JPH08104056A - 画像形成方法および該方法で得られるプリント物 - Google Patents

画像形成方法および該方法で得られるプリント物

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JPH08104056A
JPH08104056A JP6241724A JP24172494A JPH08104056A JP H08104056 A JPH08104056 A JP H08104056A JP 6241724 A JP6241724 A JP 6241724A JP 24172494 A JP24172494 A JP 24172494A JP H08104056 A JPH08104056 A JP H08104056A
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Tomoya Yamamoto
智也 山本
Fumi Takaide
文 高出
Mariko Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1)カラー記録画像の堅牢性や鮮明性、2)
種々の記録媒体、特に大判ヘの画像作成、さらに3)カ
ラー画像における鮮明さ、透明性および光沢性を改善し
た画像形成方法を提供する。 【構成】 常温で透明または加熱処理後透明となるイン
ク受容層を有する記録媒体の該インク受容層上に、イン
クジェット方式により分散染料分散水系インクで画像を
記録し、次いで加熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の記録媒体上に透
明で光沢のある記録画像を作成する画像形成方法に関す
るものである。なお、ここで言う画像形成には、媒体に
着色部を形成することも含む。
【0002】
【従来の技術】従来、紙やフィルムの上に透明で光沢の
ある記録画像を形成する方法としては銀塩写真法、印刷
法、熱昇華転写法、インクジェット法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このうち、銀塩写真法
はもっとも高品位の画像が得られる方法であるが、現像
処理が必要であったり、暗所での処理プロセスがあるた
めに即時性に欠けるばかりでなく、画像の堅牢性も不十
分であった。また、コストも高く、大判の画像を手軽に
作成するのには不向きである。更にまた、紙やフィルム
以外の種々の媒体に画像を形成することが困難であると
いう欠点を有する。
【0004】印刷法は種々の媒体や大判の物にも画像を
作成できるが、各々の媒体の形状に応じて印刷版を色数
だけ用意する必要があり、版作成の煩雑さに問題があ
る。例えば、特開昭62−45791には、印刷や手書
きで昇華性染料を含むインクをプラスチック成型品に記
録した後、プラスチックの熱変形温度近辺以下に加熱
し、鮮明で摩擦堅牢性に優れた着色物を得るというもの
である。かかる方法では、原理上、プラスチック成型品
のみにしか記録ができないばかりでなく、インクジェッ
ト用インクのような低粘度のインクでは、インクの吸収
保持性がないために画像のナガレが生じて、鮮明な画像
とはならないので、比較的高い粘度の印刷インクを手書
きまたは印刷版により描画する方法がとられている。そ
れゆえ、印刷法では版作成の煩雑さや、画像のシャープ
ネス不良を改善することは困難である。
【0005】次に熱昇華転写法では、昇華性染料を熱信
号で受像シート上に転写せしめるものであるから即時性
と画品位に優れているが、得られた画像の耐久性(熱安
定性)に問題があり、それゆえに応用範囲が狭いものと
なっている。また、カラー記録の場合には4色の染料を
順次転写して行くので、プロセス時間がかかるととも
に、大判の画像を作成すると各色のレジストレーション
が合わないという問題点があった。
【0006】また、インクジェット法では高精細な画像
をいろいろな記録媒体に記録が可能であるが、水溶性染
料を用いたものは画像の耐水性や耐光性が悪く、顔料を
色材として用いたものは画像の鮮明性や透明性に問題が
あった。
【0007】従って、本発明の目的は、1)カラー記録
画像の堅牢性や鮮明性、2)種々の記録媒体、特に大判
ヘの画像作成、さらに3)カラー画像における鮮明さ、
透明性および光沢性を改善した画像形成方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
ような問題点を解決すべく鋭意研究した結果、本発明に
至ったものである。
【0009】すなわち本発明は、常温で透明または加熱
処理後透明となるインク受容層を有する記録媒体の該イ
ンク受容層上に、インクジェット方式により分散染料分
散水系インクでドット状の画像を記録し、次いで加熱処
理することを特徴とする画像形成方法を提供するもので
ある。
【0010】
【作用】以下に本発明を詳細に説明する。
【0011】まず、本発明に使用される記録媒体につい
て説明すると、記録媒体のべ一スとしてはアート紙、コ
ート紙、プリント原紙、薄葉紙、合成紙などの紙類の
他、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、セ
ロファンなどの樹脂フィルムやアルミホイルなどの金属
フィルム、アルミ板、ステンレス板、木板、ガラス板、
石板、布などを適宜使用することができる。これら記録
媒体ベース上にはインク受容層を設けることで記録媒体
を得ることができる。
【0012】インク受容層を形成するための材料として
は水溶性かまたは水不溶性の樹脂、もしくは接着剤であ
って、インクジェットインクを吸収保持する性質とイン
ク中の色材を強固に染着する性質のものを適宜選択して
用いる。本発明に用いられる水溶性樹脂は、例えばポリ
ビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリビニ
ルエーテル、シェラック、カゼイン、フェノール・ホル
マリン樹脂、尿素・ホルマリン樹脂、メラミン・ホルマ
リン樹脂などの単独重合体樹脂、またはこれらの架橋重
合体樹脂からなる樹脂などである。中でもシェラック、
フェノール・ホルマリン樹脂、尿素・ホルマリン樹脂、
メラミン・ホルマリン樹脂などの低重合粘着体が特に好
ましい。これらの樹脂はインクの吸収保持性に優れてい
るばかりでなく、加熱処理の時の熱で重縮合固化して染
色部分の各種堅牢性を向上させることができる利点があ
る。
【0013】本発明に用いられる水不溶性樹脂としては
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、変性アルキッド
樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエー
テルサルホン樹脂などであり、樹脂粒子の分散体として
用いるのが望ましい。更にまた、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、ポリスチレン、スチレン・
ブタジエン共重合体、スチレン・アクリロニトリル共重
合体等の熱可塑性樹脂も、溶剤に溶かした状態かまたは
水にエマルジョン分散した形で用いられる。
【0014】また本発明のインク受容層は加熱処理後の
透明性や光沢性を向上させるために吸水性ポリマー、活
性剤、ポリマー架橋剤、可塑剤、更には尿素、テトラメ
チル尿素などの染料溶解剤を含有することができる。か
かる本発明のインク受容層は、前述したようにインクを
吸収保持する機能が必要であるから、多孔質であること
が望ましく、加熱後に透明化する機能が必要であること
から、種々の添加剤を添加することも必要である。イン
ク受容層の透明化度としては、可視光の直線透過率で8
5%以上、好ましくは90%以上であり、光沢度として
は、可視光の法線に対して75°の角度からの入射光
と、その正反射光の比が75%以上である。またさら
に、インク中の分散染料を熱時染着可能とする樹脂を含
有させる必要があり、前記のインク吸収性と両立させる
ために多層構造にすることもより好ましい。
【0015】分散染料を熱時染着可能とする樹脂として
は、非晶質の透明樹脂が最適であり、例えばポリカーボ
ネート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂などで
ある。これらの樹脂は結着剤樹脂と他の添加剤と共に微
粒子状の水分散体として基材上に付与されるのが望まし
いが、溶剤に溶解した状態で塗布することもできる。結
着剤樹脂と他の添加剤の添加量は微粒子状樹脂に対して
0.1〜30%が好ましい。
【0016】インク受容層を基材に塗布する方法は通常
の塗工装置を用いて行うことができ、全面塗布、線状塗
布、点状塗布のいずれも用いうるが、本発明に最も適し
ているのは全面塗布であり、その塗布厚さは、0.5〜
100μm、より好ましくは、1〜50μmである。
【0017】次に、本発明のインクジェット記録方法に
ついて説明する。前記インク受容層を有する記録媒体
に、分散染料が分散された水系インクをインクジェット
方式によりドット状の画像を記録する。次いで得られた
記録物を加熱処理して、シャープで鮮明且つ透明感のあ
る画像を得る。このような本発明の方法は、分散染料が
如熱時に樹脂皮膜中に分子状態で浸透し、透明で鮮明な
色に染着される性質を応用したものである。それゆえ、
分散染料含有インクの組成や物性、及び加熱処理条件な
どが本発明を特徴づける重要な要素として挙げられる。
【0018】まず分散染料含有インクについて説明す
る。本発明に用いられる分散染料は昇華堅牢度が4級以
上のものであって、例えば、C.I.ディスパーズイエ
ロー83,93,186,224;C.I.ディスパー
ズオレンジ49,73,163;C.I.ディスパーズ
レッド54,92,127,206,152;C.I.
