JPH08108436A - 発泡成形品の製造方法、発泡成形品及びその補強用芯材 - Google Patents

発泡成形品の製造方法、発泡成形品及びその補強用芯材

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JPH08108436A
JPH08108436A JP6270423A JP27042394A JPH08108436A JP H08108436 A JPH08108436 A JP H08108436A JP 6270423 A JP6270423 A JP 6270423A JP 27042394 A JP27042394 A JP 27042394A JP H08108436 A JPH08108436 A JP H08108436A
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JP
Japan
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foam
mounting shaft
core material
reinforcing core
partition wall
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Application number
JP6270423A
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English (en)
Inventor
Masao Ikuta
昌夫 生田
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付軸部分にバリが生じるのを防ぐ発泡成形
品の製造方法、発泡成形品及びその補強用芯材を提供
し、バリ取り作業の手間が省けるようにする。 【構成】 取付軸8及びこの根元部を囲う筒状仕切壁9
が一体化した補強用芯材1を、一方の分割型31内に装
置後、他方の分割型32を前記分割型31に被せ、閉型
するに際し、その取付軸8の突出部81を分割型32に
形成した退避穴35に配するように閉型し、閉型により
前記筒状仕切壁9の先端開口縁11を分割型キャビティ
34の内壁面Mへ密着させ発泡樹脂原料が取付軸8周囲
へ侵入するのを防ぐようにして発泡成形を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補強用芯材を内蔵した
発泡成形品の製造方法、発泡成形品及びその補強用芯材
に関し、特に、その補強用芯材が相手部材へ固定するた
めの取付軸を備える発泡成形品の製造方法、発泡成形品
及びその補強用芯材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ポリウレタンフォーム等
の発泡性合成樹脂により種々の自動車用内装品が成形さ
れている。自動車用内装品(アームレスト,コンソール
ボックス等)は、発泡体を使ってクッション性,ソフト
感等の感触を高めながらも一定の機械的強度を要するこ
とから、その内部に補強用芯材を埋設するインサート成
形が行われる。補強用芯材は、例えばポリプロピレン等
からなる射出成形品であり、これを特開平1−3641
5号公報に示されるように分割型のキャビティ内にセッ
ト後、発泡樹脂原料をキャビティ内に注入し発泡成形す
ることで発泡成形品中に埋設される。
【0003】ところで、アームレストのような発泡成形
品では、補強用芯材と一体に数本の取付軸が形成され、
これら取付軸はそれぞれ発泡成形品の取付面から突き出
すようにしている。そして、斯る取付軸をドアトリム等
の取付孔に嵌挿後、取付軸先端部に熱カシメ等を施すこ
とによって発泡成形品(ここではアームレスト)を相手
部材(ここではドアトリム)へ組付ける方法が採られる
ようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、所望製品を
得るため、前述の如く補強用芯材をそのまま分割型中に
セットし発泡成形を行うと、発泡樹脂原料が薄い皮のよ
