JPH08119006A - トロリ線塗油装置 - Google Patents
トロリ線塗油装置Info
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- JPH08119006A JPH08119006A JP28257894A JP28257894A JPH08119006A JP H08119006 A JPH08119006 A JP H08119006A JP 28257894 A JP28257894 A JP 28257894A JP 28257894 A JP28257894 A JP 28257894A JP H08119006 A JPH08119006 A JP H08119006A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 作業用車両を高速で前進させることができる
トロリ線塗油装置を提供する。 【構成】 塗油装置は、トロリ線4に係合して作業用車
両に対するトロリ線の変位に追従する追従手段5と、ト
ロリ線に油を塗布する塗油手段6とを備えている。追従
手段5は、トロリ線4と交差する方向に伸びる昇降部材
11と、この昇降部材をトロリ線に向けて上方に付勢す
る付勢手段と、昇降部材にその長手方向に沿って進退動
自在に設けたスライダ21と、このスライダに回転自在
に設けられて上記トロリ線に係合するガイドローラ25
と、トロリ線が摺接するローラ41とを備えている。ま
た上記塗油手段6は、スライダ21に設けたノズル31
を備え、このノズル31から油をトロリ線に噴射塗布す
る。
トロリ線塗油装置を提供する。 【構成】 塗油装置は、トロリ線4に係合して作業用車
両に対するトロリ線の変位に追従する追従手段5と、ト
ロリ線に油を塗布する塗油手段6とを備えている。追従
手段5は、トロリ線4と交差する方向に伸びる昇降部材
11と、この昇降部材をトロリ線に向けて上方に付勢す
る付勢手段と、昇降部材にその長手方向に沿って進退動
自在に設けたスライダ21と、このスライダに回転自在
に設けられて上記トロリ線に係合するガイドローラ25
と、トロリ線が摺接するローラ41とを備えている。ま
た上記塗油手段6は、スライダ21に設けたノズル31
を備え、このノズル31から油をトロリ線に噴射塗布す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロリ線に油を塗布す
るトロリ線塗油装置に関する。
るトロリ線塗油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トロリ線に油を塗布することによ
り、該トロリ線に霜や氷が付着するのを抑制し、或いは
それらを容易に剥離することができるようにし、また、
トロリ線に摺接するパンタグラフ集電摺動材の摩耗を防
止することが行なわれている。従来のトロリ線塗油装置
として、作業用車両に、トロリ線に係合して該作業用車
両に対するトロリ線の変位に追従する追従手段を設ける
とともに、上記トロリ線に油を塗布する塗油手段を設け
たものが知られている。より具体的には、上記追従手段
として市街電車に多く用いられているポール式の集電装
置を利用して、そのポールの上端部に可動ブロックを枢
支連結する。そして上記可動ブロックに、車両の進行方
向前後に2つのローラを設けるとともに、その2つのロ
ーラよりもさらに車両の進行方向後方側にトロリ線に摺
接する擦り板とを設ける。そして車両の進行方向前方側
のローラをトロリ線に係合するガイドローラとし、この
ガイドローラと擦り板、および上記ポールとによって上
記追従手段を構成する。他方、ガイドローラと擦り板と
の間のローラは油を塗布する塗油ローラとしてあり、こ
の塗油ローラは、軸に樹脂ブラシ等を巻付け、この樹脂
ブラシに油を補給して染み込ませるとともに、該樹脂ブ
ラシをトロリ線に接触させている。したがって、作業用
車両を前進させると、上記塗油ローラは追従手段によっ
てトロリ線に接触した状態に維持されながら回転し、該
塗油ローラに設けた樹脂ブラシがトロリ線に接触するこ
とによりトロリ線に油を塗布することができる。
り、該トロリ線に霜や氷が付着するのを抑制し、或いは
それらを容易に剥離することができるようにし、また、
トロリ線に摺接するパンタグラフ集電摺動材の摩耗を防
止することが行なわれている。従来のトロリ線塗油装置
として、作業用車両に、トロリ線に係合して該作業用車
両に対するトロリ線の変位に追従する追従手段を設ける
とともに、上記トロリ線に油を塗布する塗油手段を設け
たものが知られている。より具体的には、上記追従手段
として市街電車に多く用いられているポール式の集電装
置を利用して、そのポールの上端部に可動ブロックを枢
支連結する。そして上記可動ブロックに、車両の進行方
向前後に2つのローラを設けるとともに、その2つのロ
