JPH08122594A - 光ファイバケーブルおよびその製造方法 - Google Patents
光ファイバケーブルおよびその製造方法Info
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- JPH08122594A JPH08122594A JP6283985A JP28398594A JPH08122594A JP H08122594 A JPH08122594 A JP H08122594A JP 6283985 A JP6283985 A JP 6283985A JP 28398594 A JP28398594 A JP 28398594A JP H08122594 A JPH08122594 A JP H08122594A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- groove type
- fiber cable
- groove
- type unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】多数のHグルーブ型ユニットを用いた超多芯光
ファイバケーブルにおいて、その曲がりによる伝送損失
を比較的小さくし、高密度かを図る構成を得ることを目
的とする。 【構成】Hグルーブ型ユニット30を同心円上に配置し
て多重に撚り合わせた光ファイバケーブル40におい
て、Hグルーブ型ユニット30の溝の螺旋方向とHグル
ーブ型ユニット30の撚り方向とが反対方向であり、内
層の撚り方向に対してその外層の撚り方向を反対方向に
構成した光ファイバケーブル。
ファイバケーブルにおいて、その曲がりによる伝送損失
を比較的小さくし、高密度かを図る構成を得ることを目
的とする。 【構成】Hグルーブ型ユニット30を同心円上に配置し
て多重に撚り合わせた光ファイバケーブル40におい
て、Hグルーブ型ユニット30の溝の螺旋方向とHグル
ーブ型ユニット30の撚り方向とが反対方向であり、内
層の撚り方向に対してその外層の撚り方向を反対方向に
構成した光ファイバケーブル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度多心光ファイバケ
ーブルに関するもので、さらに詳しくは光ファイバニッ
トを多層に撚り合わせ集合し、多心化を図る場合の、伝
送損失を低減することができる高密度多心光ファイバケ
ーブルに関する。
ーブルに関するもので、さらに詳しくは光ファイバニッ
トを多層に撚り合わせ集合し、多心化を図る場合の、伝
送損失を低減することができる高密度多心光ファイバケ
ーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】多芯光ファイバケーブルの構造として
は、例えば5つのマルチスロット型ユニットをテンショ
ンメンバの回りに同心円上に配置して撚り合わせ、これ
をシースで被覆したものが公知である(図4参照)。し
かし、このマルチスロット型光ファイバケーブルでは、
ファイバの実装密度が低いため、多心化した場合光ファ
イバケーブルの外径が非常に大きくなり、その結果、光
ファイバケーブルの曲がりによる光ファイバの歪が増大
し、伝送損失が大きくなるという問題がある。したがっ
て、マルチスロット型ユニットを多重に重ねて撚り合わ
せて多心ケーブルを得ることは難しく、通常その芯線数
は1000芯が最大である。他方、公知ではないが、多
数のHグルーブ型ユニット(特願平5−177442
号)を用いた光ファイバケーブルは、その曲がりによる
伝送損失が比較的小さく、テンションメンバの回りに同
心円上に多重に重ねて撚り合わせることが可能であり、
従来公知のマルチスロット型ユニットに比して光ファイ
バテープの収納性が高いため、この利点を生かして、H
グルーブ型ユニットをテンションメンバの回りに同心円
上に多重に重ねて撚り合わせることによって高密度の光
ファイバケーブルを容易に得ることができる(以下、公
知ではないが、以下この光ファイバケーブルを「前提技
