JPH08110807A - 自動キャリブレーション方法およびその装置 - Google Patents

自動キャリブレーション方法およびその装置

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JPH08110807A
JPH08110807A JP7251971A JP25197195A JPH08110807A JP H08110807 A JPH08110807 A JP H08110807A JP 7251971 A JP7251971 A JP 7251971A JP 25197195 A JP25197195 A JP 25197195A JP H08110807 A JPH08110807 A JP H08110807A
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image
slit light
calibration
equation
dimensional
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JP7251971A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kuno
敦司 久野
Masachika Watanabe
正誓 渡邊
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリット光の幾何学的モデルを自動的に生成
する。 【解決手段】 高さの異なる二段階の平坦面を有し、各
平坦面に複数個のマークが設けられたキャリブレーショ
ン用ワーク23に対し、投光装置22よりスリット光を
照射して各平坦面にスリット光の交わり線を生成し、こ
の交わり線を撮像装置21により撮像する。CPU12
は、画像記憶部15に格納された2次元画像に対し、ま
ず各マークの画像の2次元座標を検出し、この座標と各
マークの既知の3次元座標とを用いた演算を行ってカメ
ラモデルを算出する。ついで再度、スリット光の照射と
撮像処理とが行われると、CPU12はその2次元画像
よりスリット像の像点の座標を検出し、この座標と前記
カメラモデルから算出される像点の3次元座標とを用い
た演算を行い、スリット光の幾何学的モデルを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば産業用ロボッ
トにおける視覚認識技術に関連し、殊にこの発明は、観
測対象物にスリット光を投射してその表面に形成された
スリット光の交わり線を観測する視覚認識装置におい
て、スリット光の幾何学的モデルのキャリブレーション
を自動的に行うための自動キャリブレーション方法およ
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の形状等を認識するのに種々
の方式があり、その一方式として、先般、板状のスリッ
ト光を用いた3次元物体認識方式が提案されている。こ
の方式は、投光装置により板状のスリット光を観測対象
物に照射してその表面にスリット光の交わり線を生成
し、その交わり線を撮像装置により撮像してスリット像
を得た後、そのスリット像を画像処理して、対象物の認
識処理を行うものである。この種の方式の場合、認識処
理に先立ち、前記撮像装置や投光装置のキャリブレーシ
ョンを実行して、カメラモデルやスリット光モデルを予
め求めておく必要がある。
【0003】従来、スリット光の幾何学モデルのキャリ
ブレーションは、所定のキャリブレーション用ワークを
観測位置に設置してスリット光を照射し、その表面に生
成されたスリット光の交わり線を撮像して得られた2次
元画像上からスリット像を検出した後、その検出結果,
スリット光の照射条件,撮像装置やキャリブレーション
用ワークの設置位置などの設定条件,補正係数などをコ
ンピュータに与えてキャリブレーション演算を実行させ
ることにより、行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなキ
ャリブレーション方式の場合、投光装置や撮像装置の調
整を多岐にわたって行いながら各調整条件の下での演算
処理を行う必要があるため、キャリブレーションを行う
のに多大の時間がかかるという問題がある。またこの調
整は画素単位で行われるため調整作業が難しい上、種々
の補正係数を用意する必要があるという問題も存在す
