JPH0811531A - 車両側部用ひさし兼日よけ装置および製造方法 - Google Patents

車両側部用ひさし兼日よけ装置および製造方法

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JPH0811531A
JPH0811531A JP6151888A JP15188894A JPH0811531A JP H0811531 A JPH0811531 A JP H0811531A JP 6151888 A JP6151888 A JP 6151888A JP 15188894 A JP15188894 A JP 15188894A JP H0811531 A JPH0811531 A JP H0811531A
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pillar
vehicle
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Tatsuya Tamura
達也 田村
Akira Akatsu
明 赤津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドウインドウやドアを開いた場合でもピ
ラー部からコーナー部を経てルーフ部に至る領域にわた
って、雨水の侵入および日射を防止することができ、翼
材の形成および取付が容易で、優れた外観を有する車両
側部用ひさし兼日よけ装置および製造方法を得る。 【構成】 車体のピラーからコーナーを経てルーフ側部
に沿って、車体パネル10の側縁に取付けられる長尺な
基材21に、車体側部のほぼ外方向に向けて突出する翼
材22を、ピラー部12、16からコーナー部13、1
5を経てルーフ部14にかけて連続して一体的に形成し
た車両側部用ひさし兼日よけ装置11であって、基材2
1は異形断面に形成されて、取付部23、24および意
匠部25を有し、翼材22はルーフ部14では長く突出
し、ピラー部12、16では短く、車体の外方、かつル
ーフ部におけるよりもサイドウインドウ側に傾斜して突
出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の側部に取付けて車
内への水滴の侵入と日射を遮断するための車両側部用ひ
さし兼日よけ装置およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車体のピラーからコーナー部を経てルー
フに至る車体の側部には、ドリップチャンネルと称する
流水溝が形成されているため、ルーフにたまった雨水は
ドリップチャンネルを通って流下し、サイドウインドウ
への流下は防止されている。この場合でも、ドアフレー
ムに付着した雨水が滴下するのを防止するために、ドア
サッシに水滴よけの突条を設けるもの(実開昭63−1
55821号)、あるいは風切音防止用のスポイラフィ
ンを設けるもの(特開昭57−134324号)が提案
されている。
【0003】このような突条あるいはスポイラフィンを
設ける場合でも、サイドウインドウを開いたときに雨水
が車内に侵入するので、これを防止するため、あるいは
日よけを目的として、ドリップレールに取付けられるド
リップモールディングに取付けるひさし兼日よけ装置が
使用されている。このひさし兼日よけ装置はルーフ側部
のドリップモールディングに後から取付けるようにされ
ており、取付けのための手段と作業を必要とするほか、
ドリップモールディングを全面的に覆うように取付ける
ため、著しく外観を害し、またピラー部の雨水の侵入お
よび日射を十分防止できないという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決するため、ピラー部からコーナー部を介し
てルーフ部に至る領域にわたって、車内への雨水の侵入
および日射を防止することができ、取付が容易で、優れ
た外観を有する車両側部用ひさし兼日よけ装置およびそ
の製造方法を提案することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は次の車両側部用
ひさし兼日よけ装置およびその製造方法である。 (1)車体のピラーからコーナーを経てルーフ側部に沿
って取付けられて、車内への水滴の侵入と日射を遮断す
る装置であって、車体パネルの側縁に沿って取付けられ
る長尺な基材と、この基材に長手方向に沿って一体的に
接合されて、車体に取付けられたとき車体側部のほぼ外
方向に向けて突出する翼材とを備え、基材は、車体の所
定位置に取付けて形状を保持するのに十分な剛性を有す
る材料から所定の異形横断面形状に形成されていて、車
体パネルへの取付部と車体パネルの一部を車外側から覆
う意匠部とを有するとともに、車体のピラーからコーナ
ーを経てルーフ側縁に続く形状に対応した形状にその軸
線が曲げられて、連続して一体的に形成されてピラー
部、コーナー部、ルーフ部を長手方向に有し、前記翼材
は、基材に比較して軟質で柔軟な材料から形成され、基
材の表面に接合されてその表面から所定の長さ寸法だけ
突出し、かつその基材表面からの実質的な突出量はピラ
ー部とルーフ部とでは互いに異なっていることを特徴と
する車両側部用ひさし兼日よけ装置。 (2)基材が金属異形材料から形成され、翼材がゴムま
たは合成樹脂から形成されている上記(1)記載の車両
側部用ひさし兼日よけ装置。 (3)基材が硬質の合成樹脂から形成され、翼材が基材
よりも軟質で柔軟なゴムまたは合成樹脂から形成されて
いる上記(1)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。 (4)金属異形材は帯状金属板を折り曲げて形成されて
いる上記(2)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。 (5)金属異形材は低融点金属の金属押出し品である上
記(2)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。 (6)翼材が光を透過し得るゴムまたは合成樹脂から形
成されている上記(2)または(3)記載の車両側部用
ひさし兼日よけ装置。 (7)翼材が着色透明の合成樹脂から形成されている上
記(6)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。 (8)翼材の突出量はルーフ部のほうがピラー部よりも
大きい上記(1)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装
置。 (9)翼材の突出量はルーフ部とピラー部との間で徐々
に変化している上記(8)記載の車両側部用ひさし兼日
よけ装置。 (10)翼材の突出量はピラー部において、その上端側
から下端側に向けて徐々に小さくなっている上記(8)
記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。 (11)基材は実質的に同一の横断面形状に形成されて
いる上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の車両
側部用ひさし兼日よけ装置。 (12)基材はピラー部とルーフ部では軸縁がねじれて
いて、これによりピラー部における翼材は車両の外方、
かつルーフ部におけるよりもサイドウインドウ側に向く
ようになっている上記(1)ないし(11)のいずれか
に記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。 (13)基材および翼材がフロントピラー部からフロン
トコーナー部、ルーフ部、リアコーナー部を経てリアピ
ラー部まで連続一体に形成されている上記(1)ないし
(12)のいずれかに記載の車両側部用ひさし兼日よけ
装置。 (14)剛性を有する硬質材料から所定の異形横断面形
状を有する直線状の長尺材に形成された基材押出成形型
に送り込む工程、基材が押出し成形型を通過する間に、
基材よりも軟質で柔軟なゴムまたは合成樹脂を押出し
て、基材の表面から所定の量だけ突出する翼材を基材に
一体的に形成する工程、翼材を構成するゴムまたは合成
樹脂に整形調節装置を作用させて基材表面からの突出長
さを長手方向に沿って制御された量だけ変化させる工
程、翼材を形成した基材のピラー部、コーナー部、ルー
フ部が一体に連続した長さの部材を分離する工程、翼材
を形成した直線状の長尺な基材を、車体のピラー、コー
ナーおよびルーフ側部の形状に対応した形状に軸線曲げ
する工程を含むことを特徴とする車両側部用ひさし兼日
よけ装置の製造方法。 (15)整形調節装置は押出成形型出口側に設けられ、
