JPH08119704A - あこや貝を使用した装飾タイル及びその製造方法 - Google Patents
あこや貝を使用した装飾タイル及びその製造方法Info
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- JPH08119704A JPH08119704A JP28133594A JP28133594A JPH08119704A JP H08119704 A JPH08119704 A JP H08119704A JP 28133594 A JP28133594 A JP 28133594A JP 28133594 A JP28133594 A JP 28133594A JP H08119704 A JPH08119704 A JP H08119704A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製品に反りが生じず、真珠層の美しい表面光
沢を呈する、あこや貝を使用した装飾タイル、及び、そ
の製造方法を提供する。 【構成】 あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕
物と貝殻粉末とを所定の割合で含有する合成樹脂成形体
で、貝殻破砕物が表面側に多く分布し、裏面側には貝殻
粉末が露出した状態で存在し、表面保護層が設けられて
いる。本製法は、貝殻破砕物を混合した硬化性合成樹脂
を所定の型枠に流し込み、型枠に震動を与えて貝殻破砕
物を沈積させて敷き詰め、樹脂が半硬化状態となった時
に、上方から貝殻粉末を散布し、上方から押圧しながら
樹脂を完全に硬化させ、その後、型枠から樹脂成形体を
取り出すことにより、平板状の樹脂成形体を製造する工
程と、その後、この樹脂成形体の表面を研磨仕上げした
後、貝殻破砕物が多く露出した表面側に表面保護層を設
ける工程とを含む。
沢を呈する、あこや貝を使用した装飾タイル、及び、そ
の製造方法を提供する。 【構成】 あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕
物と貝殻粉末とを所定の割合で含有する合成樹脂成形体
で、貝殻破砕物が表面側に多く分布し、裏面側には貝殻
粉末が露出した状態で存在し、表面保護層が設けられて
いる。本製法は、貝殻破砕物を混合した硬化性合成樹脂
を所定の型枠に流し込み、型枠に震動を与えて貝殻破砕
物を沈積させて敷き詰め、樹脂が半硬化状態となった時
に、上方から貝殻粉末を散布し、上方から押圧しながら
樹脂を完全に硬化させ、その後、型枠から樹脂成形体を
取り出すことにより、平板状の樹脂成形体を製造する工
程と、その後、この樹脂成形体の表面を研磨仕上げした
後、貝殻破砕物が多く露出した表面側に表面保護層を設
ける工程とを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、あこや貝の殻を使用し
た装飾タイル、及びその製造方法に関するものである。
た装飾タイル、及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、真珠を抜き取った後のあこや
貝(真珠貝)は、その内側面が美しい真珠光沢を有する
にもかかわらず、ほとんど利用されることはなく、不用
物として廃棄されてきた。そこで、本発明者は、特公昭
40−24355号において、あこや貝の破砕小片をセ
メントや合成樹脂等の凝結硬化材に混合したものを型枠
に流し込み、型枠に震動を与えて破砕小片を沈下敷き詰
め、この裏面にコンクリートブロック等の基材を圧着一
体化し、硬化後に型から取り外して、貝殻含有層表面を
研磨することにより、真珠光沢を呈する建築用材装飾品
等の製造方法を開示した。この製造方法の場合、貝殻含
有層を有する成形体の裏面側に設けられる基材がコンク
リートブロック等の容易に変形しにくいものであるため
に、圧着一体化された製品に歪みや反りが発生しにく
く、建築用化粧ブロックや浴槽などの製造には適してい
る。しかしながら、この製造方法を用いて、合成樹脂製
タイルのような薄い平板状の製品を得ようと、基材と圧
着一体化する前の成形体を平板状のまま取り出した場合
には、貝殻破砕物が多く存在する側の表面と、貝殻破砕
物含有層がほとんど存在しない側の裏面との成形収縮率
の違いによって、製品に歪みや反りが発生し、この特公
昭40−24355号記載の製造方法は、合成樹脂製タ
