JPH08111112A - 吊り具装置 - Google Patents

吊り具装置

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JPH08111112A
JPH08111112A JP24602394A JP24602394A JPH08111112A JP H08111112 A JPH08111112 A JP H08111112A JP 24602394 A JP24602394 A JP 24602394A JP 24602394 A JP24602394 A JP 24602394A JP H08111112 A JPH08111112 A JP H08111112A
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vibration
guide rail
suspended object
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Koji Ishii
孝二 石井
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の振動によるシャンデリア等の被吊り物
の揺れを動力を用いることなく吸収かつ低減でき、被吊
り物やその周囲のものの破損や事故を防止できるように
する。 【構成】 被吊り物Mが取付けられる可動支点1と、こ
の可動支点1を水平移動可能に案内支持するガイドレー
ル2から構成し、あるいは被吊り物Mが取付けられる可
動ガイド部材11と、この可動ガイド部材11を水平移
動可能に支持する固定支点12から構成する。微振動の
場合には、建物と共に移動するガイドレール2等に対し
て可動支点1等が定置し、被吊り物Mは動かない。大き
な振動に対しては可動支点1等が水平力により建物振動
方向に移動し、この移動分だけ振動エネルギが減少し、
被吊り物Mの振れが大きく低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、照明器具,建設工
事,工場生産作業などにおいて、物を吊り下げる場合に
使用される吊り具装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】照明器具のシャンデリアを例にとれば、
これは一般に吊り下げられて使用され、天井に対しては
揺動できるように取付けることにより、地震や一般振動
に対して支点を中心に揺れて、支点に過大な力が作用し
ないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地震等
による振動が激しいと、シャンデリア等が天井あるいは
壁などに衝突して破損し、さらに人に当たるなどして財
産や人命を損なうものとなる。
【0004】この発明は、このような問題点を解消すべ
くなされたもので、その目的は、建物の振動による被吊
り物の揺れを動力を用いることなく吸収かつ低減でき、
被吊り物やその周囲のものの破損や事故を防止すること
のできる吊り具装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の振動に
伴って被吊り物が揺れる際、微振動を吸収し、かつ大き
な振動に対しては、被吊り物に生じる水平力を利用して
被吊り物を水平移動させ、被吊り物の振れを低減するも
のであり、第1の発明においては、図1(a)に示すよ
うに、被吊り物Mが取付けられる可動支点1と、この可
動支点1を水平移動可能に案内支持するガイドレール2
を備えていることを特徴とする。
【0006】建物の一方向の振動にのみ対応すればよい
場合には、ガイドレール2の両端部を支柱3等を介して
建物の天井等に取付け固定する。
【0007】あらゆる方向の振動に対応させる場合に
は、ガイドレール2の両端部を、天井等に回転自在に設
けた回転円板に取付け固定し、可動支点1の移動方向が
建物の振動方向に自動的に向くようにする。あるいは、
ガイドレール2の両端部に、これと直交する方向の第2
の可動支点およびガイドレールを配設し、この第2の可
動支点に第1のガイドレール2の両端部をそれぞれ取付
け固定し、第1の可動支点1すなわち被吊り物Mが第1
および第2の可動支点の合成移動方向に水平移動できる
ようにする(図3参照)。
【0008】いずれの場合も、ガイドレールは、小さな
曲率で下に凸の円弧形状(薄い円弧形状)とするのが好
ましい。
【0009】第2の発明においては、図1(b)に示す
