JPH08118035A - シーム溶接機 - Google Patents
シーム溶接機Info
- Publication number
- JPH08118035A JPH08118035A JP26522394A JP26522394A JPH08118035A JP H08118035 A JPH08118035 A JP H08118035A JP 26522394 A JP26522394 A JP 26522394A JP 26522394 A JP26522394 A JP 26522394A JP H08118035 A JPH08118035 A JP H08118035A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- main shaft
- welding
- workpiece
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Resistance Welding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の円形シーム溶接機における電流密度の低
下を防ぎ、溶接不良ない確実な円形シーム溶接が行える
ようにする。 【構成】円形の対向面を有する上下一対の電極10,2
0を備え、該両電極10,20は被溶接物Wに直交する
主軸線Cに対して傾斜して設けられて、それぞれ前記対
向面の周縁一点10a,20aで被溶接物Wに接触さ
れ、該接点10a,20a間に被溶接物Wを挟み込んで
前記主軸線Cの回りを移動して、該接点10a,20a
の移動軌跡に沿って溶接を施す構成とする。
下を防ぎ、溶接不良ない確実な円形シーム溶接が行える
ようにする。 【構成】円形の対向面を有する上下一対の電極10,2
0を備え、該両電極10,20は被溶接物Wに直交する
主軸線Cに対して傾斜して設けられて、それぞれ前記対
向面の周縁一点10a,20aで被溶接物Wに接触さ
れ、該接点10a,20a間に被溶接物Wを挟み込んで
前記主軸線Cの回りを移動して、該接点10a,20a
の移動軌跡に沿って溶接を施す構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の燃料タ
ンクのような気密性が要求される容器の溶接に好適なシ
ーム溶接機に関する。
ンクのような気密性が要求される容器の溶接に好適なシ
ーム溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シーム溶接機は、図4に示すよ
うに円板形状をなす上下一対の電極D,D間に被溶接物
Wを挟み込んで該電極D,Dを回転させつつ被溶接物W
を移動させることで、両電極D,Dの接点の移動軌跡に
沿って溶接を施す構成としたものであり、これによれば
気密性の高い連続した継ぎ目の溶接ができるので、従来
より例えば図5に示すように自動車の燃料タンク本体T
の溶接(図中E部で示したタンク本体Tの周縁部の溶
接)にはこのシーム溶接が多用されている。ところが、
例えばこの燃料タンクにおいて同じく気密性が要求され
る注入口Pをタンク本体Tに溶接する場合には、注入口
Pとしてのパイプ材の端部に形成されたフランジ部PF
に対して直径数十ミリ程度の比較的小さな円周に沿って
溶接を施す必要があるのであるが、このような小さな円
周に沿って溶接を施す場合に上記従来のシーム溶接機を
用いることはその構造上極めて困難であるため実際には
用いられていない。そこで、このような小径の円周に沿
ってシーム溶接を施すための円形シーム溶接機として、
従来例えば特開昭61−180680号公報に開示され
たものがあった。
うに円板形状をなす上下一対の電極D,D間に被溶接物
Wを挟み込んで該電極D,Dを回転させつつ被溶接物W
を移動させることで、両電極D,Dの接点の移動軌跡に
沿って溶接を施す構成としたものであり、これによれば
気密性の高い連続した継ぎ目の溶接ができるので、従来
より例えば図5に示すように自動車の燃料タンク本体T
の溶接(図中E部で示したタンク本体Tの周縁部の溶
接)にはこのシーム溶接が多用されている。ところが、
例えばこの燃料タンクにおいて同じく気密性が要求され
る注入口Pをタンク本体Tに溶接する場合には、注入口
Pとしてのパイプ材の端部に形成されたフランジ部PF