る。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、撮像装置のカメラモデルと2次元画像上のスリ
ット光の交わり線の位置とを用いた演算を行うことによ
り、スリット光の幾何学的モデルを自動的に生成して、
キャリブレーション作業を容易かつ短時間で行うことが
できる自動キャリブレーション方法およびその装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、観測対象
物にスリット光を照射してこの観測対象物の表面に生成
されたスリット光の交わり線を観測する視覚認識装置に
おいて、スリット光の幾何学的モデルのキャリブレーシ
ョンを自動的に行うための方法であって、同一平面上の
面とはみなせないキャリブレーション用の面をその表面
に有するキャリブレーション用ワークに投光手段よりス
リット光を照射してその表面に生成されたスリット光の
交わり線を撮像手段により撮像し、得られた2次元画像
上で前記キャリブレーション用の面における交わり線の
位置を検出する第1の工程と、前記2次元画像上で検出
された交わり線の画像位置とあらかじめ求められた前記
撮像手段のカメラモデルとを用いた所定の演算を行っ
て、スリット光の幾何学的モデルを生成する第2の工程
とを一連に実施することを特徴としている。
【0007】第2の発明は、上記の方法を実施するため
の自動キャリブレーション装置であって、前記キャリブ
レーション用ワークにスリット光を照射してその表面に
スリット光の交わり線を生成する投光手段と、前記キャ
リブレーション用ワークおよび前記スリット光の交わり
線を撮像してそれぞれの2次元画像を生成する2次元撮
像手段と、前記2次元撮像手段により撮像された前記2
次元画像が格納される画像記憶手段と、前記2次元撮像
手段のカメラモデルを記憶するカメラモデル記憶手段
と、前記画像記憶手段に格納された2次元画像上で前記
キャリブレーション用の面における交わり線の位置を検
出する交わり線位置検出手段と、前記カメラモデル記憶
手段に記憶されたカメラモデルと前記交わり線位置検出
手段により検出された交わり線の画像位置とから所定の
演算によりスリット光の幾何学的モデルを生成する演算
手段とを備えている。
【0008】
【作用】同一平面上の面とはみなせないキャリブレーシ
ョン用の面をその表面に有するキャリブレーション用ワ
ークにスリット光を照射して、その表面に生成されたス
リット光の交わり線を撮像し、この2次元画像において
キャリブレーション用の面における交わり線の位置を検
出する。ついで、あらかじめ求められた撮像手段のカメ
ラモデルと交わり線について検出された画像位置とを用
いた演算が実行され、スリット光の幾何学的モデルが自
動的に生成される。
【0009】
【実施例】図1はこの発明にかかる自動キャリブレーシ
ョン装置2の概念を示しており、この自動キャリブレー
ション装置2がインターフェイス3を介して物体認識装
置1に電気接続されている。物体認識装置1は物体の形
状等を認識するためのものであって、撮像装置4と、ビ
デオ信号を取り込み所定の画像処理を実行して物体認識
する画像処理装置5とから構成されている。
【0010】自動キャリブレーション装置2は、コンピ
ュータのCPU6を制御主体としており、撮像装置4の
キャリブレーションを実行するためのプログラムを格納
するROM7や各種データを格納する演算用RAM8を
備えている。CPU6はキャリブレーション用プログラ
ムを解読実行し、撮像装置4よりキャリブレーション用
ワーク9の画像データを取り込んで、所定のキャリブレ
ーション演算を実行する。その結果、カメラモデル(詳
細は後述する)が生成され、そのカメラモデルを構成す
る座標変換係数が物体認識装置1へ出力される。
【0011】図2および図3は、上記自動キャリブレー
ション装置が組み込まれた物体認識装置を示しており、
図2は2次元物体認識装置の例であり、また図3は板状
のスリット光を用いた3次元物体認識装置の例である。
【0012】図2の装置例は、コンピュータのCPU1
2を制御主体とし、このCPU12に対し、画像処理用
プログラムやキャリブレーション用プログラムが格納さ
れるROM13,被認識物体の画像やキャリブレーショ
ン用ワーク9の画像が格納される画像記憶部15,カメ
ラモデルを構成する座標変換係数が格納される係数記憶
部16,演算用に供されるRAM17の他、CRTより
成る表示部18やキーボードより成る操作部19が、そ
