JPH08109596A - 防湿性積層体 - Google Patents
防湿性積層体Info
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- JPH08109596A JPH08109596A JP24131394A JP24131394A JPH08109596A JP H08109596 A JPH08109596 A JP H08109596A JP 24131394 A JP24131394 A JP 24131394A JP 24131394 A JP24131394 A JP 24131394A JP H08109596 A JPH08109596 A JP H08109596A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】防湿性が良く、防滑性に優れた新たな防湿性積
層体を提供する。 【構成】支持体表面に合成樹脂とワックスを含む防湿層
を形成し、該防湿層上に0.5〜15g/m2の被覆層を形
成してなる防湿性積層体。
層体を提供する。 【構成】支持体表面に合成樹脂とワックスを含む防湿層
を形成し、該防湿層上に0.5〜15g/m2の被覆層を形
成してなる防湿性積層体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防湿性に優れた滑りの
ない防湿性積層体に関する。
ない防湿性積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より上質紙、晒クラフト紙、未晒ク
ラフト紙、各種の塗工紙などの巻取りおよび上質紙や塗
工紙の平判紙の包装には、製品の吸湿を防ぐために、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系の
高分子化合物を紙に塗工、ラミネートまたは内部添加し
た耐湿、耐水性を有する包装紙をロール状に巻き取った
包装紙ロールをそのままの形状で、あるいは望みの大き
さにカットして使用している。
ラフト紙、各種の塗工紙などの巻取りおよび上質紙や塗
工紙の平判紙の包装には、製品の吸湿を防ぐために、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系の
高分子化合物を紙に塗工、ラミネートまたは内部添加し
た耐湿、耐水性を有する包装紙をロール状に巻き取った
包装紙ロールをそのままの形状で、あるいは望みの大き
さにカットして使用している。
【0003】また、セメント袋、塩袋、飼料袋、肥料
袋、ゴミ袋などの重袋用原紙では製袋して袋詰めした後
に中身の吸湿、吸水を防止しながら重量物を搬送するた
め防湿性と強度が要求され、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどをクラフト紙にラミネートしたポリオレフィン
ラミネート紙(以下ポリラミ紙と称す)とクラフト紙を
重ねて袋に使用している。
袋、ゴミ袋などの重袋用原紙では製袋して袋詰めした後
に中身の吸湿、吸水を防止しながら重量物を搬送するた
め防湿性と強度が要求され、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどをクラフト紙にラミネートしたポリオレフィン
ラミネート紙(以下ポリラミ紙と称す)とクラフト紙を
重ねて袋に使用している。
【0004】しかしながら、これらポリラミ紙は、使用
後に古紙として再使用するため回収しても水に十分に離
解せず、古紙として再使用できないので問題となってい
る。また、使用済みポリラミ紙は廃棄するにしても焼却
や埋めたてによるしかないため環境汚染となる懸念等が
あり、多くの問題を抱えているのが現状である。
後に古紙として再使用するため回収しても水に十分に離
解せず、古紙として再使用できないので問題となってい
る。また、使用済みポリラミ紙は廃棄するにしても焼却
や埋めたてによるしかないため環境汚染となる懸念等が
あり、多くの問題を抱えているのが現状である。
【0005】この為、使用済みの防湿包装紙を水で離解
して紙の原料として再使用しようという試みも知られて
おり、例えば、特定の融点を有するパラフィンワックス
と特定の軟化点を有する石油樹脂にロジンおよび高級ア
ルコールを加え、有機アミン或いはアンモニア水溶液で
乳化し、アルカリでけん化した水性エマルジョンを調製
し、この水性エマルジョンをクラフト紙の片面または両
面に塗布して防湿包装紙を製造する方法(特開昭50−
36711)、さらに、合成炭化水素樹脂およびワック
スを、スチレン−マレイン酸系共重合体および界面活性
剤を用い、少なくともけん化当量のアルカリの存在下に
水中に分散させて得たエマルジョンとの混合物よりなる
紙の防湿加工用組成物が開示されている(特開昭56−
148997)。
して紙の原料として再使用しようという試みも知られて
おり、例えば、特定の融点を有するパラフィンワックス
と特定の軟化点を有する石油樹脂にロジンおよび高級ア
ルコールを加え、有機アミン或いはアンモニア水溶液で
乳化し、アルカリでけん化した水性エマルジョンを調製
し、この水性エマルジョンをクラフト紙の片面または両
面に塗布して防湿包装紙を製造する方法(特開昭50−
36711)、さらに、合成炭化水素樹脂およびワック
スを、スチレン−マレイン酸系共重合体および界面活性
剤を用い、少なくともけん化当量のアルカリの存在下に
水中に分散させて得たエマルジョンとの混合物よりなる
紙の防湿加工用組成物が開示されている(特開昭56−
148997)。
【0006】又、特定の融点を有するパラフィンワック
ス、マレイン化、若しくはフマール化ロジンと多価アル
コールとのエステル化物、液状ポリブテン、およびロジ
ンなどを主成分とするワックスエマルジョン、或いは前
記ワックスエマルジョンと合成ゴム系ラテックスとの混
合物を上質紙、クラフト紙などの繊維質基材表面に塗布
し、加温下に乾燥する防湿紙の製造方法が開示されてい
る(特開昭61−47896)。 しかし、この方法で
得られる防湿包装紙をロール状とした場合、支持体の裏
面は防湿層の含有するワックス成分の一部が僅かに転移
するため滑り安く、防湿包装紙により包装された高重量
のロール状巻取り紙を搬入、搬出、或いは搬送する際
に、包装紙とその内容物との間にずれを生じたり、ひど
いときには包装紙の破れやそれにともなう落下などとい
う重大問題が発生する。
ス、マレイン化、若しくはフマール化ロジンと多価アル