イルの製品には適さないという問題点があった。
貝(真珠貝)は、その内側面が美しい真珠光沢を有する
にもかかわらず、ほとんど利用されることはなく、不用
物として廃棄されてきた。そこで、本発明者は、特公昭
40−24355号において、あこや貝の破砕小片をセ
メントや合成樹脂等の凝結硬化材に混合したものを型枠
に流し込み、型枠に震動を与えて破砕小片を沈下敷き詰
め、この裏面にコンクリートブロック等の基材を圧着一
体化し、硬化後に型から取り外して、貝殻含有層表面を
研磨することにより、真珠光沢を呈する建築用材装飾品
等の製造方法を開示した。この製造方法の場合、貝殻含
有層を有する成形体の裏面側に設けられる基材がコンク
リートブロック等の容易に変形しにくいものであるため
に、圧着一体化された製品に歪みや反りが発生しにく
く、建築用化粧ブロックや浴槽などの製造には適してい
る。しかしながら、この製造方法を用いて、合成樹脂製
タイルのような薄い平板状の製品を得ようと、基材と圧
着一体化する前の成形体を平板状のまま取り出した場合
には、貝殻破砕物が多く存在する側の表面と、貝殻破砕
物含有層がほとんど存在しない側の裏面との成形収縮率
の違いによって、製品に歪みや反りが発生し、この特公
昭40−24355号記載の製造方法は、合成樹脂製タ
イルの製品には適さないという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点を解決し、あこや貝の殻を使用した合成樹脂製の装飾
タイルを提供することを課題とする。又、本発明は、あ
こや貝の貝殻破砕物を含む、歪みや反りがない装飾タイ
ルの製造方法を提供することを課題とする。本発明者
は、種々の検討を行った結果、貝殻破砕物と硬化性を有
する合成樹脂との混合物を型枠に流し込んだ後、型枠に
震動を与えて貝殻破砕物を沈下させながら敷き詰め、半
硬化状態となった成形体の裏面側に、貝殻を粉砕して得
た貝殻粉末を散布することにより、成形体の表面側の成
形収縮率と裏面側の成形収縮率との差を小さくすること
ができることを見い出して、本発明を完成した。
点を解決し、あこや貝の殻を使用した合成樹脂製の装飾
タイルを提供することを課題とする。又、本発明は、あ
こや貝の貝殻破砕物を含む、歪みや反りがない装飾タイ
ルの製造方法を提供することを課題とする。本発明者
は、種々の検討を行った結果、貝殻破砕物と硬化性を有
する合成樹脂との混合物を型枠に流し込んだ後、型枠に
震動を与えて貝殻破砕物を沈下させながら敷き詰め、半
硬化状態となった成形体の裏面側に、貝殻を粉砕して得
た貝殻粉末を散布することにより、成形体の表面側の成
形収縮率と裏面側の成形収縮率との差を小さくすること
ができることを見い出して、本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のあこや貝を使用
した装飾タイルは、合成樹脂からなる平板状の成形体中
に、あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕物及
び、貝殻を粉砕して得た貝殻粉末を含む装飾タイルであ
って、前記貝殻破砕物:貝殻粉末:合成樹脂の重量比率
が150〜350:30〜100:100であること、
前記貝殻破砕物が該装飾タイルの表面側に多く分布して
おり、該装飾タイルの裏面側には前記貝殻粉末が露出し
た状態で存在していること、及び、該装飾タイルの表面
側には表面保護層が設けられていることを特徴とする。
した装飾タイルは、合成樹脂からなる平板状の成形体中
に、あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕物及
び、貝殻を粉砕して得た貝殻粉末を含む装飾タイルであ
って、前記貝殻破砕物:貝殻粉末:合成樹脂の重量比率
が150〜350:30〜100:100であること、
前記貝殻破砕物が該装飾タイルの表面側に多く分布して
おり、該装飾タイルの裏面側には前記貝殻粉末が露出し
た状態で存在していること、及び、該装飾タイルの表面
側には表面保護層が設けられていることを特徴とする。
【0005】まず、本発明の装飾タイルの好ましい一例
における構造を図面に示し、本発明を説明する。図1
は、本発明の製造方法により製造される装飾タイルの一
例を示す外観図であり、図2は、図1に示される装飾タ
イルの断面構造図である。図1及び図2に示されるよう