うなバリとなって取付軸先端部の表面に付着する不具合
が問題となった。このようなバリは、熱カシメ等をする
際に邪魔で取除かねばならず、その除去に手間がかかる
うえ苦労を強いられ、生産性を低下させた。組付け相手
部材へねじ止めする場合は、取付軸には取付軸と同心状
の軸孔を設けたボスが用いられるが、この軸孔に発泡樹
脂が詰まると困難を極めた。特に、図7に示すごとく、
下型aに設けたヒンジ軸hを中心に上型bが開閉自在に
なるヒンジタイプの分割型が多く用いられる昨今、上型
bは円弧状の軌跡(図中矢印)を描いて開閉するため
に、キャビティc内にセットした補強用芯材dから突出
する取付軸eを上型bに設けられた退避穴f中へ完全一
致させて収納するのは不可能であった。円弧状軌跡を描
く退避穴fには、取付軸eとの干渉を避けるべく、余裕
をもたせた隙間Sを設けなければ型閉じができないとい
う状況にあった。かくして、発泡成形時に、隙間Sをぬ
って退避穴f中へ発泡樹脂原料が侵入し前述のようなバ
リを発生させる結果と相なった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するもので、取
付軸部分にバリが生じるのを防ぐ発泡成形品の製造方
法、発泡成形品及びその補強用芯材を提供し、バリ取り
作業の手間が省けるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一発明の要旨は、取付
軸及びこの根元部を囲う筒状仕切壁が一体化した補強用
芯材を、一方の分割型内に装置後、他方の分割型を前記
分割型に被せ、閉型するに際し、その取付軸の突出部を
分割型に形成した退避穴に配するように閉型し、閉型に
より前記筒状仕切壁の先端開口縁を分割型キャビティの
内壁面へ密着させ発泡樹脂原料が取付軸周囲へ侵入する
のを防ぐようにして発泡成形を行うことを特徴とする発
泡成形品の製造方法にある。ここで、「分割型」は、キ
ャビティ部を構成するもので、一方の分割型と他方の分
割型とからなる。「分割型に形成した退避穴」は、退避
穴が一方の分割型あるいは他方の分割型のいずれに形成
されてもよいことを意味する。両方の分割型に設けても
よい。「退避穴」は、分割型に形成され、取付軸の突出
部を配置できるようにした空洞であって、空洞には底の
ある穴の他、凹窪,切欠部、更には分割型を貫通する孔
を含む。第二発明の要旨は、第一発明で、筒状仕切壁の
先端開口縁が密着する分割型に係るキャビティ内壁面に
耐熱性の弾性シール部材を設けて、発泡樹脂原料が取付
軸周囲へ侵入するのを防ぐようにしたものである。第三
発明では、第一発明又は第二発明で、キャビティ内に表
皮材を配置した後、補強用芯材をセットして発泡成形を
行うものである。
【0007】また、第四発明の要旨は、取付軸及び該取
付軸の根元部を囲う筒状仕切壁が一体化した補強用芯材
と、発泡樹脂原料を使用した発泡成形で、前記取付軸の
先端部を露出状態にし且つ前記筒状仕切壁の先端開口縁
が表面に現われるようにして前記補強用芯材を埋設する
発泡体とを具備することを特徴とする発泡成形品にあ
る。
【0008】第五発明に係る発泡成形品の補強用芯材
は、インサート成形で発泡成形品に埋設される補強用芯
材であって、発泡成形品の取着用取付軸が一体に形成さ
れ、且つ該取付軸の根元部を囲う筒状仕切壁も一体に形
成されるようにしたことを特徴とする。更に、本第六発
明では、第五発明に係る筒状仕切壁を、補強用芯材の外
周縁が一部分を構成するようにして筒状に形成すること
を特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の発泡成形品の製造方法、発泡成形品及
びその補強用芯材では、補強用芯材を分割型にセットし
て閉型とすると、取付軸の突出部が退避穴に収まって、
且つ取付軸の根元部を囲う筒状仕切壁の先端開口縁がキ
ャビティの内壁面に密着するので、キャビティ内で発泡
した発泡樹脂原料は筒状仕切壁にはばまれて取付軸周囲
へ流れ込まなくなる。筒状仕切壁の先端開口縁に密着す
るキャビティ内壁面に耐熱性の弾性シール部材を設ける
と、閉型時における密着性が向上し発泡樹脂原料の侵入
