JPH08104226A - タンデムマスターシリンダ - Google Patents
タンデムマスターシリンダInfo
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- JPH08104226A JPH08104226A JP24243394A JP24243394A JPH08104226A JP H08104226 A JPH08104226 A JP H08104226A JP 24243394 A JP24243394 A JP 24243394A JP 24243394 A JP24243394 A JP 24243394A JP H08104226 A JPH08104226 A JP H08104226A
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- piston
- small
- cylinder
- hydraulic chamber
- floating
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- Pending
Links
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims abstract description 13
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 6
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B7/00—Systems in which the movement produced is definitely related to the output of a volumetric pump; Telemotors
- F15B7/06—Details
- F15B7/08—Input units; Master units
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
- B60T11/16—Master control, e.g. master cylinders
- B60T11/20—Tandem, side-by-side, or other multiple master cylinder units
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 第二液圧室の急激な液圧の立ち上がりを抑制
するタイプのタンデムマスターシリンダにおいて、第一
液圧室が失陥した場合において、第二液圧室における液
圧上昇に要する時間遅延を短縮する。 【構成】 小径シリンダ33内での小径ピストン34の
前進を止める係止部38を小径シリンダに設け、小径ピ
ストンとシリンダ前端壁の間に、圧縮方向に弾性力を有
し、かつ、小径ピストンを前進方向に付勢する小径ピス
トンスプリング42より強い弾性力を有する弾性材40
を自由長の状態で配置し、以て、第一液圧室9が失陥し
た場合、主ピストン4が遊動ピストン5に機械的に当接
するまでの、第一液圧室の吐出量に相当する無効ストロ
ークを行った後、直ちに、弾性材が圧縮されつつ第二液
圧室11に液圧が発生するようにしている。
するタイプのタンデムマスターシリンダにおいて、第一
液圧室が失陥した場合において、第二液圧室における液
圧上昇に要する時間遅延を短縮する。 【構成】 小径シリンダ33内での小径ピストン34の
前進を止める係止部38を小径シリンダに設け、小径ピ
ストンとシリンダ前端壁の間に、圧縮方向に弾性力を有
し、かつ、小径ピストンを前進方向に付勢する小径ピス
トンスプリング42より強い弾性力を有する弾性材40
を自由長の状態で配置し、以て、第一液圧室9が失陥し
た場合、主ピストン4が遊動ピストン5に機械的に当接
するまでの、第一液圧室の吐出量に相当する無効ストロ
ークを行った後、直ちに、弾性材が圧縮されつつ第二液
圧室11に液圧が発生するようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用などの制動装
置において互いに独立した2つの制動用液圧を発生す
る、タンデムマスターシリンダの改良に関するものであ
る。
置において互いに独立した2つの制動用液圧を発生す
る、タンデムマスターシリンダの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のある種のタンデムマスターシリン
ダにおいては、遊動ピストンの後方の第一復帰スプリン
グの取付荷重を遊動ピストン前方の第二復帰スプリング
の取付荷重より大きくすることにより、制動開始時に主
ピストンと遊動ピストンを同時に前進させて、二つのリ
ターンポートを同時に閉鎖して制動時の無効ストローク
を小さくすると共に、遊動ピストンに形成された小径シ
リンダに、遊動ピストン後方の第一液圧室および遊動ピ
ストン前方の第二液圧室のそれぞれの液圧を前後から受
ける小径ピストンを装填し、主ピストンと遊動ピストン
とが一体に前進している間は、第二液圧室に発生する液
圧あるいはロッド部材によって小径ピストンを遊動ピス
トンの前進に対して相対的に後退させ、第二液圧室の急
激な液圧の立ち上がりを抑制することによって、リター
ンポートを通過する遊動ピストンのピストンシールのか
じれを防止するようにしている。このようなタイプのタ
ンデムマスターシリンダのうち、ロッド部材によって小
径ピストンを遊動ピストンの前進に対して相対的に後退
させるものは、特公平5−25705号公報に開示され
ており、図4に示される通りのものである。
ダにおいては、遊動ピストンの後方の第一復帰スプリン
グの取付荷重を遊動ピストン前方の第二復帰スプリング
の取付荷重より大きくすることにより、制動開始時に主
ピストンと遊動ピストンを同時に前進させて、二つのリ
ターンポートを同時に閉鎖して制動時の無効ストローク
を小さくすると共に、遊動ピストンに形成された小径シ
リンダに、遊動ピストン後方の第一液圧室および遊動ピ
ストン前方の第二液圧室のそれぞれの液圧を前後から受
ける小径ピストンを装填し、主ピストンと遊動ピストン
とが一体に前進している間は、第二液圧室に発生する液
圧あるいはロッド部材によって小径ピストンを遊動ピス
トンの前進に対して相対的に後退させ、第二液圧室の急
激な液圧の立ち上がりを抑制することによって、リター
ンポートを通過する遊動ピストンのピストンシールのか
じれを防止するようにしている。このようなタイプのタ
ンデムマスターシリンダのうち、ロッド部材によって小
径ピストンを遊動ピストンの前進に対して相対的に後退
させるものは、特公平5−25705号公報に開示され
ており、図4に示される通りのものである。
【0003】図4において、タンデムマスターシリンダ
51の作動開始時、遊動ピストン54内に設けた小径シ
リンダ55に装填した小径ピストン56の後退と、遊動
ピストン54の前進による相対的な容積変化の相殺を図
り、第二液圧室53の急激な液圧の立ち上がりを抑制す
る手段の中で、遊動ピストン54の前進方向に小径ピス
トン56の追従を阻止するために設けたロッド部材57
は剛性であるため、タンデムマスターシリンダ51全体
の吐出量を満足させるために、小径ピストン56の後部
ボス58と係止ロッド59のヘッド部60の位置関係は
設計上制約され、図4において、Z=X+Yとしなけれ
ばならない。ここで、Xは、復帰時の主ピストン61の
前端部とカップ状スプリング受62との距離(第一液圧
室52の吐出量に相当する)、Yは、復帰時の遊動ピス
トン54の前端部63とシリンダ前端壁64との距離
(第二液圧室53の吐出量に相当する)、そして、Z
は、係止ロッド59のヘッド部60と小径ピストン56
の後部のボス58との距離である。
51の作動開始時、遊動ピストン54内に設けた小径シ
リンダ55に装填した小径ピストン56の後退と、遊動
ピストン54の前進による相対的な容積変化の相殺を図
り、第二液圧室53の急激な液圧の立ち上がりを抑制す
る手段の中で、遊動ピストン54の前進方向に小径ピス
トン56の追従を阻止するために設けたロッド部材57
は剛性であるため、タンデムマスターシリンダ51全体
の吐出量を満足させるために、小径ピストン56の後部
ボス58と係止ロッド59のヘッド部60の位置関係は
設計上制約され、図4において、Z=X+Yとしなけれ
ばならない。ここで、Xは、復帰時の主ピストン61の
前端部とカップ状スプリング受62との距離(第一液圧
室52の吐出量に相当する)、Yは、復帰時の遊動ピス
トン54の前端部63とシリンダ前端壁64との距離
(第二液圧室53の吐出量に相当する)、そして、Z
は、係止ロッド59のヘッド部60と小径ピストン56
の後部のボス58との距離である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4のタンデムマスタ
ーシリンダにおいて、何らかの原因により、第一液圧室
52において液圧の発生機能が失われ失陥した状態で制
動動作が行われたとき、遊動ピストン54が動き始め、
ピストンシール65がリターンポート66を塞いだ後に
第二液圧室53の液圧が発生することになるが、このと
き、遊動ピストン54に装填された小径ピストン56は
前進することなく、遊動ピストン54に対して相対的に
後退し、前進してくる係止ロッド59のヘッド部60が
小径ピストン56の後部のボス58に当接するまで、第
二液圧室53における液圧上昇が遅延する時間差を必然
的に生じ、したがって、制動装置へ伝達する制動圧力に
それだけの遅延を生じる。なお、67はプッシュロッド
である。
ーシリンダにおいて、何らかの原因により、第一液圧室
52において液圧の発生機能が失われ失陥した状態で制
動動作が行われたとき、遊動ピストン54が動き始め、
ピストンシール65がリターンポート66を塞いだ後に
第二液圧室53の液圧が発生することになるが、このと
き、遊動ピストン54に装填された小径ピストン56は
前進することなく、遊動ピストン54に対して相対的に
後退し、前進してくる係止ロッド59のヘッド部60が
小径ピストン56の後部のボス58に当接するまで、第
二液圧室53における液圧上昇が遅延する時間差を必然
的に生じ、したがって、制動装置へ伝達する制動圧力に
それだけの遅延を生じる。なお、67はプッシュロッド
である。
【0005】本発明の目的は、上述の課題を解決し、第
一液圧室が失陥した場合において、第二液圧室における
液圧上昇に要する時間遅延を短縮できる、第二液圧室の
急激な液圧の立ち上がりを抑制するタイプのタンデムマ
スターシリンダを提供することである。
一液圧室が失陥した場合において、第二液圧室における
液圧上昇に要する時間遅延を短縮できる、第二液圧室の
急激な液圧の立ち上がりを抑制するタイプのタンデムマ
スターシリンダを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明は、シリンダ孔の終端部に主ピストンを、該
主ピストンとシリンダ前端壁との間に遊動ピストンを、
それぞれ前記シリンダ孔内に移動可能に配置し、前記主
ピストンと遊動ピストンとの間に第一液圧室を、前記遊
動ピストンとシリンダ前端壁との間に第二液圧室を、そ
れぞれ形成し、前記遊動ピストン後方の第一復帰スプリ
ングの取付荷重を前記遊動ピストン前方の第二復帰スプ
リングの取付荷重より大きく設定し、前記主ピストンお
よび遊動ピストンの前端部に取り付けられたピストンシ
