JPH08120119A - 改良されたタイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents

改良されたタイヤトレッド用ゴム組成物

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JPH08120119A
JPH08120119A JP6077801A JP7780194A JPH08120119A JP H08120119 A JPH08120119 A JP H08120119A JP 6077801 A JP6077801 A JP 6077801A JP 7780194 A JP7780194 A JP 7780194A JP H08120119 A JPH08120119 A JP H08120119A
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JP
Japan
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rubber
weight
butadiene
hydrogenated
amount
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Application number
JP6077801A
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English (en)
Inventor
Akira Saito
章 斉藤
Yasunobu Nakafumi
泰伸 仲二見
Haruo Yamada
春夫 山田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 特定の結合S/結合Bの重量比率と特定のB
部分のミクロ構造を有するS−B共重合体ゴムをB部分
を基準として、水素添加率が10〜60%で、水素添加
された1,2結合量/水素添加された全2重結合量の比
率が0.6〜1.0となるようにB部二重結合をチタン
系水素添加触媒を用いて選択的に部分水素添加した、特
定のムーニー粘度とガラス転移温度を有する選択部分水
添ゴム100重量部に、特定のカーボンブラックを70
〜200重量部と、ゴム用伸展油40〜100重量部
と、加硫剤1〜10重量部を配合したタイヤトレッド用
ゴム組成物。[S:スチレン、B:ブタジエン] 【効果】 本発明の、加工性、グリップ、高速耐久性の
良好なタイヤトレッド用ゴム組成物は、高度の高速性能
を必要とする自動車タイヤの材料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム状重合体組成物に
関し、詳しくはタイヤトレッド用途に使用した場合に極
めて良好なグリップ性能を有し、かつ低発熱性で高速耐
久性の優れたタイヤトレッドをもたらすゴム状重合体組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車産業の発展とともに、自動
車に装着されるタイヤに対して、以前にも増して安全
性、操縦安定性、経済性、居住性、無公害性などの各種
性能の向上が望まれている。特に、自動車の走行能力向
上と高速道路の整備が進んで高速で走行する自動車が増
加し、またモータースポーツが普及するにつれて、たと
えば200Km/時以上の高速度で走行するタイヤに対
し、高速走行時のブレーキ特性、操縦安定性、コーナリ
ング特性の改良が求められるとともに、高速走行におけ
る発熱によるブローアウト防止など高速耐久性も求めら
れるようになってきた。
【0003】タイヤの操縦性能は、主にタイヤトレッド
のグリップ性能に影響されるので、従来よりトレッドゴ
ム組成物としてヒステリシスロスの高い組成物を使用す
ることで、路面との摩擦係数を高くすることが広く行わ
れている。トレッドゴム組成物のヒステリシスロスを高
くするためには、使用する原料ゴムとして、通常の原料
ゴムよりも高いガラス転移温度(Tg:DSCで測定し
た外挿開始温度)を有するゴム状重合体を使用すること
や、粒子径が小さく表面積の大きいカーボンブラックを
一般のタイヤトレッド組成物に比べ多く配合する方法が
広く行われている。
【0004】しかし、Tgの高い原料ゴムを使用する方
法では、原料ゴムのTgを高くするほどヒステリシスロ
スが増加するものの配合物は低温で硬くなり、5℃以下
の寒冷地でのタイヤのグリップ性能や雪上・氷上での性
能が極端に低下するなどの問題があり、またヒステリシ
スロスが高いためトレッド配合物の発熱も劣る。
【0005】一方、粒子径の小さいカーボンブラックを
使用することは、トレッド配合物の発熱を多くして転が
り抵抗を増やし、極端な場合はタイヤのブローアウトな
どの問題を起こして高速耐久性が低下すると共に、この
様なカーボンブラックは表面積が極めて大きいため、ゴ