ーラよりもさらに車両の進行方向後方側にトロリ線に摺
接する擦り板とを設ける。そして車両の進行方向前方側
のローラをトロリ線に係合するガイドローラとし、この
ガイドローラと擦り板、および上記ポールとによって上
記追従手段を構成する。他方、ガイドローラと擦り板と
の間のローラは油を塗布する塗油ローラとしてあり、こ
の塗油ローラは、軸に樹脂ブラシ等を巻付け、この樹脂
ブラシに油を補給して染み込ませるとともに、該樹脂ブ
ラシをトロリ線に接触させている。したがって、作業用
車両を前進させると、上記塗油ローラは追従手段によっ
てトロリ線に接触した状態に維持されながら回転し、該
塗油ローラに設けた樹脂ブラシがトロリ線に接触するこ
とによりトロリ線に油を塗布することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のトロリ線塗油装置では、油を樹脂ブラシ等に染み込
ませてからトロリ線に塗布させていたので、作業用車両
を高速で前進させると油の塗布が不足する虞があり、作
業能力に一定の限界があった。本発明はそのような事情
に鑑み、作業用車両を高速で前進させることができる作
業能力が高いトロリ線塗油装置を提供するものである。
成のトロリ線塗油装置では、油を樹脂ブラシ等に染み込
ませてからトロリ線に塗布させていたので、作業用車両
を高速で前進させると油の塗布が不足する虞があり、作
業能力に一定の限界があった。本発明はそのような事情
に鑑み、作業用車両を高速で前進させることができる作
業能力が高いトロリ線塗油装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、作業
用車両に設けられ、トロリ線に係合して該作業用車両に
対するトロリ線の変位に追従する追従手段と、上記トロ
リ線に油を塗布する塗油手段とを備えたトロリ線塗油装
置において、上記塗油手段を、上記追従手段に設けたノ
ズルと、このノズルから油を噴射させて該油をトロリ線
に塗布する噴射手段とから構成したものである。
用車両に設けられ、トロリ線に係合して該作業用車両に
対するトロリ線の変位に追従する追従手段と、上記トロ
リ線に油を塗布する塗油手段とを備えたトロリ線塗油装
置において、上記塗油手段を、上記追従手段に設けたノ
ズルと、このノズルから油を噴射させて該油をトロリ線
に塗布する噴射手段とから構成したものである。
【0005】
【作用】上記構成によれば、ノズルは追従手段に設けら
れているので、該ノズルとトロリ線との相対位置をほぼ
一定に維持することができ、しかも噴射手段によりノズ
ルから油を噴射させて該油をトロリ線に塗布するように
しているので、その噴射量の調整により容易に作業用車
両の高速化に対応することができ、したがってその作業
能力を従来に比較して容易に高めることができる。
れているので、該ノズルとトロリ線との相対位置をほぼ
一定に維持することができ、しかも噴射手段によりノズ
ルから油を噴射させて該油をトロリ線に塗布するように
しているので、その噴射量の調整により容易に作業用車
両の高速化に対応することができ、したがってその作業
能力を従来に比較して容易に高めることができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、作業用車両1はディーゼルエンジン
2によって走行できるようになっており、その前進方向
の後方側に本発明に係るトロリ線塗油装置3を設け、作
業用車両1や作業者が油に汚れにくいようにしてある。
このトロリ線塗油装置3は、トロリ線4に係合して上記
作業用車両1に対するトロリ線4の変位に追従する追従
手段5と、上記トロリ線4に油を塗布する塗油手段6と
を備えている。上記追従手段5は、図2に示すように、
トロリ線4の下方でこれと交差する方向に伸びる昇降部
材11を備えており、この昇降部材11の下面両側に下
方に伸びる2本の脚部12を設けている。上記各脚部1
2は、上記作業用車両1の後部両側に上下方向に配設し
て固定した中空のガイドレール13内にそれぞれ昇降自
在に嵌合してあり、付勢手段14によって上記昇降部材
11をトロリ線4に向けて上方に付勢している。上記付
勢手段14は、両ガイドレール13の内側で両ガイドレ
ール13と平行に配設して作業用車両1に固定した2本
のガイドパイプ15と、各ガイドパイプ15に昇降自在
に取付けたバランスウエイト16とを備え、一端をそれ
ぞれのバランスウエイト16の上端部に連結したワイヤ
ー17を作業用車両1の上部に設けたプーリ18に掛渡
した後、上記昇降部材11の下面中央部に下方に向けて
設けたロッド19の下端部に連結している。上記2つの
バランスウエイト16の総重量は、各取付部品を含む昇
降部材11の全体と脚部12とロッド19との総重量よ
りも若干重くしてあり、それによって昇降部材11をト
ロリ線4に向けて上方に付勢している。なお、上記付勢
手段14としてパンタグラフを採用してもよい。さらに
