JPH10148299A - 自動給脂装置 - Google Patents

自動給脂装置

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JPH10148299A
JPH10148299A JP32233396A JP32233396A JPH10148299A JP H10148299 A JPH10148299 A JP H10148299A JP 32233396 A JP32233396 A JP 32233396A JP 32233396 A JP32233396 A JP 32233396A JP H10148299 A JPH10148299 A JP H10148299A
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JP
Japan
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grease
pump
lubricating oil
greasing
oil
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JP32233396A
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English (en)
Inventor
Koji Fujita
浩二 藤田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油タンク内の潤滑油不足時を早期に知ること
ができ、潤滑油の不足時とポンプまたは分配弁等の異常
時とを判別できるようにする。 【解決手段】 グリースポンプ2によりグリース容器1
内のグリースGを吸込管3を介してポンプ室2Dに吸込
みつつ、ポンプ室2D内のグリースGを吐出管5を介し
て切換弁10側に向けて吐出させる。グリースポンプ2
から吐出されたグリースGを切換弁10を介して分配弁
13に向け流通させることにより、分配弁13は1回の
給脂サイクルを実行し、各ピン結合部等の給脂部位に各
給脂配管18を介してグリースGを給脂する。コントロ
ーラ24に設けたカウンタ等で給脂サイクルの回数を計
数し、その計数値が所定の回数値に達したときに、グリ
ース容器1の交換時期が来たものとしてパイロットラン
プ21を点灯させ、オペレータにグリース容器1の交換
を促すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ルまたは油圧クレーン等の作業機に好適に用いられる自
動給脂装置に関し、特に、ピン結合部等の給脂部位に潤
滑油を自動的に供給するようにした自動給脂装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業機にあっ
ては、ブーム、アームおよびバケット等からなる作業装
置を備え、この作業装置のブーム、アームおよびバケッ
トはそれぞれピン結合部を介して互いに回動可能にピン
連結されると共に、これらのピン結合部の給脂部位には
自動給脂装置を用いてグリース等の潤滑油を供給する構
成としている。
【0003】そして、この種の従来技術による自動給脂
装置は、油タンク内の潤滑油を吐出するポンプと、この
ポンプからの潤滑油で駆動され給脂部位に向けて前記潤
滑油を分配する分配弁と、前記ポンプから吐出される潤
滑油の圧力を検出する圧力検出手段と、予め決められた
給脂サイクルをもって前記ポンプを作動させるポンプ制
御手段等とから構成されている。
【0004】ここで、このポンプ制御手段は、まず給脂
サイクルの開始時に前記ポンプを作動させ、前記油タン
ク内の潤滑油を分配弁側に向けて吐出させる。そして、
分配弁は内部に潤滑油が充満されるまで潤滑油の圧力で
駆動されることにより、このときの潤滑油の一部を前記
ピン結合部等の給脂部位に供給する。
【0005】この場合、前記分配弁内が潤滑油で充満さ
れたときには、前記ポンプによる潤滑油の圧力が上昇す
る。そして、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め決
められた設定圧に達したときに、前記ポンプ制御手段は
ポンプの作動を停止させて、1回の給脂サイクルを終了
させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による自動給脂装置では、ポンプを作動させる給
脂サイクルの途中で、ポンプから分配弁に向けて吐出さ
れる潤滑油の圧力を圧力検出手段によって検出し、その
検出圧力が予め決められた設定圧に達したときにポンプ
制御手段でポンプの作動を停止させることにより、1回
の給脂サイクルを終了させるようにしている。
【0007】一方、このような給脂サイクルを繰返すう
ちに、油タンク内の潤滑油がポンプにより分配弁側に向
けて多量に吐出され、油タンク内の潤滑油残量が少なく
なってくると、任意の給脂サイクルでポンプを作動さ
せ、予め決められた一定時間が経過しても潤滑油の圧力
が前記設定圧まで上昇しない場合が生起する。そこで、
この場合には油タンク内の潤滑油残量が実質的に零とな
ったものとして、潤滑油の補充時期を判別するようにし
ている。
【0008】しかし、従来技術の場合には、前記ポンプ
または分配弁等に異常が発生した場合でも、前記潤滑油
の圧力は設定圧まで上昇しないことがあり、この場合に
は異常の原因がいずれの箇所にあるのかを識別すること
ができず、潤滑油の補充時期を必ずしも正確には判別で
きないという問題がある。
【0009】特に、油タンク内の潤滑油残量が実質的に
零となった場合には、潤滑油の補充作業を早期に行わな
い限り自動給脂装置の作動を完全に停止させる必要が生
じ、給脂作業に余分な時間と労力を費やすことになり、
給脂時の作業性を向上できないという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は給脂サイクルの回数から油タン
ク内の潤滑油消費量を求めることができ、油タンク内の
潤滑油不足時を早期に知ることができると共に、潤滑油
の不足時とポンプまたは分配弁等の異常時とを確実に判
別できるようにした自動給脂装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、油タンク内の潤滑油を吐出
するポンプと、このポンプからの潤滑油により駆動され
給脂部位に向けて前記潤滑油を分配する分配弁と、予め
決められた給脂サイクルをもって前記ポンプを作動させ
るポンプ制御手段と、このポンプ制御手段による前記給
脂サイクルの回数を計数する計数手段と、この計数手段
による前記給脂サイクルの計数値に基づいて前記油タン
ク内の潤滑油消費量を求め、前記油タンク内の潤滑油が
補充時期に達したか否かを判定する補充時期判定手段
と、前記ポンプから吐出される潤滑油の圧力を検出する
圧力検出手段と、前記給脂サイクルの途中でこの圧力検
出手段により検出した圧力が予め決められた設定圧に達
したか否かを判定する圧力判定手段とからなる構成を採
用している。
【0012】上記構成によれば、ポンプを作動させる1
回の給脂サイクル毎に油タンクから吐出される潤滑油の
油量を予め求めることができるから、このときの油量と
計数手段による給脂サイクルの計数値に基づき、前記油
タンク内の潤滑油消費量を算定し、補充時期判定手段に
より前記油タンク内の潤滑油が補充時期に達したか否か
を判定することができる。また、前記給脂サイクルの途
中で圧力検出手段により検出した圧力が設定圧に達した
か否かを圧力判定手段で判定し、ポンプを作動させて十
分な時間が経過したときにも潤滑油の圧力が設定圧まで
上昇しない場合には、例えばポンプまたは分配弁等に異
常が発生したものとして識別することができる。
【0013】さらに、請求項2の発明では、前記油タン
ク内に潤滑油が補充されたか否かを判定する油補充判定
手段を備え、この油補充判定手段により潤滑油が前記油
タンク内に補充されたと判定したときには、前記計数手
段による給脂サイクルの計数値を初期値にリセットさせ
る構成としている。
【0014】これにより、油補充判定手段で潤滑油が油
タンク内に補充されたと判定したときに、計数手段によ
る給脂サイクルの計数値を初期値にリセットさせること
ができ、その後に給脂サイクルを繰返す度毎に計数手段
で給脂サイクルの回数を計数することにより、前記油タ
ンク内の潤滑油補充時期をより正確に判定することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
自動給脂装置を油圧ショベルのピン結合部に適用した場
合を例に挙げて説明する。
【0016】ここで、図1ないし図4は本発明の実施例
を示している。図中、1は潤滑油としてのグリースGを
収容した油タンクを構成するグリース容器で、このグリ
ース容器1は予め一定量のグリースGが充填され、油圧
ショベルの上部旋回体(図示せず)等に交換可能に設け
られている。そして、グリース容器1は内部のグリース
残量が少なくなったとき等に、予め一定量のグリースG
が充填された別のグリース容器1とオペレータにより交
換されるものである。
【0017】2はグリース容器1上に設けられたポンプ
としてのグリースポンプを示し、このグリースポンプ2
は、シリンダ2Aと、該シリンダ2A内に摺動可能に挿
嵌された駆動ピストン2Bおよびポンプピストン2C等
とからなり、このポンプピストン2Cはシリンダ2A内
にポンプ室2Dを画成している。そして、ポンプ室2D
は吸込管3を介してグリース容器1内に接続され、吸込
管3の途中にはグリース容器1内のグリースGがポンプ
室2D側に向けて流通するのを許し、逆向きの流れを阻
止する吸込用のチェック弁4が設けられている。
【0018】また、グリースポンプ2のポンプ室2Dに
は吐出管5が接続され、この吐出管5の途中には、ポン
プ室2DからのグリースGが後述の切換弁10側に向け
て流通するのを許し、逆向きの流れを阻止する吐出用の
チェック弁6が設けられている。そして、グリースポン
プ2は後述する油圧ポンプ8からの圧油で駆動されるこ
とにより、ポンプピストン2Cでポンプ室2Dを拡縮さ
せる。これにより、グリース容器1内のグリースGは吸
込管3を介してポンプ室2Dに吸込まれ、ポンプ室2D
内のグリースGは吐出管5を介して後述の分配弁13側
に向けて吐出される。
【0019】7は油圧源となる油圧ポンプ8、タンク9
とグリースポンプ2との間に配設されたポンプ駆動用の
切換弁を示し、この切換弁7は例えば4ポート2位置の
電磁式方向切換弁により構成され、後述するコントロー
ラ24からの制御信号により高圧位置(イ)と低圧位置
(ロ)とに切換制御される。そして、切換弁7は高圧位
置(イ)と低圧位置(ロ)とに繰返し切換えられること
によって、グリースポンプ2の駆動ピストン2Bを上,
下に摺動変位(駆動)させるものである。
【0020】10は吐出管5と給脂配管11との間に配
設された給脂用の切換弁で、この切換弁10は例えば3
ポート2位置の電磁式方向切換弁により構成され、還流
位置(ハ)から給脂位置(ニ)に切換えられたときに吐
出管5を給脂配管11に連通させることにより、分配弁
13に向けてグリースGが供給されるのを許すものであ
る。また、切換弁10は還流位置(ハ)に復帰したとき
に給脂配管11を戻し管12を介してグリース容器1に
連通させ、分配弁13に向けたグリースGの供給を停止
させると共に、給脂配管11側の一部のグリースGが戻
し管12を介してグリース容器1に還流されるのを許す
構成となっている。
【0021】13,13,…はグリースポンプ2に吐出
管5および給脂配管11等を介して接続された分配弁
(2個のみ図示)を示し、各分配弁13は図2に示すよ
うに、弁ケーシング14と、この弁ケーシング14内に
摺動可能に設けられ、弁ケーシング14内を二つの油室
A,Bに画成した段付円柱状のピストン15と、このピ
ストン15に対向して弁ケーシング14の流入口14A
側に摺動可能に挿嵌されたスライド弁16と、ピストン
15とスライド弁16との間に配設され、両者を互いに
引き離す方向に常時付勢したスプリング17とからな
り、このスプリング17はスライド弁16の開弁圧を設
定するものである。
【0022】ここで、弁ケーシング14には油室B内に
開口するように前記流入口14Aと共に吐出口14Bが
形成され、油室Bを迂回するように流入口14Aと油室
Aとの間には流通路14Cが形成されている。また、ス
ライド弁16には軸方向に延びる油路16Aが形成さ
れ、この油路16Aは一端側が油室B内に開口すると共
に、他端側はその途中部位が略L字状に屈曲してスライ
ド弁16の外周面に開口している。そして、スライド弁
16は、流入口14A内で摺動変位を繰返すことにより
油室Aと油室Bとの間を流通路14Cおよび油路16A
を介して連通、遮断させる構成となっている。
【0023】また、各分配弁13は弁ケーシング14の
流入口14Aが図1に示す給脂配管11の先端側に接続
され、各吐出口14Bが各給脂配管18の基端側に接続
されている。そして、各給脂配管18はそれぞれの先端
側がピン結合部等の給脂部位(いずれも図示せず)に接
続され、各分配弁13を図2に示す第1行程〜第4行程
からなる1回の給脂サイクルをもって駆動することによ
り、これらの各給脂部位には各給脂配管18を介してグ
リースGが自動的に供給される。
【0024】19はグリースポンプ2によるグリースG
の吐出圧を検出する圧力検出手段としての圧力スイッチ
で、この圧力スイッチ19はチェック弁6と切換弁10
との間に位置して吐出管5の途中に設けられ、常時は開
成状態に保持されている。そして、吐出管5内の圧力が
予め決められた設定圧PS 以上まで上昇したときに圧力
スイッチ19は閉成し、グリースポンプ2の作動を停止
させるための検出信号をコントローラ24に出力する構
成となっている。
【0025】20はグリース容器1の近傍に位置して油
圧ショベルの上部旋回体等に設けられた容器センサを示
し、この容器センサ20は例えば近接スイッチ、リミッ
トスイッチまたは光センサ等からなり、油補充判定手段
を構成している。そして、容器センサ20は、グリース
Gの残量が少なくなったグリース容器1を図1に例示し
た位置から取除いた後に、次なるグリース容器1がセッ
トされると、グリース容器1が交換されたものとしてコ
ントローラ24にリセット信号を出力するものである。
【0026】21はグリース容器1の交換または補充時
期を報知する報知手段としてパイロットランプ、22は
システムの異常時を報知する警報手段としての警報ラン
プを示し、この警報ランプ22は前記給脂サイクルを開
始した後に十分な時間が経過しても圧力スイッチ19が
閉成しないような場合に点灯され、例えばグリースポン
プ2または分配弁13等に異常が発生したことをオペレ
ータに知らせるものである。
【0027】23は給脂インターバルを設定する設定器
で、この設定器23は前記給脂サイクルを、例えば5〜
10分程度の間隔で繰返し実行させるために、各給脂サ
イクルの開始時点を刻時するものである。
【0028】さらに、24はマイクロコンピュータ等に
よって構成されたコントローラで、このコントローラ2
4は入力側が圧力スイッチ19、容器センサ20および
設定器23等に接続され、出力側が切換弁7,10、パ
イロットランプ21および警報ランプ22等に接続され
ている。そして、コントローラ24はROM、RAM等
からなる記憶部24A内に図3、図4に示すプログラム
等を格納し、ポンプ駆動制御処理を含む自動給脂制御処
理等を行うようになっている。
【0029】また、コントローラ24は記憶部24A内
に、給脂サイクルの回数を計数する計数手段としてのサ
イクルカウンタCp と、グリース容器1の交換時期を判
定するために予め決められた回数値K1 と、グリースポ
ンプ2の駆動時間を計時する計時カウンタCt と、シス
テムの異常判定を行うための一定時間に対応する判定値
K2 等とを格納している。
【0030】本実施例による自動給脂装置は上述の如き
構成を有するもので、次にその作動について図1および
図2を参照して述べる。
【0031】まず、油圧ポンプ8を駆動すると共に、切
換弁7を高圧位置(イ)と低圧位置(ロ)とに繰返し切
換えることにより、グリースポンプ2の駆動ピストン2
Bを油圧ポンプ8からの圧油で上,下に摺動変位(駆
動)させ、ポンプピストン2Cでポンプ室2Dを拡縮さ
せる。そして、グリースポンプ2によりグリース容器1
内のグリースGを吸込管3を介してポンプ室2Dに吸込
みつつ、ポンプ室2D内のグリースGを吐出管5を介し
て切換弁10側に向けて吐出させる。
【0032】また、この状態で切換弁10を還流位置
(ハ)から給脂位置(ニ)に切換えることにより、吐出
管5を給脂配管11に連通させ、グリースポンプ2から
吐出されたグリースGを分配弁13に向けて流通させ
る。これにより分配弁13には図2中の矢示G1 方向に
グリースGが供給され、分配弁13は第1行程〜第4行
程に亘る1回の給脂サイクルを実行し、各ピン結合部等
の給脂部位に各給脂配管18を介してグリースGを給脂
する。
【0033】そこで、分配弁13によるグリースGの給
脂動作について図2を参照して述べるに、まず、第1行
程では、グリースポンプ2からのグリースが矢示G1 方
向へと流入口14A内に流入してくると、このときの圧
力によりスライド弁16が流入口14Aの奥所側に向け
て押圧される。
【0034】次に、第2行程では、流入口14A内に流
入したグリースがスプリング17の付勢力に抗してスラ
イド弁16を押圧することにより、流通路14Cが流入
口14A内に開口し、グリースは流入口14Aから矢示
G2 方向へと流通路14Cを介して油室A内に流入す
る。
【0035】そして、次なる第3行程では、油室A内に
流入したグリースがスプリング17の付勢力に抗してピ
ストン15を押圧することにより、ピストン15はスラ
イド弁16に当接する位置まで油室B側に向けて摺動変
位する。このとき、油室B内のグリースはピストン15
により吐出口14Bから矢示G3 方向へと図1に示す給
脂配管18側に吐出される。
【0036】また、この状態でピストン15とスライド
弁16には同等のグリース圧が作用する。しかし、油室
Aに対するピストン15の受圧面積は流入口14A側で
のスライド弁16の受圧面積よりも大きいため、スライ
ド弁16はピストン15と共に第3行程の状態からさら
に流入口14Aの方向に押動され、スライド弁16は流
通路14Cの開口部を閉塞する(図示せず)。
【0037】この結果、流入口14Aから油室Aに向う
流通路14Cを介したグリースの流通が遮断され、これ
によってピストン15およびスライド弁16の摺動変位
が停止する。そして、スライド弁16の摺動変位が停止
した状態では、グリースポンプ2から流入口14A内に
向けたグリースの流れがスライド弁16で遮断されるか
ら、グリースポンプ2によるグリースの吐出圧が上昇す
る。
【0038】かくして、グリースポンプ2からのグリー
ス圧が前記設定圧PS に達すると、図1に示す圧力スイ
ッチ19が閉成され、グリースポンプ2の作動を停止さ
せるための検出信号をコントローラ24に出力する。そ
して、コントローラ24は圧力スイッチ19からの検出
信号に基づき切換弁10を還流位置(ハ)に復帰させる
と共に、切換弁7の切換制御を停止させグリースポンプ
2の作動を止める。
【0039】次に、最後の第4行程では、グリースポン
プ2の停止によりスライド弁16に作用する流入口14
A側からのグリースの押圧力が低下するから、スライド
弁16がスプリング17の付勢力により流入口14A側
のストロークエンドまで押戻されると共に、ピストン1
5も油室A側のストロークエンド(第1行程の位置)ま
で押戻される。そして、この間に油室A内のグリースは
流通路14Cおよび油路16Aを介して油室B内に補給
され、次なる給脂サイクルに備えて油室B内はグリース
で満たされた状態に保持される。
【0040】また、前回の給脂サイクルから例えば5〜
10分間程度の時間が経過すると、設定器23により次
なる給脂サイクルの開始が刻時され、前回と同様にグリ
ースポンプ2を作動させることにより、再び図2に例示
した第1行程から第4行程に亘る1回の給脂サイクルが
繰返され、各ピン結合部等の給脂部位には各給脂サイク
ル毎に、例えば1〜10cc程度のグリースが分配供給
される。
【0041】次に、前述の如くグリースポンプ2および
分配弁13を作動させるコントローラ24の自動給脂制
御処理について図3を参照して説明する。
【0042】まず、給脂サイクルの回数を計数するサイ
クルカウンタCp を予め零リセット(Cp =0)した状
態で処理動作をスタートさせると、ステップ1で図4に
示すポンプ駆動制御処理を実行し、1回の給脂サイクル
が終了する毎にステップ2に移ってサイクルカウンタC
p の計数値が予め決められた回数値K1 に達したか否か
を判定する。
【0043】そして、ステップ2で「NO」と判定する
ときには、ステップ3に移ってサイクルカウンタCp の
計数値を「1」だけ歩進させ(Cp =Cp +1)、次な
るステップ4ではグリース容器1の交換が完了したか否
かを判定する。この場合、グリース容器1内のグリース
残量が少なくなるまでグリース容器1を交換する必要は
無いので、ステップ4で「NO」と判定する間はステッ
プ5に移り、このステップ5で「YES」と判定し、設
定器23により次なる給脂サイクルの開始が刻時された
ときにステップ1以降の処理を繰返す。
【0044】かくして、上記のステップ1〜ステップ5
の処理を複数回に亘って繰返し、ステップ2で「YE
S」と判定したときには、例えば回数値K1 分だけ給脂
サイクルを繰返すことによりグリース容器1内のグリー
スGが大きく消費され、グリース容器1の交換またはグ
リースGの補充時期に達していると判断できるから、ス
テップ6に移ってパイロットランプ21を点灯させ、グ
リース容器1内のグリースGがグリース不足状態に近付
いていることをオペレータ等に報知する。
【0045】次に、この状態でステップ4に移り、この
ステップ4で「YES」と判定したときには容器センサ
20からリセット信号が出力され、グリース容器1の交
換が完了したものとして判断できるから、ステップ7に
移ってサイクルカウンタCpを零リセット(Cp =0)
する。そして、次なるステップ8ではパイロットランプ
21を消灯させ、再びステップ1以降の処理を繰返すよ
うにする。
