JPH08101894A - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JPH08101894A
JPH08101894A JP6261935A JP26193594A JPH08101894A JP H08101894 A JPH08101894 A JP H08101894A JP 6261935 A JP6261935 A JP 6261935A JP 26193594 A JP26193594 A JP 26193594A JP H08101894 A JPH08101894 A JP H08101894A
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dictionary
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additional
distance
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JP6261935A
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Masaki Inoue
雅樹 猪上
Hiroshi Fujimura
浩 藤村
Tamaki Nakada
多磨樹 中田
Takashi Katsuge
孝志 勝毛
Kazuo Ozawa
和男 小澤
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Japan Digital Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Japan Digital Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 辞書に対し辞書要素の追加登録機能を有する
文字認識装置において、辞書要素の追加登録による認識
性能をより向上させ得る文字認識装置の提供。 【構成】 文字認識装置10は帳票100上の文字を読
取って量子化データとする帳票入力部101と、文字パ
ターンの特徴を抽出する特徴抽出部102と、文字パタ
ーンを識別する識別部103と、量子化データを記憶す
る画像メモリ104と、制御部105と、予め登録され
た辞書要素を有する辞書部106と、辞書部106への
辞書要素の追加の可否を判定する追加登録判定部107
と、辞書追加処理部108と、表示部109とを有して
いる。追加登録判定部107で特徴抽出部102から出
力される追加登録候補文字の特徴データと辞書106に
格納されている特徴データを用いて追加登録候補文字の
登録可否を判定し、追加登録判定部107で登録可と判
定された場合には辞書追加処理部108で追加登録候補
文字の特徴コードと文字コードを辞書要素として辞書1
06に追加登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字認識装置に関し、特
に、辞書に対し辞書要素の追加登録機能を有する文字認
識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印字若しくは手書きの文字を読取り、読
取った文字のイメージデータ(量子化データ)を基に抽
出した特徴データ及び文字パターンから文字を認識して
相当するカテゴリ(文字コード)を得る文字認識装置が
開発され、手書き伝票読取り装置を備えた会計処理装置
や文字読取り装置を利用した文字処理など多くの分野で
活用されているが、これら文字認識装置では、通常、読
取った文字とカテゴリを対応づけるための辞書部を有し
ている。
【0003】従来、辞書部としては多くの学習文字から
得られた特徴から特徴系列を抽出し各文字のカテゴリと
対応させた辞書要素からなる標準辞書が用いられてきた
が、手書き文字の場合、読取った文字にくせ字や形状類
似文字が含まれている場合には特徴値に差がなくなり誤
認識や認識不能文字が生ずるという不都合があった。そ
こで、このような不都合の解消を目的として手書き文字
の記入者自身の文字を予め登録した個人用辞書の使用が
考えられた。個人辞書を用いる方式としては古くは特願
昭56ー088674号に開示の技術がある。また、こ
の他に、例えば、次のような技術が開示されている。 特願昭60−220481号(「文字認識装置」) 特願昭60−238989号(「文字認識方式」) 特願昭62−027874号(「文字認識装置」) 特願昭64−44586号(「個人辞書作成機能付
手書き文字認識装置」)
【0004】上記の文字認識装置では辞書に対する文
字の追加登録機能を有し、文字の追加登録の際に入力装
置からのカテゴリ名の連続的入力を可能にし、併せて表
示部にサンプル帳票から読取った文字パターンと入力カ
テゴリ名を表示しオペレータによる文字パターンとカテ
ゴリ名の対応づけ作業を容易ならしめることを目的とし
