JPH0810041Y2 - 自動車用シート - Google Patents
自動車用シートInfo
- Publication number
- JPH0810041Y2 JPH0810041Y2 JP1990018078U JP1807890U JPH0810041Y2 JP H0810041 Y2 JPH0810041 Y2 JP H0810041Y2 JP 1990018078 U JP1990018078 U JP 1990018078U JP 1807890 U JP1807890 U JP 1807890U JP H0810041 Y2 JPH0810041 Y2 JP H0810041Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- lower rail
- floor
- hook plate
- hook
- Prior art date
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
この考案は、自動車用シートに関し、詳しくは、シー
トベルトアンカがシートに一体に取付けられるように構
成されたものに関する。
トベルトアンカがシートに一体に取付けられるように構
成されたものに関する。
フロントシートの場合、シートは、通常、フロア上に
シートトラック(前後位置調整装置)を介して前後位置
調整可能に取り付けられている。上記シートトラック
は、フロアにシートレッグを介して固定されるロアレー
ルと、このロアレールにローラやボールを介してスライ
ド可能に支持されるアッパレールとを備え、レバーを操
作してロック機構を解除することにより、アッパレール
およびシートを前後移動させうるように構成されてい
る。 ところで、自動車にはシートベルトが装備されてい
る。たとえば、フロントシート側に装備される一般的な
シートベルトは、シートの左右に配設されるアウタベル
トとインナベルトとからなる。上記アウタベルトは、一
本の連続したベルトによって肩ベルトおよび腰ベルトを
構成しうるように形成されているとともに、車体側壁部
やドア開口下方のフロアパネルに取付け金具(シートベ
ルトアンカ)等を介して連結されている。また、上記イ
ンナベルトは、アウタベルトと反対側のシートの側方に
おいてフロアンパネルにインナベルトアンカを介して連
結されており、その先端部には、アウタベルトに装着さ
れたタングプレートを着脱可能に連結させうるバックル
が取り付けられている。 ところが、フロントシートのなかには、たとえば実開
昭62ー97067号公報に示されているシートのように、シ
ートベルトのインナベルトアンカが、左右のシートトラ
ックのうちの一方のシートトラック(車幅方向内方側の
シートトラック)のアッパレールに、その側方に位置す
るように取り付けられ、シートの前後位置調整に合わせ
て、上記インナベルトも前後移動させうるように構成さ
れるものがある。シートの位置に関係なく、インナベル
トとシートとの位置関係を常に一定させて、乗員のベル
ト装着位置を常に適切に保ちうるようにするためであ
る。 この場合、上記インナベルトアンカには、その下端に
フック部が設けられる一方、シートトラックのロアレー
ルに、前後方向に延び、上記フック部に対しそれが上下
方向に相対移動しようとするとき互いに干渉するように
位置する係止部を有するフックプレートが取り付けられ
る。衝突時においてシートベルトにかかる荷重を、イン
ナベルトアンカ、フックプレート、ロアレールおよびシ
ートレッグを介して車体に支承させうるようにするため
である。
シートトラック(前後位置調整装置)を介して前後位置
調整可能に取り付けられている。上記シートトラック
は、フロアにシートレッグを介して固定されるロアレー
ルと、このロアレールにローラやボールを介してスライ
ド可能に支持されるアッパレールとを備え、レバーを操
作してロック機構を解除することにより、アッパレール
およびシートを前後移動させうるように構成されてい
る。 ところで、自動車にはシートベルトが装備されてい
る。たとえば、フロントシート側に装備される一般的な
シートベルトは、シートの左右に配設されるアウタベル
トとインナベルトとからなる。上記アウタベルトは、一
