JPH0810005A - 靴用芯材 - Google Patents
靴用芯材Info
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- JPH0810005A JPH0810005A JP6167388A JP16738894A JPH0810005A JP H0810005 A JPH0810005 A JP H0810005A JP 6167388 A JP6167388 A JP 6167388A JP 16738894 A JP16738894 A JP 16738894A JP H0810005 A JPH0810005 A JP H0810005A
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 靴底を射出法または注入法により成形して胛
被部分と一体化する言わゆるダイレクトソーリングによ
る靴用の芯材で、特に、これらの技術により成形される
ヒール段差付きの靴に好適に使用される靴用芯材を提供
する。 【構成】 シャンク部2と踵芯部3とが一体となり、か
つ中底上面形状に合致した上面形状を持つ靴用芯材1で
あって、射出または注入された靴底材料に埋設されて靴
と一体となる。シャンク部および踵芯部が靴底材料を通
過させる孔5,6,6′を有し、少なくともシャンク部
の孔5の中底下面側に開口する径51が他の側に開口す
る径52より大きく、踵芯部が中空部4を有し、踵芯部
が前端部より後端部が厚くなるように少なくとも2段厚
味の構成を有している。
被部分と一体化する言わゆるダイレクトソーリングによ
る靴用の芯材で、特に、これらの技術により成形される
ヒール段差付きの靴に好適に使用される靴用芯材を提供
する。 【構成】 シャンク部2と踵芯部3とが一体となり、か
つ中底上面形状に合致した上面形状を持つ靴用芯材1で
あって、射出または注入された靴底材料に埋設されて靴
と一体となる。シャンク部および踵芯部が靴底材料を通
過させる孔5,6,6′を有し、少なくともシャンク部
の孔5の中底下面側に開口する径51が他の側に開口す
る径52より大きく、踵芯部が中空部4を有し、踵芯部
が前端部より後端部が厚くなるように少なくとも2段厚
味の構成を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴底を射出法または注
入法により成形して胛被部分と一体化する言わゆるダイ
レクトソーリングによる靴用の芯材に関し、特に、これ
らの技術により成形されるヒール段差付きの靴に好適に
使用される靴用芯材に関する。
入法により成形して胛被部分と一体化する言わゆるダイ
レクトソーリングによる靴用の芯材に関し、特に、これ
らの技術により成形されるヒール段差付きの靴に好適に
使用される靴用芯材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、ヒール段差付きの靴の場合、履用に際して、踵部
(ヒール部)には荷重(例えば、通常の走・歩行時の荷
重や、衝撃荷重等)が作用し、不踏部には同様の荷重に
よる落込み力や屈曲力が作用する。したがって、ヒール
部には、上記の荷重に耐え得る高強度の構造が必要とさ
れる一方で、不踏部には、落込み防止対策や、屈曲に対
する復元性を付与する必要である他、不踏部とヒール部
とが連続して一体となっている部分には、快適な履用感
を維持するための保形性が要求される。
に、ヒール段差付きの靴の場合、履用に際して、踵部
(ヒール部)には荷重(例えば、通常の走・歩行時の荷
重や、衝撃荷重等)が作用し、不踏部には同様の荷重に
よる落込み力や屈曲力が作用する。したがって、ヒール
部には、上記の荷重に耐え得る高強度の構造が必要とさ
れる一方で、不踏部には、落込み防止対策や、屈曲に対
する復元性を付与する必要である他、不踏部とヒール部
とが連続して一体となっている部分には、快適な履用感
を維持するための保形性が要求される。
【0003】通常、革靴等の手縫い靴では、ヒール部を
硬質皮革や硬質プラスチック等のような高強度材料で構
成し、不踏部には、鋼材、竹材、木材、プラスチック
材、無機質あるいは有機質のファイバー等のような剛性
と靱性とを併せ持つ材料製のシャンクを装着することで
上記の要求に対応している。
硬質皮革や硬質プラスチック等のような高強度材料で構
成し、不踏部には、鋼材、竹材、木材、プラスチック
材、無機質あるいは有機質のファイバー等のような剛性
と靱性とを併せ持つ材料製のシャンクを装着することで
上記の要求に対応している。
【0004】しかしながら、上記のヒール部における手
法をダイレクトソーリングによる靴に適用しようとする
と、ヒール部分と他の部分との射出または注入材料を変
える必要があり、モールドの構成が複雑になるのみなら
ず、ヒール部分と他の部分とが履用中に剥離せず、これ
ら部分の一体的構成を持続させる材料の厳選を余儀なく
され、低コスト化と言うダイレクトソーリングの効果が
没却される。加えて、射出または注入材料がヒール部分
全体に充填されるため、靴の重量増をも招く。
法をダイレクトソーリングによる靴に適用しようとする
と、ヒール部分と他の部分との射出または注入材料を変
える必要があり、モールドの構成が複雑になるのみなら
ず、ヒール部分と他の部分とが履用中に剥離せず、これ
ら部分の一体的構成を持続させる材料の厳選を余儀なく
され、低コスト化と言うダイレクトソーリングの効果が