に、本発明の装飾タイルでは、合成樹脂2からなる平板
状の成形体中に、あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝
殻破砕物1が装飾タイルの表面側に多く分布した状態で
含まれていて、装飾タイルの裏面側には、貝殻を粉砕し
て得た貝殻粉末3が露出した状態で存在しており、貝殻
破砕物1が多く分布している表面側には表面保護層4が
設けられている。
における構造を図面に示し、本発明を説明する。図1
は、本発明の製造方法により製造される装飾タイルの一
例を示す外観図であり、図2は、図1に示される装飾タ
イルの断面構造図である。図1及び図2に示されるよう
に、本発明の装飾タイルでは、合成樹脂2からなる平板
状の成形体中に、あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝
殻破砕物1が装飾タイルの表面側に多く分布した状態で
含まれていて、装飾タイルの裏面側には、貝殻を粉砕し
て得た貝殻粉末3が露出した状態で存在しており、貝殻
破砕物1が多く分布している表面側には表面保護層4が
設けられている。
【0006】本発明の装飾タイルに含有される貝殻破砕
物1は、あこや貝の殻を任意形状に破砕したものであっ
て、あこや貝の貝殻としては、真珠及び貝肉を取り除い
てから約6か月以内のものであって、貝殻の内側面にパ
ール光沢色彩を有するものが適しており、約6か月以上
経過し、内面が白色化したものは不適当である。そし
て、このような貝殻を準備した後、貝殻の表面に付着し
たカキ殻やフジツボ、その他の雑貝や周辺の真珠層以外
の部分等を全て取り除き、水で充分に洗浄する。洗浄後
の貝殻は、クラッシャー等の破砕機を用いて径5〜20
mm程度の、実質的に平板状の小片に粉砕し、乾燥し
て、貝殻破砕物1を得る。この貝殻破砕物1は、本発明
の装飾タイルの表面側に集積した状態で配置されて、タ
イル表面に美しい真珠光沢を付与する。
物1は、あこや貝の殻を任意形状に破砕したものであっ
て、あこや貝の貝殻としては、真珠及び貝肉を取り除い
てから約6か月以内のものであって、貝殻の内側面にパ
ール光沢色彩を有するものが適しており、約6か月以上
経過し、内面が白色化したものは不適当である。そし
て、このような貝殻を準備した後、貝殻の表面に付着し
たカキ殻やフジツボ、その他の雑貝や周辺の真珠層以外
の部分等を全て取り除き、水で充分に洗浄する。洗浄後
の貝殻は、クラッシャー等の破砕機を用いて径5〜20
mm程度の、実質的に平板状の小片に粉砕し、乾燥し
て、貝殻破砕物1を得る。この貝殻破砕物1は、本発明
の装飾タイルの表面側に集積した状態で配置されて、タ
イル表面に美しい真珠光沢を付与する。
【0007】一方、本発明の装飾タイルの裏面側に敷き
詰められる貝殻粉末3は、貝殻を粉砕して径1〜3mm
程度の粒状物とし、乾燥したものであって、この貝殻粉
末3は、成形体の表面側の成形収縮率と裏面側の成形収
縮率との差を小さくして、成形体(装飾タイル)に反り
が生じるのを防止するのに寄与する。この際、本発明で
は、貝殻粉末3として、あこや貝の貝殻を粉砕して得た
ものを使用するのが一般的であるが、あこや貝以外の貝
殻を粉砕して得たものを使用しても良い。ただし、成形
体の裏面側に敷き詰められる貝殻粉末3の比重が、前記
貝殻粉砕物1の比重よりも大きい場合には、型枠を用い
て装飾タイルを製造する際、タイルの表面側に貝殻粉末
3が露出することがあるので好ましくない。
詰められる貝殻粉末3は、貝殻を粉砕して径1〜3mm
程度の粒状物とし、乾燥したものであって、この貝殻粉
末3は、成形体の表面側の成形収縮率と裏面側の成形収
縮率との差を小さくして、成形体(装飾タイル)に反り
が生じるのを防止するのに寄与する。この際、本発明で
は、貝殻粉末3として、あこや貝の貝殻を粉砕して得た
ものを使用するのが一般的であるが、あこや貝以外の貝
殻を粉砕して得たものを使用しても良い。ただし、成形
体の裏面側に敷き詰められる貝殻粉末3の比重が、前記
貝殻粉砕物1の比重よりも大きい場合には、型枠を用い
て装飾タイルを製造する際、タイルの表面側に貝殻粉末
3が露出することがあるので好ましくない。
【0008】尚、本発明の装飾タイルにおける合成樹脂
2は、その種類が特に限定されるものではないが、硬化
性を有する市販の成形用樹脂を用いて形成されるのが一
般的であり、特に成形用ポリエステル樹脂等が好まし
い。この際、本発明では、前述の貝殻粉砕物1と共に、
前記合成樹脂2中にタルク粉末や色素が添加されても良
く、タルク粉末が適当量添加された装飾タイルの場合に
は、樹脂が白色化されて透明度がない状態の製品とな
り、又、色素が添加された装飾タイルの場合には、タイ
ルの樹脂の色が所望の色に着色された製品となる。
2は、その種類が特に限定されるものではないが、硬化
性を有する市販の成形用樹脂を用いて形成されるのが一
般的であり、特に成形用ポリエステル樹脂等が好まし
い。この際、本発明では、前述の貝殻粉砕物1と共に、
前記合成樹脂2中にタルク粉末や色素が添加されても良
く、タルク粉末が適当量添加された装飾タイルの場合に
は、樹脂が白色化されて透明度がない状態の製品とな
り、又、色素が添加された装飾タイルの場合には、タイ
ルの樹脂の色が所望の色に着色された製品となる。
【0009】本発明の装飾タイルにおける前記貝殻破砕
物1:貝殻粉末3:合成樹脂2の重量比率は、貝殻粉砕
物1及び貝殻粉末3の大きさによって適宜選択される
が、150〜350:30〜100:100の範囲内で
あり、特に150〜350:50〜70:100の範囲
が好ましい。合成樹脂2に対する貝殻粉砕物1の重量比
率が上記の範囲以下の場合には、優れた意匠性を有する
製品が得られず、製品に反りが生じやすく、逆に上記の
範囲以上の場合には、充分な強度を有さない製品とな
る。又、合成樹脂2に対する貝殻粉末3の重量比率が上
記の範囲以下の場合には、反りが生じやすい製品とな
り、上記の範囲以上の貝殻粉末3をタイルの裏面側に層
が形成されるようにして敷き詰めることは困難であり、
過剰の貝殻粉末3はタイルの裏面に密着しない。本発明
の装飾タイルでは、最表層として表面保護層4が設けら
れているが、この表面保護層4を形成する合成樹脂は、
透明性を有し、かつ、良好な表面保護物性(表面硬度、
表面光沢性、耐薬品性)が得られるものであれば特に限
定されるものではなく、ポリエステル樹脂等の他、紫外
線硬化型樹脂等が使用できる。
物1:貝殻粉末3:合成樹脂2の重量比率は、貝殻粉砕
物1及び貝殻粉末3の大きさによって適宜選択される
が、150〜350:30〜100:100の範囲内で
あり、特に150〜350:50〜70:100の範囲
が好ましい。合成樹脂2に対する貝殻粉砕物1の重量比
率が上記の範囲以下の場合には、優れた意匠性を有する
製品が得られず、製品に反りが生じやすく、逆に上記の
範囲以上の場合には、充分な強度を有さない製品とな
る。又、合成樹脂2に対する貝殻粉末3の重量比率が上
記の範囲以下の場合には、反りが生じやすい製品とな
り、上記の範囲以上の貝殻粉末3をタイルの裏面側に層
が形成されるようにして敷き詰めることは困難であり、
過剰の貝殻粉末3はタイルの裏面に密着しない。本発明
の装飾タイルでは、最表層として表面保護層4が設けら
れているが、この表面保護層4を形成する合成樹脂は、
透明性を有し、かつ、良好な表面保護物性(表面硬度、
表面光沢性、耐薬品性)が得られるものであれば特に限
定されるものではなく、ポリエステル樹脂等の他、紫外
線硬化型樹脂等が使用できる。
【0010】次に、このような、あこや貝を使用した装
飾タイルを製造するための本発明の製法について説明す
る。本発明の製造方法は、 工程A:あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕物
を、硬化性を有する合成樹脂に混合し、得られた混合物
を所定の型枠に流し込み、前記型枠に震動を与えて前記
貝殻破砕物を型枠の底面側に沈下させながら敷き詰め、
前記樹脂が半硬化状態となった時に、該半硬化状態の成
形体の上方から、貝殻を粉砕して得た貝殻粉末を散布
し、上方から押圧しながら樹脂を完全に硬化させ、その
後、前記型枠から硬化状態の樹脂成形体を取り出すこと
により、貝殻破砕物を含む平板状の樹脂成形体を製造す
る工程、及び、 工程B:前記工程Aで得られた樹脂成形体の表面を研磨
仕上げした後、前記貝殻破砕物が多く露出した表面上に
表面保護層を設ける工程とを含むことを特徴とする。
飾タイルを製造するための本発明の製法について説明す
る。本発明の製造方法は、 工程A:あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕物
を、硬化性を有する合成樹脂に混合し、得られた混合物
を所定の型枠に流し込み、前記型枠に震動を与えて前記
貝殻破砕物を型枠の底面側に沈下させながら敷き詰め、
前記樹脂が半硬化状態となった時に、該半硬化状態の成
形体の上方から、貝殻を粉砕して得た貝殻粉末を散布
し、上方から押圧しながら樹脂を完全に硬化させ、その
後、前記型枠から硬化状態の樹脂成形体を取り出すこと
により、貝殻破砕物を含む平板状の樹脂成形体を製造す
る工程、及び、 工程B:前記工程Aで得られた樹脂成形体の表面を研磨
仕上げした後、前記貝殻破砕物が多く露出した表面上に
表面保護層を設ける工程とを含むことを特徴とする。
【0011】まず、本発明における工程Aでは、前述
の、あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕物1
を、硬化性を有する合成樹脂2’に混合するが、このよ
うな硬化性合成樹脂2’の種類は特に限定されるもので
はなく、市販の成形用樹脂、例えば成形用ポリエステル
樹脂等が種々利用できる。尚、前記硬化性合成樹脂2’
と貝殻粉砕物1との混合比率は、前述の如く、合成樹脂
100gに対して貝殻粉砕物150〜350gとするの
が好ましい。そして、前記貝殻破砕物1と上記硬化性合
成樹脂2’とを混合して得た混合物を、予め準備した所
定のタイル製造用型枠に流し込み、この型枠に震動を与
えながら樹脂の硬化を行う(図3参照)。この図3にお
いて、1は貝殻破砕物、2’は硬化性合成樹脂、5は型
枠、6は浮き上がった空気である。図3に示されるよう
に、このような震動により、貝殻破砕物1は型枠5の底
面側に沈積し、貝殻破砕物1が均一に敷き詰められた状
態となって硬化性合成樹脂2’が硬化し、最終的に貝殻
破砕物1と合成樹脂2とが一体化した層が形成されるの
である。
の、あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕物1
を、硬化性を有する合成樹脂2’に混合するが、このよ
うな硬化性合成樹脂2’の種類は特に限定されるもので
はなく、市販の成形用樹脂、例えば成形用ポリエステル
樹脂等が種々利用できる。尚、前記硬化性合成樹脂2’
と貝殻粉砕物1との混合比率は、前述の如く、合成樹脂
100gに対して貝殻粉砕物150〜350gとするの
が好ましい。そして、前記貝殻破砕物1と上記硬化性合
成樹脂2’とを混合して得た混合物を、予め準備した所
定のタイル製造用型枠に流し込み、この型枠に震動を与
えながら樹脂の硬化を行う(図3参照)。この図3にお
いて、1は貝殻破砕物、2’は硬化性合成樹脂、5は型
枠、6は浮き上がった空気である。図3に示されるよう
に、このような震動により、貝殻破砕物1は型枠5の底
面側に沈積し、貝殻破砕物1が均一に敷き詰められた状
態となって硬化性合成樹脂2’が硬化し、最終的に貝殻
破砕物1と合成樹脂2とが一体化した層が形成されるの
である。
【0012】そして、硬化性合成樹脂2’の硬化が次第
に進行して半硬化状態となり、成形体の表面(装飾タイ
ルの裏面側に相当する面)に未硬化状態の樹脂2’が浮
き上がった状態となった時に、上方から、前述の貝殻粉
末3を散布して敷き詰める。この貝殻粉末3の散布量と
しては、前記合成樹脂100gに対して30〜100g
であることが好ましく、特に50〜70gであることが
好ましい。散布された貝殻粉末3は未硬化状態の樹脂
2’によって成形体の裏面側に接着される。本発明で
は、貝殻粉末3を散布した後、半硬化状態の樹脂成形体
に反りが生じないように、上方から樹脂成形体を、空気
抜き孔8を設けたブロック状の重し7等で押圧しながら
樹脂を完全に硬化させ(図4参照)、その後、型枠から
硬化状態の樹脂成形体を取り出すことによって、平板状
の樹脂成形体を得る。このようにして得られた樹脂成形
体においては、その表面側に、貝殻破砕物1が均一に分
布して多く存在する層が形成されており、裏面側には貝
殻粉末3が均一に敷き詰められた層が成形されている。
に進行して半硬化状態となり、成形体の表面(装飾タイ
ルの裏面側に相当する面)に未硬化状態の樹脂2’が浮
き上がった状態となった時に、上方から、前述の貝殻粉
末3を散布して敷き詰める。この貝殻粉末3の散布量と
しては、前記合成樹脂100gに対して30〜100g
であることが好ましく、特に50〜70gであることが
好ましい。散布された貝殻粉末3は未硬化状態の樹脂
2’によって成形体の裏面側に接着される。本発明で
は、貝殻粉末3を散布した後、半硬化状態の樹脂成形体