コールとのエステル化物、液状ポリブテン、およびロジ
ンなどを主成分とするワックスエマルジョン、或いは前
記ワックスエマルジョンと合成ゴム系ラテックスとの混
合物を上質紙、クラフト紙などの繊維質基材表面に塗布
し、加温下に乾燥する防湿紙の製造方法が開示されてい
る(特開昭61−47896)。 しかし、この方法で
得られる防湿包装紙をロール状とした場合、支持体の裏
面は防湿層の含有するワックス成分の一部が僅かに転移
するため滑り安く、防湿包装紙により包装された高重量
のロール状巻取り紙を搬入、搬出、或いは搬送する際
に、包装紙とその内容物との間にずれを生じたり、ひど
いときには包装紙の破れやそれにともなう落下などとい
う重大問題が発生する。
【0007】そこで、これらの問題を解決するために、
支持体裏面に両性化合物よりなる防滑層を設けた防湿、
防水紙が開示されている(特公昭56−18712
)。しかし、支持体表面に防湿層、裏面に防滑層を設
けた防湿性積層体のシートを巻き取りとして仕上げた場
合、その巻き圧が高くなると防滑層顔料が防湿層表面に
損傷をあたへ防湿性能の劣化が発生する。この為、巻き
圧を低い圧力とする必要があるが巻き圧の低下は巻き取
り時の巻き滑り発生による長尺巻き取りの製造が不可能
となったり、巻き取り側面の不揃いによる後工程での大
幅な作業性の低下などが付随するため好ましくない。
支持体裏面に両性化合物よりなる防滑層を設けた防湿、
防水紙が開示されている(特公昭56−18712
)。しかし、支持体表面に防湿層、裏面に防滑層を設
けた防湿性積層体のシートを巻き取りとして仕上げた場
合、その巻き圧が高くなると防滑層顔料が防湿層表面に
損傷をあたへ防湿性能の劣化が発生する。この為、巻き
圧を低い圧力とする必要があるが巻き圧の低下は巻き取
り時の巻き滑り発生による長尺巻き取りの製造が不可能
となったり、巻き取り側面の不揃いによる後工程での大
幅な作業性の低下などが付随するため好ましくない。
【0008】以上のように、従来再離解性を有しプラス
チックフイルムにまさる防湿性をもった防湿紙で、包装
物の滑りによる問題を発生させない防湿紙はいまだ存在
していないのが現状である。
チックフイルムにまさる防湿性をもった防湿紙で、包装
物の滑りによる問題を発生させない防湿紙はいまだ存在
していないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、合成
樹脂及びワックスを含む防湿層を有する防湿性積層体に
関し、該防湿性積層体による包装物の滑りを防止する新
たな手段を提供することにある。
樹脂及びワックスを含む防湿層を有する防湿性積層体に
関し、該防湿性積層体による包装物の滑りを防止する新
たな手段を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防湿性積層
体は、以下に記載するものである。 1.支持体表面に合成樹脂とワックスを含む防湿層を形
成してなる防湿性積層体において、該防湿層上に0.5
〜15g/m2の被覆層を有することを特徴とする防湿性積
層体。 2.被覆層が水溶性高分子及び/又はガラス転移点(T
g)が20℃以下の合成樹脂ラテックスを含有すること
を特徴とする上記1記載の防湿性積層体。 3.被覆層が有機溶剤可溶性の高分子樹脂を含有するこ
とを特徴とする上記1記載の防湿性積層体。 4.被覆層が、無機顔料及び/又は有機顔料を含有する
ことを特徴とする上記1,2,あるいは3記載の防湿性
積層体。 5.防湿層中のワックスがパラフィンあるいはポリエチ
レン成分であり、その含有量が1重量%以上、20重量
%以下である上記1記載の防湿性積層体。
体は、以下に記載するものである。 1.支持体表面に合成樹脂とワックスを含む防湿層を形
成してなる防湿性積層体において、該防湿層上に0.5
〜15g/m2の被覆層を有することを特徴とする防湿性積
層体。 2.被覆層が水溶性高分子及び/又はガラス転移点(T
g)が20℃以下の合成樹脂ラテックスを含有すること
を特徴とする上記1記載の防湿性積層体。 3.被覆層が有機溶剤可溶性の高分子樹脂を含有するこ
とを特徴とする上記1記載の防湿性積層体。 4.被覆層が、無機顔料及び/又は有機顔料を含有する
ことを特徴とする上記1,2,あるいは3記載の防湿性
積層体。 5.防湿層中のワックスがパラフィンあるいはポリエチ
レン成分であり、その含有量が1重量%以上、20重量
%以下である上記1記載の防湿性積層体。
【0011】本発明者は防湿性積層体で包装された包装
物で発生する滑りの原因を鋭意研究の結果、支持体の片
面に防湿層を形成した防湿シートをロール状に巻きとり
防湿紙ロールとした場合、防湿層表面のワックス成分が
支持体の反対面に転移して、支持体裏面が極端に滑り易
くなり、包装物の不揃いや重量物の運搬時のずれを招く
ことを見いだした。
物で発生する滑りの原因を鋭意研究の結果、支持体の片
面に防湿層を形成した防湿シートをロール状に巻きとり
防湿紙ロールとした場合、防湿層表面のワックス成分が
支持体の反対面に転移して、支持体裏面が極端に滑り易
くなり、包装物の不揃いや重量物の運搬時のずれを招く
ことを見いだした。
【0012】この問題を解決する為に、本発明者はさら
に検討の結果、防湿層表面に被覆層を設けると、ワック
スの裏面への転移を本質的に防止することができ、さら
に、防湿面自体も滑りにくくすることができることを見
いだした。しかし、このような着想は、現実には実施で
きないと考えるのが普通である。なぜなら、防湿層に含
まれるワックス成分が撥水性を示すため防湿層上に水溶
性塗料を塗布すると塗液をハジク為、均一な層形成が不
可能と考えられるからである。
に検討の結果、防湿層表面に被覆層を設けると、ワック
スの裏面への転移を本質的に防止することができ、さら
に、防湿面自体も滑りにくくすることができることを見
いだした。しかし、このような着想は、現実には実施で
きないと考えるのが普通である。なぜなら、防湿層に含
まれるワックス成分が撥水性を示すため防湿層上に水溶
性塗料を塗布すると塗液をハジク為、均一な層形成が不
可能と考えられるからである。
【0013】そこで、本発明者は、さらに検討した結
果、 1)被覆層に用いる塗料系として水溶性の塗料であれ
ば、200CPS以上の高い粘度をもつ塗料をブレードコ
ーターやエアーナイフコーターを用いて塗布し、その塗
料の粘性を利用してハジク事なく被覆層を形成する。 2)200CPS以下の粘度を示す水溶性塗料であれば、
ハジキを防止する為に湿潤剤や界面活性剤をもちいて表
