
の一方の主面と肉厚部の一方の主面は同一平面上にあ
り、肉薄部の他方の主面と肉厚部の他方の主面は同一平
面上にない。即ち支持板2の一方の主面は平坦面であ
り、他方の主面は段差を有する。位置決めリード4と支
持板2との境界部近傍に貫通孔4aが形成されている。こ
の貫通孔4aは位置決めリード4に幅狭部を形成し、この
切断を容易に達成するためのものである。支持板2の位
置決めリード側端部近傍に設けられている貫通孔10は取
付孔を得るためのものである。なお、トランジスタチツ
プ8は保護樹脂11によつて被覆する。
次に、リードフレーム1とトランジスタチツプ8との組
立体(以下リードフレーム組立体という)を第3図及び
第4図に示すように成形金型12にセツトする。ここで成
形金型12は上金型13と下金型14から成り、上金型13には
凸部15と貫通孔10に挿入される突出部16が設けられてい
る。下金型14には上金型13との境界面にランナ17及びゲ
ート18が設けられている。外部リード3a、3b、3c及び位
置決めリード4は上金型13と下金型14に挾持され、支持
板2は下金型14から所望な高さaだけ浮いた状態に固定
され、金型12内には成形用空所即ちキヤビテイ19が形成
されている。ここで凸部15の下面(段部)は位置決めリ
ード4の一方の主面に密着している。
第3図のV−V断面及びVI−VI断面を示す第5図及び第
6図から明らかな如く、凸部15は、キヤビテイ19の幅W4
よりも狭い幅W2を有するように形成されている。従つ
て、この凸部15に基づいて第1図及び第7図に示す凹部
22を得ることができる。また、凸部15の幅W2は一対の位
置決めリード4の外側端相互間距離W1よりも幾らか大き
く形成されている。キヤビテイ19の幅W4は支持板2の幅
W3よりも大きいので、結局、W4>W3>W2>W1となるよう
に各部の寸法が決定されている。
第3図から明らかな如く、凸部15の垂直面部分と支持板
2との間隔bは、支持板2と上金型13との間隔cよりも
小さい。従つて、樹脂の流れを間隔bの所で抑制するこ
とができる。支持板2の下面側の間隙aと間隔bとの関
係はb≦aであることが望ましい。結局、樹脂の流れを
抑制するためにb≦a<cに設定することが望ましい。
第6図から明らかな如く、位置決めリード4は下金型14
に設けられた溝に挿入されている。第6図には示されて
いない外部リード3a、3b、3cも下金型14に設けられた溝
に配置されている。樹脂注入口即ちゲート18は、支持板
2の上面よりも下方に位置している。
次に、ランナ17よりゲート18を通してキヤビテイ19内に
流動化した熱硬化性樹脂(例えばエポキシ樹脂)を押圧
注入する。ゲート18より注入された樹脂は、支持板2の
肉厚部と肉薄部との境界におけるテーパー部20に当り、
支持板2の下面側に良好に注入される。即ちテーパー部
20は第3図で右下りの傾きを有しているので、支持板2
の肉厚部の下側への樹脂注入のガイド面として機能す
る。
又、ゲート18は支持板2の上面よりも下側に位置し、且
つゲート18から支持板2の上面側に至る通路に樹脂の流
れを抑制する凸部15が設けられているので、支持板2の
上側と下側との樹脂の流れのバランスが良くなる。
又、支持板2と下金型14との間隔をa、支持板2の位置
決めリード4側の先端部と凸部15の側面との間隔をbと
すると、b≦aとなつている。このため支持板2の下側
の樹脂に対する抵抗を相対的に小さくすることができ、
ゲート18から上側へ流れる樹脂の量を相対的に少なくす
ることができる。
又、外部リード3a、3b、3cの伸びる方向において凸部15
はゲート18よりもキヤビテイ19の内側に位置し、かつ凸
部15の下金型14側の面(下面)は実質的に平坦面であ
り、2本の位置決めリード4に渡つて存在する。従つ
て、凸部15は位置決めリード4を押える効果と、樹脂の
流れを抑制する効果を兼ね備えている。
上述の如く樹脂の流れを抑制すると、支持板2の下側に
空気の巻き込みを伴わないで、良好な樹脂層を形成する
ことができる。
注入された樹脂は、成形金型12が予め150℃程度の温度
に保たれているため数分間にて固化する。第7図は樹脂
が固化した後に、リードフレーム組立体を金型12より取
出した状態を示す。樹脂封止体21は金型12のキヤビテイ
19の壁面形状に対応して生じ、上金型13の凸部15に対応
する凹部22を有し、突出部16に対応する取付孔23も有す
る。なお、貫通孔10の壁面は樹脂封止体21で完全に被覆
されている。
樹脂封止体21は第1図に示す如く、第1の主面21a(上
面)と、これに対向する第2の主面21b(下面)と、外
部リード3a、3b、3cが導出されている第1の側面21c
と、この第1の側面21cに対向する第2の側面21dと、第
1及び第2の側面21c、21dの相互間の第3及び第4の側
面21e、21fとを有する。凹部22は第1の主面21aと第2
の側面21dとにまたがるように形成されている。即ち、
凹部22の開口は第1の主面21aと第2の側面21dのみに生
じている。凹部22の第1の主面21a側からの深さは位置
決めリード4の上面に一致しているので、位置決めリー
ド4の上面は露出している。凹部22の第2の側面21d側
からの深さは位置決めリード4の貫通孔4aのほぼ中心と
されている。
位置決めリード4は電気的接続に無関係なものであるの
で、貫通孔4aで幅狭になつている部分を引きちぎること
によつて樹脂封止体21から分離する。この位置決めリー
ド4の分離は、これの伸びている方向(水平方向)に引
張ることによつて達成することができる。ところで、位
置決めリード4をこれの伸びる方向に引張ると、この下
側面の樹脂封止体21を損傷することがある。そこで、位
置決めリード4を連結体7側を樹脂封止体21に相対的に
上方に移動させ、位置決めリード4を樹脂封止体21から
剥離されてから又は剥離させながら引張ることによつて
切断する。
位置決めリード4を除去すると、これに対応した凹部24
が第1図に示す如く形成され、この凹部24の奥に位置決
めリード4の破断面25が露出した状態になる。なお、第
1図では貫通孔4a内の樹脂も位置決めリード4と同一位
置まで除去されたものとして示されている。
位置決めリード4の破断面25は凹部22の奥に位置してい
るので、一般に取付面となる第2の主面21bからの沿面
距離が大きくなり、絶縁耐圧が向上する。しかし、更に
絶縁耐圧を向上させるために、第1図で点線で示す如く
凹部22に樹脂封止体21に密着性の良い樹脂26を塗布し、
位置決めリード4の破断面25を被覆してもよい。この樹
脂26を塗布する場合に、第1の主面21a又は第2の側面2
1dにおける凹部22の開口を通して流動性樹脂を供給する
ことによつて達成する。凹部22は第1の主面21aと第2
の側面21dとの境界の中間部に設けられているので、両
側に壁部22a、22bを有する。従つて、この壁部22a、22b
で樹脂26の不要な流れが阻止される。なお、第1の主面
21aと第2の側面21dとの境界の辺を最も高くし、第1の
主面21a、第2の側面21dを45度程度傾けて樹脂26を塗布
すれば、この樹脂26の不要な流動を最も効果的に阻止す
ることができる。この実施例では、2つの位置決めリー
ド4の破断面25が共通の凹部22内に位置しているので、
共通の樹脂26で被覆することができる。
第2図に示すダイバー5及び細条6も樹脂封止体21を設
けた後は不要であるので、除去する。外部リード3a、3c
は支持板2に非連結であるが、これ等の一部が樹脂封止
体21で被覆されているので、独立の外部リードとして機
能する。
〔第2の実施例〕 次に、第10図〜第12図に示す本発明の第2の実施例に係
わる樹脂封止型トランジスタ及びその製造方法を説明す
る。但し、第10図〜第12図において、第1図〜第7図と
実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を
省略する。
この第2の実施例では、第1図の凹部22に対応する凹部
31を有している。しかし、この凹部31は第1、第2及び
第3の凹部31a、31b、31cに分割されている。即ち、壁3
5によつて第1の凹部31aと第2の凹部31bとに分割さ
れ、壁36によつて第1の凹部31aと第3の凹部31cとに分
割されている。
第1、第2及び第3の凹部31a、31b、31cは第5図の上
金型13の凸部15の代りに設けられた凸部32によつて得ら
れる。凸部32には切り込み部33、34が設けられ、第1、
第2及び第3の凸部32a、32b、32cに分割されている。
第1の凸部32a、第2の凸部32b及び第3の凸部32cの下
面はほぼ同一平面上にあり、第2の凸部32b及び第3の
凸部32cの下面は位置決めリード4の一方の主面に密着
している。又、凸部32の第1の凸部32aと第2の凸部32b
の間に形成された第1の切り込み部33及び、第1の凸部
32aと第3の凸部32cの間に形成された第2の切り込み部
34の上面は、凸部32の両端のキヤビテイ19の上面に一致
している。
位置決めリード4の外側端相互間距離W1、凸部32の幅
W2、支持板2の幅W3及びキヤビテイ19の幅W4の寸法は実
施例1と同様にW4>W3>W2>W1の関係を満足している。
ここで第2の凸部32b及び第3の凸部32cの内側の端面は
位置決めリード4の内側の端面よりもやや内側に位置し
ている。又、第2の凸部32b及び第3の凸部32cの外側の
端面は位置決めリード4の外側の端面よりもやや外側に
位置している。
上下の金型13、14に対する第2図と同一のリードフレー
ム組立体の配置及び樹脂の注入は第1の実施例と同様に
行う。即ち位置決めリード4及び外部リード3を上金型
13と下金型14で挾持し、支持板2を下金型14より所定間
隔だけ浮かせつつ樹脂注入を行う。ここでゲート18から
支持板2の上面側に至る通路の樹脂の流れは、第1の実
施例と同様に凸部32により抑制され、支持板2の上側と
下側との樹脂の流れのバランスが良好となる。なお、凸
部32に設けられた切り込み部33及び34は注入樹脂の通路
として作用する。
以上のようにして樹脂封止体21を形成した後、第1の実
施例と同様に位置決めリード4の引張り破断等を行うこ
とによつて第10図のトランジスタを得る。完成したトラ
ンジスタは図示の如く樹脂封止体21の第1の主面21aと
第2の側面21dとの境界部分に凹部31を有している。な
お、第1、第2及び第3の凹部31a、31b、31cは上金型1
3の第1、第2及び第3の凸部32a、32b、32cに対応し、
仕切りの凸部即ち壁35、36は上金型13の切り込み部33、
34に対応して形成されている。
この第2の実施例のトランジスタでは、位置決めリード
4の破断面25が第2の凹部31b及び第3の凹部31c内に位
置している。又、第2、第3の凹部31b、31cは第1の凹
部31aと壁35、36により分離されている。壁35、36の上
面は樹脂封止体21の第1の主面21aと一致しており、そ
の高さは位置決めリード4の一方の主面と樹脂封止体21
の第1の主面21aとの距離に等しい。従つて、破断面25
を樹脂にて被覆する場合は第13図に示す如く樹脂26を第
2の凹部31b及び第3の凹部31cにのみ塗布すればよく、
第1の実施例に比べて少量の樹脂26にて破断面を良好に
被覆することができる。
以上のように、第2の実施例によれば成形型の凸部32が
位置決めリードの押えと樹脂の流動制御の効果を有する
と共に、凸部32に切り込み部33、34を設けたことによ
り、位置決めリード4の導出した凹部領域を左右に分離
できる。従つて、支持板2のチツプ8の固着面と反対側
の面における樹脂層を安定にかつ良好に形成することが
できる。また位置決めリード4の破断面25を樹脂26にて
被覆し、より完全な絶縁耐圧を得る場合、壁35、36によ
り凹部31aへの樹脂の流れが確実に阻止でき、凹部31b、
31dに重点的に樹脂を塗布することができる。
なお、壁35、36の幅長Wは、樹脂の流動を抑制する効果
を十分に得るためになるべく薄く形成することが望まし
いが、機械的強度の点からおよそ1.0mm以上にするのが
望ましい。また、壁35、36をガイドリードの導出方向か
ら見て台形状とするのがよい。これにより、樹脂封止体
21が成形金型から抜けやすくなる。
〔第3の実施例〕 次に、第13図〜第17図によつて本発明の第3の実施例に
係わる樹脂封止型トランジスタ及びその製造方法を説明
する。但し、第13図〜第17図において、第1図〜第7図
