JPH08100495A - 雨 樋 - Google Patents

雨 樋

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JPH08100495A
JPH08100495A JP26203394A JP26203394A JPH08100495A JP H08100495 A JPH08100495 A JP H08100495A JP 26203394 A JP26203394 A JP 26203394A JP 26203394 A JP26203394 A JP 26203394A JP H08100495 A JPH08100495 A JP H08100495A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨水が溢れる原因を極力除去し、排水が良好
に機能する雨樋を提供する。 【構成】 アルミニウム押出し成形により、単独で樋と
なり得る形状において上端で内法幅が最も広くなる本体
溝壁3と、本体溝壁3のその幅広い前端から延設され屋
根側に高く傾斜する反上り壁4と、後端から延設され、
上端部を軒先2の広小舞9の前端面に釘付けまたはビス
止めさせる取付け壁5とを一体成形したものである

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋根からの雨水を受
けるために軒先に取り付けられる雨樋に関する。
【0002】
【従来の技術】雨樋は、軒樋とも称されるもので、一般
的に、亜鉛メッキ鋼板または銅板で加工されるが、プラ
スチック製品も多用される。形状については、断面が半
円弧の円樋と、底壁に両側壁がやや開きに起立する角樋
とがある。
【0003】雨樋の取付けには、支持腕の先端に雨樋が
嵌まる半円弧形の受け部を溶接した樋受け金物が使用さ
れる。支持腕の形状は様々であって、屋根の垂木の側面
に釘付けまたはビス止めするための取付け孔が設けられ
るものや、垂木に端面から打ち込み得るように先端を細
く形成されたもの等がある。また、受け部に雨樋を保持
するために、それが針金で縛り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の雨
樋によれば、溝開口部が広いためにそこから落ち葉や、
風に吹かれてきたビニール袋等のごみが落ち込みやす
く、ごみが堆積すると水の排水に支障が生じ、また、降
雪地方では雨樋の中に積雪すると、それが氷結して堰と
なり、これによっても排水の支障となり、これらの障害
で雨水が屋根側に溢れ、家屋の腐朽の原因となるという
問題があった。
【0005】また、屋根の積雪が長期に及ぶと、下層が
氷結したまま徐々にずれ落ち、軒先ではその裏側に回る
ように垂れ下がる現象が生じるが、この場合には、雨樋
の縁にずれ下がる雪が引っ掛かり、過大な荷重が掛かっ
て雨樋が傾き或いは折れ曲がり、これによっても雨水が
溢れる原因となり、また、豪雪時には雨樋が外れること
も珍しくない。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
雨水が溢れる原因を極力除去し、背水が良好に機能する
雨樋を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、アルミニウム押出し成形により、単
独で樋となり得る形状において、上端で内法幅が最も広
くなる本体溝壁と、本体溝壁のその幅広い前端から延設
され屋根側に高く傾斜する反上り壁とを一体成形したこ
とを特徴とする。
【0008】加えて、本体溝壁に、その最も広くなる後
端から延設され、上端部を軒先の広小舞の前端面に釘付
けまたはビス止めさせる取付け壁を一体成形し、広小舞
の前端面に合わせて取付け壁を溝内側傾斜に形成するこ
ともある。
【0009】さらに、本体溝壁を横に長い楕円形状の一
部としての半円弧断面に形成し、反上り壁をその円の延
長として湾曲形成することもある。
【0010】
【作 用】雨樋を上記のように構成したから、排水容量
が少なくとも本体溝壁の幅において確保でき、また、反
