JPH08109950A - 同期クラッチ式自動変速機 - Google Patents
同期クラッチ式自動変速機Info
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- JPH08109950A JPH08109950A JP6245919A JP24591994A JPH08109950A JP H08109950 A JPH08109950 A JP H08109950A JP 6245919 A JP6245919 A JP 6245919A JP 24591994 A JP24591994 A JP 24591994A JP H08109950 A JPH08109950 A JP H08109950A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronous
- clutch
- speed
- clutch device
- way clutch
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/02—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
- F16H3/08—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
- F16H3/12—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts with means for synchronisation not incorporated in the clutches
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 効率が高く耐久性に優れ、運転者に違和感を
与えることがなく、且つ変速ショックが小さい新規な自
動変速機を得る。 【構成】 エンジン回転速度(入力回転速度)が同期ク
ラッチ装置C1 又はC2により同期回転速度の方向に変
化して一方向クラッチ装置OWn の機能によって同期回
転速度に一致・維持されたときに、制御手段により当該
一方向クラッチOWn の「駆動時には係合するが被駆動
時には解放する第1の作動状態」と「駆動時には解放す
るが被駆動時には係合する第2の作動状態」とが切換え
られ、同時に該同期クラッチ装置C1 又はC2 が解放さ
れる。
与えることがなく、且つ変速ショックが小さい新規な自
動変速機を得る。 【構成】 エンジン回転速度(入力回転速度)が同期ク
ラッチ装置C1 又はC2により同期回転速度の方向に変
化して一方向クラッチ装置OWn の機能によって同期回
転速度に一致・維持されたときに、制御手段により当該
一方向クラッチOWn の「駆動時には係合するが被駆動
時には解放する第1の作動状態」と「駆動時には解放す
るが被駆動時には係合する第2の作動状態」とが切換え
られ、同時に該同期クラッチ装置C1 又はC2 が解放さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車用の自動変
速機として用いるのに好適な、新規な同期クラッチ式自
動変速機に関する。
速機として用いるのに好適な、新規な同期クラッチ式自
動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在主流の自動車用自動変速機は、例え
ば2組〜3組の遊星歯車変速機構を備えると共に、変速
段の数若しくはそれ以上の数の湿式クラッチを備え、該
湿式クラッチの幾つかが選択的に係合状態とされること
により、所望の変速段(ギヤ比)が得られる構成とされ
ている(第1のタイプ)。
ば2組〜3組の遊星歯車変速機構を備えると共に、変速
段の数若しくはそれ以上の数の湿式クラッチを備え、該
湿式クラッチの幾つかが選択的に係合状態とされること
により、所望の変速段(ギヤ比)が得られる構成とされ
ている(第1のタイプ)。
【0003】この第1のタイプの自動変速機は、手動変
速機に比べると多少効率(燃費)が悪化するものの、制
御の容易性、あるいは変速の円滑性等の点でメリットが
認められ、現在ほとんどの車両の自動変速機がこのタイ
プの自動変速機で占められている。
速機に比べると多少効率(燃費)が悪化するものの、制
御の容易性、あるいは変速の円滑性等の点でメリットが
認められ、現在ほとんどの車両の自動変速機がこのタイ
プの自動変速機で占められている。
【0004】ところで、この第1のタイプの自動変速機
の効率が低いことに鑑み、特開昭58−193951号
公報においては、同期クラッチを係合すると共に主クラ
ッチを解放し、エンジン回転速度が同期回転速度になっ
たときにドグクラッチによる変速段の切換えを行い、そ
の後同期クラッチを解放すると共に主クラッチを係合す
ることにより変速を実行するという第2のタイプの自動
変速機を提案している。
の効率が低いことに鑑み、特開昭58−193951号
公報においては、同期クラッチを係合すると共に主クラ
ッチを解放し、エンジン回転速度が同期回転速度になっ
たときにドグクラッチによる変速段の切換えを行い、そ
の後同期クラッチを解放すると共に主クラッチを係合す
ることにより変速を実行するという第2のタイプの自動
変速機を提案している。
【0005】この第2のタイプの自動変速機において
は、同期クラッチにより主クラッチ解放時においても出
力軸に駆動力を伝達することができ、その分効率の向上
が図れるとされている。
は、同期クラッチにより主クラッチ解放時においても出
力軸に駆動力を伝達することができ、その分効率の向上
が図れるとされている。
【0006】一方、第3のタイプの自動変速機として、
同じく効率(燃費)の向上に着目すると共に、変速ショ
ックを無くすことを意図し、入出力間の変速比を無段階
に制御できるようにした無段変速機も提案されており、
一部実用化されている。この第3のタイプの自動変速機
においては、その時の車速やスロットル開度に応じ、基
本的に最も燃費が良くなる変速比となるように入、出力
側のプーリの有効径が無段階に変化されるようになって
いる。
同じく効率(燃費)の向上に着目すると共に、変速ショ
ックを無くすことを意図し、入出力間の変速比を無段階
に制御できるようにした無段変速機も提案されており、
一部実用化されている。この第3のタイプの自動変速機
においては、その時の車速やスロットル開度に応じ、基
本的に最も燃費が良くなる変速比となるように入、出力
側のプーリの有効径が無段階に変化されるようになって
いる。
【0007】なお、本発明に係る自動変速機の構成の一
部に関連する第4のタイプの自動変速機を開示している
と考えられる公報として特開昭62−188840号公
報がある。この公報には、自動変速機の各変速段に(変
速段の選択に応じてコントロールされる)両効きの一方
向クラッチを装着して変速段の選択及びシンクロの機構
とした自動変速機に関する技術が記載されている。同公
報によれば、この第4のタイプの自動変速機の説明に当
って、「一方向クラッチにはロック状態と空転状態とが
あり、いずれか1つをロック状態とすることにより所望
の変速段を選べ、且つロック開始時にはシンクロ機能を
発揮することができる」と記載してある。
部に関連する第4のタイプの自動変速機を開示している
と考えられる公報として特開昭62−188840号公
報がある。この公報には、自動変速機の各変速段に(変
速段の選択に応じてコントロールされる)両効きの一方
向クラッチを装着して変速段の選択及びシンクロの機構
とした自動変速機に関する技術が記載されている。同公
報によれば、この第4のタイプの自動変速機の説明に当
って、「一方向クラッチにはロック状態と空転状態とが
あり、いずれか1つをロック状態とすることにより所望
の変速段を選べ、且つロック開始時にはシンクロ機能を
発揮することができる」と記載してある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在主
流の遊星歯車変速機構と多くの湿式クラッチを備えた前
記第1のタイプの自動変速機にあっては、前述したよう
に1又は2以上の湿式クラッチが常時に必ず「係合状
態」で使用されるため低効率であるという問題があっ
た。又構造も決して簡易とは言い難かった。
流の遊星歯車変速機構と多くの湿式クラッチを備えた前
記第1のタイプの自動変速機にあっては、前述したよう
に1又は2以上の湿式クラッチが常時に必ず「係合状
態」で使用されるため低効率であるという問題があっ
た。又構造も決して簡易とは言い難かった。
【0009】又、同期クラッチを係合すると共に主クラ
ッチを解放し、エンジン回転速度が同期回転速度になっ