面張力を低下させ水溶性樹脂あるいは合成樹脂ラテック
スで被覆層を形成する。 3)防湿層を溶解しない有機溶剤に可溶の樹脂を含む塗
料を用い、ハジクことなく被覆層を形成する。 等の手段により均一な被覆層の形成が可能であることを
見いだした。
果、 1)被覆層に用いる塗料系として水溶性の塗料であれ
ば、200CPS以上の高い粘度をもつ塗料をブレードコ
ーターやエアーナイフコーターを用いて塗布し、その塗
料の粘性を利用してハジク事なく被覆層を形成する。 2)200CPS以下の粘度を示す水溶性塗料であれば、
ハジキを防止する為に湿潤剤や界面活性剤をもちいて表
面張力を低下させ水溶性樹脂あるいは合成樹脂ラテック
スで被覆層を形成する。 3)防湿層を溶解しない有機溶剤に可溶の樹脂を含む塗
料を用い、ハジクことなく被覆層を形成する。 等の手段により均一な被覆層の形成が可能であることを
見いだした。
【0014】これらの方法は単独で実施してもよいし、
組み合わせて実施することもできる。なかでも被覆層塗
料を高い粘度としてハジク事なく塗工する方法が望まし
い。これらいずれの方法にしても、被覆層は結着剤とし
ての水溶性樹脂あるいは合成樹脂、あるいは有機溶剤可
溶性の樹脂を含み、さらに必要とあらば顔料を含むよう
な塗料を防湿層上に塗工することにより層形成する。
組み合わせて実施することもできる。なかでも被覆層塗
料を高い粘度としてハジク事なく塗工する方法が望まし
い。これらいずれの方法にしても、被覆層は結着剤とし
ての水溶性樹脂あるいは合成樹脂、あるいは有機溶剤可
溶性の樹脂を含み、さらに必要とあらば顔料を含むよう
な塗料を防湿層上に塗工することにより層形成する。
【0015】被覆層の塗工液を高い粘度の塗料にするた
めには増粘剤が必要である。そこで本発明では増粘剤と
して、スメクタイト粘土系の顔料、例えばモンモリロナ
イト、ヘクトナイト、サポナイトなどを使用し、又、水
溶性の樹脂で増粘するには、例えばメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、
デンプンなどを適宜使用して、被覆層塗料とする。
めには増粘剤が必要である。そこで本発明では増粘剤と
して、スメクタイト粘土系の顔料、例えばモンモリロナ
イト、ヘクトナイト、サポナイトなどを使用し、又、水
溶性の樹脂で増粘するには、例えばメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、
デンプンなどを適宜使用して、被覆層塗料とする。
【0016】次に、低い粘度の塗料を被覆する場合、ワ
ックスの表面接触角が105度前後であることを勘案
し、ハジクことなく塗工できる塗料系を選択する。この
場合、必要とあれば界面活性剤を用いる。界面活性剤に
ついては、特に限定されないが、例えばジメチルアルキ
ルラウリルベタイン、ジメチルアルキル(ヤシ)ベタイ
ン、アルキルグリシン、オクタデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ポリオキシエチレンビスステアレート、ポリグリシ
ジルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノメタ
ノール、アルキル(牛脂)イミダゾリン4級塩、アルキ
ルベンゼンスルホネート、アルキルスルホネート等、の
アニオン、カチオン、ノニオン性の界面活性剤が挙げら
れる。これらの界面活性剤の添加量は特に限定しない
が、通常、被覆層塗液中に0.01〜5重量%程度の範
囲で添加される。
ックスの表面接触角が105度前後であることを勘案
し、ハジクことなく塗工できる塗料系を選択する。この
場合、必要とあれば界面活性剤を用いる。界面活性剤に
ついては、特に限定されないが、例えばジメチルアルキ
ルラウリルベタイン、ジメチルアルキル(ヤシ)ベタイ
ン、アルキルグリシン、オクタデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ポリオキシエチレンビスステアレート、ポリグリシ
ジルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノメタ
ノール、アルキル(牛脂)イミダゾリン4級塩、アルキ
ルベンゼンスルホネート、アルキルスルホネート等、の
アニオン、カチオン、ノニオン性の界面活性剤が挙げら
れる。これらの界面活性剤の添加量は特に限定しない
が、通常、被覆層塗液中に0.01〜5重量%程度の範
囲で添加される。
【0017】さらに、有機溶剤を用いた塗料系を塗工す
る場合、防湿層を溶解しない有機溶剤を選択する必要が
ある。防湿層を溶解しない有機溶剤としては、メチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール
などのアルコール系溶剤やアセトンなどがあり、これら
を単独あるいは水との混合溶媒として用いる。被覆層に
はこれらの溶剤に溶解する樹脂を適宜選択して用いるこ
とができる。
る場合、防湿層を溶解しない有機溶剤を選択する必要が
ある。防湿層を溶解しない有機溶剤としては、メチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール
などのアルコール系溶剤やアセトンなどがあり、これら
を単独あるいは水との混合溶媒として用いる。被覆層に
はこれらの溶剤に溶解する樹脂を適宜選択して用いるこ
とができる。
【0018】いずれの方法にしても防湿層表面に被覆層
を形成する場合、防湿層表面に物理的な傷を発生させた
り、防湿層表面を溶解することのないようにする必要が
ある。このためには塗工方法が重要であり、バーコータ
ーのように塗工面に接触して塗工量を調製する方法では
なく、ブレードやエアーナイフあるいはカーテンなどの
コーターヘッドで塗工量を調整するなど、防湿面に非接
触の方法を用いるのが望ましい。 被覆層に用いる樹脂
としては、例えばデンプン、デキストリン、カルボキシ
メチルセルロース、カゼイン、ヒドロキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール及びその誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体等の水溶性高分子、スチレン−ブタジエン共重合体、
メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体、アクリル
酸エステル及びメタクリル酸エステル重合体、又はそれ
