JPH08105337A - 可変気筒機構付き内燃機関 - Google Patents

可変気筒機構付き内燃機関

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JPH08105337A
JPH08105337A JP6241715A JP24171594A JPH08105337A JP H08105337 A JPH08105337 A JP H08105337A JP 6241715 A JP6241715 A JP 6241715A JP 24171594 A JP24171594 A JP 24171594A JP H08105337 A JPH08105337 A JP H08105337A
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雅彦 久保
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真一 村田
Katsunori Ueda
克則 上田
Akio Shimoda
瑛夫 霜田
Hideo Nakai
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、可変気筒機構付き内燃機関に関
し、休筒モードから全筒モードへの切り換え時のショッ
クを大幅に低減することを目的とする。 【構成】 全筒モードと休筒モードとを切り換えうる可
変気筒機構48と、可変気筒機構48を制御する可変気
筒制御手段70と、各気筒毎に燃料を供給しうる燃料供
給手段FSと、燃料供給制御手段71と、点火手段75
を制御する点火時期制御手段73とをそなえ、内燃機関
1が休筒モード選択時には燃料供給制御手段FSを通じ
て休筒中の気筒への燃料供給を停止するように設定され
た可変気筒機構付き内燃機関において、燃料供給制御手
段71が、休筒モードから全筒モードへ切り換え時に、
時間差を与えつつ順次燃料供給を開始していくととも
に、点火時期制御手段73がこの燃料供給の開始に対し
て点火時期をリタードするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の気筒を全て作動
させる全筒モードと一部の気筒の作動を停止させる休筒
モードとを切り換え可能に構成された、可変気筒機構付
き内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の車両に用いられる内燃
機関(エンジン)では、低負荷運転時には、エンジンの
複数気筒のうちの一部の気筒を休止させることにより燃
費の低減を図り、又高負荷運転時には、全気筒を作動さ
せてドライバビリティを向上させるような、いわゆる可
変気筒機構付きエンジン(又は休筒機構付きエンジン)
が実用化されている。
【0003】このような可変気筒機構付きエンジンで
は、例えば、吸排気弁の開閉用カムに当接するカムフォ
ロワをそなえたロッカアームと、上記吸排気弁のバルブ
ステムに当接して吸排気弁に開閉駆動力を直接伝達する
サブロッカアームをそなえたロッカシャフトと、を分離
可能に構成し、エンジン負荷やスロットル開度に応じ
て、これらのサブロッカアームとロッカシャフトとを分
離したり結合したりすることで休筒モードと全筒モード
とを実現している。
【0004】ところで、エンジンの運転状態に応じて、
一部の気筒を休止させる状態(以下、このような運転状
態を休筒モードという)から全気筒を作動させるような
状態(以下、全筒モードという)へ切り換える際には、
今まで作動していなかった気筒の分だけエンジントルク
(又は、エンジン出力)が増大するので、このエンジン
トルク差(エンジン出力差)が切換ショックとしてドラ
イバに伝わり、不快感を与えることがあった。
【0005】これに対して、特開昭56−154138
号公報には、2つのメモリ(ROM)をそなえ、休筒モ
ードと全筒モードとの切り換え時にこれらのメモリを切
り換えて点火時期と燃料噴射量とを変更するようにした
技術が開示されている。また、特開平5−180135
号公報には、休筒モードと全筒モードとの切り換え時に
点火時期をリタードさせることにより、切り換え時のト
ルク変化に伴うショックを低減するようにした技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭56−154138号公報では、点火時期と燃料噴
射量との両方をきめ細かく制御するものではなく、切り
換えショックを大幅に低減できるものではないという課
題がある。また、上記特開平5−180135号公報に
開示された技術では、点火時期のリタードのみで切り換
えショックを低減しようとするもので、さらなるショッ
ク低減が望まれていた。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、休筒モードから全筒モードへの切り換え時のショ
ックを大幅に低減できるようにした、可変気筒機構付き
内燃機関を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の可変気筒機構付き内燃機関は、複数の気筒を
有する内燃機関であって、該複数の気筒を全て作動させ
る全筒モードと該複数の気筒のうちの一部の気筒への吸
気導入を遮断することで該一部の気筒の作動を停止させ
る休筒モードとを切り換えうる可変気筒機構と、該内燃
機関の負荷状態に基づいて該機関負荷が小さい場合には
該休筒モードで運転し該機関負荷が大きい場合には該全
筒モードで運転するように該可変気筒機構の作動を制御
する可変気筒制御手段と、各気筒毎に燃料を供給しうる
燃料供給手段と、該燃料供給手段による燃料供給の有無
及び燃料供給時の燃料供給タイミングを制御する燃料供
給制御手段と、点火手段を制御する点火時期制御手段と
をそなえ、該休筒モード時に複数の気筒の作動が停止す
るように設定されるとともに、該内燃機関が該休筒モー
ド選択時には該燃料供給制御手段を通じて休筒中の気筒
への燃料供給を停止するように設定された可変気筒機構
付き内燃機関において、該燃料供給制御手段が、該休筒
モードから該全筒モードへ切り換えられた時に、吸気導
入を開始された複数の気筒について時間差を与えつつ順
次燃料供給を開始していくとともに、該点火時期制御手
段が、この燃料供給の開始に対して点火時期をリタード
させるように設定されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の本発明の可変気筒機
構付き内燃機関は、請求項1記載の構成に加えて、該点
火時期制御手段による燃料供給の開始時の点火時期のリ
タードが、燃料供給の開始後に該内燃機関の出力が増加
し始めるまでの時間差に基づいて該燃料供給の開始時点
よりも遅れて開始されることを特徴としている。また、
請求項3記載の本発明の可変気筒機構付き内燃機関は、
上記請求項1又は2記載の構成に加えて、該点火時期制
御手段による燃料供給の開始時の点火時期のリタード
が、該休筒モードから該全筒モードへの切換時に時間差
を与えつつ順次燃料供給を開始されていく気筒の全てに
ついて行なわれるように設定されていることを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項4記載の本発明の可変気筒機
構付き内燃機関は、上記請求項1又は2記載の構成に加
えて、該点火時期制御手段による燃料供給の開始時の点
火時期のリタードが、該休筒モードから該全筒モードへ
の切換時に時間差を与えつつ順次燃料供給を開始されて
いく気筒のうち最後に燃料供給を開始されていく気筒に
ついてのみ行なわれるように設定されていることを特徴
としている。
【0011】さらに、請求項5記載の本発明の可変気筒
機構付き内燃機関は、上記請求項1〜4記載の構成に加
えて、該休筒モードから該全筒モードへ切り換えられた
時に、このモード切換時点から所定期間だけ遅れて燃料
供給の開始制御が開始されるように設定されていること
を特徴としている。
【0012】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の可変気筒機構付
き内燃機関では、可変気筒機構により、複数の気筒を有
する内燃機関の全気筒を作動させる全筒モードと一部の
気筒への吸気導入を遮断することで一部の気筒の作動を
停止させる休筒モードとが切り換えられる。
【0013】また、上記の可変気筒機構は、可変気筒制
