JPH08101169A - 渦流探傷装置 - Google Patents
渦流探傷装置Info
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- JPH08101169A JPH08101169A JP6237325A JP23732594A JPH08101169A JP H08101169 A JPH08101169 A JP H08101169A JP 6237325 A JP6237325 A JP 6237325A JP 23732594 A JP23732594 A JP 23732594A JP H08101169 A JPH08101169 A JP H08101169A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検体とプローブとの間隔(リフトオフ)の
変動を良好に防止することできる渦流探傷装置を提供す
る。 【構成】 ハウジング9には円筒ころ7を介してヘッド
5が回転自在に支承され、そのヘッド5の下面には、渦
流プローブ3が埋設されている。また、ヘッド5の下面
には、8個のノズル13が、ヘッド5の回転軸を中心に
同心円上に等間隔(45°間隔)で配設されている。空
気供給路33,空気室31を介して各ノズル13から空
気を噴射すると、ヘッド5が浮上し、ヘッド5下面と金
属板100表面との間にいわゆるエアベアリングが形成
される。エアベアリングの厚さh、すなわちリフトオフ
は空気の噴射量に対応し、バックラッシュや金属板10
0のたわみの影響を受けない。また、同心円上に配設さ
れた複数のノズル13より空気を噴射するため、リフト
オフが一層安定する。
変動を良好に防止することできる渦流探傷装置を提供す
る。 【構成】 ハウジング9には円筒ころ7を介してヘッド
5が回転自在に支承され、そのヘッド5の下面には、渦
流プローブ3が埋設されている。また、ヘッド5の下面
には、8個のノズル13が、ヘッド5の回転軸を中心に
同心円上に等間隔(45°間隔)で配設されている。空
気供給路33,空気室31を介して各ノズル13から空
気を噴射すると、ヘッド5が浮上し、ヘッド5下面と金
属板100表面との間にいわゆるエアベアリングが形成
される。エアベアリングの厚さh、すなわちリフトオフ
は空気の噴射量に対応し、バックラッシュや金属板10
0のたわみの影響を受けない。また、同心円上に配設さ
れた複数のノズル13より空気を噴射するため、リフト
オフが一層安定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、励磁コイルにより交番
磁界を発生すると共に該交番磁界により被検体(金属)
に発生する渦電流に応じた信号を出力するプローブを備
え、そのプローブからの信号に応じて被検体の欠陥を検
出する渦流探傷装置に関する。
磁界を発生すると共に該交番磁界により被検体(金属)
に発生する渦電流に応じた信号を出力するプローブを備
え、そのプローブからの信号に応じて被検体の欠陥を検
出する渦流探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウムやアルミニウム合金
などの比較的薄い金属板内部および表面に存在する非金
属介在物の異物や傷,空洞などの欠陥を、次のような原
理で非接触で検査する渦流探傷装置が考えられている。
すなわち、励磁コイルにより金属板を通過する交番磁界
を発生すると、金属板に渦電流が発生する。また、この
渦電流の大きさに応じて励磁コイルのインピーダンスが
変化する。一方、金属板に欠陥が存在すると渦電流の大
きさが変化する。そこで、交番磁界を発生する励磁コイ
ルを備えると共に、その励磁コイルのインピーダンス
(前述のように渦電流の大きさに対応)に対応する信号
を出力するプローブを用いて、金属板の欠陥を検出す
る。すなわち、そのプローブを金属板表面に沿って移動
させながら、そのプローブの出力信号の変化を監視すれ
ば、金属板の欠陥を非接触で検出することができるので
ある。
などの比較的薄い金属板内部および表面に存在する非金
属介在物の異物や傷,空洞などの欠陥を、次のような原
理で非接触で検査する渦流探傷装置が考えられている。
すなわち、励磁コイルにより金属板を通過する交番磁界
を発生すると、金属板に渦電流が発生する。また、この
渦電流の大きさに応じて励磁コイルのインピーダンスが
変化する。一方、金属板に欠陥が存在すると渦電流の大
きさが変化する。そこで、交番磁界を発生する励磁コイ
ルを備えると共に、その励磁コイルのインピーダンス
(前述のように渦電流の大きさに対応)に対応する信号
を出力するプローブを用いて、金属板の欠陥を検出す
る。すなわち、そのプローブを金属板表面に沿って移動
させながら、そのプローブの出力信号の変化を監視すれ
ば、金属板の欠陥を非接触で検出することができるので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の渦流探傷装置
では、金属板などの被検体とプローブの励磁コイルとの
間隔(以下リフトオフという)が変動するとそれによっ
て渦電流の大きさも変動する。すると、この変動により
金属板の欠陥による渦電流の変動が分別し難くなってし
まう。
では、金属板などの被検体とプローブの励磁コイルとの
間隔(以下リフトオフという)が変動するとそれによっ
て渦電流の大きさも変動する。すると、この変動により
金属板の欠陥による渦電流の変動が分別し難くなってし
まう。
【0004】ところが、従来は、プローブを周囲から機
械的に支承することによって、プローブと金属板との間
隔を保持している。このため、プローブを支承する機械
的構成にバックラッシがあったり、金属板にたわみがあ
ったりすると、リフトオフを一定に保持するのが困難な
場合がある。
械的に支承することによって、プローブと金属板との間
隔を保持している。このため、プローブを支承する機械
的構成にバックラッシがあったり、金属板にたわみがあ
ったりすると、リフトオフを一定に保持するのが困難な
場合がある。
【0005】そこで、本発明は、リフトオフの変動を良
好に防止することできる渦流探傷装置を提供することを
目的としてなされた。
好に防止することできる渦流探傷装置を提供することを
目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた請求項1記載の発明は、励磁コイルにより交番
磁界を発生すると共に該交番磁界により被検体に発生す
る渦電流に応じた信号を出力するプローブを備え、その
プローブからの信号に応じて被検体の欠陥を検出する渦
流探傷装置において、上記被検体表面に略垂直に配設さ
