JPH08113889A - 透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロール及びそれらの製造方法 - Google Patents
透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロール及びそれらの製造方法Info
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- JPH08113889A JPH08113889A JP27604994A JP27604994A JPH08113889A JP H08113889 A JPH08113889 A JP H08113889A JP 27604994 A JP27604994 A JP 27604994A JP 27604994 A JP27604994 A JP 27604994A JP H08113889 A JPH08113889 A JP H08113889A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透き入れ模様紙を製造するために使用する円
網シリンダー若しくはダンディロール、及びそれらの製
造方法。 【構成】 円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロール
用上網の表面に、透孔状の隙間を有し熱により活性化し
て接着性を示すシート状物が固定接合されており、該シ
ート状物の表面にレースが固定接合されていることを特
徴とする透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しくは
ダンディロール。これらを製造するには、円網抄紙機用
抄紙網若しくはダンディロール用上網の表面に、透孔状
の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状
物を重ね、加熱して活性化して、円網抄紙機用抄紙網若
しくはダンディロール用上網と透孔状の隙間を有し熱に
より活性化して接着性を示すシート状物を固定接合し、
ついでこの上にレースを重ね、加熱して活性化してレー
スを固定接合すればよい。
網シリンダー若しくはダンディロール、及びそれらの製
造方法。 【構成】 円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロール
用上網の表面に、透孔状の隙間を有し熱により活性化し
て接着性を示すシート状物が固定接合されており、該シ
ート状物の表面にレースが固定接合されていることを特
徴とする透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しくは
ダンディロール。これらを製造するには、円網抄紙機用
抄紙網若しくはダンディロール用上網の表面に、透孔状
の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状
物を重ね、加熱して活性化して、円網抄紙機用抄紙網若
しくはダンディロール用上網と透孔状の隙間を有し熱に
より活性化して接着性を示すシート状物を固定接合し、
ついでこの上にレースを重ね、加熱して活性化してレー
スを固定接合すればよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透き入れ模様紙を製造
するために使用する円網シリンダー若しくはダンディロ
ール、及びそれらの製造方法に関するものである。
するために使用する円網シリンダー若しくはダンディロ
ール、及びそれらの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙に凹凸の賦型模様を施した模様紙は公
知であり、その製造方法は、図柄や文字などの模様形
を取り付けた抄紙網や、網の目を模様形に樹脂などで塗
りつぶした抄紙網、凹凸に模様形を打出した抄紙網など
を使用して、紙に透き入れを施す方法、長網抄紙機の
ワイヤーパート上のダンディロールの上網に、図柄や文
字などの模様形を取り付けたり、網の目を模様形に塗り
つぶしたり、網自体を凹凸の模様形に打ち出して紙匹に
押し当てて賦型する方法、抄紙機のワイヤーパートで
形成された湿紙をフエルト上で保持、運搬する途中で、
プレスロールやサクションロールなどのニップ圧によっ
て、フエルトの模様を湿紙に転写し賦型する方法、抄
紙機のプレスパートの後に、表面に模様の彫刻されたエ
ンボスロールで、湿紙を加圧し賦型する方法、一旦紙
を乾燥してから、模様を彫刻したロール間で押圧賦型す
るドライエンボス法等が代表的な方法として知られてい
る。
知であり、その製造方法は、図柄や文字などの模様形
を取り付けた抄紙網や、網の目を模様形に樹脂などで塗
りつぶした抄紙網、凹凸に模様形を打出した抄紙網など
を使用して、紙に透き入れを施す方法、長網抄紙機の
ワイヤーパート上のダンディロールの上網に、図柄や文
字などの模様形を取り付けたり、網の目を模様形に塗り
つぶしたり、網自体を凹凸の模様形に打ち出して紙匹に
押し当てて賦型する方法、抄紙機のワイヤーパートで
形成された湿紙をフエルト上で保持、運搬する途中で、
プレスロールやサクションロールなどのニップ圧によっ
て、フエルトの模様を湿紙に転写し賦型する方法、抄
紙機のプレスパートの後に、表面に模様の彫刻されたエ
ンボスロールで、湿紙を加圧し賦型する方法、一旦紙
を乾燥してから、模様を彫刻したロール間で押圧賦型す
るドライエンボス法等が代表的な方法として知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法によって
模様紙を製造するには、目的とする模様を有する抄紙網
またはフエルトまたはエンボスロールを特別に設計製造
する必要がある。これらの透き入れ用の模様網、模様フ
エルト、エンボスロールを製造するためには莫大な時
間、製造費用、技術的な困難さが常につきまとう。また
異なる種類の模様紙を数多く製造するためには、そのつ
