JPH08118717A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH08118717A
JPH08118717A JP28725294A JP28725294A JPH08118717A JP H08118717 A JPH08118717 A JP H08118717A JP 28725294 A JP28725294 A JP 28725294A JP 28725294 A JP28725294 A JP 28725294A JP H08118717 A JPH08118717 A JP H08118717A
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toner
aperture electrode
aperture
openings
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JP28725294A
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Shigeru Kagayama
茂 加賀山
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパチャ電極体にしわの生じない画像記録装
置を提供する。 【構成】 画像記録装置1は、本体フレーム2内に、ア
パチャ電極体10を取付けたトナー供給機構20と、記
録用紙Pを搬送する搬送ローラ40〜43及びガイドプ
レート4〜6と、背面電極ローラ30と、給紙カセット
CSと、排紙テーブルDTから構成される。トナー供給
機構20を構成するトナーケース21の上端部には、ア
パチャ電極体10を支持する第1突状26および第2突
状27が形成されており、第1突状26および第2突状
27のアパチャ電極体10への当接部は、粗く凹凸状に
形成されている。従って、アパチャ電極体10にしわが
発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄いフィルム状のアパ
チャ電極体に形成した複数の開口部を通過するトナーを
制御して記録する画像記録装置に関し、特にアパチャ電
極体を、しわのない平面状に精度良く取付け可能にした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の開口部(アパチャ)を列状
に形成した、薄いフィルム状のアパチャ電極体を備え、
この開口部に設けた電極に供給する駆動電圧を制御し
て、開口部を通過するトナーを記録媒体に付着させて記
録するようにした画像記録装置が種々提案されている。
【0003】例えば、本願出願人は、特開平6─321
21号公報において、多数の微小な開口部(アパチャ)
を、記録媒体の幅方向に向けて、微小間隔毎に列状に形
成するとともに、これら多数の開口部の各々の周囲に電
極を有する薄いフィルム状のアパチャ電極体を、複数の
開口部の配列方向と平行な両端の支持部において、矩形
状の固定枠に夫々固定し、この固定枠をトナーケースの
上端部に取付けることで、トナーケースに一体的に形成
した上方に突出する1対の突条が、アパチャ電極体を、
その複数の開口部と各支持部との間において、上側に突
出させて夫々支持するようにして、アパチャ電極体に均
一な張力を付与した状態で、トナー供給機構のトナー搬
送ローラを下側から当接させて回転駆動し、多数の開口
部にトナーを押圧しながら供給可能に構成し、各電極に
供給する駆動電圧を個別に制御することで、開口部を通
過したトナーが記録媒体に付着され、その後定着機構に
より定着されて画像を記録するようにした画像記録装置
を提案した。
【0004】この画像記録装置においては、例えば、実
施例に係る図4に示すように、アパチャ電極体10のう
ちの、複数の開口部の配列方向と平行な両端部を固定す
る支持部10a・10bで夫々固定された固定枠15を
トナーケース21の上端部に取付ける際に、上方に突出
する1対の第1及び第2突条26・27により、アパチ
ャ電極体10に、「しわ」が発生することなく且つその
全体に均一な張力を付与できるように、図7に示すよう
に、アパチャ電極体100が当接する、突条126の当
接部の表面と突条27の当接部の表面を、鏡面状に上仕
上げするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6─321
21号公報に記載の画像記録装置においては、アパチャ
電極体を固定した固定枠をトナーケースの上端部に取付
けた際に、アパチャ電極体に、しわが発生することなく
且つ全体に均一な張力を付与できるように、図7に示す
ように、アパチャ電極体100が当接する、突条126
の当接部を、鏡面状に上仕上げするようにしているの
で、高度な研磨加工が要求され、この研磨加工に多大の
作業時間が必要となる上、コスト高になるという問題が
ある。
【0006】更に、研磨加工により、突条126の当接
部を鏡面状に上仕上げしてあっても、固定枠の取付け時
に、この固定枠或いは工具などが突条126の当接部に
衝突したときには、図7に示すように、この衝撃によ
り、この当接部に、特に外側に膨らむ傷Kが簡単にでき
る。ここで、この傷Kによる突起(バリ)の大きさは、
その衝撃の大小にもよるが、当接部が鏡面状に上仕上げ
してあるので、傷Kによる突起は、単独的に尖ったもの
であり、この突起に当接するアパチャ電極体の部位だけ
が上側に膨らむのに加えて、アパチャ電極体100には
張力が付与されているので、この膨らみから、開口部を
経てもう一方の突条に向かう方向に延びる「しわ」が発
生する。その結果、この「しわ」に対応する、アパチャ
電極体100とトナー搬送ローラとの当接状態が悪化し
て、このしわ部分における開口部が傾斜することにな
り、トナーの移動量が少なくなり、或いはトナーの移動
方向が変化して、濃度ムラや歪みがある画像を記録する
という問題がある。
【0007】本発明の目的は、薄いフィルム状のアパチ
ャ電極体を「しわ」のない平面状に精度良く取付けで
き、歪みのない綺麗な画像を記録し得るような画像記録
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像記録装置
は、複数の開口部が記録媒体の幅方向に列状に形成され
るとともに、複数の開口部の各々に電極を有するアパチ
ャ電極体と、そのアパチャ電極体の開口部にトナーを供
給するトナー供給機構と、アパチャ電極体の各電極に供
給する電圧を個別に制御して、各開口部を通過するトナ
ーを制御するトナー制御手段とを備え、アパチャ電極体
に対してトナー供給機構と反対側にある記録媒体に、開
口部を通過したトナーを付着させて記録するようにした
画像記録装置において、アパチャ電極体のうちの複数の
開口部の配列方向と平行な両端部が夫々固定される1対
の支持部と、アパチャ電極体に均一な張力を付与する為
に、複数の開口部と各支持部との間において、アパチャ
電極体をトナー供給機構側から支持する突条であって、
配列方向と略平行方向に延びる突条とを備え、アパチャ
電極体が当接する突条の当接部が、表面粗さにおいて粗
く形成されたものである。
【0009】請求項2の画像記録装置は、複数の開口部
が記録媒体の幅方向に列状に形成されるとともに、複数
の開口部の各々に電極を有するアパチャ電極体と、その
アパチャ電極体の開口部にトナーを供給するトナー供給
機構と、アパチャ電極体の各電極に供給する電圧を個別
に制御して、各開口部を通過するトナーを制御するトナ
ー制御手段とを備え、アパチャ電極体に対してトナー供
給機構と反対側にある記録媒体に、開口部を通過したト
ナーを付着させて記録するようにした画像記録装置にお
いて、アパチャ電極体のうちの複数の開口部の配列方向
と平行な両端部が夫々固定される1対の支持部と、アパ
チャ電極体に均一な張力を付与する為に、複数の開口部
と各支持部との間において、アパチャ電極体をトナー供
給機構側から支持する突条であって、配列方向と略平行
方向に延びる突条とを備え、突条が当接するアパチャ電
極体の当接部が、表面粗さにおいて粗く形成されたもの
である。
【0010】ここで、請求項3の画像記録装置は、請求
項1又は請求項2の発明において、前記突条は、平面視
において、長さ方向の端部側程支持部に接近するような
湾曲状に構成されたものである。また、請求項4の画像
記録装置は、請求項1又は請求項2の発明において、前
記突条の当接部又はアパチャ電極体の当接部の表面粗さ
は、最大高さにおいて、約1μmから約10μmの範囲
内に設定するようにしたものである。
【0011】
【作用】請求項1の画像記録装置においては、アパチャ
電極体は、そのうちの、複数の開口部の配列方向と平行