本の連続したベルトによって肩ベルトおよび腰ベルトを
構成しうるように形成されているとともに、車体側壁部
やドア開口下方のフロアパネルに取付け金具(シートベ
ルトアンカ)等を介して連結されている。また、上記イ
ンナベルトは、アウタベルトと反対側のシートの側方に
おいてフロアンパネルにインナベルトアンカを介して連
結されており、その先端部には、アウタベルトに装着さ
れたタングプレートを着脱可能に連結させうるバックル
が取り付けられている。 ところが、フロントシートのなかには、たとえば実開
昭62ー97067号公報に示されているシートのように、シ
ートベルトのインナベルトアンカが、左右のシートトラ
ックのうちの一方のシートトラック(車幅方向内方側の
シートトラック)のアッパレールに、その側方に位置す
るように取り付けられ、シートの前後位置調整に合わせ
て、上記インナベルトも前後移動させうるように構成さ
れるものがある。シートの位置に関係なく、インナベル
トとシートとの位置関係を常に一定させて、乗員のベル
ト装着位置を常に適切に保ちうるようにするためであ
る。 この場合、上記インナベルトアンカには、その下端に
フック部が設けられる一方、シートトラックのロアレー
ルに、前後方向に延び、上記フック部に対しそれが上下
方向に相対移動しようとするとき互いに干渉するように
位置する係止部を有するフックプレートが取り付けられ
る。衝突時においてシートベルトにかかる荷重を、イン
ナベルトアンカ、フックプレート、ロアレールおよびシ
ートレッグを介して車体に支承させうるようにするため
である。
しかしながら、このようなインナベルト付きシートの
場合、次のような問題点があった。 安全性や見栄え等の問題を考慮して、シートトラックの
ロアレールの長さは、できるだけ短く設定されることが
多い。シートの位置を前方側にずらしたとき、ロアレー
ルの後端部がシートからはみ出さないようにするためで
ある。突起物が露出すると危険であり、また見栄えも悪
くなる。 このようにロアレールの長さを短くした場合、シート
の位置を後方にずらしたときには、ロアレールがシート
の下に完全に隠れるとともに、シートクッションの後端
部が、ロアレールよりもさらに後方に突き出た状態とな
る。また、アッパレールの後端部に取付けられる上記イ
ンナベルトも、ロアレールよりも後方に位置させられ
る。 ところが、インナベルトにかかる荷重をフロアに支承
させるための上記フックプレートは、インナベルトの全
移動範囲にわたって設ける必要がある。そのため、フッ
クプレートは、ロアレールよりもさらに後方に延出させ
られるように設けられる。 しかし、この場合、フックプレートを単にロアレール
の後端から片持ち状に延出させるようにしたのでは、そ
の延長部がインナベルトアンカから上下方向の荷重を受
けたとき簡単に曲げ変形させられてしまい、そのため、
上記荷重をフロアに適切に支承させることができなくな
ってしまう。 そこで、従来、フックプレートの延長部とフロアとを
連結する補強部材を設け、この補助部材を介してフック
プレートの延長部に作用する荷重をフロアに確実に支承
させて、安全性を確保しうるようにする手段が講じられ
るシートもあった。しかし、この方法では、わざわざ別
部品を設けねばならないため、部品点数が多くなるとと
もに、コストも高くつく問題がある。 本願考案は、以上のような事情の下で考え出されたも
のであって、シートベルトのインナベルトアンカをシー
トトラックのアッパレールに取り付け、上記インナベル
トアンカに対するフックプレートをシートトラックのロ
アレールに取り付けるとともに、上記フックプレートを
ロアレールよりもさらに後方に延出させるように構成さ
れるシートにおいて、補強部材を別途設けることなく、
インナベルトアンカからフックプレートの延長部に作用
する荷重をフロアに確実に支承させうるようにすること
を目的とする。
場合、次のような問題点があった。 安全性や見栄え等の問題を考慮して、シートトラックの
ロアレールの長さは、できるだけ短く設定されることが
多い。シートの位置を前方側にずらしたとき、ロアレー
ルの後端部がシートからはみ出さないようにするためで
ある。突起物が露出すると危険であり、また見栄えも悪
くなる。 このようにロアレールの長さを短くした場合、シート
の位置を後方にずらしたときには、ロアレールがシート
の下に完全に隠れるとともに、シートクッションの後端
部が、ロアレールよりもさらに後方に突き出た状態とな
る。また、アッパレールの後端部に取付けられる上記イ
ンナベルトも、ロアレールよりも後方に位置させられ
る。 ところが、インナベルトにかかる荷重をフロアに支承
させるための上記フックプレートは、インナベルトの全
移動範囲にわたって設ける必要がある。そのため、フッ
クプレートは、ロアレールよりもさらに後方に延出させ
られるように設けられる。 しかし、この場合、フックプレートを単にロアレール
の後端から片持ち状に延出させるようにしたのでは、そ
の延長部がインナベルトアンカから上下方向の荷重を受
けたとき簡単に曲げ変形させられてしまい、そのため、
上記荷重をフロアに適切に支承させることができなくな
ってしまう。 そこで、従来、フックプレートの延長部とフロアとを
連結する補強部材を設け、この補助部材を介してフック
プレートの延長部に作用する荷重をフロアに確実に支承
させて、安全性を確保しうるようにする手段が講じられ
るシートもあった。しかし、この方法では、わざわざ別
部品を設けねばならないため、部品点数が多くなるとと
もに、コストも高くつく問題がある。 本願考案は、以上のような事情の下で考え出されたも
のであって、シートベルトのインナベルトアンカをシー
トトラックのアッパレールに取り付け、上記インナベル
トアンカに対するフックプレートをシートトラックのロ
アレールに取り付けるとともに、上記フックプレートを
ロアレールよりもさらに後方に延出させるように構成さ
れるシートにおいて、補強部材を別途設けることなく、
インナベルトアンカからフックプレートの延長部に作用
する荷重をフロアに確実に支承させうるようにすること
を目的とする。
上記課題を解決するため、本願考案では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、本願考案の自動車用シートは、シートレッ
グを介してフロアに固定されるロアレールおよびこのロ
アレールに前後方向スライド可能に支持されるアッパレ
ールを有する左右一対のシートトラックを備え、一方の
シートトラックにおけるアッパレールに、下端にフック
部を有するシートベルトアンカがシートトラックの側方
に位置するように固着され、ロアレールに、その側方を
シートトラックの軌道方向に延び、かつ上記シートベル
トアンカのフック部に対しそれが上下方向に相対移動し
ようとするとき互いに干渉するように位置する係止部を
有するフックプレートが固着されてなる自動車用シート
であって、上記フックプレートに、上記係止部を備えつ
つ、上記ロアレールの後端からさらに後方に延出する延
長部を設ける一方、上記ロアレールの後端を支承するシ
ートレッグの下端に後方に延出してフロアに固定される
フロア取付け部を設け、上記フックプレートの延長部と
上記シートレッグのフロア取付け部の少なくとも一方
に、上下方向に延出して両者を一体連結する立て壁部を
形成したことを特徴とする。
手段を講じている。 すなわち、本願考案の自動車用シートは、シートレッ
グを介してフロアに固定されるロアレールおよびこのロ
アレールに前後方向スライド可能に支持されるアッパレ
ールを有する左右一対のシートトラックを備え、一方の
シートトラックにおけるアッパレールに、下端にフック
部を有するシートベルトアンカがシートトラックの側方
に位置するように固着され、ロアレールに、その側方を
シートトラックの軌道方向に延び、かつ上記シートベル
トアンカのフック部に対しそれが上下方向に相対移動し
ようとするとき互いに干渉するように位置する係止部を
有するフックプレートが固着されてなる自動車用シート
であって、上記フックプレートに、上記係止部を備えつ
つ、上記ロアレールの後端からさらに後方に延出する延
長部を設ける一方、上記ロアレールの後端を支承するシ
ートレッグの下端に後方に延出してフロアに固定される
フロア取付け部を設け、上記フックプレートの延長部と
上記シートレッグのフロア取付け部の少なくとも一方
に、上下方向に延出して両者を一体連結する立て壁部を
形成したことを特徴とする。