に反りが生じないように、上方から樹脂成形体を、空気
抜き孔8を設けたブロック状の重し7等で押圧しながら
樹脂を完全に硬化させ(図4参照)、その後、型枠から
硬化状態の樹脂成形体を取り出すことによって、平板状
の樹脂成形体を得る。このようにして得られた樹脂成形
体においては、その表面側に、貝殻破砕物1が均一に分
布して多く存在する層が形成されており、裏面側には貝
殻粉末3が均一に敷き詰められた層が成形されている。
【0013】更に、本発明における工程Bでは、上述の
工程Aで得られた樹脂成形体の表面を研磨仕上げする
が、貝殻破砕物1が多く存在する表面側を研磨した際に
は、美しい真珠光沢が発現する。一方、樹脂成形体の裏
面側については、そのままの状態であっても良いし、全
面が平坦になるように軽く研磨しても良い。本発明の装
飾タイルにあっては、裏面側に、間隙をもって貝殻粉末
3が敷き詰められた状態を残すことにより、タイルを貼
り付ける際の密着性が良好なものとなる。尚、最後に、
本発明では、貝殻破砕物1が露出した表面側には、透明
性を有する合成樹脂からなる表面保護層4を設けて装飾
タイルを得るが、表面保護層4を設ける際に、工程Aで
使用した合成樹脂を使用しても良い。本発明において、
表面研磨後の装飾タイル表面に表面保護層4を設けてい
るのは、あこや貝の表面に存在する真珠層が、酸性雰囲
気及びアルカリ性雰囲気に弱く、劣化を起こしやすいの
で、この層を気密状態とするためである。
工程Aで得られた樹脂成形体の表面を研磨仕上げする
が、貝殻破砕物1が多く存在する表面側を研磨した際に
は、美しい真珠光沢が発現する。一方、樹脂成形体の裏
面側については、そのままの状態であっても良いし、全
面が平坦になるように軽く研磨しても良い。本発明の装
飾タイルにあっては、裏面側に、間隙をもって貝殻粉末
3が敷き詰められた状態を残すことにより、タイルを貼
り付ける際の密着性が良好なものとなる。尚、最後に、
本発明では、貝殻破砕物1が露出した表面側には、透明
性を有する合成樹脂からなる表面保護層4を設けて装飾
タイルを得るが、表面保護層4を設ける際に、工程Aで
使用した合成樹脂を使用しても良い。本発明において、
表面研磨後の装飾タイル表面に表面保護層4を設けてい
るのは、あこや貝の表面に存在する真珠層が、酸性雰囲
気及びアルカリ性雰囲気に弱く、劣化を起こしやすいの
で、この層を気密状態とするためである。
【0014】このような本発明の方法を用いて製造され
た装飾タイルには、反りや歪みがなく、その表面に存在
する貝殻破砕物1表面の色彩が、彩光の具合によって変
化し、美しい真珠光沢を呈するので、非常に優れた意匠
性を発揮する。又、本発明の装飾タイルは、表面に設け
られた表面保護層4によって、装飾性及び高級感が一層
向上した製品でもあり、長期間の使用においても変色や
変質することがなく、耐久性の点においても優れた製品
である。
た装飾タイルには、反りや歪みがなく、その表面に存在
する貝殻破砕物1表面の色彩が、彩光の具合によって変
化し、美しい真珠光沢を呈するので、非常に優れた意匠
性を発揮する。又、本発明の装飾タイルは、表面に設け
られた表面保護層4によって、装飾性及び高級感が一層
向上した製品でもあり、長期間の使用においても変色や
変質することがなく、耐久性の点においても優れた製品
である。
【0015】以下、本発明の実施例を示すが、本発明は
これに限定されるものではない。
これに限定されるものではない。
【実施例】合成樹脂として、成形用ポリエステル樹脂液
(商品名:RIGOLAC、昭和高分子株式会社製)を
準備し、この樹脂液に対する硬化剤としてパーメック
(商品名、昭和高分子株式会社製)を準備した。一方、
あこや貝の貝殻に付着した付着物を取り除き、クラッシ
ャーにて、径(パール光沢を呈する貝殻層の径)5〜2
0mm程度の任意形状の小片に破砕し、乾燥して貝殻破
砕物を準備した。そして、上記樹脂液100gに対して
タルク粉末50gを添加し、必要に応じて色素(商品
名:ポリトーナ)を混入して、均一になるまで攪拌し
た。その後、この樹脂液に上記硬化剤を数滴添加して混
合し、更に、上記貝殻破砕物200gを添加して充分に
混合し、得られた樹脂液を150×150mmの正方形
状の凹部を有する型枠内に流し込んだ。樹脂液を型枠に
流し込んだ後、型枠を震動を与えて、上記の貝殻破砕物
を沈下させると共に、樹脂液中に混入した空気を上方へ
浮き出させた。そして、樹脂が半硬化状態となった時
に、粉末状のあこや貝の貝殻粉末(パール光沢を呈する
貝殻層の直径:約1〜3mm程度のもの)60gを、半
硬化状態の成形体の上方から散布し、この貝殻粉末に未
硬化の樹脂を付着させ、成形体の上方に700gの重し
(大きさ:150×150×80mm)を載置して圧力
を加え、室温にて5時間放置した。そして、樹脂の硬化
が終了した後、得られた樹脂成形体を取り出した。この
樹脂成形体は150×150mmの正方形状で、厚みは
約8mmであった。
(商品名:RIGOLAC、昭和高分子株式会社製)を
準備し、この樹脂液に対する硬化剤としてパーメック
(商品名、昭和高分子株式会社製)を準備した。一方、
あこや貝の貝殻に付着した付着物を取り除き、クラッシ
ャーにて、径(パール光沢を呈する貝殻層の径)5〜2
0mm程度の任意形状の小片に破砕し、乾燥して貝殻破
砕物を準備した。そして、上記樹脂液100gに対して
タルク粉末50gを添加し、必要に応じて色素(商品
名:ポリトーナ)を混入して、均一になるまで攪拌し
た。その後、この樹脂液に上記硬化剤を数滴添加して混
合し、更に、上記貝殻破砕物200gを添加して充分に
混合し、得られた樹脂液を150×150mmの正方形
状の凹部を有する型枠内に流し込んだ。樹脂液を型枠に
流し込んだ後、型枠を震動を与えて、上記の貝殻破砕物
を沈下させると共に、樹脂液中に混入した空気を上方へ
浮き出させた。そして、樹脂が半硬化状態となった時
に、粉末状のあこや貝の貝殻粉末(パール光沢を呈する
貝殻層の直径:約1〜3mm程度のもの)60gを、半
硬化状態の成形体の上方から散布し、この貝殻粉末に未
硬化の樹脂を付着させ、成形体の上方に700gの重し
(大きさ:150×150×80mm)を載置して圧力
を加え、室温にて5時間放置した。そして、樹脂の硬化
が終了した後、得られた樹脂成形体を取り出した。この
樹脂成形体は150×150mmの正方形状で、厚みは
約8mmであった。
【0016】その後、この樹脂成形体の表面(貝殻破砕
物が多く存在する側の表面)を研磨して、あこや貝の貝
殻の真珠光沢色彩を呈するようにし、一方、樹脂成形体
の裏面(貝殻粉末を散布した表面)については、平坦に
なるように軽く研磨した。研磨後の樹脂成形体の厚みは
約6mmであった。そして、この研磨後の樹脂成形体の
表面に、前述の成形用ポリエステル樹脂液に前述の硬化
剤を添加したものを塗布し、硬化後、更に研磨して、再
度、樹脂液を塗布、研磨することにより、表面の欠傷を
なくし、最後にコンパウンドを用いて仕上げを行った。
物が多く存在する側の表面)を研磨して、あこや貝の貝
殻の真珠光沢色彩を呈するようにし、一方、樹脂成形体
の裏面(貝殻粉末を散布した表面)については、平坦に
なるように軽く研磨した。研磨後の樹脂成形体の厚みは
約6mmであった。そして、この研磨後の樹脂成形体の
表面に、前述の成形用ポリエステル樹脂液に前述の硬化
剤を添加したものを塗布し、硬化後、更に研磨して、再
度、樹脂液を塗布、研磨することにより、表面の欠傷を
なくし、最後にコンパウンドを用いて仕上げを行った。
【0017】
【発明の効果】本発明の製造方法では、貝殻破砕物がほ
とんど存在していない樹脂成形体の裏面側に貝殻粉末を
散布することによって、樹脂が硬化する際に生じる成形
収縮を小さくすることができ、樹脂成形体の表面側と裏
面側の成形収縮率の差がほとんどなくなるので、平板状
の樹脂成形体に反りが生じにくいという利点がある。
又、このような本発明の方法を用いることにより製造さ
れる本発明の装飾タイルは、真珠層の美しい表面光沢を
呈し、非常に意匠性に優れた製品である。
とんど存在していない樹脂成形体の裏面側に貝殻粉末を
散布することによって、樹脂が硬化する際に生じる成形
収縮を小さくすることができ、樹脂成形体の表面側と裏
面側の成形収縮率の差がほとんどなくなるので、平板状
の樹脂成形体に反りが生じにくいという利点がある。
又、このような本発明の方法を用いることにより製造さ
れる本発明の装飾タイルは、真珠層の美しい表面光沢を
呈し、非常に意匠性に優れた製品である。
【図1】本発明の製造方法により製造される装飾タイル
の一例を示す外観図である。
の一例を示す外観図である。
【図2】図1に示される装飾タイルの断面構造図であ
る。
る。
【図3】貝殻破砕物1を含む硬化性合成樹脂2’を型枠
5に充填した際の状態を示す図である。
5に充填した際の状態を示す図である。
【図4】貝殻粉末3を散布して重し7を載置した際の状
態を示す図である。
態を示す図である。
1 貝殻破砕物 2 合成樹脂 2’硬化性合成樹脂 3 貝殻粉末 4 表面保護層 5 型枠 6 浮き上がった空気 7 重し 8 空気抜き孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B32B 3/18 9349−4F
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂2からなる平板状の成形体中
に、あこや貝の殻を破砕した任意形状の貝殻破砕物1及
び、貝殻を粉砕して得た貝殻粉末3を含む装飾タイルで
あって、前記貝殻破砕物1:貝殻粉末3:合成樹脂2の
重量比率が150〜350:30〜100:100であ
ること、前記貝殻破砕物1が該装飾タイルの表面側に多
く分布しており、該装飾タイルの裏面側には前記貝殻粉
末3が露出した状態で存在していること、及び、該装飾
タイルの表面側には表面保護層4が設けられていること
を特徴とする、あこや貝を使用した装飾タイル。 - 【請求項2】 工程A:あこや貝の殻を破砕した任意形
状の貝殻破砕物を、硬化性を有する合成樹脂に混合し、
得られた混合物を所定の型枠に流し込み、前記型枠に震
動を与えて前記貝殻破砕物を型枠の底面側に沈下させな
がら敷き詰め、前記樹脂が半硬化状態となった時に、該
半硬化状態の成形体の上方から、貝殻を粉砕して得た貝
殻粉末を散布し、上方から押圧しながら樹脂を完全に硬
化させ、その後、前記型枠から硬化状態の樹脂成形体を
取り出すことにより、貝殻破砕物を含む平板状の樹脂成
形体を製造する工程、及び、 工程B:前記工程Aで得られた樹脂成形体の表面を研磨
仕上げした後、前記貝殻破砕物が多く露出した表面側に
表面保護層を設ける工程とを含むことを特徴とする、あ
こや貝を使用した装飾タイルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28133594A JPH08119704A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | あこや貝を使用した装飾タイル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28133594A JPH08119704A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | あこや貝を使用した装飾タイル及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08119704A true JPH08119704A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17637678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28133594A Pending JPH08119704A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | あこや貝を使用した装飾タイル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08119704A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100471110B1 (ko) * | 2002-05-01 | 2005-03-08 | 주식회사창대종합건축사사무소 | 패각을 이용한 기능성 건축 내장재 및 그 제조 방법 |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP28133594A patent/JPH08119704A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100471110B1 (ko) * | 2002-05-01 | 2005-03-08 | 주식회사창대종합건축사사무소 | 패각을 이용한 기능성 건축 내장재 및 그 제조 방법 |
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