没却される。加えて、射出または注入材料がヒール部分
全体に充填されるため、靴の重量増をも招く。
【0005】これらの問題の解決策としては、踵芯を使
用することが考えられるが、射出または注入中に踵芯が
浮き上がり、良好な射出または注入ができず、実用に耐
え得るヒール段差付き靴とはなり難い。
用することが考えられるが、射出または注入中に踵芯が
浮き上がり、良好な射出または注入ができず、実用に耐
え得るヒール段差付き靴とはなり難い。
【0006】また、上記のシャンク部における手法をダ
イレクトソーリングによる靴に適用する場合において
も、シャンク取付け工程を必要とし、やはり低コスト化
と言うダイレクトソーリングの効果を没却するのみなら
ず、履用中に靴底と脱離する可能性が高く、履用感を損
なうと共に、靴の耐久性あるいは品質を低減させると言
う問題をも有している。
イレクトソーリングによる靴に適用する場合において
も、シャンク取付け工程を必要とし、やはり低コスト化
と言うダイレクトソーリングの効果を没却するのみなら
ず、履用中に靴底と脱離する可能性が高く、履用感を損
なうと共に、靴の耐久性あるいは品質を低減させると言
う問題をも有している。
【0007】このようなことから、従来、ダイレクトソ
ーリングによる靴においては、ヒール段差の無いものが
一般的となっていた。
ーリングによる靴においては、ヒール段差の無いものが
一般的となっていた。
【0008】しかし、近年の生活様式の多様化や高級嗜
好の増進から、デザインの多様化の要請が急増し、ダイ
レクトソーリングによる靴においても、ヒール段差付き
のものであって、軽量かつ低コストで、しかも踵芯やシ
ャンクの剥離等のない耐久性に優れたものの出現が急務
とされている。
好の増進から、デザインの多様化の要請が急増し、ダイ
レクトソーリングによる靴においても、ヒール段差付き
のものであって、軽量かつ低コストで、しかも踵芯やシ
ャンクの剥離等のない耐久性に優れたものの出現が急務
とされている。
【0009】そこで、本出願人によっても、先に、
(a)シャンク材を底材と一体となした靴底(特願平3
−277168号明細書参照)、(b)シャンクと踵芯
とを一体化した靴底(実願平3−95032号明細書参
照)、(c)限定された物性(曲げ弾性率、剛性、復元
力)を有するシャンク材を使用した靴底(特開昭63−
189101号公報参照)等が提案されている。
(a)シャンク材を底材と一体となした靴底(特願平3
−277168号明細書参照)、(b)シャンクと踵芯
とを一体化した靴底(実願平3−95032号明細書参
照)、(c)限定された物性(曲げ弾性率、剛性、復元
力)を有するシャンク材を使用した靴底(特開昭63−
189101号公報参照)等が提案されている。
【0010】上記(a)の技術は、従来のシャンクを靴
底の接足面側から取り付けると言う既成概念にとらわれ
ず、シャンクを接地面側から取り付けると共に、射出ま
たは注入する靴底材料と一体に埋め込むものであり、シ
ャンクと靴底材との剥離を良好に防止する。
底の接足面側から取り付けると言う既成概念にとらわれ
ず、シャンクを接地面側から取り付けると共に、射出ま
たは注入する靴底材料と一体に埋め込むものであり、シ
ャンクと靴底材との剥離を良好に防止する。
【0011】また、上記(b)の技術は、シャンクと踵
芯のそれぞれを別個の靴底部品とする既成概念を打ち壊
し、これらの夫々が有する作用をそのまま保持させつつ
これらを一体化して1つの靴底用部品としたものであっ
て、射出または注入時の踵芯の浮き上がりおよび履用時
のシャンクの離脱を防止し得るのみならず、シャンクの
取付け工程を省略することができる画期的なものであ
る。
芯のそれぞれを別個の靴底部品とする既成概念を打ち壊
し、これらの夫々が有する作用をそのまま保持させつつ
これらを一体化して1つの靴底用部品としたものであっ
て、射出または注入時の踵芯の浮き上がりおよび履用時
のシャンクの離脱を防止し得るのみならず、シャンクの
取付け工程を省略することができる画期的なものであ
る。
【0012】さらに、上記(c)の技術は、射出形靴の
不踏部に加わる従来の革靴等とは異なる特有の落ち込み
状態や屈曲力に適応した物性のシャンクを提供するもの
であって、上記(a)や(b)あるいは後述する本発明
の基本をなすものである。
不踏部に加わる従来の革靴等とは異なる特有の落ち込み
状態や屈曲力に適応した物性のシャンクを提供するもの
であって、上記(a)や(b)あるいは後述する本発明
の基本をなすものである。
【0013】本発明は、前述の急務に応えるべく、ダイ
レクトソーリングによるヒール段差付き靴に好適に使用
される靴用芯材を提供するものであって、上記(b)の
技術を基礎として踏まえ、装着の仕方や、他の靴底部材
の取り付け方等において1つの実用的な形態とした靴用
芯材を提供することを目的とする。
レクトソーリングによるヒール段差付き靴に好適に使用
される靴用芯材を提供するものであって、上記(b)の
技術を基礎として踏まえ、装着の仕方や、他の靴底部材
の取り付け方等において1つの実用的な形態とした靴用
芯材を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の靴用芯材は、シャンクと踵芯とが一体とな
り、かつ中底上面形状に合致した上面形状を持つ靴用芯
材であって、射出または注入された靴底材料に埋設され
て靴と一体となることを特徴とする。このとき、好まし