ムとの相互作用が増加し、ゴム配合物の粘度が大きくな
って加工性が悪くなりカーボンブラックを均一に分散さ
せることが比較的難しいなどの問題点を有している。
【0006】そのため、一般に高速操縦性を要求される
タイヤトレッド配合物には、ブローアウトを避けるため
分子量が比較的高くTgが−60〜−40℃と極端には
高くないポリマーを用い、さらにポリマー100重量部
あたり70〜130重量部の粒子径の小さいカーボンブ
ラックを使用するのが一般的であるが、高速耐久性は必
ずしも十分とは言えず、また分子量の高いポリマーを使
用するため配合物の粘度が高くなるので混練・押出・成
型と行った工程での加工がしにくいという問題は未解決
のままである。
【0007】このように、従来の一般的な技術ではグリ
ップ性能と耐発熱性に代表される高速耐久性が両立さ
れ、かつ加工性の良好な組成物をもたらすのは困難とさ
れてきた。そこで、上記の問題点を解決するため、改良
された原料ゴムを用いる方法、改良されたカーボンブラ
ックを使用する方法、特定の加硫系を使用する方法によ
る高速耐久性の良好なタイヤトレッド用途のゴム組成物
が幾つか提案されている。
【0008】例えば、特公平3−77223号公報に
は、低発熱性とウェット・グリップ特性を兼ね備えた上
に低温性能も向上したタイヤトレッド用ゴム組成物とし
て、Tgが−30℃〜−50℃のスチレン−ブタジエン
共重合体ゴムと、Tgが−70℃以下のポリブタジエン
ゴムの混合物を原料ゴムとして用い、−30℃で特定の
貯蔵剪断弾性率を有するゴム組成物を用いることが提案
されている。この提案の技術はポリブタジエンゴムをブ
レンドすることにより、グリップ性能の低下をもたらす
とともに、元来加工性が優れないポリブタジエンゴムを
ブレンドするため加工性に関しては何等解決されていな
い。
【0009】また、特公平4−53895号公報には、
特定の構造のスチレンーブタジエン共重合体を主体とす
る原料ゴム100重量部に、カーボンブラック80〜1
50重量部と軟化剤30〜120重量部を加え、チウラ
ム系加硫剤を0.1〜1.5重量部を含む加硫促進剤を
使用することによって、加硫後の架橋構造を特定化する
ことで、高い高速耐久性と大きいグリップ性能をもたら
す方法が開示されている。しかし、この方法によっては
性能の向上は可能なものの、加工性の向上は望めない。
【0010】一方、原料ゴムのポリブタジエンゴムまた
はスチレン−ブタジエン共重合体ゴムのブタジエン部分
の二重結合を水素添加することにより、タイヤに使用さ
れるゴム配合物の性能を向上することも、これまでにい
くつか提案されている。たとえば、特開昭60−252
643号公報には、分子量分布曲線の形状がポリモーダ
ルなジエン系共重合体を水素添加したゴム組成物を使用
する方法、特開昭62−283105号公報には末端官
能基を有するジエン系共重合体を水素添加したゴム組成
物を使用、さらに特開昭63−41547号公報には、
分岐状ジエン系重合体と直鎖状の官能基含有ジエン系重
合体を水素添加したゴム組成物を使用する方法が示され
ている。
【0011】これらの方法は、転がり抵抗、加工性、耐
摩耗性等の改良と耐熱性や耐候性の改良を目指してい
る。しかしこれらの方法における転がり抵抗、加工性、
耐摩耗性の性能向上は分子量分布曲線の形状や末端官能
基の寄与によるものであり、一方、ジエン部分の水素添
加は耐候性・耐熱性の向上に寄与し、それはジエン系ゴ
ムの二重結合を減らすほどその組成物の欠点である耐熱
性や耐候性が改良されるという一般的な考え方に基づい
たものである。いずれにしても、これら方法は水素添加
されたブタジエン部分と水素添加されていないブタジエ
ン部分を特定の比率で存在させることでグリップ性能・
耐発熱性・加工性の向上を目指すものでなく、それらは
高速走行時が良好なタイヤ用組成物をもたらすものでは
なかった。
【0012】さらに、特開平4−227648号公報に
は、ジエン系重合体のビニル結合を選択的に部分水素添
加することにより、高モジュラス、高反発弾性、低発熱
性のゴム組成物が提案されている。しかし、この方法だ
けでは、やはりグリップ性能および加工性が十分な組成
物は達成されなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、グリップ性
能と耐発熱性を両立させた高速走行時の性能が良好であ
り、加工性能が極めて良好な乗用車タイヤトレッド用ゴ
ム配合物をもたらす原料ゴムおよびゴム組成物を提供す
ることを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
発明者らは鋭意研究の結果、タイヤトレッド用ゴム配合
物の原料ゴムとして、特定の限定されたポリマー構造の
ゴム状重合体を用い、さらにこのゴム状重合体を特定組
成のゴム組成物として使用することにより上記課題が解
決できることを見出し、本発明に到達した。