らの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成
樹脂が例示できる。
を形成する場合、防湿層表面に物理的な傷を発生させた
り、防湿層表面を溶解することのないようにする必要が
ある。このためには塗工方法が重要であり、バーコータ
ーのように塗工面に接触して塗工量を調製する方法では
なく、ブレードやエアーナイフあるいはカーテンなどの
コーターヘッドで塗工量を調整するなど、防湿面に非接
触の方法を用いるのが望ましい。 被覆層に用いる樹脂
としては、例えばデンプン、デキストリン、カルボキシ
メチルセルロース、カゼイン、ヒドロキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール及びその誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体等の水溶性高分子、スチレン−ブタジエン共重合体、
メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体、アクリル
酸エステル及びメタクリル酸エステル重合体、又はそれ
らの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成
樹脂が例示できる。
【0019】これらのうち水溶性高分子としてポリビニ
ルアルコールやカルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース、デンプン、カゼインなどは塗液の
増粘が容易であり安価であるため特に好ましく、合成樹
脂としてはガラス転移点(Tg)が20℃以下であるも
のが好ましい。20℃以上であれば包装時折り曲げたり
した場合亀裂が発生し、防湿層に悪影響をあたえ防湿性
の低下をもたらす場合があり好ましくない。
ルアルコールやカルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース、デンプン、カゼインなどは塗液の
増粘が容易であり安価であるため特に好ましく、合成樹
脂としてはガラス転移点(Tg)が20℃以下であるも
のが好ましい。20℃以上であれば包装時折り曲げたり
した場合亀裂が発生し、防湿層に悪影響をあたえ防湿性
の低下をもたらす場合があり好ましくない。
【0020】一方、防湿シートを巻き取りに仕上げた場
合、表裏が互い接着してブロッキングが発生することが
ある。このような場合にはカオリン、タルク、炭酸カル
シウム、無定形シリカ、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、サチンホワイト、軽質炭酸カルシウムなどの無機顔
料あるいは、メチルメタアクリレート粉末、ポリアクリ
ロニトリル粉末、シリコン粉末などの有機顔料を併用し
てブロッキングを防止することが出来る。
合、表裏が互い接着してブロッキングが発生することが
ある。このような場合にはカオリン、タルク、炭酸カル
シウム、無定形シリカ、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、サチンホワイト、軽質炭酸カルシウムなどの無機顔
料あるいは、メチルメタアクリレート粉末、ポリアクリ
ロニトリル粉末、シリコン粉末などの有機顔料を併用し
てブロッキングを防止することが出来る。
【0021】被覆層の塗工量は、0.5〜15g/m2、望
ましくは1〜10g/m2であり、0.5g/m2以下ではワッ
クスの裏面への転移を防止することが難しく、15g/m2
以上塗工しても不経済である。
ましくは1〜10g/m2であり、0.5g/m2以下ではワッ
クスの裏面への転移を防止することが難しく、15g/m2
以上塗工しても不経済である。
【0022】本発明の防湿層の塗工に使用される合成樹
脂は水性エマルジョンであり、芳香族ビニル単量体、脂
肪族共役ジエン系単量体、エチレン系不飽和脂肪酸単量
体及びその他の共重合可能な単量体から合成される。例
えば、スチレン・ブタジエン系ラテックス、メチルメタ
クリレート・ブタジエン系ラテックス等の合成ゴム系ラ
テックスやスチレン・アクリル系エマルジョン等であ
る。
脂は水性エマルジョンであり、芳香族ビニル単量体、脂
肪族共役ジエン系単量体、エチレン系不飽和脂肪酸単量
体及びその他の共重合可能な単量体から合成される。例
えば、スチレン・ブタジエン系ラテックス、メチルメタ
クリレート・ブタジエン系ラテックス等の合成ゴム系ラ
テックスやスチレン・アクリル系エマルジョン等であ
る。
【0023】前記芳香族ビニル単量体は、得られる共重
合体樹脂に適度な固さと耐水性を付与するものであり、
例えばスチレン、α−メチルスチレン、モノクロルスチ
レン、ビニルトルエンなどから選ぶことができる。とり
わけスチレンが好適である。
合体樹脂に適度な固さと耐水性を付与するものであり、
例えばスチレン、α−メチルスチレン、モノクロルスチ
レン、ビニルトルエンなどから選ぶことができる。とり
わけスチレンが好適である。
【0024】脂肪族共役ジエン系単量体は、得られる共
重合体樹脂に適度な柔軟性を付与するものであり、例え
ば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン、2−クロロ−1,3−ジブタジエンなどを挙げるこ
とができ、特に1,3ブタジエンが好適である。
重合体樹脂に適度な柔軟性を付与するものであり、例え
ば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン、2−クロロ−1,3−ジブタジエンなどを挙げるこ
とができ、特に1,3ブタジエンが好適である。
【0025】エチレン系不飽和酸単量体は、得られる共
重合体樹脂の接着力を高めるとともに、共重合体ラテッ
クスのコロイドとしての安定性を向上させるために有効
なものであり、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、ケイ皮酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン
酸、ブテントリカルボン酸等の不飽和カルボン酸、イタ
コン酸モノエチルエステル、フマル酸モノブチルエステ
ル及びマレイン酸モノブチルエステルの少なくとも1個
のカルボキシル基を有する不飽和ポリカルボン酸アルキ
ルエステル、アクリルアミドプロパンスルホン酸、アク
リル酸スルホエチルナトリウム塩、メタクリル酸スルホ
