JPH08107761A - ペット用飼料及びその製造方法 - Google Patents

ペット用飼料及びその製造方法

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JPH08107761A
JPH08107761A JP7119233A JP11923395A JPH08107761A JP H08107761 A JPH08107761 A JP H08107761A JP 7119233 A JP7119233 A JP 7119233A JP 11923395 A JP11923395 A JP 11923395A JP H08107761 A JPH08107761 A JP H08107761A
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JP
Japan
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tibia
retort
pet feed
adjusting
steaming
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Withdrawn
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JP7119233A
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English (en)
Inventor
Takashi Shigeoka
隆志 重岡
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SHIGEOKA SANGYO KK
Original Assignee
SHIGEOKA SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食用鳥の頸骨を有効利用するとともに柔軟に
し、子犬や小型犬等の小型動物が食しても内臓を傷つけ
ることのない、栄養価に優れ低脂肪で安全性に優れ生産
性が高く廃水処理が容易で、かつ低原価で量産性に優れ
たペット用飼料の製造方法の提供。 【構成】 食用鳥の頸骨を血抜き洗浄する血抜き洗浄工
程と、血抜き洗浄工程で洗浄された該頸骨を蒸煮する蒸
煮工程と、蒸煮工程で蒸煮された該頸骨を冷却する冷却
工程と、該頸骨を所定の長さに調整する調整工程と、調
整工程で調整された該頸骨と味噌,醤油又は食塩のいず
れか1以上を主とした調味料をレトルトパウチに袋詰め
し脱気密封する密封工程と、密封工程で密封されたレト
ルト用パウチをレトルト処理するレトルト工程と、を備
えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭で飼育する犬や猫等
のペット、特に子犬や子猫、小型種の動物にも好適なペ
ット用飼料及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、犬や猫等のペット用飼料が各種開
発されている。例えば、特開昭49−35159号公報
や、特公昭54−22902号公報、同58−6457
号公報、特公平3−6777号公報にはソーセージ状や
ペースト状のネリ製品からなるペット用飼料が開示され
ている。また特開昭63−129962号公報や実開昭
63−38787号公報には獣骨状のペット用飼料が開
示されている。しかしながら上記ペット用飼料は、いず
れも製造工程が煩雑で作業性、生産性に欠けるという問
題点を有していた。また、骨をボイルしただけなので骨
がささくれ、特に豚の骨や鯛の骨が胃腸を傷つけ易いと
いう問題点があった。そこで、本発明者はこれらの問題
点を解決するために鋭意研究した結果、作業性や生産性
に優れた簡単な製造方法で骨を変質させることなくその
まま味付し加熱加圧することで組織をややもろくさせた
ペット用動物の嗜好を満たし栄養分に優れストレスを解
消させるとともに、食欲を増進させペット類の内臓を傷
つけることのないペット用飼料を完成し特願平4−35
