JPH0812025B2 - 吸着式ヒートポンプとその冷媒吸着剤ペア - Google Patents
吸着式ヒートポンプとその冷媒吸着剤ペアInfo
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- JPH0812025B2 JPH0812025B2 JP2143527A JP14352790A JPH0812025B2 JP H0812025 B2 JPH0812025 B2 JP H0812025B2 JP 2143527 A JP2143527 A JP 2143527A JP 14352790 A JP14352790 A JP 14352790A JP H0812025 B2 JPH0812025 B2 JP H0812025B2
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- Y02B30/62—Absorption based systems
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸着式冷暖房機あるいはヒートポンプに用
いられる冷媒と吸着剤に係り、特に吸着式冷暖房機ある
いはヒートポンプを効率良く動作させて冷凍サイクルを
実現する冷媒と吸着剤の組み合せに関する。
いられる冷媒と吸着剤に係り、特に吸着式冷暖房機ある
いはヒートポンプを効率良く動作させて冷凍サイクルを
実現する冷媒と吸着剤の組み合せに関する。
冷媒と吸着剤の組み合せで冷凍サイクルを駆動し、冷
熱を発生させるという原理は古くから知られている。例
えば、特開昭55−152355公報、特開昭57−80158公報、
特開昭60−36852公報、特開昭62−91762公報、には、吸
着式冷凍機の原理、動作方法が示されており、この原理
は広く一般に認識されている。吸着式冷凍機は熱を駆動
力として冷熱を発生させる装置であり、冷熱発生用とし
ての応用例がほとんどである。これは、大半の吸着式冷
凍機が冷媒、吸着剤のペアとして、H2O−ゼオライト、H
2O−シリカゲル、H2O−活性炭等のように、水を冷媒と
して構成されているためである。また駆動熱源として
は、太陽熱、廃熱等の比較的低温の熱が用いられること
が多いが、これは吸着式冷凍機がCOPが低いということ
から補助的な冷熱発生器とみなされているためである。
熱を発生させるという原理は古くから知られている。例
えば、特開昭55−152355公報、特開昭57−80158公報、
特開昭60−36852公報、特開昭62−91762公報、には、吸
着式冷凍機の原理、動作方法が示されており、この原理
は広く一般に認識されている。吸着式冷凍機は熱を駆動
力として冷熱を発生させる装置であり、冷熱発生用とし
ての応用例がほとんどである。これは、大半の吸着式冷
凍機が冷媒、吸着剤のペアとして、H2O−ゼオライト、H
2O−シリカゲル、H2O−活性炭等のように、水を冷媒と
して構成されているためである。また駆動熱源として
は、太陽熱、廃熱等の比較的低温の熱が用いられること
が多いが、これは吸着式冷凍機がCOPが低いということ
から補助的な冷熱発生器とみなされているためである。
冷凍、空調の分野では、冷房とヒートポンプによる暖
房が可能な、電動コンプレッサを使ってフロンを圧縮す
る空調機器が主流になりつつある。ガス空調の主流であ
る吸収式に関しては、作動媒体としてLiBr−H2Oが用い
られているので、0℃以下の水の凍結の問題があり、未
だにヒートポンプ暖房の見通しが立っていない。吸収式
冷凍機においてヒートポンプを実現するための作動媒体
の研究は数多く行われているが、有機作動媒体にたよら
ざるを得ない以上、作動媒体の熱安定性の問題、高温駆
動の高効率の冷房運転とヒートポンプ運転の可能な精溜
操作の必要性等の問題があり、ヒートポンプ運転が可能
な吸収式冷暖房機の実現は難しい状態にある。
房が可能な、電動コンプレッサを使ってフロンを圧縮す
る空調機器が主流になりつつある。ガス空調の主流であ
る吸収式に関しては、作動媒体としてLiBr−H2Oが用い
られているので、0℃以下の水の凍結の問題があり、未
だにヒートポンプ暖房の見通しが立っていない。吸収式
冷凍機においてヒートポンプを実現するための作動媒体
の研究は数多く行われているが、有機作動媒体にたよら
ざるを得ない以上、作動媒体の熱安定性の問題、高温駆
動の高効率の冷房運転とヒートポンプ運転の可能な精溜
操作の必要性等の問題があり、ヒートポンプ運転が可能
な吸収式冷暖房機の実現は難しい状態にある。
吸収式と比較して精溜操作が不要という利点を持つ吸
着式の場合、ガスエネルギ駆動による冷暖房機を実現す
るには、まず、冷凍運転でのCOPの向上が必要条件であ
る。吸着式の冷房COPはおよそ0.3〜0.4程度であり、吸
収式の0.9〜1.0に比較して著しく低い。これは吸収式が
二重効用運転されているのに対して、吸着式が単効用運
転であるのと、バッチ操作のため熱のロスが大きいのが
原因となっている。しかし、この点に関しては、特表昭
61−502008号公報、米国特許4610148等に記載されてい
るように、吸着熱を再利用するサイクルが提案され、吸
着式の低効率を改善する見通しが立ってきた。
着式の場合、ガスエネルギ駆動による冷暖房機を実現す
るには、まず、冷凍運転でのCOPの向上が必要条件であ
る。吸着式の冷房COPはおよそ0.3〜0.4程度であり、吸
収式の0.9〜1.0に比較して著しく低い。これは吸収式が
二重効用運転されているのに対して、吸着式が単効用運
転であるのと、バッチ操作のため熱のロスが大きいのが
原因となっている。しかし、この点に関しては、特表昭
61−502008号公報、米国特許4610148等に記載されてい