た時にドグクラッチによる変速段の切換えを行う前記第
2のタイプの自動変速機にあっては、若干の効率上昇が
図れるものの、同期クラッチと主クラッチとのクラッチ
・ツウ・クラッチ制御が要求されると共に、同期クラッ
チによる同期制御、同期クラッチとドグクラッチとの切
換えタイミングの制御等の高度な制御が要求され、小さ
な変速ショックで変速することが困難であるという問題
があった。
ッチを解放し、エンジン回転速度が同期回転速度になっ
た時にドグクラッチによる変速段の切換えを行う前記第
2のタイプの自動変速機にあっては、若干の効率上昇が
図れるものの、同期クラッチと主クラッチとのクラッチ
・ツウ・クラッチ制御が要求されると共に、同期クラッ
チによる同期制御、同期クラッチとドグクラッチとの切
換えタイミングの制御等の高度な制御が要求され、小さ
な変速ショックで変速することが困難であるという問題
があった。
【0010】更に、入出力軸間の変速比を無段階に制御
する前記第3のタイプの自動変速機にあっては、そのと
きの走行条件に鑑み最も燃費が向上するように常に変速
比を制御するため、比較的効率が高く、又変速ショック
も基本的には生じないが、大容量化や耐久性の確保が困
難であること等から、今のところ小排気量の小型車に採
用されているのに止どまっているというのが実状であ
る。
する前記第3のタイプの自動変速機にあっては、そのと
きの走行条件に鑑み最も燃費が向上するように常に変速
比を制御するため、比較的効率が高く、又変速ショック
も基本的には生じないが、大容量化や耐久性の確保が困
難であること等から、今のところ小排気量の小型車に採
用されているのに止どまっているというのが実状であ
る。
【0011】又、特開昭62−188840号で開示さ
れた前記第4のタイプの自動変速機は、一方向クラッチ
の切換えのための油圧回路が複雑なだけでなく、最も重
要な当該一方向クラッチ切換え時の制御や同期方法につ
いては何等具体的な開示がなされておらず、公報記載の
技術をそのまま実現したのでは一方向クラッチがエンジ
ンのイナーシャトルクを一瞬のうちに受ける場合が生
じ、耐久性が心配されるものであった。
れた前記第4のタイプの自動変速機は、一方向クラッチ
の切換えのための油圧回路が複雑なだけでなく、最も重
要な当該一方向クラッチ切換え時の制御や同期方法につ
いては何等具体的な開示がなされておらず、公報記載の
技術をそのまま実現したのでは一方向クラッチがエンジ
ンのイナーシャトルクを一瞬のうちに受ける場合が生
じ、耐久性が心配されるものであった。
【0012】例えば、第2速段から第3速段へのパワー
オンアップシフト(アクセルが踏込まれた状態でのアッ
プシフト)を実行する場合、アクセルが踏み込まれてい
てエンジン回転速度がより上昇しようとしている状態の
下で、強制的にエンジン回転速度を引き下げる作業を行
わなければならない。当該公報によれば、それまで第2
速段に係る一方向クラッチがロック状態とされることに
より第2速段の同期回転速度でエンジンが回転していた
状態から、第3速段に係る一方向クラッチがロック状態
となるように切換えることにより、(エンジン回転速度
がより上昇しようとしている状態であるにも拘わらず)
瞬時により低い第3速段の同期回転速度にまでエンジン
回転速度を低下させる構成であったため、非常に大きな
イナーシャトルクが第3速段に係る一方向クラッチに加
わるようになっていた。従って、一方向クラッチの耐久
性が心配されると共に、少なからず変速ショックも発生
すると考えられていたものである。
オンアップシフト(アクセルが踏込まれた状態でのアッ
プシフト)を実行する場合、アクセルが踏み込まれてい
てエンジン回転速度がより上昇しようとしている状態の
下で、強制的にエンジン回転速度を引き下げる作業を行
わなければならない。当該公報によれば、それまで第2
速段に係る一方向クラッチがロック状態とされることに
より第2速段の同期回転速度でエンジンが回転していた
状態から、第3速段に係る一方向クラッチがロック状態
となるように切換えることにより、(エンジン回転速度
がより上昇しようとしている状態であるにも拘わらず)
瞬時により低い第3速段の同期回転速度にまでエンジン
回転速度を低下させる構成であったため、非常に大きな
イナーシャトルクが第3速段に係る一方向クラッチに加
わるようになっていた。従って、一方向クラッチの耐久
性が心配されると共に、少なからず変速ショックも発生
すると考えられていたものである。
【0013】本発明は、このような従来の種々のタイプ
の自動変速機の問題に鑑みてなされたものであって、効
率が高く、耐久性に優れ、運転者に違和感を与えること
がなく、且つ変速ショックが小さい新規な構成の自動変
速機を提供することを目的とする。
の自動変速機の問題に鑑みてなされたものであって、効
率が高く、耐久性に優れ、運転者に違和感を与えること
がなく、且つ変速ショックが小さい新規な構成の自動変
速機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力軸と、出
力軸と、前記入力軸と出力軸との間に複数設けられた歯
車変速機構と、変速時に所定のギヤ比で前記入力軸と出
力軸とを連結することにより、エンジン回転速度を当該
変速によって移行しようとする変速段における同期回転
速度の方向に変化させる同期クラッチ装置と、入力軸又
は出力軸のいずれか一方側と、前記歯車変速機構との間
に設けられ、且つ、駆動時にはロックするが被駆動時に
は解放する第1の作動状態と、駆動時には解放するが被
駆動時にはロックする第2の作動状態とが切換え可能な
構成とされた一方向クラッチ装置と、該一方向クラッチ
装置の前記第1、第2作動状態を制御することにより、
入力軸及び出力軸を前記歯車変速機構のいずれかを介し
て選択的に連結する制御手段と、を備えたことにより、
上記課題をを解決したものである。
力軸と、前記入力軸と出力軸との間に複数設けられた歯
車変速機構と、変速時に所定のギヤ比で前記入力軸と出
力軸とを連結することにより、エンジン回転速度を当該
変速によって移行しようとする変速段における同期回転
速度の方向に変化させる同期クラッチ装置と、入力軸又
は出力軸のいずれか一方側と、前記歯車変速機構との間
に設けられ、且つ、駆動時にはロックするが被駆動時に
は解放する第1の作動状態と、駆動時には解放するが被
駆動時にはロックする第2の作動状態とが切換え可能な
構成とされた一方向クラッチ装置と、該一方向クラッチ
装置の前記第1、第2作動状態を制御することにより、
入力軸及び出力軸を前記歯車変速機構のいずれかを介し
て選択的に連結する制御手段と、を備えたことにより、
上記課題をを解決したものである。
【0015】なお、上記自動変速機において、エンジン
回転速度が、前記同期クラッチ装置により同期回転速度
の方向に変化して前記一方向クラッチ装置の機能によっ
て同期回転速度に一致・維持されたときに、前記制御手
段により当該一方向クラッチ装置の第1、第2作動状態
が切換えられると共に、同期クラッチ装置が解放される
ようにすると、容易に且つ短時間で円滑な変速を実行で
きるようになる。
回転速度が、前記同期クラッチ装置により同期回転速度
の方向に変化して前記一方向クラッチ装置の機能によっ
て同期回転速度に一致・維持されたときに、前記制御手
段により当該一方向クラッチ装置の第1、第2作動状態
が切換えられると共に、同期クラッチ装置が解放される
ようにすると、容易に且つ短時間で円滑な変速を実行で
きるようになる。
【0016】このことは、換言すると、本発明では必ず
しも同期クラッチ装置と一方向クラッチとによってエン
ジン回転速度が(変速後の)同期回転速度にまで到達す
ることを待って当該一方向クラッチを切換え、同期クラ
ッチを解放することを要求するものではないことを意味
している。これについては後に詳述する。
しも同期クラッチ装置と一方向クラッチとによってエン
ジン回転速度が(変速後の)同期回転速度にまで到達す
ることを待って当該一方向クラッチを切換え、同期クラ
ッチを解放することを要求するものではないことを意味
している。これについては後に詳述する。
【0017】又、前記一方向クラッチ装置が、前記第1
の作動状態を形成するための第1一方向クラッチと前記
第2の作動状態を形成するための第2一方向クラッチと
の2つを軸方向に並べて備え、該第1、第2一方向クラ
ッチは、クラッチアウタレースと、クラッチインナレー
スと、前記第1、第2の作動状態をそれぞれ形成するた
めに設定されたねじれ角及び接線角をもって前記クラッ
チアウタレースとクラッチインナレースとの間に配列さ
れた複数のニードルローラと、をそれぞれ備え、且つ、
該第1、第2一方向クラッチのそれぞれのクラッチイン
