JPH08105409A - 進行型自動給脂装置 - Google Patents

進行型自動給脂装置

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JPH08105409A
JPH08105409A JP27057094A JP27057094A JPH08105409A JP H08105409 A JPH08105409 A JP H08105409A JP 27057094 A JP27057094 A JP 27057094A JP 27057094 A JP27057094 A JP 27057094A JP H08105409 A JPH08105409 A JP H08105409A
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JP
Japan
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distribution valve
grease
greasing
valve
failure
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Application number
JP27057094A
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English (en)
Inventor
Manabu Ozawa
学 小澤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリース詰まり等の故障発生時に故障箇所を
早期に診断して発見(特定)し、故障診断時の作業性を
大幅に向上させる。 【構成】 電磁弁12を開弁しエアタンク10からのエ
ア圧をポンプ9に供給することにより、グリースタンク
8内のグリースをポンプ9から親分配弁14に吐出させ
つつ、各子分配弁18、孫分配弁21等を介して各グリ
ース給脂部24にグリースを給脂する。また、ポンプ9
には吐出量センサ25を設け、親分配弁14には各スプ
ールのストロークエンドを個別に検出するリミットスイ
ッチ26A〜26Fを設ける。そして、故障発生時には
吐出量センサ25とリミットスイッチ26A〜26Fか
らの信号に基づき各子分配弁18、各給脂配管20,2
3、孫分配弁21および各グリース給脂部24のうち、
いずれの箇所でグリース詰まり等の故障が発生している
かを診断し、故障箇所を早期に発見(特定)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばピン結合装置等
のグリース給脂部にグリースタンク内のグリースを分配
して供給するのに用いて好適な進行型自動給脂装置に関
し、特に、親分配弁に従属する複数の子分配弁等を系統
的に設けるようにした進行型自動給脂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械にあ
っては、フロント等の作業装置に複数のピン結合装置が
設けられ、これらのピン結合装置にはそれぞれのグリー
ス給脂部に潤滑油としてのグリースを、例えば定期点検
時等に進行型自動給脂装置を用いて分配して給脂するよ
うにしている。
【0003】ここで、この種の従来技術による進行型自
動給脂装置は、油タンク内の潤滑油(グリース)を吸込
んで吐出するポンプと、該ポンプからの潤滑油で複数の
スプールが順次駆動されることにより、該各スプールの
摺動変位に応じて複数の送出口から前記潤滑油を分配し
送り出す親分配弁と、該親分配弁に従属してそれぞれ設
けられ、該親分配弁から分配された潤滑油で各スプール
が順次駆動されることにより、該各スプールの摺動変位
に応じて各送出口から前記潤滑油を分配し送り出す複数
の子分配弁と、少なくとも該各子分配弁の各送出口から
送出された前記潤滑油を複数の給脂部に向けてそれぞれ
導く複数の給脂配管とを備える構成となっている。
【0004】そして、前記親分配弁および各子分配弁
は、それぞれ複数のスプール摺動穴が形成された弁ケー
シングを有し、該弁ケーシングの各スプール摺動穴内で
前記各スプールを予め決められた順序に従って駆動(摺
動変位)させることにより、それぞれのスプールの摺動
変位に応じて各送出口からグリース等の潤滑油を分配し
送り出す構成としている。
【0005】また、グリース給脂部が多数個設けられる
油圧ショベル等の建設機械にあっては、進行型自動給脂
装置の各子分配弁に、それぞれの送出口に接続するよう
にして、各子分配弁にそれぞれ従属する複数の孫分配弁
