JPH08117227A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
- Publication number
- JPH08117227A JPH08117227A JP26275494A JP26275494A JPH08117227A JP H08117227 A JPH08117227 A JP H08117227A JP 26275494 A JP26275494 A JP 26275494A JP 26275494 A JP26275494 A JP 26275494A JP H08117227 A JPH08117227 A JP H08117227A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wavefront
- ultrasonic
- reflector
- signal
- spatial frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のカラードプラのもつ欠点を解決するべ
く先に発明された空間周波数の概念を取り入れた開口合
成技術を用いて、静止反射体の影響をなくして精度を高
めてドプラ情報を抽出すること。 【構成】 単純に振動素子群を順番に送信駆動して、波
面信号を得てスペクトル分布を求めるだけでは、静止反
射体によるスペクトル成分が混在するため、振動子アレ
イ1を互いに異なる方向から駆動して超音波の送受波を
行い、これら駆動順序に対応した各データを波面メモリ
10に格納し、波面メモリ10からLUT11により所
定焦点位置おける第1及び第2の波面データとして取り
出し、第1と第2のスペクトル分布を求めこれら分布の
差をとることにより、静止反射体の影響を取り除いた移
動反射体のみに起因するドプラ情報を精度良く抽出す
る。
く先に発明された空間周波数の概念を取り入れた開口合
成技術を用いて、静止反射体の影響をなくして精度を高
めてドプラ情報を抽出すること。 【構成】 単純に振動素子群を順番に送信駆動して、波
面信号を得てスペクトル分布を求めるだけでは、静止反
射体によるスペクトル成分が混在するため、振動子アレ
イ1を互いに異なる方向から駆動して超音波の送受波を
行い、これら駆動順序に対応した各データを波面メモリ
10に格納し、波面メモリ10からLUT11により所
定焦点位置おける第1及び第2の波面データとして取り
出し、第1と第2のスペクトル分布を求めこれら分布の
差をとることにより、静止反射体の影響を取り除いた移
動反射体のみに起因するドプラ情報を精度良く抽出す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いて移動反
射体、例えば生体内の血管を流れる血流等のドプラ情報
を抽出する超音波診断装置に関するものである。
射体、例えば生体内の血管を流れる血流等のドプラ情報
を抽出する超音波診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波のドプラ効果を利用して血流速度
分布を測定し、超音波反射の映像(Bモード像)と重畳
表示する超音波診断装置がカラードプラ装置と呼ばれて
広く用いられている。この血流速度の測定原理は、振動
子アレイを用いた超音波ビームによりパルス波を一定周
期で送信し、生体中の血球等の反射体より返ってきた超
音波の位相変化を測定することで、ドプラ周波数を検出
する。そして、多数の空間におけるドプラ周波数を求め
て2次元の血流速度分布として表示する。
分布を測定し、超音波反射の映像(Bモード像)と重畳
表示する超音波診断装置がカラードプラ装置と呼ばれて
広く用いられている。この血流速度の測定原理は、振動
子アレイを用いた超音波ビームによりパルス波を一定周
期で送信し、生体中の血球等の反射体より返ってきた超
音波の位相変化を測定することで、ドプラ周波数を検出
する。そして、多数の空間におけるドプラ周波数を求め
て2次元の血流速度分布として表示する。
【0003】このカラードプラ装置は、初めのうちは心
臓等の循環器系を対象としていたが、最近ではドプラの
もつ情報量の多さから腹部臓器の診断にも多用されるよ
うになってきた。
臓等の循環器系を対象としていたが、最近ではドプラの
もつ情報量の多さから腹部臓器の診断にも多用されるよ
うになってきた。
【0004】このような従来のカラードプラ超音波診断
装置には、超音波ビーム方向について生じるドプラ効果
を検出しているため、ビームと直交する方向の血流につ
いては、その血流速度を測定することはできない本質的
な欠点があった。
装置には、超音波ビーム方向について生じるドプラ効果
を検出しているため、ビームと直交する方向の血流につ
いては、その血流速度を測定することはできない本質的
な欠点があった。
【0005】また、良好なドプラ信号を得るためには、
10回程度の超音波パルスの送信シーケンスが必要とな
り血流分布の映像を得るには、大幅に画像の更新時間が
かかり、フレームレイトが低下する欠点があった。
10回程度の超音波パルスの送信シーケンスが必要とな
り血流分布の映像を得るには、大幅に画像の更新時間が
かかり、フレームレイトが低下する欠点があった。
【0006】このような欠点を解決するための超音波診
断装置として、本発明人により、特開平5−11547
7号公報に提案されている。この発明は、開口合成技術
に空間周波数の概念を取り入れ、Bモード像と同様に高
い分解能で、フレームレイトを低下させることなく超音
波ビームと直交する方向の血流を測定できるもので、従
来広く使用されているカラードプラ超音波診断装置と原
理的に大きく異なるものである。
断装置として、本発明人により、特開平5−11547
7号公報に提案されている。この発明は、開口合成技術
に空間周波数の概念を取り入れ、Bモード像と同様に高
い分解能で、フレームレイトを低下させることなく超音
波ビームと直交する方向の血流を測定できるもので、従
来広く使用されているカラードプラ超音波診断装置と原
理的に大きく異なるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明人による特開平
5−115477号公報では、マルチプレクサにより振
動素子を順次切り替えながら、送信・受信を繰り返し、
各振動素子によって得られた反射信号を波面メモリに格
納し、この反射信号の集まりの中から所定の焦点に対応
する波面信号を取り出し、この波面信号を空間関数とし
てとらえ、スペクトル分布検出器により空間周波数を検
出し、このスペクトル分布より血流速度を求める。この
スペクトル分布の中で、血球が近づく場合はプラスの周
波数成分、遠ざかる場合はマイナスの周波数成分とな
り、また動きのない生体組織の反射信号成分は空間周波
数の直流成分となって現れてくる。そこで、直流成分か
らBモード像を作成し、直流成分以外の成分からドプラ
の2次元分布像を作成しBモード像に合成し、カラード
プラの超音波像として表示しようとするものである。
5−115477号公報では、マルチプレクサにより振
動素子を順次切り替えながら、送信・受信を繰り返し、
各振動素子によって得られた反射信号を波面メモリに格
納し、この反射信号の集まりの中から所定の焦点に対応
する波面信号を取り出し、この波面信号を空間関数とし
てとらえ、スペクトル分布検出器により空間周波数を検
出し、このスペクトル分布より血流速度を求める。この
スペクトル分布の中で、血球が近づく場合はプラスの周
波数成分、遠ざかる場合はマイナスの周波数成分とな
り、また動きのない生体組織の反射信号成分は空間周波
数の直流成分となって現れてくる。そこで、直流成分か
らBモード像を作成し、直流成分以外の成分からドプラ
の2次元分布像を作成しBモード像に合成し、カラード
プラの超音波像として表示しようとするものである。
【0008】ところが、反射体が移動していなくても、
合成しようとする焦点以外の別空間に静止反射体が存在
すると、直流以外の空間周波数成分が出力されること
が、後の検討により分かってきた。
合成しようとする焦点以外の別空間に静止反射体が存在
すると、直流以外の空間周波数成分が出力されること
が、後の検討により分かってきた。
【0009】このことを、図3を用いて説明する。1は
振動子アレイ、2−1〜2−nは振動素子、10は波面
メモリ、21は所定の焦点に対応するようにサンプリン
グされた波面信号を示し、SIは波面信号の実数部を、
SQは波面信号の虚数部をそれぞれ示す。
振動子アレイ、2−1〜2−nは振動素子、10は波面
メモリ、21は所定の焦点に対応するようにサンプリン
グされた波面信号を示し、SIは波面信号の実数部を、
SQは波面信号の虚数部をそれぞれ示す。
【0010】図3(a)は反射体Pが振動子アレイの正
面にある場合で、振動素子2−1から超音波パルスが送
波されると反射体Pによって超音波パルスが反射され、
反射信号22−1として波面メモリ10に格納される。
次に、振動素子2−2から超音波パルスを送波し、反射
体Pから反射された反射信号が22−2として波面メモ
リ10に格納される。
面にある場合で、振動素子2−1から超音波パルスが送
波されると反射体Pによって超音波パルスが反射され、
反射信号22−1として波面メモリ10に格納される。
次に、振動素子2−2から超音波パルスを送波し、反射
体Pから反射された反射信号が22−2として波面メモ
リ10に格納される。
【0011】同様に、全ての振動素子2−nまで送信・
受信を行い、多数の反射信号22−1〜22−nが得ら
れる。これら反射信号は振動素子と反射体Pまでの伝搬
距離が異なるために、それぞれ異なる信号波形となる。
受信を行い、多数の反射信号22−1〜22−nが得ら
れる。これら反射信号は振動素子と反射体Pまでの伝搬
距離が異なるために、それぞれ異なる信号波形となる。
【0012】ここで、方位指向性をもたせるために反射
体Pが存在する空間に焦点を形成するように、各振動素
子と焦点までの往復の伝搬距離を考慮して、反射信号2
2−1から22−nを・印で示す時点でサンプリングす
る。このサンプリングされた信号は所定焦点に対応した
波面信号21となる。また、サンプリングする時に、直
交検波もしくは直交サンプリングを行うことにより実数
部SIと虚数部SQが得られる。
体Pが存在する空間に焦点を形成するように、各振動素
子と焦点までの往復の伝搬距離を考慮して、反射信号2
2−1から22−nを・印で示す時点でサンプリングす
る。このサンプリングされた信号は所定焦点に対応した
波面信号21となる。また、サンプリングする時に、直
交検波もしくは直交サンプリングを行うことにより実数
部SIと虚数部SQが得られる。
【0013】この波面信号21を高速フーリエ変換等の
スペクトル分布検出器により、スペクトル分布P(f)
を求める。この時、焦点を形成しようとする位置に反射
体が存在しているため、サンプリング時には各振動素子
で受波した受信信号同士が同位相となる。このため、波
面信号は直流成分のみとなり、他のスペクトル成分はゼ
ロとなる。
スペクトル分布検出器により、スペクトル分布P(f)
を求める。この時、焦点を形成しようとする位置に反射
体が存在しているため、サンプリング時には各振動素子
で受波した受信信号同士が同位相となる。このため、波
面信号は直流成分のみとなり、他のスペクトル成分はゼ
ロとなる。
【0014】この直流成分のみに着目すれば、従来から
行われている時間調整して合成加算する「Delay
and Sum」といわれる開口合成技術と同じであ
る。
行われている時間調整して合成加算する「Delay
and Sum」といわれる開口合成技術と同じであ
る。
【0015】次に、図3(b)は反射体Pが合成しよう
とする焦点空間(×印で示す)の正面より下側にある場
合で、波面信号およびスペクトル成分により空間周波数
がどのようになるかを示したものである。この場合、反
射体Pと振動素子2−nの距離が短くなるために、反射
信号22−nは22−1に比べて手前の位置にくること
になる。これらの反射信号を図3(a)と同じ時刻でサ
ンプリングすれば(・印で示す位置で)、プラスの周波
数成分をもつ空間周波数が得られる。
とする焦点空間(×印で示す)の正面より下側にある場
合で、波面信号およびスペクトル成分により空間周波数
がどのようになるかを示したものである。この場合、反
射体Pと振動素子2−nの距離が短くなるために、反射
信号22−nは22−1に比べて手前の位置にくること
になる。これらの反射信号を図3(a)と同じ時刻でサ
ンプリングすれば(・印で示す位置で)、プラスの周波
数成分をもつ空間周波数が得られる。
【0016】反対に、図3(c)は反射体Pが合成しよ
うとする焦点空間の正面よりも上側にある場合を示した
もので、反射体Pと振動素子2−1の距離が短くなるた
めに反射信号22−1は22−nに比べて手前の位置に
くる。この場合は、マイナスの空間周波数成分をもつこ
とになる。
うとする焦点空間の正面よりも上側にある場合を示した
もので、反射体Pと振動素子2−1の距離が短くなるた
めに反射信号22−1は22−nに比べて手前の位置に
くる。この場合は、マイナスの空間周波数成分をもつこ
とになる。
【0017】前記の3つの場合で説明したように、合成
しようとする焦点の近傍空間では、サンプリングによっ
て得られた波面信号のスペクトル分布の各周波数成分
が、各方位の反射信号の大きさに対応する。
しようとする焦点の近傍空間では、サンプリングによっ
て得られた波面信号のスペクトル分布の各周波数成分
が、各方位の反射信号の大きさに対応する。
【0018】図4は以上の説明をもとに、振動子アレイ
1と3つの反射体Pa,Pb,Pcとの位置関係と、ス
ペクトル分布の空間周波数との関係を示したものであ
る。ここでは、スペクトル分布の各周波数成分が、各方
位の反射信号の大きさを示すことが分かる。
1と3つの反射体Pa,Pb,Pcとの位置関係と、ス
ペクトル分布の空間周波数との関係を示したものであ
る。ここでは、スペクトル分布の各周波数成分が、各方
位の反射信号の大きさを示すことが分かる。
【0019】このため、求めたスペクトル分布には、焦
点以外の静止物体の反射信号の情報が含まれていること
から、単純に直流以外のスペクトル成分を用いて、移動
に基づくドプラ情報を検出するだけでは、十分な結果が
得られないことか判明した。すなわち、測定の原理的な
欠陥により大きな誤差が含まれてしまう場合があり、こ
の点について改良する余地がある。
点以外の静止物体の反射信号の情報が含まれていること
から、単純に直流以外のスペクトル成分を用いて、移動
に基づくドプラ情報を検出するだけでは、十分な結果が
得られないことか判明した。すなわち、測定の原理的な
欠陥により大きな誤差が含まれてしまう場合があり、こ
の点について改良する余地がある。
【0020】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、従来のカラードプラのもつ欠点を解決するべく先に
発明された空間周波数の概念を取り入れた開口合成技術
を用いて、静止反射体の影響をなくして精度を高めてド
プラ情報を抽出する超音波診断装置を提供することを目
的としている。
で、従来のカラードプラのもつ欠点を解決するべく先に
発明された空間周波数の概念を取り入れた開口合成技術
を用いて、静止反射体の影響をなくして精度を高めてド
プラ情報を抽出する超音波診断装置を提供することを目
的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
は、観察対象に対して、所定の複数の方向について互い
に異なる第1および第2の駆動順序で超音波の送受波を
行う超音波送受波手段と、前記超音波送受波手段へ超音
波励起信号を出力する送信部と、前記超音波送受波手段
から出力される前記観察対象の反射信号を増幅する受信
部と、を有する送受信手段と、前記受信部の出力信号を
格納し、前記第1および第2の駆動順序ごとに前記超音
波が送受波される各方向に対応させて第1および第2の
波面データとして格納する波面メモリと、前記波面デー
タ生成手段からの第1および第2の波面データに基づい
て、第1および第2の空間周波数分布を求めるスペクト
ル分布検出手段と、前記スペクトル分布検出手段により
求められた第1および第2の空間周波数分布の差を検出
して、前記観察対象中の運動反射体の運動速度を算出す
る運動速度検出手段と、を有する。
は、観察対象に対して、所定の複数の方向について互い
に異なる第1および第2の駆動順序で超音波の送受波を
行う超音波送受波手段と、前記超音波送受波手段へ超音
波励起信号を出力する送信部と、前記超音波送受波手段
から出力される前記観察対象の反射信号を増幅する受信
部と、を有する送受信手段と、前記受信部の出力信号を
格納し、前記第1および第2の駆動順序ごとに前記超音
波が送受波される各方向に対応させて第1および第2の
波面データとして格納する波面メモリと、前記波面デー
タ生成手段からの第1および第2の波面データに基づい
て、第1および第2の空間周波数分布を求めるスペクト
ル分布検出手段と、前記スペクトル分布検出手段により
求められた第1および第2の空間周波数分布の差を検出
して、前記観察対象中の運動反射体の運動速度を算出す
る運動速度検出手段と、を有する。
【0022】
【作用】本発明の構成にでは、単純に振動素子群を順番
に送信駆動して、波面信号を得てスペクトル分布を求め
るだけでは、静止反射体によるスペクトル成分が混在す
るため、超音波送受波手段を互い異なる第1及び第2の
駆動順序で超音波の送受波を行い、これら駆動順序に対
応した第1及び第2の波面データから第1と第2の空間
周波数分布を求めこれら分布の差分をとることにより、
静止反射体の影響を取り除けるので、血流等の移動反射
体のみに起因するドプラ情報を精度良く抽出できる。
に送信駆動して、波面信号を得てスペクトル分布を求め
るだけでは、静止反射体によるスペクトル成分が混在す
るため、超音波送受波手段を互い異なる第1及び第2の
駆動順序で超音波の送受波を行い、これら駆動順序に対
応した第1及び第2の波面データから第1と第2の空間
周波数分布を求めこれら分布の差分をとることにより、
静止反射体の影響を取り除けるので、血流等の移動反射
体のみに起因するドプラ情報を精度良く抽出できる。
【0023】従って、本発明の構成を用いれば、精度の
良い2次元の血流分布像を表示することも可能である。
良い2次元の血流分布像を表示することも可能である。
【0024】
【実施例】まず、本発明の原理について、図2を参照し
て説明する。
て説明する。
【0025】図2は空間周波数の概念を取り入れた開口
合成技術を用いて、移動体によるドプラ情報を取り出す
原理についての説明図である。
合成技術を用いて、移動体によるドプラ情報を取り出す
原理についての説明図である。
【0026】図2(a)は振動子アレイ1の送信駆動順
序を上から順にライン1,2,3,…,7とした場合
で、これをシーケンスAと呼び、第1のスペクトル分布
を検出する過程を説明するものである。ここでは、反射
体Pが振動子アレイに近づいている状態を示している。
序を上から順にライン1,2,3,…,7とした場合
で、これをシーケンスAと呼び、第1のスペクトル分布
を検出する過程を説明するものである。ここでは、反射
体Pが振動子アレイに近づいている状態を示している。
【0027】送受信シーケンスがライン1からライン7
へ変わるに従い、反射体Pと振動素子2−1〜2−7の
空間距離が徐々に短くなるために、反射信号22−1〜
22−7はライン番号が大きくなるに従い、反射体が静
止している時に比べて、時間的に徐々に早く到達するよ
うになる。波面メモリ10内で・印で示すのが、焦点を
構成する波面信号を得るためのサンプリング時刻であ
る。
へ変わるに従い、反射体Pと振動素子2−1〜2−7の
空間距離が徐々に短くなるために、反射信号22−1〜
22−7はライン番号が大きくなるに従い、反射体が静
止している時に比べて、時間的に徐々に早く到達するよ
うになる。波面メモリ10内で・印で示すのが、焦点を
構成する波面信号を得るためのサンプリング時刻であ
る。
【0028】反射信号22−1〜22−7をサンプリン
グして得られた波面信号21は、交流信号となる。波面
信号21から高速フーリエ変換等によりスペクトル分布
を求めるとプラスの空間周波数をもつスペクトルPA
(f)となる。このスペクトルPA(f)の中で、破線
で示すスペクトル成分は図示していない静止反射体に起
因するものであり、一方、斜線で示すスペクトル成分は
移動反射体Pによるものから構成される。
グして得られた波面信号21は、交流信号となる。波面
信号21から高速フーリエ変換等によりスペクトル分布
を求めるとプラスの空間周波数をもつスペクトルPA
(f)となる。このスペクトルPA(f)の中で、破線
で示すスペクトル成分は図示していない静止反射体に起
因するものであり、一方、斜線で示すスペクトル成分は
移動反射体Pによるものから構成される。
【0029】静止反射体によるスペクトル分布は図3ま
たは図4で説明した既述の理由により、反射体の分布の
仕方に応じて様々な周波数成分をもつことになる。
たは図4で説明した既述の理由により、反射体の分布の
仕方に応じて様々な周波数成分をもつことになる。
【0030】図2(b)は振動子アレイ1の送信駆動順
序を図2(a)の場合と逆に、ライン7,6,5,…,
1とした場合で、これをシーケンスBと呼び第2のスペ
クトル分布を検出する過程を説明するものである。この
シーケンスBにおいても反射体Pが振動子アレイ1に近
づいている状態を示している。ここでは、シーケンスA
と異なり振動素子の駆動順序が逆であるために反射信号
22−1〜22−7はライン番号が大きくなるに従い、
反射信号が徐々に遠ざかるように見える。波面メモリ1
0内で・印で示す時刻でサンプリングすれば波面信号2
1が得られる。この波面信号は(a)で示すシーケンス
Aの場合と異なり、スペクトル分布を求めるとマイナス
の空間周波数をもつスペクトル成分が検出される。ここ
で、マイナスの周波数分布が識別できるのは、波面信号
を複素数で扱っていることによる。
序を図2(a)の場合と逆に、ライン7,6,5,…,
1とした場合で、これをシーケンスBと呼び第2のスペ
クトル分布を検出する過程を説明するものである。この
シーケンスBにおいても反射体Pが振動子アレイ1に近
づいている状態を示している。ここでは、シーケンスA
と異なり振動素子の駆動順序が逆であるために反射信号
22−1〜22−7はライン番号が大きくなるに従い、
反射信号が徐々に遠ざかるように見える。波面メモリ1
0内で・印で示す時刻でサンプリングすれば波面信号2
1が得られる。この波面信号は(a)で示すシーケンス
Aの場合と異なり、スペクトル分布を求めるとマイナス
の空間周波数をもつスペクトル成分が検出される。ここ
で、マイナスの周波数分布が識別できるのは、波面信号
を複素数で扱っていることによる。
【0031】シーケンスAとシーケンスBの場合で移動
体によるスペクトル成分の出方が異なるのは、波面信号
21の変数軸の方向が互いに逆になっているためであ
る。
体によるスペクトル成分の出方が異なるのは、波面信号
21の変数軸の方向が互いに逆になっているためであ
る。
【0032】また、図示していない静止反射体では、振
動子アレイのシーケンスAやBで駆動順序が変わって
も、送信ごとに反射体が移動することがないため、同一
の波面信号が得られるためスペクトル分布の形状も同じ
となる。静止反射体と移動反射体の両者を含む場合は、
線形処理を行っているため、スペクトル分布も静止反射
体による成分と移動反射体による成分が単純に合成され
る。
動子アレイのシーケンスAやBで駆動順序が変わって
も、送信ごとに反射体が移動することがないため、同一
の波面信号が得られるためスペクトル分布の形状も同じ
となる。静止反射体と移動反射体の両者を含む場合は、
線形処理を行っているため、スペクトル分布も静止反射
体による成分と移動反射体による成分が単純に合成され
る。
【0033】シーケンスAで得られたスペクトル分布P
A(f)とシーケンスBで得られたスペクトル分布PB
(f)とから差分演算PA(f)−PB(f)を行え
ば、静止反射体によるスペクトル成分がなくなり、図2
(c)で示す差分演算結果となり、移動体Pのみによる
スペクトル成分のみが出力される。
A(f)とシーケンスBで得られたスペクトル分布PB
(f)とから差分演算PA(f)−PB(f)を行え
ば、静止反射体によるスペクトル成分がなくなり、図2
(c)で示す差分演算結果となり、移動体Pのみによる
スペクトル成分のみが出力される。
【0034】このスペクトルから0点を中心に点対称加
算PA(f)+PA(−f)を行えば、図2(d)に示
す移動体スペクトルが得られる。この移動体スペクトル
の周波数は移動体の速度に比例し、大きさは移動体の反
射強度に比例する。
算PA(f)+PA(−f)を行えば、図2(d)に示
す移動体スペクトルが得られる。この移動体スペクトル
の周波数は移動体の速度に比例し、大きさは移動体の反
射強度に比例する。
【0035】このように、振動子アレイ1の駆動シーケ
ンスを2種類設けて、それらによって得られた波面信号
のスペクトル分布の差分をとることによって、静止反射
体の影響を取り除き、移動体のみの情報を抽出すること
ができる。
ンスを2種類設けて、それらによって得られた波面信号
のスペクトル分布の差分をとることによって、静止反射
体の影響を取り除き、移動体のみの情報を抽出すること
ができる。
【0036】図を参照して本発明の実施例について、以
下に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る構成図
である。1は振動子アレイ、2−1〜2−nは振動素
子、3は超音波パルス波面、4は振動子を切り替えるた
めのマルチプレクサ、5はパルス発生器、6は送信駆動
回路、7は受信増幅回路、8は受信増幅回路の増幅度を
制御するためのSTCコントロール回路、9はA/Dコ
ンバータ、10は波面メモリ、11は所定焦点の波面信
号を取り出すために波面メモリのアドレスを出力するル
ックアップテーブル(LUT)、12は高速フーリエ変
換回路(FFT)、13aおよび13bは波面信号のス
ペクトル成分を格納するためのメモリ、14は2つのス
ペクトル成分の差分を取り出す差分回路、15は点対称
加算回路、16はカラーフロー処理回路、17aおよび
17bは直流成分検出回路、18はデジタルスキャンコ
ンバータ(DSC)、19はモニタ装置、20はタイミ
ングコントロール回路をそれぞれ示す。
下に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る構成図
である。1は振動子アレイ、2−1〜2−nは振動素
子、3は超音波パルス波面、4は振動子を切り替えるた
めのマルチプレクサ、5はパルス発生器、6は送信駆動
回路、7は受信増幅回路、8は受信増幅回路の増幅度を
制御するためのSTCコントロール回路、9はA/Dコ
ンバータ、10は波面メモリ、11は所定焦点の波面信
号を取り出すために波面メモリのアドレスを出力するル
ックアップテーブル(LUT)、12は高速フーリエ変
換回路(FFT)、13aおよび13bは波面信号のス
ペクトル成分を格納するためのメモリ、14は2つのス
ペクトル成分の差分を取り出す差分回路、15は点対称
加算回路、16はカラーフロー処理回路、17aおよび
17bは直流成分検出回路、18はデジタルスキャンコ
ンバータ(DSC)、19はモニタ装置、20はタイミ
ングコントロール回路をそれぞれ示す。
【0037】この実施例では、まず原理説明のところで
説明したように、シーケンスAで波面信号のスペクトル
分布を得る。タイミングコントロール回路20の制御下
でマルチプレクサ4を振動素子2−1に切り替え、パル
ス発生器5で発生するパルスを送信駆動回路6で増幅
し、振動素子2−1を駆動し、超音波パルス3を発生さ
せる。この超音波パルスは生体組織および血球から反射
波として返ってくるので、受信増幅回路7により適正な
大きさに増幅する。この時、遠距離からの反射波である
ほど信号が小さくなるのでSTCコントロール回路8の
制御により時間とともに増幅度を大きくする。
説明したように、シーケンスAで波面信号のスペクトル
分布を得る。タイミングコントロール回路20の制御下
でマルチプレクサ4を振動素子2−1に切り替え、パル
ス発生器5で発生するパルスを送信駆動回路6で増幅
し、振動素子2−1を駆動し、超音波パルス3を発生さ
せる。この超音波パルスは生体組織および血球から反射
波として返ってくるので、受信増幅回路7により適正な
大きさに増幅する。この時、遠距離からの反射波である
ほど信号が小さくなるのでSTCコントロール回路8の
制御により時間とともに増幅度を大きくする。
【0038】このようにして距離による減衰分が補正さ
れた受信増幅回路7の出力は、A/Dコンバータ9によ
ってデジタル信号に変換される。この時の変換速度は入
力の信号帯域の情報を損なわないようにするため、例え
ば超音波中心周波数が7.5MHz の場合は60MHz 程度
の周波数でサンプリングしA/D変換した方が良い。こ
のA/D変換されたデジタル信号は、単に時系列の反射
信号として波面メモリ10に格納されていく。
れた受信増幅回路7の出力は、A/Dコンバータ9によ
ってデジタル信号に変換される。この時の変換速度は入
力の信号帯域の情報を損なわないようにするため、例え
ば超音波中心周波数が7.5MHz の場合は60MHz 程度
の周波数でサンプリングしA/D変換した方が良い。こ
のA/D変換されたデジタル信号は、単に時系列の反射
信号として波面メモリ10に格納されていく。
【0039】次に、マルチプレクサ4を切り替えて振動
素子2−2を選択し、一連の送信・受信を繰り返し、同
様にして得られた反射信号を順次、波面メモリ10へ格
納していく。これらの処理を振動素子2−nまで、つま
りn回の送信・受信を行い波面メモリ10に全ての波面
データを書き込む。
素子2−2を選択し、一連の送信・受信を繰り返し、同
様にして得られた反射信号を順次、波面メモリ10へ格
納していく。これらの処理を振動素子2−nまで、つま
りn回の送信・受信を行い波面メモリ10に全ての波面
データを書き込む。
【0040】次に、ルックアップテーブル11により所
定焦点と各振動素子までの往復伝搬距離に相当するアド
レスを発生し、波面メモリ10の出力をサンプリングし
て波面信号を得る。この波面信号をもとに高速フーリエ
変換器FFT12によりシーケンスAでのスペクトル分
布PA(f)を求める。この所定焦点におけるスペクト
ル分布を観測領域の全空間、例えば256*256の画
素全てにわたって以上の処理を行いメモリ13aに格納
する。
定焦点と各振動素子までの往復伝搬距離に相当するアド
レスを発生し、波面メモリ10の出力をサンプリングし
て波面信号を得る。この波面信号をもとに高速フーリエ
変換器FFT12によりシーケンスAでのスペクトル分
布PA(f)を求める。この所定焦点におけるスペクト
ル分布を観測領域の全空間、例えば256*256の画
素全てにわたって以上の処理を行いメモリ13aに格納
する。
【0041】このように、一連の動作を行った後、次の
シーケンスBの処理を行っていく。シーケンスAの場合
と異なるのは、振動子アレイ1の駆動順序が振動素子2
−nから振動素子2−1に向かっていくことである。こ
のシーケンスBによって得られた全画像領域でのスペク
トル分布PB(f)をメモリ13bに格納する。そして
差分回路14で2つのスペクトル分布の差分PA(f)
−PB(f)を求め、点対称加算回路15によりPA
(f)+PB(−f)の移動体スペクトルを求める。
シーケンスBの処理を行っていく。シーケンスAの場合
と異なるのは、振動子アレイ1の駆動順序が振動素子2
−nから振動素子2−1に向かっていくことである。こ
のシーケンスBによって得られた全画像領域でのスペク
トル分布PB(f)をメモリ13bに格納する。そして
差分回路14で2つのスペクトル分布の差分PA(f)
−PB(f)を求め、点対称加算回路15によりPA
(f)+PB(−f)の移動体スペクトルを求める。
【0042】この移動体スペクトルの周波数や大きさ
は、血流速度にほぼ比例したものとなるので、カラーフ
ロー処理回路14により、血流発生部位を示すドプラ画
像信号を出力する。例えば、移動体スペクトル(d)が
プラスの周波数成分をもっていれば赤等の暖色系で該当
部位を着色し、移動体スペクトル(d)がマイナスの周
波数成分をもっていれば青色等の寒色系で該当部位を着
色するようにドプラ画像信号を作成する。
は、血流速度にほぼ比例したものとなるので、カラーフ
ロー処理回路14により、血流発生部位を示すドプラ画
像信号を出力する。例えば、移動体スペクトル(d)が
プラスの周波数成分をもっていれば赤等の暖色系で該当
部位を着色し、移動体スペクトル(d)がマイナスの周
波数成分をもっていれば青色等の寒色系で該当部位を着
色するようにドプラ画像信号を作成する。
【0043】一方、シーケンスAで得られたスペクトル
分布PA(f)から、直流成分検出回路17aにより直
流成分のみを取り出し、同様にシーケンスBで得られた
スペクトル分布PB(f)から、直流成分検出回路17
bにより直流成分のみを取り出し、超音波反射信号の強
さを表すBモード像の信号をつくる。この2つのBモー
ド信号や、ドプラ画像信号をもとに、デジタルスキャン
コンバータ(DSC)18で座標変換や補間処理を行
い、モニタ装置19へ出力する。
分布PA(f)から、直流成分検出回路17aにより直
流成分のみを取り出し、同様にシーケンスBで得られた
スペクトル分布PB(f)から、直流成分検出回路17
bにより直流成分のみを取り出し、超音波反射信号の強
さを表すBモード像の信号をつくる。この2つのBモー
ド信号や、ドプラ画像信号をもとに、デジタルスキャン
コンバータ(DSC)18で座標変換や補間処理を行
い、モニタ装置19へ出力する。
【0044】シーケンスAやシーケンスBのタイミング
でマルチプレクサ4の選択順序を切り替えたり、開口合
成を行うためのルックアップテーブルLUT11を制御
するのはタイミングコントロール回路20である。
でマルチプレクサ4の選択順序を切り替えたり、開口合
成を行うためのルックアップテーブルLUT11を制御
するのはタイミングコントロール回路20である。
【0045】本実施例によれば、振動子アレイ1の送信
駆動順序を2通り変えて波面信号のスペクトル分布を求
め、これらのスペクトル分布の差分処理を行うことによ
り、移動反射体のみに起因するドプラ情報を検出するこ
とができる。そして、本実施例では、2つのスペクトル
分布の差分処理により、静止反射体と移動反射体の分離
が容易にできるため、精度の高い血流速度分布の画像を
作成することができる。
駆動順序を2通り変えて波面信号のスペクトル分布を求
め、これらのスペクトル分布の差分処理を行うことによ
り、移動反射体のみに起因するドプラ情報を検出するこ
とができる。そして、本実施例では、2つのスペクトル
分布の差分処理により、静止反射体と移動反射体の分離
が容易にできるため、精度の高い血流速度分布の画像を
作成することができる。
【0046】また、本発明では、Bモード像が得られる
全ての空間領域で血流分布像が、フレームレイトが低下
することなく全画面で得られる。
全ての空間領域で血流分布像が、フレームレイトが低下
することなく全画面で得られる。
【0047】ところで、シーケンスAとシーケンスBで
は、どちらも静止反射体によるスペクトルが得られるた
め、2枚のBモード像が得られる。このため、ドプラ情
報を得るために、シーケンスAとシーケンスBを交互に
繰り返したとしてもBモード像のフレームレイトが低下
することはない。
は、どちらも静止反射体によるスペクトルが得られるた
め、2枚のBモード像が得られる。このため、ドプラ情
報を得るために、シーケンスAとシーケンスBを交互に
繰り返したとしてもBモード像のフレームレイトが低下
することはない。
【0048】前記実施例では、空間周波数信号のスペク
トル分布を求めるために、高速に周波数分布を検出する
ため高速フーリエ変換回路を用いるように説明したが、
MEM(最大エントロピー法)やウェーブレット変換等
の周波数解析の信号処理技術を用いても良い。
トル分布を求めるために、高速に周波数分布を検出する
ため高速フーリエ変換回路を用いるように説明したが、
MEM(最大エントロピー法)やウェーブレット変換等
の周波数解析の信号処理技術を用いても良い。
【0049】また本実施例では、多数振動子を配列した
振動子アレイ1を電子的に駆動している構成のものを用
いているが、観察対象に対して複数の方向の波形データ
が得られればよいので、例えばメカニカル走査による構
成のものでもよい。
振動子アレイ1を電子的に駆動している構成のものを用
いているが、観察対象に対して複数の方向の波形データ
が得られればよいので、例えばメカニカル走査による構
成のものでもよい。
【0050】[付記]以上詳述したように本発明の実施
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 (1) 観察対象に対して、所定の複数の方向について
互いに異なる第1および第2の駆動順序で超音波の送受
波を行う超音波送受波手段と、前記超音波送受波手段へ
超音波励起信号を出力する送信部と、前記超音波送受波
手段から出力される前記観察対象の反射信号を増幅する
受信部と、を有する送受信手段と、前記受信部の出力信
号を格納し、前記第1および第2の駆動順序ごとに前記
超音波が送受波される各方向に対応させて第1および第
2の波面データとして格納する波面メモリと、前記波面
データ生成手段からの第1および第2の波面データに基
づいて、第1および第2の空間周波数分布を求めるスペ
クトル分布検出手段と、前記スペクトル分布検出手段に
より求められた第1および第2の空間周波数分布の差を
検出して、前記観察対象中の運動反射体の運動速度を算
出する運動速度検出手段と、を有する超音波診断装置。
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 (1) 観察対象に対して、所定の複数の方向について
互いに異なる第1および第2の駆動順序で超音波の送受
波を行う超音波送受波手段と、前記超音波送受波手段へ
超音波励起信号を出力する送信部と、前記超音波送受波
手段から出力される前記観察対象の反射信号を増幅する
受信部と、を有する送受信手段と、前記受信部の出力信
号を格納し、前記第1および第2の駆動順序ごとに前記
超音波が送受波される各方向に対応させて第1および第
2の波面データとして格納する波面メモリと、前記波面
データ生成手段からの第1および第2の波面データに基
づいて、第1および第2の空間周波数分布を求めるスペ
クトル分布検出手段と、前記スペクトル分布検出手段に
より求められた第1および第2の空間周波数分布の差を
検出して、前記観察対象中の運動反射体の運動速度を算
出する運動速度検出手段と、を有する超音波診断装置。
【0051】付記1に記載の構成では、2つの空間周波
数分布の差分処理により、静止反射体と移動反射体の分
離が容易にできるため、精度の高い血流速度分布の画像
をつくることができる。また、付記1に記載の構成を用
いれば、Bモード像が得られる全ての空間領域で血流分
布像が、フレームレイトを低下させることなく全画面で
得ることができる。
数分布の差分処理により、静止反射体と移動反射体の分
離が容易にできるため、精度の高い血流速度分布の画像
をつくることができる。また、付記1に記載の構成を用
いれば、Bモード像が得られる全ての空間領域で血流分
布像が、フレームレイトを低下させることなく全画面で
得ることができる。
【0052】(2) 前記超音波送受波手段は、観察対
象に対して超音波の送受波を行う複数の超音波振動子
と、前記超音波の送受波を行う超音波振動子を選択する
選択手段と、前記選択手段を制御して、互いに異なる第
1および第2の駆動順序で前記超音波振動子を選択させ
る駆動シーケンス制御手段とを有し、前記送受信手段
は、前記選択手段を介して前記複数の超音波振動子と接
続されてなり、前記波面メモリは、前記第1および第2
の駆動順序ごとに各選択された前記超音波振動子に対応
させて、第1および第2の波面データとして前記受信部
の出力信号を格納する付記1に記載の超音波診断装置。
象に対して超音波の送受波を行う複数の超音波振動子
と、前記超音波の送受波を行う超音波振動子を選択する
選択手段と、前記選択手段を制御して、互いに異なる第
1および第2の駆動順序で前記超音波振動子を選択させ
る駆動シーケンス制御手段とを有し、前記送受信手段
は、前記選択手段を介して前記複数の超音波振動子と接
続されてなり、前記波面メモリは、前記第1および第2
の駆動順序ごとに各選択された前記超音波振動子に対応
させて、第1および第2の波面データとして前記受信部
の出力信号を格納する付記1に記載の超音波診断装置。
【0053】(3) 前記選択手段は、前記送受信手段
と前記超音波振動子の間に設けられたマルチプレクサで
あり、前記駆動シーケンス制御手段は、前記マルチプレ
クサを切り換える切り換え制御手段である付記1に記載
の超音波診断装置。
と前記超音波振動子の間に設けられたマルチプレクサで
あり、前記駆動シーケンス制御手段は、前記マルチプレ
クサを切り換える切り換え制御手段である付記1に記載
の超音波診断装置。
【0054】(4) 前記第1および第2の駆動順序
は、予め決められた順序である付記1に記載の超音波診
断装置。
は、予め決められた順序である付記1に記載の超音波診
断装置。
【0055】(5) 前記複数の超音波振動子は、アレ
イ状に超音波エレメントが並べられたアレイ状振動子で
あり、前記駆動シーケンス制御手段は、第1の駆動順序
として前記アレイ状振動子の一端の超音波エレメントか
ら順に他端の超音波エレメントまでを選択し、第2の駆
動順序として前記アレイ状振動子の他端の超音波エレメ
ントから順に一端の超音波エレメントまでを選択するよ
う前記選択手段を制御する付記2に記載の超音波診断装
置。
イ状に超音波エレメントが並べられたアレイ状振動子で
あり、前記駆動シーケンス制御手段は、第1の駆動順序
として前記アレイ状振動子の一端の超音波エレメントか
ら順に他端の超音波エレメントまでを選択し、第2の駆
動順序として前記アレイ状振動子の他端の超音波エレメ
ントから順に一端の超音波エレメントまでを選択するよ
う前記選択手段を制御する付記2に記載の超音波診断装
置。
【0056】(6) 前記波面メモリは、前記受信部の
出力信号を各超音波振動子ごとに時系列的に格納する格
納手段である付記1に記載の超音波診断装置。
出力信号を各超音波振動子ごとに時系列的に格納する格
納手段である付記1に記載の超音波診断装置。
【0057】(7) 前記第1および第2の駆動順序に
おいて各超音波振動子が形成する独立の音場から合成さ
れる合成音場が所定の位置に焦点を有するように、前記
波面メモリに格納されている前記受信手段の出力信号を
それぞれのサンプリング時刻に読出すメモリ読出し手段
を備えている付記6に記載の超音波診断装置。
おいて各超音波振動子が形成する独立の音場から合成さ
れる合成音場が所定の位置に焦点を有するように、前記
波面メモリに格納されている前記受信手段の出力信号を
それぞれのサンプリング時刻に読出すメモリ読出し手段
を備えている付記6に記載の超音波診断装置。
【0058】(8) 前記メモリ読出し手段は、前記波
面メモリの読出される点が対応する空間的な位置によっ
て、前記合成音場の焦点を変化させるように制御する付
記7に記載の超音波診断装置。
面メモリの読出される点が対応する空間的な位置によっ
て、前記合成音場の焦点を変化させるように制御する付
記7に記載の超音波診断装置。
【0059】(9) 前記メモリ読出し手段は、前記第
1および第2の駆動順序において各超音波振動子が形成
する独立の音場から合成される合成音場が、前記観察対
象を含む観察領域を少なくとも一次元走査するように、
前記波面メモリに格納されている前記受信手段の出力信
号をそれぞれのサンプリング時刻に読出す付記6に記載
の超音波診断装置。
1および第2の駆動順序において各超音波振動子が形成
する独立の音場から合成される合成音場が、前記観察対
象を含む観察領域を少なくとも一次元走査するように、
前記波面メモリに格納されている前記受信手段の出力信
号をそれぞれのサンプリング時刻に読出す付記6に記載
の超音波診断装置。
【0060】(10) 前記スペクトル分布検出手段
は、高速フーリエ変換により第1及び第2の空間周波数
分布を求める高速フーリエ変換器を含む付記1に記載の
超音波診断装置。
は、高速フーリエ変換により第1及び第2の空間周波数
分布を求める高速フーリエ変換器を含む付記1に記載の
超音波診断装置。
【0061】付記10に記載の超音波診断装置では、高
速フーリエ変換器を用いることによって空間周波数分布
検出を高速に処理できる。
速フーリエ変換器を用いることによって空間周波数分布
検出を高速に処理できる。
【0062】(11) 前記スペクトル分布検出手段の
出力から、直流成分を抽出する低域通過フィルタ手段
と、この低域通過フィルタ手段の出力を順次格納する第
1のメモリプレーンを含む画像メモリとを有する付記1
に記載の超音波診断装置。
出力から、直流成分を抽出する低域通過フィルタ手段
と、この低域通過フィルタ手段の出力を順次格納する第
1のメモリプレーンを含む画像メモリとを有する付記1
に記載の超音波診断装置。
【0063】(12) 前記運動速度検出手段は、前記
第1および第2の空間周波数分布の差分をとる差演算手
段と、この差演算手段の出力を前記空間周波数分布の原
点について点対称加算演算を行う加算演算手段とを有す
る付記1に記載の超音波診断装置。
第1および第2の空間周波数分布の差分をとる差演算手
段と、この差演算手段の出力を前記空間周波数分布の原
点について点対称加算演算を行う加算演算手段とを有す
る付記1に記載の超音波診断装置。
【0064】(13) 前記画像メモリは、前記運動速
度検出手段の出力を順次格納する第2のメモリプレーン
を有する付記11に記載の超音波診断装置。
度検出手段の出力を順次格納する第2のメモリプレーン
を有する付記11に記載の超音波診断装置。
【0065】(14) 前記画像メモリ手段は、前記第
1および第2のメモリプレーンに格納されている各画像
情報を重ね合わせて出力する画像重畳手段を有する付記
13に記載の超音波診断装置。
1および第2のメモリプレーンに格納されている各画像
情報を重ね合わせて出力する画像重畳手段を有する付記
13に記載の超音波診断装置。
【0066】付記14に記載の構成では、第1のメモリ
プレーンに格納されたデータは空間周波数の直流成分と
なり単純に反射強度を表しており、この直流成分以外の
周波数成分は、第2のメモリプレーンに格納されたデー
タ、つまり移動反射体例えば血流成分を表すドプラデー
タとして合成し、Bモード像のデータとして表示でき
る。
プレーンに格納されたデータは空間周波数の直流成分と
なり単純に反射強度を表しており、この直流成分以外の
周波数成分は、第2のメモリプレーンに格納されたデー
タ、つまり移動反射体例えば血流成分を表すドプラデー
タとして合成し、Bモード像のデータとして表示でき
る。
【0067】(15) 観察対象に対して、所定の複数
の方向について所定の第1の駆動順序で超音波を送波
し、前記各方向について観察対象からの反射波を受信し
てこの受信波形から合成される第1の波面データの空間
周波数分布を求め、前記観察対象に対して、前記所定の
複数の方向について前記所定の第1の駆動順序とは異な
る第2の駆動順序で超音波を送波し、前記各方向につい
て観察対象からの反射波を受信してこの受信波形から合
成される第2の波面データの空間周波数分布を求め、前
記第1波面データの空間周波数分布と、第2の波面デー
タの空間周波数分布との差を検出する超音波による移動
反射体の運動速度検出方法。
の方向について所定の第1の駆動順序で超音波を送波
し、前記各方向について観察対象からの反射波を受信し
てこの受信波形から合成される第1の波面データの空間
周波数分布を求め、前記観察対象に対して、前記所定の
複数の方向について前記所定の第1の駆動順序とは異な
る第2の駆動順序で超音波を送波し、前記各方向につい
て観察対象からの反射波を受信してこの受信波形から合
成される第2の波面データの空間周波数分布を求め、前
記第1波面データの空間周波数分布と、第2の波面デー
タの空間周波数分布との差を検出する超音波による移動
反射体の運動速度検出方法。
【0068】単純に振動素子群を順番に送信駆動して、
波面信号を得て空間周波数分布を求めるだけでは、静止
反射体による空間周波数成分が混在するが、付記15に
記載の超音波による移動反射体の運等速度検出方法で
は、第1波面データの空間周波数分布と、第2の波面デ
ータの空間周波数分布との差分を検出することにより、
静止反射体の影響を取り除き、移動反射体のみに起因す
るドプラ情報を抽出することができる。
波面信号を得て空間周波数分布を求めるだけでは、静止
反射体による空間周波数成分が混在するが、付記15に
記載の超音波による移動反射体の運等速度検出方法で
は、第1波面データの空間周波数分布と、第2の波面デ
ータの空間周波数分布との差分を検出することにより、
静止反射体の影響を取り除き、移動反射体のみに起因す
るドプラ情報を抽出することができる。
【0069】(16) 対象となる空間内の所定位置で
得られた受信信号同士を合成して、第1の波面データ及
び第2の波面データをそれぞれ得る付記15に記載の超
音波による移動反射体の運動速度検出方法。
得られた受信信号同士を合成して、第1の波面データ及
び第2の波面データをそれぞれ得る付記15に記載の超
音波による移動反射体の運動速度検出方法。
【0070】付記16に記載の超音波による移動反射体
の運動速度検出方法では、いわゆる空間周波数の概念を
取り入れた開口合成技術を用いており、それぞれ所定の
同一焦点を構成する二つの波面データが得られ指向性を
鋭くでき、これら波面データから求めた空間周波数分布
の差分からは、静止反射体の影響が無く、かつ方位分解
能に優れた血流等の移動反射体に基づくドプラ情報を精
度良く求めることができる。
の運動速度検出方法では、いわゆる空間周波数の概念を
取り入れた開口合成技術を用いており、それぞれ所定の
同一焦点を構成する二つの波面データが得られ指向性を
鋭くでき、これら波面データから求めた空間周波数分布
の差分からは、静止反射体の影響が無く、かつ方位分解
能に優れた血流等の移動反射体に基づくドプラ情報を精
度良く求めることができる。
【0071】(17) 前記第1波面データの空間周波
数分布と、第2の波面データの空間周波数分布との差を
検出した後、両空間周波数分布の原点を基準とした点対
象に、得られた差分値を加算する付記15に記載の超音
波による移動反射体の運動速度検出方法。
数分布と、第2の波面データの空間周波数分布との差を
検出した後、両空間周波数分布の原点を基準とした点対
象に、得られた差分値を加算する付記15に記載の超音
波による移動反射体の運動速度検出方法。
【0072】(18) 観察対象に対して、所定の複数
の方向について互いに異なる第1および第2の駆動順序
で超音波の送受波を行う超音波送受波手段と、前記超音
波送受波手段へ超音波励起信号を出力する送信部と、前
記超音波送受波手段から出力される前記観察対象の反射
信号を増幅する受信部と、を有する送受信手段と、前記
受信部の出力信号を格納し、この出力信号を基に前記第
1および第2の駆動順序ごとに送受波される超音波の所
定の焦点を構成する第1および第2の波面データを得る
波面データ獲得手段と、前記波面データ獲得手段からの
第1および第2の波面データに基づいて、第1および第
2の空間周波数分布を求めるスペクトル分布検出手段
と、前記スペクトル分布検出手段により求められた第1
および第2の空間周波数分布の差を検出して、前記観察
対象中の運動反射体の運動速度を算出する運動速度検出
手段と、を有する超音波診断装置。
の方向について互いに異なる第1および第2の駆動順序
で超音波の送受波を行う超音波送受波手段と、前記超音
波送受波手段へ超音波励起信号を出力する送信部と、前
記超音波送受波手段から出力される前記観察対象の反射
信号を増幅する受信部と、を有する送受信手段と、前記
受信部の出力信号を格納し、この出力信号を基に前記第
1および第2の駆動順序ごとに送受波される超音波の所
定の焦点を構成する第1および第2の波面データを得る
波面データ獲得手段と、前記波面データ獲得手段からの
第1および第2の波面データに基づいて、第1および第
2の空間周波数分布を求めるスペクトル分布検出手段
と、前記スペクトル分布検出手段により求められた第1
および第2の空間周波数分布の差を検出して、前記観察
対象中の運動反射体の運動速度を算出する運動速度検出
手段と、を有する超音波診断装置。
【0073】(19) 前記波面データ獲得手段は、前
記受信部の出力信号を各超音波振動子ごとに時系列的に
格納する格納手段と、前記格納手段に格納されたデータ
のうち所定焦点の波面データとして取出すために前記格
納手段のアドレスを指定するアドレス指定手段とからな
る付記18に記載の超音波診断装置。
記受信部の出力信号を各超音波振動子ごとに時系列的に
格納する格納手段と、前記格納手段に格納されたデータ
のうち所定焦点の波面データとして取出すために前記格
納手段のアドレスを指定するアドレス指定手段とからな
る付記18に記載の超音波診断装置。
【0074】(20) 前記運動速度検出手段は、前記
第1および第2の空間周波数分布の差分をとる差演算手
段と、この差演算手段の出力を前記空間周波数分布の原
点について点対称加算演算を行う加算演算手段とを有す
る付記18に記載の超音波診断装置。
第1および第2の空間周波数分布の差分をとる差演算手
段と、この差演算手段の出力を前記空間周波数分布の原
点について点対称加算演算を行う加算演算手段とを有す
る付記18に記載の超音波診断装置。
【0075】(21)前記超音波送受波手段はアレイ状
に並べた振動素子群からなり、これら振動素子群を前記
第1および第2の駆動順序として2種のシーケンスで送
信駆動して切り替えるためのマルチプレクサを有してお
り、前記格納手段は、振動素子群の素子それぞれに対応
する反射信号として格納するメモリであり、前記アドレ
ス指定手段は、伝搬距離に応じて焦点を形成するように
前記メモリのアドレスデータを発生して第1及び第2波
面データを得るルックアップテーブルであり、前記スペ
クトル分布検出手段は、ルックアップテーブルの発生す
るアドレスに応じて得られた第1及び第2波面データを
入力して二つの空間周波数分布を求めるスペクトル分布
検出器であり、前記運動速度検出手段は二つの空間周波
数分布の差分を検出し、移動反射体に起因するドプラ情
報を検出して血流速度分布を求める付記19に記載の超
音波診断装置。
に並べた振動素子群からなり、これら振動素子群を前記
第1および第2の駆動順序として2種のシーケンスで送
信駆動して切り替えるためのマルチプレクサを有してお
り、前記格納手段は、振動素子群の素子それぞれに対応
する反射信号として格納するメモリであり、前記アドレ
ス指定手段は、伝搬距離に応じて焦点を形成するように
前記メモリのアドレスデータを発生して第1及び第2波
面データを得るルックアップテーブルであり、前記スペ
クトル分布検出手段は、ルックアップテーブルの発生す
るアドレスに応じて得られた第1及び第2波面データを
入力して二つの空間周波数分布を求めるスペクトル分布
検出器であり、前記運動速度検出手段は二つの空間周波
数分布の差分を検出し、移動反射体に起因するドプラ情
報を検出して血流速度分布を求める付記19に記載の超
音波診断装置。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超音波送受波手段の送信駆動順序を異なる2通りに変え
て各波面データの空間周波数分布をそれぞれ求め、これ
らの空間周波数分布の差分処理を行うことにより、移動
反射体のみに起因するドプラ情報を高精度に検出するこ
とができるという効果を有する。
超音波送受波手段の送信駆動順序を異なる2通りに変え
て各波面データの空間周波数分布をそれぞれ求め、これ
らの空間周波数分布の差分処理を行うことにより、移動
反射体のみに起因するドプラ情報を高精度に検出するこ
とができるという効果を有する。
【図1】図1は本発明の一実施例を説明するための構成
図。
図。
【図2】図2は本発明の原理を説明するための概念図。
【図3】図3は反射体の位置とスペクトル分布の対応関
係の説明図。
係の説明図。
【図4】図4はスペクトル分布の各周波数成分が、各方
位の反射信号に対応することを示す説明図。
位の反射信号に対応することを示す説明図。
1…振動子アレイ 2−1〜2−7…振動素子 4…マルチプレクサ 7…受信増幅回路 9…A/Dコンバータ 10…波面メモリ 11…ルックアップテーブル(LUT) 12…高速フーリエ変換器(FFT) 14…差分回路 15…点対称加算回路 17a,17b…直流成分検出回路 18…デジタルスキャンコンバータ 19…モニタ装置 20…タイミングコントロール回路
Claims (1)
- 【請求項1】 観察対象に対して、所定の複数の方向に
ついて互いに異なる第1および第2の駆動順序で超音波
の送受波を行う超音波送受波手段と、 前記超音波送受波手段へ超音波励起信号を出力する送信
部と、前記超音波送受波手段から出力される前記観察対
象の反射信号を増幅する受信部と、を有する送受信手段
と、 前記受信部の出力信号を格納し、前記第1および第2の
駆動順序ごとに前記超音波が送受波される各方向に対応
させて第1および第2の波面データとして格納する波面
メモリと、 前記波面データ生成手段からの第1および第2の波面デ
ータに基づいて、第1および第2の空間周波数分布を求
めるスペクトル分布検出手段と、 前記スペクトル分布検出手段により求められた第1およ
び第2の空間周波数分布の差を検出して、前記観察対象
中の運動反射体の運動速度を算出する運動速度検出手段
と、を有する、 ことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26275494A JPH08117227A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26275494A JPH08117227A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 超音波診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08117227A true JPH08117227A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17380131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26275494A Withdrawn JPH08117227A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08117227A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10277035A (ja) * | 1997-04-03 | 1998-10-20 | Advanced Technol Lab Inc | 携帯型超音波装置及び該診断装置 |
| JP2003079626A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-18 | Japan Science & Technology Corp | 超音波ドプラー法を応用した脳機能解析方法及びその脳機能解析システム |
| US7604596B2 (en) | 1996-06-28 | 2009-10-20 | Sonosite, Inc. | Ultrasonic signal processor for a hand held ultrasonic diagnostic instrument |
| US9151832B2 (en) | 2005-05-03 | 2015-10-06 | Fujifilm Sonosite, Inc. | Systems and methods for ultrasound beam forming data control |
| JP2020165950A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 富士通株式会社 | 無線信号に基づく運動状態の検出装置、方法及びシステム |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26275494A patent/JPH08117227A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7604596B2 (en) | 1996-06-28 | 2009-10-20 | Sonosite, Inc. | Ultrasonic signal processor for a hand held ultrasonic diagnostic instrument |
| US7740586B2 (en) | 1996-06-28 | 2010-06-22 | Sonosite, Inc. | Ultrasonic signal processor for a hand held ultrasonic diagnostic instrument |
| US8216146B2 (en) | 1996-06-28 | 2012-07-10 | Sonosite, Inc. | Ultrasonic signal processor for a hand held ultrasonic diagnostic instrument |
| JPH10277035A (ja) * | 1997-04-03 | 1998-10-20 | Advanced Technol Lab Inc | 携帯型超音波装置及び該診断装置 |
| JP2009034533A (ja) * | 1997-04-03 | 2009-02-19 | Sonosight Inc | 携帯型超音波装置及び該診断装置 |
| JP2003079626A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-18 | Japan Science & Technology Corp | 超音波ドプラー法を応用した脳機能解析方法及びその脳機能解析システム |
| US9151832B2 (en) | 2005-05-03 | 2015-10-06 | Fujifilm Sonosite, Inc. | Systems and methods for ultrasound beam forming data control |
| US9671491B2 (en) | 2005-05-03 | 2017-06-06 | Fujifilm Sonosite, Inc. | Systems for ultrasound beam forming data control |
| JP2020165950A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 富士通株式会社 | 無線信号に基づく運動状態の検出装置、方法及びシステム |
| US11808838B2 (en) | 2019-03-29 | 2023-11-07 | Fujitsu Limited | Motion state detection apparatus and method based on wireless signals and system |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8998814B2 (en) | Diagnostic ultrasound apparatus | |
| US6406430B1 (en) | Ultrasound image display by combining enhanced flow imaging in B-mode and color flow mode | |
| US5971927A (en) | Ultrasonic diagnostic apparatus for obtaining blood data | |
| US8469887B2 (en) | Method and apparatus for flow parameter imaging | |
| KR100749973B1 (ko) | Prf 조절 방법 및 장치, 및 초음파 촬상 장치 | |
| JP4808334B2 (ja) | スペックル・サイズ推定を用いた超音波ベースの定量的運動測定 | |
| JP2003070786A (ja) | 超音波撮像装置 | |
| JPH0347A (ja) | 超音波診断装置 | |
| KR100483783B1 (ko) | 도플러 신호 처리 장치 및 초음파 진단 장치 | |
| JPS63317141A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JP5148194B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
| JP2003116855A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH078492A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH03155843A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JP3544722B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH02206445A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH08289891A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JP4537280B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
| JP2012135523A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH0647043A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH08173431A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH0258B2 (ja) | ||
| JP2572913B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH0399645A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH0467857A (ja) | 超音波診断装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |