JPH08108347A - 数値制御工作機械 - Google Patents

数値制御工作機械

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Publication number
JPH08108347A
JPH08108347A JP24565694A JP24565694A JPH08108347A JP H08108347 A JPH08108347 A JP H08108347A JP 24565694 A JP24565694 A JP 24565694A JP 24565694 A JP24565694 A JP 24565694A JP H08108347 A JPH08108347 A JP H08108347A
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JP
Japan
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offset
tool
workpiece
current position
offset value
Prior art date
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Pending
Application number
JP24565694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hayashi
寛 林
Makoto Nonoyama
真 野々山
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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  • Numerical Control (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加工プログラムの実行中に一時停止することな
く熱変位補正等による寸法誤差を補正すること。 【構成】オフセット補正値入力手段にて前記加工プログ
ラムによる運転中にオフセット補正値にあたる寸法誤差
を入力し、オフセット値補正手段にてオフセット値をオ
フセット補正値にて補正すると、工具もしくは工作物の
移動を行う際に現在位置算出手段によって、検出現在位
置出力手段にて求められた検出現在位置がオフセット値
でオフセットされて現在位置が求められ、これに基づい
て移動制御手段が目標移動位置に工具あるいは工作物を
移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工具と工作物の移動位置
を記述した加工プログラムに従って前記工具と工作物を
相対的に移動させて加工を行う数値制御工作機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に数値制御工作機械においては、
工具と工作物の移動位置等による加工手順を記述した加
工プログラムを作成しておき、この加工プログラムに基
づいて一連の動作を自動的に実行させている。この自動
運転機能は、特に同一の工作物を大量に生産するのに非
常に適している。
【0003】ところが、工作機械においては、連続運転
中に機械系熱変位や工具の切れ味の変化等があると、加
工プログラムの通りに動作したとしても工作物が所望の
仕上げ寸法に加工されず、寸法誤差が発生する問題があ
った。このため、従来においては、特開昭60−995
45号に開示されるように加工プログラム中に一時停止
を行う命令コードを挿入しておき、この一時停止中にお
いてのみ、工具もしくは工作物を手動で移動させること
ができるようにし、工作物の寸法を測定し、目標寸法と
の誤差分を手動動作で加工したのち、加工プログラムの
実行を再開することによって機械系熱変位や工具の切れ
味の変化等による寸法誤差を解消している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開昭60−99545号に開示されている技術を適用
した場合、個々の工作物における素材寸法のばらつきを
補正するには適しているが、機械系熱変位や工具の切れ
味は飛躍的に変動するものではなく、複数本加工する毎
に補正すれば十分であり、工作物の1本,1本について
手動切り込み行うのでは、作業者が加工プログラムの再
開を一々行わなければならず、作業は機械の状態を常時
監視していなければ、機械の一時停止時間が延びてしま