な両端部である1対の支持部で夫々固定される。このと
き、アパチャ電極体は、アパチャ電極体の開口部にトナ
ーを供給するトナー供給機構側から支持し、しかも開口
部の配列方向と略平行方向に延びる突条により、均一な
張力が付与される。ここで、アパチャ電極体が当接する
突条の当接部は、表面粗さにおいて粗く、つまり凹凸状
態に形成されているので、アパチャ電極体を固定すると
きに、突条の当接部に、例えば、工具などが衝突した場
合、その衝突により、凸部が折れたり屈曲し、或いは凹
部に突起部ができても、この突起部は、多数の凸部から
外側に食み出ることはなく、当接部から突出する傷がで
きないことから、アパチャ電極体を、「しわ」のない平
面状に精度良く固定でき、アパチャ電極体に形成された
複数の開口部の各々に、トナーを均等に供給できる。そ
の結果、トナー供給機構から供給されるトナーは、移動
方向が屈曲することがなく、しかも制御された量だけ正
確に開口部を通過して記録媒体に付着される。
【0012】このように、アパチャ電極体が当接する突
条の当接部は、表面粗さにおいて粗く形成されているの
で、突条の当接部に、例えば、工具などが衝突した場合
でも、その衝突により、当接部の表面から突出した傷が
できないことから、アパチャ電極体を「しわ」のない平
面状に精度良く取付けでき、アパチャ電極体に形成され
た複数の開口部の各々に、トナーを均等に供給できるこ
とから、濃度ムラや歪みのない綺麗な画像を記録でき
る。
【0013】請求項2の画像記録装置においては、前記
請求項1と略同様に作用するが、次の点で異なる。即
ち、突条が当接するアパチャ電極体の当接部は、表面粗
さにおいて粗く、つまり凹凸状態に形成されているの
で、アパチャ電極体を固定するときに、アパチャ電極体
の当接部に、例えば、工具などが衝突した場合、その衝
突により、凸部が折れたり屈曲し、或いは凹部に突起部
ができても、この突起部は、多数の凸部から外側に食み
出ることはなく、当接部の表面から突出した傷ができな
いことから、アパチャ電極体を、「しわ」のない平面状
に精度良く固定でき、アパチャ電極体に形成された複数
の開口部の各々に、トナーを均等に供給できる。その結
果、トナー供給機構から供給されるトナーは、移動方向
が屈曲することがなく、しかも制御された量だけ正確に
開口部を通過して記録媒体に付着される。
【0014】このように、突条が当接するアパチャ電極
体の当接部は、表面粗さにおいて粗く形成されているの
で、アパチャ電極体の当接部に、例えば、工具などが衝
突した場合でも、その衝突により、当接部の表面から突
出した傷ができないことから、アパチャ電極体を「し
わ」のない平面状に精度良く取付けでき、アパチャ電極
体に形成された複数の開口部の各々に、トナーを均等に
供給できることから、濃度ムラや歪みのない綺麗な画像
を記録できる。
【0015】請求項3の画像記録装置においては、前記
突条は、平面視において、長さ方向の端部側程支持部に
接近するような湾曲状になっているので、アパチャ電極
体を固定したときに、特に弛みがちな、アパチャ電極体
の配列方向の端部側における張力が大きくなり、アパチ
ャ電極体の全体に亙って、均一な張力を付与できること
から、トナーを各開口部に均等に供給でき、配列方向の
端部側の画像の歪みを防止できる。
【0016】請求項4の画像記録装置においては、工具
などの衝撃による、一般的な軽い傷としては、約2μm
から約6μmであり、前記突条の当接部又はアパチャ電
極体の当接部の表面粗さは、最大高さにおいて、約1μ
mから約10μmの範囲内に設定するので、何れの大き
さの傷に対しても、この設定された表面粗さの範囲を越
えるものではなく、しかもアパチャ電極体が薄いフィル
ム状であっても、波打つようなことなく、平面状に固定
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、トナー供給機構から供給される
トナーの移動を、アパチャ電極体で制御して、記録媒体
に画像を記録する画像記録装置に本発明を適用した場合
のものである。図1に示すように、画像記録装置1は、
その本体フレーム2内に、アパチャ電極体10を取付け
たトナー供給機構20と、記録用紙Pを搬送する搬送機
構とを、基本的に備えたものである。ここで、搬送機構
は、搬送される記録用紙Pを支持するガイドプレート4