上記追従手段5は、図2、図3に示すように、上記昇降
部材11の上面長手方向に沿って固定したスライダガイ
ド20によって進退動が案内されるスライダ21を備え
ている。上記スライダガイド20は、図3に示すよう
に、上方を開放させた概略コ字形断面を有しており、ス
ライダ21に軸支した複数の車輪22をそのスライダガ
イド20内に配置している。したがってスライダ21
は、スライダガイド20によって作業用車両1の進行方
向前後に脱落することが防止された状態で、昇降部材1
1の長手方向に走行自在となっている。上記スライダ2
1には、作業用車両1の進行方向に沿って2本の支持バ
ー23を固定してあり、この支持バー23の前方側に、
すなわち車両1の進行方向前方側に上記トロリ線4に交
差させて擦り板24を固定するとともに、支持バー23
の後方側中央部にガイドローラ25を回転自在に軸支し
ている。したがって上記付勢手段14によって昇降部材
11を上昇させることにより、上記擦り板24をトロリ
線4に接触させ、またガイドローラ25の外周面に形成
したV字状の係合溝25aをトロリ線4に係合させるこ
とができるようにしている。このため、トロリ線4が係
合溝25aから外れることが防止できる。次に、図4に
示すように、上記塗油手段6は上記スライダ21に設け
た2つのノズル31を備えており、両ノズル31は、上
記ガイドローラ25の係合溝25aに係合したトロリ線
4の両側に配置され、車両1の進行方向前方側から後方
側へ、かつ下方から上方へ(図3参照)斜めにトロリ線
4に向けて油を噴射することができるようになってい
る。また上記塗油手段6は、図5に示すように、上記作
業用車両1に載置した油タンク32と(図1参照)、油
タンク32内に収容した油を吸引吐出するポンプ33
と、ポンプ33を駆動するモータ34と、さらに油タン
ク32内の油を例えば80℃に加温するヒータ35とを
備えており、上記ポンプ33から吐出された油は可撓性
を有するオイルホース36を介して上記ノズル31に給
送されるようになっている。このとき、上記ノズル31
から噴射される油は、トロリ線4の表面に良好に塗布さ
れるように、線状ではなく薄いフィルム状に噴射できる
ようにしている。以上の構成において、作業用車両1を
前進させるとともに、上記モータ34を駆動して油をノ
ズル31からトロリ線4に向けて噴射させれば、油をト
ロリ線4へ充分に塗布することができ、その後の着氷や
着霜を長時間に亘って防止することができる。この際、
油を加温してあるので、トロリ線4に既に付着している
着氷霜が瞬時に溶け、かつ油が冷やされることにより油
のトロリ線4への付着力が増加されるようになる。また
ノズル31から油を噴射させて該油をトロリ線4に塗布
しているので、その噴射量の調整により容易に作業用車
両1の高速化に対応することができ、従来に比較して高
い作業能力を得ることができる。さらに、作業用車両1
の前進に伴ってトロリ線4が該作業用車両1に対して横
方向に、つまり昇降部材11の長手方向に変位した際に
は、トロリ線4に係合しているガイドローラ25を介し
てスライダ21がその昇降部材11の長手方向に追従変
位するので、トロリ線4とノズル31との相対位置を実
質的に一定に維持することができる。また、トロリ線4
が作業用車両1に対して上下方向に変位した際には、昇
降部材11がそれに追従して上下に変位することは勿論
である。図6は本発明の第2実施例を示したもので、本
実施例では上述した擦り板24を設ける代わりに、ロー
ラ41を設けたものである。上記第1実施例では、擦り
板24はスライダ21に設けられてこれと一体的に昇降
部材11の長手方向に変位することができるようになっ
ているが、本実施例では上記ローラ41はブラケット4
2を介して昇降部材11に回転自在に軸支してあり、ス
ライダ21と一体的に変位することがないようにしてい
る。このため、トロリ線が昇降部材11の長手方向に変
位した際には、上記ローラ41とトロリ線との接触位置
が変動し、かつローラ41は回転自在となっているの
で、トロリ線によるローラ41の局部的な摩耗を防止す
ることができる。また本実施例では、スライダ21の後
部側に設けたガイドローラ25をトロリ線に接触させた
際には、スライダ21の前部側が浮き上がるようにな
る。このため、スライダ21にブラケット43を介して
車輪44を取付け、この車輪44を昇降部材11の長手
方向に配設して固定したガイドレール45の下面に係合
させることにより、スライダ21の前部側が浮き上がる
のを防止しつつスライダ21が昇降部材11の長手方向
に変位できるようにしている。さらに本実施例では、上
記ガイドローラ25の両側に保護バー46を配設して支
持バー23に固定してある。これら保護バー46はガイ
ドローラ25の上部隣接位置から水平方向に昇降部材1
1の長手方向に伸び、先端部が下方に湾曲している。こ