を系統的に設ける構成とし、該各孫分配弁は、前記各子
分配弁から分配されたグリース(潤滑油)でそれぞれの
スプールを順次駆動(摺動変位)させることにより、該
各孫分配弁の各送出口から分配して送出される潤滑油を
前記各給脂配管を介して各グリース給脂部に供給するよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による進行型自動給脂装置では、親分配弁に従属
する複数の子分配弁を親分配弁の各送出口に接続するよ
うに系統的に設け、ポンプから吐出されたグリース等の
潤滑油を親分配弁を介して各子分配弁に分配して送り出
すと共に、少なくとも該各子分配弁の各送出口から送出
されたグリース等の潤滑油を、複数の給脂配管を介して
複数のグリース給脂部にそれぞれ供給する構成であるか
ら、例えば複数の子分配弁および複数の給脂配管等の途
中でグリースが固化して詰まったり、故障が発生したり
すると、進行型自動給脂装置のシステム全体が動かなく
なり、全体が同時に停止してしまう。
【0007】このため、従来技術の進行型自動給脂装置
では、故障発生時にシステム全体のうち、いずれの箇所
でグリース詰まり等の故障が発生したのかを判別するの
が非常に難しく、故障箇所を早期に診断し発見(特定)
することができないという問題がある。特に、子分配弁
に従属させて単数または複数の孫分配弁を設ける構成と
した場合には、さらに故障箇所の特定が難しくなり、故
障診断の作業性が非常に悪いという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はグリース詰まり等の故障発生時
に故障箇所を早期に診断して発見(特定)することがで
き、故障診断の作業性を大幅に向上できるようにした進
行型自動給脂装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、油タンク内の潤滑油を吸込んで吐出す
るポンプと、該ポンプからの潤滑油で複数のスプールが
順次駆動されることにより、該各スプールの摺動変位に
応じて複数の送出口から前記潤滑油を分配し送り出す親
分配弁と、該親分配弁に従属してそれぞれ設けられ、該
親分配弁から分配された潤滑油で各スプールが順次駆動
されることにより、該各スプールの摺動変位に応じて各
送出口から前記潤滑油を分配し送り出す複数の子分配弁
と、少なくとも該各子分配弁の各送出口から送り出され
た前記潤滑油を複数の給脂部に向けてそれぞれ導く複数
の給脂配管とを備え、前記親分配弁および各子分配弁
は、それぞれ複数のスプール摺動穴が形成された弁ケー
シングを有し、該弁ケーシングの各スプール摺動穴内で
前記各スプールを予め決められた順序により摺動変位さ
せてなる進行型自動給脂装置に適用される。
【0010】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記ポンプから吐出された潤滑油の吐出
量を検出する吐出量検出手段と、前記親分配弁にそれぞ
れ設けられ、前記各スプールの摺動変位を個別に検出す
る複数の変位検出手段と、前記各給脂配管または各給脂
部のいずれかで故障が発生したときに、該変位検出手段
および前記吐出量検出手段からの信号に基づき故障箇所
を判別する故障箇所判別手段とを備える構成としたこと
にある。
【0011】また、請求項2に記載の発明のように、前
記各変位検出手段を、前記親分配弁の両端側にそれぞれ
設けられ、常時は開成され前記各スプールが順次ストロ
ークエンドに達する毎に閉成される複数のリミットスイ
ッチによって構成し、前記故障箇所判別手段は、該各リ
ミットスイッチからの信号に基づき該各リミットスイッ
チのうち、いずれのリミットスイッチが閉成したかを順
次記憶する構成とするのが好ましい。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明のように、
前記子分配弁の各送出口には、該子分配弁に従属する孫
分配弁を設け、該孫分配弁は、前記子分配弁から分配さ
れた潤滑油でそれぞれのスプールを順次摺動変位させる
ことにより、該孫分配弁の各送出口から分配して送り出
される潤滑油を前記各給脂配管を介して各給脂部に導く
構成としてもよい。
【0013】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
吐出量検出手段でポンプから吐出された潤滑油の吐出量
を検出すると共に、親分配弁にそれぞれ設けた複数の変
位検出手段で各スプールの摺動変位を個別に検出するか
ら、複数の給脂配管または複数の給脂部のいずれかで、
例えばグリース詰まり等の故障が発生したときには、前
