JPH08100055A - ポリエステルエラストマーの製造法 - Google Patents
ポリエステルエラストマーの製造法Info
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- JPH08100055A JPH08100055A JP23786894A JP23786894A JPH08100055A JP H08100055 A JPH08100055 A JP H08100055A JP 23786894 A JP23786894 A JP 23786894A JP 23786894 A JP23786894 A JP 23786894A JP H08100055 A JPH08100055 A JP H08100055A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明によれば、炭素数2〜12の脂肪族
及び/又は脂環族ジオールと、分子量500〜600
0のポリテトラメチレンエーテルグリコール、及び芳
香族ジカルボン酸又はそのアルキルエステルを原料と
し、エステル化反応又はエステル交換反応により得られ
たオリゴマーを重縮合することにより、溶融状態のポリ
エステルエラストマーを製造し、次いでこれを適宜の形
状に成形させるに際し、溶融状態のポリエステルエラス
トマー中に、ポリエステルエラストマー100重量部に
対し0.001〜0.5重量部のペンタエリスリトール
−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)を存
在させるポリエステルエラストマーの製造法。 【効果】 ポリマーの溶融状態での熱安定性を向上させ
ることができ、従ってこれを固化させて得られるペレッ
トの形状悪化を回避することができる。
及び/又は脂環族ジオールと、分子量500〜600
0のポリテトラメチレンエーテルグリコール、及び芳
香族ジカルボン酸又はそのアルキルエステルを原料と
し、エステル化反応又はエステル交換反応により得られ
たオリゴマーを重縮合することにより、溶融状態のポリ
エステルエラストマーを製造し、次いでこれを適宜の形
状に成形させるに際し、溶融状態のポリエステルエラス
トマー中に、ポリエステルエラストマー100重量部に
対し0.001〜0.5重量部のペンタエリスリトール
−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)を存
在させるポリエステルエラストマーの製造法。 【効果】 ポリマーの溶融状態での熱安定性を向上させ
ることができ、従ってこれを固化させて得られるペレッ
トの形状悪化を回避することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融状態での熱安定性
が良好な熱可塑性エラストマーの製造方法に関するもの
である。
が良好な熱可塑性エラストマーの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリテ
トラメチレンエーテルグリコール成分を含む共重合ポリ
エステルは、エラストマーとして耐熱性、耐油性などの
性質に優れ、射出成形による易成形性から、最近主に、
自動車用途に有用とされてきている。しかしこの共重合
ポリエステルは、溶融状態に維持した場合、熱安定性の
不足から、分解生成物が発生してくる。この分解生成物
はガス状であり、このポリマー中に気泡として混入し、
後続するペレタイジング、コンパウンディング、射出成
形などの工程において形状不良などの障害の原因となる
ことが多く、このため、分解生成物の発生を抑制するこ
とが望ましい。特に、製造時の重縮合反応終了後、ポリ
マーをペレタイジングする際には、溶融状態で保持され
たポリマー中には、保持時間が長くなるに従って分解生
成物のテトラヒドロフランのガス発生が増加し、そのガ
スによる気泡のためにペレットの形状が悪化し、さらに
分解生成物の発生量が多くなると、ペレタイジングが不
可能になるなどの問題があった。そのため、製造時の1
回の製造量、ペレタイザーの種類、能力などに制限があ
った。
トラメチレンエーテルグリコール成分を含む共重合ポリ
エステルは、エラストマーとして耐熱性、耐油性などの
性質に優れ、射出成形による易成形性から、最近主に、
自動車用途に有用とされてきている。しかしこの共重合
ポリエステルは、溶融状態に維持した場合、熱安定性の
不足から、分解生成物が発生してくる。この分解生成物
はガス状であり、このポリマー中に気泡として混入し、
後続するペレタイジング、コンパウンディング、射出成
形などの工程において形状不良などの障害の原因となる
ことが多く、このため、分解生成物の発生を抑制するこ
とが望ましい。特に、製造時の重縮合反応終了後、ポリ
マーをペレタイジングする際には、溶融状態で保持され
たポリマー中には、保持時間が長くなるに従って分解生
成物のテトラヒドロフランのガス発生が増加し、そのガ
スによる気泡のためにペレットの形状が悪化し、さらに
分解生成物の発生量が多くなると、ペレタイジングが不
可能になるなどの問題があった。そのため、製造時の1
回の製造量、ペレタイザーの種類、能力などに制限があ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラ
ウリルチオプロピオネート)を溶融ポリマー中に存在さ
せることにより、ガスの発生を抑え、ポリマーの熱安定
性を改良できることを見い出し、本発明に至った。すな
わち本発明によれば、炭素数2〜12の脂肪族及び/
又は脂環族ジオールと、分子量500〜6000のポ
リテトラメチレンエーテルグリコール、及び芳香族ジ
カルボン酸又はそのアルキルエステルを原料として、エ
ステル化反応又はエステル交換反応により得られたオリ
ゴマーを重縮合することにより溶融状態のポリエステル
エラストマーを製造し、次いでこれを適宜の形状に成形
させるに際し、溶融状態のポリエステルエラストマー中
に、ポリエステルエラストマー100重量部に対し0.
001〜0.5重量部のペンタエリスリトール−テトラ
キス(3−ラウリルチオプロピオネート)を存在させる
ことにより、溶融状態での熱安定性を向上させることが
でき、従ってこれを固化させて得られるペレットの形状
悪化を回避することができる。
の結果、ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラ
ウリルチオプロピオネート)を溶融ポリマー中に存在さ
せることにより、ガスの発生を抑え、ポリマーの熱安定
性を改良できることを見い出し、本発明に至った。すな
わち本発明によれば、炭素数2〜12の脂肪族及び/
又は脂環族ジオールと、分子量500〜6000のポ
リテトラメチレンエーテルグリコール、及び芳香族ジ
カルボン酸又はそのアルキルエステルを原料として、エ
ステル化反応又はエステル交換反応により得られたオリ
ゴマーを重縮合することにより溶融状態のポリエステル
エラストマーを製造し、次いでこれを適宜の形状に成形
させるに際し、溶融状態のポリエステルエラストマー中
に、ポリエステルエラストマー100重量部に対し0.
001〜0.5重量部のペンタエリスリトール−テトラ
キス(3−ラウリルチオプロピオネート)を存在させる
ことにより、溶融状態での熱安定性を向上させることが
でき、従ってこれを固化させて得られるペレットの形状
悪化を回避することができる。
【0004】以下本発明を詳細に説明する。本発明で用
いる炭素数2〜12の脂肪族及び脂環式ジオールとして
は、ポリエステルエラストマーの原料として公知のもの
を用いることができ、例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノールなどで、好ましく
は、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、特
に好ましくは1,4−ブタンジオールを主成分とするも
のである。一方、芳香族ジカルボン酸もポリエステルエ
ラストマーの原料として公知のものを用いることがで
き、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸などを挙げることがで
き、好ましくは、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、特に、好ましくはテレフタル酸を主成分と
するものである。また、芳香族ジカルボン酸のアルキル
エステルとしては、ジメチルテレフタレート、ジメチル
イソフタレート、ジメチルフタレート、2,6−ナフタ
レンカルボン酸のジメチルエステルなどで、好ましく
は、ジメチルテレフタレート、2,6−ナフタレンカル
ボン酸のジメチルエステルであり、特に、好ましくは、
ジメチルテレフタレートである。これらの各成分はそれ
ぞれ、2種以上を併用することができる。なお、ジオー
ル及びジカルボン酸には上記以外に3官能のもの等を少
量併用してもよく、さらにジカルボン酸には脂肪族のも
の等を少量併用することもできる。
いる炭素数2〜12の脂肪族及び脂環式ジオールとして
は、ポリエステルエラストマーの原料として公知のもの
を用いることができ、例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノールなどで、好ましく
は、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、特
に好ましくは1,4−ブタンジオールを主成分とするも
のである。一方、芳香族ジカルボン酸もポリエステルエ
ラストマーの原料として公知のものを用いることがで
き、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸などを挙げることがで
き、好ましくは、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、特に、好ましくはテレフタル酸を主成分と
するものである。また、芳香族ジカルボン酸のアルキル
エステルとしては、ジメチルテレフタレート、ジメチル
イソフタレート、ジメチルフタレート、2,6−ナフタ
レンカルボン酸のジメチルエステルなどで、好ましく
は、ジメチルテレフタレート、2,6−ナフタレンカル
ボン酸のジメチルエステルであり、特に、好ましくは、
ジメチルテレフタレートである。これらの各成分はそれ
ぞれ、2種以上を併用することができる。なお、ジオー
ル及びジカルボン酸には上記以外に3官能のもの等を少
量併用してもよく、さらにジカルボン酸には脂肪族のも
の等を少量併用することもできる。
【0005】ポリテトラメチレンエーテルグリコール
は、重量平均分子量(以下単に「分子量」と称す)50
0〜6000のものが使用されるが、分子量650〜3
000のものが望ましく、特に好ましくは800〜25
00のものである。分子量が500未満では共重合体の
ブロック性が不足するし、逆に分子量が6000を超え
るものは、系内での相分離によりポリマーの物性が低下