シートトラックのアッパレールには、シートベルトア
ンカが取り付けられており、シートの前後位置調整に合
わせて、上記シートベルトアンカも前後移動させられ
る。一方、シートトラックのロアレールには、シートベ
ルトアンカのフック部に対して上下方向に干渉するよう
に位置する係止部を有し、上記シートベルトアンカにか
かる荷重をフロアに支承させるためのフックプレートが
取り付けられている。また、上記フックプレートは、ロ
アレールよりもさらに後方に延出させられるように設け
られ、上記シートベルトアンカの全移動範囲にフックプ
レートを位置させうるように構成される。 本願考案では、ロアレールの後端から後方に延出する
フックプレートの延長部と、ロアレールの後端を支承す
るシートレッグの下端に後方に延出するように設けられ
るフロア取付け部の少なくとも一方に、上下方向に延び
て両者を一体連結する立て壁部を形成する。すなわち、
フックプレートの延長部とシートレッグとを上記立て壁
部を介して一体に連結する。したがって、フックプレー
トの延長部がシートベルトから受ける荷重は、上記立て
壁部およびシートレッグを介してフロアに適切に支承さ
せることができ、安全性を十分に確保しうる。 しかも、上記立て壁部は、フックプレートやシートレ
ッグに一体形成して設けられるものである。言い換える
と、シートトラックのロアレールをフロアに取り付ける
ためのシートレッグを、フックプレートの延長部をフロ
アに連結するための補強部材として都合良く利用してい
る。したがって、従来のように、補強部材を別途設ける
必要はなく、またそのために部品点数が増えたりするこ
ともない。
ンカが取り付けられており、シートの前後位置調整に合
わせて、上記シートベルトアンカも前後移動させられ
る。一方、シートトラックのロアレールには、シートベ
ルトアンカのフック部に対して上下方向に干渉するよう
に位置する係止部を有し、上記シートベルトアンカにか
かる荷重をフロアに支承させるためのフックプレートが
取り付けられている。また、上記フックプレートは、ロ
アレールよりもさらに後方に延出させられるように設け
られ、上記シートベルトアンカの全移動範囲にフックプ
レートを位置させうるように構成される。 本願考案では、ロアレールの後端から後方に延出する
フックプレートの延長部と、ロアレールの後端を支承す
るシートレッグの下端に後方に延出するように設けられ
るフロア取付け部の少なくとも一方に、上下方向に延び
て両者を一体連結する立て壁部を形成する。すなわち、
フックプレートの延長部とシートレッグとを上記立て壁
部を介して一体に連結する。したがって、フックプレー
トの延長部がシートベルトから受ける荷重は、上記立て
壁部およびシートレッグを介してフロアに適切に支承さ
せることができ、安全性を十分に確保しうる。 しかも、上記立て壁部は、フックプレートやシートレ
ッグに一体形成して設けられるものである。言い換える
と、シートトラックのロアレールをフロアに取り付ける
ためのシートレッグを、フックプレートの延長部をフロ
アに連結するための補強部材として都合良く利用してい
る。したがって、従来のように、補強部材を別途設ける
必要はなく、またそのために部品点数が増えたりするこ
ともない。
以下、本願考案の実施例を図面を参照しつつ説明す
る。 第3図に示すように、シートは、シートクッション1
と、このシートクッション1の後端部に取り付けられる
シートバック2とを備える。図示例のシートは、自動車
のフロントシートであり、これは、シートクッション1
の下に設けられる左右一対のシートトラック3,3を介し
てフロア上に前後位置調整可能に取り付けられる。 上記シートトラック3は、第2図から良く判るよう
に、ロアレール4と、このロアレール5にローラ17およ
びボール18を介して前後方向スライド可能に支持される
アッパレール5とを備える。上記ロアレール4は、前後
一対のシートレッグ6,6を介してフロアに取り付けられ
ており、一方、上記アッパレール5は、シートクッショ
ンフレーム(図示略)に連結されるなどしてシートに対
し一体に取り付けられている。また、シートトラック3
には、図示しないロック機構および操作レバーが付設さ
れており、上記操作レバーを操作してロック機構のロッ
クを解除することにより、アッパレール6およびシート