翼材の押出し長さに対応して作動させて突出長さを変化
させるようにされた上記(14)記載の車両側部用ひさ
し兼日よけ装置の製造方法。 (16)整形調節装置は押出成形型の直後に設けられた
カッターで、翼材を制御された量だけ除去するようにさ
れた上記(15)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置
の製造方法。 (17)整形調節装置は押出成形型のオリフィスを構成
する可動型でオリフィスの断面形状を変化させ、この変
化に対応して翼材の突出長さを変化させるようにされた
上記(15)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置の製
造方法。 (18)整形調節装置は押出成形型とは別の位置に設け
られ、硬化した翼材を所定の量だけ除去するようにされ
た上記(14)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置の
製造方法。 (19)軸線曲げ工程で、ピラー部とルーフ部とでは軸
線の角度が互いに異なるようにねじり加工されている上
記(15)記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置の製造
方法。
【0006】
【作用】本発明の車両側部用ひさし兼日よけ装置は、異
形横断面形状を有する直線状の長尺材に形成された基材
を押出成形型に送り込んで、基材よりも軟質で柔軟なゴ
ムまたは合成樹脂を押出して、基材の表面から所定の量
だけ突出する翼材を基材に一体的に形成し、翼材の基材
表面からの突出長さを整形調節装置により、長手方向に
沿って変化させ、翼材を形成した基材のピラー部、コー
ナー部、ルーフ部が一体に連続した長さの部材を分離し
たのち、車体のピラー、コーナーおよびルーフの側縁の
形状に対応した形状に軸線曲げすることにより製造され
る。
【0007】こうして製造された車両側部用ひさし兼日
よけ装置は、車体のピラーからコーナーを経てルーフ側
縁に沿って基材を取付け、翼材を車体側部の外方向に突
出させて使用する。ひさし兼日よけ装置がルーフ側部か
らリアコーナー部を経てリアピラー部に伸びるときは、
車体のこれらの部分に沿って取付ける。
【0008】取付状態においては、翼材が外方向に突出
しているため、サイドウインドウまたはドアを開いた状
態でも、車体側部の水滴や降雨が車体内部に入るのを防
止することができ、同様にして日射も遮断することがで
きる。ひさし兼日よけ装置はピラー部からコーナー部を
経てルーフ部に至る領域において翼材が形成されるた
め、これらの全領域にわたってこのような作用が行われ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は車体の側面図、図2は実施例のひさし兼日よ
け装置を示し、(a)は図1のA−A断面図、(b)は
B−B断面図、(c)はC−C断面図である。図3ない
し図5は取付状態を示し、図3は図1のA−A断面図、
図4はB−B断面図、図5はC−C断面図である。図6
(a)は基材のねじれ角度、(b)は翼材の突出長さを
示す線図である。
【0010】図1において、1は車体、2はフロントピ
ラー、3はフロントコーナー、4はルーフ側部、5はリ
アコーナー、6はリアピラー、7、7aはドア、8、8
aはサイドウインドウ、9、9aはドアサッシである。
フロントピラー2、フロントコーナー3、ルーフ側部
4、リアコーナー5およびリアピラー6を通して、車体
1の側縁にひさし兼日よけ装置11が取付けられてお
り、それぞれに対応してフロントピラー部12、フロン
トコーナー部13、ルーフ部14、リアコーナー部1
5、リアピラー部16となっている。
【0011】ひさし兼日よけ装置11は図2〜5に示す
ように、車体パネル10の側縁に沿って取付られる長尺
な基材21と、この基材21に長手方向に沿って一体的
に接合されて、車体1に取付けられたとき車体1側部の
ほぼ外方向に向けて突出する翼材22とを備えている。
【0012】基材21は、車体1の所定位置に取付けて
形状を保持するのに十分な剛性を有する材料から所定の
異形横断面形状に形成されていて、車体パネル10への
取付部23、24を両側縁部に有し、これらの中間部の
翼材22に隣接する位置に車体パネル10の一部を車外
側から覆う意匠部25を有する。基材21は、帯状金属
