JPH08110359A - 多相電圧の瞬時値の測定方法 - Google Patents
多相電圧の瞬時値の測定方法Info
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- JPH08110359A JPH08110359A JP27296594A JP27296594A JPH08110359A JP H08110359 A JPH08110359 A JP H08110359A JP 27296594 A JP27296594 A JP 27296594A JP 27296594 A JP27296594 A JP 27296594A JP H08110359 A JPH08110359 A JP H08110359A
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- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 6
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高調波電圧を含む多相電圧中の基本波電圧の最
大値の瞬時値を高精度で測定する方法を確率すると共
に、この値を利用して多相基本波電圧の瞬時値を求め
て、交流電気機器の制御へ応用することを目的とする。 【構成】多相電圧1をαβ変換2でα−β平面上に変換
すると多相電圧の振幅に大きさが等しい回転ベクトルを
得る。上記の回転ベクトルを多相電圧1と同一角速度で
回転する回転座標3のα’−β’平面上に変換して、こ
の回転座標上のα'軸とβ'軸の成分を独立に時間平均4
で時間平均することにより高調波電圧の影響を除去す
る。上記の時間平均されたα'軸とβ'軸の2つの成分を
使って振幅計算5により、多相電圧中の基本波電圧の最
大値の瞬時値8を得る。更に、回転座標逆変換6とαβ
逆変換7により多相基本波電圧9の瞬時値を得ることが
できる。
大値の瞬時値を高精度で測定する方法を確率すると共
に、この値を利用して多相基本波電圧の瞬時値を求め
て、交流電気機器の制御へ応用することを目的とする。 【構成】多相電圧1をαβ変換2でα−β平面上に変換
すると多相電圧の振幅に大きさが等しい回転ベクトルを
得る。上記の回転ベクトルを多相電圧1と同一角速度で
回転する回転座標3のα’−β’平面上に変換して、こ
の回転座標上のα'軸とβ'軸の成分を独立に時間平均4
で時間平均することにより高調波電圧の影響を除去す
る。上記の時間平均されたα'軸とβ'軸の2つの成分を
使って振幅計算5により、多相電圧中の基本波電圧の最
大値の瞬時値8を得る。更に、回転座標逆変換6とαβ
逆変換7により多相基本波電圧9の瞬時値を得ることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高調波電圧を含む多相電
圧の制御、例えばパワ−・アクティブ・フィルター、お
よび交流電圧の振幅の制御に必要な多相電圧中の基本波
電圧の最大値の瞬時値および多相基本波電圧の瞬時値の
検出方法に関するものである。
圧の制御、例えばパワ−・アクティブ・フィルター、お
よび交流電圧の振幅の制御に必要な多相電圧中の基本波
電圧の最大値の瞬時値および多相基本波電圧の瞬時値の
検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平1−311286に示されるよう
に正弦波交流電圧の最大値の瞬時値の計測方法は、整流
器により直流電圧に変換して零クロスの点からの任意時
間後の値を測定することで最大値の瞬時値を計算する方
法、また、特開平3−39659、特開平3−2525
60、特開平3−39661等のように、被測定交流電
圧の任意の一定間隔の3点のデータから最大値の瞬時値
を計算する方法が取られていた。しかし、パワー・アク
ティブ・フィルター、および交流電圧の振幅制御におい
ては、交流電圧の最大値および基本波電圧の瞬時値を使
った制御が必要とされ、また取り扱う交流電圧の殆どが
高調波電圧を含んでいるために、被測定交流電圧が正弦
波であると仮定した上記の測定方法では高調波電圧によ
る誤差を発生する。
に正弦波交流電圧の最大値の瞬時値の計測方法は、整流
器により直流電圧に変換して零クロスの点からの任意時
間後の値を測定することで最大値の瞬時値を計算する方
法、また、特開平3−39659、特開平3−2525
60、特開平3−39661等のように、被測定交流電
圧の任意の一定間隔の3点のデータから最大値の瞬時値