上り壁を有するために、軒瓦の先端に有する雨垂れ片と
の間が狭くなるように取り付けることができるものであ
って、これにより、落ち葉等のごみの侵入を防止でき、
また、雨樋の中での降雪量が少なくなるために、雨水の
溢れが防止され排水が滞りなく行われる。
【0011】外側端縁が反上り壁で内側に入り込んでい
ることから、ずれ落ちる雪が引っ掛かり難く、そのた
め、雨樋の傾きや脱落、折曲りを防止できる。殊に、取
付け壁を有する場合(請求項2)、反上り壁を湾曲させ
てある場合(請求項3)、それがリブとなり、且つ、上
方での直接取付けとなることもあって、雨樋の溢れ防止
に確実性が得られる。また、樋受け金物や針金縛りが不
要となり、取付け壁により雨樋の取付けを迅速且つ強固
になし得る。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図面は、一実施例を示したもので、その雨
樋Cは、アルミニウム押出し成形により、下部の本体溝
壁3の前端に反上り壁4を延設し、後端に取付け壁5を
延設した断面形状となっている。この場合、円樋の変形
と見ることができるが、角樋の変形として実施すること
も可能である。なお、本体溝壁3と、他の反上り壁4お
よび取付け壁5とは、内法幅が最も広い位置で一応区別
される。
【0014】本体溝壁3は、従来の円樋に相当して半円
弧に形成されるが、反円弧と言っても、この場合は、横
に長い楕円形の下半部の形状であって、このようにして
全体的な深さを適度に加減してある。この本体溝壁3の
位置については、従来の雨樋と同じ程度が望ましく、そ
うすることによって、反上り壁4が枯れ葉等の落ち込み
を有効に防止することができる。
【0015】反上り壁4は、屋根側に反り上る形状によ
り、雨樋Cの溝開口幅が狭くなるだけでなく、軒瓦6と
の間隔Wが狭くなっている。軒瓦6では、先端に雨垂れ
片7を有する、その雨垂れ片7の下端と反上り壁4の上
端とがほぼ同位置になるように設定される。こうするこ
とにより、雨水が雨樋Cに雨水が確実に流入するし、枯
れ葉等の落ち込みが防止されやすくなる。
【0016】さらに、この反上り壁4の形状について
は、本体溝壁3の断面形状としての半円弧の円の延長と
して形成される。このようにすると、屋根からの滑り落
ちる雪が反上り壁4に引っ掛かり難くなる。屋根におけ
る積雪は、極寒期に下層が氷結する結果、徐々にずれ下
がりながら軒先の裏側に回るように、円弧を描きながら
大きく垂れ下がるので、このように雨樋Cの前端部外面
が円または円に近い曲面であると、特に、そのような垂
れ下がりの氷結雪の引っ掛かりがなくなる。しかし、反
上り壁4が真っ直ぐな形状でも、従来の雨樋Cに比して
は引っ掛かりがなくなるので、この発明の趣旨に反しな
いものとする。
【0017】取付け壁5は、軒先の広小舞9の端面に釘
付けまたはビス止めするもので、その端面の傾斜に合わ
せて取付け壁5が溝内側に傾斜させて突設される。図中
10は釘付けまたはビス止めする孔である。また取付け
壁5は、反上り壁4よりも上に長く形成されているため
に、家屋側へ雨水が溢れることは決してなくなる。
【0018】軒先に対する取付け強度については、取付
け位置が本体溝壁3の内側位置にあるいわば吊り下げの
取付けとなるために、広小舞9の端面において荷重によ
る支店や作用点がある見方からすると、その両点に倍力
的な力が余り加わらないことから、釘付け等の力に抗し
て剥離することがなく、安定した取付け状態を保持す
る。なお横方向に連続する各雨樋Cを互いに溶接手段で
連結することができる。
【0019】ちなみに、この実施例とは違って、垂木1
1に取り付けるように取付け壁5を形成したときには、
梃の原理等から安定した取付け状態が得られなく、しか
も、家屋側に雨水が溢れる不都合を防止できない。ま
た、この実施例の場合、雨樋Cの取付けには、補強兼用
の水切り板13が用いられ、それが雨樋Cの全長に亘っ
て広小舞9に釘付けまたはビス止めされる。
【0020】水切り板13はアルミニウム製であって、
広小舞9の先端上部に当接する形態においてやや鋭角の
屈折断面形状に形成され、後端に折返し15が設けられ
る。取付けについては、雨樋Cの取付け壁5を押し止め
た状態で釘付けまたはビス止めされる。17がその止め
孔である。
【0021】前述の如く、雨樋Cの水が家屋側に溢れる
ことはないのであるが、強い風雨の吹き込みがあると、
雨水が取付け壁5を遡り、釘19の止め孔10や上端縁
から広小舞9との間に浸入する恐れがある。そうなる
と、広小舞9を腐朽させ、結果的に雨樋Cの取付け強度
が劣化することになるので、万全を期してこのような水
切り板13の使用がなされている。
【0022】水切り板13の取付けについては、広小舞
9に予め雨樋Cの取付け壁5を釘19で止めてから、そ
の上に水切り板13を添え、ビス21で止めることが雨
水の浸入防止の観点から望ましい。また、補強の観点か
らすると、広小舞9の上面にも釘付けまたはビス止めす
ることが望ましい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の雨樋に
よれば次のような優れた効果がある。
【0024】排水容量が少なくとも本体溝壁の幅におい
て確保できることはもちろん、本体溝壁の前端に反上り
壁を有するために、軒瓦との関係において、開口幅を狭
くして取り付けることによって、落ち葉やビニール片等
のごみの侵入を防止でき、また、雨樋の中での降雪量が
少なくなるために、それらによって、排水に支障が生じ
るようなことがなくなり、雨水の溢れが防止され排水が
滞りなく行われる。
【0025】豪雪地帯においては特に有効であって、下
層で氷結した屋根の積雪が軒先から垂れ下がったときに
おいても、反上り壁を有することから、ずれ落ちる雪が
引っ掛かり難く、そのため、豪雪に伴う雨樋の傾き、脱
落、折曲り、割れ等を防止できる。また、アルミニウム
製であることから、錆難く耐久性に優れ、ごみが浸入し
難いこともあって、雨樋の管理が容易となる。しかも、
環境に優しくリサイクル可能であり、さらに、形状とも
相俟って美粧性にも優れている。
【0026】殊に、取付け壁を有する場合(請求項
2)、反上り壁を湾曲させてある場合には(請求項
3)、上記のような効果が顕著となり、雨樋の傾きや脱
落、折曲りの防止、雨水の溢れ防止に確実性が得られ、
加えて、積雪やつらら、梯子掛け等の荷重に耐えること
ができる。また、取付け壁により雨樋の取付けを迅速且
つ強固になし得るために、工期の短縮および工事費の削
減に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】軒先に取り付けた状態で示す雨樋の断面図であ
る。
【図2】取付け手順で示す同雨樋の斜視図である。
【符号の説明】
C 雨樋 2 軒先 3 本体溝壁 4 反上り壁 5 取付け壁 9 広小舞

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム押出し成形により、単独で
    樋となり得る形状において上端で内法幅が最も広くなる
    本体溝壁(3)と、本体溝壁(3)のその幅広い前端か
    ら延設され屋根側に高く傾斜する反上り壁(4)とを一
    体成形したことを特徴とする雨樋。
  2. 【請求項2】 本体溝壁(3)に、その最も広くなる後
    端から延設され、上端部を軒先(2)の広小舞(9)の
    前端面に釘付けまたはビス止めさせる取付け壁(5)を
    一体成形し、広小舞(9)の前端面に合わせて取付け壁
    (5)を溝内側傾斜に形成したことを特徴とする雨樋。
  3. 【請求項3】 本体溝壁(3)を横に長い楕円形状の一
    部としての半円弧断面に形成し、反上り壁(4)をその
    円の延長として湾曲形成したことを特徴とする請求項1
    記載の雨樋。
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JPH05209450A (ja) * 1992-01-29 1993-08-20 Yoshinori Okura 雨 樋

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