れる回転軸を中心に回転可能に支承され、周縁近傍に上
記プローブが固定されたヘッドと、該ヘッドの上記被検
体との対向面に、上記回転軸を中心に略同心円上に形成
された複数のノズルと、該複数のノズルを介して上記被
検体表面に気体を噴射供給する気体供給手段と、を備え
たことを特徴とする渦流探傷装置を要旨としている。
なされた請求項1記載の発明は、励磁コイルにより交番
磁界を発生すると共に該交番磁界により被検体に発生す
る渦電流に応じた信号を出力するプローブを備え、その
プローブからの信号に応じて被検体の欠陥を検出する渦
流探傷装置において、上記被検体表面に略垂直に配設さ
れる回転軸を中心に回転可能に支承され、周縁近傍に上
記プローブが固定されたヘッドと、該ヘッドの上記被検
体との対向面に、上記回転軸を中心に略同心円上に形成
された複数のノズルと、該複数のノズルを介して上記被
検体表面に気体を噴射供給する気体供給手段と、を備え
たことを特徴とする渦流探傷装置を要旨としている。
【0007】請求項2記載の発明は、更に、上記気体供
給手段が供給する気体の一部を上記ヘッドの周方向に噴
射して、上記ヘッドに回転力を付与する回転力付与手段
を備えたことを特徴とする請求項1記載の渦流探傷装置
を要旨としている。
給手段が供給する気体の一部を上記ヘッドの周方向に噴
射して、上記ヘッドに回転力を付与する回転力付与手段
を備えたことを特徴とする請求項1記載の渦流探傷装置
を要旨としている。
【0008】更に、請求項3記載の発明は、上記プロー
ブが、上記励磁コイルの内側に配設され、かつ、互いに
巻回方向を逆にした一対の検出コイルを備え、該各検出
コイルに誘起される電力の差分を出力することを特徴と
する請求項1または2記載の渦流探傷装置を要旨として
いる。
ブが、上記励磁コイルの内側に配設され、かつ、互いに
巻回方向を逆にした一対の検出コイルを備え、該各検出
コイルに誘起される電力の差分を出力することを特徴と
する請求項1または2記載の渦流探傷装置を要旨として
いる。
【0009】
【作用】このように構成された請求項1記載の発明で
は、周縁近傍にプローブが固定されたヘッドの上記被検
体との対向面には、そのヘッドの回転軸を中心に複数の
ノズルが略同心円上に形成され、気体供給手段は、その
複数のノズルを介して被検体表面に気体を噴射供給す
る。このため、ヘッドと、被検体のそのヘッドと対向す
る部分との間に高圧の気体塊、いわゆるエアベアリング
が形成され、両者の間隔はノズルからの気体の噴射量に
応じたものとなる。従って、気体供給手段からの気体の
供給量を一定に保持すれば、被検体のたわみなどに関わ
らず、リフトオフを一定に保持することができる。
は、周縁近傍にプローブが固定されたヘッドの上記被検
体との対向面には、そのヘッドの回転軸を中心に複数の
ノズルが略同心円上に形成され、気体供給手段は、その
複数のノズルを介して被検体表面に気体を噴射供給す
る。このため、ヘッドと、被検体のそのヘッドと対向す
る部分との間に高圧の気体塊、いわゆるエアベアリング
が形成され、両者の間隔はノズルからの気体の噴射量に
応じたものとなる。従って、気体供給手段からの気体の
供給量を一定に保持すれば、被検体のたわみなどに関わ
らず、リフトオフを一定に保持することができる。
【0010】また、本発明では、ヘッドの被検体との対
向面に、そのヘッドの回転軸を中心に略同心円上に形成
された複数のノズルより気体を噴射してエアベアリング
を形成している。このようにノズルを配設すると、各ノ
ズルから噴射された気体の内、中心方向へ流れた気体は
その流れを相殺しあい、その気体は各ノズルの内側に良
好に蓄積される。このため、一つのノズルから空気を噴
射した場合と比較して、気体の噴射量を節約すると共に
ヘッドを安定して浮上させることができる。従って、リ
フトオフがきわめて良好に保持される。
向面に、そのヘッドの回転軸を中心に略同心円上に形成
された複数のノズルより気体を噴射してエアベアリング
を形成している。このようにノズルを配設すると、各ノ
ズルから噴射された気体の内、中心方向へ流れた気体は
その流れを相殺しあい、その気体は各ノズルの内側に良
好に蓄積される。このため、一つのノズルから空気を噴
射した場合と比較して、気体の噴射量を節約すると共に
ヘッドを安定して浮上させることができる。従って、リ
フトオフがきわめて良好に保持される。
【0011】更に、ヘッドは被検体表面に略垂直に配設
される回転軸を中心に回転可能に支承され、その周縁近
傍にプローブが固定されている。このため、プローブを
上記回転軸を中心に回転させながら、被検体を一定方向
に搬送して被検体の欠陥を検出することができる。この
ようにすれば、被検体の広い範囲に対して、能率的に欠
陥の検出を行うことができる。
される回転軸を中心に回転可能に支承され、その周縁近
傍にプローブが固定されている。このため、プローブを
上記回転軸を中心に回転させながら、被検体を一定方向
に搬送して被検体の欠陥を検出することができる。この
ようにすれば、被検体の広い範囲に対して、能率的に欠
陥の検出を行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、上記気体供給手段が供給する気体の
一部をヘッドの周方向に噴射して、ヘッドに回転力を付
与する回転力付与手段を備えている。この回転力付与手
段は、気体の流れを変えるだけの簡単な構成、例えば、
ノズル,フィンなどによって構成することができる。こ
のため、請求項2記載の発明では、きわめて簡単な構成
によってヘッドを回転させ、前述の能率的な検出を行う
ことができる。
明の構成に加えて、上記気体供給手段が供給する気体の
一部をヘッドの周方向に噴射して、ヘッドに回転力を付
与する回転力付与手段を備えている。この回転力付与手
段は、気体の流れを変えるだけの簡単な構成、例えば、
ノズル,フィンなどによって構成することができる。こ
のため、請求項2記載の発明では、きわめて簡単な構成
によってヘッドを回転させ、前述の能率的な検出を行う
ことができる。
【0013】また、ヘッドを回転させるために外部から
力を加えていないので、ヘッドと被検体との間隔は上記
気体供給手段からの気体の供給量に一層良好に対応す
る。このため、リフトオフが一層良好に保持される。更
に、請求項3記載の発明では、上記励磁コイルの内側に
配設され、かつ、互いに巻回方向を逆にした一対の検出
コイルをプローブが備え、そのプローブは、各検出コイ
ルに誘起される電力の差分を出力する。このため、プロ
ーブの出力は、リフトオフの変動や温度変化などの影響
を受け難い。従って、万一リフトオフが変動した場合
や、温度の急激な変化があった場合にも、良好に被検体
の欠陥を検出することができる。
