JPH08120676A - 山留支保工脱着方法及びその装置 - Google Patents
山留支保工脱着方法及びその装置Info
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- JPH08120676A JPH08120676A JP28297894A JP28297894A JPH08120676A JP H08120676 A JPH08120676 A JP H08120676A JP 28297894 A JP28297894 A JP 28297894A JP 28297894 A JP28297894 A JP 28297894A JP H08120676 A JPH08120676 A JP H08120676A
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 土木・建築工事等における地下構造物の埋設
又は構築に際して、地表開削又は地下掘削のために開削
・掘削場所の周囲に施す山留支保工の設置・解体作業を
効率良く、かつ、安全に施工するための山留支保工脱着
方法及びその装置を提供する。 【構成】 相対向する土留壁31にそれぞれ固定した腹
起材35の少なくとも一方に圧接又は離反するために液
圧を介し伸縮可能に形成された押圧部材4と、この押圧
部材に連結して伸縮動作可能な伸縮調節部材3と、この
伸縮調節部材3に連結された所定長さのスペーサー2と
からなる脱着装置1を用い、該腹起材35間に介在させ
る切梁材36若しくは腹起材35aの設置又は撤去施工
時に前記脱着装置1を伸長操作して相対向する土留壁3
1にそれぞれ固定した腹起材35の間隔を拡幅するよう
にした。
又は構築に際して、地表開削又は地下掘削のために開削
・掘削場所の周囲に施す山留支保工の設置・解体作業を
効率良く、かつ、安全に施工するための山留支保工脱着
方法及びその装置を提供する。 【構成】 相対向する土留壁31にそれぞれ固定した腹
起材35の少なくとも一方に圧接又は離反するために液
圧を介し伸縮可能に形成された押圧部材4と、この押圧
部材に連結して伸縮動作可能な伸縮調節部材3と、この
伸縮調節部材3に連結された所定長さのスペーサー2と
からなる脱着装置1を用い、該腹起材35間に介在させ
る切梁材36若しくは腹起材35aの設置又は撤去施工
時に前記脱着装置1を伸長操作して相対向する土留壁3
1にそれぞれ固定した腹起材35の間隔を拡幅するよう
にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は山留支保工脱着方法及び
その装置に関し、特には土木・建築工事等における地下
構造物の埋設又は構築に際して、地表開削又は地下掘削
のために開削・掘削場所の周囲に施す山留支保工の設置
・解体作業を効率良く、かつ、安全に施工するためのも
のである。
その装置に関し、特には土木・建築工事等における地下
構造物の埋設又は構築に際して、地表開削又は地下掘削
のために開削・掘削場所の周囲に施す山留支保工の設置
・解体作業を効率良く、かつ、安全に施工するためのも
のである。
【0002】
【従来の技術】地中に下水道管やケーブル導入管等を埋
設するために、或は各種の構造物や建築物の構築・建築
に際して、地中溝や穴を開削する場合、先ず開削箇所に
複数の鋼矢板を連続して打ち込み、或は所定の間隔で打
ち込んだH型鋼杭等の間に板体を介在させて、溝の両側
又は穴の周囲に土留壁を形成し、その土留壁で囲まれた
内部の土を取り除いて溝又は穴を形成する。この際、土
留壁の倒壊を防止するために、相対向する土留壁間に山
留支保工を介在させて補強をする。
設するために、或は各種の構造物や建築物の構築・建築
に際して、地中溝や穴を開削する場合、先ず開削箇所に
複数の鋼矢板を連続して打ち込み、或は所定の間隔で打
ち込んだH型鋼杭等の間に板体を介在させて、溝の両側
又は穴の周囲に土留壁を形成し、その土留壁で囲まれた
内部の土を取り除いて溝又は穴を形成する。この際、土
留壁の倒壊を防止するために、相対向する土留壁間に山
留支保工を介在させて補強をする。
【0003】山留支保工は、図6,7に示すように、先
づ鋼矢板30(或は図8に示すようなH型鋼杭30a)
を地中に打ち込んで土留壁31,32,33,34で開
削すべき箇所を画成し、その囲まれた内部の土を除去し
て相対向する31,33にそれぞれ腹起材35,35を
当てて水平に固定すると共に、該腹起材35,35間の
両端部に同様にして腹起材35a,35aを当てて水平
に固定して、腹起材35,35aによって土留壁31,
32,33,34の内周部を囲繞する。次に腹起材3
5,35の間に切梁材36を介在させる。この切梁材3
6は所定長さの断面H型鋼材からなるものであって、相
対向する土留壁31,33にそれぞれ固定した腹起材3
5,35間の間隔寸法と略等しい長さに作成されたも
の、若しくは所定長さ寸法のものを継ぎ足して構成され
ており、腹起材35,35間の突っ張りとして介在させ
るものである。なお、図6において切梁材36は1本図
示されているのみであるが、一定間隔毎にで複数のもの
を介在させるものである。37はコーナー部の補強をす
る火打ち梁である。
づ鋼矢板30(或は図8に示すようなH型鋼杭30a)
を地中に打ち込んで土留壁31,32,33,34で開
削すべき箇所を画成し、その囲まれた内部の土を除去し
て相対向する31,33にそれぞれ腹起材35,35を
当てて水平に固定すると共に、該腹起材35,35間の
両端部に同様にして腹起材35a,35aを当てて水平
に固定して、腹起材35,35aによって土留壁31,
32,33,34の内周部を囲繞する。次に腹起材3
5,35の間に切梁材36を介在させる。この切梁材3
6は所定長さの断面H型鋼材からなるものであって、相
対向する土留壁31,33にそれぞれ固定した腹起材3
5,35間の間隔寸法と略等しい長さに作成されたも
の、若しくは所定長さ寸法のものを継ぎ足して構成され
ており、腹起材35,35間の突っ張りとして介在させ
るものである。なお、図6において切梁材36は1本図
示されているのみであるが、一定間隔毎にで複数のもの
を介在させるものである。37はコーナー部の補強をす
る火打ち梁である。
【0004】この切梁材36には通常キリンジャッキと
称する伸縮調節部材38が介在されている。伸縮調節部
材38としてのキリンジャッキは、図11に示すよう
に、ハンドル43を回転させれば、ねじ係合する内筒体
44が外筒体45から伸縮できるようにした公知のもの
である。
称する伸縮調節部材38が介在されている。伸縮調節部
材38としてのキリンジャッキは、図11に示すよう
に、ハンドル43を回転させれば、ねじ係合する内筒体
44が外筒体45から伸縮できるようにした公知のもの
である。
【0005】腹起材35は、図8,9に示すように、H
型鋼杭30a(或は図6に示すような鋼矢板30)に一
定高さでブラケット39を固定し、そのブラケット39
上に腹起材35を載置して固定し、腹起材35とH型鋼
杭30aとの間にモルタル等の裏込コンクリート40を
介在させて補強してある。なお、図8,9では、H型鋼
杭30aを所定間隔で打ち込んで、それらのH型鋼杭3
0aの間に板体41を介在して土留壁を形成しているも
のであり、図6,図10に示すように、鋼矢板30を連
接して打ち込んで土留壁31を形成したときは腹起材3
5と鋼矢板30との間に通常裏込コンクリート42を打
設する。また、腹起材35a,35aも腹起材35,3
5の両端部間に腹起材35,35と同様に設置する。
型鋼杭30a(或は図6に示すような鋼矢板30)に一
定高さでブラケット39を固定し、そのブラケット39
上に腹起材35を載置して固定し、腹起材35とH型鋼
杭30aとの間にモルタル等の裏込コンクリート40を
介在させて補強してある。なお、図8,9では、H型鋼
杭30aを所定間隔で打ち込んで、それらのH型鋼杭3
0aの間に板体41を介在して土留壁を形成しているも
のであり、図6,図10に示すように、鋼矢板30を連
接して打ち込んで土留壁31を形成したときは腹起材3
5と鋼矢板30との間に通常裏込コンクリート42を打
設する。また、腹起材35a,35aも腹起材35,3
5の両端部間に腹起材35,35と同様に設置する。
【0006】したがって、土留壁が敷設され、土留壁間
の土を除去した後、土留壁の内周部ににブラケットを介
して腹起材を固定し、腹起材間の間隔寸法とほぼ等しく
作成した切梁材をクレーン等にて吊り上げて腹起材間に
降ろし、切梁材の両端部を腹起材に当て、伸縮調節部材
を適宜伸長させて腹起材を土留壁側へ加圧する状態で介
在させる。これらの腹起材及び切梁材は土留壁の倒壊を
防止するのである。そして、この腹起材及び切梁材は、
図7に示すように、溝の深さ方向へ必要な所定段数が設
置される。
の土を除去した後、土留壁の内周部ににブラケットを介
して腹起材を固定し、腹起材間の間隔寸法とほぼ等しく
作成した切梁材をクレーン等にて吊り上げて腹起材間に
降ろし、切梁材の両端部を腹起材に当て、伸縮調節部材
を適宜伸長させて腹起材を土留壁側へ加圧する状態で介
在させる。これらの腹起材及び切梁材は土留壁の倒壊を
防止するのである。そして、この腹起材及び切梁材は、
図7に示すように、溝の深さ方向へ必要な所定段数が設
置される。
【0007】そのため、下水道管等の埋設工事が終了し
た後、土留壁を撤去する際に、腹起材及び切梁材を取り
外して解体しなければならないが、相対向する土留壁に
それぞれ固定した腹起材の間に介在させた腹起材及び切
梁材の取外し作業はかなり面倒な作業となることは周知
である。
た後、土留壁を撤去する際に、腹起材及び切梁材を取り
外して解体しなければならないが、相対向する土留壁に
それぞれ固定した腹起材の間に介在させた腹起材及び切
梁材の取外し作業はかなり面倒な作業となることは周知
である。
【0008】すなわち、腹起材及び切梁材は土留壁が受
ける土圧を直接に負荷しているために、伸縮調節部材を
操作してそれが緩み切梁材が土留壁側へ加圧する状態を
解除することにより、切梁材を簡単にクレーン等にて吊
り上げて撤去できる場合は希であって、多くは、伸縮調
節部材を操作できない程度に大きな土圧を受けている場
合が多い。
ける土圧を直接に負荷しているために、伸縮調節部材を
操作してそれが緩み切梁材が土留壁側へ加圧する状態を
解除することにより、切梁材を簡単にクレーン等にて吊
り上げて撤去できる場合は希であって、多くは、伸縮調
節部材を操作できない程度に大きな土圧を受けている場
合が多い。
【0009】したがって、そのような場合には、腹起材
及び切梁材撤去のために、強大な揚重力を有するクレー
ンを用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げ
て解体するか、重機械であるバックホーや重錘のモンケ
ン等にて衝撃を切梁材に加えてこれを外して解体する
か、若しくは裏込材を撤去し、腹起材及び切梁材にかか
る荷重を少なくした後、強大な揚重力を有するクレーン
を用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げて
解体するか、又は腹起材及び切梁材の一部を端部から切
断し荷重を少なくして強大な揚重力を有するクレーンを
用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げて解
体するか、等の手段が行われている。
及び切梁材撤去のために、強大な揚重力を有するクレー
ンを用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げ
て解体するか、重機械であるバックホーや重錘のモンケ
ン等にて衝撃を切梁材に加えてこれを外して解体する
か、若しくは裏込材を撤去し、腹起材及び切梁材にかか
る荷重を少なくした後、強大な揚重力を有するクレーン
を用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げて
解体するか、又は腹起材及び切梁材の一部を端部から切
断し荷重を少なくして強大な揚重力を有するクレーンを
用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げて解
体するか、等の手段が行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、腹起材
及び切梁材撤去のために、強大な揚重力を有するクレー
ンを用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げ
て解体する方法は、腹起材及び切梁材を損傷すること、
大型のクレーン等を用いなければならないから不経済で
あり、又腹起材及び切梁材を無理矢理に揚重することに
よる危険が想定され、危険である。
及び切梁材撤去のために、強大な揚重力を有するクレー
ンを用いて腹起材及び切梁材の両端を無理矢理吊り上げ
て解体する方法は、腹起材及び切梁材を損傷すること、
大型のクレーン等を用いなければならないから不経済で
あり、又腹起材及び切梁材を無理矢理に揚重することに
