JPH08113B2 - 歯列矯正装置 - Google Patents
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- JPH08113B2 JPH08113B2 JP6848292A JP6848292A JPH08113B2 JP H08113 B2 JPH08113 B2 JP H08113B2 JP 6848292 A JP6848292 A JP 6848292A JP 6848292 A JP6848292 A JP 6848292A JP H08113 B2 JPH08113 B2 JP H08113B2
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯列矯正装置、特に接着
固定が容易な歯列矯正装置に関する。
固定が容易な歯列矯正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、歯列の矯正は、ワイヤ係止溝
を備えた矯正すべき歯列の個々の歯に固着される一連の
ブラケットと、該ブラケットのワイヤ係止溝に係止され
る1本のワイヤとからなる歯列矯正装置を用い、各ブラ
ケットの平坦面を歯に接着剤で固着し、ワイヤでブラケ
ットを連結することにより行なっている。
を備えた矯正すべき歯列の個々の歯に固着される一連の
ブラケットと、該ブラケットのワイヤ係止溝に係止され
る1本のワイヤとからなる歯列矯正装置を用い、各ブラ
ケットの平坦面を歯に接着剤で固着し、ワイヤでブラケ
ットを連結することにより行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした矯正法におい
てもっとも苦労する点は、捩れ、傾き、ずれなどが大き
く、しかも形状がそれぞれ異なる歯にブラケットを適切
な位置と角度で固定接着する点である。従来はブラケッ
トの歯固着側面の形状の異なる多種類のブラケットを用
意するか、その都度歯の形状に合わせて加工するかして
いた。
てもっとも苦労する点は、捩れ、傾き、ずれなどが大き
く、しかも形状がそれぞれ異なる歯にブラケットを適切
な位置と角度で固定接着する点である。従来はブラケッ
トの歯固着側面の形状の異なる多種類のブラケットを用
意するか、その都度歯の形状に合わせて加工するかして
いた。
【0004】本発明者は、そうした作業や品種の多様化
の軽減を目的とし、ベースプレートなる部品を創作して
先に出願した(特願平3-67330 号)。このベースプレー
トは、数種類の典型的な歯の外形、曲率などに適合する
面をもつベースプレートを作製し、まず歯にこのベース
プレートだけを固着し、ついでブラケットをベースプレ
ート上に固定するものである。このベースプレートを用
いるときは、ブラケットを1種類用意するだけでよく、
またブラケットの装着が比較的容易になり、医師と患者
の双方の負担が軽減される。
の軽減を目的とし、ベースプレートなる部品を創作して
先に出願した(特願平3-67330 号)。このベースプレー
トは、数種類の典型的な歯の外形、曲率などに適合する
面をもつベースプレートを作製し、まず歯にこのベース
プレートだけを固着し、ついでブラケットをベースプレ
ート上に固定するものである。このベースプレートを用
いるときは、ブラケットを1種類用意するだけでよく、
またブラケットの装着が比較的容易になり、医師と患者
の双方の負担が軽減される。
【0005】しかし、いずれのタイプの歯列矯正装置を
用いるにしても、少なくとも数種類のブラケットまたは
ベースプレートが必要になるうえ、個人により千差万別
の形状や配置をした歯への固着には依然として高度な技
量が要求される。
用いるにしても、少なくとも数種類のブラケットまたは
ベースプレートが必要になるうえ、個人により千差万別
の形状や配置をした歯への固着には依然として高度な技
量が要求される。
【0006】本発明は、個々の歯に対応した形状に容易
に成形加工できるベースプレートをブラケットに備える
ことにより、歯の個別の形状に1対1で対応でき、しか
も装置の装着が極めて容易な歯列矯正装置を提供するこ
とを目的とする。
に成形加工できるベースプレートをブラケットに備える
ことにより、歯の個別の形状に1対1で対応でき、しか
も装置の装着が極めて容易な歯列矯正装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の歯列矯正装置