プロピルナトリウム塩等の不飽和スルホン酸又はその塩
等をあげることができ、これらのうちアクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、フマル酸等が好適に用いられ
る。
重合体樹脂の接着力を高めるとともに、共重合体ラテッ
クスのコロイドとしての安定性を向上させるために有効
なものであり、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、ケイ皮酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン
酸、ブテントリカルボン酸等の不飽和カルボン酸、イタ
コン酸モノエチルエステル、フマル酸モノブチルエステ
ル及びマレイン酸モノブチルエステルの少なくとも1個
のカルボキシル基を有する不飽和ポリカルボン酸アルキ
ルエステル、アクリルアミドプロパンスルホン酸、アク
リル酸スルホエチルナトリウム塩、メタクリル酸スルホ
プロピルナトリウム塩等の不飽和スルホン酸又はその塩
等をあげることができ、これらのうちアクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、フマル酸等が好適に用いられ
る。
【0026】上記単量体と共重合可能な他の単量体(コ
モノマー)としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、およびアクリル酸ブチル等
のエチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル、アク
リロニトリル、およびメタクリロニトリル等のエチレン
性不飽和ニトリル、アクリル酸β−ヒドロキシエチル、
アクリル酸β−ヒドロキシプロピル、およびメタクリル
酸β−ヒドロキシエチル、等のエチレン性不飽和カルボ
ン酸ヒドロキシアルキルエステル、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、およ
びジアセトンアクリルアミド等のエチレン性不飽和カル
ボン酸アミドおよびその誘導体、アクリル酸グリシジ
ル、およびメタクリル酸グリシジル等の不飽和カルボン
酸グリシジルエステル、並びにアクロレイン、およびア
リルアルコール等のビニル化合物等をあげることができ
る。
モノマー)としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、およびアクリル酸ブチル等
のエチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル、アク
リロニトリル、およびメタクリロニトリル等のエチレン
性不飽和ニトリル、アクリル酸β−ヒドロキシエチル、
アクリル酸β−ヒドロキシプロピル、およびメタクリル
酸β−ヒドロキシエチル、等のエチレン性不飽和カルボ
ン酸ヒドロキシアルキルエステル、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、およ
びジアセトンアクリルアミド等のエチレン性不飽和カル
ボン酸アミドおよびその誘導体、アクリル酸グリシジ
ル、およびメタクリル酸グリシジル等の不飽和カルボン
酸グリシジルエステル、並びにアクロレイン、およびア
リルアルコール等のビニル化合物等をあげることができ
る。
【0027】これらの単量体(コモノマー)のうち、不
飽和カルボン酸アルキルエステルとしてメタクリル酸メ
チル、エチレン性不飽和ニトリルとしてアクリロニトリ
ル、不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステルとし
てアクリル酸β−ヒドロキシエチル、および不飽和カル
ボン酸アミドおよびその誘導体としてアクリルアミドが
好適に用いられる。
飽和カルボン酸アルキルエステルとしてメタクリル酸メ
チル、エチレン性不飽和ニトリルとしてアクリロニトリ
ル、不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステルとし
てアクリル酸β−ヒドロキシエチル、および不飽和カル
ボン酸アミドおよびその誘導体としてアクリルアミドが
好適に用いられる。
【0028】本発明の防湿層塗工に用いられるワックス
は、ワックスの融点が凡そ50℃以上であれば特に制限
はなく、例えばパラフィンワックスおよび変性ロジンと
多価アルコールとのエステル化物を主成分として含有す
るものが用いられる。ワックス系エマルジョン中には上
記の他に液状ポリブテン、ロジン、ポリオキシアルキレ
ンのエーテル化物等を含有するワックスエマルジョン
(特開昭61−47896号公報参照)であってもよ
い。また、ワックス類として融点が50℃以上のマイク
ロクリスタリンワックス、およびポリエチレンワックス
等もパラフィンワックスと同様にエマルジョン化して用
いることができる。
は、ワックスの融点が凡そ50℃以上であれば特に制限
はなく、例えばパラフィンワックスおよび変性ロジンと
多価アルコールとのエステル化物を主成分として含有す
るものが用いられる。ワックス系エマルジョン中には上
記の他に液状ポリブテン、ロジン、ポリオキシアルキレ
ンのエーテル化物等を含有するワックスエマルジョン
(特開昭61−47896号公報参照)であってもよ
い。また、ワックス類として融点が50℃以上のマイク
ロクリスタリンワックス、およびポリエチレンワックス
等もパラフィンワックスと同様にエマルジョン化して用
いることができる。
【0029】しかし、合成樹脂やワックスからなる塗液
を塗工してなる防湿層は、被膜形成後であっても耐水性
が不足していると被覆層を形成しようとした場合再乳化
してしまい、形成された層が壊れてしまう場合がある。
これを回避するには、防湿層塗工に用いられる合成樹脂
やワックスの乳化の為に用いられる乳化剤の使用量を極
少としたり、自己乳化型の共重合体をもちいたり、乳化
粒子径を小さくして乳化粒子の凝集力を増して緻密な成
膜を促進し、防湿層中の親水性物質を孤立して分布させ
るなどの方法をもちいて耐水性を増加させる必要があ
る。
を塗工してなる防湿層は、被膜形成後であっても耐水性
が不足していると被覆層を形成しようとした場合再乳化
してしまい、形成された層が壊れてしまう場合がある。
これを回避するには、防湿層塗工に用いられる合成樹脂
やワックスの乳化の為に用いられる乳化剤の使用量を極
少としたり、自己乳化型の共重合体をもちいたり、乳化
粒子径を小さくして乳化粒子の凝集力を増して緻密な成
膜を促進し、防湿層中の親水性物質を孤立して分布させ
るなどの方法をもちいて耐水性を増加させる必要があ
る。
【0030】合成樹脂とワックスとの配合量は、一般に
は固形分換算で該合成樹脂:ワックス=99:1〜5
0:50の重量比が好適である。ワックスの重量比が1
%未満では十分な防湿性が得られず、50%を越えて高
くなると防湿シートの折目に対する抵抗性が小さくな
り、折目が生じた部分の防湿性が極端に悪くなる。
は固形分換算で該合成樹脂:ワックス=99:1〜5
0:50の重量比が好適である。ワックスの重量比が1
%未満では十分な防湿性が得られず、50%を越えて高
くなると防湿シートの折目に対する抵抗性が小さくな
り、折目が生じた部分の防湿性が極端に悪くなる。
【0031】なお、本発明のように防湿層上に被覆層を
形成する場合には、防湿層のワックス成分とりわけパラ
フィン成分あるいはポリエチレン成分の量が多いと撥水
性が高くなり被覆層を塗工するとハジク傾向を示すため
これらの成分量を極少とすることが好ましく、合成樹脂
ラテックスとパラフィン成分などの比率は99:1〜8
0:20であるのが好ましい。
形成する場合には、防湿層のワックス成分とりわけパラ
フィン成分あるいはポリエチレン成分の量が多いと撥水
性が高くなり被覆層を塗工するとハジク傾向を示すため
これらの成分量を極少とすることが好ましく、合成樹脂
ラテックスとパラフィン成分などの比率は99:1〜8
0:20であるのが好ましい。
【0032】本発明において、防湿剤の塗工量は固形分
換算で5〜30g/m2である。塗工量が5g/m2未満
では支持体の凹凸を充分にカバーしきれなくなり、防湿
性が極端に低下する。30g/m2を越えて高くなる
と、得られる防湿性は塗工量の増大とともに僅かしか向
上せず、頭打ちとなり、コスト高を招くので不経済であ
る。
換算で5〜30g/m2である。塗工量が5g/m2未満
では支持体の凹凸を充分にカバーしきれなくなり、防湿
性が極端に低下する。30g/m2を越えて高くなる
と、得られる防湿性は塗工量の増大とともに僅かしか向
上せず、頭打ちとなり、コスト高を招くので不経済であ
る。
【0033】防湿層あるいは被覆層を形成するための塗
工設備として特に限定はしないが、エアナイフコータ
ー、バーコーター、ロールコーター、ブレードコータ
ー、ゲートロールコーター等から任意に選択することが
できる。
工設備として特に限定はしないが、エアナイフコータ
ー、バーコーター、ロールコーター、ブレードコータ
ー、ゲートロールコーター等から任意に選択することが
できる。
【0034】支持体としては、機械的離解作用によって
水中で分散しやすいものとして、例えば広葉樹クラフト
パルプや針葉樹クラフトパルプのような化学パルプ、機
械パルプ等から選ばれたパルプを原料とした上質紙、中
質紙、片艶クラフト紙、両更クラフト紙、クラフト伸長
紙等が挙げられる。これらの原紙の坪量に格別の限定は
なく、30〜300g/m2のものが適宜目的に応じて
選択されて用いられる。
水中で分散しやすいものとして、例えば広葉樹クラフト
パルプや針葉樹クラフトパルプのような化学パルプ、機
械パルプ等から選ばれたパルプを原料とした上質紙、中
質紙、片艶クラフト紙、両更クラフト紙、クラフト伸長
紙等が挙げられる。これらの原紙の坪量に格別の限定は
なく、30〜300g/m2のものが適宜目的に応じて
選択されて用いられる。
【0035】
【作用】合成樹脂及びワックスを含む防湿層の表面に被
覆層を設けることにより、防湿性積層体の支持体裏面へ
のワックスの転移を防止し、包装物の滑りを防止する。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、下
記の実施例は本発明を限定するものではない。また、特
に断らない限り実施例中の部は重量部を示す。
覆層を設けることにより、防湿性積層体の支持体裏面へ
のワックスの転移を防止し、包装物の滑りを防止する。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、下
記の実施例は本発明を限定するものではない。また、特
に断らない限り実施例中の部は重量部を示す。
【0036】
実施例1 防湿層塗料として、スチレンブタジエンラテックス(商
品名:『OX1007W』、日本ゼオン製、固形分50
重量%)が固形分換算で65部およびワックスエマルジ
ョン(商品名:『OKW−40』、荒川化学製、)が固
形分換算で35部(パラフィン成分として12部含有)
からなる仕上がり固形分44重量%の混合物を調成し
た。この防湿層塗料を坪量70g/m2の未晒両更クラ
フト紙にメイヤーバーで固形分として12g/m2にな
るよう塗工乾燥した後、さらにその上に被覆層としてポ
リビニルアルコール(商品名:『クラレポバール11
7』、クラレ(株)製)70部、無定形シリカ(商品
名:『ニップシールE200』、日本シリカ(株)製)
30部の粘度1500CPS溶液をブレードコーターを
用いて乾燥重量で2.6g/m2塗工した。
品名:『OX1007W』、日本ゼオン製、固形分50
重量%)が固形分換算で65部およびワックスエマルジ
ョン(商品名:『OKW−40』、荒川化学製、)が固
形分換算で35部(パラフィン成分として12部含有)
からなる仕上がり固形分44重量%の混合物を調成し
た。この防湿層塗料を坪量70g/m2の未晒両更クラ
フト紙にメイヤーバーで固形分として12g/m2にな
るよう塗工乾燥した後、さらにその上に被覆層としてポ
リビニルアルコール(商品名:『クラレポバール11
7』、クラレ(株)製)70部、無定形シリカ(商品
名:『ニップシールE200』、日本シリカ(株)製)
30部の粘度1500CPS溶液をブレードコーターを
用いて乾燥重量で2.6g/m2塗工した。
【0037】実施例2 被覆層としてポリビニルアルコールの代わりにメチルセ
ルロース(商品名:『SH−4000』 信越化学
(株)製)を95部、コロイダルシリカ(商品名:『ス
ノーテックスN』 日本PMC(株)製)5部をカーテ
ンコーターで乾燥重量0.8g/m2塗工した以外は実施例
1と同様にして防湿紙を製造した。
ルロース(商品名:『SH−4000』 信越化学
(株)製)を95部、コロイダルシリカ(商品名:『ス
ノーテックスN』 日本PMC(株)製)5部をカーテ
ンコーターで乾燥重量0.8g/m2塗工した以外は実施例
1と同様にして防湿紙を製造した。
【0038】実施例3 ジイソブチレン・スチレン・マレイン酸アンモニュウム
塩樹脂(商品名:『ポリマロン482』、荒川化学