るように、吸着熱を再利用するサイクルが提案され、吸
着式の低効率を改善する見通しが立ってきた。
また、暖房時にヒートポンプ運転を行うことは、圧縮
式冷暖房機に対してランニングコストの点で競争力をも
つために重要である。しかし、暖房時のヒートポンプ運
転を実現するには、吸収式同様水以外の冷媒を用いなけ
ればならない。水以外で一般に考えられる冷媒は、アン
モニア、メタノール、フレオン等である。アンモニアに
関しては国内における規制が厳しいという問題があって
実用が難しく、メタノールは熱安定性が乏しく、高効率
を達成できるほどの高温には耐えられない。フレオンに
ついては、特開昭63−231149号公報に記載されているよ
うに、フレオン−シリカゲルのペアが提案されている。
しかしながらこのペアは、フレオンの蒸発潜熱が小さい
こととシリカゲル自体の吸着容量が小さいことのため
に、一度の脱吸着サイクルで得られる冷凍能力が小さ
く、経済的に成立ちうるかどうか明らかではない。一度
の脱吸着サイクルで得られる冷凍能力が小さいことは、
吸着ヒートポンプの吸着剤量を増大させ、吸着剤量の増
大は装置の大きさ、コストを大きくするばかりか、比熱
容量を増大させ冷凍サイクルのCOPを著しく低下させる
要因となる。
式冷暖房機に対してランニングコストの点で競争力をも
つために重要である。しかし、暖房時のヒートポンプ運
転を実現するには、吸収式同様水以外の冷媒を用いなけ
ればならない。水以外で一般に考えられる冷媒は、アン
モニア、メタノール、フレオン等である。アンモニアに
関しては国内における規制が厳しいという問題があって
実用が難しく、メタノールは熱安定性が乏しく、高効率
を達成できるほどの高温には耐えられない。フレオンに
ついては、特開昭63−231149号公報に記載されているよ
うに、フレオン−シリカゲルのペアが提案されている。
しかしながらこのペアは、フレオンの蒸発潜熱が小さい
こととシリカゲル自体の吸着容量が小さいことのため
に、一度の脱吸着サイクルで得られる冷凍能力が小さ
く、経済的に成立ちうるかどうか明らかではない。一度
の脱吸着サイクルで得られる冷凍能力が小さいことは、
吸着ヒートポンプの吸着剤量を増大させ、吸着剤量の増
大は装置の大きさ、コストを大きくするばかりか、比熱
容量を増大させ冷凍サイクルのCOPを著しく低下させる
要因となる。
以上述べたように、高効率の冷房運転、ヒートポンプ
運転を達成できるような冷媒−吸着剤のペアは見出され
ていないのが現状である。
運転を達成できるような冷媒−吸着剤のペアは見出され
ていないのが現状である。
本発明の課題は、吸着式ヒートポンプにおいて、暖房
時のヒートポンプ運転を可能にし、かつ高効率の冷房運
転を達成するにある。
時のヒートポンプ運転を可能にし、かつ高効率の冷房運
転を達成するにある。
上記の課題は、吸着剤に活性炭を用い、冷媒に2,2,2
トリフルオロエタノールを用いた吸着式ヒートポンプの
冷媒吸着剤ペアにより達成される。
トリフルオロエタノールを用いた吸着式ヒートポンプの
冷媒吸着剤ペアにより達成される。
上記の課題は、また、熱媒配管で接続され冷媒及び吸
着剤を内装した複数の吸着剤熱交換器と、該吸着剤熱交
換器それぞれに弁及び冷媒管を介して接続された凝縮器
と、該凝縮器に冷媒管を介して接続されるとともに前記
吸着剤熱交換器それぞれに弁及び冷媒管を介して接続さ
れた蒸発器と、前記熱媒配管に介装された熱媒加熱器、
熱媒冷却水熱交換器、熱媒循環ポンプと、前記蒸発器に
内装されて冷熱を取り出す冷水コイルとを含んでなる吸
着式ヒートポンプにおいて、吸着剤に活性炭を用い、冷
媒に2,2,2トリフルオロエタノールを用いることによっ
ても達成される。
着剤を内装した複数の吸着剤熱交換器と、該吸着剤熱交
換器それぞれに弁及び冷媒管を介して接続された凝縮器
と、該凝縮器に冷媒管を介して接続されるとともに前記
吸着剤熱交換器それぞれに弁及び冷媒管を介して接続さ
れた蒸発器と、前記熱媒配管に介装された熱媒加熱器、
熱媒冷却水熱交換器、熱媒循環ポンプと、前記蒸発器に
内装されて冷熱を取り出す冷水コイルとを含んでなる吸
着式ヒートポンプにおいて、吸着剤に活性炭を用い、冷
媒に2,2,2トリフルオロエタノールを用いることによっ
ても達成される。
第1図に吸着等圧線を用いた最適冷媒−吸着剤の特定
法の概念を示す。吸着剤への冷媒の吸着は吸着の開始か
ら終了まで蒸発器圧力下で行われ、吸着剤からの冷媒の
脱離は凝縮器圧力下で行われる。蒸発器圧力は蒸発器温
度Teで決定され、凝縮器圧力は冷房時には外気温によっ
て決定される凝縮器温度Tcで決まる。第1図の曲線1,2
は、それぞれの圧力のときの吸着剤の温度[K]と、冷
媒吸着濃度[冷媒重量(kg)/乾燥吸着剤重量(kg)]
の関係を示し、これら曲線は、冷媒吸着濃度、圧力、温
度を測定することで得られる。冷媒脱離時、吸着剤は加
熱され昇温すると同時に冷媒を放出しつつ、加熱可能な
最高温度T1に達して脱離を終了する。この時の冷媒吸着
濃度はx1となる。吸着過程では、吸着剤が冷却されると
同時に冷媒が吸着され、冷媒吸着濃度は温度の降下とと
もに上昇し、冷却可能な最低温度T2で吸着が終了する。
この時の冷媒吸着濃度はx2となる。ここで、x2−x1=Δ
xが冷凍に有効な冷凍発生量となる。Δxの大小は同じ
冷媒の場合、吸着剤の優劣の評価に使うことができる。
法の概念を示す。吸着剤への冷媒の吸着は吸着の開始か
ら終了まで蒸発器圧力下で行われ、吸着剤からの冷媒の
脱離は凝縮器圧力下で行われる。蒸発器圧力は蒸発器温
度Teで決定され、凝縮器圧力は冷房時には外気温によっ
て決定される凝縮器温度Tcで決まる。第1図の曲線1,2
は、それぞれの圧力のときの吸着剤の温度[K]と、冷
媒吸着濃度[冷媒重量(kg)/乾燥吸着剤重量(kg)]
の関係を示し、これら曲線は、冷媒吸着濃度、圧力、温
度を測定することで得られる。冷媒脱離時、吸着剤は加
熱され昇温すると同時に冷媒を放出しつつ、加熱可能な
最高温度T1に達して脱離を終了する。この時の冷媒吸着
濃度はx1となる。吸着過程では、吸着剤が冷却されると
同時に冷媒が吸着され、冷媒吸着濃度は温度の降下とと
もに上昇し、冷却可能な最低温度T2で吸着が終了する。
この時の冷媒吸着濃度はx2となる。ここで、x2−x1=Δ
xが冷凍に有効な冷凍発生量となる。Δxの大小は同じ
冷媒の場合、吸着剤の優劣の評価に使うことができる。
また、次に示すRは、冷媒も異なる組み合せで、最良
ペアを選択する評価量として定義されるもので、値が大
きいほど性能のよい組み合せとなる。
ペアを選択する評価量として定義されるもので、値が大
きいほど性能のよい組み合せとなる。
R=Δx*(h′e−hc)〔KJ/kg−吸着剤〕 h′e:蒸発温度での冷媒飽和蒸気エンタルピ[kJ/kg−
冷媒] hc=凝縮温度での冷媒飽和液エンタルピ[kJ/kg−冷
媒] 全ての組み合せについて測定する前に、どの冷媒が有
効であるかを評価する。評価量Rのなかのh′e−hc
は、冷媒に固有のものであり、評価は簡単である。一
方、Δxは吸着剤と冷媒の双方に関係するもので予測は
難しい。そこで次の仮定のもとに、Rに代わる簡易評価
量rvを定義する。
冷媒] hc=凝縮温度での冷媒飽和液エンタルピ[kJ/kg−冷
媒] 全ての組み合せについて測定する前に、どの冷媒が有
効であるかを評価する。評価量Rのなかのh′e−hc
は、冷媒に固有のものであり、評価は簡単である。一
方、Δxは吸着剤と冷媒の双方に関係するもので予測は
難しい。そこで次の仮定のもとに、Rに代わる簡易評価
量rvを定義する。
吸着剤は、飽和状態においては全ての細孔に冷媒が凝
縮した状態であり、その時、冷媒の吸着体積は冷媒の種
類によらず吸着剤の細孔容積Vだけに関係し、同一吸着
剤では等しいとすると、Δxは、次のように仮定され
る。
縮した状態であり、その時、冷媒の吸着体積は冷媒の種
類によらず吸着剤の細孔容積Vだけに関係し、同一吸着
剤では等しいとすると、Δxは、次のように仮定され
る。
Δx∝ρ*V ρ:冷媒密度 評価量rv[kJ/dm3]を体積蒸発潜熱として次のように
定める。
定める。
rv=(h′e−hc)*ρ =(re−(Tc−Te)*Ce)*ρe re:温度Teの冷媒蒸発潜熱[KJ/kg] Ce:温度Teの冷媒蒸発比熱[KJ/kg・K] ρe:温度Teの冷媒蒸発密度[kg/dm3] 上式の内容から理解されるように、Δx,rvは、値が大
きいほどヒートポンプの性能が良くなると考えてよい。
きいほどヒートポンプの性能が良くなると考えてよい。
第2図は、273K以下の凝固点をもつ冷媒のTe=273Kの
ときのrvの例を示す。比較のためにreも示してある。フ
レオン類は概してrvが小さいが、その内ではR21が比較
的良好である。メタノール、エタノールはrvが大きく有
望であるが、耐熱性に問題がある。TFE(2,2,2トリフル
オロエタノール)は、凝固点が228Kで、reではメチルア
ミンに比較して半分程度だがrvではほぼ同じとなり、吸
着式の冷媒として有望であることがわかる。
ときのrvの例を示す。比較のためにreも示してある。フ
レオン類は概してrvが小さいが、その内ではR21が比較
的良好である。メタノール、エタノールはrvが大きく有
望であるが、耐熱性に問題がある。TFE(2,2,2トリフル
オロエタノール)は、凝固点が228Kで、reではメチルア
ミンに比較して半分程度だがrvではほぼ同じとなり、吸
着式の冷媒として有望であることがわかる。
吸着剤として活性炭Aを用い、冷媒としてTFEを組み
合わせた場合の吸着等圧線を第3図に、冷媒としてR22
を用い、吸着剤として活性炭A及びBを組み合わせた場
合の吸着等圧線を第4図及び第5図に示す。
合わせた場合の吸着等圧線を第3図に、冷媒としてR22
を用い、吸着剤として活性炭A及びBを組み合わせた場
合の吸着等圧線を第4図及び第5図に示す。
第3図はTFE−活性炭Aの組み合せについて実験して
作成された吸着等圧線である。蒸発器温度Te=278K、凝
縮温度Tc=318Kとして、吸着剤の冷却温度T2=318K、加
熱温度T1=453Kとおくと、 Δx=x2−x1 =0.627−0.144=0.483 となり、これより、 R=166 [kJ/kg−乾燥吸着剤] が得られる。
作成された吸着等圧線である。蒸発器温度Te=278K、凝
縮温度Tc=318Kとして、吸着剤の冷却温度T2=318K、加
熱温度T1=453Kとおくと、 Δx=x2−x1 =0.627−0.144=0.483 となり、これより、 R=166 [kJ/kg−乾燥吸着剤] が得られる。
第4図は比較例として行われたR22−活性炭Aについ
ての実験結果である。前記第3図の場合と同様な温度条
件において、 Δx=x2−x1 =0.760−0.465=0.295 となり、これより、R=44.3[kJ/kg−乾燥吸着剤]が
得られる。これはTFE−活性炭Aの組み合せで得られる
Rに比較するとかなり低い値である。活性炭A,Bはいず
れも市販のやしがら活性炭であるが、Aは比表面積が12
30m2/g、Bは比表面積が1040m2/gのものである。また、
Aの単位重量当りの細孔容積を1とすると、Bのそれは
ほぼ0.8に相当する。この差が圧力P2,温度T2の点にお
いてTFE−活性炭Aの組み合せが高い吸着量を示す要因
の一つをなしている。
ての実験結果である。前記第3図の場合と同様な温度条
件において、 Δx=x2−x1 =0.760−0.465=0.295 となり、これより、R=44.3[kJ/kg−乾燥吸着剤]が
