JPH08117503A - 水切り乾燥方法 - Google Patents

水切り乾燥方法

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JPH08117503A
JPH08117503A JP25838194A JP25838194A JPH08117503A JP H08117503 A JPH08117503 A JP H08117503A JP 25838194 A JP25838194 A JP 25838194A JP 25838194 A JP25838194 A JP 25838194A JP H08117503 A JPH08117503 A JP H08117503A
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真彰 津崎
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幸男 大歳
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Abstract

(57)【要約】 【構成】表面に水が付着した物品を、アルコール類とハ
ロゲン化炭化水素類の混合溶剤であって、その液温が4
0℃以上である混合溶剤を入れた浸漬水切り槽に浸漬し
て引き上げることにより物品に付着した水を除去する、
水切り乾燥方法。 【効果】オゾン層破壊などの環境問題を生じるおそれは
少ない。さらに、物品の表面付着水を効率的に除去し、
物品を完全に乾燥できる。温風、赤外線ヒーター、減圧
加熱等の従来の乾燥方法と較べ、時間を大幅に短縮で
き、乾燥にかかる電気コストを削減することで安価に水
切り乾燥を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密機械工業、光学機
械工業、電気電子工業またはプラスチック工業等におい
て、レンズ、液晶表示装置部品、電子部品、精密機械部
品等の物品表面の水を除去するための水切り乾燥方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】前述の物品は、水洗処理後、水が付着し
たままでは製品とならない場合が多い。したがって、通
常有機溶剤を用いて水の除去を行なっている。有機溶剤
として1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフル
オロエタン(以下、R113という)や1,1,1−ト
リクロロエタン(以下、R140aという)が水切り乾
燥溶剤として広く使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されていたR
113やR140は、種々の利点を有するが、化学的に
きわめて安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散し
て成層圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジ
カルを発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖
反応をおこし、オゾン層を破壊するとのことから、その
使用規制が実施され、1996年にR113とR140
aは全廃されることになっている。
【0004】さらにこれらのR113やR140aは洗
浄剤としても広く使用されおり、これらに代わり、アル
カリ性の洗浄剤、界面活性剤と炭化水素を含む洗浄剤ま
たは水で洗浄する方法が一部で用いられている。しか
し、これらの洗浄剤を用いた場合でも、洗浄後に水で洗
浄剤を洗い流すリンスが必要となり、水で洗浄した場合
も含めて、水の除去乾燥が必要となる。
【0005】一般的乾燥方法としては、加熱、送風、減
圧またはこれらの組合せによる方法があるが、物品の細
かい隙間までの完全な乾燥には長時間を要する。乾燥時
間が長いために、乾燥後に被洗浄物品表面の高い清浄度
を得ることも困難である。
【0006】このように、従来R113やR140aを
水切り乾燥溶剤として使用してきた場合のみならず、新
たに水による洗浄もしくはリンスを行っている場合に
も、R113やR140aに代わる、効率の良い安全な
水切り乾燥が必要であった。本発明は、これらの課題を
解決する新規な水切り乾燥方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(1)お
よび(2)の方法である。
【0008】(1)表面に水が付着した物品を、アルコ
ール類とハロゲン化炭化水素類の混合溶剤であって、そ
の液温が40℃以上である混合溶剤を入れた浸漬水切り
槽に浸漬して引き上げることにより物品に付着した水を
除去することを特徴とする水切り乾燥方法。
【0009】(2)表面に水が付着した物品を、アルコ
ール類とハロゲン化炭化水素類の混合溶剤であって、そ
の液温が40℃以上である混合溶剤を入れた浸漬水切り
槽に浸漬して引き上げ、次いで前記混合溶剤またはハロ
ゲン化炭化水素類の蒸気中に保持することにより物品に
付着した水を除去することを特徴とする水切り乾燥方
法。
【0010】本発明におけるアルコール類は、ハロゲン
化炭化水素と併用した場合に、物品表面から水を短時間
に分離させ、水とハロゲン化炭化水素との混合物を効率
よく分離させるものであれば、特に限定されない。この
ような分離性能が優れることから、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノールおよびイソプロパノールから選
ばれる少なくとも1種が好ましい。
【0011】本発明におけるハロゲン化炭化水素は、ア
ルコール類と併用した際に、物品表面から水を短時間に
分離させるものなら、特に限定されない。しかし、安全
面からハイドロクロロカーボン類、ハイドロクロロフル
オロカーボン類、ハイドロフルオロカーボン類およびパ
ーフルオロカーボン類から選ばれる少なくとも1種の引
火点を有さないものが好ましい。具体的には、以下の化
合物が挙げられる。
【0012】塩化メチレン、cis−1,2−ジクロロ
エチレン、trans−1,2−ジクロロエチレン、ト
リクロロエチレン等の炭素数1〜2のハイドロクロロカ
ーボン類。
【0013】3,3−ジクロ−1,1,1,2,2−ペ
ンタフルオロプロパン(以下、R225caと略す)、
1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオ
ロプロパン(以下、R225cbと略す)、1,1−ジ
クロロ−1−フルオロエタン(以下、R141bと略
す)、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タン等の炭素数2〜3のハイドロクロロフルオロカーボ
ン類。
【0014】1,1,2,3−テトラフルオロプロパン
(以下、R254と略す)、1,1,2,2,3,3,
4,4−オクタフルオロブタン(以下、R338と略
す)、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロブ
タン(以下、R347と略す)、1,2,2,3,3,
4−ヘキサフルオロブタン(以下、R356と略す)、
1,2,2,3,4−ペンタフルオロブタン(以下、R
365と略す)、1,1,1,2,2,3,4,5,
5,5−デカフルオロペンタン(以下、R4310と略
す)、1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノナフル
オロヘキサン(以下、R569と略す)、2−トリフル
オロメチル−1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノ
ナフルオロペンタン(以下、R5312と略す)、1,
1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−ト
リデカフルオロヘキサン(以下、R5213と略す)等
の炭素数3〜6のハイドロフルオロカーボン類。
【0015】C512、C614、C716、C818
等の炭素数5〜8の脂肪族飽和パーフルオロカーボン
類。
【0016】これらのうち、オゾン層の破壊能力と毒性
が低いこと、沸点が50〜60℃の範囲で取扱いが容易
であること、工業的な生産が容易で入手しやすいこと等
から、R225caおよびR225cbの少なくとも1
種が特に好ましい。
【0017】本発明におけるアルコール類とハロゲン化
炭化水素類の混合溶剤(以下、単に混合溶剤という)
は、引火点を持たない組成であることが好ましい。アル
コール類とハロゲン化炭化水素類の混合割合は、アルコ
ール類/ハロゲン化炭化水素類=1〜20/80〜99
%(重量%、以下同じ)、好ましくはアルコール類/ハ
ロゲン化炭化水素類=1〜10/90〜99%である。
【0018】さらに蒸気洗浄を容易に行うために、共沸
組成もしくは実用上共沸組成と同様の挙動をしめす共沸
様組成であることが好ましい。具体的には以下の共沸組
成物または共沸様組成物が特に好ましい。
【0019】R225ca/エタノール=97.3/
2.7%、R225ca/メタノール=94.7/5.