術」という)。この前提技術に係る光ファイバケーブル
40(図1参照、以下この項において同じ)は中心テン
ションメンバ42の回りにHグルーブ型ユニット30を
8個配置してこれを撚り合わせ、押さえテープ44を巻
き付けて被覆し、さらに、その外側にHグルーブ型ユニ
ット16個を配置してこれを撚り合わせて押さえテープ
44で被覆したものをシース46によって被覆したもの
である。しかし、このHグルーブ型ユニットはユニット
径に比して溝の開口部が大きいため単純にHグルーブ型
ユニットをテンションメンバの回りに多重に撚り合わせ
ると、内層のHグルーブ型ユニットの溝部分に外層のH
グルーブ型ユニットが落ち込み易く、また、ユニット径
が小さく、曲げ剛性も小さいため光ファイバケーブルを
曲げた際に撚り合わされたHグルーブ型ユニットの一部
に強い捩じれを生じるなどして収納された光ファイバに
局部的に大きな歪を生じて伝送損失が増大したり、また
芯数が多いために同一光ファイバテープのファイバ間で
の伝送損失のばらつきが大きくなることが避けられな
い。このために、Hグルーブ型ユニットの利点を生かし
ても、それだけでは光ファイバケーブルの高密度化には
限界があり、将来需要の増大に伴って、高密度多心光フ
ァイバケーブルが必要となる時代の要請には到底応えら
れない。Hグルーブ型ユニットを用いた光ファイバケー
ブルの高密度多心化を可及的に図るためには、少なくと
も、上記の問題、すなわち、内層のHグルーブ型ユニッ
トの溝に外層のHグルーブ型ユニットが落ち込み易い問
題や、光ファイバケーブルが曲げられた際などにHグル
ーブ型ユニットが強く捩じられ、収納されている光ファ
イバテープに歪が加わり伝送損失の増大を招くという問
題を解決しなければならない。
は、例えば5つのマルチスロット型ユニットをテンショ
ンメンバの回りに同心円上に配置して撚り合わせ、これ
をシースで被覆したものが公知である(図4参照)。し
かし、このマルチスロット型光ファイバケーブルでは、
ファイバの実装密度が低いため、多心化した場合光ファ
イバケーブルの外径が非常に大きくなり、その結果、光
ファイバケーブルの曲がりによる光ファイバの歪が増大
し、伝送損失が大きくなるという問題がある。したがっ
て、マルチスロット型ユニットを多重に重ねて撚り合わ
せて多心ケーブルを得ることは難しく、通常その芯線数
は1000芯が最大である。他方、公知ではないが、多
数のHグルーブ型ユニット(特願平5−177442
号)を用いた光ファイバケーブルは、その曲がりによる
伝送損失が比較的小さく、テンションメンバの回りに同
心円上に多重に重ねて撚り合わせることが可能であり、
従来公知のマルチスロット型ユニットに比して光ファイ
バテープの収納性が高いため、この利点を生かして、H
グルーブ型ユニットをテンションメンバの回りに同心円
上に多重に重ねて撚り合わせることによって高密度の光
ファイバケーブルを容易に得ることができる(以下、公
知ではないが、以下この光ファイバケーブルを「前提技
術」という)。この前提技術に係る光ファイバケーブル
40(図1参照、以下この項において同じ)は中心テン
ションメンバ42の回りにHグルーブ型ユニット30を
8個配置してこれを撚り合わせ、押さえテープ44を巻
き付けて被覆し、さらに、その外側にHグルーブ型ユニ
ット16個を配置してこれを撚り合わせて押さえテープ
44で被覆したものをシース46によって被覆したもの
である。しかし、このHグルーブ型ユニットはユニット
径に比して溝の開口部が大きいため単純にHグルーブ型
ユニットをテンションメンバの回りに多重に撚り合わせ
ると、内層のHグルーブ型ユニットの溝部分に外層のH
グルーブ型ユニットが落ち込み易く、また、ユニット径
が小さく、曲げ剛性も小さいため光ファイバケーブルを
曲げた際に撚り合わされたHグルーブ型ユニットの一部
に強い捩じれを生じるなどして収納された光ファイバに
局部的に大きな歪を生じて伝送損失が増大したり、また
芯数が多いために同一光ファイバテープのファイバ間で
の伝送損失のばらつきが大きくなることが避けられな