【0015】すなわち本発明は、 (A)下記(a)〜(e)の条件を満たす選択部分水添
ゴムを原料ゴムとして100重量部に、 (a)結合スチレン/結合ブタジエンの重量比率が25
/75〜50/50で (b)ブタジエン部分のミクロ構造の1,2結合量/
1,4結合量のモル比率が20/80〜60/40であ
るスチレンーブタジエン共重合体ゴムを (c)ブタジエン部分を基準として (c−1)水素添加率が10〜60% (c−2)水素添加された1,2結合量/水素添加され
た全2重結合量の比率が0.6〜1.0 となるようにブタジエン部二重結合をチタン系水素添加
触媒を用いて選択的に部分水素添加した、 (d)ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が70〜
200で (e)ガラス転移温度が−50〜−15℃である。 (B)窒素吸着比表面積が、90〜200m2 /g、D
BP吸油量が、110〜200ml/100gのカーボ
ンブラックを70〜200重量部と、 (C)ゴム用伸展油を40〜100重量部と、 (D)加硫剤を1〜10重量部 を配合したタイヤトレッド用ゴム組成物及び該組成物に
おいて、原料として(A)の選択部分水添ゴム50〜9
5重量%と、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、ポリ
ブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴムから選
ばれた1種又は2種以上のゴム5〜50重量%でよりな
るゴム用いるタイヤトレッド用ゴム組成物を提供するも
のである。
【0016】本発明を構成する原料ゴムの選択部分水添
ゴムは、特定構造のスチレンーブタジエン共重合体のブ
タジエン部分を選択的にかつ部分的に水素添加(以下水
添と略す)して得られるゴム状重合体である。この選択
部分水添ゴムについて以下に詳しく述べる。
【0017】本発明を構成する選択部分水添ゴムの前駆
体のスチレン−ブタジエン共重合体の結合スチレン/結
合ブタジエンの重量比率は25/75〜50/50の範
囲である。結合スチレン量が25重量%未満では、タイ
ヤトレッドに用いた時の組成物のグリップ力が不足し、
結合スチレン量が50重量%を超えると、硬度が増加
し、タイヤトレッド組成物の耐摩耗性、低温性能が大幅
に低下する。
【0018】結合スチレン/結合ブタジエンの重量比率
は好ましくは30/70〜45/55の範囲であり、特
に好ましくは30/70〜42/58の範囲である。上
記の結合スチレン/結合ブタジエンの重量比率の範囲で
あればスチレンは共重合体の分子鎖中に、ランダム、ブ
ロックあるいは一部ブロックなどいずれの連鎖形態で結
合しているものでも用いることが可能であるが、スチレ
ンが連なったブロックスチレンを多く含まないものが、
組成物の耐発熱性の点で好ましく、オスミウム酸による
分解法や、オゾン分解法で測定されたスチレンのブロッ
ク率が結合スチレン量の10重量%以下であることが好
ましい。
【0019】選択部分水添ゴムの前駆体のスチレン−ブ
タジエン共重合体のブタジエン部分のミクロ構造の1,
2結合量/1,4結合量のモル比率は20/80〜60
/40の範囲である。ブタジエン部分の結合様式には、
1,2結合(ビニル結合と同義)と、シス−1,4結合
(シス結合と同義)、トランス−1,4結合(トランス
結合と同義)が存在し、本発明における1,4結合量
は、シス−1、4結合量とトランス−1,4結合量の合
計量である。
【0020】1,2結合量が20%未満で、1,4結合
量が80%を超えると、水添可能な1,2結合量が不十
分でトレッド組成物に用いた時の耐発熱性が劣り、一
方、1,2結合量が60%を超え、1,4結合量が40
%未満となると、組成物の強度・耐摩耗性・低温性能が
極端に悪化する。1,2結合量/1,4結合量のモル比
率は25/75〜55/45の範囲が好ましく、1,2
結合量/1,4結合量のモル比率は30/70〜55/
45の範囲が更に好ましい。ブタジエン部分の各結合様
式は分子鎖内に均一に存在するものや、分子鎖に沿って
増加または減少するものなどの種々の連鎖形態のものが
使用できる。
【0021】選択部分水添ゴムの前駆体のスチレン−ブ
タジエン共重合体は、公知の代表的な方法として、ペン
タン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン
などの炭化水素系の溶剤中において、有機リチウム化合
物ないし他の有機アルカリ金属化合物と重合開始剤とし
て使用して、スチレンとブタジエンを共重合することに
より得られる。結合スチレン/結合ブタジエンの重量比
率は用いる単量体のスチレンとブタジエンの仕込み比率
で調節可能である。ブタジエン部分の1,2結合量/
1,4結合量のモル比率を本発明で特定する範囲とする
ためには、エーテル、ポリエーテル、三級アミン、ポリ
アミンなどの極性化合物を添加するこにより可能とな
る。
【0022】一般に、有機リチウム化合物を重合開始剤
とする場合は、1,2結合量が増加しても、トランス−
1,4結合/シス−1,4結合のモル比はほぼ一定であ
り、1.3〜1.5の範囲である。さらに、重合の途中
や終了後に、ジビニルベンゼン、4塩化ケイ素、4塩化
スズ、ポリエステル、ポリエポキサイド、ベンゾフェノ
ン化合物、環状アミド、環状イミドなどの官能性化合物
を系に加えて活性リチウム末端と反応させることにより
分岐状重合体とすることや末端官能基含有重合体とする
事も可能であり、これらの分岐状重合体や末端官能基含
有重合体もその特徴を生かして本発明に使用できる。ポ
リマーの製造プロセスは、回分法、連続法あるいはそれ
らの組合わせなど公知の方法が採用できる。
【0023】本発明を構成する選択部分水添ゴムは、前
記のスチレン−ブタジエン共重合体のブタジエン部分の
二重結合を、チタン系水素添加触媒を用いて特定の水素
添加構造となるように水添した特徴のあるゴム状重合体
である。この選択部分水添ゴムは、ブタジエン部分を基
準として、水素添加率が10〜60%の範囲であり、水
素添加された1,2結合量/水素添加された全2重結合
量の比率が0.6〜1.0の範囲である必要があり、水
素添加に関して前記の2つの要件が満たされていなけれ
ばならない。
【0024】水素添加率が10%未満ではトレッド組成
物の耐発熱性の改良効果が少なく、一方水素添加率が6
0%を超えるとカーボンブラックとの反応性が減少し
て、トレッド組成物の強度、耐摩耗性、耐久性が大幅に
低下する。水素添加率は10〜55%の範囲が好まし
く、15〜50%の範囲が特に好ましい。
【0025】水素添加された1,2結合量/水素添加さ
れた全2重結合量の比率が0.6未満では、水素添加さ
れた1,4結合量すなわちテトラメチレン単位が多くな
り硬度が増加して加工性が悪化するとともに、耐発熱
性、耐摩耗性が低下する。水素添加された1,2結合量
/水素添加された全2重結合量の比率は0.7〜1.0
の範囲が好ましい。
【0026】上記の特定の水添構造を有した選択部分水
添ゴムを得るためには、チタン系水素添加触媒すなわち
チタンの有機金属化合物単独あるいはそれとリチウム、
マグネシウム、アルミニウムなどの有機金属化合物から
なる均一系水素添加触媒(特公昭63−4841号公
報、特公平1−37970号公報)を用い、低圧、低温
の比較的穏和な条件で水素添加する方法が用いられる。
この触媒系は少量で水添反応が可能であり、反応後の触
媒残査の除去が不要である。しかし、このチタン系水素
添加触媒を使用しても水素添加率が本発明の範囲より高
くなる場合には、水添重合体は望ましい性能とはならな
いので、反応温度、触媒量、水素の供給量などの反応条
件で、水添率を調節する必要がある。
【0027】また、このチタン系の水添触媒系を用いる
ことにより、1,2結合の水添選択性が高く、加えて水
添前の重合体に比較して同一の分子量であっても配合物
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が低下し加工性
が向上した選択部分水添ゴムが得られる。
【0028】本発明の選択部分水添ゴムのムーニー粘度
(ML1+4,100℃)は、トレッド配合物の耐発熱
性・強度を保持し、十分な加工性をもたらすもたらすた
めに70〜200の範囲である必要がある。ムーニー粘
度が70未満では耐発熱性・強度・耐摩耗性が不十分で
あり、ムーニー粘度が200を超えると加工性が問題と
なる。ムーニー粘度は80〜160の範囲が好ましい。
【0029】本発明の選択部分水添ゴムのガラス転移温
度(Tg)は−50〜−15℃の範囲である必要があ
る。本発明で特定するガラス転移温度はDSCを使用し
て測定した外挿温度である。選択部分水添ゴムのガラス
転移温度は、結合スチレン量およびブタジエン部分の結
合様式(シス結合、トランス結合、1,2−結合、水添
1,4結合、水添1,2−結合)の量で決まるが、1,
2−結合の選択部分水添により、水添前の重合体と比較
して選択部分水添ゴムのガラス転移温度は1〜10℃低
下する。ガラス転移温度が−50℃未満では、トレッド
配合物のグリップ性能が低く、一方ガラス転移温度が−
15℃を超えると、低温性能、耐摩耗性が大幅に悪化す
る。ガラス転移温度は−45〜−20℃の範囲が好まし
い。
【0030】本発明の選択部分水添ゴムの分子量分布
(重量平均分子量(Mw)と、数平均分子量(Mn)の
比(Mw/Mn))は1.05〜4.0の範囲が好まし
い。
【0031】本発明の選択部分水添ゴムは、一般のゴム
において行われているように選択部分水添ゴム100重
量部に対しゴム用伸展油を5〜100重量部添加し油展
ゴムとして実用に供することが可能である。選択部分水
添ゴムのムーニー粘度が80以上のときには加工性を向
上するために油展ゴムとするのが好ましい。油展ゴムと
した場合の油展ムーニー粘度(ML1+4,100℃)
は30〜80が好ましい範囲である。使用する伸展油と
しては、アロマチック系、ナフテン系、パラフィン系の
ものが使用されるが、中でもアロマチック系伸展油が好
ましい。油展ポリマーとした場合には、一般の油展ポリ
マーで知られているのと同様に、本発明の選択部分水添
ゴムのTgは伸展油の量に応じて変化し、選択部分水添
ゴムのTgと伸展油のTgの重量平均値となることを留
意する必要がある。
【0032】つぎに、本発明のゴム組成物においては特
定の性状の補強性カーボンブラックを特定の量の範囲で
使用することにより、グリップ性能を付与し、良好な耐
摩耗性を有するものにする。本発明において選択部分水
添ゴムは、ゴム組成物の原料ゴムとして単独で使用する
か、選択部分水添ゴムの特徴を失わない範囲で他のゴム
状重合体とともに使用する。他のゴム状重合体とともに
使用する場合は選択部分水添ゴムは、原料ゴムの50〜
95重量%の範囲で使用する。
【0033】また、選択部分水添ゴムとともに本発明に
おいて原料ゴムの5〜50重量%の範囲で使用するゴム
は、ポリブタジエンゴムまたはスチレン−ブタジエン共
重合体ゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴムから選ばれ
た1種又は2種以上である。これらのゴムは、本発明の
タイヤトレッド用ゴム組成物の加工性、強度、低温性能
等の改良の目的で選択部分水添ゴムとともに本発明のタ
イヤトレッド用ゴムに使用されるが、それらは選択部分
水添ゴムによってもたらされるタイヤトレッド用ゴム組
成物のグリップ性能・耐発熱性の長所を大幅に阻害する
ものであってはならない。
【0034】本発明のゴム組成物に用いるカーボンブラ
ックは、窒素吸着比表面積が、90〜200m2 /g、
DBP吸油量が、110〜200ml/100gのカー
ボンブラックであり、原料ゴム100重量部に対し70
〜200重量部用いる。この、カーボンブラックは標準
的なカーボンブラックに比較して小粒子径で、高活性な
ものである。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が9
0未満またはDBP吸油量が110未満では、強度、耐
摩耗性が劣る。一方カーボンブラックの窒素吸着比表面
積が200を超えるものはまたはDBP吸油量が200
をこえるものは、分散不良および加工性が劣る。
【0035】カーボンブラックの量が原料ゴム100重
量部に対し70重量部未満では、グリップが不十分であ
り、200重量部を超えると加工性が悪くなり、また耐
発熱性が劣る。カーボンブラックの量は、80〜150
重量部の範囲が好ましい。さらに、カーボンブラックと
ともにシリカ、クレー、炭酸カルシウムなどの無機系の
補強剤ないし充填材を必要に応じて使用することも可能
である。
【0036】つぎに、本発明のゴム状重合体組成物には
ゴム用伸展油が使用され、ゴム状重合体100重量部あ
たり、40〜100重量部配合される。ゴム用伸展油の
量はカーボンブラックの量に応じて増量し、加硫後のト
レッド配合物の弾性率を調節するように使用される。ゴ
ム用伸展油の量が40重量部未満では、トレッド配合物
の弾性率が高くなりすぎて操縦安定性が不足し、100
重量部を超えると耐発熱性が悪化する。
【0037】つぎに、本発明のゴム状重合体組成物に
は、加硫剤がゴム状重合体100重量部あたり1〜10
重量部の範囲で使用される。加硫剤としては代表的なも
のとして硫黄が使用され、その他に硫黄含有化合物、過
酸化物などか使用される。また、加硫剤と併用してスル
フェンアミド系、グアニジン系、チウラム系などの加硫
促進剤が必要に応じた量使用される。さらに、ゴム用薬
品として亜鉛華、ステアリン酸、加硫助剤、老化防止
剤、加工助剤が目的にて必要量使用される。
【0038】本発明のゴム状重合体組成物は、原料ゴム
とカーボンブラック、ゴム用伸展油、ゴム用薬品等とを
インターナル・ミキサーやミキシング・ロールを使用し
て混練し、さらに硫黄などの加硫剤および加硫促進剤な
どを配合し成形後、140〜180℃の温度で加硫され
た加硫ゴム配合物となった状態でその性能を発揮し、タ
イヤトレッドに使用される。
【0039】本発明のゴム状重合体は、カーボンブラッ
クを含む加硫ゴム配合物の形態で、高性能タイヤ、オー
ルシーズンタイヤを代表的なものとするタイヤトレッド
配合物に好適に使用されるが、他のタイヤ用途や防振ゴ
ム、ベルト、工業用品、はきものなどにもその特徴を生
かして適用できる。
【0040】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明を具体的
に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するもので
はない。
【0041】参考例 選択部分水添ゴムの製法:内容積10リットルで、底部
に入口、頭部に出口を有し、攪拌機およびジャケットを