記各変位検出手段からの信号に基づき各スプールのう
ち、いずれのスプールが摺動変位(ストローク)の途中
で停止したかを検出できると共に、このときに吐出量検
出手段からの信号に基づいてポンプから既に吐出された
潤滑油の吐出量を検出でき、故障箇所判別手段ではこれ
らの検出結果に基づきシステム全体のうち、いずれの箇
所でグリース詰まり等の故障が発生したかを確実に判別
することができる。
【0014】また、請求項2に記載した発明のように、
各変位検出手段を構成する複数のリミットスイッチを前
記親分配弁の両端側にそれぞれ設け、前記各スプールが
順次ストロークエンドに達する毎に各リミットスイッチ
を閉成させると共に、該各リミットスイッチからの信号
に基づき該各リミットスイッチのうち、いずれのリミッ
トスイッチが閉成したかを故障箇所判別手段で順次記憶
する構成とすることにより、親分配弁の各スプールのう
ち、いずれのスプールがストロークエンドに達し(いず
れのリミットスイッチが閉成し)た後に、グリース詰ま
り等の故障が発生したかを検出でき、故障発生時にいず
れのスプールが摺動変位(ストローク)の途中であった
のかを確実に検出できる。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明のように、
子分配弁に従属させて孫分配弁を設け、該孫分配弁の各
スプールを前記子分配弁から分配された潤滑油でそれぞ
れ順次摺動変位させつつ、該孫分配弁の各送出口から分
配して送り出される潤滑油を各給脂配管を介して各給脂
部に導く構成とした場合でも、故障発生時に摺動変位
(ストローク)の途中で停止したスプールを特定すると
共に、ポンプから既に吐出された潤滑油の吐出量を検出
することによって、故障箇所判別手段でシステム全体の
うち、いずれの箇所でグリース詰まり等の故障が発生し
たかを確実に判別することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例による進行型自動給脂
装置を図1ないし図5に基づき、油圧ショベルの自動給
脂に用いる場合を例に挙げて説明する。
【0017】図において、1は油圧ショベルを示し、該
油圧ショベル1は下部走行体2と、該下部走行体2上に
旋回装置3を介して旋回可能に設けられた上部旋回体4
とからなり、該上部旋回体4は、その前部側に設けられ
た運転室5と、該運転室5の後側に位置して後述のポン
プ9等を収容した機械室6と、運転室5の側方に位置し
て上部旋回体4の前部に設けられた作業装置7とから構
成されている。
【0018】ここで、該作業装置7は、上部旋回体4の
前部に俯仰動可能にピン結合されたブーム7Aと、該ブ
ーム7Aの先端側に俯仰動可能にピン結合されたアーム
7Bと、該アーム7Bの先端側に回動可能にピン結合さ
れたバケット7C等から大略構成され、該ブーム7A、
アーム7Bおよびバケット7Cはそれぞれブームシリン
ダ7D、アームシリンダ7Eおよびバケットシリンダ7
Fにより駆動される。そして、これらのピン結合部には
連結ピン7G,7G,…が設けられ、該各連結ピン7G
はそれぞれ後述のグリース給脂部24(図2参照)を構
成するものである。
【0019】8は油タンクとしてのグリースタンク、9
は該グリースタンク8内のグリース(潤滑油)を吸込ん
で吐出するポンプを示し、該ポンプ9は図2に示すよう
に、外部から供給されるエア圧によって回転駆動され、
グリースタンク8内からグリースを吸込みつつ、後述の
親分配弁14に向けてグリースを吐出する。また、該ポ
ンプ9はエア圧の供給が停止されると、これによってグ
リースの吐出を自動的に停止するものである。なお、後
述の故障発生時にはエア圧の供給を続けた場合でも、ポ
ンプ9の回転が停止しグリースの吐出は中断される。
【0020】10は高圧エアを貯蔵したエアタンク、1
1は該エアタンク10とポンプ9との間を接続するエア
配管、12は該エア配管11の途中に減圧弁13を介し
て配設された常閉型の電磁弁を示し、該電磁弁12は後
述のコントローラ29から出力される制御信号に基づい
て開,閉弁制御され、開弁時には減圧弁13で一定圧ま
で減圧されたエアタンク10からのエア圧をエア配管1
1を介してポンプ9に供給し、ポンプ9を回転駆動させ
る。
【0021】14はポンプ9の吐出側に接続して設けら
れた親分配弁で、該親分配弁14は本出願人が先に提案
した、例えば実開平4−132299号公報等に記載の
分配弁と同様に構成され、ポンプ9からのグリースを予
め決めた順序に従って送出口A〜Fから分配し送り出す
ようになっている。ここで、該親分配弁14は図3に示
