JPH08122554A - 多心型光ファイバカプラ - Google Patents
多心型光ファイバカプラInfo
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- JPH08122554A JPH08122554A JP26045794A JP26045794A JPH08122554A JP H08122554 A JPH08122554 A JP H08122554A JP 26045794 A JP26045794 A JP 26045794A JP 26045794 A JP26045794 A JP 26045794A JP H08122554 A JPH08122554 A JP H08122554A
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Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 密閉構造を採用し、温度変化に対して、特性
変動を抑えることができる多心型光ファイバカプラを提
供する。 【構成】 4心のテープ状光ファイバ1,2を用い、光
ファイバ心線1a,2aのガラス部を露出させ、延伸ス
テージ3a,3bに固定する。ガラス部をクランプして
バーナで加熱融着させ、ついで、延伸ステージ3a,3
bを重り4a,4bにより移動させてガラス部を延伸し
てカプラ部を形成する。一端に測定用光源6からの入射
光を与え、パワーメータ7a,7bで出射光をモニタ
し、所定の分岐比が得られたところで、延伸を停止す
る。結晶性ガラスの補強材8をカプラ部の下方からセッ
トし、上から結晶化ガラスの蓋9をかぶせて、接着剤を
硬化させ、光ファイバカプラを補強材8で保護する。
変動を抑えることができる多心型光ファイバカプラを提
供する。 【構成】 4心のテープ状光ファイバ1,2を用い、光
ファイバ心線1a,2aのガラス部を露出させ、延伸ス
テージ3a,3bに固定する。ガラス部をクランプして
バーナで加熱融着させ、ついで、延伸ステージ3a,3
bを重り4a,4bにより移動させてガラス部を延伸し
てカプラ部を形成する。一端に測定用光源6からの入射
光を与え、パワーメータ7a,7bで出射光をモニタ
し、所定の分岐比が得られたところで、延伸を停止す
る。結晶性ガラスの補強材8をカプラ部の下方からセッ
トし、上から結晶化ガラスの蓋9をかぶせて、接着剤を
硬化させ、光ファイバカプラを補強材8で保護する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多心型光ファイバカプ
ラに関するものである。
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバカプラは、融着延伸法で製造
されるのが一般的である。融着延伸法は、複数本の光フ
ァイバの被覆の一部を除去し、ガラス部分を露出させ、
それらを捻った状態、あるいは、平行に配置した状態で
加熱融着した後、加熱しながら延伸し、分岐比等の特性
が所定の値となった時点で延伸を停止して結合部を形成
して製造するものである。このように、融着延伸部を有
する光ファイバカプラにおいては、カプラ部が裸のガラ
スファイバであるから、この部分を外部応力等の外的要
因から保護する必要がある。
されるのが一般的である。融着延伸法は、複数本の光フ
ァイバの被覆の一部を除去し、ガラス部分を露出させ、
それらを捻った状態、あるいは、平行に配置した状態で
加熱融着した後、加熱しながら延伸し、分岐比等の特性
が所定の値となった時点で延伸を停止して結合部を形成
して製造するものである。このように、融着延伸部を有
する光ファイバカプラにおいては、カプラ部が裸のガラ
スファイバであるから、この部分を外部応力等の外的要
因から保護する必要がある。
【0003】光ファイバカプラにおける従来の補強構造
として、特開昭63−271208号公報に記載されて
いるように、延伸部(細径溶融部)のみを宙づりの状態
にして、細径溶融部の両側の非延伸部(太径溶融部)を
ケース(治具)に接着剤によって固定する方法がある。
また、特開昭63−254406号公報に記載されてい
るように、複数の溝を有するくし歯状の固定部を長手方
向において互いに対抗して基板上に配置し、2本の光フ
ァイバの配列方向に対して直交する方向に複数の光ファ
イバカプラを配置して接着剤によって固定するようにし
た多心光ファイバカプラの補強構造も知られている。
として、特開昭63−271208号公報に記載されて
いるように、延伸部(細径溶融部)のみを宙づりの状態
にして、細径溶融部の両側の非延伸部(太径溶融部)を
ケース(治具)に接着剤によって固定する方法がある。