ールによって開閉されるリターンポートを前記シリンダ
孔に設け、前記遊動ピストンに、前記シリンダ孔に同軸
上に形成され、前記第一液圧室および第二液圧室に連通
する小径シリンダを設け、該小径シリンダに、前記第一
液圧室と第二液圧室とを区画する小径ピストンと、該小
径ピストンを前記第二液圧室側に付勢する小径ピストン
スプリングとを装填したタンデムマスターシリンダにお
いて、前記小径シリンダ内での前記小径ピストンの前進
を止める係止部を前記小径シリンダに設け、前記小径ピ
ストンと前記シリンダ前端壁の間に、圧縮方向に弾性力
を有し、かつ、前記小径ピストンスプリングより強い弾
性力を有する弾性材を自由長の状態で配置したことを特
徴とする。
に、本発明は、シリンダ孔の終端部に主ピストンを、該
主ピストンとシリンダ前端壁との間に遊動ピストンを、
それぞれ前記シリンダ孔内に移動可能に配置し、前記主
ピストンと遊動ピストンとの間に第一液圧室を、前記遊
動ピストンとシリンダ前端壁との間に第二液圧室を、そ
れぞれ形成し、前記遊動ピストン後方の第一復帰スプリ
ングの取付荷重を前記遊動ピストン前方の第二復帰スプ
リングの取付荷重より大きく設定し、前記主ピストンお
よび遊動ピストンの前端部に取り付けられたピストンシ
ールによって開閉されるリターンポートを前記シリンダ
孔に設け、前記遊動ピストンに、前記シリンダ孔に同軸
上に形成され、前記第一液圧室および第二液圧室に連通
する小径シリンダを設け、該小径シリンダに、前記第一
液圧室と第二液圧室とを区画する小径ピストンと、該小
径ピストンを前記第二液圧室側に付勢する小径ピストン
スプリングとを装填したタンデムマスターシリンダにお
いて、前記小径シリンダ内での前記小径ピストンの前進
を止める係止部を前記小径シリンダに設け、前記小径ピ
ストンと前記シリンダ前端壁の間に、圧縮方向に弾性力
を有し、かつ、前記小径ピストンスプリングより強い弾
性力を有する弾性材を自由長の状態で配置したことを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、作動開始時には、主ピスト
ンおよび遊動ピストンの前進に伴い弾性力の弱い小径ピ
ストンスプリングが圧縮されて、弾性力の強い弾性材が
圧縮されないまま、小径ピストンを遊動ピストンの前進
に対して相対的に後退させ、第二液圧室の急激な液圧の
立ち上がりを抑制する。第一液圧室が失陥した場合、主
ピストンが遊動ピストンに機械的に当接するまでの、第
一液圧室の吐出量に相当する無効ストロークを行った
後、直ちに、弾性材が圧縮されつつ第二液圧室に液圧が
発生する。
ンおよび遊動ピストンの前進に伴い弾性力の弱い小径ピ
ストンスプリングが圧縮されて、弾性力の強い弾性材が
圧縮されないまま、小径ピストンを遊動ピストンの前進
に対して相対的に後退させ、第二液圧室の急激な液圧の
立ち上がりを抑制する。第一液圧室が失陥した場合、主
ピストンが遊動ピストンに機械的に当接するまでの、第
一液圧室の吐出量に相当する無効ストロークを行った
後、直ちに、弾性材が圧縮されつつ第二液圧室に液圧が
発生する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるタンデムマ
スターシリンダを示す断面図である。
スターシリンダを示す断面図である。
【0009】タンデムマスターシリンダ1のボデー2内
部には、シリンダ孔3が形成され、主ピストン4および
遊動ピストン5が、それぞれ移動可能に装填される。ボ
デー2の上部にはリザーバ6が取り付けられ、その内部
には所定量の油液が注入されている。7は取付フラン
ジ、8はサーボモータまたはブレーキペダル(共に図示
せず)によって押動されるプッシュロッドである。
部には、シリンダ孔3が形成され、主ピストン4および
遊動ピストン5が、それぞれ移動可能に装填される。ボ
デー2の上部にはリザーバ6が取り付けられ、その内部
には所定量の油液が注入されている。7は取付フラン
ジ、8はサーボモータまたはブレーキペダル(共に図示
せず)によって押動されるプッシュロッドである。
【0010】シリンダ孔3内において、主ピストン4と
遊動ピストン5との間に第一液圧室9が、また、遊動ピ
ストン5とシリンダ前端壁10との間に第二液圧室11
が、それぞれ形成される。12,13,14,15は、
主ピストン4および遊動ピストン5にそれぞれ取り付け
られ、主ピストン4および遊動ピストン5の移動に伴っ
てシリンダ孔3の内壁を摺動する環状のピストンシール
である。
遊動ピストン5との間に第一液圧室9が、また、遊動ピ
ストン5とシリンダ前端壁10との間に第二液圧室11
が、それぞれ形成される。12,13,14,15は、
主ピストン4および遊動ピストン5にそれぞれ取り付け
られ、主ピストン4および遊動ピストン5の移動に伴っ
てシリンダ孔3の内壁を摺動する環状のピストンシール
である。
【0011】シリンダ孔3の左方の開口端16にはスト
ップリング17が固定され、該ストップリング17によ
って主ピストン4の最大後退位置、すなわち、戻り位置
が設定される。
ップリング17が固定され、該ストップリング17によ
って主ピストン4の最大後退位置、すなわち、戻り位置
が設定される。
【0012】主ピストン4の前端部には係止ロッド18
の一端が螺入され、係止ロッド18の他端にはヘッド部
19が形成される。ヘッド部19はカップ状スプリング
受20の内側に係合可能に配置される。主ピストン4と
カップ状スプリング受20との間には、ヘッド部19と
カップ状スプリング受20との前記係合によって取付荷
重を設定された第一復帰スプリング21が圧縮可能に装
填される。
の一端が螺入され、係止ロッド18の他端にはヘッド部
19が形成される。ヘッド部19はカップ状スプリング
受20の内側に係合可能に配置される。主ピストン4と