れぞれ接続されている。前記画像記憶部15は画像メモ
リより成り、インターフェイス20を介して撮像装置2
1に接続される。この撮像装置21は例えば2次元CC
Dテレビカメラより成り、被認識物体やキャリブレーシ
ョン用ワーク9を撮像してそのビデオ信号を出力する。
【0013】前記キャリブレーション用ワーク9は、図
4および図5に示す如く、平面形状が正方形の薄板状を
なし、一定高さ(厚み)hの平坦面10上に複数個のマ
ーク11が設けてある。これら各マーク11は同一径の
円形であり、このキャリブレーション用ワーク9を撮像
して2値化したとき、その背景である平坦面10や床面
などと明確に区別できるように円形内を黒く塗り潰して
ある。またマーク11の総数は10個であり、図5に示
す如く、各マーク11に対し「0」〜「9」のラベルが
割り当ててある。各マーク11は所定の規則に従って配
置してあり、ラベルが0,5,6,7,8,9の各マー
ク11は直交する対角線上にほぼ位置し、その他のラベ
ルの各マーク11はその線外に位置している。なお図示
例の各マーク11は同一形状であるが、後記するラベル
付けのために個々の形状を違えてもよい。
【0014】図3の装置例は、上記図2の装置例とは、
キャリブレーション用ワーク23の態様が異なる点およ
び投光装置22を具備している点で差異がある。なおそ
の他の構成は、図2の実施例と同様であり、ここでは対
応する構成に同一の符号を付することにより、その説明
を省略する。
【0015】この実施例でのキャリブレーション用ワー
ク23は、図6および図7に示す如く、高さ(厚み)
h1,h2の異なる二段階の平坦面24,25を有し、各平
坦面24,25上に前記と同様のマーク26が5個宛
(合計10個)設けられたものである。各マーク11に
は図7に示す如く、「0」〜「9」のラベルが割り当て
られ、前記の実施例と同様の規則に基づき各マーク11
の配置が決定されている。
【0016】前記投光装置22は、被認識物体やキャリ
ブレーション用ワーク23に対し板状のスリット光を斜
め上方より照射して、その表面にスリット光の交わり線
27を生成するためのもので、この交わり線27を撮像
装置21で撮像して、被処理画像としてのスリット像を
得る。
【0017】図8および図9は、前記撮像装置21のカ
メラモデルの構造を示している。同図中、OC は撮像装
置21の撮像面31の中心点を示し、この中心点OC
原点としてXC 軸,YC 軸,ZC 軸を各直交軸とするカ
メラ座標系が設定されている。Rは撮像装置21のレン
ズ中心であり、結像距離lembはOC R間の距離で与えら
れる。また図8中、S0 は画像処理時のサンプリングの
原点、PCX , PCY はXC 軸方向およびYC 軸方向の各サ
ンプリングピッチである。なお図8中のIJ座標系はこ
の撮像面31に当てはめられた画像メモリ座標系であ
り、また図9中のxyz座標系は物点に空間座標を与え
る基準座標系である。
【0018】ここでカメラモデルとは、撮像装置の3次
元位置および姿勢、レンズの結像距離、ビデオ信号のデ
ィジタル化仕様を表現するモデルであって、前二者を外
部モデル、後者を内部モデルという。撮像装置の位置お
よび姿勢は前記カメラ座標系を基準座標系から表現した
ものであり、この撮像装置の位置・姿勢およびレンズの
結像距離は撮像装置の移動やピント調整により変化す
る。
【0019】撮像装置の基準座標系より見た位置・姿勢
を〔FRAME 〕とすると、この〔FRAME 〕はつぎの(1) 式
のように4行4列の行列として表現できる。
【0020】
【数1】
【0021】ここでf11,f21,f31を成分とするベク
トルはカメラ座標系のXC 方向の単位ベクトルであり、
11,f21,f31はそのベクトルの基準座標系における
xyz成分である。またf12,f22,f32を成分とする
ベクトル、およびf13,f23,f33を成分とするベクト
ルはカメラ座標系のYC 方向およびZC 方向の単位ベク
トルであり、f12,f22,f32およびf13,f23,f33
はそれぞれベクトルの基準座標系におけるxyz成分で
ある。
【0022】さらにf14,f24,f34を成分とするベク
トルはカメラ座標系の原点OC の位置座標であり、
14,f24,f34は基準座標系におけるxyz成分であ
る。以上から、行列〔FRAME 〕の各要素については理想
的につぎの(2) 〜(6) 式が成立する。
【0023】
【数2】
【0024】
【数3】