ど網またはフエルトまたはエンボスロールを製造して交
換する必要があり、これらの交換作業にも多くの時間を
要して、これまでは小ロットで多品種の商品を生産する
のには適さない製造方法であった。
模様紙を製造するには、目的とする模様を有する抄紙網
またはフエルトまたはエンボスロールを特別に設計製造
する必要がある。これらの透き入れ用の模様網、模様フ
エルト、エンボスロールを製造するためには莫大な時
間、製造費用、技術的な困難さが常につきまとう。また
異なる種類の模様紙を数多く製造するためには、そのつ
ど網またはフエルトまたはエンボスロールを製造して交
換する必要があり、これらの交換作業にも多くの時間を
要して、これまでは小ロットで多品種の商品を生産する
のには適さない製造方法であった。
【0004】本発明者らは、これらの欠点を解決する目
的で、カーテンその他でよく使われているレースが、複
雑で多様な模様を持ち、特定の隙間を有して抄紙網に最
適であり、その製造方法も簡単で、比較的安価であるこ
とに着目し、レースを円網抄紙機の抄紙網やダンディロ
ールの上網に一体に固定接合して、透き入れ模様紙を製
造する方法を特願平1−324765号で提案した。
的で、カーテンその他でよく使われているレースが、複
雑で多様な模様を持ち、特定の隙間を有して抄紙網に最
適であり、その製造方法も簡単で、比較的安価であるこ
とに着目し、レースを円網抄紙機の抄紙網やダンディロ
ールの上網に一体に固定接合して、透き入れ模様紙を製
造する方法を特願平1−324765号で提案した。
【0005】この出願では、繊細な糸で構成され、複雑
で多様な図柄を有するレースを、円網抄紙機用抄紙網又
は長網抄紙機等に使用されるダンディロール用上網に固
定する方法として、レースの材質や模様によって、ハン
ダ付け、縫いつけ、接着剤による貼合など従来慣用の手
段を任意に採用できることを述べた。
で多様な図柄を有するレースを、円網抄紙機用抄紙網又
は長網抄紙機等に使用されるダンディロール用上網に固
定する方法として、レースの材質や模様によって、ハン
ダ付け、縫いつけ、接着剤による貼合など従来慣用の手
段を任意に採用できることを述べた。
【0006】本発明者らはさらに検討した結果、特願平
3−168753号を提案している。この出願の要旨と
するところは、レースに浸漬もしくは塗工もしくは散布
によって樹脂液を含浸したのち、高圧の空気流によって
樹脂液の溜まりや、不要の樹脂液を吹き飛ばし、その後
乾燥する方法により、模様紙製造用樹脂加工レースを得
ることにある。
3−168753号を提案している。この出願の要旨と
するところは、レースに浸漬もしくは塗工もしくは散布
によって樹脂液を含浸したのち、高圧の空気流によって
樹脂液の溜まりや、不要の樹脂液を吹き飛ばし、その後
乾燥する方法により、模様紙製造用樹脂加工レースを得
ることにある。
【0007】この出願では、あらかじめ網へ感熱接着剤
を塗布しておき、樹脂加工レースを網に押し当ててアイ
ロンなどで感熱接着剤を活性化させて、網とレースを熱
接着する方法、網を熱風や赤外線ランプで加温し、感熱
接着剤を活性化し接着する方法などを採用できることを
述べた。
を塗布しておき、樹脂加工レースを網に押し当ててアイ
ロンなどで感熱接着剤を活性化させて、網とレースを熱
接着する方法、網を熱風や赤外線ランプで加温し、感熱
接着剤を活性化し接着する方法などを採用できることを
述べた。
【0008】繊細な糸を複雑に編組して作られたレース
を抄紙網として使用するためには、円網シリンダーの上
網又ダンディロールの上網に一体に固定接合されていな
ければならない。抄紙用上網とレースの間が一体に固定
接合されていないと、抄紙の際、紙料が抄紙用上網とレ
ースの間にもぐりこみ、抄紙ができないこととなる。抄
紙用上網とレースとの間を十分強固に一体に接合するた
めに、レースを構成する糸に十分な樹脂加工を行うこと
を提案したのが特願平3−168753号であるが、繊
細なレースの糸に一定量の樹脂を塗布することは、細か
い隙間をふさぐこととなり、模様を変形させ鮮明な透き
入れ模様が得られない欠点があった。また、網に感熱接
着剤を塗布する上記方法は、樹脂加工レースの貼り変え
時に網に接着剤が残り、その除去に多大な労力を必要と
する欠点もあった。具体的に述べると、網に残った接着
剤を有機溶剤により除去するにしても、網目に潜り込ん
だ接着剤は容易に溶出せず、細かいブラシ等を使用して
丹念に擦り取る必要があり、この作業に長時間を要し、
また安全衛生にも問題があった。
を抄紙網として使用するためには、円網シリンダーの上
網又ダンディロールの上網に一体に固定接合されていな
ければならない。抄紙用上網とレースの間が一体に固定
接合されていないと、抄紙の際、紙料が抄紙用上網とレ
ースの間にもぐりこみ、抄紙ができないこととなる。抄
紙用上網とレースとの間を十分強固に一体に接合するた
めに、レースを構成する糸に十分な樹脂加工を行うこと
を提案したのが特願平3−168753号であるが、繊
細なレースの糸に一定量の樹脂を塗布することは、細か
い隙間をふさぐこととなり、模様を変形させ鮮明な透き
入れ模様が得られない欠点があった。また、網に感熱接
着剤を塗布する上記方法は、樹脂加工レースの貼り変え
時に網に接着剤が残り、その除去に多大な労力を必要と
する欠点もあった。具体的に述べると、網に残った接着
剤を有機溶剤により除去するにしても、網目に潜り込ん
だ接着剤は容易に溶出せず、細かいブラシ等を使用して
丹念に擦り取る必要があり、この作業に長時間を要し、
また安全衛生にも問題があった。
【0009】またレースを円網抄紙機用抄紙網若しくは
ダンディロールの上網に直接固定接合する上記特願平1
−324765号及び特願平3−168753号で製造
した透き入れ模様紙は、繊細な糸を複雑に編組して作ら
れたレースを抄紙網として使用しているので、その透き
入れ方法は画期的ではあるが、レースに樹脂加工した
り、レースの固定に接着剤を使用しているので、レース