御手段により制御され、内燃機関の負荷状態に基づいて
機関負荷が小さい場合には休筒モードで運転し機関負荷
が大きい場合には全筒モードで運転するように制御され
る。このとき、内燃機関が休筒モードを選択すると、燃
料供給制御手段を通じて休筒中の気筒への燃料供給がそ
れぞれ停止され、燃料が効率的に用いられる。
【0014】そして、この可変気筒機構付き内燃機関で
は、休筒モードから全筒モードへ切り換えられると、燃
料供給制御手段により、吸気導入を開始された複数の気
筒について時間差を与えつつ順次燃料供給が開始される
とともに、点火時期制御手段により、この燃料供給の開
始に対して点火時期をリタードすることにより、休筒モ
ードから全筒モードへの切り換えを滑らかなものとして
いる。
【0015】上述の請求項2記載の本発明の可変気筒機
構付き内燃機関では、点火時期制御手段による燃料供給
の開始時の点火時期のリタードを、燃料供給の開始後に
内燃機関の出力が増加し始めるまでの時間差に基づいて
燃料供給の開始時点よりも遅れて開始する。上述の請求
項3記載の本発明の可変気筒機構付き内燃機関では、休
筒モードから全筒モードへの切換時に時間差を与えつつ
順次燃料供給を開始されていく気筒の全てについて、点
火時期制御手段による燃料供給の開始時の点火時期のリ
タードを行なう。
【0016】上述の請求項4記載の本発明の可変気筒機
構付き内燃機関では、休筒モードから全筒モードへの切
換時に時間差を与えつつ順次燃料供給を開始されていく
気筒のうち最後に燃料供給を開始されていく気筒につい
てのみ、点火時期制御手段による燃料供給の開始時の点
火時期のリタードを行なう。上述の請求項5記載の本発
明の可変気筒機構付き内燃機関では、休筒モードから全
筒モードへ切り換えられた時に、このモード切換時点か
ら所定期間だけ遅れて燃料供給の開始制御を開始する。
【0017】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について
説明すると、図1〜図5は本発明の第1実施例としての
可変気筒機構付き内燃機関を示すもので、図1はその制
御内容に着目した制御ブロック図、図2はその構成を模
式的に示す模式図、図3はその要部構成を示す部分断面
図、図4(a)〜(f)はいずれもその動作を説明する
ためのタイムチャート、図5はその動作を説明するため
のフローチャートである。
【0018】さて、本実施例の可変気筒機構付き内燃機
関は、図2に示すように、DOHC直列4気筒のガソリ
ン燃料を用いる燃料噴射式エンジン(以下、内燃機関を
エンジンという)1である。このエンジン1のシリンダ
ヘッド2には、各気筒に連通可能なインテークマニホル
ドIMの一端が取り付けられ、インテークマニホルドI
Mの他端にはサージタンク37が取り付けられて、吸気
路IRを構成しており、吸気路IRはさらに、サージタ
ンク37に連通する吸気管やエアクリーナ38等をそな
えている。
【0019】シリンダヘッド2の他側には、各気筒に連
通可能なエキゾーストマニホルドEMが取り付けられ、
エキゾーストマニホルドEMには排気管等からなる排気
路ERが連結されている。吸気路IRにおけるエアクリ
ーナ38の下流側には、スロットルバルブ40が配設さ
れており、スロットルバルブ40の回転軸41は、ステ
ッパモータをそなえた弁駆動アクチュエータ42により
回動されるように構成されている。
【0020】弁駆動アクチュエータ42は、後述のエン
ジンコントロールユニット(ECU)32に接続され、
所定の制御信号により所望の回転を行なわせるように構
成されている。また、スロットルバルブ40には、その
スロットル開度に相当するスロットル開度信号θsをE
CU32に出力するスロットル開度センサ36が取り付
けられている。
【0021】さらに、吸気路IRのサージタンク37に
は、吸気管負圧に応じた負圧信号Pbを出力する負圧セ
ンサ35が装着されている。ところで、各気筒の図示し
ない吸気ポートは図示しない吸気弁により、図示しない
排気ポートは、やはり図示しない排気弁により開閉され
るようになっており、各吸排気弁は周知のDOHC式の
動弁系4により駆動されるようになっている。
【0022】動弁系4は、シリンダヘッド2に取り付け
られた吸排カム軸5,6と、吸排ロッカ軸7,8をそな
えている。吸排カム軸5,6それぞれの一端にはタイミ
ングギヤ9,10が固着され、タイミングギヤ9,10
がタイミングベルト11を介し、図示しないクランクシ
ャフト側に連結されて、エンジン回転の1/2の回転数
で駆動されるように構成されている。
【0023】なお、吸排ロッカ軸7,8は、各気筒ごと
に分断して装備されている。そして、各気筒の吸排気弁
は全て周知の動弁系で開閉されるように構成されてお
り、その一例が、本出願人による特願平4−23232
2号の明細書および図面に開示されている。この動弁系
には、可変気筒機構48(図3参照)の要部を成す休筒
・全筒切換機構50(図3参照)を有する低高切換手段
(モード切換機構)ML,MHが装着されている。な
お、詳しくは後述するが、この休筒・全筒切換機構50
は吸排気弁停止機構を兼ねている。モード切換機構M
L,MHは、切換油路23を油圧ポンプ25に対し断続
可能に連結する1,4気筒用の低電磁弁26および2,
3気筒用の低電磁弁30をそなえている。また、モード
切換機構ML,MHは、切換油路24を油圧ポンプ25
に対し断続可能に連結する1,4気筒用の高電磁弁27
および2,3気筒用の高電磁弁31とをそなえている。
なお、油圧ポンプ25は、図示のようにオイルタンクに
連通接続されている。
【0024】低高電磁弁26,30,27,31は、そ
れぞれ3方弁で構成されており、いずれもオン時に後述
する油圧ピストンの駆動用圧油を供給し、オフ時に油圧
アクチュエータをドレーンに接続するようになってい
る。このように、電磁弁26,30,27,31は油圧
ピストン駆動用油圧を制御する弁(=Oil Controle Val
ve)であるため、以下、OCVともいう。
【0025】これらの低高電磁弁26,30,27,3
1は、ECU32に接続されており、このECU32か
らの制御信号により所望の切換動作が行なわれるように
構成されている。さらに、モード切換機構ML,MH
は、低電磁弁26,30と高電磁弁27,31とが共に
オフのとき、低速モードで図示しない吸排気弁を駆動す
るようになっている。他方、低高電磁弁26,30,2
7,31が共にオンのとき、図示しない吸排気弁を高速
モードで駆動するようになっている。
【0026】さらに、低電磁弁26のみオンの場合に
は、休筒気筒としての第1気筒(#1)と第4気筒(#
4)における図示しない吸排気弁を空作動させる休筒モ
ードが達成されるようになっている。この休筒状態とな
りうる第1気筒(#1)及び第4気筒(#4)における
モード切換機構ML,MH(これが、休筒・全筒切換機
構50に相当する)について、図3を参照しながら説明
すると、これらの第1及び第4気筒には、吸気弁及び排
気弁を開閉駆動するために2つののロッカアーム51,
52がそなえられており、ロッカアーム51は図示しな
い高速用カムによって駆動され、ロッカアーム52は図
示しない低速用カムによって駆動される。
【0027】これらのロッカアーム51,52は、それ
ぞれ切換機構としての油圧ピストン53,54を介し
て、吸気弁又は排気弁に当接してこれを駆動しうるTレ
バー55と連動しうるようになっている。油圧ピストン
53,54は、各ロッカアーム51,52に形成された
嵌入穴51A,52Aへ頭部を嵌入させるとロッカアー
ム51,52とTレバー55とを一体作動させるよう連
結し、嵌入穴51A,52Aから頭部を離脱させるとロ
ッカアーム51,52とTレバー55との連結を解除す
る。
【0028】油圧ピストン53はリターンスプリング5
6により嵌入穴51Aから頭部を離脱させるように付勢
されており、油室53Aに油圧供給を受けると嵌入穴5
1Aへ頭部を嵌入させる。油圧ピストン54はリターン
スプリング57により嵌入穴52Aに頭部を嵌入させる
ように付勢されており、油室54Aに油圧供給を受ける
と嵌入穴52Aから頭部を離脱させる。
【0029】これにより、油圧ピストン53へ油圧供給
するとロッカアーム51とTレバー55とが連結され、
油圧ピストン53の油圧を除去するとロッカアーム51
とTレバー55との連結が解除される。また、油圧ピス
トン54へ油圧供給するとロッカアーム52とTレバー