は、ワイヤ係止溝を備えた矯正すべき歯列の個々の歯に
固着される一連のブラケットと、該ブラケットのワイヤ
係止溝に係止されるワイヤとからなり、ブラケットの歯
固着側面に易塑性変形性樹脂からなるベースプレートが
設けられ、前記ワイヤの断面形状が矩形であり、かつ前
記ワイヤ係止溝の断面形状がT字状を呈してなることを
特徴とするものである。
は、ワイヤ係止溝を備えた矯正すべき歯列の個々の歯に
固着される一連のブラケットと、該ブラケットのワイヤ
係止溝に係止されるワイヤとからなり、ブラケットの歯
固着側面に易塑性変形性樹脂からなるベースプレートが
設けられ、前記ワイヤの断面形状が矩形であり、かつ前
記ワイヤ係止溝の断面形状がT字状を呈してなることを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の歯列矯正装置によれば、ブラケットの
歯固着側面のベースプレートが硬化型易塑性変形性樹脂
からなっているので、ブラケットのベースプレートを固
着すべき歯に押しつけるなどして正確に対応させ、その
後硬化させて剛性を付与することができるので、ブラケ
ットの固着が容易かつ正確にでき、長期間の固定使用が
確保できる。
歯固着側面のベースプレートが硬化型易塑性変形性樹脂
からなっているので、ブラケットのベースプレートを固
着すべき歯に押しつけるなどして正確に対応させ、その
後硬化させて剛性を付与することができるので、ブラケ
ットの固着が容易かつ正確にでき、長期間の固定使用が
確保できる。
【0009】
【実施例】図面を参照しながら本発明の歯列矯正装置を
説明する。
説明する。
【0010】本発明の実施に好適なブラケット2とワイ
ヤ4の組合せを図1に示す。組合せは本発明者により先
に出願されたものであり(特願平3-67330 号)、本発明
の好ましい態様はそのブラケットに易塑性変形性樹脂ベ
ースプレート5を設けてなるものである。
ヤ4の組合せを図1に示す。組合せは本発明者により先
に出願されたものであり(特願平3-67330 号)、本発明
の好ましい態様はそのブラケットに易塑性変形性樹脂ベ
ースプレート5を設けてなるものである。
【0011】図1に示す矯正装置は、個々の歯Tに固着
されるブラケット2と、そのブラケットに形成されてい
るワイヤ係止溝3に挿通されるワイヤ4と、ブラケット
2の歯固着側面に設けられているベースプレート5とか
らなる。
されるブラケット2と、そのブラケットに形成されてい
るワイヤ係止溝3に挿通されるワイヤ4と、ブラケット
2の歯固着側面に設けられているベースプレート5とか
らなる。
【0012】ブラケット2は図2に示すように歯Tに固
着されるべき板状のベース部2aと、ベース部2aの上下端
からたがいに向き合うように突設されるL字状の爪部2b
とからなる。それにより爪部2bの間にT字状のワイヤ係
止溝3が形成される。ベース部2aにはベースプレート5
が接着されている。このベースプレート5は易塑性変形
性樹脂で作製されているので、はじめは軟らかい可塑性
のもの、あるいは加熱により可塑性になるものであり、
その厚さは0.5 〜5mm程度とするのが作業性から好まし
い。
着されるべき板状のベース部2aと、ベース部2aの上下端
からたがいに向き合うように突設されるL字状の爪部2b
とからなる。それにより爪部2bの間にT字状のワイヤ係
止溝3が形成される。ベース部2aにはベースプレート5
が接着されている。このベースプレート5は易塑性変形
性樹脂で作製されているので、はじめは軟らかい可塑性
のもの、あるいは加熱により可塑性になるものであり、
その厚さは0.5 〜5mm程度とするのが作業性から好まし
い。
【0013】つぎに本発明の装置におけるベースプレー
ト5の機能を図3に従って具体的に説明する。図3(a)
〜(d) は矯正すべき歯Taに対しベースプレート5で型ど
りをし、固着するまでの作業を示す概略平面図である。
ブラケット2のベース部2a側に設けられているベースプ
レート5を、ブラケット2を固着する歯Taに対して押し
つけ(図3(a) 、(b) )、しっかりと型どりする。ベー
スプレート5は易塑性変形性であるから容易に塑性変形
し、歯Taの表面形状にぴったりと密着する。塑性変形を
容易にするために要すれば加熱してもよい。ベースプレ
ート5の材料樹脂が歯と非粘着性のものであれば、この
型どり作業を直接患者の歯に行なってもよい。しかし、
