JPH08123242A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH08123242A
JPH08123242A JP25387794A JP25387794A JPH08123242A JP H08123242 A JPH08123242 A JP H08123242A JP 25387794 A JP25387794 A JP 25387794A JP 25387794 A JP25387794 A JP 25387794A JP H08123242 A JPH08123242 A JP H08123242A
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JP
Japan
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temperature
power
heating element
fixing roller
predetermined
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Pending
Application number
JP25387794A
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English (en)
Inventor
Atsumi Kurita
篤実 栗田
Masahiko Miyata
昌彦 宮田
Kazuhiko Miyasato
和彦 宮里
Fumiya Shiseki
文哉 四関
Hide Shimazaki
秀 島崎
Hideo Saito
秀夫 斉藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子写真方式の画像形成装置において、ウォー
ムアップ時間が短く、かつ定着ローラの温度リップル幅
を狭めることにより、消費電力量を低減させた定着装置
を提供する。 【構成】定着ローラの表面温度を検知する温度センサ
と、温度センサの検知温度に応じた電力量の電力を定着
ローラの発熱体に供給する電力供給手段とを備え、電力
供給手段が、定着ローラの発熱体に、所定の複数の温度
範囲のうち、温度センサの検知温度が属する温度範囲に
応じた電力量の電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を利用し
た複写機、ファクシミリ又はプリンタ等の画像形成装置
における定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を利用した画像形成
装置における定着装置としては、回転する一対のローラ
が、トナー像が転写された被転写材を挟持し、ローラ内
に備えられた発熱体によって被転写材上のトナーをその
被転写材に加熱定着させるローラ式の定着装置が広く使
用されている。しかし、この定着装置には多くの技術的
課題があり、特に、定着ローラの表面温度を定着に適し
た温度に制御することが重要な課題となっている。そこ
で、この解決のために種々の提案が行われており、例え
ば、特開平5−232837号公報には、予め3段階の
温度を設定しておき、定着ローラの表面温度をこの設定
温度と比較し、発熱体への供給電力を400W,600
W,800Wのように3段階に切り換えることにより、
温度の変動幅を小さくし、定着ローラの表面温度のオー
バーシュートに起因する定着過剰及び定着ローラの表面
温度のアンダーシュートに起因する定着不足の発生を抑
える方法が開示されている。また、この方法によれば、
定着ローラの表面温度を定着温度に昇温するまでのウォ
ームアップ時間の短縮及び発熱体の省電力化が達成でき
る旨が記載されている。
【0003】しかしながら、このように設定温度を設け
て発熱体への供給電力を切り換えても、オーバーシュー
トが確実に無くなるわけではなく、オーバーシュートと
アンダーシュートによって温度変動が大きくなり、熱量
損失が増加する可能性が高い。また、定着異常が発生す
る恐れもある。また、上記提案では、オーバーシュート
を抑えるために供給電力を変化させているため、ウォー
ムアップ時間が長くなるという欠点もある。
【0004】ところで、最近、複写機、ファクシミリ、
プリンタ等の画像形成装置が世界中で広く使用されるよ
うになってきたが、国によって、また、地域によって電
源電圧が異なるため、使用する場所の電源電圧に適合す
る発熱体を用意しなければならず、コスト上、部品管理
上、大きな問題となっている。この問題に対して、特開
平4−335689号公報や特開平5−19649号公
報には、電源投入時の定着ローラの温度上昇率に基づい
て定着ローラに供給する電力を制御する方法が開示され
ている。しかし、これらの方法は、電源投入時には全電
力を供給し、その後で電力を制御するので、電源電圧に
よっては、電源投入初期に発熱体に過大な負荷がかかる
ため、発熱体の寿命を縮めたり、電源関係の部品を損傷
したりする恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、ウォームアップ時間が短く、かつ定着ローラの温
度リップル幅を狭めることにより消費電力を低減させた
定着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の定着装置は、未定着トナー像を担持した被転写材を
挟持して回転することによりトナー像を定着する一対の
ローラと、一対のローラのうちの少なくとも一方のロー
ラを加熱する発熱体と、発熱体によって加熱されたロー
ラの表面温度を検知する温度センサと、温度センサの検
知温度に応じた電力量の電力を発熱体に供給する電力供
給手段とを備えた定着装置において、電力供給手段が、
発熱体に、所定の複数の温度範囲のうち、温度センサの