3%、R225cb/エタノール=95.6/4.4
%、R225cb/メタノール=93.3/6.7%、
R225ca/R225cb/エタノール=94.8/
2.7/2.5%またはR225ca/R225cb/
メタノール=89.8/5.6/4.6%の共沸組成
物。
【0020】R225ca/エタノール=95〜98/
2〜5%、R225ca/メタノール=93〜96/4
〜7%、R225cb/エタノール=94〜97/3〜
6%またはR225cb/メタノール=92〜97/3
〜8%の共沸様組成物。
【0021】従来のR113やR140aは洗浄剤とし
ても広く使用されおり、これらに代わり、アルカリ性の
洗浄剤、界面活性剤と炭化水素を含む洗浄剤または水で
洗浄する方法が一部で用いられている。しかし、これら
の洗浄剤を用いた場合でも、洗浄後に水で洗浄剤を洗い
流すリンスが必要となり、水で洗浄した場合も含めて、
水の除去乾燥が必要となる。
【0022】本発明方法によれば、表面に水が付着した
物品を40℃以上の温度に保った混合溶剤に浸漬する。
表面に水が付着した物品としては、水で洗浄したことに
よりまたは水以外の洗浄剤で洗浄しその洗浄剤を水でリ
ンスしたことにより水が付着した物品が特に挙げられる
が、これらに限られず空気中の水分が付着した物品でも
よい。
【0023】浸漬水切り槽に入った混合溶剤の温度は、
40℃以上、好ましくは45℃以上、特に好ましくは5
0℃以上である。混合溶剤の温度の上限は、混合溶剤が
共沸組成物の場合にはその共沸温度、共沸組成物以外の
場合には混合溶剤中の溶剤の沸点のうち最も低い方の沸
点とすることが好ましい。
【0024】浸漬水切り槽において物品表面に付着した
水を物品表面から除去するに際し、超音波洗浄、揺動洗
浄、噴流洗浄またはこれらを組み合わせた洗浄を行うこ
とで、水切り時間の短縮を行うことができる。この浸漬
水切りの際に、混合溶剤の温度が40℃未満であると、
物品表面から除去された水が混合溶剤の中で分散しやす
くなる。水の分散がおこると、混合溶剤を循環使用する
ための水の分離が困難となり、分散した水の物品への付
着による不完全な乾燥やシミの発生という重大な問題が
生じる。
【0025】次に、水が除去された物品を、混合溶剤ま
たはハロゲン化炭化水素類の蒸気に保持する。混合溶剤
またはハロゲン化炭化水素類の蒸気は、物品表面が混合
溶剤またはハロゲン化炭化水素類の沸点に達するまでの
間、物品表面で凝縮し水切りを行うと同時に、物品表面
の温度を上昇させる。水切りとともに、物品表面の汚れ
を洗浄するリンスを同時に行う場合もある。
【0026】最後に、物品を混合溶剤の蒸気から引き出
すことで、物品表面に付着していた水は完全に除去さ
れ、また物品表面温度は混合溶剤の沸点まで達しており
混合溶剤の持ち出しもなく、物品は充分乾燥した状態と
なる。
【0027】さらに本発明によると、浸漬水切りにより
物品表面から分離した水を含む混合溶剤は、浸漬水切り
に用いている状態よりも加温した後に、水と混合溶剤と
を比重差により層分離させ、水を含まない混合溶剤のみ
を浸漬水切り槽へ循環することができる。この層分離以
前に加温することにより、短時間で効果的な分離を行う
ことができる。加温度合いは、浸漬水切り槽との温度差
が大きいほど有効であり、混合溶剤の沸点まで加温して
も支障ない。
【0028】また、物品を、浸漬水切り槽に浸漬する前
に、物品に対してエアーブロー、温風ブロー、遠心およ
び振動から選ばれる少なくとも1種の操作を施すことに
より、物品表面の付着水量を低減させ、浸漬水切り槽へ
の水の持ち込み量を低減させるておくこともできる。付
着水量の低減は、水分離の際に水層に分配し水とともに
廃棄されるアルコール類の量を低減でき、より経済的に
水切り乾燥を行うことができる。
【0029】以下に図を示し本発明の特徴とするところ
を一層明らかにする。本発明方法で使用する水切り乾燥
方法に採用できる装置の一例を示した図1において、物
品は水切り乾燥装置1の中の浸漬水切り槽2に入れた混
合溶剤に浸漬され、ここで物品の表面に付着した水を除
去する。浸漬水切り槽2の混合溶剤は水切り性の向上と
水の分散を防ぐためにヒーター10により40℃以上に
加温される。水切りを短時間に行うために、超音波発振
器11により超音波洗浄することもできる。
【0030】次に水切りが終了した物品は浸漬水切り槽
2から引き上げられ、蒸気槽3の中で蒸気洗浄される。
この蒸気洗浄では、物品の表面温度が混合溶剤の沸点に
達するまでの間、物品の表面で混合溶剤の凝縮がおこ
り、凝縮した混合溶剤によりさらにリンスされる。ま
た、物品の温度が混合溶剤の沸点に達した後に、蒸気槽
3から取り出すことで、液体状の混合溶剤の持ち出しを
なくせる。そのため、物品の表面は蒸気槽3から取り出
し後、完全に乾燥状態となる。
【0031】図1における混合溶剤の循環経路として
は、まず混合溶剤は蒸気槽3で蒸気となり、蒸気ゾーン
4を形成する。この蒸気が冷却管5で凝縮し凝縮溶剤水
分離器6に入る。凝縮溶剤水分離器6では、冷却管5で
混合溶剤と同時に凝縮した主に空気中の水が層分離され
る。
【0032】水を分離除去した混合溶剤は次に浸漬水切
り槽2へ送られる。浸漬水切り槽2のでは、物品に付着
していた水が混入し、混合溶剤と水が混合した状態とな
る。この水を含む混合溶剤は、次に加温槽7に送られ
る。
【0033】加温槽7では、ヒーター12により浸漬水
切り槽よりも更に高い温度に加温する。これによりさら
に加温された混合溶剤は、次に水分離槽8へ送られ、上
層が水13、下層が混合溶剤14の2層に分離される。
【0034】層分離した混合溶剤の一部は蒸気槽3に送
られ、残りは循環ポンプ9により浸漬水切り槽2へ送ら
れる。浸漬水切り槽2では物品が浸漬した際に、物品か
ら除去された水が浮上する。この浮上した水を加温槽7
へ送り出すために、循環ポンプにより浸漬水切り槽2へ
送られた混合溶剤が用いられる。液面に層状の流れをつ
くり、浮上した水を効率よく送り出せるように循環ポン
プ9からの混合溶剤出口を工夫することができる。
【0035】図1は本発明方法を用いる一例を示すもの
で、加温槽7および水分離槽8は装置としてそれぞれが
独立したものでもよく、また全てが同一の装置としても
行うことができる。また個々の浸漬水切り方法や蒸気洗
浄方法、層分離による水分離方法は特に限定されず、他
の一般的方法を採用できる。
【0036】
【実施例】
[実施例1]予めよく洗浄したステンレスメッシュ(5
cm×5cm)を水に浸漬したものを物品とし水切り乾
燥試験を行った。ハロゲン化炭化水素としては、表1に
示す化合物を用いた。なお、R225ca/cbとは、
R225ca/R225cb=50/50%の混合物を
意味する。またアルコール類としてはエタノールを用
い、混合溶剤中に5%含まれるようにした。
【0037】まず、物品を45℃の混合溶剤に浸漬し、
超音波を用いて1分間水切りを行った。次にハロゲン化
炭化水素の蒸気ゾーンで30秒間蒸気洗浄を行った。蒸
気洗浄後の乾燥性と、浸漬水切り後の混合溶剤の状態
と、浸漬水切り時の混合溶剤の液面に浮上する水の状態
を観察した結果を、表1に示す。
【0038】表中、乾燥性は、◎;シミもなく完全乾
燥、○;乾燥しているがシミが若干あり、△;若干の水
の残存あり、×;水が多く残存、で表した。混合溶剤の
状態は、◎;濁りがない、○;若干白濁が感じられる、
△;やや白濁、×;強く白濁、で表した。また液面に浮
上する水の状態は、◎;速やかに浮上、○;やや浮上が
遅い、△;浮上が遅い、×;水の浮上がきわめて遅い、
で表した。
【0039】[比較例1]実施例1の混合溶剤の代わり
に、エタノールを5%含有するR113を用いて水切り
乾燥試験を行った。まず、物品を45℃のR113に浸
漬し、超音波を用いて1分間水切りを行った。次にR1
13の蒸気ゾーンで30秒間蒸気洗浄を行った。実施例
1と同様にして評価した結果を表1に示す。
【0040】表1によれば、本発明方法における実施例
は従来用いられているR113の洗浄と較べても、良好
な水切り乾燥性を示した。
【0041】[実施例2]予めよく洗浄したステンレス
メッシュ(5cm×5cm)を水に浸漬したものを物品
とし水切り乾燥試験を行った。ハロゲン化炭化水素とし
ては、表2に示す化合物を用いた。またアルコール類と
してはエタノールを用い、各混合溶剤中に5%含まれる
ようにした。
【0042】まず、物品を30℃、35℃、40℃、4
5℃の混合溶剤に浸漬し、超音波を用いて1分間水切り
を行った。次にハロゲン化炭化水素の蒸気ゾーンで30
秒間蒸気洗浄を行った。蒸気洗浄後の乾燥性と、浸漬水
切り後の混合溶剤の状態と、浸漬水切り時の混合溶剤の
液面に浮上する水の状態を観察し実施例1と同様の基準
で評価した結果を、表2に示す。
【0043】表2によれば、浸漬水切りを行う際の混合
溶剤の温度を40℃以上とすることで、安定した良好な
水切り乾燥が行える。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明方法は、オゾン層破壊などの環境
問題を生じるおそれは少ない。さらに、物品の表面に付
着した水を効率的に除去し、物品を完全に乾燥すること
ができる。温風、赤外線ヒーター、減圧加熱等の従来の
乾燥方法と較べ、時間を大幅に短縮でき、乾燥にかかる
電気コストを削減することで安価に水切り乾燥を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水切り乾燥方法に用いる装置の一例を
示す図。
【符号の説明】
1:水切り乾燥装置 2:浸漬水切り槽 3:蒸気槽 4:蒸気ゾーン 5:冷却管 6:凝縮溶剤水分離器 7:加温槽 8:水分離槽 9:循環ポンプ 10:ヒーター 11:超音波発振器 12:ヒーター 13:水 14:混合溶剤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に水が付着した物品を、アルコール類
    とハロゲン化炭化水素類の混合溶剤であって、その液温
    が40℃以上である混合溶剤を入れた浸漬水切り槽に浸
    漬して引き上げることにより物品に付着した水を除去す
    ることを特徴とする水切り乾燥方法。
  2. 【請求項2】表面に水が付着した物品を、アルコール類
    とハロゲン化炭化水素類の混合溶剤であって、その液温
    が40℃以上である混合溶剤を入れた浸漬水切り槽に浸
    漬して引き上げ、次いで前記混合溶剤またはハロゲン化
    炭化水素類の蒸気中に保持することにより物品に付着し
    た水を除去することを特徴とする水切り乾燥方法。
  3. 【請求項3】混合溶剤がアルコール類とハロゲン化炭化
    水素類からなる共沸または共沸様混合溶剤である請求項
    1または2の方法。
  4. 【請求項4】アルコール類が、メタノール、エタノー
    ル、n−プロパノールおよびイソプロパノールから選ば
    れる少なくとも1種である請求項1、2または3の方
    法。
  5. 【請求項5】ハロゲン化炭化水素類が、ハイドロクロロ
    カーボン類、ハイドロクロロフルオロカーボン類、ハイ
    ドロフルオロカーボン類、およびパーフルオロカーボン
    類から選ばれる少なくとも1種である請求項1、2また
    は3の方法。
  6. 【請求項6】ハイドロクロロフルオロカーボン類が、
    3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペンタフルオ
    ロプロパンおよび1,3−ジクロロ−1,1,2,2,
    3−ペンタフルオロプロパンの少なくとも1種である請
    求項5の方法。
  7. 【請求項7】物品を浸漬水切り槽に浸漬する前に、物品
    に対してエアーブロー、温風ブロー、遠心および振動か
    ら選ばれる少なくとも1種の操作を施すことにより浸漬
    水切り槽への水の持ち込み量を低減させる請求項1の方
    法。
  8. 【請求項8】浸漬水切りにより物品から分離した水を含
    む混合溶剤を、40℃以上に加温した後、前記水と前記
    混合溶剤とを比重差により層分離させ、前記混合溶剤の
    一部または全部を浸漬水切り槽へ循環させる請求項1ま
    たは2の方法。
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