する。反応に供するポリテトラメチレンエーテルグリコ
ールの量は、生成するポリマーに対し、5〜95重量%
であることが望ましく、特に、20〜80重量%である
ことが望ましい。ポリマー中の含有量が5%未満では、
共重合物としての特徴が得られず、また、含有量が95
%より多くなると、縮重合によりポリマーを得るのは難
しい。
は、重量平均分子量(以下単に「分子量」と称す)50
0〜6000のものが使用されるが、分子量650〜3
000のものが望ましく、特に好ましくは800〜25
00のものである。分子量が500未満では共重合体の
ブロック性が不足するし、逆に分子量が6000を超え
るものは、系内での相分離によりポリマーの物性が低下
する。反応に供するポリテトラメチレンエーテルグリコ
ールの量は、生成するポリマーに対し、5〜95重量%
であることが望ましく、特に、20〜80重量%である
ことが望ましい。ポリマー中の含有量が5%未満では、
共重合物としての特徴が得られず、また、含有量が95
%より多くなると、縮重合によりポリマーを得るのは難
しい。
【0006】溶融ポリマー中のペンタエリスリトール−
テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)の含有
量はポリマー100重量部につき0.001〜0.5重
量部がよいが、特に、0.005〜0.1重量部が好ま
しい。含有量が少ないと安定剤としての効果が不足す
る。逆に多すぎても安定剤の効果は飽和してしまい、あ
る程度以上には向上しない。ペンタエリスリトール−テ
トラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)は、エス
テル化反応やエステル交換反応の前から重縮合反応の終
了直後までのどの段階で添加してもよい。すなわちエス
テル化反応又はエステル交換反応に供する原料中に混合
しておいてもよく、又は重縮合反応に供するオリゴマー
に添加してもよい。このように重縮合反応前に添加した
場合には、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ラ
ウリルチオプロピオネート)は生成したポリマーに結合
した状態で存在しているものと推定される。
テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)の含有
量はポリマー100重量部につき0.001〜0.5重
量部がよいが、特に、0.005〜0.1重量部が好ま
しい。含有量が少ないと安定剤としての効果が不足す
る。逆に多すぎても安定剤の効果は飽和してしまい、あ
る程度以上には向上しない。ペンタエリスリトール−テ
トラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)は、エス
テル化反応やエステル交換反応の前から重縮合反応の終
了直後までのどの段階で添加してもよい。すなわちエス
テル化反応又はエステル交換反応に供する原料中に混合
しておいてもよく、又は重縮合反応に供するオリゴマー
に添加してもよい。このように重縮合反応前に添加した
場合には、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ラ
ウリルチオプロピオネート)は生成したポリマーに結合
した状態で存在しているものと推定される。
【0007】なお、重縮合反応中ないしは重縮合反応後
に添加することもできるが、重縮合反応中は系内が減圧
に維持されているので添加が操作的に困難である。また
重縮合反応終了後に添加する場合には、添加後によく撹
拌して均一分散させなければならない。通常は重縮合反
応の開始前にオリゴマー中に添加しておくのが好まし
い。なお、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ラ
ウリルチオプロピオネート)は重縮合を阻害する作用が
あり、多量に添加すると重合度が所望の値に達しない。
従って重縮合の開始前に添加する場合には、上記の範囲
内で溶融状態での熱安定性の向上に必要な限度に止める
のが好ましい。
に添加することもできるが、重縮合反応中は系内が減圧
に維持されているので添加が操作的に困難である。また
重縮合反応終了後に添加する場合には、添加後によく撹
拌して均一分散させなければならない。通常は重縮合反
応の開始前にオリゴマー中に添加しておくのが好まし
い。なお、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ラ
ウリルチオプロピオネート)は重縮合を阻害する作用が
あり、多量に添加すると重合度が所望の値に達しない。
従って重縮合の開始前に添加する場合には、上記の範囲
内で溶融状態での熱安定性の向上に必要な限度に止める
のが好ましい。
【0008】エステル化、エステル交換及び重縮合反応
は常法に従って行うことができる。エステル化、エステ
ル交換及び重縮合反応の触媒としては、それぞれ、ス