カップ状スプリング受20との間には、ヘッド部19と
カップ状スプリング受20との前記係合によって取付荷
重を設定された第一復帰スプリング21が圧縮可能に装
填される。
【0013】22は、第一液圧室9の圧力をリザーバ6
の大気圧に開放するリターンポート、23は、ブレーキ
戻し動作中などにおいて、第一液圧室9の圧力がリザー
バ6の大気圧よりも負圧になったときに、主ピストン4
およびピストンシール13の外周とシリンダ孔3の内壁
との間から、リザーバ6のブレーキ液を第一液圧室9に
吸入させる供給孔、24は、第一液圧室9と一方のブレ
ーキ系統(不図示)とを接続する出力孔である。また、
カップ状スプリング受20によって囲まれた室25は、
小孔26によって常時第一液圧室9と連通されている。
の大気圧に開放するリターンポート、23は、ブレーキ
戻し動作中などにおいて、第一液圧室9の圧力がリザー
バ6の大気圧よりも負圧になったときに、主ピストン4
およびピストンシール13の外周とシリンダ孔3の内壁
との間から、リザーバ6のブレーキ液を第一液圧室9に
吸入させる供給孔、24は、第一液圧室9と一方のブレ
ーキ系統(不図示)とを接続する出力孔である。また、
カップ状スプリング受20によって囲まれた室25は、
小孔26によって常時第一液圧室9と連通されている。
【0014】遊動ピストン5の後部は、カップ状スプリ
ング受20の前部に形成されるカラー部27と常時当接
し、主ピストン4が図1図示の戻り位置にあるとき、遊
動ピストン5は、第一復帰スプリング21の取付荷重に
よって、主ピストン4からの最大離隔位置、すなわち、
図1に示される戻り位置が与えられる。なお、28は遊
動ピストン5の最大後退位置を限定するストップボルト
であり、必要に応じて設けられる。
ング受20の前部に形成されるカラー部27と常時当接
し、主ピストン4が図1図示の戻り位置にあるとき、遊
動ピストン5は、第一復帰スプリング21の取付荷重に
よって、主ピストン4からの最大離隔位置、すなわち、
図1に示される戻り位置が与えられる。なお、28は遊
動ピストン5の最大後退位置を限定するストップボルト
であり、必要に応じて設けられる。
【0015】遊動ピストン5の前部とシリンダ前端壁1
0との間には、第一復帰スプリング21よりも小さな取
付荷重をもつ第二復帰スプリング29が装填され、該第
二復帰スプリング29によって、遊動ピストン5は戻り
方向に付勢される。
0との間には、第一復帰スプリング21よりも小さな取
付荷重をもつ第二復帰スプリング29が装填され、該第
二復帰スプリング29によって、遊動ピストン5は戻り
方向に付勢される。
【0016】30は、第二液圧室11の圧力をリザーバ
6の大気圧に開放するリターンポート、31は、ブレー
キ戻し動作中などにおいて、第二液圧室11の圧力がリ
ザーバ6の大気圧よりも負圧になったときに、遊動ピス
トン5およびピストンシール15の外周とシリンダ孔3
の内壁との間から、リザーバ6のブレーキ液を第二液圧
室11に吸入させる供給孔、32は、第二液圧室11と
もう一方のブレーキ系統(不図示)とを接続する出力孔
である。
6の大気圧に開放するリターンポート、31は、ブレー
キ戻し動作中などにおいて、第二液圧室11の圧力がリ
ザーバ6の大気圧よりも負圧になったときに、遊動ピス
トン5およびピストンシール15の外周とシリンダ孔3
の内壁との間から、リザーバ6のブレーキ液を第二液圧
室11に吸入させる供給孔、32は、第二液圧室11と
もう一方のブレーキ系統(不図示)とを接続する出力孔
である。
【0017】遊動ピストン5の内部には、シリンダ孔3
と同軸上に小径シリンダ33が形成され、該小径シリン
ダ33には小径ピストン34が前後移動可能に装填され
る。35,36は、前記小径ピストン34にそれぞれ取
り付けられ、小径シリンダ33の内壁を摺動する小径ピ
ストンシールである。小径ピストンシール35は、小孔
26を介して第一液圧室9と連通される室25の液圧
を、第二液圧室11と連通される室37の側に漏洩させ
ないために取り付けられ、また、小径ピストンシール3
6は、前記とは逆に、室37の液圧を室25側に漏洩さ
せないために取り付けられる。なお、室37は、小径シ
リンダ33内での小径ピストン34の前進を止めるため
に小径シリンダ33の終端壁部に設けられた係止部38
と、小径ピストン34の前端部との間に形成されてい
る。
と同軸上に小径シリンダ33が形成され、該小径シリン
ダ33には小径ピストン34が前後移動可能に装填され
る。35,36は、前記小径ピストン34にそれぞれ取
り付けられ、小径シリンダ33の内壁を摺動する小径ピ
ストンシールである。小径ピストンシール35は、小孔
26を介して第一液圧室9と連通される室25の液圧
を、第二液圧室11と連通される室37の側に漏洩させ
ないために取り付けられ、また、小径ピストンシール3
6は、前記とは逆に、室37の液圧を室25側に漏洩さ
せないために取り付けられる。なお、室37は、小径シ
リンダ33内での小径ピストン34の前進を止めるため
に小径シリンダ33の終端壁部に設けられた係止部38
と、小径ピストン34の前端部との間に形成されてい
る。
【0018】小径ピストン34には、その後部に、係止
ロッド18のヘッド部19と当接可能に対面するボス3
9が形成され、また、その前部には、圧縮方向に弾性を
有する弾性材としてのコイルスプリング40の後端が挿
入可能な受孔41が形成される。そして、小径ピストン
34は小径ピストンスプリング42により前方へ付勢さ
れ、係止部38に当たっている。コイルスプリング40
は、その後端が小径ピストン34の受孔41に当接し、
遊動ピストン5の前端部43に設けられる貫通孔44を
挿通し、その前端がシリンダ前端壁10に形成される凹
部45に当接するように自由長の状態で配置される。な
お、コイルスプリング40の弾性力は、小径ピストンス
プリング42の弾性力より強い圧縮弾性力が設定され
る。
ロッド18のヘッド部19と当接可能に対面するボス3
9が形成され、また、その前部には、圧縮方向に弾性を
有する弾性材としてのコイルスプリング40の後端が挿
入可能な受孔41が形成される。そして、小径ピストン
34は小径ピストンスプリング42により前方へ付勢さ
れ、係止部38に当たっている。コイルスプリング40
は、その後端が小径ピストン34の受孔41に当接し、
遊動ピストン5の前端部43に設けられる貫通孔44を
挿通し、その前端がシリンダ前端壁10に形成される凹
部45に当接するように自由長の状態で配置される。な
お、コイルスプリング40の弾性力は、小径ピストンス
プリング42の弾性力より強い圧縮弾性力が設定され
る。
【0019】図1に示される復帰状態において、係止ロ
ッド18のヘッド部19と小径ピストン34の後部のボ
ス39との距離Zは、主ピストン4の前端部とカップ状
スプリング受20との距離Xに等しくなるように定めら
れる。すなわち、Z=Xとなるように小径ピストン34
の長さが定められる。
ッド18のヘッド部19と小径ピストン34の後部のボ
ス39との距離Zは、主ピストン4の前端部とカップ状
スプリング受20との距離Xに等しくなるように定めら
れる。すなわち、Z=Xとなるように小径ピストン34
の長さが定められる。
【0020】図1図示実施例の動作について説明する。
先ず、正常動作時の動作について説明する。
先ず、正常動作時の動作について説明する。
【0021】プッシュロッド8が押動されず、主ピスト
ン4および遊動ピストン5が共に図示の戻り位置にある
とき、第一液圧室9および第二液圧室11は、それぞれ
リターンポート22,30を介してリザーバ6に連通さ
れ、大気圧に開放されている。
ン4および遊動ピストン5が共に図示の戻り位置にある
とき、第一液圧室9および第二液圧室11は、それぞれ
リターンポート22,30を介してリザーバ6に連通さ
れ、大気圧に開放されている。
【0022】プッシュロッド8が右方に押動されると、
第二復帰スプリング29より大きな取付荷重をもつ第一
復帰スプリング21の作用により、第二復帰スプリング
29が先に圧縮され、主ピストン4と遊動ピストン5と
が図示の間隔を維持して同時に前進する。したがって、
一方のリターンポート22はピストンシール13によ
り、また、他のリターンポート30はピストンシール1
5により同時に閉鎖され、第二液圧室11が圧縮され
る。
第二復帰スプリング29より大きな取付荷重をもつ第一
復帰スプリング21の作用により、第二復帰スプリング
29が先に圧縮され、主ピストン4と遊動ピストン5と
が図示の間隔を維持して同時に前進する。したがって、
一方のリターンポート22はピストンシール13によ
り、また、他のリターンポート30はピストンシール1
5により同時に閉鎖され、第二液圧室11が圧縮され
る。
【0023】コイルスプリング40は、非作動状態(液
圧が発生していない状態)では自由長の状態に置かれて
おり、その弾性力は零となっているが、液圧発生状態で
圧縮されると、その弾性力は小径ピストンスプリング4
2の弾性力より強くなるように設定されている。したが
って、上記のようにして遊動ピストン5が前進すると、
小径ピストンスプリング42と、小径ピストンスプリン
グ42より強い弾性力を有するコイルスプリング40と
により保持されている小径ピストン34を小径ピストン
スプリング42を圧縮させながら遊動ピストン5に対し
て相対的に後退させ、室25の容積が減少し、室37の
容積が増大する。したがって、遊動ピストン5の前進行
程量は、出力孔32より排出される量と室37の容積増
大量との和に対応し、小径ピストン34を持たないもの
に比較して大きなものとなり、ピストンシール15がリ
ターンポート30を通過するまで、第二液圧室11の液
圧立ち上がりが緩和され、リターンポート30によるピ
ストンシール15のかじれが防止される(この効果は、
図4に示す従来技術と同様である)。
圧が発生していない状態)では自由長の状態に置かれて
おり、その弾性力は零となっているが、液圧発生状態で
圧縮されると、その弾性力は小径ピストンスプリング4
2の弾性力より強くなるように設定されている。したが
って、上記のようにして遊動ピストン5が前進すると、
小径ピストンスプリング42と、小径ピストンスプリン
グ42より強い弾性力を有するコイルスプリング40と
により保持されている小径ピストン34を小径ピストン
スプリング42を圧縮させながら遊動ピストン5に対し
て相対的に後退させ、室25の容積が減少し、室37の
容積が増大する。したがって、遊動ピストン5の前進行
程量は、出力孔32より排出される量と室37の容積増
大量との和に対応し、小径ピストン34を持たないもの
に比較して大きなものとなり、ピストンシール15がリ
ターンポート30を通過するまで、第二液圧室11の液
圧立ち上がりが緩和され、リターンポート30によるピ
ストンシール15のかじれが防止される(この効果は、
図4に示す従来技術と同様である)。
【0024】一方、室25の容積減少によって、主ピス
トン4と遊動ピストン5の相対離隔位置が変化しなくて
も、第一液圧室9に液圧が発生される。しかし、この液
圧は小径ピストン34の有効面積と遊動ピストン5に対
する小径ピストン34の相対的後退量の積に対応するも
のであり、ピストンシール13がリターンポート22に
よってかじられるようには作用せず、ほとんど出力孔2
4からの排出量となって消費される。
トン4と遊動ピストン5の相対離隔位置が変化しなくて
も、第一液圧室9に液圧が発生される。しかし、この液
圧は小径ピストン34の有効面積と遊動ピストン5に対
する小径ピストン34の相対的後退量の積に対応するも
