JPH0811525A - 車両用加湿冷風機 - Google Patents

車両用加湿冷風機

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JPH0811525A
JPH0811525A JP6147667A JP14766794A JPH0811525A JP H0811525 A JPH0811525 A JP H0811525A JP 6147667 A JP6147667 A JP 6147667A JP 14766794 A JP14766794 A JP 14766794A JP H0811525 A JPH0811525 A JP H0811525A
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JP
Japan
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water
water tank
vehicle
tank
air passage
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Application number
JP6147667A
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English (en)
Inventor
Shoichi Yamaguchi
祥一 山口
Kazuhiko Nakagawa
和彦 中川
Sei Tamaru
聖 田丸
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Humidification (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水バルブ43による消費電力がなく、且つ
水タンク6によって補給した水が、排水バルブ43の閉
め忘れによって排水されない車両用加湿冷風機1の提
供。 【構成】 車両用加湿冷風機1は、着脱可能な水タンク
6を備え、この水タンク6内の水は、霧化手段の貯水槽
33に供給される。水タンク6の下部には、貯水槽33
の水を排水する排水バルブ43が配置されている。この
排水バルブ43を開閉するバルブレバー45は、上方位
置へ回動されると開弁し、下方位置へ回動されると閉弁
する。一方、水タンク6を受ける受け面44は、水タン
ク6の重みによって、バルブレバー45を下方へ回動す
る操作レバー46を保持している。そして、水が補充さ
れた水タンク6を車両用加湿冷風機1に装着すると、水
タンク6の重みで操作レバー46が押し下げられてバル
ブレバー45が下方へ回動し、排水バルブ43が閉じ、
供給された水の排水が防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を霧化した霧化水に
よって乗員に冷風感を与える車両用加湿冷風機に関する
もので、特に水を霧化する霧化手段の貯水槽に蓄えられ
た水の排水に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】霧化手段の貯水槽に蓄えられた水を排水
する技術として、実開平2−64835号公報に開示さ
れた技術が知られている。この技術は、加湿器の運転停
止時に開放する電動排水弁を設けたもので、作動時は通
電により電動排水弁を閉じるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平2−6
4835号公報に開示される技術は、加湿器の作動中、
常に電磁排水弁を閉弁状態に保つために、電磁排水弁を
通電する必要があり、電力消費量が大きくなる不具合が
生じる。特に、フォークリフトなどの電気自動車では、
搭載するバッテリの消費電力を極力小さく抑えることが
望まれるため、消費電力が大きくなる実開平2−648
35号公報の技術は不向きである。
【0004】また、排水バルブを手動操作によって開閉
する場合は、排水バルブを閉め忘れた状態で、水タンク
を装着する可能性が大きい。排水バルブを閉め忘れた状
態で、水タンクを装着すると、せっかく補給した水が排
水されてしまう不具合が生じる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、排水バルブによる電力消費がな
