JPH08118156A - 放電加工機のホルダ - Google Patents

放電加工機のホルダ

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JPH08118156A
JPH08118156A JP27975694A JP27975694A JPH08118156A JP H08118156 A JPH08118156 A JP H08118156A JP 27975694 A JP27975694 A JP 27975694A JP 27975694 A JP27975694 A JP 27975694A JP H08118156 A JPH08118156 A JP H08118156A
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Seiji Suzuki
政治 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを放電加工する電極または放電加工さ
れるワークを、主軸に対し正確な位置に装着することが
できるような調整機構を備えた放電加工機のホルダを得
る。 【構成】 主軸のチャック13に固定されるベース部31
と、電極またはワークを取付ける装着部5との間に、水
平方向に変位し、主軸の軸線方向には剛性を備えた可撓
部33、37を、その変位方向が互いに直角になるよう移動
部35を介して重ね合わせ、各可撓部33、37をそれぞれ押
圧ねじ47、53により変位させることにより、装着部5に
取付けられた電極またはワークと主軸との間の相対位置
調整が行えるように電極ホルダ3を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ワークを放電加工する電極または
放電加工されるワークを装着する放電加工機のホルダに
関する。
【0002】
【従来の技術】主軸に対して電極またはワークを取付け
るに際し、主軸軸線に対するX,Y軸方向の位置決めを
行う必要があるが、それらの位置決めは、X,Y軸方向
にそれぞれ摺動する二重蟻溝機構により行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蟻溝構造によ
る摺動では、構造が複雑となるばかりでなく、摺動部の
遊びにより位置ずれが発生し、位置決め精度を出し難い
欠点がある。また、ねじによる位置決めではバックラッ
シュにより変位を生じ、微調整が困難で作業に時間がか
かる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸に対して
電極またはワークを取付けるに際し、主軸軸線に対する
X,Y軸方向の摺動による位置決め調整を行わず、構造
が単純で、位置決め調整を簡単に行えるような放電加工
機のホルダを得ようとするもので、下記のような構成と
なっている。
【0005】(1) ワークを放電加工する電極または
放電加工されるワークを主軸に装着させるとともに、前
記電極またはワークの装着位置調節を行う放電加工機の
ホルダにおいて、前記主軸に固定されるベース部と、前
記電極またはワークを装着する装着部と、前記ベース部
と前記装着部との間に設けられ、前記主軸の軸線方向と
ほぼ直角方向の弾性変形が可能になるような第1可撓部
と、前記第1可撓部の弾性変形と直角方向に弾性変形す
る前記第1可撓部に移動部を介して重ね合わされた第2
可撓部と、前記装着部を前記ベース部に対して弾性変形
させるよう前記第1、第2可撓部をそれぞれ押圧するね
じと、を具備した放電加工機のホルダ。
【0006】(2) ワークを放電加工する電極または
放電加工されるワークを主軸に装着させるとともに、前
記電極またはワークの装着位置調節を行う放電加工機の
ホルダにおいて、前記ホルダは、前記ホルダのベースプ
レートを前記主軸に装着するホルダ装着部と、前記電極
またはワークを取付ける取付板と、前記ベースプレート
と前記取付板との間に設けられ、前記ベースプレートに
対して前記取付板を前記主軸の軸線と垂直な直交2軸方
向に移動させて前記電極またはワークの位置調節を行う
位置調整ブロックと、で構成され、前記位置調整ブロッ
クは、前記ベースプレートに固定され、前記2軸方向の
1軸方向に弾性変形可能なように複数の貫通孔を穿設し
て形成した複数の弾性薄肉板よりなる第1可撓部と、前
記第1可撓部に移動部を介して一体的に設けられ、前記
2軸方向の他の1軸方向に弾性変形可能なように複数の
貫通孔を穿設して形成した複数の弾性薄肉板よりなり、
前記取付板を固定するようになっている第2可撓部と、
前記取付板を前記ベースプレートに対して弾性変形させ
るよう前記第1、第2可撓部をそれぞれ押圧するねじ
と、を具備した放電加工機のホルダ。
【0007】
【作用】本発明においては、ホルダのベース部と装着部
との間に、主軸の軸線方向と直角方向に弾性変形が可能
な可撓部を設けて、該可撓部として、弾性薄肉板のよう