板を折り曲げて成形された金属異形材からなり、ピラー
部12、16とルーフ部14とで軸線がねじれているが
共通の横断面を有している。なお基材21としては、上
記の外に、アルミニウム合金の異形押出材なども使用で
きる。
【0013】基材21の一方の取付部23はJ字状に折
り返されて、その外周部に緩衝材26が形成されてい
る。緩衝材26はフロントピラー部12およびルーフ部
14では意匠部25の一部を覆うように伸びて被覆部2
5aを形成しているが、リアピラー部16では反対方向
に突出して突出部26aを形成している。他方の取付部
24はフロントピラー部12およびリアピラー部16で
は折曲板状に形成されているが、ルーフ部14では折曲
部を含む先端側を欠除した構造となっており、全体を通
して先端部に別部品からなる緩衝材27が取付けられて
いる。
【0014】翼材22は基材21に比較して軟質で柔軟
な材料から形成され、基材21の表面に接合されてその
表面から所定の長さ寸法だけ突出しており、その基材2
1表面からの実質的な突出量はピラー部12、16とル
ーフ部14とでは互いに異なっている。翼材22の材質
としては、基材21よりも軟質で柔軟なゴムまたは合成
樹脂、特にHsA100〜50°程度のものが適当であ
り、光を透過できる材質のものが好ましく、特にHsA
90〜70°の着色合成樹脂が好ましい。
【0015】翼材22の取付位置は意匠部25の一部に
接合するのが好ましいが、実施例では意匠部25の内周
縁側に形成された被覆部25bに一体的に形成されてい
る。被覆部25aと25bの間の意匠部25は基材21
が露出する露出部25cとなっている。また被覆部25
bの内周縁側には、ピラー部12、16において、シー
ル用の突出部28が形成されている。被覆部25a、2
5b、緩衝材26、27および突出部28は翼材22と
は別の軟質樹脂により形成されている。露出部25cの
幅はフロントピラー部12で最小、ルーフ部14で若干
大きく、リアコーナー部15で徐々に大きくなり、リア
ピラー部16で最大となっている。
【0016】翼材22は全長にわたって、基材21の同
一位置から突出しているが、基材21がねじれているた
め、各部でその突出角度が変るように形成されている。
基材21のねじれは、翼材22の軸線W上の点Pを含む
車体1の前後方向の軸線に平行な垂直面Xと、Pおよび
意匠部25の先端部を通る面Yとの角度θが、フロント
ピラー部12のθ2およびリアピラー部16のθ6ではマ
イナス側に傾き、ルーフ部14のθ4ではプラス側に傾
いている。
【0017】その結果、翼材22は図6(a)に示すよ
うに、フロントピラー部12では車体1の後方側に傾斜
して風の抵抗を小さくし、ルーフ部14ではほぼ外方向
に突出して、ひさし兼日よけ装置としての有効面積を大
きくしている。
【0018】一方、翼材22の突出長さは図6(b)に
示すように、ルーフ部14のL4が最大であり、ルーフ
部14とピラー部12、16の間、すなわちフロントお
よびリアコーナー部13、15で徐々に変化して小さく
なっている。フロントおよびリアピラー部12、16の
2、L6はルーフ部14のL4より小さく、上端側から
下端側に行くに向けて徐々に小さくなっている。翼材2
2は図3に示すようにフロントピラー部12において、
鎖線22aのように変形させてもよい。
【0019】図3〜図5は取付状態を示している。31
はタッピングスクリュウ等の取付具であって、フロント
ピラー部12およびリアピラー部16の基材21の取付
部24を通して、あらかじめフロントピラー2およびリ
アピラー6の車体パネル10に取付けられたグロメット
32にねじ付けることにより、ひさし兼日よけ装置11
を車体パネル10に取付けるようになっている。
【0020】33はルーフ部14を取付けるための取付
クリップであり、ひさし兼日よけ装置11のルーフ部1
4における取付部23、24に係合する係合部33a、
33b、およびルーフ側部4の車体パネル10の側縁に
形成されたルーフレール34をつかむクリップ部33c
を有している。33d、33eは樹脂等の緩衝材であ
る。取付クリップ33はルーフ部14の長手方向に間隔
をおいて複数個取付けられる。
【0021】35はドアサッシ9、9aの外周部に取付
けられたウェザーストリップであり、ひさし兼日よけ装
置11の被覆部25bまたは突出部28に当接してシー