【0025】
【数4】
【0026】
【数5】
【0027】
【数6】
【0028】ただし(2) 式は単位ベクトルという条件を
表すものであり、(3) 〜(5) 式はカメラ座標系の各軸が
直交することを示すものである。
【0029】つぎに結像変換を表す行列を〔LENZ〕とす
ると、この〔LENZ〕はつぎの(7) 式で示される。
【0030】
【数7】
【0031】さらに撮像装置の内部モデルは、撮像面3
1上で画像がどのようにサンプリングされるかを示すも
のであり、これを〔SAMP〕とすると、つぎの(8) 式のよ
うな3行3列の行列として表現できる。
【0032】
【数8】
【0033】なお上式中、 ORGX , ORGY は図8に示す
如く、撮像面31におけるサンプリング原点S0 のXC
座標およびYC 座標を示す。
【0034】いま基準座標系およびカメラ座標系で表現
した物点Bi (図9に示す)の3次元座標を、 (xi ,yi ,zi ,1)t ・・・基準座標系 (ei ,fi ,gi ,1)t ・・・カメラ座標系 とし、またこの物点Bi についてカメラ座標系および画
像メモリ座標系で表現した像点Pi の座標を、 (pi ,qi ,1)t ・・・カメラ座標系 (Ii ,Ji ,1)t ・・・画像メモリ座標系 とする。なおこれらの各座標は同次座標表現で表してあ
り、tは転置行列を示す。
【0035】この場合に基準座標系で表現した物点Bi
の3次元座標が、カメラ座標系で表現した3次元座標に
変換される過程はつぎの(9) 式で表される。
【0036】
【数9】
【0037】つぎに結像変換によって物点座標が像点座
標に変換される過程はつぎの(10)式で表される。
【0038】
【数10】
【0039】なお上式中、hi は座標のひずみ等を表す
変数である。さらにカメラ座標系で表現した像点Pi
座標が画像メモリ座標系で表現した座標に変換される過
程はつぎの(11)式で表される。
【0040】
【数11】
【0041】つぎに図10は、図3の装置例において、
撮像装置21のキャリブレーションを実行する手順を示
している。このキャリブレーションは、6図,7図に示
すキャリブレーション用ワーク23を用いて実行される
もので、各マーク画像の中心点を画像上で抽出した上
で、各マーク26の中心点の3次元座標(既知)と各マ
ーク画像の中心点の画像上の座標とから撮像装置21の
カメラモデルを生成するものである。
【0042】まず同図のステップ1(図中「ST1」で
示す)において、マーク画像を2値化するためのしきい
値THを決定した後、投光装置22をオフして、キャリブ
レーション用ワーク23を撮像装置21で撮像する(ス
テップ2,3)。撮像装置21はキャリブレーション用
ワーク23を画像化してそのビデオ信号をインターフェ
イス20へ出力するもので、CPU12はこのワーク2
3の画像を前記のしきい値THにより2値化し、マーク画
像の部分を黒画素(データ「1」の画素)、背景の部分
を白画素(データ「0」の画素)として、この2値画像
を画像メモリより成る画像記憶部15に格納する。
【0043】つぎにCPU12はステップ4において、
キャリブレーション用ワークの2値画像よりマーク画像
の中心点を抽出する。図11はこの中心点抽出方法の一
例を示すもので、キャリブレーション用ワークの画像3
2に対しマーク探索用ウィンドウ34およびマーク中心
点抽出用ウィンドウ35が設定されている。マーク探索
用ウィンドウ34は縦長矩形状であり、長辺の長さがd
j、短辺の長さがdiである。またマーク中心点抽出用ウ
ィンドウ35は正方形状であり、各辺の長さがwであ
る。
【0044】いま各マーク画像33の半径をrとする
と、各ウィンドウ34,35の各サイズは、この半径r
の関数としてつぎの(12)〜(14)式により求める。
【0045】
【数12】
【0046】
【数13】
【0047】
【数14】
【0048】ただし半径rは黒画素の全面積Sとマーク
の個数(=10)からつぎの(15)式によって求めるもの
で、これにより照明などの観測条件が変動しても、マー
ク画像位置の抽出の精度が劣化しにくくなる。
【0049】
【数15】
【0050】まずマーク画像33を探索するのに、マー
ク探索用ウィンドウ34を矢印方向へ走査し、ウィンド
ウ34内の黒画素の面積がウィンドウ面積の80%を占
める位置を求める。そしてその位置でマーク探索用ウィ
ンドウ34を止め、ウィンドウ内の黒画素の重心Gの位
置を求める。この重心位置はマーク画像33の中心点C
