JPH08109003A - 高純度水素発生方法及び薬莢 - Google Patents
高純度水素発生方法及び薬莢Info
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- JPH08109003A JPH08109003A JP24533694A JP24533694A JPH08109003A JP H08109003 A JPH08109003 A JP H08109003A JP 24533694 A JP24533694 A JP 24533694A JP 24533694 A JP24533694 A JP 24533694A JP H08109003 A JPH08109003 A JP H08109003A
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- reaction
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/36—Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
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- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は高純度水素発生方法及び薬莢に関
し、特に、火薬を用いないで点火させ、水とアルミニウ
ム及び高温水蒸気とマグネシウムの各還元反応により得
られた水素を高純度化することを目的とする。 【構成】 本発明による高純度水素発生方法及び薬莢
は、点火用水(30a)と反応する反応金属体(30b)を用いた
点火部(30)を熱源として、アルミニウム(20)と水(21)に
よる還元反応を誘発し、さらにマグネシウム(23)と高温
水蒸気との還元反応を経て得た反応生成物を遠心分離器
(19)で純化する構成である。
し、特に、火薬を用いないで点火させ、水とアルミニウ
ム及び高温水蒸気とマグネシウムの各還元反応により得
られた水素を高純度化することを目的とする。 【構成】 本発明による高純度水素発生方法及び薬莢
は、点火用水(30a)と反応する反応金属体(30b)を用いた
点火部(30)を熱源として、アルミニウム(20)と水(21)に
よる還元反応を誘発し、さらにマグネシウム(23)と高温
水蒸気との還元反応を経て得た反応生成物を遠心分離器
(19)で純化する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度水素発生方法及
び薬莢に関し、特に、火薬を用いないで点火させ、水と
アルミニウム及び高温水蒸気とマグネシウムの各還元反
応により得られた水素を高純度化するための新規な改良
に関する。
び薬莢に関し、特に、火薬を用いないで点火させ、水と
アルミニウム及び高温水蒸気とマグネシウムの各還元反
応により得られた水素を高純度化するための新規な改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の水素発生
方法及び薬莢としては、図3で示す特開平4−2808
90号公報の構成を挙げることができる。すなわち、図
3において、符号1で示されるものは、アルミニウムペ
レットを圧縮成形又は低圧鋳造等により構成され多数の
空孔1aを有する多孔質アルミニウム体であり、この多
孔質アルミニウム体1の上部には、所定深さの凹部2が
形成されている。
方法及び薬莢としては、図3で示す特開平4−2808
90号公報の構成を挙げることができる。すなわち、図
3において、符号1で示されるものは、アルミニウムペ
レットを圧縮成形又は低圧鋳造等により構成され多数の
空孔1aを有する多孔質アルミニウム体であり、この多
孔質アルミニウム体1の上部には、所定深さの凹部2が
形成されている。
【0003】前記凹部2内には、アルミニウム粉と酸化
鉄等で構成された点火剤3が装填され、この点火剤3に
は、この点火剤3に着火するための、例えば、過酸化バ
リウムとアルミニウム粉末との混合物からなる着火剤4
が、マグネシウムリボン5と共に埋設されている。な
お、前記点火剤3と着火剤4により着火部6を構成し、
この着火部6は周知の通常火薬も用いることができる。
鉄等で構成された点火剤3が装填され、この点火剤3に
は、この点火剤3に着火するための、例えば、過酸化バ
リウムとアルミニウム粉末との混合物からなる着火剤4
が、マグネシウムリボン5と共に埋設されている。な
お、前記点火剤3と着火剤4により着火部6を構成し、
この着火部6は周知の通常火薬も用いることができる。
【0004】前述の構成において、マグネシウムリボン
5を加熱して点火すると、この高熱によって着火剤4が
発火し、同時に、点火剤3が点火する。
5を加熱して点火すると、この高熱によって着火剤4が
発火し、同時に、点火剤3が点火する。