材料樹脂が歯に粘着しやすいものであるばあいや矯正す
べき歯が作業しにくい場所にあるばあいなどのときは、
事前に歯列の石膏型をとり、その石膏型に対して型どり
作業をしてもよい。
ト5の機能を図3に従って具体的に説明する。図3(a)
〜(d) は矯正すべき歯Taに対しベースプレート5で型ど
りをし、固着するまでの作業を示す概略平面図である。
ブラケット2のベース部2a側に設けられているベースプ
レート5を、ブラケット2を固着する歯Taに対して押し
つけ(図3(a) 、(b) )、しっかりと型どりする。ベー
スプレート5は易塑性変形性であるから容易に塑性変形
し、歯Taの表面形状にぴったりと密着する。塑性変形を
容易にするために要すれば加熱してもよい。ベースプレ
ート5の材料樹脂が歯と非粘着性のものであれば、この
型どり作業を直接患者の歯に行なってもよい。しかし、
材料樹脂が歯に粘着しやすいものであるばあいや矯正す
べき歯が作業しにくい場所にあるばあいなどのときは、
事前に歯列の石膏型をとり、その石膏型に対して型どり
作業をしてもよい。
【0014】型どりできたベースプレート5はブラケッ
ト2と共に歯から剥され(図3(c))、ついで硬化させ
られる。硬化性樹脂のばあい硬化手段は従来より歯の加
工分野で使用されている手段が採用でき、熱、光などが
使用される。また、熱可塑性樹脂のばあいは冷却すれば
よい。
ト2と共に歯から剥され(図3(c))、ついで硬化させ
られる。硬化性樹脂のばあい硬化手段は従来より歯の加
工分野で使用されている手段が採用でき、熱、光などが
使用される。また、熱可塑性樹脂のばあいは冷却すれば
よい。
【0015】硬化したベースプレート5を有するブラケ
ット2は対応する歯Taに接着剤(図示されていない)で
固着される(図3(d) )。
ット2は対応する歯Taに接着剤(図示されていない)で
固着される(図3(d) )。
【0016】従来はブラケットの接着固定技術は接着剤
の量や隙間の調整が難しいものであったが、本発明によ
ればわずかな調整でワンタッチで装着固定できる。この
ようにして各々の歯に固着されたブラケット2にワイヤ
ー4を挿入、嵌合して歯列の矯正状態が完成する(図3
(d) )。
の量や隙間の調整が難しいものであったが、本発明によ
ればわずかな調整でワンタッチで装着固定できる。この
ようにして各々の歯に固着されたブラケット2にワイヤ
ー4を挿入、嵌合して歯列の矯正状態が完成する(図3
(d) )。
【0017】ベースプレート5を構成する材料は易塑性
変形性の樹脂である。かかる樹脂は歯科用材料として従
来より知られているエポキシ系、アクリル系、フェノー
ル系などの熱硬化型樹脂、エポキシ系、アクリル系のUV
架橋型樹脂などの光硬化型樹脂、ポリオレフィン系、ポ
リエステル系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリカー
ボネート系などの熱可塑性樹脂などがあげられる。
変形性の樹脂である。かかる樹脂は歯科用材料として従
来より知られているエポキシ系、アクリル系、フェノー
ル系などの熱硬化型樹脂、エポキシ系、アクリル系のUV
架橋型樹脂などの光硬化型樹脂、ポリオレフィン系、ポ
リエステル系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリカー
ボネート系などの熱可塑性樹脂などがあげられる。
【0018】接着剤はベースプレートの材料に合わせて
従来公知のものを適宜選定すればよいが、本発明によれ
ばベースプレート面が歯に密着しうる形状となっている
ため、接着剤の量は少なくてよく、また接着後の加工修
正も大幅に軽減できる。
従来公知のものを適宜選定すればよいが、本発明によれ
ばベースプレート面が歯に密着しうる形状となっている
ため、接着剤の量は少なくてよく、また接着後の加工修
正も大幅に軽減できる。
【0019】本発明の歯列矯正装置に用いるブラケット
とワイヤとは種々のものが使用でき、図1に示すものの
ほか、たとえば図4〜9に示すものがあげられる。
とワイヤとは種々のものが使用でき、図1に示すものの
ほか、たとえば図4〜9に示すものがあげられる。
【0020】図1に示すブラケット2はベース部2aに張
出し部が設けられているが、その張出し部を除いた形状
(図4)にしてもよい。
出し部が設けられているが、その張出し部を除いた形状
(図4)にしてもよい。