〜6と、搬送用ローラ40〜41から構成される。本体
フレーム2の前側には、多数の記録用紙Pを収納した給
紙カセットCSが設けられ、また本体フレーム2の後側
には、記録されて排出された記録用紙Pを収納する排紙
テーブルDTが設けられ、更に、搬送方向下流側には、
ハロゲンランプを内蔵した定着用ローラ42と押圧ロー
ラ43とが設けられてある。
【0018】先ず、トナー供給機構20について説明す
ると、記録用紙Pの幅と略同様の幅寸法を有するトナー
ケース21内には、電気絶縁性を有する絶縁性のトナー
Tが収納されるとともに、左右方向に延びるトナー供給
ローラ22とトナー搬送ローラ23とが、夫々回転可能
に枢支されている。このトナー搬送ローラ23は、スポ
ンジローラ本体部の外周に、ニッケル製のスリーブを取
付けたものであり、これらトナー供給ローラ22とトナ
ー搬送ローラ23とは、図示外のローラ駆動機構により
回転駆動される。
【0019】ところで、トナーケース21には、薄い板
状の弾性を有するトナー規制ブレード24の一端部が取
付けられ、その湾曲状部分がトナー搬送ローラ23に押
圧状で接触しており、トナー供給ローラ22で供給され
てトナー搬送ローラ23の表面に付着するトナーTの付
着量及びトナーTの帯電量が、このトナー規制ブレード
24で所定量に規制される。
【0020】前記トナーケース21の上端部には、この
トナーケース21を覆うように、しかもトナー搬送ロー
ラ23の上端部に上側から接触するように、略屋根型に
傾斜したアパチャ電極体10が取付けられている。この
アパチャ電極体10は、図2〜図3に示すように、絶縁
性を有する厚さ約25μmのポリイミド樹脂フィルムか
らなるベース基板に、その前後方向の略中央部の位置
で、左右方向向きに、直径を約60〜65μmとする円
形の開口部(アパチャ)11が、約127μm間隔に、
例えば、A4用紙に印字する場合では、約1600個
分、1列状に形成されている。更に、これら多数の開口
部11の各々の外周の上面には、環状のトナー制御電極
12が夫々形成され、各トナー制御電極12から延びる
細い導線13がベース基板上に夫々形成されている。そ
して、図6に示すように、これら多数の導線13の各々
には、画像データに応じた、+30V又は−30Vの駆
動電圧が、制御線Lを介して駆動回路51により個別に
供給される。
【0021】ところで、図2〜図4に示すように、この
アパチャ電極体10の前端部に形成された前端支持部1
0aは、矩形状の固定枠15の前端部に固定され、更に
その後端部に形成された後端支持部10bは、矩形状の
固定枠15の後端部に固定されている。このとき、アパ
チャ電極体10は、両支持部10a・10bを介して、
ある程度張った状態で固定枠15に取付けられている。
【0022】一方、アパチャ電極体10の複数の開口部
11と前端支持部10aとの間に対応する、トナーケー
ス21の上端部には、アパチャ電極体10をトナー供給
機構20側から支持する第1突条26が上側に突出状に
形成されるとともに、アパチャ電極体10の複数の開口
部11と後端支持部10bとの間に対応する、トナーケ
ース21の上端部には、アパチャ電極体10をトナー供
給機構20側から支持する第2突条27が上側に突出状
に形成されている。
【0023】そして、その固定枠15がトナーケース2
1の上端部の所定位置に上側から当接させて固定されて
いる。即ち、アパチャ電極体10の前端部は第1突条2
6に当接して、上側に移動されるとともに、アパチャ電
極体10の後端部は第2突条27に当接して、同様に上
側に移動され、アパチャ電極体10は、これら第1及び
第2突条26・27により、均一な張力が付与される。
更に、トナー搬送ローラ23の上端部は、これら第1及
び第2突条26・27の上端よりも上側に位置すること
から、複数の開口部11が列設された、アパチャ電極体
10の前後方向中央部が、大きく上側に持ち上げられた
状態、つまり側面視略屋根状になっている。
【0024】ここで、アパチャ電極体10が当接する、
第1突条26の当接部の表面は、図5に示すように、サ
ンドブラスト技法などにより、最大高さにおいて、約4
〜5μmの表面粗さに、粗くつまり凹凸状に形成されて
いるとともに、第2突条27の当接部の表面について
も、同様に最大高さにおいて、約4〜6μmの表面粗さ
に、粗く形成されている。そして、アパチャ電極体10
を取付けた固定枠15をトナーケース21に固定すると
きに、例えば、固定枠15や工具などがこの第1突条2
6の当接部に衝突した場合、その衝突により、凸部が折
れたり屈曲し、或いは凹部に突起部Fができても、この
突起部Fは、多数の凸部から外側に食み出ることはな
く、傷ができないことから、アパチャ電極体10を、
「しわ」のない平面状に、トナーケース21上に確実に
固定でき、アパチャ電極体10に形成された複数の開口
部11の各々に、トナーTを均等に供給できる。
【0025】ところで、工具などの衝撃による、一般的
な軽い傷としては、約2μmから約6μmであり、第1
及び第2突条26・27の当接部の表面粗さは、最大高
さにおいて、約4μmから約6μmに設定するので、何
れの大きさの傷に対しても、この表面粗さを越えるもの
ではなく、しかもアパチャ電極体10が薄いフィルム状
であっても、波打つようなことなく、平面状に固定でき
る。
【0026】更に、図3に示すように、第1・第2突条
26・27は夫々、平面視において、左右方向の端部側
程、前端又は後端支持部10a・10bに夫々接近する
ような湾曲状になっているので、アパチャ電極体10を
固定したときに、特に弛みがちな、アパチャ電極体10
の開口部11の配列方向の端部側における張力が大きく
なり、アパチャ電極体10の全体に亙って、均一な張力
を付与できることから、トナーTを各開口部11に均等
に供給でき、配列方向の端部側の画像の歪みを防止でき
る。
【0027】一方、図1・図6に示すように、アパチャ
電極体10の直ぐ上側には、背面電極ローラ30が配設
され、本体フレーム2に回転可能に枢支されている。そ
して、記録用紙Pは、この背面電極ローラ30の下部に
接しながら搬送方向に搬送され、この記録用紙Pの下面
には、搬送途中において、画像信号に応じて開口部11
から移動したトナーTが付着される。ここで、この背面
電極ローラ30は、図示外のローラ駆動機構により、記
録用紙Pの搬送と同期して回転駆動される。
【0028】次に、この画像記録装置1の制御系につい
て、図6に基づいて簡単に説明すると、前記背面電極ロ
ーラ30には、電源回路E1により、約+1KVの高電
圧が常に印加され、マイナスに帯電されたトナーTを大
きな静電力で背面電極ローラ30に引き付けるようにな
っている。一方、アパチャ電極体10の導線13には、
複数本の信号線からなる制御線Lを介して駆動回路51
が接続され、この駆動回路51には、+30Vと−30
Vの2種類の電圧を出力する電源回路E2と、マイクロ
コンピュータなどからなるコントロールユニット50と
が接続されている。そして、コントロールユニット50
は、画像信号に応じた駆動信号を駆動回路51に出力す
るので、駆動回路51はその駆動信号に応じて、+30
V又は−30Vの駆動電圧を切り換えて、制御線Lを介
して、各導線13に個別に供給するようになっている。
また、トナー搬送ローラ23は常に接地されている。
【0029】これにより、駆動回路51により、+30
Vの電圧が導線13、つまりトナー制御電極12に印加
されると、トナー制御電極12とトナー搬送ローラ23
との電位差により、トナー制御電極12からトナー搬送
ローラ23に向かう電界が発生し、この電界により、マ
イナスに帯電されたトナーTは、電位の高い方向に静電
力を受け、トナー搬送ローラ23の表面から開口部11
を通過してトナー制御電極12に引き付けられると同時
に、背面電極ローラ30に印加された高電圧により、背
面電極ローラ30とトナー制御電極12との間に発生し
た電界による静電力を介して、その開口部11を通過し
て背面電極ローラ30、つまり記録用紙Pに引き寄せさ
れて、その記録用紙Pに付着する。しかし、トナー制御
電極12に−30Vの電圧が印加されたときには、前記
と逆に、トナー搬送ローラ23からトナー制御電極12
に向かう電界により、トナー搬送ローラ23の表面のト
ナーTは、開口部11を通過することがない。
【0030】次に、この画像記録装置1により、画像信
号に応じてトナーTを記録用紙Pに付着させて画像を記
録する作用を説明する。前述したように、アパチャ電極
体10が当接する、第1突条26や第2突条27の当接
部の表面は、最大高さにおいて、約4〜5μmの表面粗
さに、粗く形成されているので、これら第1・第2突条
26・27の当接部に、工具などが衝突したときでも、