M の近傍である。
【0051】つぎにこの中心点CM の位置を求めるの
に、マーク中心点抽出用ウィンドウ35を重心Gを中心
にしてセットし、このウィンドウ内の黒画素の中心座標
を中心点CM として求める。この中心点CM の座標が求
まると、同じマーク画像の重複処理を防止するため、処
理済みマーク画像を消去するとよい。以下同様の処理を
マーク探索用ウィンドウ34を画像全面にわたり走査し
ながら実行して、全てのマーク画像33につき中心点C
M を抽出する。
【0052】図10に戻って、ステップ4の中心点抽出
が終わると、つぎのステップ5でCPU12は各マーク
画像33の中心点CM の検出座標位置に基づき各マーク
の配置に関する情報を参照して各マーク画像33をいず
れかマークと対応させてラベル付けする。
【0053】すなわちCPU12は、図12に示す如
く、まず10個のマーク画像33の中心点CM につきそ
の重心gを求め、その重心gに最も近い位置にある中心
点CM−9のマーク画像33にラベル「9」を割り付け
る。つぎにこのラベル「9」のマーク画像33の中心点
M −9から最も遠い位置にある中心点CM −0のマー
ク画像33にラベル「0」を割り付ける。ついでラベル
「9」のマーク画像の中心点CM −9よりラベル「0」
のマーク画像の中心点CM −0に向かう単位ベクトルを
nとし、このベクトルnに直交する単位ベクトルをtと
する。そしてラベル「9」の中心点CM −9を原点と
し、各単位ベクトルn,tの方向を軸とする座標系によ
って各マーク画像33の中心点CM の座標を表現し直
し、第i番目に検出したマーク画像の中心点CM のn座
標およびt座標を(ni ,ti )とする。
【0054】つぎにラベル「9」のマーク画像33の中
心点CM −9とラベル「0」のマーク画像33の中心点
M −0との距離の1/4 をしきい値ath とし、各マーク
画像33の中心点CM と前記のしきい値ath とを用い
て、つぎの表1に示す規則に基づき他のマーク画像33
のラベル付けを行う。なお同表中、「正」はn座標やt
座標の値がしきい値ath より大であることを、また
「0」はその座標値の絶対値がしきい値ath 以下である
ことを、さらに「負」はその座標値がしきい値ath より
小であることを、それぞれ示している。
【0055】
【表1】
【0056】つぎにステップ6において、CPU12は
各マーク26の中心点の空間座標位置とそれぞれマーク
と対応関係にある各マーク画像33の中心点の検出座標
位置とから所定の演算を実行して撮像装置21の外部モ
デルを生成する。
【0057】いまこの外部モデルを表す行列を〔EXT 〕
とすると、この〔EXT 〕は前記(9)(10)式よりつぎの(1
6)(17)式のように表される。
【0058】
【数16】
【0059】
【数17】
【0060】ここで〔FRAME 〕-1の各要素を、(18)式の
ように表現すると、(7) 式と(18)式とを(16)式に代入し
てつぎの(19)式を得る。
【0061】
【数18】
【0062】
【数19】
【0063】ここで(19)式に示す要素をもつ撮像装置2
1の外部モデルを、各マーク画像33の中心点CM の画
像メモリ座標系における座標と各マーク26の中心点の
基準座標系における座標とを用いて算出する。
【0064】いまラベルiのマーク画像33の中心点C
M につき、画像メモリ座標系における座標が(Ii , J
i )であるとし、またこれをカメラ座標系で表現した座
標を(pi ,qi )とすると、前記(11)式よりつぎの(2
0)式を得る。
【0065】
【数20】
【0066】つぎにラベルiのマーク26の中心点の基
準座標系における3次元座標(xi,yi ,zi )とす
ると、(20)式を用いて前記(17)式を解くことにより〔EX
T 〕を求めることができる。この場合に前記(19)式を(1
7)式に代入し、pi ,qi につき整理すると、つぎの(2
1)(22)式を得る。
【0067】
【数21】
【0068】
【数22】
【0069】上記(21)(22)式を変形しかつC34=1と置
くと、つぎの(23)(24)式を得る。
【0070】
【数23】
【0071】
【数24】
【0072】ここで行列〔C〕を(25)式のように置き、
さらに(23)(24)式がN個の点(i=1,・・・・, N)につ
き成立する場合に、行列〔A〕および〔R〕をつぎの(2
6)(27)式のように置く。
【0073】
【数25】