い。このために、Hグルーブ型ユニットの利点を生かし
ても、それだけでは光ファイバケーブルの高密度化には
限界があり、将来需要の増大に伴って、高密度多心光フ
ァイバケーブルが必要となる時代の要請には到底応えら
れない。Hグルーブ型ユニットを用いた光ファイバケー
ブルの高密度多心化を可及的に図るためには、少なくと
も、上記の問題、すなわち、内層のHグルーブ型ユニッ
トの溝に外層のHグルーブ型ユニットが落ち込み易い問
題や、光ファイバケーブルが曲げられた際などにHグル
ーブ型ユニットが強く捩じられ、収納されている光ファ
イバテープに歪が加わり伝送損失の増大を招くという問
題を解決しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前提技術につ
いて、内層のHグルーブ型ユニットの溝間にその外層の
Hグルーブ型ユニットが落ち込んだり、あるいは光ファ
イバケーブルを曲げた際にHグルーブ型ユニットが強く
捩じられたりして光ファイバテープに局部的な歪が生じ
易くなることを可及的に抑制することである。
いて、内層のHグルーブ型ユニットの溝間にその外層の
Hグルーブ型ユニットが落ち込んだり、あるいは光ファ
イバケーブルを曲げた際にHグルーブ型ユニットが強く
捩じられたりして光ファイバテープに局部的な歪が生じ
易くなることを可及的に抑制することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために講
じた手段は次の要素によって構成されるものである。 (イ)Hグルーブ型ユニットの溝の螺旋方向とHグルー
ブ型ユニットの撚り方向とを反対にすること、(ロ)内
層の撚り方向に対して外層の撚り方向を反対にするこ
と。
じた手段は次の要素によって構成されるものである。 (イ)Hグルーブ型ユニットの溝の螺旋方向とHグルー
ブ型ユニットの撚り方向とを反対にすること、(ロ)内
層の撚り方向に対して外層の撚り方向を反対にするこ
と。
【0005】
【作 用】溝の螺旋方向が左回りのHグルーブ型ユニ
ットと溝の螺旋方向が右回りのHグルーブ型ユニットと
の2種類のHグルーブ型ユニットを用意して、同一種類
の多数のHグルーブ型ユニットをテンションメンバの回
りに同心円上に撚り合わせて内層を形成し、他の種類の
多数のHグルーブ型ユニットを同心円上に内層の外に重
ねて撚り合わせて外層を形成する。この操作を順次繰り
返してHグルーブ型ユニットをテンションメンバの回り
に同心円上に多重に重ねて撚り合わせて超高密度の光フ
ァイバケーブルを構成する。まず、内層と外層との撚り
方向が反対であるから、内層のHグルーブ型ユニットの
間に外層のHグルーブ型ユニットが落ち込むことはな
い。さらに、Hグルーブ型ユニットの溝の螺旋方向とH
グルーブ型ユニットの撚り方向とが反対であるから、光
ファイバケーブルが曲がると、Hグルーブ型ユニットは
上記溝の螺旋が解かれる方向に捩じられる。したがっ
て、上記曲がりによってHグルーブ型ユニットの撚りは
締まり、これによって光ファイバの歪が増大する傾向に
なるが、他方、上記の溝の螺旋が解かれることによって
上記光ファイバの歪の増大傾向が相殺され、Hグルーブ
型ユニットの撚りは締まり、これによって光ファイバの
歪の増大を抑制することができる。したがって、Hグル
ーブ型ユニットを重ね撚りした光ファイバケーブルにお
ける、同ケーブルの曲がりによる光ファイバの伝送損失
の増大を可及的に抑制することができる。また、Hグル
ーブ型ユニットの捩じれが大きくなるほど同一光ファイ
バテープのファイバ間の伝送損失のばらつきが大きくな
り、多芯化してテープ幅が広くなるほどこの傾向は顕著
になる。光ファイバケーブルが曲がると、Hグルーブ型
ユニットは上記溝の螺旋が解かれる方向に捩じられるこ
とは上記の通りであるから、光ファイバケーブルの曲が
りによるHグルーブ型ユニットの捩じれが小さく、した
がって、上記の光ファイバ間の伝送損失のばらつきの増
大が抑制される。
ットと溝の螺旋方向が右回りのHグルーブ型ユニットと
の2種類のHグルーブ型ユニットを用意して、同一種類