く、且つ水タンクによって補給した水が、排水バルブの
閉め忘れによって排水されることのない車両用加湿冷風
機の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用加湿冷風
機は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕車両用加湿冷風機は、(a)空気が
流れる空気通路と、(b)この空気通路内において空気
流を生じさせる送風機と、(c)着脱可能に設けられた
水を蓄える水タンクと、(d)この水タンクから供給さ
れた水を所定の水位に保つ貯水槽を備え、この貯水槽内
の水に超音波を与えて水を霧化させ、前記空気通路内に
霧化水を発生させる霧化手段と、(e)回動可能なバル
ブレバーを備え、このバルブレバーの回動によって、前
記貯水槽内の排水および排水停止を行う排水バルブと、
(f)前記水タンクの装着による前記水タンクの重みに
よって、前記バルブレバーを前記排水停止位置に回動す
る操作レバーとを備える。
【0007】〔請求項2の手段〕請求項1の車両用加湿
冷風機において、前記空気通路、前記送風機、前記霧化
手段等が設けられた本体における前記水タンクの受け面
に永久磁石を設け、前記水タンクの底面に、前記永久磁
石に被着する磁性体の被着部材を設けたことを特徴とす
る。
【0008】〔請求項3の手段〕請求項1の車両用加湿
冷風機において、前記霧化手段は、複数の超音波振動子
を前記貯水槽内に近接配置し、前記複数の超音波振動子
の近傍の前記貯水槽に、この貯水槽内の水位の低下を検
出する渇水センサを設けたことを特徴とする。
【0009】〔請求項4の手段〕請求項1の車両用加湿
冷風機において、前記送風機と前記貯水槽との間にある
前記空気通路は、前記貯水槽から溢れた水を外部に排水
するためのオーバーフロー水路としても利用されること
を特徴とする。
【0010】
【作用および発明の効果】
〔請求項1の作用および効果〕送風機が作動するととも
に、霧化手段が作動すると、空気通路内に空気流が発生
するとともに、この空気流中に霧化水が混入する。空気
通路から吹き出された空気流中の霧化水は、空気流から
熱を奪って蒸発し、空気通路から吹き出された空気流の
温度を低下させる。
【0011】メンテナンスなど、貯水槽内の水を排水す
る場合、水タンクを外し、排水バルブを開弁させる。す
ると、貯水槽内の水が、排水バルブを介して排水され
る。メンテナンス等が終了し、水が補給された水タンク
を装着すると、水タンクの重みが操作レバーを介して、
排水バルブのバルブレバーに伝わり、バルブレバーを排
水停止位置に回動する。つまり、排水バルブが閉じられ
る。この結果、水タンクによって補給した水が、排水バ
ルブの閉め忘れによって排水されることが防がれる。な
お、排水バルブは、水タンクの重みによって閉弁する機
構であるため、電力を消費しない。このため、フォーク
リフトなどの電気自動車に用いて特に好適なものであ
る。
【0012】〔請求項2の作用および効果〕車両用加湿
冷風機の作動により、水タンク内の水位が低下して、水
タンクの重みが軽くなった状態で、車両の振動が水タン
クに伝わると、振動によって、水タンクが本体から外れ
るように作用する。しかるに、水タンクを本体に装着し
た際に、水タンクを受ける受け面の永久磁石と、水タン
クの底面の被着部材とが磁力によって被着している。こ
のため、水タンク内の水位が低下して、水タンクの重み
が軽くなっても、本体の永久磁石と水タンクの被着部材
とが磁力で被着しているため、水タンクが本体から外れ
ることがない。
【0013】ここで、永久磁石による被着力は、長期に
亘って維持されるため、長期に亘って水タンクが本体か
ら外れるのを防ぐことができる。つまり、例えば、特開
昭63−231124号公報に開示された技術のよう
に、板バネの復元力で水タンクを保持したものであれ
ば、長期に亘って使用すると、板バネによる水タンクの
保持力が低下して、長期に亘って水タンクを安定保持す
ることが困難であるが、永久磁石と被着部材とを用いる
ことによって、長期に亘って水タンクを安定保持するこ
とができる。
【0014】〔請求項3の作用および効果〕霧化手段と
して複数の超音波振動子を使用する場合、複数の超音波
振動子を接近配置することで、貯水槽を共通化し、且つ