【0074】
【数26】
【0075】
【数27】
【0076】かくて上記の各行列〔C〕〔A〕〔R〕を
用いて、i=1,・・・・, Nについての(23)(24)式を書
きなおすと、つぎの(28)式の行列方程式を得る。また行
列〔C〕は、最小2乗法を適用することによって、つぎ
の(29)式のように求まる。
【0077】
【数28】
【0078】
【数29】
【0079】従って(25)(29)式から(19)式の外部モデル
の各パラメータを求めることができる。
【0080】図10に戻って、ステップ6の外部モデル
の算出が行われると、つぎにこの外部モデルから結像距
離および撮像装置21の位置・姿勢を算出する(ステッ
プ7,8)。
【0081】この場合に外部モデルは非一意的であっ
て、(21)(22)式から明らかなように〔EXT 〕の各要素を
K倍(だだしKは比例係数)しても成立する。従って(2
9)式を解いて得られる〔C〕は本来の値をK倍したもの
になっている可能性がある。この点を考慮して、(19)式
の各要素間の関係式を記述するとつぎのようになる。 t11=C11・K ・・・・(a) t12=C12・K ・・・・(b) t13=C13・K ・・・・(c) t14=C14・K ・・・・(d) t21=C21・K ・・・・(e) t22=C22・K ・・・・(f) t23=C23・K ・・・・(g) t24=C24・K ・・・・(h) t31=−lenb・C31・K ・・・・(i) t32=−lenb・C32・K ・・・・(j) t33=−lenb・C33・K ・・・・(k) t34=lenb−lenb・C34・K ・・・・(l)
【0082】また行列〔FRAME 〕-1の各要素 tijには、 t11 2 +t12 2 +t13 2 =1 ・・・・(m) t21 2 +t22 2 +t23 2 =1 ・・・・(n) t31 2 +t32 2 +t33 2 =1 ・・・・(o) の各拘束条件が成立するから、以上の(a)〜(o)式
を解くことによって、つぎの(30)(31)式を得る。
【0083】
【数30】
【0084】
【数31】
【0085】かくして(30)(31)式を(a)〜(l)式に
代入することにより、〔FRAME 〕-1の各要素 tijを求め
ることができ、また〔FRAME 〕-1の逆行列をとることに
よって、〔FRAME 〕が得られる。こうして求めた lenb
が結像距離であり、また〔FRAME 〕がカメラの位置・姿
勢である。
【0086】上記の撮像装置21のキャリブレーション
が完了すると、つぎに図13に示す手順に基づき投光装
置22のキャリブレーションを実行することになる。こ
のキャリブレーションは、カメラモデルが既知となった
後、前記のキャリブレーション用ワーク23に板状のス
リット光を照射してスリット像を生成し、このスリット
像を解析することにより、投光装置22のスリット光モ
デルを生成するものである。
【0087】ここでスリット光モデルとは、図14に示
す如く、スリット光40の平面を平面方程式で表現した
ものである。このスリット光40の平面方程式は、つぎ
の(32)式で与えられ、従ってスリット光モデルはこの式
のパラメータaS ,bS ,cS ,dS の組として表現で
きる。
【0088】
【数32】
【0089】まず図13のステップ9で、スリット像を
2値化するためのしきい値TH′を決定した後、ステップ
10で投光装置22をオンして、キャリブレーション用
ワーク23に板状のスリット光40を照射する。これに
よりワーク23の平坦面24,25や床面に図7に示す
ようなスリット光の交わり線27が生成され、この交わ
り線27は撮像装置21により撮像される(ステップ1
1)。撮像装置21は交わり線27を画像化してスリッ
ト像を求め、そのビデオ信号をインターフェイス20へ
出力するもので、CPU12はスリット像を前記のしき
い値TH′により2値化し、例えばスリット像の部分を黒
画素(データ「1」の画素)、それ以外の部分を白画素
(データ「0」の画素)として、この2値画像を画像記
憶部15に格納する(ステップ12)。
【0090】つぎのステップ13で、CPU12はスリ
ット像上の像点の3次元座標を算出する。図15は、像
点の座標算出方法を示している。同図中、A1 〜A4
1 〜B4 はキャリブレーション用ワーク23の上下平
坦面24,25の角点であって、各角点に対応するワー
ク画像41上の角点はA1 ′〜A4 ′,B1 ′〜B4