のであり、ピストンシール13がリターンポート22に
よってかじられるようには作用せず、ほとんど出力孔2
4からの排出量となって消費される。
【0025】以上のようにして、主ピストン4および遊
動ピストン5が前進し、ピストンシール13,15がそ
れぞれリターンポート22,30を通過すると、第二復
帰スプリング29の圧縮によって、第一復帰スプリング
21と第二復帰スプリング29との荷重差が減少する。
この第一復帰スプリング21と第二復帰スプリング29
との荷重均衡状態において、遊動ピストン5は液圧によ
って前後に遊動されるので、第一液圧室9の液圧と第二
液圧室11の液圧とが均衡されたものとなり、出力孔2
4,32から出力される液圧は同圧力となって、それぞ
れの油圧制動系統に排出され、制動装置が作動する。
動ピストン5が前進し、ピストンシール13,15がそ
れぞれリターンポート22,30を通過すると、第二復
帰スプリング29の圧縮によって、第一復帰スプリング
21と第二復帰スプリング29との荷重差が減少する。
この第一復帰スプリング21と第二復帰スプリング29
との荷重均衡状態において、遊動ピストン5は液圧によ
って前後に遊動されるので、第一液圧室9の液圧と第二
液圧室11の液圧とが均衡されたものとなり、出力孔2
4,32から出力される液圧は同圧力となって、それぞ
れの油圧制動系統に排出され、制動装置が作動する。
【0026】図2は、第一液圧室9の失陥時に第二液圧
室11のみで作動を行う過程における、本発明と従来技
術との、係止ロッド18のヘッド部19と小径ピストン
34の後部のボス39との位置関係の相違について示す
図であり、同図(a)は、図1に示す本発明の一実施例
による場合を示し、同図(b)は、図4に示す従来技術
の場合を示す。図2では、第一液圧室9(52)側失陥
の場合の、主ピストン4(61)の前端部とカップ状ス
プリング受20(62)とが当接する直前の状態を示し
ている。なお、図2(b)における符号は、前述の図4
における符号と同様である。
室11のみで作動を行う過程における、本発明と従来技
術との、係止ロッド18のヘッド部19と小径ピストン
34の後部のボス39との位置関係の相違について示す
図であり、同図(a)は、図1に示す本発明の一実施例
による場合を示し、同図(b)は、図4に示す従来技術
の場合を示す。図2では、第一液圧室9(52)側失陥
の場合の、主ピストン4(61)の前端部とカップ状ス
プリング受20(62)とが当接する直前の状態を示し
ている。なお、図2(b)における符号は、前述の図4
における符号と同様である。
【0027】何らかの原因により第一液圧室9に接続さ
れる油圧制動系統が失陥した場合にプッシュロッド8が
押動されると、最初に、主ピストン4が図1に示す距離
Xの無効ストローク分を前進し、その前端部がカップ状
スプリング受20に当接する。図2(a)に示すよう
に、ちょうどこのとき、係止ロッド18のヘッド部19
が小径ピストン34のボス39に当接する位置に達する
ように小径ピストン34の後端部の長さが形成されてい
ることにより、以後、主ピストン4の前進につれて遊動
ピストン5と小径ピストン34とが相対位置を変化させ
ることなく、小径ピストン34がコイルスプリング40
を圧縮させつつ前進する。これにより第二液圧室11の
液圧が上昇するが、この時の遊動ピストン5のストロー
クはコイルスプリング40の圧縮長により賄われるの
で、係止ロッド18のヘッド部19と小径ピストン34
の後部のボス39との距離である図1図示のZに含まれ
なくて済むことになる。
れる油圧制動系統が失陥した場合にプッシュロッド8が
押動されると、最初に、主ピストン4が図1に示す距離
Xの無効ストローク分を前進し、その前端部がカップ状
スプリング受20に当接する。図2(a)に示すよう
に、ちょうどこのとき、係止ロッド18のヘッド部19
が小径ピストン34のボス39に当接する位置に達する
ように小径ピストン34の後端部の長さが形成されてい
ることにより、以後、主ピストン4の前進につれて遊動
ピストン5と小径ピストン34とが相対位置を変化させ
ることなく、小径ピストン34がコイルスプリング40
を圧縮させつつ前進する。これにより第二液圧室11の
液圧が上昇するが、この時の遊動ピストン5のストロー
クはコイルスプリング40の圧縮長により賄われるの
で、係止ロッド18のヘッド部19と小径ピストン34
の後部のボス39との距離である図1図示のZに含まれ
なくて済むことになる。
【0028】すなわち、従来の技術では、図2(b)お
よび図4に示すように、ロッド部材57が非弾性体であ
ったため、係止ロッド59のヘッド部60と小径ピスト
ン56の後部のボス58との距離Zは、平常時の主ピス
トン61の前端部とカップ状スプリング受62との距離
Xと、遊動ピストン54の前端部63とシリンダ前端壁
64との距離Yとの和だけ必要であった(Z=X+Y)
が、図1に示す本発明の一実施例によれば、係止ロッド
18のヘッド部19と小径ピストン34の後部のボス3
9との距離であるZは、戻り位置における主ピストン4
の前端部とカップ状スプリング受20との距離Xだけあ
ればよい(Z=X)ので、第一液圧室9側失陥時の第二
液圧室11側の液圧上昇に要する時間遅延をそれだけ短
縮することができる。
よび図4に示すように、ロッド部材57が非弾性体であ
ったため、係止ロッド59のヘッド部60と小径ピスト
ン56の後部のボス58との距離Zは、平常時の主ピス
トン61の前端部とカップ状スプリング受62との距離
Xと、遊動ピストン54の前端部63とシリンダ前端壁
64との距離Yとの和だけ必要であった(Z=X+Y)
が、図1に示す本発明の一実施例によれば、係止ロッド
18のヘッド部19と小径ピストン34の後部のボス3