ルする外側シール35aと、車体パネル10に当接して
シールする内側シール35bを有する。35c、35d
は中空部である。36はドアサッシ9、9aの内周部に
取付けられたグラスランチャンネルであり、サイドウイ
ンドウ8、8aの窓板に当接してシールするようになっ
ている。
【0022】図7は実施例のひさし兼日よけ装置の製造
方法を示す系統図、図8は整形調節装置の構成図であ
る。ひさし兼日よけ装置11の製造方法は、図7に示す
ように、まずアンコイラ41から金属帯板42を送り出
し、ロール成形装置43においてロール成形し、異形断
面の基材21を形成する。これを固着調節装置44にお
いて、基材21と翼材22その他の樹脂部が接着性を有
しない場合は接着剤を塗布し、アイオノマー樹脂を用い
る場合のように基材21と樹脂が接着性を有する場合は
非固着部分に離型剤を塗布することにより、固着必要部
分が固着性を有するように調節する。そして接着剤を塗
布した場合、必要により活性化装置45で活性化して押
出成形型46に送り込む。
【0023】押出成形型46では樹脂供給路46a、4
6bから第1および第2の樹脂を供給して押出し、第1
の樹脂で翼材22を、第2の樹脂で被覆部25a、25
b、緩衝材26および突出部28を形成する。その後押
出成形型46の出口側に設けられた整形調節装置47で
は、オリフィスの断面形状を変化させ、あるいはカッタ
ーで除去することにより、翼材22の突出長さを変化さ
せるとともに、突出部26a、28の長さおよび被覆部
25aの領域を変化させる。
【0024】整形調節装置47は駆動装置48で駆動さ
れ、押出長さ検出器49により押出長さを検出して制御
装置51に信号を送る。整形調節装置47で横断面形状
を変化させた成形材52は、冷却装置53で冷却した
後、引取機54で引取り、切断機55でピラー12、1
6、コーナー部13、15およびルーフ部14が一体に
連続した長さに切断分離する。
【0025】制御装置51は押出長さ検出信号に基づい
て、固着調節装置44、駆動装置48および切断機55
を制御する。この場合、成形調節装置47で駆動装置4
8を制御して翼材22その他の樹脂部の横断面を変化さ
せる際、基材21の対応部分に接着性を持たせるように
固着調節装置44を制御するとともに、翼材22等の変
化に応じて、リアピラー部16とフロントピラー部12
の中間で切断するように切断機55を制御する。
【0026】整形調節装置47は図8に示されており、
ここでは翼材22その他の樹脂部の長さ等を変化させる
手段として異なる形式のものを並べて表示している。ま
ず翼材22の突出長さを変化させるものとして、第1の
整形調節具61が配置されている。これはガイド62に
沿ってカッター63が前進後退し、その先端についた刃
64が翼材22を切断除去することにより突出長さを変
化させている。
【0027】第2の整形調節具65は突出部28を形成
し、または形成させない手段として、ガイド66に沿っ
て可動型67を前進後退させ、これにより押出成形型4
6のオリフィス46cの断面形状を変化させている。突
出部26aについても同様にして変化させているが、図
示は省略されている。
【0028】第3の整形調節具71は、被覆部25aの
領域を変化させる手段として、円板状のカッター72を
駆動機構73により移動させて、被覆部25aの一部を
切断除去するようになっている。上記の各成形調節具は
どれか1個のみを使用してもよく、あるいは数種を組合
せて使用してもよい。
【0029】図9は押出成形型46とは別の位置に設け
る整形調節装置の例を示し、硬化した翼材22等の樹脂
部を、回転カッタ75を移動させて切断線76に沿って
切断し、除去部77を切断除去するようにしている。
【0030】上記のようにして押出成形、整形調節およ
び所定寸法に切断した成形材52を軸線曲げ装置(図示
せず)によって、ピラー2、6、コーナー3、5および
ルーフ側部4の形状に対応する形状に軸線曲げするとと
もに、ねじりを加えて、ピラー部12、16、コーナー
部13、15、ルーフ部14を形成し、ルーフ部14で
は基材21の欠除部24aに相当する部分を切断等によ
り除去する。そして全体を通して取付部24の先端に緩
衝材27を取付けて、図2のひさし兼日よけ装置11が
製造される。
【0031】上記により製造されたひさし兼日よけ装置