小さくすることができる。そして、貯水槽を共通化して
小さくできるため、水タンクが1つで済むとともに、貯
水槽内の水位の低下を検出する渇水センサも1つで済
む。この結果、複数の超音波振動子を用いた車両用加湿
冷風機のコストを抑えることができる。
【0015】〔請求項4の作用および効果〕車両の振動
や傾斜が、車両用加湿冷風機に伝わると、貯水槽の水
が、貯水槽から溢れる可能性がある。水が貯水槽の周囲
へ溢れる前に、所定水位よりも高くなった水を排水する
技術として、特開平2−70520号公報に開示された
技術が知られている。この技術は、貯水槽内にオーバー
フロー管を挿入し、オーバーフロー管より高い水位の水
を排水して、貯水槽の周囲へ水が溢れるのを防ぐ技術で
ある。しかるに、この特開平2−70520号公報に開
示された技術では、貯水槽の底に、オーバーフロー管を
取り付ける穴を設ける必要があるため、オーバーフロー
管の取付穴の水漏れ対策を施し、コストが高くなるとと
もに、オーバーフロー管の高さを管理する必要がある。
【0016】しかるに、この請求項4では、オーバーフ
ロー管は必要なく、貯水槽から溢れた水を、送風機と貯
水槽との間にある空気通路に導き、この空気通路から水
を排水する構造を採用するため、従来のように、貯水槽
の底に、オーバーフロー管の取付穴や、この取付穴の水
漏れ対策を施す必要がないため、従来に比較してコスト
を抑えることができる。また、オーバーフロー管が不要
で、貯水槽から溢れた水を空気通路へ導く構造であるた
め、オーバーフロー管の高さを管理する必要がない。
【0017】
【実施例】次に、本発明の車両用加湿冷風機を、図に示
す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図10は本発明の実施例を
示すもので、図1ないし図3は車両用加湿冷風機の断面
図、図4は車両用加湿冷風機の搭載状態を示す説明図で
ある。車両用加湿冷風機1は、図4に示すように、フォ
ークリフトなどオープンデッキタイプの作業車両2の天
井部分に装着された一体型パッケージタイプのもので、
図1ないし図3に示すように大別して、空気流を生じさ
せる送風機3と、送風機3の発生した空気流を案内して
下方の乗員に向ける空気通路4と、水を霧化して空気通
路4内に供給する霧化手段5と、この霧化手段5に水を
供給する水タンク6とから構成されている。
【0018】〔送風機3の説明〕本実施例の送風機3
は、図2に示すように、両軸式の遠心式ブロワで、通電
により軸を回転させるモータ7、このモータ7の両側に
突出したそれぞれの軸に取り付けられた左側遠心式ファ
ン8および右側遠心式ファン(図示しない)、左側遠心
式ファン8および右側遠心式ファンの周囲を覆い、各遠
心式ファンの発生した空気流を後述する左側空気通路1
1および右側空気通路12へ導く左側スクロールケース
9および右側スクロールケース10から構成されてい
る。
【0019】〔空気通路4の説明〕本実施例の空気通路
4は、送風機3から供給された空気流を、乗員の顔面の
左側前方上方位置へ導く左側空気通路11と、乗員の顔
面の右側前方上方位置へ導く右側空気通路12とを備え
る。そして、左側空気通路11の下流端、および右側空
気通路12の下流端には、それぞれ吹出口13が設けら
れている。なお、左側空気通路11の下流端の吹出口1
3は、乗員の左上方位置から乗員の顔面の左側へ向けて
空気を吹き出し、右側空気通路12の下流端の吹出口1
3は、乗員の右上方位置から乗員の顔面の右側へ向けて
空気を吹き出す。
【0020】右側空気通路12は、霧化手段5の発生し
た霧化水が供給される加湿風通路14と、霧化水が供給
されない通常風通路15とに分割して設けられている。
また、加湿風通路14は、加湿風を水平方向に導く霧化
室16と、この霧化室16から下方の中筒24(後述す
る)に導く下方案内通路17とから構成されている。
【0021】霧化室16の上流側の下部には、この霧化
室16内へ霧化水を供給する霧化手段5が配置され、霧
化室16の上流側の底部には、この霧化手段5が発生し
た水柱の周囲を覆う筒部18が形成されている。この筒
部18の隣部には、霧化室16内で結露した結露水を霧
化手段5へ戻す戻し穴21が形成されている。また、霧
化室16の下流側の底部には、霧化室16から下方案内