ナレースが一体化され、この一体化されたクラッチイン
ナレースが軸方向に移動されることにより、使用される
べきいずれか一方の一方向クラッチが選択される構成と
されていると、小型で、且つ制御が容易な(両効きの)
一方向クラッチ装置を得ることができるようになる。
の作動状態を形成するための第1一方向クラッチと前記
第2の作動状態を形成するための第2一方向クラッチと
の2つを軸方向に並べて備え、該第1、第2一方向クラ
ッチは、クラッチアウタレースと、クラッチインナレー
スと、前記第1、第2の作動状態をそれぞれ形成するた
めに設定されたねじれ角及び接線角をもって前記クラッ
チアウタレースとクラッチインナレースとの間に配列さ
れた複数のニードルローラと、をそれぞれ備え、且つ、
該第1、第2一方向クラッチのそれぞれのクラッチイン
ナレースが一体化され、この一体化されたクラッチイン
ナレースが軸方向に移動されることにより、使用される
べきいずれか一方の一方向クラッチが選択される構成と
されていると、小型で、且つ制御が容易な(両効きの)
一方向クラッチ装置を得ることができるようになる。
【0018】なお、この一方向クラッチ装置のクラッチ
インナレースは、モータによって軸方向に駆動されるよ
うにすると、これらを駆動するための油圧制御装置が不
要となる上に、非変速中は何等のエネルギも消耗させず
に済むようになるため、一層効率を向上させることがで
きるようになる。
インナレースは、モータによって軸方向に駆動されるよ
うにすると、これらを駆動するための油圧制御装置が不
要となる上に、非変速中は何等のエネルギも消耗させず
に済むようになるため、一層効率を向上させることがで
きるようになる。
【0019】
【作用】図1に本発明に係るj速の自動変速機を模式的
に示す。
に示す。
【0020】便宜上この模式図に基づいて本発明の作用
を符号を用いながら説明するが、本発明はこの図1の模
式図の構成に拘束されるものではない。
を符号を用いながら説明するが、本発明はこの図1の模
式図の構成に拘束されるものではない。
【0021】先ず本発明に係る自動変速機の定常走行時
(非変速時)の作用から説明する。
(非変速時)の作用から説明する。
【0022】本発明に係る自動変速機においては、特定
の変速段より低い変速段に係る一方向クラッチ装置は、
駆動時にロックするが被駆動時には解放(空転)する第
1の作動状態(黒い三角印で表示)とされ、一方、これ
より高い変速段に係る一方向クラッチ装置は、駆動時に
は解放(空転)するが被駆動時にはロックする第2の作
動状態(白い三角印で表示)とされる。このため、本発
明に係る自動変速機においては、駆動時の変速段(ギヤ
比)と被駆動時の変速段(ギヤ比)とが異なるというの
が大きな特徴となっている。
の変速段より低い変速段に係る一方向クラッチ装置は、
駆動時にロックするが被駆動時には解放(空転)する第
1の作動状態(黒い三角印で表示)とされ、一方、これ
より高い変速段に係る一方向クラッチ装置は、駆動時に
は解放(空転)するが被駆動時にはロックする第2の作
動状態(白い三角印で表示)とされる。このため、本発
明に係る自動変速機においては、駆動時の変速段(ギヤ
比)と被駆動時の変速段(ギヤ比)とが異なるというの
が大きな特徴となっている。
【0023】例えば図1の左側の例の場合、駆動時には
一方向クラッチ装置OWnのロックにより第n速段を達
成する歯車変速機構Gnのギヤ比で車両が駆動され、被
駆動時には一方向クラッチ装置OWn+1 のロックにより
第n+1速段を達成する歯車変速機構Gn+1 のギヤ比で
エンジンブレーキが効くことになる。
一方向クラッチ装置OWnのロックにより第n速段を達
成する歯車変速機構Gnのギヤ比で車両が駆動され、被
駆動時には一方向クラッチ装置OWn+1 のロックにより
第n+1速段を達成する歯車変速機構Gn+1 のギヤ比で
エンジンブレーキが効くことになる。
【0024】より詳細に説明すると、今アクセルが踏み
込まれ、入力軸回転速度が第n速段での同期回転速度よ
り高くなろうとしているとき(駆動状態のとき)には、
一方向クラッチ装置OWn のロックにより第n速段の同
期回転速度が維持されたまま(入力軸回転速度と出力軸
回転速度の比が第n速段でのギヤ比となっている状態を
維持したまま)入、出力軸とも車速の応じた速度で上昇
する。
込まれ、入力軸回転速度が第n速段での同期回転速度よ
り高くなろうとしているとき(駆動状態のとき)には、
一方向クラッチ装置OWn のロックにより第n速段の同
期回転速度が維持されたまま(入力軸回転速度と出力軸
回転速度の比が第n速段でのギヤ比となっている状態を
維持したまま)入、出力軸とも車速の応じた速度で上昇
する。
【0025】一方、アクセルが戻され、入力軸回転速度
が第n速段での同期回転速度より低くなると、第n速段
に係る歯車変速機構Gn に組み込まれた一方向クラッチ
装置OWn は空転状態となり、動力がエンジン側から車
輪側に伝達されなくなる。
が第n速段での同期回転速度より低くなると、第n速段
に係る歯車変速機構Gn に組み込まれた一方向クラッチ
装置OWn は空転状態となり、動力がエンジン側から車
輪側に伝達されなくなる。
【0026】しかしながら、入力軸回転速度が未だ第n
+1速段の同期回転速度よりも高いうちは、第n+1速
段を達成しようとする歯車変速機構Gn+1 に組み込まれ
た(被駆動時にロックするように切換えられている)一
方向クラッチ装置OWn+1 も空転状態であるため、車輪
側からエンジン側にも動力が伝達されることはない。
+1速段の同期回転速度よりも高いうちは、第n+1速
段を達成しようとする歯車変速機構Gn+1 に組み込まれ
た(被駆動時にロックするように切換えられている)一
方向クラッチ装置OWn+1 も空転状態であるため、車輪
側からエンジン側にも動力が伝達されることはない。
【0027】従って、車両は駆動状態でもなく、又エン
ジンブレーキが効く状態でもないニュートラルな状態と
なる。アクセルが解放されたりして入力軸回転速度が第
n+1速段の同期回転速度よりも更に低くなろうとする
と、第n+1速段を達成しようとする歯車変速機構Gn+
1 に組み込まれた一方向クラッチ装置OWn+1 がロック
されるため、車輪側からエンジン側への動力伝達が行わ
れるようになり、エンジンブレーキが効くようになる。
ジンブレーキが効く状態でもないニュートラルな状態と
なる。アクセルが解放されたりして入力軸回転速度が第
n+1速段の同期回転速度よりも更に低くなろうとする
と、第n+1速段を達成しようとする歯車変速機構Gn+
1 に組み込まれた一方向クラッチ装置OWn+1 がロック
されるため、車輪側からエンジン側への動力伝達が行わ
れるようになり、エンジンブレーキが効くようになる。
【0028】この結果、前述したように、駆動時には第
n速段のギヤ比で駆動され、被駆動時には第n+1速段
のギヤ比でエンジンブレーキが効くという作用が得られ
るようになる。
n速段のギヤ比で駆動され、被駆動時には第n+1速段
のギヤ比でエンジンブレーキが効くという作用が得られ
るようになる。
【0029】次に、本発明に係る自動変速機の変速制御
に関する作用について説明する。
に関する作用について説明する。
【0030】図1において、符号C1 がダウンシフト用
の同期クラッチ装置、C2 がアップシフト用の同期クラ
ッチ装置に相当する。
の同期クラッチ装置、C2 がアップシフト用の同期クラ
ッチ装置に相当する。
【0031】同期クラッチ装置C1 は図1の例では最低
速段(第1速段)を達成する歯車変速機構G1 のギヤ比
で入力軸2側と出力軸4側とを連結する。一方、同期ク
ラッチ装置C2 は最高速段(第j速段)を達成する歯車
変速機構Gj のギヤ比で入力軸2側と出力軸4側とを連
結する。
速段(第1速段)を達成する歯車変速機構G1 のギヤ比
で入力軸2側と出力軸4側とを連結する。一方、同期ク
ラッチ装置C2 は最高速段(第j速段)を達成する歯車
変速機構Gj のギヤ比で入力軸2側と出力軸4側とを連
結する。
【0032】同期クラッチ装置C1 又はC2 が連結され
ると、入力軸2側と出力軸4側は当然にそのギヤ比に相
当する回転速度比で回転しようとするが、出力軸4側は
車輪に連結されていて急変できないため、結局そのギヤ
比となるように入力軸2側(エンジン側)の回転速度が
変化することになる。
ると、入力軸2側と出力軸4側は当然にそのギヤ比に相
当する回転速度比で回転しようとするが、出力軸4側は
車輪に連結されていて急変できないため、結局そのギヤ
比となるように入力軸2側(エンジン側)の回転速度が
変化することになる。
【0033】即ち、同期クラッチ装置C1 を係合させる