11は、図3〜図5に示すように、車体1のピラー2、
6からコーナー3、5を経てルーフ側部4に沿って取付
けられる。このときひさし兼日よけ装置11のルーフ部
14の内側に取付クリップ33の係合部33a、33b
を係合させるとともに、クリップ部33cでルーフ側部
4のルーフレール34をつかみ固着する。これと同時
に、スクリュウ等の取付具31をグロメット32にねじ
付けることにより、ピラー部12、16の取付部24に
固着する。
【0032】取付状態では、ひさし兼日よけ装置11の
翼材22はピラー部12、16では車体の外方、かつル
ーフ部におけるよりもサイドウインドウ側に傾斜して外
方向に突出し、ルーフ部14では水平方向より若干下向
に傾斜して外方向に突出する。このためピラー部12、
16では、風の方向aに対する抵抗が小さくなり、人体
等に対する危険も少なくなる。一方ルーフ部14では若
干下向に傾斜して外方向に大きく張り出すため、水滴を
外方向に流下させることができ、サイドウインドウ8、
8aやドア7、7aを開いた状態でも、車体側部の水滴
や降雨が車体内部に入るのを防止することができる。同
様に日射も遮断することができる。このような水滴や日
射の遮断はルーフ部14のみでなく、ピラー部12、1
6でも領域は小さくなるが同様な行われる。
【0033】翼材22はピラー部12、16からルーフ
部14にかけて連続して形成されているため、形成が容
易であり、外観も優れ、装飾効果も高くなる。すなわち
翼材22は意匠部25の一部またはその周辺から突出す
るため、意匠部25を全面的に覆うことがなく、外観を
害さない。すなわち、意匠部25は長手方向に沿って途
中で途切れることなく連続して目視される。また翼材2
2は基材21の特定の位置から一体的に突出するため、
均整のとれた外観を呈す。このほか被覆部25aや突出
部26aの幅を長手方向に沿って変化させることによ
り、装飾性を高めることができる。
【0034】翼材22として柔軟で軟質のものを用いる
と、破損や人体等に対する危険性が少なくなる。また透
光性、特に着色透光性の材質を用いることにより、日射
を一部遮断して柔らげることができるほか、装飾性も向
上させることができる。翼材22はルーフ部14で外方
向に大きく突出することにより、水滴および日射の遮断
効果が大きくなるが、ルーフ部14における翼材の方向
は風の方向とほぼ一致しているため、風の抵抗は小さ
く、また一般に車体のルーフ側部4はドア7、7aより
車内側に後退しているため、仮りに接触しても歩行者等
の人体に対する危険性も少ない。
【0035】上記の実施例では、基材21として金属帯
板を異形断面に折曲げ成形する例であるが、基材として
アルミニウム押出材のように、あらかじめ所定横断面に
形成され、所定の寸法に切断されたものを使用すること
もでき、この場合図7のアンコイラ41およびロール成
形装置43は不要で、これらに代えて材料送込み装置を
設けることができる。
【0036】また基材21としては、硬質の合成樹脂で
形成することができ、翼材22としてこれよりも軟質で
柔軟なゴムまたは合成樹脂を用いることもできる。この
場合二重押出により一体的に成形することが可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の車両側部用ひさし兼日よけ装置
は、車体のピラーからコーナーを経てルーフ側部に沿っ
て、車体パネルの側縁に取付けられる長尺な基材に、車
体側部のほぼ外方向に向けて突出する翼材を、ピラー部
からコーナー部を経てルーフ部にかけて連続して一体的
に形成したので、サイドウインドウやドアを開いた場合
でもピラー部からコーナー部を経てルーフ部に至る領域
にわたって、雨水の侵入および日射を防止することがで
き、翼材の形成および取付が容易で、優れた外観が得ら
れる。
【0038】本発明の車両側部用ひさし兼日よけ装置の
製造方法は、基材に翼材を押出成形により形成するとと
もに、整形調節装置により翼材の突出長さを変化させる
ようにしたので、上記のようなひさし兼日よけ装置を、
簡単な装置と操作で効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体の側面図である。
【図2】実施例のひさし兼日よけ装置を示し、(a)は
図1のA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)は