を前後移動させうるように構成されている。 なお、上記シートレッグ6は、その上端に設けられた
レール連結部6aをロアレール5の下面にリベット止めさ
れるなどして取り付けられている。また、シートレッグ
6の下端には、フロアパネルにボルト止めされるフロア
取付け部6bが設けられている。 本願考案では、第2図および第3図に示すように、シ
ートベルトのインナベルト7を、左右のシートトラック
3,3のうちの一方のシートトラック3(車幅方向内方側
に配置されたシートトラック)のアッパレール5に連結
固定する。 シートベルトは、シートの左右に配置されるアウタベ
ルト8とインナベルト7とからなる。通常、上記アウタ
ベルトは、センターピラー部やドア開口下方部のフロア
パネルにシートベルトアンカ(図示略)等を介して連結
され、一方、インナベルトは、アウタベルトと反対側の
シート側方においてフロアパネルに連結される。しか
し、本願考案では、上記のようにインナベルト7をシー
トに対し一体に取付けることにより、シートの前後位置
調整に合わせて上記インナベルト7もともに前後移動さ
せて、インナベルト7とシートとの相対位置関係を常に
一定させうるようにする。 本例の場合、インナベルト7の下端に設けるインナベ
ルトアンカ9を、シートの後方部においてシートトラッ
ク3の側方に配置し、アッパレール5の後端部に固着し
たブラケット10に連結することにより、インナベルト7
をアッパレール5に取り付けている。また、インナベル
ト7は、保形性を有しそれ自体で略直立状態をとりうる
ように形成されている。さらに、インナベルト7の上端
部には、アウタベルト8のタングプレート11を着脱可能
に連結させうるバックル12が取付けられている。 一方、シートトラック3のロアレール4には、衝突時
等においてインナベルト7に作用する荷重をフロアに支
承させるためのフックプレート13が取り付けられてい
る。このフックプレート13は、ロアレール4の下面に沿
って前後方向に延びる取付プレート部13aを、ロアレー
ル4に対しリベット止めや溶接などによって固着されて
いる。また、上記取付プレート部13aの後方側端部に
は、上記インナベルトアンカ9の下端部に設けられてい
る断面略U字状のフック部9aに対しこれに一定間隔をあ
けて被さるように位置する係止部13bが設けられてい
る。インナベルトアンカ9が、フックプレート14に対し
上下方向に相対移動しようとしたとき、上記係止部13b
がインナベルトアンカ9のフック部9aと干渉し、これに
より、インナベルト7にかかる荷重を、フックプレート
13、ロアレール4およびシートレッグ6を介してフロア
に支承させることができる。 なお、上記係止部13bは、少なくともインナベルトア
ンカ9の移動範囲に対応した範囲にわたって設けられ
る。 また、シートの位置を前方にずらしたときにロアレー
ル4の後端部が露出することのないように、ロアレール
4の長さを短めに設定している。そのため、フックプレ
ート13には、上記係止部13bを備えつつ、ロアレール4
よりもさらに後方に延出する延長部14を設けている。上
記のようにロアレール4の長さを短くした場合、シート
の位置を後方にずらしたときには、第3図に示すよう
に、シートクッション1の後端部がロアレール4よりも
後方に突き出た状態となり、またシートクッション1の
後端部に配設されているインナベルトアンカ9もロアレ
ール4よりも後方に位置する状態となる。一方、フック
プレート13は、インナベルトアンカ9の全移動範囲にわ
たって設けなければならない。そこで、フックプレート
13に、上記延長部14を設ける必要がある。 しかしながら、単にフックプレート13をロアレール4
の後端から片持ち状に延出させただけでは、フックプレ
ート13の延長部14とインナベルトアンカ9との干渉時、
フックプレート13の延長部が容易に曲げ変形させられて
しまい、シートベルトにかかる荷重をフロアに適切に支
承させることができなくなる問題が生じる。 そこで、本願考案の場合、フックプレート13の延長部
14と、ロアレール4の後端を支承するシートレッグ6の
下端に設けたフロア取付け部6bの少なくとも一方に、上
下方向に延出して両者を一体に連結する立て壁部を設け