す如く、例えば3個のスプール摺動穴15A,15B,
15Cが形成された弁ケーシング15と、該弁ケーシン
グ15のスプール摺動穴15A,15B,15C内にそ
れぞれ挿嵌されたスプール16,16,…とから構成さ
れている。
【0022】また、弁ケーシング15にはスプール摺動
穴15A,15B,15Cの両端側に送出口A〜Fが設
けられ、該送出口A〜Fにはそれぞれ給脂配管17,1
7,…が接続されている。そして、親分配弁14はポン
プ9からのグリースが該スプール摺動穴15A,15
B,15C内に供給(充填)されることにより、各スプ
ール16を予め決められた順序で駆動(摺動変位)さ
せ、例えば送出口A,B,C,D,E,Fの順番で各給
脂配管17内にグリースを分配して送り出すものであ
る。ここで、各送出口A〜Fから送出口A,B,C,
D,E,Fの順番でグリースが送出される1行程が1回
の吐出サイクルである。
【0023】18,18,…は親分配弁14に従属して
それぞれ設けられた子分配弁で、該各子分配弁18は親
分配弁14とほぼ同様に構成され、弁ケーシング19に
形成した3個のスプール摺動穴内にそれぞれスプール
(いずれも図示せず)が挿嵌されている。また、該各子
分配弁18の弁ケーシング19には各スプール摺動穴の
両端側に送出口A〜Fが設けられ、該送出口A〜Fには
それぞれ給脂配管20,20,…が接続されている。
【0024】そして、該各子分配弁18は、親分配弁1
4に各給脂配管17を介してそれぞれ接続され、親分配
弁14から分配して供給されたグリースで各スプールを
順次駆動(摺動変位)させることにより、例えば送出口
A,B,C,D,E,Fの順番で各給脂配管20内にグ
リースを分配して送り出すように構成されている。
【0025】21は子分配弁18に従属して設けられた
孫分配弁を示し、該孫分配弁21も前記親分配弁14と
ほぼ同様に構成され、弁ケーシング22に形成した3個
のスプール摺動穴内にそれぞれスプール(いずれも図示
せず)が挿嵌されている。また、該孫分配弁21の弁ケ
ーシング22には各スプール摺動穴の両端側に送出口A
〜Fが設けられ、該送出口A〜Fにはそれぞれ給脂配管
23,23,…が接続されている。そして、該孫分配弁
21は、子分配弁18に給脂配管20を介して接続さ
れ、子分配弁18から分配して供給されたグリースで各
スプールを順次駆動(摺動変位)させることにより、例
えば送出口A,B,C,D,E,Fの順番で各給脂配管
23内にグリースを分配して送り出す。
【0026】ここで、親分配弁14の送出口Cから送出
されるグリース量を(100)とした場合に、例えば子
分配弁18の送出口A,Dからはグリース量(25)が
それぞれ送出され、子分配弁18の送出口B,Eからは
グリース量(15)がそれぞれ送出され、子分配弁18
の送出口C,Fからはグリース量(10)がそれぞれ送
出される。そして、孫分配弁21は送出口A,Dからそ
れぞれ送出されるグリース量が(7.5)となり、送出
口B,Eからそれぞれ送出されるグリース量が(2.
5)となり、さらに送出口C,Fからはグリース量
(2.5)がそれぞれ送出される。
【0027】24,24,…は前記連結ピン7G等から
なる給脂部としてのグリース給脂部を示し、該各グリー
ス給脂部24は各子分配弁18または孫分配弁21に各
給脂配管20,23を介して接続され、該各グリース給
脂部24には各子分配弁18または孫分配弁21から分
配して送出されたそれぞれのグリースが供給(給脂)さ
れるものである。なお、各子分配弁18に各給脂配管2
0を介して直接的に接続した各グリース給脂部24のう
ち、いずれかのグリース給脂部24に替えて、前記孫分
配弁21と同様の孫分配弁を必要に応じて設け、この孫
分配弁に各給脂配管を介して各グリース給脂部を設ける
ようにしてもよいことは勿論である。
【0028】25はポンプ9に付設された吐出量検出手
段としての吐出量センサを示し、該吐出量センサ25は
ポンプ9が起動し停止されるまでに、該ポンプ9から吐
出されたグリースの総流量を吐出量Qとして検出し、該
吐出量Qの検出信号をコントローラ29に出力するもの
である。
【0029】26A,26B,26C,26D,26
E,26Fは親分配弁14の送出口A〜Fに対応して該
親分配弁14に設けられた変位検出手段としてのリミッ
トスイッチを示し、該リミットスイッチ26A〜26F
は図3に例示するように構成され、常時は開成状態に保
持される。そして、弁ケーシング15のスプール摺動穴
15A,15B,15C内で順次摺動変位する各スプー
ル16がストロークエンドに達する毎に、リミットスイ
ッチ26A〜26Fは順次閉成され、各スプール16が
ストロークエンドから逆向きに摺動変位し始めると、再
び開成状態に復帰する。
【0030】27は油圧ショベル1の運転室5内に設け
られるエンジンスイッチを示し、該エンジンスイッチ2
7はオペレータによって開,閉成され、機械室6内のエ
ンジン(図示せず)を閉成時に始動(作動)させるもの
である。
【0031】28は故障箇所を報知する報知手段として
の警報ランプを示し、該警報ランプ28は前記各子分配
弁18、各給脂配管20,23、孫分配弁21および各
グリース給脂部24のうち、いずれかの箇所でグリース
詰まり等の故障が発生したときに、この故障箇所に該当
するランプ等を点灯させることにより、オペレータ等に
故障箇所を特定して報知するものである。
【0032】29はマイクロコンピュータ等で構成され
たコントローラを示し、該コントローラ29は入力側に
エンジンスイッチ27、吐出量センサ25およびリミッ
トスイッチ26A〜26F等が接続され、出力側は電磁
弁12および警報ランプ28等に接続されている。そし
て、コントローラ29はその記憶回路内に図5に示すプ
ログラム等を格納し、後述の自動給脂制御処理および故
障診断処理等を行うようになっている。また、コントロ
ーラ29の記憶回路には、記憶エリア29A内に後述の
タイマT、所定の待ち時間Tc 、最大吐出時間Tm 、ソ
フトカウンタおよび所定回数のカウント値N等が格納さ
れている。
【0033】本実施例による進行型自動給脂装置は上述
の如き構成を有するもので、次にコントローラ29によ
る自動給脂制御処理を含む故障診断処理について図5を
参照して説明する。
【0034】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1でエンジンスイッチ27を読込み、ステップ2に移
ってエンジンが始動したか否かを判定し、「YES」と
判定したときにはステップ3に移ってタイマTをスター
トさせ、ステップ4ではタイマTが所定の待ち時間Tc
に達したか否かを判定する。そして、ステップ4で「Y
ES」と判定したときにはステップ5に移って電磁弁1
2に制御信号を出力し、該電磁弁12を開弁させること
により、エアタンク10からのエア圧でポンプ9を駆動
させ、該ポンプ9によってグリースタンク8内のグリー
スを親分配弁14に向けて吐出させる。
【0035】この結果、親分配弁14はポンプ9からの
グリースがスプール摺動穴15A,15B,15C内に
供給されることにより、各スプール16を予め決められ
た順序で駆動させ、例えば送出口A,B,C,D,E,
Fの順番で各給脂配管17内にグリースを分配して送り
出す吐出サイクルを繰返すようになる。
【0036】そこで、ステップ6ではリミットスイッチ
26A〜26Fからの開,閉成信号を読込み、リミット
スイッチ26A〜26Fの動作履歴(即ちリミットスイ
ッチ26A〜26Fの開,閉成状態)を順次更新可能に
記憶する。そして、次なるステップ7では記憶エリア2
9A内のソフトカウンタによって前記親分配弁14の吐
出サイクルが何回繰返されたかを、リミットスイッチ2
6A〜26Fからの信号に基づきサイクルカウント値n
として計数する。
【0037】次に、ステップ8ではサイクルカウント値
nが、記憶エリア29A内に予め記憶した所定回数のカ
ウント値N以上となったか否かを判定し、このステップ
8で「YES」と判定した場合には、親分配弁14がカ
ウント値N回だけ前記吐出サイクルを繰返すことによ
り、送出口A〜Fから予め決められた順番でグリースを
分配して送り出し、必要量のグリースが各子分配弁18
および孫分配弁21を介して各グリース給脂部24に供
給(給脂)された場合であるから、ステップ9に移って
電磁弁12を閉弁させ、エアタンク10からポンプ9へ
のエア供給を断って該ポンプ9の駆動を停止すると共
に、親分配弁14の動作を停止させ、ステップ10でタ
イマTをリセットして処理動作を終了する。
【0038】また、前記ステップ8で「NO」と判定し
た場合には、親分配弁14の吐出サイクル数(サイクル
カウント値n)がカウント値Nに達していない場合であ
るから、ステップ11に移って前記タイマTによるカウ
ント時間T(n)が、予め記憶エリア29A内に格納し
ている最大吐出時間Tm (親分配弁14が吐出サイクル
をカウント値N回だけ繰返すのに要する吐出時間の上限
値)以下であるか否かを判定する。そして、このステッ
プ11で「YES」と判定したときは、前記カウント時
間T(n)が最大吐出時間Tm 以内となる正常状態であ
るから、ステップ6に戻ってこれ以降の処理を繰返すよ
うにする。