4398号として出願した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のペット用飼料では、食用鳥の骨を熱水でボイルしただ
けなので骨がささくれ易く、特に鶏の骨は胃腸等を傷つ
け易いという問題点があった。また、飼料の脂肪含有量
の調整が困難で、特に、子犬や子猫もしくは小型種のペ
ットは胃腸が弱く、適し難いという問題点を有してい
た。一方、食用鳥の頸骨は一部は鳥ガラとしてスープの
素になっているが、そのほとんどは極めて栄養価が高い
にもかかわらず産業廃棄物として廃棄され、何ら有効利
用されていないという問題点を有していた。また、従来
のペット用飼料の製造方法では、製造工程が煩雑で作業
性、生産性に未だ不十分という問題点を有していた。ま
た、食用鳥の骨を熱水でボイルしただけでは骨がささく
れ易く、特に鶏の骨は胃腸等を傷つけ易いという問題点
があった。また、廃水中に多大の脂質分が含有されBO
D,CODが高く廃水処理に多大の負担を要するという
問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ペット用飼料としては全く利用されていなかった食
用鳥の頸骨を有効利用するとともに柔軟にし子犬や小型
犬等の小型動物が食しても内臓を傷つけることのない安
全性に優れるとともに、栄養分に優れ夏バテ等で食欲の
ないペットの食欲を増進させ、かつ保存性に優れ製品得
率が高く脂肪分の少ないペット用飼料の提供、及び、栄
養価に優れ低脂肪で安全性に優れ生産性が高く廃水処理
が容易で、かつ低原価で量産性に優れたペット用飼料の
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のペット用飼料及びその製造方法は、以下の構
成を有している。請求項1に記載のペット用飼料は、長
さ方向に対し所定の長さに調整された食用鳥の頸骨がレ
トルトパウチに密封されレトルト処理されている構成を
有している。請求項2に記載のペット用飼料は、長さ方
向に対し所定の長さに調整された食用鳥の頸骨と、前記
頸骨を味付けする味噌,醤油,食塩のいずれか1以上を
主とした調味料と、がレトルトパウチに密封されレトル
ト処理されている構成を有している。請求項3に記載の
ペット用飼料は、蒸煮処理した後冷却され、次いで、長
さ方向に対し所定の長さに調整された食用鳥の頸骨がレ
トルトパウチに密封されレトルト処理されている構成を
有している。請求項4に記載のペット用飼料は、蒸煮処
理した後冷却され、次いで、長さ方向に対し所定の長さ
に調整された食用鳥の頸骨と、前記頸骨を味付けする味
噌,醤油,食塩のいずれか1以上を主とした調味料と、
がレトルトパウチに密封されレトルト処理されている構
成を有している。請求項5に記載のペット用飼料は、請
求項1乃至4の内いずれか1において、前記食用鳥の頸
骨が原料の頸骨の90%〜10%に脱脂されている構成
を有している。請求項6に記載のペット用飼料の製造方
法は、食用鳥の頸骨を所定の長さに調整する調整工程
と、前記調整工程で調整された前記頸骨をレトルトパウ
チに袋詰めし脱気密封する密封工程と、前記密封工程で
密封されたレトルトパウチをレトルト処理するレトルト
工程と、を備えた構成を有している。請求項7に記載の
ペット用飼料の製造方法は、食用鳥の頸骨を血抜き洗浄
する血抜き洗浄工程と、前記血抜き洗浄工程で洗浄され
た前記頸骨を蒸煮する蒸煮工程と、前記頸骨を所定の長
さに調整する調整工程と、前記調整工程で調整された前
記頸骨をレトルトパウチに袋詰めし脱気密封する密封工
程と、前記密封工程で密封されたレトルトパウチをレト
ルト処理するレトルト工程と、を備えた構成を有してい
る。請求項8に記載のペット用飼料の製造方法は、食用
鳥の頸骨を血抜き洗浄する血抜き洗浄工程と、前記血抜
き洗浄工程で洗浄された前記頸骨を蒸煮する蒸煮工程
と、前記蒸煮工程で蒸煮された前記頸骨を冷却する冷却
工程と、前記頸骨を所定の長さに調整する調整工程と、
前記調整工程で調整された前記頸骨をレトルトパウチに
袋詰めし脱気密封する密封工程と、前記密封工程で密封
されたレトルトパウチをレトルト処理するレトルト工程
と、を備えた構成を有している。請求項9に記載のペッ
ト用飼料の製造方法は、請求項6乃至8の内いずれか1
において、前記調整工程で調整された前記頸骨に、味
噌,醤油,食塩のいずれか1以上を主とした調味料を付
着もしくは添加する調味料添加工程を備えた構成を有し
ている。請求項10に記載のペット用飼料の製造方法
は、請求項8において、前記冷却工程が真空乾燥法によ
る冷却工程である構成を有している。請求項11に記載
のペット用飼料の製造方法は、請求項7又は8の内いず
れか1において、前記蒸煮工程が加圧蒸煮処理である構
成を有している。請求項12に記載のペット用飼料の製
造方法は、請求項7又は8の内いずれか1において、前
記蒸煮工程の代わりに前記血抜き洗浄工程で洗浄された
前記頸骨を湯煮する湯煮工程を備えた構成を有してい
る。
【0006】ここで、食用鳥としては、鶏,カモ,ガ
ン,アヒル,キジ,ウズラ,ダチョウ等の比較的大型で
人間の食用に供される鳥類が用いられる。特に鶏が好適
に用いられる。原料が豊富であり量産性に優れるからで
ある。頸骨は肉が付着していなくてもよいが、調味料と
の塗着性を向上させるためまた栄養価を高めるため付着
しているのが好ましい。尚、頸骨は解体直後のものが好
ましいが、冷凍したものを用いてもよい。頸骨の長さの
調整は、頸骨の長さ方向と直交状に0.2cm〜15cm、
好ましくは0.5cm〜5cm、更に好ましくは1cm〜3cm
に輪切りに形成されるのが好ましい。1cm以下になるに
つれ身が崩れ見栄えが悪くなる傾向があるが、子犬や小
型犬等には0.2cm〜1cmでもよい。丸呑みし易いため
である。また、3cm以上になるにつれ子犬等には大きす
ぎて食し難い傾向が現れるので好ましくない。食用鳥の
頸骨は原料頸骨の90%〜10%、好ましくは60%〜
20%に脱脂されているのが好ましい。食用鳥の頸骨の
脂質が原料骨の60%を越えるにつれ脂肪分が多すぎ、
特に小犬等に下痢症状が現れる傾向があるので好ましく
ない。また、20%未満に脱脂するにつれ製造時に脂肪
分により廃水処理に負担がかかり生産性を低下させると
ともに栄養価を低下させ更に嗜好性を低下させる傾向が
あるので好ましくない。
【0007】レトルト処理された頸骨には調味料を添加
しなくてもよい。調味料が未添加の場合は、野性味があ
るので健康な犬の飼料として用いることができる。ま
た、前記頸骨に調味料を添加することにより食欲を増進
させることができる。調味料は味噌や醤油、食塩のいず
れか1種だけでもよい。これらの香りや塩気により食欲
を増進させることができる。頸骨と味噌の添加割合は、
全頸骨に対し、味噌を0.1wt%乃至20wt%好ましく
は1wt%乃至10wt%用いられる。子犬と成犬又は小型
と大型のように種類、大小により適宜選択される。頸骨
と食塩や醤油の添加割合は、7wt%以下が好ましい。全
頸骨の重量に対し、7wt%を越えるにつれ頸骨の味付け
が強くなり高血圧等で犬の健康を害し、また、犬自身が
好まなくなる傾向にある。調味料の主原料として用いら
れる味噌や醤油,食塩に加えられる副原料としては、ペ
ットの種類によっても異なるが、かつおだし、昆布だ
し、しいたけだし、砂糖、ごま、みりん風調味料、アミ
ノ酸調味料、ソース、ビタミン剤等その他小麦粉やふす
ま、肉粉、大豆蛋白質等の増量剤の内1種又は2種以上
を混合したものが用いられる。また、ラード,バター,
マーガリン等を添加することによりカロリー調整をする
こともできる。その他副原料として、野菜(タマネギを
除く)、香草、薬草、海草、穀物類のスープ等を添加し
風味を向上させてもよい。副原料の配合割合は、頸骨1
00wt部に対し、0.01wt部乃至200wt部、好まし
くは1wt部乃至50wt部が用いられる。この範囲に配合
することにより、頸骨の栄養価を損なうことなく風味を
持たせ食欲を増進させることができる。
【0008】血抜き洗浄工程は、頸骨に汚物や土,血液
等が付着している場合に特に効果的である。処理方法は
5〜30分間水や次亜塩素酸ソーダ,二酸化塩素の希薄
水溶液等に浸漬処理して洗浄,血抜きを行うことにより
保存性や品質を高めることができる。冷凍骨の場合は、
希薄次亜塩素酸ソーダ,二酸化塩素,等の溶液中で解
凍、血抜きを行いながら水洗してもよい。
【0009】蒸煮処理としては、加熱温度は100℃〜
170℃、好ましくは105℃〜130℃が用いられ