に主軸の軸線方向と直角方向には剛性が小さく変位可能
であり、主軸の軸線方向には高い剛性を有した部材を採
用し、前記可撓部をねじにより押圧することにより、押
圧方向の弾性変形量を調節し、装着部に装着した電極ま
たはワークの装着位置調節を行っているので、X,Y軸
方向に必要量の微調整を簡単に行うことが可能となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1は本発明実施例の放電加工機のホルダを示す正
面図、図2は本発明実施例の放電加工機のホルダを示す
図1のA矢視図、図3は本発明実施例の放電加工機のホ
ルダを備えた形彫放電加工機の主軸部を示す正面図であ
る。
【0009】図3には型彫放電加工機7の主軸9に本発
明の電極ホルダ3を取付けた実施例が示されている。型
彫放電加工機7は、図示しない床面に固定されたベッド
に搭載され、ワーク21を載置するテーブル19と、テーブ
ル19の周囲をシール25を介して取り囲むように設けら
れ、テーブル19に対し上下動可能な加工槽23とを有して
いる。また、テーブル19の後方でベッドに立設された図
示しないコラム上をX軸方向に移動するサドル17と、サ
ドル17上をY軸方向に移動するラム15と、ラム15の前面
をZ軸方向に移動する主軸9とを有している。なお、電
極ホルダ3は主軸9の下端に絶縁プレート11を介して設
けられたチャック13に取付られ、電極1は電極ホルダ3
の電極装着部5に電極取付板2を介して装着されてい
る。このようにして、電極1がテーブル19に載置された
ワーク21に対し、X,Y,Z軸方向に相対移動すること
により、ワーク21に所望形状の放電加工を行っている。
【0010】図1は本発明実施例の電極ホルダ3の正面
図で、電極ホルダ3の上部には主軸9の下端に設けられ
たチャック13により保持されるチャッキング栓27および
チャッキングに際しての位置調整のためのピン39が設け
られ、その下にベースプレート29を介してベース部31、
第1可撓部33、移動部35、第2可撓部37、電極装着部
5、最下位に電極取付板2が設けられている。そして電
極取付板2には電極1が着脱可能に固定される。
【0011】第1可撓部33および第2可撓部37は、図2
にも示されるように、角孔が主軸9の軸線方向と直角方
向に薄肉部41を残して並列状に孔明けされて主軸9の軸
線方向には剛性を備えているが、主軸9の軸線方向と直
角方向には変位し易くなっているため、この薄肉部41が
可撓板として作用する。また、第1可撓部33と第2可撓
部37は互いに直角方向に孔明けがされているので、ベー
ス部31に対し電極装着部5がX,Y軸方向に変位可能と
なっている。
【0012】図2に示すように、ベース部31の両側に
は、第1可撓部33の薄肉部41と平行し、かつ、第1可撓
部33の下の移動部35に対面するする垂下腕43、43がそれ
ぞれ設けられ、その移動部35の両側面に対面する位置
に、ロックナット45を備えた押圧ねじ47がそれぞれ螺合
されている。
【0013】また、図1に示すように、前記垂下腕43、
43とは直角方向に、移動部35の両側には、第2可撓部37
の薄肉部41と平行し、かつ、第2可撓部37の下部の電極
装着部5(前記移動部35に相当)に対面する垂下腕49、
49がそれぞれ設けられ、その電極装着部5の両側面に対
面する位置に、ロックナット51を備えた押圧ねじ53がそ
れぞれ螺合されている。
【0014】以上のように構成されているので、図1お
よび図3において、電極1の電極装着部5に対面する左
右垂下腕49、49にそれぞれ設けられた押圧ねじ53、53を
調節し電極装着部5を押圧すれば、薄肉部(可撓板)41
を図1および3において左右方向に変位させることがで
きる。よって、薄肉部(可撓板)41の下部に位置してい
る電極装着部5が左右方向に変位し電極装着部に取付け
られた電極1を左右方向に変位させることができる。
【0015】同様に、垂下腕43、43に設けた押圧ネジ4
7、47を調節し移動部35を押圧すれば、第1可撓部33の
薄肉部(可撓板)41が図1および3において紙面と直角
方向(図2においては左右方向)に変位させることがで
きる。よって、薄肉部(可撓板)41の下部に位置してい
る移動部35が紙面と直角方向に変位し第2可撓部37およ
び電極装着部5を紙面に直角方向に変位させることがで
きる。
【0016】以上説明したように、押圧ねじ47、53によ
り第1可撓部33、第2可撓部37をそれぞれ単独に主軸9
の軸線方向と直角方向に変位させることができるので、
ベース部31に対し、電極1を装着する電極装着部5を
X,Y軸方向に簡単に変位させることができる。
【0017】なお、可撓部33、37に形成された薄肉部
(可撓板)41を隔てて形成されている孔は、丸、楕円、
平行四辺形に形成してもよい。また、台形に形成すれ
ば、電極装着部5は主軸9の軸線方向と直角方向に移動
することを基調とし、若干旋回運動も行い、電極1の主
軸9の軸線に対する取付角度の微調節も行える。また、
可撓部33、37における薄肉部(可撓板)41は、孔明けに
よらずに別の加工法、例えば可撓板の溶接によって作成
してもよい。要するに、薄肉部(可撓板)41は主軸9の
軸線と直角方向には変位可能で主軸9の軸線方向には剛
性を有する構造となっておればよい。
【0018】また、本実施例では、型彫放電加工機7に
おいて主軸9に取付けられた電極ホルダ3の電極装着部
5に装着された電極1でワーク21を加工する場合につい
て説明したが、電極ホルダ3の電極装着部5に電極1の
代わりにワーク21を取付け、このワーク21を水平方向に
張り渡したワイヤ電極により放電加工するようにしても
よい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、薄肉部(可撓板)の弾性特性
を用いた相対位置調整機構を備えた装置であり、従来の
蟻溝装置のように、可動プレートとベースプレート間に
は摩擦部(摺動部)がないので、摺動部の遊びに起因す
る位置ずれおよび摩擦による残留応力に起因する相対位
置の経時変化がない。また、可撓部の弾性変形を利用し
ているので、ねじによる押圧を解けば、自分の反発力に
より元に戻ろうとするので、遊びがなく、その調整が容
易で高精度な位置決めが可能である。従って、電極また
はワークの取付け位置の微調整を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の放電加工機のホルダを示す正面
図である。
【図2】本発明実施例の放電加工機のホルダを示す図1
のA矢視図である。
【図3】本発明実施例の放電加工機のホルダを備えた形
彫放電加工機の主軸部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 電極 2 電極取付板 3 電極ホルダ 5 電極装着部 7 放電加工機 9 主軸 13 チャック 19 テーブル 21 ワーク 23 加工槽 27 チャッキング栓 29 ベースプレート 31 ベース部 33 第1可撓部 35 移動部 37 第2可撓部 39 ピン 41 薄肉部(可撓板) 43 垂下腕 47 押圧ねじ 49 垂下腕 53 押圧ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを放電加工する電極または放電加
    工されるワークを主軸に装着させるとともに、前記電極
    またはワークの装着位置調節を行う放電加工機のホルダ
    において、 前記主軸に固定されるベース部と、 前記電極またはワークを装着する装着部と、 前記ベース部と前記装着部との間に設けられ、前記主軸
    の軸線方向とほぼ直角方向の弾性変形が可能になるよう
    な第1可撓部と、 前記第1可撓部の弾性変形と直角方向に弾性変形する前
    記第1可撓部に移動部を介して重ね合わされた第2可撓
    部と、 前記装着部を前記ベース部に対して弾性変形させるよう
    前記第1、第2可撓部をそれぞれ押圧するねじと、を具
    備して構成されたことを特徴とする放電加工機のホル
    ダ。
  2. 【請求項2】 ワークを放電加工する電極または放電加
    工されるワークを主軸に装着させるとともに、前記電極
    またはワークの装着位置調節を行う放電加工機のホルダ
    において、 前記ホルダは、前記ホルダのベースプレートを前記主軸
    に装着するホルダ装着部と、 前記電極またはワークを取付ける取付板と、 前記ベースプレートと前記取付板との間に設けられ、前
    記ベースプレートに対して前記取付板を前記主軸の軸線
    と垂直な直交2軸方向に移動させて前記電極またはワー
    クの位置調節を行う位置調整ブロックと、で構成され、 前記位置調整ブロックは、前記ベースプレートに固定さ
    れ、前記2軸方向の1軸方向に弾性変形可能なように複
    数の貫通孔を穿設して形成した複数の弾性薄肉板よりな
    る第1可撓部と、 前記第1可撓部に移動部を介して一体的に設けられ、前
    記2軸方向の他の1軸方向に弾性変形可能なように複数
    の貫通孔を穿設して形成した複数の弾性薄肉板よりな
    り、前記取付板を固定するようになっている第2可撓部
    と、 前記取付板を前記ベースプレートに対して弾性変形させ
    るよう前記第1、第2可撓部をそれぞれ押圧するねじ
    と、を具備したことを特徴とする放電加工機のホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6444941B1 (en) * 1997-12-09 2002-09-03 Anthony A. Russo Tool holding system
CN103831646A (zh) * 2014-03-13 2014-06-04 北京航空航天大学 一种铣削加工被动减振夹具

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