JPH0810792A - 厨芥含有汚水処理装置 - Google Patents
厨芥含有汚水処理装置Info
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- JPH0810792A JPH0810792A JP6144680A JP14468094A JPH0810792A JP H0810792 A JPH0810792 A JP H0810792A JP 6144680 A JP6144680 A JP 6144680A JP 14468094 A JP14468094 A JP 14468094A JP H0810792 A JPH0810792 A JP H0810792A
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- Japan
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- tank
- wastewater treatment
- kitchen
- solid
- waste
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉砕した厨芥の固形物と排水とを分離し、そ
れぞれ好気的条件下で酸化分解し、厨房で発生する厨芥
や排水処理後の油状汚泥の回収作業が不要で、上質な処
理水を放流可能な厨芥含有汚水処理装置を得ることを目
的とする。 【構成】 厨芥の破砕機1からの厨芥の破砕排液は、固
液分離機4にて固形物と排液とに分離され、醗酵槽6と
排水処理槽7とでは、固液分離された固形物と排水とが
それぞれ好気的条件下で酸化処理され、排水処理槽7で
生成した余剰汚泥を固液分離機4へ返送する返送手段
と、醗酵槽6から排水処理槽7へ送気手段とを備えて成
る。
れぞれ好気的条件下で酸化分解し、厨房で発生する厨芥
や排水処理後の油状汚泥の回収作業が不要で、上質な処
理水を放流可能な厨芥含有汚水処理装置を得ることを目
的とする。 【構成】 厨芥の破砕機1からの厨芥の破砕排液は、固
液分離機4にて固形物と排液とに分離され、醗酵槽6と
排水処理槽7とでは、固液分離された固形物と排水とが
それぞれ好気的条件下で酸化処理され、排水処理槽7で
生成した余剰汚泥を固液分離機4へ返送する返送手段
と、醗酵槽6から排水処理槽7へ送気手段とを備えて成
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品加工工場,レスト
ラン,集合住宅等にて発生する厨芥を破砕機で粉砕した
厨芥含有排水の厨芥含有汚水処理装置に関するものであ
る。
ラン,集合住宅等にて発生する厨芥を破砕機で粉砕した
厨芥含有排水の厨芥含有汚水処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房で排出する厨芥の処理方法と
しては、厨房で固形物と排水とに分離し、固形物を焼却
したり埋め立て等により処理する方法が一般的であっ
た。しかしこの方法は、固形物を厨房より搬出される際
の煩雑さに加え、搬出されるまでの期間蓄積されるため
腐敗臭等の発生があり、生活環境が悪化するとともに不
衛生となるものであった。
しては、厨房で固形物と排水とに分離し、固形物を焼却
したり埋め立て等により処理する方法が一般的であっ
た。しかしこの方法は、固形物を厨房より搬出される際
の煩雑さに加え、搬出されるまでの期間蓄積されるため
腐敗臭等の発生があり、生活環境が悪化するとともに不
衛生となるものであった。
【0003】このような問題に対して、厨芥をディスポ
ーザで破砕し、排水と共に排出することにより、厨房で
の固形物処理の簡素化および環境衛生上の改善も行われ
たが、粉砕処理水が公共下水道に放流されると、粉砕物
による下水管の目詰まり等の問題および終末処理場の処
理能力不足による放流水域や放流河川の水質を汚染する
という公害問題があり、いまだ普及に及んでいないのが
実情である。
ーザで破砕し、排水と共に排出することにより、厨房で
の固形物処理の簡素化および環境衛生上の改善も行われ
たが、粉砕処理水が公共下水道に放流されると、粉砕物
による下水管の目詰まり等の問題および終末処理場の処
理能力不足による放流水域や放流河川の水質を汚染する
という公害問題があり、いまだ普及に及んでいないのが
実情である。
【0004】そこで、コンポスト法のように、厨芥を直
接醗酵させ、堆肥化する方法が知られている。