に期待される表現力が十分に発揮しきれていなかった。
本発明は、これらの欠点を解決した透き入れ模様紙製造
用円網シリンダー若しくはダンディロールを得ることを
課題とする。
ダンディロールの上網に直接固定接合する上記特願平1
−324765号及び特願平3−168753号で製造
した透き入れ模様紙は、繊細な糸を複雑に編組して作ら
れたレースを抄紙網として使用しているので、その透き
入れ方法は画期的ではあるが、レースに樹脂加工した
り、レースの固定に接着剤を使用しているので、レース
に期待される表現力が十分に発揮しきれていなかった。
本発明は、これらの欠点を解決した透き入れ模様紙製造
用円網シリンダー若しくはダンディロールを得ることを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、円網抄紙機用
抄紙網若しくはダンディロール用上網の表面に、透孔状
の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状
物が固定接合されており、該シート状物の表面にレース
が固定接合されていることを特徴とする透き入れ模様紙
製造用円網シリンダー若しくはダンディロールである。
また本発明は、円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロ
ール用上網の表面に、透孔状の隙間を有し熱により活性
化して接着性を示すシート状物を重ね、加熱して円網抄
紙機用抄紙網若しくはダンディロール用上網と該シート
状物とを固定接合し、ついでこの上にレースを重ね、加
熱してレースを固定接合することを特徴とする透き入れ
模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロールの
製造方法である。また本発明は、円網抄紙機用抄紙網若
しくはダンディロール用上網の表面に、透孔状の隙間を
有し熱により活性化して接着性を示すシート状物とレー
スを順に重ね、加熱して円網抄紙機用抄紙網若しくはダ
ンディロール用上網と該シート状物とレースを互いに固
定接合することを特徴とする透き入れ模様紙製造用円網
シリンダー若しくはダンディロールの製造方法である。
抄紙網若しくはダンディロール用上網の表面に、透孔状
の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状
物が固定接合されており、該シート状物の表面にレース
が固定接合されていることを特徴とする透き入れ模様紙
製造用円網シリンダー若しくはダンディロールである。
また本発明は、円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロ
ール用上網の表面に、透孔状の隙間を有し熱により活性
化して接着性を示すシート状物を重ね、加熱して円網抄
紙機用抄紙網若しくはダンディロール用上網と該シート
状物とを固定接合し、ついでこの上にレースを重ね、加
熱してレースを固定接合することを特徴とする透き入れ
模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロールの
製造方法である。また本発明は、円網抄紙機用抄紙網若
しくはダンディロール用上網の表面に、透孔状の隙間を
有し熱により活性化して接着性を示すシート状物とレー
スを順に重ね、加熱して円網抄紙機用抄紙網若しくはダ
ンディロール用上網と該シート状物とレースを互いに固
定接合することを特徴とする透き入れ模様紙製造用円網
シリンダー若しくはダンディロールの製造方法である。
【0011】本発明で使用する透孔状の隙間を有し熱に
より活性化して接着性を示すシート状物としては例えば
以下に述べるものが使用できる。なお該シート状物に透
孔状の隙間が無いと、後に詳しく述べるが抄紙時に紙料
がレースに詰まってしまい透き入れ紙を製造することが
出来なくなる。 1)熱接着性繊維からなる織物若しくは編物 熱接着性繊維は不織布のバインダーとして使用されてい
る例がある(例えば「化繊紙から機能紙へ」1287頁
〜、1988年10月25日ユニ出版株式会社発行を参
照)。熱接着性繊維にはポリエチレン系,ポリプロピレ
ン系,ポリエステル系,ポリ塩化ビニル系等が知られて
いるが、本発明ではこれらの熱接着性繊維を使用して透
孔状の隙間を有した織物若しくは編物を公知の方法で製
造して使用するが、熱接着性繊維を本発明のような目的
に使用した例は未だ知られていない。
より活性化して接着性を示すシート状物としては例えば
以下に述べるものが使用できる。なお該シート状物に透
孔状の隙間が無いと、後に詳しく述べるが抄紙時に紙料
がレースに詰まってしまい透き入れ紙を製造することが
出来なくなる。 1)熱接着性繊維からなる織物若しくは編物 熱接着性繊維は不織布のバインダーとして使用されてい
る例がある(例えば「化繊紙から機能紙へ」1287頁
〜、1988年10月25日ユニ出版株式会社発行を参
照)。熱接着性繊維にはポリエチレン系,ポリプロピレ
ン系,ポリエステル系,ポリ塩化ビニル系等が知られて
いるが、本発明ではこれらの熱接着性繊維を使用して透
孔状の隙間を有した織物若しくは編物を公知の方法で製
造して使用するが、熱接着性繊維を本発明のような目的
に使用した例は未だ知られていない。
【0012】2)熱可塑性樹脂よりなる網状物 加熱することでその一部が溶融し接着性を示す熱可塑性
樹脂、例えばポリエチレン系,ポリプロピレン系,ポリ
エステル系,ポリ塩化ビニル系等の樹脂を使用して透孔
状の隙間を有した網状物を製造して使用する。
樹脂、例えばポリエチレン系,ポリプロピレン系,ポリ
エステル系,ポリ塩化ビニル系等の樹脂を使用して透孔
状の隙間を有した網状物を製造して使用する。
【0013】3)布状物に熱可塑性樹脂を加工したもの 耐水性、耐久性、樹脂加工性に優れるポリエステル、ナ
イロンなどの合成繊維、麻、木綿、羊毛等の天然繊維を
使用して透孔状の隙間のある編物若しくは織物を織り、
編み、組み等から作る。糸の太さ、目数、形状は製造す