と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明
を省略する。
この実施例のリードフレームの支持板2の連結体7側の
端面の両端に突出部41、42が設けられ、これ等の突出部
41、42と位置決めリード4との間に凹部即ち溝43、44が
設けられている。また、支持板2の連結体7側の端面の
一対の位置決めリード4の相互間部分は突出部41、42の
端面よりもトランジスタチツプ8側に位置している。位
置決めリード4に設けられた貫通孔4a、4bは溝43、44に
隣接する位置に設けられている。第13図のリードフレー
ム組立体は突出部41、42の点を除いて第2図と実質的に
同一である。また、上下の金型13、14の形状も第1の実
施例と実質的に同一である。
第14図のリードフレーム組立体と上下の金型13、14との
関係は、第14図〜第17図に示す通りであり、第14図及び
第17図から明らかな如く上金型13の凸部15の両端面が突
出部41、42と位置決めリード4との間に位置している。
また、凸部15の突出長Lと突出部41、42の突出長Mとは
ほぼ等しく形成されている。従つて、突出部41、42と金
型14との間隔dが凸部15と支持板2の端面との間隔bと
ほぼ等しくなる。これにより、間隔bの所に加えて間隔
dの所においても支持板2の上面に至る樹脂の流れが抑
制され、抑制状態が良くなる。また、間隔bと間隔dと
を略等しくすると位置決めリード4の内側と外側とに流
れる樹脂のバランスが良好になる。
〔変形例〕
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1)支持板2の上面を平坦面とせずに、第8図に示す
如く段差を有するものとしてもよい。但し、位置決めリ
ード4側の支持板2の端部をゲート18よりも上方に位置
させる。
(2)第9図に示す如く凹部22を段を有する形状にし、
凹部22の最も下の底よりも上方に位置決めリード4を配
置してもよい。
(3)位置決めリード4の破断面25が樹脂封止体21の内
部に位置するようにしてもよい。
(4)トランジスタチツプ8に限ることなく、ダイオー
ドチツプ、ICチツプを支持板2に固着する場合、又は回
路基板装置を固着する場合にも適用可能である。
(5)上金型13の凸部15の下面もしくは支持板2側の側
面に切欠部を設けることで、第18図及び第19図に示すよ
うに位置決めリード4の破断面25より内側部分の凹部22
の内壁に壁35、36を形成してもよい。この壁35、36によ
り樹脂26の流れが阻止できるので、破断面25近傍に樹脂
26を重点的に塗布できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる樹脂封止型トラ
ンジスタを示す斜視図、 第2図は第1図のトランジスタを製造するためのリード
フレーム組立体を示す斜視図、 第3図はリードフレーム組立体を金型に配置した状態を
第2図のIII−III線に相当する部分で示す断面図、 第4図はリードフレーム組立体を金型に配置した状態を
第2図のIV−IV線に相当する部分で示す断面図、 第5図は第3図のV−V線の部分を示す断面図、 第6図は第3図のVI−VI線の部分を示す断面図、 第7図は樹脂封止体を設けたリードフレーム組立体の一
部を示す斜視図である。 第8図は変形例のリードフレームを示す側面図、 第9図は変形例のトランジスタを示す側面図である。 第10図は本発明の第2の実施例に係わる樹脂封止型トラ
ンジスタを示す斜視図、 第11図は第10図のトランジスタを製作するための金型と
リードフレーム組立体との関係を示す断面図、 第12図は第11図のXII−XII線に相当する部分の断面図で
ある。 第13図は本発明の第3の実施例のリードフレーム組立体
を示す斜視図、 第14図は第13図のリードフレーム組立体と金型との関係
を示す断面図、 第15図は第3の実施例におけるリードフレーム組立体と
金型との関係を第6図と同じ切断面で示す断面図、 第16図は第13図のXVI−XVI線に相当する部分の断面図、 第17図は第16図のXVII−XVII線に相当する部分の一部を