の多数のHグルーブ型ユニットをテンションメンバの回
りに同心円上に撚り合わせて内層を形成し、他の種類の
多数のHグルーブ型ユニットを同心円上に内層の外に重
ねて撚り合わせて外層を形成する。この操作を順次繰り
返してHグルーブ型ユニットをテンションメンバの回り
に同心円上に多重に重ねて撚り合わせて超高密度の光フ
ァイバケーブルを構成する。まず、内層と外層との撚り
方向が反対であるから、内層のHグルーブ型ユニットの
間に外層のHグルーブ型ユニットが落ち込むことはな
い。さらに、Hグルーブ型ユニットの溝の螺旋方向とH
グルーブ型ユニットの撚り方向とが反対であるから、光
ファイバケーブルが曲がると、Hグルーブ型ユニットは
上記溝の螺旋が解かれる方向に捩じられる。したがっ
て、上記曲がりによってHグルーブ型ユニットの撚りは
締まり、これによって光ファイバの歪が増大する傾向に
なるが、他方、上記の溝の螺旋が解かれることによって
上記光ファイバの歪の増大傾向が相殺され、Hグルーブ
型ユニットの撚りは締まり、これによって光ファイバの
歪の増大を抑制することができる。したがって、Hグル
ーブ型ユニットを重ね撚りした光ファイバケーブルにお
ける、同ケーブルの曲がりによる光ファイバの伝送損失
の増大を可及的に抑制することができる。また、Hグル
ーブ型ユニットの捩じれが大きくなるほど同一光ファイ
バテープのファイバ間の伝送損失のばらつきが大きくな
り、多芯化してテープ幅が広くなるほどこの傾向は顕著
になる。光ファイバケーブルが曲がると、Hグルーブ型
ユニットは上記溝の螺旋が解かれる方向に捩じられるこ
とは上記の通りであるから、光ファイバケーブルの曲が
りによるHグルーブ型ユニットの捩じれが小さく、した
がって、上記の光ファイバ間の伝送損失のばらつきの増
大が抑制される。
【0006】
【試 験 例】この試験は図1に示す構造の比較例(前
提技術の光ファイバケーブル:前者)と本発明(後者)
の一実施例の光ファイバケーブルについて、これを曲率
半径500mm(=曲げ直径1000mm)で曲げ、そ
の状態での光ファイバテープの両側端のファイバ(ファ
イバ1とファイバ2)の歪(Strain)を光学的に
計測したものである。これによって、光ファイバユニッ
トの層芯半径とするファイバ1とファイバ2の歪の相
関、光ファイバテープの幅(ファイバ1、ファイバ2の
間隔)とファイバ1とファイバ2の歪の相関が把握され
る。前者の測定結果は図2(1)、および図3(1)に
示すとおりであり、また、後者の測定結果は図2
(2)、および図3(2)に示すとおりである。なお、
前者の試験に用いた光ファイバケーブルのHグルーブ型
ユニットは16芯テープ10本(ファイバ線径180μ
m)を内装したものを2層に撚り合わせたものである。
後者の試験は前者の試験と同様の光ファイバケーブルに
ついて、左右対称なファイバ1、ファイバ2の歪を光学
的に計測したものである。比較例のものは、ファイバ1
ではその歪が層芯半径10.5mmで0.17%から、
層芯半径18mmで0.33%に増大し、ファイバ2で
はその歪が層芯半径10.5mmで0.3%から、層芯
半径18mmで0.45%に増大する[図2(1)参
照]。他方、実施例のものは、ファイバ1ではその歪が
層芯半径10.5mmでほぼ0.01%から層芯半径1
8mmで0.05%になり、ファイバ2ではその歪が層
芯半径10.5mmで0.15%から、層芯半径18m
mで0.20%になる。このように比較例のものは層芯
半径の増大によるファイバ1、ファイバ2の歪の増大が
著しく、また、層芯半径の増大によって両ファイバ1、
2の歪の大きさの開きも著しい。これに対して実施例の
ものはファイバ1、ファイバ2の歪の絶対値も小さく、
両ファイバの歪の大きさの開きも極めて小さく、層芯半
径18mmでの歪の大きさの開きは比較例の32%であ
る。また、比較例のものは、ファイバ1ではその歪がテ
ープ幅が2.1mmで0.17%から幅4.2mmで
0.30%に増大し、フアイバ2ではその歪がテープ幅
2.1mmで0.21%からテープ幅4.2mmで0.
