JPH08101267A - 走行状態制御装置 - Google Patents

走行状態制御装置

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JPH08101267A
JPH08101267A JP6237223A JP23722394A JPH08101267A JP H08101267 A JPH08101267 A JP H08101267A JP 6237223 A JP6237223 A JP 6237223A JP 23722394 A JP23722394 A JP 23722394A JP H08101267 A JPH08101267 A JP H08101267A
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vehicle distance
vehicle
distance
relative speed
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Tsunehisa Okuda
恒久 奥田
Takahiro Inada
貴裕 稲田
Kazunori Okuda
和徳 奥田
Kenji Shimizu
賢治 清水
Tomomi Izumi
知示 和泉
Satoru Ando
悟 安藤
Toshihiro Ishihara
敏広 石原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】距離検出部からの検出出力に基づいて、距離検
出部についてのロスト状態あるいは他の車両による割込
み等が生じるとき、適正化が図られたものとされる車間
距離データを得て、それに応じた車両の走行制御を行
う。 【構成】距離検出部11と、車間距離の変化が基準を越
えるとき、距離検出部11の検出出力に補間処理を施し
て、車間距離の変化が基準以下であるもとでは、検出出
力に基づく車間距離をあらわし、車間距離の変化が基準
を越えるもとでは、補間処理により補間された車間距離
をあらわす車間距離データを得る車間距離補間部18を
含んだ制御ユニット12と、制御ユニット12から送出
される車間距離データに基づく変動要因を含む制御要因
に応じた制御信号に応じて、車両の走行制御を行う制御
部14,15,16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に備えられ、車両
から前方走行車両までの車間距離を検出し、さらには、
必要に応じて、検出された車間距離に基づく車両の前方
走行車両に対する相対速度の算出を行い、検出された車
間距離もしくは算出された相対速度、あるいは、それら
の両者に基づいて、車両に対する走行制御を行う走行状
態制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、その走行状態を予め設
定された態様をもって自動的に制御する各種の走行制御
システムが提案されているが、それらのうちの一つとし
て、それが装備された車両から前方走行車両までの車間
距離が設定された適正な距離とされる状態が維持される
ように動作するものがある。このような前方走行車両ま
での車間距離が適正に維持されるようになす制御を車両
に対して行う走行制御システムにあっては、それが装備
された車両から前方走行車両までの車間距離が、車両に
配された、例えば、レーザ光が用いられる距離検出部に
よって検出され、検出された車間距離に基づいて、当該
車両の前方走行車両に対する相対速度が算出される。そ
して、検出された車間距離,算出された相対速度、さら
には、他の補足要件に基づいて、車両に備えられたスロ
ットルバルブ機構,ブレーキ装置,電子制御変速機等に
ついての動作制御が行われることによって車両の走行状
態が制御され、前方走行車両までの車間距離が、例え
ば、走行状況に応じて設定される目標車間距離に維持さ
れるようになされる。
【0003】斯かる際、車両に備えられた距離検出部か
ら得られる検出出力に基づいて、それによりあらわされ
る車間距離が検出されると、例えば、検出された車間距
離に関する車間距離データが形成され、それがメモリ手
段に格納される。そして、例えば、メモリ手段に格納さ
れた車間距離データに微分処理が施されて、距離検出部
を備えた車両の前方走行車両に対する相対速度が算出さ
れ、算出された相対速度に関する相対速度データもメモ
リ手段に格納され、このようにしてメモリ手段に格納さ
れた車間距離データ及び相対速度データが、車両に備え
られたスロットルバルブ機構,ブレーキ装置,電子制御
変速機等についての動作制御に適宜供される。
【0004】このようなもとにあって、例えば、レーザ
光が用いられる距離検出部は、測定対象である前方走行
車両を適正に捉えている状態に常時おかれるとは限ら
ず、それが備えられた車両と前方走行車両との走行位置
関係によっては、測定対象である前方走行車両がその測
定領域から外れてしまう、所謂、ロスト状態がまねかれ
るものとされる。そして、距離検出部がロスト状態にお
かれると、距離検出部から得られる車間距離についての
検出出力は、適正な測定を行うことができない測定不可
状態を示す、実質的に略零とされるレベルをとるもの、
もしくは、距離検出部が備えられた車両の前方にある前
方走行車両以外の移動物体あるいは固定物体、例えば、
車両が走行する道路に沿って設置された看板等までの距
離である、前方走行車両までの車間距離ではない距離を
あらわすものとされる。
【0005】また、距離検出部が備えられた車両と前方
走行車両との間への他の車両による急激な割込みが生じ
たもとにおいては、距離検出部から得られる車間距離に
ついての検出出力は、本来の測定対象である前方走行車
両までの車間距離をあらわす状態から、割込みを行った
他の車両までの車間距離をあらわす状態に急激に変化し
て、比較的小なる車間距離をあらわすものとされること
になる。このような距離検出部からの検出出力が比較的
小なる車間距離をあらわす状態は、他の車両による割込
み状態が終了するまで継続されることになるが、その
間、距離検出部から得られる車間距離についての検出出
力が、前方走行車両までの車間距離とは異なる比較的小
なる車間距離をあらわすものとされる。
【0006】そして、例えば、距離検出部から得られる
車間距離についての検出出力にロスト状態がまねかれた
ことに起因して含まれることになる、車間距離ではない
距離をあらわす成分、即ち、ノイズ成分は、その検出出
力に応じたものとして形成される車間距離データに基ず
いて算出される車両の前方走行車両に対する相対速度が
適正でないものとされる状態をまねき、さらには、車両
に備えられたスロットルバルブ機構,ブレーキ装置,電
子制御変速機等についての動作制御に悪影響を及ぼすこ
とになる。
【0007】そこで、前方走行車両までの車間距離が適
正に維持されるようになす制御を車両に対して行う走行
制御システムにおいては、車両に配された距離検出部か
らの車間距離についての検出出力に含まれるノイズ成分
に対しての対策が考えられており、例えば、特開平5-10
7076号公報にも示される如くに、距離検出部からの車間
距離についての検出出力にノイズ成分が混入した状態
を、その検出出力に基づいて算出された当該車両の前方
走行車両に対する相対速度の変化が所定の値より大とな
ることにより検知するようにし、検出出力にノイズ成分
が混入した状態が検知されたときには、当該車両の前方
走行車両に対する相対速度を、算出された実際の変化よ
り小とされる所定の変化をしたものとみなして、それ以
降の処理に供するようになすことが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、車両に
配された距離検出部からの車間距離についての検出出力
に含まれるノイズ成分に対しての対策が提案されている
もとにあっても、距離検出部についてのロスト状態がま
ねかれ、距離検出部からの車間距離についての検出出力
が、適正な測定を行うことができない測定不可状態を示
す、実質的に略零とされるレベルをとるもの、もしく
は、前方走行車両までの車間距離ではない距離をあらわ
すものとされる場合、あるいは、距離検出部が備えられ
た車両と前方走行車両との間への他の車両による急激な
割込みが生じて、距離検出部からの車間距離についての
検出出力が、前方走行車両までの車間距離とは異なる比
較的小なる車間距離をあらわすものとされる場合にあっ
ては、距離検出部からの検出出力に基づいて検出された
車間距離に関する車間距離データが、適正でない車間距
離をあらわすものとされてメモリ手段に格納され、ま
た、その車間距離データに基づいて算出される相対速度
に関する相対速度データも、適正でない相対速度をあら
わすものとされてメモリ手段に格納されることになって
しまう。
【0009】そして、適正でない車間距離をあらわすも
のとされてメモリ手段に格納された車間距離データ及び
適正でない相対速度をあらわすものとされてメモリ手段
に格納された相対速度データは、その後の車両の走行制
御に種々の不都合をもたらすものとなる。
【0010】斯かる点に鑑み、本発明は、車両に配され
て当該車両から前方走行車両までの車間距離を検出する
距離検出部を備え、その距離検出部からの車間距離につ
いての検出出力があらわす車間距離に関する車間距離デ
ータを得、その車間距離データに基づいて得られる変動
要因を含む制御要因に応じての車両に対する走行制御を
行うにあたり、距離検出部についてのロスト状態、ある
いは、当該車両と前方走行車両との間への他の車両によ
る急激な割込み等が生じたもとにおいても、車間距離デ
ータを適正化が図られたものとして得ることができる走
行状態制御装置を提供することを第1の目的とする。
【0011】また、本発明は、車両に配されて当該車両
から前方走行車両までの車間距離を検出する距離検出部
を備え、その距離検出部からの車間距離についての検出
出力があらわす車間距離に関する車間距離データを得る
とともに、それに基づいて算出される当該車両の前方走
行車両対する相対速度に関する相対速度データを得、そ
の相対速度データがあらわす相対速度を含む制御要因に
応じての車両に対する走行制御を行うにあたり、距離検
出部についてのロスト状態、あるいは、当該車両と前方
走行車両との間への他の車両による急激な割込み等が生
じたもとにおいても、相対速度データを適正化が図られ
たものとして得ることができる走行状態制御装置を提供
することを第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
すべく、本発明の第1の態様に係る走行状態制御装置
は、車両から前方走行車両までの車間距離を検出し、検
出された車間距離をあらわす検出出力を送出する距離検
出部と、距離検出部から得られる検出出力があらわす車
間距離についての補間処理を行うとともに車間距離に関
する車間距離データを得る車間距離補間部と、車間距離
補間部から得られる車間距離データに基づいて得られる
変動要因を含む制御要因に応じた制御信号を得る制御信
号形成部と、制御信号形成部により得られる制御信号に
応じて上記車両の走行制御を行う制御部とを備え、車間
距離補間部が、距離検出部から得られる検出出力に基づ
いて検知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値
を越えるとき、その検出出力があらわす車間距離につい
ての補間処理を行い、車間距離の変化を示す値が所定の
基準値以下であるもとでは、距離検出部からの検出出力
に基づく車間距離をあらわし、車間距離の変化を示す値
が所定の基準値を越えるもとでは、補間処理により補間
された車間距離をあらわすものとされる車間距離データ
を得るものとされて、構成される。
【0013】また、上述の第2の目的を達成すべく、本
発明の第2の態様に係る走行状態制御装置は、車両から
前方走行車両までの車間距離を検出し、検出された車間
距離をあらわす検出出力を送出する距離検出部と、距離
検出部から得られる検出出力に基づいて当該車両の前方
走行車両に対する相対速度に関する相対速度データを得
る相対速度算出部と、相対速度算出部から得られる相対
速度を含む制御要因に応じた制御信号を得る制御信号形
成部と、制御信号形成手段により得られる制御信号に応
じて車両の走行制御を行う制御部とを備え、相対速度算
出部が、距離検出部から得られる検出出力に基づいて検
知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値以下で
あるもとでは、その検出出力に基づいて当該車両の前方
走行車両に対する相対速度の算出を行い、また、車間距
離の変化を示す値が所定の基準値を越えるときには、相
対速度の新たな算出を一時的に停止し、既に算出された
相対速度もしくは零をあらわす相対速度を新たな相対速
度として扱って、算出された相対速度もしくは新たな相
対速度として扱われる相対速度をあらわす相対速度デー
タを得るものとされて、構成される。
【0014】
【作用】本発明の第1の態様に係る走行状態制御装置に