示す断面図である。 第18図及び第19図は第2の実施例の変形例に係わるトラ
ンジスタの一部を夫々示す断面図である。 1……リードフレーム、2……支持板、3a,3b,3c……外
部リード、4……位置決めリード、8……トランジスタ
チツプ、12……金型、18……ゲート(注入口)、19……
キヤビテイ(成形空所)、21……樹脂封止体、22……凹
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持板(2)と、前記支持板(2)の一方
    の側から導出される外部リード(3b)と、前記支持板
    (2)に非接続の外部リード(3a)(3c)と、前記支持
    板(2)の他方の側から導出されている一対の位置決め
    リード(4)とを有するリードフレーム(1)を用意
    し、前記支持板(2)に半導体チップ(8)を固着し、
    前記半導体チップ(8)を前記非接続の外部リード(3
    a)(3c)に接続してリードフレーム組立体を得る第1
    の工程と、 前記支持板(2)の一方の主面側に位置する第1の主面
    (21a)と、前記支持板(2)の他方の主面側に位置す
    る第1の主面(21b)と、前記外部リード(3a)(3b)
    (3c)が導出されている第1の側面(21c)と、前記第
    1の側面(21c)に対向する第2の側面(21d)と、前記
    第1の側面(21c)と前記第2の側面(21d)との間の第
    3及び第4の側面(21e)(21f)とを有して前記支持板
    (2)、前記外部リード(3a)(3b)(3c)の一部、前
    記半導体チップ(8)及び前記半導体チップ(8)の前
    記外部リード(3a)(3b)(3c)に対する接続部を被覆
    する樹脂封止体(21)を形成するためのものであり、前
    記樹脂封止体(21)に対応する成形空所(19)を有する
    と共に、前記外部リード(3a)(3b)(3c)と前記一対
    の位置決めリード(4)とを挟持するように形成された
    第1及び第2の成形用型(13)(14)から成り、樹脂注
    入口(18)は前記一対の位置決めリード(4)が導出さ
    れている前記第2の側面(21d)に対向するように設け
    られ、前記樹脂封止体(21)の前記第1の主面(21a)
    と前記第2の側面(21d)との境界部分の中間領域に凹
    部(22)を生じさせるための凸部(15)を有し、前記凸
    部(15)は前記一対の位置決めリード(4)に接触する
    と共に前記一対の位置決めリードの相互間にも存在する
    ように形成されていると共に前記樹脂封止体(21)の前
    記第3及び第4の側面(21e)(21f)と前記凹部(22)
    との間に壁部(22a)(22b)を生じさせるように形成さ
    れ、前記樹脂注入口(18)は前記凸部(15)の支持板厚
    み方向先端面と前記第2の主面(21b)を得るための成
    形空所底面との間に相当する高さ位置を有して前記一対
    の位置決めリード(4)の中間位置の近傍に配設され、
    前記支持板(2)の一方の主面と前記第1の主面(21
    a)との間の樹脂層の厚みが前記支持板(2)の他方の
    主面と前記第2の主面(21b)との間の樹脂層の厚みよ
    りも大きくなるように前記成形空所(19)が形成されて
    いる成形用型(12)を用意し、この成形用型(12)に前
    記リードフレーム組立体を配置し、流動性を有する樹脂
    を前記樹脂注入口(18)から前記成形空所(19)に注入
    し、固化することによって前記樹脂封止体(21)を形成
    する第2の工程と、 前記一対の位置決めリード(4)の破断面(25)が前記
    凹部(22)内又はこの凹部(22)よりも前記支持板
    (2)側にそれぞれ位置するように前記一対の位置決め
    リード(4)を除去する第3の工程と から成る樹脂封止型半導体装置の製造方法。
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