ている。
【0005】次に、上記の文字認識装置では辞書に対
する文字の追加登録機能を有するが、サンプル帳票によ
る追加登録によらず、帳票読取り時に追加登録モードに
切換えることにより表示部に表示された複数の文字パタ
ーンの中から所望の文字パターンを指定してそのカテゴ
リ名を入力すると共に特徴を抽出して個人辞書に登録す
る事により、サンプル帳票への記入及びサンプル帳票入
力作業を不要としている。なお、上記の文字認識装置
では標準辞書と、標準辞書では認識不能な文字のパター
ンを記憶する副辞書を有し、読取った文字パターンの認
識処理時に認識不能な文字がある場合には副辞書を用い
て認識することにより文字認識率の向上を図っている。
また、上記の文字認識装置では個人の文字パターンを
作成し個人辞書に登録する場合に、既登録の辞書パター
ンと入力した文字パターンの類似度を比較し、この類似
度に基づいて個人パターンの安定度を計算して表示する
ことにより、利用者による文字パターンの個人辞書への
登録の可否を選択させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術による文字認識装置においては辞書への
追加登録時に文字を記載した帳票内の文字枠からはみだ
したりずれて書かれた文字が登録できないという問題点
があった。また、上記,,のような文字認識装置
では誤読の場合や、認識不能な字形を単にあるカテゴリ
Aに属するものとして辞書に追加した場合に当該カテゴ
リと字形は異なるが特徴データの類似度が他のカテゴリ
より大きいカテゴリBとの類似度が、認識不能な字形を
カテゴリAに加えたことによりカテゴリBとの特徴の差
が少なくなり認識性能が悪化する可能性が大きく、特
に、個人辞書として追加辞書を用いる場合には認識性能
の悪化が著しいという問題点があった。さらに、標準辞
書と追加辞書の認識を2段階で行う方式の文字認識装置
(例えば前述した特願昭62ー027874号に開示の
文字認識装置)では処理ステップが多くなるため認識速
度が遅いという問題点があった。
【0007】本発明は従来技術に基づく文字認識装置に
おける上記のような問題点の解消のためになされたもの
であり、辞書に対し辞書要素の追加登録機能を有する文
字認識装置において、辞書要素の追加登録による認識性
能をより向上させ得る文字認識装置の提供を目的とす
る。なお、ここで、個人辞書とは手書き文字の認識の場
合に標準辞書のみの使用では個人の文字が有する癖によ
り認識率が低下することを抑制し認識率を向上するため
に、記入者毎に当該個人の記入した字を登録し当該記入
者の文字認識の場合に用いるよう構成した辞書をいい、
追加辞書とは標準辞書では認識不能な文字を認識するた
めにその認識不能文字の特徴データ及びカテゴリ等の辞
書要素を標準辞書に追加登録することにより全体として
標準辞書の認識不能な部分をカバーして辞書の認識効率
を向上させることを目的として構成した辞書をいう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明の文字認識装置は、文字パターンの特徴
データと該文字パターンに対応するカテゴリ名を含む辞
書要素を格納した第1の辞書を備えた文字認識装置であ
って、入力した文字を第1の辞書に基づいて識別する識
別手段と、識別手段による識別の結果、識別不能文字が
ある場合に識別不能文字情報を出力する識別不能文字存
在情報出力手段と、識別不能文字存在情報出力手段から
の識別不能文字情報を検知して少なくとも該識別不能文
字パターンを表示する表示手段と、表示手段により表示
された文字パターンの中から任意の文字パターンを選択
する選択手段と、選択された文字パターンの大きさ及び
/または該文字パターンの位置を調整して調整後の文字
パターンを表示する調整手段と、調整された文字パター
ンを追加登録候補文字として該文字パターンから特徴デ
ータを抽出する特徴データ抽出手段と、追加登録候補文
字の文字パターンから抽出された特徴データと第1の辞
書に登録されている特徴データに基づいて追加登録候補
文字の第1の辞書への追加登録の可否を判定する追加登
録判定手段と、追加登録判定手段による判定結果が登録
可であるとき、追加登録候補文字の特徴データとカテゴ
リ名を含む辞書要素を第1の辞書に追加登録する辞書追
加処理手段と、を有することを特徴とする。
【0009】第2の発明は上記第1の発明の文字認識装
置において、識別不能文字の文字パターンと共に文字枠
が表示手段により表示されるとき、調整手段が、更に、
文字枠の大きさを調整すると共に調整後の文字パターン
を調整された文字枠内に収める手段を有することを特徴
とする。
【0010】第3の発明は上記第1の発明の文字認識装
置において、追加登録判定手段による判定結果が登録不
可であるとき、登録不可と判定された追加登録候補文字
について更に該追加登録候補文字の特徴データとカテゴ