おいては、車間距離補間部により、距離検出部から得ら
れる検出出力があらわす車間距離についての補間処理が
行われて、車間距離に関する車間距離データが得られる
にあたり、距離検出部から得られる検出出力に基づいて
検知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越
えるとき、その検出出力があらわす車間距離についての
補間処理が行われて、車間距離データが、車間距離の変
化を示す値が所定の基準値以下であるもとでは、距離検
出部からの検出出力に基づく車間距離をあらわし、車間
距離の変化を示す値が所定の基準値を越えるもとでは、
補間処理により補間された車間距離をあらわすものとし
て形成される。そして、斯かる際における車間距離につ
いての補間処理は、例えば、既に得られた距離検出部か
らの検出出力があらわす車間距離に基づき、距離検出部
からの検出出力があらわす車間距離として新たに得られ
るべきものが推定されて推定車間距離が得られ、その推
定車間距離が距離検出部からの実際の検出出力があらわ
す車間距離に代えて用いられることにより行われる。
【0015】このようにして、距離検出部からの検出出
力があらわす車間距離についての補間処理が状況に応じ
て行われて得られる車間距離データは、距離検出部から
得られる検出出力に基づいて検知される車間距離の変化
を示す値が所定の基準値を越えるもとにおいて、適正化
が図られたものとされる。
【0016】そして、距離検出部からの検出出力に基づ
いて検知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値
を越える状態は、距離検出部についてのロスト状態、あ
るいは、距離検出部が備えられた車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込み等が生じたもとに
おいて発生する。従って、本発明の第1の態様に係る走
行状態制御装置にあっては、距離検出部から得られる検
出出力に応じて得られる車間距離データが、距離検出部
についてのロスト状態、あるいは、距離検出部が備えら
れた車両と前方走行車両との間への他の車両による急激
な割込み等が生じたもとにおいても、適正化が図られた
ものとされることになる。
【0017】また、本発明の第2の態様に係る走行状態
制御装置においては、相対速度算出部により、距離検出
部から得られる検出出力に基づいて当該車両の前方走行
車両に対する相対速度に関する相対速度データが得られ
るにあたり、距離検出部から得られる検出出力に基づい
て検知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値以
下であるもとでは、その検出出力に基づいて当該車両の
前方走行車両に対する相対速度の算出が行われ、また、
車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越えるときに
は、相対速度の新たな算出が一時的に停止されて、既に
算出された相対速度もしくは零をあらわす相対速度が新
たな相対速度として扱われて、新たに算出された相対速
度もしくは新たな相対速度として扱われる相対速度をあ
らわす相対速度データが得られる。
【0018】このようにして、距離検出部からの検出出
力に基づく相対速度の算出が一時的に停止され、既に算
出された相対速度もしくは零をあらわす相対速度が新た
な相対速度として扱われる状態が状況に応じてとられる
もとで得られる相対速度データは、距離検出部から得ら
れる検出出力に基づいて検知される車間距離の変化を示
す値が所定の基準値を越えるもとにおいて、適正化が図
られたものとされる。
【0019】そして、距離検出部からの検出出力に基づ
いて検知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値
を越える状態は、距離検出部についてのロスト状態、あ
るいは、距離検出部が備えられた車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込み等が生じたもとに
おいて発生するので、本発明の第2の態様に係る走行状
態制御装置にあっては、距離検出部から得られる検出出
力に基づいて得られる相対速度データが、距離検出部に
ついてのロスト状態、あるいは、距離検出部が備えられ
た車両と前方走行車両との間への他の車両による急激な
割込み等が生じたもとにおいても、適正化が図られたも
のとされることになる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の第1の態様に係る走行状態
制御装置の一例を示す。この図1に示される例は、車両
に装備されるものとされ、車両の前部に取り付けられた
距離検出部11を備えている。距離検出部11は、それ
が取り付けられた車両からその車両に対する前方走行車
両までの車間距離を、例えば、レーザ光を用いての計測
により検出し、検出された車間距離をあらわす検出出力
SDを送出するものとされる。そして、距離検出部11
から送出された検出出力SDは、制御ユニット12に供
給される。
【0021】制御ユニット12には、距離検出部11か
らの検出出力SDに加えて、車両に備えられた各種セン
サ13から得られる検出出力群SXも供給される。各種
センサ13には、例えば、スロットルバルブ開度セン
サ,車速センサ,操舵角センサ,ブレーキ作動センサ等
々、車両の走行状態に関連する変動要因を検出するもの
が含まれる。
【0022】また、制御ユニット12には、車両に備え
られたスロットルバルブについての動作制御を行うスロ
ットルバルブ制御部14,車両に搭載された電子制御自
動変速機(EAT)についての動作制御を行うEAT制
御部15,車両に備えられたブレーキ機構についての動
作制御を行うブレーキ制御部16、及び、車両に設けら
れた警報部17が接続されている。スロットルバルブ制
御部14,EAT制御部15及びブレーキ制御部16
は、車両の走行制御を行う制御部を構成している。
【0023】制御ユニット12は、距離検出部11から
の検出出力SDがあらわす車間距離についての補間処理
を行って、車間距離に関する車間距離データQDIを得
る車間距離補間部18,車間距離補間部18から得られ
る車間距離データQDIに基づき、例えば、車間距離デ
ータQDIに微分処理を施して、車間距離データQDI
によりあらわされる車間距離に基づいての当該車両の前
方走行車両に対する相対速度の算出を行い、算出された
相対速度をあらわす相対速度データQVRを形成する相
対速度算出部19,各種センサ13からの検出出力群S
Xに基づいて補正データQAを形成する補正データ形成
部20,車間距離補間部18から得られる車間距離デー
タQDI及び相対速度算出部19から得られる相対速度
データQVRに加えて補正データ形成部20から得られ
る補正データQAが供給され、それらに基づいて制御信
号を得る制御信号形成部21、及び、警告信号形成部2
2を含むものとされる。
【0024】制御信号形成部21により形成される制御
信号は、スロットルバルブ制御部14に対するスロット
ルバルブ制御信号SS,EAT制御部15に対するEA
T制御信号SE、及び、ブレーキ制御部16に対するブ
レーキ制御信号SBを含むものとされ、これら制御信号
形成部21により得られるスロットルバルブ制御信号S
S,EAT制御信号SE及びブレーキ制御信号SBは、
制御ユニット12から送出されて、夫々、スロットルバ
ルブ制御部14,EAT制御部15及びブレーキ制御部
16に供給される。それにより、スロットルバルブ制御
部14によるスロットルバルブ制御信号SSに応じての
スロットルバルブの制御,EAT制御部15によるEA
T制御信号SEに応じての電子制御自動変速機の制御、
及び、ブレーキ制御部16によるブレーキ制御信号SB
に応じてのブレーキ機構の制御が適宜行われて、車両の
走行状態が当該車両から前方走行車両までの車間距離を
適正に維持すべく制御される。
【0025】制御ユニット12における警告信号形成部
22は、車間距離補間部18から得られる車間距離デー
タQDIがあらわす車間距離,相対速度算出部19から
得られる相対速度データQVRによりあらわされる相対
速度等に急激な変化が生じた場合等において、それを車
両の乗員に警告するための警告信号を形成する。そし
て、警告信号形成部22により形成された警告信号は、
制御ユニット12からの警告信号SWとして警報部17
に供給される。それにより、警報部17において、警告
信号SWに応じて警報音が発生される状態あるいは警報
表示が行われる状態がとられる。
【0026】制御ユニット12における車間距離補間部
18にあっては、車間距離データQDIが得られるにあ
たり、距離検出部11からの検出出力SDがあらわす車
間距離が所定の周期をもって逐次検出され、検出された
車間距離の変化が検知される。この車間距離の変化の検
知は、所定の周期をもって引き続いて検出される二つの
車間距離の差がとられることによりなされる。そして、
車間距離補間部18にあっては、検出出力SDがあらわ
すものとして検出された二つの車間距離の差、即ち、車
間距離の変化を示す値が、所定の基準値を越えるとき、
そのとき検出出力SDがあらわすものとして検出された
車間距離についての補間処理が行われ、補間された車間
距離が車間距離データQDIによりあらわされるものと
され、また、車間距離の変化を示す値が、所定の基準値
以下であるときには、そのとき検出出力SDがあらわす
ものとして検出された車間距離についての補間処理は行
われず、検出出力SDがあらわすものとして検出された
車間距離がそのまま車間距離データQDIによりあらわ
されるものとされる。
【0027】斯かる際における検出された車間距離につ
いての補間処理は、例えば、その第1の例によれば、車
間距離の変化を示す値が所定の基準値を越えるとき、そ
の変化が増加を示すものであるか減少を示すものである
かにかかわらず、直ちに予め設定された所定の期間長を
有する補間期間が設定され、その補間期間において、既
に得られた距離検出部11からの検出出力SDがあらわ
す車間距離に基づき、検出出力SDがあらわす車間距離
として新たに得られるべきものが推定されて推定車間距
離が得られ、その推定車間距離が、距離検出部11から
の検出出力SDがあらわすものとして実際に検出された
車間距離に代えて、車間距離データQDIの形成に用い
られることにより行われる。
【0028】さらに、車間距離補間部18にあっては、
車間距離の変化を示す値が所定の基準値以下であるとき
には、そのとき距離検出部11からの検出出力SDがあ
らわすものとして検出された車間距離をあらわし、車間
距離の変化を示す値が所定の基準値を越えるときには、
補間期間において行われる検出された車間距離について
の補間処理により補間された車間距離をあらわすものと
される車間距離データQDIが形成される。
【0029】このようにして得られる車間距離データQ
DIは、例えば、距離検出部11についてのロスト状態
がまねかれ、そのロスト状態に起因して、距離検出部1
1からの検出出力SDがあらわす車間距離の変化を示す
値が所定の基準値を越えることになる場合において、適
正化が図られたものとされることになる。
【0030】例えば、距離検出部11からの検出出力S
Dがあらわす車間距離をDとして、この車間距離Dが、
図2(横軸:時間t,縦軸:車間距離D)に示される如
くに変化するものとされ、時点taから時点tbまでの
期間において、距離検出部11にロスト状態がまねかれ
て測定不可とされることにより略零とされる事態が生
じ、また、時点tcから時点tdまでの期間において、
距離検出部11にロスト状態がまねかれて前方走行車両
までの車間距離ではない距離をあらわすものとされ事態
が生じるものとされる場合、時点ta及び時点tcにお
いて検出出力SDがあらわす車間距離の変化を示す値が
所定の基準値を越えることになり、車間距離データQD
Iによりあらわされる車間距離をDIとすると、車間距
離DIは、図3(横軸:時間t,縦軸:車間距離データ
QDIによりあらわされる車間距離DI)に示される如
くに変化するものとされる。
【0031】即ち、車間距離DIは、距離検出部11が
ロスト状態におかれる時点taから時点tbまでの期間
に対しては、時点taにおける検出出力SDがあらわす
車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越える事態の
検知に応じて、時点taから時点tbを越える時点t
b’までとされる補間期間TIが設定されるもとで、そ
の補間期間TIにおいて行われる車間距離Dについての
補間処理により補間された値をとり、また、距離検出部
11がその後のロスト状態におかれる時点tcから時点
tdまでの期間に対しても、時点tcにおける検出出力
SDがあらわす車間距離の変化を示す値が所定の基準値
を越える事態の検知に応じて、時点tcから時点tdを
越える時点td’までとされる補間期間TIが設定され
るもとで、その補間期間TIにおいて行われる車間距離
Dについての補間処理により補間された値をとるものと
され、補間期間TI以外の期間においては車間距離Dと
同じとされる。従って、車間距離DIは、距離検出部1
1がロスト状態におかれる時点taから時点tbまでの
期間及び時点tcから時点tdまでの期間も含めて、適
切な値をとるものとされ、このような車間距離DIをあ
らわす車間距離データQDIは、距離検出部11がロス
ト状態におかれるもとにおいて、適正化が図られたもの
とされる。
【0032】制御ユニット12は、例えば、マイクロコ
ンピュータが用いられて構成され、斯かるマイクロコン
ピュータにおける実質的に車間距離補間部18を形成す
る部分が、上述の補間処理をその第1の例をもって行う
に際して実行する制御プログラムの一例を図4に示され
るフローチャートを参照して説明する。
【0033】図4のフローチャートにより示される制御
プログラムにあっては、スタート後、先ず、ステップ3
1において、変数iを1に設定するとともに、フラッグ
Fを“0”に設定する初期設定を行う。次に、ステップ
32において、距離検出部11からの検出出力SDを取
り込み、続くステップ33において、検出出力SDがあ
らわす車間距離Di を検出し、それに基づく車間距離を
あらわすデータを内蔵するメモリに格納する。
【0034】そして、ステップ34において、フラッグ
Fが“1”に設定されているか否かを判断し、フラッグ
Fが“1”に設定されていず、“0”に設定されている
場合には、ステップ35において、メモリに格納された
車間距離をあらわすデータに基づいて車間距離の変化を
検出し、検出された車間距離の変化をあらわす値が予め
設定された基準値DRを越えているか否かを判断する。
車間距離の変化の検出は、最新の検出出力SDがあらわ
す車間距離Di とその直前に取り込まれた検出出力SD
があらわす車間距離Di-1 との差を求めることによって
なされ、車間距離の変化をあらわす値は、最新の検出出
力SDがあらわす車間距離Di とその直前に取り込まれ
た検出出力SDがあらわす車間距離Di-1 との差の絶対
値であらわされる。従って、ステップ35においては、
車間距離Di と車間距離Di-1 との差の絶対値が基準値
DRを越えているか否かが判断される。
【0035】ステップ35での判断の結果、車間距離の
変化をあらわす値である車間距離D i と車間距離Di-1
との差の絶対値が基準値DR以下である場合には、ステ
ップ36において、車間距離Di を車間距離データQD
Iによりあらわされるべき車間距離DIiとなし、その
車間距離DIiをあらわす車間距離データQDIを形成
する。そして、ステップ37において、変数iを1だけ
増加させ、その後、ステップ32に戻る。
【0036】また、ステップ35での判断の結果、車間
距離の変化をあらわす値である車間距離Di と車間距離
i-1 との差の絶対値が基準値DRを越えている場合に
は、ステップ38において、内蔵するタイマの計測作動
を開始させる(タイマスタート)。次に、ステップ39
において、フラッグFを“1”に設定し、続くステップ
40において、タイマの計測時間Ttが予め設定された
補間期間TIを越えたか否かを判断する。
【0037】その結果、タイマの計測時間Ttが補間期
間TIを越えていない場合には、ステップ41におい
て、メモリに格納された車間距離をあらわすデータに基
づき、既に得られたものとされている車間距離を用い
て、最新の検出出力SDがあらわす車間距離として新た
に得られるべきものを推定して推定車間距離を得、その
推定車間距離を車間距離データQDIによりあらわされ
るべき車間距離DIiとなし、その車間距離DIiをあ
らわす車間距離データQDIを形成する。斯かる際にお
ける推定車間距離は、例えば、式:2・Di-1 −Di-2
によってあらわされるものとされる。そして、その後、
ステップ37において、変数iを1だけ増加させ、ステ
ップ32に戻る。
【0038】一方、ステップ40での判断の結果、タイ
マの計測時間Ttが補間期間TIを越えた場合には、ス
テップ42において、タイマの計測作動を終了させ(タ
イマストップ)、続くステップ43において、フラッグ
Fを“0”に設定し、その後、ステップ35に戻る。
【0039】さらに、ステップ34での判断の結果、フ
ラッグFが“1”に設定されている場合には、ステップ
34から直接にステップ40に進み、それ以降の各ステ
ップにおける処理を上述と同様に実行する。
【0040】車間距離補間部18における検出された車
間距離についての補間処理の第2の例にあっては、車間
距離の変化を示す値が所定の基準値を越えるとき、その
変化が増加を示すものである場合とその変化が減少を示
すものである場合とで異なるものとして予め設定された
期間長を有するものとされる補間期間が設定される。そ
の際、車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越え、
その変化が減少を示すものである場合に設定される補間
期間の期間長が、車間距離の変化を示す値が所定の基準
値を越え、その変化が増加を示すものである場合に設定
される補間期間の期間長に比して小なるものとされる。
【0041】そして、設定された補間期間において、既
に得られた距離検出部11からの検出出力SDがあらわ
す車間距離に基づき、検出出力SDがあらわす車間距離
として新たに得られるべきものが推定されて推定車間距
離が得られ、その推定車間距離が距離検出部11からの
検出出力SDがあらわすものとして実際に検出された車
間距離に代えて、車間距離データQDIの形成に用いら
れるものとされる。
【0042】斯かる補間処理の第2の例が実行される場
合にも、車間距離補間部18において、車間距離の変化
を示す値が所定の基準値以下であるときには、そのとき
距離検出部11からの検出出力SDがあらわすものとし
て検出された車間距離をあらわし、車間距離の変化を示
す値が所定の基準値を越えるとき、補間期間において行
われる検出された車間距離についての補間処理により補
間された車間距離をあらわすものとされる車間距離デー
タQDIが形成される。
【0043】このようにして得られる車間距離データQ
DIは、例えば、距離検出部11についてのロスト状態
がまねかれ、そのロスト状態に起因して、距離検出部1
1からの検出出力SDがあらわす車間距離の変化を示す
値が所定の基準値を越えることになる場合、及び、距離
検出部11が備えられた車両と前方走行車両との間への
他の車両による急激な割込みが生じて、距離検出部11
からの検出出力SDが、前方走行車両までの車間距離と
は異なる比較的小なる車間距離をあらわすものとされる
場合において、適正化が図られたものとされることにな
る。
【0044】例えば、距離検出部11からの検出出力S
Dがあらわす車間距離をDとして、この車間距離Dが、
図5(横軸:時間t,縦軸:車間距離D)に示される如
くに変化するものとされ、時点teから時点tfまでの
期間において、距離検出部11にロスト状態がまねかれ
て、前方走行車両までの車間距離ではない急増された距
離をあらわすものとされる事態がもたらされ、また、時
点tgにおいて、距離検出部11が備えられた車両と前
方走行車両との間への他の車両による急激な割込みが生
じ、時点tg以後において前方走行車両までの車間距離
ではない急減された距離をあらわすものとされる事態が
もたらされる場合、時点teにおいて、検出出力SDが
あらわす車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越
え、かつ、その変化が増加を示すものであることにな
り、また、時点tgにおいて、検出出力SDがあらわす
車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越え、かつ、
その変化が減少を示すものであることになって、車間距
離データQDIによりあらわされる車間距離をDIとす
ると、車間距離DIは、図6(横軸:時間t,縦軸:車
間距離データQDIによりあらわされる車間距離DI)
に示される如くに変化するものとされる。
【0045】即ち、車間距離DIは、距離検出部11が
ロスト状態におかれる時点teから時点tfまでの期間
に対しては、時点teにおける、検出出力SDがあらわ
す車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越え、か
つ、その変化が増加を示すものである事態の検知に応じ
て、時点teから時点tfを越える時点tf’までとさ
れる補間期間TIPが設定されるもとで、その補間期間
TIPにおいて行われる車間距離Dについての補間処理
により補間された値をとり、また、他の車両による急激
な割込みが生じる時点tg以後の期間に対しては、時点
tgにおける、検出出力SDがあらわす車間距離の変化
を示す値が所定の基準値を越え、かつ、その変化が減少
を示すものである事態の検知に応じて、時点tgからそ
の時点tgを越える時点tg’までとされる、補間期間
TIPより小なる期間長を有した、補間期間TINが設
定されるもとで、その補間期間TINにおいて行われる
車間距離Dについての補間処理により補間された値をと
るものとされ、補間期間TIP及びTIN以外の期間に
おいては車間距離Dと同じとされる。
【0046】従って、車間距離DIは、距離検出部11
がロスト状態におかれる時点teから時点tfまでの期
間においても適切な値をとるものとされ、また、他の車
両による急激な割込みが生じる時点tg以後の期間にお
いては、時点tgに対する遅れが比較的小とされるもと
で、他の車両による割込みが生じた状態に追従した適正
な値をとるものとされることになる。それにより、この
ような車間距離DIをあらわす車間距離データQDI
は、距離検出部11がロスト状態におかれる場合、及
び、距離検出部11が備えられた車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込みが生じる場合にお
いて、適正化が図られたものとされる。
【0047】図7は、制御ユニット12を構成するマイ
クロコンピュータにおける実質的に車間距離補間部18
を形成する部分が、上述の補間処理をその第2の例をも
って行うに際して実行する制御プログラムの一例をあら
わすフローチャートを示す。この図7のフローチャート
により示される制御プログラムは、前述された図4のフ
ローチャートにより示される制御プログラムにおける各
ステップに対応するステップを多々含んでおり、図7に
おいては、図4の各部に対応する部分が図4と共通の符
号が付されて示されていて、それらについての重複説明
は省略される。
【0048】図7のフローチャートにより示される制御
プログラムにあっては、スタート後、ステップ45にお
いて、変数iを1に設定するとともに、フラッグF1及
びフラッグF2の夫々を“0”に設定する初期設定を行
う。その後、ステップ33に続くステップ46におい
て、フラッグF2が“1”に設定されているか否かを判
断し、フラッグF2が“1”に設定されていず、“0”
に設定されている場合には、さらに、ステップ47にお
いて、フラッグF1が“1”に設定されているか否かを
判断し、フラッグF1が“1”に設定されていず、
“0”に設定されている場合には、ステップ35に進
む。
【0049】また、ステップ35での判断の結果、車間
距離の変化をあらわす値である車間距離Di と車間距離
i-1 との差の絶対値が基準値DRを越えているもと
で、ステップ38において、内蔵するタイマの計測作動
を開始させた後には、ステップ48において、車間距離
の変化が増加を示すものか否かを判断すべく、車間距離
i が車間距離Di-1 より大であるか否かを判断する。
その結果、車間距離Diが車間距離Di-1 より大であ
り、車間距離の変化が増加を示すものである場合には、
ステップ49において、フラッグF1を“1”に設定
し、続くステップ50において、タイマの計測時間Tt
が予め設定された補間期間TIPを越えたか否かを判断
する。
【0050】その結果、タイマの計測時間Ttが補間期
間TIPを越えていない場合には、ステップ41に進
み、また、タイマの計測時間Ttが補間期間TIPを越
えた場合には、ステップ42において、タイマの計測作
動を終了させ、続くステップ51において、フラッグF
1を“0”に設定し、その後、ステップ35に戻る。
【0051】また、ステップ48での判断の結果、車間
距離Di が車間距離Di-1 以下であり、車間距離の変化
が減少を示すものである場合には、ステップ52におい
て、フラッグF2を“1”に設定し、続くステップ53
において、タイマの計測時間Ttが予め設定された補間
期間TIN(補間期間TIPより小なる期間長を有す
る)を越えたか否かを判断する。その結果、タイマの計
測時間Ttが補間期間TINを越えていない場合には、
ステップ41に進む。一方、タイマの計測時間Ttが補
間期間TINを越えた場合には、ステップ54におい
て、タイマの計測作動を終了させ(タイマストップ)、
続くステップ55において、フラッグF2を“0”に設
定し、その後、ステップ35に戻る。
【0052】また、ステップ47での判断の結果、フラ
ッグF1が“1”に設定されている場合には、ステップ
47から直接にステップ50に進み、それ以降の各ステ
ップにおける処理を上述と同様に実行する。さらに、ス
テップ46での判断の結果、フラッグF2が“1”に設
定されている場合には、ステップ46から直接にステッ
プ53に進み、それ以降の各ステップにおける処理を上
述と同様に実行する。
【0053】車間距離補間部18における検出された車
間距離についての補間処理の第3の例にあっては、車間
距離の変化を示す値が所定の基準値を越えるとき、その
変化が増加を示すものである場合にのみ、予め設定され
た期間長を有するものとされる補間期間が設定され、設
定された補間期間において、既に得られた距離検出部1
1からの検出出力SDがあらわす車間距離に基づき、検
出出力SDがあらわす車間距離として新たに得られるべ
きものが推定されて推定車間距離が得られ、その推定車
間距離が距離検出部11からの検出出力SDがあらわす
ものとして実際に検出された車間距離に代えて、車間距
離データQDIの形成に用いられるものとされる。そし
て、車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越えると
きであっても、その変化が減少を示すものである場合に
は、車間距離の変化を示す値が所定の基準値以下である
場合と同様に、距離検出部11からの検出出力SDがあ
らわすものとして実際に検出される車間距離が、車間距
離データQDIの形成に用いられる。
【0054】斯かる補間処理の第3の例が実行される場
合には、車間距離補間部18において、車間距離の変化
を示す値が所定の基準値以下であるとき、及び、車間距
離の変化を示す値が所定の基準値を越えるが、その変化
が減少を示すものであるときには、そのとき距離検出部
11からの検出出力SDがあらわすものとして検出され
た車間距離をあらわし、車間距離の変化を示す値が所定
の基準値を越え、かつ、その変化が増加を示すものであ
るとき、補間期間において行われる検出された車間距離
についての補間処理により補間された車間距離をあらわ
すものとされる車間距離データQDIが形成される。
【0055】このようにして得られる車間距離データQ
DIによりあらわされる車間距離DIは、距離検出部1
1についてのロスト状態がまねかれ、そのロスト状態に
起因して、距離検出部11からの検出出力SDがあらわ
す車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越えること
になる場合、その変化が増加を示すものであるとき、補
間処理の第2の例が実行される場合と同様にして、補間
期間が設定されて行われる、検出出力SDがあらわす車
間距離についての補間処理により補間された適正な値を
とり、また、他の車両による急激な割込みが生じて、距
離検出部11からの検出出力SDがあらわす車間距離の
変化を示す値が所定の基準値を越え、しかも、その変化
が減少を示すものとされる場合には、検出出力SDがあ
らわす車間距離についての補間処理が行われることな
く、直ちに、他の車両による割込みが生じた状態に追従
した適正な値をとるものとされることになる。従って、
このような車間距離をDIをあらわす車間距離データQ
DIは、距離検出部11がロスト状態におかれる場合、
及び、距離検出部11が備えられた車両と前方走行車両
との間への他の車両による急激な割込みが生じる場合に
おいて、適正化が図られたものとされることになる。
【0056】図8は、制御ユニット12を構成するマイ
クロコンピュータにおける実質的に車間距離補間部18
を形成する部分が、上述の補間処理をその第3の例をも
って行うに際して実行する制御プログラムの一例をあら
わすフローチャートを示す。この図8のフローチャート
により示される制御プログラムも、前述された図4のフ
ローチャートにより示される制御プログラムにおける各
ステップに対応するステップを多々含んでおり、図8に
おいては、図4の各部に対応する部分が図4と共通の符
号が付されて示されていて、それらについての重複説明
は省略される。
【0057】図8のフローチャートにより示される制御
プログラムにあっては、ステップ35での判断の結果、
車間距離の変化をあらわす値である車間距離Di と車間
距離Di-1 との差の絶対値が基準値DRを越えていると
き、ステップ56において、車間距離の変化が増加を示
すものか否かを判断すべく、車間距離Di が車間距離D
i-1 より大であるか否かを判断する。その結果、車間距
離Di が車間距離Di- 1 より大であり、車間距離の変化
が増加を示すものである場合には、ステップ38に進
み、また、車間距離Di が車間距離Di-1 以下であり、
車間距離の変化が減少を示すものである場合には、ステ
ップ36に進む。他のステップについては、図4のフロ
ーチャートにより示される制御プログラムが実行される
場合と同様である。
【0058】車間距離補間部18における検出された車
間距離についての補間処理の第4の例にあっては、例え
ば、距離検出部11にロスト状態がまねかれて測定不可
とされることにより、検出出力SDが略零とされるレベ
ルを有するものとされる事態が生じ、それによって、車
間距離の変化を示す値が所定の第1の基準値を越えると
き、予め設定された期間長を有するものとされる補間期
間が設定され、設定された補間期間において、既に得ら
れた距離検出部11からの検出出力SDがあらわす車間
距離に基づき、検出出力SDがあらわす車間距離として
新たに得られるべきものが推定されて推定車間距離が得
られ、その推定車間距離が距離検出部11からの検出出
力SDがあらわすものとして実際に検出された車間距離
に代えて、車間距離データQDIの形成に用いられるも
のとされる。
【0059】そして、補間期間中において、距離検出部
11から適正な検出出力SDが得られる状態への復帰が
なされたときには、その復帰が、そのとき車間距離の変
化を示す値が、比較的小なる所定の第2の基準値を越え
るものとなることが検出されることにより検知され、そ
れにより、補間期間中であっても、そのとき検出出力S
Dがあらわすものとして検出された車間距離についての
補間処理が行われず、検出出力SDがあらわすものとし
て検出された車間距離がそのまま車間距離データQDI
の形成に用いられる状態に切り換えられる。
【0060】また、斯かる場合にあっては、補間期間中
において距離検出部11から適正な検出出力SDが得ら
れる状態への復帰が検知され、それにより、検出出力S
Dがあらわすものとして検出された車間距離についての
補間処理が行われず、検出出力SDがあらわすものとし
て検出された車間距離がそのまま車間距離データQDI
の形成に用いられる状態に切り換えられたとき、相対速
度算出部19において、車間距離補間部18からの車間
距離データQDIによりあらわされる車間距離に基づい
ての相対速度の算出が、一時的に停止され、既に算出さ
れた相対速度が新たな相対速度として扱われて、再度、
相対速度データQVRを形成すべく用いられる。即ち、
斯かる際には、相対速度算出部19において、新たな相
対速度の算出が行われることなく、相対速度についての
前値維持が行われるのである。
【0061】このようなもとで車間距離補間部18から
得られる車間距離データQDI、及び、相対速度算出部
19から得られる相対速度データQVRは、距離検出部
11がロスト状態に起因して測定不可とされることによ
り、検出出力SDが略零とされるレベルを有するものと
される事態が生じ、その結果、距離検出部11からの検
出出力SDがあらわす車間距離の変化を示す値が所定の
基準値を越えることになり、さらに、それにより車間距
離補間部18において設定された補間期間中において、
距離検出部11から適正な検出出力SDが得られる状態
への復帰がなされる場合において、適正化が図られたも
のとされることになる。
【0062】例えば、距離検出部11からの検出出力S
Dがあらわす車間距離をDとして、この車間距離Dが、
図9(横軸:時間t,縦軸:車間距離D)に示される如
くに変化するものとされ、時点thから時点tjまでの
期間において、距離検出部11にロスト状態がまねかれ
て測定不可とされることにより略零とされる事態が生じ
る場合、時点thにおいて、検出出力SDがあらわす車
間距離の変化を示す値が所定の基準値を越えることにな
って、車間距離データQDIによりあらわされる車間距
離をDIとすると、車間距離DIは、図10(横軸:時
間t,縦軸:車間距離データQDIによりあらわされる
車間距離DI)に示される如くに変化するものとされ
る。
【0063】即ち、車間距離DIは、距離検出部11が
ロスト状態におかれる時点thから時点tjまでの期間
に対しては、時点thにおける、検出出力SDがあらわ
す車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越える事態
の検知に応じて、時点thから時点tjを越える時点t
kまでの補間期間TIが設定されるもとで、その補間期
間TIにおいて行われる車間距離Dについての補間処理
により補間された値を時点thから時点tjまでとるも
のとされる。そして、車間距離DIは、補間期間TI中
の時点tjにおける、距離検出部11から適正な検出出
力SDが得られる状態への復帰の検知に応じて、車間距
離Dについての補間処理により補間された値をとる状態
から、距離検出部11からの検出出力SDがあらわす車
間距離Dと同じとされる状態に切り換えられ、その後、
車間距離Dと同じとされる状態が維持されるようになさ
れる。
【0064】従って、車間距離DIは、距離検出部11
がロスト状態におかれる時点thから時点tjまでの期
間においても適切な値をとるものとされ、また、距離検
出部11が適正な検出出力SDが得られる状態に復帰し
たときには、直ちに、適正な検出出力SDがあらわす車
間距離Dに切り換えられるものとされることになる。そ
れにより、このような車間距離DIをあらわす車間距離
データQDIは、距離検出部11がロスト状態におか
れ、さらに、それにより車間距離補間部18において設
定された補間期間中において、距離検出部11から適正
な検出出力SDが得られる状態への復帰がなされた場合
において、適正化が図られたものとされる。
【0065】また、斯かる際、相対速度算出部19から
得られる相対速度データQVRによりあらわされる相対
速度をVRとすると、相対速度VRは、図11(横軸:
時間t,縦軸:相対速度データQVRによりあらわされ
る相対速度VR)に示される如くに変化するものとされ
る。
【0066】即ち、車間距離データQDIによりあらわ
される車間距離DIが、時点tjにおける、距離検出部
11から適正な検出出力SDが得られる状態への復帰の
検知に応じて、車間距離Dについての補間処理により補
間された値をとる状態から、距離検出部11からの検出
出力SDがあらわす車間距離Dと同じとされる状態に切
り換えられるにあたり、時点tjにおいて、値の段差を
有するものとされる場合にも、相対速度VRは、その際
には、車間距離DIに基づいての算出により得られるも
のとされるのでなく、既に算出された相対速度が新たな
相対速度として扱われて得られるものとされるので、図
10において一点鎖線により示される如くの、パルス状
に変動する値をとることなく、適正な値を維持するもの
とされることになる。それにより、このような相対速度
VRをあらわす相対速度データQVRは、距離検出部1
1がロスト状態におかれ、さらに、それにより車間距離
補間部18において設定された補間期間中において、距
離検出部11から適正な検出出力SDが得られる状態へ
の復帰がなされた場合において、適正化が図られたもの
とされる。
【0067】図12は、制御ユニット12を構成するマ
イクロコンピュータにおける実質的に車間距離補間部1
8及び相対速度算出部19を形成する部分が、上述の補
間処理をその第4の例をもって行うに際して実行する制
御プログラムの一例あらわすフローチャートを示す。こ
の図12のフローチャートにより示される制御プログラ
ムは、前述された図4のフローチャートにより示される
制御プログラムにおける各ステップに対応するステップ
を多々含んでおり、図12においては、図4の各部に対
応する部分が図4と共通の符号が付されて示されてい
て、それらについての重複説明は省略される。
【0068】図12のフローチャートにより示される制
御プログラムにあっては、ステップ34での判断の結
果、フラッグFが、“1”に設定されていず、“0”に
設定されている場合に進むステップ57において、車間
距離の変化をあらわす値である車間距離Di と車間距離
i-1 との差の絶対値が第1の基準値DR1を越えてい
るか否かを判断する。その結果、車間距離の変化をあら
わす値である車間距離D i と車間距離Di-1 との差の絶
対値が第1の基準値DR1以下である場合には、ステッ
プ36において、車間距離Di を車間距離データQDI
によりあらわされるべき車間距離DIiとなし、その車
間距離DIiをあらわす車間距離データQDIを形成す
る。そして、続くステップ58において、メモリに格納