れら保護バー46は、万一、トロリ線4がガイドローラ
25の係合溝25aから外れた際に、トロリ線4がガイ
ドローラ25の軸受部に接触してその部分を破損するこ
とがないように設けたものである。これ以外の構成は第
1実施例と同様に構成してあり、同一部分若しくは相当
部分には第1実施例と同一の符号を付してある。図7は
本発明の第3実施例で、第1実施例の塗油手段6とは異
なる構成の塗油手段51を示したものである。本実施例
の塗油手段51は圧力タンク52を備えており、この内
部に油53を収容するとともに、その上部に空間54を
形成している。そして上記空間54内にコンプレッサ5
5から所要圧力の圧縮エアを供給するとともに、圧力タ
ンク52の外周に巻付けたヒータ56で油53を加温し
ている。上記圧力タンク52にはその下部に圧力タンク
52内の油53を給送するためのオイルホース57を、
また上部に圧縮エアを給送するためのエアホース58を
接続してあり、両ホース57、58をそれぞれ2つに分
岐するとともに、オイルホース57とエアホース58と
を1組としてそれぞれ混合器59に接続している。そし
て2つの混合器59のそれぞれを2つのノズル60に接
続している。上記混合器59はオイルホース57からの
油とエアホース58からの圧縮エアとを一定の割合で混
合するもので、該混合器59はその比率を調整すること
ができるとともに全体の流量を調整することができ、さ
らに開閉弁としての機能も有している。そしてそれらの
調整や開閉作動は、必要に応じて作業用車両の屋上作業
台または室内から電気的に制御したり、手動調節するこ
とができるようになっている。これ以外の構成は第1実
施例と同様に構成してあり、同一部分若しくは相当部分
には第1実施例と同一の符号を付してある。以上の構成
を有する第3実施例においては、先ず圧力タンク52内
に油53を充填するとともにヒータ56によって油53
を加温する。そして圧力タンク52の空間54内にコン
プレッサ55から所要圧力の圧縮エアを供給したら、作
業用車両1を前進させるとともに、上記混合器59を開
放して該混合器59によって混合されたエアと油との混
合体をノズル60からトロリ線4に向けて噴霧状態で噴
射させる。上記ノズル60からトロリ線4に向けて噴射
されるのはエアと油との混合体であるので、油53の消
費量を少なくすることができ、また油53を加温してあ
るので第1実施例と同様に油のトロリ線4への付着力を
増加させることができる。
と、図1において、作業用車両1はディーゼルエンジン
2によって走行できるようになっており、その前進方向
の後方側に本発明に係るトロリ線塗油装置3を設け、作
業用車両1や作業者が油に汚れにくいようにしてある。
このトロリ線塗油装置3は、トロリ線4に係合して上記
作業用車両1に対するトロリ線4の変位に追従する追従
手段5と、上記トロリ線4に油を塗布する塗油手段6と
を備えている。上記追従手段5は、図2に示すように、
トロリ線4の下方でこれと交差する方向に伸びる昇降部
材11を備えており、この昇降部材11の下面両側に下
方に伸びる2本の脚部12を設けている。上記各脚部1
2は、上記作業用車両1の後部両側に上下方向に配設し
て固定した中空のガイドレール13内にそれぞれ昇降自
在に嵌合してあり、付勢手段14によって上記昇降部材
11をトロリ線4に向けて上方に付勢している。上記付
勢手段14は、両ガイドレール13の内側で両ガイドレ
ール13と平行に配設して作業用車両1に固定した2本
のガイドパイプ15と、各ガイドパイプ15に昇降自在
に取付けたバランスウエイト16とを備え、一端をそれ
ぞれのバランスウエイト16の上端部に連結したワイヤ
ー17を作業用車両1の上部に設けたプーリ18に掛渡
した後、上記昇降部材11の下面中央部に下方に向けて
設けたロッド19の下端部に連結している。上記2つの
バランスウエイト16の総重量は、各取付部品を含む昇
降部材11の全体と脚部12とロッド19との総重量よ
りも若干重くしてあり、それによって昇降部材11をト
ロリ線4に向けて上方に付勢している。なお、上記付勢
手段14としてパンタグラフを採用してもよい。さらに
上記追従手段5は、図2、図3に示すように、上記昇降
部材11の上面長手方向に沿って固定したスライダガイ
ド20によって進退動が案内されるスライダ21を備え
ている。上記スライダガイド20は、図3に示すよう
に、上方を開放させた概略コ字形断面を有しており、ス
ライダ21に軸支した複数の車輪22をそのスライダガ
イド20内に配置している。したがってスライダ21
は、スライダガイド20によって作業用車両1の進行方
向前後に脱落することが防止された状態で、昇降部材1
1の長手方向に走行自在となっている。上記スライダ2
1には、作業用車両1の進行方向に沿って2本の支持バ
ー23を固定してあり、この支持バー23の前方側に、
すなわち車両1の進行方向前方側に上記トロリ線4に交