第1・第2突条26・27の当接部に表面から突出した
傷ができないことから、アパチャ電極体10を、「し
わ」のない平面状に、トナーケース21上に精度良く固
定でき、アパチャ電極体10に形成された複数の開口部
11の各々に、トナーTを均等に供給できる。
【0031】そして、トナー搬送ローラ23の表面に付
着するトナーTは、トナー搬送ローラ23の所定回転方
向への回転により、アパチャ電極体10と摩擦しながら
開口部11に臨むことになる。そして、図6に示すよう
に、コントロールユニット50から受けた駆動信号に基
づいて、駆動回路51から+30Vがトナー制御電極1
2に印加されたときには、トナー制御電極12からトナ
ー搬送ローラ23に向かう電界が確実に発生し、この電
界により、トナー搬送ローラ23の表面上の、マイナス
に帯電されたトナーTは、電位の高い方向に静電力を受
け、トナー搬送ローラ23の表面から開口部11を通過
してトナー制御電極12に引き付けられる。
【0032】更に、背面電極ローラ30に印加された高
電圧(約+1KV)により、背面電極ローラ30とトナ
ー制御電極12との間に発生した電界による静電力を介
して、開口部11を通過したトナーTは、背面電極ロー
ラ30、つまり記録用紙Pに引き付けられて飛び出し
て、その表面に付着する。このとき、記録用紙Pの付着
面には、トナーTが集団的に層状に付着している。その
後、記録用紙Pに付着したトナーTは、定着用ローラ4
2により定着処理されて排紙テーブルDTに排出され
る。
【0033】尚、アパチャ電極体10が当接する、第1
突条26や第2突条27の当接部の表面は、最大高さに
おいて、約1〜10μmの範囲内に粗く設定するように
してもよく、また第1突条26や第2突条27が当接す
るアパチャ電極体10の当接部の表面粗さを、最大高さ
において、約1〜10μmの範囲内に粗く設定するよう
にしてもよい。更に、これら第1突条26や第2突条2
7は、本体フレーム2に固着される構成であってもよ
い。また、本発明の技術的思想の範囲内において、既存
の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加え
ることもあり得る。尚、トナーTの記録用紙Pへの付着
をアパチャ電極体10で制御するようにした種々の画像
記録装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】請求項1の画像記録装置によれば、アパ
チャ電極体と、トナー供給機構と、トナー制御手段とを
備え、アパチャ電極体が当接する突条の当接部が、表面
粗さにおいて粗く形成したので、突条の当接部に、例え
ば、工具などが衝突した場合でも、その衝突により、当
接部の表面から突出する傷ができないことから、アパチ
ャ電極体を「しわ」のない平面状に精度良く取付けで
き、アパチャ電極体に形成された複数の開口部の各々
に、トナーを均等に供給できることから、濃度ムラや歪
みのない綺麗な画像を記録できる。
【0035】請求項2の画像記録装置によれば、アパチ
ャ電極体と、トナー供給機構と、トナー制御手段とを備
え、突条が当接するアパチャ電極体の当接部が、表面粗
さにおいて粗く形成したので、アパチャ電極体の当接部
に、例えば、工具などが衝突した場合でも、その衝突に
より、当接部の表面から突出する傷ができないことか
ら、アパチャ電極体を「しわ」のない平面状に精度良く
取付けでき、アパチャ電極体に形成された複数の開口部
の各々に、トナーを均等に供給できることから、濃度ム
ラや歪みのない綺麗な画像を記録できる。
【0036】請求項3の画像記録装置によれば、前記突
条は、平面視において、長さ方向の端部側程支持部に接
近するような湾曲状になっているので、アパチャ電極体
を固定したときに、特に弛みがちな、アパチャ電極体の
配列方向の端部側における張力が大きくなり、アパチャ
電極体の全体に亙って、均一な張力を付与できることか
ら、トナーを各開口部に均等に供給でき、配列方向の端
部側の画像の歪みを防止できる。
【0037】請求項4の画像記録装置によれば、一般的
な衝撃による傷としては、約2μmから約8μmであ
り、前記突条の当接部又はアパチャ電極体の当接部の表
面粗さは、最大高さにおいて、約1μmから約10μm
の範囲内に設定するので、何れの大きさの傷に対して
も、この設定された表面粗さの範囲を越えるものではな
く、しかもアパチャ電極体が薄いフィルム状であって
も、波打つようなことなく、平面状に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の内部機構を説明する概略側面図
である。
【図2】アパチャ電極体の部分拡大斜視図である。
【図3】アパチャ電極体とその固定枠とを示す要部拡大
部分平面図である。
【図4】図3のA─A線縦断側面図である。
【図5】表面粗さにおいて粗く形成され、衝撃による突
起部を有する第1突条の部分拡大断面図である。
【図6】記録用紙へのトナーの付着を説明する図1の要
部拡大側面図である。
【図7】従来技術に係り、衝撃により傷が形成された突
条の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 画像記録装置 10 アパチャ電極体 10a 前端支持部 10b 後端支持部 11 開口部 12 トナー制御電極 20 トナー供給機構 26 第1突条 27 第2突条 50 コントロールユニット 51 駆動回路 P 記録用紙 T トナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部が記録媒体の幅方向に列状
    に形成されるとともに、複数の開口部の各々に電極を有
    するアパチャ電極体と、そのアパチャ電極体の開口部に
    トナーを供給するトナー供給機構と、前記アパチャ電極
    体の各電極に供給する電圧を個別に制御して、各開口部
    を通過するトナーを制御するトナー制御手段とを備え、
    前記アパチャ電極体に対してトナー供給機構と反対側に
    ある記録媒体に、開口部を通過したトナーを付着させて
    記録するようにした画像記録装置において、 前記アパチャ電極体のうちの複数の開口部の配列方向と
    平行な両端部が夫々固定される1対の支持部と、 前記アパチャ電極体に均一な張力を付与する為に、複数
    の開口部と各支持部との間において、アパチャ電極体を
    トナー供給機構側から支持する突条であって、前記配列
    方向と略平行方向に延びる突条とを備え、 前記アパチャ電極体が当接する突条の当接部が、表面粗
    さにおいて粗く形成されたことを特徴とする画像記録装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の開口部が記録媒体の幅方向に列状
    に形成されるとともに、複数の開口部の各々に電極を有
    するアパチャ電極体と、そのアパチャ電極体の開口部に
    トナーを供給するトナー供給機構と、前記アパチャ電極
    体の各電極に供給する電圧を個別に制御して、各開口部
    を通過するトナーを制御するトナー制御手段とを備え、
    前記アパチャ電極体に対してトナー供給機構と反対側に
    ある記録媒体に、開口部を通過したトナーを付着させて
    記録するようにした画像記録装置において、 前記アパチャ電極体のうちの複数の開口部の配列方向と
    平行な両端部が夫々固定される1対の支持部と、 前記アパチャ電極体に均一な張力を付与する為に、複数
    の開口部と各支持部との間において、アパチャ電極体を
    トナー供給機構側から支持する突条であって、前記配列
    方向と略平行方向に延びる突条とを備え、 前記突条が当接するアパチャ電極体の当接部が、表面粗
    さにおいて粗く形成されたことを特徴とする画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記突条は、平面視において、長さ方向
    の端部側程支持部に接近するような湾曲状に構成された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記突条の当接部又はアパチャ電極体の
    当接部の表面粗さは、最大高さにおいて、約1μmから
    約10μmの範囲内に設定されたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
JP28725294A 1994-10-26 1994-10-26 画像記録装置 Pending JPH08118717A (ja)

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