力を加えていないので、ヘッドと被検体との間隔は上記
気体供給手段からの気体の供給量に一層良好に対応す
る。このため、リフトオフが一層良好に保持される。更
に、請求項3記載の発明では、上記励磁コイルの内側に
配設され、かつ、互いに巻回方向を逆にした一対の検出
コイルをプローブが備え、そのプローブは、各検出コイ
ルに誘起される電力の差分を出力する。このため、プロ
ーブの出力は、リフトオフの変動や温度変化などの影響
を受け難い。従って、万一リフトオフが変動した場合
や、温度の急激な変化があった場合にも、良好に被検体
の欠陥を検出することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は実施例の渦流探傷装置に適用されるプローブ
ヘッド1の構成を表す断面図である。図に示すように、
このプローブヘッド1は、渦流プローブ3が埋込まれた
ヘッド5と、そのヘッド5を円筒ころ7を介して回転自
在に支承するハウジング9とを備えている。また、ハウ
ジング9はハウジング支持機構11を介して被検体とし
ての金属板100上に支持される。
る。図1は実施例の渦流探傷装置に適用されるプローブ
ヘッド1の構成を表す断面図である。図に示すように、
このプローブヘッド1は、渦流プローブ3が埋込まれた
ヘッド5と、そのヘッド5を円筒ころ7を介して回転自
在に支承するハウジング9とを備えている。また、ハウ
ジング9はハウジング支持機構11を介して被検体とし
ての金属板100上に支持される。
【0015】金属板100と対向するヘッド5の下面
は、略円形に形成され、そこに図2に示すように8個の
ノズル13が形成されている。このノズル13は、ヘッ
ド5の回転軸(図中+印で表示)を中心に同心円上に等
間隔(45°間隔)で配設されている。また、本実施例
では、ヘッド5の下面の直径LLを50mmとし、ヘッド
5の回転軸と各ノズル13との間隔を12mmとしてい
る。更に、ヘッド5下面の一端には渦流プローブ3が露
出しており、この渦流プローブ3の中心と上記回転軸と
の間隔は20mmである。また、ヘッド5の側面には、ヘ
ッド5の周方向に空気を噴射する4個の側部ノズル1
5、および各側部ノズル15に隣接して配置された4個
のフィン17が形成されている。
は、略円形に形成され、そこに図2に示すように8個の
ノズル13が形成されている。このノズル13は、ヘッ
ド5の回転軸(図中+印で表示)を中心に同心円上に等
間隔(45°間隔)で配設されている。また、本実施例
では、ヘッド5の下面の直径LLを50mmとし、ヘッド
5の回転軸と各ノズル13との間隔を12mmとしてい
る。更に、ヘッド5下面の一端には渦流プローブ3が露
出しており、この渦流プローブ3の中心と上記回転軸と
の間隔は20mmである。また、ヘッド5の側面には、ヘ
ッド5の周方向に空気を噴射する4個の側部ノズル1
5、および各側部ノズル15に隣接して配置された4個
のフィン17が形成されている。
【0016】図1に戻って、ハウジング9の下面には円
筒状の円筒溝9aが形成され、ヘッド5上面にはその円
筒溝9a内に延びる円筒壁5aが形成されている。そし
て、円筒溝9aと円筒壁5aとの間には、回転トランス
19が形成されている。この回転トランス19は、円筒
壁5a表面に固定された一対のコイル19a,19b
と、各コイル19a,19bに個々に対向して円筒溝9
a内壁に固定された一対のコイル19c,19dとを備
えている。
筒状の円筒溝9aが形成され、ヘッド5上面にはその円
筒溝9a内に延びる円筒壁5aが形成されている。そし
て、円筒溝9aと円筒壁5aとの間には、回転トランス
19が形成されている。この回転トランス19は、円筒
壁5a表面に固定された一対のコイル19a,19b
と、各コイル19a,19bに個々に対向して円筒溝9
a内壁に固定された一対のコイル19c,19dとを備
えている。
【0017】なお、コイル19a両端は、渦流プローブ
3の後述の励磁コイル21(図3)両端に、コイル19
b両端は、渦流プローブ3の後述の検出コイル組23
(図3)両端に、コイル19c両端は、ハウジング9の
上面に設けた一対の端子25に、コイル19d両端は、
ハウジング9の上面に設けた一対の端子27に、それぞ
れ細いソリード線(エナメル線;コイル巻線の延長)で
接続されている。このため、一対の端子25間に電圧を
印加すると、コイル19c,19aを介して励磁コイル
21を励磁することができ、検出コイル組23の出力信
号は、コイル19b,19dを介して一対の端子27に
出力される。
3の後述の励磁コイル21(図3)両端に、コイル19
b両端は、渦流プローブ3の後述の検出コイル組23
(図3)両端に、コイル19c両端は、ハウジング9の
上面に設けた一対の端子25に、コイル19d両端は、
ハウジング9の上面に設けた一対の端子27に、それぞ
れ細いソリード線(エナメル線;コイル巻線の延長)で
接続されている。このため、一対の端子25間に電圧を
印加すると、コイル19c,19aを介して励磁コイル
21を励磁することができ、検出コイル組23の出力信
号は、コイル19b,19dを介して一対の端子27に
出力される。
【0018】また、ヘッド5の内部には、各ノズル13
および側部ノズル15と連通する空気室31が形成さ
れ、ヘッド5およびハウジング9には、その空気室31
に空気を供給する空気供給路33が、ヘッド5の回転軸
に沿って形成されている。このため、空気供給路33を
介して空気室31に空気を供給すると、その空気は各ノ
ズル13および側部ノズル15より噴射される。空気が
ノズル13を介して金属板100に噴射されると、ヘッ
ド5下面と金属板100表面との間に空気が溜り、いわ
ゆるエアベアリングが形成されてヘッド5が浮上する。
また、空気が側部ノズル15を介して噴射されると、そ
の噴出力でヘッド5が回転し、フィン17の空気抵抗と
バランスして、ヘッド5が一定回転数で安定して回転す
る。
および側部ノズル15と連通する空気室31が形成さ
れ、ヘッド5およびハウジング9には、その空気室31
に空気を供給する空気供給路33が、ヘッド5の回転軸
に沿って形成されている。このため、空気供給路33を
介して空気室31に空気を供給すると、その空気は各ノ
ズル13および側部ノズル15より噴射される。空気が
ノズル13を介して金属板100に噴射されると、ヘッ
ド5下面と金属板100表面との間に空気が溜り、いわ
ゆるエアベアリングが形成されてヘッド5が浮上する。
また、空気が側部ノズル15を介して噴射されると、そ
の噴出力でヘッド5が回転し、フィン17の空気抵抗と
バランスして、ヘッド5が一定回転数で安定して回転す
る。
【0019】次に、図3に基づき渦流プローブ3の構成