示してある。上下平坦面24,25および床面上にはス
リット光40の交わり線27が生成され、このワーク2
3を撮像したとき、ワーク画像41には交わり線27に
対応するスリット像42が現れる。交わり線27は物点
Bの集合であり、各物点Bとその像点Pとはレンズ中心
Rを通る視線43によりその位置関係が決定される。
【0091】すなわち像点Pが与えられたとき、その像
点Pに対応する物点Bの3次元座標は像点Pの視線43
とキャリブレーション用ワーク23の平坦面(図示例の
場合は上段の平坦面25)との交点として求めることが
できる。いま視線43を表す直線をパラメータ表現する
つぎの(33)式で与えられる。ただしkR はパラメータで
ある。
【0092】
【数33】
【0093】上式中、(xR ,yR ,zR )はレンズ中
心Rの3次元座標であり、カメラモデルが既知の状態下
でつぎの(34)〜(36)式により求まる。
【0094】
【数34】
【0095】
【数35】
【0096】
【数36】
【0097】かくて像点Pの3次元座標を(x0
0 ,z0 )とすると、nx ,ny ,nz はつぎの(37)
式で与えられる。
【0098】
【数37】
【0099】なお像点Pの3次元座標(x0 ,y0 ,z
0 )は、カメラモデルが既知の状態下では、つぎの(38)
式により求まる。
【0100】
【数38】
【0101】上記の各式から像点Pの視線43を求める
ことができるから、つぎに物点Bが位置する平坦面の平
面方程式を求める。まずカメラモデルおよびキャリブレ
ーション用ワーク23の形状データが既知であるから、
ワーク画像41上の角点A1 ′〜A4 ′およびB1 ′〜
4 ′の画像上の座標(I,J)をつぎの(39)(40)式に
より算出する。
【0102】
【数39】
【0103】
【数40】
【0104】なお上式中、(xB ,yB ,zB )は算出
しようとするマーク画像41の角点と対応関係にあるワ
ーク23上の角点の3次元座標を意味している。
【0105】全ての角点A1 ′〜A4 ′,B1 ′〜
4 ′の3次元座標が求まると、つぎに着目する像点P
が角点A1 ′〜A4 ′で決まる四角形44と角点B1
〜B4 ′で決まる四角形45と、どのような包含関係に
あるかをつぎの表2にて判断し、これにより物点Bが平
坦面24,25や床面のいずれに位置するかを判断す
る。
【0106】
【表2】
【0107】上記により物点Bが位置する平面を判別す
ると、その平面の方程式と前記視線43の方程式とを連
立させて解くことにより、物点Bの3次元座標を算出す
る。このようにしてスリット像42上の各像点Pの3次
元座標(xi ,yi ,zi)が得られると、スリット光
40の平面パラメータとの間につぎの(41)式が成立す
る。
【0108】
【数41】
【0109】ただし前記(32)式においてcS =−1と置
く。ここでN個の点について、つぎの(42)式を解くこと
により、上式の誤差項eiについてei の総和を最小と
するaS ,bS ,dS を得る(ステップ14)。
【0110】
【数42】
【0111】ここで(42)式の各行列を〔R〕〔A〕
〔Z〕と置くと、この(42)式はつぎの(43)式で表現でき
る。
【0112】
【数43】
【0113】そしてこの式中、スリット光モデルを表す
行列〔A〕はつぎの(44)式で与えられる。
【0114】
【数44】
【0115】なお上記は図3の装置例について撮像装置
21および投光装置22のキャリブレーションを説明し
たが、図2の装置例については撮像装置21のキャリブ
レーションのみを実施すれば足り、しかもその方法は上
記と同様であるかから、ここではその説明は省略する。
【0116】
【発明の効果】この発明は上記の如く、同一平面上の面
とはみなせないキャリブレーション用の面をその表面に
有するキャリブレーション用ワークにスリット光を照射
してこれを撮像し、得られた2次元画像上でのスリット
光の交わり線の位置とあらかじめ求められた撮像手段の
カメラモデルとを用いて、スリット光の幾何学的モデル
を自動生成するようにしたから、3次元物体認識装置な
どにおいて必要とされるスリット光の幾何学的モデルの
キャリブレーションを自動的に行い得るなど、発明目的
を達成した顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる自動キャリブレーション装置