【0005】この時に、点火剤3中に含まれる酸化鉄は
還元されて溶融鉄が凹部2内の底部2aに貯ると、直ち
に多孔質アルミニウム体1も溶融し、同時に水も高温水
蒸気となって発熱的に還元され、高温水素が爆発的に発
生する。
還元されて溶融鉄が凹部2内の底部2aに貯ると、直ち
に多孔質アルミニウム体1も溶融し、同時に水も高温水
蒸気となって発熱的に還元され、高温水素が爆発的に発
生する。
【0006】前述の反応は、強い発熱反応であるので、
水素を発生する火薬として用いることができ、通常火薬
を用いた場合もほぼ同様の過程で爆発的に水素を発生す
ることができる。
水素を発生する火薬として用いることができ、通常火薬
を用いた場合もほぼ同様の過程で爆発的に水素を発生す
ることができる。
【0007】また、前述のように、火薬を用いて多孔質
アルミニウム体1を加熱する場合だけでなく、周知のテ
ルミット法(アルミニウムを金属酸化物の上で加熱する
場合に起こる発熱反応)を利用した場合も、同様に爆発
的に高温水素の発生を得ることができる。なお、前記空
孔1aは単位体積中にn個形成されており、積na3を
適当に選び、アルミニウム体と含浸水の質量をほぼ等し
くすることにより、効率よく還元反応を進行させること
ができ、この積na3≒0.38である。
アルミニウム体1を加熱する場合だけでなく、周知のテ
ルミット法(アルミニウムを金属酸化物の上で加熱する
場合に起こる発熱反応)を利用した場合も、同様に爆発
的に高温水素の発生を得ることができる。なお、前記空
孔1aは単位体積中にn個形成されており、積na3を
適当に選び、アルミニウム体と含浸水の質量をほぼ等し
くすることにより、効率よく還元反応を進行させること
ができ、この積na3≒0.38である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の水素発生方法及
び薬莢は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、多孔質アルミニウム
体内への水の充填及び保持が極めて難しく、実用化への
大きい障害となっていた。
び薬莢は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、多孔質アルミニウム
体内への水の充填及び保持が極めて難しく、実用化への
大きい障害となっていた。
【0009】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、火薬を用いないで点火さ
せ、水とアルミニウム及び高温水蒸気とマグネシウムの
各還元反応により得られた水素を高純度化するようにし
た高純度水素発生方法及び薬莢を提供することを目的と
する。
めになされたもので、特に、火薬を用いないで点火さ
せ、水とアルミニウム及び高温水蒸気とマグネシウムの
各還元反応により得られた水素を高純度化するようにし
た高純度水素発生方法及び薬莢を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による高純度水素
発生方法は、点火用水と反応する反応金属体を用いた点
火部を熱源として、アルミニウムと水による還元反応を
誘発し、さらにマグネシウムと高温水蒸気との還元反応
を経て得られた反応生成物を遠心分離器を用いて純化す
ることにより高純度水素を得る方法である。
発生方法は、点火用水と反応する反応金属体を用いた点
火部を熱源として、アルミニウムと水による還元反応を
誘発し、さらにマグネシウムと高温水蒸気との還元反応
を経て得られた反応生成物を遠心分離器を用いて純化す
ることにより高純度水素を得る方法である。
【0011】さらに詳細には、前記点火用水を弁体で押
圧し、この点火用水の圧力により壁体を変形させ、前記
点火用水と反応金属体の接触を行う方法である。
圧し、この点火用水の圧力により壁体を変形させ、前記
点火用水と反応金属体の接触を行う方法である。
【0012】さらに詳細には、前記反応金属体として、
マグネシウムアマルガム又はアルカリ金属を用いる方法
である。
マグネシウムアマルガム又はアルカリ金属を用いる方法
である。
【0013】本発明による薬莢は、容器内に設けられた
点火部と、前記点火部の腔内に壁体を介して互いに分離
配設された点火用水及びこの点火用水と反応する反応金
属体と、前記腔に設けられ前記点火用水の漏水を防止す
る弁体と、前記容器の反応室に設けられたアルミニウム
及び水と、前記反応室内に設けられマグネシウムを内蔵
したアルミニウム管体と、前記反応室を形成するための
隔壁に形成されたノズルと、前記ノズルに設けられた膜
と、前記隔壁と離間して設けられ遠心分離室を形成した
容器蓋部と、前記容器蓋部の孔部に装着された弾とを備
え、前記点火部を熱源として前記アルミニウムと水によ
る還元反応によって発生した水素を遠心分離して得た純
化水素により前記弾を発射するようにした構成である。
点火部と、前記点火部の腔内に壁体を介して互いに分離