9との距離であるZは、戻り位置における主ピストン4
の前端部とカップ状スプリング受20との距離Xだけあ
ればよい(Z=X)ので、第一液圧室9側失陥時の第二
液圧室11側の液圧上昇に要する時間遅延をそれだけ短
縮することができる。
【0029】また、図1において、第二液圧室11側失
陥時には、遊動ピストン5がシリンダ前端壁10に当接
した(無効ストロークY)後、第一液圧室9の液圧が上
昇する。このとき、小径ピストン34のボス39が係止
ロッド18のヘッド部19に一旦当接するが、第一液圧
室9における液圧上昇により小径ピストン34は前進し
て、小径シリンダ33の係止部38で止まる。
陥時には、遊動ピストン5がシリンダ前端壁10に当接
した(無効ストロークY)後、第一液圧室9の液圧が上
昇する。このとき、小径ピストン34のボス39が係止
ロッド18のヘッド部19に一旦当接するが、第一液圧
室9における液圧上昇により小径ピストン34は前進し
て、小径シリンダ33の係止部38で止まる。
【0030】図3は、第一液圧室9側失陥時の第二液圧
室11の液圧と主ピストン4の作動量との関係を示す図
である。
室11の液圧と主ピストン4の作動量との関係を示す図
である。
【0031】従来技術では、破線により示すように液圧
の上昇にZ=X+Yに相当する時間遅延を生じていた
が、本発明によれば時間遅延はZ=Xに相当する時間で
済むことから、リターンポート22,30によるピスト
ンシール13,15のかじれを防止しつつ、失陥時にお
けるタンデムマスターシリンダ1から制動装置に伝達さ
れる制動圧力のタイムラグを減少させることができる。
の上昇にZ=X+Yに相当する時間遅延を生じていた
が、本発明によれば時間遅延はZ=Xに相当する時間で
済むことから、リターンポート22,30によるピスト
ンシール13,15のかじれを防止しつつ、失陥時にお
けるタンデムマスターシリンダ1から制動装置に伝達さ
れる制動圧力のタイムラグを減少させることができる。
【0032】なお、図1の実施例では弾性材としてコイ
ルスプリング40を用いているが、これには限らず、ゴ
ムや合成樹脂などの弾性材に代えることができる。
ルスプリング40を用いているが、これには限らず、ゴ
ムや合成樹脂などの弾性材に代えることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小径シリンダ内での小径ピストンの前進を止める係止部
を小径シリンダに設け、小径ピストンとシリンダ前端壁
の間に、圧縮方向に弾性力を有し、かつ、小径ピストン
を前進方向に付勢する小径ピストンスプリングより強い
弾性力を有する弾性材を自由長の状態で配置し、以て、
第一液圧室が失陥した場合、主ピストンが遊動ピストン
に機械的に当接するまでの、第一液圧室の吐出量に相当
する無効ストロークを行った後、直ちに、弾性材が圧縮
されつつ第二液圧室に液圧が発生するようにしたので、
第一液圧室が失陥した場合において、第二液圧室におけ
る液圧上昇に要する時間遅延を短縮することができる。
小径シリンダ内での小径ピストンの前進を止める係止部
を小径シリンダに設け、小径ピストンとシリンダ前端壁
の間に、圧縮方向に弾性力を有し、かつ、小径ピストン
を前進方向に付勢する小径ピストンスプリングより強い
弾性力を有する弾性材を自由長の状態で配置し、以て、
第一液圧室が失陥した場合、主ピストンが遊動ピストン
に機械的に当接するまでの、第一液圧室の吐出量に相当
する無効ストロークを行った後、直ちに、弾性材が圧縮
されつつ第二液圧室に液圧が発生するようにしたので、
第一液圧室が失陥した場合において、第二液圧室におけ
る液圧上昇に要する時間遅延を短縮することができる。
【図1】本発明の一実施例であるタンデムマスターシリ
ンダの断面図である。
ンダの断面図である。
【図2】第一液圧室失陥時に第二液圧室のみで作動を行
う過程における、本発明と従来技術との、係止ロッドの
ヘッド部と小径ピストンの後部のボスとの位置関係の相
違について示す図である。
う過程における、本発明と従来技術との、係止ロッドの
ヘッド部と小径ピストンの後部のボスとの位置関係の相
違について示す図である。
【図3】第一液圧室側失陥時の第二液圧室11液圧と主
ピストンの作動量との関係を示す図である。
ピストンの作動量との関係を示す図である。
【図4】従来のタンデムマスターシリンダの一例を示す
断面図である。
断面図である。
1 タンデムマスターシリンダ 2 ボデー 3 シリンダ孔 4 主ピストン 5 遊動ピストン 6 リザーバ 7 取付フランジ 8 プッシュロッド 9 第一液圧室 10 シリンダ前端壁 11 第二液圧室 12〜15 ピストンシール 16 開口端 17 ストップリング 18 係止ロッド 19 ヘッド部 20 カップ状スプリング受 21 第一復帰スプリング 22,30 リターンポート 23,31 供給孔 24,32 出力孔 25,37 室 26 小孔 27 カラー部 28 ストップボルト 29 第二復帰スプリング 33 小径シリンダ 34 小径ピストン 35,36 小径ピストンシール 38 係止部 39 ボス 40 コイルスプリング(弾性材) 41 受孔 42 小径ピストンスプリング 43 前端部 44 貫通孔 45 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ孔の終端部に主ピストンを、該
主ピストンとシリンダ前端壁との間に遊動ピストンを、
それぞれ前記シリンダ孔内に移動可能に配置し、前記主
ピストンと遊動ピストンとの間に第一液圧室を、前記遊
動ピストンとシリンダ前端壁との間に第二液圧室を、そ
れぞれ形成し、前記遊動ピストン後方の第一復帰スプリ
ングの取付荷重を前記遊動ピストン前方の第二復帰スプ
リングの取付荷重より大きく設定し、前記主ピストンお