くは、(1)シャンク部および踵芯部が靴底材料を通過
させる孔を有し、少なくともシャンク部の孔の中底下面
側に開口する径が他の側に開口する径より大きく、
(2)踵芯部が中空部を有し、(3)踵芯部が、後端部
が前端部より厚となるように、少なくとも2段厚味の構
成を有している。
に、本発明の靴用芯材は、シャンクと踵芯とが一体とな
り、かつ中底上面形状に合致した上面形状を持つ靴用芯
材であって、射出または注入された靴底材料に埋設され
て靴と一体となることを特徴とする。このとき、好まし
くは、(1)シャンク部および踵芯部が靴底材料を通過
させる孔を有し、少なくともシャンク部の孔の中底下面
側に開口する径が他の側に開口する径より大きく、
(2)踵芯部が中空部を有し、(3)踵芯部が、後端部
が前端部より厚となるように、少なくとも2段厚味の構
成を有している。
【0015】本発明において、シャンク部と踵芯部と
は、互いに同一素材により構成してもよいし、異素材に
より構成してもよい。後者の場合、シャンク部自体ある
いは踵芯部自体を異なる素材を組み合わせて構成するこ
ともできる。
は、互いに同一素材により構成してもよいし、異素材に
より構成してもよい。後者の場合、シャンク部自体ある
いは踵芯部自体を異なる素材を組み合わせて構成するこ
ともできる。
【0016】例えば、踵芯部を中空部を有するものとす
る場合において、該踵芯部を蓋部と箱部との組合せから
なるような構造とし、これら蓋部と箱部とを互いに異な
る素材により成形し、これらを組み合わせて上記の踵芯
部とすることができる。この場合において、箱部の前方
側(不踏部側)の面の一部が伸張し、この伸張部がシャ
ンク部となるような構成(すなわち、踵芯部の本体であ
る箱部とシャンク部とが同一素材よりなる一体成形物)
とすることもできる。あるいは、シャンク部と上記の踵
芯部の蓋部とを一体に成形し、この蓋部に上記の踵芯部
の箱部を組み合わせることもできる。
る場合において、該踵芯部を蓋部と箱部との組合せから
なるような構造とし、これら蓋部と箱部とを互いに異な
る素材により成形し、これらを組み合わせて上記の踵芯
部とすることができる。この場合において、箱部の前方
側(不踏部側)の面の一部が伸張し、この伸張部がシャ
ンク部となるような構成(すなわち、踵芯部の本体であ
る箱部とシャンク部とが同一素材よりなる一体成形物)
とすることもできる。あるいは、シャンク部と上記の踵
芯部の蓋部とを一体に成形し、この蓋部に上記の踵芯部
の箱部を組み合わせることもできる。
【0017】このように、本発明の靴用芯材は、シャン
ク部と踵芯部との少なくとも一部において一体に成形さ
れたものであり、この成形方法は、特に制限されず、射
出成形、注型成形、プレス成形等の、一体成形物を成形
することができる通常の成形方法を適用することができ
る。
ク部と踵芯部との少なくとも一部において一体に成形さ
れたものであり、この成形方法は、特に制限されず、射
出成形、注型成形、プレス成形等の、一体成形物を成形
することができる通常の成形方法を適用することができ
る。
【0018】上記の同一または異なる素材としては、前
述したように、踵芯部は高強度材料製であることが必要
であり、シャンク部は剛性と靱性とを併せ持つ材料製で
あることが必要であると共に、シャンク部と踵芯部とが
これら各部の少なくとも一部において一体成形物となり
得、しかも射出または注入材料との良好な接着も重要で
あることを考慮して、これらを全て充足する材料を、例
えば、本出願人による先提案に係る前記(c)の公報に
開示のシャンク材料等から適宜選定して使用すればよ
い。
述したように、踵芯部は高強度材料製であることが必要
であり、シャンク部は剛性と靱性とを併せ持つ材料製で
あることが必要であると共に、シャンク部と踵芯部とが
これら各部の少なくとも一部において一体成形物となり
得、しかも射出または注入材料との良好な接着も重要で
あることを考慮して、これらを全て充足する材料を、例
えば、本出願人による先提案に係る前記(c)の公報に
開示のシャンク材料等から適宜選定して使用すればよ
い。
【0019】
【作用】シャンク部と踵芯部とが一体となり、上面形状
が中底下面の形状に合致している本発明の靴用芯材は、
一般には、アッパー(本発明において、胛被、靴下状の
裏布等を言う)をラストモールドに嵌装させる前に、該
アッパーに縫製等により取り付けられた中底の下面に、
やはり縫製等により取り付けて使用される。勿論、アッ
パーと中底とを一体的に縫製等したものをラストモール
ドに嵌装させた後に、該中底の下面に本発明の靴用芯材
を、接着剤、スナップ、その他の適宜手段により取り付
けることもできる。
が中底下面の形状に合致している本発明の靴用芯材は、
一般には、アッパー(本発明において、胛被、靴下状の
裏布等を言う)をラストモールドに嵌装させる前に、該
アッパーに縫製等により取り付けられた中底の下面に、
やはり縫製等により取り付けて使用される。勿論、アッ
パーと中底とを一体的に縫製等したものをラストモール
ドに嵌装させた後に、該中底の下面に本発明の靴用芯材
を、接着剤、スナップ、その他の適宜手段により取り付
けることもできる。
【0020】このようにした状態で、サイドモールドお
よびボトムモールド等をセットし、射出または注入を行
うため、該射出または注入材料によって、本発明の靴用
芯材が浮動すると言った事態は生じない。
よびボトムモールド等をセットし、射出または注入を行