通路17へ加湿風を導く開口部22が形成されており、
この開口部22の周囲には、霧化室16の底部から上方
へ立ち上げられ、霧化室16内で結露した結露水が下方
案内通路17へ導かれるのを防ぐ関23が形成されてい
る。この関23の高さは、車両が傾斜した際において
も、霧化室16の底の結露水が開口部22の内部へ進入
しない高さに設定されている。このように、霧化室16
内に、関23と戻し穴21とが設けられることによっ
て、霧化室16内で結露した結露水が下方案内通路17
に案内されることなく、戻し穴21から霧化手段5へ戻
される。
【0022】なお、右側空気通路12は、上述した左側
空気通路11と同じ構成を採用している。
【0023】〔吹出口13の説明〕左側空気通路11を
通過した空気を吹き出す吹出口13は、乗員の顔面の左
側前方上方位置で、且つ乗員の顔面から約30cm程の
距離を隔てて配置されたものである。この吹出口13
は、下方案内通路17から供給される加湿風を乗員の顔
面左側へ吹き出す中筒24と、通常風通路15を通過し
た通常風を中筒24の周囲から乗員の顔面左側へ吹き出
す外筒25とからなる2重ダクトの構造を採用する。ま
た、本実施例では、中筒24から吹き出される加湿風の
流速Vsと、外筒25から吹き出される通常風の流速V
tとの比(Vs/Vt)が、1〜3の範囲となるよう
に、加湿風通路14+中筒24の通風抵抗と、通常風通
路15+外筒25の通風抵抗との比が設定されている。
これによって、加湿風の拡散が防がれるとともに、加湿
風の乗員到達性が大変優れ、加湿風による乗員の冷却能
力が高くなる。
【0024】吹出口13を構成する中筒24は、風の流
れ方向に対して垂直方向に変形可能な可撓性にゴムホー
スによって形成されるとともに、外筒25は、風の流れ
方向に対して垂直方向に変形可能で、且つ変形状態を保
つ蛇腹形状の樹脂製フレキシブルダクトによって設けら
れている。そして、外筒25の吹出端には、吹出リング
26が取り付けられ、吹出リング26によって、中筒2
4の吹出端側が風の流れ方向に沿って移動可能に保持さ
れている。このため、外筒25の吹出方向を変化させる
と、吹出リング26を介して中筒24の吹出方向も変化
する。つまり、吹出口13の吹出方向を、乗員の顔面の
高さや、乗員の好み等によって変更することができる。
【0025】なお、右側空気通路12を通過した空気を
吹き出す吹出口13は、乗員の顔面の右側前方上方位置
で、且つ乗員の顔面から約30cm程の距離を隔てて配
置されて、吹出風を乗員の顔面右側に向ける以外は、上
述した左側空気通路11の吹出口13と同じ構成を採用
している。
【0026】〔霧化手段5の説明〕本実施例の霧化手段
5は、左側空気通路11および右側空気通路12のそれ
ぞれに、独立して霧化水を供給するもので、図5および
図6に示すように左側超音波振動子31および右側超音
波振動子32を備える。この左側超音波振動子31およ
び右側超音波振動子32は、例えばチタン酸バリウム系
の圧電素子の両面に電極を焼き付けた電歪振動子で、図
示しない超音波発生回路からの電気信号により超高速振
動を発生する。また、左側超音波振動子31および右側
超音波振動子32は、接近して設けられるとともに、共
通の貯水槽33の底に取り付けられ、貯水槽33の水面
付近に超音波の焦点を結ぶように設けられている。
【0027】貯水槽33は、上述のように、左側超音波
振動子31および右側超音波振動子32が接近して設け
られることによって、小さく形成されるとともに、車両
用加湿冷風機1の左右中央に設けられている。また、左
側超音波振動子31および右側超音波振動子32の間の
貯水槽33には、貯水槽33内の水位の低下を検出する
渇水センサ34が設けられている。この渇水センサ34
は、フロートを用いたスイッチで、フロートの位置が低
下すると、貯水槽33内の水位の低下を検出する。
【0028】また、貯水槽33は、図7に示すように、
車両の振動や傾斜によって溢れた水を、送風機3と貯水
槽33との間の空気通路4のダクトを共用したオーバー
フロー水路35へ排水するように設けられている。この
オーバーフロー水路35は、低い部分にドレン穴36が
形成されており、オーバーフロー水路35に排水された
水が、ドレン穴36から外部へ排水されるように設けら
れている。つまり、送風機3と貯水槽33との間のオー