よび遊動ピストンの前端部に取り付けられたピストンシ
ールによって開閉されるリターンポートを前記シリンダ
孔に設け、前記遊動ピストンに、前記シリンダ孔に同軸
上に形成され、前記第一液圧室および第二液圧室に連通
する小径シリンダを設け、該小径シリンダに、前記第一
液圧室と第二液圧室とを区画する小径ピストンと、該小
径ピストンを前記第二液圧室側に付勢する小径ピストン
スプリングとを装填したタンデムマスターシリンダにお
いて、前記小径シリンダ内での前記小径ピストンの前進
を止める係止部を前記小径シリンダに設け、前記小径ピ
ストンと前記シリンダ前端壁の間に、圧縮方向に弾性力
を有し、かつ、前記小径ピストンスプリングより強い弾
性力を有する弾性材を自由長の状態で配置したことを特
徴とするタンデムマスターシリンダ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24243394A JPH08104226A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | タンデムマスターシリンダ |
| US08/524,204 US5561980A (en) | 1994-09-12 | 1995-09-08 | Tandem master cylinder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24243394A JPH08104226A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | タンデムマスターシリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08104226A true JPH08104226A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17089027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24243394A Pending JPH08104226A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | タンデムマスターシリンダ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5561980A (ja) |
| JP (1) | JPH08104226A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101134903B1 (ko) | 2007-03-23 | 2012-04-17 | 주식회사 만도 | 브레이크시스템용 마스터실린더 |
| DE102017223584A1 (de) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | Robert Bosch Gmbh | Hauptbremszylinder für ein Bremssystem eines Fahrzeugs |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4078386A (en) * | 1976-08-26 | 1978-03-14 | The Bendix Corporation | Master cylinder assembly |
| DE3725791C1 (ja) * | 1987-08-04 | 1989-02-02 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart, De | |
| US5018353A (en) * | 1989-04-03 | 1991-05-28 | General Motors Corporation | Center compensating master cylinder |
| DE3923459A1 (de) * | 1989-07-15 | 1991-01-17 | Teves Gmbh Alfred | Betaetigungseinheit fuer eine hydraulische kraftfahrzeugbremsanlage |
| GB2236819B (en) * | 1989-09-14 | 1993-07-14 | Gen Motors France | Dual master cylinder |
| US4998950A (en) * | 1990-02-02 | 1991-03-12 | General Motors Corporation | Center compensating master cylinder |
| JPH0525705A (ja) * | 1991-07-10 | 1993-02-02 | Kuraray Co Ltd | 複合繊維の製造方法および紡糸装置 |
| JPH0621098A (ja) * | 1992-07-03 | 1994-01-28 | Seiko Epson Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP24243394A patent/JPH08104226A/ja active Pending
-
1995
- 1995-09-08 US US08/524,204 patent/US5561980A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5561980A (en) | 1996-10-08 |
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