検知温度が属する温度範囲に応じた電力量の電力を供給
するものであることを特徴とする。
【0007】なお、上記の定着装置において、電力供給
手段が、所定の条件に応じて、温度範囲に対応する、発
熱体に供給する電力量を変更するものであることが好ま
しい。ここで「所定の条件に応じて・・・電力量を変更
する」とは、例えば、温度センサの検知温度が供給電力
量を設定してから所定の滞留時間を経過した後もなお供
給電力量を設定した時の温度範囲内に滞留している場
合、電力量を変更することを意味する。或は、定着ロー
ラの表面温度検知センサからの検知温度だけでなく、他
の環境センサからの情報をも制御用情報として併用し
て、それらの情報に基づき電力量を変更すること等をも
意味する。
【0008】さらに、上記の定着装置において、電力供
給手段が、定着装置に電力が投入された後、温度センサ
の検知温度が所定の温度に達するまでの間、発熱体に供
給する電力量を所定値に保持するものであることも好ま
しい態様である。また、本発明の定着装置は、未定着ト
ナー像を担持した被転写材を挟持して回転することによ
りトナー像を定着する一対のローラと、一対のローラの
うちの少なくとも一方のローラを加熱する発熱体と、発
熱体によって加熱されたローラの表面温度を検知する温
度センサと、温度センサの検知温度に応じた電力量の電
力を発熱体に供給する電力供給手段とを備えた定着装置
において、電力供給手段が、定着装置に電力が投入され
た時点では、発熱体に供給される最大電力量よりも少な
い所定の初期電力量の電力を発熱体に供給するととも
に、温度センサの検知温度が所定温度に達するまでの
間、その検知温度の温度上昇率が所定の温度上昇率とな
るように発熱体に供給する電力量を制御するものであっ
てもよい。
【0009】
【作用】本発明の定着装置は、上記のように、電力供給
手段が、所定の複数の温度範囲のうち、温度センサの検
知温度に応じた電力量の電力を発熱体に供給することに
より、定着装置のウォームアップ時間が短縮され、ま
た、画像形成中及びスタンバイ中の定着ローラの表面温
度がリップルの少ない安定した状態に保たれるので、消
費電力が減少する。
【0010】また、本発明の定着装置において、例え
ば、同一温度範囲内に連続して滞留している時間が所定
時間より長い場合に、その温度範囲に対応する供給電力
量を変更できるようにすると、定着装置のウォームアッ
プ時間が短縮され、また、定着ローラの表面温度がリッ
プルの少ない安定した状態に保たれる。また、本発明の
定着装置において、定着装置に電力が投入された後、温
度センサの検知温度が所定の温度に到達するまでの間、
発熱体に所定の大電力を供給すると、ウォームアップ時
間が短縮され、操作者の待ち時間が減り、消費電力が減
少する。
【0011】また、本発明の定着装置において、定着装
置に電力が投入された時点では、発熱体に供給される最
大電力量よりも少ない所定の初期電力量の電力を発熱体
に供給するとともに、温度センサの検知温度が所定温度
に達するまでの間、その検知温度の温度上昇率が所定の
温度上昇率となるように発熱体に供給する電力量を制御
すると、従来のように、電源電圧が異なる複数の地域毎
に発熱体を準備するする必要がなくなり、一種類の発熱
体で済ませることができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の定着装置の後述する各実施例に共通す
る構成要素の概要図である。定着ローラ1に接して、図
示しない加圧ローラが設けれ、定着ローラ1と加圧ロー
ラが一対となって、未定着トナー像を担持した図示しな
い被転写材を挟持しながら回転する。定着ローラ1の内
側には、発熱体2が設けられ、この発熱体2によって定
着ローラ1が加熱され、その熱によって被転写材上の未
定着トナー像が定着される。定着ローラ1の表面近くに
配備された温度センサ3によって、定着ローラ1の表面
温度が検知され、検知された温度に基づいて、電力供給
手段5が発熱体2への供給電力を制御し、電源6から必
要な電力が発熱体2に供給される。
【0013】ところで、一般に、定着装置の定着ローラ
の目標温度は、トナーが用紙に定着するのに最低限必要
な温度、すなわち最低定着温度と、トナーが溶け過ぎて
各種の定着障害、例えば、ホット・オフ・セットやフィ
ンガー・マーク等、を発生する限界である上限温度との
間に設定され、かつ、連続運転時に温度が低下しても最
低定着温度を下回ることのないように設定さる。この最
低定着温度から上限温度までの範囲を定着範囲といい
(図2参照)、この定着範囲はトナーの特性によって決
定される。いかし、実際に目標温度を設定できる実使用
範囲は、定着ローラの温度がリップル現象、すなわち温
度が脈を打つように絶えず上下する現象によって更に狭
められる。一般に、リップル現象は、対象物の温度を所
定の温度範囲内に制御しようとする時、発熱体から温度
センサまでの熱伝導の遅れに制御が追随できない場合に
起きる現象であり、定着ローラのように熱伝導率の低い
材料で覆われたローラの内部に発熱体が配置されている
場合、熱伝導の遅れが大きいため、通常の目標温度によ
るオン・オフ制御方式によっては、リップルを抑え込む
るのは難かしい。
【0014】図2は、定着ローラの温度推移曲線の代表
的なパターンであって、図2(a)は温度リップル幅が
大きい例、図2(b)は温度リップル幅が小さい例であ
る。図2(a)と図2(b)とは定着範囲が同じでも、
図2(a)の方が図2(b)より温度リップル幅が大き
いため、実使用範囲は小さくなる。温度リップル幅が大
きいということは、当然、定着ローラに余分な熱量を供
給していることになるから、温度リップル幅をできるだ
け小さくすることによって、消費電力を節減することが
できる。複写機、ファクシミリ又はプリンタ等の画像形
成装置においては、スタンバイ時間が長いため、この電