【0039】一方、このステップ11で「NO」と判定
したときは、親分配弁14の吐出サイクルがカウント値
N回分だけ繰返される前に、カウント時間T(n)が最
大吐出時間Tm を越えた異常状態であり、図2に示した
各子分配弁18、各給脂配管20,23、孫分配弁21
および各グリース給脂部24のうち、いずれかの箇所で
グリース詰まり等の故障が発生していると判定できるか
ら、ステップ12に移ってポンプ9の吐出量Qを読込
み、前記ステップ6で読込んだリミットスイッチ26A
〜26Fの開,閉成信号とステップ12による吐出量Q
の信号とに基づき下記のようにグリース詰まり等の故障
発生箇所を特定する故障診断を行う。
【0040】即ち、リミットスイッチ26A〜26Fの
開,閉成信号に基づき、故障発生の直前に各リミットス
イッチ26A〜26Fのうち、いずれのスイッチが閉成
し次に閉成予定のスイッチがいずれであるかを判別し、
親分配弁14の送出口A〜Fのうち、いずれの送出口か
らグリースを送出している途中で故障が発生したかを特
定する。そして、親分配弁14の送出口Cからグリース
を送出している途中で故障が発生した場合を例に挙げて
説明すると、ステップ13では吐出量Qと親分配弁14
の総送出量Q1 との差分ΔQを、
【0041】
【数1】ΔQ=Q−Q1 Q1 =aQA +bQB +cQC +dQD +eQE +fQ
F として演算し、故障発生までに親分配弁14の送出口C
からスプール16で送り出したグリース量を差分ΔQと
して求める。
【0042】ここで、送出量QA ,QB ,QC ,QD ,
QE ,QF は親分配弁14の送出口A〜Fから各スプー
ル16の1ストローク毎に送出されるグリース量を表
し、回数a,b,c,d,e,fはリミットスイッチ2
6A〜26Fが閉成された動作回数を表している。即
ち、送出口Cからグリースを送り出している途中で故障
が発生した場合には、リミットスイッチ26A,26B
がk回閉成(a,b=k)したとすると、リミットスイ
ッチ26C〜26Fは(k−1)回だけ閉成(c,d,
e,f=k−1)したことになる。
【0043】次に、ステップ14では前記差分ΔQ(親
分配弁14の送出口Cから送り出したグリース量)に基
づき、この送出口Cに接続された子分配弁18、孫分配
弁21等のいずれの箇所で故障が発生しているかを特定
するため、
【0044】
【数2】ΔQ<Σqx Σqx =q1 +q2 +q3 +q4 +…+qx なる演算を行い、いずれの箇所で故障が発生しているか
を判定する。
【0045】この場合、送出量q1 は子分配弁18の送
出口Aから送出されるグリース量であり、次なる送出量
q2 ,q3 はそれぞれ子分配弁18の送出口B,Cから
送出されるグリース量を表し、仮に孫分配弁21の送出
口Bからグリースを送り出す途中で故障が発生したとす
ると、孫分配弁21の送出口Aから送出量q4 のグリー
スを送り出した後に、孫分配弁21の送出口Bから送出
量qx のグリースを送り出すときの合計送出量(Σqx
)は差分ΔQよりも大きくなる。
【0046】従って、前記送出量q1 ,q2 ,q3 ,q
4 ,…,qx を順次合計した合計送出量(Σqx )が、
差分ΔQよりも大きくなる送出量qx の箇所をステップ
14で判別することにより、例えば孫分配弁21の送出
口Bに接続した給脂配管23またはグリース給脂部24
の途中箇所でグリース詰まり等の故障が発生している
と、故障箇所を診断し発見(特定)することができる。
そして、ステップ15では警報ランプ28に警報信号を
出力し、故障箇所に該当するランプを点灯させることに
より、オペレータ等に故障発生箇所を特定して報知す
る。
【0047】かくして、本実施例によれば、エンジンの
始動後に所定の待ち時間Tc が経過して電磁弁12を開
弁させることにより、グリースタンク8内のグリースを
ポンプ9から親分配弁14に吐出させつつ、各子分配弁
18、孫分配弁21等を介して各グリース給脂部24に
グリースを給脂する自動給脂制御を行い、この自動給脂
制御処理の途中でステップ11により、タイマTのカウ
ント時間T(n)が最大吐出時間Tm (親分配弁14が
吐出サイクルをカウント値N回だけ繰返すのに要する吐
出時間の上限値)を越えるか否かで、自動給脂途中に故
障が発生しているか否かを確実に診断することができ
る。
【0048】そして、故障発生時には図2に示す各子分
配弁18、各給脂配管20,23、孫分配弁21および
各グリース給脂部24のうち、いずれかの箇所でグリー
ス詰まり等の故障が発生しているかを、前記数1、数2
の式による演算を行うことによって発見(特定)するこ