バーフロー水路35は、送風機3から供給された空気を
霧化手段5へ供給する他、貯水槽33から溢れた水を外
部に排水するように設けられている。
【0029】さらに、貯水槽33の底には、図1に示す
ように、貯水槽33内の水を排水するための排水口41
が形成されている。この排水口41には、排水ホース4
2が接続され、排水口41から供給された水を外部へ導
くように設けられている。また、排水ホース42には、
排水ホース42の開閉を行うことによって、貯水槽33
内の排水および排水停止を行う排水バルブ43が設けら
れている。この排水バルブ43は、内部の弁体(図示し
ない)を操作するバルブレバー45を備える。そして、
本実施例では、バルブレバー45の端を上方位置(図1
の2点鎖線参照)へ回動することにより開弁し、貯水槽
33を排水する。逆に、バルブレバー45の端を下方位
置(図1の実線参照)へ回動することにより閉弁し、貯
水槽33の排水を停止する。なお、排水バルブ43は、
水タンク6の下方位置に設けられている。
【0030】〔水タンク6の説明〕水タンク6は、車両
用加湿冷風機1から着脱可能に設けられた水のタンク
で、貯水槽33の水位が低下すると、貯水槽33の水位
を一定に保つように、貯水槽33へ水を補充するもので
ある。水タンク6を受ける車両用加湿冷風機1の受け面
44には、水タンク6の装着による水タンク6の重みに
よって、バルブレバー45を下方位置(本発明の排水停
止位置)に回動させる操作レバー46が設けられてい
る。この操作レバー46は、図8ないし図10に示すよ
うに、水タンク6の重みを受ける水平部材47と、この
水平部材47の受けた荷重を上下方向に伝える垂直部材
48とからなり、垂直部材48が車両用加湿冷風機1の
受け面44によって、上下方向に移動自在に保持されて
いる。垂直部材48は、バルブレバー45の突起49に
嵌まり合う長穴の逃げ溝50が形成されており、操作レ
バー46を上下方向に操作すると、バルブレバー45が
連動して上下に回動する。
【0031】また、水タンク6を受ける車両用加湿冷風
機1(本体に相当)の受け面44には、図1に示すよう
に、水タンク6の底面と当接する上面の左右に、永久磁
石51が固定されている。また、水タンク6の底面に
は、2つの永久磁石51と一致する位置に、それぞれの
永久磁石51に被着する2つの磁性体の被着部材52が
接着材等によって被着されている。この被着部材52
は、強磁性体の例えば鉄板で、水タンク6を車両用加湿
冷風機1に装着することにより、車両用加湿冷風機1の
永久磁石51と、水タンク6の被着部材52とが磁力に
よって被着し、水タンク6が車両用加湿冷風機1に強力
に保持される。
【0032】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を説明する。図示しない加湿冷却スイッチがONされる
と、送風機3、霧化手段5が作動を開始する。送風機3
の発生した空気流は、右側空気通路12と左側空気通路
11とに供給され、それぞれの加湿風通路14と通常風
通路15とを流れる。加湿風通路14を流れる空気流
は、霧化手段5から霧化水が供給されて加湿風となって
中筒24から乗員の顔面に向けて吹き出される。また、
通常風通路15を流れる空気は、霧化水が供給されるこ
となく、そのままの通常風として、中筒24の周囲の外
筒25から乗員の顔面に向けて吹き出される。つまり、
乗員の顔面の前方左右上方の30cmほど離れた2つの
吹出口13から、乗員の顔面の左右に通常風と加湿風が
吹き付けられる。
【0033】加湿風に含まれる霧化水は、周囲の風から
潜熱を奪って蒸発し、加湿風の温度を低下させる(この
霧化水の蒸発は、乗員の直前まで行われ、乗員に到達す
る加湿風の温度を低く抑えている)。そして、この温度
低下した加湿風が通常風に覆われて乗員の顔面にスポッ
ト的に向けられることにより、温度の低い加湿風が乗員
到達前に周囲に拡散することが防がれ、温度の低い加湿
風が乗員の顔面の左右に届けられる。これにより、乗員
に高い冷風感を与えることができる。
【0034】メンテナンスなど、貯水槽33内の水を排
水する場合は、水タンク6を外し、操作レバー46を上
方へ引上げ、排水バルブ43を開弁させる。すると、貯
水槽33内の水が、排水口41、排水ホース42、排水