接醗酵させ、堆肥化する方法が知られている。
【0005】このコンポスト法を用いた装置の一例であ
るコンポスト装置について、図6を参照しながら説明す
る。
るコンポスト装置について、図6を参照しながら説明す
る。
【0006】図6において、30はコンポスト容器、3
1はドレイン排水孔、32は蓋、33は微生物担体(固
定床)、34はコンポスト搬出口である。
1はドレイン排水孔、32は蓋、33は微生物担体(固
定床)、34はコンポスト搬出口である。
【0007】図6(a)において、コンポスト容器30
は地中に埋設されており、図6(b)は地上に設置され
ているものである。
は地中に埋設されており、図6(b)は地上に設置され
ているものである。
【0008】厨芥がコンポスト容器30に投入されと、
コンポスト容器30内に設けられた微生物担体33と混
合され、好気的条件下で醗酵が開始される。微生物担体
33はコンポストの場合、一般にオガクズと称される所
謂微細粒の木クズが用いられている。このオガクズの担
体は、厨芥に含まれる水分を吸収し、好気的醗酵作用を
維持させるものである。生成したコンポストはコンポス
ト搬出口34より定期的に容器の外に搬出され、菜園等
の堆肥として利用される。
コンポスト容器30内に設けられた微生物担体33と混
合され、好気的条件下で醗酵が開始される。微生物担体
33はコンポストの場合、一般にオガクズと称される所
謂微細粒の木クズが用いられている。このオガクズの担
体は、厨芥に含まれる水分を吸収し、好気的醗酵作用を
維持させるものである。生成したコンポストはコンポス
ト搬出口34より定期的に容器の外に搬出され、菜園等
の堆肥として利用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンポストのような厨芥処理装置においては、ディスポ
ーザ等破砕機を用いて処理した厨芥含有排水が導入され
ると、水分が過剰となり酸素が供給されにくくなるた
め、嫌気的醗酵が逆に促進されるばかりでなく、また、
醗酵熱が水分の揮発熱として取られるため、固形物の醗
酵に必要な温度にまで達することができず、好気的醗酵
による効率を低下させ堆肥反応を阻害することとなる。
また、過剰の排水がまた醗酵槽下部に溜まり、高負荷の
ドレイン排水として排出されることとなり、水質汚濁の
原因となる。また、コンポスト法により堆肥化された固
形物は、槽内に堆積し続けるため頻繁に除去しなければ
ならず、煩雑なため作業性に欠けるといった問題点を有
していた。さらに、醗酵過程で発生する臭気の漏洩等に
より生活環境を悪化させるという問題点をも有してい
た。
コンポストのような厨芥処理装置においては、ディスポ
ーザ等破砕機を用いて処理した厨芥含有排水が導入され
ると、水分が過剰となり酸素が供給されにくくなるた
め、嫌気的醗酵が逆に促進されるばかりでなく、また、
醗酵熱が水分の揮発熱として取られるため、固形物の醗
酵に必要な温度にまで達することができず、好気的醗酵
による効率を低下させ堆肥反応を阻害することとなる。
また、過剰の排水がまた醗酵槽下部に溜まり、高負荷の
ドレイン排水として排出されることとなり、水質汚濁の
原因となる。また、コンポスト法により堆肥化された固
形物は、槽内に堆積し続けるため頻繁に除去しなければ
ならず、煩雑なため作業性に欠けるといった問題点を有
していた。さらに、醗酵過程で発生する臭気の漏洩等に
より生活環境を悪化させるという問題点をも有してい
た。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するもの
で、すなわち、厨房で発生する厨芥固形物や、汚水処理
後の余剰汚濁の回収作業が不要で、かつ悪臭の発生もな
く、維持管理も極めて容易で、上質の処理水を放流する
ことができ、公害上の問題も生じることのない厨芥含有
汚水処理装置を提供することを目的とする。
で、すなわち、厨房で発生する厨芥固形物や、汚水処理
後の余剰汚濁の回収作業が不要で、かつ悪臭の発生もな
く、維持管理も極めて容易で、上質の処理水を放流する
ことができ、公害上の問題も生じることのない厨芥含有
汚水処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明の厨芥含有汚水処理装置は、厨芥固形物を破
砕する破砕機と、破砕機での破砕物を含有する厨芥含有
汚水をスラリーを移送させる手段と、厨芥スラリーを固
形物と排液とに分離させる固液分離装置と、厨芥固形物
を生物固定床の存在下で、厨芥固形物の醗酵促進のた
め、保温手段、撹拌手段、送気手段を有する醗酵槽と、
脱離排水のみを好気性微生物固定床の存在下で好気分解
処理する排水処理槽とを備える構成である。
めに本発明の厨芥含有汚水処理装置は、厨芥固形物を破
砕する破砕機と、破砕機での破砕物を含有する厨芥含有
汚水をスラリーを移送させる手段と、厨芥スラリーを固
形物と排液とに分離させる固液分離装置と、厨芥固形物
を生物固定床の存在下で、厨芥固形物の醗酵促進のた
め、保温手段、撹拌手段、送気手段を有する醗酵槽と、
脱離排水のみを好気性微生物固定床の存在下で好気分解
処理する排水処理槽とを備える構成である。
【0012】また、醗酵槽から排水処理槽へのエアー配
管を有し、醗酵槽での厨芥固形物の醗酵過程で生じる臭
気を、排水処理槽へ排気することで、生物学的脱臭が行
える構成とした。
管を有し、醗酵槽での厨芥固形物の醗酵過程で生じる臭
気を、排水処理槽へ排気することで、生物学的脱臭が行
える構成とした。
【0013】さらに、排水処理槽より固液分離槽への返
送管を配し、汚水処理後に発生した余剰汚泥を返送でき
る構成とした。
送管を配し、汚水処理後に発生した余剰汚泥を返送でき
る構成とした。
【0014】
【作用】本発明は以上のように構成したことによって、
ディスポザー等破砕機により破砕された厨芥をスラリー
移送させる手段によって、厨芥を所定の厨芥処理施設ま
で移送し、含水量の多い厨芥スラリーを排液と分離させ
る固液分離装置を有することで、厨芥の含水量が調整で
きるため、厨芥固形物のみを醗酵槽に移流させることが
でき、醗酵槽の温度を低下させることなく効率良く厨芥
固形物を醗酵させることができ、また排水処理槽へも厨
芥固形物の移流がないため効率良く排水を浄化すること
ができる。また、醗酵槽は、温度調整,送気,撹拌手段
を有することによって高温の好気性微生物群を主体とし
た好気醗酵を促進できるため固形物の回収が不要とな
る。
ディスポザー等破砕機により破砕された厨芥をスラリー
移送させる手段によって、厨芥を所定の厨芥処理施設ま
で移送し、含水量の多い厨芥スラリーを排液と分離させ
る固液分離装置を有することで、厨芥の含水量が調整で
きるため、厨芥固形物のみを醗酵槽に移流させることが
でき、醗酵槽の温度を低下させることなく効率良く厨芥
固形物を醗酵させることができ、また排水処理槽へも厨
芥固形物の移流がないため効率良く排水を浄化すること
ができる。また、醗酵槽は、温度調整,送気,撹拌手段
を有することによって高温の好気性微生物群を主体とし
た好気醗酵を促進できるため固形物の回収が不要とな
る。
【0015】また、醗酵過程で生じる異臭成分を含む臭
気を、排水処理槽へ排気することで、排水処理槽内に存
在する微生物による臭気成分の分解作用によって、生物
学的脱臭ができる。
気を、排水処理槽へ排気することで、排水処理槽内に存
在する微生物による臭気成分の分解作用によって、生物
学的脱臭ができる。
【0016】さらに、汚水処理後に発生した余剰汚泥も
返送管を介して醗酵槽へ導入できるため、汚泥の回収が
不要となる。
返送管を介して醗酵槽へ導入できるため、汚泥の回収が
不要となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の厨芥処理装置の第1の実施例
について、図1を参照しながら説明する。
について、図1を参照しながら説明する。
【0018】図1において、1はディスポーザ等の厨芥
の破砕機で厨房2内のシンク3に設置されている。4は
固液分離機で、破砕機1で粉砕処理された厨芥が原水配
管5から投入される。固液分離機4は、粉砕された厨芥
を固形物と排水に分離するもので、スクリーン装置や遠
心脱水装置等の機械的な固液分離手段によって固形物と
排水とが分離される。回収された厨芥固形物は醗酵槽6
へ、分離された排水が排水処理槽7へ排出される。
の破砕機で厨房2内のシンク3に設置されている。4は
固液分離機で、破砕機1で粉砕処理された厨芥が原水配
管5から投入される。固液分離機4は、粉砕された厨芥
を固形物と排水に分離するもので、スクリーン装置や遠
心脱水装置等の機械的な固液分離手段によって固形物と
排水とが分離される。回収された厨芥固形物は醗酵槽6
へ、分離された排水が排水処理槽7へ排出される。
【0019】醗酵槽6は、粉砕処理され回収された厨芥
固形物を好気性微生物群により好気醗酵分解処理するも
のである。つまり、醗酵槽6の内底部には散気管8が配
設され、エアーポンプ9により槽内に送気できるように
なっている。また、槽内を均一に好気的雰囲気にさせる
ため、厨芥固形物と槽内に設置された微生物固定床10
とを断続的に撹拌させる撹拌機11とが設けられてい
る。
固形物を好気性微生物群により好気醗酵分解処理するも
のである。つまり、醗酵槽6の内底部には散気管8が配
設され、エアーポンプ9により槽内に送気できるように
なっている。また、槽内を均一に好気的雰囲気にさせる
ため、厨芥固形物と槽内に設置された微生物固定床10
とを断続的に撹拌させる撹拌機11とが設けられてい
る。
【0020】槽内に設置された微生物固定床10は、醗
酵槽6に導入された厨芥固形物の微生物による醗酵作用
を促進させ、かつ微量に流入する水分を吸水し調整する
ためのもので、多孔質の微生物固定床を設置している。
酵槽6に導入された厨芥固形物の微生物による醗酵作用
を促進させ、かつ微量に流入する水分を吸水し調整する
ためのもので、多孔質の微生物固定床を設置している。
【0021】醗酵槽6では、好気性微生物群による醗酵
過程において、厨芥固形物を次第に分解し、ガス等の分
子レベルまで完全に分解処理される。好気性微生物群の
特に高温条件下で生息する好気菌群を主体とした醗酵作
用により、効率良く有機物が醗酵し分解できるため、槽
内は高温性の好気菌群が優先種たる温度に維持されるよ
うにヒーター等の加温機12が配設され、槽内に設置し
た温度センサー13と温度コントローラ14により40
〜70°C好ましくは50〜60°Cになるように制御
されている。また一般に、醗酵槽6の構造は厨芥の醗酵
熱が放熱しにくいように保温構造となっていることが望
ましい。
過程において、厨芥固形物を次第に分解し、ガス等の分
子レベルまで完全に分解処理される。好気性微生物群の
特に高温条件下で生息する好気菌群を主体とした醗酵作
用により、効率良く有機物が醗酵し分解できるため、槽
内は高温性の好気菌群が優先種たる温度に維持されるよ
うにヒーター等の加温機12が配設され、槽内に設置し
た温度センサー13と温度コントローラ14により40
〜70°C好ましくは50〜60°Cになるように制御
されている。また一般に、醗酵槽6の構造は厨芥の醗酵
熱が放熱しにくいように保温構造となっていることが望
ましい。
【0022】醗酵槽6における厨芥の醗酵過程を示す実
験結果を図3に示している。厨芥の連続的な投入に対し
て、槽内に残存する厨芥の固形物残存量は数日間の範囲
で20%から10%以下へ推移した。その後、固形物残
量は、常に10%以下に維持推移されており、順次追加
される厨芥固形物が醗酵過程において有機物が最終分子
レベルのガスとして除去されている。
験結果を図3に示している。厨芥の連続的な投入に対し
て、槽内に残存する厨芥の固形物残存量は数日間の範囲
で20%から10%以下へ推移した。その後、固形物残
量は、常に10%以下に維持推移されており、順次追加
される厨芥固形物が醗酵過程において有機物が最終分子
レベルのガスとして除去されている。
【0023】一方、固液分離機4により脱離された排水
は、排水処理槽7へ導入される。排水処理槽7は、排液
中に含まれる有機物成分を好気的に処理する処理槽であ
り、槽の内底部には散気管15が配設され、エアーポン
プ16により常時エアレーションするようになってい
る。このエアレーションによって排液中の有機物は槽内
に生息する好気性微生物群によって酸化分解処理され、
負荷を低減した良好な処理排液とした後、放流槽17に
排出される。
は、排水処理槽7へ導入される。排水処理槽7は、排液
中に含まれる有機物成分を好気的に処理する処理槽であ
り、槽の内底部には散気管15が配設され、エアーポン
プ16により常時エアレーションするようになってい
る。このエアレーションによって排液中の有機物は槽内
に生息する好気性微生物群によって酸化分解処理され、
負荷を低減した良好な処理排液とした後、放流槽17に
排出される。
【0024】排水処理槽7内には、生物固定床18が設
置され、好気性微生物群の酸化分解処理の効率化が図ら
れている。一般に、生物固定床18は、微生物の捕捉
性、生息性に優れ、汚濁物質との接触性が良好なもので
あれば良く、ハニカム状,網目骨格体状のプラスチック
担体あるいは粒状活性炭,砕石,多孔質のセラミックス
担体等が用いられる。排水処理の処理方式としては、接
触曝気処理方式,生物膜濾過方式,散水濾床方式等が用
いられる。
置され、好気性微生物群の酸化分解処理の効率化が図ら
れている。一般に、生物固定床18は、微生物の捕捉
性、生息性に優れ、汚濁物質との接触性が良好なもので
あれば良く、ハニカム状,網目骨格体状のプラスチック
担体あるいは粒状活性炭,砕石,多孔質のセラミックス
担体等が用いられる。排水処理の処理方式としては、接
触曝気処理方式,生物膜濾過方式,散水濾床方式等が用
いられる。
【0025】排水処理槽7における厨芥脱離水の浄化過
程を示す実験結果を図4に示している。厨芥脱離水の平
均的水質は数100ppm〜1000ppmオーダーの
有機物を含む排水であるが、排水処理槽7に導入された
排水は、槽内の好気性微生物群による酸化分解作用を受
け、100ppm以下の排水にまで浄化された処理水と
して放流されている。
程を示す実験結果を図4に示している。厨芥脱離水の平
均的水質は数100ppm〜1000ppmオーダーの
有機物を含む排水であるが、排水処理槽7に導入された
排水は、槽内の好気性微生物群による酸化分解作用を受
け、100ppm以下の排水にまで浄化された処理水と
して放流されている。
【0026】排水処理槽7内で負荷を低減した良好な処
理排液とした後に放流槽17に放流されるが、放流槽1
7より固液分離機4へ返送管19が設けられており、排
水処理槽7での浄化の過程で生成した余剰汚泥は、放流
槽17にて沈澱分離された後に回収され、返送管19と
固液分離機4を介して、醗酵槽6へ返送される。
理排液とした後に放流槽17に放流されるが、放流槽1
7より固液分離機4へ返送管19が設けられており、排
水処理槽7での浄化の過程で生成した余剰汚泥は、放流
槽17にて沈澱分離された後に回収され、返送管19と
固液分離機4を介して、醗酵槽6へ返送される。
【0027】従って、排水処理槽7にて発生した余剰汚
泥も醗酵槽6で醗酵処理されるため、汚泥の引き抜き等
のメンテナンスは不要となる。
泥も醗酵槽6で醗酵処理されるため、汚泥の引き抜き等
のメンテナンスは不要となる。
【0028】一方、排水処理槽7のエアー配管20は醗
酵槽6のエアー排気孔21と接続されており、醗酵槽6
にて発生した臭気成分を排水処理槽7の内底部に配設さ
れた散気管15より槽内に排気できる構造となってい
る。
酵槽6のエアー排気孔21と接続されており、醗酵槽6
にて発生した臭気成分を排水処理槽7の内底部に配設さ
れた散気管15より槽内に排気できる構造となってい
る。
【0029】醗酵槽6内にて発生するガスの主成分は炭
酸ガスであるが、その他のガス成分として有害な悪臭成
分も発生する。悪臭成分としては、厨芥組成中に含まれ
るタンパク質,炭水化物,糖類に起因するアンモニア,
メルカプタン類,硫化水素,有機酸等であり、これら臭
気成分の混合臭気として悪臭を放つものとなる。従って
これら悪臭物質を排水処理槽7内にエアレーションする
ことで、生物学的に脱臭を行うものである。
酸ガスであるが、その他のガス成分として有害な悪臭成
分も発生する。悪臭成分としては、厨芥組成中に含まれ
るタンパク質,炭水化物,糖類に起因するアンモニア,
メルカプタン類,硫化水素,有機酸等であり、これら臭
気成分の混合臭気として悪臭を放つものとなる。従って
これら悪臭物質を排水処理槽7内にエアレーションする
ことで、生物学的に脱臭を行うものである。
【0030】排水処理槽7に通気された悪臭臭気は、槽
内に生息する好気性微生物群の作用により、臭気成分を
酸化されそれぞれ無臭気成分へと変化する。好気性微生
物群の作用としては、硫黄系臭気である硫化水素やメル
カルプタン類は硫黄系細菌類の資化作用により硫化イオ
ンへ、炭化水素系臭気である有機酸類は原生微生物や後
生微生物の資化作用により炭酸ガス等へ、窒素系臭気で
あるアンモニアは硝酸菌の資化作用で硝酸イオンへ、そ
れぞれ変化することで短時間で臭気の除去が達成され
る。排水処理槽7内には、微生物固定床として多孔質の
担体が充填されており、微生物群の凝集性の有無に関係
なくこれら微生物群を担体へ高濃度に固定できるため効
率良く臭気の除去ができる。臭気除去された排気は、排
気管より系外へ排気される。
内に生息する好気性微生物群の作用により、臭気成分を
酸化されそれぞれ無臭気成分へと変化する。好気性微生
物群の作用としては、硫黄系臭気である硫化水素やメル
カルプタン類は硫黄系細菌類の資化作用により硫化イオ
ンへ、炭化水素系臭気である有機酸類は原生微生物や後
生微生物の資化作用により炭酸ガス等へ、窒素系臭気で
あるアンモニアは硝酸菌の資化作用で硝酸イオンへ、そ
れぞれ変化することで短時間で臭気の除去が達成され
る。排水処理槽7内には、微生物固定床として多孔質の
担体が充填されており、微生物群の凝集性の有無に関係
なくこれら微生物群を担体へ高濃度に固定できるため効
率良く臭気の除去ができる。臭気除去された排気は、排
気管より系外へ排気される。
【0031】排水処理槽7における臭気の除去過程を示
す実験結果を図5に示している。悪臭成分である硫化水
素,メルカプタン,アンモニア等はそれぞれ数日〜数十
日間排水処理槽7内へ散気させることで脱臭された。長
期に亘る経時変化においてもその性能は安定化してい
た。
す実験結果を図5に示している。悪臭成分である硫化水
素,メルカプタン,アンモニア等はそれぞれ数日〜数十
日間排水処理槽7内へ散気させることで脱臭された。長
期に亘る経時変化においてもその性能は安定化してい
た。
【0032】また、本発明の第2の実施例について図2
を参照して説明する。図2において、22は流量調整
槽、23は定量ポンプ、24はpH計、25はpHコン
トローラ、26は薬剤塔である。
を参照して説明する。図2において、22は流量調整
槽、23は定量ポンプ、24はpH計、25はpHコン
トローラ、26は薬剤塔である。
【0033】流量調整槽22は、固液分離機4から排出
される排水を一時的に貯留させるもので、槽内に定量ポ
ンプ23、pH計24を配設している。設置した定量ポ
ンプ23は、流量調整槽22へ流入した排水を、排水処
理槽7へ定量的に排出させるものである。また、pH計
24は、pHコントローラ25と薬剤塔26とに連動し
ており、流量調整槽22に貯留する排水のpHが低下し
たときアルカリ性の薬剤を充填した薬剤塔26より槽内
に投入しpHの調整を行うように制御されている。
される排水を一時的に貯留させるもので、槽内に定量ポ
ンプ23、pH計24を配設している。設置した定量ポ
ンプ23は、流量調整槽22へ流入した排水を、排水処
理槽7へ定量的に排出させるものである。また、pH計
24は、pHコントローラ25と薬剤塔26とに連動し
ており、流量調整槽22に貯留する排水のpHが低下し
たときアルカリ性の薬剤を充填した薬剤塔26より槽内
に投入しpHの調整を行うように制御されている。
【0034】厨芥粉砕排水が一定時刻のみに多量に発生
するような場合、固液分離機4より流出する脱離水する
多量の排水が一度に多量に排水処理槽7へ流入しないよ
うに、一旦流量調整槽22に排水を貯蓄し排水処理槽7
への移流を定量的に行うことで、排水処理槽7における
負荷変動を防止でき常に安定した処理水質が得られる。
するような場合、固液分離機4より流出する脱離水する
多量の排水が一度に多量に排水処理槽7へ流入しないよ
うに、一旦流量調整槽22に排水を貯蓄し排水処理槽7
への移流を定量的に行うことで、排水処理槽7における
負荷変動を防止でき常に安定した処理水質が得られる。
【0035】また、厨芥粉砕後の排水は、微細流の厨芥
固形物が含まれるためpHが低下していくことがあり、
排水処理槽内に生息する好気性微生物群の処理に適正な
処理原水水質へ調整するため、流量調整槽22に設置し
たpHコントローラ25等の制御により、排水処理槽7
へ流入する排水のpHを6.5〜7.5の中性近辺への
調整を行うものである。
固形物が含まれるためpHが低下していくことがあり、
排水処理槽内に生息する好気性微生物群の処理に適正な
処理原水水質へ調整するため、流量調整槽22に設置し
たpHコントローラ25等の制御により、排水処理槽7
へ流入する排水のpHを6.5〜7.5の中性近辺への
調整を行うものである。
【0036】図4に、流量調整槽における排水の定量供
給およびpH調整による排水処理槽の浄化過程を示す実
験結果を示している。流入水の変動に関わらず安定した
処理水質が得られた。
給およびpH調整による排水処理槽の浄化過程を示す実
験結果を示している。流入水の変動に関わらず安定した
処理水質が得られた。
【0037】このように、本発明の実施例の厨芥処理装
置によれば、ディスポーザにより粉砕された厨芥は、厨
芥固形物は醗酵槽で分解処理されるため固形物の回収が
不要で、かつ排液は排水処理槽で浄化処理した後に放流
することができる。
置によれば、ディスポーザにより粉砕された厨芥は、厨
芥固形物は醗酵槽で分解処理されるため固形物の回収が
不要で、かつ排液は排水処理槽で浄化処理した後に放流
することができる。
【0038】また、排水処理過程で発生した余剰汚泥も
固液分離装置へ返送し醗酵槽で分解処理でき、余剰汚泥
の搬出等の処理を不要とすることができ、その維持管理
を容易なものとすることができるという効果がある。
固液分離装置へ返送し醗酵槽で分解処理でき、余剰汚泥
の搬出等の処理を不要とすることができ、その維持管理
を容易なものとすることができるという効果がある。
【0039】さらに、醗酵槽で発生する悪臭成分は排水
処理槽へのエアレーションによって好気性微生物群によ
る悪臭成分の脱臭を行うことができる効果がある。
処理槽へのエアレーションによって好気性微生物群によ
る悪臭成分の脱臭を行うことができる効果がある。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、厨芥含有汚水を厨芥固形物と脱離
排水とに分離し、醗酵槽で固形物を高温条件下で好気醗
酵処理したことで有機物を処理でき、また排水を浄化処
理したことで放流水を良好なものにすることができる。
に、本発明によれば、厨芥含有汚水を厨芥固形物と脱離
排水とに分離し、醗酵槽で固形物を高温条件下で好気醗
酵処理したことで有機物を処理でき、また排水を浄化処
理したことで放流水を良好なものにすることができる。
【0041】また、醗酵槽から排水処理槽へエアー配管
を配したことで発生する悪臭成分を脱臭することができ
る。
を配したことで発生する悪臭成分を脱臭することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施例における厨芥処理装置の
構成図
構成図
【図2】本発明の第2の実施例における厨芥処理装置の
構成図
構成図
【図3】本発明の第1の実施例における醗酵槽における
厨芥固形物残存率経時図
厨芥固形物残存率経時図
【図4】本発明の一実施例における処理水質経時図
【図5】本発明の第1の実施例における脱臭気特性の経
時図
時図
【図6】従来の厨芥処理装置の構成図
1 破砕機(ディスポーザ) 2 厨房 3 シンク 4 固液分離機 5 原水配管 6 醗酵槽 7 排水処理槽 8 散気管 9,16 エアーポンプ 10 微生物固定床 11 撹拌機 12 加温機 13 温度センサー 14 温度コントローラ 15 散気管 17 放流槽 18 生物固定床 19 返送管 20 エアー配管 21 エアー配気孔 22 流量調整槽 23 定量ポンプ 24 pH計 25 pHコントローラ 26 薬剤塔 30 コンポスト容器 31 ドレイン排水孔 32 蓋 33 微生物担体 34 コンポスト搬出口
Claims (6)
- 【請求項1】厨芥を破砕し厨芥スラリーを移送する手段
を有し、前記厨芥スラリーを厨芥固形物と排液とに固液
分離する固液分離装置と、前記固液分離装置により分離
された厨芥固形物と排液をそれぞれ好気的生物処理手段
にて処理する醗酵槽および排水処理槽と、前記排水処理
槽から処理水を放流する放流槽とを主構成とすることを
特徴とする厨芥含有汚水処理装置。 - 【請求項2】前記放流槽から前記固液分離装置を介し、
前記醗酵槽に移送する返送路を有することを特徴とする
請求項1記載の厨芥含有汚水処理装置。 - 【請求項3】前記醗酵槽に送気手段、撹拌手段、加温手
段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の厨芥含有
汚水処理装置。 - 【請求項4】厨芥を破砕し厨芥スラリーを移送する手段
を有し、前記厨芥スラリーを厨芥固形物と排液とに固液
分離する固液分離装置と、好気的生物処理手段を有する
醗酵槽および排水処理槽とを備えると共に、前記固液分
離装置と前記排水処理槽との間に流量調整槽を有し、前
記流量調整槽に前記固液分離装置からの排水と前記醗酵
槽のドレイン排水を貯留することを特徴とする厨芥含有
汚水処理装置。 - 【請求項5】前記流量調整槽に流入する排水を前記排水
処理槽へ定量供給する手段を有することを特徴とする請
求項4記載の厨芥含有汚水処理装置。 - 【請求項6】厨芥を破砕し厨芥スラリーを移送する手段
を有し、前記厨芥スラリーを厨芥固形物と排液とに固液
分離する固液分離装置と、好気的生物処理手段を有する
醗酵槽および排水処理槽とを備えると共に、前記醗酵槽
から前記排水処理槽へ送気手段を備えたことを特徴とす