配設された点火用水及びこの点火用水と反応する反応金
属体と、前記腔に設けられ前記点火用水の漏水を防止す
る弁体と、前記容器の反応室に設けられたアルミニウム
及び水と、前記反応室内に設けられマグネシウムを内蔵
したアルミニウム管体と、前記反応室を形成するための
隔壁に形成されたノズルと、前記ノズルに設けられた膜
と、前記隔壁と離間して設けられ遠心分離室を形成した
容器蓋部と、前記容器蓋部の孔部に装着された弾とを備
え、前記点火部を熱源として前記アルミニウムと水によ
る還元反応によって発生した水素を遠心分離して得た純
化水素により前記弾を発射するようにした構成である。
【0014】さらに詳細には、前記弁体は球状をなす構
成である。
成である。
【0015】さらに詳細には、前記壁体は、前記点火用
水と反応しない材料で、かつ、変形自在とした構成であ
る。
水と反応しない材料で、かつ、変形自在とした構成であ
る。
【0016】さらに詳細には、前記アルミニウム及びマ
グネシウムは、粉体よりなる構成である。
グネシウムは、粉体よりなる構成である。
【0017】
【作用】本発明による高純度水素発生方法においては、
点火部における点火用水と反応金属体(マグネシウムア
マルガム又はアルカリ金属)を弁体を押すことによって
互いに接触させ、激しい発熱反応によってこの点火部を
点火することにより反応室内のアルミニウム粉と水は還
元反応により反応生成物である水素と高温水蒸気を発生
する。この還元反応による高温状態によりアルミニウム
管体内に閉じ込められたマグネシウムは、このアルミニ
ウム管体の温度が1000℃を越えて軟化すると、既に
マグネシウムは沸点(約1097℃)に達するため、ア
ルミニウム管体は急速に膨張して破裂し、反応室内の高
温水蒸気と急激な発熱性還元反応により反応生成物であ
る酸化マグネシウムと水素を発生すると共に、周囲のア
ルミニウム粉を加熱させて反応をさらに促進させる。前
述の各還元反応により発生した反応生成物は、反応室に
隣接する遠心分離器によって質量の重いものと軽いもの
が遠心分離されて純化され、質量が軽いものからなる高
純度の水素が容器蓋部の孔部から取り出される。
点火部における点火用水と反応金属体(マグネシウムア
マルガム又はアルカリ金属)を弁体を押すことによって
互いに接触させ、激しい発熱反応によってこの点火部を
点火することにより反応室内のアルミニウム粉と水は還
元反応により反応生成物である水素と高温水蒸気を発生
する。この還元反応による高温状態によりアルミニウム
管体内に閉じ込められたマグネシウムは、このアルミニ
ウム管体の温度が1000℃を越えて軟化すると、既に
マグネシウムは沸点(約1097℃)に達するため、ア
ルミニウム管体は急速に膨張して破裂し、反応室内の高
温水蒸気と急激な発熱性還元反応により反応生成物であ
る酸化マグネシウムと水素を発生すると共に、周囲のア
ルミニウム粉を加熱させて反応をさらに促進させる。前
述の各還元反応により発生した反応生成物は、反応室に
隣接する遠心分離器によって質量の重いものと軽いもの
が遠心分離されて純化され、質量が軽いものからなる高
純度の水素が容器蓋部の孔部から取り出される。
【0018】また、本発明による薬莢においては、容器
蓋部の孔部に弾が装填されているため、前述の高純度の
水素の圧力により、弾が孔部から発射される。
蓋部の孔部に弾が装填されているため、前述の高純度の
水素の圧力により、弾が孔部から発射される。
【0019】
【実施例】以下、図面と共に本発明による高純度水素発
生方法及び薬莢の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を
用いて説明する。図1において符号10で示されるもの
は全体がほぼ筒形をなす容器であり、この容器10の軸
心には、熱源としての点火部30及び着火部6が直列に
設けられている。ここで、着火部6は、従来の材料から
なる、アルミニウム粉と酸化鉄等で構成された点火剤3
と、過酸化バリウムとアルミニウム粉末との混合物とか
らなる着火剤4により構成されている。この着火部6は
容器10の端部10aに設けられた前記点火部30を介
して外部から点火できるように構成されている。前記点
火部30は、図2に示されるように、前記容器10の端
部10aに形成された腔10c内に設けられ、この腔1
0c内には、点火用水30aと、この点火用水30aと
反応するマグネシウムアマルガム又はアルカリ金属から
なる反応金属体30bとが壁体30cによって分離配設
され、この点火用水30aは、球状の弁体30dが孔3
0eを有する蓋体30fによって外部から押圧固定され
ていることにより、外部から遮断されて漏水しないよう
に構成されている。なお、この壁体30c及び弁体30
dは、点火用水30aとは反応しない材料で構成され、
特に、壁体30cはセラミックス、プラスチックス等の
変形自在な材料で構成されている。また、前記点火用水
30aは腔10c内に充填した後に弁体30dを装填し
て蓋体30fで固定している。なお、この蓋体30fは
着脱自在に設けられている。
生方法及び薬莢の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を
用いて説明する。図1において符号10で示されるもの
は全体がほぼ筒形をなす容器であり、この容器10の軸
心には、熱源としての点火部30及び着火部6が直列に
設けられている。ここで、着火部6は、従来の材料から
なる、アルミニウム粉と酸化鉄等で構成された点火剤3
と、過酸化バリウムとアルミニウム粉末との混合物とか
らなる着火剤4により構成されている。この着火部6は
容器10の端部10aに設けられた前記点火部30を介
して外部から点火できるように構成されている。前記点
火部30は、図2に示されるように、前記容器10の端
部10aに形成された腔10c内に設けられ、この腔1
0c内には、点火用水30aと、この点火用水30aと
反応するマグネシウムアマルガム又はアルカリ金属から
なる反応金属体30bとが壁体30cによって分離配設
され、この点火用水30aは、球状の弁体30dが孔3
0eを有する蓋体30fによって外部から押圧固定され
ていることにより、外部から遮断されて漏水しないよう
に構成されている。なお、この壁体30c及び弁体30
dは、点火用水30aとは反応しない材料で構成され、
特に、壁体30cはセラミックス、プラスチックス等の
変形自在な材料で構成されている。また、前記点火用水
30aは腔10c内に充填した後に弁体30dを装填し
て蓋体30fで固定している。なお、この蓋体30fは
着脱自在に設けられている。
【0020】前記容器10の内部には、前記端部10a
と離間した状態で隔壁12が設けられていると共に、こ
の隔壁12と離間した状態で容器蓋部13が設けられ、
この容器蓋部13の中心に形成された孔部14には弾1
5が装填されている。
と離間した状態で隔壁12が設けられていると共に、こ
の隔壁12と離間した状態で容器蓋部13が設けられ、
この容器蓋部13の中心に形成された孔部14には弾1
5が装填されている。
【0021】前記端部10aと隔壁12との間には反応
室16が形成され、この反応室16の軸心位置には前記
着火部6が棒状に位置している。また、前記隔壁12の
外周位置には膜17を有するノズル18が形成されてい
ると共に、この隔壁12と容器蓋部13との間には遠心
分離室19が形成されている。この遠心分離室19は、
前記ノズル18から吐出したガス状の反応生成物が容器
10の内壁10bに沿って十分に回転できるようにノズ
ル18の吐出角度が軸方向からずれて設計されている。
室16が形成され、この反応室16の軸心位置には前記
着火部6が棒状に位置している。また、前記隔壁12の
外周位置には膜17を有するノズル18が形成されてい
ると共に、この隔壁12と容器蓋部13との間には遠心
分離室19が形成されている。この遠心分離室19は、
前記ノズル18から吐出したガス状の反応生成物が容器
10の内壁10bに沿って十分に回転できるようにノズ
ル18の吐出角度が軸方向からずれて設計されている。
【0022】前記反応室16内には、粉体又は粒体等か
らなるアルミニウム20と水21がスラリー化した状態
で収容されており、前記着火部6の外周位置には、この
着火部6と同軸配置のアルミニウム管体22が配設さ
れ、このアルミニウム管体22内には水と還元反応を起
こすマグネシウム23が粉体又は粒体等の形態で内設さ
れている。前記マグネシウム23は、前記反応室16内
の還元反応の速度を制御することができるように構成さ
れている。
らなるアルミニウム20と水21がスラリー化した状態
で収容されており、前記着火部6の外周位置には、この
着火部6と同軸配置のアルミニウム管体22が配設さ
れ、このアルミニウム管体22内には水と還元反応を起
こすマグネシウム23が粉体又は粒体等の形態で内設さ
れている。前記マグネシウム23は、前記反応室16内
の還元反応の速度を制御することができるように構成さ
れている。
【0023】次に、前述の構成において、まず、高純度
水素を発生する場合について述べる。まず、点火部30
の孔30eを介して適宜な棒(図示せず)により弁体3
0dを機械的に押すと、点火用水30aを介して壁体3
0cが押され変形し衝撃的に破壊されて点火用水30a
と反応金属体30bが混合して反応することにより発熱
する。この反応熱によって隣の着火部6が起動し、反応
室16内のアルミニウム20と水21は還元反応により
反応生成物である水素と高温水蒸気を発生する。この還
元反応による高温状態によりアルミニウム管体22内に
閉じ込められたマグネシウム23は、このアルミニウム
管体22の温度が1000℃を越えて軟化すると、既に
マグネシウム23は沸点(約1097℃)に達するた
め、アルミニウム管体22は急速に膨張して破裂し、反
応室16内の高温水蒸気と急激な発熱性還元反応により
反応生成物である酸化マグネシウムと水素を発生すると
共に、周囲の残ったアルミニウム20を加熱させて反応
をさらに促進させる。前述の各還元反応により発生した
反応生成物は、膜17を破壊してノズル18から反応室
16に隣接する遠心分離器19に入射し、この遠心分離
器19によって質量の重いものと軽いものが遠心分離さ
れて純化され、高純度の水素が容器蓋部13の孔部14
から噴射する。なお、前述の点火部30における反応金
属体30bと点火用水30aとの反応式は、この反応金
属体30bがNaの場合は、Na+H2OがNaOH+
1/2H2+Qとなり、Qは約30Kcal程度であ
る。また、マグネシウムアマルガムの場合は、その中の
水銀は変化しないが、冷水でも水とマグネシウムが直
接、激しく反応する性質があり、Mg+H2OがMgO
+H2+Qとなり、Qは75Kcalである。
水素を発生する場合について述べる。まず、点火部30
の孔30eを介して適宜な棒(図示せず)により弁体3
0dを機械的に押すと、点火用水30aを介して壁体3
0cが押され変形し衝撃的に破壊されて点火用水30a
と反応金属体30bが混合して反応することにより発熱
する。この反応熱によって隣の着火部6が起動し、反応
室16内のアルミニウム20と水21は還元反応により
反応生成物である水素と高温水蒸気を発生する。この還
元反応による高温状態によりアルミニウム管体22内に
閉じ込められたマグネシウム23は、このアルミニウム
管体22の温度が1000℃を越えて軟化すると、既に
マグネシウム23は沸点(約1097℃)に達するた
め、アルミニウム管体22は急速に膨張して破裂し、反
応室16内の高温水蒸気と急激な発熱性還元反応により
反応生成物である酸化マグネシウムと水素を発生すると
共に、周囲の残ったアルミニウム20を加熱させて反応
をさらに促進させる。前述の各還元反応により発生した
反応生成物は、膜17を破壊してノズル18から反応室
16に隣接する遠心分離器19に入射し、この遠心分離
器19によって質量の重いものと軽いものが遠心分離さ
れて純化され、高純度の水素が容器蓋部13の孔部14
から噴射する。なお、前述の点火部30における反応金
属体30bと点火用水30aとの反応式は、この反応金
属体30bがNaの場合は、Na+H2OがNaOH+
1/2H2+Qとなり、Qは約30Kcal程度であ
る。また、マグネシウムアマルガムの場合は、その中の
水銀は変化しないが、冷水でも水とマグネシウムが直
接、激しく反応する性質があり、Mg+H2OがMgO
+H2+Qとなり、Qは75Kcalである。
【0024】また、本発明による薬莢においては、容器
蓋部13の孔部14に弾15が装填されているため、前
述の高純度の水素の圧力により、弾15が孔部14から
発射される。なお、前述のアルミニウム管体22は、管
体に限ることなく、例えば、棒、箱等からなる他の形状
とすることもできる。
蓋部13の孔部14に弾15が装填されているため、前
述の高純度の水素の圧力により、弾15が孔部14から
発射される。なお、前述のアルミニウム管体22は、管
体に限ることなく、例えば、棒、箱等からなる他の形状
とすることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明による高純度水素発生方法及び薬
莢は、以上のように構成されているため、次のような効
果を得ることができる。すなわち、火薬を用いることな
く、点火した熱源により発生したアルミニウムと水の還
元反応により、マグネシウムと水の還元反応を得ると共
に、アルミニウム管体に収容したマグネシウムを反応制
御剤として用い、還元反応を最適化し、遠心分離して高
温の高純度水素の発生及び弾の発射を行うことができ、
電源及び火薬を用いる必要がないため、携帯性に秀れて
いると共に火薬取締法にも触れないため可搬性を向上で
きる。
莢は、以上のように構成されているため、次のような効
果を得ることができる。すなわち、火薬を用いることな
く、点火した熱源により発生したアルミニウムと水の還
元反応により、マグネシウムと水の還元反応を得ると共
に、アルミニウム管体に収容したマグネシウムを反応制
御剤として用い、還元反応を最適化し、遠心分離して高
温の高純度水素の発生及び弾の発射を行うことができ、
電源及び火薬を用いる必要がないため、携帯性に秀れて
いると共に火薬取締法にも触れないため可搬性を向上で
きる。
【図1】本発明による高純度水素発生方法を適用した薬
莢を示す断面図である。
莢を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】従来の薬莢を示す断面図である。
6 着火部 10 容器 10c 腔 12 隔壁 13 容器蓋部 14 孔部 15 弾 16 反応室 17 膜 18 ノズル 19 遠心分離室 20 アルミニウム 21 水 22 アルミニウム管体 23 マグネシウム 30 点火部 30a 点火用水 30b 反応金属体 30c 壁体 30d 弁体
Claims (7)
- 【請求項1】 点火用水(30a)と反応する反応金属体(30
b)を用いた点火部(30)を熱源として、アルミニウム(20)
と水(21)による還元反応を誘発し、さらにマグネシウム
(23)と高温水蒸気との還元反応を経て得られた反応生成
物を遠心分離器(19)を用いて純化することにより高純度
水素を得ることを特徴とする高純度水素発生方法。 - 【請求項2】 前記点火用水(30a)を弁体(30d)で押圧
し、この点火用水(30a)の圧力により壁体(30c)を変形さ
せ、前記点火用水(30a)と反応金属体(30b)の接触を行う
ことを特徴とする請求項1記載の高純度水素発生方法。 - 【請求項3】 前記反応金属体(30b)として、マグネシ
ウムアマルガム又はアルカリ金属を用いることを特徴と
する請求項1又は2記載の高純度水素発生方法。 - 【請求項4】 容器(10)内に設けられた点火部(30)と、
前記点火部(30)の腔(10c)内に壁体(30c)を介して互いに
分離配設された点火用水(30a)及びこの点火用水(30a)と
反応する反応金属体(30b)と、前記腔(10c)に設けられ前
記点火用水(30a)の漏水を防止する弁体(30d)と、前記容
器(10)の反応室(16)に設けられたアルミニウム(20)及び
水(21)と、前記反応室(16)内に設けられマグネシウム(2
3)を内蔵したアルミニウム管体(22)と、前記反応室(16)
を形成するための隔壁(12)に形成されたノズル(18)と、
前記ノズル(18)に設けられた膜(17)と、前記隔壁(12)と
離間して設けられ遠心分離室(19)を形成した容器蓋部(1
3)と、前記容器蓋部(13)の孔部(14)に装着された弾(15)
とを備え、前記点火部(30)を熱源として前記アルミニウ
ム(20)と水(21)による還元反応によって発生した水素を
遠心分離して得た純化水素により前記弾(15)を発射する
構成としたことを特徴とする薬莢。 - 【請求項5】 前記弁体は球状をなすことを特徴とする
請求項4記載の薬莢。 - 【請求項6】 前記壁体は、前記点火用水と反応しない
材料で、かつ、変形自在に構成されていることを特徴と
する請求項4又は5記載の薬莢。 - 【請求項7】 前記アルミニウム及びマグネシウムは、
粉体よりなることを特徴とする請求項4ないし6の何れ
かに記載の薬莢。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24533694A JPH08109003A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 高純度水素発生方法及び薬莢 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24533694A JPH08109003A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 高純度水素発生方法及び薬莢 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109003A true JPH08109003A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17132156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24533694A Pending JPH08109003A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 高純度水素発生方法及び薬莢 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109003A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002154803A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-28 | Toyota Motor Corp | 水素ガス生成装置 |
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-
1994
- 1994-10-11 JP JP24533694A patent/JPH08109003A/ja active Pending
Cited By (11)
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| JP2024023988A (ja) * | 2019-04-04 | 2024-02-21 | 訓範 津田 | 水素化ホウ素ナトリウムの製造方法、及び水素化ホウ素ナトリウム製造装置 |
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