ことにより第2速段以上のいかなる変速段で走行してい
るときでも入力軸2側の回転速度をその時点より上昇さ
せることができ、ダウンシフトのための低速段同期回転
速度への移行が可能となる。又、同期クラッチ装置C2
を係合させることにより、最高速段以外のいかなる変速
段で走行しているときでも入力軸2側の回転速度をその
時点より低下させることができ、アップシフトのための
高速段同期回転速度への移行が可能となる。
ことにより第2速段以上のいかなる変速段で走行してい
るときでも入力軸2側の回転速度をその時点より上昇さ
せることができ、ダウンシフトのための低速段同期回転
速度への移行が可能となる。又、同期クラッチ装置C2
を係合させることにより、最高速段以外のいかなる変速
段で走行しているときでも入力軸2側の回転速度をその
時点より低下させることができ、アップシフトのための
高速段同期回転速度への移行が可能となる。
【0034】第n速段から第n+1速段へのパワーオン
アップシフトを例にとって変速制御をより具体的に説明
すると、まずアップシフト用の同期クラッチ装置C2 を
係合させる。その結果、前述したように入力軸2側の回
転速度が第n速段での同期回転速度からより低い第n+
1速段での同期回転速度の方向に変化する。
アップシフトを例にとって変速制御をより具体的に説明
すると、まずアップシフト用の同期クラッチ装置C2 を
係合させる。その結果、前述したように入力軸2側の回
転速度が第n速段での同期回転速度からより低い第n+
1速段での同期回転速度の方向に変化する。
【0035】やがて、入力軸2側の回転速度が第n+1
速段での同期回転速度にまで低下すると一方向クラッチ
装置OWn+1 をロックでき、(同期クラッチ装置C2 の
係合に拘らず)入力軸2側の回転速度はそれ以上は低下
できなくなり、第n+1速段での同期回転速度が維持さ
れる。
速段での同期回転速度にまで低下すると一方向クラッチ
装置OWn+1 をロックでき、(同期クラッチ装置C2 の
係合に拘らず)入力軸2側の回転速度はそれ以上は低下
できなくなり、第n+1速段での同期回転速度が維持さ
れる。
【0036】そこで、(この第n速段での同期回転速度
が維持された状態で)一方向クラッチ装置OWn+1 を第
2の作動状態(白三角)から第1の作動状態(黒三角)
に切換えれば、同期回転速度上における変速ショックの
ない変速が実現できる。
が維持された状態で)一方向クラッチ装置OWn+1 を第
2の作動状態(白三角)から第1の作動状態(黒三角)
に切換えれば、同期回転速度上における変速ショックの
ない変速が実現できる。
【0037】なお、同期回転速度に至った後、同期クラ
ッチ装置C2 をなおも係合させ続けると、歯車変速機構
Gj と歯車変速機構Gn+1 との間でトルク循環が発生す
るため、同期が確認された場合には当該同期クラッチ装
置C2 は速やかに解放される。
ッチ装置C2 をなおも係合させ続けると、歯車変速機構
Gj と歯車変速機構Gn+1 との間でトルク循環が発生す
るため、同期が確認された場合には当該同期クラッチ装
置C2 は速やかに解放される。
【0038】被駆動の第n+2速段から被駆動の第n+
1速段へのパワーオフダウンシフトの場合は、同期クラ
ッチ装置C1 を係合させることにより入力軸2側の回転
速度を第n+1速段での同期回転速度にまで高め、この
状態で一方向クラッチ装置OWn+1 を第1の作動状態
(黒三角)から第2の作動状態(白三角)に切換えれば
よい。
1速段へのパワーオフダウンシフトの場合は、同期クラ
ッチ装置C1 を係合させることにより入力軸2側の回転
速度を第n+1速段での同期回転速度にまで高め、この
状態で一方向クラッチ装置OWn+1 を第1の作動状態
(黒三角)から第2の作動状態(白三角)に切換えれば
よい。
【0039】このように、本発明においては、パワーオ
ンアップシフト及びパワーオフダウンシフトを、一方向
クラッチ・ツウ・同期クラッチ・ツウ・一方向クラッチ
の動力伝達によって実行するため、変速ショックのない
変速が実現できる。
ンアップシフト及びパワーオフダウンシフトを、一方向
クラッチ・ツウ・同期クラッチ・ツウ・一方向クラッチ
の動力伝達によって実行するため、変速ショックのない
変速が実現できる。
【0040】なお、パワーオフアップシフト及びパワー
オンダウンシフトにあっては、入力軸2側の回転速度の
移行方向と変速後の同期回転速度の方向とが一致してい
るため、同期クラッチ装置C1 、C2 の係合は必要な
く、何時でも該当する一方向クラッチ装置の第1、第2
作動状態を切換えるだけで変速ショックのない変速が実
現できる。
オンダウンシフトにあっては、入力軸2側の回転速度の
移行方向と変速後の同期回転速度の方向とが一致してい
るため、同期クラッチ装置C1 、C2 の係合は必要な
く、何時でも該当する一方向クラッチ装置の第1、第2
作動状態を切換えるだけで変速ショックのない変速が実
現できる。
【0041】本発明によれば、エンジンのイナーシャト
ルクを同期クラッチ装置にて吸収し、エンジン回転速度
を同期回転速度、あるいはその付近にまで変更した後に
一方向クラッチ装置を切換えるようにしているため、一
方向クラッチ装置にはエンジンのイナーシャトルクが一
度にかかるようなことがなく、耐久性が確保されると共
に、変速ショックを低減することが可能となる。
ルクを同期クラッチ装置にて吸収し、エンジン回転速度
を同期回転速度、あるいはその付近にまで変更した後に
一方向クラッチ装置を切換えるようにしているため、一
方向クラッチ装置にはエンジンのイナーシャトルクが一
度にかかるようなことがなく、耐久性が確保されると共
に、変速ショックを低減することが可能となる。
【0042】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【0043】図2に本発明が適用された自動変速機の概
略を示す。
略を示す。
【0044】図2において、符号2が入力軸、4が出力
軸、G1 〜G6 が第1速段から第6速段を達成するため
にそれぞれ設けられた歯車変速機構、Gr がリバースを
達成するために設けられた歯車変速機構、C1 、C2 が
同期クラッチ装置、Cm がメインクラッチ装置、OW1
〜OW7 が一方向クラッチ装置、6が一方向クラッチ切
換アクチュエータ(制御手段)、8がオイルポンプをそ
れぞれ示している。
軸、G1 〜G6 が第1速段から第6速段を達成するため
にそれぞれ設けられた歯車変速機構、Gr がリバースを
達成するために設けられた歯車変速機構、C1 、C2 が
同期クラッチ装置、Cm がメインクラッチ装置、OW1
〜OW7 が一方向クラッチ装置、6が一方向クラッチ切
換アクチュエータ(制御手段)、8がオイルポンプをそ
れぞれ示している。
【0045】前記入力軸2は、図示せぬエンジン側と連
結され、出力軸4は、デファレンシャル装置18を介し
て図示せぬ車輪側に連結されている。
結され、出力軸4は、デファレンシャル装置18を介し
て図示せぬ車輪側に連結されている。
【0046】メインクラッチ装置Cm は一方向クラッチ
装置OW1 〜OW7 の切換え状態の如何に拘らずエンジ
ン側を車輪側と切り離すためのもので、運転者の操作に
より切換えが行われる。
装置OW1 〜OW7 の切換え状態の如何に拘らずエンジ
ン側を車輪側と切り離すためのもので、運転者の操作に
より切換えが行われる。
【0047】歯車変速機構G1 〜G6 はそれぞれ第1速
段から第6速段を達成するギヤ比に設定されている。
又、歯車変速機構Gr はリバースを達成するためにアイ
ドラギヤGr1が介在されている。
段から第6速段を達成するギヤ比に設定されている。
又、歯車変速機構Gr はリバースを達成するためにアイ
ドラギヤGr1が介在されている。
【0048】同期クラッチ装置C1 はパワーオフダウン
シフトを実行する際に第1速段を達成する歯車変速機構
G1 の入力軸2側と出力軸4側とを連結するべく、一方
向クラッチ装置OW1 の上流側と下流側とを連結するよ
うに配置されている。この同期クラッチ装置C1 には従
来公知のいわゆる湿式多板式のクラッチ構造が採用され
ている。
シフトを実行する際に第1速段を達成する歯車変速機構
G1 の入力軸2側と出力軸4側とを連結するべく、一方
向クラッチ装置OW1 の上流側と下流側とを連結するよ
うに配置されている。この同期クラッチ装置C1 には従
来公知のいわゆる湿式多板式のクラッチ構造が採用され
ている。
【0049】同期クラッチ装置C2 はパワーオンアップ
シフトを実行する際に第6速段でのギヤ比で入力軸2側
と出力軸4側とを連結するべく一方向クラッチ装置OW
6 の上流側と下流側とを連結するように配置されてい
る。この同期クラッチ装置C2にも前記同期クラッチ装