ディスパーズブルー60,87,128,154,20
1,224,368;C.I.ディスパーズグリーン
6:1,9が好ましいがこれらに眼定されるものではな
い。
【0019】更に、これらの分散染料は単独で、あるい
は2種以上を併用して使用することができ、これら染料
の含有量(2種以上を併用して使用する場合は総含有
量)はインク全重量に対して1〜25重量%、好ましく
は1.5〜20重量%、より好ましくは2〜15重量%
の範囲である。分散染料の含有量が1重量%未満の場合
は、発色の濃度が不十分である。また25重量%を越え
て含有するとインクの保存安定性劣化や、ノズル先端付
近におけるインク蒸発に伴う増粘や析出による不吐出を
引き起こす。
【0020】本発明で使用するインクに含有する上記分
散染料を分散する化合物としては、いわゆる分散剤、界
面活性剤、樹脂等を用いることができる。分散剤または
界面活性剤としては、アニオン系、ノニオン系のいずれ
も使用できるが、例えば、アニオン系のものとしては脂
肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアル
キルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物等;ノニオン系の
物としてはポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンオキシプロビレンブロックポリマー等が挙げられる。
樹脂分散剤としてはスチレンと、アクリル酸,マレイン
酸との共重合体等が挙げられる。
【0021】次に本発明で行う加熱処理の条件について
説明する。加熱温度としては、インク受容層の樹脂の軟
化点以上であれば、染料分子の浸透性が向上するので好
ましい。すなわち100℃〜230℃、好ましくは11
0℃〜210℃であって、低温の場合は加熱時間を長く
する必要がある。また、水蒸気の共存下で加熱する場合
は比較的低温(110℃〜180℃)で処理が可能であ
る。乾燥状態で高温加熱する場合は数秒のオーダーで処
理が可能となる。処理温度が100℃以下では処理時間
がかかり過ぎるばかりでなく発色濃度も低くなる。また
230℃以上では記録媒体の変質や発色濃度の低下を起
こしてしまうので好ましくない。
【0022】加熱処理後、未染着の染料を除去するため
に洗浄処理をすることもできる。例えば水または有機溶
剤中で超音波洗浄を行うことができる。
【0023】本発明を特徴づけるもう一つの要素はイン
クジェット記録方法を用いることである。インクジェッ
ト記録方法は非接触であるから、あらゆる形状の記録媒
体にドット状の記録が可能であり、大判の記録にも好適
である。またフルカラー記録が小型の装置で簡単に高速
で行えるという特徴がある。本発明で使用するインクジ
ェット方式は従来公知のいずれのインクジェット方式で
も良いが、例えば、特開昭54−59936号公報に記
載されている方式で、熱エネルギーの作用を受けたイン
クが急激な体積変化を生じ、この状態変化による作用力
によってインクをノズルから吐出させる方式(以下、バ
ブルジェット方式と称する)が最も有効である。これ
は、バブルジェット方式が複数のノズルを高密度で配列
させたフルマルチヘッドを実現できるので、高速で高解
像度の記録が可能となるためである。またさらに、印字
物はドットの集合体として記録されるために、ドットの
打ち込み数を変えることで濃淡の再現が容易である。
【0024】本発明の画像形成方法において、インクジ
ェット記録を行うのに好適な方法及び装置としては、例
えば、ヘッドの室内のインクに信号に対応して熱エネル
ギーを与え、該熱エネルギーによりインク液滴を発生さ
せる方法及び装置が挙げられる。
【0025】その装置の主要部であるヘッド構成例を図
1、図2及び図3に示す。
【0026】ヘッド13はインクを通す溝14を有する
ガラス、セラミックスまたはプラスチック板などと、感
熱プリントに用いられる発熱ヘッド15(図ではヘッド
が示されているが、これに限定されるものではない)と
を接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコンな
どで形成される保護膜16、アルミニウム電極17−
1、17−2、ニクロムなどで形成される発熱抵抗層1
8、蓄熱層19、アルミナなどの放熱性のよい基板20
よりなっている。
【0027】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成し
ている。ここで、電極17−1、17−2に電気信号が
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22よりインク滴24となり、インクジ
ェット捺染用布帛25に向かって飛翔する。
【0028】図3には図1に示すヘッドを多数並べたマ
ルチヘッドの外観図を示す。このマルチヘッドはマルチ
溝26を有するガラス板27と、図1に説明したものと
同様な発熱ヘッド28とを密着して製作されている。な
お、図1は、インク流路に沿ったヘッド13の断面図で
あり、図2は図1のA−B線での切断面である。
【0029】図4に、かかるヘッドを組み込んだインク
ジェットプリント装置の一例を示す。
【0030】図4において、61はワイピング部材とし
てのブレードであり、その一端はブレード保持部材によ
って保持されて固定端となり、カンチレバーの形態をな
す。ブレード61は、ヘッドによるプリント領域に隣接
した位置に配設され、また、本例の場合、ヘッドの移動
経路中に突出した形態で保持される。62はキャップで
あり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設
され、ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐出口
面と当接し、キャッピングを行う構成を備える。更に6
3はブレード61に隣接して設けられる吸収体であり、
ブレード61と同様、ヘッドの移動経路中に突出した形
態で保持される。上記ブレード61、キャップ62、吸
収体63によって吐出回復部64が構成され、ブレード
61及び吸収体63によってインク吐出口面における水
分、塵挨などの除去が行われる。
【0031】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被プリント媒体(イン
クジェット捺染用布帛)にインクを吐出してプリントを
行うヘッド、66はヘッド65を搭載してヘッド65の
移動を行うためのキャリッジである。キャリッジ66は
ガイド軸67と摺動可能に係合し、キャリッジ66の一
部はモータ68によって駆動されるベルト69と接続
(不図示)している。これによりキャリッジ66はガイ
ド軸67に沿った移動が可能となり、ヘッド65による
プリント領域及びその隣接した領域の移動が可能とな
る。
【0032】51は被プリント媒体を挿入するための給
布部、52は不図示のモータにより駆動される布送りロ
ーラである。これらの構成によってヘッドの吐出口面と
対向する位置へ被プリント媒体が給布され、プリントが
進行するにつれて排布ローラ53を配した排布部へ排布
される。
【0033】上記構成においてヘッド65がプリント終
了などでホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64
のキャップ62はヘッド65の移動経路から退避してい
るが、ブレード61は移動経路中に突出している。この
結果、ヘッド65の吐出口面がワイピングされる。な
お、キャップ62がヘッド65の吐出面に当接してキャ
ッピングを行う場合、キャップ62はヘッドの移動経路
中に突出するように移動する。
【0034】ヘッド65がホームポジションからプリン
ト開始位置ヘ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においてもヘッド65の吐出口
面はワイピングされる。
【0035】上述のヘッドのホームポジションへの移動
は、プリント終了時や吐出回復時ばかりでなく、ヘッド
がプリントのためにプリント領域を移動する間に所定の
間隔でプリント領域に隣接したホームポジションへ移動
し、この移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0036】図5は、ヘッドにインク供給部材、例えば
チューブを介して供給されるインクを収容したインクカ
ートリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用
インクを収容したインク収容部、例えばインク袋であ
り、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。こ
の栓42に針(不図示)を挿入することにより、インク
袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめる。44
は廃インクを受容する吸収体である。インク供給部とし
ては、インクとの接液面がポリオレフィン、特にポリエ
チレンで形成されているものが本発明にとっては好まし
い。本発明で使用されるインクジェットプリント装置と
しては、上記の如きヘッドとインクカートリッジとが別
体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一体
になったものにも好適に用いられる。
【0037】図6において、70はプリントユニットで
あって、この中にはインクを収容したインク収容部、例
えばインク吸収体が収納されており、かかるインク吸収
体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71
からインク滴として吐出される構成になっている。イン
ク吸収体の材料としては、ポリウレタンを用いることが
好ましい。72はプリントユニット内部を大気に連通さ
せるための大気連通ロである。このプリントユニット7
0は、図4で示すヘッド65に代えて用いられるもので
あって、キャリッジ66に対し着脱自在になっている。
【0038】このような装置によりプリントされた記録
媒体を、必要に応じて加熱し、次いで水洗し、乾燥する
ことによりプリント物が得られる。