【0021】図1に示すワイヤ4にはブラケット2の上
部開口部(ワイヤーの出入口となる)に沿ってワイヤ中
央部に突条6が設けられ、その反対側の中央部に凹溝7
が設けられている。この突条6はワイヤ4の剛性や耐変
形性を構造的に高めるものであり、矯正の程度やワイヤ
の材質によってはより大きくしてもよいし(図5、図
6)、または設けなくてもよい(たとえば、図7、図
8)。凹溝7は、図9に示すようにワイヤ4をつまんで
ブラケット2のワイヤ係止溝3に押し込む際、ワイヤ4
が幅方向によく撓むように設けられているものであり、
ワイヤの材質や厚さなどによっては設けなくてもよい
(図5、図6、図7)。
部開口部(ワイヤーの出入口となる)に沿ってワイヤ中
央部に突条6が設けられ、その反対側の中央部に凹溝7
が設けられている。この突条6はワイヤ4の剛性や耐変
形性を構造的に高めるものであり、矯正の程度やワイヤ
の材質によってはより大きくしてもよいし(図5、図
6)、または設けなくてもよい(たとえば、図7、図
8)。凹溝7は、図9に示すようにワイヤ4をつまんで
ブラケット2のワイヤ係止溝3に押し込む際、ワイヤ4
が幅方向によく撓むように設けられているものであり、
ワイヤの材質や厚さなどによっては設けなくてもよい
(図5、図6、図7)。
【0022】そのほか、図10に示す従来のブラケット2
とワイヤ4との組合せにベースプレート5を設けたもの
も本発明に含まれる。図10に示す態様はブラケット2に
設けられている溝8に線材9でワイヤ4を固縛している
ものであり、ワイヤの装着作業に熟練を要するものであ
る。
とワイヤ4との組合せにベースプレート5を設けたもの
も本発明に含まれる。図10に示す態様はブラケット2に
設けられている溝8に線材9でワイヤ4を固縛している
ものであり、ワイヤの装着作業に熟練を要するものであ
る。
【0023】ブラケットの大きさは通常、ベース部が縦
約1〜5mm、横約1〜5mmで高さ約1〜2mmであり、ベ
ースプレートの厚さは約0.5 〜5mmであるのが好まし
い。ワイヤの大きさは幅約0.1 〜2.0mm で厚さ(突条部
や凹溝部を除く)は約0.1 〜2.0mm であるのが好まし
い。
約1〜5mm、横約1〜5mmで高さ約1〜2mmであり、ベ
ースプレートの厚さは約0.5 〜5mmであるのが好まし
い。ワイヤの大きさは幅約0.1 〜2.0mm で厚さ(突条部
や凹溝部を除く)は約0.1 〜2.0mm であるのが好まし
い。
【0024】ブラケット2は従来のものと同じく歯科用
の合金材料、セラミック、合成樹脂などで製造しうる。
の合金材料、セラミック、合成樹脂などで製造しうる。
【0025】合成樹脂としては、いわゆるデンタルレジ
ンとして用いられるポリメチルメタクリレート、ポリオ
キシメチレン、ポリカーボネートなど、強度が高く、吸
湿性が少なく、かつ80℃の湿潤雰囲気中でも塑性変形を
生じないものが好ましい。しかしポリオレフィン、ポリ
塩化ビニル、ポリエステルなどの合成樹脂、あるいはそ
れらの高分子材料にセラミックや金属、ガラスなどの繊
維または粉末状のフィラーを混入した複合材料であって
もよい。
ンとして用いられるポリメチルメタクリレート、ポリオ
キシメチレン、ポリカーボネートなど、強度が高く、吸
湿性が少なく、かつ80℃の湿潤雰囲気中でも塑性変形を
生じないものが好ましい。しかしポリオレフィン、ポリ
塩化ビニル、ポリエステルなどの合成樹脂、あるいはそ
れらの高分子材料にセラミックや金属、ガラスなどの繊
維または粉末状のフィラーを混入した複合材料であって
もよい。
【0026】また金属製のブラケットのばあいは、その
表面にセラミックや合成樹脂をコーティングして、白色
ないし黄白色などの目立ちにくい色にするのが好まし
い。
表面にセラミックや合成樹脂をコーティングして、白色
ないし黄白色などの目立ちにくい色にするのが好まし
い。
【0027】前記ワイヤ4はブラケットと同じ材料から
形成しうるが、とくにクリープ(応力による変形進行)
が生じにくく、滑り摩擦係数が小さく、口腔内の雑菌や
汚れにも強い材料が望まれる。たとえば各種のポリエス
テルフィラメントなどの合成樹脂フィラメント、それら
に無機結晶粉末や有機粉末もしくは無機有機微細繊維を
練り込んで強化した合成樹脂フィラメント、または芯材
として用いるガラス繊維などと共に成形した合成樹脂テ
ープなどが好適に用いられる。
形成しうるが、とくにクリープ(応力による変形進行)