とができると共に、警報ランプ28を作動させることに
より故障箇所に該当するランプを点灯させ、オペレータ
等に故障発生箇所を特定して報知することができる。
【0049】従って、本実施例では、図2に例示したよ
うに、親分配弁14に従属する複数の子分配弁18,1
8,…および該各子分配弁18に従属する孫分配弁21
等を系統的に分岐させて設け、油圧ショベル1の多数の
グリース給脂部24,24,…に自動的にグリースを給
脂できる上に、給脂作業の途中でグリース詰まり等の故
障が発生したときには、故障発生箇所を早期に診断して
発見(特定)することができ、故障診断の作業性を大幅
に向上できる。
【0050】また、各給脂配管17,20,23のいず
れかが途中部位で破損しグリース洩れ等が発生した場合
には、親分配弁14からグリースを送出するときの負荷
が小さくなり、親分配弁14の各スプール16のうち、
いずれかの摺動速度が急に速くなるから、リミットスイ
ッチ26A〜26Fの動作履歴(即ちリミットスイッチ
26A〜26Fの開,閉成状態)を監視することによっ
て、グリース洩れ等を早期に検出できる等、種々の効果
を奏する。
【0051】なお、前記実施例では、図5に示すプログ
ラムのうち、ステップ13およびステップ14が本発明
の構成要件である故障箇所判別手段の具体例を示してい
る。
【0052】また、前記実施例では、親分配弁14に各
スプール16のストロークエンドを個別に検出するリミ
ットスイッチ26A〜26Fを設けるものとして述べた
が、本発明はこれに限るものではなく、例えば各子分配
弁18または各孫分配弁21にもリミットスイッチ26
A〜26Fと同様の変位検出手段を設けるようにしても
よい。そして、この場合には、各子分配弁18または各
孫分配弁21の各スプールが摺動変位しているか否か
を、それぞれの変位検出手段によって直接的に検出で
き、グリース詰まりやグリース洩れ等の故障診断をより
正確に行うことが可能となる。
【0053】さらに、前記実施例では、故障発生時の報
知手段として警報ランプ28を用いるものとして述べた
が、これに替えて、例えば音声合成装置やメッセージ表
示器等の報知手段を用いるようにしてもよい。
【0054】さらにまた、前記実施例では、建設機械と
して油圧ショベル1に自動給脂作業を行う場合を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限らず、給脂を必要と
する建設機械には広く適用できるもので例えば油圧クレ
ーン等の他の建設機械に用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、請求
項1に記載の如く、吐出量検出手段でポンプから吐出さ
れた潤滑油の吐出量を検出すると共に、親分配弁にそれ
ぞれ設けた複数の変位検出手段で各スプールの摺動変位
を個別に検出する構成としたから、複数の給脂配管また
は複数の給脂部のいずれかで、例えばグリース詰まり等
の故障が発生したときには、前記各変位検出手段からの
信号に基づき各スプールのうち、いずれのスプールが摺
動変位(ストローク)の途中で停止したかを検出でき、
このときに吐出量検出手段からの信号に基づいてポンプ
から既に吐出された潤滑油の吐出量を検出できると共
に、故障箇所判別手段ではこれらの検出結果に基づきシ
ステム全体のうち、いずれの箇所で故障が発生したか早
期に診断して発見(特定)でき、故障診断の作業性を大
幅に向上させることができる。
【0056】また、請求項2に記載した発明のように、
各変位検出手段を構成する複数のリミットスイッチを前
記親分配弁の両端側にそれぞれ設け、前記各スプールが
順次ストロークエンドに達する毎に各リミットスイッチ
を閉成させると共に、該各リミットスイッチからの信号
に基づき該各リミットスイッチのうち、いずれのリミッ
トスイッチが閉成したかを故障箇所判別手段で順次記憶
する構成とすることにより、親分配弁の各スプールのう
ち、いずれのスプールがストロークエンドに達し(いず
れのリミットスイッチが閉成し)た後に、グリース詰ま
り等の故障が発生したかを確実に検出でき、故障発生時
にいずれのスプールが摺動変位(ストローク)の途中で
あったのかを正確に診断して故障箇所を特定できる。
【0057】さらに、請求項3に記載の発明のように、
子分配弁に従属させて孫分配弁を設け、該孫分配弁の各
スプールを前記子分配弁から分配された潤滑油でそれぞ
れ順次摺動変位させつつ、該孫分配弁の各送出口から分
配して送り出される潤滑油を各給脂配管を介して各給脂
部に導く構成とした場合でも、故障発生時に摺動変位
(ストローク)の途中で停止したスプールを特定できる
