JPH08122285A - 水分センサ及び水分量検出方法 - Google Patents

水分センサ及び水分量検出方法

Info

Publication number
JPH08122285A
JPH08122285A JP25686694A JP25686694A JPH08122285A JP H08122285 A JPH08122285 A JP H08122285A JP 25686694 A JP25686694 A JP 25686694A JP 25686694 A JP25686694 A JP 25686694A JP H08122285 A JPH08122285 A JP H08122285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
moisture sensor
detection unit
heater
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25686694A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Nojiri
俊幸 野尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIZUKA DENSHI KK
Original Assignee
ISHIZUKA DENSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHIZUKA DENSHI KK filed Critical ISHIZUKA DENSHI KK
Priority to JP25686694A priority Critical patent/JPH08122285A/ja
Publication of JPH08122285A publication Critical patent/JPH08122285A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で環境条件に対して安定であり、検出精
度が優れた再現性のよい水分センサを提供することを目
的とする。 【構成】 熱伝導性を有する金属部材に設けられた空洞
にリード線4′が引き出される感熱素子とリード線5′
が引き出されるヒータをそれぞれ配設固定した検知部1
と、検知部1を支持する断熱部材7と、断熱部材7によ
って支持された検知部1を収納するとともに、被検知体
に取り付けるための収納容器8とからなる水分センサで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイオ方法の生ゴミ処
理装置等で使用されるオガクズやホールチップと呼ばれ
る木質細片、または施設園芸等で使われるロックウール
等の水分保持材や粉体等の水分量を検知するための水分
センサ及びその水分量検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物質中の水分を検出する方法とし
ては赤外線吸収法、マイクロ波式及び電気抵抗式が公知
の方法として知られている。これらの水分検出方法につ
いて簡単に説明すると、赤外線吸収法を用いた赤外線水
分センサは、赤外線を被検知体に照射してその反射光の
強度を測定することによって、被検知体内の水分量を測
定するものである。また、マイクロ波法は、物質中に含
有する水分によってマイクロ波が減衰することを利用し
て物質中の水分を測定する方法である。更に、電気抵抗
法は、主に農業や園芸又は土木工学等において土壌中の
水分を電気的に検出する方法として用いられており、こ
の方法を用いた水分計は、通常、一定間隔に2本の金属
線が埋め込まれた多孔質無機物を土壌に埋設して電気抵
抗を測定する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水分センサには、以下のような欠点がある。上述のよう
な赤外線吸収法とマイクロ波法による水分検出は構造が
複雑であり、而も、その形状も大きい欠点がある。ま
た、これらは精密機器であることから高価であるととも
に、その構造が大型であるので移動して使用するのには
適さない欠点がある。また、電気抵抗式の水分センサ
は、土木工学等の土壌中の水分測定に使用されるものが
一般的であり、直接被検知体中に電極を挿入して測定す
ることから環境条件に弱い欠点があり、その取り扱いが
面倒である等の欠点がある。従って、従来の水分センサ
は、民生用として使用するものとは異なる工業用或いは
研究用に使用されるものであって、汎用性のある水分セ
ンサとしては好ましいものではなかった。
【0004】本発明は、上述のような課題に鑑みなされ
たものであって、小型で環境条件に対して安定であり、
検出精度が優れた再現性の良い水分センサを提供するこ
とを目的とするものである。また、本発明は、検出精度