が生じにくく、滑り摩擦係数が小さく、口腔内の雑菌や
汚れにも強い材料が望まれる。たとえば各種のポリエス
テルフィラメントなどの合成樹脂フィラメント、それら
に無機結晶粉末や有機粉末もしくは無機有機微細繊維を
練り込んで強化した合成樹脂フィラメント、または芯材
として用いるガラス繊維などと共に成形した合成樹脂テ
ープなどが好適に用いられる。
【0028】なお種々の実験により押出後延伸した合成
樹脂の線材では曲げ応力に対する耐クリープ性が低下す
るものが多いことが判明したので、押出成形だけでワイ
ヤを成形し、未延伸のままで用いるか、あるいはさらに
一旦再結晶化温度近辺まで加熱し、徐冷してキュアした
ものを用いるのが好ましい。かかる熱処理により耐クリ
ープ性(クリープ強さ)が向上する理由はあきらかでな
いが、押し出し成形などで配向した分子の方向がさらに
バラバラになって結晶化(非配向結晶化:微細結晶が無
秩序に配列した状態)するためと考えられる。たとえば
ポリエステルのばあいは 160℃で30秒〜2分程度熱キュ
アするのが好ましい。
樹脂の線材では曲げ応力に対する耐クリープ性が低下す
るものが多いことが判明したので、押出成形だけでワイ
ヤを成形し、未延伸のままで用いるか、あるいはさらに
一旦再結晶化温度近辺まで加熱し、徐冷してキュアした
ものを用いるのが好ましい。かかる熱処理により耐クリ
ープ性(クリープ強さ)が向上する理由はあきらかでな
いが、押し出し成形などで配向した分子の方向がさらに
バラバラになって結晶化(非配向結晶化:微細結晶が無
秩序に配列した状態)するためと考えられる。たとえば
ポリエステルのばあいは 160℃で30秒〜2分程度熱キュ
アするのが好ましい。
【0029】つぎに叙上のごとく構成される矯正装置の
使用方法および作用を説明する。
使用方法および作用を説明する。
【0030】まず図11に示すようにブラケット2を個々
の歯T、Taにベースプレートを介して接着する。そのば
あい、矯正しようとする歯Taに対しては、あらかじめ歯
科医の判断でワイヤの弾力性を活かすように向きなどが
ベースプレートの型どりの際に調節してある。
の歯T、Taにベースプレートを介して接着する。そのば
あい、矯正しようとする歯Taに対しては、あらかじめ歯
科医の判断でワイヤの弾力性を活かすように向きなどが
ベースプレートの型どりの際に調節してある。
【0031】ついで図9に示すようにワイヤ4をブラケ
ット2のワイヤ係止溝内に順に挿入する。そのときもっ
とも奥の歯に固着したワイヤ係止溝3の側方のT字状の
開口部からワイヤ4の先端を順に通していくこともでき
るが、ブラケット2同士の間隔が狭いので、図9に示す
ように指やピンセットでワイヤ4を2つに折りたたむよ
うにしてワイヤ係止溝3の前方の開口部分から挿入し、
押し込むのが便利である。
ット2のワイヤ係止溝内に順に挿入する。そのときもっ
とも奥の歯に固着したワイヤ係止溝3の側方のT字状の
開口部からワイヤ4の先端を順に通していくこともでき
るが、ブラケット2同士の間隔が狭いので、図9に示す
ように指やピンセットでワイヤ4を2つに折りたたむよ
うにしてワイヤ係止溝3の前方の開口部分から挿入し、
押し込むのが便利である。
【0032】挿入されたワイヤ4は図1に示すようにそ
の弾力性でもとの扁平な形状に戻り、ワイヤ4の両側縁
が爪部2bによって把持される。
の弾力性でもとの扁平な形状に戻り、ワイヤ4の両側縁
が爪部2bによって把持される。
【0033】なおワイヤ4の形状はあらかじめ図11のよ
うにU字状にしておくほか、矯正力を働かせようとする
部位についてはさらに小さい曲率半径で曲げたり、斜め
方向に部分的に変形させておく。
うにU字状にしておくほか、矯正力を働かせようとする
部位についてはさらに小さい曲率半径で曲げたり、斜め
方向に部分的に変形させておく。
【0034】図11に示すようにすべてのブラケット2に
ワイヤ4を係止することにより矯正装置の装着が完了す
る。すなわちワイヤ4と爪部2bとがしっかり係合してい
るので、とくに線材などでワイヤをブラケットに緊縛す
る必要がない。またワイヤ4自体はほとんど動かないの
で、その両方の端部10、11も従来のように特殊なシリン
ダ状ブラケットで固定する必要がなく、フリーにしてお
くことができる。なお必要に応じてワイヤの端部を折り
返し、そのままの形状に熱で固定してもよい。
ワイヤ4を係止することにより矯正装置の装着が完了す