ように、被吊り物Mが取付けられる可動ガイド部材11
と、この可動ガイド部材11を水平移動可能に支持する
固定支点12を備えていることを特徴とする。
【0010】建物の一方向の振動にのみ対応すればよい
場合には、可動ガイド部材11をリニアガイドのガイド
レール11Aとし、固定支点12をリニアガイドのスラ
イダー12Aとする(図1(b)参照)。
【0011】あらゆる方向の振動に対応させる場合に
は、可動ガイドレール11Aを支持する固定スライダー
12Aを、水平梁部材等に回転自在に設けた回転円板に
取付け固定し、あるいは可動ガイドレール11Aに直交
する第2のガイドレールを設け、固定した第2のガイド
レールに固定スライダー12Aを水平移動可能に取付け
るなどする。さらに、図4に示すように、可動ガイド部
材11を可動ガイド円盤11Bとし、固定支点12を回
転自在に支持されたボール12Bとする。
【0012】この場合、ガイドレールおよび可動ガイド
円盤下面は、それぞれ小さな曲率で上に凸の円弧形状,
部分球面とする。
【0013】
【作用】以上のような構成において、地震や一般振動に
より建物が振動すると、被吊り物Mが建物に対して相対
的に水平移動する(図2参照)。
【0014】(i) 微振動の場合 吊り具装置の可動範囲A内の振動では、可動支点1(ま
たは可動ガイド部材11)に対して、建物すなわちガイ
ドレール2(または固定支点12)が水平移動し、これ
により建物の移動分が吸収されて被吊り物Mは動かな
い。
【0015】(ii) 吊り具装置の可動範囲Aを超える振
動では、建物が図2の右方向に移動すると、被吊り物M
・可動支点1が左端側に相対移動した後、のように左
方向に大きく振れ、次いで,のように、逆方向に振
れ始める。この時、従来のように支点が動かなければ、
被吊り物Mは-2まで振れる。
【0016】これに対して本発明では、被吊り物Mは可
動支点1あるいは可動ガイド部材11により水平移動が
可能なので、からに向かう途中で被吊り物Mに作用
する水平力により建物移動方向に水平移動し、振れは
-1となる。この-1-2の状態で支点が水平移動した
分だけ被吊り物Mの高さ位置が下がり、-1の振れ角度
θ1 -2の振れ角度θ2 より減少する。これにより、
被吊り物Mの振動エネルギが減少する。以後、これが繰
り返されて、被吊り物Mは振動エネルギを失って振れ幅
が大きく低減していく。最後はガイドレール1あるいは
可動ガイド部材11が薄円弧なので中央で静止する。
【0017】
【実施例】以下、この発明を図示する実施例に基づいて
説明する。図3は、吊り下げ支点がX軸およびY軸方向
に移動する2軸リニアガイド方式の吊り具装置の例であ
り、図4は吊り下げ支点が固定の円盤式の吊り具装置の
例である。
【0018】図3において、可動支点1およびガイドレ
ール2は、直線移動の案内支持に使用されるリニアガイ
ドとする。即ち、可動支点1は、軸受に使用されるボー
ルあるいはローラが内蔵されたスライダーとし、ガイド
レール2はスライダー1が移動自在に係合する係合レー
ルとする。また、このガイドレール2は曲率が小さく
(曲率半径の大きい)下に凸の薄円弧形状とする。
【0019】このような可動支点1とガイドレール2を
3組使用し、第1の可動支点1−xおよびガイドレール
2−xをX軸方向に沿って配設し、第2の可動支点1−
yおよびガイドレール2−yをY軸方向に沿って2組平
行に配設する。第1ガイドレール2−xの両端には第2
可動支点1−yをそれぞれ取付け固定し、一対の第2ガ
イドレール2−yの両端を、ストッパを兼ねる支柱3等
により建物の天井等に取付け固定する。
【0020】第1可動支点1−xの下部に取付部材4を
取付け、この取付部材4に吊りロッド5等を介してシャ
ンデリア等の被吊り物を取付ける。なお、取付部材4と
吊りロッド5との間には自在継手6を介在させ、被吊り
物があらゆる方向に揺動できるようにする。
【0021】以上のような構成において、建物の振動に
伴い、第1可動支点1−xおよび第2可動支点1−yが
それぞれ第1ガイドレール2−xおよび第2ガイドレー
ル2−yに対して相対移動し、建物のあらゆる方向の振
動に対して対応できる。微振動に対しては、第1可動支
点1−xおよび第2可動支点1−yに対して第1ガイド
レール2−xおよび第2ガイドレール2−yが移動する
ことにより被吊り物は移動することがない。大きな振動
に対しては、第1可動支点1−xおよび第2可動支点1
−yがこれに作用する水平力により振動方向の分力方向
にそれぞれ移動し、この移動分だけ振れ角度が減少する
ことにより振動エネルギが減少し、被吊り物の振れが大
きく低減される。
【0022】次に、図4においては、図3とは逆に、支
点を固定とし、支点に支持されるガイド部材を可動と
し、この可動ガイド部材に被吊り物を取付ける。さら
に、可動ガイド部材を可動ガイド円盤11Bとし、固定
支点をボール12Bとして、あらゆる方向の振動に対応
できるようにしている。
【0023】可動ガイド円盤11Bの下面は、曲率が小
さく上に凸の薄球面とし、外周にはボール12Bからの
逸脱を防止するためのストッパリング13を下に向けて
突設しておく。ボール12Bはボール保持部材14に回
転可能に取付け、可動ガイド盤11Bを全方向に水平移
動可能に支持する。ストッパリング13はボール保持部
材14に当接して逸脱が防止される。
【0024】このような可動ガイド円盤11Bに被吊り
物を取付け、ボール保持部材14は建物の天井等に固定
する。被吊り物の取付けは、ストッパリング13に周方
向に間隔をおいて4本の支柱15を垂設し、この支柱1
5の下端に取付板16を固定し、この取付板16にナッ
ト17を介して被吊り物の吊りロッド18を固定して行
う。
【0025】ボール保持部材14は、可動ガイド円盤1
1Aと取付板16の間に水平に配設した水平梁部材19
の中央部上面に固定する。この水平梁部材19は可動ガ
イド盤11Aの水平移動を阻止しない十分な長さとし、
その両端部を支柱20等を介して天井等に固定する。
【0026】以上のような構成において、建物の振動に
伴い、可動ガイド円盤11Bが固定のボール12Bに対
して相対的に水平移動し、建物のあらゆる方向の振動に
対して対応できる。微振動に対しては、可動ガイド円盤
11Bに対してボール12Bが移動することにより被吊
り物は移動することがない。大きな振動に対しては、ボ
ール12Bに対して可動ガイド円盤11Bがこれに作用
する水平力により水平移動し、この移動エネルギ分だけ
振動エネルギが減少し、被吊り物の振れが大きく低減さ
れる。
【0027】
【発明の効果】前述の通り、この発明は、シャンデリア
等の被吊り物を可動支点とガイドレール、あるいは可動
ガイド部材と固定支点により、水平移動可能に支持する
ようにしたため、動力を使用することなく、建物の振動
による被吊り物の揺れを吸収し、また低減することがで
き、高価な被吊り物やその周囲のものの損害や事故を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はこの発明に係る吊り具装置の
例を示す正面図である。
【図2】図1(a)の吊り具装置の作動状態を示す概略
正面図である。
【図3】この発明に係る2軸リニアガイド式の吊り具装
置を示し、(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は
側面図である。
【図4】この発明に係る円盤式の吊り具装置を示し、
(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は側面図であ
る。
【符号の説明】
M…被吊り物 1…可動支点(スライダー) 2…ガイドレール 3…支柱 4…取付部材 5…吊りロッド 6…自在継手 11…可動ガイド部材 11A…可動ガイドレール 11B…可動ガイド円盤 12…固定支点 12A…固定スライダー 12B…ボール 13…ストッパリング 14…ボール保持部材 15…支柱 16…取付板 17…ナット 18…吊りロッド 19…水平梁部材 20…支柱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被吊り物を吊り下げ支持する吊り具装置
    であって、被吊り物が取付けられる可動支点と、この可
    動支点を水平移動可能に案内支持するガイドレールを備
    えていることを特徴とする吊り具装置。
  2. 【請求項2】 被吊り物を吊り下げ支持する吊り具装置
    であって、被吊り物が取付けられる可動ガイド部材と、
    この可動ガイド部材を水平移動可能に支持する固定支点
    を備えていることを特徴とする吊り具装置。
JP6246023A 1994-10-12 1994-10-12 吊り具装置 Expired - Lifetime JP3070412B2 (ja)

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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