る商品、使用する抄紙網により自由に選択し組み合わせ
ることができる。該編物若しくは織物に熱可塑性の接着
剤を加工したものを使用する。本発明では透孔状の隙間
を有し熱により活性化して接着性を示すシート状物とし
て、種々の材質,形状のものが容易に得られること、接
着剤の加工が容易に行えることから、透孔状の隙間のあ
る編物若しくは織物を使用することが好ましい。特に搦
み(からみ)織りで製造した織物を使用することが好ま
しい。これについては後に図面を使用して詳細に述べ
る。
イロンなどの合成繊維、麻、木綿、羊毛等の天然繊維を
使用して透孔状の隙間のある編物若しくは織物を織り、
編み、組み等から作る。糸の太さ、目数、形状は製造す
る商品、使用する抄紙網により自由に選択し組み合わせ
ることができる。該編物若しくは織物に熱可塑性の接着
剤を加工したものを使用する。本発明では透孔状の隙間
を有し熱により活性化して接着性を示すシート状物とし
て、種々の材質,形状のものが容易に得られること、接
着剤の加工が容易に行えることから、透孔状の隙間のあ
る編物若しくは織物を使用することが好ましい。特に搦
み(からみ)織りで製造した織物を使用することが好ま
しい。これについては後に図面を使用して詳細に述べ
る。
【0014】接着剤の編物若しくは織物への加工は、含
浸加工、塗工加工、散布加工など常用の手段によって行
う。使用する熱可塑性の接着剤は水系、溶剤系のいずれ
も可能で、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリオレ
フィン系樹脂、スチロール系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、フエノール系樹脂、メラミン系樹脂、
エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系
樹脂その他合成及び天然ゴム等が水溶液、有機溶剤溶
液、エマルジョン、ラテックスなどの樹脂形態で使用で
きる。加工後の樹脂液の局部的な溜まり、目詰りを無く
するためには空気流を用いる。編物若しくは織物に前記
の方法で接着剤を加工し、接着剤がまだ流動性を保持し
ている間に、高圧の空気流によって、接着剤の局部的な
溜りや不要の接着剤を吹き飛ばし、目詰まりを無くし、
その後乾燥する。
浸加工、塗工加工、散布加工など常用の手段によって行
う。使用する熱可塑性の接着剤は水系、溶剤系のいずれ
も可能で、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリオレ
フィン系樹脂、スチロール系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、フエノール系樹脂、メラミン系樹脂、
エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系
樹脂その他合成及び天然ゴム等が水溶液、有機溶剤溶
液、エマルジョン、ラテックスなどの樹脂形態で使用で
きる。加工後の樹脂液の局部的な溜まり、目詰りを無く
するためには空気流を用いる。編物若しくは織物に前記
の方法で接着剤を加工し、接着剤がまだ流動性を保持し
ている間に、高圧の空気流によって、接着剤の局部的な
溜りや不要の接着剤を吹き飛ばし、目詰まりを無くし、
その後乾燥する。
【0015】空気流の発生は、コンプレッサー、ファ
ン、ブロー等の空気流発生装置を使用して行う。コンプ
レッサーを使用することは、高圧の空気流の発生が容易
に得られる利点がある。このようにして、接着剤を編物
若しくは織物に塗布させ不要な樹脂液を除いた後に、熱
風で乾燥して接着用編物若しくは織物を製作する。樹脂
の編物若しくは織物への含浸量は、編物若しくは織物の
厚み、単位面積当たりの重量、図柄、素材などにより調
整するが、通常3〜300乾燥重量%の範囲である。
ン、ブロー等の空気流発生装置を使用して行う。コンプ
レッサーを使用することは、高圧の空気流の発生が容易
に得られる利点がある。このようにして、接着剤を編物
若しくは織物に塗布させ不要な樹脂液を除いた後に、熱
風で乾燥して接着用編物若しくは織物を製作する。樹脂
の編物若しくは織物への含浸量は、編物若しくは織物の
厚み、単位面積当たりの重量、図柄、素材などにより調
整するが、通常3〜300乾燥重量%の範囲である。
【0016】本発明で使用するレースは、特願平3−1
68753号で提案したレースをそのまま利用できる。
即ちレースとは「糸を一定の組織により形成し、その間
隙の粗密によって透孔状の模様を表した製品の総称であ
り、布地、網地、などの基布に刺繍を施したレースも含
む」(講談社:現代世界百科大辞典、1972年発行第
3巻944頁)。本発明では、レースを製作するための
糸の素材は特に限定するものではなく、ブロンズ、ステ
ンレスなどの金属繊維、ナイロン、ポリエステルなどの
合成繊維、木綿、麻、羊毛などの天然繊維がいずれも使
用できる。
68753号で提案したレースをそのまま利用できる。
即ちレースとは「糸を一定の組織により形成し、その間
隙の粗密によって透孔状の模様を表した製品の総称であ
り、布地、網地、などの基布に刺繍を施したレースも含
む」(講談社:現代世界百科大辞典、1972年発行第
3巻944頁)。本発明では、レースを製作するための
糸の素材は特に限定するものではなく、ブロンズ、ステ
ンレスなどの金属繊維、ナイロン、ポリエステルなどの
合成繊維、木綿、麻、羊毛などの天然繊維がいずれも使
用できる。
【0017】レースは公知の製造方法を利用して製造す
ることができる。その代表的な方法には、刺繍による
方法(枠に張られた布に穴をあけ、表糸と裏糸で縫い取
りし、透かし模様のレースを作る)、化学的な方法
(動物性繊維または水溶性合成繊維で編んだ基礎布に糸
で刺繍した後、薬品液で基礎布のみを溶解除去し、糸の
部分のみを残す)、編みによる方法(ラッシェル編み
機などの編み機などで編む)などがあり、本発明ではこ
れらいずれも使用できる。なお透き入れ模様を作る為の