C−C断面図である。
【図3】取付状態を示す図1のA−A断面図である。
【図4】取付状態を示す図1のB−B断面図である。
【図5】取付状態を示す図1のC−C断面図である。
【図6】(a)は基材のねじれ角度、(b)は翼材の突
出長さを示す線図である。
【図7】実施例のひさし兼日よけ装置の製造方法を示す
系統図である。
【図8】整形調節装置の構成図である。
【図9】他の整形調節装置の構成図である。
【符号の説明】
1 車体 2 フロントピラー 3 フロントコーナー 4 ルーフ側部 5 リアコーナー 6 リアピラー 7、7a ドア 8、8a サイドウインドウ 9、9a ドアサッシ 10 車体パネル 11 ひさし兼日よけ装置 12 フロントピラー部 13 フロントコーナー部 14 ルーフ部 15 リアコーナー部 16 リアピラー部 21 基材 22 翼材 23、24 取付部 25 意匠部 25a、25b 被覆部 25c 露出部 26、27 緩衝材 26a、28 突出部 31 タッピングスクリュウ 32 グロメット 33 取付クリップ 34 ルーフレール 35 ウェザーストリップ 36 グラスランチャンネル 41 アンコイラ 42 金属帯板 43 ロール成形装置 44 固着調節装置 45 活性化装置 46 押出成形型 46a、46b 樹脂供給路 47 整形調節装置 48 駆動装置 49 押出長さ検出器 51 制御装置 52 成形材 53 冷却装置 54 引取機 55 切断機 61 第1の整形調節具 62、66 ガイド 63、72 カッター 64 刃 65 第2の整形調節具 67 可動型 71 第3の整形調節具 73 駆動機構

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のピラーからコーナーを経てルーフ
    側部に沿って取付けられて、車内への水滴の侵入と日射
    を遮断する装置であって、 車体パネルの側縁に沿って取付けられる長尺な基材と、
    この基材に長手方向に沿って一体的に接合されて、車体
    に取付けられたとき車体側部のほぼ外方向に向けて突出
    する翼材とを備え、 基材は、車体の所定位置に取付けて形状を保持するのに
    十分な剛性を有する材料から所定の異形横断面形状に形
    成されていて、車体パネルへの取付部と車体パネルの一
    部を車外側から覆う意匠部とを有するとともに、車体の
    ピラーからコーナーを経てルーフ側縁に続く形状に対応
    した形状にその軸線が曲げられて、連続して一体的に形
    成されてピラー部、コーナー部、ルーフ部を長手方向に
    有し、 前記翼材は、基材に比較して軟質で柔軟な材料から形成
    され、基材の表面に接合されてその表面から所定の長さ
    寸法だけ突出し、かつその基材表面からの実質的な突出
    量はピラー部とルーフ部とでは互いに異なっていること
    を特徴とする車両側部用ひさし兼日よけ装置。
  2. 【請求項2】 基材が金属異形材料から形成され、翼材
    がゴムまたは合成樹脂から形成されている請求項1記載
    の車両側部用ひさし兼日よけ装置。
  3. 【請求項3】 基材が硬質の合成樹脂から形成され、翼
    材が基材よりも軟質で柔軟なゴムまたは合成樹脂から形
    成されている請求項1記載の車両側部用ひさし兼日よけ
    装置。
  4. 【請求項4】 金属異形材は帯状金属板を折り曲げて形
    成されている請求項2記載の車両側部用ひさし兼日よけ
    装置。
  5. 【請求項5】 金属異形材は低融点金属の金属押出し品
    である請求項2記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。
  6. 【請求項6】 翼材が光を透過し得るゴムまたは合成樹
    脂から形成されている請求項2または3記載の車両側部
    用ひさし兼日よけ装置。
  7. 【請求項7】 翼材が着色透明の合成樹脂から形成され
    ている請求項6記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。
  8. 【請求項8】 翼材の突出量はルーフ部のほうがピラー
    部よりも大きい請求項1記載の車両側部用ひさし兼日よ
    け装置。
  9. 【請求項9】 翼材の突出量はルーフ部とピラー部との
    間で徐々に変化している請求項8記載の車両側部用ひさ
    し兼日よけ装置。
  10. 【請求項10】 翼材の突出量はピラー部において、そ
    の上端側から下端側に向けて徐々に小さくなっている請
    求項8記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。
  11. 【請求項11】 基材は実質的に同一の横断面形状に形
    成されている請求項1ないし10のいずれかに記載の車
    両側部用ひさし兼日よけ装置。
  12. 【請求項12】 基材はピラー部とルーフ部では軸線が
    ねじれていて、これによりピラー部における翼材は車両
    の外方、かつルーフ部におけるよりもサイドウインドウ
    側に向くようになっている請求項1ないし11のいずれ
    かに記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置。
  13. 【請求項13】 基材および翼材がフロントピラー部か
    らフロントコーナー部、ルーフ部、リアコーナー部を経
    てリアピラー部まで連続一体に形成されている請求項1
    ないし12のいずれかに記載の車両側部用ひさし兼日よ
    け装置。
  14. 【請求項14】 剛性を有する硬質材料から所定の異形
    横断面形状を有する直線状の長尺材に形成された基材を
    押出成形型に送り込む工程、 基材が押出し成形型を通過する間に、基材よりも軟質で
    柔軟なゴムまたは合成樹脂を押出して、基材の表面から
    所定の量だけ突出する翼材を基材に一体的に形成する工
    程、 翼材を構成するゴムまたは合成樹脂に整形調節装置を作
    用させて基材表面からの突出長さを長手方向に沿って制
    御された量だけ変化させる工程、 翼材を形成した基材のピラー部、コーナー部、ルーフ部
    が一体に連続した長さの部材を分離する工程、 翼材を形成した直線状の長尺な基材を、車体のピラー、
    コーナーおよびルーフ側部の形状に対応した形状に軸線
    曲げする工程を含むことを特徴とする車両側部用ひさし
    兼日よけ装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 整形調節装置は押出成形型出口側に設
    けられ、翼材の押出し長さに対応して作動させて突出長
    さを変化させるようにされた請求項14記載の車両側部
    用ひさし兼日よけ装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 整形調節装置は押出成形型の直後に設
    けられたカッターで、翼材を制御された量だけ除去する
    ようにされた請求項15記載の車両側部用ひさし兼日よ
    け装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 整形調節装置は押出成形型のオリフィ
    スを構成する可動型でオリフィスの断面形状を変化さ
    せ、この変化に対応して翼材の突出長さを変化させるよ
    うにされた請求項15記載の車両側部用ひさし兼日よけ
    装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 整形調節装置は押出成形型とは別の位
    置に設けられ、硬化した翼材を所定の量だけ除去するよ
    うにされた請求項14記載の車両側部用ひさし兼日よけ
    装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 軸線曲げ工程で、ピラー部とルーフ部
    とでは軸線の角度が互いに異なるようにねじり加工され
    ている請求項15記載の車両側部用ひさし兼日よけ装置
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021008262A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 Dnp田村プラスチック株式会社 自動車外装品

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