置C1 と同様の湿式多板式のクラッチ構造が採用されて
いる。
シフトを実行する際に第6速段でのギヤ比で入力軸2側
と出力軸4側とを連結するべく一方向クラッチ装置OW
6 の上流側と下流側とを連結するように配置されてい
る。この同期クラッチ装置C2にも前記同期クラッチ装
置C1 と同様の湿式多板式のクラッチ構造が採用されて
いる。
【0050】前記一方向クラッチ装置OW2 〜OW6 は
図3に示されるような構造を有している。
図3に示されるような構造を有している。
【0051】即ち、一方向クラッチ装置OW2 〜OW6
は、駆動時には係合するが被駆動時には解放(空転)す
る第1の作動状態を形成するための第1一方向クラッチ
30と、駆動時には解放するが被駆動時には係合する第
2の作動状態を形成するための第2一方向クラッチ40
との2つを軸方向に並べて備える。
は、駆動時には係合するが被駆動時には解放(空転)す
る第1の作動状態を形成するための第1一方向クラッチ
30と、駆動時には解放するが被駆動時には係合する第
2の作動状態を形成するための第2一方向クラッチ40
との2つを軸方向に並べて備える。
【0052】該第1、第2一方向クラッチ30、40
は、クラッチアウタレース31、41と、クラッチイン
ナレース32、42と、ニードルローラ33、43とを
それぞれ備える。このニードルローラ33、43は、図
4に模式的に示されるように、第1、第2の作動状態を
それぞれ形成するために設定されたねじれ角α及び接線
角βをもってクラッチアウタレース31、41とクラッ
チインナレース32、42との間に複数配置されてい
る。
は、クラッチアウタレース31、41と、クラッチイン
ナレース32、42と、ニードルローラ33、43とを
それぞれ備える。このニードルローラ33、43は、図
4に模式的に示されるように、第1、第2の作動状態を
それぞれ形成するために設定されたねじれ角α及び接線
角βをもってクラッチアウタレース31、41とクラッ
チインナレース32、42との間に複数配置されてい
る。
【0053】第1、第2一方向クラッチ30、40のそ
れぞれのクラッチインナレース32、42は一体化さ
れ、この一体化されたクラッチインナレース32、42
がガイドピンP2 〜P6 によって軸方向に移動されるこ
とにより、使用されるべき(ロック状態とされるべき)
いずれか一方の一方向クラッチ30又は40が選択され
る。
れぞれのクラッチインナレース32、42は一体化さ
れ、この一体化されたクラッチインナレース32、42
がガイドピンP2 〜P6 によって軸方向に移動されるこ
とにより、使用されるべき(ロック状態とされるべき)
いずれか一方の一方向クラッチ30又は40が選択され
る。
【0054】一方向クラッチ装置OW2 〜OW6 のケー
シング51は出力軸4上に回転方向にも軸方向にも固定
されている。クラッチアウタレース31、41は、スプ
ライン52を介して歯車変速機構G2 〜G6 のドリブン
ギヤと噛合し一体的に回転可能とされている。クラッチ
インナレース32、42は、スプライン53を介して出
力軸4と一体的に回転可能とされ、且つガイドピンP2
〜P6 を介して軸方向に摺動可能に取り付けられてい
る。
シング51は出力軸4上に回転方向にも軸方向にも固定
されている。クラッチアウタレース31、41は、スプ
ライン52を介して歯車変速機構G2 〜G6 のドリブン
ギヤと噛合し一体的に回転可能とされている。クラッチ
インナレース32、42は、スプライン53を介して出
力軸4と一体的に回転可能とされ、且つガイドピンP2
〜P6 を介して軸方向に摺動可能に取り付けられてい
る。
【0055】ガイドピンP2 〜P6 は前記一方向クラッ
チ切換アクチュエータ6により駆動される。この構造を
図3及び図5を参照しながら説明する。図3に示される
ように、DCモータ54は、連結体55を介してねじ5
6と結合されている。ねじ56はベアリング57を介し
て中空の一方向クラッチ切換シャフト58と連結されて
いる。
チ切換アクチュエータ6により駆動される。この構造を
図3及び図5を参照しながら説明する。図3に示される
ように、DCモータ54は、連結体55を介してねじ5
6と結合されている。ねじ56はベアリング57を介し
て中空の一方向クラッチ切換シャフト58と連結されて
いる。
【0056】図5に示されるように、この一方向クラッ
チ切換シャフト58には、ガイドホールHgが形成さ
れ、該ガイドホールHgにガイドピンPgが係合されて
いる。ガイドホールHgには第1速段〜第5速段及びリ
バース段に対応してガイドピンPgの6つのストッピン
グポジションが設定されている。
チ切換シャフト58には、ガイドホールHgが形成さ
れ、該ガイドホールHgにガイドピンPgが係合されて
いる。ガイドホールHgには第1速段〜第5速段及びリ
バース段に対応してガイドピンPgの6つのストッピン
グポジションが設定されている。
【0057】又、この一方向クラッチ切換シャフト58
には、一方向クラッチ装置OW2 〜OW6 に対応したガ
イドホールH2 〜H6 が形成され、該一方向クラッチ装
置OW2 〜OW6 の切換状態を規定するためのガイドピ
ンP2 〜P6 が係合されている。
には、一方向クラッチ装置OW2 〜OW6 に対応したガ
イドホールH2 〜H6 が形成され、該一方向クラッチ装
置OW2 〜OW6 の切換状態を規定するためのガイドピ
ンP2 〜P6 が係合されている。
【0058】図3に戻って、DCモータ54が回転する
と連結体55が回転し、これによりねじ56が当該回転
に対応した量だけ軸方向に移動する。この軸方向の移動
によりベアリング57を介して一方向クラッチ切換シャ
フト58が軸方向に移動する。図5から明らかなよう
に、一方向クラッチ切換シャフト58が軸方向に移動す
ると、該一方向クラッチ切換シャフト58に形成されて
いるガイドホールHgに沿ってガイドピンPgが摺動
し、この結果一方向クラッチ切換シャフト58は軸方向
に移動すると共に、円周方向にも回転させられるように
なる。
と連結体55が回転し、これによりねじ56が当該回転
に対応した量だけ軸方向に移動する。この軸方向の移動
によりベアリング57を介して一方向クラッチ切換シャ
フト58が軸方向に移動する。図5から明らかなよう
に、一方向クラッチ切換シャフト58が軸方向に移動す
ると、該一方向クラッチ切換シャフト58に形成されて
いるガイドホールHgに沿ってガイドピンPgが摺動
し、この結果一方向クラッチ切換シャフト58は軸方向
に移動すると共に、円周方向にも回転させられるように
なる。
【0059】しかしながら、一方向クラッチ装置OW2
〜OW6 に対応して形成されたガイドホールH2 〜H6
は、一方向クラッチ切換シャフト58が同じ円周位置に
あっても、それぞれのガイドピンP2 〜P6 の軸方向位
置が(基準となる)ガイドピンPgの軸方向位置に対し
て相対的に近付いたり遠ざかったりするように形成して
あり、一方、出力軸4は図3に示されるように、ガイド
ピンPgと同じように軸方向に動くため、結局ガイドピ
ンPgと相対的に近づいたり遠ざかったりした分だけ各
一方向クラッチ装置OW2 〜OW6 のガイドピンP2 〜
P6 が出力軸4に対して軸方向に(相対的に)移動する
ことになる。
〜OW6 に対応して形成されたガイドホールH2 〜H6
は、一方向クラッチ切換シャフト58が同じ円周位置に
あっても、それぞれのガイドピンP2 〜P6 の軸方向位
置が(基準となる)ガイドピンPgの軸方向位置に対し
て相対的に近付いたり遠ざかったりするように形成して
あり、一方、出力軸4は図3に示されるように、ガイド
ピンPgと同じように軸方向に動くため、結局ガイドピ
ンPgと相対的に近づいたり遠ざかったりした分だけ各
一方向クラッチ装置OW2 〜OW6 のガイドピンP2 〜
P6 が出力軸4に対して軸方向に(相対的に)移動する
ことになる。
【0060】一方向クラッチ装置OW2 〜OW6 のクラ
ッチインナケース32、42はそれぞれのガイドピンP
2 〜P6 によってその軸方向の動きが規制されているた
め、結局このような機構により一方向クラッチ装置OW
2 〜OW6 の切換え、即ち、駆動時にはロックするが被
駆動時には解放する第1の作動状態と、駆動時には解放
するが被駆動時にはロックする第2の作動状態の切換え
を一度に実行できる。
ッチインナケース32、42はそれぞれのガイドピンP
2 〜P6 によってその軸方向の動きが規制されているた
め、結局このような機構により一方向クラッチ装置OW
2 〜OW6 の切換え、即ち、駆動時にはロックするが被
駆動時には解放する第1の作動状態と、駆動時には解放
するが被駆動時にはロックする第2の作動状態の切換え
を一度に実行できる。
【0061】なお、一方向クラッチ装置OW2 〜OW6
を含め、各クラッチ類の各変速段での切換え状態をまと
めると図7のようになる。
を含め、各クラッチ類の各変速段での切換え状態をまと
めると図7のようになる。
【0062】なお、第1速段を達成するための歯車変速
機構G1 に組み込まれた一方向クラッチ装置OW1 とリ
バースレンジを達成するための歯車変速機構Gr に組み
込まれた一方向クラッチ装置OW7 は切換えが必要無い
ため、図6に示されるような従来と同様な構成の一方向
クラッチ装置が採用されている。なお、図6において7
0はクラッチアウタレース、71はクラッチインナレー
ス、72はニードルローラ、73はケーシングをそれぞ
れ示している。
機構G1 に組み込まれた一方向クラッチ装置OW1 とリ
バースレンジを達成するための歯車変速機構Gr に組み
込まれた一方向クラッチ装置OW7 は切換えが必要無い
ため、図6に示されるような従来と同様な構成の一方向
クラッチ装置が採用されている。なお、図6において7
0はクラッチアウタレース、71はクラッチインナレー
ス、72はニードルローラ、73はケーシングをそれぞ
れ示している。
【0063】次に、図8及び図9を参照しながらこの実
施例の作用を説明する。
施例の作用を説明する。
【0064】便宜上駆動の第2速段から駆動の第3速段
へのパワーオンアップシフトを例にとって説明する。
へのパワーオンアップシフトを例にとって説明する。
【0065】図9に示されるように、まずステップ10
0において、エンジン回転速度Ne、出力軸回転速度N
out、スロットル開度θth等が読み込まれる。ステ
ップ102では、アップシフトであるため同期クラッチ
装置C2 の伝達トルクTc2が演算され、それに見合った
油圧となるように図示せぬ公知のソレノイドに対し、係
合出力が発せられる(図8、a点)。この結果、クラッ
チC2 が所定の速さで係合され、(出力軸回転速度No
utが急変できないため)入力軸回転速度(エンジン回
転速度Ne)が所定の速さで低下する(図8、a〜b
間)。
0において、エンジン回転速度Ne、出力軸回転速度N
out、スロットル開度θth等が読み込まれる。ステ
ップ102では、アップシフトであるため同期クラッチ
装置C2 の伝達トルクTc2が演算され、それに見合った
油圧となるように図示せぬ公知のソレノイドに対し、係
合出力が発せられる(図8、a点)。この結果、クラッ
チC2 が所定の速さで係合され、(出力軸回転速度No
utが急変できないため)入力軸回転速度(エンジン回
転速度Ne)が所定の速さで低下する(図8、a〜b
間)。
【0066】ステップ104では低下してきたエンジン
回転速度Neが第3速段での同期回転速度(出力軸回転
速度Nout×ギヤ比i3)になったか否かが判定され
る。エンジン回転速度Neが未だ同期回転速度(i3×
Nout)に至らないうちはステップ100、102が
繰り返され、やがて同期回転速度に至ったと判定された
段階(図8、c点)でステップ106に進んで第3速段
に係る一方向クラッチ装置OW3 が第2の作動状態(白
三角)から第1の作動状態(黒三角)に切換えられる
(図8、c〜d点)。
回転速度Neが第3速段での同期回転速度(出力軸回転
速度Nout×ギヤ比i3)になったか否かが判定され
る。エンジン回転速度Neが未だ同期回転速度(i3×
Nout)に至らないうちはステップ100、102が
繰り返され、やがて同期回転速度に至ったと判定された
段階(図8、c点)でステップ106に進んで第3速段
に係る一方向クラッチ装置OW3 が第2の作動状態(白
三角)から第1の作動状態(黒三角)に切換えられる
(図8、c〜d点)。
【0067】又、ここで同期クラッチ装置C2 の伝達す
べきトルクも0にリセットされ、該同期クラッチ装置C
2 が解放され第2速段から第3速段へのアップシフトが
終了される(図8、c〜d点)。
べきトルクも0にリセットされ、該同期クラッチ装置C
2 が解放され第2速段から第3速段へのアップシフトが
終了される(図8、c〜d点)。
【0068】一方、例えば被駆動の第3速段から被駆動
の第2速段にパワーオフダウンシフト(被駆動状態での
ダウンシフト)を行うときには、図10に示されるよう
な制御フローに従う。即ち、まずステップ200でエン
ジン回転速度Ne、出力軸回転速度Nout、スロット
ル開度θthを読み込み、ステップ202でダウンシフ
ト用の同期クラッチ装置C1 の伝達すべきトルクTc1を
算出して、それに見合った油圧出力を出し入力軸2側を
第2速段での同期回転速度の方向に変化させる。
の第2速段にパワーオフダウンシフト(被駆動状態での
ダウンシフト)を行うときには、図10に示されるよう
な制御フローに従う。即ち、まずステップ200でエン
ジン回転速度Ne、出力軸回転速度Nout、スロット
ル開度θthを読み込み、ステップ202でダウンシフ
ト用の同期クラッチ装置C1 の伝達すべきトルクTc1を
算出して、それに見合った油圧出力を出し入力軸2側を
第2速段での同期回転速度の方向に変化させる。
【0069】ステップ204では、この変化の結果エン
ジン回転速度Neが第2速段での同期回転速度(i2×
Nout)に至ったか否かが判断され、至った段階でス
テップ206に進んむ。ステップ206では第2速段に
かかる一方向クラッチ装置OW2 が駆動時にはロックす
るが被駆動時には解放する第1の作動状態(黒三角)か
ら駆動時には解放するが被駆動時にはロックする第2の
作動状態(白三角)へと切換えられる。又、ステップ2
08では同期クラッチ装置C1 が解放される。
ジン回転速度Neが第2速段での同期回転速度(i2×
Nout)に至ったか否かが判断され、至った段階でス
テップ206に進んむ。ステップ206では第2速段に
かかる一方向クラッチ装置OW2 が駆動時にはロックす
るが被駆動時には解放する第1の作動状態(黒三角)か
ら駆動時には解放するが被駆動時にはロックする第2の
作動状態(白三角)へと切換えられる。又、ステップ2
08では同期クラッチ装置C1 が解放される。
【0070】なお、駆動の第2速段から被駆動の第3速
段へのパワーオフアップシフト、及び被駆動の第3速段
から駆動の第2速段へのパワーオンダウンシフトは何も
切換えの必要はない。又、被駆動の第2速段から被駆動
の第3速段へのパワーオフアップシフトは、エンジン回
転速度Ne 自身が同期回転速度の方向に向かっている状
態にあるため、同期クラッチ装置C2 の係合は必要な
く、該当する一方向クラッチOW2 を切換えるだけで変
速を完了することができる。更に、駆動の第3速段から
駆動の第2速段へのパワーオンダウンシフトも、エンジ
ン回転速度Ne自身が同期回転速度の方向に向かってい
る状態で行うことができるため、同期クラッチ装置C1
の係合は必要なく、該当する一方向クラッチ装置OW3
を切換えるだけで変速を完了することができる。以上第
2速段及び第3速段間の変速制御を簡単にまとめると、
図11に示されるようになる。
段へのパワーオフアップシフト、及び被駆動の第3速段
から駆動の第2速段へのパワーオンダウンシフトは何も
切換えの必要はない。又、被駆動の第2速段から被駆動
の第3速段へのパワーオフアップシフトは、エンジン回
転速度Ne 自身が同期回転速度の方向に向かっている状
態にあるため、同期クラッチ装置C2 の係合は必要な
く、該当する一方向クラッチOW2 を切換えるだけで変
速を完了することができる。更に、駆動の第3速段から
駆動の第2速段へのパワーオンダウンシフトも、エンジ
ン回転速度Ne自身が同期回転速度の方向に向かってい
る状態で行うことができるため、同期クラッチ装置C1
の係合は必要なく、該当する一方向クラッチ装置OW3
を切換えるだけで変速を完了することができる。以上第
2速段及び第3速段間の変速制御を簡単にまとめると、
図11に示されるようになる。
【0071】なお、図7から明らかなように、メインク
ラッチCm は図示せぬシフトレバーがNレンジとされて
いるときには解放状態とされるが、リバースレンジ、あ
るいはドライブレンジとされているときには係合状態と
される。又、同期クラッチ装置C1 、C2 は上述したよ
うにいずれも変速時に同期回転速度にまで移行させると
きにのみ係合状態とされるが、各変速段で走行している
ときには同期クラッチ装置C2 が第6速段で係合される
以外は、いずれの変速段でも係合されない。
ラッチCm は図示せぬシフトレバーがNレンジとされて
いるときには解放状態とされるが、リバースレンジ、あ
るいはドライブレンジとされているときには係合状態と
される。又、同期クラッチ装置C1 、C2 は上述したよ
