JPH08120441A - 積層包装材料 - Google Patents
積層包装材料Info
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- JPH08120441A JPH08120441A JP6282885A JP28288594A JPH08120441A JP H08120441 A JPH08120441 A JP H08120441A JP 6282885 A JP6282885 A JP 6282885A JP 28288594 A JP28288594 A JP 28288594A JP H08120441 A JPH08120441 A JP H08120441A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐衝撃性や耐突き刺し性に優れたナイロンフ
ィルムを酸化ケイ素蒸着層の蒸着基材として用いた積層
包装材料のラミネート強度を向上させる。 【構成】 ナイロンフィルム基材1aとその片面に形成
された酸化ケイ素蒸着層1bとからなるガスバリヤフィ
ルム1の当該酸化ケイ素蒸着層1b側にヒートシール性
のシーラントフィルム2が形成されてなる積層包装材料
において、酸化ケイ素蒸着層1bとシーラントフィルム
2との間に、酸化ケイ素蒸着層1b側からアンカーコー
ト層5及び押出し熱可塑性樹脂層6を配設する。
ィルムを酸化ケイ素蒸着層の蒸着基材として用いた積層
包装材料のラミネート強度を向上させる。 【構成】 ナイロンフィルム基材1aとその片面に形成
された酸化ケイ素蒸着層1bとからなるガスバリヤフィ
ルム1の当該酸化ケイ素蒸着層1b側にヒートシール性
のシーラントフィルム2が形成されてなる積層包装材料
において、酸化ケイ素蒸着層1bとシーラントフィルム
2との間に、酸化ケイ素蒸着層1b側からアンカーコー
ト層5及び押出し熱可塑性樹脂層6を配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバリヤフィルムと
ヒートシール性のシーラントフィルムとからなる積層包
装材料に関する。より詳しくは、耐衝撃性、耐突き刺し
性に優れたナイロンフィルム基材上にガスバリヤ性を有
する光透過性の酸化ケイ素蒸着層が形成されたガスバリ
ヤフィルムとシーラントフィルムとの間のラミネート強
度が高い積層包装材料に関する。
ヒートシール性のシーラントフィルムとからなる積層包
装材料に関する。より詳しくは、耐衝撃性、耐突き刺し
性に優れたナイロンフィルム基材上にガスバリヤ性を有
する光透過性の酸化ケイ素蒸着層が形成されたガスバリ
ヤフィルムとシーラントフィルムとの間のラミネート強
度が高い積層包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品や医薬品用の包装材料とし
て、ガスバリヤフィルムとヒートシール性のシーラント
フィルムとを積層した積層包装材料が使用されている。
このような積層包装材料のガスバリヤフィルムとして
は、優れたガスバリヤ性と光透過性とを有する酸化ケイ
素蒸着層が、ポリエチレンテレフタレートフィルムなど
のプラスチック基材上に形成されたものが使用されてお
り、シーラントフィルムはガスバリヤフィルムの当該酸
化ケイ素蒸着層上に配されている。
て、ガスバリヤフィルムとヒートシール性のシーラント
フィルムとを積層した積層包装材料が使用されている。
このような積層包装材料のガスバリヤフィルムとして
は、優れたガスバリヤ性と光透過性とを有する酸化ケイ
素蒸着層が、ポリエチレンテレフタレートフィルムなど
のプラスチック基材上に形成されたものが使用されてお
り、シーラントフィルムはガスバリヤフィルムの当該酸
化ケイ素蒸着層上に配されている。
【0003】更に、近年では、積層包装材料から作製さ
れた包装体の耐衝撃性や耐突き刺し性を向上させるため
に、ガスバリヤフィルムの酸化ケイ素蒸着基材として剛
性の高いナイロンフィルムを使用することが試みられる
ようになっている。
れた包装体の耐衝撃性や耐突き刺し性を向上させるため
に、ガスバリヤフィルムの酸化ケイ素蒸着基材として剛
性の高いナイロンフィルムを使用することが試みられる
ようになっている。
【0004】そのような積層包装材料の具体例として
は、図3に示すように、約10〜100μm厚のナイロ
ンフィルム基材1a上に約200〜2000Å厚の酸化
ケイ素蒸着層1bが形成されたガスバリヤフィルム1
と、約20〜100μm厚の直鎖状低密度ポリエチレン
フィルムなどのヒートシール性シーラントフィルム2と