る。 本例では、第1図ないし第3図に示すように、上記延
長部14に、その係止部13bの一側壁部から下方に延出す
る立て壁部15を設けている。また、ロアレール4を支承
する前後のシートレッグ6,6のうちの後方側のシートレ
ッグ6の下端に、後方に延出する上記フロア取付け部6b
を設けているとともに、このフロア取付け部6bに、その
側端部から上方に延出する立て壁部16を折り曲げ形成し
ている。そして、これら立て壁部15と立て壁部16の重ね
合わせ部を溶接によって互いに結合している。 したがって、インナベルトアンカ9が上記延長部14上
に位置する状態において、インナベルトアンカ9が上記
延長部14に対して上下方向に相対移動しようとし、延長
部14の係止部13bとインナベルトアンカ9のフック部9b
が干渉したとき、インナベルト7から延長部14に作用す
る荷重を、上記立て壁部15,16およびシートレッグ6を
介してフロアに適切に支承させうるので、十分な安全性
が確保される。また、シートレッグ6を上記延長部14と
フロアとの補強連結部材として都合良く利用している。
したがって、上記補強連結部材に相当するものを別途新
たに設ける必要もない。 ところで、本願考案の範囲は、上述の実施例に特に限
定されるものではない。 たとえば、上記実施例では、フックプレートの延長部
とシートレッグの双方に、立て壁部を設けているが、何
れか一方のみに立て壁部を設けるようにしてもよい。ま
た、上記実施例では、ロアレールを複数のシートレッグ
によって支持するタイプのシートを示しているが、一つ
のシートレッグによってロアレールを支持するタイプの
シートにも、本願考案を適用できることもいうまでもな
い。さらに、フックプレートやシートレッグの具体的形
状が種々変更可能であることももちろんである。
る。 第3図に示すように、シートは、シートクッション1
と、このシートクッション1の後端部に取り付けられる
シートバック2とを備える。図示例のシートは、自動車
のフロントシートであり、これは、シートクッション1
の下に設けられる左右一対のシートトラック3,3を介し
てフロア上に前後位置調整可能に取り付けられる。 上記シートトラック3は、第2図から良く判るよう
に、ロアレール4と、このロアレール5にローラ17およ
びボール18を介して前後方向スライド可能に支持される
アッパレール5とを備える。上記ロアレール4は、前後
一対のシートレッグ6,6を介してフロアに取り付けられ
ており、一方、上記アッパレール5は、シートクッショ
ンフレーム(図示略)に連結されるなどしてシートに対
し一体に取り付けられている。また、シートトラック3
には、図示しないロック機構および操作レバーが付設さ
れており、上記操作レバーを操作してロック機構のロッ
クを解除することにより、アッパレール6およびシート
を前後移動させうるように構成されている。 なお、上記シートレッグ6は、その上端に設けられた
レール連結部6aをロアレール5の下面にリベット止めさ
れるなどして取り付けられている。また、シートレッグ
6の下端には、フロアパネルにボルト止めされるフロア
取付け部6bが設けられている。 本願考案では、第2図および第3図に示すように、シ
ートベルトのインナベルト7を、左右のシートトラック
3,3のうちの一方のシートトラック3(車幅方向内方側
に配置されたシートトラック)のアッパレール5に連結
固定する。 シートベルトは、シートの左右に配置されるアウタベ
ルト8とインナベルト7とからなる。通常、上記アウタ
ベルトは、センターピラー部やドア開口下方部のフロア
パネルにシートベルトアンカ(図示略)等を介して連結
され、一方、インナベルトは、アウタベルトと反対側の
シート側方においてフロアパネルに連結される。しか
し、本願考案では、上記のようにインナベルト7をシー
トに対し一体に取付けることにより、シートの前後位置
調整に合わせて上記インナベルト7もともに前後移動さ
せて、インナベルト7とシートとの相対位置関係を常に
一定させうるようにする。 本例の場合、インナベルト7の下端に設けるインナベ
ルトアンカ9を、シートの後方部においてシートトラッ
ク3の側方に配置し、アッパレール5の後端部に固着し
たブラケット10に連結することにより、インナベルト7