(株)製)の25重量%水溶液に湿潤剤としてジオルト
スルホコハク酸ソーダを2部添加した塗液をエアーナイ
フコーターで3.0g/m2塗工した以外は実施例1と同様
ににして防湿紙を製造した。
塩樹脂(商品名:『ポリマロン482』、荒川化学
(株)製)の25重量%水溶液に湿潤剤としてジオルト
スルホコハク酸ソーダを2部添加した塗液をエアーナイ
フコーターで3.0g/m2塗工した以外は実施例1と同様
ににして防湿紙を製造した。
【0039】実施例4 被覆層としてスチレンアクリル酸エステルの第四級アン
モニュウム塩(商品名:『ゴーセイファイマーC−82
0』 日本合成(株)製 固形分30重量%)水溶液1
00部にメチルアルコール30部を添加して混合溶剤と
し、バーコーターにて乾燥重量で2.5g/m2塗工した以
外は実施例1と同様にして防湿紙を製造した。
モニュウム塩(商品名:『ゴーセイファイマーC−82
0』 日本合成(株)製 固形分30重量%)水溶液1
00部にメチルアルコール30部を添加して混合溶剤と
し、バーコーターにて乾燥重量で2.5g/m2塗工した以
外は実施例1と同様にして防湿紙を製造した。
【0040】実施例5 被覆層として、カルボキシメチルセルロース(商品名;
『セロゲンWSP』第一工業製薬(株)製)5部、スチ
レン・ブタジエンラテックス(Tg=10℃)(商品
名; 『T−1443』、日本ゼオン(株)製)100
部を混合し固形分45重量%とした塗料をエアーナイフ
コーターにて乾燥重量で2.5g/m2塗工した以外は実施
例1と同様にして防湿紙を製造した。
『セロゲンWSP』第一工業製薬(株)製)5部、スチ
レン・ブタジエンラテックス(Tg=10℃)(商品
名; 『T−1443』、日本ゼオン(株)製)100
部を混合し固形分45重量%とした塗料をエアーナイフ
コーターにて乾燥重量で2.5g/m2塗工した以外は実施
例1と同様にして防湿紙を製造した。
【0041】実施例6 被覆層として、デンプン(商品名;『エースA』、 王
子コーンスターチ(株)製)20部 酢酸ビニルエマル
ジョン(Tg=12℃)(商品名:『SH−502』、
昭和高分子(株)製)50部を混合しエアーナイフコー
ターにて乾燥重量で1.5g/m2塗工した以外は実施例1
と同様にして防湿紙を製造した。
子コーンスターチ(株)製)20部 酢酸ビニルエマル
ジョン(Tg=12℃)(商品名:『SH−502』、
昭和高分子(株)製)50部を混合しエアーナイフコー
ターにて乾燥重量で1.5g/m2塗工した以外は実施例1
と同様にして防湿紙を製造した。
【0042】実施例7 被覆層としてデンプン(商品名;『エースE』、王子コ
ーンスターチ(株)製)10部スチレン・ブタジエンラ
テックス(Tg=−12℃)(商品名;『PL−51
8』、三井東圧(株)製 )を20部 炭酸カルシウム
粉末、(商品名;『ソフトン1800』、備北粉化
(株)製)70部を混合し、塗料粘度1000CPSの塗
料を調成した。この塗料を12g/m2となるようブレード
コーターで塗工した以外は実施例1と同様にして防湿紙
を作成した。
ーンスターチ(株)製)10部スチレン・ブタジエンラ
テックス(Tg=−12℃)(商品名;『PL−51
8』、三井東圧(株)製 )を20部 炭酸カルシウム
粉末、(商品名;『ソフトン1800』、備北粉化
(株)製)70部を混合し、塗料粘度1000CPSの塗
料を調成した。この塗料を12g/m2となるようブレード
コーターで塗工した以外は実施例1と同様にして防湿紙
を作成した。
【0043】実施例8 被覆層としてカルボキシメチルセルロース(商品名;
『セロゲンWSA』、第一工業製薬(株)製)5部 ス
チレン・アクリル系合成樹脂エマルジョン(Tg=30
℃)(商品名;『GD86B』、カネボウエヌエスシー
(株)製)10部、炭酸カルシウム(商品名;『ソフト
ン2200』、備北粉化(株)製)50部、カオリン
(『ウルトラホワイト90』 エンゲルハード製)35
部を混合して塗料粘度600CPSの塗料を作成し、乾
燥重量で6g/m2塗工した以外は実施例1と同様にして防
湿紙を製造した。
『セロゲンWSA』、第一工業製薬(株)製)5部 ス
チレン・アクリル系合成樹脂エマルジョン(Tg=30
℃)(商品名;『GD86B』、カネボウエヌエスシー
(株)製)10部、炭酸カルシウム(商品名;『ソフト
ン2200』、備北粉化(株)製)50部、カオリン
(『ウルトラホワイト90』 エンゲルハード製)35
部を混合して塗料粘度600CPSの塗料を作成し、乾
燥重量で6g/m2塗工した以外は実施例1と同様にして防
湿紙を製造した。
【0044】実施例9 被覆層としてカルボキシメチルセルロース(商品名;
『セロゲンWSP』 第一工業製薬(株))5部、アク
リル酸エステル系エマルジョン(Tg=0℃)(商品
名;『AM−200』 昭和高分子(株)製)50部、
メチルメタアクリレート粉末(商品名;『MBX−5』
積水化成品工業(株)製)45部を混合しエアーナイ
フコーターで乾燥重量9.0g/m2塗工した以外は実施例
1と同様にして防湿紙を製造した。
『セロゲンWSP』 第一工業製薬(株))5部、アク
リル酸エステル系エマルジョン(Tg=0℃)(商品
名;『AM−200』 昭和高分子(株)製)50部、
メチルメタアクリレート粉末(商品名;『MBX−5』
積水化成品工業(株)製)45部を混合しエアーナイ
フコーターで乾燥重量9.0g/m2塗工した以外は実施例
1と同様にして防湿紙を製造した。
【0045】実施例10〜実施例13 防湿層ワックスエマルジョンの含有量を 1部 (パラフイン含有量0.35部)(実施例10) 5部 (パラフィン含有量1.7部) (実施例11) 50部(パラフィン含有量17.5部)(実施例12) 65部(パラフィン含有量22.7部)(実施例13) した以外は実施例1と同様にして防湿紙を製造した。
【0046】比較例1 被覆層を塗布しない以外は実施例1と同様にして防湿紙
を製造した
を製造した
【0047】比較例2 被覆層の塗工量を0.1g/m2とした以外は実施例1と同
様にして防湿紙を製造した。
様にして防湿紙を製造した。
【0048】比較例3 米坪70g/m2の未晒クラフト紙の片面に実施例1の防湿
層を形成したのち、支持体の裏面に防滑剤としてポリス
チレン乳化物(商品名;『AT−938』、日本PMC
(株)製)を1g/m2となるよう塗布して防湿紙を製造し
た
層を形成したのち、支持体の裏面に防滑剤としてポリス
チレン乳化物(商品名;『AT−938』、日本PMC
(株)製)を1g/m2となるよう塗布して防湿紙を製造し
た
【0049】実施例1〜実施例13および比較例1〜比
較例3で得られた防湿紙の透湿度、防滑面の摩擦係数を
以下の試験方法に従って測定した。 試験方法 1)透湿度 各実施例で得たサンプル及び比較例1,2のサンプルに
ついては防湿層塗工面と未晒クラフト紙を重ね合わせ、
比較例3については防湿層面と防滑層面を重ね合わせて
線圧5Kg/cmでスーパーキャレンダーを一回通紙し
た。転写処理された各防湿紙サンプルをJIS Z02
08(カップ法)B法で防湿塗工面を外側にして測定し
た。平版透湿度の値の基準としては50g/m2・24
時間以下であれば実用性がある。又、防湿面を内側に十
字に手折りしたのち同様に透湿度を測定した。折り透湿
度の値の基準としては100g/m2・24時間以下で
あれば実用性がある。 2)摩擦係数 上記透湿度の測定で得た未晒クラフト紙の被転写面相互
の間の摩擦係数をJIS P8147に準拠した方法で
実施した。(ただし、引っ張りスピードは150mm/
分とした。)動摩擦係数0.6以下、静摩擦係数0.4
以下であると重量物運搬時に巻き滑りが発生する可能性
がある。得られた結果を表1に示す。
較例3で得られた防湿紙の透湿度、防滑面の摩擦係数を
以下の試験方法に従って測定した。 試験方法 1)透湿度 各実施例で得たサンプル及び比較例1,2のサンプルに
ついては防湿層塗工面と未晒クラフト紙を重ね合わせ、
比較例3については防湿層面と防滑層面を重ね合わせて
線圧5Kg/cmでスーパーキャレンダーを一回通紙し
た。転写処理された各防湿紙サンプルをJIS Z02
08(カップ法)B法で防湿塗工面を外側にして測定し
た。平版透湿度の値の基準としては50g/m2・24
時間以下であれば実用性がある。又、防湿面を内側に十
字に手折りしたのち同様に透湿度を測定した。折り透湿
度の値の基準としては100g/m2・24時間以下で
あれば実用性がある。 2)摩擦係数 上記透湿度の測定で得た未晒クラフト紙の被転写面相互
の間の摩擦係数をJIS P8147に準拠した方法で
実施した。(ただし、引っ張りスピードは150mm/
分とした。)動摩擦係数0.6以下、静摩擦係数0.4
以下であると重量物運搬時に巻き滑りが発生する可能性
がある。得られた結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】比較例1及び比較例2に比して各実施例は
静摩擦係数、動摩擦係数いずれも大きい値を示してい
る。又、比較例3のように裏面に防滑層を設けた場合は
防湿性能の明かな劣化が認められる。
静摩擦係数、動摩擦係数いずれも大きい値を示してい
る。又、比較例3のように裏面に防滑層を設けた場合は
防湿性能の明かな劣化が認められる。
【0052】
【発明の効果】支持体の表面に合成樹脂とワックスを含
む防湿層を形成してなる防湿性積層体の防湿層上に0.
5〜15g/m2の被覆層を設けると、該防湿性積層体の裏
面が滑りにくいことがわかる。又、該防湿性積層体の防
湿性能は良好である。
む防湿層を形成してなる防湿性積層体の防湿層上に0.
5〜15g/m2の被覆層を設けると、該防湿性積層体の裏
面が滑りにくいことがわかる。又、該防湿性積層体の防
湿性能は良好である。
Claims (5)
- 【請求項1】支持体表面に合成樹脂とワックスを含む防
湿層を形成してなる防湿性積層体において、該防湿層上
に0.5〜15g/m2の被覆層を有することを特徴とする
防湿性積層体。 - 【請求項2】被覆層が水溶性高分子及び/又はガラス転
移点(Tg)が20℃以下の合成樹脂ラテックスを含有
することを特徴とする請求項1記載の防湿性積層体。 - 【請求項3】被覆層が有機溶剤可溶性の高分子樹脂を含
有することを特徴とする請求項1記載の防湿性積層体。 - 【請求項4】被覆層が、無機顔料及び/又は有機顔料を
含有することを特徴とする請求項1,2,あるいは請求
項3記載の防湿性積層体。 - 【請求項5】防湿層中のワックスがパラフィンあるいは
ポリエチレン成分であり、その含有量が1重量%以上、
20重量%以下である請求項1記載の防湿性積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24131394A JPH08109596A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 防湿性積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24131394A JPH08109596A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 防湿性積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109596A true JPH08109596A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17072441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24131394A Pending JPH08109596A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 防湿性積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109596A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022064790A (ja) * | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 山梨県 | 耐水紙の製造方法および耐水紙 |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP24131394A patent/JPH08109596A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022064790A (ja) * | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 山梨県 | 耐水紙の製造方法および耐水紙 |
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