る。すなわちワイヤ4と爪部2bとがしっかり係合してい
るので、とくに線材などでワイヤをブラケットに緊縛す
る必要がない。またワイヤ4自体はほとんど動かないの
で、その両方の端部10、11も従来のように特殊なシリン
ダ状ブラケットで固定する必要がなく、フリーにしてお
くことができる。なお必要に応じてワイヤの端部を折り
返し、そのままの形状に熱で固定してもよい。
【0035】装着した後は、ワイヤの弾性反力がブラケ
ットを介して矯正すべき歯Taに伝えられ、矢印N方向の
力(たとえば20〜200g程度)が長期間付与される。それ
によりその歯Taは矢印N方向に徐々に移動する。
ットを介して矯正すべき歯Taに伝えられ、矢印N方向の
力(たとえば20〜200g程度)が長期間付与される。それ
によりその歯Taは矢印N方向に徐々に移動する。
【0036】なお歯Taに捩り方向の矯正トルクを与えた
いばあいは、その歯のブラケット2の向きまたはワイヤ
4の彎曲形状を変えるだけで所定のトルクを与えること
ができる。歯がしだいに移動し、それと共にワイヤ4が
自由形状に戻ってくると、弾性力、すなわち矯正力が弱
くなってくる。そこでつぎに一連のブラケット2はその
ままにして、より剛性の高いワイヤと交換する。
いばあいは、その歯のブラケット2の向きまたはワイヤ
4の彎曲形状を変えるだけで所定のトルクを与えること
ができる。歯がしだいに移動し、それと共にワイヤ4が
自由形状に戻ってくると、弾性力、すなわち矯正力が弱
くなってくる。そこでつぎに一連のブラケット2はその
ままにして、より剛性の高いワイヤと交換する。
【0037】そのときもとのワイヤ4は単に端部から抜
き取るか、あるいは部分的に切断して抜きとればよい。
き取るか、あるいは部分的に切断して抜きとればよい。
【0038】新しいワイヤ(たとえば図5のような突条
6を備えたワイヤ)は図1のように装着することもで
き、あるいは古いワイヤの端部に新しいワイヤを接続
し、古いワイヤを抜きながら新しいワイヤを挿入するこ
ともできる。
6を備えたワイヤ)は図1のように装着することもで
き、あるいは古いワイヤの端部に新しいワイヤを接続
し、古いワイヤを抜きながら新しいワイヤを挿入するこ
ともできる。
【0039】以上のワイヤの交換は数週間に1回程度必
要に応じて行なわれ、全体として数回の交換で半年〜2
年程度の治療を行なって歯列の噛合状態が矯正される。
要に応じて行なわれ、全体として数回の交換で半年〜2
年程度の治療を行なって歯列の噛合状態が矯正される。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ブラケットの固着が極
めて容易でかつ強固となり、しかも装着の作業性が向上
する。
めて容易でかつ強固となり、しかも装着の作業性が向上
する。
【図1】本発明の矯正装置の一実施例を示す一部断面要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図2】図1の装置におけるブラケットをベースプレー
ト側からみた概略斜視図である。
ト側からみた概略斜視図である。
【図3】図1の装置の装着方法の一例を示す概略平面図
である。
である。
【図4】本発明にかかわるブラケットの他の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】本発明にかかわるブラケットとワイヤの他の組
合せを示す断面図である。
合せを示す断面図である。
【図6】本発明にかかわるブラケットとワイヤの他の組
合せを示す断面図である。
合せを示す断面図である。
【図7】本発明にかかわるブラケットとワイヤのさらに
他の組合せを示す断面図である。
他の組合せを示す断面図である。
【図8】本発明にかかわるワイヤのさらに他の実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図9】本発明におけるワイヤの装着方法の一例を示す
一部断面要部斜視図である。
一部断面要部斜視図である。
【図10】本発明の装置の他の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】本発明の歯列矯正装置の装着状態の一例を示
す平面図である。
す平面図である。
Ta、T 歯 2 ブラケット 3 ワイヤ係止溝 4 ワイヤ 5 ベースプレート
Claims (5)