よる危険が想定され、危険である。
【0011】また、バックホーやモンケン等にて衝撃を
腹起材及び切梁材に加えてこれを外して解体する方法は
現場の設備や広さが問題となり、又腹起材及び切梁材を
損傷するおそれが大きい他、見るからにスマートさに欠
ける施工方法である。
腹起材及び切梁材に加えてこれを外して解体する方法は
現場の設備や広さが問題となり、又腹起材及び切梁材を
損傷するおそれが大きい他、見るからにスマートさに欠
ける施工方法である。
【0012】さらに、裏込材を撤去し、腹起材及び切梁
材にかかる荷重を少なくする方法は労費が多く掛かり、
又確実視できないほか、時間がかかるために不経済であ
る。
材にかかる荷重を少なくする方法は労費が多く掛かり、
又確実視できないほか、時間がかかるために不経済であ
る。
【0013】腹起材及び切梁材の一部を端部から切断し
荷重を少なくする方法は、腹起材及び切梁材を損傷する
ことは勿論、大型のクレーンを用いなければならないか
ら不経済、かつ、危険である。
荷重を少なくする方法は、腹起材及び切梁材を損傷する
ことは勿論、大型のクレーンを用いなければならないか
ら不経済、かつ、危険である。
【0014】また、腹起材及び切梁材を設置する際に
も、土留壁には土圧が掛かっているため、僅かであって
も土留壁は内側に撓む傾向にある。そこで、腹起材及び
切梁材を設置する前に腹起材を介して土留壁を外側に押
して原状の状態を維持させて設置することが望ましい。
特に開削・掘削箇所の近傍に建築物や地下埋設物がある
工事においてはその要求が強い。そこで、都市部の極め
て大規模な工事においては所謂プレロード工法(既加圧
工法)が行われているが、それ以外の一般的な中小規模
の工事では、土留壁の原状を維持させた状態で腹起材及
び切梁材を設置することは殆ど行われていない。
も、土留壁には土圧が掛かっているため、僅かであって
も土留壁は内側に撓む傾向にある。そこで、腹起材及び
切梁材を設置する前に腹起材を介して土留壁を外側に押
して原状の状態を維持させて設置することが望ましい。
特に開削・掘削箇所の近傍に建築物や地下埋設物がある
工事においてはその要求が強い。そこで、都市部の極め
て大規模な工事においては所謂プレロード工法(既加圧
工法)が行われているが、それ以外の一般的な中小規模
の工事では、土留壁の原状を維持させた状態で腹起材及
び切梁材を設置することは殆ど行われていない。
【0015】そこで本発明は、上記事情に鑑み、山留支
保工の設置及び解体を、安全、かつ、迅速に、しかも経
済的に、行えることを目的とした山留支保工脱着方法及
びその装置を提供する。
保工の設置及び解体を、安全、かつ、迅速に、しかも経
済的に、行えることを目的とした山留支保工脱着方法及
びその装置を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は山留支保工脱着
方法として、相対向する土留壁にそれぞれ腹起材を固定
し、該腹起材に切梁材又は腹起材の両端部をそれぞれ当
接させて土留壁間の開削空間に介在させることにより土
留壁の倒壊を防止する山留支保工施工方法において、相
対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の少なくとも
一方に圧接又は離反するために液圧を介し伸縮可能に形
成された押圧部材と、この押圧部材に連結して伸縮動作
可能な伸縮調節部材と、この伸縮調節部材に連結された
所定長さのスペーサーとからなる脱着装置を用い、該腹
起材間に介在させる切梁材若しくは腹起材の設置又は撤
去施工時に前記脱着装置を伸長操作して相対向する土留
壁にそれぞれ固定した腹起材の間隔を拡幅する構成を提
供する。
方法として、相対向する土留壁にそれぞれ腹起材を固定
し、該腹起材に切梁材又は腹起材の両端部をそれぞれ当
接させて土留壁間の開削空間に介在させることにより土
留壁の倒壊を防止する山留支保工施工方法において、相
対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の少なくとも
一方に圧接又は離反するために液圧を介し伸縮可能に形
成された押圧部材と、この押圧部材に連結して伸縮動作
可能な伸縮調節部材と、この伸縮調節部材に連結された
所定長さのスペーサーとからなる脱着装置を用い、該腹
起材間に介在させる切梁材若しくは腹起材の設置又は撤
去施工時に前記脱着装置を伸長操作して相対向する土留
壁にそれぞれ固定した腹起材の間隔を拡幅する構成を提
供する。
【0017】また、相対向する土留壁にそれぞれ腹起材
を固定し、該腹起材に切梁材又は腹起材の両端部をそれ
ぞれ当接させて土留壁間の開削空間に介在させることに
より土留壁の倒壊を防止する山留支保工施工方法におい
て、相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材に懸架
し該腹起材の側面に垂下して重なる一端側の係止具と、
この係止具を端部に連結し液圧を介して伸縮することに
より該腹起材に圧接又は離反する押圧部材と、この押圧
部材に連結して伸縮作動可能な伸縮調節部材と、この伸
縮調節部材に連結された所定長さのスペーサーと、この
スペーサーの端部に連結して該腹起材に懸架し該腹起材
の側面に垂下して重なる他端側の係止具とからなる脱着
装置を用い、該腹起材間に介在させる切梁材若しくは腹
起材の設置又は撤去施工時に前記脱着装置を伸長操作し
て相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の間隔を
拡幅する構成を提供する。
を固定し、該腹起材に切梁材又は腹起材の両端部をそれ
ぞれ当接させて土留壁間の開削空間に介在させることに
より土留壁の倒壊を防止する山留支保工施工方法におい
て、相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材に懸架
し該腹起材の側面に垂下して重なる一端側の係止具と、
この係止具を端部に連結し液圧を介して伸縮することに
より該腹起材に圧接又は離反する押圧部材と、この押圧
部材に連結して伸縮作動可能な伸縮調節部材と、この伸
縮調節部材に連結された所定長さのスペーサーと、この
スペーサーの端部に連結して該腹起材に懸架し該腹起材
の側面に垂下して重なる他端側の係止具とからなる脱着
装置を用い、該腹起材間に介在させる切梁材若しくは腹
起材の設置又は撤去施工時に前記脱着装置を伸長操作し
て相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の間隔を
拡幅する構成を提供する。
【0018】さらに、係止具は相対向する土留壁にそれ
ぞれ固定した腹起材の上面に懸架する上辺部と該腹起材
の側面に重なる下辺とを有する略逆L字型体からなり、
下辺の中央部に前記押圧部材の端面中央に突設した主突
起部が嵌合する長孔が上下方向に穿設され、該長孔に主
突起部を嵌合した後上下動調節して押圧部材及びスペー
サーに固定することにより、相対向する土留壁にそれぞ
れ固定した腹起材の側面中央部に当接させる位置決めが
できる構成を提供する。
ぞれ固定した腹起材の上面に懸架する上辺部と該腹起材
の側面に重なる下辺とを有する略逆L字型体からなり、
下辺の中央部に前記押圧部材の端面中央に突設した主突
起部が嵌合する長孔が上下方向に穿設され、該長孔に主
突起部を嵌合した後上下動調節して押圧部材及びスペー
サーに固定することにより、相対向する土留壁にそれぞ
れ固定した腹起材の側面中央部に当接させる位置決めが
できる構成を提供する。
【0019】そして、本発明は山留支保工脱着装置とし
て、相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の少な
くとも一方に圧接又は離反するために液圧を介し伸縮可
能に形成された押圧部材と、この押圧部材に連結して伸
縮動作可能な伸縮調節部材と、この伸縮調節部材に連結
された所定長さのスペーサーとからなる構成を提供す
る。
て、相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の少な
くとも一方に圧接又は離反するために液圧を介し伸縮可
能に形成された押圧部材と、この押圧部材に連結して伸
縮動作可能な伸縮調節部材と、この伸縮調節部材に連結
された所定長さのスペーサーとからなる構成を提供す
る。
【0020】さらに、相対向する土留壁にそれぞれ固定
した腹起材に懸架し該腹起材の側面に垂下して重なる一
端側の係止具と、この係止具を端部に連結し液圧を介し
て伸縮することにより該腹起材に圧接又は離反する押圧
部材と、この押圧部材に連結して伸縮作動可能な伸縮調
節部材と、この伸縮調節部材に連結された所定長さのス
ペーサーと、このスペーサーの端部に連結して該腹起材
に懸架し該腹起材の側面に垂下して重なる他端側の係止
具とからなる構成、係止具は相対向する土留壁にそれぞ
れ固定した腹起材の上面に懸架する上辺部と該腹起材の
側面に重なる下辺とを有する略逆L字型体からなり、下
辺の中央部に前記押圧部材の端面中央に突設した主突起
部が嵌合する長孔が上下方向に穿設されている構成、押
圧部材は外筒体と内筒体とからなり、かつ、外筒体と内
筒体間に圧油を注入し又は排出するためのバルブを有す
る構成、及び伸縮調節部材は外筒体と内筒体を油圧シリ
ンダで伸縮可能に連結してなり、かつ、内筒体の長手方
向へ所定間隔で複数の透孔が穿設され、この透孔と合致
してピンを挿通する透孔が外筒体に穿設されてなる構成
を提供する。
した腹起材に懸架し該腹起材の側面に垂下して重なる一
端側の係止具と、この係止具を端部に連結し液圧を介し
て伸縮することにより該腹起材に圧接又は離反する押圧
部材と、この押圧部材に連結して伸縮作動可能な伸縮調
節部材と、この伸縮調節部材に連結された所定長さのス
ペーサーと、このスペーサーの端部に連結して該腹起材
に懸架し該腹起材の側面に垂下して重なる他端側の係止
具とからなる構成、係止具は相対向する土留壁にそれぞ
れ固定した腹起材の上面に懸架する上辺部と該腹起材の
側面に重なる下辺とを有する略逆L字型体からなり、下
辺の中央部に前記押圧部材の端面中央に突設した主突起
部が嵌合する長孔が上下方向に穿設されている構成、押
圧部材は外筒体と内筒体とからなり、かつ、外筒体と内
筒体間に圧油を注入し又は排出するためのバルブを有す
る構成、及び伸縮調節部材は外筒体と内筒体を油圧シリ
ンダで伸縮可能に連結してなり、かつ、内筒体の長手方
向へ所定間隔で複数の透孔が穿設され、この透孔と合致
してピンを挿通する透孔が外筒体に穿設されてなる構成
を提供する。
【0021】
【作用】上記構成の本発明によれば、相対向する土留壁
にそれぞれ固定した腹起材間に脱着装置を介在させ、伸
縮調節部材を伸縮調節して押圧部材を該腹起材に当接さ
せ、その後、押圧部材を操作して該腹起材を外側へ押圧
するように油圧力をかけることにより、土留壁の間隔を
拡げて腹起材及び切梁材の負荷を解除又は軽減して容易
に、かつ、きわめて安全に撤去できる。
にそれぞれ固定した腹起材間に脱着装置を介在させ、伸
縮調節部材を伸縮調節して押圧部材を該腹起材に当接さ
せ、その後、押圧部材を操作して該腹起材を外側へ押圧
するように油圧力をかけることにより、土留壁の間隔を
拡げて腹起材及び切梁材の負荷を解除又は軽減して容易
に、かつ、きわめて安全に撤去できる。
【0022】また、係止具を用いることにより、切梁材
の両端部を相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材
の側面中央部に位置させて芯出しした状態で当接させる
ことができ、該腹起材間の間隔を拡げる力を効果的に伝
達できる。
の両端部を相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材
の側面中央部に位置させて芯出しした状態で当接させる
ことができ、該腹起材間の間隔を拡げる力を効果的に伝
達できる。
【0023】なお、腹起材及び切梁材の設置に際して
も、前記同様にして土留壁にプレロードをかけることに
より、該腹起材間の間隔寸法を拡大して所定長さの腹起
材及び切梁材を設置することができる。
も、前記同様にして土留壁にプレロードをかけることに
より、該腹起材間の間隔寸法を拡大して所定長さの腹起
材及び切梁材を設置することができる。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1に示すように、脱着装置1は複数のスペーサー
2と、スペーサー2の一つに連結する伸縮調節部材3
と、前記スペーサー2と伸縮調節部材3にそれぞれ連結
される押圧部材4からなる。押圧部材4には係止具5が
付属するとともに、押圧部材4は必要によりスペーサー
2の端部にも連結して脱着装置1の両端部に一対として
設けてもよい。
る。図1に示すように、脱着装置1は複数のスペーサー
2と、スペーサー2の一つに連結する伸縮調節部材3
と、前記スペーサー2と伸縮調節部材3にそれぞれ連結
される押圧部材4からなる。押圧部材4には係止具5が
付属するとともに、押圧部材4は必要によりスペーサー
2の端部にも連結して脱着装置1の両端部に一対として
設けてもよい。
【0025】スペーサー2は、図2に示すように、長さ
が可変でなく固定された所定の長さのもので、断面H形
鋼からなり、両端部に四角形の当板6を溶接等にて連結
し、その当板6の四辺にボルト挿通孔7を穿設して各当
板6を当接させてボルトで連結して所要長さを構成する
ようにしている。したがって、このスペーサー2は長さ
の異なる複数が用意されて、土留壁間の距離に応じて長
さ寸法を選択することものである。
が可変でなく固定された所定の長さのもので、断面H形
鋼からなり、両端部に四角形の当板6を溶接等にて連結
し、その当板6の四辺にボルト挿通孔7を穿設して各当
板6を当接させてボルトで連結して所要長さを構成する
ようにしている。したがって、このスペーサー2は長さ
の異なる複数が用意されて、土留壁間の距離に応じて長
さ寸法を選択することものである。
【0026】伸縮調節部材3は、図3に示すように、当
板6と同じ四角形断面の角筒体からなる外筒体8内に油
圧シリンダ9を固定し、その伸縮ロッド10の先端部に
内筒体11を連結し、油圧シリンダ9を作動させて伸縮
ロッド10を伸縮させると内筒体11が外筒体8の端部
から外側へ進退できるようになっている。外筒体8と内
筒体11の閉じた端部には当板6と同じ当板6aが連結
され、これらの当板6,6aを当接させ、互いに合致し
て穿設した孔にボルトを挿通して締結することにより、
スペーサー2及び押圧部材4と連結できる。この伸縮調
節部材3は、一つの脱着装置1に少なくとも一つあれば
よい。
板6と同じ四角形断面の角筒体からなる外筒体8内に油
圧シリンダ9を固定し、その伸縮ロッド10の先端部に
内筒体11を連結し、油圧シリンダ9を作動させて伸縮
ロッド10を伸縮させると内筒体11が外筒体8の端部
から外側へ進退できるようになっている。外筒体8と内
筒体11の閉じた端部には当板6と同じ当板6aが連結
され、これらの当板6,6aを当接させ、互いに合致し
て穿設した孔にボルトを挿通して締結することにより、
スペーサー2及び押圧部材4と連結できる。この伸縮調
節部材3は、一つの脱着装置1に少なくとも一つあれば
よい。
【0027】また、伸縮調節部材3には、内筒体11の
相対向する両側壁の上下部にそれぞれ長手方向へ所定間
隔にて複数の透孔12が穿設され、この透孔12に対応
して透孔13が外筒体8の相対向する両側壁に穿設され
ている。これらの透孔12,13は内外で一致したとき
外筒体8側から内筒体11にピン14を貫通させること
によりその伸縮長さを固定できる。
相対向する両側壁の上下部にそれぞれ長手方向へ所定間
隔にて複数の透孔12が穿設され、この透孔12に対応
して透孔13が外筒体8の相対向する両側壁に穿設され
ている。これらの透孔12,13は内外で一致したとき
外筒体8側から内筒体11にピン14を貫通させること
によりその伸縮長さを固定できる。
【0028】押圧部材4は、図4に示すように、当板6
と同じ四角形断面の角筒体からなる外筒体15と、この
外筒体15の内部に収納されて、先端部に蓋体19を被
冠した油圧ジャッキ16とからなり、油圧ジャッキ16
にはバルブ17,17aを介して圧油が供給・排出され
るようにして強力な押圧力を有する。油圧ジャッキ16
のロッド16aの先端部には主突起部18が形成され、
この主突起部18は係止具5に穿設した長孔25から出
没自在である。外筒体15の基端部には伸縮調節部材3
の当板6aとボルトで締結するための当板6bが連結さ
れている。
と同じ四角形断面の角筒体からなる外筒体15と、この
外筒体15の内部に収納されて、先端部に蓋体19を被
冠した油圧ジャッキ16とからなり、油圧ジャッキ16
にはバルブ17,17aを介して圧油が供給・排出され
るようにして強力な押圧力を有する。油圧ジャッキ16
のロッド16aの先端部には主突起部18が形成され、
この主突起部18は係止具5に穿設した長孔25から出
没自在である。外筒体15の基端部には伸縮調節部材3
の当板6aとボルトで締結するための当板6bが連結さ
れている。
【0029】前記伸縮調節部材3の油圧シリンダ9と押
圧部材4への圧油を供給・排出するための油圧ユニット
(図示略)が必要であるが、この油圧ユニットは双方を
交互に又は併用させて作動をさせるものであり、動力は
電動による。なお、油圧ユニットそのものは公知のもの
を使用すればたりる。また、押圧部材4へ圧油を供給・
排出する油圧ユニットの油圧回路の途中に荷重標示計
(Ton表示)を設置しておく。この荷重標示計により
押圧部材4に負荷している荷重を瞬時に正確に把握でき
て、具体的状況に即応することができる。更に荷重標示
計をTon表示とすることにより荷重の増減の判断が極
めて容易である。
圧部材4への圧油を供給・排出するための油圧ユニット
(図示略)が必要であるが、この油圧ユニットは双方を
交互に又は併用させて作動をさせるものであり、動力は
電動による。なお、油圧ユニットそのものは公知のもの
を使用すればたりる。また、押圧部材4へ圧油を供給・
排出する油圧ユニットの油圧回路の途中に荷重標示計
(Ton表示)を設置しておく。この荷重標示計により
押圧部材4に負荷している荷重を瞬時に正確に把握でき
て、具体的状況に即応することができる。更に荷重標示
計をTon表示とすることにより荷重の増減の判断が極
めて容易である。
【0030】係止具5は、図5に示すように、断面略逆
L字型の部材であって、上辺23を腹起材35に載置し
てその側面に懸架する部材であって、腹起材35の側面
幅と略同一寸法を有する下辺24の中央部に主突起部1
8が出没自在に嵌合して腹起材35の側面に当接するた
めの長孔25が穿設され、その長孔25の左右両側に補
強板24aを重ねて複数の孔26が段状配置で穿設され
ている。この孔26にボルトを挿通して、係止具5は押
圧部材4及びスペーサー2の端部に締結して脱着装置1
を構成し、したがって、長孔25から主突起部18が外
方へ出没自在に進退できる。
L字型の部材であって、上辺23を腹起材35に載置し
てその側面に懸架する部材であって、腹起材35の側面
幅と略同一寸法を有する下辺24の中央部に主突起部1
8が出没自在に嵌合して腹起材35の側面に当接するた
めの長孔25が穿設され、その長孔25の左右両側に補
強板24aを重ねて複数の孔26が段状配置で穿設され
ている。この孔26にボルトを挿通して、係止具5は押
圧部材4及びスペーサー2の端部に締結して脱着装置1
を構成し、したがって、長孔25から主突起部18が外
方へ出没自在に進退できる。
【0031】なお、主突起部18が腹起材35の側面略
中央部に当接することができるように、主突起部18を
長孔25に沿って上下させて係止具5と押圧部材4との
連結位置をボルトを挿通すべき孔26を選択して調整す
る。
中央部に当接することができるように、主突起部18を
長孔25に沿って上下させて係止具5と押圧部材4との
連結位置をボルトを挿通すべき孔26を選択して調整す
る。
【0032】次に上記脱着装置1の使用に付き説明する
と、切梁材36の撤去は次の手順で行う。腹起材3
5,35間の寸法を測定する。本発明にかかる脱着装
置1の長さを測定した腹起材35,35間の寸法より多
少短い長さとなるように、スペーサー2の選択や伸縮調
整部材3を使用して調節する。即ち、伸縮調節部材3の
油圧シリンダ9に油圧を供給して伸長させることによ
り、押圧装置の主突起部18が腹起材35に接触する程
度に脱着装置1の長さ寸法を土留壁31間の寸法に合わ
せ、その状態で合致する透孔12,13にピン14を打
込むことにより固定する。脱着装置1をクレーン等で
吊り上げて土留壁31間の撤去する切梁材36に隣接し
て降ろし、図1に示すように、腹起材35の上面に係止
具5の上辺23を懸架し下辺24を腹起材35の側面に
当接して固定する。脱着装置1からクレーン等を外
し、該クレーン等に撤去する切梁材36を吊り上げ可能
に連結する。その後、油圧ジャッキ16に油圧を供給
して主突起部18を伸長作動させ、主突起部18を透孔
25から突出させて腹起材を外方へ押し出す。これによ
り、相対向する土留壁31は互いに土圧に抗してそれぞ
れ外側へ押圧され、土留壁間隔が拡幅する。腹起材料
27の間隔が拡幅すると、既に設置されている切梁材に
かかる荷重は低減されるから、キリンジャッキ等の伸縮
調節部材を操作して緩め、これにより撤去できればクレ
ーンで吊り上げて土留壁間から取り外す。以後この作業
を切梁材36毎に繰り返すものである。また、本発明
は、切梁材36のみだけでなく、相対向する土留壁にそ
れぞれ固定した腹起材35,35の両端部に介在させる
腹起材35a,35aの撤去にもそのまま使用できるも
のである。
と、切梁材36の撤去は次の手順で行う。腹起材3
5,35間の寸法を測定する。本発明にかかる脱着装
置1の長さを測定した腹起材35,35間の寸法より多
少短い長さとなるように、スペーサー2の選択や伸縮調
整部材3を使用して調節する。即ち、伸縮調節部材3の
油圧シリンダ9に油圧を供給して伸長させることによ
り、押圧装置の主突起部18が腹起材35に接触する程
度に脱着装置1の長さ寸法を土留壁31間の寸法に合わ
せ、その状態で合致する透孔12,13にピン14を打
込むことにより固定する。脱着装置1をクレーン等で
吊り上げて土留壁31間の撤去する切梁材36に隣接し
て降ろし、図1に示すように、腹起材35の上面に係止
具5の上辺23を懸架し下辺24を腹起材35の側面に
当接して固定する。脱着装置1からクレーン等を外
し、該クレーン等に撤去する切梁材36を吊り上げ可能
に連結する。その後、油圧ジャッキ16に油圧を供給
して主突起部18を伸長作動させ、主突起部18を透孔
25から突出させて腹起材を外方へ押し出す。これによ
り、相対向する土留壁31は互いに土圧に抗してそれぞ
れ外側へ押圧され、土留壁間隔が拡幅する。腹起材料
27の間隔が拡幅すると、既に設置されている切梁材に
かかる荷重は低減されるから、キリンジャッキ等の伸縮
調節部材を操作して緩め、これにより撤去できればクレ
ーンで吊り上げて土留壁間から取り外す。以後この作業
を切梁材36毎に繰り返すものである。また、本発明
は、切梁材36のみだけでなく、相対向する土留壁にそ
れぞれ固定した腹起材35,35の両端部に介在させる
腹起材35a,35aの撤去にもそのまま使用できるも
のである。
【0033】また、切梁材36を設置する際は、土留壁
31が敷設され、それらの間の土が除去されて行くに連
れ、土留壁31の倒壊を防止するために切梁材を深さ方
向へ所定間隔で介在させるのであるが、その場合、先ず
初めに腹起材35を土留壁31に設ける作業を先行させ
る。
31が敷設され、それらの間の土が除去されて行くに連
れ、土留壁31の倒壊を防止するために切梁材を深さ方
向へ所定間隔で介在させるのであるが、その場合、先ず
初めに腹起材35を土留壁31に設ける作業を先行させ
る。
【0034】腹起材35が形成されると、伸縮調節部材
3の油圧シリンダ9に油圧を供給して伸長させることに
より、押圧装置の主突起部18が腹起材35に接触する
程度に脱着装置1の長さ寸法を土留壁31間の寸法に合
わせ、その状態で合致する透孔12,13にピン14を
打込むことにより固定する。次に脱着装置1をクレーン
等で吊り上げて土留壁31間に降ろし、図1に示すよう
に、腹起材35の上面に係止具5の上辺23を懸架し下
辺24を腹起材35の側面に当接して固定する。
3の油圧シリンダ9に油圧を供給して伸長させることに
より、押圧装置の主突起部18が腹起材35に接触する
程度に脱着装置1の長さ寸法を土留壁31間の寸法に合
わせ、その状態で合致する透孔12,13にピン14を
打込むことにより固定する。次に脱着装置1をクレーン
等で吊り上げて土留壁31間に降ろし、図1に示すよう
に、腹起材35の上面に係止具5の上辺23を懸架し下
辺24を腹起材35の側面に当接して固定する。
【0035】その後、油圧ジャッキ16に油圧を供給し
て主突起部18を伸長作動させ、主突起部18は透孔2
5から突出して腹起材を外方へ押し出す。
て主突起部18を伸長作動させ、主突起部18は透孔2
5から突出して腹起材を外方へ押し出す。
【0036】これにより、相対向する土留壁31は互い
に土圧に抗してそれぞれ外側へ押圧され、土留壁間隔が
拡幅するから、その状態で所定長さの切梁材をクレーン
等で吊り上げて土留壁間に降ろし、キリンジャッキ等の
伸縮調節部材を操作して脱着装置の近傍で腹起材35間
に挟持させて固定する。
に土圧に抗してそれぞれ外側へ押圧され、土留壁間隔が
拡幅するから、その状態で所定長さの切梁材をクレーン
等で吊り上げて土留壁間に降ろし、キリンジャッキ等の
伸縮調節部材を操作して脱着装置の近傍で腹起材35間
に挟持させて固定する。
【0037】切梁材が土留壁間に固定すれば、油圧ジャ
ッキ16の油圧を抜くことにより、土留壁31は土圧に
より内側へたわむために、切梁材に土圧がかかり、その
土圧で土留壁間に固定保持される。なお、本発明は切梁
材36の設置だけでなく、相対向する土留壁にそれぞれ
固定した腹起材35,35の両端部に介在させる腹起材
35a,35aの設置にもそのまま適用できるものであ
る。
ッキ16の油圧を抜くことにより、土留壁31は土圧に
より内側へたわむために、切梁材に土圧がかかり、その
土圧で土留壁間に固定保持される。なお、本発明は切梁
材36の設置だけでなく、相対向する土留壁にそれぞれ
固定した腹起材35,35の両端部に介在させる腹起材
35a,35aの設置にもそのまま適用できるものであ
る。
【0038】かくして上記脱着装置1を用いる山留支保
工の利点を挙げると、腹起材及び切梁材の設置・撤去作
業が確実に施工でき、しかも、何よりも安全である。そ
してこの脱着装置の設備費用は若干コスト高となるもの
の、設備すれば安全、確実、正確な施工ができ近い将来
を考慮すればむしろ経済的であるといえる。さらに施工
管理は確実視できるので、工程に狂いが生じない。施工
時に材料を損傷することがない。施工設備面で小型化で
き、広井施工場所を必要としない。更に荷重標示計を取
り付けることにより、土圧の現況が解り、また操作は電
動によるため、労力を要さず、安全である。さらに、山
留支保工設置時において単一プレロード工法としても利
用することができ、この場合周辺の地盤の変位を少なく
できる。既に起こった山留崩壊を状況に応じてある程度
修復することができる。腹起材のサイズにより係止具を
セットでき、常に導入力は腹起材の芯を押し、力が安定
している。
工の利点を挙げると、腹起材及び切梁材の設置・撤去作
業が確実に施工でき、しかも、何よりも安全である。そ
してこの脱着装置の設備費用は若干コスト高となるもの
の、設備すれば安全、確実、正確な施工ができ近い将来
を考慮すればむしろ経済的であるといえる。さらに施工
管理は確実視できるので、工程に狂いが生じない。施工
時に材料を損傷することがない。施工設備面で小型化で
き、広井施工場所を必要としない。更に荷重標示計を取
り付けることにより、土圧の現況が解り、また操作は電
動によるため、労力を要さず、安全である。さらに、山
留支保工設置時において単一プレロード工法としても利
用することができ、この場合周辺の地盤の変位を少なく
できる。既に起こった山留崩壊を状況に応じてある程度
修復することができる。腹起材のサイズにより係止具を
セットでき、常に導入力は腹起材の芯を押し、力が安定
している。
【0039】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、脱着装
置はその一部に油圧シリンダを有して長さ調節可能なス
ペーサーと、腹起材に圧力を負荷する押圧部材を有して
全体として伸縮調節可能な構成としたから、土留壁間へ
の腹起材及び切梁材の設置作業、及び、土留壁からの腹
起材及び切梁材の取り外し作業のいずれの場合でも安全
で容易に施工できる利点を有する。
置はその一部に油圧シリンダを有して長さ調節可能なス
ペーサーと、腹起材に圧力を負荷する押圧部材を有して
全体として伸縮調節可能な構成としたから、土留壁間へ
の腹起材及び切梁材の設置作業、及び、土留壁からの腹
起材及び切梁材の取り外し作業のいずれの場合でも安全
で容易に施工できる利点を有する。
【0040】また、係止具には長孔を穿設し、その長孔
に押圧部材の主突起部が上下動可能に嵌合して位置調節
ができるようにしたから、主突起部が腹起材の側面中央
部に位置するように芯出し調整できて、作業の効用を最
大限に発揮できる。
に押圧部材の主突起部が上下動可能に嵌合して位置調節
ができるようにしたから、主突起部が腹起材の側面中央
部に位置するように芯出し調整できて、作業の効用を最
大限に発揮できる。
【図1】本発明の実施例を示す平面図(A)及び側面図
(B)。
(B)。
【図2】スペーサーの平面図(A)及び正面図(B)。
【図3】伸縮調節部材の平面図(A)及び一部断面正面
図(B)。
図(B)。
【図4】押圧部材の断面平面図(A)及び平面図
(B)。
(B)。
【図5】係止具の側面図(A)及び断面側面図(B)。
【図6】開削穴の平面図。
【図7】開削穴の断面側面図。
【図8】腹起材と切梁材との関係を示す斜視図。
【図9】腹起材と切梁材との関係を示す断面側面図。
【図10】腹起材の他の例を示す斜視図。
【図11】切梁材に用いたキリンジャッキを示す斜視
図。
図。
1…脱着装置 2…スペーサー 3…伸縮調節部材 4…押圧部材 5…係止具 8,15…外筒体 9…油圧シリンダ 10…伸縮ロッド 11,16…内筒体 12,13…透孔 14…ピン 17,17a…バルブ 18…主突起部 23…上辺 24…下辺 25…長孔 26…孔 31…土留壁 35,35a…腹起材 36…切梁材
Claims (8)
- 【請求項1】 相対向する土留壁にそれぞれ腹起材を固
定し、該腹起材に切梁材又は腹起材の両端部をそれぞれ
当接させて土留壁間の開削空間に介在させることにより
土留壁の倒壊を防止する山留支保工施工方法において、 相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の少なくと
も一方に圧接又は離反するために液圧を介し伸縮可能に
形成された押圧部材と、この押圧部材に連結して伸縮動
作可能な伸縮調節部材と、この伸縮調節部材に連結され
た所定長さのスペーサーとからなる脱着装置を用い、該
腹起材間に介在させる切梁材若しくは腹起材の設置又は
撤去施工時に前記脱着装置を伸長操作して相対向する土
留壁にそれぞれ固定した腹起材の間隔を拡幅することを
特徴とする山留支保工脱着方法。 - 【請求項2】 相対向する土留壁にそれぞれ腹起材を固
定し、該腹起材に切梁材又は腹起材の両端部をそれぞれ
当接させて土留壁間の開削空間に介在させることにより
土留壁の倒壊を防止する山留支保工施工方法において、 相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材に懸架し該
腹起材の側面に垂下して重なる一端側の係止具と、この
係止具を端部に連結し液圧を介して伸縮することにより
該腹起材に圧接又は離反する押圧部材と、この押圧部材
に連結して伸縮作動可能な伸縮調節部材と、この伸縮調
節部材に連結された所定長さのスペーサーと、このスペ
ーサーの端部に連結して該腹起材に懸架し該腹起材の側
面に垂下して重なる他端側の係止具とからなる脱着装置
を用い、該腹起材間に介在させる切梁材若しくは腹起材
の設置又は撤去施工時に前記脱着装置を伸長操作して相
対向する土留壁にそれぞれ固定した腹起材の間隔を拡幅
することを特徴とする山留支保工脱着方法。 - 【請求項3】 係止具は相対向する土留壁にそれぞれ固
定した腹起材の上面に懸架する上辺部と該腹起材の側面
に重なる下辺とを有する略逆L字型体からなり、下辺の