49%に増大する。他方、実施例のものは、ファイバ1
ではその歪がテープ幅2.1mmでほぼ0.04%、テ
ープ幅4.2mmで0.04%で変わらず、ファイバ2
ではその歪がテープ幅が2.1mmで0.10%からテ
ープ幅4.2mmで0.24%になる。このように比較
例のものは、テープ幅の増大によるファイバ1、ファイ
バ2の歪の増大が著しく、また、テープ幅の増大によっ
て両ファイバ1、2の歪の大きさの開きも著しい。これ
に対して実施例のものはファイバ1、ファイバ2の歪の
絶対値も小さく、両ファイバの歪の大きさの開きも極め
て小さく、テープ幅4.2mmでの歪の大きさの開きは
比較例の35%である。以上の試験結果から、本発明の
実施例においては、Hグルーブ型ユニットを多層に撚り
合わせた光ファイバケーブルの曲がりによる光ファイバ
の歪の絶対値が小さく、また各ファイバ間の歪のばらつ
きが小さく、層芯半径の増大によるファイバの歪のばら
つきの増大、テープ幅の増大によるファイバの歪のばら
つきも共に比較例の約1/3に抑制できることが明らか
である。
提技術の光ファイバケーブル:前者)と本発明(後者)
の一実施例の光ファイバケーブルについて、これを曲率
半径500mm(=曲げ直径1000mm)で曲げ、そ
の状態での光ファイバテープの両側端のファイバ(ファ
イバ1とファイバ2)の歪(Strain)を光学的に
計測したものである。これによって、光ファイバユニッ
トの層芯半径とするファイバ1とファイバ2の歪の相
関、光ファイバテープの幅(ファイバ1、ファイバ2の
間隔)とファイバ1とファイバ2の歪の相関が把握され
る。前者の測定結果は図2(1)、および図3(1)に
示すとおりであり、また、後者の測定結果は図2
(2)、および図3(2)に示すとおりである。なお、
前者の試験に用いた光ファイバケーブルのHグルーブ型
ユニットは16芯テープ10本(ファイバ線径180μ
m)を内装したものを2層に撚り合わせたものである。
後者の試験は前者の試験と同様の光ファイバケーブルに
ついて、左右対称なファイバ1、ファイバ2の歪を光学
的に計測したものである。比較例のものは、ファイバ1
ではその歪が層芯半径10.5mmで0.17%から、
層芯半径18mmで0.33%に増大し、ファイバ2で
はその歪が層芯半径10.5mmで0.3%から、層芯
半径18mmで0.45%に増大する[図2(1)参
照]。他方、実施例のものは、ファイバ1ではその歪が
層芯半径10.5mmでほぼ0.01%から層芯半径1
8mmで0.05%になり、ファイバ2ではその歪が層
芯半径10.5mmで0.15%から、層芯半径18m
mで0.20%になる。このように比較例のものは層芯
半径の増大によるファイバ1、ファイバ2の歪の増大が
著しく、また、層芯半径の増大によって両ファイバ1、
2の歪の大きさの開きも著しい。これに対して実施例の
ものはファイバ1、ファイバ2の歪の絶対値も小さく、
両ファイバの歪の大きさの開きも極めて小さく、層芯半
径18mmでの歪の大きさの開きは比較例の32%であ
る。また、比較例のものは、ファイバ1ではその歪がテ
ープ幅が2.1mmで0.17%から幅4.2mmで
0.30%に増大し、フアイバ2ではその歪がテープ幅
2.1mmで0.21%からテープ幅4.2mmで0.
49%に増大する。他方、実施例のものは、ファイバ1
ではその歪がテープ幅2.1mmでほぼ0.04%、テ
ープ幅4.2mmで0.04%で変わらず、ファイバ2
ではその歪がテープ幅が2.1mmで0.10%からテ
ープ幅4.2mmで0.24%になる。このように比較
例のものは、テープ幅の増大によるファイバ1、ファイ
バ2の歪の増大が著しく、また、テープ幅の増大によっ
て両ファイバ1、2の歪の大きさの開きも著しい。これ
に対して実施例のものはファイバ1、ファイバ2の歪の
絶対値も小さく、両ファイバの歪の大きさの開きも極め
て小さく、テープ幅4.2mmでの歪の大きさの開きは
比較例の35%である。以上の試験結果から、本発明の
実施例においては、Hグルーブ型ユニットを多層に撚り
合わせた光ファイバケーブルの曲がりによる光ファイバ
の歪の絶対値が小さく、また各ファイバ間の歪のばらつ
きが小さく、層芯半径の増大によるファイバの歪のばら
つきの増大、テープ幅の増大によるファイバの歪のばら
つきも共に比較例の約1/3に抑制できることが明らか
である。
【0007】
【効 果】本発明の課題を解決した発明は未だ公知で
はない。したがって、前記課題を解決して前提技術にお
ける前記問題を解消したこと自体が最大の本発明特有の
効果である。すなわち、本発明は、Hグルーブ型ユニッ
トを同心円上に多重に撚り合わせた光ファイバケーブル
について、光ファイバケーブルの曲がりによる光ファイ
バの歪の増大、歪の大きさ、ファイバ間のばらつきを著
しく小さくすることができ、これによってHグルーブ型
ユニットを撚り合わせた光ファイバケーブルの飛躍的な
超高密度化を可能にしたことである。また、そのための
手段はHグルーブ型ユニットの螺旋溝の螺旋方向とHグ
ルーブ型ユニットを撚り合わせるときの撚りの方向との
組み合わせを工夫したことであるから、本発明の適用は
極めて簡単であり、また、そのことによる光ファイバケ
ーブルの製造コストの増大は極めて小さい。このことは
本発明の大きな利点である。
はない。したがって、前記課題を解決して前提技術にお
ける前記問題を解消したこと自体が最大の本発明特有の
効果である。すなわち、本発明は、Hグルーブ型ユニッ
トを同心円上に多重に撚り合わせた光ファイバケーブル
について、光ファイバケーブルの曲がりによる光ファイ
バの歪の増大、歪の大きさ、ファイバ間のばらつきを著
しく小さくすることができ、これによってHグルーブ型
ユニットを撚り合わせた光ファイバケーブルの飛躍的な
超高密度化を可能にしたことである。また、そのための
手段はHグルーブ型ユニットの螺旋溝の螺旋方向とHグ
ルーブ型ユニットを撚り合わせるときの撚りの方向との
組み合わせを工夫したことであるから、本発明の適用は
極めて簡単であり、また、そのことによる光ファイバケ
ーブルの製造コストの増大は極めて小さい。このことは
本発明の大きな利点である。
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】(1)前提技術の光ファイバケーブルについて
のファイバ歪試験の試験結果を示すグラフである。
(2)実施例の光ファイバケーブルについてのファイバ
歪試験の試験結果を示すグラフである。
のファイバ歪試験の試験結果を示すグラフである。
(2)実施例の光ファイバケーブルについてのファイバ
歪試験の試験結果を示すグラフである。
【図3】(1)前提技術の光ファイバケーブルについて
のファイバ歪試験の試験結果を示すグラフである。
(2)実施例の光ファイバケーブルについてのファイバ
歪試験の試験結果を示すグラフである。
のファイバ歪試験の試験結果を示すグラフである。
(2)実施例の光ファイバケーブルについてのファイバ
歪試験の試験結果を示すグラフである。
【図4】従来公知の高密度光ファイバケーブルの断面図
である。
である。
30・・・Hグルーブ型ユニット 40・・・光ファイバケーブル 42・・・中心テンションメンバ 44・・・押さえテープ 46・・・シース
Claims (2)
- 【請求項1】Hグルーブ型ユニットを同心円上に配置し
て多重に撚り合わせた光ファイバケーブルにおいて、 Hグルーブ型ユニットの溝の螺旋方向とHグルーブ型ユ
ニットの撚り方向とが反対方向であり、 内層の撚り方向に対してその外層の撚り方向が反対方向
である光ファイバケーブル。 - 【請求項2】溝の螺旋方向が右方向のHグルーブ型ユニ
ットを同心円上に配置してこれを左撚りに撚り合わせ、
その外に溝の螺旋方向が左方向のHグルーブ型ユニット
を同心円上に配置してこれを右撚りに撚り合わせる光フ
ァイバケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28398594A JP3265141B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 光ファイバケーブルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28398594A JP3265141B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 光ファイバケーブルおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08122594A true JPH08122594A (ja) | 1996-05-17 |
| JP3265141B2 JP3265141B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=17672794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28398594A Expired - Fee Related JP3265141B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 光ファイバケーブルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3265141B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101351456B1 (ko) * | 2012-04-05 | 2014-01-14 | 엘에스전선 주식회사 | 공기압 포설용 다심 광케이블 |
| WO2019124077A1 (ja) * | 2017-12-19 | 2019-06-27 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブル |
| JP2021099974A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-01 | 東京特殊電線株式会社 | 多芯通信ケーブル |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP28398594A patent/JP3265141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101351456B1 (ko) * | 2012-04-05 | 2014-01-14 | 엘에스전선 주식회사 | 공기압 포설용 다심 광케이블 |
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