55との連結が解除され、油圧ピストン54の油圧を除
去するとロッカアーム52とTレバー55とが連結され
る。
【0030】ロッカアーム51は低速用カムを包含する
ようなカムプロフィルを有する高速用カムによって駆動
されるので、ロッカアーム51の動きはロッカアーム5
2の動きを包含する。このため、ロッカアーム51がT
レバー55に連結されると、ロッカアーム52の連結・
非連結に係わらず、Tレバー55は高速用カムによって
駆動され、吸気弁及び排気弁が全筒高速モードで駆動さ
れる。
【0031】ロッカアーム51のTレバー55との連結
が解除されると、ロッカアーム52がTレバー55に連
結されると、Tレバー55は低速用カムによって駆動さ
れ、吸気弁及び排気弁が全筒低速モードで駆動される。
また、ロッカアーム51のTレバー55との連結が解除
されて、ロッカアーム52のTレバー55との連結も解
除されると、Tレバー55は駆動されないため、吸気弁
及び排気弁が開動されない休筒モードが実現する。
【0032】油室53A内の油圧は、高電磁弁(高速用
OCV)27により制御され、油室54A内の油圧は低
電磁弁(低速・休筒用OCV)26により制御される。
つまり、高電磁弁27をオン(油圧供給)とすると全筒
高速モードとなり、高電磁弁27及び低電磁弁26を共
にオフ(油圧除去)とすると全筒低速モードとなり、高
電磁弁27をオフ(油圧除去)として低電磁弁26をオ
フ(油圧供給)とするとこの気筒が休筒する休筒モード
となる。
【0033】これらの低電磁弁26及び高電磁弁27
は、前述のように、低電磁弁30及び高電磁弁31とと
もに、ECU32により制御される。なお、油室53A
にはエンジン側の図示しないエンジンポンプからの油路
の上流側から高圧の油圧を供給されるようになってお
り、高電磁弁27を通じて高いレスポンスの要求される
油圧ピストン53を駆動しうるようになっておる。油室
54Aにはエンジン側の図示しないエンジンポンプから
の油路の下流側の圧力低下した油圧をポンプ60で加圧
しアキュムレータ61で蓄圧しながら供給されるように
なっており、低電磁弁26を通じて安定した油圧で油圧
ピストン54を駆動しうるようになっておる。
【0034】再び図2を参照するが、エンジン1のシリ
ンダヘッド2には、燃料供給手段FSが装着されてお
り、燃料供給手段FSは、各気筒の図示しない吸気ポー
トに燃料を噴射する4個のインジェクタ28と、燃圧調
整手段29とをそなえている。燃圧調整手段29は、各
インジェクタ28に対し、燃料供給源44からの燃料を
定圧調整した上で供給するように構成されており、これ
らのインジェクタ28が、噴射駆動制御を行なう燃料制
御手段としてのECU32に接続されている。
【0035】ここで、ECU32によるエンジン制御に
関して説明すると、図1に示すように、ECU32は、
マイクロコンピュータでその要部を構成され、運転情報
に応じて設定された作動モードに応じて低電磁弁26,
30及び高電磁弁27,31とともにインジェクタ駆動
制御や点火時期制御等を行なうように構成されている。
【0036】可変気筒制御を含むエンジン運転モード制
御に着目すると、ECU32には、エンジン運転モード
を制御する機能(以下、モード制御手段という)70が
そなえられ、このモード制御手段70は、可変気筒制御
も行なうので可変気筒制御手段としても機能する。つま
り、本エンジンの運転モードは、上述のように、各電磁
弁26,30,27,31のオン・オフにより、第1気
筒及び第4気筒を休筒する休筒モードと、全筒の吸気弁
・排気弁を低速モードで運転する全筒低速モードと、全
筒の吸気弁・排気弁を高速モードで運転する全筒高速モ
ードとを選択でき、モード制御手段70では、これらの
モードの中から1つを選択して、吸気弁・排気弁の作動
や燃料供給状態やアイドルスピードコントローラ(IS
C)64(図3参照)を介してアイドルスピード制御等
を行なう。
【0037】これらのモードの選択は、エンジン負荷及
びエンジンの回転速度(以下、エンジン回転数という)
Neに応じて行なうようになっている。ここで、エンジ
ン負荷に相当する量として、スロットル開度TPSが用
いられている。このため、図3に示すように、スロット
ル開度センサ36とエンジン回転数センサ33とがEC
U32に接続されている。
【0038】また、モード制御手段70では、図示しな
いモード判定部で休筒モードと全筒モード(全筒モード
の場合更に全筒低速モードと全筒高速モード)との判定
を行ない、このモード判定部による判定結果から、モー
ド設定部で選択モードを設定し、この設定モードに応じ
て、吸気弁・排気弁の作動や燃料供給制御やアイドルス
ピード制御等を行なう。
【0039】吸気弁・排気弁の作動制御は、前述の低電
磁弁26,30及び高電磁弁27,31を通じてモード
切換機構ML,MHを切り換えながら行なわれる。図1
中では、モード切換機構ML,MH中の休筒・全筒切換
機構50の機能に着目して示しており、休筒・全筒切換
制御は低電磁弁(低速・休筒用OCV)26及び高電磁
弁(高速用OCV)27を通じて休筒・全筒切換機構5
0を切り換えながら行なわれる。
【0040】また、図1に示すように、ECU32に
は、燃料供給制御手段71及び点火時期制御手段73が
設けられており、燃料供給手段FSは、ECU32内の
燃料供給制御手段71からの制御信号にしたがって制御
されるようになっている。さらに、図2,図3には図示
しないが、このエンジン1の各気筒にそなえられた点火
手段(スパークプラグ)75は、点火時期制御手段73
により制御されるようになっている。
【0041】また、ECU32に設けられたモード制御
手段70では、スロットル開度センサ36とエンジン回
転数センサ33とからの検出情報に基づいて、各OCV
26,30,27,31に制御信号を設定するようにな
っており、これにより油圧ピストン53,54を作動さ
せて低高切換手段(モード切換機構)ML,MHや休筒
・全筒切換機構(吸排気弁停止機構)50が制御される
ようになっている。
【0042】ところで、本発明の可変気筒機構付き内燃
機関では、このように構成されたエンジン1において、
モード制御手段70より休筒モードから全筒モードへの
切り換えが判断されると、燃料供給制御手段71及び点
火時期制御手段73では、この切り換えにより生じるシ
ョックの発生を抑制すべく、以下のような制御が行なわ
れるようになっている。なお、休筒モードから全筒モー
ドへの切り換え制御時にショックが生じるのは、今まで
休止していた気筒を作動させることでエンジントルク
(エンジン出力)が急激に増大するためである。
【0043】すなわち、燃料供給制御手段71は、吸気
導入を開始された複数の気筒についてそれぞれ時間差を
与えつつ順次燃料供給を開始するとともに、点火時期制
御手段73は、この燃料供給の開始に対して時間差を与
えつつ順次燃料供給を開始されていく気筒の全ての気筒
について点火時期をリタードさせるように設定されてい
るのである。
【0044】これを図4(a)〜(f)に示すタイムチ
ャートを一例に説明すると、このタイムチャートは直列
4気筒エンジンの場合の燃料供給制御手段71及び点火
時期制御手段73の制御態様を示すものである。図4
(a),図4(c),図4(d)に示すように、制御モ
ードを休筒モードから全筒モードへ切り換える制御信号
が設定される(t=0)と、これと同時にOCV26,
27がともにオフからオンに制御されるとともに、IS
C64がアイドルスピードを全筒(低速)モードに適し
た特性に切り換えられる。
【0045】また、燃料の供給制御に着目すると、図4
(b)に示すように、燃料供給制御手段71により、燃
料供給手段29は全筒モードへ切り換える制御信号が設
定されてから所定期間T1後に最初の1気筒分の燃料の
供給を開始(3気筒燃料噴射)するとともに、さらに所
定期間T3後に残りの1気筒の燃料の供給を開始する
(4気筒燃料噴射)ように制御されるのである(なお、
このような燃料噴射制御を間引き噴射という)。
【0046】このような燃料供給制御を行なうのは、切
り換えショックの低減の為であるが、点火手段75の点
火時期を、図4(e)に破線で示すような所定の勾配で
変更して目標の全筒(低速)モードの点火時期に近づけ
るような従来の点火時期制御では、エンジントルク変動
の低減は不十分であった〔図4(f)のエンジントルク
特性のグラフのうち破線で示す特性を参照〕。一方、図
4(f)に示すように、3気筒燃料噴射時から所定期間