された車間距離をあらわすデータに基づいて、相対速度
データQVRによりあらわされるべき相対速度VRi
算出する。斯かる相対速度VRi の算出は、車間距離D
iと車間距離DIi-1 と検出出力SDについての取込
周期Tsとによりあらわされる式:VRi =(DIi
DIi-1 )/Tsに基づいて行われる。
【0069】また、ステップ58においては、算出され
た相対速度VRi をあらわす相対速度データQVRを形
成し、その後、ステップ37において、変数iを1だけ
増加させて、ステップ32に戻る。
【0070】ステップ57での判断結果、車間距離の変
化をあらわす値である車間距離Diと車間距離Di-1
の差の絶対値が第1の基準値DR1を越えている場合に
は、ステップ38及びステップ39に続くステップ40
において、タイマの計測時間Ttが補間期間TIを越え
ているか否かを判断する。そして、ステップ40での判
断の結果、タイマの計測時間Ttが補間期間TIを越え
ていない場合に進むステップ59において、車間距離の
変化をあらわす値である車間距離Di と車間距離Di-1
との差の絶対値が、比較的小なる第2の基準値DR2を
越えているか否かを判断する。その結果、車間距離の変
化をあらわす値である車間距離Di と車間距離Di-1
の差の絶対値が第2の基準値DR2以下である場合に
は、ステップ41に進み、また、車間距離の変化をあら
わす値である車間距離Di と車間距離Di-1 との差の絶
対値が第2の基準値DR2を越えている場合には、ステ
ップ60において、最新の検出出力SDがあらわす車間
距離Di を車間距離データQDIによりあらわされるべ
き車間距離DIiとなし、その車間距離DIiをあらわ
す車間距離データQDIを形成する。
【0071】さらに、続くステップ61において、既に
算出されたものとされている相対速度VRi-1 を、相対
速度データQVRによりあらわされるべき新たな相対速
度VRiとなし、その相対速度VRi をあらわす相対速
度データQVRを形成して、ステップ37に進む。他の
ステップについては、図4のフローチャートにより示さ
れる制御プログラムが実行される場合と同様である。
【0072】車間距離補間部18における検出された車
間距離についての補間処理の第5の例は、車間距離の変
化を示す値が第1の所定の基準値以下であるときには、
そのとき検出出力SDがあらわすものとして検出された
車間距離についての補間処理は行われず、そのとき検出
出力SDがあらわすものとして検出された車間距離及び
それ以前に検出出力SDがあらわすものとして検出され
た車間距離に対してなまし処理が施されて算出される車
間距離が、車間距離データQDIの形成に用いられるも
とにおいて、行われるものとされる。
【0073】斯かる検出された車間距離についての補間
処理の第5の例にあっても、例えば、距離検出部11に
ロスト状態がまねかれて測定不可とされることにより、
検出出力SDが略零とされるレベルを有するものとされ
る事態が生じ、それによって、車間距離の変化を示す値
が所定の第1の基準値を越えるとき、予め設定された期
間長を有するものとされる補間期間が設定され、設定さ
れた補間期間において、既に得られた距離検出部11か
らの検出出力SDがあらわす車間距離に基づき、検出出
力SDがあらわす車間距離として新たに得られるべきも
のが推定されて推定車間距離が得られ、その推定車間距
離が、距離検出部11からの検出出力SDがあらわすも
のとして実際に検出された車間距離に代えて、車間距離
データQDIの形成に用いられるものとされる。
【0074】また、補間期間中において、距離検出部1
1から適正な検出出力SDが得られる状態への復帰がな
されたときには、その復帰が、そのとき車間距離の変化
を示す値が、比較的小なる所定の第2の基準値を越える
ものとなることが検出されることにより検知される。そ
して、補間期間中において距離検出部11から適正な検
出出力SDが得られる状態への復帰が検知されると、そ
の際、車間距離の変化を示す値が所定の第3の基準値以
下である場合には、補間期間中であっても、車間距離の
変化を示す値が第1の所定の基準値以下であるときと同
様に、そのとき検出出力SDがあらわすものとして検出
された車間距離及びそれ以前に検出出力SDがあらわす
ものとして検出された車間距離に対してなまし処理が施
されて算出される車間距離が、車間距離データQDIの
形成に用いられるものとされる状態に切り換えられ、一
方、車間距離の変化を示す値が所定の第3の基準値を越
えている場合には、補間期間中であっても、そのとき検
出出力SDがあらわすものとして検出された車間距離が
そのまま車間距離データQDIの形成に用いられる状態
に切り換えられる。
【0075】さらに、斯かる場合にあっては、補間期間
中において距離検出部11から適正な検出出力SDが得
られる状態への復帰が検知され、かつ、その際、車間距
離の変化を示す値が所定の第3の基準値を越えていて、
それにより、検出出力SDがあらわすものとして検出さ
れた車間距離についての補間処理が行われず、検出出力
SDがあらわすものとして検出された車間距離がそのま
ま車間距離データQDIの形成に用いられる状態に切り
換えられたとき、相対速度算出部19において、車間距
離補間部18からの車間距離データQDIによりあらわ
される車間距離に基づいての相対速度の算出が、一時的
に停止され、既に算出された相対速度が新たな相対速度
として扱われて、再度、相対速度データQVRを形成す
べく用いられる。即ち、斯かる際には、相対速度算出部
19において、新たな相対速度の算出が行われることな
く、相対速度についての前値維持が行われるのである。
【0076】このようなもとで車間距離補間部18から
得られる車間距離データQDI、及び、相対速度算出部
19から得られる相対速度データQVRも、車間距離補
間部18における検出された車間距離についての補間処
理の第4の例が実施されるもとにおいて車間距離補間部
18から得られる車間距離データQDI及び相対速度算
出部19から得られる相対速度データQVRと同様にし
て、距離検出部11がロスト状態に起因して測定不可と
されることにより、検出出力SDが略零とされるレベル
を有するものとされる事態が生じ、その結果、距離検出
部11からの検出出力SDがあらわす車間距離の変化を
示す値が所定の第1の基準値を越えることになり、さら
に、それにより車間距離補間部18において設定された
補間期間中において、距離検出部11から適正な検出出
力SDが得られる状態への復帰がなされた場合におい
て、適正化が図られたものとされることになる。
【0077】図13は、制御ユニット12を構成するマ
イクロコンピュータにおける実質的に車間距離補間部1
8及び相対速度算出部19を形成する部分が、上述の補
間処理をその第5の例をもって行うに際して実行する制
御プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。
この図13のフローチャートにより示される制御プログ
ラムは、前述された図12のフローチャートにより示さ
れる制御プログラムにおける各ステップに対応するステ
ップを多々含んでおり、図13においては、図12の各
部に対応する部分が図12と共通の符号が付されて示さ
れていて、それらについての重複説明は省略される。
【0078】図13のフローチャートにより示される制
御プログラムにあっては、ステップ57での判断の結
果、車間距離の変化をあらわす値である車間距離Di
車間距離Di-1 との差の絶対値が第1の基準値DR1以
下である場合に進むステップ62において、車間距離デ
ータQDIによりあらわされるべき車間距離DIiを、
車間距離Di 及び車間距離Di-1 に対してなまし処理を
施して算出する。斯かる際における車間距離Di 及び車
間距離Di-1 に対するなまし処理は、なまし係数をkと
して、式:k・Di +(1−k)・Di-1 によってあら
わされる演算によて行われるものとされる。
【0079】さらに、ステップ62においては、車間距
離データQDIによりあらわされるべきものとして算出
された車間距離DIiをあらわす車間距離データQDI
を形成し、その後、ステップ58に進む。
【0080】また、ステップ59での判断の結果、車間
距離の変化をあらわす値である車間距離Di と車間距離
i-1 との差の絶対値が第2の基準値DR2を越えてい
る場合に進むステップ63において、さらに、車間距離
の変化をあらわす値である車間距離Di と車間距離D
i-1 との差の絶対値が第3の基準値DR3を越えている
か否かを判断する。その結果、車間距離の変化をあらわ
す値である車間距離Diと車間距離Di-1 との差の絶対
値が第3の基準値DR3以下である場合には、ステップ
62に進み、また、車間距離の変化をあらわす値である
車間距離Di と車間距離Di-1 との差の絶対値が第3の
基準値DR3を越えている場合には、ステップ60に進
む。他のステップについては、図12のフローチャート
により示される制御プログラムが実行される場合と同様
である。
【0081】なお、車間距離補間部18において上述さ
れた補間処理の第1の例〜第5の例のいずれが実行され
るもとにおいても、車間距離の変化を示す値が所定の基
準値を越えるとき行われる、距離検出部11から得られ
る検出出力SDがあらわすものとして検出された車間距
離についての補間処理が、距離検出部11から得られる
検出出力SDが予め設定された所定の期間に亙って継続
的に得られた後であることを条件にして行われるものと
されてもよい。斯かる条件のもとに距離検出部11から
得られる検出出力SDがあらわすものとして検出された
車間距離についての補間処理が行われる場合には、距離
検出部11からの検出出力SDが断続的に車間距離補間
部18に供給されるもとで、検出出力SDがあらわすも
のとして検出された車間距離についての補間処理が行わ
れることにより、例えば、ブレーキ制御部16が不所望
に作動せしめられることになるという如くの不都合が回
避される。
【0082】図14は、本発明に係る走行状態制御装置
の他の例を示す。この図14に示される例も、車両に装
備されるものとされ、車両の前部に取り付けられた距離
検出部71を備えている。距離検出部71は、それが取
り付けられた車両からその車両に対する前方走行車両ま
での車間距離を、例えば、レーザ光を用いての計測によ
り検出し、検出された車間距離をあらわす検出出力SD
を送出するものとされる。そして、距離検出部71から
送出された検出出力SDは、制御ユニット72に供給さ
れる。
【0083】制御ユニット72には、距離検出部71か
らの検出出力SDに加えて、車両に備えられた各種セン
サ73から得られる検出出力群SXも供給される。各種
センサ73には、例えば、スロットルバルブ開度セン
サ,車速センサ,操舵角センサ,ブレーキ作動センサ等
々、車両の走行状態に関連する変動要因を検出するもの
が含まれる。
【0084】また、制御ユニット72には、車両に備え
られたスロットルバルブについての動作制御を行うスロ
ットルバルブ制御部74,車両に搭載された電子制御自
動変速機(EAT)についての動作制御を行うEAT制
御部75,車両に備えられたブレーキ機構についての動
作制御を行うブレーキ制御部76、及び、車両に設けら
れた警報部77が接続されている。スロットルバルブ制
御部74,EAT制御部75及びブレーキ制御部76
は、車両の走行制御を行う制御部を構成している。
【0085】制御ユニット72は、距離検出部71から
の検出出力SDに、例えば、微分処理を施して、当該車
両の前方走行車両に対する相対速度を算出し、算出され
た相対速度をあらわす相対速度データQVRを形成する
相対速度算出部78,各種センサ73からの検出出力群
SXに基づいて補正データQAを形成する補正データ形
成部79,相対速度算出部78から得られる相対速度デ
ータQVRに加えて距離検出部71からの検出出力SD
及び補正データ形成部79から得られる補正データQA
が供給され、それらに基づいて制御信号を得る制御信号
形成部80、及び、警告信号形成部81を含むものとさ
れる。
【0086】制御信号形成部80により形成される制御
信号は、スロットルバルブ制御部74に対するスロット
ルバルブ制御信号SS,EAT制御部75に対するEA
T制御信号SE、及び、ブレーキ制御部76に対するブ
レーキ制御信号SBを含むものとされ、これら制御信号
形成部80により得られるスロットルバルブ制御信号S
S,EAT制御信号SE及びブレーキ制御信号SBは、
制御ユニット72から送出されて、夫々、スロットルバ
ルブ制御部74,EAT制御部75及びブレーキ制御部
76に供給される。それにより、スロットルバルブ制御
部74によるスロットルバルブ制御信号SSに応じての
スロットルバルブの制御,EAT制御部75によるEA
T制御信号SEに応じての電子制御自動変速機の制御、
及び、ブレーキ制御部76によるブレーキ制御信号SB
に応じてのブレーキ機構の制御が適宜行われて、車両の
走行状態が当該車両から前方走行車両までの車間距離を
適正に維持すべく制御される。
【0087】制御ユニット72における警告信号形成部