について詳述する。(B)の下面図に示すように、大径
に巻回された励磁コイル21の内側に、小径に巻回され
た検出コイル組23が形成されている。検出コイル組2
3は、互いに弦を対向させて半円状に巻回された一対の
検出コイル23a,23bから構成されている。なお、
各検出コイル23a,23bは互いに巻回方向を逆にし
ている。各検出コイル23a,23bは、それぞれ半割
状のフェライトコア29a,29bを有している。この
励磁コイル21および検出コイル組23は、ステンレス
製の円筒35に入れてモールドされ、ヘッド5の下面に
埋め込まれている。
について詳述する。(B)の下面図に示すように、大径
に巻回された励磁コイル21の内側に、小径に巻回され
た検出コイル組23が形成されている。検出コイル組2
3は、互いに弦を対向させて半円状に巻回された一対の
検出コイル23a,23bから構成されている。なお、
各検出コイル23a,23bは互いに巻回方向を逆にし
ている。各検出コイル23a,23bは、それぞれ半割
状のフェライトコア29a,29bを有している。この
励磁コイル21および検出コイル組23は、ステンレス
製の円筒35に入れてモールドされ、ヘッド5の下面に
埋め込まれている。
【0020】このフェライトコア29a,29bは、
(A)の断面図に示すように、上下方向に長尺に形成さ
れ、このフェライトコア29a,29bにより磁束を良
好に絞ることができる。このため、より小さいコイル径
でも同一の大きさの磁界が金属板100表面にて得られ
るので、渦流プローブ3の有効径Lをφ4mmと小さく設
計することができる。また、励磁コイル21の両端は円
筒35上部に固定された一対の端子37を介して前述の
コイル19aに接続されている。検出コイル23a,2
3bは直列に接続され、その両端は円筒35上部に固定
された一対の端子39を介して前述のコイル19bに接
続されている。
(A)の断面図に示すように、上下方向に長尺に形成さ
れ、このフェライトコア29a,29bにより磁束を良
好に絞ることができる。このため、より小さいコイル径
でも同一の大きさの磁界が金属板100表面にて得られ
るので、渦流プローブ3の有効径Lをφ4mmと小さく設
計することができる。また、励磁コイル21の両端は円
筒35上部に固定された一対の端子37を介して前述の
コイル19aに接続されている。検出コイル23a,2
3bは直列に接続され、その両端は円筒35上部に固定
された一対の端子39を介して前述のコイル19bに接
続されている。
【0021】図4は、このプローブヘッド1を用いた渦
流探傷装置の検出回路構成を概略的に表すブロック図で
ある。プローブヘッド1に接続される渦流探傷器50
は、端子25を介して励磁コイル21に励起信号を印加
する発振部51と、端子27を介して印加される検出コ
イル組23の出力信号を増幅するプリアンプ53と、バ
ランス回路と位相変化を検出する回路からなり、プリア
ンプ53を介して上記出力信号が入力される位相検出器
(Phase Sensitive Detecto
r:PSD)55と、位相検出器55で変換された信号
から低周波成分を除去するローパスフィルタ(LPF)
57と、そのローパスフィルタ57の出力を増幅するア
ンプ59とを備えている。このアンプ59の出力は、外
部のハイパスフィルタ(HPF)61を介してオシロス
コープ63へ入力されると共に、ハイパスフィルタ61
を介せずに直接オシロスコープ63へ入力される。
流探傷装置の検出回路構成を概略的に表すブロック図で
ある。プローブヘッド1に接続される渦流探傷器50
は、端子25を介して励磁コイル21に励起信号を印加
する発振部51と、端子27を介して印加される検出コ
イル組23の出力信号を増幅するプリアンプ53と、バ
ランス回路と位相変化を検出する回路からなり、プリア
ンプ53を介して上記出力信号が入力される位相検出器
(Phase Sensitive Detecto
r:PSD)55と、位相検出器55で変換された信号
から低周波成分を除去するローパスフィルタ(LPF)
57と、そのローパスフィルタ57の出力を増幅するア
ンプ59とを備えている。このアンプ59の出力は、外
部のハイパスフィルタ(HPF)61を介してオシロス
コープ63へ入力されると共に、ハイパスフィルタ61
を介せずに直接オシロスコープ63へ入力される。
【0022】また、プローブヘッド1の外部にはポンプ
などの空気供給源65が設けられ、この空気供給源65
は、エアフィルタ67,レギュレータ69を介して、プ
ローブヘッド1の空気供給路33へ空気を供給する。更
に、レギュレータ69からプローブヘッド1に至る間の
空気供給路71には、圧力計73が接続されている。
などの空気供給源65が設けられ、この空気供給源65
は、エアフィルタ67,レギュレータ69を介して、プ
ローブヘッド1の空気供給路33へ空気を供給する。更
に、レギュレータ69からプローブヘッド1に至る間の
空気供給路71には、圧力計73が接続されている。
【0023】このように構成された本実施例の渦流探傷
装置では、空気供給源65より空気を供給すると、前述
のようにヘッド5が金属板100から浮上してエアベア
リングが形成されると共に、ヘッド5が回転する。そし
て、供給される空気圧が高いほど、各ノズル13および
側部ノズル15より噴出する空気量が多くなり、エアベ
アリングの厚さhおよびヘッド5の回転数が増加する。
但し、エアベアリングの厚さhの変化は少ない。
装置では、空気供給源65より空気を供給すると、前述
のようにヘッド5が金属板100から浮上してエアベア
リングが形成されると共に、ヘッド5が回転する。そし
て、供給される空気圧が高いほど、各ノズル13および
側部ノズル15より噴出する空気量が多くなり、エアベ
アリングの厚さhおよびヘッド5の回転数が増加する。
但し、エアベアリングの厚さhの変化は少ない。
【0024】また、このとき渦流プローブ3は、上記回
転軸を中心に公転する。渦流プローブ3の励磁コイル2
1は、上記励起信号により励磁されて直下の金属板10
0に渦電流を形成する。検出コイル組23はこの渦電流
の大きさに応じた出力信号を発生し、渦流探傷器50は
この出力信号に整形を行ってオシロスコープ63へ入力
する。このため、渦流プローブ3の公転軌道下の金属板
100に、非金属介在物の異物,傷,空洞などの欠陥が
存在すると、その欠陥上を通過する際にオシロスコープ
63の波形に次のような変化が生じる。
転軸を中心に公転する。渦流プローブ3の励磁コイル2
1は、上記励起信号により励磁されて直下の金属板10
0に渦電流を形成する。検出コイル組23はこの渦電流
の大きさに応じた出力信号を発生し、渦流探傷器50は
この出力信号に整形を行ってオシロスコープ63へ入力
