JPH08105961A - 熱源の距離検知装置および大きさ検知装置 - Google Patents

熱源の距離検知装置および大きさ検知装置

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JPH08105961A
JPH08105961A JP6241431A JP24143194A JPH08105961A JP H08105961 A JPH08105961 A JP H08105961A JP 6241431 A JP6241431 A JP 6241431A JP 24143194 A JP24143194 A JP 24143194A JP H08105961 A JPH08105961 A JP H08105961A
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distance
area
calculating
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Yoshiyuki Tonami
与之 戸波
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱源までの距離および熱源の大きさを検知す
る。 【構成】 熱源の距離・大きさ検知装置100を自動車
などに設置する。熱画像取得部4は、監視領域の熱画像
を取得する。熱源面積計算部5は、熱画像のうち熱源が
占める熱源面積Sを計算する。面積変化量計算部6は、
熱源面積Sの時間微分S’を計算する。速度取得部7
は、アレイセンサ3の速度v(=自動車の速度)を取得
する。距離計算部8は、x=−2・v・S/S’により
熱源までの距離xを計算する。大きさ計算部9は、So
=S・x・x/C1により熱源の大きさSoを計算する
(C1は、装置により決まる係数)。危険度判定部10
は、距離xと熱源の大きさSoとから危険度を計算しそ
の危険度が閾値を越えている場合に警告信号aを出力す
る。ブザー11は、前記警告信号aにより警告音を鳴ら
す。 【効果】 比較的簡単な構成で、熱源までの距離および
熱源の大きさを知ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱源の距離検知装置
および大きさ検知装置に関する。特に、熱源までの距離
または熱源の大きさの情報が必要とされる分野(例え
ば、自動車などの移動体に用いる前方監視システム,侵
入者監視システムにおける侵入者と小動物の識別など)
に有用な熱源の距離検知装置および大きさ検知装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図13に、従来の熱源検知装置の一例の
構成ブロック図を示す。この熱源検知装置1000は、
監視視野からの赤外線を集めるレンズ1と、そのレンズ
1を透過した赤外線を所定の周期でチョッピングするチ
ョッパ2と、赤外線を感知する複数の焦電型赤外線感知
素子が2次元配列されたアレイセンサ3と、そのアレイ
センサ3の各焦電型赤外線感知素子の出力値に基づいて
熱画像を取得する熱画像取得部4と、前記熱画像の各画
素値をチェックして所定の閾値を越えた画素値を持つ画
素の有無から熱源の存在を判定する熱源判定部60と、
この熱源判定部60が‘熱源の存在有り’と判定すると
警告音を鳴らすブザー11とを備えて構成されている。
図14は、熱源検知装置1000の設置例の説明図であ
る。熱源検知装置1000は、自動車などのフロントグ
リル付近に取り付けられ、進行方向を監視領域としてい
る。Hは、監視領域に入った熱源である。
【0003】図15は、熱画像の例示図である。この熱
画像Gは、30×30個の画素からなる画像である。対
応する焦電型赤外線感知素子の出力値が所定の閾値を越
えた画素(図15中の塗り潰した部分)が複数あり、こ
れらは隣接している。これより、熱源Hが監視領域に存
在すると判定でき、ブザー11が鳴り、進行方向に熱源
が存在することを警報する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱源検知装
置1000では、熱源が監視領域に存在するか否かを判
定することが出来る。しかし、熱源までの距離が判らな
い問題点がある。また、熱源の真の大きさが判らない問
題点がある。そこで、この発明の第1の目的は、熱源ま
での距離を知ることが出来る熱源の距離検知装置を提供
することにある。また、この発明の第2の目的は、熱源
の真の大きさを知ることが出来る熱源の大きさ検知装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、2次元配列した複数の赤外線感知素子を有するア
レイセンサと、そのアレイセンサにより監視領域の熱画
像を取得する熱画像取得手段と、前記熱画像のうち熱源
が占める熱源面積を計算する熱源面積計算手段と、前記
熱源に対する前記アレイセンサの相対速度を取得する速
度取得手段と、前記熱源面積の変化指標を計算する面積
変化指標計算手段と、前記速度および前記面積変化指標
に基づいて前記熱源までの距離を算出する距離算出手段
とを備えたことを特徴とする熱源の距離検知装置を提供
する。
【0006】第2の観点では、この発明は、2次元配列
した複数の赤外線感知素子を有するアレイセンサと、そ
のアレイセンサにより監視領域の熱画像を取得する熱画
像取得手段と、前記熱画像のうち熱源が占める熱源面積
を計算する熱源面積計算手段と、前記アレイセンサから
前記熱源までの距離が第1の距離であるときの熱源面積
から第2の距離であるときの熱源面積への変化指標を計
算する面積変化指標計算手段と、前記第1の距離と第2
の距離の距離差および前記面積変化指標に基づいて前記
熱源までの距離を算出する距離算出手段とを備えたこと
を特徴とする熱源の距離検知装置を提供する。第3の観
点では、この発明は、上記第2の観点による熱源の距離
検知装置において、前記アレイセンサから前記熱源まで
の光路中に介設された反射手段と、この反射手段を操作
して第1の光路長と第2の光路長とを切り替える光路長
切替手段とを具備し、前記第1の光路長と前記第2の光
路長の差を前記距離差とすることを特徴とする熱源の距
離検知装置を提供する。
【0007】第4の観点では、この発明は、監視領域内
の熱源からの赤外線強度を検出する赤外線強度検出手段
と、前記熱源に対する前記赤外線強度検出手段の相対速
度を取得する速度取得手段と、前記熱源の赤外線強度の
変化指標を計算する強度変化指標計算手段と、前記速度
および前記強度変化指標に基づいて前記熱源までの距離
を算出する距離算出手段とを備えたことを特徴とする熱
源の距離検知装置を提供する。
【0008】第5の観点では、この発明は、監視領域内
の熱源からの赤外線強度を検出する赤外線強度検出手段
と、その赤外線強度検出手段から前記熱源までの距離が
第1の距離であるときの赤外線強度から第2の距離であ
るときの赤外線強度への変化指標を計算する強度変化指
標計算手段と、前記第1の距離と第2の距離の距離差お
よび前記強度変化指標に基づいて前記熱源までの距離を
算出する距離算出手段とを備えたことを特徴とする熱源
の距離検知装置を提供する。第6の観点では、この発明
は、上記第5の観点による熱源の距離検知装置におい
て、前記アレイセンサから前記熱源までの光路中に介設
された反射手段と、この反射手段を操作して第1の光路
長と第2の光路長とを切り替える光路長切替手段とを具
備し、前記第1の光路長と前記第2の光路長の差を前記
距離差とすることを特徴とする熱源の距離検知装置を提
供する。
【0009】第7の観点では、この発明は、上記第1の
観点から第3の観点のいずれかによる熱源の距離検知装
置と、前記熱源面積および前記熱源までの距離に基づい
て前記熱源の大きさを算出する大きさ算出手段を備えた
ことを特徴とする熱源の大きさ検知装置を提供する。
【0010】第8の観点では、この発明は、上記第4の
観点から第6の観点のいずれかによる熱源の距離検知装
置と、前記熱画像のうち熱源が占める熱源面積を計算す
る熱源面積計算手段と、前記熱源面積および前記熱源ま
での距離に基づいて前記熱源の大きさを算出する大きさ
算出手段とを備えたことを特徴とする熱源の大きさ検知
装置を提供する。
【0011】
【作用】上記第1の観点による熱源の距離検知装置で
は、監視領域の熱画像のうち熱源が占める熱源面積Sを
計算し、更に、この熱源面積Sの変化指標を計算する。
この面積変化指標は、例えば面積変化量S’(熱源面積
Sの時間微分値)である。同時に、熱源に対するアレイ
センサの相対的な速度vを計測する。そして、前記速度
vおよび前記面積変化量S’に基づいて、熱源までの距
離xを、 x=−2・v・S/S’ …(1) により算出する。上記(1)式は、次のように導かれる。
熱源面積Sは、熱源の大きさSoに比例し、熱源までの
距離xの2乗に反比例するから、C1を適当な係数とし
て、 S=C1・So/(x・x) …(2) である。一方、面積変化量S’は、熱源面積Sの時間微
分であり、 S’=ΔS/Δt …(3) である。この(3)式を変形し、(2)式を考慮すると、 S’=ΔS/Δt=(ΔS/Δx)・(Δx/Δt) =(−2・C1・So/(x・x・x))・v =(−2・S/x)・v …(4) となる。この(4)式を変形すると、(1)式が得られる。
以上により、熱源までの距離xを知ることが出来る。な
お、熱源の速度をVhとし,アレイセンサの速度をVa
とするとき、 v=Vh+Va である。
【0012】他方、面積変化指標として、例えば面積変
化比Rを用いてもよい。すなわち、時刻t1における熱
源面積をS1とし、時刻t2における熱源面積をS2と
するとき、熱源までの距離xを、 R=S2/S1 x=v(t1−t2)/(√{R}−1) …(5) により算出してもよい。
【0013】上記(5)式は、次のように導かれる。 S1=C1・So/(x1・x1) S2=C1・So/(x2・x2) であるから、 R=S2/S1=(x1・x1)/(x2・x2) である。変形すると、 x1=x2・√{R} …(6) 一方、面積変化量S’は、 S’=(S1−S2)/(t1−t2) ={(S1−S2)/(x1−x2)}{(x1−x2)/(t1−t2)} ={(S1−S2)/(x1−x2)}v …(7) となる。(7)式を整理すると、 1/(t1−t2)=v/(x1−x2) …(8) となる。(8)式に(6)式を代入して整理すると、 x2=v(t1−t2)/(√{R}−1) …(9) となる。これにより、(5)式が導かれた。
【0014】(9)式を変形すると、 x2=v(t1−t2)/(√{R}−1) =v{(t1−t2)/(S1−S2)}/{(√{S2/S1}−1)/(S1−S2)} =−v{1/S’}/{1/{√{S1}・(√{S1}+√{S2})}} =−v・(S1+√{S1・S2})/S’ =−v・S1(1+√{S2/S1})/S’ =−v・S1(1+√{R})/S’ …(10) となるから、この(10)式から距離x2を算出してもよ
い。また、時刻t1と時刻t2の間隔が短いなら、近似
的にR=1であるから、上記(10)式は、 x2=−v・S1(1+√{1})/S’ =−2・v・S1/S’ となり、これは(1)式に一致する。
【0015】上記第2の観点による熱源の距離検知装置
では、アレイセンサから熱源までの距離が第1の距離x
1であるときの熱源面積S1を計算し、次に、アレイセ
ンサから熱源までの距離が第2の距離x2であるときの
熱源面積S2を計算する。更に、この熱源面積S1から
熱源面積S2への変化指標を計算する。この面積変化指
標は、例えば面積変化比R=S2/S1である。そし
て、前記第1の距離と第2の距離の距離差Lおよび前記
面積変化指標に基づいて前記熱源までの距離xを、 x=L/(√{R}−1) …(11) により算出する。上記(11)式は、前記(5)式でL=v
(t1−t2)とおいて導かれる。速度vを得るよりも
距離差Lを得る方が簡単な場合には、(11)式を用いるの
が好ましい。
【0016】上記第3の観点による熱源の距離検知装置
では、アレイセンサから熱源までの光路中に反射手段を
介設し、その反射手段を操作して第1の光路長と第2の
光路長とを切り替える。そして、第1の光路長と第2の
光路長の差を前記距離差Lとする。「熱源が静止してい
る」と看做し得る場合には、これにより熱源までの距離
xを知ることが出来る。
【0017】上記第4の観点の熱源の距離検知装置で
は、熱源の赤外線強度Iを計算し、更に、この赤外線強
度Iの変化指標を計算する。この強度変化指標は、例え
ば強度変化量I’(赤外線強度Iの時間微分値)であ
る。同時に、熱源に対するアレイセンサの相対的な速度
vを計測する。そして、前記速度vおよび前記強度変化
量I’に基づいて、熱源までの距離xを、 x=−2・v・I/I’ …(12) により算出する。上記(12)式は、次のように導かれる。
赤外線強度Iは、熱源の熱さIoに比例し、熱源からの
距離xの2乗に反比例するから、C2を適当な係数とし
て、 I=C2・Io/(x・x) …(13) である。一方、強度変化量I’は、赤外線強度Iの時間
微分であり、 I’=ΔI/Δt …(14) である。この(14)式を変形し、(13)式を考慮すると、 I’=ΔI/Δt=(ΔI/Δx)・(Δx/Δt) =(−2・C2・Io/(x・x・x))・v =(−2・I/x)・v …(15) となる。この(15)式を変形すると、(12)式が得られる。
以上により、熱源までの距離xを知ることが出来る。
【0018】他方、強度変化指標として、例えば強度変
化比rを用いてもよい。すなわち、時刻t1における赤
外線強度をI1とし、時刻t2における赤外線強度をI
2とするとき、熱源までの距離xを、 r=I2/I1 x=v(t1−t2)/(√{r}−1) …(16) により算出してもよい。上記(16)式は、次のように導か
れる。 I1=C2・Io/(x1・x1) I2=C2・Io/(x2・x2) であるから、 r=I2/I1=(x1・x1)/(x2・x2) である。変形すると、 x1=x2・√{r} …(17) 一方、強度変化量I’は、 I’=(I1−I2)/(t1−t2) ={(I1−I2)/(x1−x2)}{(x1−x2)/(t1−t2)} ={(I1−I2)/(x1−x2)}v …(18) となる。(18)式を整理すると、 1/(t1−t2)=v/(x1−x2) …(19) となる。(19)式に(17)式を代入して整理すると、 x2=v(t1−t2)/(√{r}−1) …(20) となる。これにより(16)式が導かれた。
【0019】なお、(20)式を変形すると、 x2=v(t1−t2)/(√{r}−1) =v{(t1−t2)/(I1−I2)}/{(√{I2/I1}−1)/(I1−I2)} =−v{1/I’}/{1/{√{I1}・(√{I1}+√{I2})}} =−v・(I1+√{I1・I2})/I’ =−v・I1(1+√{I2/I1})/I’ =−v・I1(1+√{r})/I’ …(21) となるから、この(21)式から距離x2を算出してもよ
い。
【0020】また、時刻t1と時刻t2の間隔が短いな
ら、近似的にr=1であるから、 x2=−v・I1(1+√{1})/I’ =−2・v・I1/I’ となり、これは(12)式に一致する。
【0021】上記第5の観点による熱源の距離検知装置
では、赤外線強度検出手段から熱源までの距離が第1の
距離x1であるときの赤外線強度I1を計算し、次に、
赤外線強度検出手段から熱源までの距離が第2の距離x
2であるときの赤外線強度I2を計算する。更に、この
赤外線強度I1から赤外線強度I2への変化指標を計算
する。この強度変化指標は、例えば強度変化比r=I2
/I1である。そして、前記第1の距離と第2の距離の
距離差Lおよび前記強度変化指標に基づいて前記熱源ま
での距離xを、 x=L/(√{r}−1) …(22) により算出する。上記(22)式は、前記(16)式でL=v
(t1−t2)とおいて導かれる。速度vを得るよりも
距離差Lを得る方が簡単な場合には、(22)式を用いるの
が好ましい。
【0022】上記第6の観点による熱源の距離検知装置
では、赤外線強度検出手段から熱源までの光路中に反射
手段を介設し、その反射手段を操作して第1の光路長と
第2の光路長とを切り替える。そして、第1の光路長と
第2の光路長の差を前記距離差Lとする。「熱源が静止
している」と看做し得る場合には、これにより熱源まで
の距離xを知ることが出来る。
【0023】上記第7の観点および上記第8の観点によ
る熱源の大きさ検知装置では、大きさ算出手段は、熱源
面積Sと熱源までの距離xとから熱源の大きさSoを、 So=S・x・x/C1 …(23) により算出する。係数C1は、予め標準的な熱源を計測
することにより求めておけばよい。なお、上記(23)式
は、前記(2)式を変形して導かれる。
【0024】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0025】−第1実施例− 図1に、この発明の第1実施例の熱源の距離・大きさ検
知装置100の構成ブロック図を示す。この熱源の距離
・大きさ検知装置100は、監視視野からの赤外線を集
めるレンズ1と、そのレンズ1を透過した赤外線を所定
の周期でチョッピングするチョッパ2と、赤外線を感知
する複数の焦電型赤外線感知素子が2次元配列されたア
レイセンサ3と、そのアレイセンサ3の各焦電型赤外線
感知素子の出力値に基づいて熱画像を取得する熱画像取
得部4とを具備している。さらに、前記熱画像のうち熱
源が占める熱源面積Sを計算する熱源面積計算部5と、
熱源面積Sの時間tに対する変化量S’を計算する面積
変化量計算部6と、自動車の速度計などから速度vを取
得する速度取得部7と、前記熱源面積Sと前記面積変化
量S’と前記速度vとから熱源までの距離xを算出する
距離算出部8と、前記熱源面積Sと前記距離xとから熱
源の大きさSoを算出する大きさ計算部9と、前記距離
xと熱源の大きさSoとから危険度を計算しその危険度
が閾値を越えている場合に警告信号aを出力する危険度
判定部10と、前記警告信号aにより警告音を鳴らすブ
ザー11とを具備している。
【0026】図2は、距離・大きさ検知装置100の設
置例である。前記レンズ1,チョッパ2およびアレイセ
ンサ3は、所定のハウジング内に収容され、自動車Cの
フロントグリルFGに取り付けられる。また、前記熱画
像取得部4,熱源面積計算部5,面積変化量計算部6,
速度取得部7,距離算出部8,大きさ計算部9,危険度
判定部10およびブザー11は、所定のハウジング内に
収容され、ダッシュボードDBに設置される。
【0027】図3は、距離・大きさ検知装置100の監
視視野の説明図である。自動車Cの前方が監視視野であ
る。その監視視野中に熱源として人Hと太陽Tが入って
いる。人Hの大きさをSoとする。自動車Cの速度をv
とする。また、時刻t1における自動車Cと人Hの距離
をx1とし、時刻t2における自動車Cと人Hの距離を
x2とする。
【0028】図4は、この距離・大きさ検知装置100
の動作を示すフロー図である。ステップP1では、前記
熱画像取得部4により熱画像Gを取得する。この熱画像
Gは、30×30個の画素からなる画像である。図5
に、前記熱画像Gを例示する。時刻t1においては図5
の(a)の熱画像G1が得られる。対応する焦電型赤外
線感知素子の出力値が所定の閾値を越えた画素(図5中
の塗り潰した部分)が複数あり、それらが隣接している
部分が2箇所ある。一方の箇所の熱源は人Hであり、他
方の箇所の熱源は太陽Tである。ステップP2では、熱
源面積計算部5により熱源面積Sを計算する。図5の
(a)の熱画像G1から熱源面積S1および熱源面積S
Tが得られる。このステップP2の後、前記ステップP
1に戻る。2回目のステップP1では、時刻t2におい
ては図5の(b)の熱画像G2が得られる。2回目のス
テップP2では、図5の(b)の熱画像G2から熱源面
積S2および熱源面積STが得られる。熱源が太陽Tの
熱源面積STは、時刻tにかかわらず一定である。この
ステップP2の後、前記ステップP1に戻り、上記動作
を繰り返す。一方、2つの熱画像Gが得られた後は、前
記ステップP1,P2の繰り返しと並行して、ステップ
P3以降を実行する。
【0029】ステップP3では、面積変化量計算部6に
より面積変化量S’を計算する。すなわち、 S’=ΔS/Δt=(S1−S2)/(t1−t2) …(24) である。なお、熱源が太陽Tの熱源面積STの面積変化
量S’は、“0”になる。ステップP4では、速度取得
部7により自動車Cの移動速度を速度vとして取得す
る。ステップP5では、距離算出部8により熱源までの
距離x2を算出する。すなわち、 x2=−2・v・S1/S’ …(25) である。なお、S’=0のときは、(25)式の計算を行わ
ずに、x2に十分大きな値を設定する。つまり、熱源面
積STにかかる熱源(太陽T)に対しては、x2に十分
大きな値が設定される。ステップP6では、大きさ計算
部9により熱源の大きさSoを算出する。すなわち、 So=S2・x2・x2/C1 …(26) により熱源の大きさSoを算出する。なお、S’=0の
ときは、(26)式の計算を行わずに、Soに十分大きな値
を設定する。
【0030】ステップP7では、危険度判定部10は、
熱源までの距離x2が所定の安全閾値(例えば20m)
より短く,且つ,熱源の大きさSoが所定の最小閾値
(例えば300平方cm)より大きい場合は“危険”と
判定し、そうでない場合は“危険でない”と判定する。
“危険”と判定したならステップP8に進み、“危険で
ない”と判定したなら処理を終了する。なお、熱源面積
STにかかる熱源(太陽T)に対しては、x2に十分大
きな値が設定されるので、“危険でない”と判定され
る。ステップP8では、ブザー11を鳴らし、警告す
る。そして、処理を終了する。
【0031】以上の熱源の距離・大きさ検知装置100
によれば、熱源までの距離x2および熱源の大きさSo
を知ることが出来ると共に、危険度に応じて警告が出さ
れる。従って、自動車Cを安全に運行することが出来
る。
【0032】−第2実施例− 図6に、この発明の第2実施例の熱源の距離・大きさ検
知装置200の構成ブロック図を示す。この熱源の距離
・大きさ検知装置200は、監視視野からの赤外線を集
めるレンズ1と、そのレンズ1を透過した赤外線を所定
の周期でチョッピングするチョッパ2と、赤外線を感知
する複数の焦電型赤外線感知素子が2次元配列されたア
レイセンサ3とを具備している。前記レンズ1とチョッ
パ2とアレイセンサ3とは、コンベヤ31上に設置され
ており、第1の位置(図6中の破線位置)と第2の位置
(図6中の実線位置)とに移動させられる。
【0033】さらに、熱源の距離・大きさ検知装置20
0は、アレイセンサ3の各焦電型赤外線感知素子の出力
値に基づいて熱画像を取得する熱画像取得部4と、熱源
の熱源面積を計算する熱源面積計算部5と、前記第1の
位置で取得した熱画像における熱源面積S1に対する前
記第2の位置で取得した熱画像における熱源面積S2の
面積変化比R=S2/S1を計算する面積変化比計算部
26と、前記第1の位置から熱源までの距離と前記第2
の位置から熱源までの距離の距離差Lおよび前記面積変
化比Rに基づいて前記熱源までの距離xを算出する距離
算出部28と、前記熱源面積Sと前記距離xとから熱源
の大きさSoを算出する大きさ計算部9と、前記距離x
と熱源の大きさSoとから侵入者の有無を判定し侵入者
が存在する場合に警告信号aを出力する侵入者判定部3
0と、前記警告信号aにより警告音を鳴らすブザー11
とを具備している。
【0034】図7は、距離・大きさ検知装置200の設
置例である。距離・大きさ検知装置200は、住宅,商
業施設,研究施設などの出入口Dの上方に取り付けら
れ、出入口Dの前方を監視領域としている。Hは、監視
領域に存在する熱源である。
【0035】図8は、距離・大きさ検知装置200の動
作を示すフロー図である。ステップQ1では、第1の位
置または第2の位置において前記熱画像取得部4により
熱画像Gを取得する。この熱画像Gは、30×30個の
画素からなる画像である。
【0036】図9に、前記熱画像Gを例示する。第1の
位置においては(a)の熱画像G1が得られる。第2の
位置においては(b)の熱画像G2が得られる。対応す
る焦電型赤外線感知素子の出力値が所定の閾値を越えた
画素(図9中の塗り潰した部分)が熱源Hである。ステ
ップQ2では、熱源面積計算部5により熱源面積Sを計
算する。図9の(a)の熱画像G1から熱源面積S1が
得られる。図9の(b)の熱画像G2から熱源面積S2
が得られる。ステップQ3では、コンベヤ31により前
記レンズ1とチョッパ2とアレイセンサ3の位置を変え
る。すなわち、第1の位置から第2の位置へ又は第2の
位置から第1の位置へ位置を変える。そして、前記ステ
ップQ1に戻る。第1の位置での熱画像G1と第2の位
置での熱画像G2とが得られた後は、前記ステップQ1
〜Q3の繰り返しと並行して、ステップQ4以降を実行
する。
【0037】ステップQ4では、面積変化比計算部26
により面積変化比Rを計算する。すなわち、 R=S2/S1 …(27) である。ステップQ5では、距離算出部28により熱源
までの距離xを算出する。すなわち、 x=L/(√{R}−1) …(28) である。なお、R=1のときは、(28)式の計算を行わず
に、xに十分大きな値を設定する。ステップQ6では、
大きさ計算部9により熱源の大きさSoを算出する。す
なわち、 So=S2・x・x/C1 …(29) により熱源の大きさSoを算出する。なお、R=1のと
きは、(29)式の計算を行わずに、Soに十分大きな値を
設定する。
【0038】ステップQ7では、侵入者判定部10は、
熱源までの距離xが所定の安全閾値(例えば5m)より
短く,且つ,熱源の大きさSoが所定の最小閾値(例え
ば500平方cm)より大きい場合は“侵入者”と判定
し、そうでない場合は“侵入者でない”と判定する。例
えば人が出入口Dの近傍にいるなら“侵入者”と判定さ
れるが、小動物が出入口Dの近傍にいるときは“侵入者
でない”と判定される。“侵入者”と判定したならステ
ップQ8に進み、“侵入者でない”と判定したなら処理
を終了する。ステップQ8では、ブザー11を鳴らし、
警告する。そして、処理を終了する。
【0039】以上の熱源の距離・大きさ検知装置200
によれば、熱源までの距離xおよび熱源の大きさSoを
知ることが出来ると共に、人と小動物を区別した警告が
出される。従って、信頼性の高い侵入監視装置として有
用である。
【0040】−第3実施例− 図10に、この発明の第3実施例の熱源の距離・大きさ
検知装置300の構成ブロック図を示す。この熱源の距
離・大きさ検知装置300は、ミラー40を移動装置4
1により第1の位置(図10中の破線)と第2の位置
(図10中の実線)とに移動し、熱源からアレイセンサ
3までの距離を第1の距離と第2の距離とに切り替える
ようになっている。その他の構成は、第2実施例と同じ
である。
【0041】−第4実施例− 図11に、この発明の第4実施例の熱源の距離・大きさ
検知装置400の構成ブロック図を示す。この熱源の距
離・大きさ検知装置400は、第1実施例の面積変化量
計算部6および距離計算部8の代りに、赤外線強度計算
部45,強度変化量計算部46および距離計算部48を
具備している。前記赤外線強度計算部45は、熱画像の
うちの熱源部分に対応する焦電型赤外線感知素子の出力
値に基づいて熱源の赤外線強度Iを計算する。すなわ
ち、時刻t1における熱画像G1から熱源の赤外線強度
I1を計算する。また、時刻t2における熱画像G2か
ら熱源の赤外線強度I2を計算する。前記強度変化量計
算部46は、前記赤外線強度Iの時間tに対する変化量
I’を、 I’=(I1−I2)/(t1−t2) …(30) により計算する。前記距離計算部48は、熱源までの距
離x2を、 x2=−2・v・I1/I’ …(31) により計算する。その他の構成は、第1実施例と同じで
ある。
【0042】−第5実施例− 図12に、この発明の第5実施例の熱源の距離・大きさ
検知装置500の構成ブロック図を示す。この熱源の距
離・大きさ検知装置500は、第2実施例の面積変化比
計算部26および距離計算部28の代りに、赤外線強度
計算部45,強度変化比計算部56および距離計算部5
8を具備している。前記赤外線強度計算部45は、熱画
像のうちの熱源部分に対応する焦電型赤外線感知素子の
出力値に基づいて熱源の赤外線強度Iを計算する。すな
わち、時刻t1における熱画像G1から熱源の赤外線強
度I1を計算する。また、時刻t2における熱画像G2
から熱源の赤外線強度I2を計算する。前記強度変化比
計算部56は、 r=I2/I1 …(32) により、強度変化比rを計算する。前記距離計算部58
は、熱源までの距離xを、 x=L/(√{r}−1) …(33) により計算する。その他の構成は、第2実施例と同じで
ある。
【0043】
【発明の効果】この発明の熱源の距離検知装置によれ
ば、比較的安価な構成により、熱源までの距離を知るこ
とが出来る。特に、自動車などの移動体の前方監視シス
テムに有用である。また、この発明の熱源の大きさ検知
装置によれば、比較的安価な構成により、熱源の大きさ
を知ることが出来る。特に、人と小動物とを区別する必
要がある侵入者監視システムに有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の熱源の距離・大きさ検
知装置の構成ブロック図である。
【図2】図1の距離・大きさ検知装置の設置例を示す説
明図である。
【図3】図1の距離・大きさ検知装置の監視視野を示す
説明図である。
【図4】図1の距離・大きさ検知装置の動作を示すフロ
ー図である。
【図5】熱画像の例示図である。
【図6】この発明の第2実施例の熱源の距離・大きさ検
知装置の構成ブロック図である。
【図7】図6の距離・大きさ検知装置の設置例を示す説
明図である。
【図8】図6の距離・大きさ検知装置の動作を示すフロ
ー図である。
【図9】熱画像の例示図である。
【図10】この発明の第3実施例の熱源の距離・大きさ
検知装置の構成ブロック図である。
【図11】この発明の第4実施例の熱源の距離・大きさ
検知装置の構成ブロック図である。
【図12】この発明の第5実施例の熱源の距離・大きさ
検知装置の構成ブロック図である。
【図13】従来の熱源検知装置の一例の構成ブロック図
である。
【図14】図13の熱源検知装置の設置例の説明図であ
る。
【図15】熱画像の例示図である。
【符号の説明】
100,200,300,400,500 熱源の距
離・大きさ検知装置 1 レンズ 2 チョッパ 3 アレイセ
ンサ 4 熱画像取
得部 5 熱源面積
計算部 6 面積変化
量計算部 7 速度取得
部 8,28,48,58 距離算出
部 9 大きさ計
算部 10 危険度判
定部 11 ブザー 26 面積変化
比計算部 30 侵入者判
定部 31 コンベヤ 40 ミラー 41 移動装置 45 赤外線強
度計算部 46 強度変化
量計算部 56 強度変化
比計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/02 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元配列した複数の赤外線感知素子を
    有するアレイセンサと、そのアレイセンサにより監視領
    域の熱画像を取得する熱画像取得手段と、前記熱画像の
    うち熱源が占める熱源面積を計算する熱源面積計算手段
    と、前記熱源に対する前記アレイセンサの相対速度を取
    得する速度取得手段と、前記熱源面積の変化指標を計算
    する面積変化指標計算手段と、前記速度および前記面積
    変化指標に基づいて前記熱源までの距離を算出する距離
    算出手段とを備えたことを特徴とする熱源の距離検知装
    置。
  2. 【請求項2】 2次元配列した複数の赤外線感知素子を
    有するアレイセンサと、そのアレイセンサにより監視領
    域の熱画像を取得する熱画像取得手段と、前記熱画像の
    うち熱源が占める熱源面積を計算する熱源面積計算手段
    と、前記アレイセンサから前記熱源までの距離が第1の
    距離であるときの熱源面積から第2の距離であるときの
    熱源面積への変化指標を計算する面積変化指標計算手段
    と、前記第1の距離と第2の距離の距離差および前記面
    積変化指標に基づいて前記熱源までの距離を算出する距
    離算出手段とを備えたことを特徴とする熱源の距離検知
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の熱源の距離検知装置に
    おいて、前記アレイセンサから前記熱源までの光路中に
    介設された反射手段と、この反射手段を操作して第1の
    光路長と第2の光路長とを切り替える光路長切替手段と
    を具備し、前記第1の光路長と前記第2の光路長の差を
    前記距離差とすることを特徴とする熱源の距離検知装
    置。
  4. 【請求項4】 監視領域内の熱源からの赤外線強度を検
    出する赤外線強度検出手段と、前記熱源に対する前記赤
    外線強度検出手段の相対速度を取得する速度取得手段
    と、前記熱源の赤外線強度の変化指標を計算する強度変
    化指標計算手段と、前記速度および前記強度変化指標に
    基づいて前記熱源までの距離を算出する距離算出手段と
    を備えたことを特徴とする熱源の距離検知装置。
  5. 【請求項5】 監視領域内の熱源からの赤外線強度を検
    出する赤外線強度検出手段と、その赤外線強度検出手段
    から前記熱源までの距離が第1の距離であるときの赤外
    線強度から第2の距離であるときの赤外線強度への変化
    指標を計算する強度変化指標計算手段と、前記第1の距
    離と第2の距離の距離差および前記強度変化指標に基づ
    いて前記熱源までの距離を算出する距離算出手段とを備
    えたことを特徴とする熱源の距離検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の熱源の距離検知装置に
    おいて、前記赤外線強度検出手段から前記熱源までの光
    路中に介設された反射手段と、この反射手段を操作して
    第1の光路長と第2の光路長とを切り替える光路長切替
    手段とを具備し、前記第1の光路長と前記第2の光路長
    の差を前記距離差とすることを特徴とする熱源の距離検
    知装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の熱源の距離検知装置と、前記熱源面積および前記熱源
    までの距離に基づいて前記熱源の大きさを算出する大き
    さ算出手段を備えたことを特徴とする熱源の大きさ検知
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の熱源の距離検知装置と、前記熱画像のうち熱源が占め
    る熱源面積を計算する熱源面積計算手段と、前記熱源面
    積および前記熱源までの距離に基づいて前記熱源の大き
    さを算出する大きさ算出手段を備えたことを特徴とする
    熱源の大きさ検知装置。
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