また、特開昭63−254406号公報に記載されてい
るように、複数の溝を有するくし歯状の固定部を長手方
向において互いに対抗して基板上に配置し、2本の光フ
ァイバの配列方向に対して直交する方向に複数の光ファ
イバカプラを配置して接着剤によって固定するようにし
た多心光ファイバカプラの補強構造も知られている。
【0004】このような従来の補強構造は、光結合部が
密封されていないものが多く、外界から水分の浸入を防
ぐ構造になっていないので、高温度下、あるいは水中
で、強度劣化、伝送損失の変動を生じるという欠点があ
った。
密封されていないものが多く、外界から水分の浸入を防
ぐ構造になっていないので、高温度下、あるいは水中
で、強度劣化、伝送損失の変動を生じるという欠点があ
った。
【0005】特開平5−224062号公報に記載され
た光ファイバカプラは、長手方向に溝を有する半円筒状
の補強材を用いて、その溝内に、光ファイバカプラを収
納して、溝の端部近傍において接着剤で固着し、補強材
の中央部を蓋によって密封する補強構造が記載されてお
り、環境変化の影響を受けにくい光ファイバカプラであ
る。しかしながら、上記公報における光ファイバカプラ
は、1つずつを個別に保護するものであり、多心型光フ
ァイバカプラを一括して保護できるものでない。
た光ファイバカプラは、長手方向に溝を有する半円筒状
の補強材を用いて、その溝内に、光ファイバカプラを収
納して、溝の端部近傍において接着剤で固着し、補強材
の中央部を蓋によって密封する補強構造が記載されてお
り、環境変化の影響を受けにくい光ファイバカプラであ
る。しかしながら、上記公報における光ファイバカプラ
は、1つずつを個別に保護するものであり、多心型光フ
ァイバカプラを一括して保護できるものでない。
【0006】光ファイバカプラの補強材の材質として、
光ファイバのガラス部と温度膨張係数が等しいものを用
いると、温度変化に対して、カプラ部に歪みを与えるこ
とが防止できる。このような観点から、補強材の材質に
石英を用いることが行なわれている。
光ファイバのガラス部と温度膨張係数が等しいものを用
いると、温度変化に対して、カプラ部に歪みを与えるこ
とが防止できる。このような観点から、補強材の材質に
石英を用いることが行なわれている。
【0007】しかし、カプラ部の密閉性を確保するため
に、蓋を用いるようにした補強構造では、蓋を補強材に
接着する接着剤を用いる必要がある。補強材と蓋に石英
を用いた場合、石英に対して接着剤の熱膨張係数が大き
く、また、石英が割れやすく脆い材質であるため、温度
変化によって、補強材や蓋に変形や微細な割れが発生す
ることが分かった。割れが発生すると、補強材に永久的
な変形が生じ、カプラ部の特性を変化させるという問題
がある。
に、蓋を用いるようにした補強構造では、蓋を補強材に
接着する接着剤を用いる必要がある。補強材と蓋に石英
を用いた場合、石英に対して接着剤の熱膨張係数が大き
く、また、石英が割れやすく脆い材質であるため、温度
変化によって、補強材や蓋に変形や微細な割れが発生す
ることが分かった。割れが発生すると、補強材に永久的
な変形が生じ、カプラ部の特性を変化させるという問題
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点に鑑みてなされたもので、密閉構造を採用し、温度
変化に対して、補強材に割れが発生することのない多心
型光ファイバカプラを提供することを目的とするもので
ある。
題点に鑑みてなされたもので、密閉構造を採用し、温度
変化に対して、補強材に割れが発生することのない多心
型光ファイバカプラを提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓋を有する補
強材により光ファイバカプラが保護された多心型光ファ
イバカプラであって、前記補強材は、多心型のカプラ部
を収容できる溝を有する結晶化ガラスにより構成されて
いることを特徴とするものである。前記結晶化ガラスと
して、マトリックスガラス分が15%以下の結晶化ガラ
スを用いることも特徴とするものである。
強材により光ファイバカプラが保護された多心型光ファ
イバカプラであって、前記補強材は、多心型のカプラ部
を収容できる溝を有する結晶化ガラスにより構成されて
いることを特徴とするものである。前記結晶化ガラスと
して、マトリックスガラス分が15%以下の結晶化ガラ
スを用いることも特徴とするものである。
【0010】
【作用】結晶化ガラスは、温度膨張係数が光ファイバの
ガラス部より小さいが、強度は石英より大きく、補強材
の溝内に光ファイバカプラを固定する接着剤や蓋を固定
する接着剤の温度変化による膨張や収縮により、補強材
や蓋に割れた生じることを防止できる。したがって、多