リ名を含む辞書要素の第1の辞書への登録を可能とする
強制追加登録手段を有することを特徴とする。
【0011】第4の発明は上記第1の発明の文字認識装
置において、更に、標準的な辞書要素を格納した標準辞
書と、追加登録された辞書要素を格納した追加辞書を備
え、追加登録判定手段が、追加登録候補文字の文字パタ
ーンから抽出された特徴データと標準辞書に登録されて
いる特徴データに基づいて追加登録候補文字の追加辞書
への追加登録の可否を判定する手段であり、辞書追加処
理手段が、追加登録判定手段による判定結果が登録可で
あるとき、追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名
を含む辞書要素を追加辞書に追加登録する手段であり、
更に、追加辞書から個人単位に辞書要素を選択抽出し
て、前記標準辞書の辞書要素と共に第1の辞書に格納す
る辞書編集手段を有することを特徴とする。
【0012】第5の発明は上記第4の発明の文字認識装
置において、追加登録判定手段による判定結果が登録不
可であるとき、登録不可と判定された追加登録候補文字
について更に該追加登録候補文字の特徴データとカテゴ
リ名を含む辞書要素の追加辞書への登録を可能とする強
制追加登録手段を有することを特徴とする。
【0013】第6の発明は上記第1ないし第3のいずれ
かの発明の文字認識装置において、追加登録判定手段が
下記ステップからなることを特徴とする。 (1) 追加登録文字候補の特徴データと第1の辞書の
各辞書要素の特徴データとの距離をそれぞれ求める。 (2) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
うち追加登録文字と同じカテゴリで最も近い距離を第1
の距離として選択する。 (3) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
うちからステップ(2)で選択した第1の距離を除いた
距離の平均を第2の距離として求める。 (4) 前記第1の距離の閾値を第1の閾値、前記第2
の距離の閾値を第2の閾値とするとき、第1の距離が第
1の閾値より近く第2の距離が第2の閾値より遠い場合
にのみ、追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名を
含む辞書要素の第1の辞書への追加登録が可能と判定す
る。
【0014】第7の発明は上記第1ないし第3のいずれ
かの発明の文字認識装置において、追加登録判定手段が
下記ステップからなることを特徴とする。 (1) 追加登録文字候補の特徴データと標準辞書及び
追加辞書の各辞書要素の特徴データとの距離をそれぞれ
求める。 (2) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
うち追加登録文字と同じカテゴリで最も近い距離を第1
の距離として選択する。 (3) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
うちからステップ(2)で選択した第1の距離を除いた
距離の平均を第2の距離として求める。 (4) 前記第1の距離の閾値を第1の閾値、前記第2
の距離の閾値を第2の閾値とするとき、第1の距離が第
1の閾値より近く第2の距離が第2の閾値より遠い場合
にのみ、追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名を
含む辞書要素の追加辞書への追加登録が可能と判定す
る。
【0015】
【作用】上記構成によれば、本発明の文字認識装置は位
置ずれ等により認識不可能な文字があっても調整手段に
よりずれた文字の位置及び文字の形状を調整し、更に、
追加登録判定手段により登録可否判定のための識別を行
い、登録可能な文字については辞書に自動的に追加登録
する。また、位置ずれ以外の認識不可能な文字について
も追加登録判定手段により登録可否判定のための識別を
行い、登録可能な文字については辞書に自動的に追加登
録する。すなわち、文字認識装置は(追加登録機能への
切換えをすることなく)認識機能と共に追加登録機能が
機能し、辞書(標準辞書及び追加登録機能の動作時にあ
る追加辞書を含む)による認識不能文字の追加辞書への
登録の可否を自動的に判定する。
【0016】また、第3及び第5の発明の文字認識装置
によれば認識不能文字の追加辞書への登録”否”の文字
に関しても一律的なリジェクトでなく、強制登録の手段
を備えたことにより、個人毎の個別ファイル化ができ
る。
【0017】更に、第4及び第5の発明の文字認識装置
によれば、追加登録には追加辞書を用いて辞書要素の追
加登録を行い、追加登録終了後、辞書編集手段により追
加辞書から個人別の辞書要素を抽出して標準辞書の辞書
要素と共に第1の辞書に格納し、文字の識別時には第1
の辞書を用いて識別を行う。
【0018】
【実施例】
<実施例1>図1は本発明に基づく文字認識装置の一実
