JPH08109646A - 合成構造沈埋函用の鋼製枠体およびこれを使用した合成構造沈埋函 - Google Patents
合成構造沈埋函用の鋼製枠体およびこれを使用した合成構造沈埋函Info
- Publication number
- JPH08109646A JPH08109646A JP6245920A JP24592094A JPH08109646A JP H08109646 A JPH08109646 A JP H08109646A JP 6245920 A JP6245920 A JP 6245920A JP 24592094 A JP24592094 A JP 24592094A JP H08109646 A JPH08109646 A JP H08109646A
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- JP
- Japan
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- steel
- outer shell
- concrete
- steel plate
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパクトな構造で閉所における溶接作業も
なく、コンクリートの充填が確実でかつそれを確認でき
る沈埋函構造を実現する。 【構成】 底面、天井面およびこれらに接続する長手方
向の両側面よりなる鋼板製の外殻1の底面および天井面
の内面に、外殻1と平行なフランジを有する山形鋼3を
長手方向に溶接するとともに、外殻1の内側の断面方向
には全周にT形鋼2を溶接し、T形鋼2の先端フランジ
部分として表面に突起を有する突起付き鋼板21を使用
し、先端フランジの表面にエキスパンドメタル4を取り
付けて鋼製枠体とし、内面にコンクリート6を打設して
合成構造の沈埋函を構成する。
なく、コンクリートの充填が確実でかつそれを確認でき
る沈埋函構造を実現する。 【構成】 底面、天井面およびこれらに接続する長手方
向の両側面よりなる鋼板製の外殻1の底面および天井面
の内面に、外殻1と平行なフランジを有する山形鋼3を
長手方向に溶接するとともに、外殻1の内側の断面方向
には全周にT形鋼2を溶接し、T形鋼2の先端フランジ
部分として表面に突起を有する突起付き鋼板21を使用
し、先端フランジの表面にエキスパンドメタル4を取り
付けて鋼製枠体とし、内面にコンクリート6を打設して
合成構造の沈埋函を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川底部、海底部等に
陸上で製作した函を吊り下ろし、接続して構築する水底
トンネル用合成構造沈埋函用の鋼製枠体およびこれを使
用した合成構造沈埋函に関する。
陸上で製作した函を吊り下ろし、接続して構築する水底
トンネル用合成構造沈埋函用の鋼製枠体およびこれを使
用した合成構造沈埋函に関する。
【0002】
【従来の技術】河川底部、海底部等に建設される水底ト
ンネルとしては、山岳トンネルと同様のシールド工法等
で掘削したり、仮締切りによりケーソンを製作して乾式
でこれを沈下させて構築されるもののほか、近年、陸上
でトンネル断面の函体を製作してこれを水底に吊り下ろ
し、断面を接続して構築する沈埋トンネル方式が採用さ
れる傾向にある。
ンネルとしては、山岳トンネルと同様のシールド工法等
で掘削したり、仮締切りによりケーソンを製作して乾式
でこれを沈下させて構築されるもののほか、近年、陸上
でトンネル断面の函体を製作してこれを水底に吊り下ろ
し、断面を接続して構築する沈埋トンネル方式が採用さ
れる傾向にある。
【0003】沈埋トンネルは、トンネル延長をおよそ 1
00m 程度のブロック、すなわち沈埋函に分割し、これを
陸上で製作し、両端部分を仮隔壁で閉塞して浮力により
建設地点まで曳航し、予め浚渫した水底の掘割部に沈埋
し、各端部を接合してトンネルとする。したがって土か
ぶりは必要最小限のものでよいためトンネル位置を浅く
することができ、両側の取り付け部分を含めたトンネル
の総延長を短くすることができるばかりでなく、浮力に
より地盤支持力が少ないので軟弱地盤にも適するなどの
特徴がある。
00m 程度のブロック、すなわち沈埋函に分割し、これを
陸上で製作し、両端部分を仮隔壁で閉塞して浮力により