うため、該射出または注入材料によって、本発明の靴用
芯材が浮動すると言った事態は生じない。
【0021】また、本発明の靴用芯材は、上記のよう
に、上面形状が中底下面の形状に合致しているため、例
えば、中底の上面を人の足裏形状に合致させる言わゆる
アナトミー構造にする場合、このアナトミー構造を中底
下面にまで及ぼせば、本発明の靴用芯材の上面形状は、
このアナトミー構造の中底下面形状と合致することにな
り、従来、シャンクを使用するヒール段差付き靴には一
般的に不可能とされていたアナトミー構造を、容易に適
用することができる。
に、上面形状が中底下面の形状に合致しているため、例
えば、中底の上面を人の足裏形状に合致させる言わゆる
アナトミー構造にする場合、このアナトミー構造を中底
下面にまで及ぼせば、本発明の靴用芯材の上面形状は、
このアナトミー構造の中底下面形状と合致することにな
り、従来、シャンクを使用するヒール段差付き靴には一
般的に不可能とされていたアナトミー構造を、容易に適
用することができる。
【0022】さらに、本発明の靴用芯材は、上記のよう
に、シャンク部と踵芯部とが一体となり、上面形状が中
底下面の形状に合致しているのみならず、射出または注
入された靴底材料に埋設されて靴と一体となるため、該
靴用芯材を使用した靴の履用中に、靴用芯材が靴本体
(中底、本底等)から遊動、剥離、脱離等を起こすこと
はない。
に、シャンク部と踵芯部とが一体となり、上面形状が中
底下面の形状に合致しているのみならず、射出または注
入された靴底材料に埋設されて靴と一体となるため、該
靴用芯材を使用した靴の履用中に、靴用芯材が靴本体
(中底、本底等)から遊動、剥離、脱離等を起こすこと
はない。
【0023】このとき、シャンク部と踵芯部とに、靴底
材料を通過させる孔が設けられていれば、射出または注
入された靴底材料が、該孔を通過して、本発明の靴用芯
材の上側(中底下面側)にも流入し、該上側と下側とを
一体にする。しかも、該孔の中底下面側に開口する径
は、他の側に開口する径より大きくなっているため、中
底下面側に大量の射出または注入材料が流入することと
なり、本発明の靴用芯材と射出または注入材料との接着
力はより大きくなる。
材料を通過させる孔が設けられていれば、射出または注
入された靴底材料が、該孔を通過して、本発明の靴用芯
材の上側(中底下面側)にも流入し、該上側と下側とを
一体にする。しかも、該孔の中底下面側に開口する径
は、他の側に開口する径より大きくなっているため、中
底下面側に大量の射出または注入材料が流入することと
なり、本発明の靴用芯材と射出または注入材料との接着
力はより大きくなる。
【0024】なお、上記の孔を、シャンク部と踵芯部と
の適宜箇所に適宜数(複数)設けることによって、本発
明の靴用芯材の全体にわたって、良好な投錨効果による
接着力を得ることができる。
の適宜箇所に適宜数(複数)設けることによって、本発
明の靴用芯材の全体にわたって、良好な投錨効果による
接着力を得ることができる。
【0025】また、本発明の靴用芯材を使用することに
より、踵部(ヒール部)全体に射出または注入材料が充
填されることがないため、靴の重量を減少させることが
できる。このとき、踵芯部を中空部を有する構造のもの
とすることにより、踵芯部自体の重量をも減じるため、
より一層靴の重量減少に寄与する。
より、踵部(ヒール部)全体に射出または注入材料が充
填されることがないため、靴の重量を減少させることが
できる。このとき、踵芯部を中空部を有する構造のもの
とすることにより、踵芯部自体の重量をも減じるため、
より一層靴の重量減少に寄与する。
【0026】ところで、豪雪地帯や寒冷地帯等におい
て、靴の滑りを防止するために、底部の一般的には踵部
に、防滑具(例えば、本出願人による実開昭58−49
910号にて既に提案している構造のもの等)を装備す
ることがある。この場合、従来は、ダイレクトソーリン
グ等により靴底を成形した後に、防滑具装備位置の踵接
地面と中底上面とを貫通させる孔を穿設し、該貫通孔に
リベットを通して防滑具を固定していた。したがって、
この貫通孔を通して融雪水等が靴内部に入り込んだり、
あるいはリベットを止着するためのビスが中底上面に露
出して、履用感を損なう。
て、靴の滑りを防止するために、底部の一般的には踵部
に、防滑具(例えば、本出願人による実開昭58−49
910号にて既に提案している構造のもの等)を装備す
ることがある。この場合、従来は、ダイレクトソーリン
グ等により靴底を成形した後に、防滑具装備位置の踵接
地面と中底上面とを貫通させる孔を穿設し、該貫通孔に
リベットを通して防滑具を固定していた。したがって、
この貫通孔を通して融雪水等が靴内部に入り込んだり、
あるいはリベットを止着するためのビスが中底上面に露
出して、履用感を損なう。
【0027】これらの対策として、本出願人は、既に種
々の技術を提案している(例えば、特開昭60−188
102号公報、同60−193104号公報、同60−
259202号公報等参照)。
々の技術を提案している(例えば、特開昭60−188
102号公報、同60−193104号公報、同60−
259202号公報等参照)。
【0028】本発明の靴用芯材によれば、これら先提案
による技術とは異なる作用にて、上記の防滑具装備に伴
う漏水やビス露出を防ぐことができる。
による技術とは異なる作用にて、上記の防滑具装備に伴
う漏水やビス露出を防ぐことができる。