- 【請求項1】 ワイヤ係止溝を備えた矯正すべき歯列の
個々の歯に固着される一連のブラケットと、該ブラケッ
トのワイヤ係止溝に係止されるワイヤとからなり、ブラ
ケットの歯固着側面に易塑性変形性樹脂からなるベース
プレートが設けられてなる歯列矯正装置であって、前記
ワイヤの断面形状が矩形であり、かつ前記ワイヤ係止溝
の断面形状がT字状を呈してなる歯列矯正装置。 - 【請求項2】 易塑性変形性樹脂が熱硬化型樹脂である
請求項1記載の歯列矯正装置。 - 【請求項3】 易塑性変形性樹脂が光硬化型樹脂である
請求項1記載の歯列矯正装置。 - 【請求項4】 易塑性変形性樹脂が熱可塑性樹脂である
請求項1記載の歯列矯正装置。 - 【請求項5】 前記ワイヤの断面形状が略T字状を呈し
てなる請求項1記載の歯列矯正装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6848292A JPH08113B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 歯列矯正装置 |
| US07/886,564 US5271733A (en) | 1990-04-03 | 1992-05-21 | Device for correcting teeth irregularities |
| US08/115,055 US5474447A (en) | 1990-04-03 | 1993-09-02 | Device for correcting teeth irregularities |
| US08/478,343 US5622495A (en) | 1990-04-03 | 1995-06-07 | Device for correcting teeth irregularities |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6848292A JPH08113B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 歯列矯正装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269147A JPH05269147A (ja) | 1993-10-19 |
| JPH08113B2 true JPH08113B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=13374953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6848292A Expired - Fee Related JPH08113B2 (ja) | 1990-04-03 | 1992-03-26 | 歯列矯正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08113B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5323586B2 (ja) * | 2009-06-01 | 2013-10-23 | 株式会社ジーシー | 位置決めガイド付き歯列矯正用ブラケットの作製方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57166151A (en) * | 1981-04-06 | 1982-10-13 | Hidekazu Masuhara | Dental orthopedic bracket and production thereof |
| US5015180A (en) * | 1989-03-01 | 1991-05-14 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Dental article containing light-curable paste |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP6848292A patent/JPH08113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05269147A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |