JPH0812106A - シ−ト材給送装置および画像形成装置 - Google Patents

シ−ト材給送装置および画像形成装置

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JPH0812106A
JPH0812106A JP6167410A JP16741094A JPH0812106A JP H0812106 A JPH0812106 A JP H0812106A JP 6167410 A JP6167410 A JP 6167410A JP 16741094 A JP16741094 A JP 16741094A JP H0812106 A JPH0812106 A JP H0812106A
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健 的場
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秀彦 梶家
Yoshiaki Nakajima
義昭 中嶋
Tomoyuki Furuya
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 装置の小型化ができ、シート材給送時の衝撃
音を防止でき、ジャム処理が容易なシート材給送装置。 【構成】 積み重ね状態のシート材を載置し、かつ揺動
手段3110と対向位置にあり、最上シート材を呼び出
す呼び出し手段3120と、揺動手段3110より下流
側にあり、シート材の先端位置を規制するシート材突き
当て部3130と、シート材突き当て部3130より下
流側にあり、シート材から1枚のみを分離して下流側に
送る分離手段3140と、揺動手段3110、呼び出し
手段3120および分離手段3140を駆動するための
2つの駆動源3180,3181と、駆動源3180か
らの駆動力を揺動手段3110に伝達し、かつシート材
と呼び出し手段の間にトルクリミッタを含む駆動伝達手
段3170とから構成され、揺動手段3110の正逆回
転の切り替えにより揺動手段3110を揺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材積載台に載置
された1枚以上のシート材から1枚のみを分離搬送する
シート材給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1)図28は、従来例1としてのシート材給送
装置における給紙部の概略を示した斜視図である。
【0003】1枚以上のシート材であるプリント用紙を
積載し、後述の揺動軸3550を中心に揺動してプリン
ト用紙を後述の半月ローラ3520に押し当てる揺動板
3502が揺動軸3550を介して右側板(不図示)、
左側板(不図示)に取り付いている。揺動軸3550
は、揺動板3502の左右の折曲げ面に同軸となる位置
にそれぞれ1個ずつ取り付いて揺動中心となっている。
【0004】揺動板3502と対向する位置にある給送
ローラとしての半月ローラ3520は、断面が半月状の
ゴムローラであり、回転軸3521に固着されている。
この回転軸3521上で、プリンタ用紙搬送領域よりも
外側の位置で、揺動板3502の一部と対向する位置に
カム3504が固着されている。この半月ローラ352
0とカム3504の相対的な位置関係は、次のとおりで
ある。
【0005】揺動板3502の原稿載置面に対して、半
月ローラ3520の出っ張りが最大の時は、カム350
4の出っ張りは最小、半月ローラ3520の出っ張りが
最小の時は、カム3504の出っ張りは最大となるよう
に取り付いている。なお、揺動板3502は、常に半月
ローラ3520方向に引っ張りバネ3503によって押
圧されており、回転軸3521の回転位置により、半月
ローラ3520か、カム3504のどちらかと接するよ
うになっている。
【0006】また、回転軸3521には、駆動モータ
(不図示)の駆動の切断、接続をコントロールするため
のバネクラッチユニット3522が取付けられている。
【0007】このバネクラッチユニット3522は、駆
動を伝達するためのギア3523と、ギア3523の端
部と接し回転軸3521に固着されている従動ドラム
(不図示)と、ギア3523と従動ドラム(不図示)の
外周部に締まりぎみに係合しているバネクラッチ(不図
示)と、バネクラッチ(不図示)を覆い外周部に爪を有
する制御環3551からなっている。なお、バネクラッ
チ(不図示)の両端部は、それぞれ制御環3551と従
動ドラム(不図示)に留められている。
【0008】この制御環3551の爪にかかる位置にプ
ランジャ爪3525が設けられており、プランジャ35
24のon/offにより制御環3551の爪とプラン
ジャ爪3525との引っ掛かりの有り無しを切り替え
る。
【0009】制御環3551の爪とプランジャ爪352
5との引っ掛かりが有る場合は、クラッチバネ(不図
示)とギア3523との間にすべりが生じ駆動モータ
(不図示)の駆動は、回転軸3521へは伝わらない。
制御環3551の爪とプランジャ爪3525との引っ掛
かりが無い場合は、クラッチバネユニット3522は一
体となって回り、駆動モータ(不図示)の駆動は、回転
軸3521へと伝わる。
【0010】また、プリント用紙をセットするときに、
プリント用紙の先端が突き当たるようなストッパ350
1が揺動板3502の搬送方向下流に設けられている。
ストッパ3501と連続した搬送面(不図示)の半月ロ
ーラ3520の一部と対向する位置に分離パッド353
0が設けられている。
【0011】次に一連の動作を説明する。
【0012】駆動モータ(不図示)が回転し、その駆動
ギア3523を矢印方向(時計回り方向)に回転させ
る。しかし、プランジャがoffのため、駆動は切断さ
れ回転軸3521は回転しない。この時、カム3504
により、揺動板3502は、最も押し下げられた状態と
なり半月ローラ3520も揺動板3502から最も離れ
た位置にあることからプリント用紙のセットは簡単に行
なえる。
【0013】次に、プランジャ3524がonとなり駆
動が回転軸3521に伝わり回転を始める。回転に伴い
カム3504および半月ローラ3520が回転してい
き、引っ張りバネ3503の弾力により揺動板3502
が揺動してプリント用紙を持ち上げて、ついには、半月
ローラ3520と接しプリント用の搬送が開始される。
【0014】搬送されたプリント用紙は、半月ローラ3
520と分離パッド3530からなる分離部で一枚に分
離され、最上部のプリント用紙のみが搬送されていく。
【0015】この搬送は、制御環3551が一周し再
び、プランジャ爪3525により半月ローラ3520の
駆動が切断されるまで続く。当然、この一周の回転の間
に搬送する送り量より短い位置に下流の搬送ローラ(不
図示)が設けられていて、プリント用紙の搬送は、続け
られていく。その時は、この給紙部は、待機状態となり
半月ローラ3520とプリント用紙は離れた状態となる
ので給紙部以降の搬送に対して全く負荷にはならない。
【0016】このようにして、一枚のプリントが終了し
たら、再びプランジャ3524をonにして、二枚目以
降の給紙を行なっていく。
【0017】(従来例2)従来、この種のシート材とし
てのプリント用紙を給送するシート材給送装置として、
特開平4−64535号に記載されているような給送装
置が提案されている。図29は、この給送装置における
給紙部の概略を示した斜視図である。
【0018】この給送装置の特徴として、給送ローラ3
620の駆動と、給送ローラ3620に対して揺動板3
602の加圧、解除の動作が全く無関係に行なえること
が挙げられるが、その構成は以下のようなものである。
【0019】まず、給送ローラ3620の駆動について
は、次のとおりである。
【0020】プリンタからの駆動力で伝達される駆動軸
3622には、回転自在に給送ローラ3620が設けら
れ、給送ローラ3620に隣接する位置に電磁バネクラ
ッチ3621が配設されている。この電磁バネクラッチ
3621の出力部に給送ローラ3620は連結されてい
るため、電磁バネクラッチ3621の作動により駆動力
が伝達され給送ローラ3620は回転するようになって
いる。
【0021】次に、給送ローラ3620に対する揺動板
3602の加圧、解除の動作については、以下のとおり
である。
【0022】駆動軸3622には、カム列3650が回
転自在に装着されており、このカム列3650は、偏心
カム3650aと、細長の付勢カム3650bと、切り
欠きギア3650c等を一体にしたものから構成されて
いる。駆動軸3622に固着されたギア3623は、長
尺の共通ギア3624に噛み合っており、この共通ギア
3624は、上記切り欠きギア3650cが回転時に噛
み合い可能になっている。
【0023】上記切り欠きギア3650cの一側部には
一対のストッパ3650dが設けられており、このスト
ッパ3650dにはクラッチアーム3651の自由端の
爪3651aが係合している。クラッチアーム3651
は、引っ張りバネ3652の弾力により爪3651aが
切り欠きギア3650cに圧接する向きに付勢されてい
る。さらに、上記クラッチアーム3651にはソレノイ
ド3630のプランジャ3630aが取り付いている。
【0024】揺動板3602の側部には、支持アーム3
655が固着されていて、その自由端の突出部3655
aは、揺動板3602に取付けられ引っ張りバネ360
3の弾力により前記偏心カム3650aに圧接する向き
に付勢されている。また、付勢カム3650bには、支
軸3656に取付けられたアーム3657の一端部が圧
接しており、このアーム3657は、引っ張りバネ36
58により付勢カム3650bを矢印方向に回転させる
向きに付勢している。
【0025】動作は、次のとおりである。
【0026】ソレノイド3630が作動してクラッチア
ーム3651の爪3651aを切り欠きギア3650c
のストッパ3650dから外す。そして、アーム365
7が引っ張りバネ3658の弾力により付勢カム365
0bを矢印方向に回転させる。これとともに切り欠きギ
ア3650cが矢印方向に回転して共通ギア3624と
噛み合ってカム列3650を矢印方向に1/2回転させ
る。
【0027】この時、クラッチアーム3651は引っ張
りバネ3652の弾力により切り欠きギア3650cに
当接している。切り欠きギア3650cにはストッパ3
650dが2箇所に対向して設けられているので、カム
列3650が1/2回転するとクラッチアーム3651
の爪3651aに再びストッパ3650dが係止してカ
ム列3650の回転は停止する。
【0028】このカム列3650の1/2の回転により
揺動板3602の状態は、偏心カム3650aの回動に
従動して、揺動板3602に積載しているプリント用紙
が給送ローラ3620に加圧され給紙可能の状態とな
る。この状態で給送ローラ3620を回転させていくと
プリント用紙は連続して給紙され、給紙毎に揺動板36
02を上下する必要はない。
【0029】前記動作後、さらにカム列3650を1/
2回転させることにより、偏心カム3650aの回動に
従動して、揺動板3602と給送ローラ3620とは、
離間した状態となり、揺動板3602に対するプリント
用紙の補給を容易に行なうことができる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例において、次のような共通な問題点があった。
【0031】(1)装置の小型化に対して制約がある。
【0032】装置の横幅方向において、揺動板の用紙搬
送範囲の外側に、バネおよびカム機構を設け、さらに外
側にギアを設けなければならないので、装置の横幅方向
の小型化に大きな制約となる。
【0033】また、従来例1の場合、給送ローラの断面
形状が半月形状で、かつ1回転する間に、用紙を下流側
に受け渡さなくてはならないので、給送ローラの外径
は、一定以上の大きさが必要である。一方、従来例2の
場合、給送ローラの外径は、給送ローラの同軸上にある
電磁バネクラッチの外径より大きくしなくてはならな
い。
【0034】したがって、どちらの場合も、給送ローラ
の外径に制限があることにより、装置の厚み方向の小型
化に大きな制約となる。
【0035】(2)給紙動作時に衝撃音が発生する。
【0036】プランジャを用いているために、動作時に
衝撃音が発生する。
【0037】さらに、揺動板は、給送ローラ軸と同軸上
にあるカムが1回転する間に、上昇および下降動作を行
なう。一方、揺動板と給送ローラ軸との間の距離は、揺
動板に積載するプリント用紙の最大枚数等によって必然
的に決まるので、カムの形状にはあまり自由度がない。
さらに、揺動板は絶えず、引っ張りバネによって、給送
ローラ側に付勢された状態にある。したがって、揺動板
は、待機時から給送状態に移るときに、給紙スピードか
ら要求される以上のスピードで上昇せざるを得ない。
【0038】すなわち、揺動板上のプリント用紙は、待
機時から給紙状態に移るとき、極めて短時間に、給送ロ
ーラに衝突する状態となり、大きな衝撃音が発生する。
【0039】(3)放射ノイズについて不利である。
【0040】プランジャおよび、電磁クラッチのon/
offにより放射ノイズに関して、影響のでる虞れがあ
る。
【0041】(4)ジャム処理が不便である。
【0042】揺動板は、給送ローラ側に一端が固定され
た引っ張りバネにより、給送ローラに圧接させられてい
る。したがって、給送動作時にジャムが発生した場合、
操作者は、バネに抗して揺動板を給送ローラから離間さ
せて圧解除を行ない、その状態でジャム処理を行なわな
ければならず、作業性に劣る。
【0043】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、装置
の小型化ができ、シート材給送時の衝撃音を防止でき、
ジャム処理が容易なシート材給送装置を提供することに
ある。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、積み重ね状態にある1枚以上のシ
ート材の少なくとも一部の範囲を載置し、かつ揺動可能
な揺動手段と、該揺動手段と対向位置にあり、かつ揺動
手段上に載置されたシート材の最上シート材を呼び出す
ための呼び出し手段と、前記揺動手段より下流側にあ
り、かつシート材を前記揺動手段にセットするときにシ
ート材の先端位置を規制するためのシート材突き当て部
と、該シート材突き当て部より下流側にあり、かつ複数
のシート材から1枚のみを分離して下流側に送る分離手
段と、前記揺動手段および呼び出し手段および分離手段
を駆動するための少なくとも1つの駆動源と、該駆動源
からの駆動力を前記揺動手段に伝達し、かつシート材と
前記呼び出し手段の間の圧力の発生源となるトルクリミ
ッタを一部に含む駆動伝達手段と、前記トルクリミッタ
に過負荷トルクを与えるためのリミッタ制限手段とから
構成され、前記揺動手段を駆動する駆動源の正逆回転の
切り替えにより前記揺動手段を揺動させることを特徴と
する。
【0045】駆動源は1つであり、かつ前記分離手段の
回動軸上に一方向クラッチを設けるとよい。
【0046】駆動源は1つであり、かつ前記駆動源の正
逆回転に拘わらず、前記分離手段を一方向に回動する駆
動系を備えるとよい。
【0047】前記トルクリミッタの出力部以降が減速駆
動系であるとよい。
【0048】前記駆動伝達手段は、出力側と一体で回動
するアーム手段を備えるとよい。
【0049】前記アーム手段は、前記呼び出し手段の対
向する位置において、前記揺動手段に圧力を与える加圧
部を備えているとよい。
【0050】前記揺動手段の揺動中心軸を回動中心とし
て持ち、かつ揺動手段上にあるシート材の有無を検知す
る検知部材を設けるとよい。
【0051】前記呼び出し手段と、前記分離手段とが一
体的に回動するとよい。
【0052】前記シート材突き当て部によって形成され
る平面は、前記揺動手段の原稿載置面に対して、略垂直
の位置関係にあるとよい。
【0053】前記呼び出し手段の原稿幅方向の両側近接
部には、ドーナツ形状のコロ部材が回動自在に配置され
ており、前記呼び出し手段の回動軸から呼び出し面まで
の距離をDp 、回動軸の外径をDa コロの外径をDk
コロの内径をdk とすれば、Dk −Dp >Da −dk
よび、Dp −Da >Dk −dk の関係が満たされている
とよい。
【0054】前記トルクリミッタの少なくとも一部は、
シート材の厚さ方向に、シート材搬送面を両側から挟み
込む空間のいずれか一つに含まれるとよい。
【0055】
【作用】上記のように構成されたシート材給送装置で
は、積み重ね状態にある1枚以上のシート材の少なくと
も一部の範囲を載置し、かつ揺動可能な揺動手段と、該
揺動手段と対向位置にあり、かつ揺動手段上に載置され
たシート材の最上シート材を呼び出すための呼び出し手
段と、前記揺動手段より下流側にあり、かつシート材を
前記揺動手段にセットするときにシート材の先端位置を
規制するためのシート材突き当て部と、該シート材突き
当て部より下流側にあり、かつ複数のシート材から1枚
のみを分離して下流側に送る分離手段と、前記揺動手段
および呼び出し手段および分離手段を駆動するための少
なくとも1つの駆動源と、該駆動源からの駆動力を前記
揺動手段に伝達し、かつシート材と前記呼び出し手段の
間の圧力の発生源となるトルクリミッタを一部に含む駆
動伝達手段と、前記トルクリミッタに過負荷トルクを与
えるためのリミッタ制限手段とから構成され、前記揺動
手段を駆動する駆動源の正逆回転の切り替えにより前記
揺動手段を揺動させることで、シート材の呼び出し手段
および分離手段は、次工程に送るまで駆動することが可
能であるので、呼び出し手段および分離手段の外径は、
次工程までの距離による制限を受けない。
【0056】
【実施例】
(概要)本発明の基本的な構成を図1に示す。また図2
は、シート材給送動作を行っていない時の待機状態を示
すものである。図3はシート材給送動作中の状態を示す
ものであり、シート材給送動作開始前は図2で示される
状態であり、揺動手段3110上に1枚以上のシート材
がセットされるとき、シート材の先端位置はシート材突
き当て部3130により規制される。
【0057】シート材給送動作が開始されると、駆動源
3180で発生した駆動力は、駆動伝達手段(トルクリ
ミッタ)3170を介して、揺動手段3110を、実線
で矢視しているように、呼び出し手段3120側に揺動
させる。次に、図3で示されるようにシート材と呼び出
し手段3120が接する状態となり、シート材は呼び出
し手段3120に押圧される。このとき、トルクリミッ
タ3170が滑り、発生するリミッタトルクにより、シ
ート材−呼び出し手段3120間に呼び出し圧が供給さ
れる。
【0058】一方、呼び出し手段3120は、別の駆動
源3181により、矢印方向に駆動させられているた
め、シート材は下流側へ送り出される。この時、複数枚
のシート材が送り出されると分離手段3140において
1枚のみが分離され、さらに下流側にあるローラ対等の
シート材搬送手段3160に送り渡される。
【0059】シート材の給送動作が終了する際には、駆
動源3180の回転方向が、破線で矢視しているように
逆転する。さらに、揺動手段3110は、リミッタ制限
手段3150によって駆動伝達が断たれるまで、破線で
矢視しているように、呼び出し手段3120から離れる
方向に揺動し、再び図2で示される様なシート材の呼び
出し手段3120が離間した状態となる。
【0060】以上のような動作を繰り返すことにより自
動給紙を行なうシート材給送装置を提供することによ
り、従来の問題点を解決する。
【0061】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0062】(第1実施例)図4、図5は、本発明の第
1実施例のシート材給送装置を適用した原稿読み取り装
置(画像形成装置)の概略断面図および概略斜視図であ
る。
【0063】本原稿読み取り装置は、後に詳しく述べる
下ユニット、中ユニット、上ユニットの3つから構成さ
れている。この3つのユニットのそれぞれの概略斜視図
が図6、図7、図8である。本実施例中において、自動
給紙用原稿挿入口に向かって、手前側を正面、奥側を
後、それと直交する方向を左右、鉛直方向を上下と定義
する。
【0064】下ユニットは、本読み取り装置の主たる構
造体であり、同時に後述の原稿ガイド212と後述の中
ユニットの回転原稿下ガイド231によるUターン形状
搬送路のU形状部以降のストレート部および原稿ガイド
212と後述の後カバー217による手差し用の分岐搬
送路を形成するものである。その構成を以下に説明す
る。
【0065】下ステー201は、およそ箱型に折曲げら
れた板金であり、その左右方向の両端面にある出っ張り
部各々2箇所がL型に曲げられた板金である左側板20
2と右側板203の下方の2箇所の切り欠き穴に差し込
まれ位置決めされビスにより締結されている。
【0066】また、これも箱型に折曲げられた後ステー
204の左側板202および右側板203に接する曲げ
面に設けられたU溝の切り欠き部と左側板202、右側
板203にあるエンボスで側板後方に位置決めされビス
締めされている。さらに、これも箱型に折曲げられた前
ステー205の左右方向の両端面にある出っ張り部1箇
所と左側板202と右側板203の前方上部の切り欠き
により位置決めされてビス締めされている。
【0067】左側板202、右側板203の両側板に軸
受け(不図示)を介してUターン形状部下流に原稿の主
搬送となる第2搬送ローラ206、読み取り部下流に排
紙のための排紙ローラ207が回転可能に取付けられて
いる。
【0068】下ステー201には、読み取り部であるコ
ンタクトイメージセンサ208が取付け板(不図示)を
介して第2搬送ローラ206と排紙ローラ207の間に
読み取り面が上を向く形で取付けられている。さらに第
2搬送ローラ206とコンタクトイメージセンサ208
の間に搬送された原稿の先端を検知するためのエッジセ
ンサレバー209が揺動可能な形で下ステー201に取
付けられている。このエッジセンサレバー209と組み
合わせるエッジセンサ210も、下ステー201に取付
けられている。
【0069】また、手差し搬送路において第2搬送ロー
ラ206より上流側の位置の下ステー201部に手差し
原稿検知レバー211が揺動可能に取付けられている。
この手差し原稿検知レバー211と組み合わせる手差し
原稿検知センサ(不図示)も下ステー201に取付けら
れている。
【0070】第2搬送ローラ206のローラ部、排紙ロ
ーラ207のローラ部、コンタクトイメージセンサ20
8の読み取りガラス面、エッジセンサレバー209のレ
バー先端部、手差し原稿検知レバー211のレバー先端
部に対応した逃げ穴を有する原稿ガイド212は、第2
搬送ローラ206、排紙ローラ207、コンタクトイメ
ージセンサ208、エッジセンサレバー209、手差し
原稿検知レバー211を覆うような形で左側板202、
右側板203の各折曲げ部に上方よりビスで固定されて
いる。
【0071】この原稿ガイド212は、Uターン形状搬
送路の後半の直線部および、手差し給紙用分岐搬送路の
一部を形成するものであり、前記逃げ穴により、ロー
ラ、レバー部、読み取りガラス面等は、ガイド面より出
っ張った形となる。
【0072】また、排紙ローラ207の下部から下流側
に延びる形で排紙された原稿をストックするための原稿
排出トレイ受け213と原稿排出トレイ214が取付け
られている。この原稿排出トレイ214は、トレイの出
っ張りが邪魔なときなど後述の原稿トレイ280ととも
に回避できるように原稿排出トレイ受け213に回動可
能に取り付いている。
【0073】また、原稿ガイド212の手差し給紙用分
岐に於ける上流側端面に滑らかにつながるように手差し
原稿ガイド215が、左側板202、右側板203の両
側板に取付けられ、手差し給紙用分岐搬送路の一部を形
成している。
【0074】さらに使用時は、前記手差し原稿ガイド2
15に滑らかにつながって手差し給紙の際の給紙ガイド
になり、未使用時は、回転スライドして収納できる手差
し原稿トレイ216が、手差し原稿ガイド215に取付
けられている。この手差し原稿トレイ216は、左端側
に突き当て用壁216aを有し、さらに原稿の主走査方
向にスライド可能なスライダ284が設けられ、突き当
て用壁216aとスライダ284により搬送される原稿
の主操作方向の位置規制を行なうものである。
【0075】また、装置の後のカバーの役目をし、一部
が手差し原稿ガイド215に対向して手差し給紙用分岐
搬送路の上部を形成するような後カバー217が後ステ
ー204に取付けられている。この後カバー217は、
操作者が手差し給紙用の給紙口に原稿をセットする時に
手差し原稿トレイ216の突き当て用壁216aとスラ
イダ284がよく視認できるように斜面217aを有し
たような形状となっている。
【0076】左側板202および右側板203の両側板
の上部後方には中ユニットおよび上ユニットとの連結お
よび回転中心となる回転軸218が軸受け219,22
0を介して回転可能に取付けられている。
【0077】モータギア221をモータ軸に固着した駆
動モータ222は、かみ合う第1減速ギア223ととも
にモータ固定板224に取付けられている。このモータ
固定板224は、左側板202に取付けられ左側板20
2に取付けられている第2減速ギア225と連結され
る。
【0078】また、後述の開閉カバー254の爪部25
4aに対して上部は導入するための斜面226a、下部
は左右方向に働くバネの力を分解して上下方向に分け、
爪部254aを下部に押すための斜面226bを形成す
る樹脂部材と一体になった止めバネ226ず左側板20
2、右側板203にそれぞれ取付けられている。
【0079】中ユニットは、自動給紙用搬送路の内側面
を形成し、回転軸218を回転中心に回動するものであ
る。その構成は、中ユニット左側板227、中ユニット
右側板228を各側板中央の切り欠き部と箱状に折曲げ
られた中ユニットステー229の左右方向の出っ張り部
とで位置決めしてビスで締結し、さらに、Uターン形状
搬送路の前半の一部を形成する回転原稿上ガイド230
と、Uターン形状搬送路の後半を形成する回転原稿下ガ
イド231とが挟み込むような形で取付けられている。
【0080】原稿を載置するための原稿トレイ280
は、原稿搬送路の最上流部に位置し、かつ原稿載置面2
80bは、装置奥行き方向に若干下がった傾斜面を形成
している。
【0081】さらに、原稿トレイ280は、原稿給送方
向301下流側両側面部に、外側に突き出たボス280
cおよびボス280dを備えている。
【0082】さらに、原稿トレイ280は、ボス280
cおよび280d各々が、左側板227および右側板2
28に装着された軸受け314にかん合することによ
り、回動可能になっている。
【0083】さらに、原稿トレイ280は、積載された
原稿の左端を規制するために、原稿給送方向301に平
行で、かつ原稿載置面280bに垂直な壁面を持つサイ
ド規制部280aを、原稿給送方向301に対して左側
に一体で形成している。
【0084】さらに、原稿トレイ280には、各種原稿
サイズに対応して原稿の左端をサイズ規制部280aに
押し当て可能とするために、原稿搬送方向301に平行
で、かつ原稿載置面280bに垂直な壁面281aを持
ったL字形状の原稿スライダ281が、原稿幅方向に移
動可能に取付けられている。
【0085】さらに、原稿トレイ280は、装置手前側
中央に切り欠き部280eを設け、ユーザが原稿のセッ
トや取り出しを容易に行えるようにしている。
【0086】図11は、揺動手段としての揺動板234
の外観斜視図である。
【0087】揺動板234は、原稿トレイ280の原稿
給送方向301下流側直下に位置するとともに、図11
に示すように、原稿前半部を載置する原稿載置面234
a、および左右両端において下方に折曲げられた折曲げ
部234bおよび折曲げ部234c、および先端におい
て下方に折曲げられた折曲げ部234hとから、板金に
より、一体的に構成されている。
【0088】さらに、揺動板234は、折曲げ部234
bおよび折曲げ部234cの原稿給送方向301上流側
に、揺動中心となるかん合穴234dおよびかん合穴2
34eを同軸上に備え、さらに、後述のセンサレバー2
37を後述の揺動軸233上で回動可能とするために、
原稿載置面234aの中央部に、原稿給送方向301に
延びた逃げ穴234fを設けている。
【0089】ここに、揺動軸233は、右側板228と
ステー229の切り起こし部229aとの間に軸受け2
32を介して回動可能に支持されている。
【0090】さらに揺動板234は図17〜20に示す
ように、原稿給送方向301右側にあるかん合穴234
eを、右側板228に近接した位置で、軸受け402を
介して揺動軸233とかん合させることにより、揺動可
能に支持される。
【0091】さらに、揺動板234は、原稿給送方向3
01左側にあるかん合穴234dを、軸受け401を介
して、平板形状の固定板285に垂直に立てられたカシ
メ軸285aとかん合させることにより、揺動可能にな
り、かつ固定板285が、左側板227にビスで固定さ
れることにより揺動可能状態が維持される。
【0092】ここに、揺動板234の左側の折曲げ部2
34b上のかん合穴234dに装着された軸受け401
と、カシメ軸285aとのラジアル方向のガタ量を直径
方向でε1 とする。さらに、右側の折曲げ部234c上
のかん合穴234eに装着された軸受け402と、揺動
軸233とのラジアル方向のガタ量を直径方向でε2
する。
【0093】さらに、右側の折曲げ部234c上にかん
合穴234eに装着された軸受け402と、揺動軸23
3とのラジアル方向のガタ量を直径方向でε2 とする。
ここに、ε2 は、軸とそれにかん合する軸受けとの一般
的なラジアル方向のガタ量である。
【0094】さらに、揺動軸233の軸心とカシメ軸2
85aの軸心との偏心量をα、上ユニット内におけるピ
ックアップローラ255の回転軸332の平行度をβ、
上ユニットを中ユニットに連結することによるピックア
ップローラ255の回転軸332の平行度のずれ量を
γ、揺動板234に装着された左右の軸受けの軸心のず
れ量をδとすれば、数式1の関係にある。
【0095】
【数式1】ε1 >2(α+β+γ+δ)>ε2 さらに、揺動板234は、待機時において、原稿載置面
234aが原稿トレイ280の原稿載置面280bと略
連続面を形成するとともに、装置奥行き方向に下がった
傾斜面を形成している。
【0096】このため、揺動板234は、先端の折曲げ
部234fにある揺動板規制部234gが、揺動板23
4自身の重量による揺動中心の回りの回転モーメントに
より下がり、後述の原稿突き当てリブ230a下方にあ
る揺動板規制部230b(図12参照)と接触すること
により、待機状態となる。
【0097】したがって、揺動板234は、左側はカシ
メ軸285aを中心に、さらに右側は揺動軸233を中
心に、待機状態の位置から。原稿載置面234aが後述
のピックアップローラ255に接触するまでの間を揺動
可能となる。
【0098】また、センサレバー237は、揺動軸23
3にかん合する円柱形状のボス部237a、およびボス
部237aから装置奥行き斜め上方向に延びてかつ一部
が逃げ穴234fより飛び出している検知片部237
b、およびボス部237aから装置手前略水平方向に延
びている遮光片部237c、およびステー229に接触
してセンサレバー237の待機姿勢を決定する規制部2
37eとから、モールドで一体的に構成され、揺動軸2
33上で回動可能に支持されている。
【0099】また、遮光片部237cを左右両側から挟
み込むように、下ユニット内にフォトセンサ238の発
光部および受光部が配置されている。
【0100】なお、遮光片部237cの厚みを変えるこ
とにより、遮光片部237cの重量による揺動軸233
のまわりの回転モーメントは、検知片部237bの重量
による揺動軸233のまわりの回転モーメントよりも大
きくなっている。これにより、センサレバー237は、
原稿が原稿載置面234aに存在しないときには、検知
片部237bが揺動板234の原稿載置面234aから
飛び出た状態を維持できると同時に遮光片部237cに
よるフォトセンサ238の遮光状態を維持できる。
【0101】次に、原稿が原稿載置面234aに載置さ
れたときには、原稿の重量が検知片部237bに加わ
り、検知片部237bによる揺動軸233のまわりの回
転モーメントが、遮光片部237cの重量による揺動軸
233のまわりの回転モーメントよりも大きくなる。こ
れにより、検知片部237bは揺動板234の中に入り
込むと同時に、遮光片部237cもフォトセンサ238
から逃げる方向に回動するので、遮光片部237cによ
るフォトセンサ238の遮光が解除される。
【0102】したがって、センサレバー237は、自身
の重量を用いて回動動作を行なうので、回動用ネジリバ
ネが不要になるとともに、回動軸として揺動軸233を
用いているので、部品点数の削減および省スペース化に
有効である。
【0103】揺動アーム235は、揺動軸233と、標
準原稿幅の中央に対応する位置で、一体的に固着されて
おり、かつ固着側とは反対側に後述のイコライザ236
を保持する保持部235aを備えている。
【0104】イコライザ236は、正面形状が上方に開
口のあるコの字形状をなし、かつ左右両端部において上
方に突き出た突き出し部236aおよび突き出し部23
6b、さらに突き出し部236aおよび突き出し部23
6bを連結する連結部236cとから、モールドで一体
的に構成されている。
【0105】さらに、イコライザ236は、連結部23
6cが正面側中央において揺動アーム235の保持部2
35aに遊着されることにより、上下方向に対して揺動
可能となる。
【0106】ここに、イコライザ236の突き出し部2
36aおよび突き出し部236bは、後述のピックアッ
プローラ255の真下近辺において、ピックアップロー
ラ255を幅方向に均等に挟み込む位置にある。
【0107】なお、イコライザ236の突き出し部23
6aおよび突き出し部236bの各上部は、待機時以外
は、常時原稿載置面234aの裏面に接触している。
【0108】したがって、イコライザ236が遊着され
た揺動アーム235は、揺動軸233の回りに、揺動板
234の原稿載置面234aが後述のピックアップロー
ラ255に接触するまで回動可能となる。
【0109】一方、揺動アーム235は、揺動アーム2
35の先端部真下にはあるステー229に接触すること
により、下方の回動範囲が規定される。ここに、イコラ
イザ236の突き出し部236aおよび突き出し部23
6bの各上部が、原稿載置面234aの裏面に接触しな
いようにストップ位置が規定されている。
【0110】揺動板234の下流直下において、原稿幅
方向に複数個設け、かつ先端部を連ねることにより原稿
突き当て面Aを形成し、結果として、原稿を原稿トレイ
280および揺動板234に載置する時に、原稿先端位
置を規制する原稿突き当てリブ230aが、原稿回転ガ
イド上230の手前側に位置する。
【0111】原稿突き当てリブ230a先端部の形状
は、R形状をなし、揺動板234上の原稿が後述のピッ
クアップローラ255側に持ち上げられる際に、原稿先
端部が原稿突き当て面から受けるしゅう動抵抗を減らし
ている。
【0112】さらに、原稿トレイ280の原稿載置面2
80bと、待機時における揺動板234の原稿載置面2
34aとから連続的に形成され、かつ装置奥行き方向に
下がった傾斜面に対して、原稿突き当て面Aは、垂直の
位置関係にある。したがって、原稿を原稿トレイ280
および揺動板234に載置する時に、原稿の先端は原稿
突き当て面Aで確実にストップさせられる。
【0113】すなわち、ユーザが、原稿セット時に、誤
って分離ローラ256と分離パッド239との噛み合い
部にまで挿入することがなくなるので、重送あるいはロ
ックによる搬送不良をなくすことが可能である。
【0114】図12は、揺動板234に載置された原稿
の揺動中の姿勢を示す図である。図12のように、原稿
トレイ280および揺動板234に載置された原稿は、
先端部付近のみが、揺動板234の上昇動作に呼応して
上方に揺動する。この時、原稿自身の揺動支点、つまり
原稿先端部付近において、原稿が装置上下方向に折り曲
がる位置Eは、原稿トレイ280上を漸進的に装置手前
側に移動してゆく。ここに、最下位原稿の先端が原稿突
き当て面Aと接触する位置を、待機時においてF、揺動
中においてGとすれば△EFGにおいて、斜辺EGの長
さは他の一辺EFの長さより長いのは明らかであるが、
これは原稿先端部が、原稿の上昇動作に伴い、原稿自身
の重量によって、原稿突き当て面Aに接触するまで滑り
込むことを意味する。
【0115】したがって、原稿の先端部が原稿突き当て
面Aから受ける反力は、揺動動作の間、原稿自身の重量
によるもののみとなる。さらに、揺動板234の上昇動
作にともない、原稿の先端部が、自身の重量により原稿
突き当て面Aを押しつける力は必然的に減少してゆく。
【0116】したがって、揺動板234の上昇動作の際
に、原稿先端部が原稿突き当て面Aから受けるしゅう動
抵抗は、確実に減少してゆくので、揺動板234の上昇
動作は確実なものとなり、結果として、原稿を確実に呼
び出すことが可能になる。
【0117】さらに、回転原稿ガイド上230には、原
稿突き当てリブ230aの下流にゴム製の分離パッド2
39が、バネ240により後述の分離ローラ256の方
向に押圧された状態で取り付いている。さらに、回転原
稿ガイド上230のUターン形状が始まる直前の部分に
中ユニット左側板227と中ユニット右側板228をわ
たすように軸受け241を介して第1搬送ローラ242
が回転可能に取付けられている。
【0118】回転原稿ガイド下231内には、第2搬送
ローラ206および排紙ローラ207のローラ部に対向
する位置にそれぞれのコロ243、コロ282が各々の
コロ軸244、コロ軸283上に回転可能な形状で取付
けられている。このコロ243、コロ282は、中ユニ
ットステー229に固着された板バネである第2搬送パ
ネ245、排紙バネ246がそれぞれのコロ軸244、
コロ軸283を各ローラ方向に押すとともに後述の位置
決め機構により第2搬送ローラ206、排紙ローラ20
7に対しそれぞれ所定の押圧力で押しつけられる。
【0119】また、回転原稿ガイド下231のコンタク
トイメージセンサ208のガラス面に対向する位置周辺
には、側面が凹状の段231aが設けられている。そこ
にコンタクトイメージセンサ208の読み取りの白基準
となる白色のマイラによる白基準マイラ247が搬送方
向上流側の端面は回転原稿ガイド下231の凹状の段2
31aの上流部に原稿が引っ掛からないように固着さ
れ、他端は概ねZ型に曲げた板金248の平行になった
面の片側に接着されている。白基準マイラ247に接着
された板金248の平行になったもう一つの面は外側に
出っ張る形となっている。
【0120】回転原稿ガイド下231の凹部の段231
aの下流側端部には、板金248の出っ張り面を回避す
るための切り欠き穴231bが数箇所に設けられてお
り、板金248の出っ張った先端はその切り欠き穴23
1bに差し込まれている。この白基準マイラ247をコ
ンタクトイメージセンサ208に密着させるための負荷
とするための棒249が、コンタクトイメージセンサ2
08の読み取り位置に対向する位置で回転原稿ガイド下
231に上下方向に移動可能な状態で保持されている。
白基準マイラ247に取り付いた板金248と回転原稿
ガイド下231の切り欠き穴231bの間には、ある程
度の隙間があり、そのため、白基準マイラ247はスム
ーズに上下方向に移動可能となっている。この棒249
の自重により白基準マイラ247は、均一にコンタクト
イメージセンサ208のガラス面に密着させられる。
【0121】回転原稿ガイド上230、回転原稿ガイド
下231が形成するUターン形状搬送のU形状部の外側
面となるU形状ガイド250は、U形状ガイド250の
左右端面の位置決めボス250aが中ユニット左側板2
27、中ユニット右側板228の位置決め穴に差し込ま
れ位置が決まり、Uガイド取付け板251を介して中ユ
ニット左側板227と中ユニット右側板228に固定さ
れている。このUガイド取付け板251は、U形状ガイ
ド250のソリを矯正する役目も兼ねている。
【0122】また、U形状ガイド250の搬送路と反対
側に強度アップのために設けられたリブ部の上部に設け
られたU溝250aを回動中心とし、先端が第一搬送ロ
ーラ242より搬送方向で上流側にあるようにレジスト
センサレバー252が設けられている。このレジストセ
ンサレバー252と組み合わせるレジストセンサ253
は、下ユニットの後ステー204に取付けられている。
【0123】上ユニットは、Uターン形状搬送路のU形
状部上流の搬送路の外側面を形成するものであり、これ
も回転軸218を回動中心に回動するものである。その
構成は、以下のとおりである。
【0124】開閉カバー254には搬送路に沿うリブ
(不図示)が形作られ、下ユニットの止めバネ226に
対向する爪254aを有している。この開閉カバー25
4には、揺動板234と対向して原稿の給紙を行なうた
めのピックアップローラ255、分離パッド239と対
向して原稿の分離を行なうための分離ローラ256が回
転可能に取付けられている。
【0125】図13は、上カール原稿を揺動板234に
載置しようとしている時の状態を示す図である。図14
は、原稿を揺動板234に載置して、待機している時の
状態を示す図である。図15は、原稿を呼び出している
時の状態を示す図である。
【0126】揺動板234上に載置された原稿のうち、
上位原稿を呼び出すためのピックアップローラ255
は、揺動板234の真上にあり、回転軸332の回りに
回転可能に支持されている。
【0127】さらに、ピックアップローラ255の左右
両側近接部には、回転軸332の回りに回動可能なコロ
333が配置されている。ここで、ピックアップローラ
255の外径をDp 、回転軸332の外径Da 、コロ3
33の外径をDk 、コロ333の内径をdk とすれば、
以下に示す数式2および数式3の関係が満たされてい
る。
【0128】
【数式2】Dk −Dp >Da −dk
【0129】
【数式3】Dp −Da >Dk −dk上記構成により、コ
ロ333は、待機状態において、図13のように、自重
により、内径dk と回転軸332外径Da とのガタの範
囲で最も下がった位置にある。
【0130】一方、数式2は、以下の数式4に書き換え
ることが可能である。
【0131】
【数式4】[(dk −Da )+|(Dk −dk )/2
|]>(Dp −Da )/2 これはピックアップローラ255の下方範囲において、
コロ333の外周がピックアップローラ255の外周よ
り外側にあることを意味する。
【0132】したがって、原稿を揺動板234上に載置
しようとするときに、原稿が上カールしている場合、図
13に示すように、カール部がまずコロ333の外周部
333aに接触する。さらに、原稿を押し込むと、コロ
333は回転軸332の回りに回動自在に支持されてい
るので、図14に示すように、コロ333を、矢印方向
に回動させながら前進し、かつコロ333の自重により
カール部を下方に押さえつけながら、原稿先端が原稿突
き当てリブ230aに突き当たるまで押し込むことが可
能となる。したがって、カール原稿に対して、操作性が
向上する。
【0133】次に、揺動板234を後述の揺動原理にし
たがって上方に揺動させて、原稿を揺動板234とピッ
クアップローラ255との間に挟み込み、ピックアップ
ローラ255によって、原稿を呼び出す。このときは、
コロ333は図15のように、外周部333aが原稿上
面に接触するとともに、内径dk と回転軸332外径D
a とのガタの範囲で若干上方に持ち上げられる。
【0134】さらに、数式3から以下に示す数式5が得
られる。
【0135】
【数式5】(Dp −Da )/2>(Dk −dk )/2 よって、コロ333内径dk と回転軸332外径Da
の間には隙間ができるために、原稿上面にはコロの重量
k のみが直接加わることになる。
【0136】したがって、呼び出されている原稿は、裏
面に揺動板234から加圧力Fs を受け、先端部に原稿
突き当て面Aからしゅう動抵抗Rを受け、上面にはピッ
クアップローラ255からの呼び出し圧Pとコロ333
の自重Wk とを受ける。ここに、揺動板234上の原稿
を重量をWs 、揺動板234の重量をWp とすれば、概
略的には、以下の数式6となる。
【0137】
【数式6】P=Fs −Ws −Wp −R−2Wk コロ333の自重Wk は、呼び出し圧Pを減少させる方
向に力が働くが、たかだか数グラム程度であり、かつコ
ロ333は回転軸332の回りに回動自在に支持されて
いるので、実質上、原稿をピックアップローラ255に
よって搬送する力の減少分としては微々たるものであ
る。さらに原稿表面が鉛筆書きされている場合でも、コ
ロ333は従動回転するので、コロ333によって表面
を擦ったりして汚す心配がない。
【0138】ピックアップローラ255、分離ローラ2
56はともに、ゴムローラ部と駆動プーリ部が一体とな
っており、互いのローラ間の駆動はタイミングベルト2
57により伝えられている。
【0139】したがって、ピックアップローラ255と
分離ローラ256とは一体的に回動するために、各々を
独立に駆動した場合に比較して、部品点数削減によるコ
ストダウンおよびコンパクト化が可能である。
【0140】分離ローラ256の軸上には、バネクラッ
チ258を介して分離ローラ256と接続されている分
離プーリ259が取付けられている。さらに、第1搬送
ローラ242と対向する位置に搬送コロ260がコロ軸
261に回転可能な形で開閉カバー254に取付けられ
ている。
【0141】また搬送コロ260を押圧するための板バ
ネによる搬送バネ262が開閉カバー254に取付けら
れ、コロ軸261を第1搬送ローラ242の方向に押す
とともに後述の位置決め機構により第1搬送ローラ24
2に対し所定の押圧力で押しつけられている、分離プー
リ259は、回転軸218の軸に固着されている駆動プ
ーリ263とタイミングベルト264により連結されて
いる。
【0142】なお、本実施例においては、ピックアップ
ローラ255と分離ローラ256とを独立して設けた
が、両者を1つのローラにしてまとめ、揺動板234と
分離パッド239との両方に対向する位置に配置しても
構わない、この場合、ローラを一つ減らしたことによ
り、ローラおよび駆動部品において、コスト的に有利と
なる。さらに、ローラが一つ減った分、搬送路が短くで
きるために、原稿の排出スピードを上げることが可能で
ある。
【0143】以上の3つのユニットが、下ユニットの左
側板202、右側板203、中ユニットの中ユニット左
側板227、中ユニット右側板228、上ユニットの開
閉カバー254それぞれの軸受け穴に軸受けを介して回
転軸218中心に連結される。
【0144】中ユニット左側板227、中ユニット右側
板228には下ユニットに対する位置決めのための端面
227a部、228a部と、上ユニットに対する位置決
めのために端面227b部、228b部がある。端面2
27a部、228a部は、下ユニットの前ステー205
の上面部205c部に突き当たり、さらに端面227b
部、228b部は、開閉カバー254の位置決め用リブ
(不図示)に突き当たり、互いのユニット間の位置決め
がなされる。このとき開閉カバー254の爪部254a
が、下ユニットの止めバネ226を押し開き、その止め
バネ226により爪部が下方に力を受けることで、互い
の突き当たった状態を保持し、同時に各ローラに加わる
所定の押圧が得られる。
【0145】また、電気部品であるエッジセンサ21
0、フォトセンサ238、レジストセンサ253および
手差し検知用フォトセンサ(不図示)さらに駆動モータ
222はすべて固定ユニットである下ユニットに取付け
られている。
【0146】また、本実施例においては、プランジャを
用いていないので、占有空間および束線処理に伴う空間
を省略できるので、コンパクト化が可能である。
【0147】この3つのユニットの駆動系の構成を図
9、図10を用いて説明する。図9は、下ユニット、上
ユニットおよび中ユニットの第一搬送ローラ242まで
の駆動伝達を表したものである。
【0148】モータ222の軸上にあるモータギア22
1は、第1減速ギア223、第2減速ギア225と経て
アイドラギア265と第2搬送ローラギア266のふた
つに別れる。第2搬送ローラギア266は、一方向のみ
駆動を伝えるワンウェイクラッチを内包するギアであ
り、モータギア221が実線の矢印の回転時のみ第2搬
送ローラ206に駆動が伝達されるように取り付いてい
る。
【0149】第2搬送ローラ206の反対側の軸端に
は、ギア271が固着されていてアイドラギア272,
273,274を経て排紙ローラ207に固着されてい
る排紙ローラギア275へとつながる。別れた片方のア
イドラギア265は、回転軸218に固着されているギ
ア267につながる。
【0150】この回転軸218には、さらに駆動プーリ
263が軸中央部にギア268が中ユニット右側板22
8のさらに右側に固着されている。
【0151】駆動プーリ263は、タイミングベルト2
64を介して分離プーリ259とつながる。分離プーリ
259の同軸上には、分離ローラ256がありバネクラ
ッチ258を介して接続されている。このバネクラッチ
258はモータギア221が一点鎖線の矢印の回転の時
のみに分離プーリ259から分離ローラ256へ駆動が
伝わるように取付けられている。分離ローラ256のプ
ーリ部は、タイミングベルト257を介してピックアッ
プローラ255のプーリ部と接続されている。
【0152】回転軸218上の中ユニット右側板228
より右側にあるギア268はアイドラギア269を介し
て第1搬送ローラ242上の第2搬送ローラギア270
とつながっている。この第1搬送ローラギア270は一
方向のみの駆動を伝えるワンウェイクラッチを内包する
ギアであり、モータギア226が実線の矢印の回転時の
み第1搬送ローラ242に駆動が伝達するように取り付
いている。
【0153】図10は、第1搬送ローラ242以降の揺