を計算する方法が取られていた。しかし、パワー・アク
ティブ・フィルター、および交流電圧の振幅制御におい
ては、交流電圧の最大値および基本波電圧の瞬時値を使
った制御が必要とされ、また取り扱う交流電圧の殆どが
高調波電圧を含んでいるために、被測定交流電圧が正弦
波であると仮定した上記の測定方法では高調波電圧によ
る誤差を発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は高調波電圧を含む多相電圧中の基本波電圧の最大値の
瞬時値の測定方法を開発すると共に、多相基本波電圧の
瞬時値を出力することのできるシステムを提供すること
により、交流電気機器の制御方法を改良することにあ
る。
は高調波電圧を含む多相電圧中の基本波電圧の最大値の
瞬時値の測定方法を開発すると共に、多相基本波電圧の
瞬時値を出力することのできるシステムを提供すること
により、交流電気機器の制御方法を改良することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明多相電圧中の基本
波電圧の最大値の瞬時値と多相基本波電圧の瞬時値の測
定方法は図1に示す如く、多相電圧1をαβ変換2、回
転座標変換3により静止ベクトルに変換して、時間平均
4により高調波電圧を除去して、多相電圧中の基本波電
圧の最大値の瞬時値である最大値の瞬時値8を振幅計算
5により求める。また、時間平均4により高調波電圧を
除去した値を回転座標逆変換6とαβ逆変換7の変換を
行うことにより、多相基本波電圧9の瞬時値を得る。以
下、これを3相電圧を使って説明する。今、3相電圧の
基本波電圧をVa(t),Vb(t),Vc(t)とし
て、これに高調波電圧Vha(t),Vhb(t),V
hc(t)が含まれているとすれば、これらの電圧のα
β変換は、
波電圧の最大値の瞬時値と多相基本波電圧の瞬時値の測
定方法は図1に示す如く、多相電圧1をαβ変換2、回
転座標変換3により静止ベクトルに変換して、時間平均
4により高調波電圧を除去して、多相電圧中の基本波電
圧の最大値の瞬時値である最大値の瞬時値8を振幅計算
5により求める。また、時間平均4により高調波電圧を
除去した値を回転座標逆変換6とαβ逆変換7の変換を
行うことにより、多相基本波電圧9の瞬時値を得る。以
下、これを3相電圧を使って説明する。今、3相電圧の
基本波電圧をVa(t),Vb(t),Vc(t)とし
て、これに高調波電圧Vha(t),Vhb(t),V
hc(t)が含まれているとすれば、これらの電圧のα
β変換は、
【数1】 で表す事ができる。これより3相電圧の最大値の瞬時値
Vem(t)は、
Vem(t)は、
【数2】 で求めることができる。ただし第(1)式中の右辺第1
項は3相電圧の基本波電圧であり、また同第2項に含ま
れている高調波電圧は、
項は3相電圧の基本波電圧であり、また同第2項に含ま
れている高調波電圧は、
【数3】 で表せるとする。ここで、第(1)式が図1に示したα
β変換2に相当し、多相電圧の最大値の瞬時値は第
(2)式で求まる。ところが、多相電圧に高調波電圧が
含まれているために、第(2)式の計算値は高調波電圧
も含めて求まるので、多相電圧中の基本波電圧の最大値
の瞬時値とは一致しなくなる。これを補正するために、
図1に示した次の方法で、高調波電圧により発生する誤
差の補正を行なう。
β変換2に相当し、多相電圧の最大値の瞬時値は第
(2)式で求まる。ところが、多相電圧に高調波電圧が
含まれているために、第(2)式の計算値は高調波電圧
も含めて求まるので、多相電圧中の基本波電圧の最大値
の瞬時値とは一致しなくなる。これを補正するために、
図1に示した次の方法で、高調波電圧により発生する誤
差の補正を行なう。
【0005】第(1)式の計算値Vαx(t)とVβx
(t)は、それぞれα−β平面上のα軸とβ軸の成分で
ある。この成分をα軸とβ軸上のベクトルの成分と考え
て、これ等を合成すると回転ベクトルを得る。更に、多
相電圧1中の基本波電圧の角周波数と同一速度で回転す
る回転座標α’−β’平面を考えて、上記の回転ベクト
ルをこの平面上に変換すると、
(t)は、それぞれα−β平面上のα軸とβ軸の成分で
ある。この成分をα軸とβ軸上のベクトルの成分と考え
て、これ等を合成すると回転ベクトルを得る。更に、多
相電圧1中の基本波電圧の角周波数と同一速度で回転す
る回転座標α’−β’平面を考えて、上記の回転ベクト
ルをこの平面上に変換すると、
【数4】 になる。ところが、第(4)式で変換されたベクトルは
図2のように回転座標α’−β’平面上でベクトル軌跡
を描く。このベクトル軌跡が高調波電圧によって発生す
る誤差になる。そこで、この誤差を除去するためにα’
軸の成分Vαx’(t)とβ’軸の成分Vβx’(t)
を、次式のように時間平均すると、
図2のように回転座標α’−β’平面上でベクトル軌跡
を描く。このベクトル軌跡が高調波電圧によって発生す
る誤差になる。そこで、この誤差を除去するためにα’
軸の成分Vαx’(t)とβ’軸の成分Vβx’(t)
を、次式のように時間平均すると、
【数5】 となる。これは図1の時間平均4により、平均値Vα
m’(t)とVβm’(t)を求めることになる。これ
らの時間平均した2値を使って、ベクトルの大きさVo
p(t)を求めると、
m’(t)とVβm’(t)を求めることになる。これ
らの時間平均した2値を使って、ベクトルの大きさVo
p(t)を求めると、
【数6】 となり、この値が多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬
時値8を与える。これをベクトル表示したのが図2の中
にVop(t)と記した時間平均した多相電圧のベクト
ル12である。
時値8を与える。これをベクトル表示したのが図2の中
にVop(t)と記した時間平均した多相電圧のベクト
ル12である。
【0006】上記のように時間平均4により得た平均値
Vαm’(t)とVβm’(t)は高調波電圧を除去し
たα’軸とβ’軸の成分である。この成分は第(1)式
の右辺第2項の高調波電圧を除去した残りの3相電圧中
の基本波電圧に等しい。したがって、上記の平均値Vα
m’(t)とVβm’(t)を回転座標からα−β平面
に変換して、更に多相座標に変換すると、3相基本波電
圧を求めることができる。この変換の内、回転座標から
α−β平面への変換は、
Vαm’(t)とVβm’(t)は高調波電圧を除去し
たα’軸とβ’軸の成分である。この成分は第(1)式
の右辺第2項の高調波電圧を除去した残りの3相電圧中
の基本波電圧に等しい。したがって、上記の平均値Vα
m’(t)とVβm’(t)を回転座標からα−β平面
に変換して、更に多相座標に変換すると、3相基本波電
圧を求めることができる。この変換の内、回転座標から
α−β平面への変換は、
【数7】 により行える。第(7)式は図1の回転座標逆変換6を
求める計算である。更に、α−β平面から多相座標への
変換は、
求める計算である。更に、α−β平面から多相座標への
変換は、
【数8】 のように表せる。第(8)式は3相基本波電圧Va1
(t),Vb1(t),Vc1(t)を表しており、図
1のαβ逆変換7の計算によって得ることができる。
(t),Vb1(t),Vc1(t)を表しており、図
1のαβ逆変換7の計算によって得ることができる。
【0007】
【作用】本発明に依れば高調波電圧を含む多相電圧中の
基本波電圧の最大値の瞬時値と多相基本波電圧の瞬時値
の測定方法は、図1の多相電圧1をαβ変換2により回
転ベクトルに変換して、上記多相電圧中の基本波電圧と
同一角周波数で回転する回転座標に回転座標変換4で変
換して得たベクトルを、時間平均4で時間平均すること
により高調波電圧を除去したベクトルが求まる。このベ
クトルの大きさを振幅計算5により最大値の瞬時値8と
して得る。一方、上記時間平均4で求めたベクトルの成
分を、回転座標逆変換6によりαβ座標に変換した後
に、αβ逆変換7により多相座標に変換すると、高調波
電圧を除去した多相基本波電圧9を得る。更に、上記の
多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値と多相基本波
電圧の瞬時値の測定方法を、交流電気機器の制御に応用
すると、有効な制御システムを構成できる。
基本波電圧の最大値の瞬時値と多相基本波電圧の瞬時値
の測定方法は、図1の多相電圧1をαβ変換2により回
転ベクトルに変換して、上記多相電圧中の基本波電圧と
同一角周波数で回転する回転座標に回転座標変換4で変
換して得たベクトルを、時間平均4で時間平均すること
により高調波電圧を除去したベクトルが求まる。このベ
クトルの大きさを振幅計算5により最大値の瞬時値8と
して得る。一方、上記時間平均4で求めたベクトルの成
分を、回転座標逆変換6によりαβ座標に変換した後
に、αβ逆変換7により多相座標に変換すると、高調波
電圧を除去した多相基本波電圧9を得る。更に、上記の
多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値と多相基本波
電圧の瞬時値の測定方法を、交流電気機器の制御に応用
すると、有効な制御システムを構成できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の多相電圧の瞬時値の測定法の
概略図で、多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値を
求める方法と、多相基本波電圧の瞬時値を求める方法を
示している。まず、多相電圧中の基本波電圧の最大値の
瞬時値を求める方法は、多相電圧1をαβ変換2で計算
して回転ベクトルを得る。この回転ベクトルの大きさは
多相電圧の振幅に等しく、このベクトルの大きさを測る
ことで、高調波電圧を含んだ多相電圧の最大値の瞬時値
を求める事ができる。しかし、多くの場合は、高調波電
圧を除いた最大値の瞬時値を必要とする。ここでは高調
波電圧を除去するために、回転ベクトルを回転座標上へ
変換して静止させた後に、時間平均する方法を使用す
る。この操作は図1の回転座標変換3と時間平均4で行
う。これにより得た結果を振幅計算5で計算すると、高
調波電圧を含まない最大値の瞬時値を得る事ができる。
概略図で、多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値を
求める方法と、多相基本波電圧の瞬時値を求める方法を
示している。まず、多相電圧中の基本波電圧の最大値の
瞬時値を求める方法は、多相電圧1をαβ変換2で計算
して回転ベクトルを得る。この回転ベクトルの大きさは
多相電圧の振幅に等しく、このベクトルの大きさを測る
ことで、高調波電圧を含んだ多相電圧の最大値の瞬時値
を求める事ができる。しかし、多くの場合は、高調波電
圧を除いた最大値の瞬時値を必要とする。ここでは高調
波電圧を除去するために、回転ベクトルを回転座標上へ
変換して静止させた後に、時間平均する方法を使用す
る。この操作は図1の回転座標変換3と時間平均4で行
う。これにより得た結果を振幅計算5で計算すると、高
調波電圧を含まない最大値の瞬時値を得る事ができる。
【0009】次に多相基本波電圧の瞬時値の求め方につ
いて説明する。図1において時間平均4の出力は、高調
波電圧を含んでいないので、この出力をα−β平面へ変
換して、更に多相座標へ戻すと、多相基本波電圧の瞬時
値を得る事ができる。この操作は図1の回転座標逆変換
6がα−β平面への変換を受け持ち、αβ逆変換7で多
相座標に変換された多相基本波電圧9を得る。
いて説明する。図1において時間平均4の出力は、高調
波電圧を含んでいないので、この出力をα−β平面へ変
換して、更に多相座標へ戻すと、多相基本波電圧の瞬時
値を得る事ができる。この操作は図1の回転座標逆変換
6がα−β平面への変換を受け持ち、αβ逆変換7で多
相座標に変換された多相基本波電圧9を得る。
【0010】以上に示した多相電圧中の基本波電圧の最
大値の瞬時値と多相基本波電圧の瞬時値の測定方法を、
商用3相電圧の測定に使用した実験結果を次に示す。測
定した3相電圧は、3相200Vの商用電圧で、これに
含まれている高調波電圧は、第5調波電圧が約1.9
%、第7調波電圧が約1.2%で、この他高次の高調波
電圧を含んでいるが、測定誤差範囲内であるため省略し
た。また第3調波電圧の含有量は計器用変圧器を△結線
としたゝめ、第5調波電圧と第7調波電圧に対して無視
できるオーダであった。さらに基本波電圧の不平衡成分
も、最大値の測定値に影響を与えない大きさであった。
図3の商用3相電圧14は測定した商用3相電圧の各相
の電圧波形を示している。この電圧を第(1)式と第
(2)式で最大値の瞬時値の計算をした結果が、図3の
2段目の最大値の瞬時値15の曲線である。図に示すよ
うに、その測定値は第6調波成分を最も多く含み、約±
2.6%の大きさの誤差を発生している。同様に図3の
3段目に示した曲線は、第(6)式を使って求めた商用
3相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値16の特性で
ある。この曲線は高調波電圧の除去を行っているため
に、その誤差は±0.28%と第(2)式を使って求め
た結果に比べて高精度な結果を得た。以上に最大値の瞬
時値の測定例を示したが、図3の最下段の波形は、第
(8)式を使って図3の最上段に示した商用3相電圧か
ら得た3相基本波電圧17の波形を示したものである。
この波形は歪率±0.8%以内に収まっており、高精度
な3相基本波電圧波形である。
大値の瞬時値と多相基本波電圧の瞬時値の測定方法を、
商用3相電圧の測定に使用した実験結果を次に示す。測
定した3相電圧は、3相200Vの商用電圧で、これに
含まれている高調波電圧は、第5調波電圧が約1.9
%、第7調波電圧が約1.2%で、この他高次の高調波
電圧を含んでいるが、測定誤差範囲内であるため省略し
た。また第3調波電圧の含有量は計器用変圧器を△結線
としたゝめ、第5調波電圧と第7調波電圧に対して無視
できるオーダであった。さらに基本波電圧の不平衡成分
も、最大値の測定値に影響を与えない大きさであった。
図3の商用3相電圧14は測定した商用3相電圧の各相
の電圧波形を示している。この電圧を第(1)式と第
(2)式で最大値の瞬時値の計算をした結果が、図3の
2段目の最大値の瞬時値15の曲線である。図に示すよ
うに、その測定値は第6調波成分を最も多く含み、約±
2.6%の大きさの誤差を発生している。同様に図3の
3段目に示した曲線は、第(6)式を使って求めた商用
3相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値16の特性で
ある。この曲線は高調波電圧の除去を行っているため
に、その誤差は±0.28%と第(2)式を使って求め
た結果に比べて高精度な結果を得た。以上に最大値の瞬
時値の測定例を示したが、図3の最下段の波形は、第
(8)式を使って図3の最上段に示した商用3相電圧か
ら得た3相基本波電圧17の波形を示したものである。
この波形は歪率±0.8%以内に収まっており、高精度
な3相基本波電圧波形である。
【0011】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明によれば高
調波電圧を含む多相電圧をαβ変換した後に、回転座標
上で時間平均すると高調波電圧を除去できることを利用
して、多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値を正確
に求めることが出来る。また、上記の高調波電圧除去の
方法を利用して、多相基本波電圧の瞬時値を求めること
も出来る。そのため、この方法を交流電気機器の制御に
利用することにより、良質な制御システムを構成でき
る。
調波電圧を含む多相電圧をαβ変換した後に、回転座標
上で時間平均すると高調波電圧を除去できることを利用
して、多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値を正確
に求めることが出来る。また、上記の高調波電圧除去の
方法を利用して、多相基本波電圧の瞬時値を求めること
も出来る。そのため、この方法を交流電気機器の制御に
利用することにより、良質な制御システムを構成でき
る。
【図1】本発明の多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬
時値と多相基本波電圧の瞬時値の測定方法の実施例を示
す図
時値と多相基本波電圧の瞬時値の測定方法の実施例を示
す図
【図2】高調波電圧により発生する誤差と本発明の時間
平均による誤差の除去方法
平均による誤差の除去方法
【図3】本発明の方法を使って商用3相電圧中の基本波
電圧の最大値の瞬時値と3相基本波電圧の瞬時値を測定
した例
電圧の最大値の瞬時値と3相基本波電圧の瞬時値を測定
した例
1 被測定多相電圧 2 第(1)式を使ったαβ変換の計算 3 第(4)式を使った回転座標変換の計算 4 第(5)式を使ったα’軸とβ’軸の成分の時間平
均の計算 5 第(6)式を使った最大値の瞬時値の計算 6 第(7)式を使った回転座標逆変換の計算 7 第(8)式を使ったαβ座標から多相座標への変換
の計算 8 多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値 9 多相基本波電圧の瞬時値 10 高調波電圧が描くベクトル軌跡 11 時間tにおける多相電圧のベクトル 12 時間平均した多相電圧のベクトル 13 時間tiにおける多相電圧のベクトル 14 商用3相電圧の波形 15 第(2)式で求めた商用3相電圧の最大値の瞬時
値Vem(t) 16 第(6)式で求めた商用3相電圧中の基本波電圧
の最大値の瞬時値Vop(t) 17 第(8)式で求めた3相基本波電圧
均の計算 5 第(6)式を使った最大値の瞬時値の計算 6 第(7)式を使った回転座標逆変換の計算 7 第(8)式を使ったαβ座標から多相座標への変換
の計算 8 多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値 9 多相基本波電圧の瞬時値 10 高調波電圧が描くベクトル軌跡 11 時間tにおける多相電圧のベクトル 12 時間平均した多相電圧のベクトル 13 時間tiにおける多相電圧のベクトル 14 商用3相電圧の波形 15 第(2)式で求めた商用3相電圧の最大値の瞬時
値Vem(t) 16 第(6)式で求めた商用3相電圧中の基本波電圧
の最大値の瞬時値Vop(t) 17 第(8)式で求めた3相基本波電圧
Claims (1)
- 【請求項1】αβ変換を使って高調波電圧を含む多相電
圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値と多相基本波電圧の
瞬時値を求める方法に於いて、上記高調波電圧を含む多
相電圧をαβ変換によりα−β平面上で回転する回転ベ
クトルに変換して、上記の高調波電圧を含む多相電圧中
の基本波電圧の角周波数と同一角速度で回転する回転座
標のα’−β’平面上へ変換した後に、α’軸とβ’軸
の2成分の時間平均により高調波電圧を消去した値を求
め、その値から多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時
値を求めると共に、上記時間平均した2成分を使って、
逆変換により多相基本波電圧の瞬時値を求めることを特
徴とする多相電圧中の基本波電圧の最大値の瞬時値と多
相基本波電圧の瞬時値の測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27296594A JPH08110359A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 多相電圧の瞬時値の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27296594A JPH08110359A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 多相電圧の瞬時値の測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08110359A true JPH08110359A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17521263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27296594A Pending JPH08110359A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 多相電圧の瞬時値の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08110359A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001002870A1 (en) * | 1999-07-02 | 2001-01-11 | General Electric Company | Method and apparatus for real time measurement of three phase electrical parameters |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP27296594A patent/JPH08110359A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001002870A1 (en) * | 1999-07-02 | 2001-01-11 | General Electric Company | Method and apparatus for real time measurement of three phase electrical parameters |
| JP2003504599A (ja) * | 1999-07-02 | 2003-02-04 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 三相の電気的なパラメータのリアルタイム測定方法および装置 |
| JP4993153B2 (ja) * | 1999-07-02 | 2012-08-08 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 三相の電気的なパラメータのリアルタイム測定方法および装置 |
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