をアッパレール5に取り付けている。また、インナベル
ト7は、保形性を有しそれ自体で略直立状態をとりうる
ように形成されている。さらに、インナベルト7の上端
部には、アウタベルト8のタングプレート11を着脱可能
に連結させうるバックル12が取付けられている。 一方、シートトラック3のロアレール4には、衝突時
等においてインナベルト7に作用する荷重をフロアに支
承させるためのフックプレート13が取り付けられてい
る。このフックプレート13は、ロアレール4の下面に沿
って前後方向に延びる取付プレート部13aを、ロアレー
ル4に対しリベット止めや溶接などによって固着されて
いる。また、上記取付プレート部13aの後方側端部に
は、上記インナベルトアンカ9の下端部に設けられてい
る断面略U字状のフック部9aに対しこれに一定間隔をあ
けて被さるように位置する係止部13bが設けられてい
る。インナベルトアンカ9が、フックプレート14に対し
上下方向に相対移動しようとしたとき、上記係止部13b
がインナベルトアンカ9のフック部9aと干渉し、これに
より、インナベルト7にかかる荷重を、フックプレート
13、ロアレール4およびシートレッグ6を介してフロア
に支承させることができる。 なお、上記係止部13bは、少なくともインナベルトア
ンカ9の移動範囲に対応した範囲にわたって設けられ
る。 また、シートの位置を前方にずらしたときにロアレー
ル4の後端部が露出することのないように、ロアレール
4の長さを短めに設定している。そのため、フックプレ
ート13には、上記係止部13bを備えつつ、ロアレール4
よりもさらに後方に延出する延長部14を設けている。上
記のようにロアレール4の長さを短くした場合、シート
の位置を後方にずらしたときには、第3図に示すよう
に、シートクッション1の後端部がロアレール4よりも
後方に突き出た状態となり、またシートクッション1の
後端部に配設されているインナベルトアンカ9もロアレ
ール4よりも後方に位置する状態となる。一方、フック
プレート13は、インナベルトアンカ9の全移動範囲にわ
たって設けなければならない。そこで、フックプレート
13に、上記延長部14を設ける必要がある。 しかしながら、単にフックプレート13をロアレール4
の後端から片持ち状に延出させただけでは、フックプレ
ート13の延長部14とインナベルトアンカ9との干渉時、
フックプレート13の延長部が容易に曲げ変形させられて
しまい、シートベルトにかかる荷重をフロアに適切に支
承させることができなくなる問題が生じる。 そこで、本願考案の場合、フックプレート13の延長部
14と、ロアレール4の後端を支承するシートレッグ6の
下端に設けたフロア取付け部6bの少なくとも一方に、上
下方向に延出して両者を一体に連結する立て壁部を設け
る。 本例では、第1図ないし第3図に示すように、上記延
長部14に、その係止部13bの一側壁部から下方に延出す
る立て壁部15を設けている。また、ロアレール4を支承
する前後のシートレッグ6,6のうちの後方側のシートレ
ッグ6の下端に、後方に延出する上記フロア取付け部6b
を設けているとともに、このフロア取付け部6bに、その
側端部から上方に延出する立て壁部16を折り曲げ形成し
ている。そして、これら立て壁部15と立て壁部16の重ね
合わせ部を溶接によって互いに結合している。 したがって、インナベルトアンカ9が上記延長部14上
に位置する状態において、インナベルトアンカ9が上記
延長部14に対して上下方向に相対移動しようとし、延長
部14の係止部13bとインナベルトアンカ9のフック部9b
が干渉したとき、インナベルト7から延長部14に作用す
る荷重を、上記立て壁部15,16およびシートレッグ6を
介してフロアに適切に支承させうるので、十分な安全性
が確保される。また、シートレッグ6を上記延長部14と
フロアとの補強連結部材として都合良く利用している。
したがって、上記補強連結部材に相当するものを別途新
たに設ける必要もない。 ところで、本願考案の範囲は、上述の実施例に特に限
定されるものではない。 たとえば、上記実施例では、フックプレートの延長部
とシートレッグの双方に、立て壁部を設けているが、何
れか一方のみに立て壁部を設けるようにしてもよい。ま
た、上記実施例では、ロアレールを複数のシートレッグ