の概念を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】キャリブレーション用ワークの一例を示す斜面
図である。
【図5】キャリブレーション用ワークの一例を示す平面
図である。
【図6】キャリブレーション用ワークの他の例を示す斜
面図である。
【図7】キャリブレーション用ワークの他の例を示す平
面図である。
【図8】撮像装置のカメラモデルの構造を説明するため
の説明図である。
【図9】撮像装置のカメラモデルの構造を説明するため
の説明図である。
【図10】撮像装置のキャリブレーションの実行手順を
示すフローチャートである。
【図11】マーク画像の中心点抽出方法を示す説明図で
ある。
【図12】マーク画像のラベル付け方法を示す説明図で
ある。
【図13】投光装置のキャリブレーションの実行手順を
示すフローチャートである。
【図14】スリット光モデルの構造を説明するための説
明図である。
【図15】像点の座標算出方法を示す説明図である。
【符号の説明】
2 自動キャリブレーション装置 12 CPU 21 撮像装置 22 投光装置 23 キャリブレーション用ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00 G06F 15/62 415 15/64 M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観測対象物にスリット光を照射してこの
    観測対象物の表面に生成されたスリット光の交わり線を
    観測する視覚認識装置において、スリット光の幾何学的
    モデルのキャリブレーションを自動的に行うための方法
    であって、 同一平面上の面とはみなせないキャリブレーション用の
    面をその表面に有するキャリブレーション用ワークに投
    光手段よりスリット光を照射してその表面に生成された
    スリット光の交わり線を撮像手段により撮像し、得られ
    た2次元画像上で前記キャリブレーション用の面におけ
    る交わり線の位置を検出する第1の工程と、 前記2次元画像上で検出された交わり線の画像位置とあ
    らかじめ求められた前記撮像手段のカメラモデルとを用
    いた所定の演算を行って、スリット光の幾何学的モデル
    を生成する第2の工程とを一連に実施することを特徴と
    する自動キャリブレーション方法。
  2. 【請求項2】 前記キャリブレーション用ワークは、同
    一平面上に位置しない複数の面を具備する請求項1に記
    載された自動キャリブレーション方法。
  3. 【請求項3】 同一平面上の面とはみなせないキャリブ
    レーション用の面をその表面に有するキャリブレーショ
    ン用ワークを用いてスリット光の幾何学的モデルのキャ
    リブレーションを自動的に行うための自動キャリブレー
    ション装置であって、 前記キャリブレーション用ワークにスリット光を照射し
    てその表面にスリット光の交わり線を生成する投光手段
    と、 前記キャリブレーション用ワークおよび前記スリット光
    の交わり線を撮像してそれぞれの2次元画像を生成する
    2次元撮像手段と、 前記2次元撮像手段により撮像された前記2次元画像が
    格納される画像記憶手段と、 前記2次元撮像手段のカメラモデルを記憶するカメラモ
    デル記憶手段と、 前記画像記憶手段に格納された2次元画像上で前記キャ
    リブレーション用の面における交わり線の位置を検出す
    る交わり線位置検出手段と、 前記カメラモデル記憶手段に記憶されたカメラモデルと
    前記交わり線位置検出手段により検出された交わり線の
    画像位置とから所定の演算によりスリット光の幾何学的
    モデルを生成する演算手段とを備えて成る自動キャリブ
    レーション装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリブレーション用ワークは、同
    一平面上に位置しない複数の面を具備する請求項2に記
    載された自動キャリブレーション装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリブレーション用ワークは、二
    段階の高さをもつ各平坦面を具備する請求項3または4
    に記載された自動キャリブレーション装置。
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