動板234の動作に関する駆動伝達を表したものであ
る。
【0154】第1搬送ローラ242上の第1搬送ローラ
ギア270に、トルクリミッタを内包した2段の減速ギ
ア276が接続し、さらに2段の減速ギア277、アイ
ドラギア278をへて揺動軸233上に固着されている
揺動ギア279とつながっている。揺動軸233には、
前述のように揺動アーム235が固着され、この揺動ア
ーム235には、フローティング状態でイコライザ23
6が取り付いている。このイコライザ236と接してい
る揺動板234は、揺動アーム235の動きに応じて上
下するようになっている。さらに、揺動板234は、一
定スピードで第1搬送ローラギア270の回転方向の如
何にかかわらず、揺動軸233には駆動が伝達される
が、減速ギア276に内包されたトルクリミッタにより
揺動アーム235およびイコライザ236が、揺動板2
34を介してピックアップローラ255あるいは、中ユ
ニットステー229につき当たり滑りを生じるようにな
っている。このとき減速ギア276に内包されたトルク
リミッタで発生する滑りトルクにより、ピックアップロ
ーラ255は、搬送されるべき原稿に対して所定の圧力
を加えることができる。
【0155】図16はトルクリミッタを内包した2段の
減速ギア276の内部構成を示す断面図である。
【0156】入力ギア381は、ギア部381aと、ギ
ア部381aの一端側にあって圧縮バネ386の一端を
受けるバネ受け部381bと、他端側にあって摩擦パッ
ド383の片面を受けるパッド受け部381cとから構
成され、さらに出力ギア382の胴部382bにかん合
して、回転可能になっている。
【0157】出力ギア382は、ギア部382aと、入
力ギア381にかん合しかつ圧縮ばね386および調整
板387を貫通する胴部382bと、入力ギア381の
パッド受け部381cに対向した位置にあって摩擦パッ
ド383の他方の面を受けるパッド受け部382cと、
調整板387を固定するための爪部382dとから構成
される。さらに、出力ギア382は、入力ギア381に
対して回転可能であるとともに、固定板390にカシメ
られた軸391に対しても回転可能になっている。
【0158】圧縮バネ386は、一端側は入力ギア38
1のバネ受け部381bに規制され、かつ他端側は調整
板387によって規制された状態で、出力ギア382の
胴部382bに挿入されている。
【0159】ドーナツ形状の円板である調整板387
は、出力ギア382の胴部382bに挿入され、かつ爪
部382dによって固定位置が決められている。したが
って、圧縮バネ386は調整板387と入力ギア381
のバネ受け部381bとの間において、指定の長さに維
持される。
【0160】上記構成であるから、出力ギア382は、
入力ギア381に対して回転可能であるとともに、端面
どおしが摩擦パッド383を介して一定の圧力で加圧さ
れている。
【0161】したがって、トルクリミッタのリミッタト
ルクTは、圧縮バネ386の発生荷重をPs 、摩擦パッ
ド383の内径をdfp、外径をDfp、入力ギア381の
パッド受け部381cと摩擦パッド383との摩擦係数
をμ、出力ギア382のパッド受け部382cと摩擦パ
ッド383との摩擦係数をμとすれば、数式7で表わせ
る。
【0162】
【数式7】T=μPs |(Dfp+dfp)/4| つまり出力ギア382側に、リミッタトルクと同じ大き
さであるTの負荷トルクを与えれば、出力ギア382
は、入力ギア381に対して滑りを発生する。
【0163】ここに、圧縮バネ386の発生荷重P
s は、調整板387の枚数によって増減させることが可
能である。したがって、リミッタトルクは、調整板38
7の枚数を増減させることにより、大きさを増減させる
ことが可能である。
【0164】さらに、トルクリミッタを内包した2段の
減速ギア276は、固定板390にカシメられた軸39
1に回転可能に支持されて、トルクリミッタユニットを
構成する。次にトルクリミッタユニットの調整板387
側をUターン原稿搬送路の内側にもぐりこませて、固定
板390を、右側板228にある柱392にビスで固定
する。
【0165】したがって、本構成のトルクリミッタユニ
ットは、リミッタトルクの大きさを微調節可能であり、
かつ装置幅方向のコンパクト化に寄与し、さらに容易に
交換できる構成になっている。
【0166】トルクリミッタユニットの出力ギア382
から、揺動軸233上に固着された揺動ギア279まで
は、減速駆動系を構成しているが、減速段数をN、減速
1段当りの駆動伝達効率をη、出力ギア382の歯数を
1 、2段減速ギア277の歯数をZ2 (入力側)およ
びZ3 (出力側)、揺動ギア279の歯数をZ4 とすれ
ば、数式8の関係が満たされる。
【0167】
【数式8】(Z2 /Z1 )(Z4 /Z3 )×ηN >1 したがって、揺動軸233に伝達されるリミッタトルク
s は、数式9のようになる。
【0168】
【数式9】Ts =T×(Z2 /Z1 )(Z4 /Z3 )×
ηN >T これは、言い換えれば揺動板234に載置された原稿を
持ち上げて、ピックアップローラ255によって呼び出
すのに必要なトルクよりも小さいリミッタトルクを持っ
たトルクリミッタで装置が実現することを意味する。
【0169】したがって、トルクリミッタの圧縮バネ3
86の設定荷重Ps を小さくすることができるので、摩
擦パッド283の寿命を延ばす、つまりトルクリミッタ
ユニットの寿命を延ばすことが可能である。さらに、ト
ルクリミッタのリミッタトルクを小さくすることによ
り、駆動モータ222への負荷を軽減することが可能で
ある。さらに、モータも小型化できるので、装置のコン
パクト化およびコストダウンが可能である。
【0170】さらにトルクリミッタユニット以降に減速
駆動系を用いることにより、揺動軸233と一体的に揺
動する揺動板234の上昇スピードを落とすことができ
る。したがって、揺動板234上の原稿が、待機時から
給送状態に移る時に、ピックアップローラ255に衝突
する時に発生する衝撃音を軽減することが可能である。
【0171】なお本実施例では、減速段数N=3とし
て、減速手段としてすべてギアを用いたが、アイドラギ
ア278を廃止して、N=2とし、さらに2段減速ギア
277の出力側と揺動軸233とを、タイミングベルト
で連結するような構成であっても構わない。この場合
は、トルクリミッタのリミッタトルクを一層下げること
ができるので、上記効果を一層増すことが可能である。
【0172】図17は、イコライズ動作に関連する部材
を示す図である。図18は、揺動板234が待機位置に
ある時の状態を示す図である。図19は、揺動板234
の一部がピックアップローラ255に接触した状態を示
す図である。図20は、揺動板234の表面がピックア
ップローラ255の表面にならっている状態を示す図で
ある。
【0173】一方、前述のように、揺動板234の左側
の折曲げ部234b上のかん合穴234dに装着された
軸受け401と、カシメ軸285aとのラジアル方向の
ガタ量を直径方向でε1 とする。
【0174】さらに、右側の折曲げ部234c上のかん
合穴234eに装着された軸受け402と、揺動軸23
3とのラジアル方向のガタ量を直径方向でε2 とする。
ここに、ε2 は、軸とそれにかん合する軸受けとの一般
的なラジアル方向のガタ量である。
【0175】さらに、揺動軸233の軸心とカシメ軸2
85aの軸心との偏心量をα、上ユニット内におけるピ
ックアップローラ255の回転軸332の平行度をβ、
上ユニットを中ユニットに連結することによるピックア
ップローラ255の回転軸332の平行度のずれ量を
γ、揺動板234に装着された左右の軸受けの軸心のず
れ量をδとすれば、数式1に示した関係にある。
【0176】いま、図18に示すように、揺動板234
は待機時において、左側が若干下がった姿勢にある。揺
動板234が上昇すると、まず揺動板234の原稿載置
面234aは、図19に示すように、ピックアップロー
ラ255の右側の角部に必ず接触する。
【0177】次に、原稿載置面234aがピックアップ
ローラ255に接触していない方にあるイコライザ23
6の突き出し部236aは、図20に示すように、シー
ソー動作により上昇して、原稿載置面234aがピック
アップローラ255に接触するまで揺動板234を持ち
上げる。
【0178】なぜなら、装置上方から見て、揺動板23
4とピックアップローラ255右角との接触点を一端と
し、かつ軸受け402と揺動軸233との接触点を他端
とする、線分を回転軸として、揺動板は、ε1 の範囲
で、上方に回動可能であるからである。
【0179】したがって、原稿載置面234aをピック
アップローラ255の回転軸332に平行にすることが
可能であるので、原稿載置面234a上の原稿をピック
アップローラ255に対して、均一に加圧することが可
能である。
【0180】したがって、ピックアップローラ255で
原稿を呼び出す時に斜行を発生させずに、安定して呼び
出すことが可能である。
【0181】さらに、揺動板234のラジアル方向の積
極的なガタは左側のみでよいから、両側に積極的にガタ
を設け、以下に示す数式10が満たされる場合に比較し
て、揺動板234は、原稿搬送方向301の遊びを少な
くすることが可能である。
【0182】
【数式10】ε1 ,ε2 >α+β+γ+δ したがって、折曲げ部234hと、下流にある原稿突き
当て面Aとの距離を近づけることができるので、両者の
つなぎ部におけるカール原稿のジャムが軽減し、搬送性
が向上する。
【0183】さらに、揺動板234に働く力は、イコラ
イザ236の突き出し部236aおよび突き出し236
bに挟まれた領域、言い換えればピックアップローラ2
55の左右幅にほぼ匹敵するきわめて狭い領域に限定さ
れている。さらに、原稿載置面234aのピックアップ
ローラ255の左右幅にほぼ匹敵するきわめて狭い領域
は裏面より、イコライザ236の突き出し部236aお
よび突き出し236bによって、ピックアップローラ2
55表面にならわせようとする矯正力を受ける。
【0184】したがって、原稿載置面234aに要求さ
れる強度および平面度は、その矯正力を期待したうえ
で、イコライザ236の突き出し部236aおよび突き
出し236bに挟まれた領域に限定しても良いことにな
る。
【0185】したがって、揺動板234の板厚を従来例
より薄くできるし、さらに多少のソリはイコライザ23
6によって矯正できるので、揺動板234をプラスチッ
ク化することも可能であり、結果として、揺動板234
の軽量化およびコストダウンが可能である。
【0186】さらに、揺動板234が軽量化できること
により、原稿の呼び出し圧を決定する要素の一つである
揺動板の重量の影響を少なくできる。したがって、揺動
板234に積載された原稿の枚数による呼び出し圧の差
を少なくできるので、呼び出し性能の向上が可能であ
る。
【0187】さらに、揺動板234が軽量化できること
により、揺動板234上の原稿が待機状態から給送状態
に移る時に、原稿がピックアップローラ255に当たる
時に発生する衝撃音を軽減することが可能である。
【0188】実際、我々の装置において、揺動板234
の板金の厚みを0.4mmまで薄くしても、搬送性、操
作性に何ら問題がないことを確認した。
【0189】なお、本実施例においては、イコライザ2
36を用いたが、イコライザ236を用いずに、揺動ア
ーム235の保持部235a周辺形状を変更して、揺動
板234の裏面に直接当てる構造であっても構わない。
【0190】この場合も、イコライザ236がある場合
とほぼ同じ原理で、原稿には、斜行を発生させずに、安
定して呼び出すことが可能である。さらに、イコライザ
236を削減した分、コストダウンおよび省スペース化
が可能である。
【0191】但し、原稿載置面234aのピックアップ
ローラ255の左右幅にほぼ匹敵するきわめて狭い領域
は、裏面よりイコライザ236からの矯正力を受けなく
なるので、イコライザ236がある場合よりは、原稿載
置面234aに要求される強度および平面度がアップす
る。
【0192】したがって、イコライザ236の突き出し
部236aおよび突き出し部236bが、揺動板234
の裏面を押す力はともに等しく、かつ揺動板234の揺
動軸233のまわりの揺動角度に関係なく一定である。
【0193】揺動軸233の軸心からイコライザ236
までのうでの長さをmとすれば、各突き出し部が揺動板
234の裏面を押す力Fe は、以下に示す数式11のよ
うになる。
【0194】
【数式11】Fe =Ts /2m 一方、前述のように、呼び出されている原稿は、裏面に
揺動板234から加圧力Fs を受け、先端部に原稿突き
当て面Aからしゅう動抵抗Rを受け、上面にはピックア
ップローラ255からの呼び出し圧Pとコロ333の自
重Wk とを受ける、ここに、揺動板234上の原稿を重
量をWs 、揺動板234の重量をWp とすれば、概略的
には、数式6に示したようになる。
【0195】この数式6と数式11により、呼び出し圧
Pの正確な値は、揺動板234の揺動中心のまわりの各
揺動角度において、各々の力によるつり合いの式(数式
12)をたてることにより求めることができる。
【0196】
【数式12】Fs =2Fe =Ts /m ここに、力の大きさが、揺動角度に関係しないものは、
s およびWk およびWp である。一方、揺動角度によ
り、積載されている原稿の枚数は変わってくるので、W
s およびRは変化する。
【0197】さらに、すべての力について、揺動中心の
回りの回転モーメントは、揺動角度により、変動する。
【0198】したがって、揺動板234に原稿が満載さ
れている時と、1枚のみ積載されている時とでは、呼び
出し圧Pに差が生ずる。この呼び出し圧Pの差を、呼び
出し性能に影響を及ぼさない範囲内に入るように、揺動
板234の揺動中心等のパラメータを決定すればよい。
【0199】駆動系全体の動きとしては、次のようにな
る。モータギア221が一点鎖線の矢印方向の回転の時
は、第2搬送ローラギア266で第2搬送ローラ以降の
駆動が切断され、かつ第1搬送ローラギア270で、第
1搬送ローラ242への駆動が切断され、結果、ピック
アップローラ255、および分離ローラ256が一点鎖
線方向に回転し、揺動アーム235は一点鎖線方向に回
動し、揺動板234が載せた原稿がピックアップローラ
255に突き当たることで動きが止まる。
【0200】モータギア221が実線の矢印方向の回転
の時は、分離ローラ部のバネクラッチ258の働きによ
り駆動が分離ローラ256以降は、切断され、結果、第
1搬送ローラ242、第2搬送ローラ206、排紙ロー
ラ207が実線方向に回転し、揺動アーム235は、実
線方向に回動し、揺動アーム235は、実線方向に回動
し、揺動アーム235が中ユニットステー229に突き
当たることで動きが止まる。
【0201】また、この原稿読み取り手段200を構成
する3つのユニットを連結する回転軸218を介して各
ユニットへの駆動の伝達がなされているため開閉等によ
りユニットが分割する場合でも駆動系の分割は起こらな
い。
【0202】次に実際の動作を図21に示すフローチャ
ートにより説明する。このフローチャートにおいて、自
動給紙用原稿検知センサはセンサ1、レジストセンサは
センサ2、手差し原稿検知センサはセンサ3、エッジセ
ンサはセンサ4とする。
【0203】まず、自動給紙用の給紙口に原稿をセット
して読み取りを行なわせる場合は、次のとおりである。
【0204】[ステップ101]原稿を原稿トレイ28
0に載置しスライダ281により原稿右端を規制しなが
ら回転原稿ガイド上230の突き当てリブに突き当てた
状態で原稿を読み取りたい画像情報がある面を上向きに
してセットする。この時、原稿により自動給紙用原稿検
知センサレバー237が押し下げられセンサ1(自動給
紙用原稿検知センサ238)がonとなる。
【0205】[ステップ102]原稿読み取り開始スイ
ッチ(不図示)を押す。
【0206】[ステップ103]駆動モータ222が一
点鎖線方向(時計周り方向)に回転する。駆動モータ2
22の回転に伴い揺動アーム235およびイコライザ2
36を介して揺動板234が原稿をピックアップローラ
255に押し当てる。ピックアップローラ255は原稿
搬送方向に回転しているため、原稿の搬送が開始され
る。
【0207】ピックアップローラ255にて搬送された
原稿は、分離ローラ256と分離パッド239とで構成
される分離部により一枚に分離され、さらに搬送されて
いく。
【0208】[ステップ104]分離部を通過した原稿
は、レジストセンサレバー252を押し上げ、センサ2
(レジストセンサ253)がonとなる。この時カウン
タはリセットされ送りパルス数のカウントを開始する。
【0209】[ステップ105]さらに原稿は搬送され
第1搬送ローラ242とコロ260にニップ部に原稿先
端が突き当たる。第1搬送ローラ242は止っているた
め、原稿には、ループが生じてくる。
【0210】そこで送りパルス数がn1 になったところ
で、駆動モータ222がストップする。なお、この時原
稿の斜行補正が行なわれている。
【0211】[ステップ106]駆動モータ222が実
線方向(反時計周り方向)に回転する。駆動モータ22
2の回転に伴い第1搬送ローラ242、第2搬送ローラ
206、排紙ローラ207の原稿搬送方向への回転が開
始される。と同時に、揺動板234は、待機位置まで下
降しピックアップローラ255、分離ローラ256の回
転は、止まる。第1搬送ローラ242にてループを作っ
た状態で留まっていた原稿は、再び搬送されていく。
【0212】[ステップ107]第1搬送ローラ24
2、Uターン形状部、第2搬送ローラ206を経て搬送
された原稿は、エッジセンサレバー209を押し下げセ
ンサ4(エッジセンサ210)がonとなる。この時カ
ウンタは、リセットされ送りパルス数のカウントを開始
する。
【0213】[ステップ108]さらに原稿は搬送され
るパルス数がn2 になったところで、コンタクトイメー
ジセンサ208による読み取りが開始される。
【0214】[ステップ109]原稿はさらに搬送およ
び読み取りが行なわれ、原稿の後端がエッジセンサレバ
ー209の位置を通過するとエッジセンサレバー209
がもとの状態に戻りセンサ4(エッジセンサ209)が
offとなる。この時カウンタはリセットされ送りパル
ス数のカウントを開始する。
【0215】[ステップ110]さらに原稿は搬送され
るパルス数がn3 になったところでコンタクトイメージ
センサ208による読み取りは終了する。と同時にカウ
ンタはリセットされ送りパルス数のカウントを開始す
る。
【0216】[ステップ111]この時、センサ1(自
動給紙用原稿検知センサ238)がonかoffかチェ
ックする。
【0217】センサ1がonのときは再びステップ10
3に戻り同じ動作を行なっていく。センサ1がoffの
ときは排紙モードに移る。
【0218】[ステップ112]原稿の搬送が行なわれ
パルス数がn4 になったところで駆動モータ222の駆
動をストップさせる。排紙された原稿は、読み取られた
面が下になってつぎつぎに重なっていくためセット時の
順番に狂いはなく原稿排出トレイ214および原稿排出
トレイ受け213上にストックされていく。
【0219】以上で、自動給紙用の給紙口から原稿をセ
ットして読み取りを行なわせる場合の動作は完了する。
【0220】次に手差し給紙用の給紙口から原稿をセッ
トして読み取りを行なわせる場合はつぎのとおりであ
る。
【0221】[ステップ201]まず手差し原稿トレイ
216を収納位置から取り出し、図1に示す状態にセッ
トする。原稿を手差し原稿トレイ216に沿わせながら
スライダ282により原稿右端を規制しながら手差し原
稿ガイド215と後カバー217により形成される原稿
挿入口から原稿を読み取り画像情報がある面を下向きに
して第2搬送ローラ243に突き当たるようにセットす
る。この時原稿により手差し原稿検知センサレバー21
1が押し下げられセンサ3(手差し原稿検知センサ(不
図示))がonとなる。
【0222】[ステップ202]センサ3(手差し原稿
検知センサ(不図示))がonしてから約t秒の待ち時
間の後、駆動モータ222が実線の矢印方向(反時計周
り方向)に回転する。第2搬送ローラ206にて搬送さ
れた原稿はエッジセンサレバー209を押し下げセンサ
4(エッジセンサ)がonとなる。この時カウンタは、
リセットされ送りパルス数のカウントを開始する。
【0223】[ステップ203]さらに原稿は、搬送さ
れパルス数がn5 になったところで駆動モータ222を
いったんストップさせる。
【0224】[ステップ204]原稿読み取り開始スイ
ッチ(不図示)を押す。
【0225】[ステップ205]原稿は再び搬送され、
パルス数がn6 になったところでコンタクトイメージセ
ンサ208による読み取りが開始される。
【0226】[ステップ206]原稿はさらに搬送およ
び読み取りが行なわれ、原稿の後端がエッジセンサレバ
ー209の位置を通過するとエッジセンサレバー209
がもとの状態に戻りセンサ4(エッジセンサ)がoff
となる。この時カウンタはリセットされ送りパルス数の
カウントを開始する。
【0227】[ステップ207]さらに原稿は搬送され
パルス数がn3 になったところでコンタクトイメージセ
ンサ208による読み取りは終了する。と同時にカウン
タはリセットされ送りパルス数のカウントを開始する。
【0228】[ステップ208]原稿の搬送が行なわれ
パルス数がn4 になったところで駆動モータ222の駆
動をストップさせる。排紙された原稿は、読み取られた
面を下向きにして原稿排出トレイ214および原稿トレ
イ受け213上にストックされる。
【0229】以上で手差し給紙口から原稿をセットして
読み取りを行なわせる場合の動作は完了する。
【0230】また、このどちらの動作においても、自動
給紙用原稿検知センサ238および、手差し給紙原稿検
知センサ(不図示)が同時にonとなる時は、搬送路中
に2つの原稿が存在する虞れがあるためにエラーと判断
し、この状態が解除されるまでその後の動作は一切行な
わない。
【0231】次に、この読み取り装置において、異常時
およびメンテナンスを行なうときのやり方を図22、図
23、図24に示す。
【0232】図22は、自動給紙時においてUターン形
状部より上流側において原稿のジャム等が発生したとき
や上ユニットおよび中ユニットの搬送路前半部の清掃や
部品交換等のメンテナンスの場合の解除の様子を示した
断面図である。
【0233】上ユニットの開閉カバー254の爪部25
4aと下ユニットの止めバネ226との結びつきを開閉
カバー254をバネ力に抗して開けることにより解除す
る。これにより各ローラ部等の押圧が解除されるため、
軽度のジャム解除や読み取りの中止の際の原稿の取り出
し等は、そのまま行なえるし、重度のジャム解除や部品
等のメンテナンス等もピックアップローラ255から第
1搬送ローラ242までの搬送路が図に示すように大き
く完全に二分割されるため容易に行なえる。
【0234】図23は、自動給紙時においてUターン形
状部より下流側においてあるいは、手差し給紙時におい
て、原稿ジャム等が発生したときや中ユニットの搬送路
後半および下ユニットの部品の清掃等のメンテナンスの
場合の解除の様子を示した断面図である。これも押圧の
解除は、Uターン形状部より上流側の時と同様に開閉カ
バー254の爪部と止めバネ226との結び付きを解除
するだけでよい。
【0235】原稿の先端が排紙ローラ207を通過して
操作者が触れることができ、かつ比較的軽度のジャムな
どの場合は、そのまま手前に引っ張って取り出すことも
可能である。
【0236】その他のジャム等の異常事態やコンタクト
イメージセンサ228等の清掃などのメンテナンスを行
なう場合は、図に示すようにまず上ユニットをなす開閉
カバー254を大きく90度以上開けて奥側に立てかけ
た後に中ユニットを作業がやりやすい位置まで開いて行
なえるため容易に作業が行なえる。
【0237】図24は、中ユニットの搬送路後半部およ
び下ユニットの部品等の交換等や清掃等のメンテナンス
を行なう場合の解除の様子を示した断面図である。これ
も押圧の解除は、Uターン形状部より上流側の時と同様
に開閉カバー254の爪部と止めバネ226との結び付
きを解除するだけでよい。
【0238】さらに図に示すように中ユニットと上ユニ
ットを1つにまとめる形で90度以上開けて立てかけた
状態にする。この状態で、例えば、原稿ガイド212あ
るいは、コンタクトイメージセンサ208の取り外しあ
るいは白基準板247の清掃などが容易にできる。
【0239】以上により、通常はUターン形状などの搬
送路を挾んで3つに分割する系はジャム解除やメンテナ
ンスに煩わしさが伴っていたが、押圧の解除は、一回の
動作で行なえしかもユニットの開口を大きく取れるため
作業もやりやすい。
【0240】(第2実施例)図25は、本発明の第2実
施例の構成を表す斜視図である。本実施例は、上記従来
例1と構成が類似しているため、同一の部分には同一の
符号を与えて説明する。
【0241】第1実施例のトルクリミッタを内包した減
速ギア276における出力ギア382に替わってリミッ
タアーム3230が回転可能に取付けられている。この
リミッタアーム3230は第1実施例の場合と同様に摩
擦パッド383を間に介して入力ギア381と所定の圧
力で加圧された状態となっている。このリミッタアーム
3230の形状は、第1実施例の出力ギア382の歯部
に相当する部分が長手のアーム形状となっている。さら
に、リミッタアーム3230の長手方向には、後述のリ
ミッタアーム受け軸3220としゅう動自在の長穴32
30aが設けられている。
【0242】揺動板3210は、その形状は第1実施例
とほぼ同じである。ただし、左右両側において下方に折
り曲げられた折り曲げ部3210b、3210cに、互
いが同軸となるように位置された揺動中心軸3260
a、3260bが固着されている。また、揺動板321
0の右折り曲げ部3210cには、揺動中心軸3260
bより搬送方向下流側にリミッタアーム受け軸3220
が設けられており、リミッタアーム3230の長穴32
30aとしゅう動可能に嵌合している。
【0243】揺動板3210に固着されている揺動中心
軸3260a、3260bは、左側板227、右側板2
28に設けられた軸受け3270a,3270bと回転
可能に嵌合し、揺動板3210の揺動時の揺動中心とな
っている。
【0244】なお、リミッタアーム3230の回転面内
の下方に直方体形状のアームストッパ3250が設けら
れている。これは、原稿セット時に揺動板3210を下
げる方向にリミッタアーム3230が回転する場合、リ
ミッタアーム3230と突き当たり、トルクリミッタに
滑りを生じさせ、揺動板3210への駆動の伝達を断ち
切るためのものである。
【0245】また、センサレバー237は、中ユニット
ステー229に設けられた2箇所の立ち上げ面(不図
示)をわたす軸(不図示)により回動可能に取付けられ
ている。
【0246】図26にリミッタアーム3230と、揺動
板3210との間の動力の伝達の様子を示す。
【0247】駆動モータ222が回転すると、入力ギア
381を介してリミッタアーム3230が矢印方向(時
計回り方向)に回転する。リミッタアーム3230の長
穴3230aとしゅう動可能に嵌合しているリミッタア
ーム受け軸3220が、リミッタアーム3230により
力を受け揺動板3210が揺動していく。その後、揺動
板3210および原稿がピックアップローラ255に突
き当たってトルクリミッタに滑りを生じ、所定の押圧力
が得られるようになっている。
【0248】なお、この構成においては、揺動板321
0が上昇していけば行くほど、言い換えると、原稿が少
なくなっていけばいくほど、リミッタアーム3230の
回転中心とリミッタアーム受け軸3220は離れていく
ため、リミッタアーム3230の作用点は、半径方向に
遠くなっていく。リミッタアーム3230に生じる軸ト
ルクは常に一定なので、作用点が遠くなると言うこと
は、揺動板3210に作用する力は、小さくなることと
なる。力が小さくなった分を原稿が軽くなった分に置き
換えることができれば、原稿をピックアップローラ25
5に常に同じ押圧力で押しつけることが可能となる。
【0249】本実施例特有の効果として次のことが言え
る。
【0250】1.トルクリミッタから揺動板までの駆動
伝達手段を簡素化したことにより、ロスの少ない確実な
駆動力伝達の実現、およびコスト低減が可能となる。
【0251】2.原稿の重さを相殺できる動作点を選ぶ
ことにより、押圧力をほぼ一定に保つことが可能とな
り、結果、呼び出し性能が向上する。
【0252】(第3実施例)図27は、本発明の第3実
施例の構成を表す斜視図である。本実施例は、駆動源が
一つの場合で、揺動動作と、呼び出し動作ならびに分離
動作を独立して制御できるものである。なお、本実施例
においては、給送部のみに着目したため、分離部以降の
搬送系については、省略する。以下にその構成を示す。
【0253】駆動モータ3300に固着されたモータギ
ア3301は、トルクリミッタ(不図示)を内包するリ
ミッタギア3302と噛み合っている。リミッタギア出
力部(不図示)は、揺動板3320の左曲げ部にカシメ
られている揺動軸(不図示)に固着され、駆動モータ3
300の回転が揺動軸に伝わることにより揺動板332
0を上下に揺動させる。
【0254】リミッタギア3302からは、駆動が2系
列に分割される。一方は、アイドラギア3303、33
04、3305を介して、分離ローラ軸3310上の分
離ギアA3308へと接続される。他方は、アイドラギ
ア3306,3307を介して、分離ローラ軸3310
上の分離ギアB3309へと接続される。分離ギアA3
308、分離ギアB3309ともにワンウェイクラッチ
(不図示)を内包したギアであり、時計方向に回転する
ときに駆動を伝達するように取付けられている。
【0255】分離ローラ軸3310には、分離ローラ3
311が固着されており、回転可能となっている。分離
ローラ3311の対向する位置に分離パッド3312が
設けられ、ばね(不図示)によって押圧され、分離ロー
ラ3311とともに分離部を形成している。また、分離
ローラ3311と一体となった分離プーリ3313は、
タイミングベルト3314を介してピックアップローラ
プーリ3315と接続され、ピックアップローラ331
6へ駆動を伝達する。
【0256】なお、ピックアップローラ3316は、揺
動板3320に対向する位置に設けられている。また、
原稿セット時の先端規制となるストッパ3317が、揺
動板3320の下流に設けられている。
【0257】実際の動作は、次の通りである。
【0258】駆動モータ3300が実線矢印3321の
方向に回転し、揺動板3320は、実線矢印3322の
方向に揺動し、給紙動作を開始する。この時、分離ロー
ラ軸3310上の分離ギアA3308は、実線矢印33
23方向(時計回り方向)に回転し、駆動を分離ローラ
3311に伝える。
【0259】一方、分離ギアB3309は、実線矢印3
324方向(反時計回り方向)に回転するため、駆動は
伝達されない。この場合は、分離ローラ3311は、分
離ギアA3308により、実線矢印3325の方向(時
計回り方向)に回転する。これに伴い、分離ローラ33
11とつながっているピックアップローラ3316も実
線矢印3326の方向(時計回り方向)に回転する。こ
のピックアップローラ3316に揺動板3320に載置
された原稿が押し当てられ、原稿の搬送が開始される。
ピックアップローラ3316で搬送された原稿は、分離
ローラ3311と分離パッド3312からなる分離部で
一枚に分離され、さらに搬送されていく。
【0260】原稿先端が分離部を通過した直後に駆動モ
ータ3300の回転を破線矢印3330方向(反時計回
り方向)に切り替える。揺動板3320は破線矢印33
31方向に揺動し、ピックアップローラ3316から離
間していく。そのため、現在搬送されている原稿を除い
た残りの原稿は、もとの原稿セット時の状態に戻る。
【0261】この時、分離ローラ軸3310上の分離ギ
アA3308は、破線矢印3332方向(反時計回り方
向)に回転するため、駆動は伝達されない。一方、分離
ギアB3309は、破線矢印3333方向(時計回り方
向)に回転し駆動が分離ローラ3311へ伝達される。
この場合は、分離ローラ3311は、分離ギアB330
9により、破線矢印3334の方向(時計回り方向)に
回転する。これに伴い、分離ローラ3311とつながっ
ているピックアップローラ3316も破線矢印3335
の方向(時計回り方向)に回転する。これにより、分離
部に挟持されている原稿は、引き続き搬送されていく。
【0262】以上、本実施例の構成においては、駆動モ
ータ3300の回転方向の切り替えにより、揺動板33
20は揺動方向を上下に制御でき、一方、給紙部である
ピックアップローラ3316と分離ローラ3311は、
駆動モータ3300の回転方向に拠らず常に搬送方向に
回転することが可能となる。
【0263】このことにより、最上部の原稿が分離され
るとすぐに、残りの原稿が給紙部から退避することが可
能となり、その結果、重送や連送の可能性が少なくな
り、分離性能が向上する。
【0264】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
積み重ね状態にある1枚以上のシート材の少なくとも一
部の範囲を載置し、かつ揺動可能な揺動手段と、該揺動
手段と対向位置にあり、かつ揺動手段上に載置されたシ
ート材の最上シート材を呼び出すための呼び出し手段
と、前記揺動手段より下流側にあり、かつシート材を前
記揺動手段にセットするときにシート材の先端位置を規
制するためのシート材突き当て部と、該シート材突き当
て部より下流側にあり、かつ複数のシート材から1枚の
みを分離して下流側に送る分離手段と、前記揺動手段お
よび呼び出し手段および分離手段を駆動するための少な
くとも1つの駆動源と、該駆動源からの駆動力を前記揺
動手段に伝達し、かつシート材と前記呼び出し手段の間
の圧力の発生源となるトルクリミッタを一部に含む駆動
伝達手段と、前記トルクリミッタに過負荷トルクを与え
るためのリミッタ制限手段とから構成され、前記揺動手
段を駆動する駆動源の正逆回転の切り替えにより前記揺
動手段を揺動させることで、以下のような効果を奏す
る。
【0265】1.シート材搬送範囲外には、従来のよう
なバネおよびカム機構を設ける必要がなくなるので、装
置横幅方向のコンパクト化が可能である。
【0266】2.呼び出し手段および分離手段は、次工
程に渡すまで駆動することが可能であるので、呼び出し
手段および分離手段の外径は、次工程までの距離による
制限を受けない。さらに、呼び出し手段の回動軸および
分離手段の回動軸上近接部には、電磁クラッチ等がない
から、呼び出し手段および分離手段の搬送面位置は、制
限を受けない。したがって、装置の厚み方向のコンパク
ト化が可能である。
【0267】3.プランジャを用いていないので、動作
時、従来のような衝撃音が発生しない。
【0268】4.揺動手段の揺動動作は、揺動手段と呼
び出し手段との相対的な位置関係によって制限を受けな
い。さらに揺動手段は、待機時において、外力を受けな
い構成である。したがって、揺動手段が呼び出し手段に
到達する時間を遅くすることができるので、揺動手段上
のシート材が、呼び出し手段に当たる時の衝撃音を、軽
減することが可能である。
【0269】5.プランジャを用いていないので、放射
ノイズが発生しない。
【0270】6.呼び出し手段側と揺動手段側とは、引
っ張りバネによって連結されていないので、分離できる
構成である。したがって、ジャム処理時に、シート材搬
送路を完全に解放できるので、ジャム処理性に優れてい
る。
【0271】駆動源は1つであり、かつ分離手段の回動
軸上に一方向クラッチを設けることで、プランジャの占
有空間および束線処理に伴う空間を省略できるので、一
層のコンパクト化が可能である。
【0272】駆動源は1つであり、かつ駆動源の正逆回
転に拘わらず、分離手段を一方向に回動する駆動系を備
えることで、シート材を分離手段の次工程に渡す前に、
駆動源を逆転することが可能である。つまり、シート材
が分離手段によって搬送されたら、すぐに揺動手段を呼
び出し手段から離すことができるので、分離中の呼び出
し手段による押し込みを防止することが可能である。し
たがって、分離手段における分離能力を向上させること
が可能である。
【0273】トルクリミッタの出力部以降が減速駆動系
であるので、以下のような効果を奏する。
【0274】1.トルクリミッタの寿命を延ばすことが
可能である。
【0275】2.駆動源への負荷を軽減することが可能
である。
【0276】3.駆動源を小型化できるので、装置の一
層のコンパクト化およびコストダウンが可能である。
【0277】4.揺動手段の上昇スピードを遅くできる
ことにより、揺動手段上のシート材が、呼び出し手段に
当たる時の衝撃音を一層軽減できる。
【0278】駆動伝達手段は、出力側と一体で回動する
アーム手段を備えることで、以下のような効果を奏す
る。
【0279】1.部品点数削減によるコストダウンおよ
びコンパクト化が可能である。
【0280】2.揺動手段に積載されたシート材の枚数
に関係なく、シート材の呼び出し手段に対する加圧力を
均等にすることができる。したがって、呼び出し性能を
向上させることが可能である。
【0281】アーム手段は、呼び出し手段の対向する位
置において、揺動手段に圧力を与える加圧部を備えてい
ることで、以下のような効果を奏する。
【0282】1.シート材を呼び出す時の斜行を防止す
ることが可能である。
【0283】2.揺動手段に要求される強度および平面