力節減効果は特に大きい。本発明者らの実験によれば、
スタンバイ中の定着ローラのリップルによる熱損失は全
体の約10%にも及ぶことが確かめられている。
【0015】また、図2(a)のように温度リップル幅
が大きい状態から、図2(b)のように温度リップル幅
の小さい状態にすることができれば、実使用範囲は広が
り、各種の定着障害に対する許容範囲も広くなり、定着
装置の設計の自由度も大きくなるので、性能の良い定着
装置を設計することが出来る。そこで、本発明者らは、
定着ローラの温度リップル幅を小さくするための制御方
法について検討を重ねた。
【0016】図3は、本発明の定着装置の第1の実施例
における制御動作を示すフローチャートである。表1
は、本発明の実施例において使用した、定着ローラ表面
温度範囲と供給電力との対照表である。
【0017】
【表1】
【0018】図3に示すように、主電源がオンになり、
定着装置に電力が投入されると、先ずステップS101
において、定着ローラの表面温度が検知される。次い
で、ステップS102に進んで、検知された表面温度が
表1の複数の温度範囲のうち、どの温度範囲Axに属す
るかが選定された後、ステップS103に進んで、その
温度範囲Axに応じた電力量Pxが選定される。次い
で、ステップS104に進んで、発熱体に電力量Pxが
供給される。次いで、ステップS105に進んで、定着
ローラの表面温度が検知される。次いで、ステップS1
06に進んで、検知された表面温度が、先に選定した温
度範囲Axから外れているか否かが判定され、外れてい
なければステップS104に戻り、引き続き電力量Px
が発熱体に供給される。もし、温度範囲Axから外れて
いれば、ステップS102に戻り、検知された表面温度
が表1のどの温度範囲Axに属するかが再び判定され
る。以後、同様の動作が繰り返される。表1に示すよう
に、通常は、主電源スイッチを投入した当初は定着ロー
ラの表面温度は室温と考えられるので、温度範囲Axは
最上行の0〜100℃が選ばれ、これに対応して最上行
のPx、1000Wが選ばれる。最上行のPxの値を当
該定着ローラに装備される発熱体の最大電力量と同じ値
に設定し、それ以下の温度範囲とそれに対応する供給電
力とを適正に組み合わせて対照表を作成しておくことに
より、ウォームアップ時間を短縮し、温度リップル幅を
小さくすることができる。なお、本実施例において使用
した発熱体の最大電力量は1000Wなので、表1の最
上行のPxも1000Wに設定した。
【0019】図4は、本発明の定着装置の第2の実施例
における制御動作を示すフローチャートである。この制
御の特徴は、定着ローラの温度が所定時間以上同一温度
範囲内にある場合、供給電力を変化させて、ウォームア
ップ時間を短縮し、或は温度リップル幅を小さくする点
にある。図4に示すように、ステップS201からステ
ップS205までのフローは、上記第1の実施例におけ
るステップS101からステップS105までと同様な
ので説明を省略する。ステップS206において、検知
された表面温度が、先に選定した温度範囲Ax から外
れているか否かが判定され、外れていれば上記第1の実
施例と同様にステップS202に戻る。一方、外れてい
なければステップS207に進んで、その温度範囲Ax
内に滞留している時間が所定の連続滞留時間Aを越えて
いるか否かが判定され、越えていればステップS208
に移り、供給電力量Pxを高い値に変更した後、ステッ
プS204に移って変更後の供給電力量で定着ローラの
加熱が続けられる。一方、上記温度範囲Ax内に滞留し
ている時間が所定の連続滞留時間Aを越えていなけれ
ば、ステップS204に戻って定着ローラの加熱が続け
られる。このように制御することにより、ウォームアッ
プ時間を短縮し、定着ローラの温度リップル幅を小さく
することができる。
【0020】なお、連続滞留時間Aは、予め、当該装置
について実験を行い、その定着ローラにとって最適の滞
留時間を各温度範囲毎に設定しておく必要がある。図5
は、本発明の定着装置の第3の実施例における制御動作
を示すフローチャートである。この制御の特徴は、定着
ローラの温度が所定温度範囲内にある時、定着ローラの
温度上昇率を測定し、その温度上昇率に基づいて供給電
力を変化させる点にある。
【0021】図5に示すように、ステップS301から
ステップS305までのフローは、上記第1の実施例に
おけるステップS101からステップS105までと同
様なので説明を省略する。ステップS306において、
検知された表面温度が、先に選定した温度範囲Ax内に
入っているかどうか判定され、温度範囲Ax内に入って
いなければステップS304に戻り、定着ローラ1の加
熱が続けられる。検知された表面温度が温度範囲Ax内
に入っていればステップS307に進み、温度上昇率Δ
tが測定され、次いで、ステップS308に進んで、測
定された温度上昇率Δtが所定の温度上昇率ΔTと等し
いか否かが判定され、その結果、測定された温度上昇率
Δtが所定の温度上昇率ΔTと等しければステップ30
4に戻り、発熱体に電力量Pxが供給され続ける。測定
された温度上昇率Δtが所定の温度上昇率ΔTと等しく
なければステップS302に戻り、測定された温度上昇
率Δtに応じて電力量を補正して電力量Pxを選定し直
す。補正の仕方は、例えば、測定した温度上昇率Δtが
所定の温度上昇率ΔTより高い場合は電力量Pxに係数
0.8を掛け、低い場合は電力量Pxに係数1.2を掛
ける、などのようにして行われる。以後、同様の動作が
繰り返される。このように制御することにより、ウォー
ムアップ時間を短縮し、定着ローラの温度リップル幅を
小さくすることができる。なお、上記の温度上昇率ΔT
および1.2、0.8等の係数については、予め、当該
装置において実験を行い、その定着ローラにとって最適
の値を設定しておく必要がある。