に対して直径数十ミリ程度の比較的小さな円周に沿って
溶接を施す必要があるのであるが、このような小さな円
周に沿って溶接を施す場合に上記従来のシーム溶接機を
用いることはその構造上極めて困難であるため実際には
用いられていない。そこで、このような小径の円周に沿
ってシーム溶接を施すための円形シーム溶接機として、
従来例えば特開昭61−180680号公報に開示され
たものがあった。
【0003】この従来のシーム溶接機は、図6に示すよ
うに上部電極としての円柱状回動電極Rを、下部電極L
上に設置した被溶接物Wに対して傾斜させて保持し、該
円柱状回動電極Rの下縁部を該被溶接物Wに接触させつ
つ該円柱状回動電極Rの中心軸線C1 と被溶接物Wとの
交点における固定法線C2 の回りに該円柱状回動電極R
の上部を回転させ、これによって円柱状回動電極Rの縁
部RE を被溶接物W上で転動させて溶接するよう構成さ
れたものであり、これによれば、小径の円周に沿ってシ
ーム溶接を施すことができた。
うに上部電極としての円柱状回動電極Rを、下部電極L
上に設置した被溶接物Wに対して傾斜させて保持し、該
円柱状回動電極Rの下縁部を該被溶接物Wに接触させつ
つ該円柱状回動電極Rの中心軸線C1 と被溶接物Wとの
交点における固定法線C2 の回りに該円柱状回動電極R
の上部を回転させ、これによって円柱状回動電極Rの縁
部RE を被溶接物W上で転動させて溶接するよう構成さ
れたものであり、これによれば、小径の円周に沿ってシ
ーム溶接を施すことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のシーム溶接機にあっては、下部電極Lが被溶接物W
に対して面当たりされる構成であったため、この下部電
極Lにおいて供給された溶接電流が拡散され、このため
電流密度が低下して溶接不良が発生しやすいという問題
があった。本発明は、この問題に鑑みなされたもので、
溶接不良のないより確実な円形シーム溶接を行うことの
できるシーム溶接機を提供することを目的とする。
来のシーム溶接機にあっては、下部電極Lが被溶接物W
に対して面当たりされる構成であったため、この下部電
極Lにおいて供給された溶接電流が拡散され、このため
電流密度が低下して溶接不良が発生しやすいという問題
があった。本発明は、この問題に鑑みなされたもので、
溶接不良のないより確実な円形シーム溶接を行うことの
できるシーム溶接機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、円形の対向面を有する上下一対の電極を備
え、該両電極は被溶接物に直交する主軸線に対して傾斜
して設けられて、それぞれ前記対向面の周縁一点で、し
かも同一点で被溶接物に接触し、該接点間に被溶接物を
挟み込んで前記主軸線の回りを移動して、上下の電極の
接点はずれることなく該接点の移動軌跡に沿って溶接を
施す構成としたことを特徴とする。
の発明は、円形の対向面を有する上下一対の電極を備
え、該両電極は被溶接物に直交する主軸線に対して傾斜
して設けられて、それぞれ前記対向面の周縁一点で、し
かも同一点で被溶接物に接触し、該接点間に被溶接物を
挟み込んで前記主軸線の回りを移動して、上下の電極の
接点はずれることなく該接点の移動軌跡に沿って溶接を
施す構成としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1記載の構成によれば、上下の電極の双
方が主軸線に対して傾斜して設けられて、両電極はそれ
ぞれ対向面の周縁一点で被溶接物に接触されるので、従
来の下部電極のように面当たりしない。このことから、
上下双方の電極から高い電流密度で溶接電流が供給され
る。
方が主軸線に対して傾斜して設けられて、両電極はそれ
ぞれ対向面の周縁一点で被溶接物に接触されるので、従
来の下部電極のように面当たりしない。このことから、
上下双方の電極から高い電流密度で溶接電流が供給され
る。
【0007】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来に比
してより高い電流密度で溶接電流を供給できるので溶接
不良のないより確実な円形シーム溶接を行うことができ
る。
してより高い電流密度で溶接電流を供給できるので溶接
不良のないより確実な円形シーム溶接を行うことができ