得られる。これはTFE−活性炭Aの組み合せで得られる
Rに比較するとかなり低い値である。活性炭A,Bはいず
れも市販のやしがら活性炭であるが、Aは比表面積が12
30m2/g、Bは比表面積が1040m2/gのものである。また、
Aの単位重量当りの細孔容積を1とすると、Bのそれは
ほぼ0.8に相当する。この差が圧力P2,温度T2の点にお
いてTFE−活性炭Aの組み合せが高い吸着量を示す要因
の一つをなしている。
第5図、第6図、第7図は、それぞれR22−活性炭
B、R22−ゼオライト5A、R22−シリカゲルの吸着等圧線
である。Δx及びRの値は次の表のとおりである。
B、R22−ゼオライト5A、R22−シリカゲルの吸着等圧線
である。Δx及びRの値は次の表のとおりである。
ゼオライトは、細孔容積が小さくて大きな吸着量がとれ
ず、また、化学吸着性が高く、脱離時の温度を高くしな
いと大きなΔxは得られない。シリカゲルは、細孔容
積、比表面積とも活性炭ほど大きくないため、大きなΔ
xは得られない。
ず、また、化学吸着性が高く、脱離時の温度を高くしな
いと大きなΔxは得られない。シリカゲルは、細孔容
積、比表面積とも活性炭ほど大きくないため、大きなΔ
xは得られない。
R22−ゼオライト5A、R22−シリカゲルのいずれの場合
もRは小さい値に止まっている。
もRは小さい値に止まっている。
以上のことから、TFE−活性炭Aの組み合せが、もっ
ともすくない吸着剤量で効率のよい吸着式冷暖房機の冷
媒−吸着剤のペアといえる。また、T1の温度(脱離時の
吸着剤の最高温度)を高くするほど、Δx,Rは大きくな
り、少ない吸着量で同一の能力を発揮することが可能と
なってくるのは図より容易に理解できる。
ともすくない吸着剤量で効率のよい吸着式冷暖房機の冷
媒−吸着剤のペアといえる。また、T1の温度(脱離時の
吸着剤の最高温度)を高くするほど、Δx,Rは大きくな
り、少ない吸着量で同一の能力を発揮することが可能と
なってくるのは図より容易に理解できる。
次にガスエネルギ駆動の吸着式ヒートポンプ冷暖房装
置の動作を第8図を参照して説明する。
置の動作を第8図を参照して説明する。
図に示す装置は、熱媒配管8A,8Bを内装した吸着剤熱
交換器1,2と、前記熱媒配管8Aの一端に接続された熱媒
配管8Cと、該熱媒配管8Cに一端を接続されたガスバーナ
式の熱媒加熱器4と、該熱媒加熱器4の他端と前記熱媒
配管8Bの一端とを連通する熱媒配管8Dと、前記熱媒配管
8Aの他端に接続された熱媒配管8Eと、該熱媒配管8Eの他
端に接続された熱媒電磁ストップ弁14と、該熱媒電磁ス
トップ弁14の他端に接続された熱媒配管8Fと、冷却水コ
イル12Aを内装し胴側を該熱媒配管8Fの他端に接続され
た熱媒冷却水熱交換器3と、該熱媒冷却水熱交換器3の
他端に接続された熱媒配管8Gと、該熱媒配管8Gの他端に
接続された熱媒電磁ストップ弁15と、該熱媒電磁ストッ
プ弁15の他端と前記熱媒配管8Bの他端を連通する熱媒配
管8Hと、前記熱媒配管8Fに分岐して設けられた熱媒配管
8Jと、該熱媒配管8Jの他端に接続された熱媒電磁ストッ
プ弁16と、該熱媒電磁ストップ弁16の他端に接続された
熱媒配管8Lと、該熱媒配管8Lの他端に接続された熱媒電
磁ストップ弁17と、該熱媒電磁ストップ弁17の他端と前
記熱媒配管8Gを連通する熱媒配管8Pと、前記熱媒配管8E
に分岐して設けられた熱媒配管8Mと、該熱媒配管8Mの他
端に接続された熱媒電磁ストップ弁18と、該熱媒電磁ス
トップ弁18の他端に接続された熱媒配管8Nと、該熱媒配
管8Nの他端に接続された冷媒電磁ストップ弁19と、該冷
媒電磁ストップ弁19の他端と前記熱媒配管8Hを連通する
熱媒配管8Pと、前記熱媒配管8Lと前記熱媒配管8Nとを熱
媒循環ポンプ7を介して連通する熱媒配管8Rと、前記吸
着剤熱交換器1の吸着剤が内装されている胴側に接続さ
れた冷媒高圧蒸気管9Aと、該冷媒高圧蒸気管9Aの他端に
接続された冷媒電磁ストップ弁20と、該冷媒電磁ストッ
プ弁20の他端に接続された冷媒高圧蒸気管9Bと、冷却水
コイル12Bを内装し胴側を該冷媒高圧蒸気管9Bの他端に
接続された凝縮器5と、前記吸着剤熱交換器2の吸着剤
が内装されている胴側に接続された冷媒高圧蒸気管9C
と、該冷媒高圧蒸気管9Cの他端に接続された冷媒電磁ス
トップ弁22と、該冷媒電磁ストップ弁22の他端と前記冷
媒高圧蒸気管9Bとを連通する冷媒高圧蒸気管9Dと、前記
吸着剤熱交換器1の吸着剤が内装されている胴側に接続
された冷媒低圧蒸気管10Aと、該冷媒低圧蒸気管10Aの他
端に接続された冷媒電磁ストップ弁21と、該冷媒電磁ス
トップ弁21の他端に接続された冷媒低圧蒸気管10Bと、
冷水コイル13Aを内装し胴側を該冷媒低圧蒸気管10Bの他
端に接続された蒸発器6と、前記吸着剤熱交換器2の吸
着剤が内装されている胴側に接続された冷媒低圧蒸気管
10Cと、該冷媒低圧蒸気管10Cの他端に接続された冷媒電
磁ストップ弁23と、該冷媒電磁ストップ弁23の他端と前
記冷媒低圧蒸気管10Bとを連通する冷媒低圧蒸気管10D
と、前記凝縮器5の胴側の他端と前記蒸発器6の胴側の
他端とを冷媒膨脹弁27を介して連通する冷媒液管11と、
前記蒸発器6の底部に入口を、蒸発器6の上部に出口を
それぞれ接続して配置された冷媒循環ポンプ28と、前記
冷却水コイル12Bの出口と前記冷却水コイル12Aの入口と
を連通する冷却水管12Cと、を備えている。本装置は、
さらに、冷却水コイル12Aの出口を冷却水ポンプ29の入
口に接続する冷却水管12Dと、該冷却水ポンプ29の出口
を冷暖切換四方弁26Bに接続する冷却水管12Eと、前記冷
却水コイル12Bの入口と冷暖切換四方弁26Aを接続する冷
却水管12Fと、冷暖切換四方弁26Aに冷却水管12Kを介し
て接続された空冷放熱器24と、前記空冷放熱器24と冷暖
切換四方弁26Bを連通する冷却水管12Jと、冷暖切換四方
弁26Bと室内ファンコイルユニット25の一端を連通する
冷却水管12Hと、室内ファンコイルユニット25の他端と
冷暖切換四方弁26Aを連通する冷却水管12Gとを備えてい
る。
交換器1,2と、前記熱媒配管8Aの一端に接続された熱媒
配管8Cと、該熱媒配管8Cに一端を接続されたガスバーナ
式の熱媒加熱器4と、該熱媒加熱器4の他端と前記熱媒
配管8Bの一端とを連通する熱媒配管8Dと、前記熱媒配管
8Aの他端に接続された熱媒配管8Eと、該熱媒配管8Eの他
端に接続された熱媒電磁ストップ弁14と、該熱媒電磁ス
トップ弁14の他端に接続された熱媒配管8Fと、冷却水コ
イル12Aを内装し胴側を該熱媒配管8Fの他端に接続され
た熱媒冷却水熱交換器3と、該熱媒冷却水熱交換器3の
他端に接続された熱媒配管8Gと、該熱媒配管8Gの他端に
接続された熱媒電磁ストップ弁15と、該熱媒電磁ストッ
プ弁15の他端と前記熱媒配管8Bの他端を連通する熱媒配
管8Hと、前記熱媒配管8Fに分岐して設けられた熱媒配管
8Jと、該熱媒配管8Jの他端に接続された熱媒電磁ストッ
プ弁16と、該熱媒電磁ストップ弁16の他端に接続された
熱媒配管8Lと、該熱媒配管8Lの他端に接続された熱媒電
磁ストップ弁17と、該熱媒電磁ストップ弁17の他端と前
記熱媒配管8Gを連通する熱媒配管8Pと、前記熱媒配管8E
に分岐して設けられた熱媒配管8Mと、該熱媒配管8Mの他
端に接続された熱媒電磁ストップ弁18と、該熱媒電磁ス
トップ弁18の他端に接続された熱媒配管8Nと、該熱媒配
管8Nの他端に接続された冷媒電磁ストップ弁19と、該冷
媒電磁ストップ弁19の他端と前記熱媒配管8Hを連通する
熱媒配管8Pと、前記熱媒配管8Lと前記熱媒配管8Nとを熱
媒循環ポンプ7を介して連通する熱媒配管8Rと、前記吸
着剤熱交換器1の吸着剤が内装されている胴側に接続さ
れた冷媒高圧蒸気管9Aと、該冷媒高圧蒸気管9Aの他端に
接続された冷媒電磁ストップ弁20と、該冷媒電磁ストッ
プ弁20の他端に接続された冷媒高圧蒸気管9Bと、冷却水
コイル12Bを内装し胴側を該冷媒高圧蒸気管9Bの他端に
接続された凝縮器5と、前記吸着剤熱交換器2の吸着剤
が内装されている胴側に接続された冷媒高圧蒸気管9C
と、該冷媒高圧蒸気管9Cの他端に接続された冷媒電磁ス
トップ弁22と、該冷媒電磁ストップ弁22の他端と前記冷
媒高圧蒸気管9Bとを連通する冷媒高圧蒸気管9Dと、前記
吸着剤熱交換器1の吸着剤が内装されている胴側に接続
された冷媒低圧蒸気管10Aと、該冷媒低圧蒸気管10Aの他
端に接続された冷媒電磁ストップ弁21と、該冷媒電磁ス
トップ弁21の他端に接続された冷媒低圧蒸気管10Bと、
冷水コイル13Aを内装し胴側を該冷媒低圧蒸気管10Bの他
端に接続された蒸発器6と、前記吸着剤熱交換器2の吸
着剤が内装されている胴側に接続された冷媒低圧蒸気管
10Cと、該冷媒低圧蒸気管10Cの他端に接続された冷媒電
磁ストップ弁23と、該冷媒電磁ストップ弁23の他端と前
記冷媒低圧蒸気管10Bとを連通する冷媒低圧蒸気管10D
と、前記凝縮器5の胴側の他端と前記蒸発器6の胴側の
他端とを冷媒膨脹弁27を介して連通する冷媒液管11と、
前記蒸発器6の底部に入口を、蒸発器6の上部に出口を
それぞれ接続して配置された冷媒循環ポンプ28と、前記
冷却水コイル12Bの出口と前記冷却水コイル12Aの入口と
を連通する冷却水管12Cと、を備えている。本装置は、
さらに、冷却水コイル12Aの出口を冷却水ポンプ29の入
口に接続する冷却水管12Dと、該冷却水ポンプ29の出口
を冷暖切換四方弁26Bに接続する冷却水管12Eと、前記冷
却水コイル12Bの入口と冷暖切換四方弁26Aを接続する冷
却水管12Fと、冷暖切換四方弁26Aに冷却水管12Kを介し
て接続された空冷放熱器24と、前記空冷放熱器24と冷暖
切換四方弁26Bを連通する冷却水管12Jと、冷暖切換四方
弁26Bと室内ファンコイルユニット25の一端を連通する
冷却水管12Hと、室内ファンコイルユニット25の他端と
冷暖切換四方弁26Aを連通する冷却水管12Gとを備えてい
る。
前記熱媒循環ポンプ7は、出口を熱媒配管8N側にして
配置されている。蒸発器6に内装された冷水コイル13A
の入口は、冷水管13Bを介して冷暖切換四方弁26Bに接続
されており、冷水コイル13Aの出口は、冷水管13Cを介し
て冷水ポンプ30の入口に接続されている。冷水ポンプ30
の出口は、冷水管13Dを介して冷暖切換四方弁26Aに接続
されている。
配置されている。蒸発器6に内装された冷水コイル13A
の入口は、冷水管13Bを介して冷暖切換四方弁26Bに接続
されており、冷水コイル13Aの出口は、冷水管13Cを介し
て冷水ポンプ30の入口に接続されている。冷水ポンプ30
の出口は、冷水管13Dを介して冷暖切換四方弁26Aに接続
されている。
本装置で生成された冷熱は前記冷水ポンプ30により冷
暖切換四方弁26Aを経て需要先である室内ファンコイル
ユニット25へ送られる。また、暖房用の温熱は、冷却水
水ポンプ29により冷暖切換四方弁26Bを経て需要先であ
るへ室内ファンコイルユニット25へ送られる。
暖切換四方弁26Aを経て需要先である室内ファンコイル
ユニット25へ送られる。また、暖房用の温熱は、冷却水
水ポンプ29により冷暖切換四方弁26Bを経て需要先であ
るへ室内ファンコイルユニット25へ送られる。
熱媒配管8A〜8Rには熱媒が満たされ、吸着剤熱交換器
1,2の胴側には、吸着剤として活性炭Aが、冷媒としてT
FEが充填されている。冷却水管12A〜K,冷水管13A〜Dに
は不凍液である冷却水及び冷水がそれぞれ満たされてい
る。
1,2の胴側には、吸着剤として活性炭Aが、冷媒としてT
FEが充填されている。冷却水管12A〜K,冷水管13A〜Dに
は不凍液である冷却水及び冷水がそれぞれ満たされてい
る。
上記構成の装置においては、吸着剤熱交換器1,2が脱
離過程と吸着過程を交互に担当するが、いま吸着剤熱交
換器1が脱離過程、吸着剤熱交換器2が吸着過程である
としてその冷房動作を説明する。
離過程と吸着過程を交互に担当するが、いま吸着剤熱交
換器1が脱離過程、吸着剤熱交換器2が吸着過程である
としてその冷房動作を説明する。
この状態では、熱媒電磁ストップ弁14,17,19及び冷媒
電磁ストップ弁20,23が開となっており、他の弁は全て
閉とされている。また、冷暖切換四方弁26Aは、冷却水
管12Kと冷却水管12F、冷却水管12Gと冷水管13Dをそれぞ
れ連通し、冷暖切換四方弁26Bは、冷却水管12Jと冷却水
管12E、冷却水管12Hと冷水管13Bをそれぞれ連通してい
る。
電磁ストップ弁20,23が開となっており、他の弁は全て
閉とされている。また、冷暖切換四方弁26Aは、冷却水
管12Kと冷却水管12F、冷却水管12Gと冷水管13Dをそれぞ
れ連通し、冷暖切換四方弁26Bは、冷却水管12Jと冷却水
管12E、冷却水管12Hと冷水管13Bをそれぞれ連通してい
る。
熱媒加熱器4で加熱され高温になった熱媒は、吸着剤
熱交換器1に導かれ、吸着剤と熱媒の間で熱媒配管8Aの
管壁を介して熱交換が行われる。熱媒は吸着剤に熱を与
えて徐々に冷却される。熱媒は、入口から出口にかけて
吸着剤に形成されている温度、濃度分布を通過すること
で、比較的低温になって吸着剤熱交換器1を出てゆく。
一方、吸着剤は加熱され、冷媒を蒸気として脱離しはじ
める。脱離した冷媒蒸気は冷媒電磁ストップ弁20、冷媒
高圧蒸気管9Bを通り、凝縮器5の胴側に導かれる。冷媒
蒸気はここで冷却水コイル12Bを通る冷却水に冷却され
て凝縮し、冷媒液となる。この冷媒液は、冷媒液管11の
冷媒膨脹弁27を経て蒸発器6の胴側に導かれ、冷媒循環
ポンプ28により冷水コイル13Aに散布されてその中を流
れる冷水の熱を奪って蒸発する。蒸発した冷媒蒸気は、
冷媒低圧蒸気管10B,冷媒電磁ストップ弁23,冷媒低圧蒸
気管10D,冷媒低圧蒸気管10Cを経て吸着剤熱交換器2の
胴側に導かれ、該胴側に内装された吸着剤に吸着され
る。
熱交換器1に導かれ、吸着剤と熱媒の間で熱媒配管8Aの
管壁を介して熱交換が行われる。熱媒は吸着剤に熱を与
えて徐々に冷却される。熱媒は、入口から出口にかけて
吸着剤に形成されている温度、濃度分布を通過すること
で、比較的低温になって吸着剤熱交換器1を出てゆく。
一方、吸着剤は加熱され、冷媒を蒸気として脱離しはじ
める。脱離した冷媒蒸気は冷媒電磁ストップ弁20、冷媒
高圧蒸気管9Bを通り、凝縮器5の胴側に導かれる。冷媒
蒸気はここで冷却水コイル12Bを通る冷却水に冷却され
て凝縮し、冷媒液となる。この冷媒液は、冷媒液管11の
冷媒膨脹弁27を経て蒸発器6の胴側に導かれ、冷媒循環
ポンプ28により冷水コイル13Aに散布されてその中を流
れる冷水の熱を奪って蒸発する。蒸発した冷媒蒸気は、
冷媒低圧蒸気管10B,冷媒電磁ストップ弁23,冷媒低圧蒸
気管10D,冷媒低圧蒸気管10Cを経て吸着剤熱交換器2の
胴側に導かれ、該胴側に内装された吸着剤に吸着され
る。
また、吸着剤熱交換器1で吸着剤と熱交換した熱媒
は、熱媒配管8E,熱媒電磁ストップ弁14,熱媒配管8Fを経
て熱媒冷却水熱交換器3の胴側に導かれ、冷却水コイル
12Aを通る冷却水と熱交換して外気温度近くまで冷却さ
れる。冷却された熱媒は、熱媒配管8G,8K,熱媒電磁スト
ップ弁17,熱媒配管8L,8R,熱媒循環ポンプ7,熱媒配管8N,
熱媒電磁ストップ弁19,熱媒配管8P,8Hを経て吸着剤熱交
換器2の熱媒配管8Bに導かれる。該吸着剤熱交換器2の
胴側では冷媒の吸着が行われており、この吸着に伴う吸
着熱が発生している。熱媒配管8Bに導かれた熱媒は胴側
に発生している吸着熱を奪って徐々に昇温され、吸着剤
熱交換器2の胴側に形成されている温度、濃度分布を通
過することで比較的高温になって吸着剤熱交換器2を出
てゆく。これが吸着熱の回収操作である。吸着剤熱交換
器2を出た熱媒は、再び熱媒加熱器4により所定の温度
に加熱されて吸着剤熱交換器1に流入し、上述のサイク
ルを繰り返す。
は、熱媒配管8E,熱媒電磁ストップ弁14,熱媒配管8Fを経
て熱媒冷却水熱交換器3の胴側に導かれ、冷却水コイル
12Aを通る冷却水と熱交換して外気温度近くまで冷却さ
れる。冷却された熱媒は、熱媒配管8G,8K,熱媒電磁スト
ップ弁17,熱媒配管8L,8R,熱媒循環ポンプ7,熱媒配管8N,
熱媒電磁ストップ弁19,熱媒配管8P,8Hを経て吸着剤熱交
換器2の熱媒配管8Bに導かれる。該吸着剤熱交換器2の
胴側では冷媒の吸着が行われており、この吸着に伴う吸
着熱が発生している。熱媒配管8Bに導かれた熱媒は胴側
に発生している吸着熱を奪って徐々に昇温され、吸着剤
熱交換器2の胴側に形成されている温度、濃度分布を通
過することで比較的高温になって吸着剤熱交換器2を出
てゆく。これが吸着熱の回収操作である。吸着剤熱交換
器2を出た熱媒は、再び熱媒加熱器4により所定の温度
に加熱されて吸着剤熱交換器1に流入し、上述のサイク
ルを繰り返す。
凝縮器5で冷媒を冷却し熱媒冷却水熱交換器3で熱媒
を冷却して昇温された冷却水は、冷却水ポンプ29によ
り、冷暖切換四方弁26Bを経て空冷放熱器24に送り込ま
れ、外気により冷却されたのち、再び凝縮器5に送り込
まれる。一方、蒸発器6で冷媒に蒸発熱を奪われて冷却
された冷水は、冷水ポンプ30により、冷暖切換四方弁26
Aを経て室内ファンコイルユニット25に送り込まれて冷
房を行い、次いで冷暖切換四方弁26Bを経て蒸発器6へ
還流する。
を冷却して昇温された冷却水は、冷却水ポンプ29によ
り、冷暖切換四方弁26Bを経て空冷放熱器24に送り込ま
れ、外気により冷却されたのち、再び凝縮器5に送り込
まれる。一方、蒸発器6で冷媒に蒸発熱を奪われて冷却
された冷水は、冷水ポンプ30により、冷暖切換四方弁26
Aを経て室内ファンコイルユニット25に送り込まれて冷
房を行い、次いで冷暖切換四方弁26Bを経て蒸発器6へ
還流する。
吸着剤熱交換器1に形成された温度,濃度分布層が破
過してくるに従い、吸着剤熱交換器1出口での熱媒の温
度は高くなる。図示されていない温度検知手段が吸着剤
熱交換器1出口での熱媒の温度が所定の温度を超えたこ
とを示す信号を出力すると、これまで開いていた冷媒電
磁ストップ弁及び熱媒電磁ストップ弁が閉じられ、これ
まで閉じられていた冷媒電磁ストップ弁及び熱媒電磁ス
トップ弁が開かれて、熱媒の循環方向がこれまでと逆に
なる。この新しい状態では、吸着剤熱交換器1が吸着過
程を担当し吸着剤熱交換器2が脱離過程を担当して、前
述の動作と同様の動作が行われる。
過してくるに従い、吸着剤熱交換器1出口での熱媒の温
度は高くなる。図示されていない温度検知手段が吸着剤
熱交換器1出口での熱媒の温度が所定の温度を超えたこ
とを示す信号を出力すると、これまで開いていた冷媒電
磁ストップ弁及び熱媒電磁ストップ弁が閉じられ、これ
まで閉じられていた冷媒電磁ストップ弁及び熱媒電磁ス
トップ弁が開かれて、熱媒の循環方向がこれまでと逆に
なる。この新しい状態では、吸着剤熱交換器1が吸着過
程を担当し吸着剤熱交換器2が脱離過程を担当して、前
述の動作と同様の動作が行われる。
吸着剤熱交換器2の熱媒出口にも熱媒の温度を検知す
る図示されていない手段が設けられており、上述の弁の
開閉の切換が前記出口における熱媒温度の変化に追随し
て行われ、連続的な冷凍運転が行われる。
る図示されていない手段が設けられており、上述の弁の
開閉の切換が前記出口における熱媒温度の変化に追随し
て行われ、連続的な冷凍運転が行われる。
次に、暖房動作を説明する。暖房状態においても吸着
剤熱交換器1,2が冷媒の脱離、吸着を行うのは冷房時と
同じであり、吸着剤熱交換器1,2が脱離過程と吸着過程
を交互に担当するが、いま吸着剤熱交換器1が脱離過
程、吸着剤熱交換器2が吸着過程であるとしてその暖房
動作を説明する。
剤熱交換器1,2が冷媒の脱離、吸着を行うのは冷房時と
同じであり、吸着剤熱交換器1,2が脱離過程と吸着過程
を交互に担当するが、いま吸着剤熱交換器1が脱離過
程、吸着剤熱交換器2が吸着過程であるとしてその暖房
動作を説明する。
この状態では、熱媒電磁ストップ弁14,17,19及び冷媒
電磁ストップ弁20,23が開となっており、他の弁は全て
閉とされている。また、冷暖切換四方弁26Aは、冷却水
管12Gと冷却水管12F、冷却水管12Kと冷水管13Dをそれぞ
れ連通し、冷暖切換四方弁26Bは、冷却水管12Eと冷却水
管12H、冷却水管12Jと冷水管13Bをそれぞれ連通してい
る。
電磁ストップ弁20,23が開となっており、他の弁は全て
閉とされている。また、冷暖切換四方弁26Aは、冷却水
管12Gと冷却水管12F、冷却水管12Kと冷水管13Dをそれぞ
れ連通し、冷暖切換四方弁26Bは、冷却水管12Eと冷却水
管12H、冷却水管12Jと冷水管13Bをそれぞれ連通してい
る。
吸着剤熱交換器1,2、凝縮器5、熱媒冷却水熱交換器
3、熱媒加熱器4、蒸発器6は、冷房時と同様に動作し
て熱媒を循環させる。凝縮器5、熱媒冷却水熱交換器3
を通過して冷媒及び熱媒を冷却し自身は加熱された冷却
水は、冷却水ポンプ29により、冷暖切換四方弁26Bを経
て室内ファンコイルユニット25に送り込まれて暖房を行
い、次いで冷暖切換四方弁26Aを経て再び凝縮器5に送
られる。一方、蒸発器6で冷媒の蒸発熱を奪われて冷却
された冷水コイル13A中の冷水は、冷水ポンプ30によ
り、冷暖切換四方弁26Aを経て空冷放熱器24に送り込ま
れる。空冷放熱器24に送り込まれた冷水は、外気の熱を
奪って昇温され、冷暖切換四方弁26Bを経て再び蒸発器
6に還流する。
3、熱媒加熱器4、蒸発器6は、冷房時と同様に動作し
て熱媒を循環させる。凝縮器5、熱媒冷却水熱交換器3
を通過して冷媒及び熱媒を冷却し自身は加熱された冷却
水は、冷却水ポンプ29により、冷暖切換四方弁26Bを経
て室内ファンコイルユニット25に送り込まれて暖房を行
い、次いで冷暖切換四方弁26Aを経て再び凝縮器5に送
られる。一方、蒸発器6で冷媒の蒸発熱を奪われて冷却
された冷水コイル13A中の冷水は、冷水ポンプ30によ
り、冷暖切換四方弁26Aを経て空冷放熱器24に送り込ま
れる。空冷放熱器24に送り込まれた冷水は、外気の熱を
奪って昇温され、冷暖切換四方弁26Bを経て再び蒸発器
6に還流する。
冬期暖房時には、外気温度が273K以下の場合があり、
空冷放熱器24を通過して蒸発器6に流入する冷水の温度
が273K以下の場合が生ずる。このような場合でも、本実
施例では冷媒にTFEが用いられているので冷水コイルに
冷媒が凍結、付着することがなく、ヒートポンプ運転の
継続が可能である。
空冷放熱器24を通過して蒸発器6に流入する冷水の温度
が273K以下の場合が生ずる。このような場合でも、本実
施例では冷媒にTFEが用いられているので冷水コイルに
冷媒が凍結、付着することがなく、ヒートポンプ運転の
継続が可能である。
上記実施例では、TFE−活性炭Aの組み合せが、ガス
エネルギ利用の冷暖房機に適用されているが、もちろ
ん、太陽熱や廃熱利用の冷凍機、ヒートポンプ、または
蓄熱装置としても十分に使用可能である。
エネルギ利用の冷暖房機に適用されているが、もちろ
ん、太陽熱や廃熱利用の冷凍機、ヒートポンプ、または
蓄熱装置としても十分に使用可能である。
また、上記実施例によれば、吸着式ヒートポンプに用
いられる冷媒−吸収剤の組み合せを、TFE−活性炭とし
たので、冷媒が273K以下でも凍結せず、冬期の外気吸熱
ヒートポンプ運転が可能となる。単位重量の吸着剤に対
する1サイクルでの冷凍能力が大きいので単位冷凍能力
当りの吸着剤量がすくなくてすむ、TFEは高温でも熱安
定性がよく、高効率サイクル操作の吸着式ヒートポンプ
に適用できるなどの効果が得られる。
いられる冷媒−吸収剤の組み合せを、TFE−活性炭とし
たので、冷媒が273K以下でも凍結せず、冬期の外気吸熱
ヒートポンプ運転が可能となる。単位重量の吸着剤に対
する1サイクルでの冷凍能力が大きいので単位冷凍能力
当りの吸着剤量がすくなくてすむ、TFEは高温でも熱安
定性がよく、高効率サイクル操作の吸着式ヒートポンプ
に適用できるなどの効果が得られる。
本発明によれば、吸着式ヒートポンプに用いられる冷
媒−吸収剤の組み合せを、TFE−活性炭としたので、冷
媒が273K以下でも凍結せず、冬期の外気吸熱ヒートポン
プ運転が可能となるとともに冷房運転の効率を向上させ
る効果が得られる。
媒−吸収剤の組み合せを、TFE−活性炭としたので、冷
媒が273K以下でも凍結せず、冬期の外気吸熱ヒートポン
プ運転が可能となるとともに冷房運転の効率を向上させ
る効果が得られる。
第1図は本発明の原理を示す吸着等圧線図、第2図は27
3K以下の凝固点をもつ冷媒のTe=273Kのときのrvの例を
示す図、第3図は本発明の実施例の冷媒吸着剤ペアの吸
着等圧線図、第4図、第5図、第6図、第7図は比較例
の吸着等圧線図、第8図は本発明の実施例であるヒート
ポンプの要部構成を示す系統図である。 1,2…吸着剤熱交換器、3…熱媒冷却水熱交換器、4…
熱媒加熱器、5…凝縮器、6…蒸発器、7…熱媒循環ポ
ンプ、8A〜8R…熱媒配管、9A〜9D…冷媒高圧蒸気管、10
A〜10D…冷媒低圧蒸気管、11…冷媒液管、12A〜12C…冷
却水コイル、13A…冷水コイル、14〜19…熱媒電磁スト
ップ弁、20〜23…冷媒電磁ストップ弁。
3K以下の凝固点をもつ冷媒のTe=273Kのときのrvの例を
示す図、第3図は本発明の実施例の冷媒吸着剤ペアの吸
着等圧線図、第4図、第5図、第6図、第7図は比較例
の吸着等圧線図、第8図は本発明の実施例であるヒート
ポンプの要部構成を示す系統図である。 1,2…吸着剤熱交換器、3…熱媒冷却水熱交換器、4…
熱媒加熱器、5…凝縮器、6…蒸発器、7…熱媒循環ポ
ンプ、8A〜8R…熱媒配管、9A〜9D…冷媒高圧蒸気管、10
A〜10D…冷媒低圧蒸気管、11…冷媒液管、12A〜12C…冷
却水コイル、13A…冷水コイル、14〜19…熱媒電磁スト
ップ弁、20〜23…冷媒電磁ストップ弁。
Claims (2)
- 【請求項1】吸着剤に活性炭を用い、冷媒に2,2,2トリ
フルオロエタノールを用いた吸着式ヒートポンプの冷媒
吸着剤ペア。 - 【請求項2】熱媒配管で接続され冷媒及び吸着剤を内装
した複数の吸着剤熱交換器と、該吸着剤熱交換器それぞ
れに弁及び冷媒管を介して接続された凝縮器と、該凝縮
器に冷媒管を介して接続されるとともに前記吸着剤熱交
換器それぞれに弁及び冷媒管を介して接続された蒸発器
と、前記熱媒配管に介装された熱媒加熱器、熱媒冷却水
熱交換器、熱媒循環ポンプと、前記蒸発器に内装されて
冷熱を取り出す冷水コイルとを含んでなる吸着式ヒート
ポンプにおいて、吸着剤に活性炭を用い、冷媒に2,2,2
トリフルオロエタノールを用いたことを特徴とする吸着
式ヒートポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2143527A JPH0812025B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 吸着式ヒートポンプとその冷媒吸着剤ペア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2143527A JPH0812025B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 吸着式ヒートポンプとその冷媒吸着剤ペア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0436555A JPH0436555A (ja) | 1992-02-06 |
| JPH0812025B2 true JPH0812025B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=15340817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2143527A Expired - Fee Related JPH0812025B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 吸着式ヒートポンプとその冷媒吸着剤ペア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812025B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP2143527A patent/JPH0812025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0436555A (ja) | 1992-02-06 |
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