JPH081194A - 6価クロムを含有する汚泥類の還元処理法 - Google Patents

6価クロムを含有する汚泥類の還元処理法

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JPH081194A
JPH081194A JP6160705A JP16070594A JPH081194A JP H081194 A JPH081194 A JP H081194A JP 6160705 A JP6160705 A JP 6160705A JP 16070594 A JP16070594 A JP 16070594A JP H081194 A JPH081194 A JP H081194A
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JP
Japan
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hexavalent chromium
sludge
rotary kiln
chromium
reducing
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JP6160705A
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Kiyomi Yamaguchi
潔実 山口
Manabu Murakami
学 村上
Kenichi Shimizu
賢一 清水
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DOWA CLEAN TEX KK
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
DOWA CLEAN TEX KK
Dowa Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 6価クロムを含む汚泥あるいは塊状物をロー
タリーキルンにより、有機汚泥と混合焼却処理すること
により、3価クロムに還元する方法の提供。 【構成】 まず、6価クロムを含んだダストをセメント
で固化させたような塊状物5tを、廃プラスチックやス
タンド汚泥、オガ屑等の混合物5tに均一になるように
混合したのち、700℃以上になるように管理して連続
運転を行なっているロータリーキルンに装入し、ロータ
リーキルン内に20分間滞留させて、6価クロムを3価
クロムに還元する。燃えがらは、ロータリーキルン出口
部で水中に落下させ、冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、6価クロムを含む産業
廃棄物および一般廃棄物の処理ならびに汚染土壌の浄化
処理の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、6価クロムを含む溶液は、硫酸
第一鉄などの還元剤により6価クロムを3価クロムに化
学還元したのち苛性ソーダなどの中和剤により加水分解
して水酸化クロムとして沈殿させる方法が採られてい
る。
【0003】 2NaCrO4 +6FeSO4 + 8H2 SO4 →Cr2 (SO 4 ) 3 +3Fe2 (SO 4 ) 3 + Na2 SO4 +H2 O Cr2 (SO 4 ) 3 + 6NaOH →2Cr(OH) 3 +3Na2 SO4 汚泥の場合は、溶液の場合と同様に、硫酸第一鉄などの
還元剤で化学還元を行う方法が採られている。6価クロ
ムを含む産業廃棄物および一般廃棄物ならびに汚染土壌
(以後「廃棄物など」と称する)の場合も、硫酸第一鉄
などの還元剤により6価クロムを3価クロムに化学還元
する方法が採られている。廃棄物などの場合、6価クロ
ムの他に有機物などが含まれていることが多い。有機物
が含まれている時は、クロムの還元と有機物の分解を行
うことが必要な場合が多い。このような廃棄物などを処
理する場合は、薬剤による還元処理を行ったのち、焼却
して有機物を熱分解する必要がある。6価クロムの還元
と有機物の熱分解を同時に行う方法として、還元ガスを
生成させ、その還元ガスにより、6価クロムを還元する
方法が報告されている(松田政義「汚泥焼却還元装置」
特願昭52−39591および山田新太郎「クロム分を
含有する汚泥の焼却処理方法」特開昭51−2228
1)。これらの方法では、焼却において還元ガスが生成
する条件を維持する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の従来技術の問題点を解決し、汚泥類に含まれている
6価クロムを1段で還元する処理方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究した結果、6価クロムを含有す
る汚泥類を有機物と一定の比率で混合し、ロータリーキ
ルンにて焼却することにより6価クロムを還元できるこ
とを見出し、本発明に到達した。
【0006】ロータリーキルンに、装入された有機物を
主成分とする汚泥はロータリーキルンの回転による転動
により攪拌を受けながら、装入物表面で燃焼が生じてい
る。その燃焼熱により、装入物に含まれている有機物
(炭化水素)は、熱分解を起こし、ガス化した小分子の
炭化水素や一酸化炭素ガスに分解する。小分子の炭化水
素は、さらに、熱分解を起こし、一酸化炭素ガスにまで
分解が進行する。一酸化炭素ガスなどは、装入物表面に
て、空気中の酸素と接触し、ガス燃焼が起こり、二酸化
炭素にまで酸化が進行する。この燃焼熱により新たに装
入された装入物が加熱されて、熱分解→ガス化→燃焼と
進む。このようにして、ロータリーキルンに装入された
有機物は熱分解を起こしているので、ロータリーキルン
内の装入物内は酸素が存在しない状態、つまり、還元状
態となっている。このことは、本発明者等が、空気比2
の状態の焼却処理を行っている時にロータリーキルン内
の装入物直上のガス組成の分析を行った結果、酸素を検
出することができなかったことからも確認することがで
きた。なお、「空気比」の定義は、燃焼に必要な酸素理
論量をロータリーキルンに吹き込んでいる状態を「空気
比1」という。このように、空気比2の空気過剰の状態
で燃焼している装入物の内部が還元状態であることが確
認できたので、この状態の中に6価クロムを含有する汚
泥を装入すると、6価クロムを容易に3価クロムに還元
することが可能である。6価クロムを含有するものは、
粒度の細かいもの、例えば、1mm程度以下のものであ
れば、容易に還元されることは、推定できるが、塊状の
ものの還元は、困難と考えられる。本発明者等は、ロー
タリーキルン内の装入物の量および滞留時間を、一定の
条件に維持することにより、6価クロムを3価クロムに
還元することができる処理方法を見出した。塊状物の大
きさは、緻密性などにより制限があるが、焼却処理条件
を管理をすることにより500mm以下のものについて
は、内部に含まれている6価クロムを3価クロムに還元
できることが確認できた。有機物が含まれる場合は、汚
泥などの焼却と同様に、熱分解によるガス化が起こり、
除去することができる。有機物の含有の有無にかかわら
ず塊状物を含めた6価クロムと含有物を3価クロムに還
元する処理方法を提供するものである。
【0007】
【作用】本発明を6価クロムと有機物を含有する塊状物
を例にあげて処理法を具体的に説明する。
【0008】まず、6価クロムを含有する塊状物は、最
大500mmにまで破砕する。塊状物の破砕する大きさ
は、塊状物の組成や緻密性により決めるが、概ね、50
0mm以下にまで破砕すると良い。所定の大きさに破砕
した塊状物を、有機物を含有する汚泥などに調合する。
有機物汚泥に混合した塊状物は、フィーダーなどにより
ロータリーキルンに装入し、炉内の熱により、有機物の
熱分解が起こり、生成してくる還元性ガスにより6価ク
ロムは3価クロムに還元される。この時のロータリーキ
ルン内の状態は、温度700℃以上で、空気比が2以下
であれば良い。還元された塊状物を含む焼却灰は、ロー
タリーキルン出口で水により瞬時に冷却される。ロータ
リーキルンから排出された焼却灰は、空気中でゆっくり
冷却すると、還元された3価クロムが、空気中の酸素に
より6価クロムに酸化されるので、好ましくない。よっ
て、水により急速冷却するか、または、酸素を遮断した
状態で冷却する必要がある。
【0009】上記のように本発明により、6価クロムを
含有する汚泥や塊状物をロータリーキルンを用いて3価
クロムに還元することが出来る。
【0010】以下に、実施例により本発明をさらに詳細
に説明する。しかし、本発明の範囲は、以下の実施例に
より制限されるものではない。
【0011】
【実施例1】本発明の、6価クロムを含む汚泥の処理方
法の一例を以下に示す。
【0012】6価クロムを含む汚泥2tを、廃プラスチ
ックおよび石油タンクスラッジなど1tと、均一になる
ように混合したのち、空気比2で、700℃〜750℃
になるように連続運転を行っているロータリーキルンに
装入した。装入した調合物は、ロータリーキルン内に1
5分間滞留させた。ロータリーキルンから排出された燃
えがら(残渣)は、出口部で水中落下させ、冷却した。
装入前の汚泥および冷却後の燃えがらからの6価クロム
の溶出量を表1に示した。なお、溶出量の測定方法は、
「廃棄物の処理および清掃に関する法律」に基づく「産
業廃棄物に含まれる金属等の検定方法」(昭和48年、
環境庁告示13号)に定める方法を用いた。
【0013】
【表1】
【0014】表1からもわかるように、汚泥に含まれて
いた6価クロムは、完全に還元されており、無害化でき
た。
【0015】
【実施例2】本発明の6価クロムを含む塊状物の処理方
法の一例を以下に示す。
【0016】コンクリートに6価クロムがしみ込んだも
の5tを最大500mmに破砕し、廃プラスチックやス
タンド汚泥、オガ屑等の混合物5tを均一になるように
混合したのち、空気比2で、700℃になるように連続
運転を行っているロータリーキルンに装入した。装入し
た調合物は、ロータリーキルン内に20分間滞留させ
た。燃えがらは、ロータリーキルン出口部で水中落下さ
せ、冷却した。装入前の汚泥および冷却後の燃えがら、
塊状物からの6価クロムの溶出量を表2に示した。な
お、塊状物は、有姿および粉砕したものの溶出試験をお
こなった。
【0017】
【表2】
【0018】表2からもわかるように、汚泥に含まれて
いた6価クロムは、完全に還元されており、無害化でき
た。
【0019】
【実施例3】実施例2と同じ試料を用いて、空気比2
で、温度1,000℃に維持して還元処理を行った。そ
の結果を、表3に示した。溶出試験の試料は、実施例2
と同じ方法により調整を行った。
【0020】
【表3】
【0021】表3からもわかるように、汚泥に含まれて
いた6価クロムは、1,000℃においても完全に還元
されており、無害化できた。
【0022】
【発明の効果】本発明により、6価クロムを含む汚泥あ
るいは塊状物をロータリーキルンを用いて3価クロムに
還元することができる。特に、塊状物は、粉砕などの操
作を行わずに、還元処理ができるので、粉砕等の操作時
の2次公害を未然に防ぐことができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6価クロムを含有する汚泥類を有機物と
    一定の比率で混合した後、ロータリーキルンに装入し、
    空気過剰の状態で燃焼している装入物の内部が還元状態
    となる条件で焼却することにより6価クロムを3価クロ
    ムに還元することを特徴とする6価クロムを含有する汚
    泥類の還元処理法。
  2. 【請求項2】 6価クロムを含有する汚泥の処理法であ
    って、上記汚泥に有機物を含む焼却物を少なくとも重量
    比で50%以上混合し、温度を少なくとも700℃以上
    に維持し、かつ、空気比2以下に維持しているロータリ
    ーキルンに装入し、10分間以上滞留させる熱処理をし
    たのち、水により急速に冷却するか、または、還元ガス
    雰囲気で冷却するかして、ロータリーキルンから排出す
    ることを特徴とする6価クロムを3価クロムに還元する
    方法。
  3. 【請求項3】 前記6価クロム含有汚泥が、6価クロム
    と有機物を含有する汚泥である請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 6価クロムを含む500mm角以下の塊状
    物の処理法であって、上記塊状物に有機物を含む焼却物
    を少なくとも重量比で100%以上混合し、温度を少な
    くとも700℃以上に維持し、かつ、空気比2以下に維
    持しているロータリーキルンに装入し、20分間以上滞
    留させる熱処理をしたのち、水により急速に冷却する
    か、または、還元ガス雰囲気で冷却するかしてロータリ
    ーキルンから排出することを特徴とする6価クロムを3
    価クロムに還元する方法。
  5. 【請求項5】 前記6価クロム含有塊状物が、6価クロ
    ムと有機物を含む500mm角以下の塊状物である請求項
    4記載の方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223598A (ja) * 1985-07-01 1987-01-31 イ−ストホ−プ インヴエストメンツ リミテイド うず巻ポンプ
KR100305235B1 (ko) * 1997-09-26 2001-09-24 기무라 미찌오 시멘트 제조방법
JP2002348154A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Mitsubishi Materials Corp 汚泥及び可燃性廃棄物の処理方法
CN105521985A (zh) * 2016-01-19 2016-04-27 青岛理工大学 一种新型铬渣热解处理方法
RU2714066C1 (ru) * 2019-06-28 2020-02-11 Алексей Сергеевич Ахлюстин Способ утилизации жидких хромовых отходов

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