を確実に食い止める。また、キャビティ内に表皮材を配
置してインサート成形すると、表皮一体発泡成形品が簡
単に出来上る。補強用芯材には、発泡成形品の取着用取
付軸に加え、この取付軸の根元部を囲う筒状仕切壁が一
体成形されているので、特段の工夫を施すことなく成形
時に取付軸への発泡樹脂原料の侵入を阻止する補強用芯
材として供することになる。
【0010】
【実施例】以下に本発明に係る発泡成形品の製造方法、
発泡成形品及びその補強用芯材の一実施例を図面に基づ
いて詳述する。自動車内装品たる把手付きアームレスト
に適用するものである。図1は発泡成形品中に埋設され
る補強用芯材の斜視図、図2は図1の縦断面図、図3は
本発明に係る分割型の縦断面図、図4は発泡成形段階に
おける分割型の縦断面図、図5は本発明に係る発泡成形
品の斜視図、図6は発泡成形品の取付状態を表す縦断面
図を示す。
【0011】補強用芯材1は、ポリプロピレン製の射出
成形品で、2mm程度の厚さの湾曲薄板状の主体部2
と、同材料により成形された把手を形づくる棒状部3と
からなる。棒状部3は主体部2に形成された連結部4に
止めねじ5で結合している。主体部2には、その内外を
連通する多数の透孔6が適当間隔で設けられている。透
孔6によって、成形時に注入される発泡樹脂原料が補強
用芯材1をうまく通り抜けるようにし、その分散化を企
図する。符号7は主体部2の湾曲内面に一体形成した補
強リブを示す。
【0012】主体部2の外周縁19寄りには、数本の取
付軸8が適宜間隔を置いて設けられる。各取付軸8は主
体部2の湾曲内面から突き出す状態で主体部2と一体成
形されている。取付軸8の先端突出部81は、熱カシメ
が施される部分で、取付軸8と同心状の軸孔13が設け
られ、熱カシメを行い易いボス形状としている。これら
取付軸8の位置については、次工程で組み付ける部材の
接合面の形状或いは補強用芯材1の構造を勘案しなが
ら、筒状仕切壁9(後述)を配しやすい位置に設計する
のが望ましく、取付軸8の数は成形品の目的に応じて決
定される。
【0013】符号9は、各取付軸8の根元部を囲うよう
にして、取付軸8と同様、主体部2と一体成形された筒
状仕切壁を示す。筒状仕切壁9は、図示のごとく円筒状
のものもあれば、主体部2の外周縁19が筒の一部分を
構成することによって半円筒状としたものもある。とこ
ろで、製品化されたアームレストは、取付相手部材たる
ドアトリムへの熱カシメ時に又はアームレスト螺着用ス
クリューねじ(後述)の締付け時に、取付軸8がアーム
レスト外周縁19から中央寄りに入り過ぎると、その外
周縁付近が浮き上がってしまうので、外周縁19近くに
取付軸8を設定する方が好ましい。こうした理由から、
筒状仕切壁9は独立した断面円形状,断面多角形形状で
あってもよいが、むしろ断面U字状で補強用芯材1の外
周縁19とで筒状仕切壁9を構成する傾向にある。た
だ、いずれの筒状仕切壁9もその先端開口縁11が後述
する閉型時にキャビティ34の内壁面Mに密着する高さ
を備えている(図4)。閉型時に、筒状仕切壁9とキャ
ビティ内壁面Mとでキャビティ34から隔離した密封空
間Pをつくり、キャビティ34に注入される発泡樹脂原
料が取付軸8周囲に侵入しないようにするためである。
尚、筒状仕切壁9の先端縁は本実施例に示したように水
平でなくても成形品の所要形状に合わせて傾斜状又は階
段状等に形成したものであってもよい。また、取付軸8
は、その機能から補強用芯材1から突出しているが、取
付軸8を囲む筒状仕切壁9は、次工程で組み付けられる
相手部材に差し障りない限り補強用芯材1から突出して
いてもよいし、突出していなくてもよい。
【0014】符号10は放射状に配した補強リブを示
す。取付軸8の外周に、筒状仕切壁9の内面と連なるよ
うにして補強用芯材1に一体的に設けられる。補強リブ
10は、筒状仕切壁9の先端開口縁11より高く延び、
高く延びた上部を延長リブ部12としている。延長リブ
部12の外径は、筒状仕切壁9の先端開口縁位置では、
この内径より小径なるように形成される。閉型に伴って
後述の退避穴35に取付軸8の突出部81が収まる際、