模様レースに形状保持性、耐久性を付与することを目的
として、樹脂加工を施すこともできる。樹脂加工は、後
に述べる編物若しくは織物への接着剤加工と同様の材
料、方法を用いて行うことができる。
ることができる。その代表的な方法には、刺繍による
方法(枠に張られた布に穴をあけ、表糸と裏糸で縫い取
りし、透かし模様のレースを作る)、化学的な方法
(動物性繊維または水溶性合成繊維で編んだ基礎布に糸
で刺繍した後、薬品液で基礎布のみを溶解除去し、糸の
部分のみを残す)、編みによる方法(ラッシェル編み
機などの編み機などで編む)などがあり、本発明ではこ
れらいずれも使用できる。なお透き入れ模様を作る為の
模様レースに形状保持性、耐久性を付与することを目的
として、樹脂加工を施すこともできる。樹脂加工は、後
に述べる編物若しくは織物への接着剤加工と同様の材
料、方法を用いて行うことができる。
【0018】以下本発明を図面に基いて詳細に説明す
る。図1は本発明を円網抄紙機によって行う場合に使用
する円網シリンダー1の一例の斜視図を示しており、レ
ース2を、熱可塑性の接着剤を加工した透孔状の隙間の
ある編物若しくは織物3を介して抄紙網4に固定接合し
て作製されている。図2は本発明を長網抄紙機によって
行う場合に使用するダンディロール10の一例の斜視図
を示しており、レース20を、熱可塑性の接着剤を加工
した透孔状の隙間のある編物若しくは織物30を介して
上網40に固定接合して作製されている。
る。図1は本発明を円網抄紙機によって行う場合に使用
する円網シリンダー1の一例の斜視図を示しており、レ
ース2を、熱可塑性の接着剤を加工した透孔状の隙間の
ある編物若しくは織物3を介して抄紙網4に固定接合し
て作製されている。図2は本発明を長網抄紙機によって
行う場合に使用するダンディロール10の一例の斜視図
を示しており、レース20を、熱可塑性の接着剤を加工
した透孔状の隙間のある編物若しくは織物30を介して
上網40に固定接合して作製されている。
【0019】図3は本発明の円網シリンダーの他の例の
表面を一部拡大して見た平面図であり、図4はその一部
拡大断面図である。これは熱可塑性の接着剤を加工した
透孔状の隙間のある編物若しくは織物3として搦み(か
らみ)織りで製造した織物を使用した例である。織物は
普通経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が直角に交差
して形成するのが普通であり、経糸同士、また緯糸同士
は平行である。これに反して搦み織り(綟り(もじり)
織りとも呼ばれる)は経糸が緯糸一本又は数本ごとに地
経糸の左右にその位置を変えて組織されている。搦み織
りで製造した織物はこのような構成になっているので、
図4に図示した如くその断面は抄き網4と比べてはるか
に平坦となり、また物理的な力が加わったときに、糸が
ずれて透孔状の隙間がくずれることが少ない。搦み織り
によって織られた織物はこのような特性があるので、こ
れを用いた本発明の円網シリンダーまたはダンディロー
ルは長期間の操業を行っても、この上に固定接合するレ
ース2がずれることがなく、透き入れが均一に施される
という効果に優れる。
表面を一部拡大して見た平面図であり、図4はその一部
拡大断面図である。これは熱可塑性の接着剤を加工した
透孔状の隙間のある編物若しくは織物3として搦み(か
らみ)織りで製造した織物を使用した例である。織物は
普通経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が直角に交差
して形成するのが普通であり、経糸同士、また緯糸同士
は平行である。これに反して搦み織り(綟り(もじり)
織りとも呼ばれる)は経糸が緯糸一本又は数本ごとに地
経糸の左右にその位置を変えて組織されている。搦み織
りで製造した織物はこのような構成になっているので、
図4に図示した如くその断面は抄き網4と比べてはるか
に平坦となり、また物理的な力が加わったときに、糸が
ずれて透孔状の隙間がくずれることが少ない。搦み織り
によって織られた織物はこのような特性があるので、こ
れを用いた本発明の円網シリンダーまたはダンディロー
ルは長期間の操業を行っても、この上に固定接合するレ
ース2がずれることがなく、透き入れが均一に施される
という効果に優れる。
【0020】円網シリンダー若しくはダンディロールが
透き入れ模様紙製造用として機能するためには、抄紙時
の水切れが重要となる。具体的には、円網抄紙機用抄紙
網若しくはダンディロール用上網の目数と、その上の透
孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシー
ト状物の目数と、さらにその上のレースの目数との総合
的なバランスが重要となる。一例を挙げると、最表層の
レースの目数が多い(目が細かい)時には、透孔状の隙
間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状物の
目数をこれよりも少なくする(粗くする)。また、最表
層のレースの目数が少ない(目が粗い)時には、透孔状
の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状
物の目数をこれよりも多くする(細かくする)。こうす
ることで、透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しく
はダンディロール全体の水切れを、透き入れに適するよ
う良好にコントロールする訳である。なお、円網抄紙機
用抄紙網若しくはダンディロール用上網の目数は製造す
る紙によって異なるが、通常90〜40メッシュのもの
を使用する。
透き入れ模様紙製造用として機能するためには、抄紙時
の水切れが重要となる。具体的には、円網抄紙機用抄紙
網若しくはダンディロール用上網の目数と、その上の透
孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシー
ト状物の目数と、さらにその上のレースの目数との総合
