JPH081076A - 薄膜の塗布製膜方法 - Google Patents
薄膜の塗布製膜方法Info
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- JPH081076A JPH081076A JP6138468A JP13846894A JPH081076A JP H081076 A JPH081076 A JP H081076A JP 6138468 A JP6138468 A JP 6138468A JP 13846894 A JP13846894 A JP 13846894A JP H081076 A JPH081076 A JP H081076A
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- B05C11/00—Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
- B05C11/02—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/543—Solar cells from Group II-VI materials
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微粉末を粘結剤と混合したペースト状材料を
基板に塗布する製膜方法において、基板に亀裂等の悪影
響を及ぼすことなく、膜質、機械的強度を向上する。 【構成】 塗布した膜に対して音響装置を用いて非接触
式で振動を与える。または、前記の振動とともに、基板
に対して別の振動装置により接触式で振動を与える。
基板に塗布する製膜方法において、基板に亀裂等の悪影
響を及ぼすことなく、膜質、機械的強度を向上する。 【構成】 塗布した膜に対して音響装置を用いて非接触
式で振動を与える。または、前記の振動とともに、基板
に対して別の振動装置により接触式で振動を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子部品、半導体
素子、磁気記録材料等の製造に広く用いられている、微
粉末状の材料と粘結剤を混合したペースト状材料を各種
基板上に塗布して薄膜を形成する塗布製膜方法に関する
ものである。
素子、磁気記録材料等の製造に広く用いられている、微
粉末状の材料と粘結剤を混合したペースト状材料を各種
基板上に塗布して薄膜を形成する塗布製膜方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】既存の技術として、各種粉末状材料と粘
結剤を混合してペースト状にした材料を各種基板に塗布
する場合に、基板に対して振動を与えることによって表
面の平滑性を向上させ、膜中の微細な穴を減少させ、基
板と塗布膜の密着性を向上させる等の効果を得る方法が
知られている。
結剤を混合してペースト状にした材料を各種基板に塗布
する場合に、基板に対して振動を与えることによって表
面の平滑性を向上させ、膜中の微細な穴を減少させ、基
板と塗布膜の密着性を向上させる等の効果を得る方法が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ペースト状材料を塗布
した基板に振動する物体を接触させて振動を与える場
合、表面の平滑性等の好ましい変化を塗布膜に生じさせ
るためには、ペースト状材料の種類によっては高いエネ
ルギーの振動を必要とする場合がある。このような場合
には、与えられた振動によって基板が劣化して、その機
械的強度が下がり、ひび割れ等が生じることがある。ま
た、一般的な超音波振動子を用いて振動を与える場合に
は、振動の周波数を連続的に変化させることはできず、
塗布された膜の条件により最適な周波数の振動を与える
ことが困難である。
した基板に振動する物体を接触させて振動を与える場
合、表面の平滑性等の好ましい変化を塗布膜に生じさせ
るためには、ペースト状材料の種類によっては高いエネ
ルギーの振動を必要とする場合がある。このような場合
には、与えられた振動によって基板が劣化して、その機
械的強度が下がり、ひび割れ等が生じることがある。ま
た、一般的な超音波振動子を用いて振動を与える場合に
は、振動の周波数を連続的に変化させることはできず、
塗布された膜の条件により最適な周波数の振動を与える
ことが困難である。
【0004】また、基板に対して一定の周波数をもつ振
動を印加し続けると、基板内に2次元の定在波(振動す
る位置としない位置が一定である波)が生じ、長時間の
振動により塗布された膜は振動の少ない部分に集まり、
逆に振動の大きな部分では膜厚が薄くなり、全体として
は膜厚にむらが生じることがある。そこで本発明は、こ
のような従来の課題を解決するもので、ペースト状材料
の塗布による薄膜形成法の特徴を有効に活用し、低コス
トで良好な薄膜の塗布製膜方法を提供することを目的と
する。
動を印加し続けると、基板内に2次元の定在波(振動す
る位置としない位置が一定である波)が生じ、長時間の
振動により塗布された膜は振動の少ない部分に集まり、
逆に振動の大きな部分では膜厚が薄くなり、全体として
は膜厚にむらが生じることがある。そこで本発明は、こ
のような従来の課題を解決するもので、ペースト状材料
の塗布による薄膜形成法の特徴を有効に活用し、低コス
トで良好な薄膜の塗布製膜方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜の塗布製膜
方法は、微粉末と粘結剤を混合したペースト状材料を基
板上に塗布する工程、および前記ペースト状材料の塗布
工程中または塗布工程後に、基板および塗布されたペー
スト状材料の少なくとも一方に、音響装置を用いて非接
触で振動を与える工程を有するものである。
方法は、微粉末と粘結剤を混合したペースト状材料を基
板上に塗布する工程、および前記ペースト状材料の塗布
工程中または塗布工程後に、基板および塗布されたペー
スト状材料の少なくとも一方に、音響装置を用いて非接
触で振動を与える工程を有するものである。
【0006】また、本発明は、微粉末と粘結剤を混合し
たペースト状材料を基板上に塗布する工程、および前記
ペースト状材料の塗布工程中または塗布工程後に、基板
および塗布されたペースト状材料の少なくとも一方に、
音響装置を用いて非接触で振動を与えながら同時に別の
振動装置を用いて基板に接触方式で振動を与える工程を
有するものである。
たペースト状材料を基板上に塗布する工程、および前記
ペースト状材料の塗布工程中または塗布工程後に、基板
および塗布されたペースト状材料の少なくとも一方に、
音響装置を用いて非接触で振動を与えながら同時に別の
振動装置を用いて基板に接触方式で振動を与える工程を
有するものである。
【0007】さらに、本発明は、上記の振動を印加中に
音響装置の出力周波数を変化させる。ここにおいて、塗
布方法として、スクリーン印刷法、描画印刷法、凸版印
刷法、凹版印刷法、スプレー法のいずれを用いることも
できる。
音響装置の出力周波数を変化させる。ここにおいて、塗
布方法として、スクリーン印刷法、描画印刷法、凸版印
刷法、凹版印刷法、スプレー法のいずれを用いることも
できる。
【0008】
【作用】薄膜塗布に伴って振動を与える方法は、各種材
料微粒子と粘結剤を混合してペースト状にしたものを基
板上に塗布して薄膜を形成する際に、各種周波数の振動
を加えることにより、膜表面の凹凸を無くして平滑にさ
せ、膜中のピンホールを減少させ、ペースト状材料に巻
き込まれた気泡等を除去し、塗布された膜と基板の密着
性を高め、材料粒子の充填密度と配向性を高める。その
結果として、薄膜形成時の光学特性や電気磁気的特性を
高め、さらに機械的強度も向上させ、良好な機能性薄膜
を簡便に作成することを可能とする特徴を持っている。
料微粒子と粘結剤を混合してペースト状にしたものを基
板上に塗布して薄膜を形成する際に、各種周波数の振動
を加えることにより、膜表面の凹凸を無くして平滑にさ
せ、膜中のピンホールを減少させ、ペースト状材料に巻
き込まれた気泡等を除去し、塗布された膜と基板の密着
性を高め、材料粒子の充填密度と配向性を高める。その
結果として、薄膜形成時の光学特性や電気磁気的特性を
高め、さらに機械的強度も向上させ、良好な機能性薄膜
を簡便に作成することを可能とする特徴を持っている。
【0009】本発明は、その振動を加える方法として、
特に空気中を振動が伝搬する方式であるスピーカーや笛
状の構造をもつ音響装置を用いて塗布膜に非接触式で直
接振動を与えることにより、またそれと同時に基板に対
して接触式で弱い振動を与えることにより、振動による
塗布された基板への損傷、劣化などの悪影響を引き起こ
すことなく上記の効果を得ることができる。また、それ
と同時に、音響装置であれば連続的に周波数を変化させ
ることが容易で、塗布された膜の条件により最適の周波
数を選ぶことができる。さらに、振動を与えている間に
周波数を変化させることにより、定在波の波長を連続的
に変化させて、塗布膜にむらが生じることを防ぐことが
可能である。
特に空気中を振動が伝搬する方式であるスピーカーや笛
状の構造をもつ音響装置を用いて塗布膜に非接触式で直
接振動を与えることにより、またそれと同時に基板に対
して接触式で弱い振動を与えることにより、振動による
塗布された基板への損傷、劣化などの悪影響を引き起こ
すことなく上記の効果を得ることができる。また、それ
と同時に、音響装置であれば連続的に周波数を変化させ
ることが容易で、塗布された膜の条件により最適の周波
数を選ぶことができる。さらに、振動を与えている間に
周波数を変化させることにより、定在波の波長を連続的
に変化させて、塗布膜にむらが生じることを防ぐことが
可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
は、一般的なCdS/CdTe系焼結薄膜太陽電池の模
式断面図を示す。図中1はガラス基板であり、基板1上
に順次CdS焼結膜2、CdTe焼結膜3、カーボン膜
4が形成されている。5はCdS膜上に形成したAgI
n電極、6はカーボン膜上に形成したAgIn電極、7
および8はリード線を示す。この太陽電池はガラス基板
側が受光面となる。図の矢印は入射光を示す。
は、一般的なCdS/CdTe系焼結薄膜太陽電池の模
式断面図を示す。図中1はガラス基板であり、基板1上
に順次CdS焼結膜2、CdTe焼結膜3、カーボン膜
4が形成されている。5はCdS膜上に形成したAgI
n電極、6はカーボン膜上に形成したAgIn電極、7
および8はリード線を示す。この太陽電池はガラス基板
側が受光面となる。図の矢印は入射光を示す。
【0011】以下、本発明の製膜方法について説明す
る。まず、粒径2〜3μmの硫化カドミウム(CdS)
の微粉末100gに対して粘結剤としてプロピレングリ
コールを35g添加した混合物を混合機(擂潰機)中で
約2時間混合してペースト状CdSを作成した。このよ
うにして得たCdSペーストを、大きさ350mm×4
50mm,厚さ1.1mmのほうけい酸ガラス基板上に
スクリーン印刷法によって、厚さ約60μmのCdS印
刷塗布膜を形成した。その後、ガラス基板上10mm以
下の距離から、塗布膜に対して音響装置によって周波数
10〜50kHzの超音波振動を1〜30秒間与えると
同時に水平方向に1〜10kHzの周波数を持つ振動を
与えた。これによりスクリーン印刷の際にスクリーンを
構成している縦糸、横糸の網目が印刷膜上に刻印されて
生じていたCdS印刷膜上の凹凸が消滅して、良好な平
滑面が得られた。
る。まず、粒径2〜3μmの硫化カドミウム(CdS)
の微粉末100gに対して粘結剤としてプロピレングリ
コールを35g添加した混合物を混合機(擂潰機)中で
約2時間混合してペースト状CdSを作成した。このよ
うにして得たCdSペーストを、大きさ350mm×4
50mm,厚さ1.1mmのほうけい酸ガラス基板上に
スクリーン印刷法によって、厚さ約60μmのCdS印
刷塗布膜を形成した。その後、ガラス基板上10mm以
下の距離から、塗布膜に対して音響装置によって周波数
10〜50kHzの超音波振動を1〜30秒間与えると
同時に水平方向に1〜10kHzの周波数を持つ振動を
与えた。これによりスクリーン印刷の際にスクリーンを
構成している縦糸、横糸の網目が印刷膜上に刻印されて
生じていたCdS印刷膜上の凹凸が消滅して、良好な平
滑面が得られた。
【0012】図2は、ここに用いた加振装置の構成を示
す。図中9は基板と各部材を支持するステージ(台)、
10は基板、11は塗布された薄膜、12は音波を発信
する音響装置、13は基板を支えるバネ、14は接触方
式による振動装置、15は音響装置により発生した音波
を示す。この後、空気中120℃で120分間乾燥する
ことによって、印刷膜中の粘結剤を除去した後、窒素雰
囲気をもった700℃の電気炉内に160分間挿入して
CdS焼結膜を形成した。
す。図中9は基板と各部材を支持するステージ(台)、
10は基板、11は塗布された薄膜、12は音波を発信
する音響装置、13は基板を支えるバネ、14は接触方
式による振動装置、15は音響装置により発生した音波
を示す。この後、空気中120℃で120分間乾燥する
ことによって、印刷膜中の粘結剤を除去した後、窒素雰
囲気をもった700℃の電気炉内に160分間挿入して
CdS焼結膜を形成した。
【0013】印刷後に振動を与えずに製膜した従来のC
dS膜、印刷直後の乾燥前に従来の接触方式で振動を加
えて製膜したCdS焼結膜、非接触方式で振動を加えて
製膜したCdS焼結膜、および非接触方式で振動を加え
ながら同時に接触方式で基板に弱い振動を与えたCdS
焼結膜の表面粗さの比較を図3に示す。この図3から明
らかなように、3種類の振動を加えた塗布方法による
と、従来のスクリーン印刷で製膜したものと比較して、
膜表面の起伏が1/2以下になり、平滑度が改善されて
いることが分かる。
dS膜、印刷直後の乾燥前に従来の接触方式で振動を加
えて製膜したCdS焼結膜、非接触方式で振動を加えて
製膜したCdS焼結膜、および非接触方式で振動を加え
ながら同時に接触方式で基板に弱い振動を与えたCdS
焼結膜の表面粗さの比較を図3に示す。この図3から明
らかなように、3種類の振動を加えた塗布方法による
と、従来のスクリーン印刷で製膜したものと比較して、
膜表面の起伏が1/2以下になり、平滑度が改善されて
いることが分かる。
【0014】次に、このようにして得られたCdS焼結
膜上に、等モル比率のCdおよびTeの微粉末100g
に対して粘結剤としてプロピレングリコール48gを添
加した混合物を混合機(擂潰機)中で約10時間混合し
てペースト状CdTeを作成した。得られたCdTeペ
ーストを上記のCdS焼結膜上にスクリーン印刷法によ
って厚さ約30μmのCdTe膜を印刷後、ガラス基板
上10mm以下の距離から塗布膜に対して音響装置を用
いて周波数10〜50kHzの超音波振動を1〜30秒
間与えた。これによりスクリーン印刷の際にCdTe膜
表面に生じた凹凸が消滅して、極めて良好な平滑面が得
られるとともにピンホールが消滅して上記CdS焼結膜
2との密着性も改善された。
膜上に、等モル比率のCdおよびTeの微粉末100g
に対して粘結剤としてプロピレングリコール48gを添
加した混合物を混合機(擂潰機)中で約10時間混合し
てペースト状CdTeを作成した。得られたCdTeペ
ーストを上記のCdS焼結膜上にスクリーン印刷法によ
って厚さ約30μmのCdTe膜を印刷後、ガラス基板
上10mm以下の距離から塗布膜に対して音響装置を用
いて周波数10〜50kHzの超音波振動を1〜30秒
間与えた。これによりスクリーン印刷の際にCdTe膜
表面に生じた凹凸が消滅して、極めて良好な平滑面が得
られるとともにピンホールが消滅して上記CdS焼結膜
2との密着性も改善された。
【0015】その後乾燥、焼成工程によってCdTe焼
結膜3を形成した。この後、CdTe焼結膜上に順次、
カーボン電極膜4、AgIn電極膜5、6を印刷後いず
れも乾燥前にガラス基板上10mm以下の距離から塗布
膜に対して音響装置を用いて周波数10〜50kHzの
超音波振動を10〜30秒間与えた後、乾燥および熱処
理を行って、各々カーボン膜4とAgIn電極膜5、6
を形成した。以上の工程によって図1の模式断面図に示
すCdS/CdTe太陽電池が得られた。
結膜3を形成した。この後、CdTe焼結膜上に順次、
カーボン電極膜4、AgIn電極膜5、6を印刷後いず
れも乾燥前にガラス基板上10mm以下の距離から塗布
膜に対して音響装置を用いて周波数10〜50kHzの
超音波振動を10〜30秒間与えた後、乾燥および熱処
理を行って、各々カーボン膜4とAgIn電極膜5、6
を形成した。以上の工程によって図1の模式断面図に示
すCdS/CdTe太陽電池が得られた。
【0016】次に、印刷直後のCdS膜に対して振動を
30秒間印加中に周波数を10kHzから50kHzま
で変化させた場合と、一定の周波数(28kHz)で3
0秒間振動を加えた場合の表面粗さの比較を図4に示
す。一定周波数で振動を印加した場合、基板に生じてい
る定在波に起因していると思われる周期的な膜厚の変化
が生じていることがわかる。これに対して周波数を変化
させたものは、非常に平坦になっていることがわかる。
これは周波数の変化に応じて基板に生じている定在波の
波長が変わるためと考えられる。
30秒間印加中に周波数を10kHzから50kHzま
で変化させた場合と、一定の周波数(28kHz)で3
0秒間振動を加えた場合の表面粗さの比較を図4に示
す。一定周波数で振動を印加した場合、基板に生じてい
る定在波に起因していると思われる周期的な膜厚の変化
が生じていることがわかる。これに対して周波数を変化
させたものは、非常に平坦になっていることがわかる。
これは周波数の変化に応じて基板に生じている定在波の
波長が変わるためと考えられる。
【0017】従来の接触方式により加振したものと、本
発明の非接触方式により加振したものの比較を表1に示
す。この表は各々の方法により製造された製品(CdS
膜)における不良品の発生率を示しており、加振時の基
板のカケと熱処理中の基板の破損が従来の接触方式の場
合、各々3%、1.5%であるのに対し、非接触方式の
場合、各々0%、0.5%と基板への影響が著しく減少
していることがわかる。また、非接触方式の加振と弱い
接触方式の加振を併用した場合は各々1%、0.8%と
なった。また、焼結後のピンホール数は、従来の接触方
式の場合5.2cm-2、非接触方式が6.1cm-2であ
ったのに対して、非接触方式と弱い接触方式の併用では
1.8cm- 2と著しく減少していた。
発明の非接触方式により加振したものの比較を表1に示
す。この表は各々の方法により製造された製品(CdS
膜)における不良品の発生率を示しており、加振時の基
板のカケと熱処理中の基板の破損が従来の接触方式の場
合、各々3%、1.5%であるのに対し、非接触方式の
場合、各々0%、0.5%と基板への影響が著しく減少
していることがわかる。また、非接触方式の加振と弱い
接触方式の加振を併用した場合は各々1%、0.8%と
なった。また、焼結後のピンホール数は、従来の接触方
式の場合5.2cm-2、非接触方式が6.1cm-2であ
ったのに対して、非接触方式と弱い接触方式の併用では
1.8cm- 2と著しく減少していた。
【0018】
【表1】
【0019】なお、これらのペースト状材料を基板上に
印刷・塗布後、その乾燥以前に振動を加えることによっ
て得られる膜表面の平滑化、ピンホールの除去、光透過
率の向上などの効果は、実施例では半導体材料と導電材
料に適用したが、周波数、振幅を変化させることによっ
て磁気記録材料、誘電体材料、絶縁体材料等にも適用可
能である。また、上記のスクリーン印刷法の代わりに凹
版、凸版印刷およびスプレー法や描画印刷法等を適用し
て作成した印刷・塗布膜の場合でも同様の効果が得られ
た。
印刷・塗布後、その乾燥以前に振動を加えることによっ
て得られる膜表面の平滑化、ピンホールの除去、光透過
率の向上などの効果は、実施例では半導体材料と導電材
料に適用したが、周波数、振幅を変化させることによっ
て磁気記録材料、誘電体材料、絶縁体材料等にも適用可
能である。また、上記のスクリーン印刷法の代わりに凹
版、凸版印刷およびスプレー法や描画印刷法等を適用し
て作成した印刷・塗布膜の場合でも同様の効果が得られ
た。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、薄膜を塗布した基板を傷つけることなく膜表面の凹
凸を無くして平滑にし、膜中のピンホールを減少させ、
ペースト状材料に巻き込まれた気泡等を除去し、塗布さ
れた膜と基板の密着性を高め、材料粒子の充填密度と配
向性を高める。その結果、薄膜形成時の光学特性や電気
磁気的特性を高め、さらに機械的強度も向上させ、良好
な機能性薄膜を簡便に作製することを可能とする。
ば、薄膜を塗布した基板を傷つけることなく膜表面の凹
凸を無くして平滑にし、膜中のピンホールを減少させ、
ペースト状材料に巻き込まれた気泡等を除去し、塗布さ
れた膜と基板の密着性を高め、材料粒子の充填密度と配
向性を高める。その結果、薄膜形成時の光学特性や電気
磁気的特性を高め、さらに機械的強度も向上させ、良好
な機能性薄膜を簡便に作製することを可能とする。
【図1】本発明の実施例により得たCdS/CdTe系
焼結薄膜式太陽電池の模式断面図である。
焼結薄膜式太陽電池の模式断面図である。
【図2】本発明の実施例に用いた音響加振装置の構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図3】各種方法により得たCdS膜の表面粗さを比較
した図である。
した図である。
【図4】振動を与える音波の周波数変化の有無と得られ
たCdS膜の表面粗さを比較した図である。
たCdS膜の表面粗さを比較した図である。
1 ガラス基板 2 CdS膜 3 CdTe膜 4 カーボン膜 5 AgIn電極 6 AgIn電極 7 リード線 8 リード線 9 ステージ 10 基板 11 塗布膜 12 音響装置 13 バネ 14 振動装置 15 音波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室園 幹夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 微粉末と粘結剤を混合したペースト状材
料を基板上に塗布する工程、および前記ペースト状材料
の塗布工程中または塗布工程後に、基板および塗布され
たペースト状材料の少なくとも一方に、音響装置を用い
て非接触で振動を与える工程を有することを特徴とする
薄膜の塗布製膜方法。 - 【請求項2】 微粉末と粘結剤を混合したペースト状材
料を基板上に塗布する工程、および前記ペースト状材料
の塗布工程中または塗布工程後に、基板および塗布され
たペースト状材料の少なくとも一方に、音響装置を用い
て非接触で振動を与えながら同時に別の振動装置を用い
て基板に接触方式で振動を与える工程を有することを特
徴とする薄膜の塗布製膜方法。 - 【請求項3】 前記振動を印加中に音響装置の出力周波
数を変化させる請求項1または2記載の薄膜の塗布製膜
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6138468A JPH081076A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 薄膜の塗布製膜方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6138468A JPH081076A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 薄膜の塗布製膜方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081076A true JPH081076A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15222756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6138468A Pending JPH081076A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 薄膜の塗布製膜方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081076A (ja) |
Cited By (5)
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| JP2008200674A (ja) * | 2002-09-20 | 2008-09-04 | Tokyo Electron Ltd | 塗布方法及び塗布装置 |
| EP3616809A1 (de) * | 2018-08-31 | 2020-03-04 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung von sinterzeug, sintereinrichtung und verfahren zur herstellung einer elektrischen maschine |
| WO2022163222A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | 富士フイルム株式会社 | 超音波攪拌装置 |
| US11570545B2 (en) | 2020-11-12 | 2023-01-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Acoustic inspection apparatus and acoustic inspection method |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP6138468A patent/JPH081076A/ja active Pending
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