付けたオートクレーブを反応器として2基直列に連結
し、1基目の反応器底部より定量ポンプを用いてブタジ
エンを20.7g/分、スチレンを9.3g/分、シク
ロヘキサンを120g/分、極性物質としてテトラメチ
ルエチレンジアミンを0.022g/分、重合開始剤と
して、n−ブチルリチウムを0.011g/分の速度で
それぞれ連続的に供給し、反応器内温を100℃に保持
した。反応器頭部より重合体溶液を連続的に抜き出し、
2基目の反応器の供給した。2基目の反応器に活性重合
体1モル当たり0.5当量のテトラグリシジル−1,3
−ビスアミノシクロヘキサンを連続的に添加しカップリ
ング反応をさせた。
【0042】得られたポリマー溶液を別の内容積10リ
ットルで攪拌機およびジャケットを付けたオートクレー
ブ型反応器に連続的に供給し、水添触媒としてジーp−
トリル−ビス(1−シクロペンタジエニル)チタニウム
/シクロヘキサン溶液とn−ブチルリチウム/n−ヘキ
サン溶液の混合溶液をポリマーに対しチタニウムが50
ppmとなる量を連続的に加え、この重合体溶液をアト
マイザ−に導入し水素2.5kg/cm2 にて連続的に水
添した。
【0043】酸化防止剤を添加後、溶媒を除去し選択部
分水添ゴムを得、分析に供した。さらにこの重合体溶液
にアロマチック油(ジャパンエナジ−(株)製X−14
0)を、重合体100重量部当たり37.5重量部添加
し油展ゴム(試料A−3)を得た。また、アトマイザー
での水素圧、水添触媒量、攪拌条件を変化し、水添率の
異なる選択部分ゴム(試料A−2、A−4〜A−7)を
得た。また、水添する前の重合体溶液の一部を採取し、
酸化防止剤を添加後溶媒を除去し、水添していない重合
体(試料A−1)を得た。
【0044】試料A−1を、分析した結果、結合スチレ
ン量が31%、結合ブタジエン量が69%、赤外分光光
度計を用いた測定結果よりハンプトン法に準じて計算し
て求めたブタジエン部分のミクロ構造は、1,2結合量
が32%、シス−1,4結合量が29%、トランス−
1,4結合量が39%、ムーニー粘度(ML1+4,1
00℃)は140、ガラス転移温度が−42℃、THF
を溶媒としたGPC測定(ポンプ:島津製作所LC−5
A、カラム:HSG−40、50、60各1本、検出
器:RI)による分子量分布は、重量平均分子量(M
w)が48.5万、数平均分子量(Mn)が18.3、
分子量分布(Mw/Mn)は2.65であり、GPC曲
線の形状はモノモーダルであった。
【0045】さらに、試料A−1を得たのと同様な方法
で、結合スチレン量、ブタジエン部分の1,2結合量、
ムーニー粘度、ガラス転移温度の異なる水添前の重合体
(試料(B−1、C−1、F−1)を調整した。また、
これらを試料A−3を得たのと同様な水添反応に供し、
結合スチレン量、ブタジエン部の1,2結合量、水素添
加率、ムーニー粘度、ガラス転移温度の異なる選択部分
水添された重合体(試料B−2〜B−5、C−2〜C−
3、D−1、E−1、F−2、G−1、H−1、J−
1、K−1、L−1、M−1、Q−1)を得た。
【0046】また、試料N−1およびP−1は、水添前
の重合体は試料A−1を得たのと同様な方法を用い、水
添触媒としてナフテン酸ニッケル/n−ブチルリチウム
/テトラハイドロフラン=1/8/20(モル比)のあ
らかじめ混合調整した溶液を使用して水添反応を行って
得られた部分水添重合体であり、比較のための試料であ
る。
【0047】以上の試料の分析値を表1−1〜表1−4
に示す。なを、分析は以下に示す方法により行った。 1)結合スチレン量、結合ブタジエン量 水添前の重合体をクロロホルム溶液とし、スチレンのフ
ェニル基によるUV254nmの吸収により結合スチレ
ン量[S](wt%)を測定し、結合ブタジエン量(w
t%)は100−[S]として計算で求めた。
【0048】2)ブタジエン部分の1,2結合量、1,
4結合量 水添前の重合体を重クロロホルム溶液とし、FT−NM
R(270MHz、日本電子(株)製)にて、 1H−N
MRスペクトルを測定し、化学シフト4.7〜5.2p
pm(シグナルC0 とする)の1,2結合によるプロト
ン(=CH2 )と、化学シフト5.2〜5.8ppm
(シグナルD0 とする)の1,4結合によるプロトン
(=CH−)の積分強度比により、1,2結合量[V]
(%in BD)を次の式で計算した。 [V]={2C0 /(C0 +2D0 )}×100 1,4結合量(%in BD)=100−[V]
【0049】3)水添率 2)に示す 1H−NMRスペクトルの方法で水添前の重
合体の1,2結合および1,4結合の積分強度を求め
た。部分水添重合体についても同様に 1H−NMRスペ
クトルを測定し、化学シフト0.6〜1.0ppm(シ
グナルA1 とする)の水添した1,2結合によるメチル
プロトン(−CH3 )、化学シフト4.7〜5.2pp
m(シグナルC1 とする)の水添されていない1,2結
合によるプロトン(=CH2 )、化学シフト5.2〜