ズ、チタン、亜鉛、マンガンなどのアルコラート、塩化
物、酸化物など公知の触媒のうち1種、または、2種以
上を使用することができ、有機チタン、特に、テトラブ
チルチタネートが望ましい。また、助剤として、リン
酸、亜リン酸、または、その金属塩などを加えてもよ
い。
は常法に従って行うことができる。エステル化、エステ
ル交換及び重縮合反応の触媒としては、それぞれ、ス
ズ、チタン、亜鉛、マンガンなどのアルコラート、塩化
物、酸化物など公知の触媒のうち1種、または、2種以
上を使用することができ、有機チタン、特に、テトラブ
チルチタネートが望ましい。また、助剤として、リン
酸、亜リン酸、または、その金属塩などを加えてもよ
い。
【0009】また、反応工程において、ほかの添加剤が
存在していてもよい。例えばヒンダードフェノール系酸
化安定剤、ヒンダードアミン系酸化安定剤、リン系酸化
安定剤、その他の硫黄系酸化安定剤、トリアゾール系耐
光安定剤などのほか、公知の他の添加剤が使用される。
特に、本発明では、ヒンダードフェノール系酸化安定剤
をポリマーに対し、0.05〜1重量%添加するのが効
果上、一層好ましい。エステル化、または、エステル交
換反応は通常120〜250℃、好ましくは150〜2
30℃で行われ、溶融重縮合反応は、通常10torr
以下の減圧下、200〜300℃で2〜6時間行われ
る。溶融重縮合して得られたポリマーは、融点以上の温
度で保持され、順次反応缶から吐出してペレタイジング
等の成形を行う。なお、ここで得られたペレットは、必
要に応じて、さらに固相重合してもよい。
存在していてもよい。例えばヒンダードフェノール系酸
化安定剤、ヒンダードアミン系酸化安定剤、リン系酸化
安定剤、その他の硫黄系酸化安定剤、トリアゾール系耐
光安定剤などのほか、公知の他の添加剤が使用される。
特に、本発明では、ヒンダードフェノール系酸化安定剤
をポリマーに対し、0.05〜1重量%添加するのが効
果上、一層好ましい。エステル化、または、エステル交
換反応は通常120〜250℃、好ましくは150〜2
30℃で行われ、溶融重縮合反応は、通常10torr
以下の減圧下、200〜300℃で2〜6時間行われ
る。溶融重縮合して得られたポリマーは、融点以上の温
度で保持され、順次反応缶から吐出してペレタイジング
等の成形を行う。なお、ここで得られたペレットは、必
要に応じて、さらに固相重合してもよい。
【0010】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの
実施例により何ら限定されるものではない。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの
実施例により何ら限定されるものではない。
【0011】実施例1 ジメチルテレフタレート60重量部、1,4−ブタンジ
オール31重量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール(平均分子量1000)35重量部に対し、触媒と
してテトラブチルチタネートを金属チタンとして、生成
するポリマーに対し、200ppmとなるように添加
し、150℃〜230℃で3.5時間エステル交換を行
った。次いで生成したオリゴマーにペンタエリスリトー
ル−テトラキス−(3−ラウリルチオプロピオネート)
〔シプロ化成(株)製品、商品名:Seenox412
S〕0.03重量部、ヒンダードフェノール系酸化安定
剤〔チバ・ガイギー(株)製品、商品名:Irgano
x1010〕0.2重量部をそれぞれ1,4−ブタンジ
オールのスラリーとして添加し、3torr以下の減圧
下、230℃〜250℃で溶融重縮合を行い、ポリマー
を得た。このポリマー1gをフェノールとテトラクロロ
エタンを1:1で混合した溶媒100mlに溶解したも
のの、30℃での溶液粘度(η)を測定した。また、こ
のポリマーをガラス容器内で250℃、窒素雰囲気下で
保持した場合に、液相中に気泡が発生するまでの時間を
目視で求めた。
オール31重量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール(平均分子量1000)35重量部に対し、触媒と
してテトラブチルチタネートを金属チタンとして、生成
するポリマーに対し、200ppmとなるように添加
し、150℃〜230℃で3.5時間エステル交換を行
った。次いで生成したオリゴマーにペンタエリスリトー
ル−テトラキス−(3−ラウリルチオプロピオネート)
〔シプロ化成(株)製品、商品名:Seenox412
S〕0.03重量部、ヒンダードフェノール系酸化安定
剤〔チバ・ガイギー(株)製品、商品名:Irgano
x1010〕0.2重量部をそれぞれ1,4−ブタンジ
オールのスラリーとして添加し、3torr以下の減圧
下、230℃〜250℃で溶融重縮合を行い、ポリマー
を得た。このポリマー1gをフェノールとテトラクロロ
エタンを1:1で混合した溶媒100mlに溶解したも
のの、30℃での溶液粘度(η)を測定した。また、こ
のポリマーをガラス容器内で250℃、窒素雰囲気下で
保持した場合に、液相中に気泡が発生するまでの時間を
目視で求めた。
【0012】実施例2 ジメチルテレフタレート32重量部、1,4−ブタンジ
オール20重量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール(平均分子量2000)70重量部を用いた以外は
実施例1と同様な方法でポリマーを得た。このものの評
価を実施例1と同様に行い、後記第1表に示した。
オール20重量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール(平均分子量2000)70重量部を用いた以外は
実施例1と同様な方法でポリマーを得た。このものの評
価を実施例1と同様に行い、後記第1表に示した。
【0013】実施例3 高純度テレフタル酸49重量部、1,4−ブタンジオー
ル49重量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
(平均分子量1000)35重量部に対し、触媒として
テトラブチルチタネートを金属チタンとして、生成する
ポリマーに対し、100ppmとなるように添加し、2
10℃〜225℃で4時間エステル化を行った。次いで
生成したオリゴマーにヒンダードフェノール系酸化安定
剤〔チバ・ガイギー(株)製品、商品名:Irgano
x1010〕0.2重量部、ペンタエリスリトール−テ
トラキス−(3−ラウリルチオプロピオネート)〔シプ
ロ化成(株)製品、商品名:Seenox412S〕
0.03重量部を1,4−ブタンジオールのスラリーと
して添加し、3torr以下の減圧下、225℃〜25
0℃で溶融重縮合を行い、ポリマーを得た。このものの
評価を実施例1と同様に行い、後記第1表に示した。
ル49重量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
(平均分子量1000)35重量部に対し、触媒として
テトラブチルチタネートを金属チタンとして、生成する
ポリマーに対し、100ppmとなるように添加し、2
10℃〜225℃で4時間エステル化を行った。次いで
生成したオリゴマーにヒンダードフェノール系酸化安定
剤〔チバ・ガイギー(株)製品、商品名:Irgano
x1010〕0.2重量部、ペンタエリスリトール−テ
トラキス−(3−ラウリルチオプロピオネート)〔シプ
ロ化成(株)製品、商品名:Seenox412S〕
0.03重量部を1,4−ブタンジオールのスラリーと
して添加し、3torr以下の減圧下、225℃〜25
0℃で溶融重縮合を行い、ポリマーを得た。このものの
評価を実施例1と同様に行い、後記第1表に示した。
【0014】比較例1 ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラウリルチ
オプロピオネート)を添加しない以外は、実施例1と同
様にしてポリマーを得た。このものの評価を実施例1と
同様に行い、後記第1表に示した。 比較例2 ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラウリルチ
オプロピオネート)を添加しない以外は実施例2と同様
にしてポリマーを得た。このものの評価を実施例1と同
様に行い、後記第1表に示した。
オプロピオネート)を添加しない以外は、実施例1と同
様にしてポリマーを得た。このものの評価を実施例1と
同様に行い、後記第1表に示した。 比較例2 ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラウリルチ
オプロピオネート)を添加しない以外は実施例2と同様
にしてポリマーを得た。このものの評価を実施例1と同
様に行い、後記第1表に示した。
【0015】比較例3 ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラウリルチ
オプロピオネート)を添加しない以外は実施例3と同様
にしてポリマーを得た。このものの評価を実施例1と同
様に行い、後記第1表に示した。
オプロピオネート)を添加しない以外は実施例3と同様
にしてポリマーを得た。このものの評価を実施例1と同
様に行い、後記第1表に示した。
【0016】比較例4 ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラウリルチ
オプロピオネート)を添加せず、代りに、類似構造の酸
化安定剤であるジラウリルチオプロピオネート〔住友化
学(株)製スミライザーTPL〕をポリマー100部に
対し0.03重量部となるように添加した以外は、実施
例1と同様にしてポリマーを得た。このものの評価を実
施例1と同様に行い、後記第1表に示した。
オプロピオネート)を添加せず、代りに、類似構造の酸
化安定剤であるジラウリルチオプロピオネート〔住友化
学(株)製スミライザーTPL〕をポリマー100部に