【0022】図6は、本発明の定着装置の第4の実施例
における制御動作を示すフローチャートである。この制
御において、ステップS401からステップS403ま
でのフローは、上記第1の実施例におけるステップS1
01からステップS103までと同様であるが、次に、
定着ローラの温度上昇率を測定し、その温度上昇率に基
づいて供給電力を変化させる点に特徴がある。
【0023】図6を参照しながら、ステップS404以
降のフローについて説明すると、ステップS404にお
いて、温度上昇率Δtが測定される。次いで、ステップ
S405に進んで、先に、温度範囲Axに基づいて選定
したPxの値を、今、測定された温度上昇率Δtで補正
した供給電力量Pxが選定される。この補正は、第3の
実施例におけると同様、予め設定された所定の温度上昇
率ΔTと測定された温度上昇率Δtとを比較し、測定さ
れた温度上昇率Δtが所定の温度上昇率ΔTより高けれ
ば供給電力量Pxに小さい係数を掛け、低ければ供給電
力量Pxに大きい係数を掛けることによって行われる。
次いで、ステップS406に進んで、発熱体に電力量P
xが供給される。なお、上記の供給電力両Pxに掛ける
係数及び温度上昇率ΔTおよび1.2、0.8等の係数
については、予め、当該装置において実験を行い、その
定着ローラにとって最適の値を設定しておく必要があ
る。
【0024】次いで、ステップS407に進んで、定着
ローラの表面温度が検知される。ステップS408以降
は上記第1の実施例のステップS106以降と同様であ
る。なお、ステップS403における供給電力量Pxの
選定は、電源スイッチ投入後、最初にこのステップを通
過する時だけ機能する。すなわち、最初は過去の温度デ
ータがないので、ステップS404、S405はスキッ
プされる。2回目以降はステップS403はスキップさ
れ、供給電力の選定はステップS405で行われる。こ
のように制御することにより、ウォームアップ時間を短
縮し、定着ローラの温度リップル幅を小さくすることが
できる。
【0025】図7は、本発明の定着装置の第5の実施例
における制御動作を示すフローチャートである。この制
御の特徴は、電力が投入された後、所定の電力量で電力
供給を開始した後、定着ローラの温度上昇率を測定し
て、その温度上昇率に対応した電力量を供給する点にあ
る。図7に示すように、主電源がオンになり、定着装置
に電力が投入されると、先ずステップS501に進ん
で、予め設定された所定電力で定着ローラの加熱が開始
され、次いで、ステップS502に進んで、温度上昇率
Δtが測定される。次いで、ステップS503に進ん
で、定着ローラの表面温度が検知される。次いで、ステ
ップS504に進んで、検知された表面温度が表1のど
の温度範囲Axに属するかが選定された後、ステップS
505に進んで、その温度範囲Axに対応する供給電力
量Pxを先に測定された温度上昇率Δtで補正した供給
電力量が選定される。この補正もまた、上記第3の実施
例における補正と同様である。次いで、ステップS50
6に進んで、選定された供給電力量Pxで定着ローラが
加熱される。次いで、ステップS507に進んで、定着
ローラの表面温度が検知される。次いで、ステップS5
08に進んで、検知された表面温度が温度範囲Axから
外れたか否かが判定され、外れていない時は、ステップ
S506に戻って、引き続き同一の電力量Pxで定着ロ
ーラの加熱が続けられる。一方、外れている時は、ステ
ップS504に戻って、検知された表面温度が表1のど
の温度範囲Axに属するかが再び選定される。
【0026】図8は、上記の第5の実施例における定着
ローラの温度推移曲線である。図8に示すように、電源
スイッチが投入され、定着ローラの温度が温度領域An
にある間、電力供給手段は、発熱体に対しその最大電力
量の100%の電力を供給するよう制御を行う。定着ロ
ーラの温度がA4,A3と上昇するに従い、電力供給手
段は定着ローラの表面温度に応じて電力量を次第に低下
させ、図8において定着ローラの表面温度が目標温度を
含むA2 領域に到達した時、定着装置は準備完了という
ことになる。このように制御することにより、ウォーム
アップ時間を短縮し、定着ローラの温度リップル幅を小
さくすることができる。
【0027】図9は、本発明の定着装置の第6の実施例
における制御動作を示すフローチャートである。この制
御は、定着ローラの温度が所定の目標温度以下の場合に
は、温度範囲と関係なく、発熱体に供給する電力量を所
定値とする点に特徴がある。図9に示すように、主電源
がオンになり、定着装置に電力が投入されると、先ずス
テップS601において、予め設定された所定電力で定
着ローラの加熱が開始され、次いで、ステップS602
に進んで、定着ローラの表面温度が検知される。次い
で、ステップS603に進んで、検知された表面温度が
所定の目標温度Tc以上か否かが判定され、検知された
表面温度が所定の目標温度Tc以下の場合は、ステップ
S601に戻って、所定電力での定着ローラの加熱が続
けられる。一方、判定の結果、検知された表面温度が所
定の目標温度Tc以上の場合は、ステップS604に進
んで、検知された表面温度が表1のどの温度範囲Axに
属するかが選定された後、ステップS605に進んで、
その温度範囲Axに応じた電力量Pxが選定される。次
いで、ステップS606に進んで、電力量Pxでの定着
ローラの加熱が開始され、次いで、ステップS607に
進んで、定着ローラの表面温度が検知される。次いで、
ステップS608に進んで、検知された表面温度が温度
範囲Axから外れたか否かが判定され、温度範囲Axか
ら外れていない場合は、ステップS606に戻って、同
一電力量による定着ローラの加熱が続けられる。一方、
温度範囲Axから外れている場合は、ステップS609
に進んで、検知された表面温度が所定の目標温度Tc以
下であるか否かが判定され、所定の目標温度Tc以下の