施例の構成を示すブロック図であり、文字認識装置10
は、帳票100上に記入された(或いは、印字された)
文字を読取って量子化データ(イメージデータ)とする
帳票入力部101と、量子化された文字パターンの特徴
を抽出する特徴抽出部102と、文字パターンを識別す
る識別部103と、量子化データを記憶する画像メモリ
104と、制御部105と、予め登録された文字の特徴
と文字コードを辞書要素として有する辞書部106と、
辞書部106に辞書要素の追加の可否を判定する追加登
録判定部107と、辞書追加処理部108と、表示部1
09と、キー入力部110とを有している。
【0019】なお、これら文字認識部の各構成要素及び
構成要素間の動作は、実施例では、特徴抽出部102に
あっては特徴データ抽出手段、識別部103にあっては
識別手段及び識別不能文字存在情報出力手段、追加登録
判定部107にあっては追加登録判定手段、辞書追加処
理部108にあっては辞書追加処理手段、表示部109
にあっては表示手段及び強制追加登録手段、キー入力部
にあっては選択手段,調整手段,及び強制追加登録手段
等のプログラムにより実行される。また、これらプログ
ラムは文字認識装置10の起動時に立ち上げられ、制御
部105によりその実行制御が行われるが、これに限ら
れることなく、上記各手段はその全部または一部をファ
ームウエアまたはハードウエアとして構成することもで
きる。
【0020】以下、文字認識装置10の動作を(1)認
識処理、(2)調整処理、(3)追加登録判定処理の順
序で説明する。 (1) 認識処理 帳票100は入力処理部101によって読取られ、帳票
上に区画される所定位置範囲(例えば文字枠内)に1文
字ずつ記入(或いは印字)された文字が量子化され、量
子化された入力文字パターンは特徴抽出部102及び画
像メモリ104に出力される。特徴抽出部102は帳票
入力部101から出力される1文字単位の文字パターン
から文字の特徴データを抽出する。また、画像メモリ1
04では帳票入力部101からの量子化された文字パタ
ーンを格納する。識別部103は特徴抽出部102から
出力される特徴データと辞書106に格納されている特
徴データとの距離を計算し距離の一番短いカテゴリを文
字候補として制御部105に出力する。ここで、識別部
103でリジェクト判定を行う場合には候補文字の距離
Dと辞書106に格納されている候補文字のリジェクト
閾値Rとを比較し、例えば、D≦Rの場合はリジェクト
なし、D>Rの場合はリジェクトありと判定する。そし
て、リジェクトなしの場合は制御部105へ候補文字を
出力し、リジェクトありの場合は識別不能文字ありとし
て制御部105へリジェクト信号を出力する。リジェク
ト信号を受けた場合、制御部105では識別部103か
ら出力される識別結果とこの結果に対応する画像メモリ
104内の文字パターンを表示部109に表示する。
【0021】(2) 調整処理 利用者は表示部109に表示された認識結果を見て辞書
106に追加登録したい文字を指定する。すなわち、利
用者はキー入力部110を用いて辞書106に追加登録
したい文字を指定する。制御部105はキー入力部11
0で指定された文字の画像を表示部109の画面上で拡
大表示する。ここで、図2(a)は拡大表示された文字
の例であり、この例の場合は文字の記入位置のずれによ
り文字が文字枠200の外にずれて一部分がはみ出して
いる。このような場合には、利用者はキー入力部110
を用いて文字の位置を移動させて図2(b)のように文
字が枠200の中に収るように調整する。また、図2
(c)のように文字が大きく枠202からはみ出た場合
にはキー入力部110を用いて(例えば、カーソル移動
キーを操作してカーソルを当該文字近傍に位置させ、枠
拡大キーを操作して)枠を拡大して図2(d)のように
枠内に文字が収るように調整する。なお、実施例ではキ
ー入力部110を用いて文字の位置を移動させている
が、これに限られず、例えば、マウス等のポインティン
グデバイスを用いて文字の位置を移動させてもよい。調
整された文字パターンは調整作業の終了後、追加登録候
補文字として特徴抽出部102に出力され特徴抽出部1
02では追加登録候補文字の特徴データを作成し追加登
録判定部107へ出力する。追加登録判定部107では
特徴抽出部102から出力される追加登録候補文字の特
徴データと辞書106に格納されている特徴データを用
いて追加登録候補文字の登録可否を判定する。そして、
追加登録判定部107は判定結果を辞書追加処理部10
8と制御部105に出力する。追加登録判定部107で
登録可と判定された場合には辞書追加処理部108で追
加登録候補文字の特徴コードと文字コードを辞書要素と
して辞書106に追加登録し、表示部109は登録完了
のメッセージを表示する。また、追加登録判定部107
で登録不可と判定された場合には制御部105は強制追
加登録の可否を問うメッセージ(強制追加登録選択メッ
セージ)を表示部109上に表示する。強制追加登録選
択メッセージが表示された場合には利用者はキー入力部
110から強制追加登録可を意味するコード(例え
ば、”Yes”)或いは強制追加登録不可を意味するコ
ード(例えば、”No”)を入力する。制御部105は
キー入力部110からの入力コードが強制追加登録可を
意味するコードである場合には辞書追加処理部108に
対し追加登録許可信号を出力し、辞書追加処理部108
は追加登録許可信号を受けて追加登録文字候補の特徴デ
ータと文字コードを辞書要素として追加登録する。な
お、辞書106への追加登録後の識別部103における
識別処理は追加登録した辞書要素を含めて行う。
【0022】(3) 追加登録判定処理 図3は本発明の文字認識装置における追加登録判定処理
(すなわち、追加登録判定部107における処理)を示
すフローチャートである。また、図4は辞書の一構成例
を示す図であり、この例ではカテゴリA(A1〜A
3),B(B1〜B3),C(C1〜C3)とも3つの
辞書要素で構成されている(通常、辞書は認識率向上の
ため1つのカテゴリに対し複数の文字パターンを用意し
それらの特徴データを対応させて辞書要素として登録し
ている。従って、カテゴリ毎に同一カテゴリ内の辞書要
素の数が異なったり、或いは1カテゴリ1辞書要素の場
合もある)。またここで、1つ1つの辞書要素は10個
のサンプルの平均であり、特徴抽出部102で抽出され
た文字パターンの特徴数は20であるとする。いま、追
加登録候補文字のカテゴリがAであるとする。図3のス
テップS1では追加登録候補文字の特徴データと各辞書
要素の特徴データとの距離を求める。例えば、距離尺度
としてユークリッド距離を用いた場合には追加登録候補
文字と図4の辞書番号iとの距離D[i]は下記数式
(1)で表される。
【数1】 D[i]=(Σ(ZjーXij)21/2 (1) ここで、Zjは追加登録候補文字の特徴データのj番目
の要素でありXijは辞書のi番目の辞書要素の特徴デ
ータのj番目の要素であり、Σはj=1〜n(特徴数)
としたときの総和を意味する記号である。したがって、
図4の辞書番号1(辞書要素A1)との特徴データの距
離D[1]は、D[1]=(Σ(ZjーA1j)21/2
となる。
【0023】図5は上記数式(1)により求めた追加登
録候補文字の特徴データと図4に示した辞書の特徴デー
タとの距離の算出結果である。ステップS2ではステッ
プS1で求めた距離のうち追加登録候補文字と同じカテ
ゴリで且つ最も近い距離Dclsを選択する。ユークリ
ッド距離を用いた場合には距離が小さいほど近いと定義
されるので、ここでは下記数式(2)に示されるような
最小の距離を求める。
【数2】 Dcls=min(D[1],D[2],・・,D[i],・・) (2) ここで、min(D[1],・・,D[i],・・)は
括弧内の要素の最小値を表し、図5の例ではDcls=
D[3]である。ステップS3ではステップS1で求め
た距離の中からステップS2で選択した距離を除いた距
離の平均Daveを求める。Daveは下記数式(3)
で示される。
【数3】 Dave={(ΣD[i])ーDcls}/(n−1) (3) ここで、Σはi=1〜n(nは特徴数)としたときの総
和を意味する記号である。従って、上記例の場合には平
均Daveは、Dave=(D[1]+D[2]+D
[4]+D[5]+D[6]+D[7]+D[8]+D
[9])/8=2690/8=336.5となる。ステ
ップS4ではDclsとDaveを用いて追加登録可否
の判定を行う。具体的には、例えば、Dclsの閾値を
thcls,Daveの閾値をthaveとした場合、
Dclsがthclsより近く、Daveがthave
より遠い場合には制御部105はステップS5で登録可
の信号を辞書追加処理部に出力する。ユークリッド距離
を用いた場合は下記の条件式で示される。 条件1:登録可 Dcls≦thcls 且つ Da
ve≧thave 条件2:登録不可 条件1以外の場合 そこで、上例の場合にthcls=150,thave
=250とすると、Dcls=100,Dave=33
6.5であるから、Dcls=100<150=thc
ls,Dave=336.5>thave=250とな
り、条件1を満たすので制御部105は登録可の信号を
辞書追加処理部に出力する。なお、ステップS2におけ
る距離は実施例ではユークリッド距離を用いているが、
これに限られることなく、データのばらつきを考慮して
各辞書内の分散で正規化した距離や他の距離尺度を用い
てもよい。
【0024】〈実施例2〉図6は本発明に基づく文字認
識装置の他の実施例の構成を示すブロック図であり、文
字認識装置60は、図1の文字認識装置10の構成に辞
書編集部611,メーカが提供する標準辞書611,及
び追加辞書613とを付加した構成を有している。な
お、これら文字認識部の各構成要素及び構成要素間の動
作は、実施例では、特徴抽出部102にあっては特徴デ
ータ抽出手段、識別部103にあっては識別手段及び識
別不能文字存在情報出力手段、追加登録判定部107に
あっては追加登録判定手段、辞書追加処理部108にあ
っては辞書追加処理手段、表示部109にあっては表示
手段及び強制追加登録手段、キー入力部にあっては選択
手段,調整手段,及び強制追加登録手段、辞書編集部6
11にあっては辞書編集手段等のプログラムにより実行
される。また、これらプログラムは文字認識装置10の
起動時に立ち上げられ、制御部105によりその実行制
御が行われるが、これに限られることなく、上記各手段
はその全部または一部をファームウエアまたはハードウ
エアとして構成することもできる。
【0025】本実施例において認識処理は前述した実施
例1の認識処理と同様であり説明を省略する(実施例1
の(1)認識処理参照)。以下、追加辞書613に対す
る追加登録処理について述べる。利用者は表示部109
に表示された認識結果を見て追加辞書613に追加登録
したい文字を指定する。すなわち、利用者はキー入力部
110を用いて追加辞書613に追加登録したい文字を
指定する。制御部105はキー入力部110で指定され
た文字の画像を表示部109の画面上で拡大表示する。
ここで、図2(a)は拡大表示された文字の例であり、
この例の場合は文字の記入位置のずれにより文字が文字
枠200の外にずれて一部分がはみ出している。このよ
うな場合には、利用者はキー入力部110を用いて文字
の位置を移動または回転させて図2(b)のように文字
が枠200の中に収るように調整する。また、図2
(c)のように文字が大きく枠202からはみ出た場合
にはキー入力部110を用いて(例えば、カーソル移動
キーを操作してカーソルを当該文字近傍に位置させ、枠
拡大キーを操作して)枠を拡大して図2(d)のように
枠内に文字が収るように調整する。なお、実施例ではキ
ー入力部110を用いて文字の位置を移動させている
が、これに限られず、例えば、マウス等のポインティン
グデバイスを用いて文字の位置を移動させてもよい。ま
た、文字パターンの調整は上記例に限られず、細線化や
補間等の処理も行うよう構成できる。調整された文字パ
ターンは追加登録候補文字として特徴抽出部102に出
力され特徴抽出部102では追加登録候補文字の特徴デ
ータを作成し追加登録判定部107へ出力する。追加登
録判定部107では特徴抽出部102から出力される追
加登録候補文字の特徴データと辞書106に格納されて
いる特徴データを用いて追加登録候補文字の追加辞書6
13への登録可否を判定する。そして、追加登録判定部
107は判定結果を辞書追加処理部108と制御部10
5に出力する。追加登録判定部107で登録可と判定さ
れた場合には辞書追加処理部108で追加登録候補文字
の特徴コードと文字コードを辞書要素として追加辞書6
13に追加登録し、表示部109は登録完了のメッセー
ジを表示する。また、追加登録判定部107で登録不可
と判定された場合には制御部105は表示部109上に
強制追加登録の可否を問うメッセージ(強制追加登録選
択メッセージ)を表示する。強制追加登録選択メッセー
ジが表示された場合には利用者はキー入力部110から
強制追加登録可を意味するコード(例えば、“Ye
s”)或いは強制追加登録不可を意味するコード(例え
ば、“No”)を入力する。制御部105はキー入力部
110からの入力コードが強制追加登録可を意味するコ
ードである場合には辞書追加処理部108に対し追加登
録許可信号を出力し、辞書追加処理部108は追加登録
許可信号を受けて追加登録候補文字の特徴データと文字
コードを辞書要素として追加登録する。
【0026】次に追加辞書613及び辞書606の関係
について述べる。追加辞書613は例えば利用者単位で
管理可能であり辞書編集部611により追加辞書613
のなかから利用者単位の辞書要素を選択し標準辞書61
2と併せて辞書106へ格納される。なお、辞書編集部
611では利用者単位の追加辞書のなかで更に追加登録
した辞書の個別選択ができる。従って利用者は追加登録
した文字の中から認識させたい文字を選択すればよい。
図7(a)は利用者単位の辞書の選択テーブルの例であ
り、図7(b)は利用者単位に選択した辞書内の個々の
辞書要素の例であり、図7(a)で、利用者はキー入力
部110或いはポインティングデバイスを用いて出力部
109に表示された選択テーブルから所望の辞書名を選
択する。次に、利用者は表示部109に表示された辞書
要素の属性701〜704(図7(b)参照)を見て使
用する辞書要素をキー入力部110或いはポインティン
グデバイスを用いて選択すればよい。ここで、辞書要素
の属性とは、例えば、文字パターン、その辞書要素を現
在使用中であるか否か(状態フラグ等であらわす)、強
制追加登録した辞書要素か否か(登録種別フラグ等であ