うにいずれも変速時に同期回転速度にまで移行させると
きにのみ係合状態とされるが、各変速段で走行している
ときには同期クラッチ装置C2 が第6速段で係合される
以外は、いずれの変速段でも係合されない。
【0072】第1速段から第5速段は、駆動時には対応
する一方向クラッチ装置がロックされることにより当該
変速段でのギヤ比で駆動され、被駆動時は、1つ上段の
一方向クラッチ装置がロックされる(又は同期クラッチ
装置C2 が係合される)ことにより、当該1つ上段の変
速段にかかるギヤ比でエンジンブレーキが効くようにな
っている。リバース段では、一方向クラッチ装置OW7
がロック状態となることにより駆動され、エンジンブレ
ーキは効かない。
する一方向クラッチ装置がロックされることにより当該
変速段でのギヤ比で駆動され、被駆動時は、1つ上段の
一方向クラッチ装置がロックされる(又は同期クラッチ
装置C2 が係合される)ことにより、当該1つ上段の変
速段にかかるギヤ比でエンジンブレーキが効くようにな
っている。リバース段では、一方向クラッチ装置OW7
がロック状態となることにより駆動され、エンジンブレ
ーキは効かない。
【0073】次に、図12に本発明の第2実施例を示
す。この実施例は、前記第1実施例における一方向クラ
ッチ装置OW1 〜OW7 の配置を入出力軸間で逆にした
ものであり、その他の構成は前記第1実施例と同様であ
る。この第2実施例は、一方向クラッチ装置OW1 〜O
W7 は、その使用回転数、使用トルクが揃えられるた
め、同サイズの一方向クラッチ装置が使えるようになる
という利点がある。
す。この実施例は、前記第1実施例における一方向クラ
ッチ装置OW1 〜OW7 の配置を入出力軸間で逆にした
ものであり、その他の構成は前記第1実施例と同様であ
る。この第2実施例は、一方向クラッチ装置OW1 〜O
W7 は、その使用回転数、使用トルクが揃えられるた
め、同サイズの一方向クラッチ装置が使えるようになる
という利点がある。
【0074】図13及び図14に本発明の第3実施例を
示す。
示す。
【0075】この第3実施例は、アップシフト用の同期
クラッチ装置C2 をリバースギヤ対に配置したものであ
る。この第3実施例では、リバース段が同期クラッチ装
置C2 で直結になるため、リバース段においてもエンジ
ンブレーキを効かせることができる。但し、代わりに第
6速段での当該同期クラッチC2 の直結ができなくなる
ため、5速の自動変速機として使用することになる。
クラッチ装置C2 をリバースギヤ対に配置したものであ
る。この第3実施例では、リバース段が同期クラッチ装
置C2 で直結になるため、リバース段においてもエンジ
ンブレーキを効かせることができる。但し、代わりに第
6速段での当該同期クラッチC2 の直結ができなくなる
ため、5速の自動変速機として使用することになる。
【0076】なお、この場合同期クラッチ装置C2 は同
期時に相対回転数が大となるため、熱容量的に配慮した
設計が必要となる。
期時に相対回転数が大となるため、熱容量的に配慮した
設計が必要となる。
【0077】ところで、上記実施例においては、パワー
オンアップシフト及びパワーオフダウンシフトにおいて
同期クラッチ装置によりエンジン回転速度が同期回転速
度の方向に変化し、一方向クラッチ装置の機能によって
同期回転速度に一致・維持されたときにDCモータ54
及び一方向クラッチ切換シャフト58を含む一方向クラ
ッチ切換アクチュエータ6によって該当する一方向クラ
ッチ装置の第1、第2作動状態が切換えられるように
し、同時に同期クラッチ装置C2 又はC1 が解放される
ようにしていた。しかしながら、本発明にかかる自動変
速機における変速時の同期制御は必ずしもこのような手
順による必要はない。
オンアップシフト及びパワーオフダウンシフトにおいて
同期クラッチ装置によりエンジン回転速度が同期回転速
度の方向に変化し、一方向クラッチ装置の機能によって
同期回転速度に一致・維持されたときにDCモータ54
及び一方向クラッチ切換シャフト58を含む一方向クラ
ッチ切換アクチュエータ6によって該当する一方向クラ
ッチ装置の第1、第2作動状態が切換えられるように
し、同時に同期クラッチ装置C2 又はC1 が解放される
ようにしていた。しかしながら、本発明にかかる自動変
速機における変速時の同期制御は必ずしもこのような手
順による必要はない。
【0078】例えば、パワーオンアップシフト時におい
てエンジン回転速度が同期回転速度に一致・維持された
状態で同期クラッチ装置の解放が速やかに行われない
と、その分エンジン回転速度の変速後の円滑な上昇が阻
害される。一方、同期クラッチ装置は係合状態から解放
状態へ指令を切換えても直ちには解放状態とはならない
傾向がある。従って、例えばエンジン回転速度Neが同
期回転速度に至る直前を検出し、この時点から同期クラ
ッチ装置の指令を係合から解放に切換えるようにしても
よい。この方法は、例えば第2速段から第4速段への変
速のような飛び越し変速を実行しなければならないよう
なときに特に有効に機能すると考えられる。
てエンジン回転速度が同期回転速度に一致・維持された
状態で同期クラッチ装置の解放が速やかに行われない
と、その分エンジン回転速度の変速後の円滑な上昇が阻
害される。一方、同期クラッチ装置は係合状態から解放
状態へ指令を切換えても直ちには解放状態とはならない
傾向がある。従って、例えばエンジン回転速度Neが同
期回転速度に至る直前を検出し、この時点から同期クラ
ッチ装置の指令を係合から解放に切換えるようにしても
よい。この方法は、例えば第2速段から第4速段への変
速のような飛び越し変速を実行しなければならないよう
なときに特に有効に機能すると考えられる。
【0079】又、前述したように、パワーオフアップシ
フト及びパワーオンダウンシフトの場合は、エンジン回
転速度が変速後の同期回転速度になるのを待つ必要はな
く、何時でも一方向クラッチ装置の切換指令を出すこと
ができる。
フト及びパワーオンダウンシフトの場合は、エンジン回
転速度が変速後の同期回転速度になるのを待つ必要はな
く、何時でも一方向クラッチ装置の切換指令を出すこと
ができる。
【0080】更に、上記実施例装置においては、同期ク
ラッチ装置として湿式の多板クラッチを採用するように
していたが、要は入力軸と出力軸の回転速度差を縮少で
きるような構成であればよく、例えばリターダのような
もので代用してもよい。この場合、この部分の油圧制御
装置も不要となるため、組立の容易化、あるいはメンテ
ナンスの容易化が期待できる。
ラッチ装置として湿式の多板クラッチを採用するように
していたが、要は入力軸と出力軸の回転速度差を縮少で
きるような構成であればよく、例えばリターダのような
もので代用してもよい。この場合、この部分の油圧制御
装置も不要となるため、組立の容易化、あるいはメンテ
ナンスの容易化が期待できる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
効率が高く、耐久性に優れ、運転者に違和感を与えるこ
とがなく、且つ変速ショックが小さい自動変速機を得る
ことができるようになるという優れた効果が得られる。
効率が高く、耐久性に優れ、運転者に違和感を与えるこ
とがなく、且つ変速ショックが小さい自動変速機を得る
ことができるようになるという優れた効果が得られる。
【図1】本発明の原理を説明するための概略図
【図2】本発明の第1実施例に係るギヤトレインを示す
概略図
概略図
【図3】上記第1実施例に用いられている一方向クラッ
チ装置の構成を示す縦断面図
チ装置の構成を示す縦断面図
【図4】前記一方向クラッチ装置内に組込まれている一
方向クラッチの機能を説明するための模式図
方向クラッチの機能を説明するための模式図
【図5】前記一方向クラッチ装置の第1作動状態と第2
作動状態とを切換えるための構成を説明するための展開
正面図
作動状態とを切換えるための構成を説明するための展開
正面図
【図6】作動状態を切換える必要のない一方向クラッチ
装置の構成を示す縦断面図
装置の構成を示す縦断面図
【図7】上記第1実施例における各クラッチの作用状態
を示した線図
を示した線図
【図8】第2速段から第3速段へのパワーオンアップシ
フトが実行される際の変速特性線図
フトが実行される際の変速特性線図
【図9】第2速段から第3速段へのパワーオンアップシ
フトを実行する際の制御フローを示す流れ図
フトを実行する際の制御フローを示す流れ図
【図10】第3速段から第2速段へのパワーオフダウン
シフトを実行する際の制御フローを示す流れ図
シフトを実行する際の制御フローを示す流れ図
【図11】第2速段及び第3速段間の4種類の変速を実
行する際の制御態様を簡単にまとめた線図