的なバランスが重要となる。一例を挙げると、最表層の
レースの目数が多い(目が細かい)時には、透孔状の隙
間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状物の
目数をこれよりも少なくする(粗くする)。また、最表
層のレースの目数が少ない(目が粗い)時には、透孔状
の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシート状
物の目数をこれよりも多くする(細かくする)。こうす
ることで、透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しく
はダンディロール全体の水切れを、透き入れに適するよ
う良好にコントロールする訳である。なお、円網抄紙機
用抄紙網若しくはダンディロール用上網の目数は製造す
る紙によって異なるが、通常90〜40メッシュのもの
を使用する。
【0021】透孔状の隙間を有し熱により活性化して接
着性を示すシート状物の円網やダンディロール上網への
固定接合は、該シート状物をアイロン、熱風、赤外線ラ
ンプなどで加熱し、活性化し、網に固定接合し次いでこ
の上にレースを重ね同様の方法により活性化させレース
と固定接合することで行うことができる。或いは円網抄
紙機用抄紙網若しくはダンディロール用上網の表面に、
透孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシ
ート状物を介してレースを重ね、次いで同様の方法で加
熱して活性化し、円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディ
ロール用上網と透孔状の隙間を有し熱により活性化して
接着性を示すシート状物、及び透孔状の隙間を有し熱に
より活性化して接着性を示すシート状物とレースを互い
に接着し固定接合させてもよい。
着性を示すシート状物の円網やダンディロール上網への
固定接合は、該シート状物をアイロン、熱風、赤外線ラ
ンプなどで加熱し、活性化し、網に固定接合し次いでこ
の上にレースを重ね同様の方法により活性化させレース
と固定接合することで行うことができる。或いは円網抄
紙機用抄紙網若しくはダンディロール用上網の表面に、
透孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示すシ
ート状物を介してレースを重ね、次いで同様の方法で加
熱して活性化し、円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディ
ロール用上網と透孔状の隙間を有し熱により活性化して
接着性を示すシート状物、及び透孔状の隙間を有し熱に
より活性化して接着性を示すシート状物とレースを互い
に接着し固定接合させてもよい。
【0022】本発明の円網シリンダー若しくはダンディ
ロールを使用して透き入れ紙模様紙を製造するには、円
網抄紙機のバット内の所定位置に図1に例示したような
円網シリンダー1を設置し、常法に基づき抄紙するか、
又は、長網抄紙機等のワイヤパート上で湿紙が形成され
る過程に図2に例示したようなダンディロール10を設
置して周動させることによって透き入れを施し常法によ
って乾燥する。
ロールを使用して透き入れ紙模様紙を製造するには、円
網抄紙機のバット内の所定位置に図1に例示したような
円網シリンダー1を設置し、常法に基づき抄紙するか、
又は、長網抄紙機等のワイヤパート上で湿紙が形成され
る過程に図2に例示したようなダンディロール10を設
置して周動させることによって透き入れを施し常法によ
って乾燥する。
【0023】
【実施例】実施例1 (円網シリンダーの製造例) ポリエステルのマルチフィラメントを使用したラッシェ
ル・マーキゼットの搦み織りの格子状カーテンレース
(商品名「リリカラー50821、厚さ0.35mm、
1インチあたりの経糸19本、緯糸18本)に、水分散
型ウレタン樹脂(濃度30%、商品名「VONDIC
1670(N)」、大日本インキ化学工業社製造)10
0重量部、メラミン樹脂(濃度80%、商品名「BEC
KAMINPM−N」、大日本インキ化学工業製造)1
0重量部、触媒(商品名「CATALYST376」、
大日本インキ化学工業製造)1重量部、水50重量部を
混合した接着剤を含浸し、過剰な接着剤をピストル型エ
アーガン(商品名「エアーダスターK605−DX」、
KINKI社製造)でコンプレッサー圧1〜2kg/c
m2で除去し、120℃の熱風で乾燥して接着剤を加工
した織物を製造した。 円網抄紙機の円網シリーンダの
上網(ブロンズ)に接着剤を加工した上記織物をドライ
ヤーで熱しながら押し当てて接着した。その上から、ポ
リエステルのマルチフィラメントで編織された花柄模様
のレースをドライヤーで熱しながら押し当てて固定接合
して透き入れ模様紙製造用円網シリンダーを製造した。
ル・マーキゼットの搦み織りの格子状カーテンレース
(商品名「リリカラー50821、厚さ0.35mm、
1インチあたりの経糸19本、緯糸18本)に、水分散
型ウレタン樹脂(濃度30%、商品名「VONDIC
1670(N)」、大日本インキ化学工業社製造)10
0重量部、メラミン樹脂(濃度80%、商品名「BEC
KAMINPM−N」、大日本インキ化学工業製造)1
0重量部、触媒(商品名「CATALYST376」、
大日本インキ化学工業製造)1重量部、水50重量部を
混合した接着剤を含浸し、過剰な接着剤をピストル型エ
アーガン(商品名「エアーダスターK605−DX」、
KINKI社製造)でコンプレッサー圧1〜2kg/c
m2で除去し、120℃の熱風で乾燥して接着剤を加工
した織物を製造した。 円網抄紙機の円網シリーンダの
上網(ブロンズ)に接着剤を加工した上記織物をドライ
ヤーで熱しながら押し当てて接着した。その上から、ポ
リエステルのマルチフィラメントで編織された花柄模様
のレースをドライヤーで熱しながら押し当てて固定接合
して透き入れ模様紙製造用円網シリンダーを製造した。