延長リブ部12が退避穴35と干渉しないようにするた
めである。上記補強リブ10,延長リブ部12が存在す
ることで、取付軸8,筒状仕切壁9を補強してこれらの
倒れを防ぐ。また、延長リブ部12は、その上辺が発泡
成形品の取付け時に相手部材たるドアトリム40への当
り面になるようにして、アームレスト組付け時の位置だ
しの役目をも担う(図6参照)。
【0015】符号14は補強用芯材1の両端部に一体に
突設された帯状のハンガー、符号15は主体部2の底部
に円錐台形に隆設され、その頂部に取付孔16が形成さ
れた取付凹部形成用の隆起部を示す。隆起部15は、出
来上ったアームレストをドアトリムへ螺着するスクリュ
ーねじ(図示せず)の取付凹部となる。隆起部15を利
用して、アームレストは、取付軸8の熱カシメに依る組
付けに加え、周りと同系色のスクリューねじも使ってド
アトリムへの固定化が図られる。ハンガー14は、補強
用芯材1を分割型へセットするに際し、補強用芯材1を
分割型30内に宙吊り状態に配する仮止め用として使用
される。尚、上記隆起部15についてもそのセット時に
仮止め用に使われる。
【0016】棒状部3には、主体部2と同じく肉薄でも
機械的強度を持ち得るように長手方向に沿う補強縁20
が両側に形成されている。また、前記透孔6に相当する
透孔17を設け、更に、先端部に取付軸18を一体成形
する。符号21はスクリューねじが挿着される隆起部
で、その先端はスクリューねじで螺着しやすくするため
取付孔が設けられる。
【0017】次に、本発明に係る発泡成形品(アームレ
スト)を製造するのに使用される分割型30の縦断面を
図3に示す。分割型30は下型31(一方の分割型)と
上型32(他方の分割型)とでキャビティ部を構成する
もので、下型31に対し上型32がヒンジ軸33周りに
上方回動して型開きするヒンジタイプの発泡成形型にな
っている。符号34は下型31と上型32により形成さ
れるキャビティで、下型31の内面はアームレストの製
品表面形状に倣った曲面に形成され、また、上型32の
内面には、上型に相対するかたちで突き出す取付軸8の
突出部81を収める退避穴35が形成されている。退避
穴35は、上型32がヒンジ軸を中心に弧を描いて開閉
するので、取付軸8,延長リブ12との干渉を避けるべ
く大きめに作られる。退避穴35の開口縁には、シリコ
ンゴム等の耐熱性材料からなる環状の弾性シール部材3
6を設けている。弾性シール部材36は、閉型により、
筒状仕切壁9の先端開口縁11が密着するキャビティ3
4の内壁面Mに位置する。筒状仕切壁9自体の弾性によ
っても閉型時にキャビティ内壁面に密着し得るが、本実
施例のように弾性シール部材36を筒状仕切壁9の先端
開口縁11とのシール部分に設けると、そのシール機能
が高まり一層好適となる。また、閉型時に、補強用芯材
1の寸法誤差等で筒状仕切壁9がキャビティ内壁面Mに
強当たりしても、弾性シール部材36が弾性吸収して補
強用芯材1の変形,発泡原料の筒状仕切壁9内へのリー
ク漏れ事態を回避する。
【0018】上記分割型30を使用して表皮一体の発泡
成形品の製造方法について述べる。図4に示すように、
先ず下型31の内面に表皮材37を配置する。表皮材3
7は塩化ビニールシート等の合成樹脂シートをローテー
ション成形,パウダースラッシュ成形等により予め下型
内面に添う形状に成形したもの等を使用する。尚、表皮
材37の下型31への配設に先立ち、上下型には離型剤
が塗布される。表皮材37の配設後、キャビティ34内
に補強用芯材1を前記ハンガー14及び下型31から前
記隆起部15,21中に挿入させたセットピン(図示せ
ず)により宙吊り状態にセットし、その外周縁19に表
皮材37の周縁部を止着する。セットピンが挿入される
隆起部15,21の表皮材37部分は、前もって開口さ
れ、セットピン,スクリューねじの取付けを可能にす
る。尚、補強用芯材1の棒状部3も前記表皮材37のス
リーブ状に形成された部分により覆われるようにする。
【0019】次いで、ポリウレタンフォーム原料等から
なる液状の発泡樹脂原料注入の工程に移る。筒状仕切壁
9内へ入らぬよう所定量の発泡樹脂原料が補強用芯材1