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。図2および図3は本例のシーム溶接機
Sの全体を示している。図中1は当該溶接機Sのフレー
ムであり、このフレーム1の中央やや下寄りの位置には
被溶接物Wをほぼ水平姿勢に固定しておくためのワーク
台2が設けられている。この被溶接物Wに対して上下に
一対の電極10,20が配置されている。
づいて説明する。図2および図3は本例のシーム溶接機
Sの全体を示している。図中1は当該溶接機Sのフレー
ムであり、このフレーム1の中央やや下寄りの位置には
被溶接物Wをほぼ水平姿勢に固定しておくためのワーク
台2が設けられている。この被溶接物Wに対して上下に
一対の電極10,20が配置されている。
【0009】この上下の電極10,20は同一径の円環
形状をなしており、それぞれの軸心C10,C20を被溶接
物Wに直交する主軸線Cに対して角度θだけ傾けた状態
で支持されている。上下の電極10,20はほぼ同じ構
成により上下対称に支持されている。先ず上部電極10
の支持構造について説明すると、図1に示すように被溶
接物Wに対して直交する方向に支持された主軸30の下
端には支持ブロック31が固定されている。主軸30に
はボールスプライン軸が用いられており、後述する回転
機構および上下スライド機構により軸方向すなわち上下
方向に移動可能かつ主軸線Cを中心にして回転可能とな
っている。支持ブロック31には、主軸30の軸線(主
軸線C)に対して角度θだけ傾斜して傾斜軸32が回転
可能に支持され、この傾斜軸32の下端に絶縁プレート
33および保持ブロック34を介して上部電極10が固
定されている。上部電極10の軸線C10と傾斜軸32の
軸心は一致しており、このため、上部電極10は主軸線
Cに対して角度θだけ傾いて被溶接物Wに当接されるこ
ととなり、従って当該上部電極10はその下面(下部電
極20に対する対向面)の周縁一点10aで被溶接物W
に接触する。
形状をなしており、それぞれの軸心C10,C20を被溶接
物Wに直交する主軸線Cに対して角度θだけ傾けた状態
で支持されている。上下の電極10,20はほぼ同じ構
成により上下対称に支持されている。先ず上部電極10
の支持構造について説明すると、図1に示すように被溶
接物Wに対して直交する方向に支持された主軸30の下
端には支持ブロック31が固定されている。主軸30に
はボールスプライン軸が用いられており、後述する回転
機構および上下スライド機構により軸方向すなわち上下
方向に移動可能かつ主軸線Cを中心にして回転可能とな
っている。支持ブロック31には、主軸30の軸線(主
軸線C)に対して角度θだけ傾斜して傾斜軸32が回転
可能に支持され、この傾斜軸32の下端に絶縁プレート
33および保持ブロック34を介して上部電極10が固
定されている。上部電極10の軸線C10と傾斜軸32の
軸心は一致しており、このため、上部電極10は主軸線
Cに対して角度θだけ傾いて被溶接物Wに当接されるこ
ととなり、従って当該上部電極10はその下面(下部電
極20に対する対向面)の周縁一点10aで被溶接物W
に接触する。
【0010】下部電極20は上記したように上部電極1
0と上下対称の構成により支持されている。すなわち、
上記上側の主軸30と同心すなわち主軸線C上に配置さ
れた下側の主軸40の上端に支持ブロック41が固定さ
れ、この支持ブロック41に角度θだけ傾斜して支持さ
れた傾斜軸42の上端に絶縁プレート43および保持ブ
ロック44を介して固定されている。下側の主軸40は
後述する同期機構により上側の主軸30と同期して同じ
方向に回転されるようになっている。また、下側の傾斜
軸42は上側の傾斜軸32と同じ方向へ同じ角度θだけ
傾斜している。このため、下部電極20もその上面(上
部電極10に対する対向面)の周縁一点20aで被溶接
物Wに接触する。このことから、上部電極10の周縁一
点10aと下部電極20の周縁一点20aとの間に被溶
接物Wが挟み込まれるのであり、従って両電極10,2
0はそれぞれ被溶接物Wに対して面当たりではなく点当
たりで接触する。
0と上下対称の構成により支持されている。すなわち、
上記上側の主軸30と同心すなわち主軸線C上に配置さ
れた下側の主軸40の上端に支持ブロック41が固定さ