る厨芥含有汚水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6144680A JPH0810792A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 厨芥含有汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6144680A JPH0810792A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 厨芥含有汚水処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0810792A true JPH0810792A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15367763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6144680A Pending JPH0810792A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 厨芥含有汚水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0810792A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001015826A1 (en) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | Earthclean Co., Ltd. | Sewage treatment apparatus |
| JP2006212575A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Tama Tlo Kk | 有機物処理装置及び有機物処理方法 |
| JP2008200665A (ja) * | 2007-02-18 | 2008-09-04 | Shinyo Sangyo Kk | バイオ水中分解有機物処理装置 |
| CN102921704A (zh) * | 2012-11-12 | 2013-02-13 | 都市高科(北京)环境科技有限公司 | 餐厨垃圾的无害化处理方法 |
| CN108526199A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-14 | 河南科技学院 | 一种城市有机垃圾的回收利用装置 |
| CN114590971A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-06-07 | 纪福林 | 一种污水及固废全域处理方法 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6144680A patent/JPH0810792A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001015826A1 (en) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | Earthclean Co., Ltd. | Sewage treatment apparatus |
| JP3436266B2 (ja) * | 1999-09-01 | 2003-08-11 | 株式会社アースクリーン | 汚水処理装置 |
| US6881332B1 (en) | 1999-09-01 | 2005-04-19 | Earthclean Co., Ltd. | Sewage treatment apparatus |
| JP2006212575A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Tama Tlo Kk | 有機物処理装置及び有機物処理方法 |
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| CN108526199A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-14 | 河南科技学院 | 一种城市有机垃圾的回收利用装置 |
| CN114590971A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-06-07 | 纪福林 | 一种污水及固废全域处理方法 |
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