中央部に前記押圧部材の端面中央に突設した主突起部が
嵌合する長孔が上下方向に穿設され、該長孔に主突起部
を嵌合した後上下動調節して押圧部材及びスペーサーに
固定することにより、相対向する土留壁にそれぞれ固定
した腹起材の側面中央部に当接させる位置決めができる
ことを特徴とする請求項2記載の山留支保工脱着方法。 - 【請求項4】 相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹
起材の少なくとも一方に圧接又は離反するために液圧を
介し伸縮可能に形成された押圧部材と、この押圧部材に
連結して伸縮動作可能な伸縮調節部材と、この伸縮調節
部材に連結された所定長さのスペーサーとからなること
を特徴とする山留支保工脱着装置。 - 【請求項5】 相対向する土留壁にそれぞれ固定した腹
起材に懸架し該腹起材の側面に垂下して重なる一端側の
係止具と、この係止具を端部に連結し液圧を介して伸縮
することにより該腹起材に圧接又は離反する押圧部材
と、この押圧部材に連結して伸縮作動可能な伸縮調節部
材と、この伸縮調節部材に連結された所定長さのスペー
サーと、このスペーサーの端部に連結して該腹起材に懸
架し該腹起材の側面に垂下して重なる他端側の係止具と
からなることを特徴とする山留支保工脱着装置。 - 【請求項6】 係止具は相対向する土留壁にそれぞれ固
定した腹起材の上面に懸架する上辺部と該腹起材の側面
に重なる下辺とを有する略逆L字型体からなり、下辺の
中央部に前記押圧部材の端面中央に突設した主突起部が
嵌合する長孔が上下方向に穿設されている請求項5記載
の山留支保工脱着装置。 - 【請求項7】 押圧部材は外筒体と内筒体とからなり、
かつ、外筒体と内筒体間に圧油を注入し又は排出するた
めのバルブを有する請求項4,5又は6記載の山留支保
工脱着装置。 - 【請求項8】 伸縮調節部材は外筒体と内筒体を油圧シ
リンダで伸縮可能に連結してなり、かつ、内筒体の長手
方向へ所定間隔で複数の透孔が穿設され、この透孔と合
致してピンを挿通する透孔が外筒体に穿設されてなる請
求項4,5,6又は7記載の山留支保工脱着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28297894A JPH08120676A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 山留支保工脱着方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28297894A JPH08120676A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 山留支保工脱着方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08120676A true JPH08120676A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17659614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28297894A Pending JPH08120676A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 山留支保工脱着方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08120676A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015175226A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | ジェコス株式会社 | 切梁装置および山留め支保工 |
| CN107447764A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-08 | 中国二十冶集团有限公司 | 钢支撑加压构件及其施工方法 |
| JP2020094329A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | ジェコス株式会社 | 切梁ジャッキ設置ボックスおよび山留切梁 |
| CN113323426A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-31 | 中建八局科技建设有限公司 | 施工现场的洞口的防护结构及其施工方法 |
| CN115874629A (zh) * | 2021-09-27 | 2023-03-31 | 上海山南勘测设计有限公司 | 一种支撑预应力接头装置和一种自稳式基坑围护体系 |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP28297894A patent/JPH08120676A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015175226A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | ジェコス株式会社 | 切梁装置および山留め支保工 |
| CN107447764A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-08 | 中国二十冶集团有限公司 | 钢支撑加压构件及其施工方法 |
| JP2020094329A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | ジェコス株式会社 | 切梁ジャッキ設置ボックスおよび山留切梁 |
| CN113323426A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-31 | 中建八局科技建设有限公司 | 施工现场的洞口的防护结构及其施工方法 |
| CN113323426B (zh) * | 2021-06-11 | 2023-05-09 | 中建八局科技建设有限公司 | 施工现场的洞口的防护结构及其施工方法 |
| CN115874629A (zh) * | 2021-09-27 | 2023-03-31 | 上海山南勘测设计有限公司 | 一种支撑预应力接头装置和一种自稳式基坑围护体系 |
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