差させて擦り板24を固定するとともに、支持バー23
の後方側中央部にガイドローラ25を回転自在に軸支し
ている。したがって上記付勢手段14によって昇降部材
11を上昇させることにより、上記擦り板24をトロリ
線4に接触させ、またガイドローラ25の外周面に形成
したV字状の係合溝25aをトロリ線4に係合させるこ
とができるようにしている。このため、トロリ線4が係
合溝25aから外れることが防止できる。次に、図4に
示すように、上記塗油手段6は上記スライダ21に設け
た2つのノズル31を備えており、両ノズル31は、上
記ガイドローラ25の係合溝25aに係合したトロリ線
4の両側に配置され、車両1の進行方向前方側から後方
側へ、かつ下方から上方へ(図3参照)斜めにトロリ線
4に向けて油を噴射することができるようになってい
る。また上記塗油手段6は、図5に示すように、上記作
業用車両1に載置した油タンク32と(図1参照)、油
タンク32内に収容した油を吸引吐出するポンプ33
と、ポンプ33を駆動するモータ34と、さらに油タン
ク32内の油を例えば80℃に加温するヒータ35とを
備えており、上記ポンプ33から吐出された油は可撓性
を有するオイルホース36を介して上記ノズル31に給
送されるようになっている。このとき、上記ノズル31
から噴射される油は、トロリ線4の表面に良好に塗布さ
れるように、線状ではなく薄いフィルム状に噴射できる
ようにしている。以上の構成において、作業用車両1を
前進させるとともに、上記モータ34を駆動して油をノ
ズル31からトロリ線4に向けて噴射させれば、油をト
ロリ線4へ充分に塗布することができ、その後の着氷や
着霜を長時間に亘って防止することができる。この際、
油を加温してあるので、トロリ線4に既に付着している
着氷霜が瞬時に溶け、かつ油が冷やされることにより油
のトロリ線4への付着力が増加されるようになる。また
ノズル31から油を噴射させて該油をトロリ線4に塗布
しているので、その噴射量の調整により容易に作業用車
両1の高速化に対応することができ、従来に比較して高
い作業能力を得ることができる。さらに、作業用車両1
の前進に伴ってトロリ線4が該作業用車両1に対して横
方向に、つまり昇降部材11の長手方向に変位した際に
は、トロリ線4に係合しているガイドローラ25を介し
てスライダ21がその昇降部材11の長手方向に追従変
位するので、トロリ線4とノズル31との相対位置を実
質的に一定に維持することができる。また、トロリ線4
が作業用車両1に対して上下方向に変位した際には、昇
降部材11がそれに追従して上下に変位することは勿論
である。図6は本発明の第2実施例を示したもので、本
実施例では上述した擦り板24を設ける代わりに、ロー
ラ41を設けたものである。上記第1実施例では、擦り
板24はスライダ21に設けられてこれと一体的に昇降
部材11の長手方向に変位することができるようになっ
ているが、本実施例では上記ローラ41はブラケット4
2を介して昇降部材11に回転自在に軸支してあり、ス
ライダ21と一体的に変位することがないようにしてい
る。このため、トロリ線が昇降部材11の長手方向に変
位した際には、上記ローラ41とトロリ線との接触位置
が変動し、かつローラ41は回転自在となっているの
で、トロリ線によるローラ41の局部的な摩耗を防止す
ることができる。また本実施例では、スライダ21の後
部側に設けたガイドローラ25をトロリ線に接触させた
際には、スライダ21の前部側が浮き上がるようにな
る。このため、スライダ21にブラケット43を介して
車輪44を取付け、この車輪44を昇降部材11の長手
方向に配設して固定したガイドレール45の下面に係合
させることにより、スライダ21の前部側が浮き上がる
のを防止しつつスライダ21が昇降部材11の長手方向
に変位できるようにしている。さらに本実施例では、上
記ガイドローラ25の両側に保護バー46を配設して支
持バー23に固定してある。これら保護バー46はガイ
ドローラ25の上部隣接位置から水平方向に昇降部材1
1の長手方向に伸び、先端部が下方に湾曲している。こ
れら保護バー46は、万一、トロリ線4がガイドローラ
25の係合溝25aから外れた際に、トロリ線4がガイ
ドローラ25の軸受部に接触してその部分を破損するこ
とがないように設けたものである。これ以外の構成は第
1実施例と同様に構成してあり、同一部分若しくは相当
部分には第1実施例と同一の符号を付してある。図7は
本発明の第3実施例で、第1実施例の塗油手段6とは異
なる構成の塗油手段51を示したものである。本実施例
の塗油手段51は圧力タンク52を備えており、この内
部に油53を収容するとともに、その上部に空間54を
形成している。そして上記空間54内にコンプレッサ5
5から所要圧力の圧縮エアを供給するとともに、圧力タ
ンク52の外周に巻付けたヒータ56で油53を加温し
ている。上記圧力タンク52にはその下部に圧力タンク
52内の油53を給送するためのオイルホース57を、
また上部に圧縮エアを給送するためのエアホース58を
接続してあり、両ホース57、58をそれぞれ2つに分
岐するとともに、オイルホース57とエアホース58と
を1組としてそれぞれ混合器59に接続している。そし
て2つの混合器59のそれぞれを2つのノズル60に接
続している。上記混合器59はオイルホース57からの
油とエアホース58からの圧縮エアとを一定の割合で混
合するもので、該混合器59はその比率を調整すること
ができるとともに全体の流量を調整することができ、さ
らに開閉弁としての機能も有している。そしてそれらの
調整や開閉作動は、必要に応じて作業用車両の屋上作業
台または室内から電気的に制御したり、手動調節するこ
とができるようになっている。これ以外の構成は第1実
施例と同様に構成してあり、同一部分若しくは相当部分
には第1実施例と同一の符号を付してある。以上の構成
を有する第3実施例においては、先ず圧力タンク52内
に油53を充填するとともにヒータ56によって油53
を加温する。そして圧力タンク52の空間54内にコン
プレッサ55から所要圧力の圧縮エアを供給したら、作
業用車両1を前進させるとともに、上記混合器59を開
放して該混合器59によって混合されたエアと油との混
合体をノズル60からトロリ線4に向けて噴霧状態で噴
射させる。上記ノズル60からトロリ線4に向けて噴射
されるのはエアと油との混合体であるので、油53の消
費量を少なくすることができ、また油53を加温してあ
るので第1実施例と同様に油のトロリ線4への付着力を
増加させることができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ノズル
とトロリ線との相対位置をほぼ一定に維持しながら、上
記ノズルから油を噴射させて該油をトロリ線に塗布する
ことができるので、その噴射量の調整により容易に作業
用車両の高速化に対応することができ、従来に比較して
高い作業能力を得ることができるという効果が得られ
る。
とトロリ線との相対位置をほぼ一定に維持しながら、上
記ノズルから油を噴射させて該油をトロリ線に塗布する
ことができるので、その噴射量の調整により容易に作業
用車両の高速化に対応することができ、従来に比較して
高い作業能力を得ることができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の第1実施例を示す側面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う拡大断面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】塗油手段6の正面図。
【図6】本発明の第2実施例を示す斜視図。
【図7】本発明の第3実施例における塗油手段51の回
路図。
路図。
1…作業用車両 3…トロリ線塗油装置 4…
トロリ線 5…追従手段 6、51…塗油手段 11
…昇降部材 14…付勢手段 21…スライダ 25
…ガイドローラ 24…擦り板 31、60…ノズル 32
…油タンク
トロリ線 5…追従手段 6、51…塗油手段 11
…昇降部材 14…付勢手段 21…スライダ 25
…ガイドローラ 24…擦り板 31、60…ノズル 32
…油タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 憲明 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 滝 克巳 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三和 テッキ株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 作業用車両に設けられ、トロリ線に係合
して該作業用車両に対するトロリ線の変位に追従する追
従手段と、上記トロリ線に油を塗布する塗油手段とを備
えたトロリ線塗油装置において、 上記塗油手段を、上記追従手段に設けたノズルと、この
ノズルから油を噴射させて該油をトロリ線に塗布する噴
射手段とから構成したことを特徴とするトロリ線塗油装
置。 - 【請求項2】 上記追従手段は、トロリ線と交差する方
向に伸びる昇降部材と、この昇降部材をトロリ線に向け
て上方に付勢する付勢手段と、上記昇降部材にその長手
方向に沿って進退動自在に設けたスライダと、このスラ
イダに回転自在に設けられて上記トロリ線に係合するガ
イドローラとを備え、上記スライダに上記ノズルが設け
られていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載のトロリ線塗油装置。 - 【請求項3】 上記スライダの車両の進行方向後方側に
上記ガイドローラが設けられ、上記スライダの車両の進
行方向前方側に上記トロリ線が摺接する擦り板が設けら
れていることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載
のトロリ線塗油装置。 - 【請求項4】 上記スライダの車両の進行方向後方側に
上記ガイドローラが設けられ、上記スライダよりも車両
の進行方向前方側の昇降部材に、上記トロリ線が接触す
るローラが回転自在に設けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第3項に記載のトロリ線塗油装置。 - 【請求項5】 上記噴射手段は、エアと油との混合体を
ノズルから噴射させることを特徴とする特許請求の範囲
第1項ないし第4項のいずれかに記載のトロリ線塗油装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28257894A JPH08119006A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | トロリ線塗油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28257894A JPH08119006A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | トロリ線塗油装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08119006A true JPH08119006A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17654322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28257894A Withdrawn JPH08119006A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | トロリ線塗油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08119006A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007245934A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Railway Technical Res Inst | トロリ線塗油装置及びトロリ線塗油システム |
| WO2015086286A1 (de) * | 2013-12-10 | 2015-06-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Schmiervorrichtung zum schmieren der zur aufnahme eines fahrdrahts vorgesehenen kontaktbereiche einer nut einer stromschiene mit einem schmierstoff und anordnung mit der schmiervorrichtung |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP28257894A patent/JPH08119006A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007245934A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Railway Technical Res Inst | トロリ線塗油装置及びトロリ線塗油システム |
| WO2015086286A1 (de) * | 2013-12-10 | 2015-06-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Schmiervorrichtung zum schmieren der zur aufnahme eines fahrdrahts vorgesehenen kontaktbereiche einer nut einer stromschiene mit einem schmierstoff und anordnung mit der schmiervorrichtung |
| CN105793098A (zh) * | 2013-12-10 | 2016-07-20 | 西门子公司 | 利用润滑剂润滑接触轨槽的用于容纳滑触线的接触区域的润滑装置以及带有该润滑装置的设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |