JPH08103801A - 防眩性に優れたステンレス鋼箔の製造方法 - Google Patents
防眩性に優れたステンレス鋼箔の製造方法Info
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- JPH08103801A JPH08103801A JP25977094A JP25977094A JPH08103801A JP H08103801 A JPH08103801 A JP H08103801A JP 25977094 A JP25977094 A JP 25977094A JP 25977094 A JP25977094 A JP 25977094A JP H08103801 A JPH08103801 A JP H08103801A
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Abstract
造方法の提供を目的とする。 【構成】 表面粗さRaが0.20μm以上1.20μ
m以下のロールを用いて圧下率が15%以上30%以下
の粗圧延を行い、続いて表面粗さRaが0.10μm以
上0.20μm未満のロールを用いて圧下率が5%以上
15%以下の中間圧延を行い、続いて表面粗さRaが
0.01μm以上0.05μm以下のセラミックスロー
ルを用いて圧下率が1%以上10%以下の仕上圧延を行
う。また必要に応じて前記仕上圧延に続いて光輝焼鈍を
行う。
Description
防眩性に優れたステンレス鋼箔の安定製造方法に関する
ものである。
板の製造方法として、表面粗度の粗いロールを用いて冷
間圧延を行ってステンレス鋼板の表面を荒らす方法や冷
間圧延後あるいは冷間圧延・焼鈍後の酸洗を硝酸や弗酸
を含む水溶液中で電解または浸漬を行ってステンレス鋼
板の表面を荒らす方法等が用いられている。
を荒らしたステンレス鋼板に酸洗を施して防眩性を付与
する技術、例えば特開平5―163528号公報に開示
されているように、表面粗さ(Ra)が0.5〜10.
0μmのステンレス冷延鋼板を光輝焼鈍した後最終的に
硝酸と弗酸の混酸に浸漬する酸洗方法がある。
の表面を冷間圧延あるいは酸洗によって著しく荒らして
いるため、表面に埃等の汚れが付き易く、表面の美観を
損ない、さらに耐食性も劣化させる。また、酸洗に用い
る酸は取扱が難しく、環境衛生上好ましくない。
を著しく荒らす冷間圧延方法や酸洗処理を施す方法以外
に防眩性を付与する方法は提案されておらず満足できる
防眩性に優れたステンレス鋼板の安定製造方法はなかっ
た。
は従来から使用されているハイスロール(高速度鋼)で
ある。
ステンレス鋼板の間に異物が混入した場合、圧延ロール
が塑性変形を起こしステンレス鋼板表面に連続した欠陥
を生じさせる。
為、潤滑油の侵入増加に伴い、欠陥が発生する可能性が
高くなる。
り異物も混入する可能性がより高くなるためである。
レス鋼箔の製造方法において、表面光沢を低下させるも
のに冷間圧延中に発生するオイルピットがある。
レス鋼箔表面との間に潤滑油が多量に侵入した際にステ
ンレス鋼箔表面とロール表面との間に圧延油が密閉され
て、静水圧によりステンレス鋼箔表面が変形してピット
状欠陥になるものである。
端に荒らすことなく、冷間圧延のみで表面光沢を効果的
に低下させる防眩性に優れたステンレス鋼箔の製造方
法、さらに、圧延中に圧延ロール表面とステンレス鋼箔
表面の間に異物が混入した場合、ステンレス鋼箔表面に
連続した欠陥が生じることを防止して安定した製造が出
来、かつ圧延ロール寿命を延命化する圧延方法を提供す
ることを目的とする。
ス以上の中間圧延および仕上圧延の順に圧延する最終冷
間圧延工程において、表面粗さRaが0.20μm以上
1.20μm以下のロールを用いて圧下率が15%以上
30%以下の粗圧延を行い、引き続いて表面粗さRaが
0.10μm以上0.20μm未満のロールを用いて各
パスの圧下率が5%以上15%以下の中間圧延を行い、
引き続いて表面粗さRaが0.01μm以上0.05μ
m以下のセラミックスロールを用いて圧下率が1%以上
10%以下の仕上圧延を行う。また、前記仕上圧延に引
き続いて光輝焼鈍を行う。
その製造方法は、通常のプロセスを経てきたステンレス
鋼板に対し、最終冷間圧延工程において、圧延ロール材
質、圧延ロール粗さ,圧下率,圧延パス回数を特定範囲
内で行うことを特徴としている。
ス鋼箔表面の窪みの面積率の関係について説明する。
面の平均粗さ即ち平滑性が重要なものとして挙げられる
が、特に表面の平均粗さ(Ra)が高い箔は、図2の暴
露試験(海岸より1kmの場所で1年間暴露した)結果
に示すように、汚れ,銹が生じ易く内外装壁,屋根や精
密部品等に用いる場合には問題となる。
鈍い(防眩性に優れた)ステンレス鋼箔を製造する為に
は、ステンレス鋼箔の冷延工程において、表面に細かな
窪みを分布して残留させることにより、防眩性に優れた
ステンレス鋼箔を製造できる。
a)に依存するが、ステンレス鋼箔表面に浅く細かな窪
みを生じさせた場合、平均粗さ(Ra)が低いにも関わ
らず非常に鈍い光沢となる。
として生じさせることが有効であり、その量は冷間圧延
の条件によって制御できる。
深さが0.1μm以上の窪みの面積率を5%以上とする
ことによって防眩性に優れたステンレス鋼箔の製造が可
能である。
1μm以上の窪みについて200倍の光学顕微鏡で観察
し、その面積率を測定する。
たないと光沢度が高くなって防眩性が劣ることから、本
発明のステンレス鋼箔は深さ0.1μm以上の窪みの面
積率を5%以上とする。
に優れているが、50%を超えるとほぼ横這いとなり効
果が飽和する。
や耐銹性に対しては、平滑な表面程汚れの付着および発
銹が生じ難い。
た表面とするためには、表面粗度をRaで0.1μm以
下にする必要がある。
きる冷間圧延技術の基本的な考え方を以下に示す。
ルピット,割れ,粒界エッチング欠陥,研削目残り)を
粗圧延によって掻き消す。続いて中間圧延において粗
圧延によるロールスクラッチ目を潰し、オイルピットを
多数生じさせる。さらに仕上圧延において製品板の表
面粗度を調節する。
う場合、の粗圧延におけるロールの表面はあまり粗度
が低いと前履歴を掻き消すことが出来ない、一方、粗度
が高すぎるとの圧延でスクラッチ目を充分に潰すこと
が難しくなるため、粗圧延におけるロールの粗度として
は、Raを0.20〜1.20μmの範囲としなければ
ならない。
延,仕上圧延に比べて高圧下率が取りやすいことから、
圧下率は少なくとも15%以上は確保しておくことが必
要である。
上圧延の圧下量分が大きくなると、パス回数が増加し生
産性が悪くなる。
能力上安定した操業が出来ない。従って粗ロール圧延の
圧下率は、15%以上30%以下とした(図3)。
後酸洗デスケールを施した素材、あるいは熱間圧延後焼
鈍酸洗を施した素材、あるいは引き続いて冷間圧延を施
した素材、あるいは更に焼鈍酸洗を施した素材の履歴を
掻き消すことが可能である。加えて、研磨や研削を施し
た素材に対しても同等の効果を持つ。
じたロールスクラッチ目の除去とオイルピットの新たな
生成であり、そのためにはロール粗度,圧下率と圧延パ
ス回数の条件が重要である。
くなり、高過ぎると製品板の表面粗度が高くなる。
ためには、ロール表面粗度はRaで0.10μm以上と
することが必要である。
留することを防ぐためには、上限はRaで0.20μm
以下でなければならない。
ためには5%以上必要で、足りない場合には粗ロールの
スクラッチ目が残留し製品板のRaが0.1μmを越え
る。
ルピットが生じ難くなるため上限を15%とした(図
4)。
得る為には2回パス以上の圧延が必要であることが図5
の試験結果より明らかであり、該圧延を2回パス以上と
定めた。
で0.1μm以下に調節し、かつ異物が混入した際に製
品板に欠陥を発生させないことが重要である。
ことを目的に、一般的に塑性変形し難いことが知られて
いるセラミックスロール(例えば材質:サイアロン[S
l3N4])を圧延ロールに適用した。
ン[Sl3N4]を選定したが特に限定するものではなく
その他のセラミックスロールも適用できる。
ール表面がハイスロールに比較して硬い為に、ロールに
欠損が生じ難く、製品表面に欠陥を発生し難い。
用した場合、ロール粗度はRaで0.05μm以下でな
ければならない。
aでは、製品板光沢が高くなり、防眩性に優れた製品が
製造することが不可能な為である。
は特にないが、ロール製造技術上高平滑なロールはコス
トがかかるため好ましくない、よって下限を0.01μ
mとした。
イルピットが消失し窪みの面積率が5%未満となる。ま
た1%未満の圧下率では製品表面粗Raが0.1μmを
超える。よって圧下率は1%以上10%以下とした(図
6、図7)。
対して酸化スケールが生じない光輝焼鈍を行った場合に
も、防眩性に優れたステンレス鋼箔を得ることができ
る。
価結果を示す。鋼種としてはSUS304を用い、最終
冷間圧延の仕上圧延の条件を示している。尚、本冷間圧
延試験は、12段クラスターロール圧延機を用いて行っ
た。
の中間圧延および仕上圧延の順に圧延する最終冷間圧延
を行い、圧延材の表面粗さ(Ra)、表面光沢を評価し
た。
粗さRa≦0.1μm、表面光沢≦600%であり、防
眩性に優れたステンレス鋼箔となっている。
ル表面粗さ、圧下率、圧延パス回数等の条件を第2表に
示す条件にて圧延を実施した結果、表面粗さ(Ra)或
いは表面光沢が満足できない結果となっている。
同等であるが、圧延ロールの寿命の点において飛躍的に
向上している点、本発明が優れている。
よれば、表面性状の優れた防眩性ステンレス鋼板を製造
することが可能となり、圧延ロールに欠陥が生じ難い
為、安定した製造が確立できることにより、生産性の大
幅な向上が期待できる。
によるコストメリットが期待できる。
表面の凹みの面積率の影響を示した図である。
度の影響を示した図である。
ル粗さ,圧下率の範囲を示した図である。
ール粗さ,圧下率の範囲を示した図である。
延パス回数を示した図である。
さ、圧下率の適正な範囲を示す図である。
ス鋼板の光沢度(45°)に及ぼすセラミックスロール
粗さの影響を示した図である。
質によるロール寿命を示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 粗圧延,2パス以上の中間圧延および仕
上圧延の順に圧延する最終冷間圧延工程において、表面
粗さRaが0.20μm以上1.20μm以下のロール
を用いて圧下率が15%以上30%以下の粗圧延を行
い、引き続いて表面粗さRaが0.10μm以上0.2
0μm未満のロールを用いて各パスの圧下率が5%以上
15%以下の中間圧延を行い、引き続いて表面粗さRa
が0.01μm以上0.05μm以下のセラミックスロ
ールを用いて圧下率が1%以上10%以下の仕上圧延を
行うことを特徴とする防眩性に優れたステンレス鋼箔の
製造方法。 - 【請求項2】 前記仕上圧延に引続いて光輝焼鈍を行う
ことを特徴とする請求項1記載の防眩性に優れたステン
レス鋼箔の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25977094A JP3274295B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 防眩性に優れたステンレス鋼箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25977094A JP3274295B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 防眩性に優れたステンレス鋼箔の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08103801A true JPH08103801A (ja) | 1996-04-23 |
| JP3274295B2 JP3274295B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17338732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25977094A Expired - Lifetime JP3274295B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 防眩性に優れたステンレス鋼箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3274295B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012133837A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 日新製鋼株式会社 | ステンレス鋼板およびその製造方法 |
| JP2015167953A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | 日立金属株式会社 | ステンレス箔の製造方法 |
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-
1994
- 1994-09-30 JP JP25977094A patent/JP3274295B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| KR101459984B1 (ko) * | 2011-03-31 | 2014-11-07 | 닛신 세이코 가부시키가이샤 | 스테인리스강판 및 그 제조방법 |
| US9370810B2 (en) | 2011-03-31 | 2016-06-21 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Stainless steel plate |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3274295B2 (ja) | 2002-04-15 |
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