らわす)等をいう。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の文字認識装
置によれば、追加辞書を作成する場合に文字枠等原稿上
の所定位置範囲内からずれた文字の登録が可能となる。
また、本発明の文字認識装置は(追加登録機能への切換
えをすることなく)認識機能と共に追加登録機能が機能
し、辞書(標準辞書及び追加登録機能の動作時にある追
加辞書を含む)による認識不能文字の追加辞書への登録
の可否を自動的に判定するので、従来の文字認識装置の
ように認識不能文字の追加辞書への登録の可否をオペレ
ータが判断する必要がないので、装置の稼動効率が向上
する。更に、認識不能文字の追加辞書への登録“否”の
文字に関しても一律的なリジェクトでなく、強制登録の
手段を備えたことにより、例えば、くせの強い文字を書
く個人毎の個別ファイル化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく文字認識装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】位置調整前・後の追加登録候補文字の表示例を
示す図である。
【図3】本発明の文字認識装置における追加登録判定処
理を示すフローチャートである。
【図4】辞書の一構成例を示す図である。
【図5】追加登録判定処理における類似度判定のための
追加登録候補文字の特徴データと辞書の特徴データとの
距離の算出結果を示す図である。
【図6】本発明に基づく文字認識装置の他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図7】利用者単位の辞書の選択テーブル及び利用者単
位に選択した辞書内の個々の辞書要素の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,60 文字認識装置 100 帳票 101 帳票入力部 102 特徴抽出部(特徴データ抽出手段) 103 識別部(識別手段、識別不能文字存在情報出力
手段) 104 画像メモリ 105 制御部 106 第1の辞書 107 追加登録判定部(追加登録判定手段) 108 辞書追加処理部(辞書追加処理手段) 109 表示部(画像表示手段、強制追加登録手段) 110 キー入力部(選択手段、画像調整手段、強制追
加登録手段) 611 辞書編集部(辞書編集手段) 612 標準辞書 613 追加辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝毛 孝志 北海道江別市西野幌120番5 株式会社日 本デジタル研究所内 (72)発明者 小澤 和男 北海道江別市西野幌120番5 株式会社日 本デジタル研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字パターンの特徴データと該文字パタ
    ーンに対応するカテゴリ名を含む辞書要素を格納した第
    1の辞書を備えた文字認識装置であって、 入力した文字を前記第1の辞書に基づいて識別する識別
    手段と、 前記識別手段による識別の結果、識別不能文字がある場
    合に識別不能文字情報を出力する識別不能文字存在情報
    出力手段と、 識別不能文字存在情報出力手段からの識別不能文字情報
    を検知して少なくとも該識別不能文字パターンを表示す
    る表示手段と、 前記表示手段により表示された文字パターンの中から任
    意の文字パターンを選択する選択手段と、 前記選択された文字パターンの大きさ及び/または該文
    字パターンの位置を調整して調整後の文字パターンを表
    示する調整手段と、 前記調整された文字パターンを追加登録候補文字として
    該文字パターンから特徴データを抽出する特徴データ抽
    出手段と、 前記追加登録候補文字の文字パターンから抽出された特
    徴データと前記第1の辞書に登録されている特徴データ
    に基づいて追加登録候補文字の前記第1の辞書への追加
    登録の可否を判定する追加登録判定手段と、 前記追加登録判定手段による判定結果が登録可であると
    き、追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名を含む
    辞書要素を前記第1の辞書に追加登録する辞書追加処理
    手段と、を有することを特徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文字認識装置において、
    識別不能文字の文字パターンと共に文字枠が表示手段に
    より表示されるとき、調整手段が、更に、文字枠の大き
    さを調整すると共に調整後の文字パターンを調整された
    文字枠内に収める手段を有することを特徴とする文字認
    識装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の文字認識装置において、