が優れているとともに、再現性の良い水分量検出方法を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に、本発明の第1の水分センサは、熱伝導性を有する部
材に感熱素子と少なくとも一つのヒータとを配設固定し
た検知部と、該検知部の熱の放散を防ぐ断熱手段とを備
えることを特徴とするものである。本発明の第2の水分
センサは、熱伝導性を有する金属部材に設けられた空洞
に感熱素子と少なくとも一つのヒータとをそれぞれ配設
固定した検知部と、該検知部を支持する断熱部材と、該
断熱部材によって支持された該検知部を収納するととも
に、被検知体に取り付けるための収納容器とからなるこ
とを特徴とするものである。本発明の第3の水分センサ
は、熱伝導性を有する金属板上に感熱素子と少なくとも
一つのヒータとを配設固定した検知部と、該検知部を支
持する断熱部材と、該断熱部材によって支持された該検
知部を収納するとともに、被検知体に取り付ける収納容
器とからなることを特徴とするものである。上記第2と
第3の水分センサに於いて、検知部の検知面裏側に設け
た断熱部材の少なくとも一部に空洞又は開口部による空
気断熱層を設けたことを特徴とするものである。
【0006】上記第2と第3の水分センサに於いて、断
熱部材が発泡樹脂からなり、前記断熱部材の好適な材質
としては、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、スチレン樹脂
の何れかの樹脂からなるものである。上記第3の水分セ
ンサに於いて、検知部が金属板上に少なくとも一つのヒ
ータと感熱素子を接着剤によって固定してなるものであ
る。上記第3の水分センサに於いて、検知部が金属板上
に絶縁層を介してパターン形成したプリント配線板と、
該プリント配線板上にチップ部品からなるヒータ又は抵
抗器及び感熱素子を実装してなるものである。上記第3
の水分センサに於いて、検知部が金属板上に絶縁層を介
してパターン形成したプリント配線板と、該プリント配
線板上に抵抗体及び感熱素子を厚膜又は薄膜で形成した
ものである。上記第2と第3の水分センサに於いて、そ
の収納容器が金属性の赤外線反射材或いは樹脂であるこ
とが好ましいものである。上記水分センサに於いて、断
熱部材に形成した空洞又は開口部の内壁面に赤外線反射
部材を設けたものである。上記水分センサに於いて、収
納容器の内面又は検知部の裏面の少なくとも一方の面に
赤外線反射部材を設けたものである。上記水分センサに
用いられる赤外線反射部材としてて金属膜又は金属板が
好ましい。また、本発明の水分量検出方法は、水分セン
サの検知部を被検知体に接触又は埋設し、該検知部のヒ
ータを加熱して、該検知部の感熱素子によって該検知部
の加熱前の温度と一定時間加熱後の温度の差を検出し、
その温度差によって被検知体の水分量を検知するもので
ある。
【0007】
【作用】本発明の水分サンサは、検知部を構成する熱伝
導性を有する金属部材に設けられた空洞に設けられたヒ
ータを一定時間加熱し、被検知体の水分量に応じて前記
検知部の表面から被検知体へ熱の拡散の度合い(熱伝導
率及び比熱)が異なるためにヒータ加熱前後で温度差が
生じる。この温度差を検知部に設けられた感熱素子で検
知することによって、被検知体の水分量を検知するもの
である。本発明の水分サンサは、検知部の熱容量を小さ
くするために薄い金属板にヒータと感熱素子を形成した
ものであり、上記と同様な原理によって被検知体の水分
量を検知する。検出精度と熱応答性が良好となる。本発
明の水分センサは、検知部を支持する断熱部材への熱の
放散を最小限にするために検知部の裏面側の断熱部材に
空洞を設けた構造にすることにより、空気断熱層を形成
して検知精度を向上させたものである。
【0008】本発明の水分センサは、検知部からの熱輻
射を防ぐために赤外線反射部材を設けたものであり、収
納容器を赤外線反射材で形成したり、断熱部材や検知部
裏面または収納容器の内面、断熱部材と検知部裏面、検
知部裏面と収納容器内面に赤外線反射材を形成するもの
である。また、本発明の水分量検出方法は、検知部のヒ
ータを加熱して、感熱素子によって加熱前の温度と一定
時間加熱後の温度の差を検出し、その温度差によって被
検知体の水分量を検知するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る水分センサの実施例につ
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明の水分セ
ンサの一実施例を示す斜視図であり、図2(a)はその
検知部を示す斜視図であり、図2(b)はその断面図で
ある。図3は図1の分解斜視図である。図1のX−Y線
に沿った断面図が図8(a)に示されている。図1に於
いて、1は水分センサの検知部、7は断熱部材、8は収
納容器である。収納容器8には断熱部材7が収納され、
断熱部材7の凹部に検知部1が嵌合しており、収納容器
8には取付孔8aが設けられたフランジが形成されてい
る。検知部1について、図2(a),(b)に基づいて
説明する。2はアルミニウム、銅等の熱伝導性を有する
円板状の金属部材であり、金属部材2には穿設された空
洞3,3′が設けられ、空洞3には感熱素子5が挿入さ
れ、空洞3′にはそれぞれヒータ4が挿入されている。
ヒータ4及び感熱素子5は耐熱性を有する樹脂等の接着
剤6で密封固着されている。ヒータ4としては抵抗器等
による発熱体が用いられる。また、感熱素子5にはサー
ミスタ素子を用いる。ヒータ4及び感熱素子5には外部
引出用のリード線4′,5′が設けられている。
【0010】続いて、図3の分解図を参照して図1の水
分センサを説明すると、収納容器8は取付孔8aを有す
るフランジが設けられ、リード線4′,5′が引き出さ
れる部分のフランジに凹嵌部8bが設けられている。収
納容器8の収納部にはシリコン樹脂、ウレタン樹脂等の
発泡樹脂(スポンジ)である断熱部材7が収納される。
この断熱部材7は検知部1からの放射熱や輻射熱を遮断
するものであり、検知部1の被検知体との接触面以外の
部分を被覆している。断熱部材7にはリード線4′,
5′の引き出される部分に切欠部7aが設けられ、この
断熱部材7の収納部に検知部1が嵌合して水分センサが
形成されている。
【0011】次に、本発明に係る水分センサの使用状態
について、図4を参照して説明する。同図(a),
(b)は、水分センサを生ゴミ処理機に装着した状態を
示す一部切り欠き断面図である。同図(a)は水分セン
サの検知部1が生ゴミやオガクズ等の処理材9に直接接
触した使用状態を示している。処理材9が投入された容
器10には、検知部1の検知面が容器10の内側に露出
する程度の大きさの開口部11が形成され、その開口部
11を通して検知部1の検知面が容器10内に露出し
て、処理材9に接触している。水分センサは収納容器8
のフランジの取付孔にボルト20が差し込まれて容器1
0に固定されている。検知部1は容器10の厚み程度に
容器10内に突出させることよって処理材9との接触が
良好なものとなる。
【0012】また、同図(b)は容器10に直接水分セ
ンサが装着された使用状態を示している。検知部1は容
器10に直接接触して装着されている。この場合は容器
10に伝わる熱の変化を検知するものである。この使用
状態から明らかなように、熱の授受は容器10を通して
行われるために、検知部1の検知面と容器10の壁面が
密着するように接触させなければ正確な温度検出ができ
ない。従って、接触面が熱伝導性が良く柔軟性のある材
料、例えば、シリコン樹脂接着剤、グリース、薄い樹脂
シート、或いはシリコンオイル等を介在させることによ
って、処理材9からの熱を効率よく検出できる。
【0013】続いて、本発明の水分センサによる水分量
検出方法について図4を参照して説明する。この水分量
検出方法の動作原理を簡単に説明する。この水分センサ
の原理は、処理材9に含まれる水分量による熱伝導率と
比熱の違いによる熱応答特性の差を、感熱素子で上昇温
度や温度差を検出して水分量或いは含水率を検知するも
のである。例えば、オガクズの含水率に基づいて説明す
ると、乾燥した状態のオガクズでは空気に略等しい熱伝
導率を示し、また、含水率が100%のものでは水の熱
伝導率に略等しい。また、処理材9の比熱も含水率によ
って変化する。本発明の水分センサの検知部をヒータで
加熱し、処理材中の水分量による検知部の検知面から放
熱される熱量の変化による熱応答特性の違いを検知部1
の感熱素子5で検出することによって処理材の含水率を
比較的容易に測定できる。尚、容器10の材質は、検知
部1からの熱が処理材9へ有効に伝達され、検知部1の
周辺から容器自身への熱の散逸が極力少ないものがよ
い。即ち、樹脂又は金属の場合はステンレス鋼が最適で
ある。
【0014】次に、水分量を計測する方法について図5
の検出回路を参照して説明する。図5は水分(含水率)
を検出する検出回路である。1は検知部であり、ヒータ
4と感熱素子5が設けられ、ヒータ4の電極はスイッチ
Sを介して定電圧源Eに接続され、感熱素子5は抵抗測
定器Mに接続される。この検出回路ではヒータ4が一個
設けられたものであるが、二個の場合であっても並列に
接続すればよい。先ず、スイッチSを投入する直前の感
熱素子5の抵抗値を読み取り、続いて、スイッチSをオ
ン状態にして電源を投入してヒータ4に一定の電圧を印
加し、ヒータ4を加熱させて一定時間経過後の感熱素子
5の抵抗値を読み取り、温度を計測する。即ち、予めこ
の水分センサの感熱素子5の抵抗−温度特性を測定する
ことにより、測定された抵抗値から温度変化を知ること
ができる。含水率の相違する処理材について同様な測定
を実施すれば一定時間経過後の温度変化と含水率の関係
が分かる。従って、予め温度変化と含水率の関係が明ら
かであれば、一定時間経過後の温度を計測することによ
り、容易に温度から含水率を知ることができる。
【0015】図6は、上記検出回路によって水分量の異
なる処理材を加熱して一定時間経過した後の温度を測定
した結果を示すものである。その横軸がヒータ4による
加熱時間を示し、縦軸が上昇温度を示している。図6の
(イ)は処理材の含水量が0%、(ロ)は含水量が30
%、(ハ)は含水量が60%の場合である。処理材の含
水量が増す毎に一定時間経過後の上昇温度は低下してお
り、処理材の水分量の違いによって一定時間経過後の上
昇温度に差が生じることが分かる。即ち、この実験から
も一定時間経過後の上昇温度の差を測定すれば水分量を
検知できることが理解できる。
【0016】図7は、処理材としてオガクズを用いて、
ヒータ4として抵抗器に約1Wの電力を印加して感熱素
子による温度を測定した場合の温度差と含水量の関係を
示すグラフである。図7のグラフの横軸が含水率を示
し、縦軸が温度差はスイッチSをオンにする前とスイッ
チSを入れて5分後の上昇温度の差を示している。ま
た、この実験では、水分センサの検知部の輻射熱を防止
する為に赤外線反射部材を設けたものと設けないものと
の比較をしている。このグラフから明らかなように、含
水率の相違によって温度差が異なることを示している。
温度差から処理材の含水率が検出できるとともに、水分
センサの検知部に赤外線反射部材を設けた方が温度の検
出感度がよいことを示している。これは、赤外線反射部
材を設けることにより、検知部の輻射熱を少なくできる
ことによるものである。
【0017】次に、本発明に係る水分センサの他の実施
例について、図8乃至図11の断面図に基づいて説明す
る。これらの実施例は上記の実験結果に基づいてより改
良を加えたものである。尚、これらの断面図は図1の実
施例のX−Y線に対応する部分で示した他の実施例の断
面図である。図8(a)は図1の実施例の断面図であ
り、検知部1の裏面(断熱部材側)の断熱部材7は検知
部1を被検知体への弾性的に圧接を行う緩衝材の役割を
果たすとともに、検知部1裏面からの収納容器8への熱
の放散を防ぐ熱絶縁のためのものである。この実施例で
は、断熱部材7と検知部1の裏面全体が接触しているた
め、検知部1が加熱された際に生ゴミ等の処理材への熱
放散と同時に、断熱部材7への熱放散も若干ある。この
断熱部材7への熱の放散は検知誤差を生じる要因とな
る。熱放散は水分センサの検出精度を左右する。
【0018】図8(b),(c)の実施例は、図8
(a)の実施例より検出精度をより高めた実施例であ
る。図8(b)は断熱部材7に空洞による開口部11を
設けて空気断熱層を形成して、熱の放散を防止したもの
である。図8(c)の実施例は、断熱部材7に凹陥状空
洞12が設けられている。この開口部11と凹陥状空洞
部12による空気断熱層によって検知部1の断熱部材7
への熱の放散が解消され、図8(a)の実施例の水分セ
ンサより検出精度が向上する。図8(d)の実施例は、
検知部1が発泡性樹脂(スポンジ)等による断熱部材を
用いることなく、検知部1を空気層による断熱層14を
設けて収納容器8と検知部1を熱絶縁するものである。
収納容器8の内側には支持突起8cが突出し、支持突起
8cにネジ15を貫通させて検知部1に螺合されて検知
部1を収納容器8内に固定される。図8(b),
(c),(d)の実施例は開口部11や凹陥状空洞部1
2或いは空気層のみによる断熱層14を設けたものであ
っても、図8(a)の実施例より検出精度が向上するも
のの検知部1の裏面からの輻射熱によって収納容器8に
熱の放散があり、検出精度を低下させる要因となる。無
論、収納容器8が金属で形成されていれば、赤外線の反
射の効果を有し、検知精度が向上する。
【0019】図8(b),(c),(d)の実施例の検
知部1の熱の放散による検出精度の低下要因を解消する
ものとし、図9乃至図11の実施例を説明する。これら
の実施例は、検知部1の輻射熱を防止するために赤外線
反射部材を設けたものである。図9(a)の実施例は、
収納容器8が、例えば、樹脂で形成されており、この場
合は、収納容器8の内面に赤外線反射部材13を形成す
るとよい。無論、断熱部材7の外周面に赤外線反射部材
13を形成してもよい。図9(b)の実施例は、断熱部
材7に開口部11を設け、この開口部11の内壁面と開
口部11から露出する収納容器8の内面に赤外線反射部
材13を形成したものである。図9(c)の実施例は、
断熱部材7に凹陥状空洞部12が設け、この凹陥状空洞
部12の内壁面に赤外線反射部材13を形成したもので
ある。図9(d)の実施例は、空気層のみによる断熱層
14を形成し、収納容器8の内壁面に赤外線反射部材1
3を形成したものである。このように収納容器8が樹脂
で形成されている場合は、検知部1の熱の放散を防ぐた
めに赤外線反射部材13は検出精度を向上させる上で必
須要件となる。図9の実施例は、収納容器8が樹脂で形
成されている場合、検出部1の熱の放散が多少解消され
て検出精度が向上する。
【0020】また、図8及び図9の実施例では、その検
知部1の金属部材2が、例えば、ダイキャスト成形や切
削加工等が形成され、その表面はその仕上がり状態が様
々であり、このバラツキが輻射による検知部裏面から断
熱部材や収納容器への熱放散の差となり、検出精度のバ
ラツキとなる。図10(a)乃至(d)は、この検出精
度のバラツキを解消するために、図8に示した検出部1
の裏面に赤外線反射部材13′を形成したものであり、
個々の実施例の構成の説明は省略する。次に、図11
(a)乃至(d)の実施例について説明する。これらの
実施例は、図9の実施例と図10の実施例を組み合わせ
たものである。図11(a)乃至(d)の実施例では、
検知部2の裏面が赤外線反射部材13′で覆われてお
り、図11(a)の実施例では、更に、収納容器8の内
面或いは断熱部材7の外周面に赤外線反射部材13が形
成されている。図11(b)の実施例では、更に、開口
部11の内壁面と開口部11から露出する収納容器8の
内面に赤外線反射部材13が形成されている。図11
(c)の実施例では、更に、凹陥状空洞部12の内壁面
に赤外線反射部材13が設けられたものである。図11
(d)は、更に、空気層のみによる断熱層14の内壁面
の全てが赤外線反射部材13で覆われたものである。
【0021】上記実施例では、図8(a)が検知部1に
断熱部材7が前面に接触しており、断熱部材7を通して
熱の放散があり、検出精度が劣化するが、図8(b)乃
至(d)に示すように空気による空気断熱層を設けるこ
とによって、熱の放散が多少解消され、検出精度が向上
する。更に、図9(b),(c)のように開口部11や
凹陥状空洞部12の内壁面に赤外線反射部材13を形成
することで検出精度を高めることができる。図8(a)
の収納容器8が樹脂で形成されている場合は図9(a)
の実施例のように収納容器8の内面に赤外線反射部材1
3を形成することで検出精度を高めることができる。赤
外線反射部材13を用いることによって図8の各実施例
の対応する図9の各実施例より検出精度を高めることが
できる。また、図11の各実施例の赤外線反射部材13
は収納容器8が金属であれば形成する必要はない。ま
た、図8(d)のように広い空間を設けることによっ
て、空気による断熱層を形成することができるが、更
に、図10(d),図11(d)のように赤外線反射膜
13,13′を設けることによって検出精度を高めるこ
とができる。また、図11(a)乃至(d)の実施例に
対応する図8乃至図10の各実施例より、検知部1の輻
射熱等による熱の放散を少なくすることができるので、
検出精度を向上させることができる。
【0022】次に、本発明に係る水分センサの他の実施
例について図12乃至図16を参照して説明する。図1
2乃至図16は薄い金属板19にヒータ4と感熱素子5
が固着された検知部を示しており、この検知部を上記実
施例に適応すれば、先に示した実施例より、検知精度と
応答特性を向上させることができる。図12の実施例は
検知部のみを図示するものであり、図12(a)はその
平面図であり、図12(b)はその断面図である。同図
(a),(b)に於いて、アルミニウム等の熱伝導性の
良好な薄い金属板21にヒータ4及び感熱素子5を樹脂
15等で被覆したものである。感熱素子5はヒータ4の
間に配置されている。次に、検知部の他の実施例につい
て、図12乃至図16を参照して説明する。図13
(a)はその平面図であり、図13(b)はその断面図
である。同図(a),(b)に於いて、金属板21に絶
縁膜22が形成され、5は感熱素子であり、17は円周
状に配置された薄膜抵抗体からなるヒータであり、熱の
伝達が均一であり、検出精度の向上に寄与する。図14
(a)はその平面図であり、図14(b)はその断面図
である。同図(a),(b)に於いて、金属板21に絶
縁層22が被着され、その絶縁層22に同円周状にチッ
プ状の抵抗器4′が配置されている。18は櫛形電極に
形成した厚膜または薄膜感熱体である。また、図15
(a),(b)及び図16(a),(b)に示すように
感熱部とヒータを相互に入れ換えてもよい。
【0023】更に、上記実施例では、検知部及び断熱材
を保持する収納容器をネジで固定する構造であるが、例
えば、オガクズ等の処理材を収納する金属容器に検知部
を直接ネジ止めする等の方法で装着すれば、必ずしも収
納容器は必要としない。また、処理材を収納する金属容
器そのものが断熱部材等で覆われている場合は、金属容
器と断熱部材間に検知部を挿入して金属容器に固着する
ことによって、水分センサとして十分機能する。また、
空気断熱層によって検知部の熱の放散を防止してもよい
し、赤外線反射部材を被覆してもよい。即ち、ヒータと
感熱素子が配置された検知部を水分センサとして用いる
ことも可能である。
【0024】
【発明の効果】上述のように、本発明の水分センサは、
検知部を構成する熱伝導性を有する金属部に穿設した空
洞に感熱素子とヒータを配置固定し、検知部を被検知体
の水分量に応じて前記検知部の表面から被検知体へ放熱
の度合い(熱伝導率)が異なるためにヒータ加熱前後で
温度差が生じ、この温度差を検知することによって、水
分量を検知する水分量検出方法に基づく水分センサであ
る。従って、水分センサの構造が簡単であり、加熱前後
の上昇温度の差を検知することによって、水分量が検知
できるために付属する回路が簡単となり小型化が可能で
あり、水分センサに汎用性を与えることができる。ま
た、本発明の水分センサは、検知部の裏面側に熱の放散
を防止する為に空洞や赤外線反射部材或いはこれらを複
合的に設けることによって、一層検出精度を向上させる
ことができる。また、本発明の水分センサは、処理材
(被検知体)を収納した容器の外側に実装したとしても
水分量を検知できるために、処理部材による水分センサ
の金属部材の腐食等の問題或いは感熱素子や抵抗体の湿
気による特性劣化等の問題も解消できるので、信頼性に
も優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水分センサの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】(a)は図1の検知部の斜視図、(b)はその
断面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】(a),(b)は、水分センサの使用状態を示
す断面図である。
【図5】水分センサの検出回路である。
【図6】水分量と温度上昇と時間との関係を示す図であ
る。
【図7】水分センサに赤外線反射部材が存在するものと
存在しないものの含水率と温度差の特性を示す図であ
る。
【図8】(a)〜(d)は本発明に係る水分センサの他
の実施例を示す断面図である。
【図9】(a)〜(d)は本発明に係る水分センサの他
の実施例を示す断面図である。
【図10】(a)〜(d)は本発明に係る水分センサの
他の実施例を示す断面図である。
【図11】(a)〜(d)は本発明に係る水分センサの
他の実施例を示す断面図である。
【図12】(a)は、本発明の水分センサの他の実施例
に係る検知部を示す平面部、(b)はその断面図であ
る。
【図13】(a)は、本発明の水分センサの他の実施例
に係る検知部を示す平面部、(b)はその断面図であ
る。
【図14】(a)は、本発明の水分センサの他の実施例
に係る検知部を示す平面部、(b)はその断面図であ
る。
【図15】(a)は、本発明の水分センサの他の実施例
に係る検知部を示す平面部、(b)はその断面図であ
る。
【図16】(a)は、本発明の水分センサの他の実施例
に係る検知部を示す平面部、(b)はその断面図であ
る。
【符号の説明】
1 検知部 2 金属部材 3 ,3′ 空洞 4,17 ヒータ 4′,5′ リード線 5 感熱素子 6 接着剤 7 断熱部材 7a 切欠部 8 収納容器 8b 凹嵌部 8c 支持突起 11 開口部 12 凹陥状空洞 13,13′ 赤外線反射部材 14 断熱層 15 ネジ 16 樹脂 18 厚膜または薄膜感熱体 19,21 金属板 22 絶縁層

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導性を有する部材に感熱素子と少な
    くとも一つのヒータとを配設固定した検知部と、該検知
    部の熱の放散を防ぐ断熱手段とを備えることを特徴とす
    る水分センサ。
  2. 【請求項2】 熱伝導性を有する金属部材に設けられた
    空洞に感熱素子と少なくとも一つのヒータをそれぞれ配
    設固定した検知部と、該検知部を支持する断熱部材と、
    該断熱部材によって支持された該検知部を収納するとと
    もに、被検知体に取り付けるための収納容器とからなる
    ことを特徴とする水分センサ。
  3. 【請求項3】 熱伝導性を有する金属板上に感熱素子と
    少なくとも一つのヒータを配設固定した検知部と、該検
    知部を支持する断熱部材と、該断熱部材によって支持さ
    れた該検知部を収納するとともに、被検知体に取り付け
    る収納容器とからなることを特徴とする水分センサ。
  4. 【請求項4】 前記検知部の検知面裏側に設けた前記断
    熱部材の少なくとも一部に空洞又は開口部による空気断
    熱層を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の
    水分センサ。
  5. 【請求項5】 前記断熱部材が発泡樹脂からなることを
    特徴とする請求項2,3又は4に記載の水分センサ。
  6. 【請求項6】 前記断熱部材がシリコン樹脂、ウレタン
    樹脂、スチレン樹脂の何れかの樹脂からなることを特徴
    とする請求項2,3,4又は5に記載の水分センサ。
  7. 【請求項7】 前記金属板上に少なくとも一つのヒータ
    と感熱素子を接着剤によって固定した検知部からなるこ
    とを特徴とする請求項3記載の水分センサ。
  8. 【請求項8】 前記金属板上に絶縁層を介してパターン
    形成したプリント配線板と、該プリント配線板上にチッ
    プ部品からなるヒータ又は抵抗器及び感熱素子を実装し
    てなることを特徴とする請求項3記載の水分センサ。
  9. 【請求項9】 前記金属板上に絶縁層を介してパターン
    形成したプリント配線板と、該プリント配線板上に抵抗
    体及び感熱素子を厚膜又は薄膜で形成したことを特徴と
    する請求項3記載の水分センサ。
  10. 【請求項10】 前記収納容器を金属性の赤外線反射材
    で形成したことを特徴とする請求項2乃至9の何れかに
    記載の水分センサ。
  11. 【請求項11】 前記収納容器が樹脂であることを特徴
    とする請求項2乃至9の何れかに記載の水分センサ。
  12. 【請求項12】 前記断熱部材に形成した空洞又は開口
    部の内壁面に赤外線反射部材を設けたことを特徴とする
    請求項2乃至11の何れかに記載の水分センサ。
  13. 【請求項13】 前記収納容器の内面又は前記検知部の
    裏面の少なくとも一方の面に赤外線反射部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項2乃至12の何れかに記載の水分
    センサ。
  14. 【請求項14】 前記赤外線反射部材が金属膜又は金属
    板であることを特徴とする請求項12又は13に記載の
    水分センサ。
  15. 【請求項15】 水分センサの検知部を被検知体に接触
    又は埋設し、該検知部のヒータを加熱して、該検知部の
    感熱素子によって該検知部の加熱前の温度と一定時間加
    熱後の温度の差を検出し、その温度差によって被検知体
    の水分量を検知することを特徴とする水分量検出方法。
JP25686694A 1994-10-21 1994-10-21 水分センサ及び水分量検出方法 Pending JPH08122285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25686694A JPH08122285A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 水分センサ及び水分量検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25686694A JPH08122285A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 水分センサ及び水分量検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08122285A true JPH08122285A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17298510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25686694A Pending JPH08122285A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 水分センサ及び水分量検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08122285A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050050782A (ko) * 2003-11-26 2005-06-01 이형우 함수율 측정장치
JP2011174767A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Central Res Inst Of Electric Power Ind 地盤の深さ方向における水分量測定方法
KR20160062421A (ko) * 2014-11-25 2016-06-02 두산인프라코어 주식회사 연료 진단장치 및 방법
WO2020068941A1 (en) * 2018-09-28 2020-04-02 Rosemount Inc Electronics housing with thermal fluid detection
JP2023530683A (ja) * 2020-06-10 2023-07-19 ノースウェスタン ユニヴァーシティ 任意の環境下での皮膚病の監視および診断のための水分量センサーとその応用

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050050782A (ko) * 2003-11-26 2005-06-01 이형우 함수율 측정장치
JP2011174767A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Central Res Inst Of Electric Power Ind 地盤の深さ方向における水分量測定方法
KR20160062421A (ko) * 2014-11-25 2016-06-02 두산인프라코어 주식회사 연료 진단장치 및 방법
WO2020068941A1 (en) * 2018-09-28 2020-04-02 Rosemount Inc Electronics housing with thermal fluid detection
CN110967142A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 罗斯蒙特公司 具有热流体检测的电子壳体
US11002582B2 (en) 2018-09-28 2021-05-11 Rosemount Inc. Process transmitter with thermal fluid detection for decreasing damage to the process transmitter components
JP2022502650A (ja) * 2018-09-28 2022-01-11 ローズマウント インコーポレイテッド 熱流体検出を有する電子機器ハウジング
AU2019349915B2 (en) * 2018-09-28 2022-11-03 Rosemount Inc Electronics housing with thermal fluid detection
JP2023530683A (ja) * 2020-06-10 2023-07-19 ノースウェスタン ユニヴァーシティ 任意の環境下での皮膚病の監視および診断のための水分量センサーとその応用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003284136B2 (en) Thermometry probe calibration method
US6694174B2 (en) Infrared thermometer with heatable probe tip and protective cover
US4845978A (en) Determining moisture content of a medium
US20100061421A1 (en) Radiometric thermometer
JPH07260579A (ja) 赤外線検出器
JP4415045B2 (ja) 非接触温度センサ
US20040071182A1 (en) Thermometry probe calibration method
US4726688A (en) Monitored background radiometer
JPH08122285A (ja) 水分センサ及び水分量検出方法
CA2099124A1 (en) Regulated infrared source
JPH11223555A (ja) 非接触温度センサおよび同用検出回路
RU2227905C1 (ru) Тепловой приемник излучения
JP2004061283A (ja) 赤外線センサ及びこれを用いた物体の大きさと表面温度の判定装置
JP3402525B2 (ja) 熱依存性検出装置
JP2004151038A (ja) 加熱乾燥式赤外線水分計
US3489008A (en) Radiation temperature sensor
RU2456559C1 (ru) Тепловой приемник излучения
RU2261418C2 (ru) Калориметр
US3460385A (en) Comparison calorimeter
JPH0523710B2 (ja)
US3938387A (en) Precision temperature transducer for measuring the surface temperature of the human and animal skin
JPS60146118A (ja) 量面レベルの測定方法およびその装置
JPH0629799B2 (ja) 放散熱量測定装置
JPH04142452A (ja) 相対湿度計測器
SU1656432A1 (ru) Датчик дл оперативной непрерывной индикации влажностного состо ни сыпучих материалов

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030603