【0029】すなわち、本発明の靴用芯材では、該芯材
を上記のようにして中底下面に取り付ける前に、該芯材
の踵芯部に設けられている靴底材料を通過させる孔にリ
ベットを挿入し、踵芯部の上面に該リベット止着用のビ
スを露出させる。このようにした本発明の靴用芯材を、
上記のようにして中底下面に取り付け、ラストモールド
に嵌装し、サイドモールドとボトムモールドとをセット
し、靴底材料の射出または注入を行う。
を上記のようにして中底下面に取り付ける前に、該芯材
の踵芯部に設けられている靴底材料を通過させる孔にリ
ベットを挿入し、踵芯部の上面に該リベット止着用のビ
スを露出させる。このようにした本発明の靴用芯材を、
上記のようにして中底下面に取り付け、ラストモールド
に嵌装し、サイドモールドとボトムモールドとをセット
し、靴底材料の射出または注入を行う。
【0030】これにより、防滑具装備用リベットが踵部
に取り付けられた靴が形成される。このとき、上記のボ
トムモールドとして、その上面に、リベット先端部が嵌
合する溝切り加工を施したものを用いれば、形成された
靴の踵部底面にリベットの先端部が露出する。このよう
な溝切り加工を施さないボトムモールドを用いれば、リ
ベットの開口部のみが露出することとなる。したがっ
て、これらの露出部により防滑具の取り付けが行われ
る。なお、開口部が露出していないとしても、射出また
は注入により形成される靴底材料は柔軟材であるため、
防滑具の取り付けは極めて容易である。
に取り付けられた靴が形成される。このとき、上記のボ
トムモールドとして、その上面に、リベット先端部が嵌
合する溝切り加工を施したものを用いれば、形成された
靴の踵部底面にリベットの先端部が露出する。このよう
な溝切り加工を施さないボトムモールドを用いれば、リ
ベットの開口部のみが露出することとなる。したがっ
て、これらの露出部により防滑具の取り付けが行われ
る。なお、開口部が露出していないとしても、射出また
は注入により形成される靴底材料は柔軟材であるため、
防滑具の取り付けは極めて容易である。
【0031】このように、リベットは、該リベット挿入
孔に入り込んだ射出または注入材料により本発明の靴用
芯材に強固に固定され、この挿入孔は、該孔を充填して
いる射出または注入材料により漏水を解消する(射出ま
たは注入材料の言わばパッキング作用により、リベット
を固定すると共に、漏水を防止する)。しかも、リベッ
ト止着用ビスは、射出または注入材料により埋め込まれ
た状態となって中底上面に露出することはない。
孔に入り込んだ射出または注入材料により本発明の靴用
芯材に強固に固定され、この挿入孔は、該孔を充填して
いる射出または注入材料により漏水を解消する(射出ま
たは注入材料の言わばパッキング作用により、リベット
を固定すると共に、漏水を防止する)。しかも、リベッ
ト止着用ビスは、射出または注入材料により埋め込まれ
た状態となって中底上面に露出することはない。
【0032】したがって、本発明の靴用芯材によれば、
従来の防滑具装備靴に存在する問題を、上記した本出願
人による先提案の技術とは異なる作用により、悉く解決
することができる。
従来の防滑具装備靴に存在する問題を、上記した本出願
人による先提案の技術とは異なる作用により、悉く解決
することができる。
【0033】このとき、踵芯部を、後端部の方が前端部
より厚く(ヒールの高さ方向に対して厚くなる、言い換
えればヒールの高さ方向に対して高く)なるように、少
なくとも2段厚味の構成としておけば、次のような作用
を得ることができる。
より厚く(ヒールの高さ方向に対して厚くなる、言い換
えればヒールの高さ方向に対して高く)なるように、少
なくとも2段厚味の構成としておけば、次のような作用
を得ることができる。
【0034】すなわち、上記のリベット挿入孔を、後端
部の厚い(高い)部分と、前端部の薄い(低い)部分と
に、少なくとも2個穿設することができる。そして、前
端部の薄い(低い)部分には、後端部の厚い(高い)部
分よりも、大量の射出または注入材料が充填されること
となる。したがって、前端部の薄い(低い)部分に穿設
した孔に挿入したリベットには、後端部の厚い(高い)
部分に穿設した孔に挿入したリベットよりも、より強力
なパッキング作用が掛かることとなり、より強固に固定
される。
部の厚い(高い)部分と、前端部の薄い(低い)部分と
に、少なくとも2個穿設することができる。そして、前
端部の薄い(低い)部分には、後端部の厚い(高い)部
分よりも、大量の射出または注入材料が充填されること
となる。したがって、前端部の薄い(低い)部分に穿設
した孔に挿入したリベットには、後端部の厚い(高い)
部分に穿設した孔に挿入したリベットよりも、より強力
なパッキング作用が掛かることとなり、より強固に固定
される。
【0035】なお、前端部を薄くする(言い換えれば、
前端部のパッキング作用を強力にする)理由は、走・歩
行時に防滑具に加わる力は、後端部に比して前端部が圧
倒的に大きいため、この力に対向するためである。
前端部のパッキング作用を強力にする)理由は、走・歩
行時に防滑具に加わる力は、後端部に比して前端部が圧
倒的に大きいため、この力に対向するためである。
【0036】
【実施例】図1は、本発明の靴用芯材の一実施例を説明
するために、一部を切り欠き、かつ踵芯部を2つの部分
に分解して示す斜視図であり、図2は、図1の平面図で
あり、図3は、図2のA−A′線矢視方向断面図であ