場合は、ステップS606に戻って、同一電力量による
定着ローラの加熱が続けられる。一方、所定の目標温度
Tc以上の場合は、ステップS601に戻って、所定電
力量での定着ローラの加熱が続けられる。このように制
御することにより、ウォームアップ時間を短縮し、定着
ローラの温度リップル幅を小さくすることができる。
【0028】図10は、上記の第6の実施例における定
着ローラの温度推移曲線である。図10に示すように、
電源が投入されると、定着ローラが所定の目標温度Tc
に達するまで、発熱体の最大電力量に対して100%の
電力が供給され続ける。所定の目標温度Tcに到達した
時点で、定着装置は準備完了となり、運転が開始され
る。運転開始後は、温度センサの検知した温度領域に従
って、電力供給量を制御する。もし、温度センサの検知
温度が温度領域Anまで低下した場合には、再び、10
0%の電力による加熱が開始され、予め設定された目標
温度Tcに達するまで100%の電力が供給される。
【0029】上記の各実施例において、実際に発熱体に
供給する熱量を制御する方法としては、複数の発熱体を
オン・オフ制御してもよく、トランス等を用いた電圧制
御によってもよい。また、位相制御やゼロクロス点を起
点及び終点とする1サイクル波形を単位としてオン・オ
フ制御してもよい。ところで、「従来の技術」の項にお
いて既に説明したように、国により又地域により電源電
圧が異なるため、定着ローラの発熱体をその使用場所の
電源電圧に適合させなければならないという問題がある
が、以下に示す各実施例は、この問題を解決するための
ものである。
【0030】図11は、本発明の定着装置の第7の実施
例における制御動作を示すフローチャートで、図12
は、本発明の定着装置の第7の実施例における定着ロー
ラの温度推移曲線である。以下に図11及び図12を参
照しながら本実施例を説明する。この制御の特徴は、電
源投入時に、発熱体の最大電力Px よりも少ない初期電
力Po を発熱体へ供給し、その後、所定の温度上昇率と
なるよう電力Px を制御する点にある。
【0031】図11及び図12に示すように、主電源が
オンになり、定着装置に電力が投入されると、先ずステ
ップS701に進んで、発熱体への供給電力P0 が設定
される。供給電力P0 は、予め、発熱体の最大電力Pma
x よりも少ない値に設定されている。次いで、ステップ
S702に進んで定着ローラの加熱が開始され、次い
で、ステップS703に進んで、定着ローラの温度上昇
率Δtが測定され、ステップS704に進んで、測定さ
れた温度上昇率Δtと所定の温度上昇率ΔTとが比較さ
れ、測定された温度上昇率Δtと所定の温度上昇率ΔT
とが等しければ、ステップS705に進んで、発熱体へ
の供給電力Pxが決定された後、ステップS706に進
んで、定着ローラの表面温度が検知される。次いで、ス
テップS707に進んで、検知された表面温度が所定の
目標温度Tcに達したかか否かが判定され、所定の目標
温度Tcに達していればコピー可能となって、コピー動
作に移行する。一方、ステップS707において、検知
された表面温度が所定の目標温度Tcに達していなけれ
ば、ステップS708に進んで、定着ローラの加熱が続
けられると共に、ステップS706に戻って、定着ロー
ラの表面温度が検知される。一方、ステップ704にお
いて、所定の温度上昇率ΔTと測定された温度上昇率Δ
tが等しくなければ、ステップS709に進んで、測定
された温度上昇率Δtと所定の温度上昇率ΔTとが比較
され、測定された温度上昇率Δtが所定の温度上昇率Δ
Tより高い場合には、ステップS710において供給電
力が減らされ、測定された温度上昇率Δtが所定の温度
上昇率ΔT より低い場合には、ステップS711にお
いて供給電力が増加され、所定の目標温度Tcに達する
ようステップS702に戻って定着ローラの加熱が続け
られる。なお、上記の温度上昇率ΔTについては、予
め、当該装置において実験を行い、その定着ローラにと
って最適の値を設定しておく必要がある。このように制
御することによって、例えば、最大電源電圧200V用
の画像形成装置を準備しておけば、電源電圧200Vの
地域のみならず、電源電圧115Vまたは100Vなど
電源電圧の異なる地域においても同じ定着性能を発揮さ
せることができる。また、ウォームアップ時間が短縮さ
れ、定着ローラの温度リップル幅が減少する。
【0032】図13は、本発明の定着装置の第8の実施
例における制御動作を示すフローチャートである。この
制御の特徴は、過去の安定運転時の電力Px ’を記憶し
ておき、電源投入時にその電力Px ’を初期電力P0 と
して発熱体に電力を供給し、その後、定着ローラの温度
上昇率Δtを測定し、それに応じて最適電力Px を決定
する点にある。
【0033】図13に示すように、主電源がオンにな
り、定着装置に電力が投入されると、先ずステップS8
01において、発熱体への供給電力P0 が主電源スイッ
チが切られる前に記憶しておいた供給電力Px’を先ず
読み出し、この値を発熱体への供給電力の初期値P0 と
して設定した後、ステップS802に進んで定着ローラ
の加熱が開始され、次いで、ステップS803に進ん
で、定着ローラの表面温度が検知され、温度上昇率Δt
が測定される。次いで、ステップS804に進んで、測
定された温度上昇率Δtと所定の温度上昇率ΔTとが比
較され、所定の温度上昇率ΔTと測定された温度上昇率
Δtとが等しければ、ステップS805に進んで、発熱
体への供給電力Pxが決定された後、ステップS806
に進んで、定着ローラの表面温度が検知される。次い
で、ステップS807に進んで、検知された表面温度が
所定の目標温度Tcに達したか否かが判定され、所定の
目標温度Tcに達していれば、コピー可能状態となりコ
ピー動作に移行する。一方、ステップS807におい
て、検知された表面温度が所定の目標温度Tcに達して
いなければ、ステップS808に進んで、定着ローラの
加熱が続けられる。一方、ステップ804において、所
定の温度上昇率ΔTと測定された温度上昇率Δtが等し
くなかった場合は、ステップS809に進んで、測定さ
れた温度上昇率Δtと所定の温度上昇率ΔTとが比較さ
れ、測定された温度上昇率Δtが所定の温度上昇率ΔT
より大きければ、ステップS810で発熱体への供給電
力が下げられて、ステップS802に戻り定着ローラの
加熱が続けられる。また、ステップS809で測定され
た温度上昇率Δtが所定の温度上昇率ΔTより大きくな
ければ、ステップS811で発熱体への供給電力が増や
されて、ステップS802に戻り定着ローラの加熱が続
けられる。なお、上記の温度上昇率ΔTについては、予
め、当該装置について実験を行い、その定着ローラにと
って最適の値を設定しておく必要がある。このように制
御することによって、例えば、最大電源電圧200V用
の画像形成装置を準備しておけば、電源電圧200Vの
地域のみならず、電源電圧115Vまたは100Vなど
電源電圧の異なる地域においても同じ定着性能を発揮さ
せることができる。また、ウォームアップ時間が短縮さ
れ、定着ローラの温度リップル幅が減少する。
【0034】図14は、本発明の定着装置の第9の実施
例における制御動作を示すフローチャートである。この
制御の特徴は、最初に電力が投入される時の電力値とし
て、複数の初期電力値P0 を準備しておき、複数の初期
電力値P0 の中から供給電圧に最適の初期電力値P0 を
選定できるようにした点にある。このようにすることに
より、例えば、サービスマンが、その地域の電力事情そ
の他の状況に合わせて最適な初期電力値を設定すること
ができる。
【0035】図14に示すように、主電源がオンにな
り、定着装置に電力が投入されると、先ずステップS9
01において、予め複数の初期電力値のうちの1つの値
が供給電力P0 として選定された後、ステップS902
に進んで定着ローラの加熱が開始され、次いで、ステッ
プS903に進んで、定着ローラの表面温度が検知さ
れ、温度上昇率Δtが測定される。次いで、ステップS
904に進んで、測定された温度上昇率Δtと所定の温
度上昇率ΔTとが比較され、測定された温度上昇率Δt
と所定の温度上昇率ΔTが等しければ、ステップS90
5に進んで、発熱体への供給電力Pxが決定された後、
ステップS906に進んで、定着ローラの表面温度が検
知される。次いで、ステップS907に進んで、検知さ
れた表面温度が所定の目標温度Tcに達したか否かが判
定され、所定の目標温度Tcに達していれば、コピー可
能状態となりコピー動作に移行する。また、ステップS
907において、検知された表面温度が所定の目標温度
Tcに達していなければ、ステップS908に進んで、
定着ローラの加熱が続けられると共に、ステップS90
6に戻って、定着ローラの表面温度が検知される。一
方、ステップ904において、測定された温度上昇率Δ
tと所定の温度上昇率ΔTが等しくなかった場合は、ス
テップS909に進んで、測定された温度上昇率Δtと
所定の温度上昇率ΔTとが比較され、測定された温度上
昇率Δtが所定の温度上昇率ΔTより大きければ、ステ
ップS910で発熱体への供給電力が下げられて、ステ
ップS902に戻り定着ローラの加熱が続けられる。ま
た、ステップS909で測定された温度上昇率Δtが所
定の温度上昇率ΔTより大きくなければ、ステップS9
11で発熱体への供給電力が増やされて、ステップS9
02に戻り定着ローラの加熱が続けられる。なお、上記
の複数の初期電力値P0 及び温度上昇率ΔTについて
は、予め、当該装置において実験を行い、その定着ロー
ラにとって最適の値を設定しておく必要がある。このよ
うに制御することによって、例えば、最大電源電圧20
0V用の画像形成装置を準備しておけば、電源電圧20
0Vの地域のみならず、電源電圧115Vまたは100
Vなど電源電圧の異なる地域においても同じ定着性能を
発揮させることができる。また、ウォームアップ時間が
短縮され、定着ローラの温度リップル幅が減少する。
【0036】図15は、本発明の定着装置の第10の実
施例における制御動作を示すフローチャートである。こ
の制御の特徴は、上記の各実施例のように電力が投入さ
れた後、直ちに制御ルーチンに入るのではなく、別に最
適電力を選定する電力選定モードと名付けるモードを設
けて、そのモードにおいて選定された最適電力によって
制御ルーチンを開始する点にある。なお、この電力選定
モードとは、予め、所定の温度上昇率を設定しておき、
画像形成装置全体を起動させる前に、定着装置の電源だ
けを投入し、定着ローラの表面温度が所定の温度上昇率
になるよう制御してその時の供給電力P0 を求める一連
の動作をいう。
【0037】図15に示すように、定着装置の電源がオ
ンになり、定着装置に電力が投入されると、先ずステッ
プS1001において、先ず、電力選定モードに入り、
発熱体への最適電力が求められる。次いで、ステップS
1002に進んで、電力選定モードで求めた最適電力が
供給電力P0 として設定された後、ステップS1003
に進んで定着ローラの加熱が開始され、次いで、ステッ
プS1004に進んで、定着ローラの表面温度が検知さ
れ、温度上昇率Δtが測定される。次いで、ステップS
1005に進んで、測定された温度上昇率Δtと所定の
温度上昇率ΔTとが比較され、測定された温度上昇率Δ
tと所定の温度上昇率ΔTとが等しければ、ステップS
1006に進んで、発熱体への供給電力Pxが決定され
た後、ステップS1007に進んで、電力選定モードを
出て、画像形成装置全体の主電源がオンとなり、画像形
成プロセスを開始する。ステップS1005において、
測定された温度上昇率Δtと所定の温度上昇率ΔTが等
しくない場合は、ステップS1008に進んで、測定さ
れた温度上昇率Δtが所定の温度上昇率ΔTより大きけ
れば、ステップS1009で発熱体への供給電力が下げ
られて、ステップS1003に戻り定着ローラの加熱が
続けられる。また、ステップS1008で測定された温
度上昇率Δtが所定の温度上昇率ΔTより大きくなけれ
ば、ステップS1010で発熱体への供給電力が増やさ
れて、ステップS1003に戻り定着ローラの加熱が続
けられる。なお、上記の温度上昇率ΔTについては、予
め、当該装置において実験を行い、その定着ローラにと
って最適の値を設定しておく必要がある。このように制
御することによって、例えば、最大電源電圧200V用
の画像形成装置を準備しておけば、電源電圧200Vの
地域のみならず、電源電圧115Vまたは100Vなど
電源電圧の異なる地域においても同じ定着性能を発揮さ
せることができる。また、ウォームアップ時間が短縮さ
れ、定着ローラの温度リップル幅が減少する。
【0038】図16は、本発明の定着装置の第11の実
施例における制御動作を示すフローチャートである。こ
の制御の特徴は、上限温度上昇率と下限温度上昇率の2
種類の温度上昇率を予め設定しておき、この上下限値の
範囲内に温度上昇率が納まるよう管理する点にある。図
16に示すように、ステップS1101からステップS
1103までのフローは上記第9の実施例(図14)に
おけるステップS901からステップS903までと同
様なので、説明は省略する。ステップS1104におい
て、測定された温度上昇率Δtと所定の第1の温度上昇
率ΔT1 とが比較され、測定された温度上昇率Δtが所
定の第1の温度上昇率ΔT1 より小さければ、ステップ
S1105に進んで、測定された温度上昇率Δtと所定
の第2の温度上昇率ΔT2 とが比較され、測定された温
度上昇率Δtが所定の第2の温度上昇率ΔT2 より小さ
ければ、ステップS1106に進んで、発熱体への供給
電力Pxが決定された後、ステップS1107に進ん
で、定着ローラの表面温度が検知され、次いで、ステッ
プS1108に進んで、検知された表面温度が所定の目
標温度Tcに達しているか否かが判定され、検知された
表面温度が所定の目標温度Tcに達している場合は、コ
ピー可能状態となりコピー動作に移行する。また、ステ
ップS1108において検知された表面温度が所定の目
標温度Tcに達していない場合は、ステップS1109
に進んで、定着ローラの加熱を続けると共に、ステップ
S1107に戻って定着ローラの表面温度が検知され
る。一方、ステップS1104において、測定された温
度上昇率Δtが所定の第1の温度上昇率ΔT1 より小さ
くなければ、ステップS1110に進んで、発熱体への
供給電力が増加されてからステップS1102に戻る。
また、ステップS1105において、測定された温度上
昇率Δtが所定の第2の温度上昇率ΔT2 より小さくな
ければ、ステップS1111に進んで、発熱体への供給
電力が減らされてからステップS1102に戻る。な
お、上記の2つの温度上昇率ΔT1 及びΔT2 について
は、予め、当該装置において実験を行い、その定着ロー
ラにとって最適の値を設定しておく必要がある。このよ
うに制御することによって、電源電圧の異なる地域でも
同じ発熱体を使用することができ、また、ウォームアッ
プ時間が短縮され、定着ローラの温度リップル幅が減少
する。
【0039】なお、上記の各実施例では、定着ローラ1
の表面温度を検知する温度センサ3(図3参照)の検知
温度に基づいて制御を行う例について説明したが、必要
に応じて、画像形成装置中の他の機器類に設置されてい
る各種のセンサからの情報を制御用情報として併せて利
用することにより、更に本発明の効果を高めることがで
きる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したことにより、定着装置のウォーム
アップ時間を短縮し、定着ローラの温度をリップルの少
ない安定した状態に保つことができるので、画像形成中
及びスタンバイ中の無駄な熱量が減り、消費電力量を節
減することができる。また、ウォームアップ時間が短縮
されることにより操作者の待ち時間が減少する。また、
電源電圧の変動や環境温度の変化によって定着ローラを
所定温度に維持するのに必要な電力量が変動しても、供
給電力を変化させることによって、これに対応すること
ができる。
【0041】また、定着ローラの温度が所定値以下の場
合、発熱体に所定の大電力を供給するようにすれば、ウ
ォームアップ時間を更に短縮することができる。また、
定着装置に電源が投入された時点で、発熱体の最大電力
量よりも少ない所定の初期電力量が発熱体に供給される
ようにすれば、従来のように、種々の電源電圧に対応し
た複数種類の発熱体を用意する必要がなくなり、電源電
圧の異なる地域でも同じ発熱体を使用することができ
て、コスト上、部品管理上大きな効果を挙げることがで
きる。
【0042】また、初期電力量を最大電力量よりも小さ
くしておいて加熱を開始するようにすれば、電源投入時
に発熱体及び電源関係部品に過大な負荷を与えることが
なくなり、発熱体及び電源関係部品の信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置の各実施例に共通する構成要
素の概要図である。
【図2】定着ローラの温度推移曲線の代表的なパターン
である。
【図3】本発明の定着装置の第1の実施例における制御
動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の定着装置の第2の実施例における制御
動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の定着装置の第3の実施例における制御
動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の定着装置の第4の実施例における制御
動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の定着装置の第5の実施例における制御
動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の定着装置の第5の実施例における定着
ローラの温度推移曲線である。
【図9】本発明の定着装置の第6の実施例における制御
動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の定着装置の第6の実施例における定
着ローラの温度推移曲線である。
【図11】本発明の定着装置の第7の実施例における制
御動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の定着装置の第7の実施例における定
着ローラの温度推移曲線である。
【図13】本発明の定着装置の第8の実施例における制
御動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の定着装置の第9の実施例における制
御動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の定着装置の第10の実施例における
制御動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の定着装置の第11の実施例における
制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 発熱体 3 温度センサ 5 電力供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四関 文哉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 島崎 秀 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 斉藤 秀夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着トナー像を担持した被転写材を挟
    持して回転することにより該トナー像を定着する一対の
    ローラと、該一対のローラのうちの少なくとも一方のロ
    ーラを加熱する発熱体と、前記発熱体によって加熱され
    たローラの表面温度を検知する温度センサと、前記温度
    センサの検知温度に応じた電力量の電力を前記発熱体に
    供給する電力供給手段とを備えた定着装置において、 前記電力供給手段が、前記発熱体に、所定の複数の温度
    範囲のうち、前記温度センサの検知温度が属する温度範
    囲に応じた電力量の電力を供給するものであることを特
    徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記電力供給手段が、所定の条件に応じ
    て、前記温度範囲に対応する、前記発熱体に供給する電
    力量を変更するものであることを特徴とする請求項1記
    載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記電力供給手段が、前記定着装置に電
    力が投入された後、前記温度センサの検知温度が所定の
    温度に達するまでの間、前記発熱体に供給する電力量を
    所定値に保持するものであることを特徴とする請求項1
    記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 未定着トナー像を担持した被転写材を挟
    持して回転することにより該トナー像を定着する一対の
    ローラと、該一対のローラのうちの少なくとも一方のロ
    ーラを加熱する発熱体と、前記発熱体によって加熱され
    たローラの表面温度を検知する温度センサと、前記温度
    センサの検知温度に応じた電力量の電力を前記発熱体に
    供給する電力供給手段とを備えた定着装置において、 前記電力供給手段が、前記定着装置に電力が投入された
    時点では、前記発熱体に供給される最大電力量よりも少
    ない所定の初期電力量の電力を前記発熱体に供給すると
    ともに、前記温度センサの検知温度が所定温度に達する
    までの間、該検知温度の温度上昇率が所定の温度上昇率
    となるように前記発熱体に供給する電力量を制御するも
    のであることを特徴とする定着装置。
JP25387794A 1994-10-19 1994-10-19 定着装置 Pending JPH08123242A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032117A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Max Co Ltd ヒータ制御装置と浴室空調装置
JP2006163298A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Canon Inc カラー画像形成装置

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USRE45252E1 (en) 2004-12-10 2014-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with change unit for changing temperature of fixing unit at time of actuating image forming unit

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