建設地点まで曳航し、予め浚渫した水底の掘割部に沈埋
し、各端部を接合してトンネルとする。したがって土か
ぶりは必要最小限のものでよいためトンネル位置を浅く
することができ、両側の取り付け部分を含めたトンネル
の総延長を短くすることができるばかりでなく、浮力に
より地盤支持力が少ないので軟弱地盤にも適するなどの
特徴がある。
【0004】トンネルブロックである沈埋函は、陸上の
好条件下において入念に製作、検査できるので十分な防
水性を付与することができる。沈埋函の構造形式として
は、大別して 1)鉄筋コンクリート構造 2)外殻を鋼板とし、内部を鉄筋コンクリートとした合
成構造 3)外殻と内面を鋼板とし、その空隙にコンクリートを
打設したサンドイッチ式合成構造 の3種があるが、それらにはそれぞれつぎのような問題
点がある。 1)鉄筋コンクリート構造は、断面積、重量ともに大き
く、鉄筋量、コンクリート量も多いため、製作時の配筋
作業、コンクリート打設、搬送、設置等の作業に多大の
労力を要する。 2)合成構造は、鉄筋コンクリート構造に比較して鉄筋
量、コンクリート量は減少するものの、外殻鋼板と内部
の鉄筋コンクリートとを合成させるためのスタッドジベ
ル等の付着手段が膨大な数量となり、これらの取り付け
作業に多大の労力を要する。 3)サンドイッチ式合成構造は、外殻鋼板と、トンネル
内面の鋼板との組み合わせ構造となるので、閉所におけ
る溶接作業も多く、鋼板部分の製作に多大の労力を要す
る。また、鋼殻完成後のコンクリート打設時には、鋼殻
が捨て型枠となるが、内部にリブ等の仕切りが多いため
コンクリートの充填性に問題があり、また充填状況の確
認も困難である。
好条件下において入念に製作、検査できるので十分な防
水性を付与することができる。沈埋函の構造形式として
は、大別して 1)鉄筋コンクリート構造 2)外殻を鋼板とし、内部を鉄筋コンクリートとした合
成構造 3)外殻と内面を鋼板とし、その空隙にコンクリートを
打設したサンドイッチ式合成構造 の3種があるが、それらにはそれぞれつぎのような問題
点がある。 1)鉄筋コンクリート構造は、断面積、重量ともに大き
く、鉄筋量、コンクリート量も多いため、製作時の配筋
作業、コンクリート打設、搬送、設置等の作業に多大の
労力を要する。 2)合成構造は、鉄筋コンクリート構造に比較して鉄筋
量、コンクリート量は減少するものの、外殻鋼板と内部
の鉄筋コンクリートとを合成させるためのスタッドジベ
ル等の付着手段が膨大な数量となり、これらの取り付け
作業に多大の労力を要する。 3)サンドイッチ式合成構造は、外殻鋼板と、トンネル
内面の鋼板との組み合わせ構造となるので、閉所におけ
る溶接作業も多く、鋼板部分の製作に多大の労力を要す
る。また、鋼殻完成後のコンクリート打設時には、鋼殻
が捨て型枠となるが、内部にリブ等の仕切りが多いため
コンクリートの充填性に問題があり、また充填状況の確
認も困難である。
【0005】なお、図3は、沈埋函ではないが、特公昭
63-61443号公報に記載された合成床版橋等に使用される
鉄骨コンクリート桁の断面図である。1は外殻、2はH
形鋼をウエブ中央で2分割したT形鋼で、その上部フラ
ンジには、表面に突起が形成された突起付き鋼板21が使
用されている。5は鉄筋である。この鉄骨コンクリート
桁は、底部の鋼板製の外殻1を型枠としてコンクリート
6が打設され、フランジ上面の突起付き鋼板21によりコ
ンクリート6と鉄骨部分との付着が図られ、正の曲げモ
ーメントに対しては鋼板1とコンクリート6が一体構造
となり、鋼板1が引っ張り荷重を受け持ち、コンクリー
ト6が圧縮力を受け持って抵抗する。
63-61443号公報に記載された合成床版橋等に使用される
鉄骨コンクリート桁の断面図である。1は外殻、2はH
形鋼をウエブ中央で2分割したT形鋼で、その上部フラ
ンジには、表面に突起が形成された突起付き鋼板21が使
用されている。5は鉄筋である。この鉄骨コンクリート
桁は、底部の鋼板製の外殻1を型枠としてコンクリート
6が打設され、フランジ上面の突起付き鋼板21によりコ
ンクリート6と鉄骨部分との付着が図られ、正の曲げモ
ーメントに対しては鋼板1とコンクリート6が一体構造
となり、鋼板1が引っ張り荷重を受け持ち、コンクリー
ト6が圧縮力を受け持って抵抗する。
【0006】橋梁の床版の場合は、床版自体の姿勢や荷
重方向がほぼ一定しているため、図3の構造のもので十
分機能するが、トンネル用沈埋函の場合、縦方向の壁や
天井部分もあり、浮力等のマイナス荷重もあるので、図
3の構造をそのまま応用することはできない。
重方向がほぼ一定しているため、図3の構造のもので十
分機能するが、トンネル用沈埋函の場合、縦方向の壁や
天井部分もあり、浮力等のマイナス荷重もあるので、図
3の構造をそのまま応用することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来構造の問題点を解消し、コンパクトな構造で配筋作
業等もほとんどなく、閉所における溶接作業もなく、ま
たコンクリートの充填が確実でかつそれを確認できる沈
埋函構造を実現することを目的とする。
従来構造の問題点を解消し、コンパクトな構造で配筋作
業等もほとんどなく、閉所における溶接作業もなく、ま
たコンクリートの充填が確実でかつそれを確認できる沈
埋函構造を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、底面、天井面およびこれらに接続する長手方向の両
側面よりなる鋼板製の外殻の底面および天井面の内面
に、外殻と平行なフランジを有する形鋼を長手方向に溶
接するとともに、外殻の内側の断面方向には全周にT形
鋼を溶接し、T形鋼の先端フランジ部分として表面に突
起を有する突起付き鋼板を使用したことを特徴とする合
成構造沈埋函用の鋼製枠体である。
は、底面、天井面およびこれらに接続する長手方向の両
側面よりなる鋼板製の外殻の底面および天井面の内面
に、外殻と平行なフランジを有する形鋼を長手方向に溶
接するとともに、外殻の内側の断面方向には全周にT形
鋼を溶接し、T形鋼の先端フランジ部分として表面に突
起を有する突起付き鋼板を使用したことを特徴とする合
成構造沈埋函用の鋼製枠体である。
【0009】請求項2に記載の本発明は、T形鋼の先端
フランジの表面に金網状体を取り付けた請求項1に記載
の合成構造沈埋函用の鋼製枠体である。また、請求項3
に記載の本発明は、請求項1または2に記載の鋼製枠体
を外型枠とし、T形鋼の先端フランジよりもさらに内側
に内型枠を設けて、前記外型枠とこの内型枠との間にコ
ンクリートを打設してなる合成構造沈埋函である。
フランジの表面に金網状体を取り付けた請求項1に記載
の合成構造沈埋函用の鋼製枠体である。また、請求項3
に記載の本発明は、請求項1または2に記載の鋼製枠体
を外型枠とし、T形鋼の先端フランジよりもさらに内側
に内型枠を設けて、前記外型枠とこの内型枠との間にコ
ンクリートを打設してなる合成構造沈埋函である。
【0010】
【作 用】本発明による沈埋函は、外殻を構成する鋼板
製函体内面の底面および天井面に、外殻と平行なフラン
ジを有する形鋼を長手方向に溶接するとともに、外殻の
内側の断面方向に全周のリブ材を溶接し、リブ材の先端
フランジ部分に表面に突起を有する突起付き鋼板を使用
した鋼製枠体を外型枠とし、リブ材の先端フランジより
もさらに内側に内型枠を設けて、前記外型枠とこの内型
枠との間にコンクリートを打設してなり、外殻鋼板とコ
ンクリートとの合成構造であるから鉄筋コンクリートの
みのものと比較してスリムであり、外殻鋼板とコンクリ
ートとの付着はスタッドジベルによらず、形鋼やリブ材
等の補強材そのものによっているため製造が容易であ
り、かつ内側に鋼板を残さないため製作、コンクリート
打設等の作業や検査も容易である。
製函体内面の底面および天井面に、外殻と平行なフラン
ジを有する形鋼を長手方向に溶接するとともに、外殻の
内側の断面方向に全周のリブ材を溶接し、リブ材の先端
フランジ部分に表面に突起を有する突起付き鋼板を使用
した鋼製枠体を外型枠とし、リブ材の先端フランジより
もさらに内側に内型枠を設けて、前記外型枠とこの内型
枠との間にコンクリートを打設してなり、外殻鋼板とコ
ンクリートとの合成構造であるから鉄筋コンクリートの
みのものと比較してスリムであり、外殻鋼板とコンクリ
ートとの付着はスタッドジベルによらず、形鋼やリブ材
等の補強材そのものによっているため製造が容易であ
り、かつ内側に鋼板を残さないため製作、コンクリート
打設等の作業や検査も容易である。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1、2により説明す
る。図1はこの実施例の沈埋函を示す斜視図、図2はそ
の断面構造を示す部分斜視図で、1は鋼板製の外殻、2
は外殻1の内側に設置したT形鋼、21はそのフランジ部
である突起付き鋼板、3は外殻1の内側に、T形鋼のウ
エブ材と直角方向に取り付けられる山形鋼、4はT形鋼
2の表面に取り付けられるエキスパンドメタル、6は、
外殻1の内側に打設されるコンクリートである。
る。図1はこの実施例の沈埋函を示す斜視図、図2はそ
の断面構造を示す部分斜視図で、1は鋼板製の外殻、2
は外殻1の内側に設置したT形鋼、21はそのフランジ部
である突起付き鋼板、3は外殻1の内側に、T形鋼のウ
エブ材と直角方向に取り付けられる山形鋼、4はT形鋼
2の表面に取り付けられるエキスパンドメタル、6は、
外殻1の内側に打設されるコンクリートである。
【0012】鋼板製の外殻1は、底面、天井面およびこ
れらに接続する両側面よりなり、マッチ箱の外箱のよう
な形状である。寸法例を示すと、沈埋函1個は高さ 8
m、幅30m、長さ 100mで、これを複数個接続して片側
2車線両側4車線の複線用自動車トンネルを形成する。
鋼板製の外殻1の内面に、山形鋼3が溶接により長手方
向に取り付けられる。この山形鋼3の役割りは、トンネ
ル長手方向のリブ材であると同時に、コンクリートの剥
離防止にあるので、少なくとも外殻1の底面および天井
面に配置する。なお、L型断面の山形鋼に代えて、T形
鋼、H形鋼等、外殻1と平行なフランジを有する形鋼を
使用してもよい。
れらに接続する両側面よりなり、マッチ箱の外箱のよう
な形状である。寸法例を示すと、沈埋函1個は高さ 8
m、幅30m、長さ 100mで、これを複数個接続して片側
2車線両側4車線の複線用自動車トンネルを形成する。
鋼板製の外殻1の内面に、山形鋼3が溶接により長手方
向に取り付けられる。この山形鋼3の役割りは、トンネ
ル長手方向のリブ材であると同時に、コンクリートの剥
離防止にあるので、少なくとも外殻1の底面および天井
面に配置する。なお、L型断面の山形鋼に代えて、T形
鋼、H形鋼等、外殻1と平行なフランジを有する形鋼を
使用してもよい。
【0013】つぎに、鋼板製の外殻1の内側の断面方向
に、圧延等により表面に線状等の突起を形成した突起付
き鋼板21をフランジ部分に使用したT形鋼2によるリブ
材を溶接により全周にわたり取り付ける。リブ材の高
さ、すなわちフランジ部分の位置は、壁面のコンクリー
ト厚みを1000〜1200mmとして、これよりかぶり厚を差し
引いた寸法となる。フランジ表面の突起は、リブ材とコ
ンクリートとの付着、特に剪断方向のずれ防止に有効で
ある。さらに、T形鋼2のフランジ両縁から鋼板1の方
向に連続したリブを設けるなどの変形は剛性の向上、コ
ンクリートの付着力向上の観点から好ましい。
に、圧延等により表面に線状等の突起を形成した突起付
き鋼板21をフランジ部分に使用したT形鋼2によるリブ
材を溶接により全周にわたり取り付ける。リブ材の高
さ、すなわちフランジ部分の位置は、壁面のコンクリー
ト厚みを1000〜1200mmとして、これよりかぶり厚を差し
引いた寸法となる。フランジ表面の突起は、リブ材とコ
ンクリートとの付着、特に剪断方向のずれ防止に有効で
ある。さらに、T形鋼2のフランジ両縁から鋼板1の方
向に連続したリブを設けるなどの変形は剛性の向上、コ
ンクリートの付着力向上の観点から好ましい。
【0014】さらに、T形鋼2のフランジ上全面に、エ
キスパンドメタル4を取り付ける。橋梁の床版等と異な
り、トンネルの上下床版には正負の曲げが作用する。す
なわち、外側の鋼板製の外殻1が必ずしも引っ張り側と
は限らない。エキスパンドメタル4の目的は、トンネル
壁面のコンクリート側が引っ張り状態となった場合のコ
ンクリートのひび割れ防止にある。エキスパンドメタル
4は面積当たりのコストも安く、網目状であるから、任
意の位置でフランジとスポット溶接により固定すること
ができ、かつ流動状態のコンクリートが通過できるなど
作業性もよいが、これに代えて金網、あるいは細い鉄筋
等の各種金網状体を用いてもよい。
キスパンドメタル4を取り付ける。橋梁の床版等と異な
り、トンネルの上下床版には正負の曲げが作用する。す
なわち、外側の鋼板製の外殻1が必ずしも引っ張り側と
は限らない。エキスパンドメタル4の目的は、トンネル
壁面のコンクリート側が引っ張り状態となった場合のコ
ンクリートのひび割れ防止にある。エキスパンドメタル
4は面積当たりのコストも安く、網目状であるから、任
意の位置でフランジとスポット溶接により固定すること
ができ、かつ流動状態のコンクリートが通過できるなど
作業性もよいが、これに代えて金網、あるいは細い鉄筋
等の各種金網状体を用いてもよい。
【0015】以上の鋼板製の外殻1、T形鋼2、山形鋼
3、エキスパンドメタル4により形成される鋼製枠体を
外型枠とし、そのT形鋼2の先端フランジよりもさらに
内側に図示しない内型枠を設けて、これら外型枠と内型
枠との間にコンクリート6を打設して合成構造沈埋函が
完成する。内側には構造部材としての鋼板は使用せず、
内型枠はコンクリート硬化後は取り外されるから、コン
クリートの充填状況は容易に目視により確認できる。
3、エキスパンドメタル4により形成される鋼製枠体を
外型枠とし、そのT形鋼2の先端フランジよりもさらに
内側に図示しない内型枠を設けて、これら外型枠と内型
枠との間にコンクリート6を打設して合成構造沈埋函が
完成する。内側には構造部材としての鋼板は使用せず、
内型枠はコンクリート硬化後は取り外されるから、コン
クリートの充填状況は容易に目視により確認できる。
【0016】コンクリート6は、外殻1の鋼板とT形鋼
2や山形鋼3との間に挟みつけられる。したがって、普
通コンクリートに代えて膨張性コンクリートを使用すれ
ば一層効果的である。また、コンクリート内に金属繊維
等のひび割れ防止材を混入させれば、エキスパンドメタ
ル4を省略、あるいは使用量を削減することができる。
2や山形鋼3との間に挟みつけられる。したがって、普
通コンクリートに代えて膨張性コンクリートを使用すれ
ば一層効果的である。また、コンクリート内に金属繊維
等のひび割れ防止材を混入させれば、エキスパンドメタ
ル4を省略、あるいは使用量を削減することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、つぎのような効果があ
る。 1)外殻鋼板とコンクリートとの合成構造であるから、
鉄筋コンクリートのみの構造よりも断面積を小さくでき
る。 2)外殻とコンクリートとの合成は、突起を有するT形
鋼および山形鋼により行われるので、製造段階において
は通常の溶接作業のみであり、膨大な数のジベルの取り
付けのような特殊溶接はない。 3)トンネル内面に鋼板がないので、製造段階で閉空間
内の溶接がなく、また、コンクリートの充填性に優れ、
充填状況の確認も容易である。 4)負の曲げが作用する床版にもエキスパンドメタルを
張りつけることにより、コンクリートのひび割れ防止を
簡単に行うことができる。
る。 1)外殻鋼板とコンクリートとの合成構造であるから、
鉄筋コンクリートのみの構造よりも断面積を小さくでき
る。 2)外殻とコンクリートとの合成は、突起を有するT形
鋼および山形鋼により行われるので、製造段階において
は通常の溶接作業のみであり、膨大な数のジベルの取り
付けのような特殊溶接はない。 3)トンネル内面に鋼板がないので、製造段階で閉空間
内の溶接がなく、また、コンクリートの充填性に優れ、
充填状況の確認も容易である。 4)負の曲げが作用する床版にもエキスパンドメタルを
張りつけることにより、コンクリートのひび割れ防止を
簡単に行うことができる。
【図1】本発明の実施例である沈埋函を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の断面構造を示す部分斜視図である。
【図3】従来の技術例を示す鉄骨コンクリート桁の断面
図である。
図である。
1 外殻 2 T形鋼 3 山形鋼 4 エキスパンドメタル 5 鉄筋 6 コンクリート 21 突起付き鋼板
Claims (3)
- 【請求項1】 底面、天井面およびこれらに接続する長
手方向の両側面よりなる鋼板製の外殻(1)の底面およ
び天井面の内面に、外殻(1)と平行なフランジを有す
る形鋼(3)を長手方向に溶接するとともに、外殻の内
側の断面方向には全周にT形鋼(2)を溶接し、T形鋼
(2)の先端フランジ部分として表面に突起を有する突
起付き鋼板(21)を使用したことを特徴とする合成構造
沈埋函用の鋼製枠体。 - 【請求項2】 T形鋼(2)の先端フランジの表面に金
網状体(4)を取り付けた請求項1に記載の合成構造沈
埋函用の鋼製枠体。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の鋼製枠体を外
型枠とし、T形鋼(2)の先端フランジよりもさらに内
側に内型枠を設けて、前記外型枠とこの内型枠との間に
コンクリート(6)を打設してなる合成構造沈埋函。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245920A JPH08109646A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 合成構造沈埋函用の鋼製枠体およびこれを使用した合成構造沈埋函 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245920A JPH08109646A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 合成構造沈埋函用の鋼製枠体およびこれを使用した合成構造沈埋函 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109646A true JPH08109646A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17140814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6245920A Pending JPH08109646A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 合成構造沈埋函用の鋼製枠体およびこれを使用した合成構造沈埋函 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109646A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110340555A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-18 | 浙江东南网架股份有限公司 | 一种一字形多腔体钢板与钢筋角钢桁架组合构件焊接施工方法 |
| CN110340556A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-18 | 浙江东南网架股份有限公司 | 一种“亚字”形钢板与钢筋角钢桁架组合构件焊接施工方法 |
| CN111889921A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-06 | 广船国际有限公司 | 一种沉管隧道的钢壳管节划分方法 |
| WO2025200252A1 (zh) * | 2024-03-29 | 2025-10-02 | 中交第四航务工程局有限公司 | 一种变截面模板及一种变截面沉管的施工方法 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP6245920A patent/JPH08109646A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN110340555A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-18 | 浙江东南网架股份有限公司 | 一种一字形多腔体钢板与钢筋角钢桁架组合构件焊接施工方法 |
| CN110340556A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-18 | 浙江东南网架股份有限公司 | 一种“亚字”形钢板与钢筋角钢桁架组合构件焊接施工方法 |
| CN110340555B (zh) * | 2019-07-12 | 2021-03-09 | 浙江东南网架股份有限公司 | 一种一字形多腔体钢板与钢筋角钢桁架组合构件焊接施工方法 |
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| A072 | Dismissal of procedure |
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