が、2液硬化型のウレタン系接着剤を約2〜10g/m
2 の割合で層状に塗布することにより形成されたウレタ
ン系接着剤層3を介してドライラミネーション法により
積層された積層包装材料を例示することができる。ま
た、このような積層包装材料には、通常、図4に示すよ
うに、ガスバリヤフィルムの酸化ケイ素蒸着層1bに印
刷層4が形成されている。
は、図3に示すように、約10〜100μm厚のナイロ
ンフィルム基材1a上に約200〜2000Å厚の酸化
ケイ素蒸着層1bが形成されたガスバリヤフィルム1
と、約20〜100μm厚の直鎖状低密度ポリエチレン
フィルムなどのヒートシール性シーラントフィルム2と
が、2液硬化型のウレタン系接着剤を約2〜10g/m
2 の割合で層状に塗布することにより形成されたウレタ
ン系接着剤層3を介してドライラミネーション法により
積層された積層包装材料を例示することができる。ま
た、このような積層包装材料には、通常、図4に示すよ
うに、ガスバリヤフィルムの酸化ケイ素蒸着層1bに印
刷層4が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3あ
るいは図4に示したような、ナイロンフィルム基材と酸
化ケイ素蒸着層とからなるガスバリヤフィルムを使用す
る積層包装材料においては、ガスバリヤフィルムとシー
ラントフィルムとの間のラミネート強度が、酸化ケイ素
蒸着基材としてポリエチレンテレフタレートフィルムを
使用したものに比べ低いという問題がある。また、ガス
バリヤフィルムとシーラントフィルムとの間の印刷部分
のラミネート強度が、非印刷部分のラミネート強度に比
べ大きく低下し、衝撃や揉みなどの作用を受けるとその
部分が剥離してしまうという問題もあった。
るいは図4に示したような、ナイロンフィルム基材と酸
化ケイ素蒸着層とからなるガスバリヤフィルムを使用す
る積層包装材料においては、ガスバリヤフィルムとシー
ラントフィルムとの間のラミネート強度が、酸化ケイ素
蒸着基材としてポリエチレンテレフタレートフィルムを
使用したものに比べ低いという問題がある。また、ガス
バリヤフィルムとシーラントフィルムとの間の印刷部分
のラミネート強度が、非印刷部分のラミネート強度に比
べ大きく低下し、衝撃や揉みなどの作用を受けるとその
部分が剥離してしまうという問題もあった。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決しようとするものであり、耐衝撃性や耐突き刺し性
に優れたナイロンフィルムを酸化ケイ素蒸着層の蒸着基
材として用いた積層包装材料について、そのラミネート
強度を、酸化ケイ素蒸着層の蒸着基材としてポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを用いた積層包装材料のラミ
ネート強度に匹敵するように向上させ、しかも、印刷部
分のラミネート強度と非印刷部分のラミネート強度とが
ほぼ同等となるようにすることを目的とする。
解決しようとするものであり、耐衝撃性や耐突き刺し性
に優れたナイロンフィルムを酸化ケイ素蒸着層の蒸着基
材として用いた積層包装材料について、そのラミネート
強度を、酸化ケイ素蒸着層の蒸着基材としてポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを用いた積層包装材料のラミ
ネート強度に匹敵するように向上させ、しかも、印刷部
分のラミネート強度と非印刷部分のラミネート強度とが
ほぼ同等となるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、積層包装材
料の構造を、ガスバリヤフィルムとヒートシール性シー
ラントフィルムとをウレタン系接着剤層を介してドライ
ラミネーション法により積層した構造とするのではな
く、両フィルムの間に、酸化ケイ素蒸着層側からアンカ
ーコート層及び押出し熱可塑性樹脂層を積層した構造と
することにより上述の目的が達成できることを見出し、
この発明を完成させるに至った。
料の構造を、ガスバリヤフィルムとヒートシール性シー
ラントフィルムとをウレタン系接着剤層を介してドライ
ラミネーション法により積層した構造とするのではな
く、両フィルムの間に、酸化ケイ素蒸着層側からアンカ
ーコート層及び押出し熱可塑性樹脂層を積層した構造と
することにより上述の目的が達成できることを見出し、
この発明を完成させるに至った。
【0008】即ち、本発明は、ナイロンフィルム基材と
その片面に形成された酸化ケイ素蒸着層とからなるガス
バリヤフィルムの当該酸化ケイ素蒸着層側にヒートシー
ル性のシーラントフィルムが形成されてなる積層包装材
料において、酸化ケイ素蒸着層とシーラントフィルムと
の間に、酸化ケイ素蒸着層側からウレタン系アンカーコ
ート層及び押出し熱可塑性樹脂層が積層されていること
を特徴とする積層包装材料を提供する。
その片面に形成された酸化ケイ素蒸着層とからなるガス
バリヤフィルムの当該酸化ケイ素蒸着層側にヒートシー
ル性のシーラントフィルムが形成されてなる積層包装材
料において、酸化ケイ素蒸着層とシーラントフィルムと
の間に、酸化ケイ素蒸着層側からウレタン系アンカーコ
ート層及び押出し熱可塑性樹脂層が積層されていること
を特徴とする積層包装材料を提供する。
【0009】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明
する。なお、図において同じ番号は同じ又は同等の構成
要素を示している。
する。なお、図において同じ番号は同じ又は同等の構成
要素を示している。
【0010】図1は、本発明の積層包装材料の断面図で
ある。同図にあるように、本発明の積層包装材料は、ナ
イロンフィルム基材1aとその上に形成された酸化ケイ
素蒸着層1bとからなるガスバリヤフィルム1、アンカ
ーコート層5、押出し熱可塑性樹脂層6及びヒートシー
ル性のシーラントフィルム2が順次積層された構造を有
する。
ある。同図にあるように、本発明の積層包装材料は、ナ
イロンフィルム基材1aとその上に形成された酸化ケイ
素蒸着層1bとからなるガスバリヤフィルム1、アンカ
ーコート層5、押出し熱可塑性樹脂層6及びヒートシー
ル性のシーラントフィルム2が順次積層された構造を有
する。
【0011】本発明において、ガスバリヤフィルム1の
基材としてナイロンフィルム基材1aを使用する。ナイ
ロンフィルム基材1aの使用により積層包装材料に、優
れた耐衝撃性や耐突き刺し性を付与することができる。
このようなナイロンフィルム基材1aとしては、従来よ
り積層包装材料の基材として用いられているナイロンフ
ィルムを使用することができ、例えば、6−ナイロンフ
ィルムや6,6−ナイロンフィルムを使用することがで
きる。特に、ナイロンフィルム基材1aとしては、耐衝
撃性などの機械的強度の向上や直線引き裂き性の向上な
どを目的として二軸延伸ナイロンフィルムを使用するこ
とが好ましい。
基材としてナイロンフィルム基材1aを使用する。ナイ
ロンフィルム基材1aの使用により積層包装材料に、優
れた耐衝撃性や耐突き刺し性を付与することができる。
このようなナイロンフィルム基材1aとしては、従来よ
り積層包装材料の基材として用いられているナイロンフ
ィルムを使用することができ、例えば、6−ナイロンフ
ィルムや6,6−ナイロンフィルムを使用することがで
きる。特に、ナイロンフィルム基材1aとしては、耐衝
撃性などの機械的強度の向上や直線引き裂き性の向上な
どを目的として二軸延伸ナイロンフィルムを使用するこ
とが好ましい。
【0012】なお、ナイロンフィルム基材1aには、必
要に応じて半芳香族系ポリアミドあるいは芳香族系ポリ
アミドなどを含有させてもよい。
要に応じて半芳香族系ポリアミドあるいは芳香族系ポリ
アミドなどを含有させてもよい。
【0013】ナイロンフィルム基材1aの厚みについて
は、使用目的に応じて適宜決定することができる。
は、使用目的に応じて適宜決定することができる。
【0014】ガスバリヤフィルム1の酸化ケイ素蒸着層
1bは、酸素や水蒸気などのガスのバリヤ層として機能
する。この酸化ケイ素蒸着層1bは、一般式Six Oy
(x=1又は2、y=0,1,2又は3)で表され、特
に一酸化ケイ素を主体とするケイ素化合物の混合物から
構成される。このような酸化ケイ素蒸着層1bは、真空
蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、
プラズマ蒸着法或いはCVD法等のドライプロセスによ
り形成することができる。なかでも、製造コストなどの
点で真空蒸着法により形成することが好ましい。
1bは、酸素や水蒸気などのガスのバリヤ層として機能
する。この酸化ケイ素蒸着層1bは、一般式Six Oy
(x=1又は2、y=0,1,2又は3)で表され、特
に一酸化ケイ素を主体とするケイ素化合物の混合物から
構成される。このような酸化ケイ素蒸着層1bは、真空
蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、
プラズマ蒸着法或いはCVD法等のドライプロセスによ
り形成することができる。なかでも、製造コストなどの
点で真空蒸着法により形成することが好ましい。
【0015】酸化ケイ素蒸着層1bの厚みは、使用目的
に応じて適宜決定することができる。例えば、積層包装
材料をレトルトパウチに用いる場合には、1000〜1
500Åであり、また、透明性、フレキシブル性を重視
する場合には、200〜800Å程度の厚みである。
に応じて適宜決定することができる。例えば、積層包装
材料をレトルトパウチに用いる場合には、1000〜1
500Åであり、また、透明性、フレキシブル性を重視
する場合には、200〜800Å程度の厚みである。
【0016】アンカーコート層5は、後述する押出し熱
可塑性樹脂層6の密着性を高めるための層である。この
ようなアンカーコート層5としては、2液硬化型ウレタ
ン系アンカーコート剤から形成することが好ましい。2
液硬化型ウレタン系アンカーコート剤を使用する場合、
図3の従来の積層包装材料のウレタン系接着剤層3の形
成時の使用量(約3〜10g/m2 )より非常に少ない
量(1〜3g/m2 )で使用すればよい。
可塑性樹脂層6の密着性を高めるための層である。この
ようなアンカーコート層5としては、2液硬化型ウレタ
ン系アンカーコート剤から形成することが好ましい。2
液硬化型ウレタン系アンカーコート剤を使用する場合、
図3の従来の積層包装材料のウレタン系接着剤層3の形
成時の使用量(約3〜10g/m2 )より非常に少ない
量(1〜3g/m2 )で使用すればよい。
【0017】押出し熱可塑性樹脂層6は、ガスバリヤフ
ィルム1と後述するヒートシール性のシーラントフィル
ム2とをサンドラミネーション法により積層するための
接着層として機能する。このような押出し熱可塑性樹脂
層6としては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、アイオノマー
などから形成することが好ましい。
ィルム1と後述するヒートシール性のシーラントフィル
ム2とをサンドラミネーション法により積層するための
接着層として機能する。このような押出し熱可塑性樹脂
層6としては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、アイオノマー
などから形成することが好ましい。
【0018】押出し熱可塑性樹脂層6の層厚に関し、こ
の層自体が溶融押出し法により形成されるために、層厚
が厚すぎる場合には酸化ケイ素蒸着層1bにクラックを
生じさせる虞れがあり、一方、薄すぎる場合には、ガス
バリヤフィルム1とシーラントフィルム2との密着性が
不十分となる。従って、押出し熱可塑性樹脂層6の層厚
は、好ましくは10〜30μm、より好ましくは15〜
20μmとする。
の層自体が溶融押出し法により形成されるために、層厚
が厚すぎる場合には酸化ケイ素蒸着層1bにクラックを
生じさせる虞れがあり、一方、薄すぎる場合には、ガス
バリヤフィルム1とシーラントフィルム2との密着性が
不十分となる。従って、押出し熱可塑性樹脂層6の層厚
は、好ましくは10〜30μm、より好ましくは15〜
20μmとする。
【0019】ヒートシール性のシーラントフィルム2と
しては、従来から包装材料のシーラントフィルムとして
用いられているものと同様の素材から構成することがで
き、例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチ
レン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/ポリ
プロピレン共重合体、アイオノマーなどから形成するこ
とができる。
しては、従来から包装材料のシーラントフィルムとして
用いられているものと同様の素材から構成することがで
き、例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチ
レン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/ポリ
プロピレン共重合体、アイオノマーなどから形成するこ
とができる。
【0020】シーラントフィルム2の厚みは、特に限定
されず、必要に応じて適宜決定することができるが、一
般的には20〜100μm、好ましくは30〜60μm
とする。
されず、必要に応じて適宜決定することができるが、一
般的には20〜100μm、好ましくは30〜60μm
とする。
【0021】本発明の積層包装材料においては、更に、
図2に示すように、ガスバリヤフィルム1の酸化ケイ素
蒸着層1b上に印刷層4が形成されていてもよい。本発
明によれば、積層包装材料の印刷部分のラミネート強度
が非印刷部分のラミネート強度に対して低下することな
く、両者におけるラミネート強度をほぼ同一とすること
ができる。従って、ラミネート強度を低下させずに、酸
化ケイ素蒸着層1bの全面に印刷層を形成することも可
能となる。
図2に示すように、ガスバリヤフィルム1の酸化ケイ素
蒸着層1b上に印刷層4が形成されていてもよい。本発
明によれば、積層包装材料の印刷部分のラミネート強度
が非印刷部分のラミネート強度に対して低下することな
く、両者におけるラミネート強度をほぼ同一とすること
ができる。従って、ラミネート強度を低下させずに、酸
化ケイ素蒸着層1bの全面に印刷層を形成することも可
能となる。
【0022】なお、印刷層4としては、従来より酸化ケ
イ素蒸着層への印刷に用いられているインクから形成す
ることができる。中でも、前述したアンカーコート層5
がウレタン系接着剤から形成されている場合には、アン
カーコート層との密着性を向上させるために、ウレタン
系樹脂バインダーを含有するインクから形成することが
好ましい。また、印刷層4の層厚には特に限定はなく、
必要に応じて適宜決定することができる。
イ素蒸着層への印刷に用いられているインクから形成す
ることができる。中でも、前述したアンカーコート層5
がウレタン系接着剤から形成されている場合には、アン
カーコート層との密着性を向上させるために、ウレタン
系樹脂バインダーを含有するインクから形成することが
好ましい。また、印刷層4の層厚には特に限定はなく、
必要に応じて適宜決定することができる。
【0023】本発明の積層包装材料は、常法、例えばサ
ンドラミネーション法を利用して製造することができ
る。例えば、ナイロンフィルム基材に酸化ケイ素を蒸着
させてガスバリヤフィルムを作製し、その酸化ケイ素蒸
着層上に、アンカーコート剤を塗工してアンカーコート
層を形成する。そのアンカーコート層とシーラントフィ
ルムとを対向させ、その間に熱可塑性樹脂を溶融して層
状に押出し、それらを圧着するというサンドラミネーシ
ョン法により製造することができる。
ンドラミネーション法を利用して製造することができ
る。例えば、ナイロンフィルム基材に酸化ケイ素を蒸着
させてガスバリヤフィルムを作製し、その酸化ケイ素蒸
着層上に、アンカーコート剤を塗工してアンカーコート
層を形成する。そのアンカーコート層とシーラントフィ
ルムとを対向させ、その間に熱可塑性樹脂を溶融して層
状に押出し、それらを圧着するというサンドラミネーシ
ョン法により製造することができる。
【0024】
【作用】本発明の積層包装材料においては、耐衝撃性に
優れたナイロンフィルムを酸化ケイ素蒸着層の蒸着基材
として用いたガスバリヤフィルムとヒートシール性シー
ラントフィルムとの間に、酸化ケイ素蒸着層側からアン
カーコート層及び押出し熱可塑性樹脂層が配設されてい
る。従って、積層包装材料のラミネート強度を、酸化ケ
イ素蒸着層の蒸着基材としてポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用いた積層包装材料のラミネート強度に匹
敵するように向上させることができる。しかも、印刷部
分のラミネート強度と非印刷部分のラミネート強度とを
ほぼ同等となるようにすることが可能となる。
優れたナイロンフィルムを酸化ケイ素蒸着層の蒸着基材
として用いたガスバリヤフィルムとヒートシール性シー
ラントフィルムとの間に、酸化ケイ素蒸着層側からアン
カーコート層及び押出し熱可塑性樹脂層が配設されてい
る。従って、積層包装材料のラミネート強度を、酸化ケ
イ素蒸着層の蒸着基材としてポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用いた積層包装材料のラミネート強度に匹
敵するように向上させることができる。しかも、印刷部
分のラミネート強度と非印刷部分のラミネート強度とを
ほぼ同等となるようにすることが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を以下の実施例により具体的に
説明する。
説明する。
【0026】実施例1 二軸方向に延伸した厚さ15μmのナイロンフィルム
(エンブレムRT、ユニチカ社製)上に、真空蒸着法に
より一酸化ケイ素を主成分とする酸化ケイ素を400Å
の厚さに堆積させることによりガスバリヤフィルムを作
製した。
(エンブレムRT、ユニチカ社製)上に、真空蒸着法に
より一酸化ケイ素を主成分とする酸化ケイ素を400Å
の厚さに堆積させることによりガスバリヤフィルムを作
製した。
【0027】得られたガスバリヤフィルムの酸化ケイ素
蒸着層上にウレタン系バインダー樹脂を含有する1液タ
イプのインキ(LPスーパー、東洋インキ製造社製)で
印刷層を部分的に形成した。
蒸着層上にウレタン系バインダー樹脂を含有する1液タ
イプのインキ(LPスーパー、東洋インキ製造社製)で
印刷層を部分的に形成した。
【0028】次に、ガスバリヤフィルムの印刷層側表面
に、2液硬化型ウレタン系接着剤(A515、武田薬品
工業社製)を1.1g/m2 の割合で塗工し、乾燥して
アンカーコート層を形成した。
に、2液硬化型ウレタン系接着剤(A515、武田薬品
工業社製)を1.1g/m2 の割合で塗工し、乾燥して
アンカーコート層を形成した。
【0029】次に、ガスバリヤフィルムのアンカーコー
ト層形成面に、厚さ60μmの線状低密度ポリエチレン
フィルム(TUX−TC、東セロ社製)を対向させ、そ
の間に、310℃で加熱溶融させた低密度ポリエチレン
をT型ダイより厚さ20μmの層状に押出しながら圧着
させることにより、図2に示すような本発明の積層包装
材料を得た。
ト層形成面に、厚さ60μmの線状低密度ポリエチレン
フィルム(TUX−TC、東セロ社製)を対向させ、そ
の間に、310℃で加熱溶融させた低密度ポリエチレン
をT型ダイより厚さ20μmの層状に押出しながら圧着
させることにより、図2に示すような本発明の積層包装
材料を得た。
【0030】比較例1 実施例1と同様に、ガスバリヤフィルムを作製し、更に
その酸化ケイ素蒸着層上に印刷層を形成した。その印刷
層上に2液硬化型ウレタン系接着剤(A515、武田薬
品工業社製)を3.5g/m2 の割合で塗工、乾燥して
ウレタン系接着剤層を形成した。その接着剤層を介し
て、ガスバリヤフィルムと厚さ60μmの線状低密度ポ
リエチレンフィルム(TUX−TC、東セロ社製)とを
ドライラミネーション法により積層することにより、図
4に示すような積層包装材料を得た。
その酸化ケイ素蒸着層上に印刷層を形成した。その印刷
層上に2液硬化型ウレタン系接着剤(A515、武田薬
品工業社製)を3.5g/m2 の割合で塗工、乾燥して
ウレタン系接着剤層を形成した。その接着剤層を介し
て、ガスバリヤフィルムと厚さ60μmの線状低密度ポ
リエチレンフィルム(TUX−TC、東セロ社製)とを
ドライラミネーション法により積層することにより、図
4に示すような積層包装材料を得た。
【0031】比較例2 ウレタン系接着剤として商品名CVLSP(大日本イン
キ化学工業社製)で特定されるものを使用する以外は比
較例1と同様にして、図4に示すような積層包装材料を
得た。
キ化学工業社製)で特定されるものを使用する以外は比
較例1と同様にして、図4に示すような積層包装材料を
得た。
【0032】(評価)実施例及び比較例において得られ
た積層包装材料について、5℃、室温(約20℃)、4
0℃(90%RH)の各条件下でのラミネート強度を以
下の方法に従って経時的に試験し、評価した。なお、ヒ
ートシール強度については、ヒートシールしてから3週
間後のものについてのみ試験し評価した。
た積層包装材料について、5℃、室温(約20℃)、4
0℃(90%RH)の各条件下でのラミネート強度を以
下の方法に従って経時的に試験し、評価した。なお、ヒ
ートシール強度については、ヒートシールしてから3週
間後のものについてのみ試験し評価した。
【0033】ラミネート強度試験 積層包装材料を15mm巾(長さ50mm)の短冊状に
カットして試験片とした。この試験片の端部のガスバリ
ヤフィルムとシーラントフィルムとを手で剥離し、その
剥離した端部のフィルムを引っ張り試験機(テンシロ
ン、東洋製機社製)のジグでクランプし、300mm/
分の速度で引き剥がし、その時の荷重(引き剥がしに要
した力)を測定した(サンプル数N=3)。その結果
(平均値)を表1及び表2に示す。
カットして試験片とした。この試験片の端部のガスバリ
ヤフィルムとシーラントフィルムとを手で剥離し、その
剥離した端部のフィルムを引っ張り試験機(テンシロ
ン、東洋製機社製)のジグでクランプし、300mm/
分の速度で引き剥がし、その時の荷重(引き剥がしに要
した力)を測定した(サンプル数N=3)。その結果
(平均値)を表1及び表2に示す。
【0034】なお、表1及び表2において、「剥がれ
ず」とは、ガスバリヤフィルムとシーラントとフィルム
とがうまくはがれず破断した場合を示す。この場合、そ
れらが非常に強くラミネートされていることを意味す
る。また、「SiOとられず」とは、SiOがシーラン
トフィルム側に転移せず、ガスバリヤフィルムに保持さ
れている場合を示す。「SiOとられ」とは、SiOが
シーラントフィルム側に転移した場合を示す。「SiO
若干とられ」とは、SiOのごく一部がシーラントフィ
ルム側に転移した場合を示す。「LL伸び」とは、剥離
はするもののシーラントフィルムが伸びてしまった場合
を示す。そして、「インキとられず」とは、印刷層がシ
ーラントフィルム側に転移しない場合を示す。
ず」とは、ガスバリヤフィルムとシーラントとフィルム
とがうまくはがれず破断した場合を示す。この場合、そ
れらが非常に強くラミネートされていることを意味す
る。また、「SiOとられず」とは、SiOがシーラン
トフィルム側に転移せず、ガスバリヤフィルムに保持さ
れている場合を示す。「SiOとられ」とは、SiOが
シーラントフィルム側に転移した場合を示す。「SiO
若干とられ」とは、SiOのごく一部がシーラントフィ
ルム側に転移した場合を示す。「LL伸び」とは、剥離
はするもののシーラントフィルムが伸びてしまった場合
を示す。そして、「インキとられず」とは、印刷層がシ
ーラントフィルム側に転移しない場合を示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】 表1及び表2からわかるように、実施例1の積層包装材
料は、印刷部分及び非印刷部分のいずれの部分について
も、比較例1及び2の積層包装材料に比べてラミネート
強度が優れていた。
料は、印刷部分及び非印刷部分のいずれの部分について
も、比較例1及び2の積層包装材料に比べてラミネート
強度が優れていた。
【0037】また、実施例1の積層包装材料は、それ自
体の印刷部分と非印刷部分との間で剥離強度の差がほと
んどなく、経時的にもラミネート強度は劣化しなかっ
た。それに対し、比較例1及び2の積層包装材料におい
ては、印刷部分のラミネート強度が非印刷部分のラミネ
ート強度に比して著しく低下してしまった。
体の印刷部分と非印刷部分との間で剥離強度の差がほと
んどなく、経時的にもラミネート強度は劣化しなかっ
た。それに対し、比較例1及び2の積層包装材料におい
ては、印刷部分のラミネート強度が非印刷部分のラミネ
ート強度に比して著しく低下してしまった。
【0038】
【発明の効果】本発明の積層包装材料は、優れたラミネ
ート強度を有する。
ート強度を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層包装材料の断面図である。
【図2】本発明の積層包装材料の断面図である。
【図3】従来の積層包装材料の断面図である。
【図4】従来の積層包装材料の断面図である。
1 ガスバリヤフィルム 1a ナイロンフィルム基材 1b 酸化ケイ素蒸着層 2 シーラントフィルム 3 ウレタン系接着剤層 4 印刷層 5 アンカーコート層 6 押出し熱可塑性樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/08 8939−4K
Claims (6)
- 【請求項1】 ナイロンフィルム基材とその片面に形成
された酸化ケイ素蒸着層とからなるガスバリヤフィルム
の当該酸化ケイ素蒸着層側にヒートシール性のシーラン
トフィルムが形成されてなる積層包装材料において、酸
化ケイ素蒸着層とシーラントフィルムとの間に、酸化ケ
イ素蒸着層側からアンカーコート層及び押出し熱可塑性
樹脂層が積層されていることを特徴とする積層包装材
料。 - 【請求項2】 酸化ケイ素蒸着層とアンカーコート層と
の間に印刷層が形成されている請求項1記載の積層包装
材料。 - 【請求項3】 押出し熱可塑性樹脂層が、低密度ポリエ
チレンから形成されている請求項1又は2記載の積層包
装材料。 - 【請求項4】 ナイロンフィルム基材が二軸延伸ナイロ
ンフィルムである請求項1〜3のいずれかに記載の積層
包装材料。 - 【請求項5】 アンカーコート層が2液硬化型ウレタン
系アンカーコート剤から形成されている請求項1〜4の
いずれかに記載の積層包装材料。 - 【請求項6】 印刷層がウレタン系樹脂バインダーを含
有する請求項2〜5のいずれかに記載の積層包装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6282885A JPH08120441A (ja) | 1994-10-22 | 1994-10-22 | 積層包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6282885A JPH08120441A (ja) | 1994-10-22 | 1994-10-22 | 積層包装材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08120441A true JPH08120441A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17658357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6282885A Pending JPH08120441A (ja) | 1994-10-22 | 1994-10-22 | 積層包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08120441A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000167972A (ja) * | 1998-12-07 | 2000-06-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明バリアフィルム、それを使用した積層材および包装用容器 |
| JP2000167973A (ja) * | 1998-12-08 | 2000-06-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明バリアフィルム、それを使用した積層材および包装用容器 |
| JP2000233468A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-08-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層材およびそれを使用した包装用容器 |
| JP2000233479A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-08-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層材およびそれを使用した包装用容器 |
| JP2001246711A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-09-11 | Toppan Printing Co Ltd | 耐ピンホール性を有する積層体およびそれを用いた包装袋 |
| JP2002001862A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 餅用包材およびそれを使用した餅包装体 |
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| JP2002019003A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 無菌米飯充填容器用蓋材およびそれを使用した無菌包装米飯 |
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| JP2003025477A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 削り節用包材およびそれを使用した削り節包装体 |
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Citations (2)
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| JPH05263060A (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-12 | Takeda Chem Ind Ltd | 押し出しラミネート用アンカーコート剤 |
| JPH06238801A (ja) * | 1993-02-17 | 1994-08-30 | Toppan Printing Co Ltd | 耐屈曲性に優れる透明包装材料 |
-
1994
- 1994-10-22 JP JP6282885A patent/JPH08120441A/ja active Pending
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|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041020 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050301 |