れ、この支持ブロック41に角度θだけ傾斜して支持さ
れた傾斜軸42の上端に絶縁プレート43および保持ブ
ロック44を介して固定されている。下側の主軸40は
後述する同期機構により上側の主軸30と同期して同じ
方向に回転されるようになっている。また、下側の傾斜
軸42は上側の傾斜軸32と同じ方向へ同じ角度θだけ
傾斜している。このため、下部電極20もその上面(上
部電極10に対する対向面)の周縁一点20aで被溶接
物Wに接触する。このことから、上部電極10の周縁一
点10aと下部電極20の周縁一点20aとの間に被溶
接物Wが挟み込まれるのであり、従って両電極10,2
0はそれぞれ被溶接物Wに対して面当たりではなく点当
たりで接触する。
【0011】次に、上記回転機構、上下スライド機構お
よび同期機構について説明する。図2に示すようにフレ
ーム1の上部には駆動モータ50が配置されており、こ
のモータ50の回転出力は駆動側プーリ58および伝達
ベルト51を経て、主軸30と同心に取付けられた従動
側プーリ52に伝達される。この従動側プーリ52は、
ボールスプライン軸としての主軸30と対をなすナット
53に固定され、このナット53はブラケット54を介
してフレーム1に回転可能に支持されている。一方、フ
レーム1の上部にはシリンダ55が下方に向けて取付け
られており、このシリンダ55のロッド55aにはジョ
イント56,57を介して主軸30の上端部が接続され
ている。下側のジョイント57は、主軸30のロッド5
5aに対する相対回転を許容するが軸方向にはロッド5
5aと一体でのみ移動可能に両者を接続する構成となっ
ている。以上の構成により、主軸30はモータ50を主
体とする回転機構によりその軸線C回りに回転され、か
つこれとは独立してシリンダ55を主体とする上下スラ
イド機構により軸線C方向に沿って一定ストロークだけ
上下動する。
よび同期機構について説明する。図2に示すようにフレ
ーム1の上部には駆動モータ50が配置されており、こ
のモータ50の回転出力は駆動側プーリ58および伝達
ベルト51を経て、主軸30と同心に取付けられた従動
側プーリ52に伝達される。この従動側プーリ52は、
ボールスプライン軸としての主軸30と対をなすナット
53に固定され、このナット53はブラケット54を介
してフレーム1に回転可能に支持されている。一方、フ
レーム1の上部にはシリンダ55が下方に向けて取付け
られており、このシリンダ55のロッド55aにはジョ
イント56,57を介して主軸30の上端部が接続され
ている。下側のジョイント57は、主軸30のロッド5
5aに対する相対回転を許容するが軸方向にはロッド5
5aと一体でのみ移動可能に両者を接続する構成となっ
ている。以上の構成により、主軸30はモータ50を主
体とする回転機構によりその軸線C回りに回転され、か
つこれとは独立してシリンダ55を主体とする上下スラ
イド機構により軸線C方向に沿って一定ストロークだけ
上下動する。
【0012】この主軸30には前記した支持ブロック3
1の他、前記傾斜軸32に対して主軸30とは独立した
回転数を付与するための歯車列が設けられている。この
歯車列は、四個の平歯車70〜73と二個の傘歯車7
4,75から構成されている。平歯車70は主軸30に
固定されて一体で回転する。この平歯車70に噛み合わ
された平歯車71は、主軸30とは独立して回転可能に
スライドブロック60に支持された軸62の上端部に固
定されている。この軸62の下端部に平歯車72に固定
されており、従ってこの平歯車72は上記平歯車71と
一体で回転する。ここで、上記スライドブロック60
は、軸受60a,60aを介して主軸30に支持され、
かつリニアスライド機構61を介してフレーム1に支持
されている。このため、このスライドブロック60は、
主軸30と一体となって上下方向にスライドするが、回
転不能であるので主軸30の単独回転を許容する。
1の他、前記傾斜軸32に対して主軸30とは独立した
回転数を付与するための歯車列が設けられている。この
歯車列は、四個の平歯車70〜73と二個の傘歯車7
4,75から構成されている。平歯車70は主軸30に
固定されて一体で回転する。この平歯車70に噛み合わ
された平歯車71は、主軸30とは独立して回転可能に
スライドブロック60に支持された軸62の上端部に固