対し0.03重量部となるように添加した以外は、実施
例1と同様にしてポリマーを得た。このものの評価を実
施例1と同様に行い、後記第1表に示した。
【0017】比較例5 ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラウリルチ
オプロピオネート)をポリマー100部に対し0.7重
量部となるように添加した以外は、実施例1と同様にし
てポリマーを得た。このものの評価を実施例1と同様に
行い、後記第1表に示した。
オプロピオネート)をポリマー100部に対し0.7重
量部となるように添加した以外は、実施例1と同様にし
てポリマーを得た。このものの評価を実施例1と同様に
行い、後記第1表に示した。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、重縮合により得られた
ポリエステルエラストマーを例えば、250℃以上の温
度で1時間以上溶融状態で保持した場合でも、溶融ポリ
マーの劣化がなく、発泡を抑制することができるので、
安定したペレット化操作を行なうことができる。本発明
では、公知の酸化安定剤の中から、特定のものを選定
し、しかも、通常の使用量に比べて少量を溶融ポリマー
中に存在させることにより、優れた発泡抑制効果が得ら
れるものである。
ポリエステルエラストマーを例えば、250℃以上の温
度で1時間以上溶融状態で保持した場合でも、溶融ポリ
マーの劣化がなく、発泡を抑制することができるので、
安定したペレット化操作を行なうことができる。本発明
では、公知の酸化安定剤の中から、特定のものを選定
し、しかも、通常の使用量に比べて少量を溶融ポリマー
中に存在させることにより、優れた発泡抑制効果が得ら
れるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 炭素数2〜12の脂肪族及び/又は脂
環族ジオール、分子量500〜6000のポリテトラ
メチレンエーテルグリコール、および芳香族ジカルボ
ン酸またはそのアルキルエステルとを原料とし、エステ
ル化反応またはエステル交換反応により得られたオリゴ
マーを重縮合することにより、溶融状態のポリエステル
エラストマーを製造し、次いでこれを適宜の形状に成形
させるに際し、溶融状態のポリエステルエラストマー中
にポリエステルエラストマー100重量部に対し0.0
01〜0.5重量部のペンタエリスリトールテトラキス
(3−ラウリルチオプロピオネート)を存在させること
を特徴とするポリエステルエラストマーの製造法。 - 【請求項2】 炭素数2〜12の脂肪族及び/又は脂
環族ジオールと、分子量500〜6000のポリテト
ラメチレンエーテルグリコール、および芳香族ジカル
ボン酸またはそのアルキルエステルを原料とし、エステ
ル化反応、またはエステル交換反応により得られたオリ
ゴマーを、更に重縮合することによりポリエステルエラ
ストマーを製造するに際し、少なくとも重縮合反応の前
に生成するポリマー100重量部に対し0.001〜
0.5重量部のペンタエリスリトール−テトラキス−
(3−ラウリルチオプロピオネート)を添加することを
特徴とするポリエステルエラストマーの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23786894A JPH08100055A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ポリエステルエラストマーの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23786894A JPH08100055A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ポリエステルエラストマーの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08100055A true JPH08100055A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17021612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23786894A Pending JPH08100055A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ポリエステルエラストマーの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08100055A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23786894A patent/JPH08100055A/ja active Pending
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