いサイクルタイムの増加につながることとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、請求項1に記載された手段は工具
と工作物の目標移動位置を記述した加工プログラムに従
って前記工具と工作物を相対的に移動させて加工を行う
数値制御工作機械において、前記工具もしくは工作物の
検出現在位置を求める検出現在位置出力手段と、前記検
出現在位置のオフセット値を記憶するオフセット値記憶
領域と、前記加工プログラムによる運転中に操作され前
記オフセット値記憶領域に記憶されたオフセット値を補
正するオフセット補正値を入力するオフセット補正値入
力手段と、前記オフセット補正値入力手段にて入力され
たオフセット補正値に基づいて前記補正現在値記憶領域
に記憶されたオフセット値を補正するオフセット値補正
手段と、前記検出現在位置を前記オフセット値にてオフ
セットして現在位置を求める現在位置算出手段と、前記
現在位置と目標移動位置に基づいて前記工具と工作物の
移動を制御する移動制御手段とを備えたものである。
【0006】また、請求項2に記載された手段は、工具
と工作物の目標移動位置を記述した加工プログラムに従
って前記工具と工作物を相対的に移動させて加工を行う
数値制御工作機械において、前記加工プログラムの工具
と工作物の目標移動位置の移動補正値を記憶する移動補
正値記憶領域と、前記加工プログラムの実行を一時的に
停止する停止手段と、前記停止手段の実行中に前記移動
補正値記憶領域に移動補正値を入力する移動補正値入力
手段と、前記目標移動位置を前記移動補正値にて補正し
て補正目標移動位置を求める補正目標移動位置算出手段
と、前記工具もしくは工作物の検出現在位置を求める検
出現在位置出力手段と、前記検出現在位置のオフセット
値を記憶するオフセット値記憶領域と、前記加工プログ
ラムによる運転中に操作され前記オフセット値記憶領域
に記憶されたオフセット値を補正するオフセット補正値
を入力するオフセット補正値入力手段と、前記オフセッ
ト補正値入力手段にて入力されたオフセット補正値に基
づいて前記補正現在値記憶領域に記憶されたオフセット
値を補正するオフセット値補正手段と、前記検出現在位
置を前記オフセット値にてオフセットして現在位置を求
める現在位置算出手段と、前記現在位置と目標移動位置
に基づいて前記工具と工作物の移動を制御する移動制御
手段とを備えたものである。
【0007】また、第3の請求項に記載された手段は、
工具と工作物の目標移動位置を記述した加工プログラム
に従って前記工具と工作物を相対的に移動させて加工を
行う数値制御工作機械において、前記工具もしくは工作
物の検出現在位置を求める検出現在位置出力手段と、前
記検出現在位置のオフセット値を記憶するオフセット値
記憶領域と、前記オフセット値記憶領域に記憶されたオ
フセット値を補正するオフセット補正値を入力する手動
パルス発生器と、前記手動パルス発生器にて入力された
オフセット補正値に基づいて前記補正現在値記憶領域に
記憶されたオフセット値を補正するオフセット値補正手
段と、前記検出現在位置を前記オフセット値にてオフセ
ットして現在位置を求める現在位置算出手段と、前記現
在位置と目標移動位置に基づいて前記工具と工作物の移
動を制御する移動制御手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1は、熱変位や工具の切れ味の変化によ
る寸法誤差の値が判っている場合には、オフセット補正
値入力手段にて前記加工プログラムによる運転中にオフ
セット補正値にあたる寸法誤差を入力し、オフセット値
補正手段にてオフセット値をオフセット補正値にて補正
すると、工具もしくは工作物の移動を行う際に現在位置
算出手段によって、検出現在位置出力手段にて求められ
た検出現在位置がオフセット値でオフセットされて現在
位置が求められ、これに基づいて移動制御手段が目標移
動位置に工具あるいは工作物を移動する。
【0009】また、請求項2は、熱変位や工具の切れ味
の変化による寸法誤差の値がわから無い場合に停止手段
にて加工プログラムを停止させた状態で、移動補正値入
力手段にて移動補正値記憶領域に移動補正値を入力し、
補正目標移動位置算出手段にて前記目標移動位置を前記
移動補正値で補正することで、寸法誤差を補正し、以
後、オフセット補正値入力手段にて前記加工プログラム
による運転中にオフセット補正値にあたる寸法誤差を入
力し、オフセット値補正手段にてオフセット値をオフセ
ット補正値にて補正すると、工具もしくは工作物の移動
を行う際に現在位置算出手段によって、検出現在位置出
力手段にて求められた検出現在位置がオフセット値でオ
フセットされて現在位置が求められ、これに基づいて移