【0039】なお、得られたプリント物は、必要に応じ
て所望の大きさに切り離され、切り離された片は縫着、
接着、溶着など、最終的な加工品を得るための工程が施
され、ネクタイ、ハンカチなどの加工品を得ることもで
きる。
【0040】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。
【0041】(実施例1)ポリビニルブチラール(軟化
点65℃)と尿素とを含有するエタノール溶液をドクタ
ーナイフコーターを用いて、厚さ約90μm・80g/
2の紙の表面に塗布した。次いで80℃の熱風で乾燥
したところ、粘着剤層の厚さは約10μmであった。得
られた本発明の記録媒体をA4版の大きさに切り出し、
市販のインクジェットカラープリンター(キヤノン製B
JC−820J、商品名)を用いて、以下に示した分散
染料インクでマルチカラープリントを行った。プリント
終了後ただちに140℃で2分間加熱したところ、鮮明
で透明感のある、光沢度が80%のドット状のカラー画
像が紙上に得られた。 <インク組成>シアンインク C.I.ディスパーズブルー87 6部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 チオジグリコール 15部 トリエチレングリコール 10部 イオン交換水 68部マゼンタインク C.I.ディスパーズレッド92 7部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 チオジグリコール 15部 トリエチレングリコール 10部 イオン交換水 67部イエローインク C.I.ディスパーズイエロー93 6部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 チオジグリコール 15部 トリエチレングリコール 10部 イオン交換水 68部ブラックインク C.I.ディスパーズイエロー93 7部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 チオジグリコール 15部 トリエチレングリコール 10部 イオン交換水 67部 上記成分を各々サンドグラインダーを用いて混合分散
し、フィルターで濾過した後に使用した。
【0042】(実施例2)メラミン・ホルマリン低縮合
樹脂粘着剤と尿素を含有する水溶液を、あらかじめ親水
化処理した、厚さ80μmのマイラーフィルム上に厚さ
約5μmになるように塗布し、乾燥して本発明の記録媒
体を得た。これをA4版の大きさに切り出し、市販のイ
ンクジェットカラープリンター(キヤノン製BJC−8
20J、商品名)を用いてマルチカラープリントを行っ
た。使用したインクの組成は実施例1と同じものを用い
た。プリント終了後ただちに150℃で2分間加熱処理
して、鮮明で透明性の高いドットの集合から成るカラー
画像が得られた。また得られた記録物をオーバーヘッド
プロジェクターを用いてスクリーン上に投影したとこ
ろ、鮮やかで十分な濃度の投影画像であった。なお、未
印字部分の透明性は可視光の直線透過率で90%であっ
た。
【0043】(実施例3)軟化点が約150℃のポリエ
ステル樹脂微粒子(直径:約1μm)を30重量部、ポ
リメチルビニルエーテルを3重量部、水67重量部を混
合して、厚さ2mm、大きさ10cm×10cmのガラ
ス板上に塗布し、80℃の温風で乾燥して、膜厚6μm
のインク受容層のある本発明の記録媒体を得た。これに
市販のインクジェットカラープリンター(キヤノン製B
JC−600、商品名)の改造機を用いてマルチカラー
プリントを行った。プリント後ただちに180℃で1分
間加熱処理して鮮明で透明性の良い、ドットの集合体か
ら成るカラー画像を得た。また、得られた画像の耐光堅
牢性は十分なものであった。更に未印字部分の透明性は
可視光透過率で92%であった。
【0044】(実施例4)木綿ローン布に水溶性ポリウ
レタンの水溶液を塗布して本発明の記録媒体を得た。こ
れに実施例1と同様にしてカラープリントを行い、プリ
ント後ただちに加熱処理(温度:180℃のスチーム処
理を8分間)を行った。得られたプリント物は鮮明で、
画像の熱昇華堅牢性は十分なものであった。また、光沢
度は76%であった。
【0045】(実施例5)実施例4で用いた樹脂の代わ
りに表1に示したNo(1)〜(5)の樹脂を用いて実
施例4と同様に捺染を行ったところ、得られた捺染物
は、高精細で十分な濃度の画像を有していた。また、得
られた捺染物の洗濯堅牢性、耐汗性(アルカリ)の結果
を表1に示した。
【0046】(比較例1)表1のNo(6)および
(7)に示した樹脂を用いた以外は実施例5と同様にし
て捺染を行ったところ、得られた捺染物は不鮮明で低濃
度のプリント物であった。さらに、その洗濯堅牢性およ
び耐汗性は低いものであった(表1)。
【0047】
【表1】 *洗濯堅牢性:JIS L 0844-86 A-2法による。 *耐汗性(アルカリ):JIS L 0846-76 A法による。 ○:4級以上 △:3級 ×:2級以下。
【0048】(比較例2)実施例2で用いたマイラーフ
ィルムに直接、カラープリントを実施例2と同様にして
行い、プリント終了後直ちに160℃で2分間加熱処理
した。加熱処理前の状態ですでに多色カラー画像が流れ
出したり、混色が生じていて、インクの溢れだしが見ら
れた。加熱処理後は、薄くマイラーフィルム中に染着さ
れているが、画像のシャープネスが悪く、不十分なもの
であった。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種類や形状の異なる(大面積のものなど)多くの基材に
対しても良好な操作性で、鮮明で高精細の記録が可能と
なる。
【0050】また、本発明によれば、オフィス用やパー
ソナル用の市販のインクジェットプリンターにそのまま
適用しても発色濃度が高く鮮明な捺染物が得られる。
【0051】更に本発明によれば、簡単な工程により種
々の布ヘの捺染プリントが行える。
【0052】また本発明によれば、ドットの集合体から
なる、鮮明で透明性の良い、堅牢性および光沢性に優れ
た記録画像を有する記録物を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用可能なインクジェットプリント装
置のヘッド部の1例を示す縦断面図である。
【図2】図1のヘッド部のA−B断面図である。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図である。
【図4】本発明に使用可能なインクジェットプリント装
置の1例を示す斜視図である。
【図5】インクジェットプリント装置のインクカートリ
ッジの1例を示す縦断面図である。
【図6】インクジェットプリントユニットの1例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
13 ヘッド 14 溝 15 発熱ヘッド 16 保護膜 17−1,17−2 アルミニウム電極 18 発熱抵抗層 19 蓄熱層 20 基板 21 インク 22 吐出オリフィス 23 メニスカス 24 インク滴 25 インクジェット捺染用布帛 26 マルチ溝 27 ガラス板 28 発熱ヘッド 40 インク収容部 42 栓 44 吸収体 51 給布部 52 布送りローラ 53 排布ローラ 61 ブレード 62 キャップ 63 吸収体 64 吐出回復部 65 ヘッド 66 キャリッジ 67 ガイド軸 68 モータ 69 ベルト 70 プリントユニット 71 ヘッド部 72 大気連通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 智也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高出 文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 真理子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で透明なインク受容層を有する記録
    媒体の該インク受容層上に、インクジェット方式により
    分散染料分散水系インクで画像を記録し、次いで加熱処
    理することを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 加熱により透明となるインク受容層を有
    する記録媒体の該インク受容層上に、インクジェット方
    式により分散染料分散水系インクで画像を記録し、次い
    で加熱処理することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 加熱処理後のインク受容層の透明度を可
    視光直線透過率で85%以上とする請求項1または2記
    載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 加熱処理後のインク受容層の光沢度を、
    法線に対して75°の入射光に対する75°の反射光の
    比が75%以上とする請求項1または2記載の画像形成
    方法。
  5. 【請求項5】 インク受容層を熱可塑性の多孔質樹脂層
    とする請求項3または4記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 インク受容層がポリエステル、ポリカー
    ボネート、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリエー
    テルサルホンのホモポリマーならびにそれらの少なくと
    も1つと他の樹脂とのコポリマーから成る群から選択さ
    れる少なくとも1つの樹脂を含む請求項5記載の画像形
    成方法。
  7. 【請求項7】 加熱処理温度をインク受容層の樹脂の軟
    化点以上とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画
    像形成方法。
  8. 【請求項8】 記録画像がドットの集合体からなる請求
    項1ないし7のいずれかに記載の方法で得られたプリン
    ト物。
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