バルブ43を介して、車両用加湿冷風機1の外部へ排水
される。メンテナンスが終了し、水が補給された水タン
ク6を装着すると、水タンク6の重みによって、操作レ
バー46が押し下げられ、バルブレバー45が下方位置
(排水停止位置)へ回動し、排水バルブ43が閉じられ
る。
【0035】〔実施例の効果〕本実施例では、上記の作
用で示したように、水タンク6を装着すると、水タンク
6の重みによって排水バルブ43が閉じられるため、水
タンク6から貯水槽33に供給される水は、排水バルブ
43を介して排水されない。つまり、水タンク6から貯
水槽33に補給された水は、排水バルブ43の閉め忘れ
によって排水されるのを防ぐことができる。また、水タ
ンク6の重みによって、排水バルブ43を閉弁する機構
であるため、排水バルブ43を管理する電力が消費され
ない。このため、搭載するバッテリで作動するフォーク
リフトの作動時間を、排水バルブ43の電力で短縮する
ことがない。
【0036】車両用加湿冷風機1の作動により、水タン
ク6内の水が低下すると、水タンク6が軽くなる。この
状態で、車両2の振動が水タンク6に伝わると、振動に
よって、水タンク6が本体から外れるように作用する。
しかるに、水タンク6は、永久磁石51と被着部材52
とが磁力によって車両用加湿冷風機1に被着しているた
め、水タンク6が軽くなっても、車両2の振動で水タン
ク6が車両用加湿冷風機1から外れることがない。ま
た、水タンク6は、永久磁石51による被着力によって
車両用加湿冷風機1に保持されるため、長期に使用して
も、水タンク6の保持力が低下せず、長期に亘って水タ
ンク6を安定保持することができる。
【0037】左側超音波振動子31および右側超音波振
動子32を近接して配置し、貯水槽33を共通化し、且
つ貯水槽33を小さく設けたため、水タンク6が1つで
済むとともに、貯水槽33内の水位の低下を検出する渇
水センサ34も1つで済み、車両用加湿冷風機1のコス
トを抑えることができる。
【0038】車両2の振動や傾斜が、車両用加湿冷風機
1に伝わり、貯水槽33の水が溢れると、溢れた水は送
風機3と貯水槽33との間にあるオーバーフロー水路3
5に導かれる。そして、このオーバーフロー水路35に
導かれた水は、ドレン穴36に導かれ、車両用加湿冷風
機1の外部に排水される。このため、従来のように、貯
水槽33の底にオーバーフロー管の取付穴や、この取付
穴の水漏れ対策を施す必要がないため、従来に比較して
コストを抑えることができる。また、オーバーフロー管
を用いないため、オーバーフロー管の高さを管理する必
要がない。つまり、安価で信頼性の高いオーバーフロー
対策が実施できる。
【0039】一方、本実施例の車両用加湿冷風機1は、
一体型パッケージタイプであるため、フォークリフトな
どの作業車両2への搭載が容易である。また、車両用加
湿冷風機1は、天井に装着されるため、乗員に圧迫感を
与えることがなく、車両操作の邪魔にならない。
【0040】〔変形例〕上記の実施例では、排水バルブ
を開弁する際は、操作レバーを上方へ引き上げて開弁す
る例を示したが、例えばバネの作用によって、バルブレ
バーを開弁位置へ回動するように設け、水タンクを外し
た際、バネの作用で排水バルブが開弁するように設けて
も良い。これによって、水タンクを外す度に、貯水槽の
水を排水することができる。上記の実施例では、左側空
気通路のための左側超音波霧化装置と、右側空気通路の
ための右側超音波霧化装置とをそれぞれ設けた例を示し
たが、1つの超音波霧化装置で発生した霧化水を左側空
気通路と右側空気通路に供給するように設けても良い。
【0041】上記の実施例では、乗員の顔面前方の左右
上方に1つずつ吹出口を配置した例を示したが、左右上
方のそれぞれに複数の吹出口を設けても良い。また、左
右上方の一方のみに吹出口を設けたり、あるいは乗員の
正面の上方位置に吹出口を設けるなど、吹出口を1つに
設けても良い。上記の実施例では、吹出口を下方に向け
た例を示したが、側方に設けたり、上方に設けるなど、
他の方向に加湿風を吹き出すように設けても良い。
【0042】上記の実施例では、通常風として、送風機
の発生した空気流をそのまま乗員に向けて流したが、通
常風通路内に空気の温度を可変する手段(冷却手段ある
いは加熱手段)を設けても良い。上記の実施例では、加
湿風通路内に空気の温度を可変する手段(冷却手段ある
いは加熱手段)を設けても良い。上記の実施例では、通
常風と加湿風とを組み合わせて乗員に吹き出させた例を
示したが、通常風通路を廃止して加湿風のみを吹き出す
ように設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用加湿冷風機の要部断面図である。
【図2】車両用加湿冷風機の上面断面図である。
【図3】車両用加湿冷風機の正面断面図である。
【図4】車両用加湿冷風機の搭載状態を示す説明図であ
る。
【図5】霧化手段の上面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】車両用加湿冷風機の要部断面図である。
【図8】操作レバーの正面図である。
【図9】操作レバーの側面図である。
【図10】操作レバーの上面図である。
【符号の説明】
1 車両用加湿冷風機 3 送風機 4 空気通路 5 霧化手段 6 水タンク 11 左側空気通路 12 右側空気通路 31 左側超音波振動子 32 右側超音波振動子 33 貯水槽 34 渇水センサ 35 オーバーフロー水路(送風機と貯水槽との間にあ
る空気通路) 43 排水バルブ 44 受け面 45 バルブレバー 46 操作レバー 51 永久磁石 52 被着部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 6/12 101 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)空気が流れる空気通路と、 (b)この空気通路内において空気流を生じさせる送風
    機と、 (c)着脱可能に設けられた水を蓄える水タンクと、 (d)この水タンクから供給された水を所定の水位に保
    つ貯水槽を備え、この貯水槽内の水に超音波を与えて水
    を霧化させ、前記空気通路内に霧化水を発生させる霧化
    手段と、 (e)回動可能なバルブレバーを備え、このバルブレバ
    ーの回動によって、前記貯水槽内の排水および排水停止
    を行う排水バルブと、 (f)前記水タンクの装着による前記水タンクの重みに
    よって、前記バルブレバーを前記排水停止位置に回動す
    る操作レバーとを備える車両用加湿冷風機。
  2. 【請求項2】請求項1の車両用加湿冷風機において、 前記空気通路、前記送風機、前記霧化手段等が設けられ
    た本体における前記水タンクの受け面に永久磁石を設
    け、 前記水タンクの底面に、前記永久磁石に被着する磁性体
    の被着部材を設けたことを特徴とする車両用加湿冷風
    機。
  3. 【請求項3】請求項1の車両用加湿冷風機において、 前記霧化手段は、複数の超音波振動子を前記貯水槽内に
    近接配置し、 前記複数の超音波振動子の近傍の前記貯水槽に、この貯
    水槽内の水位の低下を検出する渇水センサが設けられた
    ことを特徴とする車両用加湿冷風機。
  4. 【請求項4】請求項1の車両用加湿冷風機において、 前記送風機と前記貯水槽との間にある前記空気通路は、 前記貯水槽から溢れた水を外部に排水するためのオーバ
    ーフロー水路としても利用されることを特徴とする車両
    用加湿冷風機。
JP6147667A 1994-06-29 1994-06-29 車両用加湿冷風機 Pending JPH0811525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299929A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Toshiba Carrier Corp 天井埋込形空気調和機
CN111649430A (zh) * 2020-06-28 2020-09-11 珠海格力电器股份有限公司 加湿器及其集雾结构

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JP2009299929A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Toshiba Carrier Corp 天井埋込形空気調和機
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