る。105℃以下になるにつれ蒸煮に時間を要すので好
ましくない。一方、110℃よりも高くなるにつれ、骨
の表面が変質し、骨の周りの肉が剥がれたりする傾向が
あるので好ましくない。蒸煮処理時間は蒸煮の温度にも
より変化するが5〜100分、好ましくは10〜30分
の範囲で行われる。10分以下になるにつれ、製品に未
加熱部分が生じ腐敗の原因となり、一方30分以上にな
るにつれ肉離れやエキス分が抜けて栄養価を低下させる
傾向が生じるので好ましくない。加熱時に圧力を0.1
kg/cm2 〜10kg/cm2 、好ましくは0.3kg/cm2
2kg/cm2 加圧すると熱が内部まで通り易く処理時間を
短縮できるので好ましい。0.3kg/cm2 以下になるに
つれ加熱に時間を要す傾向があり、かつ脱脂が不十分な
場合があるので好ましくない。また2kg/cm2 以上にな
るにつれエキス分等が抜けすぎ栄養価を低下させる傾向
が生じ易くなるので好ましくない。
【0010】湯煮工程は蒸煮処理よりも1.3〜4倍の
時間をかけて行われるのが好ましい。時間が短いと脱脂
が不十分になるので好ましくなく、また時間が長すぎる
と肉が骨から剥離するので好ましくない。
【0011】冷却処理としては、蒸煮や湯煮後真空状態
下で、水分を蒸発させ、その蒸発潜熱により冷却する真
空冷却方法や、蒸煮や湯煮後徐冷し、次いで−5℃〜5
℃の冷蔵室で冷却する冷蔵方法等が用いられる。
【0012】調味料の添加方法は液状の調味料を用いる
場合は、ハケ塗りやドブ漬等による浸漬又は、調味料と
頸骨を鍋に入れてからめる等の方法が用いられる。調味
料が練り状の場合はハケ塗りやパテ塗り又は浸けてぬぐ
ったりする方法等で行われる。又、調味料を頸骨に付着
させないで頸骨と一緒にレトルトパウチに直接入れても
よい。レトルト処理中に溶出する骨髄等と混合一体化さ
せることができる。液状の調味料はスポイトを用いてレ
トルトパウチ中に注入すると計量も容易にすることがで
きる。
【0013】レトルトパウチは、一般のレトルトパウチ
用パウチを用いてもよいがハイレトルト耐用のものが好
適に用いられる。真空シール時のピンホール等を軽減さ
せ製品収率を向上させることができる。
【0014】レトルト工程は加熱温度が100〜180
℃,好ましくは110℃〜150℃で2〜80分間好ま
しくは10〜60分間のハイレトルト殺菌が好適に用い
られる。加熱等を前工程で一度行っている場合は、従来
より、短時間で十分殺菌を行うことができる。
【0015】
【作用】この構成によって、本発明のペット用飼料及び
その製造方法は以下の作用を有する。すなわち、食用鳥
の頸骨を主とするペット飼料なので犬や猫等の肉食動物
の食欲をそそるとともに、食塩,特に味噌や醤油等を添
加した場合はアミノ酸等がペットの嗜好性を充たし、食
欲を増進させることができる。食塩や味噌,醤油の添加
量を著しく少なくするか、添加しない場合は高血圧等の
成人病にならず健康を保てる。頸骨を、小さく輪切りに
している場合は、小型種や子犬、子猫でも丸呑みするこ
とができ栄養を補給するとともに、カルシウムが豊富な
ので骨を丈夫にすることができる。醤油や味噌等を防腐
剤等の無添加のものを用いた場合は、健康上優れたペッ
ト飼料とすることができる。ペット動物の種類や大きさ
に応じて処理圧力,処理時間を調整し、頸骨の柔らかさ
の度合いをコントロールできるとともに、加熱、加圧に
より骨がささくれだたないので小犬や子猫等でも安全に
食することができる。頸骨が適度に柔らかくかつ冷却に
より脂肪分が固化しているので容易に加工することがで
きる。また冷却することにより骨髄等の脂肪分が凝固す
るので流出せずきれいに切断できる。真空冷却法を用い
た場合は、3〜15%の脱水乾燥ができるので、含水率
を下げ水分活性を高めることができ、保存性、流通性を
著しく向上させることができる。蒸煮や湯煮により原料
の10%〜70%まで脱脂することができるので、低脂
肪で下痢症状等を惹起しない健康飼料とすることができ
る。レトルトパウチに頸骨等を入れた後に100℃以上
で加熱加圧するので完全に殺菌を行うことができるとと
もに保存性を向上させることができる。またハイレトル
ト処理のためにタンパク質が変色しにくく、成分変化も
少ない。頸骨の周囲には肉が付着しているので、食べ易
く栄養価に優れたペット飼料を製造できる。脱脂率が1
0〜70%なので、BODやCODを低く抑えることが
でき、廃水処理への負担を軽減できる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)解体直後の鶏の頸骨200本を準備し、血
抜き洗浄工程で流水中に浸漬し洗浄を行った。次いで、
圧力釜で100〜120℃の加熱温度で0.6〜2kg/
cm2の圧力で約15〜30分間蒸気を通じて加圧蒸煮処
理を行い、骨髄等の脂肪分を除去した。脱脂率を測定し
たところ、骨髄等の脂肪分は原料に対し20%〜40%
脱脂されていた。次いで、この加圧蒸煮処理をした頸骨
を室温以下に冷蔵室で急速冷却した後、長さ1〜2cmに
切断した。冷却した頸骨は骨髄が凝固しており流出せず
にきれいに切断できた。次に、得られた製品について組
成分析を行った。その結果を(表1)に示した。
【表1】 この(表1)から明らかなように、本実施例のペット用
飼料は、粗脂肪の含有率が4〜9%と極めて低いことが
わかった。また、粗タンパク質やリン,カルシウムの含
有率が高く、獣医から高い評価を得た。更に、レトルト
時に骨髄から流出した脂質分がまみれて頸骨に付着して
いるので、野性味に優れ食欲をそそるものであった。更
に、ラードを添加することによりカロリーを調整した
り、鶏の骨髄をそのまま利用しているので、栄養的にも
優れているとの獣医の評価を得た。次に、柴犬の生後4
ヶ月,同8ヶ月の子犬各5匹と成犬5匹に2週間の間食
飼テストを行った。テストは、4ヶ月子犬は60g/
日,8ヶ月子犬は90g/日,成犬は90g/日で行っ
た。その結果下痢症状が認められず、本実施例のペット
用飼料を与えなかったこれらの犬(比較例)に比べ極め
て健康状態がよく太っていた。このことから、本実施例
のペット用飼料は、頸骨が高温、高圧で加圧蒸煮処理に
より、頸骨の組織が変質し柔らかくなっているので、小
犬や小猫等のペット類でも内臓等を傷つけることのない
安全性に優れたペット用飼料であることがわかった。
【0017】(実施例2)解体後に冷蔵(1日間)され
た鶏の頸骨200本を準備し、血抜き洗浄工程で次亜塩
素酸ソーダを45〜65ppm含有した冷水中に浸し血
抜きを行うとともに、洗浄を行った。次いで、大鍋に入
れ湯煮を約30〜70分間行い、骨髄等の脂肪分を除去
した。脱脂率を測定したところ、骨髄等の脂肪分は原料
に対し15%〜35%脱脂され、粗脂肪は5%〜10%
であった。次いで、この湯煮処理をした頸骨を室温以下
に冷蔵室で急速冷却した後、長さ1〜2cmに切断した。
冷却した頸骨は骨髄が凝固しており流出せずにきれいに
切断できた。一方、醤油に少量の昆布だし、ごま、みり
ん風調味料等の調味料及び小麦のふすま、澱粉を加えて
調整した調味醤油を準備し、レトルトパウチに、切断加
工した頸骨を5本ずつと、調味醤油0.5〜25gをス
ポイドで注入し、真空パックして、レトルト釜に入れ1
00〜140℃の加熱温度、1.01〜4kg/cm2 の圧
力で20〜60分間加熱加圧処理を行った。レトルト釜
から出してレトルトパウチのまま冷却して製品を得た。
以上のように製造されたペット用飼料は、頸骨が湯煮処
理により、頸骨の組織が変質し柔らかくなっているので
ペット類の内臓等を傷つけることのない安全性に優れた
ペット用飼料であることがわかった。次に、柴犬の生後
4ヶ月,同8ヶ月の子犬各5匹と成犬5匹に2週間の間
食飼させ食飼テストを行った。テストは、4ヶ月子犬は
60g/日,8ヶ月子犬は90g/日,成犬は90g/
日で行った。その結果下痢症状が認められず、本実施例
のペット用飼料を与えなかったこれらの犬(比較例)に
比べ極めて健康状態がよく太っていた。また、本実施例
の飼料はレトルト時に骨髄から流出した脂質分がまみれ
て頸骨に付着するとともに醤油が骨髄にもよく浸透して
いるので、第1実施例のペット用飼料に比べペット類の
嗜好を充たし著しく食欲をそそるものであった。また、
獣医からペット用飼料として極めて高い評価を得た。
【0018】(実施例3)冷凍した鶏の頸骨200本を
準備し、次亜塩素酸ソーダを45〜65ppm含有した
冷水中に浸しブロワー解凍しながら血抜きを行うととも
に、洗浄を行った。次いで、圧力釜で110〜150℃
の加熱温度で5.5〜8kg/cm2の圧力で約15〜25
分間加圧蒸煮処理を行い、骨髄液等の余分な脂肪を70
〜90%除去した。次いで、加圧蒸煮処理した頸骨をそ
のまま真空乾燥法で冷却を行った。一方、味噌にかつお
ぶし、みりん風調味料、ビタミンA,Eを少量加えてよ
く練った調味味噌を準備し、前記冷却した骨に各1本ず
つ調味味噌をパテで塗着した。塗着量としては、前記骨
1本に対して0.1〜25gをパテ塗りして行った。塗
着後、各1本ずつを耐熱用袋に入れ真空パックして、レ
トルト釜に入れ120〜130℃の加熱温度で1.5〜
4kg/cm2の圧力で加熱加圧処理を20〜60分間行い
徐冷後徐水して製品を得た。以上のように製造されたペ
ット用飼料も実施例1や2と同様にペットに極めて好適
な飼料であることがわかった。また、冷蔵冷却に比べ含
水率が更に7〜12%低下し、水分活性の高い保存性に
優れた飼料であることがわかった。
【0019】(実施例4)解体直後の鶏の頸骨200本
を準備し、血抜き洗浄工程で次亜塩素酸ソーダを45〜
65ppm含有した冷水中に浸し血抜きを行うととも
に、洗浄を行った。次いで、圧力釜で100〜120℃
の加熱温度で0.6〜2kg/cm2の圧力で約15〜30
分間蒸気を通じて加圧蒸煮処理を行い、骨髄等の脂肪分
を除去した。次いで、この加圧蒸煮処理をした頸骨を真
空冷却法により急速冷却した後、長さ1〜2cmに切断し
た。冷却した頸骨は骨髄が凝固しており流出せずにきれ
いに切断できた。一方、切断加工した骨を5本ずつレト
ルトパウチに包装し、真空パックしてレトルト釜に入れ
100〜140℃の加熱温度、1.01〜4kg/cm2
圧力で20〜60分間加熱加圧処理を行った。レトルト
釜から出してレトルトパウチのまま冷却して製品を得
た。本実施例のペット用飼料は、粗脂肪の含有率が4〜
9%と極めて低いことがわかった。また、粗タンパク質
やリン,カルシウムの含有率が高く、獣医から高い評価
を得た。以上のように製造されたペット用飼料は、第1
実施例で挙げた効果の他に味がなく高血圧症等の成人病
の心配がなく年齢品種等に関係なく一般的に好んで嗜好
されることがわかった。
【0020】(実施例5)冷凍した鶏の頸骨200本を
準備し、次亜塩素酸ソーダを45〜65ppm含有した
冷水中に浸しブロワー解凍しながら血抜きを行うととも
に、洗浄を行った。次いで、1cm〜2cmに切断加工
を行った後に各5本ずつを耐熱用袋に入れ真空パックし
て、レトルト釜に入れ120〜130℃の加熱温度で
1.5〜4kg/cm2の圧力で加熱加圧処理を20〜60
分間行い徐冷後徐水して製品を得た。本実施例のペット
用飼料は、粗脂肪の含有率が8〜18%であることがわ
かった。以上のように製造されたペット用飼料も実施例
1と同様の効果を有しペットに極めて好適な飼料である
ことがわかった。また、蒸煮工程及び冷却工程を省略し
たので大型の製造設備が不要で生産性が高く量産性が向
上することもわかった。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな優れた効果を達成することのできるペット用飼料及
びその製造方法を実現できるものである。 (1)骨に味噌や醤油や食塩を主とした調味料を加えた
ものあるいは調味料をなにも加えないもの等バラエティ
に富んだ食味を準備でき多様なペットの嗜好に対応でき
る。 (2)骨と骨の周りの肉とが一体になっているので栄養
分に優れ、更に、骨が柔らかいため、胃腸等を傷つける
ことがなく、丸呑みすることもできる。 (3)骨が柔らかく、かつ脱脂されているので、作業性
や生産性を向上させることができる。 (4)蒸煮直後に急速冷却を行うので調味加工直後の品
質を長期間保持でき、保存性に優れているため流通性を
向上させることができる。 (5)従来、廃棄物として焼却等されていた食用鳥の頸
骨を有効に利用し、栄養分に優れた、低原価で量産性に
適したペット用動物飼料を提供できる。 (6)食用鳥の頸骨を血抜き洗浄した後ただちに密封レ
トルト処理するので製造設備が簡便であり作業性が良く
生産性が高く量産性に富む。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に対し所定の長さに調整された
    食用鳥の頸骨がレトルトパウチに密封されレトルト処理
    されていることを特徴とするペット用飼料。
  2. 【請求項2】 長さ方向に対し所定の長さに調整された
    食用鳥の頸骨と、前記頸骨を味付けする味噌,醤油,食
    塩のいずれか1以上を主とした調味料と、がレトルトパ
    ウチに密封されレトルト処理されていることを特徴とす
    るペット用飼料。
  3. 【請求項3】 蒸煮処理した後冷却され、次いで、長さ
    方向に対し所定の長さに調整された食用鳥の頸骨がレト
    ルトパウチに密封されレトルト処理されていることを特
    徴とするペット用飼料。
  4. 【請求項4】 蒸煮処理した後冷却され、次いで、長さ
    方向に対し所定の長さに調整された食用鳥の頸骨と、前
    記頸骨を味付けする味噌,醤油,食塩のいずれか1以上
    を主とした調味料と、がレトルトパウチに密封されレト
    ルト処理されていることを特徴とするペット用飼料。
  5. 【請求項5】 前記食用鳥の頸骨が原料の頸骨の90%
    〜10%に脱脂されていることを特徴とする請求項1乃
    至4の内いずれか1に記載のペット用飼料。
  6. 【請求項6】 食用鳥の頸骨を所定の長さに調整する調
    整工程と、前記調整工程で調整された前記頸骨をレトル
    トパウチに袋詰めし脱気密封する密封工程と、前記密封
    工程で密封されたレトルトパウチをレトルト処理するレ
    トルト工程と、を備えたことを特徴とするペット用飼料
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 食用鳥の頸骨を血抜き洗浄する血抜き洗
    浄工程と、前記血抜き洗浄工程で洗浄された前記頸骨を
    蒸煮する蒸煮工程と、前記頸骨を所定の長さに調整する
    調整工程と、前記調整工程で調整された前記頸骨をレト
    ルトパウチに袋詰めし脱気密封する密封工程と、前記密
    封工程で密封されたレトルトパウチをレトルト処理する
    レトルト工程と、を備えたことを特徴とするペット用飼
    料の製造方法。
  8. 【請求項8】 食用鳥の頸骨を血抜き洗浄する血抜き洗
    浄工程と、前記血抜き洗浄工程で洗浄された前記頸骨を
    蒸煮する蒸煮工程と、前記蒸煮工程で蒸煮された前記頸
    骨を冷却する冷却工程と、前記頸骨を所定の長さに調整
    する調整工程と、前記調整工程で調整された前記頸骨を
    レトルトパウチに袋詰めし脱気密封する密封工程と、前
    記密封工程で密封されたレトルトパウチをレトルト処理
    するレトルト工程と、を備えたことを特徴とするペット
    用飼料の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記調整工程で調整された前記頸骨に、
    味噌,醤油,食塩のいずれか1以上を主とした調味料を
    付着もしくは添加する調味料添加工程を備えたことを特
    徴とする請求項6乃至8の内いずれか1に記載のペット
    用飼料の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記冷却工程が真空乾燥法による冷却
    工程であることを特徴とする請求項8に記載のペット用
    飼料の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記蒸煮工程が加圧蒸煮処理であるこ
    とを特徴とする請求項7又は8の内いずれか1に記載の
    ペット用飼料の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記蒸煮工程の代わりに前記血抜き洗
    浄工程で洗浄された前記頸骨を湯煮する湯煮工程を備え
    たことを特徴とする請求項7又は8の内いずれか1に記
    載のペット用飼料の製造方法。
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