定されている。この軸62の下端部に平歯車72に固定
されており、従ってこの平歯車72は上記平歯車71と
一体で回転する。ここで、上記スライドブロック60
は、軸受60a,60aを介して主軸30に支持され、
かつリニアスライド機構61を介してフレーム1に支持
されている。このため、このスライドブロック60は、
主軸30と一体となって上下方向にスライドするが、回
転不能であるので主軸30の単独回転を許容する。
【0013】平歯車72は平歯車73に噛み合わされて
いる。この平歯車73は図示は省略したが軸受を介して
主軸30に取付けられているため、主軸30とは独立し
て回転可能となっている。この平歯車73の下側には傘
歯車74が配置されており、この傘歯車74も軸受を介
して主軸30に支持されて主軸30とは独立して回転可
能であり、かつ上記平歯車73と一体で回転する。この
傘歯車74に噛み合わされた傘歯車75は、前記傾斜軸
32の上端部に固定されている。このように構成された
歯車列により、傾斜軸32は、主軸30→平歯車70→
71→72→73→傘歯車74→75を経て付与される
回転数で回転される。従って、各歯車70〜75の歯数
を適当に設定することにより、傾斜軸32は上記歯車列
の拘束を受けるため主軸30とは独立した回転数で回転
し、これにより主軸30が回転して傾斜軸32が主軸線
Cの回りを公転移動するときに、支持ブロック34およ
び電極10の、主軸30に対する向きが変わらないよう
になっている。すなわち、電極10は被溶接物Wに対し
てすべることなく接点が円周上を360°移動する。
いる。この平歯車73は図示は省略したが軸受を介して
主軸30に取付けられているため、主軸30とは独立し
て回転可能となっている。この平歯車73の下側には傘
歯車74が配置されており、この傘歯車74も軸受を介
して主軸30に支持されて主軸30とは独立して回転可
能であり、かつ上記平歯車73と一体で回転する。この
傘歯車74に噛み合わされた傘歯車75は、前記傾斜軸
32の上端部に固定されている。このように構成された
歯車列により、傾斜軸32は、主軸30→平歯車70→
71→72→73→傘歯車74→75を経て付与される
回転数で回転される。従って、各歯車70〜75の歯数
を適当に設定することにより、傾斜軸32は上記歯車列
の拘束を受けるため主軸30とは独立した回転数で回転
し、これにより主軸30が回転して傾斜軸32が主軸線
Cの回りを公転移動するときに、支持ブロック34およ
び電極10の、主軸30に対する向きが変わらないよう
になっている。すなわち、電極10は被溶接物Wに対し
てすべることなく接点が円周上を360°移動する。
【0014】次に、上部電極10と下部電極20を同期
して動作させるための同期機構について説明する。前記
モータ50の出力軸には長尺の同期シャフト80が下方
へ向けて同軸に接続されており、この同期シャフト80
の下端部はユニバーサルジョイント81を介してフレー
ム1に回転可能に支持されている。この同期シャフト8
0の下端寄りにはプーリ82が固定されており、このプ
ーリ82の回転は伝達ベルト83を経て、主軸40に固
定されたプーリ84に伝達され、これによりこの主軸4
0はモータ50を単一の駆動源として前記上側の主軸3
0と同期して同じ方向に回転する。この主軸40から下
部電極20に至る構成は、前記したように上側の構成と
上下対称でほぼ同じ構成となっている。但し、上側の上
下スライド機構に相当する構成は設けられておらず、従
って下部電極20は上下動しない。このため、下側の主
軸40はスプライン軸ではなく、単に回転可能に支持さ
れているに過ぎない。また、主軸40が上下に移動しな
いのでスライドブロック42も上下動不能にフレーム1
に固定されている。歯車列は上側と全く同様の構成のも
のが付設されている。
して動作させるための同期機構について説明する。前記
モータ50の出力軸には長尺の同期シャフト80が下方
へ向けて同軸に接続されており、この同期シャフト80
の下端部はユニバーサルジョイント81を介してフレー
ム1に回転可能に支持されている。この同期シャフト8
0の下端寄りにはプーリ82が固定されており、このプ
ーリ82の回転は伝達ベルト83を経て、主軸40に固
定されたプーリ84に伝達され、これによりこの主軸4
0はモータ50を単一の駆動源として前記上側の主軸3