81は、距離検出部71からの検出出力SDがあらわす
車間距離,相対速度算出部78から得られる相対速度デ
ータQVRによりあらわされる相対速度等に急激な変化
が生じた場合等において、それを車両の乗員に警告する
ための警告信号を形成する。そして、警告信号形成部8
1により形成された警告信号は、制御ユニット72から
の警告信号SWとして警報部77に供給される。それに
より、警報部77において、警告信号SWに応じて警報
音が発生される状態あるいは警報表示が行われる状態が
とられる。
【0088】制御ユニット72における相対速度算出部
78にあっては、相対速度データQVRを得る相対速度
データ形成動作が、例えば、その第1の例をもって以下
の如くに行われる。即ち、相対速度算出部78における
相対速度データ形成動作の第1の例によれば、先ず、距
離検出部71からの検出出力SDがあらわす車間距離が
所定の周期をもって逐次検出され、検出された車間距離
の変化が検知される。この車間距離の変化の検知は、所
定の周期をもって引き続いて検出される二つの車間距離
の差がとられることによりなされる。
【0089】そして、検出出力SDがあらわすものとし
て検出された二つの車間距離の差、即ち、車間距離の変
化を示す値が、所定の基準値以下であるとき、距離検出
部71からの検出出力SDに微分処理が施され、検出出
力SDがあらわす車間距離に基づく前方走行車両に対す
る当該車両の相対速度の算出が行われて、算出された相
対速度が相対速度データQVRを形成すべく用いられる
ものとされる。また、車間距離の変化を示す値が、所定
の基準値を越えるときには、距離検出部71からの検出
出力SDに微分処理が施されての相対速度の算出は行わ
れず、既に算出された相対速度が新たな相対速度として
扱われて、再度、相対速度データQVRを形成すべく用
いられるものとされる。即ち、斯かる際には、新たな相
対速度の算出が行われることなく、相対速度データQV
Rによりあらわされるべき相対速度についての前値維持
が行われるのである。
【0090】このようにして、相対速度データQVRを
形成すべく用いられる相対速度が得られた後、車間距離
の変化を示す値が所定の基準値以下であるときには、そ
のときの検出出力SDがあらわす車間距離に基づいて算
出された相対速度をあらわし、車間距離の変化を示す値
が所定の基準値を越えるときには、前値維持により得ら
れる相対速度をあらわすものとされる車間距離データQ
DIが形成される。
【0091】上述の如くにして得られる相対速度データ
QVRは、例えば、当該車両と前方走行車両との間への
他の車両による急激な割込みが生じる状況のもとにおい
て、適正化が図られたものとされることになる。
【0092】例えば、距離検出部71からの検出出力S
Dがあらわす車間距離をDとして、その車間距離Dが、
図15(横軸:時間t,縦軸:車間距離D)に示される
如くに変化するものとされ、時点tmにおいて割込みが
開始され、その後の時点tnにおいて割込みが終了され
て、時点tmから時点tnまでの期間において急減され
たものとされる場合、相対速度データQVRによりあら
わされる相対速度をVRとすると、相対速度VRは、図
16(横軸:時間t,縦軸:相対速度データQVRによ
りあらわされる相対速度VR)に示される如くに変化す
るものとされる。
【0093】即ち、相対速度VRは、他の車両による急
激な割込みが生じる時点tmから時点tnまでの期間以
外の期間においては、検出出力SDがあらわす車間距離
に基づく算出により得られる値をとり、他の車両による
急激な割込みが生じる時点tmから時点tnまでの期間
にあっては、時点tmにおける、検出出力SDがあらわ
す車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越える事態
の検知に応じて、前値を維持するものとされる。従っ
て、相対速度VRは、他の車両による急激な割込みが生
じる時点tmから時点tnまでの期間においては、前値
維持による適正な値をとるものとされ、それにより、こ
のような相対速度VRをあらわす相対速度データQVR
は、距離検出部71が備えられた車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込みが生じる場合にお
いて、適正化が図られたものとされる。
【0094】制御ユニット72は、例えば、マイクロコ
ンピュータが用いられて構成され、斯かるマイクロコン
ピュータにおける実質的に相対速度算出部78を形成す
る部分が、相対速度データ形成動作を第1の例をもって
行うに際して実行する制御プログラムの一例を図17に
示されるフローチャートを参照して説明する。
【0095】図17のフローチャートにより示される制
御プログラムにあっては、スタート後、先ず、ステップ
91において、変数iを1に設定する初期設定を行う。
次に、ステップ92において、距離検出部71からの検
出出力SDを取り込み、続くステップ93において、検
出出力SDがあらわす車間距離Di を検出し、それに基
づく車間距離をあらわすデータを内蔵するメモリに格納
する。
【0096】続いて、ステップ94において、メモリに
格納された車間距離をあらわすデータに基づいて車間距
離の変化を検出し、検出された車間距離の変化をあらわ
す値が予め設定された基準値DRを越えているか否かを
判断する。車間距離の変化の検出は、最新の検出出力S
Dがあらわす車間距離Di とその直前に取り込まれた検
出出力SDがあらわす車間距離Di-1 との差を求めるこ
とによってなされ、車間距離の変化をあらわす値は、最
新の検出出力SDがあらわす車間距離Di とその直前に
取り込まれた検出出力SDがあらわす車間距離Di-1
の差の絶対値であらわされる。従って、ステップ94に
おいては、車間距離Di と車間距離Di- 1 との差の絶対
値が基準値DRを越えているか否かが判断される。
【0097】ステップ94での判断の結果、車間距離の
変化をあらわす値である車間距離D i と車間距離Di-1
との差の絶対値が基準値DR以下である場合には、ステ
ップ95において、メモリに格納された車間距離をあら
わすデータに基づいて、相対速度データQVRによりあ
らわされるべき相対速度VRi を算出する。斯かる相対
速度VRi の算出は、車間距離Di と車間距離Di-1
検出出力SDについての取込周期Tsとによりあらわさ
れる式:VRi =(Di −Di-1 )/Tsに基づいて行
われる。
【0098】また、ステップ95においては、算出され
た相対速度VRi をあらわす相対速度データQVRを形
成し、その後、ステップ96において、変数iを1だけ
増加させて、ステップ92に戻る。
【0099】さらに、ステップ94での判断の結果、車
間距離の変化をあらわす値である車間距離Di と車間距
離Di-1 との差の絶対値が基準値DRを越えている場合
には、ステップ97において、既に算出されたものとさ
れている相対速度VRi-1 を、相対速度データQVRに
よりあらわされるべき新たな相対速度VRiとなし、そ
の相対速度VRi をあらわす相対速度データQVRを形
成して、ステップ96に進む。
【0100】なお、このような相対速度データ形成動作
についての第1の例にあっては、車間距離の変化を示す
値が所定の基準値を越えるときには、相対速度データQ
VRによりあらわされるべき相対速度についての前値維
持が行われるようになされているが、斯かる相対速度に
ついての前値維持に代えて、相対速度データQVRによ
りあらわされるべき相対速度が零とされるようになされ
てもよい。
【0101】相対速度算出部78における相対速度デー
タ形成動作の第2の例にあっては、距離検出部71から
の検出出力SDがあらわす車間距離が所定の周期をもっ
て逐次検出されてなされる車間距離の変化の検知が、検
出出力SDがあらわすものとして検出された車間距離
と、それ以前に検出された車間距離に基づいて、検出出
力SDがあらわす車間距離として新たに得られるべきも
のが推定されることにより得られる推定車間距離との差
がとられることによりなされる。
【0102】そして、検出出力SDがあらわすものとし
て検出された車間距離と推定車間距離との差、即ち、車
間距離の変化を示す値が、所定の基準値以下であると
き、距離検出部71からの検出出力SDに微分処理が施
され、検出出力SDがあらわす車間距離に基づく前方走
行車両に対する当該車両の相対速度の算出が行われて、
算出された相対速度が相対速度データQVRを形成すべ
く用いられるものとされる。また、車間距離の変化を示
す値が、所定の基準値を越えるときには、距離検出部7
1からの検出出力SDに微分処理が施されての相対速度
の算出は行われず、既に算出された相対速度が新たな相
対速度として扱われて、再度、相対速度データQVRを
形成すべく用いられるものとされる。即ち、斯かる際に
は、新たな相対速度の算出が行われることなく、相対速
度についての前値維持が行われるのである。
【0103】このようにして、相対速度データQVRを
形成すべく用いられる相対速度が得られた後、車間距離
の変化を示す値が所定の基準値以下であるときには、そ
のときの検出出力SDがあらわす車間距離に基づいて算
出された相対速度をあらわし、車間距離の変化を示す値
が所定の基準値を越えるときには、前値維持により得ら
れる相対速度をあらわすものとされる相対速度データQ
VRが形成される。
【0104】上述の如くにして得られる相対速度データ
QVRも、相対速度算出部78において相対速度データ
形成動作の第1の例が実施されて得られる相対速度デー
タQVRと同様に、例えば、当該車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込みが生じる状況のも
とにおいて、適正化が図られたものとされることにな
る。
【0105】例えば、当該車両と前方走行車両との間へ
の他の車両による急激な割込みが生じた場合、それに応
じて、新たな相対速度の算出が停止され、相対速度デー
タQVRによりあらわされる相対速度が前値維持により
得られるものとされると、当該車両と他の車両とが急速
な相互近接状態にあるときには、車間距離の変化をあら
わす値が所定の基準値を越えることになって、当該車両
と他の車両に対する相対速度が算出されない状態となっ
てしまうが、この第2の例においては、車間距離の変化
をあらわす値が、検出出力SDがあらわすものとして検
出された車間距離と、それ以前に検出された車間距離に
基づいて得られた推定車間距離との差に応じたものとさ
れて、相対速度データQVRによりあらわされる相対速
度が前値維持により得られるものとされる状態が設定さ
れるので、当該車両と他の車両に対する相対速度が算出
されないことになる事態の緩和が図られることになる。
【0106】図18は、制御ユニット72を構成するマ
イクロコンピュータにおける実質的に相対速度算出部7
8を形成する部分が、相対速度データ形成動作をその第
2の例をもって行うに際して実行する制御プログラムの
一例をあらわすフローチャートを示す。この図18のフ
ローチャートにより示される制御プログラムは、前述さ
れた図17のフローチャートにより示される制御プログ
ラムにおける各ステップに対応するステップを多々含ん
でおり、図18においては、図17の各部に対応する部
分が図17と共通の符号が付されて示されていて、それ
らについての重複説明は省略される。
【0107】図18のフローチャートにより示される制
御プログラムにあっては、ステップ93に続くステップ
98において、メモリに格納された車間距離をあらわす
データに基づき、既に得られたものとされている車間距
離Di-1 及びDi-2 を用いて、最新の検出出力SDがあ
らわす車間距離として新たに得られるべきものを推定し
て推定車間距離D 'i を得る。斯かる際に得られる推定
車間距離D 'i は、例えば、式:2・Di-1 −Di-2
よって算出されるものとなされる。
【0108】続いて、ステップ99において、最新の検
出出力SDがあらわす車間距離Diとステップ98で算
出された推定車間距離D 'i とに基づいて車間距離の変
化を検出し、検出された車間距離の変化をあらわす値が
予め設定された基準値DRを越えているか否かを判断す
る。車間距離の変化の検出は、車間距離Di と推定車間
距離D 'i との差を求めることによってなされ、車間距
離の変化をあらわす値は、車間距離Di と推定車間距離
D 'i との差の絶対値であらわされる。従って、ステッ
プ34においては、車間距離Di と推定車間距離D 'i
との差の絶対値が基準値DRを越えているか否かが判断
される。
【0109】ステップ99での判断の結果、車間距離の
変化をあらわす値である車間距離D i と推定車間距離D
'i との差の絶対値が基準値DR以下である場合には、
ステップ95に進み、また、車間距離の変化をあらわす
値である車間距離Di と推定車間距離D 'i との差の絶
対値が基準値DRを越えている場合には、ステップ97
に進む。他のステップについては、図17のフローチャ
ートにより示される制御プログラムが実行される場合と
同様である。
【0110】なお、このような相対速度データ形成動作
についての第2の例にあっても、車間距離の変化を示す
値が所定の基準値を越えるときには、相対速度データQ
VRによりあらわされるべき相対速度についての前値維
持が行われるようになされているが、斯かる相対速度に
ついての前値維持に代えて、相対速度データQVRによ
りあらわされるべき相対速度が零とされるようになされ
てもよい。
【0111】相対速度算出部78における相対速度デー
タ形成動作の第3の例は、車間距離の変化を示す値が所
定の基準値以下であるときには、そのとき検出出力SD
があらわすものとして検出された車間距離及びそれ以前
に検出出力SDがあらわすものとして検出された車間距
離に対してなまし処理が施されて算出されるなまし処理
車間距離が、前方走行車両に対する当該車両の相対速度
の算出に用いられるもとにおいて、行われるものとされ
る。
【0112】そして、相対速度算出部78における相対
速度データ形成動作の第3の例にあっては、距離検出部
71からの検出出力SDがあらわす車間距離が所定の周
期をもって逐次検出されてなされる車間距離の変化の検
知が、検出出力SDがあらわすものとして検出された車
間距離と、それ以前に検出された車間距離及びそれ以前
に算出されたなまし処理車間距離に基づいて、検出出力
SDがあらわす車間距離として新たに得られるべきもの
が推定されることにより得られる推定車間距離との差が
とられることによりなされる。
【0113】このようなもとで、検出出力SDがあらわ
すものとして検出された車間距離と推定車間距離との
差、即ち、車間距離の変化を示す値が、所定の基準値以
下であるとき、なまし処理車間距離についての微分処理
が行われて、なまし処理車間距離に基づく前方走行車両
に対する当該車両の相対速度の算出が行われ、算出され
た相対速度が相対速度データQVRを形成すべく用いら
れるものとされる。
【0114】また、車間距離の変化を示す値が所定の基
準値を越えるときには、距離検出部71からの検出出力
SDがあらわすものとして検出された車間距離が、その
後車間距離の変化を示す値が所定の基準値以下となった
とき相対速度の算出に用いられるべきなまし処理車間距
離として設定されるとともに、なまし処理車間距離につ
いての微分処理がなされての相対速度の算出は行われ
ず、既に算出された相対速度が新たな相対速度として扱
われて、再度、相対速度データQVRを形成すべく用い
られるものとされる。即ち、斯かる際にも、新たな相対
速度の算出が行われることなく、相対速度についての前
値維持が行われるのである。
【0115】このようにして、相対速度データQVRを
形成すべく用いられる相対速度が得られた後、車間距離
の変化を示す値が所定の基準値以下であるときには、な
まし処理車間距離に基づいて算出された相対速度をあら
わし、車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越える
ときには、前値維持により得られる相対速度をあらわす
ものとされる相対速度データQVRが形成される。
【0116】上述の如くにして得られる相対速度データ
QVRも、相対速度算出部78において相対速度データ
形成動作の第2の例が実施されて得られる相対速度デー
タQVRと同様に、例えば、当該車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込みが生じる状況のも
とにおいて、適正化が図られたものとされることにな
る。
【0117】即ち、この第3の例にあっては、相対速度
データQVRによりあらわされる相対速度が、距離検出
部71からの検出出力SDがあらわすものとして検出さ
れた車間距離に対してなまし処理が施されて得られるな
まし処理車間距離に基づいて算出されるものとされるこ
とにより、距離検出部71からの車間距離についての検
出出力SDに含まれるノイズが、相対速度に及ぼす悪影
響が抑制される。
【0118】しかも、例えば、当該車両と前方走行車両
との間への他の車両による急激な割込みに応じて、車間
距離の変化をあらわす値が所定の基準値を越えるとき、
新たな相対速度の算出が停止され、相対速度データQV
Rによりあらわされる相対速度が前値維持により得られ
るものとされるもとにあって、当該車両と前方走行車両
との間への他の車両による急激な割込みが生じ、当該車
両と他の車両とが急速な相互近接状態にある場合に、検
出出力SDがあらわすものとして検出された車間距離に
対してなまし処理が行われることに起因する応答遅れに
より、車間距離の変化をあらわす値が所定の基準値を越
えてしまうことになって、当該車両と他の車両に対する
相対速度が算出されない状態がとられてしまう事態の緩
和が図られることになる。
【0119】図19は、制御ユニット72を構成するマ
イクロコンピュータにおける実質的に相対速度算出部7
8を形成する部分が、相対速度データ形成動作をその第
3の例をもって行うに際して実行する制御プログラムの
一例をあらわすフローチャートを示す。この図19のフ
ローチャートにより示される制御プログラムは、前述さ
れた図18のフローチャートにより示される制御プログ
ラムにおける各ステップに対応するステップを多々含ん
でおり、図19においては、図18の各部に対応する部
分が図18と共通の符号が付されて示されていて、それ
らについての重複説明は省略される。
【0120】図19のフローチャートにより示される制
御プログラムにあっては、ステップ93に続くステップ
100において、既に得られたものとされている車間距
離D i-1 と後述されるステップ101で既に算出された
ものとされているなまし車間距離DI' i-1 及びDI'
i-2 とを用いて、最新の検出出力SDがあらわす車間距
離として新たに得られるべきものを推定して推定車間距
離D 'i を得る。この推定車間距離D 'i は、例えば、
式:Di-1 +(DI' i-1 −DI' i-2 )によって算出
されるものとなされる。
【0121】続いて、ステップ99において、最新の検
出出力SDがあらわす車間距離Diとステップ100で
算出された推定車間距離D 'i とに基づいて車間距離の
変化を検出し、検出された車間距離の変化をあらわす値
が予め設定された基準値DRを越えているか否かを判断
する。車間距離の変化の検出は、車間距離Di と推定車
間距離D 'i との差を求めることによってなされ、車間
距離の変化をあらわす値は、車間距離Di と推定車間距
離D 'i との差の絶対値であらわされる。従って、ステ
ップ99においては、車間距離Di と推定車間距離D '
i との差の絶対値が基準値DRを越えているか否かが判
断される。
【0122】ステップ99での判断の結果、車間距離の
変化をあらわす値である車間距離D i と推定車間距離D
'i との差の絶対値が基準値DR以下である場合には、
ステップ101において、車間距離Di 及び車間距離D
i-1 に対してなまし処理を施すことにより、なまし処理
車間距離DI' i を算出する。このなまし処理車間距離
DI' i の算出は、なまし係数をkとし、式:k・Di
+(1−k)・Di-1によりあらわされる演算によって
行われるものとされる。
【0123】続いて、ステップ102において、なまし
処理車間距離DI’i 及びそれより以前に得られたなま
し処理車間距離DI' i-1 に基づいて、相対速度データ
QVRによりあらわされるべき相対速度VRi を算出す
る。斯かる相対速度VRi の算出は、なまし処理車間距
離DI' i となまし処理車間距離DI' i-1 と検出出力
SDの取込周期Tsとによる式:VRi =(DI' i
DI' i-1 )/Tsに基づいて行われる。
【0124】また、ステップ102においては、算出さ
れた相対速度VRi をあらわす相対速度データQVRを
形成し、その後、ステップ96に進む。
【0125】さらに、ステップ99での判断の結果、車
間距離の変化をあらわす値である車間距離Di と推定車
間距離D 'i との差の絶対値が基準値DRを越えている
場合には、ステップ103において、車間距離Di をな
まし処理車間距離DI' i として設定し、その後ステッ
プ97に進む。他のステップについては、図18のフロ
ーチャートにより示される制御プログラムが実行される
場合と同様である。
【0126】なお、このような相対速度データ形成動作
についての第3の例にあっても、車間距離の変化を示す
値が所定の基準値を越えるときには、相対速度データQ
VRによりあらわされるべき相対速度についての前値維
持が行われるようになされているが、斯かる相対速度に
ついての前値維持に代えて、相対速度データQVRによ
りあらわされるべき相対速度が零とされるようになされ
てもよい。
【0127】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如くに、本発明
の第1の態様に係る走行状態制御装置にあっては、車間
距離補間部により、車間距離の変化を示す値が所定の基
準値以下であるもとでは、距離検出部からの検出出力に
基づく車間距離をあらわし、車間距離の変化を示す値が
所定の基準値を越えるもとでは、補間処理により補間さ
れた車間距離をあらわすものとして形成される車間距離
データが得られ、斯かる距離検出部から得られる検出出
力に応じて得られる車間距離データは、距離検出部から
得られる検出出力に基づいて検知される車間距離の変化
を示す値が所定の基準値を越えるもとにおいて、適正化
が図られたものとされる。
【0128】そして、距離検出部からの検出出力に基づ
いて検知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値
を越える状態は、距離検出部についてのロスト状態、あ
るいは、距離検出部が備えられた車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込み等が生じたもとに
おいて発生するので、本発明の第1の態様に係る走行状
態制御装置によれば、距離検出部から得られる検出出力
に応じて得られる車間距離データを、距離検出部につい
てのロスト状態、あるいは、距離検出部が備えられた車
両と前方走行車両との間への他の車両による急激な割込
み等が生じたもとにおいても、適正化が図られたものと
して得ることができることになる。
【0129】また、本発明の第2の態様に係る走行状態
制御装置にあっては、相対速度算出部により、車間距離
の変化を示す値が所定の基準値以下であるもとでは、距
離検出部からの検出出力に基づいて当該車両の前方走行
車両に対する相対速度の算出が行われ、また、車間距離
の変化を示す値が所定の基準値を越えるときには、相対
速度の新たな算出が一時的に停止されて、既に算出され
た相対速度もしくは零をあらわす相対速度が新たな相対
速度として扱われて、新たに算出された相対速度もしく
は新たな相対速度として扱われる相対速度をあらわす相
対速度データが得られ、斯かる相対速度データは、距離
検出部から得られる検出出力に基づいて検知される車間
距離の変化を示す値が所定の基準値を越えるもとにおい
て、適正化が図られたものとされる。
【0130】そして、距離検出部からの検出出力に基づ
いて検知される車間距離の変化を示す値が所定の基準値
を越える状態は、距離検出部についてのロスト状態、あ
るいは、距離検出部が備えられた車両と前方走行車両と
の間への他の車両による急激な割込み等が生じたもとに
おいて発生するので、本発明の第2の態様に係る走行状
態制御装置によれば、距離検出部から得られる検出出力
に基づいて得られる相対速度データを、距離検出部につ
いてのロスト状態、あるいは、距離検出部が備えられた
車両と前方走行車両との間への他の車両による急激な割
込み等が生じたもとにおいても、適正化が図られたもの
として得ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行状態制御装置の一例を示すブ
ロック構成図である。
【図2】図1に示される例における車間距離補間部の動
作説明に供されるタイムチャートである。
【図3】図1に示される例における車間距離補間部の動
作説明に供されるタイムチャートである。
【図4】図1に示される例における制御ユニットがマイ
クロコンピュータが用いられて構成されるもとにおい
て、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に車間
距離補間部を形成する部分が、補間処理の第1の例の実
施に際して実行する制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図5】図1に示される例における車間距離補間部の動
作説明に供されるタイムチャートである。
【図6】図1に示される例における車間距離補間部の動
作説明に供されるタイムチャートである。
【図7】図1に示される例における制御ユニットがマイ
クロコンピュータが用いられて構成されるもとにおい
て、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に車間
距離補間部を形成する部分が、補間処理の第2の例の実
施に際して実行する制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図8】図1に示される例における制御ユニットがマイ
クロコンピュータが用いられて構成されるもとにおい
て、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に車間
距離補間部を形成する部分が、補間処理の第3の例の実
施に際して実行する制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図9】図1に示される例における車間距離補間部の動
作説明に供されるタイムチャートである。
【図10】図1に示される例における車間距離補間部の
動作説明に供されるタイムチャートである。
【図11】図1に示される例における相対速度算出部の
動作説明に供されるタイムチャートである。
【図12】図1に示される例における制御ユニットがマ
イクロコンピュータが用いられて構成されるもとにおい
て、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に車間
距離補間部を形成する部分が、補間処理の第4の例の実
施に際して実行する制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図13】図1に示される例における制御ユニットがマ
イクロコンピュータが用いられて構成されるもとにおい
て、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に車間
距離補間部を形成する部分が、補間処理の第5の例の実
施に際して実行する制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図14】本発明に係る走行状態制御装置の他の例を示
すブロック構成図である。
【図15】図14に示される例における相対速度算出部
の動作説明に供されるタイムチャートである。
【図16】図14に示される例における相対速度算出部
の動作説明に供されるタイムチャートである。
【図17】図14に示される例における制御ユニットが
マイクロコンピュータが用いられて構成されるもとにお
いて、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に相
対速度算出部を形成する部分が、相対速度データ形成動
作の第1の例の実施に際して実行する制御プログラムの
一例を示すフローチャートである。
【図18】図14に示される例における制御ユニットが
マイクロコンピュータが用いられて構成されるもとにお
いて、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に相
対速度算出部を形成する部分が、相対速度データ形成動
作の第2の例の実施に際して実行する制御プログラムの
一例を示すフローチャートである。
【図19】図14に示される例における制御ユニットが
マイクロコンピュータが用いられて構成されるもとにお
いて、斯かるマイクロコンピュータにおける実質的に相
対速度算出部を形成する部分が、相対速度データ形成動
作の第3の例の実施に際して実行する制御プログラムの
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,71 距離検出部 12,72 制御ユニット 13,73 各種センサ 14,74 スロットルバルブ制御部 15,75 EAT制御部 16,76 ブレーキ制御部 17,77 警報部 18 車間距離補間部 19,78 相対速度算出部 20,79 補正データ形成部 21,80 制御信号形成部 22,81 警告信号形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 13/93 17/93 G05D 1/02 J G08G 1/16 E (72)発明者 清水 賢治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 和泉 知示 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 安藤 悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 石原 敏広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両から前方走行車両までの車間距離を検
    出し、検出された車間距離をあらわす検出出力を送出す
    る距離検出部と、 該距離検出部から得られる検出出力に基づいて検知され
    る車間距離の変化を示す値が所定の基準値を越えると
    き、上記検出出力があらわす車間距離についての補間処
    理を行い、上記車間距離の変化を示す値が上記所定の基
    準値以下であるもとでは、上記検出出力に基づく車間距
    離をあらわし、上記車間距離の変化を示す値が上記所定
    の基準値を越えるもとでは、上記補間処理により補間さ
    れた車間距離をあらわす車間距離データを得る車間距離
    補間部と、 該車間距離補間部から得られる車間距離データに基づい
    て得られる変動要因を含む制御要因に応じた制御信号を
    得る制御信号形成部と、 該制御信号形成部により得られる制御信号に応じて上記
    車両の走行制御を行う制御部と、を備えて構成される走
    行状態制御装置。
  2. 【請求項2】車間距離補間部が、距離検出部から得られ
    る検出出力があらわす車間距離についての補間処理を、
    既に得られた上記距離検出部からの検出出力があらわす
    車間距離に基づき、上記距離検出部からの検出出力があ
    らわす車間距離として新たに得られるべきものを推定し
    て推定車間距離を得、該推定車間距離を上記距離検出部
    からの実際の検出出力があらわす車間距離に代えて用い
    ることにより行うものとされることを特徴とする請求項
    1記載の走行状態制御装置。
  3. 【請求項3】車間距離補間部が、距離検出部から得られ
    る検出出力に基づいて検知される車間距離の変化を示す
    値が所定の基準値を越えるとき、上記検出出力があらわ
    す車間距離についての補間処理を所定の期間に亙って行
    い、該所定の期間が、上記車間距離の変化を示す値が車
    間距離の減少をあらわす場合においては、上記車間距離
    の変化を示す値が車間距離の増加をあらわす場合に比し
    て短いものとされることを特徴とする請求項1または2
    記載の走行状態制御装置。
  4. 【請求項4】車間距離補間部が、距離検出部から得られ
    る検出出力に基づいて検知される車間距離の変化を示す
    値が所定の基準値を越えるとき、上記車間距離の変化を
    示す値が車間距離の増加をあらわす場合において、上記
    検出出力があらわす車間距離についての補間処理を所定
    の期間に亙って行い、上記車間距離の変化を示す値が車
    間距離の減少をあらわす場合においては、上記検出出力
    があらわす車間距離についての補間処理を行わないこと
    を特徴とする請求項1または2記載の走行状態制御装
    置。
  5. 【請求項5】車間距離補間部が、距離検出部から得られ
    る検出出力があらわす車間距離についての補間処理が行
    われる期間中に上記検出出力が正常に得られる状況に復
    帰したとき、上記検出出力があらわす車間距離について
    の補間処理を停止して、車間距離データを上記検出出力
    によりあらわされる車間距離をあらわすものとなすこと
    を特徴とする請求項1記載の走行状態制御装置。
  6. 【請求項6】車間距離補間部から得られる車間距離デー
    タに基づいて前方走行車両に対する車両の相対速度を算
    出する相対速度算出部を備え、該相対速度算出部が、距
    離検出部から得られる検出出力に基づいて検知される車
    間距離の変化を示す値が所定の基準値以下であるもとで
    は、上記検出出力に基づいて上記車両の上記前方走行車
    両に対する相対速度の算出を行い、上記車間距離の変化
    を示す値が上記所定の基準値を越えるときには、上記相
    対速度の新たな算出を一時的に停止し、既に算出された
    相対速度もしくは零をあらわす相対速度を新たな相対速
    度として扱うことを特徴とする請求項5記載の走行状態
    制御装置。
  7. 【請求項7】車間距離補間部から得られる車間距離デー
    タに基づいて前方走行車両に対する車両の相対速度を算
    出する相対速度算出部を備え、該相対速度算出部が、上
    記車間距離補間部により距離検出部から得られる検出出
    力があらわす車間距離についての補間処理が行われる期
    間中に上記検出出力が正常に得られる状況に復帰したと
    き、上記相対速度の新たな算出を一時的に停止し、既に
    算出された相対速度もしくは零をあらわす相対速度を新
    たな相対速度として扱うことを特徴とする請求項5また
    は6記載の走行状態制御装置。
  8. 【請求項8】車間距離補間部から得られる車間距離デー
    タに基づいて前方走行車両に対する車両の相対速度を算
    出する相対速度算出部を備え、該相対速度算出部が、上
    記車間距離補間部により距離検出部から得られる検出出
    力があらわす車間距離についての補間処理が行われる期
    間中に上記検出出力が正常に得られる状況に復帰したと
    き、上記検出出力に基づいて検知される車間距離の変化
    を示す値が所定の基準値以下であるもとでは、上記相対
    速度の算出を継続し、上記検出出力があらわす車間距離
    の変化を示す値が上記所定の基準値を越えるもとでは、
    上記相対速度の新たな算出を一時的に停止し、既に算出
    された相対速度もしくは零をあらわす相対速度を新たな
    相対速度として扱うことを特徴とする請求項5または6
    記載の走行状態制御装置。
  9. 【請求項9】車間距離補間部が、距離検出部から得られ
    る検出出力に基づいて検知される車間距離の変化を示す
    値が所定の基準値を越えるとき、上記検出出力が予め設
    定された所定の期間に亙って継続的に得られた後である
    ことを条件にして、上記検出出力があらわす車間距離に
    ついての補間処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    の走行状態制御装置。
  10. 【請求項10】車両から前方走行車両までの車間距離を
    検出し、検出された車間距離をあらわす検出出力を送出
    する距離検出部と、 該距離検出部から得られる検出出力に基づいて検知され
    る車間距離の変化を示す値が所定の基準値以下であるも
    とでは、上記検出出力に基づいて上記車両の上記前方走
    行車両に対する相対速度の算出を行い、上記車間距離の
    変化を示す値が上記所定の基準値を越えるもとでは、上
    記相対速度の新たな算出を一時的に停止し、既に算出さ
    れた相対速度もしくは零をあらわす相対速度を新たな相
    対速度として扱って、算出された相対速度もしくは新た
    な相対速度として扱われる相対速度をあらわす相対速度
    データを得る相対速度算出部と、 該相対速度算出部から得られる相対速度データがあらわ
    す相対速度を含む制御要因に応じた制御信号を得る制御
    信号形成部と、 該制御信号形成部により得られる制御信号に応じて上記
    車両の走行制御を行う制御部と、を備えて構成される走
    行状態制御装置。
  11. 【請求項11】相対速度算出部が、距離検出部から得ら
    れる検出出力に基づいて検知される車間距離の変化を示
    す値を、上記距離検出部から新たに得られた検出出力が
    あらわす車間距離と、該新たに得られた検出出力より以
    前に得られた上記距離検出部からの検出出力によりあら
    わされた車間距離に基づいて、新たに得られるべきもの
    として推定した推定車間距離との差により得ることを特
    徴とする請求項10記載の走行状態制御装置。
  12. 【請求項12】相対速度算出部が、距離検出部から得ら
    れる検出出力に基づいて検知される車間距離の変化を示
    す値を、上記距離検出部から新たに得られた検出出力が
    あらわす車間距離と、新たに得られた検出出力より以前
    に得られた上記距離検出部からの検出出力によりあらわ
    された複数の車間距離についてのなまし演算処理がなさ
    れて算出された車間距離に基づいて、新たに得られるべ
    きものとして推定した推定車間距離との差により得るこ
    とを特徴とする請求項10記載の走行状態制御装置。
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