る。
するために、一部を切り欠き、かつ踵芯部を2つの部分
に分解して示す斜視図であり、図2は、図1の平面図で
あり、図3は、図2のA−A′線矢視方向断面図であ
る。
【0037】図1〜3において、1は本発明の靴用芯材
本体であって、本例では、踵芯部3は、箱部31と蓋部
32との組合せ構造であって、該箱部31内部の空隙部
が踵芯部の中空部4となっている。本例では、これらシ
ャンク部2と、踵芯部3の構成部材である箱部31およ
び蓋部32とは、全て同一素材により一体成形物として
構成されている。
本体であって、本例では、踵芯部3は、箱部31と蓋部
32との組合せ構造であって、該箱部31内部の空隙部
が踵芯部の中空部4となっている。本例では、これらシ
ャンク部2と、踵芯部3の構成部材である箱部31およ
び蓋部32とは、全て同一素材により一体成形物として
構成されている。
【0038】シャンク部2と踵芯部3とには、複数個の
孔5(本例では9個)および孔6(本例では2個)が穿
設されており、シャンク部2の孔5は、中底下面側(す
なわち、靴用芯材1の上面側)に開口する径51が、靴
用芯材1の下面側に開口する径52よりも大きくなって
いる。
孔5(本例では9個)および孔6(本例では2個)が穿
設されており、シャンク部2の孔5は、中底下面側(す
なわち、靴用芯材1の上面側)に開口する径51が、靴
用芯材1の下面側に開口する径52よりも大きくなって
いる。
【0039】また、踵芯部を構成している箱部31は、
後端部が前端部より厚く(高く)なるように、本例で
は、図示するように、2段厚味の構成を有している。一
方、蓋部32は、中央部に凹部321を有し、かつ上記
の孔6に合致する孔6′が穿設されている。そして、箱
部31と蓋部32とは、これら両部材のそれぞれに設け
られた適宜の組合せ手段(例えば、孔6《6′》と6
《6′》との間、言い換えれば箱部31の略中央部に設
けられた雌状突起と雄状突起(図示省略))により組み
合わされ、固定されて、踵芯部を構成する。
後端部が前端部より厚く(高く)なるように、本例で
は、図示するように、2段厚味の構成を有している。一
方、蓋部32は、中央部に凹部321を有し、かつ上記
の孔6に合致する孔6′が穿設されている。そして、箱
部31と蓋部32とは、これら両部材のそれぞれに設け
られた適宜の組合せ手段(例えば、孔6《6′》と6
《6′》との間、言い換えれば箱部31の略中央部に設
けられた雌状突起と雄状突起(図示省略))により組み
合わされ、固定されて、踵芯部を構成する。
【0040】このようにして箱部31と蓋部32とが組
合された本発明の靴用芯材1の上面(本例では、シャン
ク部2の上面、および踵芯部3を構成している箱部31
の周囲上面と蓋部32の周囲上面を合わせたものの形
状)は、中底13(図4参照)の下面形状に合致してい
る。したがって、もし、中底13の上面をアナトミー構
造とし、該構造を中底13の下面にまで及ぼさせている
場合は、本発明の靴用芯材1の上面形状もアナトミー構
造を呈しさせることとなる。
合された本発明の靴用芯材1の上面(本例では、シャン
ク部2の上面、および踵芯部3を構成している箱部31
の周囲上面と蓋部32の周囲上面を合わせたものの形
状)は、中底13(図4参照)の下面形状に合致してい
る。したがって、もし、中底13の上面をアナトミー構
造とし、該構造を中底13の下面にまで及ぼさせている
場合は、本発明の靴用芯材1の上面形状もアナトミー構
造を呈しさせることとなる。
【0041】以上のように構成される本発明の靴用芯材
1を、防滑具装備靴に適用する場合についての使用態様
等につき、本発明の靴用芯材を使用した製品の一部を示
している図4をも参照して、以下に説明する。先ず、踵
芯部3の孔6,6,6′,6′に、防滑具固定用の2本
のリベット10,10′をそれぞれ挿入する。このと
き、リベット止着用ビス11,11′は、上記した蓋部
32の上面に露出するが、該蓋部32に設けられている
凹部321内に収容されて、蓋部32より上方に突出す
ることはない。
1を、防滑具装備靴に適用する場合についての使用態様
等につき、本発明の靴用芯材を使用した製品の一部を示
している図4をも参照して、以下に説明する。先ず、踵
芯部3の孔6,6,6′,6′に、防滑具固定用の2本
のリベット10,10′をそれぞれ挿入する。このと
き、リベット止着用ビス11,11′は、上記した蓋部
32の上面に露出するが、該蓋部32に設けられている
凹部321内に収容されて、蓋部32より上方に突出す
ることはない。
【0042】このようにしてリベット10,10′を止
着した本発明の靴用芯材1を、アッパー(本例では、胛
被)12に縫着された中底13に、縫着や接着剤等によ
り取り付ける。これを、図示省略のラストモールドに嵌
装し、やはり図示省略のサイドモールドとボトムモール
ド(本例では、リベット10,10′の先端部が嵌合す
る溝切り加工を施していないボトムモールドを使用)を
セットし、靴底材料14を射出または注入(本例では、
射出)する。
着した本発明の靴用芯材1を、アッパー(本例では、胛
被)12に縫着された中底13に、縫着や接着剤等によ
り取り付ける。これを、図示省略のラストモールドに嵌
装し、やはり図示省略のサイドモールドとボトムモール
ド(本例では、リベット10,10′の先端部が嵌合す
る溝切り加工を施していないボトムモールドを使用)を
セットし、靴底材料14を射出または注入(本例では、
射出)する。
【0043】この射出の際に、中底13に縫着や接着剤
等により取り付けられている本発明の靴用芯材1が、射
出材料14により浮き上がると言った事態は生じない。
したがって、図4に示すような良好な状態の射出成形靴
を容易に得ることができる。
等により取り付けられている本発明の靴用芯材1が、射
出材料14により浮き上がると言った事態は生じない。
したがって、図4に示すような良好な状態の射出成形靴
を容易に得ることができる。
【0044】図4に示す射出成形靴の踵部(ヒール部)
底面には、リベット10,10′の開口部が露出してお
り、該開口部を防滑具15取り付け用の位置とし、該リ
ベット10,10′により防滑具15を固定すれば、図
4に示す製品が完成する。
底面には、リベット10,10′の開口部が露出してお
り、該開口部を防滑具15取り付け用の位置とし、該リ
ベット10,10′により防滑具15を固定すれば、図
4に示す製品が完成する。
【0045】図4に示す製品においては、本発明の靴用
芯材1の踵芯部3において、前端部(シャンク部2側の
部分)が、後端部よりも厚味が薄く(ヒール高さ方向の
高さが低く)なっているため、前端部αには靴底材料1
4が大量に充填され、後端部βにはこれより少量の靴底
材料14が充填された状態となる。したがって、前端部
側の孔6,6′に挿入したリベット10には、後端部側
の孔6,6′に挿入したリベット10′よりも、靴底材
料の量が多い分だけ該材料による大きなパッキング力が
加わり、リベット10はリベット10′よりも強固に靴
底材料14および靴用芯材1に固定された状態となる。
これにより、凍結した路面を走・歩行する際に、防滑具
15の前側に強く加わる力によって、リベット10が延
いては防滑具15の緊締が緩むことはない。
芯材1の踵芯部3において、前端部(シャンク部2側の
部分)が、後端部よりも厚味が薄く(ヒール高さ方向の
高さが低く)なっているため、前端部αには靴底材料1
4が大量に充填され、後端部βにはこれより少量の靴底
材料14が充填された状態となる。したがって、前端部
側の孔6,6′に挿入したリベット10には、後端部側
の孔6,6′に挿入したリベット10′よりも、靴底材
料の量が多い分だけ該材料による大きなパッキング力が
加わり、リベット10はリベット10′よりも強固に靴
底材料14および靴用芯材1に固定された状態となる。
これにより、凍結した路面を走・歩行する際に、防滑具
15の前側に強く加わる力によって、リベット10が延
いては防滑具15の緊締が緩むことはない。
【0046】また、図4に示す製品においては、リベッ
ト10,10′は靴底材料14の射出前に靴用芯材1に
止着されているため、射出された靴底材料14によるパ
ッキング力が該リベット10,10′に加わり、該リベ
ット10,10′の周囲から融雪水等が靴底内部に漏れ
込むことはない。
ト10,10′は靴底材料14の射出前に靴用芯材1に
止着されているため、射出された靴底材料14によるパ
ッキング力が該リベット10,10′に加わり、該リベ
ット10,10′の周囲から融雪水等が靴底内部に漏れ
込むことはない。
【0047】しかも、これらリベット10,10′の止
着用ビス11,11′は、踵芯部3の蓋部32の凹部3
21内に収納されて靴底材料14中に埋め込まれた状態
となるため、該ビス11,11′周囲からの靴内部への
融雪水等の漏れ込みもないし、またビス11,11′が
履用者の足裏面に接触することもない。
着用ビス11,11′は、踵芯部3の蓋部32の凹部3
21内に収納されて靴底材料14中に埋め込まれた状態
となるため、該ビス11,11′周囲からの靴内部への
融雪水等の漏れ込みもないし、またビス11,11′が
履用者の足裏面に接触することもない。
【0048】さらに、図4に示す製品は、シャンク部2
と踵芯部3とが一体となり、上面形状が中底13下面の
形状に合致し、靴底材料14通過用の孔5,6,6′が
穿設されている本発明の靴用芯材1が、靴底材料14中
に埋設されて靴と一体となっているため、履用中に、靴
用芯材1が中底13や靴底14から遊動、剥離、脱離等
を起こすことはない。
と踵芯部3とが一体となり、上面形状が中底13下面の
形状に合致し、靴底材料14通過用の孔5,6,6′が
穿設されている本発明の靴用芯材1が、靴底材料14中
に埋設されて靴と一体となっているため、履用中に、靴
用芯材1が中底13や靴底14から遊動、剥離、脱離等
を起こすことはない。
【0049】その上、図4に示す製品は、本発明の靴用
芯材1の容量分だけ靴底材料14の充填量が減少し、加
えて踵芯部3が中空部4を有する構造となっているた
め、靴の重量を大幅に減少させることができる。
芯材1の容量分だけ靴底材料14の充填量が減少し、加
えて踵芯部3が中空部4を有する構造となっているた
め、靴の重量を大幅に減少させることができる。
【0050】以上により、図4に示す製品は、優れた履
用性を有するものとなっている。
用性を有するものとなっている。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の靴用芯材
によれば、次のような効果を奏することができる。
によれば、次のような効果を奏することができる。
【0052】(1)中底下面形状に合致した上面形状を
有しており、しかも射出または注入された靴底材料に埋
設されて靴と一体となるため、本発明の靴用芯材は、中
底および靴底とは密着した固定保持ができ、該芯材の遊
動、剥離、脱離等が生じることはない。
有しており、しかも射出または注入された靴底材料に埋
設されて靴と一体となるため、本発明の靴用芯材は、中
底および靴底とは密着した固定保持ができ、該芯材の遊
動、剥離、脱離等が生じることはない。
【0053】(2)靴底材料を通過させる孔を設ける場
合は、該孔に充填される靴底材料による投錨効果を得る
ことができ、本発明の靴用芯材と靴底材料とのなお一層
強力な固定保持ができる。
合は、該孔に充填される靴底材料による投錨効果を得る
ことができ、本発明の靴用芯材と靴底材料とのなお一層
強力な固定保持ができる。
【0054】(3)踵芯部に中空部を設ける場合は、本
発明の靴用芯材使用による軽量化に該中空部による軽量
化が加わり、なお一層の軽量化を実現することができ
る。
発明の靴用芯材使用による軽量化に該中空部による軽量
化が加わり、なお一層の軽量化を実現することができ
る。
【0055】(4)踵部に防滑具を装備する場合におい
ては、従来の該防滑具固定用リベットの挿入孔からの漏
水の問題が無くなると共に、該リベット止着用ビスによ
る従来の足当たりの悪さをも解消することができる。し
かも、従来のリベットの挿入孔の穿設工程が無くなり、
生産性も大幅に向上する。このとき、踵芯部の厚みの取
り方を、前方部において薄く、後方部において厚くなる
ように、少なくとも2段厚味構成とすることにより、防
滑具の緊締効果を良好なものとすることができる。
ては、従来の該防滑具固定用リベットの挿入孔からの漏
水の問題が無くなると共に、該リベット止着用ビスによ
る従来の足当たりの悪さをも解消することができる。し
かも、従来のリベットの挿入孔の穿設工程が無くなり、
生産性も大幅に向上する。このとき、踵芯部の厚みの取
り方を、前方部において薄く、後方部において厚くなる
ように、少なくとも2段厚味構成とすることにより、防
滑具の緊締効果を良好なものとすることができる。
【図1】本発明の靴用芯材の一例を説明するための斜視
図である。
図である。
【図2】図1に示す靴用芯材の平面図である。
【図3】図2のA−A′線矢視方向断面図である。
【図4】本発明の靴用芯材を使用した靴製品の一例を説
明するための部分断面図である。
明するための部分断面図である。
【符号の説明】 1 本発明の靴用芯材 2 シャンク部 3 踵芯部 31 踵芯部を構成する箱部 32 踵芯部を構成する蓋部 321 蓋部に設けられている凹部 4 踵芯部の中空部 5,6,6′ 靴底材料を通過させる孔 51 孔5の中底下面側の開口部 52 51と反対側の(孔5の)開口部 10,10′ 防滑具15取付け用リベット 11,11′ リベット止着用リブ 12 胛被 13 中底 14 靴底材料 15 防滑具
Claims (4)
- 【請求項1】 シャンクと踵芯とが一体となり、かつ中
底上面形状に合致した上面形状を持つ靴用芯材であっ
て、 射出または注入された靴底材料に埋設されて靴と一体と
なることを特徴とする靴用芯材。 - 【請求項2】 シャンク部および踵芯部が、靴底材料を
通過させる孔を有し、少なくともシャンク部の孔の中底
下面側に開口する径が他の側に開口する径より大きいこ
とを特徴とする請求項1記載の靴用芯材。 - 【請求項3】 踵芯部が、中空部を有することを特徴と
する請求項1〜2記載の靴用芯材。 - 【請求項4】 踵芯部が、後端部が前端部より厚くなる
ように、少なくとも2段厚味の構成を有している請求項
1〜3記載の靴用芯材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167388A JP2759612B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 射出成形靴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167388A JP2759612B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 射出成形靴 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0810005A true JPH0810005A (ja) | 1996-01-16 |
| JP2759612B2 JP2759612B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=15848784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6167388A Expired - Lifetime JP2759612B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 射出成形靴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2759612B2 (ja) |
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1994
- 1994-06-27 JP JP6167388A patent/JP2759612B2/ja not_active Expired - Lifetime
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