心型光ファイバカプラが、環境変化の影響を受けにくく
することができる。
ガラス部より小さいが、強度は石英より大きく、補強材
の溝内に光ファイバカプラを固定する接着剤や蓋を固定
する接着剤の温度変化による膨張や収縮により、補強材
や蓋に割れた生じることを防止できる。したがって、多
心型光ファイバカプラが、環境変化の影響を受けにくく
することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の光ファイバカプラの製造方
法の一実施例を説明するための概略構成図である。図
中、1,2はテープ状光ファイバ、1a,2aは光ファ
イバ心線、3a,3bは延伸ステージ、4a,4bは重
り、5a,5bは糸、6は測定用光源、7a,7bはパ
ワーメータ、8は補強材、9は蓋である。
法の一実施例を説明するための概略構成図である。図
中、1,2はテープ状光ファイバ、1a,2aは光ファ
イバ心線、3a,3bは延伸ステージ、4a,4bは重
り、5a,5bは糸、6は測定用光源、7a,7bはパ
ワーメータ、8は補強材、9は蓋である。
【0012】2枚のテープ状光ファイバ1,2を用いて
光ファイバカプラを製造する。この実施例では、4心の
テープ状光ファイバを用いた。この2枚のテープ状光フ
ァイバのそれぞれの光ファイバを上下から対向させて、
対向したそれぞれの光ファイバのガラス部によりカプラ
部を形成して光ファイバカプラが製造されるから、4心
のテープ状光ファイバを2枚用いたこの実施例では、4
つの光ファイバカプラが同時に製造される。製造に用い
る光ファイバは、4心のテープ状光ファイバに限らず、
4心以外の多心のテープ状光ファイバを用いることがで
きる。また、テープ状光ファイバに限られるものではな
く、単心の光ファイバを所要本数用いるようにしてもよ
い。対向させる光ファイバ心線は、上下に対向させるこ
とに限られず、左右に対向させるようにしてもよい。し
かし、多心のテープ状光ファイバを用いる場合には、上
下から対向させるのが通常である。
光ファイバカプラを製造する。この実施例では、4心の
テープ状光ファイバを用いた。この2枚のテープ状光フ
ァイバのそれぞれの光ファイバを上下から対向させて、
対向したそれぞれの光ファイバのガラス部によりカプラ
部を形成して光ファイバカプラが製造されるから、4心
のテープ状光ファイバを2枚用いたこの実施例では、4
つの光ファイバカプラが同時に製造される。製造に用い
る光ファイバは、4心のテープ状光ファイバに限らず、
4心以外の多心のテープ状光ファイバを用いることがで
きる。また、テープ状光ファイバに限られるものではな
く、単心の光ファイバを所要本数用いるようにしてもよ
い。対向させる光ファイバ心線は、上下に対向させるこ
とに限られず、左右に対向させるようにしてもよい。し
かし、多心のテープ状光ファイバを用いる場合には、上
下から対向させるのが通常である。
【0013】延伸ステージ3a,3bには、糸5a,5
bが取り付けられ、滑車を経由して糸5a,5bの先端
に重り4a,4bが取り付けられている。延伸ステージ
3a,3bには、重り4a,4bの重さに応じた一定の
張力が与えられる。測定用光源6は、一方のテープ状光
ファイバ1の1つの光ファイバ心線に測定光を入射させ
る。形成されたカプラ部からの出射光は、パワーメータ
7a,7bによって測定され、分岐比や過剰損失を測定
することができる。補強材8と蓋9は、延伸が終了した
段階でセットされるものであり、下から補強材8を上昇
させ、補強材8の溝部にカプラ部を収容して接着剤で固
定する。
bが取り付けられ、滑車を経由して糸5a,5bの先端
に重り4a,4bが取り付けられている。延伸ステージ
3a,3bには、重り4a,4bの重さに応じた一定の
張力が与えられる。測定用光源6は、一方のテープ状光
ファイバ1の1つの光ファイバ心線に測定光を入射させ
る。形成されたカプラ部からの出射光は、パワーメータ
7a,7bによって測定され、分岐比や過剰損失を測定
することができる。補強材8と蓋9は、延伸が終了した
段階でセットされるものであり、下から補強材8を上昇
させ、補強材8の溝部にカプラ部を収容して接着剤で固
定する。
【0014】製造方法について説明する。テープ状光フ
ァイバ1,2のテープ層を所定長さにわたって除去し
て、光ファイバ心線1a,2aを露出させ、光ファイバ
心線1a,2aのそれぞれの被覆を、所定長にわたって
除去して、ガラス部を露出させる。ガラス部を露出させ
た2本の光ファイバ心線1a,2aの被覆部を延伸ステ
ージ3a,3bに固定し、図示しないクランパによりガ
ラス部をクランプして平行させた後、図示しないバーナ
で加熱融着させる。ついで、ガラス部のクランプを外
し、バーナで加熱しながら延伸ステージ3a,3bに重
り4a,4bによる張力を与えて、延伸ステージ3a,
3bを移動させて、ガラス部を延伸し、カプラ部を形成
する。延伸工程においては、一方の光ファイバ心線1a
の一端側に測定用光源6からの光線を入射させ、他方側
からパワーメータ7a,7bで出射光をモニタし、所定
の分岐比が得られたところで、延伸を停止する。形成さ
れたカプラ部を保護するために、補強材8をカプラ部の
下方からセットし、カプラ部を補強材8の溝部に納め
て、カプラ部の両側に接着剤を付け、また、補強材8の
上面に同じ接着剤を塗布する。上から蓋をかぶせて、接
着剤を硬化させ、光ファイバカプラを補強材8と蓋9で
保護することができる。
ァイバ1,2のテープ層を所定長さにわたって除去し
て、光ファイバ心線1a,2aを露出させ、光ファイバ
心線1a,2aのそれぞれの被覆を、所定長にわたって
除去して、ガラス部を露出させる。ガラス部を露出させ
た2本の光ファイバ心線1a,2aの被覆部を延伸ステ
ージ3a,3bに固定し、図示しないクランパによりガ
ラス部をクランプして平行させた後、図示しないバーナ
で加熱融着させる。ついで、ガラス部のクランプを外
し、バーナで加熱しながら延伸ステージ3a,3bに重
り4a,4bによる張力を与えて、延伸ステージ3a,
3bを移動させて、ガラス部を延伸し、カプラ部を形成
する。延伸工程においては、一方の光ファイバ心線1a
の一端側に測定用光源6からの光線を入射させ、他方側
からパワーメータ7a,7bで出射光をモニタし、所定
の分岐比が得られたところで、延伸を停止する。形成さ
れたカプラ部を保護するために、補強材8をカプラ部の
下方からセットし、カプラ部を補強材8の溝部に納め
て、カプラ部の両側に接着剤を付け、また、補強材8の
上面に同じ接着剤を塗布する。上から蓋をかぶせて、接
着剤を硬化させ、光ファイバカプラを補強材8と蓋9で
保護することができる。
【0015】図2は、補強材で保護された多心型光ファ
イバカプラの実施例を説明するためのもので、図2
(A)は平面図、図2(B)はB−B線断面図、図2
(C)はC−C線断面図である。図中、図1と同様な部
分には同じ符号を付して説明を省略する。1b,2bは
ガラス部、8aは溝部、8bは外側凸部、8cは内側凸
部、10は接着剤、11はカプラ部である。補強材8お
よび蓋9には、結晶化ガラスを用いる。結晶化ガラスを
用いる。結晶化ガラスは、マトリックスガラス分(非晶
質分)が15%以下のものが強度が大きく、マトリック
スガラス分が10〜12%の結晶化ガラスがより望まし
い。
イバカプラの実施例を説明するためのもので、図2
(A)は平面図、図2(B)はB−B線断面図、図2
(C)はC−C線断面図である。図中、図1と同様な部
分には同じ符号を付して説明を省略する。1b,2bは
ガラス部、8aは溝部、8bは外側凸部、8cは内側凸
部、10は接着剤、11はカプラ部である。補強材8お
よび蓋9には、結晶化ガラスを用いる。結晶化ガラスを
用いる。結晶化ガラスは、マトリックスガラス分(非晶
質分)が15%以下のものが強度が大きく、マトリック
スガラス分が10〜12%の結晶化ガラスがより望まし
い。
【0016】補強材8の溝部8aは、この実施例では、
2組ずつのカプラ部11を収容するように、2本設けら
れている。したがって、2本の外側凸部8bの中間に
は、1本の内側凸部8cが形成されている。外側凸部8
bの幅と内側凸部8cの幅とは同じでもよいが、水分の
侵入を防止する観点からは、外側凸部8bの幅は、大き
い方が望ましい。補強材8に蓋9を接着する際に、外側
凸部8bの幅が大きければ、外部に対する接着面積が大
きくなるからである。また、内側凸部8cの幅は、溝部
8aの幅と光ファイバカプラの間隔とを考慮して決定す
るのがよい。
2組ずつのカプラ部11を収容するように、2本設けら
れている。したがって、2本の外側凸部8bの中間に
は、1本の内側凸部8cが形成されている。外側凸部8
bの幅と内側凸部8cの幅とは同じでもよいが、水分の
侵入を防止する観点からは、外側凸部8bの幅は、大き
い方が望ましい。補強材8に蓋9を接着する際に、外側
凸部8bの幅が大きければ、外部に対する接着面積が大
きくなるからである。また、内側凸部8cの幅は、溝部
8aの幅と光ファイバカプラの間隔とを考慮して決定す
るのがよい。
【0017】補強材8における溝部には、2組の光ファ
イバカプラが収容されることに限定されるものではな
い。4つの光ファイバカプラを収容する場合に、補強材
8の溝部の数は、1本としてすべてのカプラ部を1つの
溝に収容してもよく、あるいは、各溝に1つずつのカプ
ラ部を収容するように、4本の溝部が設けられたもので
もよい。
イバカプラが収容されることに限定されるものではな
い。4つの光ファイバカプラを収容する場合に、補強材
8の溝部の数は、1本としてすべてのカプラ部を1つの
溝に収容してもよく、あるいは、各溝に1つずつのカプ
ラ部を収容するように、4本の溝部が設けられたもので
もよい。
【0018】補強材8に対する蓋部9は、透明な結晶化
ガラスを用いることができる。蓋部9が透明であれば、
エネルギー硬化型の接着剤、例えば、紫外線硬化型の接
着剤を用いて、硬化時間の短縮化を図ることが可能であ
る。この場合は、カプラ部を固定する接着剤と蓋を固定
する接着剤を同時に硬化させることも可能である。
ガラスを用いることができる。蓋部9が透明であれば、
エネルギー硬化型の接着剤、例えば、紫外線硬化型の接
着剤を用いて、硬化時間の短縮化を図ることが可能であ
る。この場合は、カプラ部を固定する接着剤と蓋を固定
する接着剤を同時に硬化させることも可能である。
【0019】カプラ部11は、補強材8の溝部に収容さ
れ、その両側のガラス部1b,2bから被覆部1a,2
aにかけて接着剤10により固定されている。上述した
ように、接着剤10には、エネルギー硬化型接着剤を用
いることができるが、熱硬化型や、重合剤を用いた反応
型の接着剤を用いてもよい。
れ、その両側のガラス部1b,2bから被覆部1a,2
aにかけて接着剤10により固定されている。上述した
ように、接着剤10には、エネルギー硬化型接着剤を用
いることができるが、熱硬化型や、重合剤を用いた反応
型の接着剤を用いてもよい。
【0020】上述した実施例の具体例について説明す
る。コアとクラッドの屈折率差が0.3%、コア径8μ
m、クラッド径125μmの1.3μm帯シングルモー
ド光ファイバに2層の保護膜を施した光ファイバ素線の
4心をテープ層で一括被覆した4心テープ状光ファイバ
2枚用いた。テープ層の一部を除去し、さらに、保護膜
の一部分を除去して、露出したガラス部を平行に重ね、
この部分で両方のテープ状光ファイバの対応する心線同
士のガラス部の融着延伸を行ない、4心型光ファイバテ
ープカプラを作成した。
る。コアとクラッドの屈折率差が0.3%、コア径8μ
m、クラッド径125μmの1.3μm帯シングルモー
ド光ファイバに2層の保護膜を施した光ファイバ素線の
4心をテープ層で一括被覆した4心テープ状光ファイバ
2枚用いた。テープ層の一部を除去し、さらに、保護膜
の一部分を除去して、露出したガラス部を平行に重ね、
この部分で両方のテープ状光ファイバの対応する心線同
士のガラス部の融着延伸を行ない、4心型光ファイバテ
ープカプラを作成した。
【0021】この光ファイバカプラを、10〜12%の
マトリクスガラス分を含む透明の結晶化ガラス製の補強
材にセットし、溝部の両端部近傍で各光ファイバの非延
伸部に紫外線硬化型接着剤を塗布し、接着面に紫外線硬
化型接着剤を薄く塗布した同じ透明の結晶化ガラス製の
蓋を貼り合わせた後、補強材全体に硬化用の紫外線が当
たるようにして、紫外線を照射して、接着剤を硬化さ
せ、4心テープカプラを得た。
マトリクスガラス分を含む透明の結晶化ガラス製の補強
材にセットし、溝部の両端部近傍で各光ファイバの非延
伸部に紫外線硬化型接着剤を塗布し、接着面に紫外線硬
化型接着剤を薄く塗布した同じ透明の結晶化ガラス製の
蓋を貼り合わせた後、補強材全体に硬化用の紫外線が当
たるようにして、紫外線を照射して、接着剤を硬化さ
せ、4心テープカプラを得た。
【0022】比較例について説明する。上記と同様の多
心型光ファイバカプラを作成し、石英製の補強材にセッ
トし、溝部の両端近傍で各光ファイバの非延伸部分に紫
外線硬化型接着剤を塗布した後、石英製の蓋を貼り付
け、補強材全体に紫外線を照射して硬化固定した。
心型光ファイバカプラを作成し、石英製の補強材にセッ
トし、溝部の両端近傍で各光ファイバの非延伸部分に紫
外線硬化型接着剤を塗布した後、石英製の蓋を貼り付
け、補強材全体に紫外線を照射して硬化固定した。
【0023】実施例および比較例について、製造後に−
40℃〜+85℃の熱衝撃試験を行なった。また、被試
験サンプルについてモールド部分の顕微鏡観察を行なっ
たところ、比較例では、図3に示すように、石英ケース
の溝部分が、接着剤の熱応力によって、欠けた部分12
が観察された。なお、図3(A),(B)は、図2
(B),(C)と同じ断面を図示したものである。試験
後の損失測定でも、図4に示すように、比較例では、大
きな損失変動が確認された。これに対して実施例では、
溝部分に異常は認められず、損失測定でも変動は極めて
小さい値であった。
40℃〜+85℃の熱衝撃試験を行なった。また、被試
験サンプルについてモールド部分の顕微鏡観察を行なっ
たところ、比較例では、図3に示すように、石英ケース
の溝部分が、接着剤の熱応力によって、欠けた部分12
が観察された。なお、図3(A),(B)は、図2
(B),(C)と同じ断面を図示したものである。試験
後の損失測定でも、図4に示すように、比較例では、大
きな損失変動が確認された。これに対して実施例では、
溝部分に異常は認められず、損失測定でも変動は極めて
小さい値であった。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、温度変化に対して、特性変動の少ない多心型
光ファイバカプラを提供できるという効果がある。
によれば、温度変化に対して、特性変動の少ない多心型
光ファイバカプラを提供できるという効果がある。
【図1】本発明の光ファイバカプラの一実施例の製造方
法を説明するための概略構成図である。
法を説明するための概略構成図である。
【図2】本発明の多心型光ファイバカプラの一実施例の
説明図である。
説明図である。
【図3】比較例の観察結果の説明図である。
【図4】実験による測定結果の説明図である。
1,2…テープ状光ファイバ、1a,2a…光ファイバ
心線、2a,2b…ガラス部、3a,3b…延伸ステー
ジ、4a,4b…重り、5a,5b…糸、6…測定用光
源、7a,7b…パワーメータ、8…補強材、8a…溝
部、8b…外側凸部、8c…内側凸部、9…蓋、10…
接着剤、11…カプラ部。
心線、2a,2b…ガラス部、3a,3b…延伸ステー
ジ、4a,4b…重り、5a,5b…糸、6…測定用光
源、7a,7b…パワーメータ、8…補強材、8a…溝
部、8b…外側凸部、8c…内側凸部、9…蓋、10…
接着剤、11…カプラ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 6/28 W (72)発明者 石黒 洋一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 守屋 知巳 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 蓋を有する補強材により光ファイバカプ
ラが保護された多心型光ファイバカプラであって、前記
補強材は、多心型のカプラ部を収容できる溝を有する結
晶化ガラスにより構成されていることを特徴とする多心
型光ファイバカプラ。 - 【請求項2】 前記結晶化ガラスとして、マトリックス
ガラス分が15%以下の結晶化ガラスを用いることを特
徴とする請求項1に記載の多心型光ファイバカプラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26045794A JPH08122554A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 多心型光ファイバカプラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26045794A JPH08122554A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 多心型光ファイバカプラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08122554A true JPH08122554A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17348217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26045794A Pending JPH08122554A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 多心型光ファイバカプラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08122554A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113324735A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-08-31 | 江东科技有限公司 | 一种光纤测试耦合装置 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26045794A patent/JPH08122554A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113324735A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-08-31 | 江东科技有限公司 | 一种光纤测试耦合装置 |
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