行する際の制御態様を簡単にまとめた線図
【図12】本発明の第2実施例に係るギヤトレインの概
略構成図
略構成図
【図13】本発明の第3実施例に係るギヤトレインの概
略構成図
略構成図
【図14】上記第3実施例に係るギヤトレインの各クラ
ッチの作用状態を示す図7相当の線図
ッチの作用状態を示す図7相当の線図
2…入力軸 4…出力軸 OW1 〜OW7 …一方向クラッチ装置 G1 〜G6 …歯車変速機構 C1 、C2 …同期クラッチ装置 Cm …メインクラッチ 30…第1一方向クラッチ 40…第2一方向クラッチ 31、41…クラッチアウタレース 32、42…クラッチインナケース 33、43…ニードルローラ 51…ケーシング 52…DCモータ 58…一方向クラッチ切換シャフト Hg、H2 〜H6 …ガイドホール Pg、P2 〜P6 …ガイドピン
Claims (4)
- 【請求項1】入力軸と、 出力軸と、 前記入力軸と出力軸との間に複数設けられた歯車変速機
構と、 変速時に所定のギヤ比で前記入力軸と出力軸とを連結す
ることにより、エンジン回転速度を当該変速によって移
行しようとする変速段における同期回転速度の方向に変
化させる同期クラッチ装置と、 入力軸又は出力軸のいずれか一方側と、前記歯車変速機
構との間に設けられ、且つ、駆動時にはロックするが被
駆動時には解放する第1の作動状態と、駆動時には解放
するが被駆動時にはロックする第2の作動状態とが切換
え可能な構成とされた一方向クラッチ装置と、 該一方向クラッチ装置の前記第1、第2作動状態を制御
することにより、入力軸及び出力軸を前記歯車変速機構
のいずれかを介して選択的に連結する制御手段と、 を備えたことを特徴とする同期クラッチ式自動変速機。 - 【請求項2】請求項1において、 エンジン回転速度が、前記同期クラッチ装置により同期
回転速度の方向に変化して前記一方向クラッチ装置の機
能によって同期回転速度に一致・維持されたときに、前
記制御手段により当該一方向クラッチ装置の第1、第2
作動状態が切換えられると共に、同期クラッチ装置が解
放されることを特徴とする同期クラッチ式自動変速機。 - 【請求項3】請求項1又は2において、 前記一方向クラッチ装置は、前記第1の作動状態を形成
するための第1一方向クラッチと前記第2の作動状態を
形成するための第2一方向クラッチとの2つを軸方向に
並べて備え、 該第1、第2一方向クラッチは、クラッチアウタレース
と、クラッチインナレースと、前記第1、第2の作動状
態をそれぞれ形成するために設定されたねじれ角及び接
線角をもって前記クラッチアウタレースとクラッチイン
ナレースとの間に配列された複数のニードルローラと、
をそれぞれ備え、且つ、 該第1、第2一方向クラッチのそれぞれのクラッチイン
ナレースが一体化され、この一体化されたクラッチイン
ナレースが軸方向に移動されることにより、使用される
べきいずれか一方の一方向クラッチが選択されることを
特徴とする同期クラッチ式自動変速機。 - 【請求項4】請求項3において、前記一方向クラッチ装
置の前記一体化されたクラッチインナレースは、モータ
によって軸方向に駆動されることを特徴とする同期クラ
ッチ式自動変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245919A JPH08109950A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 同期クラッチ式自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245919A JPH08109950A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 同期クラッチ式自動変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109950A true JPH08109950A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17140799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6245919A Pending JPH08109950A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 同期クラッチ式自動変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109950A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2806143A1 (fr) * | 2000-03-13 | 2001-09-14 | Valeo | Dispositif de transmission automatisee a transfert de couple, en particulier pour vehicule automobile |
| WO2002057108A1 (de) * | 2001-01-17 | 2002-07-25 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zur steuerung und regelung eines antriebsstranges |
| JP2002267003A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Toyota Motor Corp | 自動変速機およびその変速制御装置 |
| WO2002075179A1 (fr) * | 2001-03-15 | 2002-09-26 | Valeo | Dispositif de transmission automatisee a transfert de couple, en particulier pour vehicule automobile |
| FR2831632A1 (fr) * | 2001-10-25 | 2003-05-02 | Renault | Boite de vitesses de vehicule automobile |
| US6612203B2 (en) | 1999-04-21 | 2003-09-02 | Hiroshi Sakamoto | Power transmission system of an automobile |
| US6905439B2 (en) | 2001-01-17 | 2005-06-14 | Zf Friedrichshafen Ag | Method for controlling and regulating a drive train |
| US7185722B1 (en) | 2000-02-04 | 2007-03-06 | Hitachi, Ltd. | Power transmission apparatus of motor vehicles |
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| WO2010070707A1 (ja) * | 2008-12-18 | 2010-06-24 | 本田技研工業株式会社 | ハイブリット車両の動力伝達装置 |
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| WO2010143740A1 (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-16 | 株式会社ユニバンス | 動力伝達装置 |
| JP2012247071A (ja) * | 2005-02-10 | 2012-12-13 | Borgwarner Inc | 自動車のトランスミッション機構 |
| JP2013245714A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Univance Corp | 変速機 |
| JP2014224597A (ja) * | 2013-05-14 | 2014-12-04 | 澤 司郎 | ローラクラッチ |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP6245919A patent/JPH08109950A/ja active Pending
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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