T2後にエンジントルク変動が生じ、また、4気筒燃料
噴射時から所定期間T4後にエンジントルク変動が生じ
るということが従来より知られていた。
【0047】そこで、本発明では、点火時期を図4に示
すようなタイミングでリタードすることにより切り換え
ショックを低減するようになっているのである。つま
り、本発明の可変気筒機構付き内燃機関では、3気筒燃
料噴射開始時から所定期間T2後に点火時期をリタード
するとともに、4気筒燃料噴射開始時から所定期間T4
後にも点火時期をリタードするのである。このように、
燃料供給制御手段71により、吸気導入を開始された複
数の気筒について時間差を与えつつ順次燃料供給を開始
するとともに、点火時期制御手段73により、順次燃料
供給を開始されていく気筒の全ての気筒について点火時
期をリタードさせることにより、エンジントルクの変動
を図4(f)の実線に示すような特性にすることがで
き、休筒モードから全筒モードへ切り換える際のショッ
クを大幅に低減できるようになり、さらには、このモー
ド切り換えを滑らかに行なうことができるようになる。
【0048】本発明の第1実施例としての可変気筒機構
付き内燃機関は、上述のように構成されているので、例
えば図5に示すフローチャートにしたがって燃料噴射タ
イミングと燃料点火タイミングが制御される。まず、図
5に示すように、休筒解除指令(即ち、全筒モードへの
切り換え指令)があると、ステップA1,ステップA
9,ステップA10に同時に進み、ステップA9ではO
CV26,27の作動が制御されて休筒モードから全筒
(低速)モードに切り換えられる。また、ステップA1
0ではISCが休筒ポジションから低速ポジションへ切
り換えられる。
【0049】また、ステップA1では、この休筒解除指
令時を基点として所定期間T1経過したかどうかが判断
され、所定期間T1経過していなければNOのルートを
通り、T1時間経過するまでこのルーチンを通る。そし
て、休筒解除指令時から所定期間T1経過するとYES
のルートを通ってステップA2に進み、今まで休筒して
いた第1,第4気筒の何れかの気筒に燃料噴射を開始し
て3気筒燃料噴射を行なう。
【0050】すなわち、図4(a),図4(c),図4
(d)に示すように、制御モードが休筒モードから全筒
モードに切り換えられた時に、OCV26,27はただ
ちに休筒モードから全筒(低速)モードに切り換えられ
るとともに、ISC64もこれと同時に休筒ポジション
から全筒ポジションに切り換えられるが、燃料供給につ
いては、所定期間T1経過しないと3気筒に燃料噴射が
噴射されないのである。
【0051】次に、ステップA3に進み、ここで3気筒
燃料噴射開始時から所定期間T2が経過したかどうかが
判断される。そして、上述のステップA1と同様に、所
定期間T2が経過するまではNOルートを通る。所定期
間T2が経過するとYESのルートを通ってステップA
4に進み、点火時期がリタードされるのである。この点
火時期制御は、図4(e)に示すように、従来は3気筒
燃料噴射が開始されると所定の勾配で除々に点火時期を
変更しているが、本発明では、3気筒燃料噴射が開始さ
れてから所定期間T2経過すると、エンジントルクの増
大分を考慮して、点火時期をリタードさせているのであ
る。また、このリタード後は従来の勾配と同様の勾配で
点火時期を変更していく。
【0052】これにより、図4(f)に示すように、3
気筒燃料噴射となった時のエンジントルクの変化が、従
来ではほぼステップ上に変化していたものが滑らかなも
のなるのである。この後、ステップA5に進み、3気筒
燃料噴射開始時から所定期間T3経過したかどうかを判
断し、所定期間T3が経過していると判断されると、次
のステップA6に進んで全気筒の燃料噴射を開始する。
なお、この所定期間T3は当然ながら所定期間T2より
も大きい(図4参照)。
【0053】そして、次にステップA7に進み、ステッ
プA6における全気筒燃料噴射時から所定期間T4経過
したかどうかを判断する。ここで、所定期間T4経過が
経過していると判断されると、ステップA8に進み、点
火時期がリタードされる。この所定期間T4について
も、全気筒燃料噴射が開始されることによるエンジント
ルクの増大分を考慮してのものであり、エンジントルク
が増大するタイミング(=所定期間T4)に合わせて、
点火時期をリタードさせているのである。また、このリ
タード後は従来の勾配と同様の勾配で点火時期を変更
し、従来の低速運転用の点火時期になるとこの点火時期
に固定される〔図4(e)参照〕。
【0054】したがって、本発明の第1実施例の可変気
筒機構付き内燃機関では、休筒モードから全筒(低速)
モードに切り換えられたときに、エンジントルクの変化
特性を滑らかなものとすることができ、エンジントルク
の増大にともなうショックをほとんど生じることがなく
なる。そして、これによりドライバに不快感を与えるこ
とがなくなり、またドライバビリティを損なうことなく
休筒モードと全筒(低速)モードとを切り換えることが
できるのである。
【0055】次に、本発明の第2実施例について説明す
ると、図6,図7は本発明の第2実施例としての可変気
筒機構付き内燃機関を示すもので、図6はその動作を説
明するためのタイムチャート、図7はその動作を説明す
るためのフローチャートである。さて、本第2実施例で
は、エンジンの具体的な構成については省略するが、エ
ンジンの構成自体は第1実施例と同様のものであり、制
御の内容のみ異なるものである。すなわち、このエンジ
ンについても図2に示すような直列4気筒エンジンとし
て構成されており、低速運転モードと高速運転モードと
からなる全筒運転モード(全筒モード)と、スロットル
開度TPSやエンジン回転数Ne等に基づいて第1,第
4気筒を休筒させる休筒モードとを切り換え可能に構成
されている。
【0056】そして、この第2実施例では、点火時期制
御手段73により、燃料供給の開始時の点火時期のリタ
ードが、休筒モードから全筒モードへの切換時に時間差
を与えつつ順次燃料供給を開始されていく気筒のうち最
後に燃料供給を開始されていく気筒についてのみ行なわ
れるように設定されているのである。これを図6(a)
〜(f)のタイムチャートを用いて説明すると、休筒モ
ードから全筒モードへの切換時から所定期間T1経過し
てから3気筒燃料噴射が開始される〔図6(a),図6
(b)〕。また、このとき点火手段75による点火時期
は図6(e)に示すように、通常の低速モード時と同様
の所定の勾配で変更される。したがって、3気筒燃料噴
射時から所定期間T2経過した場合のエンジントルクは
図6(f)に示すようにステップ状に変化する。
【0057】そして、4気筒燃料噴射が開始、この燃料
噴射時から所定期間T4経過すると、点火時期制御手段
73により点火時期をリタードさせて、エンジンのトル
クを図6(f)に示すように滑らかな特性とするように
なっているのである。本発明の第2実施例としての可変
気筒機構付き内燃機関は、上述のように構成されている
ので、例えば図7に示すようなフローチャートにしたが
って燃料噴射タイミングと燃料点火タイミングが制御さ
れる。
【0058】まず、図7に示すように、休筒解除指令
(即ち、全筒モードへの切り換え指令)があると、ステ
ップB1,ステップB7,ステップB8に同時に進み、
ステップB7ではOCV26,27(図3参照)の作動
が制御されて休筒モードから全筒(低速)モードに切り
換えられる。また、ステップB8ではISC64(図3
参照)が休筒ポジションから低速ポジションへ切り換え
られる。
【0059】また、ステップB1では、この休筒解除指
令時を基点として所定期間T1経過したかどうかが判断
され、所定期間T1経過していなければNOのルートを
通り、T1時間経過するまでこのルーチンを通る。そし
て、休筒解除指令時から所定期間T1経過するとYES
のルートを通ってステップB2に進み、今まで休筒して
いた第1,第4気筒の何れかの気筒に燃料噴射を開始し
て3気筒燃料噴射を行なう。
【0060】すなわち、図6(a),図6(c),図6
(d)に示すように、制御モードが休筒モードから全筒
モードに切り換えられた時に、OCV26,27はただ
ちに休筒モードから全筒(低速)モードに切り換えられ
るとともに、ISC64もこれと同時に休筒ポジション
から全筒ポジションに切り換えられるが、燃料供給主眼
29については、所定期間T1経過しないと3気筒に燃
料噴射が噴射されないのである。
【0061】そして、この後ステップB3に進み、3気
筒燃料噴射開始時から所定期間T3経過したかどうかを
判断し、所定期間T3が経過していると判断されると、
次のステップB4に進んで全気筒の燃料噴射を開始す
る。つまり、図6(e)に示すように、第1実施例と異
なり、3気筒燃料噴射が開始されても点火時期のリター
ドは行なわれず、従来通りの低速モードに合わせた点火
時期に制御される。これにより、図6(f)のエンジン
トルク特性図に示すように、3気筒燃料噴射時からT2
経過したときにエンジントルクがステップ状に変動して
しまうが、3気筒燃料噴射時のエンジントルク変動は直
接的には大きなショックとはならないので、ドライバに
は不快感を与えるものではない。
【0062】次に、ステップB4からステップB5に進
み、ステップB4における全気筒燃料噴射時から所定期
間T4経過したかどうかを判断する。ここで、所定期間
T4経過が経過していると判断されると、ステップB6
に進み、点火時期がリタードされる。この所定期間T4
については、全気筒燃料噴射が開始されることによるエ
ンジントルクの増大分を考慮してのものであり、エンジ
ントルクが増大するタイミング(=所定期間T4)に合
わせて、点火時期をリタードさせているのである。ま
た、このリタード後は、従来の勾配と同様の勾配で点火
時期を変更していき、従来の低速運転用の点火時期と一
致するとこの低速運転用の点火時期に固定される〔図6
(e)参照〕。
【0063】したがって、本発明の第2実施例の可変気
筒機構付き内燃機関では、休筒モードから全筒(低速)
モードに切り換えられたときに、時間差を与えつつ順次
燃料供給を開始されていく気筒のうち最後の気筒への燃
料供給後に点火時期をリタードさせるので、簡単な制御
のみで、エンジントルクの変化特性を滑らかなものとす
ることができ、エンジントルクの増大にともなうショッ
クをほとんど生じることがなくなる。
【0064】そして、これによりドライバに不快感を与
えることがなくなり、またドライバビリティを損なうこ
となく休筒モードから全筒(低速)モードへの切り換え
ができるようになる。次に、本発明の第3実施例につい
て説明すると、図8は本発明の第3実施例としての可変
気筒機構付き内燃機関の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0065】この第3実施例は、V型6気筒のエンジン
として構成され、休筒モード時は一方のバンクの3気筒
が休筒して、他方のバンクの3気筒が作動するように構
成されている。また、このV型6気筒エンジンにおいて
も、各気筒の動弁系の構造は上述の第1実施例と同様に
構成されており、全気筒が作動する全筒モードと、スロ
ットル開度TPSやエンジン回転数Ne等に基づいて片
側のバンクを休筒させる休筒モードとを切り換え可能に
構成されている。
【0066】つまり、第3実施例のV型6気筒エンジン
と第1実施例における直列4気筒エンジンとは、そのシ
リンダ構成が異なるのみであって、これ以外はすべて共
通の構造となっている。このようなV型6気筒エンジン
では、休筒モードから全筒モードへ切り換えられると、
3気筒運転から6気筒運転に切り換えられることになる
が、本実施例では、このときに作動を再開される3気筒
について、燃料供給制御手段により時間差を与えつつ各
インジェクタに順次燃料供給を開始し、点火時期制御手
段による燃料供給の開始時の点火時期のリタードが、順
次燃料供給を開始されていく気筒の全てについて行なわ
れるように設定されている。本発明の第3実施例として
の可変気筒機構付き内燃機関は、上述のように構成され
ているので、燃料噴射タイミングと燃料点火タイミング
とは、例えば図8に示すフローチャートにしたがって制
御される。
【0067】すなわち、休筒解除指令があると、ステッ
プC1,ステップC13,ステップC14に同時に進
み、ステップC13ではOCVの作動が制御されて休筒
モードから全筒(低速)モードに切り換えられる。ま
た、ステップC14ではISCが休筒ポジションから低
速ポジションへ切り換えられる。また、ステップC1で
は、この休筒解除指令時を基点として所定期間T1経過
したかどうかが判断され、所定期間T1経過していなけ
ればNOのルートを通り、T1時間経過するまでこのル
ーチンを通る。
【0068】そして、休筒解除指令時から所定期間T1
経過するとYESのルートを通ってステップC2に進
み、今まで休筒していた3気筒の何れかの気筒に燃料噴
射を開始して4気筒燃料噴射を行なう。次に、ステップ
C3に進み、ここで4気筒燃料噴射開始時から所定期間
T2が経過したかどうかが判断される。そして、上述の
ステップC1と同様に、所定期間T2が経過するまでは
NOルートを通る。所定期間T2が経過するとYESの
ルートを通ってステップC4に進み、点火時期がリター
ドされるのである。
【0069】この後、ステップC5に進む。ステップC
5では4気筒燃料噴射開始時から所定期間T3経過した
かどうかを判断し、所定期間T3が経過していると判断
されると、次のステップC6に進んで5気筒の燃料噴射
を開始する。なお、この所定期間T3は当然ながら所定
期間T2よりも大きい。そして、ステップC7に進み、
ステップC6における5気筒燃料噴射時から所定期間T
4経過したかどうかを判断する。ここで、所定期間T4
が経過していると判断されると、ステップC8に進み、
点火時期がリタードされる。
【0070】この所定期間T4についても、全気筒燃料
噴射が開始されることによるエンジントルクの増大分を
考慮してのものであり、エンジントルクが増大するタイ
ミング(所定期間T4)に合わせて、点火時期をリター
ドさせているのである。この後、ステップC9に進み、
ここで5気筒燃料噴射開始時から所定期間T5が経過し
たかどうかが判断され、所定期間T5が経過するまでは
NOルートを通る。所定期間T5が経過するとYESの
ルートを通ってステップC10に進み、6気筒燃料噴射
(全気筒燃料噴射)が行なわれる。
【0071】そして、次にステップC11に進む。ステ
ップC11では全気筒燃料噴射開始時から所定期間T6
経過したかどうかを判断し、所定期間T6が経過してい
る場合は、次のステップC12に進んで点火時期をリタ
ードするのである。本実施例のV型6気筒エンジンで
は、このように休筒モードから全筒モードへ切り換えら
れる場合において、作動を再開される3気筒について燃
料供給制御手段により時間差を与えつつ各インジェクタ
に順次燃料供給を開始し、順次燃料供給を開始されてい
く気筒の全てについて点火時期のリタードを行なうとい
う、きめ細かな燃料供給制御及び点火時期制御を行なう
ことにより、切り換えショックを大幅に低減でき、V型
6気筒のエンジンについても休筒モードと全筒モードと
を滑らかに切り換えることかできるようになる。
【0072】次に、本発明の第4実施例について説明す
ると、図9は本発明の第4実施例としての可変気筒機構
付き内燃機関の動作を説明するためのフローチャートで
ある。この第4実施例は、第3実施例と同一のV型6気
筒のエンジンとして構成され、休筒モード時は一方のバ
ンクの3気筒が休筒して、他方のバンクの3気筒が作動
するように構成されている。また、このV型6気筒エン
ジンにおいても、各気筒の動弁系の構造は上述の第1実
施例と同様に構成されている。
【0073】つまり、第4実施例のV型6気筒エンジン
についても第1実施例における直列4気筒エンジンと
は、そのシリンダ構成が異なるのみであって、これ以外
はすべて共通の構造となっている。本実施例では、休筒
モードから全筒モードへ切り換えられると、このときに
作動を再開される3気筒について燃料供給制御手段によ
り時間差を与えつつ各インジェクタに順次燃料供給を開
始し、点火時期制御手段による燃料供給の開始時の点火
時期のリタードが、順次燃料供給を開始されていく気筒
のうち最後に燃料供給を開始される気筒についてのみ行
なわれるように設定されている。
【0074】本発明の第4実施例としての可変気筒機構
付き内燃機関は、上述のように構成されているので、燃
料噴射タイミングと燃料点火タイミングとは、例えば図
9に示すフローチャートにしたがって制御される。つま
り、ECUからの休筒解除指令があると、ステップD
1,ステップD9,ステップD10に同時に進み、ステ
ップD9ではOCVの作動が制御されて休筒モードから
全筒(低速)モードに切り換えられる。また、ステップ
D10ではISCが休筒ポジションから低速ポジション
へ切り換えられる。
【0075】また、ステップD1では、この休筒解除指
令時を基点として所定期間T1経過したかどうかが判断
され、所定期間T1経過していなければNOのルートを
通り、T1時間経過するまでこのルーチンを通る。そし
て、休筒解除指令時から所定期間T1経過するとYES
のルートを通ってステップD2に進み、今まで休筒して
いた3気筒の何れかの気筒に燃料噴射を開始して4気筒
燃料噴射を行なう。
【0076】この後、ステップD3に進む。ステップD
3では4気筒燃料噴射開始時から所定期間T3経過した
かどうかを判断し、所定期間T3が経過していると判断
されると、次のステップD4に進んで5気筒の燃料噴射
を開始する。次に、ステップD5に進み、ここで5気筒
燃料噴射開始時から所定期間T5が経過したかどうかが
判断され、所定期間T5が経過するまではNOルートを
通る。所定期間T5が経過するとYESのルートを通っ
てステップD6に進み、6気筒燃料噴射(全気筒燃料噴
射)が行なわれる。
【0077】そして、次にステップD7に進む。ステッ
プD7では全気筒燃料噴射開始時から所定期間T6経過
したかどうかを判断し、所定期間T6が経過していると
判断されると、次のステップD8に進んで点火時期をリ
タードするのである。本実施例のV型6気筒エンジンで
は、このように休筒モードから全筒モードへ切り換えら
れる場合において、作動を再開される3気筒について燃
料供給制御手段により時間差を与えつつ各インジェクタ
に順次燃料供給を開始し、順次燃料供給を開始されてい
く気筒のうち最後に燃料供給を開始される気筒について
のみ点火時期のリタードを行なうという、簡単な制御に
より、切り換えショックを低減でき、ドライバへの不快
感を取り除くことができる。
【0078】そして、これによりドライバビリティを損
なうことなく休筒モードから全筒(低速)モードへの切
り換えることができるようになる。なお、上述の第1〜
4実施例において、以下の〜の条件が何れかが成立
した場合は、上述の点火時期制御手段73による点火リ
タードを直ちに中断し、通常の点火時期制御が行なわれ
る。 急加速の場合 切り換えショックの小さい回転数域 切り換えショックの小さいスロットル開度域 Dレンジ以外にシフトチェンジした場合 上述の〜の条件はいずれも、車両のそなえられた公
知のセンサ等により検出でき、ECU32では各センサ
からの検出情報に基づいて、これらの条件の何れかに合
致する場合は、通常の点火時期制御を行なうのである。
【0079】ところで、このような本発明にかかる制御
は、エンジンの他の種々の制御と組み合わせて行なうこ
とも考えられる。ここで、第5実施例として、本発明に
かかる制御を、エンジンの他の制御と組み合わせた例を
説明する。図10は第5実施例にかかる制御系の構成を
示す模式図であるが、図10に示すように、ECU32
には、スロットル開度TPS,エンジン回転数Ne,酸
素濃度O2 及び自動変速機が変速中か否かの情報等が取
り込まれるようになっている。また、ECU32には、
エンジンの作動モードを休筒モードと全筒モードとのい
ずれかに設定するモード設定手段80と、このモード設
定手段80による設定に応じて電磁弁(OCV)91の
作動を制御する電磁弁制御手段81と、バイパス式アイ
ドルスピートコントローラ(ISC)92の作動を制御
するISC制御手段82と、燃料噴射手段93を制御す
る燃料噴射制御手段83と、点火手段(点火プラグ)9
4の点火時期を制御する点火時期制御手段84と、エン
ジン1で駆動される発電機95の作動を制御する発電制
御手段85とが設けられている。
【0080】モード設定手段80では、スロットル開度
TPS,エンジン回転数Neに基づいて、第1実施例と
同様にクロスポイントよりも高負荷域のスロットル開度
TPS1を切換ポイントとして休筒モード又は全筒モー
ドを設定する。ただし、この設定により全筒モードから
休筒モードへの切換が必要なときには、自動変速機の変
速動作中であれば、変速動作が完了するまでは休筒モー
ドへの切換を行なわず待機して、変速動作の完了後に休
筒モードへの切換を実施する。
【0081】電磁弁制御手段81では、モード設定手段
80により設定されたモードに応じた状態に各電磁弁
(OCV)91の作動を制御して、休筒・全筒切換機構
を対応するモード状態にする。ISC制御手段82で
は、休筒モード時には低めのアイドル回転になるように
ISC92のバイパスに介装されたバルブの開度位置を
休筒位置に制御し、全筒モード時には高めのアイドル回
転になるようにバイパスに介装されたバルブの開度位置
を全筒位置に制御する。なお、全筒モードでは、全筒低
速モードと全筒高速モードとでバルブの開度位置を変え
てもよい。
【0082】燃料噴射制御手段83では、燃料噴射を行
なうか行なわないかの制御の他に空燃比制御を行なう。
勿論、全筒モード時には原則として全ての気筒に燃料噴
射を行なうが、休筒モード時には休筒中の気筒には燃料
噴射を行なわない。そして、休筒モードから全筒モード
への切換時には、モード切換後所定期間T1が過ぎてか
ら新たに吸気を開始した気筒への燃料噴射を開始する。
この場合も、新たに吸気を開始した気筒のすべてに同時
に燃料噴射を開始するのでなく、一つずつ時間差を設け
ながら燃料噴射を開始していく。
【0083】例えば4気筒エンジンを例に説明すると、
休筒する気筒は例えば第1気筒と第4気筒との2つの気
筒であり、休筒モードから全筒モードへの切換時には、
これらの第1気筒及び第4気筒への吸気導入が開始され
る。燃料噴射制御手段83では、この第1気筒及び第4
気筒への吸気導入が開始されても同時に燃料噴射を開始
せず、例えばモード切換後所定期間T1が過ぎてからま
ず第1気筒への燃料噴射を開始して3気筒燃料噴射の状
態とし、更に、所定期間T3が過ぎて第1気筒への燃料
噴射を開始して全気筒燃料噴射の状態とする。また、こ
の場合の期間T1,T3は通常エンジンのクランク角に
基づいて設定される。このような段階的な燃料噴射によ
りエンジンの出力トルクを段階的に増加させようとして
いる。なお、段階的に燃料噴射を行なう他の手順として
は、モード切換後すぐに3気筒燃料噴射状態として、こ
の後期間をあけて全気筒燃料噴射の状態としてもよい。
【0084】また、燃料噴射制御手段83による空燃比
制御は、休筒モード時にも全筒モード時にも低負荷時に
はO2 センサ46の検出情報に基づいてO2 フィードバ
ックにより空燃比をストイキオ状態又は所望のリーン状
態になるように制御し、高負荷時にはO2 フィードバッ
クを解除して、オープンループにより空燃比をO2 フィ
ードバック制御時よりもリッチな状態に制御するように
なっている。
【0085】この空燃比の制御モードの切換負荷(切換
スロットル開度TPS)は、エンジン回転数によって変
化するが、休筒モードにおける切換スロットル開度TP
S2は、クロスポイントよりも大きく期間の作動モード
の切換スロットル開度TPS1よりも小さい。また、全
筒モードにおける切換スロットル開度TPS3は、当
然、切換スロットル開度TPS1よりも大きい。
【0086】点火時期制御手段84は、休筒モードから
全筒モードへの切換時に、新たに気筒への燃料噴射を開
始するのに応じて生じるエンジンの出力トルクの増加を
抑制するための点火時期リタード制御を行なうようにな
っている。この点火時期の抑制は、休筒モードから全筒
モードへの切換時に、エンジンの出力トルクの増加がよ
り緩やかに行なわれるようにするものである。休筒状態
から作動状態になった気筒に燃料噴射を開始するとこれ
に応じてステップ状に出力トルクが急増してしまうが、
この時、点火時期を一時的にリタードさせると出力トル
クの増加が抑制され緩やか増加となってモード切換ショ
ックが低減される。なお、この点火時期のリタードは作
動を開始した気筒への燃料噴射の開始よりもやや遅れて
(期間T2,T4だけ待機して)、燃料噴射開始後に実
際に出力トルクが増加するタイミングを見計らって実行
される。
【0087】発電制御手段85は、休筒モードで且つエ
ンジンが高速回転している際に、発電機95による発電
を停止する制御(発電カット制御)を行なう。勿論、是
以外の条件下では、発電カット制御は解除して発電機9
5による発電を実行する。これにより、エンジンが高速
回転している際に休筒モードから全筒モードへ切り換え
る場合に課題となる切換ショックを抑制しようとしてい
る。
【0088】本発明の第5実施例の可変気筒機構付き内