0と同期して同じ方向に回転する。この主軸40から下
部電極20に至る構成は、前記したように上側の構成と
上下対称でほぼ同じ構成となっている。但し、上側の上
下スライド機構に相当する構成は設けられておらず、従
って下部電極20は上下動しない。このため、下側の主
軸40はスプライン軸ではなく、単に回転可能に支持さ
れているに過ぎない。また、主軸40が上下に移動しな
いのでスライドブロック42も上下動不能にフレーム1
に固定されている。歯車列は上側と全く同様の構成のも
のが付設されている。
【0015】図3に示すように上下の支持ブロック3
4,44には、電極10,20に溶接電流を供給するた
めの電線3,4が接続されており、この電線3,4を経
て電源5から両電極10,20に溶接電流が供給され
る。図2中、6は当該溶接機Sの操作盤であり、この操
作盤6を通じて溶接電流の供給・遮断あるいはモータ5
0の起動・停止等の各部が動作が操作される。
4,44には、電極10,20に溶接電流を供給するた
めの電線3,4が接続されており、この電線3,4を経
て電源5から両電極10,20に溶接電流が供給され
る。図2中、6は当該溶接機Sの操作盤であり、この操
作盤6を通じて溶接電流の供給・遮断あるいはモータ5
0の起動・停止等の各部が動作が操作される。
【0016】以上のように構成された本例のシーム溶接
機Sによれば、被溶接物Wをワーク台2〜2上に固定し
た後、シリンダ55が突き出し方向に作動されて上部電
極20が被溶接物Wに押し付けられ、これにより被溶接
物Wが上下の電極10,20間に挟み込まれる。この状
態において、両電極10,20の軸線C10,C20は、被
溶接物Wに直交する主軸線Cに対してそれぞれ角度θだ
け傾いているので、被溶接物Wに対して両電極10,2
0は全面当たりではなく、その端面(両電極10,20
の相互の対向面)の周縁一点10a,20aで当接され
る。しかも、この接点10a,20aは相互に一致して
いるので、結果的に被溶接物Wは両接点10a,20a
間に挟み込まれている。
機Sによれば、被溶接物Wをワーク台2〜2上に固定し
た後、シリンダ55が突き出し方向に作動されて上部電
極20が被溶接物Wに押し付けられ、これにより被溶接
物Wが上下の電極10,20間に挟み込まれる。この状
態において、両電極10,20の軸線C10,C20は、被
溶接物Wに直交する主軸線Cに対してそれぞれ角度θだ
け傾いているので、被溶接物Wに対して両電極10,2
0は全面当たりではなく、その端面(両電極10,20
の相互の対向面)の周縁一点10a,20aで当接され
る。しかも、この接点10a,20aは相互に一致して
いるので、結果的に被溶接物Wは両接点10a,20a
間に挟み込まれている。
【0017】次に、モータ50が起動されると、上下の
両主軸30,40が同期して同じ方向に回転する。する
と、両ブロック31,41も同期して同じ方向に回転
し、これにより両電極10,20は、その軸線C10,C
20を主軸線Cに対して角度θだけ傾斜させた状態で主軸
線Cの回りを公転移動する。このため、両電極10,2
0の接点10a,20aは、被溶接物Wを挟み込みつつ
主軸線Cを中心とする円周(電極10,20の半径をr
とすると、半径r/cosθの円周)に沿って移動す
る。このように上下の電極10,20は同期していわゆ
るミソスリ運動をするのであり、これにより両接点10
a,20aの移動軌跡に沿ってシーム溶接がなされてい
く。しかも、両電極10,20は、歯車列70〜75の
作用により主軸線Cの回りを公転移動するにあたって、
主軸30,40に対する向きが変わらない(主軸30に
対して常に同じ面を向けている)ようになっているの
で、被溶接物Wに対して周方向にずれることがなく、従
って被溶接物Wとの間に抵抗を受けることなく接点10
a,20aはスムーズに移動していく。
両主軸30,40が同期して同じ方向に回転する。する
と、両ブロック31,41も同期して同じ方向に回転
し、これにより両電極10,20は、その軸線C10,C
20を主軸線Cに対して角度θだけ傾斜させた状態で主軸
線Cの回りを公転移動する。このため、両電極10,2
0の接点10a,20aは、被溶接物Wを挟み込みつつ
主軸線Cを中心とする円周(電極10,20の半径をr
とすると、半径r/cosθの円周)に沿って移動す