動制御手段が目標移動位置に工具あるいは工作物を移動
する。
【0010】さらに、請求項3は、手動パルス発生器に
てオフセット補正値にあたる寸法誤差を入力し、オフセ
ット値補正手段にてオフセット値をオフセット補正値に
て補正すると、工具もしくは工作物の移動を行う際に現
在位置算出手段によって、検出現在位置出力手段にて求
められた検出現在位置がオフセット値でオフセットされ
て現在位置が求められ、これに基づいて移動制御手段が
目標移動位置に工具あるいは工作物を移動する。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において10は研削盤、20は数値制御装置で
ある。前記研削盤10は砥石車Gを軸承する砥石台11
と工作物Wを載置する工作物テーブル13とを備えてい
る。そして、前記砥石台11及び工作物テーブル13
は、駆動回路16、17によってそれぞれ回転駆動され
るサーボモータ12、14によって移動されるようにな
っている。
【0012】前記数値制御装置20は、中央処理装置2
1、記憶装置22、パルス発生回路23、インターフェ
ース26、27、28によって構成され、パルス発生回
路23から送出される指令パルスが駆動回路16、17
に供給されるようになっている。一方、インターフェー
ス26には、表示制御回路37が接続され、それはCR
T表示装置38を駆動する。又、インタフェース27に
は、記憶装置22に入力設定するなどの各種の操作入力
を行うための操作スイッチを配設したデータ書込装置3
6と砥石台11及び工作物テーブル13を個々に移動さ
せるための移動量を入力するための手動パルス発生器2
4が接続されている。
【0013】この手動パルス発生器24はハンドルの回
転方向により、砥石台11および工作物テーブル13の
移動方向が変化するとともに、データ書込装置36に設
けられたX、Z切換えスイッチ1にて切換えられること
で、砥石台11の移動(X方向)と工作物テーブル13
の移動(Z方向)の両方に使用される。また、データ書
込装置36には座標補正を行う際に使用される座標補正
スイッチ2と手動パルス発生器24の操作の完了時に押
される完了スイッチ3が設けられている。
【0014】なお、工作物Wの加工形状はCRT表示装
置38とデータ書込装置36を用いて入力され、この入
力された加工形状の各加工段毎の情報に基づいて加工寸
法が加工データ記憶エリアMDAに設定される。各加工
段毎の加工処理を行う数値制御プログラムは、実際の移
動量データはプログラムされておらず、MDA内に記憶
されたデータを表すパラメータ名C40、C10、C1
1、C12等を用いて図2に示すようにプログラムされ
ている。
【0015】ここで、パラメータC40、C10、C1
1、C12、C42およびC51は砥石台11の移動に
関するものであり、パラメータ名C40は工作物の最終
仕上げ寸法を記憶したパラメータ、C10は早送りの最
終位置を最終仕上げ寸法C40からの偏差として記憶し
ているパラメータ、C11は粗研削送りの最終位置を最
終仕上げ寸法C40からの偏差として記憶しているパラ
メータ、C12は精研削送りの最終位置を最終仕上げ寸
法C40からの偏差として記憶しているパラメータであ
る。
【0016】また、C51は工作物の最終仕上げ寸法か
ら所定の値だけ大きくした寸法オフセット値であり、C
42は目標移動位置となる数値を補正するの移動補正値
である。C52は工作物テーブル13の移動に関するも
のであり、これらのパラメータは、加工データ記憶エリ
アMDAに記憶されることになる。
【0017】一方、インターフェース28には砥石台1
1と工作物テーブル13の現在位置を検出するエンコー
ダ30、31に接続されている。以上のような構成にて
加工プログラムの実行時の動作を図4、図5、図6、図
7のフローチャートと図8、図9、図10に示す動作説
明図に基づいて説明する。
【0018】なお、この図4、図5、図6、図7のフロ
ーチャートを実行するにあたり、後述する介入処理1お
よび介入処理2を実行するか否かを決定するフラグF
1、F2の入力がCRT表示装置38とデータ書込装置
36を使用して行われる。この加工プログラムは1ブロ
ックづつ順次読み込まれ、図3に示すフローチャートの
ステップ100にて、プログラム中に記載されたコード
命令等が解読され、ステップ102に進む。
【0019】ステップ102においては、この解読され
たブロックにGコードがあるかないかが判定され、Gコ
ードがある場合はステップ104に進み、Gコードがな
い場合はステップ106に進む。ステップ104でGコ
ードが早送りおよび研削送りを示すG00もしくはG0