によって支持するタイプのシートを示しているが、一つ
のシートレッグによってロアレールを支持するタイプの
シートにも、本願考案を適用できることもいうまでもな
い。さらに、フックプレートやシートレッグの具体的形
状が種々変更可能であることももちろんである。
第1図は実施例の要部を示した斜視図、第2図は第1図
のII矢視方向図、第3図は実施例に係るシートの側面図
である。 3……シートトラック、4……ロアレール、5……アッ
パレール、6……シートレッグ、6b……フロア取付け
部、9……シートベルトアンカ(インナベルトアン
カ)、9a……フック部、13……フックプレート、13b…
…係止部、14……延長部、15,16……立て壁部。
のII矢視方向図、第3図は実施例に係るシートの側面図
である。 3……シートトラック、4……ロアレール、5……アッ
パレール、6……シートレッグ、6b……フロア取付け
部、9……シートベルトアンカ(インナベルトアン
カ)、9a……フック部、13……フックプレート、13b…
…係止部、14……延長部、15,16……立て壁部。
Claims (1)
- 【請求項1】シートレッグを介してフロアに固定される
ロアレールおよびこのロアレールに前後方向スライド可
能に支持されるアッパレールを有する左右一対のシート
トラックを備え、一方のシートトラックにおけるアッパ
レールに、下端にフック部を有するシートベルトアンカ
がシートトラックの側方に位置するように固着され、ロ
アレールに、その側方をシートトラックの軌道方向に延
び、かつ上記シートベルトアンカのフック部に対しそれ
が上下方向に相対移動しようとするとき互いに干渉する
ように位置する係止部を有するフックプレートが固着さ
れてなる自動車用シートであって、 上記フックプレートに、上記係止部を備えつつ、上記ロ
アレールの後端からさらに後方に延出する延長部を設け
る一方、上記ロアレールの後端を支承するシートレッグ
の下端に後方に延出してフロアに固定されるフロア取付
け部を設け、 上記フックプレートの延長部と上記シートレッグのフロ
ア取付け部の少なくとも一方に、上下方向に延出して両
者を一体連結する立て壁部を形成したことを特徴とす
る、自動車用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990018078U JPH0810041Y2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 自動車用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990018078U JPH0810041Y2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 自動車用シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03108568U JPH03108568U (ja) | 1991-11-07 |
| JPH0810041Y2 true JPH0810041Y2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=31521253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990018078U Expired - Lifetime JPH0810041Y2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 自動車用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0810041Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP1990018078U patent/JPH0810041Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03108568U (ja) | 1991-11-07 |
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