    追加登録判定手段による判定結果が登録不可であると
    き、登録不可と判定された追加登録候補文字について更
    に該追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名を含む
    辞書要素の第1の辞書への登録を可能とする強制追加登
    録手段を有することを特徴とする文字認識装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の文字認識装置において、
    更に、標準的な辞書要素を格納した標準辞書と、追加登
    録された辞書要素を格納した追加辞書を備え、 追加登録判定手段が、追加登録候補文字の文字パターン
    から抽出された特徴データと前記標準辞書に登録されて
    いる特徴データに基づいて追加登録候補文字の前記追加
    辞書への追加登録の可否を判定する手段であり、 辞書追加処理手段が、前記追加登録判定手段による判定
    結果が登録可であるとき、追加登録候補文字の特徴デー
    タとカテゴリ名を含む辞書要素を前記追加辞書に追加登
    録する手段であり、更に、 前記追加辞書から個人単位に辞書要素を選択抽出して、
    前記標準辞書の辞書要素と共に第1の辞書に格納する辞
    書編集手段を有することを特徴とする文字認識装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の文字認識装置において、
    追加登録判定手段による判定結果が登録不可であると
    き、登録不可と判定された追加登録候補文字について更
    に該追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名を含む
    辞書要素の追加辞書への登録を可能とする強制追加登録
    手段を有することを特徴とする文字認識装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3項のいずれか1項に記
    載の文字認識装置において、追加登録判定手段が下記ス
    テップからなることを特徴とする文字認識装置。 (1) 追加登録文字候補の特徴データと第1の辞書の
    各辞書要素の特徴データとの距離をそれぞれ求める。 (2) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
    うち追加登録文字と同じカテゴリで最も近い距離を第1
    の距離として選択する。 (3) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
    うちからステップ(2)で選択した第1の距離を除いた
    距離の平均を第2の距離として求める。 (4) 前記第1の距離の閾値を第1の閾値、前記第2
    の距離の閾値を第2の閾値とするとき、第1の距離が第
    1の閾値より近く第2の距離が第2の閾値より遠い場合
    にのみ、追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名を
    含む辞書要素の第1の辞書への追加登録が可能と判定す
    る。
  7. 【請求項7】 請求項4または5項に記載の文字認識装
    置において、追加登録判定手段が下記ステップからなる
    ことを特徴とする文字認識装置。 (1) 追加登録文字候補の特徴データと標準辞書及び
    追加辞書の各辞書要素の特徴データとの距離をそれぞれ
    求める。 (2) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
    うち追加登録文字と同じカテゴリで最も近い距離を第1
    の距離として選択する。 (3) 上記ステップ(1)で得られた各要素の距離の
    うちからステップ(2)で選択した第1の距離を除いた
    距離の平均を第2の距離として求める。 (4) 前記第1の距離の閾値を第1の閾値、前記第2
    の距離の閾値を第2の閾値とするとき、第1の距離が第
    1の閾値より近く第2の距離が第2の閾値より遠い場合
    にのみ、追加登録候補文字の特徴データとカテゴリ名を
    含む辞書要素の追加辞書への追加登録が可能と判定す
    る。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002366176A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Sony Corp 情報抽出装置及び方法、並びに情報検索装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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