と共に、ポンプから既に吐出された潤滑油の吐出量を検
出することによって、システム全体のうちいずれの箇所
でグリース詰まり等の故障が発生したかを正確に診断で
き、故障箇所を早期に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す油圧ショベルの外観図で
ある。
【図2】実施例による進行型自動給脂装置を示す全体構
成図である。
【図3】図2中の親分配弁を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図4】進行型自動給脂装置のコントローラ等を示す制
御ブロック図である。
【図5】自動給脂制御処理および故障診断処理を示す流
れ図である。
【符号の説明】
8 グリースタンク(油タンク) 9 ポンプ 10 エアタンク 12 電磁弁 14 親分配弁 15,19,22 弁ケーシング 15A,15B,15C スプール摺動穴 16 スプール 17,20,23 給脂配管 18 子分配弁 21 孫分配弁 24 グリース給脂部(給脂部) 25 吐出量センサ(吐出量検出手段) 26A〜26F リミットスイッチ(変位検出手段) 29 コントローラ A,B,C,D,E,F 送出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油タンク内の潤滑油を吸込んで吐出する
    ポンプと、該ポンプからの潤滑油で複数のスプールが順
    次駆動されることにより、該各スプールの摺動変位に応
    じて複数の送出口から前記潤滑油を分配し送り出す親分
    配弁と、該親分配弁に従属してそれぞれ設けられ、該親
    分配弁から分配された潤滑油で各スプールが順次駆動さ
    れることにより、該各スプールの摺動変位に応じて各送
    出口から前記潤滑油を分配し送り出す複数の子分配弁
    と、少なくとも該各子分配弁の各送出口から送り出され
    た前記潤滑油を複数の給脂部に向けてそれぞれ導く複数
    の給脂配管とを備え、前記親分配弁および各子分配弁
    は、それぞれ複数のスプール摺動穴が形成された弁ケー
    シングを有し、該弁ケーシングの各スプール摺動穴内で
    前記各スプールを予め決められた順序により摺動変位さ
    せてなる進行型自動給脂装置において、 前記ポンプから吐出された潤滑油の吐出量を検出する吐
    出量検出手段と、前記親分配弁にそれぞれ設けられ、前
    記各スプールの摺動変位を個別に検出する複数の変位検
    出手段と、前記各給脂配管または各給脂部のいずれかで
    故障が発生したときに、該変位検出手段および前記吐出
    量検出手段からの信号に基づき故障箇所を判別する故障
    箇所判別手段とを備える構成としたことを特徴とする進
    行型自動給脂装置。
  2. 【請求項2】 前記各変位検出手段は、前記親分配弁の
    両端側にそれぞれ設けられ、常時は開成され前記各スプ
    ールが順次ストロークエンドに達する毎に閉成される複
    数のリミットスイッチによって構成し、前記故障箇所判
    別手段は、該各リミットスイッチからの信号に基づき該
    各リミットスイッチのうち、いずれのリミットスイッチ
    が閉成したかを順次記憶する構成としてなる請求項1に
    記載の進行型自動給脂装置。
  3. 【請求項3】 前記子分配弁の各送出口には、該子分配
    弁に従属する孫分配弁を設け、該孫分配弁は、前記子分
    配弁から分配された潤滑油でそれぞれのスプールを順次
    摺動変位させることにより、該孫分配弁の各送出口から
    分配して送り出される潤滑油を前記各給脂配管を介して
    各給脂部に導く構成としてなる請求項1または2に記載
    の進行型自動給脂装置。
JP27057094A 1994-10-07 1994-10-07 進行型自動給脂装置 Pending JPH08105409A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016199184A1 (ja) * 2015-06-08 2016-12-15 アズビルTaco株式会社 ハイブリッド供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016199184A1 (ja) * 2015-06-08 2016-12-15 アズビルTaco株式会社 ハイブリッド供給装置

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