上に注入される。発泡樹脂原料は、透孔6,17を介し
て補強用芯材1裏面と下型31との間に位置する表皮材
37全面に広がっていく。しかる後、型閉じ工程へと進
み、上型32を閉じる。閉型に伴って、補強用芯材1の
取付軸8及び延長リブ部12が上型32の退避穴35中
に配され、且つ筒状仕切壁9の先端開口縁11が弾性シ
ール部材36に密着するようになる。尚、既述のごと
く、取付軸8と退避穴35内面との隙間Sは充分に大き
く採って閉型時に取付軸8,延長リブ部12を退避穴中
に入れ易い構造になっている。発泡樹脂原料が、前記透
孔6,17を通って主体部2の意匠面となる表側全体に
回り込むと共に、前記棒状部3の周囲へ回り込んで表皮
材37のスリーブ状部にも充填される。しかるに、キャ
ビティ34内全体に発泡樹脂原料が充満するものの、取
付軸8は筒状仕切壁9により囲われ、更に、筒状仕切壁
9の先端開口縁11が弾性シール部材36に密着してい
るために、発泡樹脂原料の取付軸8周囲への侵入は阻止
される。その後、発泡成形をなすキュア工程へと進む。
発泡樹脂原料は表皮材37,補強用芯材1と一体になっ
て発泡硬化した発泡体になる。発泡成形後、冷却,脱型
することで、表面に表皮材37が一体的に張着された所
望の発泡成形品を得る。
【0020】こうして製造された発泡成形品たるアーム
レストを図5に示す。アームレストは、取付軸8及び筒
状仕切壁9内空間を除いて発泡体Fで補強用芯材1が埋
設された発泡成形品になっている。筒状仕切壁9は、取
付軸8の根元部を囲って、且つその先端開口縁11を発
泡成形時に弾性シール部材36(キャビティ内壁面)に
密着させるようにしたことで、先端開口縁11が表面に
現われる。この成形操作によって、筒状仕切壁9内は空
洞になり、且つ取付軸8の先端部は露出状態でバリなど
の付着はない。図6にこうして製造されたアームレスト
(発泡成形品)をドアトリム40(相手部材)に取り付
けた状況を示す。ドアトリム40に予め開設した取付孔
41に取付軸8を嵌挿した後、取付軸8の先端突出部8
1にコテを当てて熱により溶かし太径のカシメ部42を
形成することにより抜脱不能に確実に取着できるもので
ある。
【0021】このように構成した発泡成形品の製造方
法、発泡成形品及びその補強用芯材によれば、その製造
過程で筒状仕切壁9の先端開口縁11がキャビティ内壁
面Mに密着して発泡成形が行われ、筒状仕切壁9と弾性
シール部材36とが取付軸8を包囲してキャビティ34
から隔離するので、取付面から突出した取付軸8に発泡
樹脂原料が付着することはない。従って、取付軸表面に
バリが生じることなく、成形後に従来のようなバリ除去
工程を経なくてもそのままアームレストの取付工程に送
ることができる。そして、補強用リブ10があることに
よって、筒状仕切壁9の強度維持が図られる。更に、実
施例では、補強用リブ10の上部の延長リブ部12によ
って、アームレストをドアトリム40に押し当てるだけ
で延長リブ部12上縁が当たり面になり位置だしができ
るので、アームレストの組付けが容易になっている。
【0022】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。実施例に示したアームレストに限らず、
コンソールリッドその他の補強用芯材を埋設した発泡成
形品を製造するのに広く使用することができる。斯る場
合、発泡成形品の使用目的,所要強度,用途等に応じて
各部の形状,材料等を変更できることは言うまでもな
い。実施例では下型31に上型32をヒンジ軸33を中
心に開閉自在とした分割型30について説明したが、上
型が下型に対して平行状態を保って上下動する分割型、
或いは固定型に対して可動型が水平に動くように構成さ
れた分割型を用いることもできる。例えば、上下に昇降
して開閉する分割型において、取付軸8が複数あると、
これらを隙間なく完全に嵌め合せるには分割型のみなら
ず補強用芯材1その他の部材に高精度のものが要求さ
れ、製品のコストアップにつながるが、本発明によれば
これを解消できる。キャビティ34内に注入する発泡樹
脂原料としては、発泡ポリウレタン原料等の液状原料の
ほか、ポリプロピレン系,ポリエチレン系等の樹脂発泡