【0046】次に、図4に示すポンプ駆動制御処理につ
いて説明するに、まず、ステップ11では図1に示す油
圧ポンプ8を駆動すると共に、切換弁7を高圧位置
(イ)と低圧位置(ロ)とに繰返し切換えることにより
グリースポンプ2の駆動を開始する。そして、ステップ
12では計時カウンタCt を零リセット(Ct =0)さ
せる。
【0047】次に、ステップ13では圧力スイッチ19
が閉成されたか否かを判定し、「NO」と判定する間は
給脂サイクルの途中であるから、ステップ14に移って
計時カウンタCt の計数値を「1」だけ歩進させ(Ct
=Ct +1)、次なるステップ15では計時カウンタC
t の計数値が判定値K2 に達したか否かを判定する。そ
して、ステップ15で「NO」と判定する間はステップ
13以降の処理を繰返す。
【0048】そして、ステップ13で「YES」と判定
したときには、当該自動給脂装置のシステムが正常に作
動し、例えば図2に示す第3行程と第4行程との間でグ
リースポンプ2からのグリース圧が前記設定圧PS に達
することにより、圧力スイッチ19が閉成されたものと
して判断できるから、ステップ16に移って警報ランプ
22を消灯状態に保持するようにする。
【0049】また、次なるステップ17では図1に示す
切換弁10を還流位置(ハ)に復帰させた状態に保持す
ると共に、切換弁7の切換制御を停止させてグリースポ
ンプ2の作動を止め、ステップ18に移ってリターンす
る。
【0050】一方、ステップ15で「YES」と判定し
たときには、計時カウンタCt の計数値が判定値K2 以
上となり、システムに異常が発生しているものとして判
断できるから、ステップ19に移って警報ランプ22を
点灯させ、例えばグリースポンプ2または分配弁13等
に異常が発生していることをオペレータに報知する。そ
して、この場合も次なるステップ17でグリースポンプ
2の作動を停止させ、ステップ18でリターンする。
【0051】従って、本実施例によれば、コントローラ
24に設けたサイクルカウンタCpでグリースGの給脂
サイクルを計数し、サイクルカウンタCp の計数値が所
定の回数値K1 に達したときに、グリース容器1の交換
時期が来たものとしてパイロットランプ21を点灯さ
せ、オペレータにグリース容器1の交換を促すようにし
たから、グリース容器1の交換またはグリースGの補充
時期を早期に知ることができ、給脂サイクルの途中等で
グリース不足が発生して機械を止める等の問題を解消で
き、これによって機械のダウンタイムを減らすことがで
きる。
【0052】また、グリースポンプ2を作動させるポン
プ駆動制御処理の途中では、計時カウンタCt の計数値
が判定値K2 以上となる一定時間内に圧力スイッチ19
が閉成されたか否かを監視し、グリースポンプ2の作動
を開始して十分な時間が経過した後にも圧力スイッチ1
9が閉成されないときには、例えばグリースポンプ2ま
たは分配弁13等に異常が発生したものとして警報ラン
プ22を点灯させるから、システムの異常をオペレータ
に確実に報知することができ、グリースGの不足時とシ
ステムの異常時とを確実に区別して、オペレータ等に迅
速な対応を促すことができる。
【0053】なお、前記実施例では、図3および図4に
示すプログラムのうち、ステップ1およびステップ11
〜18に亘る処理が本発明の構成要件であるポンプ制御
手段の具体例であり、ステップ3が計数手段の具体例で
あり、ステップ2が補充時期判定手段の具体例を示すも
のである。また、ステップ4は油補充判定手段の具体例
であり、ステップ13が圧力判定手段の具体例を示すも
のである。
【0054】また、前記実施例では、グリース容器1の
近傍に設ける容器センサ20を近接スイッチ、リミット
スイッチまたは光センサ等で構成するものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばグリース容器1の近
傍位置等にサイクルカウンタCp 等をリセット可能なス
イッチ等を設け、このスイッチをグリースの補充時等に
押圧操作することによってカウンタをリセットし、グリ
ース容器1が交換されたか否かを判定する油補充判定手
段を構成するようにしてもよい。
【0055】さらに、前記実施例では、グリース容器1
内のグリースGが不足傾向となり補充時期にくると、グ
リース容器1と共にグリースGを交換するものとして述
べたが、本発明はこれに限るものではなく、例えばグリ
ース容器1内に新品のグリースGを適宜に補給または補
充するようにしてもよいものである。
【0056】さらにまた、前記実施例では、自動給脂装
置を油圧ショベルのピン結合部等に適用する場合を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧
クレーンのピン結合部等、種々の機械類のピン結合部や
自動給脂が必要とされる部位等にも適用できるものであ
る。
【0057】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、請求
項1に記載の如く、ポンプ制御手段によるポンプの給脂
サイクルを計数し、この計数値に基づき油タンク内の潤
滑油消費量を求めて、前記油タンク内の潤滑油が補充時
期に達したか否かを補充時期判定手段で判定すると共
に、前記ポンプから吐出される潤滑油の圧力が前記給脂
サイクルの途中で予め決められた設定圧に達したか否か
を圧力判定手段で判定する構成としたから、1回の給脂
サイクル毎に油タンクから吐出される潤滑油の油量と前
記給脂サイクルの計数値とにより、前記油タンク内の潤
滑油消費量を算定して、潤滑油の補充時期を確実に知る
ことができ、給脂サイクルの途中等で潤滑油不足が発生
して機械を止める等の問題を解消でき、これによって機
械のダウンタイムを減らすことができる。
【0058】また、前記ポンプを作動させて十分な時間
が経過したときにも潤滑油の圧力が設定圧まで上昇しな
い場合には、例えばポンプまたは分配弁等に異常が発生
したものとして識別でき、潤滑油の不足時とポンプまた
は分配弁等の異常時とを確実に判別して対処することが
できる。
【0059】さらに、請求項2の発明では、前記油タン
ク内に潤滑油が補充されたか否かを判定する油補充判定
手段を備えることにより、この油補充判定手段で潤滑油
が油タンク内に補充されたと判定したときに、計数手段
による給脂サイクルの計数値を初期値にリセットでき、
その後に給脂サイクルを繰返す度毎に計数手段で給脂サ
イクルの回数を計数して、前記油タンク内の潤滑油が不
足してくる時期を早期に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による自動給脂装置を示す全体
構成図である。
【図2】図1中の分配弁を第1行程から第4行程に亘っ
て作動させた状態を示す動作説明図である。
【図3】図1中のコントローラによる自動給脂制御処理
を示す流れ図である。
【図4】図3中のポンプ駆動制御処理を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 グリース容器(油タンク) 2 グリースポンプ(ポンプ) 3 吸込管 5 吐出管 7 ポンプ駆動用の切換弁 8 油圧ポンプ 9 タンク 10 給脂用の切換弁 11,18 給脂配管 13 分配弁 19 圧力スイッチ(圧力検出手段) 20 容器センサ(油補充判定手段) 21 パイロットランプ 22 警報ランプ 24 コントローラ Cp サイクルカウンタ(計数手段) Ct 計時カウンタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油タンク内の潤滑油を吐出するポンプ
    と、このポンプからの潤滑油により駆動され給脂部位に
    向けて前記潤滑油を分配する分配弁と、予め決められた
    給脂サイクルをもって前記ポンプを作動させるポンプ制
    御手段と、このポンプ制御手段による前記給脂サイクル
    の回数を計数する計数手段と、この計数手段による前記
    給脂サイクルの計数値に基づいて前記油タンク内の潤滑
    油消費量を求め、前記油タンク内の潤滑油が補充時期に
    達したか否かを判定する補充時期判定手段と、前記ポン
    プから吐出される潤滑油の圧力を検出する圧力検出手段
    と、前記給脂サイクルの途中でこの圧力検出手段により
    検出した圧力が予め決められた設定圧に達したか否かを
    判定する圧力判定手段とから構成してなる自動給脂装
    置。
  2. 【請求項2】 前記油タンク内に潤滑油が補充されたか
    否かを判定する油補充判定手段を備え、この油補充判定
    手段により潤滑油が前記油タンク内に補充されたと判定
    したときには、前記計数手段による給脂サイクルの計数
    値を初期値にリセットさせる構成としてなる請求項1に
    記載の自動給脂装置。
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