燃機関は、その制御系を上述のように構成されるので、
例えば図11に示すように、各制御が行なわれる。つま
り、図11に示すように、ステップS10で、スロット
ル開度TPS,エンジン回転数Ne,酸素濃度O2 及び
自動変速機が変速中か否かの各情報を読み込んで、ステ
ップS12へ進んで、まず、ECU32内のフラグ情報
から、現在全筒モードか否かを判定する。つまり、休筒
・全筒フラグFが1であれば現在全筒モードであり、フ
ラグFが0であれば現在休筒モードである。
【0089】現在全筒モードなら、ステップS14へ進
んで、スロットル開度TPSを切換ポイント値TPS1
と比較して休筒モードへ切り換えるべきか否かを判断す
る。TPSがTPS1未満なら休筒モードへの切換が必
要だが、このときには、ステップS16へ進んで、自動
変速機(AT)が切換動作中か否かを判断する。自動変
速機が切換動作中ならステップS16へ進んで切換動作
が完了するまで待機して、休筒モードへの切換を実行す
る。これにより、変速機の切換動作中には休筒モードへ
の切換は行なわない。したがって、変速機の切換動作中
に全筒モードから休筒モードへ切り換えると大きな切換
ショックが生じてしまうが、これが回避される。
【0090】次いで、ステップS20に進み、休筒モー
ドによる運転状態を設定する。休筒モードが設定された
ら、O2 フィードバックゾーン判定マップとして休筒用
のマップを選択して(ステップS22)、ステップS3
0〜S36による休筒用空燃比制御を実行する。また、
電磁弁(OCV)81を休筒モードとし(ステップS2
4)、ISC92を休筒位置に制御するなど、休筒に連
動すべき種々の制御対象を休筒側へ制御する(ステップ
S26)。さらに、この休筒モード時に、エンジン回転
数Neが所定回転数Ne1 以上の高回転領域では、ステ
ップS28の判断から、ステップS40へ進んで発電カ
ット制御を行なう。エンジン回転数Neが所定回転数N
1 以上の高回転領域でなければ、ステップS28か
ら、ステップS42へ進んで発電カット制御を解除して
発電を実行する。
【0091】ステップS30〜S38による休筒用空燃
比制御は、まず、ステップS30で、休筒用O2 フィー
ドバックゾーン判定マップを用いて、検出したエンジン
回転数Neとスロットル開度TPSとから、O2 フィー
ドバックゾーンか否かを判定する。スロットル開度TP
Sがこの時のエンジン回転数Neに応じた切換スロット
ル開度TPS2未満ならO2 フィードバックゾーンであ
り、ステップS32に進んで、O2 フィードバック制御
を実施する。検出したスロットル開度TPSが切換スロ
ットル開度TPS2以上ならリッチ化ゾーンであり、ス
テップS34に進んで、O2 フィードバック制御を解除
して、ステップS36でリッチ化制御を行なう。この
後、ステップS38に進んで、休筒・全筒フラグFを0
(休筒モード)とする。
【0092】一方、フラグFが0なら現在休筒モードで
あり、ステップS12からステップS44へ進んで、ス
ロットル開度TPSを切換ポイント値TPS1と比較し
て全筒モードへ切り換えるべきか否かを判断する。TP
SがTPS1以上なら全筒モードへの切換が必要だが、
このときには、ステップS46へ進んで、全筒モードに
よる運転状態を設定する。
【0093】全筒モードが設定されたら、電磁弁(OC
V)81を全筒モードとし(ステップS48)、ISC
92を全筒位置に制御するなど、全筒に連動すべき種々
の制御対象を全筒側へ制御する(ステップS50)。さ
らに、ステップS52へ進んで発電カット制御を解除し
て発電を実行する。また、全筒モードに切り換わった直
後は、フラグFが0であり、ステップS54の判断でス
テップS56へ進んで、所定期間T1だけ待機した後、
ステップS58へ進んで、O2 フィードバックゾーン判
定マップとして全筒用のマップを選択し、休筒から作動
に切り換わった気筒のうちの一つだけに燃料噴射を開始
して3気筒燃料噴射状態とする(ステップS60)。さ
らに、ステップS62で所定期間T2だけ待機した後
に、点火時期をリタードさせる(ステップS64)。そ
して、ステップS66で3気筒燃料噴射状態としてから
所定期間T3だけ待機して、残りの気筒への燃料噴射を
開始して全気筒燃料噴射状態とする(ステップS6
8)。さらに、ステップS70で所定期間T4だけ待機
した後に、また点火時期をリタードさせる(ステップS
72)。
【0094】こうして、全気筒燃料噴射状態となった
ら、ステップS74〜S80による全筒用空燃比制御を
実行する。つまり、まず、ステップS74で、全筒用O
2 フィードバックゾーン判定マップを用いて、検出した
エンジン回転数Neとスロットル開度TPSとから、O
2 フィードバックゾーンか否かを判定する。スロットル
開度TPSがこの時のエンジン回転数Neに応じた切換
スロットル開度TPS2未満ならO2 フィードバックゾ
ーンであり、ステップS76に進んで、O2 フィードバ
ック制御を実施する。検出したスロットル開度TPSが
切換スロットル開度TPS2以上ならリッチ化ゾーンで
あり、ステップS78に進んで、O2 フィードバック制
御を解除して、ステップS80でリッチ化制御を行な
う。この後、ステップS82に進んで、休筒全筒フラグ
Fを1(全筒モード)とする。
【0095】なお、上述各実施例では、4気筒エンジン
について説明したが、本発明の適用しうるエンジン(内
燃機関)は、気筒数や直列型とかV型といった形状等に
限定されるものではない。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の可変気筒機構付き内燃機関によれば、複数の気筒
を有する内燃機関であって、該複数の気筒を全て作動さ
せる全筒モードと該複数の気筒のうちの一部の気筒への
吸気導入を遮断することで該一部の気筒の作動を停止さ
せる休筒モードとを切り換えうる可変気筒機構と、該内
燃機関の負荷状態に基づいて該機関負荷が小さい場合に
は該休筒モードで運転し該機関負荷が大きい場合には該
全筒モードで運転するように該可変気筒機構の作動を制
御する可変気筒制御手段と、各気筒毎に燃料を供給しう
る燃料供給手段と、該燃料供給手段による燃料供給の有
無及び燃料供給時の燃料供給タイミングを制御する燃料
供給制御手段と、点火手段を制御する点火時期制御手段
とをそなえ、該休筒モード時に複数の気筒の作動が停止
するように設定されるとともに、該内燃機関が該休筒モ
ード選択時には該燃料供給制御手段を通じて休筒中の気
筒への燃料供給を停止するように設定された可変気筒機
構付き内燃機関において、該燃料供給制御手段が、該休
筒モードから該全筒モードへ切り換えられた時に、吸気
導入を開始された複数の気筒について時間差を与えつつ
順次燃料供給を開始していくとともに、該点火時期制御
手段が、この燃料供給の開始に対して点火時期をリター
ドさせるように設定されるという構成により、休筒モー
ドから全筒モードへの切り換え時に内燃機関の出力増加
を滑らかにすることができ、内燃機関の出力変動による
ショックを大幅に低減することができる。また、新たに
部品を設ける必要がないので、このようなショック低減
効を低コストで実現することができるという利点もあ
る。
【0097】また、請求項2記載の本発明の可変気筒機
構付き内燃機関によれば、請求項1記載の構成に加え
て、該点火時期制御手段による燃料供給の開始時の点火
時期のリタードが、燃料供給の開始後に該内燃機関の出
力が増加し始めるまでの時間差に基づいて該燃料供給の
開始時点よりも遅れて開始されるという構成により、休
筒モードから全筒モードへ切り換えられた時の内燃機関
の出力の増加に伴う切り換えショックを大幅に低減する
ことができる。また、このようなショック低減効を低コ
ストで実現することができるという利点もある。
【0098】また、請求項3記載の本発明の可変気筒機
構付き内燃機関によれば、上記請求項1又は2記載の構
成に加えて、該点火時期制御手段による燃料供給の開始
時の点火時期のリタードが、該休筒モードから該全筒モ
ードへの切換時に時間差を与えつつ順次燃料供給を開始
されていく気筒の全てについて行なわれるように設定さ
れるという構成により、内燃機関の出力増加を滑らかに
することができ、やはり低コストで切り換えショックを
大幅に低減することができる。
【0099】また、請求項4記載の本発明の可変気筒機
構付き内燃機関は、上記請求項1又は2記載の構成に加
