JPH08120701A - マンホール用蓋受枠 - Google Patents

マンホール用蓋受枠

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JPH08120701A
JPH08120701A JP6285991A JP28599194A JPH08120701A JP H08120701 A JPH08120701 A JP H08120701A JP 6285991 A JP6285991 A JP 6285991A JP 28599194 A JP28599194 A JP 28599194A JP H08120701 A JPH08120701 A JP H08120701A
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Hirotaka Nagashima
博高 長島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除雪中、除雪車の除雪刃が衝突したときに、
衝撃によって破損したり、蓋体がはねとばされたりする
のを防止する。 【構成】 受枠開口を形成する口枠部11を内壁部12
と外壁部13及び上壁部14から成る箱状に形成し、か
つ上壁部14を内壁部12の高さに比較して幅狭く形成
し、縦長の断面形状にする。またフランジ部17を外壁
部13の下端から外方へ向けて突設し、そこに受枠Aを
ボルト止めするためのボルト孔16を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンホール用の蓋受枠
に関するものであり、特に積雪地に於て除雪車対策を必
要とする場合に好適なマンホール用蓋受枠に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】除雪車による除雪作業では、除雪刃によ
って、路面に積もった雪をけずるようにして除去する。
しかしアスファルト舗装された路面はアスファルトの磨
耗や自然沈下によって低下することがある。そのような
場合、アスファルト舗装された路面に設置されたマンホ
ール設備は路面から相対的に突出することになり、除雪
刃の直撃を受けると、受枠の縁が破損したり、衝撃力に
よって蓋がとび出したりする可能性もある。また場合に
よっては除雪車とその乗員にまで反動が及び、けがその
他の思わぬ事故につながるおそれがある。
【0003】この問題に対処するため受枠の角を丸める
ことによって除雪刃を逃がす工夫が試みられた。例えば
実公昭57−61172号は枠体上端と平面板(フラン
ジ)との間にアーチ状リブを適当数設けた考案を開示し
ている。しかし、このようなリブを設けるとリブとリブ
との間でアスファルトがブロック化して路面にひび割れ
を生じたり、アスファルトが剥離したりして路面の平坦
性を損なうという問題を生じる。
【0004】このようなことから積雪地では断面形状が
箱形の受枠を使用し、除雪刃の衝撃を吸収するようにし
ている。断面形状が箱形の上面を丸く整形した試みもな
された(登録第786357号意匠参照)が、整形部が
大きなRの曲面となり、そのためアスファルトが受枠を
充分に覆い隠すことができないという新たな問題を生じ
た。また断面形状が箱形の受枠は、基礎などへボルト止
めするためにボルトを箱内へ挿入して締結作業等をしな
ければならないため作業性が極端に悪く、またフランジ
を有するだけの受枠に比較して重いこともあって総じて
扱いにくいという側面がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は除雪車の除雪刃
による衝撃力を吸収ないしはそらせることによってマン
ホール用蓋及び受枠等を保護し得るようにすることであ
る。
【0006】また本発明は基礎等に関するボルト止めな
どの作業性を良好にするとともに、アスファルト展圧が
一様に行なわれるようにし、しかも箱状構造を有する従
来の受枠と比較して軽量で、取り扱いのし易いマンホー
ル用蓋受枠を提供することをその目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、蓋体10によって塞がれる開口を形成してい
る口枠部11を内壁部12と外壁部13及び上壁部14
から成る弾性変形可能なほぼ箱状の構造に形成するとと
もに、上壁部14の幅を内壁部12の高さよりも著しく
短くすることにより縦長の断面形状に形成し、口枠部1
1に働く外力を上方へそらせるために外側を低くした傾
斜面15を前記上壁部14から外壁部13にかけての部
位に形成し、さらに受枠のボルト止め用のボルト孔16
を設けるフランジ部17を外壁部13の下部より外方へ
向けて形成するという手段を講じたものである。
【0008】
【作用】この発明の受枠Aは、内壁部12と外壁部13
及び上壁部14から成るほぼ箱状の構造の口枠部11を
有するので、外力を吸収して弾性変形し、受け支えてい
る蓋体10に外力が及ぶのを防止する、一方、上壁部1
4から外壁部13にかけての部位に外側が低い傾斜面1
5を形成したので、口枠部11に働く外力を上方へそら
せて衝撃を緩和処理することができる。
【0009】その上壁部14の幅は内壁部12の高さよ
り著しく短くして断面形状を縦長の箱状に形成している
ため、口枠部の幅11が小型化され、受枠Aの軽量化に
寄与し、かつその外方にフランジ部17を形成する余地
を生ずる。このフランジ部17は受枠Aのボルト止めを
容易化する。しかも受枠Aとアスファルトとの接触面積
を増大させるので、アスファルト展圧を確実に受け止め
ることができる。
【0010】
【実施例】図1〜図3は本発明の実施例に係るマンホー
ル用蓋受枠Aの外観を示す。この受枠Aは円形のマンホ
ール蓋を受け支える円形の開口を有し、その開口を形成
している口枠部11は、特に図6に示すように蓋体(1
0)の外周を囲む内壁部12と、内壁部12の外側に間
隔をあけて配置した外壁部13及び、内壁部12と外壁
部13の上端を連絡する上壁部14とから成る断面を有
する。
【0011】故に口枠部11は、内壁部12と外壁部1
3及び上壁部14で囲まれた中空室20を有するほぼ箱
状構造になっているから(図4〜6)、外力によって特
に外壁部13が弾性変形可能である。さらに口枠部11
は、上壁部14の幅を内壁部12の高さよりも著しく短
くして縦長であることが明らかな断面形状に形成し、こ
れによって箱状構造を薄くし軽量化を図ると同時に、弾
性変形性を持たせている。なおこの縦長断面形の高さと
幅の比は2:1〜3:1程度が良く、これに後述の如く
フランジ部17等が加わっても、従来比(全部箱状構
造)約10%の重量軽減が可能になった。
【0012】さらに例示の外壁部13は外周面24の下
部より上部の方が小径であり、故に内方へ向かって僅か
に傾斜させてある。また内壁部12はいわゆるテーパー
蓋の周面を面接触させて受け支えるテーパー受け面25
を有している(図4)。しかし必らずしもこのような受
け支え構造でなくとも良い。
【0013】上記上壁部14から外壁部13の上部へか
けての部位に傾斜面15を形成する。この傾斜面15は
除雪車の除雪刃Sが口枠部11の外周に当たった場合に
それを上方へ滑らせたり跳ねさせたりしてそらせること
により衝撃力を緩和する目的で、外側を低く形成されて
いる。この傾斜面15の水平面からの俯角θは、15〜
45度の範囲が良い。実施例ではθを約30度として良
好な結果を得ている。角度θは浅過ぎるとアスファルト
で覆いにくくなり、深過ぎると傾斜を設ける意味が少な
くなるが、前記の範囲にすればそのような問題はない。
【0014】傾斜面15と外壁部13とはそのままでは
鈍角を作るが、その鈍角部分に曲面18を形成し、外壁
部13と傾斜面15とを滑らかにつなぐことにより、除
雪刃Sをさらに傾斜面15へ誘導し易くすることができ
る。傾斜面15は下部で曲面18に滑らかにつながって
いるので、外壁部13上部に加わる外力を曲面18によ
って上方へそらせることができる。この傾斜面15、曲
面18に対応させて、中空室20の内部の上端部19を
も曲面状に形成する。そのとき、口枠部11を形成して
いる部分の肉厚はなるべく一様になるようにする。
【0015】このような口枠部11の外側には、受枠A
のボルト止め用のボルト孔16を設けるフランジ部17
を形成する。このフランジ部17は口枠部11を縦長の
箱状構造にしたことにより、全周に亙って設けることが
可能になる。即ち、この種のマンホール受枠Aは、最大
外径がJIS規格によって規定されており、従来の断面
形状が箱型の受枠ではフランジを設けることが全くでき
ないか、或いは部分的に凹みを設けてそこにボルト孔を
設けることしかできないが、本発明によれば全周にフラ
ンジ部17が形成できるため、受枠AとアスファルトC
との接触面積をフランジ型受枠の場合とほぼ同様に広く
取ることができる。フランジ部17の寸法(幅)は口枠
部11の寸法(幅)との関係で決まるが、基枠Bに接す
る下面幅に対して50%程度あることが望ましい。
【0016】口枠部11からほぼL字型に突出するフラ
ンジ部17を補強するために、外壁部13とフランジ部
17とを連絡する外側リブ21を設ける。この外側リブ
21は上端21aを曲面18よりも低い位置に設定し、
下端21bもフランジ部外周に達しない位置に設定し相
対的に小型化すると同時に、数も数個程度と必要最小限
にする。これにより外側リブ21はアスファルトCと広
い面積で接触する一方、小型、少数のためアスファルト
の剥離につながるブロック化を起こしにくくなる。
【0017】さらに中空室20の内側にも口枠部11の
箱状構造を補強するため、内側リブ22を設けることが
できる。例示の内側リブ22は内壁部12と外壁部13
及び上壁部14を結合しており、外側リブ21と同数、
同間隔で、位置をずらせて設けている。中空室20は下
面全面がドーナツ状に開いていても良い。しかし、実施
例の場合、内壁部12と外壁部13とをそれらの下端で
連絡する底板部23を間欠的に設けている。底板部23
の設け方は口枠部11の箱状構造の強度と弾力性に影響
を与えるので設計目的に応じて変更することができる。
このような中空室のリブ構造等は、受枠Aを鋳造する際
の中子等の配置によって形成することができる。
【0018】本発明に係るマンホール用蓋受枠Aは、図
5に示すように任意の基枠Bの上面に載置してそこへボ
ルト止めされるが、ボルト27はフランジ部17のボル
ト孔16へ通せば良いので従来の箱状構造を持った受枠
とは比較にならないほど作業性が良い。またフランジ部
17はほぼ一定幅で口枠部11の外周を囲んでいるから
アスファルトCの展圧が容易であり、しかもフランジ部
17、外壁部13、曲面18、傾斜面15がアスファル
トCに接し、全体が覆い隠されるとともに、接触面積が
広いため受枠AとアスファルトCとの安定性も十分であ
る。
【0019】そして、除雪車の除雪刃Sが受枠Aの口枠
部11に当たるような状況でも、前述のようにその衝撃
は箱状の口枠部11によって吸収するか、或いは傾斜面
15に於いて上方へそらせることができるので、好適に
緩和される。万一、口枠部11の弾性変形の限界を越え
る衝撃力が加わって外壁部13が破損した場合でも、箱
状構造を有するので内壁部12にまで影響が及ばず、内
壁部12によって蓋体10を保持し続けることができ、
蓋体10をとび出させるようなこともない。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、除雪車の除雪刃がマンホール設備に
衝突した場合にその衝撃力を吸収ないしそらせることに
よって処理することができ、衝撃によって蓋体10をと
び出させるおそれはなく、受枠を損傷させることも殆ん
どないという効果を奏する。
【0021】また本発明の受枠は箱状構造を有するにも
拘らず、従来の箱状構造を有する受枠と比較して軽量化
が可能であり、しかもフランジ部17をボルト締めする
ことが容易にできるためフランジ型受枠と同等の作業性
を期待することができ、しかもアスファルトの展圧も容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマンホール用蓋受枠の実施例を示
す平面図。
【図2】同上の側面図。
【図3】同じく底面図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】路面に埋設した状態の断面図。
【図6】要部を拡大して示す断面図。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの蓋体を受け支える受枠に於
    て、蓋体10によって塞がれる開口を形成している口枠
    部11を内壁部12と外壁部13及び上壁部14から成
    る弾性変形可能なほぼ箱状の構造に形成するとともに、
    上壁部14の幅を内壁部12の高さよりも著しく短くす
    ることにより縦長の断面形状に形成し、口枠部11に働
    く外力を上方へそらせるために外側を低くした傾斜面1
    5を前記上壁部14から外壁部13にかけての部位に形
    成し、さらに受枠のボルト止め用のボルト孔16を設け
    るフランジ部17を外壁部13の下部より外方へ向けて
    形成したことを特徴とするマンホール用蓋受枠。
  2. 【請求項2】 外壁部13の上端と上壁部14の傾斜面
    15との間にそれらを滑らかにつなぐ曲面18を形成し
    た請求項第1項記載のマンホール用蓋受枠。
  3. 【請求項3】 内壁部12と外壁部13及び上壁部14
    で囲まれた中空室20の上端部19を曲面状に形成した
    請求項第1項記載のマンホール用蓋受枠。
  4. 【請求項4】 フランジ部17を補強するために外側リ
    ブ21がフランジ部17と外壁部13を連絡しており、
    かつこの外側リブ21の上端21aは傾斜面15より低
    い位置に設定されている請求項第1項記載のマンホール
    用蓋受枠。
  5. 【請求項5】 口枠部11の箱状構造を補強するための
    内側リブ22を、中空室20を横断して内壁部12と外
    壁部13とを連絡するように設けた請求項第1項記載の
    マンホール用蓋受枠。
  6. 【請求項6】 口枠部11を閉断面の箱状構造とする底
    板部23を、内壁部12と外壁部13の下端を連絡する
    ように設けた請求項第1項記載のマンホール用蓋受枠。
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