度を、局所的な範囲に限定できるので、揺動手段の軽量
化およびコストダウンが可能である。
【0284】3.揺動手段をプラスチック化することも
可能であるので、一層のコストダウンが可能である。
【0285】4.揺動手段が軽量化できることにより、
シート材の呼び出し圧を決定する要素の一つである揺動
手段の重量の影響を少なくできる。したがって、揺動手
段に積載されたシート材の枚数による呼び出し圧の差を
少なくできるので、呼び出し性能の向上が可能である。
【0286】5.揺動手段が軽量化できることにより、
揺動手段上のシート材が、呼び出し手段に当たる時の衝
撃音を一層軽減できる。
【0287】6.揺動手段とシート材突き当て部との搬
送方向距離を近づけられるので、両者のつなぎ部におけ
る搬送信頼性が向上する。
【0288】揺動手段の揺動中心軸を回動中心として持
ち、かつ揺動手段上にあるシート材の有無を検知する検
知部材を設けることで、部品点数削減によるコストダウ
ンおよびコンパクト化が可能である。
【0289】呼び出し手段と、分離手段とが一体的に回
動することで、以下のような効果を奏する。
【0290】1.部品点数削減によるコストダウンおよ
びコンパクト化が可能である。
【0291】2.搬送路が短くなるために、シート材の
排出速度がアップする。
【0292】シート材突き当て部によって形成される平
面は、揺動手段の原稿載置面に対して、略垂直の位置関
係にあるので、以下のような効果を奏する。
【0293】1.シート材先端は、セット時に、シート
材突き当て部で確実にストップさせられるので、ユーザ
が誤って分離手段に突き当たる位置まで挿入することが
なくなる。したがって、分離手段の分離搬送性能を向上
させることが可能である。
【0294】2.揺動手段の呼び出し手段側への揺動動
作の信頼性を向上させることが可能である。したがっ
て、シート材の呼び出し動作の信頼性を向上させること
が可能である。
【0295】呼び出し手段の原稿幅方向の両側近接部に
は、ドーナツ形状のコロ部材が回動自在に配置されてお
り、呼び出し手段の回動軸から呼び出し面までの距離を
p、回動軸の外径をDa コロの外径をDk 、コロの内
径をdk とすれば、Dk −Dp >Da −dk および、D
p −Da >Dk −dk の関係が満たされていることで、
以下のような効果を奏する。
【0296】1.呼び出し手段側にカールしているシー
ト材も、先端をスムーズにシート材突き当て部まで挿入
することが可能であるので、操作性が向上する。
【0297】2.シート材表面を擦って汚す心配がな
い。
【0298】トルクリミッタの少なくとも一部は、シー
ト材の厚さ方向に、シート材搬送面を両側から挟み込む
空間のいずれか一つに含まれることで、装置横幅方向を
一層コンパクト化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の基本構成を説明する斜視図であ
る。
【図2】図2は本発明の基本構成における待機状態を示
す図である。
【図3】図3は本発明の基本構成における給送状態を示
す図である。
【図4】図4は本発明の第1実施例の概略断面図であ
る。
【図5】図5は本発明の第1実施例の概略斜視図であ
る。
【図6】図6は本発明の第1実施例における下ユニット
の概略斜視図である。
【図7】図7は本発明の第1実施例における中ユニット
の概略斜視図である。
【図8】図8は本発明の第1実施例における上ユニット
の概略斜視図である。
【図9】図9は本発明の第1実施例における駆動系の構
成を示す図である。
【図10】図10は本発明の第1実施例における駆動系
の構成を示す図である。
【図11】図11は本発明の第1実施例における揺動板
の外観斜視図である。
【図12】図12は本発明の第1実施例における揺動板
に、載置された原稿の揺動中の姿勢を示す図である。
【図13】図13は本発明の第1実施例における揺動板
に、上カール原稿を載置しようてしている時の状態を示
す図である。
【図14】図14は本発明の第1実施例における揺動板
に、原稿を載置して待機している時の状態を示す図であ
る。
【図15】図15は本発明の第1実施例において、原稿
を呼び出している時の状態を示す図である。
【図16】図16は本発明の第1実施例において、原稿
を呼び出している時の状態を示す図である。
【図17】図17は本発明の第1実施例において、イコ
ライズ動作に関連する部材を示す図である。
【図18】図18は本発明の第1実施例において、揺動
板が待機状態にあることを示す図である。
【図19】図19は本発明の第1実施例において、揺動
板の一部がピックアップローラに接触した状態を示す図
である。
【図20】図20は本発明の第1実施例において、揺動
板がピックアップローラの表面にならっている状態を示
す図である。
【図21】図21は本発明の第1実施例における動作フ
ローチャートを示す図である。
【図22】図22は本発明の第1実施例において、メン
テナンスの方法を示す図である。
【図23】図23は本発明の第1実施例において、メン
テナンスの方法を示す図である。
【図24】図24は本発明の第1実施例において、メン
テナンスの方法を示す図である。
【図25】図25は本発明の第2実施例の構成を示す斜
視図である。
【図26】図26は本発明の第2実施例において、トル
クリミッタ以降の構成を示す図である。
【図27】図27は本発明の第3実施例の構成を示す斜
視図である。
【図28】図28は従来例の構成を示す斜視図である。
【図29】図29は他の従来例の構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
222 駆動モータ(駆動源) 230a 原稿突き当てリブ(シート材突き当て部) 233 揺動軸 234 揺動板(揺動手段) 235 揺動アーム(アーム手段) 236 イコライザ(加圧部) 237 センサレバー(検知部材) 239 分離パッド(分離手段) 255 ピックアップローラ(呼び出し手段) 256 分離ローラ(分離手段) 258 バネクラッチ(一方向クラッチ) 276 トルクリミッタ内包減速ギア(駆動伝達手段) 285a カシメ軸 332 回転軸 333 コロ 381 入力ギア 382 出力ギア 3110 揺動手段 3120 呼び出し手段 3130 シート材突き当て部 3140 分離手段 3150 リミッタ制限手段 3170 駆動伝達手段 3180 駆動源 3181 別の駆動源 3210 揺動板 3220 リミッタアーム受け軸 3230 リミッタアーム 3230a 長穴 3300 駆動モータ 3302 リミッタギア 3308 分離ギアA 3309 分離ギアB 3311 分離ローラ 3312 分離パッド 3316 ピックアップローラ 3320 揺動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 智幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ね状態にある1枚以上のシート材
    の少なくとも一部の範囲を載置し、かつ揺動可能な揺動
    手段と、 該揺動手段と対向位置にあり、かつ揺動手段上に載置さ
    れたシート材の最上シート材を呼び出すための呼び出し
    手段と、 前記揺動手段より下流側にあり、かつシート材を前記揺
    動手段にセットするときにシート材の先端位置を規制す
    るためのシート材突き当て部と、 該シート材突き当て部より下流側にあり、かつ複数のシ
    ート材から1枚のみを分離して下流側に送る分離手段
    と、 前記揺動手段および呼び出し手段および分離手段を駆動
    するための少なくとも1つの駆動源と、 該駆動源からの駆動力を前記揺動手段に伝達し、かつシ
    ート材と前記呼び出し手段の間の圧力の発生源となるト
    ルクリミッタを一部に含む駆動伝達手段と、 前記トルクリミッタに過負荷トルクを与えるためのリミ
    ッタ制限手段とから構成され、 前記揺動手段を駆動する駆動源の正逆回転の切り替えに
    より前記揺動手段を揺動させることを特徴とするシート
    材給送装置。
  2. 【請求項2】 駆動源は1つであり、かつ前記分離手段
    の回動軸上に一方向クラッチを設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 駆動源は1つであり、かつ前記駆動源の
    正逆回転に拘わらず、前記分離手段を一方向に回動する
    駆動系を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト材給送装置。
  4. 【請求項4】 前記トルクリミッタの出力部以降が減速
    駆動系であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項に記載のシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動伝達手段は、出力側と一体で回
    動するアーム手段を備えたことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  6. 【請求項6】 前記アーム手段は、前記呼び出し手段の
    対向する位置において、前記揺動手段に圧力を与える加
    圧部を備えていることを特徴とする請求項5に記載のシ
    ート材給送装置。
  7. 【請求項7】 前記揺動手段の揺動中心軸を回動中心と
    して持ち、かつ揺動手段上にあるシート材の有無を検知
    する検知部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項6のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  8. 【請求項8】 前記呼び出し手段と、前記分離手段とが
    一体的に回動することを特徴とする請求項1乃至請求項
    7のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  9. 【請求項9】 前記シート材突き当て部によって形成さ
    れる平面は、前記揺動手段の原稿載置面に対して、略垂
    直の位置関係にあることを特徴とする請求項1乃至請求
    項8のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  10. 【請求項10】 前記呼び出し手段の原稿幅方向の両側
    近接部には、ドーナツ形状のコロ部材が回動自在に配置
    されており、前記呼び出し手段の回動軸から呼び出し面
    までの距離をDp 、回動軸の外径をDa コロの外径をD
    k 、コロの内径をdk とすれば、 Dk −Dp >Da −dk および Dp −Da >Dk −dk の関係が満たされていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項9のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  11. 【請求項11】 前記トルクリミッタの少なくとも一部
    は、シート材の厚さ方向に、シート材搬送面を両側から
    挟み込む空間のいずれか一つに含まれることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のシー
    ト材給送装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれか1
    項に記載のシート材給送装置と、該シート材給送装置に
    より給送されたシート材に画像を形成する画像形成手段
    と、を有する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111261336A (zh) * 2018-12-03 2020-06-09 李文铭 一种电缆生产铝箔纸稳定送料机构
US11959883B2 (en) 2022-02-14 2024-04-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Diagnostic apparatus and diagnostic method
CN119703580A (zh) * 2025-02-21 2025-03-28 常州市遥观汽车附件有限公司 一种汽车铰链防松动焊接固定装置

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