えて、該点火時期制御手段による燃料供給の開始時の点
火時期のリタードが、該休筒モードから該全筒モードへ
の切換時に時間差を与えつつ順次燃料供給を開始されて
いく気筒のうち最後に燃料供給を開始されていく気筒に
ついてのみ行なわれるように設定されるという構成によ
り、簡単な制御のみで切り換えショックを低減すること
ができ、ドライバに不快感を与えることなく休筒モード
から全筒モードへの切り換えを実行することができる。
また、このようなショック低減効を低コストで実現する
ことができるという利点もある。
【0100】さらに、請求項5記載の本発明の可変気筒
機構付き内燃機関は、上記請求項1〜4記載の構成に加
えて、該休筒モードから該全筒モードへ切り換えられた
時に、このモード切換時点から所定期間だけ遅れて燃料
供給の開始制御が開始されるように設定されるという構
成により、やはり、内燃機関の出力増加を滑らかにする
ことができ、低コストで切り換えショックを低減するこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における制御内容に着目した制御ブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における要部構成を示す部分断面図である。
【図4】本発明の第1実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図5】本発明の第1実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における動作を説明するためのフローチャート
である。
【図6】本発明の第2実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図7】本発明の第2実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における動作を説明するためのフローチャート
である。
【図8】本発明の第3実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における動作を説明するためのフローチャート
である。
【図9】本発明の第4実施例としての可変気筒機構付き
内燃機関における動作を説明するためのフローチャート
である。
【図10】本発明の第5実施例としての可変気筒機構付
き内燃機関における制御系の構成を示す模式図的ブロッ
ク図である。
【図11】本発明の第5実施例としての可変気筒機構付
き内燃機関における動作を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 エンジン(可変気筒機構付き内燃機関) 2 シリンダヘッド 4 DOHC式動弁系 5,6 吸排カム軸 7,8 吸排ロッカ軸 9,10 タイミングギヤ 11 タイミングベルト 23 切換油路 23 油圧ポンプ 26 低電磁弁(低速・休筒用OCV) 27 高電磁弁(高速用OCV) 28 インジェクタ 28A インジェクタドライバ 29 燃圧調整手段 30 低電磁弁(低速用OCV) 31 高電磁弁(高速用OCV) 32 電子制御ユニット 35 負圧センサ 36 スロットル開度センサ 37 サージタンク 38 エアクリーナ 40 スロットルバルブ 41 スロットルバルブ40の回転軸 42 弁駆動アクチュエータ 44 燃料供給源 46 O2 センサ 48 可変気筒機構 50 休筒・全筒切換機構(吸排気弁停止機構) 51,52 ロッカアーム 51A,52A 嵌入穴 53,54 油圧ピストン 53A,54A 油室 55 Tレバー 56,57 リターンスプリング 60 油圧ポンプ 61 アキュムレータ 64 アイドルスピートコントローラ 70 モード制御手段(可変気筒制御手段) EM エキゾーストマニホルド ER 排気路 FS 燃料供給手段 IM インテークマニホルド IR 吸気路 ML,MH 低高切換手段(モード切換機構) 73 点火時期制御手段 71 燃料供給制御手段 75 点火手段(点火プラグ) 80 モード設定手段 81 電磁弁制御手段 82 ISC制御手段 83 燃料噴射制御手段 84 点火時期制御手段 85 制御手段 91 電磁弁(OCV) 92 バイパス式アイドルスピートコントローラ(IS
C) 93 燃料噴射手段 94 点火手段(点火プラグ) 95 発電機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 301 B H Z F02P 5/15 (72)発明者 上田 克則 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 霜田 瑛夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 中井 英雄 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒を有する内燃機関であって、 該複数の気筒を全て作動させる全筒モードと該複数の気
    筒のうちの一部の気筒への吸気導入を遮断することで該
    一部の気筒の作動を停止させる休筒モードとを切り換え
    うる可変気筒機構と、 該内燃機関の負荷状態に基づいて該機関負荷が小さい場
    合には該休筒モードで運転し該機関負荷が大きい場合に
    は該全筒モードで運転するように該可変気筒機構の作動
    を制御する可変気筒制御手段と、 各気筒毎に燃料を供給しうる燃料供給手段と、 該燃料供給手段による燃料供給の有無及び燃料供給時の
    燃料供給タイミングを制御する燃料供給制御手段と、 点火手段を制御する点火時期制御手段とをそなえ、 該休筒モード時に複数の気筒の作動が停止するように設
    定されるとともに、 該内燃機関が該休筒モード選択時には該燃料供給制御手
    段を通じて休筒中の気筒への燃料供給を停止するように
    設定された可変気筒機構付き内燃機関において、 該燃料供給制御手段が、 該休筒モードから該全筒モードへ切り換えられた時に、
    吸気導入を開始された複数の気筒について時間差を与え
    つつ順次燃料供給を開始していくとともに、 該点火時期制御手段が、 この燃料供給の開始に対して点火時期をリタードさせる
    ように設定されていることを特徴とする、可変気筒機構
    付き内燃機関。
  2. 【請求項2】 該点火時期制御手段による燃料供給の開
    始時の点火時期のリタードが、燃料供給の開始後に該内
    燃機関の出力が増加し始めるまでの時間差に基づいて該
    燃料供給の開始時点よりも遅れて開始されることを特徴
    とする、請求項1記載の可変気筒機構付き内燃機関。
  3. 【請求項3】 該点火時期制御手段による燃料供給の開
    始時の点火時期のリタードが、該休筒モードから該全筒
    モードへの切換時に時間差を与えつつ順次燃料供給を開
    始されていく気筒の全てについて行なわれるように設定
    されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の可
    変気筒機構付き内燃機関。
  4. 【請求項4】 該点火時期制御手段による燃料供給の開
    始時の点火時期のリタードが、該休筒モードから該全筒
    モードへの切換時に時間差を与えつつ順次燃料供給を開
    始されていく気筒のうち最後に燃料供給を開始されてい
    く気筒についてのみ行なわれるように設定されているこ
    とを特徴とする、請求項1又は2記載の可変気筒機構付
    き内燃機関。
  5. 【請求項5】 該休筒モードから該全筒モードへ切り換
    えられた時に、このモード切換時点から所定期間だけ遅
    れて燃料供給の開始制御が開始されるように設定されて
    いることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載
    の可変気筒機構付き内燃機関。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10920693B2 (en) 2018-09-28 2021-02-16 Honda Motor Co., Ltd. Cylinder deactivation change apparatus

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