する。このため、渦流プローブ3の公転軌道下の金属板
100に、非金属介在物の異物,傷,空洞などの欠陥が
存在すると、その欠陥上を通過する際にオシロスコープ
63の波形に次のような変化が生じる。
【0025】渦流プローブ3は誘導型なので、公転する
渦流プローブ3が欠陥を横切るときのみ、欠陥信号が得
られる。従って、プローブヘッド1の回転軸が金属板1
00に対して静止している場合、欠陥信号はエアベアリ
ングヘッドの回転周期に同期して繰り返し得られる。検
出信号は、プリアンプ53を通って、位相検出器55で
励起信号に同調して検波された信号に変換される。この
信号は欠陥信号、リフトオフ信号、および回転トランス
偏芯によるインピーダンス変化などを含んでいる。この
信号をハイパスフィルタ61を通すことによって、平均
的なヘッド5・金属板100間隙のリフトオフ成分(ほ
とんどは位相検出器55のバランス回路での初期のゼロ
バランス取りでなくなる)と数%の局部的なリフトオフ
変動(エアベアリングの微小なさい差運動や金属板10
0のうねりによる)および回転トランス偏芯によるイン
ピーダンス変化を除去することができる。こうして欠陥
信号のみが抽出され、オシロスコープ63がこの欠陥信
号を記録計で記録する。
渦流プローブ3が欠陥を横切るときのみ、欠陥信号が得
られる。従って、プローブヘッド1の回転軸が金属板1
00に対して静止している場合、欠陥信号はエアベアリ
ングヘッドの回転周期に同期して繰り返し得られる。検
出信号は、プリアンプ53を通って、位相検出器55で
励起信号に同調して検波された信号に変換される。この
信号は欠陥信号、リフトオフ信号、および回転トランス
偏芯によるインピーダンス変化などを含んでいる。この
信号をハイパスフィルタ61を通すことによって、平均
的なヘッド5・金属板100間隙のリフトオフ成分(ほ
とんどは位相検出器55のバランス回路での初期のゼロ
バランス取りでなくなる)と数%の局部的なリフトオフ
変動(エアベアリングの微小なさい差運動や金属板10
0のうねりによる)および回転トランス偏芯によるイン
ピーダンス変化を除去することができる。こうして欠陥
信号のみが抽出され、オシロスコープ63がこの欠陥信
号を記録計で記録する。
【0026】励起信号の周波数fは以下のように選定さ
れる。金属板100の板厚tは0.3〜0.5mm程度
で、例えば、t=0.39mmとすると、渦流の浸透深さ
δはほぼその値にとる必要がある。浸透深さδは次式で
示される。 δ=(ρ/πfμ)1/2 但し、ρ抵抗率=5.3×10-8 Ω・m(アルミニウ
ムの例) μ透磁率=4π×10-7 H・m(比透磁率は1.0;
非磁性体) このため、δ=0.39mmとすると、f=88.3KH
zとなる。従って、励起周波数はこの値を目安に、50
〜150kHz程度で最適条件を見いだす周知の方法に
よって求められる。
れる。金属板100の板厚tは0.3〜0.5mm程度
で、例えば、t=0.39mmとすると、渦流の浸透深さ
δはほぼその値にとる必要がある。浸透深さδは次式で
示される。 δ=(ρ/πfμ)1/2 但し、ρ抵抗率=5.3×10-8 Ω・m(アルミニウ
ムの例) μ透磁率=4π×10-7 H・m(比透磁率は1.0;
非磁性体) このため、δ=0.39mmとすると、f=88.3KH
zとなる。従って、励起周波数はこの値を目安に、50
〜150kHz程度で最適条件を見いだす周知の方法に
よって求められる。
【0027】図5は、種々の欠陥存在時におけるオシロ
スコープ波形を例示する説明図である。(A)は、直径
0.1mm,深さ0.2mmの穴を、金属板100(厚さ
0.39mm)の表面に開けた場合、(B)は(A)と同
じ穴を裏面に開けた場合、(C)は、直径0.1mm,深
さ0.3mmの穴を表面に開けた場合、(D)は(C)と
同じ穴を裏面に開けた場合の波形である。また、各波形
は、ヘッド5の回転軸を金属板100に対して静止させ
て測定したものである。図に示すように、φ0.1mm×
0.3mm以上の欠陥であれば、裏面からも充分に検出す
ることができる。また、欠陥面からの探傷であれば、φ
0.1mm×0.2mmの欠陥も検出できる。
スコープ波形を例示する説明図である。(A)は、直径
0.1mm,深さ0.2mmの穴を、金属板100(厚さ
0.39mm)の表面に開けた場合、(B)は(A)と同
じ穴を裏面に開けた場合、(C)は、直径0.1mm,深
さ0.3mmの穴を表面に開けた場合、(D)は(C)と
同じ穴を裏面に開けた場合の波形である。また、各波形
は、ヘッド5の回転軸を金属板100に対して静止させ
て測定したものである。図に示すように、φ0.1mm×
0.3mm以上の欠陥であれば、裏面からも充分に検出す
ることができる。また、欠陥面からの探傷であれば、φ
0.1mm×0.2mmの欠陥も検出できる。
【0028】また、図5には、ハイパスフィルタ61を
通した検出波形(上トレース)に加えて、ハイパスフィ
ルタ61を通さずに観測した波型(下トレース、通常の
下流探傷器出力)を併せて示した。ヘッド5の1回転
(このとき70rpsで回転)あたり1〜2周期程度の
うねりが観測される。このうねりはヘッド回転による回
転トランス偏芯に起因したインピーダンス変化の影響と
ヘッド5下の金属板100の局所的なうねりによる間隙
変化の影響によってもたらされたものである。このうね
りの周期はヘッド回転周期の1〜1/2程度(14〜7
ms)で、周波数は約70〜140Hzである。一方、
欠陥信号は約2kHz(渦流プローブ3の直径がφ4m
m、周速度が9240mm/sなので、渦流プローブ3の
通過時間は0.433ms)で、2kHzハイパスフィ
ルタ61でうねり成分は除去することができる。
通した検出波形(上トレース)に加えて、ハイパスフィ
ルタ61を通さずに観測した波型(下トレース、通常の
下流探傷器出力)を併せて示した。ヘッド5の1回転
(このとき70rpsで回転)あたり1〜2周期程度の
うねりが観測される。このうねりはヘッド回転による回
転トランス偏芯に起因したインピーダンス変化の影響と
ヘッド5下の金属板100の局所的なうねりによる間隙
変化の影響によってもたらされたものである。このうね
りの周期はヘッド回転周期の1〜1/2程度(14〜7
ms)で、周波数は約70〜140Hzである。一方、
欠陥信号は約2kHz(渦流プローブ3の直径がφ4m
m、周速度が9240mm/sなので、渦流プローブ3の
通過時間は0.433ms)で、2kHzハイパスフィ
ルタ61でうねり成分は除去することができる。
【0029】図6はφ0.1mmの穴に対して、どの程度
の深さまで検出可能かを、欠陥信号の信号強度(ピーク
レベル)とS/N比で示したものである。(A)は欠陥
信号の強度変化を実線で、ノイズの強度変化を破線で示
したものである。また、白丸が金属板100表面に穴が
ある場合、黒丸が裏面に穴がある場合を表している。
(B)は欠陥信号のS/N比の変化を示し、同様に、白
丸が表面に穴がある場合、黒丸が裏面に穴がある場合を
表している。この図から、穴が深くなる程、欠陥信号の
強度が増加することが分かる。
の深さまで検出可能かを、欠陥信号の信号強度(ピーク
レベル)とS/N比で示したものである。(A)は欠陥
信号の強度変化を実線で、ノイズの強度変化を破線で示
したものである。また、白丸が金属板100表面に穴が
ある場合、黒丸が裏面に穴がある場合を表している。
(B)は欠陥信号のS/N比の変化を示し、同様に、白
丸が表面に穴がある場合、黒丸が裏面に穴がある場合を
表している。この図から、穴が深くなる程、欠陥信号の
強度が増加することが分かる。
【0030】上記説明では、ヘッド5の回転軸が金属板
100に対して静止している場合を例に取ったが、金属
板100が所定のライン速度で移動する場合は、周回半
径が20mmの渦流プローブ3の中心は、次式で示される
特殊な軌跡を描く。その渦流プローブ3の中心の軌道に
プローブ幅(4mm)を加え、検査領域を示したのが図7
である。但し、図7では、次式の回転数Pを6000r
pmとしている。
100に対して静止している場合を例に取ったが、金属
板100が所定のライン速度で移動する場合は、周回半
径が20mmの渦流プローブ3の中心は、次式で示される
特殊な軌跡を描く。その渦流プローブ3の中心の軌道に
プローブ幅(4mm)を加え、検査領域を示したのが図7
である。但し、図7では、次式の回転数Pを6000r
pmとしている。
【0031】 x(t)=20sin(2πP・t)+V・t y(t)=20cos(2πP・t) 但し、t:時刻(s)、P:回転数(rps)、V:ラ
イン速度(mm/s) なお、図7(A)はライン速度が60m/minの場
合、(B)は300m/minの場合、(C)は800
m/minの場合を、それぞれ表している。また、
(A)では、x<20.0の領域では渦流プローブ3の
中心の軌跡のみを一点鎖線で示した。(A)の場合、検
査率(カバー率)が91.6%となる。すなわち、幅約
40mmの領域を約92%の検査率で検査可能となる。渦
流プローブ3が公転しない場合は、幅4mmの領域を10
0%の検査率で検査できるのに比較して、約10倍程度
の検査領域拡大を計ることができる。一方、(B),
(C)の場合は、検査率がそれぞれ26.7%,8.7
%となる。
イン速度(mm/s) なお、図7(A)はライン速度が60m/minの場
合、(B)は300m/minの場合、(C)は800
m/minの場合を、それぞれ表している。また、
(A)では、x<20.0の領域では渦流プローブ3の
中心の軌跡のみを一点鎖線で示した。(A)の場合、検
査率(カバー率)が91.6%となる。すなわち、幅約
40mmの領域を約92%の検査率で検査可能となる。渦
流プローブ3が公転しない場合は、幅4mmの領域を10
0%の検査率で検査できるのに比較して、約10倍程度
の検査領域拡大を計ることができる。一方、(B),
(C)の場合は、検査率がそれぞれ26.7%,8.7
%となる。
【0032】また、本実施例の渦流探傷装置では、リフ
トオフがプローブヘッド1へ供給される空気の圧力に応
じたもの、すなわち、ノズル13からの空気の噴射量に
応じたものとなる。このため、機械的構成によりリフト
オフを保持する場合に比較して、バックラッシュや金属
板100のたわみなどの影響を受けることがなく、リフ
トオフを一定に正確に保持することができる。また、本
実施例では、8個のノズル13をヘッド5の回転軸を中
心に略同心円上に形成している。このようにノズル13
を配設すると、各ノズル13から噴射された空気の内、
中心方向へ流れた空気はその流れを相殺しあい、その空
気は各ノズルの内側に良好に蓄積される。このため、一
つのノズルから空気を噴射した場合と比較して、空気の
噴射量を節約すると共にヘッド5を安定して浮上させる
ことができる。従って、リフトオフをきわめて良好に保
持することができる。このため、リフトオフの変動を良
好に防止して、金属板100の欠陥を正確に検出するこ
とができる 更に、本実施例では、4対の側部ノズル15とフィン1
7とからなるきわめて簡単な構成によって、ヘッド5を
回転させることができる。このため、ヘッド5を回転さ
せるために外部から力を加える必要がなく、リフトオフ
を一層良好に保持するといった効果が得られる。従っ
て、きわめて簡単な構成によって、被検体の欠陥を能率
的かつ正確に検出することができる。
トオフがプローブヘッド1へ供給される空気の圧力に応
じたもの、すなわち、ノズル13からの空気の噴射量に
応じたものとなる。このため、機械的構成によりリフト
オフを保持する場合に比較して、バックラッシュや金属
板100のたわみなどの影響を受けることがなく、リフ
トオフを一定に正確に保持することができる。また、本
実施例では、8個のノズル13をヘッド5の回転軸を中
心に略同心円上に形成している。このようにノズル13
を配設すると、各ノズル13から噴射された空気の内、
中心方向へ流れた空気はその流れを相殺しあい、その空
気は各ノズルの内側に良好に蓄積される。このため、一
つのノズルから空気を噴射した場合と比較して、空気の
噴射量を節約すると共にヘッド5を安定して浮上させる
ことができる。従って、リフトオフをきわめて良好に保
持することができる。このため、リフトオフの変動を良
好に防止して、金属板100の欠陥を正確に検出するこ
とができる 更に、本実施例では、4対の側部ノズル15とフィン1
7とからなるきわめて簡単な構成によって、ヘッド5を
回転させることができる。このため、ヘッド5を回転さ
せるために外部から力を加える必要がなく、リフトオフ
を一層良好に保持するといった効果が得られる。従っ
て、きわめて簡単な構成によって、被検体の欠陥を能率
的かつ正確に検出することができる。
【0033】また、本実施例では、渦流プローブ3が、
互いに逆方向に巻回した検出コイル23a,23bを備
え、各検出コイル23a,23bの誘起電力の差分を出
力するいわゆる自己比較方式コイルとなっている。この
ように、各検出コイル23a,23bの出力の差分を取
っているので、出力信号がリフトオフの変動や温度変化
などの影響を受け難い。従って、万一リフトオフが変動
した場合や、温度の急激な変化があった場合にも、良好
に被検体の欠陥を検出するといった効果が得られる。更
に、各検出コイル23a,23bはフェライトコア29
a,29bを有しているので、磁束の広がりを押さえ
て、渦流プローブ3の有効径Lを、φ4mmときわめて小
さく設計することができる。従って、きわめて小さい欠
陥も良好に検出することができる。
互いに逆方向に巻回した検出コイル23a,23bを備
え、各検出コイル23a,23bの誘起電力の差分を出
力するいわゆる自己比較方式コイルとなっている。この
ように、各検出コイル23a,23bの出力の差分を取
っているので、出力信号がリフトオフの変動や温度変化
などの影響を受け難い。従って、万一リフトオフが変動
した場合や、温度の急激な変化があった場合にも、良好
に被検体の欠陥を検出するといった効果が得られる。更
に、各検出コイル23a,23bはフェライトコア29
a,29bを有しているので、磁束の広がりを押さえ
て、渦流プローブ3の有効径Lを、φ4mmときわめて小
さく設計することができる。従って、きわめて小さい欠
陥も良好に検出することができる。
【0034】また更に、プローブヘッド1へ供給される
空気が所定の温度範囲に保持される場合、ノズル13か
ら噴射された空気は渦流プローブ3を冷却する。このた
め、検出コイル23a,23bなどの温度上昇を防止し
て、一層正確に欠陥を検出することができる。なお、上
記実施例において、空気供給源65が気体供給手段に、
側部ノズル15およびフィン17が回転力付与手段に、
それぞれ相当する。
空気が所定の温度範囲に保持される場合、ノズル13か
ら噴射された空気は渦流プローブ3を冷却する。このた
め、検出コイル23a,23bなどの温度上昇を防止し
て、一層正確に欠陥を検出することができる。なお、上
記実施例において、空気供給源65が気体供給手段に、
側部ノズル15およびフィン17が回転力付与手段に、
それぞれ相当する。
【0035】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態
様で実施することができる。例えば、上記実施例では検
出コイル組23により渦電流の変化を検出しているが、
励磁コイル21のインピーダンスを直接検出することに
より、渦電流の変化を検出してもよい。この場合、渦流
プローブ3の構成を一層簡略化して小型化することがで
きる。
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態
様で実施することができる。例えば、上記実施例では検
出コイル組23により渦電流の変化を検出しているが、
励磁コイル21のインピーダンスを直接検出することに
より、渦電流の変化を検出してもよい。この場合、渦流
プローブ3の構成を一層簡略化して小型化することがで
きる。
【0036】また、上記実施例ではヘッド5に渦流プロ
ーブ3を一つだけ設けているが、複数設けてもよい。こ
の場合、渦流プローブ3の軌跡が一層密になり、検査率
(カバー率)またはライン速度を一層向上させることが
できる。このため、金属板100の渦流探傷を一層能率
化することができる。但し、本実施例と同様の回転トラ
ンス19を使用した場合、トランス容量から2個(4c
h)が限界となる。
ーブ3を一つだけ設けているが、複数設けてもよい。こ
の場合、渦流プローブ3の軌跡が一層密になり、検査率
(カバー率)またはライン速度を一層向上させることが
できる。このため、金属板100の渦流探傷を一層能率
化することができる。但し、本実施例と同様の回転トラ
ンス19を使用した場合、トランス容量から2個(4c
h)が限界となる。
【0037】また更に、上記実施例では空気によりエア
ベアリングを形成しているが、酸化し易い金属板100
に対して渦流探傷する場合は、窒素ガスなどの不活性ガ
スによりエアベアリングを形成するのが好ましい。更
に、ノズル13の数は8個に限らず、ヘッド5の直径や
重さなどに応じて適宜設定するのが好ましい。
ベアリングを形成しているが、酸化し易い金属板100
に対して渦流探傷する場合は、窒素ガスなどの不活性ガ
スによりエアベアリングを形成するのが好ましい。更
に、ノズル13の数は8個に限らず、ヘッド5の直径や
重さなどに応じて適宜設定するのが好ましい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明では、リフトオフがノズルからの気体の噴射量に応じ
たものとなるので、被検体のたわみなどに関わらず、リ
フトオフを一定に保持することができる。また、本発明
では、複数のノズルをヘッドの回転軸を中心に略同心円
上に形成しているので、一つのノズルから空気を噴射し
た場合と比較して、気体の噴射量を節約すると共にヘッ
ドを安定して浮上させることができる。従って、リフト
オフをきわめて良好に保持することができる。このた
め、リフトオフの変動を良好に防止して、被検体の欠陥
を正確に検出することができる。更に、本発明では、プ
ローブを上記回転軸を中心に回転させながら被検体を一
定方向に搬送し、被検体の欠陥を能率的に検出すること
ができる。
明では、リフトオフがノズルからの気体の噴射量に応じ
たものとなるので、被検体のたわみなどに関わらず、リ
フトオフを一定に保持することができる。また、本発明
では、複数のノズルをヘッドの回転軸を中心に略同心円
上に形成しているので、一つのノズルから空気を噴射し
た場合と比較して、気体の噴射量を節約すると共にヘッ
ドを安定して浮上させることができる。従って、リフト
オフをきわめて良好に保持することができる。このた
め、リフトオフの変動を良好に防止して、被検体の欠陥
を正確に検出することができる。更に、本発明では、プ
ローブを上記回転軸を中心に回転させながら被検体を一
定方向に搬送し、被検体の欠陥を能率的に検出すること
ができる。
【0039】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加えて、きわめて簡単な構成によってヘッ
ドを回転させることができると共に、ヘッドを回転させ
るために外部から力を加える必要がなく、リフトオフを
一層良好に保持するといった効果が得られる。従って、
きわめて簡単な構成によって、被検体の欠陥を能率的か
つ正確に検出することができる。
発明の効果に加えて、きわめて簡単な構成によってヘッ
ドを回転させることができると共に、ヘッドを回転させ
るために外部から力を加える必要がなく、リフトオフを
一層良好に保持するといった効果が得られる。従って、
きわめて簡単な構成によって、被検体の欠陥を能率的か
つ正確に検出することができる。
【0040】更に、請求項3記載の発明では、請求項1
または2記載の発明の効果に加えて、万一リフトオフが
変動した場合や、温度の急激な変化があった場合にも、
良好に被検体の欠陥を検出するといった効果が得られ
る。
または2記載の発明の効果に加えて、万一リフトオフが
変動した場合や、温度の急激な変化があった場合にも、
良好に被検体の欠陥を検出するといった効果が得られ
る。
【図1】実施例の渦流探傷装置のプローブヘッドの構成
を表す断面図である。
を表す断面図である。
【図2】そのプローブヘッドのヘッドの構成を表す下面
図である。
図である。
【図3】そのプローブヘッドの渦流プローブの構成を表
す断面図および下面図である。
す断面図および下面図である。
【図4】実施例の渦流探傷装置の検出回路の構成を概略
的に表すブロック図である。
的に表すブロック図である。
【図5】その渦流探傷装置のオシロスコープ波形を例示
する説明図である。
する説明図である。
【図6】その渦流探傷装置の欠陥の大きさに応じた検出
特性を表す説明図である。
特性を表す説明図である。
【図7】その渦流探傷装置のライン速度とカバー率との
関係を表す説明図である。
関係を表す説明図である。
1…プローブヘッド 3…渦流プローブ 5…
ヘッド 9…ハウジング 13…ノズル 15…
側部ノズル 17…フィン 19…回転トランス 21
…励磁コイル 23…検出コイル組 31…空気室 33
…空気供給路 50…渦流探傷器 51…発振部 61
…ハイパスフィルタ 63…オシロスコープ 65…空気供給源 100
…金属板
ヘッド 9…ハウジング 13…ノズル 15…
側部ノズル 17…フィン 19…回転トランス 21
…励磁コイル 23…検出コイル組 31…空気室 33
…空気供給路 50…渦流探傷器 51…発振部 61
…ハイパスフィルタ 63…オシロスコープ 65…空気供給源 100
…金属板
Claims (3)
- 【請求項1】 励磁コイルにより交番磁界を発生すると
共に該交番磁界により被検体に発生する渦電流に応じた
信号を出力するプローブを備え、そのプローブからの信
号に応じて被検体の欠陥を検出する渦流探傷装置におい
て、 上記被検体表面に略垂直に配設される回転軸を中心に回
転可能に支承され、周縁近傍に上記プローブが固定され
たヘッドと、 該ヘッドの上記被検体との対向面に、上記回転軸を中心
に略同心円上に形成された複数のノズルと、 該複数のノズルを介して上記被検体表面に気体を噴射供
給する気体供給手段と、 を備えたことを特徴とする渦流探傷装置。 - 【請求項2】 更に、 上記気体供給手段が供給する気体の一部を上記ヘッドの
周方向に噴射して、上記ヘッドに回転力を付与する回転
力付与手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の渦
流探傷装置。 - 【請求項3】 上記プローブが、 上記励磁コイルの内側に配設され、かつ、互いに巻回方
向を逆にした一対の検出コイルを備え、該各検出コイル
に誘起される電力の差分を出力することを特徴とする請
求項1または2記載の渦流探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6237325A JPH08101169A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 渦流探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6237325A JPH08101169A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 渦流探傷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08101169A true JPH08101169A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17013706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6237325A Pending JPH08101169A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 渦流探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08101169A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005201779A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | Japan Techno Mate Corp | 渦流探傷装置用治具 |
| JP2006220541A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Denshi Jiki Kogyo Kk | 渦流探傷プローブ |
| JP2007510145A (ja) * | 2003-10-28 | 2007-04-19 | ケルシュアグル、ペーター | 交番電磁界に影響を与える部品を区別するためのプロセスおよび装置 |
| JP2007132826A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Marktec Corp | 渦電流探傷装置 |
| JP2011180011A (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-15 | Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd | 金属薄板の非破壊検査方法及びその非破壊検査装置 |
| CN103323522A (zh) * | 2012-03-22 | 2013-09-25 | 奥林巴斯Ndt公司 | 涡流系统和使用该涡流系统的物体测试方法 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6237325A patent/JPH08101169A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2007510145A (ja) * | 2003-10-28 | 2007-04-19 | ケルシュアグル、ペーター | 交番電磁界に影響を与える部品を区別するためのプロセスおよび装置 |
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| CN103323522A (zh) * | 2012-03-22 | 2013-09-25 | 奥林巴斯Ndt公司 | 涡流系统和使用该涡流系统的物体测试方法 |
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