ビーズのビーズ発泡成形にも適宜選択使用できる。キャ
ビティ内に表皮材37を予め配置して発泡させるように
したが、表皮材37を配置することなく成形後にその発
泡成形品に表皮材37を被せるようにしてもよい。実施
例では、取付軸8を補強するために放射状補強リブ1
0,延長リブ部12等を形成したが、これらは必要に応
じて形成されたものであり不用な場合もある。退避穴3
5は、上型32の内面に形成したが、下型31に形成す
るようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る発泡成形品
の製造方法、発泡成形品及びその補強用芯材によれば、
取付軸に発泡樹脂原料が付着せず、成形後のいわゆるバ
リ取り作業から開放され、生産性の向上に寄与し、更に
次工程での相手部材への組付けを確実に行えるなど優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補強用芯材の斜視図である。
【図2】図1の補強用芯材の縦断面図である。
【図3】本発明に係る分割型の縦断面図である。
【図4】本発明に係る発泡成形段階における分割型の縦
断面図である。
【図5】本発明に係る発泡成形品の斜視図である。
【図6】本発明に係る発泡成形品の取付状態を示した縦
断面図である。
【図7】従来の発泡成形品を成形する分割型の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 補強用芯材 2 主体部 3 棒状部 6 透孔 8 取付軸 9 筒状仕切壁 10 補強リブ 11 先端開口縁 19 外周縁 30 分割型 31 一方の分割型(下型) 32 他方の分割型(上型) 33 ヒンジ軸 34 キャビティ 35 退避穴 36 弾性シール部材 37 表皮材 81 突出部 F 発泡体 M 内壁面 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付軸及びこの根元部を囲う筒状仕切壁
    が一体化した補強用芯材を、一方の分割型内に装置後、
    他方の分割型を前記分割型に被せ、閉型するに際し、そ
    の取付軸の突出部を分割型に形成した退避穴に配するよ
    うに閉型し、閉型により前記筒状仕切壁の先端開口縁を
    分割型キャビティの内壁面へ密着させ発泡樹脂原料が取
    付軸周囲へ侵入するのを防ぐようにして発泡成形を行う
    ことを特徴とする発泡成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 筒状仕切壁の先端開口縁が密着する分割
    型に係るキャビティ内壁面に耐熱性の弾性シール部材を
    設けて、発泡樹脂原料の取付軸周囲への侵入を阻止する
    ようにした請求項1記載の発泡成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 キャビティ内に表皮材を配置した後、補
    強用芯材をセットして発泡成形を行う請求項1又は2記
    載の発泡成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 取付軸及び該取付軸の根元部を囲う筒状
    仕切壁が一体化した補強用芯材と、発泡樹脂原料を使用
    した発泡成形で、前記取付軸の先端部を露出状態にし且
    つ前記筒状仕切壁の先端開口縁が表面に現われるように
    して前記補強用芯材を埋設する発泡体とを具備すること
    を特徴とする発泡成形品。
  5. 【請求項5】 インサート成形で発泡成形品に埋設され
    る補強用芯材であって、発泡成形品の取着用取付軸が一
    体成形され、且つ該取付軸の根元部を囲う筒状仕切壁も
    一体成形されてなる発泡成形品の補強用芯材。
  6. 【請求項6】 前記筒状仕切壁は補強用芯材の外周縁が
    一部分を構成して筒状に形成されたものである請求項5
    記載の発泡成形品の補強用芯材。
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