1であるか否かが判定され、G00もしくはG01であ
ればステップ108に進み、G00もしくはG01以外
のGコードであれば、ステップ110にてG65である
かが、ステップ112にてG66であるかがそれぞれ判
定され、G65であれば、ステップ114に進み介入処
理1を実行し、G66であれば、ステップ116に進み
介入処理2を実行し、G00、G01、G65、G66
以外のGコードであれば、ステップ118で他のGコー
ドの処理を行い、加工プログラム1ブロック分の処理を
終了する。
【0020】一方、ステップ104にてG00もしくは
G01であるとされ、ステップ108に進むと、このG
00もしくはG01に続く、砥石台11あるいは工作物
テーブル13の目標移動位置に基づいてパルス分配処理
が行われる。また、ステップ102にてGコードがない
としてステップ106に進んだ場合は、ステップ106
にてデータエンドであるか否かが判定され、データエン
ドであれば、このフローチャートの処理を終了し、デー
タエンドでなければステップ120にてその他のコード
の処理、例えば砥石車Gを回転させる命令等を実行し、
加工プログラム1ブロック分の処理を終了する。
【0021】次に介入処理1について更に詳しく図4に
示すフローチャートにて説明する。この介入処理1は、
研削加工時に工作物Wを砥石車Gに接近させて自動運転
を一時停止させ、この後手動パルス発生器24からの信
号により工作物Wが支持された工作物テーブル13を移
動させ砥石車Gと工作物Wを接触させることを行うため
のものである。
【0022】まず、ステップ150にてデータ書込み装
置36から入力された停止フラグF12が自動運転の一
時停止を行うことを示す1の状態にあるか否かを判定す
る。停止フラグF1が1であればステップ152に進ん
で、停止フラグF1が1でなく0であれば何も行わずに
処理を終了する。ステップ152に進むと手動パルス発
生器24からの信号の入力を有効にし、ステップ154
にて手動パルス発生器24からのパルス数をカウントす
る。このとき、このパルスの発生によって工作物テーブ
ル13は移動を行うことになる。
【0023】次にステップ156では手動による移動が
完了したことを示す完了スイッチ3が押されたか否かが
判定され、完了スイッチ3が押されていれば以後の手動
パルス発生器24からの信号の入力を無効にし、ステッ
プ158に進む。ステップ158はカウントされたパル
ス数が0か否かを判定し、入力されたパルス数が0であ
れば、ステップ160に進み、工作物テーブル13の移
動方向にある工作物Wの加工形状(例えば端面)の値を
示すパラメータC53と自動運転の一時停止が行われた
位置C60の偏差量を、介入量を示すパラメータC42
に記憶させ、ステップ162に進む。
【0024】ステップ162では、この介入量分だけパ
ルス分配して工作物テーブル13移動させ、図3のフロ
ーチャートのステップ114を終了する。また、ステッ
プ160で入力されたパルス数が0でなければ、ステッ
プ164に進んで、手動パルス発生器24からのパルス
数に応じた移動量、つまり介入量をパラメータC52に
記憶させ、図3のフローチャートのステップ114を終
了する。
【0025】そして、次に図3のフローチャートのステ
ップ118に示す介入処理2を図5に基づいて説明す
る。まず、ステップ200にてデータ書込み装置36か
ら入力された停止フラグF2が自動運転の一時停止を行
うことを示す1の状態にあるか否かを判定する。停止フ
ラグF2が1であればステップ202に進んで、停止フ
ラグF2が1でなく0であれば何も行わずに処理を終了
する。
【0026】ステップ202に進むと、砥石台11を所
定量C53だけ後退させるパルス分配を行う。そしてス
テップ204に進むと手動パルス発生器24からの信号
の入力を有効にし、ステップ206にて手動パルス発生
器24からのパルス数をカウントする。このとき、この
パルスの発生によって砥石台11は移動を行うことにな
る。
【0027】次にステップ208では手動による移動が
完了したことを示す完了スイッチ3が押されたか否かが
判定され、完了スイッチ3が押されていれば以後の手動
パルス発生器24からの信号の入力を無効にし、ステッ
プ210に進む。ステップ210はカウントされたパル
ス数が0か否かを判定し、入力されたパルス数が0であ
れば、ステップ212に進み、砥石台の現在の目標位置
(例えば粗研削完了位置)の値と自動運転の一時停止が
行われた位置の偏差量(オフセット値)C51を、介入
量を示すパラメータC52に記憶させ、ステップ214
に進む。
【0028】ステップ214では、この介入量分だけパ
ルス分配して工作物テーブル13移動させ、ステップ2
18に進む。ステップ218ではステップ202にて砥
石台11を後退させた所定量だけ砥石台11を前進さ
せ、処理を終了する。また、ステップ210で入力され
たパルス数が0でなければ、ステップ216に進んで、
手動パルス発生器24からのパルス数に応じた移動量と
ステップ202にて砥石台11を後退させた所定量の偏
差、つまり介入量をパラメータC52に記憶させ、処理
を終了する。
【0029】一方、図3におけるステップ108のパル
ス分配処理は図6にて行われる。始めにステップ250
にて目標位置となる砥石台11および工作物テーブル1
3の移動位置を設定し、ステップ252に進む。ステッ
プ252に進むと座標系を一括的に補正するための補正
割込信号が入力されたか否かが判定され、補正割り込み
信号が入力された場合にはステップ254に進み、ステ
ップ254からステップ258に記載した座標系補正処
理を行いう。
【0030】この座標系補正処理は、図7に説明する砥
石車Gの先端位置Pgや工作物テーブル10の工作物基
準位置Pwを求めるために設定されたパラメータを補正
するものである。この先端位置Pgは、図7に示すよう
に工作物Wの中心Oからの距離にて表されるもので、砥
石台11の機械原点Pxとエンコーダ30から読み取ら
れる砥石台11の現在位置Rx、パラメータ数値として
記憶された砥石車Gの砥石径rおよび機械原点Pxと工
作物Wの中心Oとの偏差(オフセット値)Ofxによ
り、次式から求められる。
【0031】
【数1】 Pg=Rx−r−Ofx (式1) そして、この工作物Wの中心Oとの偏差(オフセット
値)0fxのパラメータを補正することで、砥石車Gの
先端位置Pgが補正されることになる。また、工作物基
準位置Pwも同じように工作物テーブル13に取付けら
れた工作物テーブル13の機械原点Pzからの距離にて
表され、エンコーダ31から読み取られる工作物テーブ
ル13の現在位置Rz、パラメータ数値として記憶され
た工作物テーブル13の現在位置Rzと工作物基準位置
Pwとの間の距離Lおよび、この工作物基準位置Pwを
補正する補正値(オフセット値)0fzにより、次式か
ら求められる。
【0032】
【数2】 Pw=Rz−L−Ofz (式2) そして、この距離Lを補正する補正値(オフセット値)
0fzのパラメータを補正することで、工作物基準位置
Pwが補正されることになる。以上のような補正を行う
のに、ステップ254にて手動パルス発生器24からの
信号をカウントする。このときの手動パルス発生器24
のカウント値はステップ255にてCRT表示装置38
に表示され、作業者はこの数値を見ながらカウント値を
操作することになる。
【0033】そして、ステップ256においては手動パ
ルス発生器24のカウント値が所望の値になったことを
確認し、完了スイッチ3が押されたかを判定し、ステッ
プ258に進む。ステップ258では距離Lを補正する
補正値(オフセット値)0fzもしくは機械原点Oxと
工作物Wの中心Oとの偏差(オフセット値)0fxの数
値に手動パルス発生器24のカウント値が加算され、ス
テップ260に進む。
【0034】ステップ260に進むと、上述の式1およ
び式2により、砥石車Gの先端位置Pgおよび工作物基
準位置Pwが求められ、ステップ262にてステップ2
50で設定された目標位置に砥石車Gの先端位置Pgお
よび工作物基準位置Pwが到達しているか否かが判定さ
れ、到達していればステップ264で速度指令を0とし
てパルス分配処理を完了する。
【0035】また、ステップ262にてステップ250
で設定された目標位置に砥石車Gの先端位置Pgおよび
工作物基準位置Pwが到達しないとされると、ステップ
266にて次式により、残りのパルス分配数が求められ
る。
【0036】
【数3】 ΔL=目標位置−Pw (式3) そして、ステップ268にてパラメータとして設定され
た設定速度と残りのパルス分配数ΔLとから速度指令を
行い砥石台11と工作物テーブル13の移動が指令さ
れ、ステップ252に戻る。
【0037】以上述べたような図3、図4、図5、図6
のフローチャートにより加工プログラムによる処理中の
位置補正が行われることになる。以下に図8、図9にて
図2に示した加工プログラムの動作を説明する。なお、
介入処理を有効とするフラグF1、F2は1になってい
るとして説明する。
【0038】図2においてシーケンンス番号N001で
は、早送り前進位置A(=C40+C10)まで砥石台
11を前進させ、シーケンス番号N002では粗研削送
りの最終位置B(=C40+C11)と予め定められた
オフセット値C51および手動の移動にて入力される補
正値C52(ここではまだ設定されていない)に基づい
て粗研削送り完了位置B1(=C40+C11−C51
+C52)まで、粗研削送り速度C25で研削加工が行
われる。
【0039】そして、シーケンス番号N003では介入
処理2を示すG66コードにより砥石台11が所定量C
53後退した位置Cまで後退され、手動パルス発生器2
4による移動を待つ。ここで、手動パルス発生器24に
よる移動が行われると、この手動パルス発生器24の信
号により砥石台11が送られるとともに、完了スイッチ
3の操作にてパルスカウント数が補正値としてパラメー
タC42にセットされる。
【0040】次にシーケンス番号N004では精研削送
り完了位置D(=C40+C12−C51+C42)ま
で精研削送り速度C26にて精研削が行われ、さらにシ
ーケンンス番号N005では仕上げ研削送り完了位置E
(=C40−C51+C42)まで仕上げ研削送り速度
C27にて精研削が行われる。これによって工作物Wは
破線で示した補正を行わない砥石台の移動に対して実線
で示すような熱変位等を加味した仕上げ寸法に研削され
る。
【0041】また、シーケンス番号N100では工作物
テーブル13を(C60+C42:但しC42は設定さ
れていないのでC60となる)まで早送りで送り、N1
01ではシーケンス番号N001と同様に早送り前進位
置F(=C40+C10)まで砥石台11を前進させ
る。そして、シーケンス番号N102のG65コードに
より介入処理1が実行され、手動パルス発生器24によ
る移動を待つ。
【0042】ここで、手動パルス発生器24による移動
が行われると、この手動パルス発生器24の信号により
砥石台11が位置Gまで送られるとともに、完了スイッ
チ3の操作にてパルスカウント数が補正値としてパラメ
ータC52にセットされる。次にシーケンンス番号N1
03では粗研削送り完了位置H(=C40+C11)ま
で、粗研削送り速度C25で研削加工が行われ、さらに
シーケンンス番号N104で工作物テーブル13が精研
削送り速度C28にて送られる。
【0043】これによって工作物テーブル13は加工プ
ログラムにて設定された端面位置よりさらに移動された
のち、トラバース研削が行われ、熱変位等を加味した寸
法に研削される。また、この図2の加工プログラムを実
行中に座標補正スイッチ2が押されれば、直ちに座標補
正が行われ、1度加工プログラムを途中停止して補正し
た数値の微調整等を加工プログラムの一時停止を行わず
に実施することができる。
【0044】また、手動パルス発生器24の信号にて座
標補正の値を入力するので、数値をキーボード等で入力
したときの桁間違い等の大きな数値の入力ミスを防止で
きる。なお、この手動パルス発生器24の信号にて行わ
れる座標補正は、必ずしも加工プログラムの実行中に限
る必要はない。
【0045】さらに、上述の実施例では研削盤の例につ
いて述べたが、研削盤以外の工作機械で工具と工作物を
相対的に移動させるものであれば、適用できるものであ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、工具もしくは工
作物の検出現在位置を補正して現在位置を算出するオフ
セット値を加工プログラムの実行中に補正することで座
標補正を行うようにしたことにより、加工プログラムの
実行中に一時停止することなく熱変位補正等による寸法
誤差を補正することができる。
【0047】さらに、加工プログラムの実行中に一時停
止を行い、工具および工作物の目標移動位置を補正する
構成と工具もしくは工作物の検出現在位置を補正して現
在位置を算出するオフセット値を加工プログラムの実行
中に補正することで座標補正を行う構成を組み合わせる
ことで、1本目の工作物で熱変位等の寸法誤差の大きさ
が予測出来ない場合においては、実行中に一時停止を行
い、工具および工作物の目標移動位置を補正し、連続的
に加工を行っているときの熱変位等の変動による寸法誤
差は座標補正を行うようにすれば、1本目から精度良く
加工が行え、かつ熱変位等の変動による寸法誤差の補正
も必要以上に加工プログラムを一時停止させずに行うこ
とができる。
【0048】また、工具もしくは工作物の検出現在位置
を補正して現在位置を算出するオフセット値を現在位置
補正値を移動信号を発生する手動パルス発生器の信号に
て行えば、桁違いのような大きな数値の入力間違いを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における数値制御研削盤の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】加工プログラムの1例を示す図である。
【図3】本発明の実施例における数値制御研削盤の動作
を示すフローチャートである。
【図4】介入処理1を示すフローチャートである。
【図5】介入処理2を示すフローチャートである。
【図6】パルス分配処理を示すフローチャートである。
【図7】現在位置の演算方法を説明する図である。
【図8】加工プログラムの動作を説明する図である。
【図9】加工プログラムの動作を説明する図である。
【符号の説明】
2 座標補正スイッチ 3 完了スイッチ 10 研削盤 11 砥石台 13 工作物テーブル 20 数値制御装置 21 中央処理装置 22 記憶装置 24 手動パルス発生器 31 エンコーダ 32 エンコーダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具と工作物の目標移動位置を記述した
    加工プログラムに従って前記工具と工作物を相対的に移
    動させて加工を行う数値制御工作機械において、 前記工具もしくは工作物の検出現在位置を求める検出現
    在位置出力手段と、 前記検出現在位置のオフセット値を記憶するオフセット
    値記憶領域と、 前記加工プログラムによる運転中に操作され前記オフセ
    ット値記憶領域に記憶されたオフセット値を補正するオ
    フセット補正値を入力するオフセット補正値入力手段
    と、前記オフセット補正値入力手段にて入力されたオフ
    セット補正値に基づいて前記補正現在値記憶領域に記憶
    されたオフセット値を補正するオフセット値補正手段
    と、 前記検出現在位置を前記オフセット値にてオフセットし
    て現在位置を求める現在位置算出手段と、 前記現在位置と目標移動位置に基づいて前記工具と工作
    物の移動を制御する移動制御手段と、を備えた数値制御
    工作機械。
  2. 【請求項2】 工具と工作物の目標移動位置を記述した
    加工プログラムに従って前記工具と工作物を相対的に移
    動させて加工を行う数値制御工作機械において、 前記加工プログラムの工具と工作物の目標移動位置の移
    動補正値を記憶する移動補正値記憶領域と、 前記加工プログラムの実行を一時的に停止する停止手段
    と、 前記停止手段の実行中に前記移動補正値記憶領域に移動
    補正値を入力する移動補正値入力手段と、 前記目標移動位置を前記移動補正値にて補正して補正目
    標移動位置を求める補正目標移動位置算出手段と、 前記工具もしくは工作物の検出現在位置を求める検出現
    在位置出力手段と、 前記検出現在位置のオフセット値を記憶するオフセット
    値記憶領域と、 前記加工プログラムによる運転中に操作され前記オフセ
    ット値記憶領域に記憶されたオフセット値を補正するオ
    フセット補正値を入力するオフセット補正値入力手段
    と、前記オフセット補正値入力手段にて入力されたオフ
    セット補正値に基づいて前記補正現在値記憶領域に記憶
    されたオフセット値を補正するオフセット値補正手段
    と、 前記検出現在位置を前記オフセット値にてオフセットし
    て現在位置を求める現在位置算出手段と、 前記現在位置と目標移動位置に基づいて前記工具と工作
    物の移動を制御する移動制御手段と、を備えた数値制御
    工作機械。
  3. 【請求項3】 工具と工作物の目標移動位置を記述した
    加工プログラムに従って前記工具と工作物を相対的に移
    動させて加工を行う数値制御工作機械において、 前記工具もしくは工作物の検出現在位置を求める検出現
    在位置出力手段と、 前記検出現在位置のオフセット値を記憶するオフセット
    値記憶領域と、 前記オフセット値記憶領域に記憶されたオフセット値を
    補正するオフセット補正値を入力する手動パルス発生器
    と、前記手動パルス発生器にて入力されたオフセット補
    正値に基づいて前記補正現在値記憶領域に記憶されたオ
    フセット値を補正するオフセット値補正手段と、 前記検出現在位置を前記オフセット値にてオフセットし
    て現在位置を求める現在位置算出手段と、 前記現在位置と目標移動位置に基づいて前記工具と工作
    物の移動を制御する移動制御手段と、を備えた数値制御
    工作機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109709894A (zh) * 2019-01-18 2019-05-03 汪祖兵 一种数控机床热误差软件补偿技术

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