【0024】実施例2(ダンディロールの製造例) ポリエステルのマルチフィラメントで編組された格子
柄、糸の太さ0.45mm目数縦15本横20本の編物
に、水分散型ウレタン樹脂(濃度30%、商品名「VO
NDIC 1670 (N)」、大日本インキ化学工業
(株)製造)100重量部、メラミン樹脂(濃度80
%、商品名「BECKAMIN PM−N」、大日本イ
ンキ化学工業(株)製造)10重量部、触媒(商品名
「CATALYST376」、大日本インキ化学工業
(株)製造)1重量部、水50重量部を混合した接着剤
を含浸し、過剰な接着剤をピストル型エアーガン(商品
名「エアーダスターK605−DX」、KINKI社製
造でコンプレッサー圧1〜2kg/cm2で除去し、1
20℃の熱風で乾燥して接着剤を加工した編物を製造し
た。長網抄紙機のダンディロールの上網(ブロンズ製)
に接着剤を加工した上記編物をドライヤーで熱しながら
押し当てて接着した。その上から、ポリエステルのマル
チフィラメントで編織された花柄模様のレース(同一の
接着剤を含浸加工した)をドライヤーで熱しながら押し
当てて固定接合して透き入れ模様紙製造用ダンディロー
ルを製造した。
柄、糸の太さ0.45mm目数縦15本横20本の編物
に、水分散型ウレタン樹脂(濃度30%、商品名「VO
NDIC 1670 (N)」、大日本インキ化学工業
(株)製造)100重量部、メラミン樹脂(濃度80
%、商品名「BECKAMIN PM−N」、大日本イ
ンキ化学工業(株)製造)10重量部、触媒(商品名
「CATALYST376」、大日本インキ化学工業
(株)製造)1重量部、水50重量部を混合した接着剤
を含浸し、過剰な接着剤をピストル型エアーガン(商品
名「エアーダスターK605−DX」、KINKI社製
造でコンプレッサー圧1〜2kg/cm2で除去し、1
20℃の熱風で乾燥して接着剤を加工した編物を製造し
た。長網抄紙機のダンディロールの上網(ブロンズ製)
に接着剤を加工した上記編物をドライヤーで熱しながら
押し当てて接着した。その上から、ポリエステルのマル
チフィラメントで編織された花柄模様のレース(同一の
接着剤を含浸加工した)をドライヤーで熱しながら押し
当てて固定接合して透き入れ模様紙製造用ダンディロー
ルを製造した。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の透き入れ模
様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロールは製
造され、下記に述べるような顕著な利点がある。 1)レースと、透孔状の隙間を有し熱により活性化して
接着性を示すシート状物と、網との固定接合が主な作業
であるので従来方法のような高度の技術や熟練を必要と
しない。また従来方法と比較して非常に短時間に模様紙
製造用円網シリンダー若しくはダンディロールを製造で
きる。 2)透き入れ模様の発現はレースの糸の組織によるもの
であるので、従来法で主として行われている網の目を塞
ぐ方法と比べ、階調性に優れた透き入れ紙を製造でき
る。さらに透き入れ模様による紙層の穴空きの恐れがな
いので、透き入れ模様のデザイン上の制約がなく種々の
デザインの透き入れ紙の製造が可能となった。 3)レースを直接網に固定接合する方法と比べ、その間
に透孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示す
シート状物を介在させる本発明の円網シリンダー若しく
はダンディロールは、透き入れをシャープに施すことが
できる。また透孔状の隙間を有し熱により活性化して接
着性を示すシート状物のデザインが透き入れ紙にも転写
されるので複雑な意匠的な効果を得ることができる。 4)透孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示
すシート状物に、搦み織りで製造されている織物を使用
すると長期間の操業を行っても、この上に固定接合する
レースがずれることがなく、また平坦であるので透き入
れを均一に施すことができる。
様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロールは製
造され、下記に述べるような顕著な利点がある。 1)レースと、透孔状の隙間を有し熱により活性化して
接着性を示すシート状物と、網との固定接合が主な作業
であるので従来方法のような高度の技術や熟練を必要と
しない。また従来方法と比較して非常に短時間に模様紙
製造用円網シリンダー若しくはダンディロールを製造で
きる。 2)透き入れ模様の発現はレースの糸の組織によるもの
であるので、従来法で主として行われている網の目を塞
ぐ方法と比べ、階調性に優れた透き入れ紙を製造でき
る。さらに透き入れ模様による紙層の穴空きの恐れがな
いので、透き入れ模様のデザイン上の制約がなく種々の
デザインの透き入れ紙の製造が可能となった。 3)レースを直接網に固定接合する方法と比べ、その間
に透孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示す
シート状物を介在させる本発明の円網シリンダー若しく
はダンディロールは、透き入れをシャープに施すことが
できる。また透孔状の隙間を有し熱により活性化して接
着性を示すシート状物のデザインが透き入れ紙にも転写
されるので複雑な意匠的な効果を得ることができる。 4)透孔状の隙間を有し熱により活性化して接着性を示
すシート状物に、搦み織りで製造されている織物を使用
すると長期間の操業を行っても、この上に固定接合する
レースがずれることがなく、また平坦であるので透き入
れを均一に施すことができる。
【図1】本発明の透き入れ模様紙製造用の円網シリンダ
ーの一例の斜視図である。
ーの一例の斜視図である。
【図2】本発明の透き入れ模様紙製造用のダンディロー
ルの一例の斜視図である。
ルの一例の斜視図である。
【図3】本発明の円網シリンダーの他の例の表面を一部
拡大して見た平面図である。
拡大して見た平面図である。
【図4】その一部拡大断面図である。
1 円網シリンダー 2 レース 3 熱可塑性の接着剤を加工した透孔状の隙間のある編
物若しくは織物 4 抄紙網 10 ダンディロール 20 レース 30 熱可塑性の接着剤を加工した透孔状の隙間のある
編物若しくは織物 40 上網
物若しくは織物 4 抄紙網 10 ダンディロール 20 レース 30 熱可塑性の接着剤を加工した透孔状の隙間のある
編物若しくは織物 40 上網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪野光男 静岡県駿東郡長泉町本宿501番地 特種製 紙株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロ
ール用上網の表面に、透孔状の隙間を有し熱により活性
化して接着性を示すシート状物が固定接合されており、
該シート状物の表面にレースが固定接合されていること
を特徴とする透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若し
くはダンディロール。 - 【請求項2】 透孔状の隙間を有し熱により活性化して
接着性を示すシート状物が、熱可塑性の接着剤を加工し
た透孔状の隙間のある編物若しくは織物であることを特
徴とする請求項1記載の透き入れ模様紙製造用円網シリ
ンダー若しくはダンディロール。 - 【請求項3】 透孔状の隙間のある織物が搦み織りで製
造されていることを特徴とする請求項2記載の透き入れ
模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロール。 - 【請求項4】 レースが樹脂加工されていることを特徴
とする請求項1記載の透き入れ模様紙製造用円網シリン
ダー若しくはダンディロール。 - 【請求項5】 円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロ
ール用上網の表面に、透孔状の隙間を有し熱により活性
化して接着性を示すシート状物を重ね、加熱して円網抄
紙機用抄紙網若しくはダンディロール用上網と該シート
状物とを固定接合し、ついでこの上にレースを重ね、加
熱してレースを固定接合することを特徴とする透き入れ
模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロールの
製造方法。 - 【請求項6】 円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロ
ール用上網の表面に、透孔状の隙間を有し熱により活性
化して接着性を示すシート状物とレースを順に重ね、加
熱して円網抄紙機用抄紙網若しくはダンディロール用上
網と該シート状物とレースを互いに固定接合することを
特徴とする透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しく
はダンディロールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6276049A JP3036729B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロール及びそれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6276049A JP3036729B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロール及びそれらの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08113889A true JPH08113889A (ja) | 1996-05-07 |
| JP3036729B2 JP3036729B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=17564083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6276049A Expired - Fee Related JP3036729B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 透き入れ模様紙製造用円網シリンダー若しくはダンディロール及びそれらの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3036729B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101285333B1 (ko) * | 2011-12-30 | 2013-07-11 | 중앙기계공업 주식회사 | 실린더 몰드 |
| JP2023505346A (ja) * | 2019-12-13 | 2023-02-08 | 成都印鈔有限公司 | 紙成形金型、金型の製造方法及び成形金型で製造された紙 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP6276049A patent/JP3036729B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101285333B1 (ko) * | 2011-12-30 | 2013-07-11 | 중앙기계공업 주식회사 | 실린더 몰드 |
| JP2023505346A (ja) * | 2019-12-13 | 2023-02-08 | 成都印鈔有限公司 | 紙成形金型、金型の製造方法及び成形金型で製造された紙 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3036729B2 (ja) | 2000-04-24 |
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