る。このように上下の電極10,20は同期していわゆ
るミソスリ運動をするのであり、これにより両接点10
a,20aの移動軌跡に沿ってシーム溶接がなされてい
く。しかも、両電極10,20は、歯車列70〜75の
作用により主軸線Cの回りを公転移動するにあたって、
主軸30,40に対する向きが変わらない(主軸30に
対して常に同じ面を向けている)ようになっているの
で、被溶接物Wに対して周方向にずれることがなく、従
って被溶接物Wとの間に抵抗を受けることなく接点10
a,20aはスムーズに移動していく。
【0018】このように、両電極10,20はそれぞれ
対向面の周縁一点10a,20aで被溶接物Wに接触す
るので、従来のように下部電極Lが被溶接物Wに対して
面当たりする構成であるために供給された溶接電流が広
がって電流密度が低下してしまうことはなく、従って溶
接不良がなく品質の高い円形シーム溶接を行うことがで
きる。
対向面の周縁一点10a,20aで被溶接物Wに接触す
るので、従来のように下部電極Lが被溶接物Wに対して
面当たりする構成であるために供給された溶接電流が広
がって電流密度が低下してしまうことはなく、従って溶
接不良がなく品質の高い円形シーム溶接を行うことがで
きる。
【0019】また、電極10,20と同様支持ブロック
31,41も、主軸線Cの回りを公転移動するにあたり
主軸30,40に対する向きが変わらないので、この支
持ブロック31,41に接続された電線3,4が主軸3
0,40の回りに巻き付くといったことはない。これに
よれば、従来の一般的なシーム溶接機(図4参照)に採
用されている回転軸の摺動部を経て溶接電流を給電する
摺動部給電方式を採用する必要はなく、従って従来問題
となっていた電流ロス、電食による摩耗あるいは発熱と
いった問題が解消され、溶接効率およびメンテナンス性
の向上が図られる。特に、摺動部の発熱が大幅に抑制さ
れるので、従来の冷却装置が不要若しくは簡易なもので
足りるようになる。
31,41も、主軸線Cの回りを公転移動するにあたり
主軸30,40に対する向きが変わらないので、この支
持ブロック31,41に接続された電線3,4が主軸3
0,40の回りに巻き付くといったことはない。これに
よれば、従来の一般的なシーム溶接機(図4参照)に採
用されている回転軸の摺動部を経て溶接電流を給電する
摺動部給電方式を採用する必要はなく、従って従来問題
となっていた電流ロス、電食による摩耗あるいは発熱と
いった問題が解消され、溶接効率およびメンテナンス性
の向上が図られる。特に、摺動部の発熱が大幅に抑制さ
れるので、従来の冷却装置が不要若しくは簡易なもので
足りるようになる。
【図1】本例のシーム溶接機の要部を示す図であって、
上下の電極付近の一部断面側面図である。
上下の電極付近の一部断面側面図である。
【図2】本例のシーム溶接機の正面図である。
【図3】本例のシーム溶接機の側面図である。
【図4】従来より一般的なシーム溶接機の概略図であ
る。
る。
【図5】燃料タンクの縦断面図である。
【図6】従来の円形シーム溶接機の概略図であり、特開
昭61−180680号公報の第1図を援用した図であ
る。
昭61−180680号公報の第1図を援用した図であ
る。
10…上部電極、10a…接点 20…下部電極、20a…接点 30…上側の主軸 32…傾斜軸 40…下側の主軸 42…傾斜軸 80…同期シャフト C…主軸線 C10…上部電極の軸線 C20…下部電極の軸線 W…被溶接物 θ…電極の傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 敏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】円形の対向面を有する上下一対の電極を備
え、該両電極は被溶接物に直交する主軸線に対して傾斜
して設けられて、それぞれ前記対向面の周縁一点で被溶
接物に接触され、該接点間に被溶接物を挟み込んで前記
主軸線の回りを移動して、該接点の移動軌跡に沿って溶
接を施す構成としたことを特徴とするシーム溶接機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26522394A JPH08118035A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | シーム溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26522394A JPH08118035A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | シーム溶接機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08118035A true JPH08118035A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17414240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26522394A Pending JPH08118035A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | シーム溶接機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08118035A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013123728A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Art−Hikari株式会社 | シーム溶接用装置 |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP26522394A patent/JPH08118035A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013123728A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Art−Hikari株式会社 | シーム溶接用装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN210937643U (zh) | 搅拌摩擦焊工装以及焊接系统 | |
| US4660753A (en) | Automatic welding apparatus | |
| KR200391479Y1 (ko) | 파이프 자동 용접장치 | |
| JP4448590B2 (ja) | チューブ突き合わせ溶接用全姿勢溶接ヘッド | |
| JPS6123571A (ja) | 管体切断溶接装置における管体回転支持台及び管体自動切断装置 | |
| CN114211197B (zh) | 一种衬垫内对口机构、对口器系统及其管道焊接方法 | |
| JPH0751848A (ja) | 大形鋼管の継目溶接装置 | |
| CN216227767U (zh) | 一种三轴变位机 | |
| CN120901698A (zh) | 一种储罐罐体焊接装置 | |
| JPH08118035A (ja) | シーム溶接機 | |
| CN214185793U (zh) | 一种钢管焊接装置 | |
| CN111390847B (zh) | 一种用于机械加工的多工位工作平台 | |
| CN120438944A (zh) | 一种钢结构施工用钢结构焊接装置及焊接方法 | |
| CN217832411U (zh) | 液化气罐生产的环缝焊接装置 | |
| JP3567348B2 (ja) | ウェーハ検査装置 | |
| CN115815906A (zh) | 一种用于机械管件的管内焊机 | |
| CN218946807U (zh) | 一种机床自动焊接用焊接台 | |
| JPH0550293A (ja) | 回転溶接装置 | |
| CN218575363U (zh) | 一种圆筒环缝焊接机 | |
| CN1161264A (zh) | 缝焊机 | |
| CN219911536U (zh) | 一种用于回转支承装配平台 | |
| CN222370760U (zh) | 一种环缝焊接机 | |
| CN213739156U (zh) | 用于电光源生产的玻璃焊接机 | |
| CN112548402B (zh) | 一种用于排气筒上环形焊缝的焊接方法 | |
| JP2606358B2 (ja) | 抵抗溶接装置 |