5.8ppm(シグナルD1 とする)の水添されていな
い1,4結合によるプロトン(=CH−)の積分強度を
求め、次のように水添率を計算した。
【0050】まず、 p=3C0 /(3C1 +2A1 ) A11=p×A1 C11=p×C1 D11=p×D1 とし 1,2結合の水添率[B](%)は次式で求めた。 [B]={2A11/(2A11+3C11)}×100 1,4結合の水添率[C](%)は次式で求めた。 [C]={(2D0 −C0 −2D11+C11)(2D0 −C
0 )}×100 ブタジエン部全体の水添率[A](%in BD)は次
式で求めた。 [A]={[V]×[B]+(100−[V])×
[C]}/100 水添した1,2結合量[Hv]、水添した1,4結合量
[Hb]とすると [Hv](%in BD)=[V]×[B]/100 [Hb](%in BD)=(100−[V])×[C]/1
00
【0051】4)ガラス転移温度 DSCを使用し、昇温速度10℃/分で測定。外挿開始
温度(On setpoint)をTgとした。
【0052】実施例1〜13、比較例1〜15 表1−1〜表1−4に示す試料を原料ゴムとして、下記
に示す配合および混練方法でゴム配合物を得た。
【0053】 [配合] 原料ゴム(選択部分水添重合体または未水添重合体) 100 カーボンブラック N234*1 85 アロマチックオイル X−140 50*2 亜 鉛 華 3 ステアリン酸 2 老化防止剤 810NA*3 1 加硫促進剤 CZ*4 1.6 硫 黄 2.4 *1 東海カーボン(株)製シースト7H 窒素吸着比表面積 131m2 /g DBP吸油量 123ml/100g *2 量は油展ポリマーに含まれる量と追加量の合計 *3 N−イソプロピル−N´−フェニル−p−フェニレンジアミン 大内新興製(株)ノクラック810NA *4 N−シクルヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド 大内新興製(株)ノクセラーCZ 。
【0054】[混練方法]B型バンバリーミキサー(容
量1.7リットル)を使用。原料ゴム、カーボンブラッ
ク、アロマチックオイル、亜鉛華、ステアリン酸、老化
防止剤を混練、最高到達温度170℃) 冷却後、80℃に設定したオープンロールにて硫黄と加
硫促進剤を混練。これを成型し、160℃20分間、加
硫プレスにて加硫し、以下のタイヤ性能を示す物性の性
能を測定した。
【0055】1)配合物ムーニー粘度:ムーニー粘度計
を使用し、100℃で測定。値が小さいほど加工性良。 2)硬さ:JIS−K−6301 JIS−A硬度計で
測定した。 3)引張強度:JIS−K−6301の引張試験法によ
り測定。 4)耐発熱性:グッドリッチ・フレクソメーターを使
用。回転数1800rpm、ストローク0.225イン
チ、荷重55ポンド、開始温度100℃、20分後の温
度と開始温度との差ΔTを測定。
【0056】5)グリップ性能:粘弾性スペクトロメー
ター(岩本製作所製)を使用し、10Hz、0℃、動歪
み±1%の条件で測定したE´とTanδの値より算
出。値が大きいほグリップ性能が良好。 6)耐摩耗性:ピコ摩耗試験機を使用して測定。値が大
きいほど耐摩耗性良。
【0057】性能の測定結果を表2−1、2−2に示
す。また、図1にグリップ性能と耐発熱性のバランスを
示す。実施例1〜15の本発明で限定する選択部分水添
ゴムを用いた組成物は、良好な耐発熱性・グリップ性能
・耐摩耗性を示している。これに対し、水添していない
重合体を使用した比較例1、4、6、7の組成物および
選択部分水添しているが本発明の限定より少ない重合体
を使用した比較例2の組成物はいずれも耐発熱性が劣
る。
【0058】比較例3は水添した1,2結合の比率が本
発明の限定より少ない重合体を使用した組成物であり、
比較例5は水添率が本発明の限定より高い組成物である
が、いずれも加工性が劣り、硬さが高く、引張強度が低
く好ましくない。比較例8は原料ゴムのガラス転移温度
が本発明の限定より低く、組成物のグリップ性能が劣
る。
【0059】比較例9は原料ゴムの結合スチレン量が本
発明の限定より少なく、ガラス転移温度に相応したグリ
ップ性能が得られず、引張強度、耐摩耗性も劣る。比較
例10は原料ゴムの1,4結合量が本発明の限定より少
なく、硬さが高すぎるとともに耐発熱性が劣る。比較例
11は原料ゴムの結合スチレン量が本発明の限定より多
く、硬さが大幅に上昇し、耐発熱性が劣る。
【0060】比較例12は原料ゴムの1,2結合量が本
発明の限定より多く、引張強度、高耐摩耗性も劣る。比
較例13、14は水添触媒が本発明の限定にないもので
あり、水添した1,2結合の比率が本願の限定より低
く、いずれも耐発熱性が劣る。比較例15は原料ゴムの
ムーニー粘度が本発明の限定より低く、耐発熱性が劣
る。
【0061】実施例2、14〜16、比較例16〜18 試料A−4の選択部分水添ゴムを原料ゴムとして用い、
表3に示す配合で実施例1と同様にゴム組成物とし、性
能を測定した。その結果を表3に示す。本発明で限定す
る特性を有するカーボンブラックを本発明で限定する量
使用した配合の実施例2、14〜16の組成物は、良好
な耐発熱性・グリップ性能・耐摩耗性を示している。
【0062】比較例16はカーボンブラックの配合量が
本発明の限定より少なく、グリップが劣る。比較例17
はアロマチックオイルの配合量が本発明の限定より少な
く、加工性が劣り、硬度が高すぎてグリップ性能が劣
る。比較例18は本発明で限定する特性の範囲にないカ
ーボンブラックであり、グリップ性能、耐摩耗性が劣
る。
【0063】実施例17〜21、比較例19〜20 試料B−3または試料F−2の選択部分水添ゴムを用
い、表4に示す他のゴムとのブレンド系を原料ゴムとし
て表4に示す配合で実施例1と同様にゴム組成物とし、
性能を測定した。その結果を表4に示す。表4に示すご
とく本発明の実施例17〜21の組成物は、良好な耐発
熱性・グリップ性能・耐摩耗性を示している。これに対
し,比較例19、20の組成物はグリップ性能が劣る。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】
【表6】
【0070】
【表7】
【0071】
【表8】
【0072】
【発明の効果】本発明の部分水添の選択性を特定した選
択部分水添ゴムを特定のカーボンブラックを含む配合で
用いることにより、加工性、グリップ、高速耐久性の良
好なタイヤトレッド用ゴム組成物が提供される。このタ
イヤ用ゴム組成物は、高度の高速性能を必要とする自動
車タイヤの材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明組成物のグリップ性能と耐熱性のバラン
スのよさを示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記(a)〜(e)の条件を満た
    す選択部分水添ゴムを原料ゴムとして100重量部に、 (a)結合スチレン/結合ブタジエンの重量比率が25
    /75〜50/50で (b)ブタジエン部分のミクロ構造の1,2結合量/
    1,4結合量のモル比率が20/80〜60/40であ
    るスチレンーブタジエン共重合体ゴムを (c)ブタジエン部分を基準として (c−1)水素添加率が10〜60% (c−2)水素添加された1,2結合量/水素添加され
    た全2重結合量の比率が0.6〜1.0 となるようにブタジエン部二重結合をチタン系水素添加
    触媒を用いて選択的に部分水素添加した、 (d)ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が70〜
    200で、 (e)ガラス転移温度が−50〜−15℃である。 (B)窒素吸着比表面積が、90〜200m2 /g、D
    BP吸油量が、110〜200ml/100gのカーボ
    ンブラックを70〜200重量部と、 (C)ゴム用伸展油40〜100重量部と、 (D)加硫剤を1〜10重量部を配合したタイヤトレッ
    ド用ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (A−1)下記(a)〜(e)の条件を
    満たす選択部分水添ゴムが原料ゴムの50〜95重量%
    と、 (a)結合スチレン/結合ブタジエンの重量比率が25
    /75〜50/50で (b)ブタジエン部分のミクロ構造の1,2結合量/
    1,4結合量のモル比率が20/80〜60/40であ
    るスチレン−ブタジエン共重合体ゴムを (c)ブタジエン部分を基準として (c−1)水素添加率が10〜60% (c−2)水素添加された1,2結合量/水素添加され
    た全2重結合量の比率が0.6〜1.0 となるようにブタジエン部二重結合をチタン系水素添加
    触媒を用いて選択的に部分水素添加した、 (d)ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が70〜
    200で、 (e)ガラス転移温度が−50〜−15℃である。 (A−2)スチレン−ブタジエン共重体ゴム、ポリブタ
    ジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴムから選ばれ
    た1種又は2種以上のゴムが原料ゴムの5〜50重量%
    である原料ゴム100重量部に、 (B)窒素吸着比表面積が、90〜200m2 /g、D
    BP吸油量が、110〜200ml/100gのカーボ
    ンブラックを70〜200重量部と、 (C)ゴム用伸展油40〜100重量部と、 (D)加硫剤を1〜10重量部 を配合したタイヤトレッド用ゴム組成物。
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